JPH0972327A - 弛み不能ナット - Google Patents
弛み不能ナットInfo
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- JPH0972327A JPH0972327A JP24833595A JP24833595A JPH0972327A JP H0972327 A JPH0972327 A JP H0972327A JP 24833595 A JP24833595 A JP 24833595A JP 24833595 A JP24833595 A JP 24833595A JP H0972327 A JPH0972327 A JP H0972327A
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- NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N novaluron Chemical compound C1=C(Cl)C(OC(F)(F)C(OC(F)(F)F)F)=CC=C1NC(=O)NC(=O)C1=C(F)C=CC=C1F NJPPVKZQTLUDBO-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 25
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Landscapes
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 連続的・間欠的振動や衝撃に耐え、完全に弛
みを防止でき、ボルトにねじ込むことなく、ボルトの所
望の位置に直接装着でき、更に、ナットの一部をボルト
にカシメることによりナットの弛みを防ぎ且つ取り外し
て再利用可能な弛み不能なナットを提供することを目的
とする。 【解決手段】 請求項1の発明の弛み不能ナットは、ナ
ット体、角柱状台座、中空部、を有するナット本体と、
ナット本体のナット体に外装する外装体と、からなる二
重式弛み止めナットにおいて、ナット本体の上方部を拡
縮可能とするため、ナット体の上端から下方に向ってナ
ット体及び多角柱状台座に連続して形成された複数のス
リットを有し、ボルトに装着されたナット本体の台形状
の錐体からなるナット体の外周に沿って外装体を上方か
ら下方に向って摺動させることによりボルトに対しナッ
ト本体を緊圧させることを特徴とする。
みを防止でき、ボルトにねじ込むことなく、ボルトの所
望の位置に直接装着でき、更に、ナットの一部をボルト
にカシメることによりナットの弛みを防ぎ且つ取り外し
て再利用可能な弛み不能なナットを提供することを目的
とする。 【解決手段】 請求項1の発明の弛み不能ナットは、ナ
ット体、角柱状台座、中空部、を有するナット本体と、
ナット本体のナット体に外装する外装体と、からなる二
重式弛み止めナットにおいて、ナット本体の上方部を拡
縮可能とするため、ナット体の上端から下方に向ってナ
ット体及び多角柱状台座に連続して形成された複数のス
リットを有し、ボルトに装着されたナット本体の台形状
の錐体からなるナット体の外周に沿って外装体を上方か
ら下方に向って摺動させることによりボルトに対しナッ
ト本体を緊圧させることを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、弛み不能ナットに
関し、詳しくは、ナットをボルトに装着するとき、ボル
トの所望の位置にねじ込まずに装着可能であり、連続的
・間欠的振動や衝撃を受けても弛むことができず、且
つ、取り外して再利用可能な弛み不能ナットに関するも
のである。
関し、詳しくは、ナットをボルトに装着するとき、ボル
トの所望の位置にねじ込まずに装着可能であり、連続的
・間欠的振動や衝撃を受けても弛むことができず、且
つ、取り外して再利用可能な弛み不能ナットに関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】従来から、図14に示すような二重式弛
み止ナットがあった。この二重式弛み止ナットは、ボル
トX(図示せず)に装着するためのものであり、ナット
本体Yと、外装体Zとからなっていた。そのナット本体
Yは、台形状の錐体からなるナット体Y1とそのナット
体Y1の下部に形成された角柱状台座Y2とからなって
おり、そのナット体Y1の外周には、ねじ溝Y3が刻設
されると共に、ナット体Y1にのみ上端から下方に向か
い複数のスリットY4が形成されていた。又、ナット本
体Yの中心部には、そのナット本体Yを貫通する中空部
Y5が形成され、その中空部Y5には、ねじ溝Y6が刻
設されていた。外装体Zは、ナット体Y1の傾斜した外
周に沿って摺動可能な中空部Z1を有し、ナット体Y1
の外周のねじ溝Y3と噛合するねじ溝Z2を有してい
た。以上のような構成の二重式弛み止ナットのナット本
体YをボルトXの端部から螺着し、別途、ボルトXの端
部から挿入した外装体ZをボルトXに螺着したナット本
体Yのナット体Y1に螺着すると、ナット体Y1に形成
された複数のスリットY4があるため、ナット体Y1の
上端部の径が径縮されるから、ボルトXに対しナット本
体Y、殊に、ナット体Y1のナット体Y1の上端部のみ
が強く緊圧されることになった。
み止ナットがあった。この二重式弛み止ナットは、ボル
トX(図示せず)に装着するためのものであり、ナット
本体Yと、外装体Zとからなっていた。そのナット本体
Yは、台形状の錐体からなるナット体Y1とそのナット
体Y1の下部に形成された角柱状台座Y2とからなって
おり、そのナット体Y1の外周には、ねじ溝Y3が刻設
されると共に、ナット体Y1にのみ上端から下方に向か
い複数のスリットY4が形成されていた。又、ナット本
体Yの中心部には、そのナット本体Yを貫通する中空部
Y5が形成され、その中空部Y5には、ねじ溝Y6が刻
設されていた。外装体Zは、ナット体Y1の傾斜した外
周に沿って摺動可能な中空部Z1を有し、ナット体Y1
の外周のねじ溝Y3と噛合するねじ溝Z2を有してい
た。以上のような構成の二重式弛み止ナットのナット本
体YをボルトXの端部から螺着し、別途、ボルトXの端
部から挿入した外装体ZをボルトXに螺着したナット本
体Yのナット体Y1に螺着すると、ナット体Y1に形成
された複数のスリットY4があるため、ナット体Y1の
上端部の径が径縮されるから、ボルトXに対しナット本
体Y、殊に、ナット体Y1のナット体Y1の上端部のみ
が強く緊圧されることになった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
二重式弛み止ナットは、一般のナットよりは弛み辛いと
いう効果があるものの、二重式弛み止ナットが連続的・
間欠的振動や衝撃を受けたとき、ナット体の上方のみが
ボルトに緊圧されるため、ボルトに対するナット本体の
緊圧力が不十分であり、ナット体に螺着された外装体が
弛み、引き続きボルトに緊圧されたナット本体が弛み、
その結果、二重式弛み止ナットが弛むということで、種
々の弊害が生じていた。又、技術の向上と共にネジの弛
みからくる弊害が顕在化し、時には、人身事故に発展す
る弊害も発生している。このような現状から、弛み防止
ではなく、一旦締結或は装着したら弛むことができない
ナットの開発が急がれている。
二重式弛み止ナットは、一般のナットよりは弛み辛いと
いう効果があるものの、二重式弛み止ナットが連続的・
間欠的振動や衝撃を受けたとき、ナット体の上方のみが
ボルトに緊圧されるため、ボルトに対するナット本体の
緊圧力が不十分であり、ナット体に螺着された外装体が
弛み、引き続きボルトに緊圧されたナット本体が弛み、
その結果、二重式弛み止ナットが弛むということで、種
々の弊害が生じていた。又、技術の向上と共にネジの弛
みからくる弊害が顕在化し、時には、人身事故に発展す
る弊害も発生している。このような現状から、弛み防止
ではなく、一旦締結或は装着したら弛むことができない
ナットの開発が急がれている。
【0004】本発明は、連続的・間欠的振動や衝撃に耐
え、弛みを完全に防止でき、ボルトにねじ込まずにボル
トの所望の位置に直接装着可能であり、且つ、取り外し
て再利用可能な、更には、弛み防止のためナットの一部
をボルトにカシメることにより弛まぬように確実に装着
可能で且つ取り外して再利用可能な弛み不能なナットを
提供することを目的としている。
え、弛みを完全に防止でき、ボルトにねじ込まずにボル
トの所望の位置に直接装着可能であり、且つ、取り外し
て再利用可能な、更には、弛み防止のためナットの一部
をボルトにカシメることにより弛まぬように確実に装着
可能で且つ取り外して再利用可能な弛み不能なナットを
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前述の目的を達成するた
めに、請求項1記載の発明は、ボルトに装着するため
の、台形状の錐体に形成されたナット体、及び、該ナッ
ト体の下部に形成された角柱状台座、並びに、該ナット
体と角柱状台座の中心部を貫通する中空部、を有するナ
ット本体と、ボルトに装着したナット本体に形成された
ナット体の傾斜した外周に沿って摺動可能な中空部を有
する外装体と、からなる二重式弛み止めナットにおい
て、ナット本体の上方部を拡縮可能とし、或は、ナット
本体の上方部を径縮可能とし且つナット本体の側方部を
開閉可能とするため、ナット体の上端から下方に向って
ナット体及び多角柱状台座に連続して形成された複数の
スリットを有し、ナット本体がボルトに装着されたと
き、台形状の錐体からなるナット体の外周に沿って外装
体を上方から下方に向って摺動させることによりボルト
に対しナット本体を緊圧させることを特徴とする。
めに、請求項1記載の発明は、ボルトに装着するため
の、台形状の錐体に形成されたナット体、及び、該ナッ
ト体の下部に形成された角柱状台座、並びに、該ナット
体と角柱状台座の中心部を貫通する中空部、を有するナ
ット本体と、ボルトに装着したナット本体に形成された
ナット体の傾斜した外周に沿って摺動可能な中空部を有
する外装体と、からなる二重式弛み止めナットにおい
て、ナット本体の上方部を拡縮可能とし、或は、ナット
本体の上方部を径縮可能とし且つナット本体の側方部を
開閉可能とするため、ナット体の上端から下方に向って
ナット体及び多角柱状台座に連続して形成された複数の
スリットを有し、ナット本体がボルトに装着されたと
き、台形状の錐体からなるナット体の外周に沿って外装
体を上方から下方に向って摺動させることによりボルト
に対しナット本体を緊圧させることを特徴とする。
【0006】請求項2記載の発明は、請求項1記載の弛
み不能ナットにおいて、ボルトに装着されたナット本体
に形成されたナット体の外周に沿って上方から下方に摺
動された外装体の逆動を防止するため、ナット体の外周
の少なくとも一部、及び、外装体がナット体の外周に沿
って上方から下方に摺動されたとき、該ナット体の外周
の一部に当接する外装体の中空部の一部のうち何れか一
方或は両方に形成された逆動防止部材を有し、ボルトに
装着されたナット本体の台形状の錐体からなるナット体
の外周に沿って外装体を上方から下方に向って摺動させ
た後、ナット体の外周に外装体を圧入することによりボ
ルトに対しナット本体を緊圧させることを特徴とする。
み不能ナットにおいて、ボルトに装着されたナット本体
に形成されたナット体の外周に沿って上方から下方に摺
動された外装体の逆動を防止するため、ナット体の外周
の少なくとも一部、及び、外装体がナット体の外周に沿
って上方から下方に摺動されたとき、該ナット体の外周
の一部に当接する外装体の中空部の一部のうち何れか一
方或は両方に形成された逆動防止部材を有し、ボルトに
装着されたナット本体の台形状の錐体からなるナット体
の外周に沿って外装体を上方から下方に向って摺動させ
た後、ナット体の外周に外装体を圧入することによりボ
ルトに対しナット本体を緊圧させることを特徴とする。
【0007】請求項3記載の発明は、請求項2記載の弛
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、ねじ溝により
形成され、ナット体の外周に形成されたねじ溝に螺着さ
れる外装体の中空部に形成されたねじ溝が、ナット体の
外周のねじ溝とやや異なるピッチのねじ溝或はやや異形
状のねじ溝により形成され、ボルトに装着されたナット
本体の台形状の錐体からなるナット体の外周に沿って外
装体を上方から下方に向って摺動させた後、ナット体の
外周と外装体の中空部のねじ溝を難螺着させることによ
りボルトに対しナット本体を緊圧させることを特徴とす
る。
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、ねじ溝により
形成され、ナット体の外周に形成されたねじ溝に螺着さ
れる外装体の中空部に形成されたねじ溝が、ナット体の
外周のねじ溝とやや異なるピッチのねじ溝或はやや異形
状のねじ溝により形成され、ボルトに装着されたナット
本体の台形状の錐体からなるナット体の外周に沿って外
装体を上方から下方に向って摺動させた後、ナット体の
外周と外装体の中空部のねじ溝を難螺着させることによ
りボルトに対しナット本体を緊圧させることを特徴とす
る。
【0008】請求項4記載の発明は、請求項2記載の弛
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、非平滑面によ
り形成されていることを特徴とする。
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、非平滑面によ
り形成されていることを特徴とする。
【0009】請求項5記載の発明は、請求項2記載の弛
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、磁性体により
形成され、ナット体の外周と外装体の中空部の一部の何
れか一方のみが磁性体のとき、ナット体の外周と外装体
の中空部の一部の何れか他方が磁着体から形成されてい
ることを特徴とする。
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、磁性体により
形成され、ナット体の外周と外装体の中空部の一部の何
れか一方のみが磁性体のとき、ナット体の外周と外装体
の中空部の一部の何れか他方が磁着体から形成されてい
ることを特徴とする。
【0010】請求項6記載の発明は、請求項2記載の弛
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、ゴムや合成樹
脂などの高分子化合物からなる弾性体により形成されて
いることを特徴とする。
み不能ナットにおいて、逆動防止部材が、ゴムや合成樹
脂などの高分子化合物からなる弾性体により形成されて
いることを特徴とする。
【0011】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6記
載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ナット本
体の中空部のねじ溝の少なくとも一部が、ボルト外周の
ねじ溝とやや異形のピッチ或は形状のねじ溝からなる第
2の逆動防止部材であることを特徴とする。
載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ナット本
体の中空部のねじ溝の少なくとも一部が、ボルト外周の
ねじ溝とやや異形のピッチ或は形状のねじ溝からなる第
2の逆動防止部材であることを特徴とする。
【0012】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7記
載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ナット本
体をボルトに装着するとき、上方部を拡開したナット本
体をボルトの端部から容易に挿入するため、ナット本体
の中空部の下端の外周に環状切欠部を形成したことを特
徴とする。
載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ナット本
体をボルトに装着するとき、上方部を拡開したナット本
体をボルトの端部から容易に挿入するため、ナット本体
の中空部の下端の外周に環状切欠部を形成したことを特
徴とする。
【0013】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8記
載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ボルトに
対しナット本体を緊圧させたとき、ナット本体の中空部
の一部をボルトの外周にカシメるため、ナット本体の中
空部の一部に該中空部の中心線に向う逆放射方向の突起
を形成したことを特徴とする。
載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ボルトに
対しナット本体を緊圧させたとき、ナット本体の中空部
の一部をボルトの外周にカシメるため、ナット本体の中
空部の一部に該中空部の中心線に向う逆放射方向の突起
を形成したことを特徴とする。
【0014】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
弛み不能ナットにおいて、ボルトに対しナット本体を緊
圧させたとき、ナット本体の中空部に形成した逆放射方
向の突起をボルトに確実にカシメるため、ナット本体の
逆放射方向の突起を形成した中空部の外側の外周に当接
する外装体の中空部の傾斜した内壁面を、ナット体の傾
斜した外周よりナット体の中空部の中心線に対し鈍角な
傾斜した内壁面として形成したことを特徴とする。
弛み不能ナットにおいて、ボルトに対しナット本体を緊
圧させたとき、ナット本体の中空部に形成した逆放射方
向の突起をボルトに確実にカシメるため、ナット本体の
逆放射方向の突起を形成した中空部の外側の外周に当接
する外装体の中空部の傾斜した内壁面を、ナット体の傾
斜した外周よりナット体の中空部の中心線に対し鈍角な
傾斜した内壁面として形成したことを特徴とする。
【0015】請求項11記載の発明は、請求項1乃至1
0記載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ボル
トに対し緊圧させたナット本体を固定するため、下端面
の一部が外装体の上端に当接し、内面がボルトのねじ溝
と噛合する止め輪を設けたことを特徴とする。
0記載のうち1項記載の弛み不能ナットにおいて、ボル
トに対し緊圧させたナット本体を固定するため、下端面
の一部が外装体の上端に当接し、内面がボルトのねじ溝
と噛合する止め輪を設けたことを特徴とする。
【0016】
<実施例の形態1>以下、本発明の実施例の形態を、図
示例と共に説明する。図1は、本発明に係る弛み不能ナ
ットの分解斜視図、図2は、図1のA−A線切断縦断面
図(ナット本体を示す)、図3は、本発明に係る弛み不
能ナットのボルトに装着したナット本体に外装体を外装
する前の状態を示す拡大分解縦断面図、図4は、本発明
に係る弛み不能ナットをボルトに締結した状態を示す拡
大縦断面図である。図1〜図4に基づき説明する。実施
例の形態1に示す本発明の弛み不能ナットは、ボルトX
に装着されるナット本体1と、ナット本体1を形成する
ナット体2及び角柱状台座3に連続して形成された複数
のスリット5,5と、ナット体2に外装される外装体1
1と、ボルトXに装着されたナット本体1のナット体2
に外装された外装体11の逆動(回動及び逆摺動の両者
の意味を含む)を防止するための逆動防止部材21と、
外装体11がボルトXに装着されたナット本体1のナッ
ト体2に外装された後、ナット体2の外周に沿って上方
から下方に摺動され、ボルトXに対しナット本体1が緊
圧された状態を保持し、外装体11の逆動を防止するバ
ネ材からなる止め輪31と、から概略形成されている。
ナット本体1は、ボルトXに装着するためのものであ
り、一端に傾斜した外周を有する台形状の錐体からなる
ナット体2(図では、台形状の円錐体した)を形成し、
他端即ちナット体2の下部に角柱状台座3(図では、六
角柱状台座で示したが、多角柱状台座であれば、図示し
たものに拘ることなく、如何なる形状であっても良い)
を形成してある。それらのナット体2と角柱状台座3か
らなるナット本体1の中心部には、ボルトXに形成され
たねじ溝と噛合するねじ溝4aを有する上下に貫通した
中空部4を形成する。ボルトXの一端からナット本体1
を挿入し、ボルトXに対しナット本体1を緊圧するた
め、ナット体2の上端から角柱状台座3の下端に向けナ
ット体2と角柱状台座3に連続する複数のスリット5,
5を形成することによりナット体2の上端側を拡開・径
縮可能とする。このとき、該角柱状台座3の下端の一部
が連結部3aとして残す。外装体11は、前記ナット本
体1をボルトXに装着したとき、ナット体2の傾斜した
外周面に沿って摺動可能な中空部12を形成し、その外
装体11の外周にボルトXに装着された弛み不能ナット
を取り外す際の係止部となる突起13(図では、鍔状突
起で示したが、治工具等を係止し、外装体11を取り外
すための係止部であれば、その形状には拘らない)を形
成する。ナット体2に外装された外装体11の逆動を防
止するための逆動防止部材21は、前記ナット体2と角
柱状台座3の接続部即ちナット体2の他端外周面の一部
に滑らかでない面として形成された非平滑面22と、ボ
ルトXに装着したナット本体1のナット体2に外装した
外装体11をナット体2の外周面に沿って上方から下方
に向って摺動させたとき、該非平滑面22に当接する外
装体11の中空部12の内壁面の一部を滑らかでない面
として形成した非平滑面23と、からなっている。非平
滑面22,23は、鑢の表面などのように摩擦抵抗が大
きく滑り辛い粗面に形成すると良い。尚、ナット体2の
非滑面22と外装体11の非滑面23の何れか一方が非
滑面即ち滑らかでない粗面として形成されておれば良
い。又、非平滑面22、23は、図示したように、ナッ
ト体2の中心を通る軸線と平行な面として形成すること
もできる。バネ材からなる止め輪31は、前述のボルト
Xに対しナット本体1を緊圧させた弛み不能ナットを固
定するためのもので、バネ材からなる止め輪31の内面
がボルトXのねじ溝X1と噛合すると共に、止め輪31
の下端面がボルトXに装着された弛み不能ナットの外装
体11の一端面に当接するようにボルトXに装着され
る。このバネ材からなる止め輪31は、E形或は軸用C
形などの止め輪で形成されている。
示例と共に説明する。図1は、本発明に係る弛み不能ナ
ットの分解斜視図、図2は、図1のA−A線切断縦断面
図(ナット本体を示す)、図3は、本発明に係る弛み不
能ナットのボルトに装着したナット本体に外装体を外装
する前の状態を示す拡大分解縦断面図、図4は、本発明
に係る弛み不能ナットをボルトに締結した状態を示す拡
大縦断面図である。図1〜図4に基づき説明する。実施
例の形態1に示す本発明の弛み不能ナットは、ボルトX
に装着されるナット本体1と、ナット本体1を形成する
ナット体2及び角柱状台座3に連続して形成された複数
のスリット5,5と、ナット体2に外装される外装体1
1と、ボルトXに装着されたナット本体1のナット体2
に外装された外装体11の逆動(回動及び逆摺動の両者
の意味を含む)を防止するための逆動防止部材21と、
外装体11がボルトXに装着されたナット本体1のナッ
ト体2に外装された後、ナット体2の外周に沿って上方
から下方に摺動され、ボルトXに対しナット本体1が緊
圧された状態を保持し、外装体11の逆動を防止するバ
ネ材からなる止め輪31と、から概略形成されている。
ナット本体1は、ボルトXに装着するためのものであ
り、一端に傾斜した外周を有する台形状の錐体からなる
ナット体2(図では、台形状の円錐体した)を形成し、
他端即ちナット体2の下部に角柱状台座3(図では、六
角柱状台座で示したが、多角柱状台座であれば、図示し
たものに拘ることなく、如何なる形状であっても良い)
を形成してある。それらのナット体2と角柱状台座3か
らなるナット本体1の中心部には、ボルトXに形成され
たねじ溝と噛合するねじ溝4aを有する上下に貫通した
中空部4を形成する。ボルトXの一端からナット本体1
を挿入し、ボルトXに対しナット本体1を緊圧するた
め、ナット体2の上端から角柱状台座3の下端に向けナ
ット体2と角柱状台座3に連続する複数のスリット5,
5を形成することによりナット体2の上端側を拡開・径
縮可能とする。このとき、該角柱状台座3の下端の一部
が連結部3aとして残す。外装体11は、前記ナット本
体1をボルトXに装着したとき、ナット体2の傾斜した
外周面に沿って摺動可能な中空部12を形成し、その外
装体11の外周にボルトXに装着された弛み不能ナット
を取り外す際の係止部となる突起13(図では、鍔状突
起で示したが、治工具等を係止し、外装体11を取り外
すための係止部であれば、その形状には拘らない)を形
成する。ナット体2に外装された外装体11の逆動を防
止するための逆動防止部材21は、前記ナット体2と角
柱状台座3の接続部即ちナット体2の他端外周面の一部
に滑らかでない面として形成された非平滑面22と、ボ
ルトXに装着したナット本体1のナット体2に外装した
外装体11をナット体2の外周面に沿って上方から下方
に向って摺動させたとき、該非平滑面22に当接する外
装体11の中空部12の内壁面の一部を滑らかでない面
として形成した非平滑面23と、からなっている。非平
滑面22,23は、鑢の表面などのように摩擦抵抗が大
きく滑り辛い粗面に形成すると良い。尚、ナット体2の
非滑面22と外装体11の非滑面23の何れか一方が非
滑面即ち滑らかでない粗面として形成されておれば良
い。又、非平滑面22、23は、図示したように、ナッ
ト体2の中心を通る軸線と平行な面として形成すること
もできる。バネ材からなる止め輪31は、前述のボルト
Xに対しナット本体1を緊圧させた弛み不能ナットを固
定するためのもので、バネ材からなる止め輪31の内面
がボルトXのねじ溝X1と噛合すると共に、止め輪31
の下端面がボルトXに装着された弛み不能ナットの外装
体11の一端面に当接するようにボルトXに装着され
る。このバネ材からなる止め輪31は、E形或は軸用C
形などの止め輪で形成されている。
【0017】以上のような構成を備えた弛み不能ナット
は、ナット本体1の角柱状台座3の他端に形成された連
結部3a(スリット5を深く形成したため付勢力を備え
ている)を中心にナット本体1の一端即ちナット体2の
上端側を拡開した状態で、ボルトXの端部から挿入する
(中空部4の直径をボルトXの直径より少し大きくする
と挿入し易い)。次いで、ボルトXの端部から外装体1
1を挿入し、ボルトXに装着したナット本体1のナット
体2に外装体11を外装し、ナット体2の傾斜した外周
に沿って外装体11を上方から下方に向って摺動させ
る。続いて、角柱状台座3をボルトXにねじ込むと、ボ
ルトXの軸方向の下方に向ってトルクが働く。更に、外
装体11の非滑面23をナット体2の非滑面22に沿っ
て上方から下方に向って圧入し、外装体11をナット体
2に強嵌合させると、ナット本体1の非滑面22と外装
体11の非滑面23が重なり、ボルトXに対しナット本
体1が緊圧され、ボルトXの軸心方向に向う逆放射方向
のトルクが働く。このようにして、ボルトXに装着され
た弛み不能ナットは、ナット体2の外周面の非滑面22
と、外装体11の中空部12の非滑面23とが密着し、
ナット体2から外装体11が逆動不能となる。即ち、外
装体11は、ナット体2の非滑面22と外装体11の非
滑面23とが緊圧されており互いに滑ることがないか
ら、回動も逆摺動も不能であり、弛み不能ナットは弛む
ことができない上に、バネ材からなる止め輪31の内面
がボルトXのねじ溝と噛合すると共に、ボルトXに装着
された弛み不能ナットの外装体11の上端面に当接する
ようにボルトXに装着されるから、弛み不能ナットが破
壊されない限り弛むことができない。このようにしてボ
ルトXに緊圧されたナット本体1の下端の連結部3a
は、付勢力を備えているので、ボルトXに緊圧されたと
き連結部3aが撓みスリット5,5内に収容されるか
ら、ナット本体1の中空部4のねじ溝4a全体がボルト
Xのねじ溝と噛合し、締結力を増大させる。弛み不能ナ
ットをボルトXから取り外すときは、初めに、バネ材か
らなる止め輪31を外し、治工具を外装体11に形成し
た突起13に係止し、外装体11を台形状の錐体2の外
周面に沿って下方から上方に向って逆摺動させて外し、
ボルトXからナット本体1取り外すと良い。
は、ナット本体1の角柱状台座3の他端に形成された連
結部3a(スリット5を深く形成したため付勢力を備え
ている)を中心にナット本体1の一端即ちナット体2の
上端側を拡開した状態で、ボルトXの端部から挿入する
(中空部4の直径をボルトXの直径より少し大きくする
と挿入し易い)。次いで、ボルトXの端部から外装体1
1を挿入し、ボルトXに装着したナット本体1のナット
体2に外装体11を外装し、ナット体2の傾斜した外周
に沿って外装体11を上方から下方に向って摺動させ
る。続いて、角柱状台座3をボルトXにねじ込むと、ボ
ルトXの軸方向の下方に向ってトルクが働く。更に、外
装体11の非滑面23をナット体2の非滑面22に沿っ
て上方から下方に向って圧入し、外装体11をナット体
2に強嵌合させると、ナット本体1の非滑面22と外装
体11の非滑面23が重なり、ボルトXに対しナット本
体1が緊圧され、ボルトXの軸心方向に向う逆放射方向
のトルクが働く。このようにして、ボルトXに装着され
た弛み不能ナットは、ナット体2の外周面の非滑面22
と、外装体11の中空部12の非滑面23とが密着し、
ナット体2から外装体11が逆動不能となる。即ち、外
装体11は、ナット体2の非滑面22と外装体11の非
滑面23とが緊圧されており互いに滑ることがないか
ら、回動も逆摺動も不能であり、弛み不能ナットは弛む
ことができない上に、バネ材からなる止め輪31の内面
がボルトXのねじ溝と噛合すると共に、ボルトXに装着
された弛み不能ナットの外装体11の上端面に当接する
ようにボルトXに装着されるから、弛み不能ナットが破
壊されない限り弛むことができない。このようにしてボ
ルトXに緊圧されたナット本体1の下端の連結部3a
は、付勢力を備えているので、ボルトXに緊圧されたと
き連結部3aが撓みスリット5,5内に収容されるか
ら、ナット本体1の中空部4のねじ溝4a全体がボルト
Xのねじ溝と噛合し、締結力を増大させる。弛み不能ナ
ットをボルトXから取り外すときは、初めに、バネ材か
らなる止め輪31を外し、治工具を外装体11に形成し
た突起13に係止し、外装体11を台形状の錐体2の外
周面に沿って下方から上方に向って逆摺動させて外し、
ボルトXからナット本体1取り外すと良い。
【0018】又、逆動防止部材21を、該ナット体2の
外周の少なくとも一部の面と、該ボルトXに装着された
ナット本体1のナット体2に外装された外装体11をナ
ット体2の傾斜した外周面に沿って上方から下方に向っ
て摺動させ、更に圧入させたとき、該ナット体2の少な
くとも一部の壁面に当接する外装体11の中空部12内
壁面の何れか一方或は両方の面とを、ゴムや合成樹脂な
どの高分子化合物からなる弾性体で形成された面とする
ことにより前記実施の形態と同様の作用効果が得られ
る。更に、逆動防止部材21を、該ナット体2の外周面
の少なくとも一部の面と、該ボルトXに装着されたナッ
ト本体1のナット体2に外装された外装体11をナット
体2の傾斜した外周面に沿って上方から下方に向って摺
動させ、更に圧入させたとき、該ナット体2の少なくと
も一部の壁面に当接する外装体11の中空部12内壁面
の何れか一方或は両方の壁面とを、磁性体で形成された
面とし、該ナット体2の外周の少なくとも一部と該一部
に当接する外装体11の中空部12内面の何れか一方の
面のみが磁性体で形成された壁面であるとき、他方の面
を磁着体で形成された面とすることにより同様の効果を
得ることができる。上記のような構成の逆動防止部材2
1(図示せず)とすることにより<実施例の形態1>記
載の弛み不能ナットと同様の作用効果が得られる。
外周の少なくとも一部の面と、該ボルトXに装着された
ナット本体1のナット体2に外装された外装体11をナ
ット体2の傾斜した外周面に沿って上方から下方に向っ
て摺動させ、更に圧入させたとき、該ナット体2の少な
くとも一部の壁面に当接する外装体11の中空部12内
壁面の何れか一方或は両方の面とを、ゴムや合成樹脂な
どの高分子化合物からなる弾性体で形成された面とする
ことにより前記実施の形態と同様の作用効果が得られ
る。更に、逆動防止部材21を、該ナット体2の外周面
の少なくとも一部の面と、該ボルトXに装着されたナッ
ト本体1のナット体2に外装された外装体11をナット
体2の傾斜した外周面に沿って上方から下方に向って摺
動させ、更に圧入させたとき、該ナット体2の少なくと
も一部の壁面に当接する外装体11の中空部12内壁面
の何れか一方或は両方の壁面とを、磁性体で形成された
面とし、該ナット体2の外周の少なくとも一部と該一部
に当接する外装体11の中空部12内面の何れか一方の
面のみが磁性体で形成された壁面であるとき、他方の面
を磁着体で形成された面とすることにより同様の効果を
得ることができる。上記のような構成の逆動防止部材2
1(図示せず)とすることにより<実施例の形態1>記
載の弛み不能ナットと同様の作用効果が得られる。
【0019】<実施例の形態2>図5は、本発明に係る
弛み不能ナットのナット本体の縦断面図、図6は、図5
のA−A線切断断面図である。図5及び図6に示す本発
明の異なる実施例の形態を説明する。尚、本実施例の形
態以下の説明に当たって、本発明の記載済み実施例の形
態と同一構成部分には、同一符号を付して重複する説明
は省略する。図5及び図6に基づき説明する。前記本発
明の実施例と主に異なる点は、<実施例の形態1>で示
した角柱状台座3の下端の連結部3aを、角柱状台座3
の一側に形成した連結部3bとしたことである。このよ
うな構成のナット本体1としたので、角柱状台座3の他
側がナット体2と共に拡開可能となり、ナット本体1を
ボルトXの側部から直接所望の位置に挟着可能となり、
使い勝手が向上した。
弛み不能ナットのナット本体の縦断面図、図6は、図5
のA−A線切断断面図である。図5及び図6に示す本発
明の異なる実施例の形態を説明する。尚、本実施例の形
態以下の説明に当たって、本発明の記載済み実施例の形
態と同一構成部分には、同一符号を付して重複する説明
は省略する。図5及び図6に基づき説明する。前記本発
明の実施例と主に異なる点は、<実施例の形態1>で示
した角柱状台座3の下端の連結部3aを、角柱状台座3
の一側に形成した連結部3bとしたことである。このよ
うな構成のナット本体1としたので、角柱状台座3の他
側がナット体2と共に拡開可能となり、ナット本体1を
ボルトXの側部から直接所望の位置に挟着可能となり、
使い勝手が向上した。
【0020】<実施例の形態3>図7は、本発明に係る
弛み不能ナットのナット本体の分解斜視図、図8は、本
発明に係る弛み不能ナットのボルトに装着したナット本
体に外装体を外装する前の状態を示す拡大分解縦断面図
である。図7及び図8に基づき説明する。前記本発明の
実施例と主に異なる点は、<実施例の形態1>で説明し
た逆動防止部材21をねじ溝からなる逆動防止部材24
としたことである。即ち、ナット本体1のナット体2に
外装された外装体11の逆動を防止するための逆動防止
部材24は、前記ナット体2と多角柱状台座3の接続部
即ちナット体2の他端外周に形成されたねじ溝25と、
ボルトXに装着したナット本体1のナット体2に外装し
た外装体11をナット体2の外周面に沿って上方から下
方に向って摺動させたとき、外装体11の中空部12に
形成した前記ねじ溝25と螺着可能なねじ溝26とから
なっている。このねじ溝26は、ねじ溝25とはややピ
ッチが異なり、ねじ溝25にねじ込むことが可能である
が、そのピッチ差のため深くねじ込む程ねじ込み難く且
つ弛み難くなっている。尚、ねじ溝25とねじ溝26を
同一ピッチ、同一形状のねじ溝とし、ねじ溝26の一端
(ねじ溝の末尾)に前記ねじ溝25とやや異なる形状の
ねじ溝(ねじ溝末尾部に小突起を設け、或は、ネジ山を
変形するなど)を設けることによりねじ込み難く且つ弛
み難くすることもできる。即ち、ねじ溝26は、ねじ溝
25とはやや異形なねじ溝とすることにより深くねじ込
めばねじ込み難く且つ弛み難くなっていれば、図示した
形状に拘ることなく如何なる形状であっても良い。
弛み不能ナットのナット本体の分解斜視図、図8は、本
発明に係る弛み不能ナットのボルトに装着したナット本
体に外装体を外装する前の状態を示す拡大分解縦断面図
である。図7及び図8に基づき説明する。前記本発明の
実施例と主に異なる点は、<実施例の形態1>で説明し
た逆動防止部材21をねじ溝からなる逆動防止部材24
としたことである。即ち、ナット本体1のナット体2に
外装された外装体11の逆動を防止するための逆動防止
部材24は、前記ナット体2と多角柱状台座3の接続部
即ちナット体2の他端外周に形成されたねじ溝25と、
ボルトXに装着したナット本体1のナット体2に外装し
た外装体11をナット体2の外周面に沿って上方から下
方に向って摺動させたとき、外装体11の中空部12に
形成した前記ねじ溝25と螺着可能なねじ溝26とから
なっている。このねじ溝26は、ねじ溝25とはややピ
ッチが異なり、ねじ溝25にねじ込むことが可能である
が、そのピッチ差のため深くねじ込む程ねじ込み難く且
つ弛み難くなっている。尚、ねじ溝25とねじ溝26を
同一ピッチ、同一形状のねじ溝とし、ねじ溝26の一端
(ねじ溝の末尾)に前記ねじ溝25とやや異なる形状の
ねじ溝(ねじ溝末尾部に小突起を設け、或は、ネジ山を
変形するなど)を設けることによりねじ込み難く且つ弛
み難くすることもできる。即ち、ねじ溝26は、ねじ溝
25とはやや異形なねじ溝とすることにより深くねじ込
めばねじ込み難く且つ弛み難くなっていれば、図示した
形状に拘ることなく如何なる形状であっても良い。
【0021】<実施例の形態4>図9は、図7のC−C
線切断横断面図(但し、一部のねじ溝のピッチと連結部
の位置が異なる)である。図9に基づき説明する。前記
本発明の実施例と主に異なる点は、<実施例の形態1>
で説明した連結部3aを台座3の下端部ではなく側端部
に形成すると共に、ナット本体1の中空部4内壁面のね
じ溝4aの一部をそのねじ溝4aのピッチとやや異なる
ピッチのねじ溝4b(図では、上端部)としたことであ
る。即ち、ナット本体1の中空部4内壁面のねじ溝4a
の少なくとも一部をボルトXのねじ溝とやや異なるピッ
チのねじ溝4bとしたことである。そのねじ溝4bは第
2の逆動防止部材である。このような構成のナット本体
1を有する弛み不能ナットであるから、ナット本体1の
他側端を拡開し、ボルトXの側面から直接所望の位置に
挟着し、ボルトXにナット本体1を装着すると、ボルト
Xの均一なピッチのねじ溝に対し、ナット本体1のねじ
溝は複数のピッチのねじ溝4a、4bを有しているの
で、ねじ溝4aとねじ溝4bではボルトXのねじ溝に対
する当接角度が異なるため弛むことができず、弛み不能
ナットの効果を高めることとなった。そのねじ溝4aの
ピッチとやや異なるピッチのねじ溝4bは、異なるピッ
チのねじ溝4bに拘ることなく、ねじ溝4aとやや異な
る異形のねじ溝4b、例えば、ねじ溝4a末尾部に小突
起を設けたり、ねじ溝の太さを変えたりすることなどに
より同様の効果を得ることもできる(<実施例の形態3
>と同様)。
線切断横断面図(但し、一部のねじ溝のピッチと連結部
の位置が異なる)である。図9に基づき説明する。前記
本発明の実施例と主に異なる点は、<実施例の形態1>
で説明した連結部3aを台座3の下端部ではなく側端部
に形成すると共に、ナット本体1の中空部4内壁面のね
じ溝4aの一部をそのねじ溝4aのピッチとやや異なる
ピッチのねじ溝4b(図では、上端部)としたことであ
る。即ち、ナット本体1の中空部4内壁面のねじ溝4a
の少なくとも一部をボルトXのねじ溝とやや異なるピッ
チのねじ溝4bとしたことである。そのねじ溝4bは第
2の逆動防止部材である。このような構成のナット本体
1を有する弛み不能ナットであるから、ナット本体1の
他側端を拡開し、ボルトXの側面から直接所望の位置に
挟着し、ボルトXにナット本体1を装着すると、ボルト
Xの均一なピッチのねじ溝に対し、ナット本体1のねじ
溝は複数のピッチのねじ溝4a、4bを有しているの
で、ねじ溝4aとねじ溝4bではボルトXのねじ溝に対
する当接角度が異なるため弛むことができず、弛み不能
ナットの効果を高めることとなった。そのねじ溝4aの
ピッチとやや異なるピッチのねじ溝4bは、異なるピッ
チのねじ溝4bに拘ることなく、ねじ溝4aとやや異な
る異形のねじ溝4b、例えば、ねじ溝4a末尾部に小突
起を設けたり、ねじ溝の太さを変えたりすることなどに
より同様の効果を得ることもできる(<実施例の形態3
>と同様)。
【0022】<実施例の形態5>図10は、本発明に係
る弛み不能ナットのナット本体の縦断面図である。図1
0に基づき説明する。前記本発明の実施例と主に異なる
点は、ボルトXにナット本体1を装着するとき、ボルト
Xの端部から一端を拡開したナット本体1を挿入し易く
するため、ナット本体1の中空部4他端(図では、下端
に形成)外周に環状切欠部6を形成したことである。こ
のような構成のナット本体1を有する弛み不能ナットで
あるから、ボルトXの端部からナット本体1を挿入する
とき、ナット本体1の上端を拡開すると中空部4他端の
直径が広がり、ボルトXの端部からナット本体1を容易
に挿入できるようになる。尚、<実施例の形態4>で説
明したように、ナット本体1の中空部4内壁のねじ溝4
aの一部(図では一端側)をそのねじ溝4aのピッチと
やや異なるピッチのねじ溝4bとすることもできる。
る弛み不能ナットのナット本体の縦断面図である。図1
0に基づき説明する。前記本発明の実施例と主に異なる
点は、ボルトXにナット本体1を装着するとき、ボルト
Xの端部から一端を拡開したナット本体1を挿入し易く
するため、ナット本体1の中空部4他端(図では、下端
に形成)外周に環状切欠部6を形成したことである。こ
のような構成のナット本体1を有する弛み不能ナットで
あるから、ボルトXの端部からナット本体1を挿入する
とき、ナット本体1の上端を拡開すると中空部4他端の
直径が広がり、ボルトXの端部からナット本体1を容易
に挿入できるようになる。尚、<実施例の形態4>で説
明したように、ナット本体1の中空部4内壁のねじ溝4
aの一部(図では一端側)をそのねじ溝4aのピッチと
やや異なるピッチのねじ溝4bとすることもできる。
【0023】<実施例の形態6>図11は、本発明に係
る弛み不能ナットのナット本体の縦断面図である。図1
1に基づき説明する。前記本発明の実施例と主に異なる
点は、ボルトXに対しナット本体1を緊圧させたとき、
ナット本体1の一部によりボルトXの外周をカシメるた
め、ナット本体1の中空部4の一部(図では、上端に設
けた)に該中空部4の中心線に向う(1又は複数)逆放
射方向の突起7(図では横断面弧状の突起とした)を設
けたことであ。この逆放射方向の突起7をボルトXの外
周に確実にカシメるためには、逆動防止部材24として
のナット体2の他端外周面に形成されたねじ溝25のピ
ッチをボルトXのねじ溝のピッチの1/2のピッチとす
ることが望ましく、ねじ溝25のピッチが小さいとボル
トXに装着されたナット本体1に外装体11を螺着する
ときの抵抗に逆らい容易且つ確実に装着でき、その結
果、逆放射方向の突起7をボルトXの外周に確実にカシ
メることができる。
る弛み不能ナットのナット本体の縦断面図である。図1
1に基づき説明する。前記本発明の実施例と主に異なる
点は、ボルトXに対しナット本体1を緊圧させたとき、
ナット本体1の一部によりボルトXの外周をカシメるた
め、ナット本体1の中空部4の一部(図では、上端に設
けた)に該中空部4の中心線に向う(1又は複数)逆放
射方向の突起7(図では横断面弧状の突起とした)を設
けたことであ。この逆放射方向の突起7をボルトXの外
周に確実にカシメるためには、逆動防止部材24として
のナット体2の他端外周面に形成されたねじ溝25のピ
ッチをボルトXのねじ溝のピッチの1/2のピッチとす
ることが望ましく、ねじ溝25のピッチが小さいとボル
トXに装着されたナット本体1に外装体11を螺着する
ときの抵抗に逆らい容易且つ確実に装着でき、その結
果、逆放射方向の突起7をボルトXの外周に確実にカシ
メることができる。
【0024】<実施例の形態7>図12は、本発明に係
る弛み不能ナットのボルトに装着したナット本体に外装
体を外装する前の状態を示す拡大分解縦断面図、図13
は、本発明に係る弛み不能ナットをボルトに締結した状
態を示す拡大縦断面図である。図12に基づき説明す
る。前記本発明の実施例と主に異なる点は、<実施例の
形態6>の説明に加えて以下の構成を施したことであ
る。即ち、ボルトXに対しナット本体1を緊圧させたと
き、ナット本体1の逆放射方向の突起7をボルトXに確
実にカシメるため、該外装体11の中空部12の傾斜し
た内壁面より、逆放射方向の突起7のあるナット本体1
の内壁面の外側の外周面に当接する外装体11の中空部
12の傾斜した内壁面14を、外装体11の中空部12
の中心線に対し鈍角な傾斜した内壁面15(外装体11
の中空部12の中心線に向かい逆放射方向に突出した突
出壁面となる)としたことである。このような構成を有
する外装体11であるから、ボルトXに対しナット本体
1を十分に緊圧させたとき、外装体11の鈍角な傾斜し
た内壁面15により、ナット本体1の中空部4の内壁面
一端の逆放射方向の突起7が、その中空部4の中心線に
向かい逆放射方向に押圧され、ボルトXの外周に確実に
カシメられる。
る弛み不能ナットのボルトに装着したナット本体に外装
体を外装する前の状態を示す拡大分解縦断面図、図13
は、本発明に係る弛み不能ナットをボルトに締結した状
態を示す拡大縦断面図である。図12に基づき説明す
る。前記本発明の実施例と主に異なる点は、<実施例の
形態6>の説明に加えて以下の構成を施したことであ
る。即ち、ボルトXに対しナット本体1を緊圧させたと
き、ナット本体1の逆放射方向の突起7をボルトXに確
実にカシメるため、該外装体11の中空部12の傾斜し
た内壁面より、逆放射方向の突起7のあるナット本体1
の内壁面の外側の外周面に当接する外装体11の中空部
12の傾斜した内壁面14を、外装体11の中空部12
の中心線に対し鈍角な傾斜した内壁面15(外装体11
の中空部12の中心線に向かい逆放射方向に突出した突
出壁面となる)としたことである。このような構成を有
する外装体11であるから、ボルトXに対しナット本体
1を十分に緊圧させたとき、外装体11の鈍角な傾斜し
た内壁面15により、ナット本体1の中空部4の内壁面
一端の逆放射方向の突起7が、その中空部4の中心線に
向かい逆放射方向に押圧され、ボルトXの外周に確実に
カシメられる。
【0025】
【実施例】本発明に係る弛み不能ナットの材質は、一般
には金属製であるが、合成樹脂製特に硬度の高い且つ耐
破壊性を有する合成樹脂で形成することもできる。
には金属製であるが、合成樹脂製特に硬度の高い且つ耐
破壊性を有する合成樹脂で形成することもできる。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明のうち請求
項1記載の発明は、従来の二重式弛み止めナットの如
く、ナット体にのみ複数のスリットを設けるのではな
く、ナット体の上端から外装体に向け、ナット体と外装
体に連続した複数のスリットが設けられているので、ナ
ット本体の上方部を拡開し、ナット本体をボルトの一端
から容易に挿入でき、或は、ナット本体の側方部を拡開
し、ボルトの側方から所望の位置に直接装着できる弛み
不能ナットが得られた。又、従来の二重式弛み止めナッ
トと比べ、複数のスリットがナット体と外装体に連続し
て設けられているので、ボルトに装着されたナット本体
がボルトに対し緊圧されたとき、ナット本体とボルトの
ねじ溝の緊圧部分が大きく、更に、連結部が撓みスリッ
ト内に収容されるから、ナット本体とボルトのねじ溝の
噛合部分が大きくなり、ボルトに対するナット本体の締
結力或は螺着力が大きい弛み不能ナットが得られた。従
って、従来の二重式弛み止めナットと比べ、連続的・間
欠的な振動や衝撃に対する耐久力の高く、破損しない限
り弛むことができない上に、取り外して再利用できる弛
み不能ナットが得られた。
項1記載の発明は、従来の二重式弛み止めナットの如
く、ナット体にのみ複数のスリットを設けるのではな
く、ナット体の上端から外装体に向け、ナット体と外装
体に連続した複数のスリットが設けられているので、ナ
ット本体の上方部を拡開し、ナット本体をボルトの一端
から容易に挿入でき、或は、ナット本体の側方部を拡開
し、ボルトの側方から所望の位置に直接装着できる弛み
不能ナットが得られた。又、従来の二重式弛み止めナッ
トと比べ、複数のスリットがナット体と外装体に連続し
て設けられているので、ボルトに装着されたナット本体
がボルトに対し緊圧されたとき、ナット本体とボルトの
ねじ溝の緊圧部分が大きく、更に、連結部が撓みスリッ
ト内に収容されるから、ナット本体とボルトのねじ溝の
噛合部分が大きくなり、ボルトに対するナット本体の締
結力或は螺着力が大きい弛み不能ナットが得られた。従
って、従来の二重式弛み止めナットと比べ、連続的・間
欠的な振動や衝撃に対する耐久力の高く、破損しない限
り弛むことができない上に、取り外して再利用できる弛
み不能ナットが得られた。
【0027】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、該台形状の錐体の外周面と、外装体の
中空部内壁面の何れか一方或は両方に逆動防止部材が形
成されているので、ボルトに装着されたナット本体のナ
ット体に外装され、ナット体の傾斜した外周に沿って上
方から下方に摺動した後、ナット体に圧入された外装体
は、逆動防止部材により逆摺動も回動もできないから、
連続的・間欠的な振動や衝撃を受けても逆動即ち逆摺動
も回動もできず、弛むことができない上に、取り外して
再利用できる弛み不能ナットが得られた。
明の効果に加え、該台形状の錐体の外周面と、外装体の
中空部内壁面の何れか一方或は両方に逆動防止部材が形
成されているので、ボルトに装着されたナット本体のナ
ット体に外装され、ナット体の傾斜した外周に沿って上
方から下方に摺動した後、ナット体に圧入された外装体
は、逆動防止部材により逆摺動も回動もできないから、
連続的・間欠的な振動や衝撃を受けても逆動即ち逆摺動
も回動もできず、弛むことができない上に、取り外して
再利用できる弛み不能ナットが得られた。
【0028】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、逆動防止部材が、ねじ溝により形成さ
れ、そのネジ溝が、台形状の錐体の外周面に形成された
ねじ溝と、外装体の中空部内壁面に形成されたねじ溝と
から形成され、前者と後者のねじ溝は互いにやや異なる
ピッチのねじ溝或はやや異形状のねじ溝として形成され
ているので、それらのねじ溝が無理に螺着され強く噛み
合っており、逆動できないから、ボルトに装着されたナ
ット本体のナット体に外装され、ナット体の傾斜した外
周に沿って上方から下方に摺動した後、ナット体に無理
に螺着された外装体は、逆動即ち逆摺動も回動もでき
ず、請求項2同様の効果が得られた。
明の効果に加え、逆動防止部材が、ねじ溝により形成さ
れ、そのネジ溝が、台形状の錐体の外周面に形成された
ねじ溝と、外装体の中空部内壁面に形成されたねじ溝と
から形成され、前者と後者のねじ溝は互いにやや異なる
ピッチのねじ溝或はやや異形状のねじ溝として形成され
ているので、それらのねじ溝が無理に螺着され強く噛み
合っており、逆動できないから、ボルトに装着されたナ
ット本体のナット体に外装され、ナット体の傾斜した外
周に沿って上方から下方に摺動した後、ナット体に無理
に螺着された外装体は、逆動即ち逆摺動も回動もでき
ず、請求項2同様の効果が得られた。
【0029】請求項4記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、逆動防止部材が、滑らかでない非滑面
により形成されているので、ボルトに装着されたナット
本体のナット体に外装され、ナット体の傾斜した外周に
沿って上方から下方に摺動した後、ナット体に圧入され
た外装体は、台形状の錐体の非滑面と外装体の非滑面が
摩擦抵抗力のため滑ることがなく、連続的・間欠的な振
動や衝撃を受けても逆動即ち回動も逆摺動もできず、請
求項2同様の効果が得られた。
明の効果に加え、逆動防止部材が、滑らかでない非滑面
により形成されているので、ボルトに装着されたナット
本体のナット体に外装され、ナット体の傾斜した外周に
沿って上方から下方に摺動した後、ナット体に圧入され
た外装体は、台形状の錐体の非滑面と外装体の非滑面が
摩擦抵抗力のため滑ることがなく、連続的・間欠的な振
動や衝撃を受けても逆動即ち回動も逆摺動もできず、請
求項2同様の効果が得られた。
【0030】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明の効果に加え、逆動防止部材が、該台形状の錐体の外
周面と、外装体の中空部内壁面の何れか一方或は両方の
面が磁性体で形成され、それらの面の何れか一方の面が
磁性体で形成された面であるとき、他方の面が磁着体で
形成された面であるので、ボルトに装着されたナット本
体の台形状の錐体に外装された外装体は、磁力により磁
着・固定されているから、逆動できず、請求項2同様の
効果が得られた。
明の効果に加え、逆動防止部材が、該台形状の錐体の外
周面と、外装体の中空部内壁面の何れか一方或は両方の
面が磁性体で形成され、それらの面の何れか一方の面が
磁性体で形成された面であるとき、他方の面が磁着体で
形成された面であるので、ボルトに装着されたナット本
体の台形状の錐体に外装された外装体は、磁力により磁
着・固定されているから、逆動できず、請求項2同様の
効果が得られた。
【0031】請求項6記載の発明は、請求項2記載の発
明の効果に加え、逆動防止部材が、該台形状の錐体の外
周面と、外装体の中空部内壁面の何れか一方或は両方の
面が高分子化合物からなる弾性体で形成されているの
で、ナット体に外装された外装体が回動も逆摺動もでき
ず、請求項2記載の発明と同様の効果が得られた。
明の効果に加え、逆動防止部材が、該台形状の錐体の外
周面と、外装体の中空部内壁面の何れか一方或は両方の
面が高分子化合物からなる弾性体で形成されているの
で、ナット体に外装された外装体が回動も逆摺動もでき
ず、請求項2記載の発明と同様の効果が得られた。
【0032】請求項7記載の発明は、請求項1乃至6記
載の発明の効果に加えて、ナット本体の中空部のねじ溝
の一部が、ボルト外周のねじ溝とやや異なるピッチのね
じ溝或はやや異形状のねじ溝からなる第2の逆動防止部
材として形成されているので、前記逆動防止部材との相
乗効果が得られるから、連続的・間欠的な振動や衝撃を
受けても一層確実にボルトに対しナット本体が緊圧され
逆動即ち回動も逆摺動もできず、請求項2より効果的な
弛み不能ナットが得られた。
載の発明の効果に加えて、ナット本体の中空部のねじ溝
の一部が、ボルト外周のねじ溝とやや異なるピッチのね
じ溝或はやや異形状のねじ溝からなる第2の逆動防止部
材として形成されているので、前記逆動防止部材との相
乗効果が得られるから、連続的・間欠的な振動や衝撃を
受けても一層確実にボルトに対しナット本体が緊圧され
逆動即ち回動も逆摺動もできず、請求項2より効果的な
弛み不能ナットが得られた。
【0033】請求項8記載の発明は、請求項1乃至7記
載の発明の効果に加えて、ナット本体の中空部他端外周
に環状切欠部を形成したので、ナット本体の一端を拡開
しボルトに挿入するとき、ナット本体の中空部の他端の
直径が環状切欠部の分だけ拡大するから、ナット本体を
ボルトの端部から容易に挿入できる弛み不能ナットが得
られた。
載の発明の効果に加えて、ナット本体の中空部他端外周
に環状切欠部を形成したので、ナット本体の一端を拡開
しボルトに挿入するとき、ナット本体の中空部の他端の
直径が環状切欠部の分だけ拡大するから、ナット本体を
ボルトの端部から容易に挿入できる弛み不能ナットが得
られた。
【0034】請求項9記載の発明は、請求項1乃至8記
載の発明の効果に加えて、ナット本体の中空部の一部に
該中空部の中心線に向う逆放射方向の突起を設けたの
で、ボルトに対しナット本体を緊圧させると、逆放射方
向の突起がボルトの外周にカシメられ、弛むことができ
ず、より一層効果的な弛み不能ナットが得られた。
載の発明の効果に加えて、ナット本体の中空部の一部に
該中空部の中心線に向う逆放射方向の突起を設けたの
で、ボルトに対しナット本体を緊圧させると、逆放射方
向の突起がボルトの外周にカシメられ、弛むことができ
ず、より一層効果的な弛み不能ナットが得られた。
【0035】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
発明の効果に加えて、該外装体の中空部の傾斜した内壁
面より、外装体の中空部の中心線に対し鈍角な傾斜した
内壁面を形成したので、ボルトに対しナット本体を緊圧
させると、その鈍角な傾斜した内壁面により逆放射方向
の突起を設けたナット本体の台形状の錐体の外周面が逆
放射方向に押圧され、逆放射方向の突起がボルトの外周
に確実にカシメられ、請求項9の発明の効果を確実にし
た。
発明の効果に加えて、該外装体の中空部の傾斜した内壁
面より、外装体の中空部の中心線に対し鈍角な傾斜した
内壁面を形成したので、ボルトに対しナット本体を緊圧
させると、その鈍角な傾斜した内壁面により逆放射方向
の突起を設けたナット本体の台形状の錐体の外周面が逆
放射方向に押圧され、逆放射方向の突起がボルトの外周
に確実にカシメられ、請求項9の発明の効果を確実にし
た。
【0036】請求項11記載の発明は、請求項1乃至1
0記載の発明の効果に加えて、外装体の一端面に当接し
内面がボルトのねじ溝と噛合するバネ材からなる止め輪
を設けたので、ボルトに装着されたナット本体がボルト
に対し緊圧され逆動防止部材により固定されると、バネ
材からなる止め輪が外装体の一端に当接し且つ内面がボ
ルトのねじ溝と噛合しているから、請求項1乃至10記
載の発明の効果を一層向上させた。
0記載の発明の効果に加えて、外装体の一端面に当接し
内面がボルトのねじ溝と噛合するバネ材からなる止め輪
を設けたので、ボルトに装着されたナット本体がボルト
に対し緊圧され逆動防止部材により固定されると、バネ
材からなる止め輪が外装体の一端に当接し且つ内面がボ
ルトのねじ溝と噛合しているから、請求項1乃至10記
載の発明の効果を一層向上させた。
【図1】本発明に係る弛み不能ナットの分解斜視図であ
る。
る。
【図2】図1のA−A線切断縦断面図(ナット本体を示
す)である。
す)である。
【図3】本発明に係る弛み不能ナットのボルトに装着し
たナット本体に外装体を外装する前の状態を示す拡大分
解縦断面図である。
たナット本体に外装体を外装する前の状態を示す拡大分
解縦断面図である。
【図4】本発明に係る弛み不能ナットをボルトに締結し
た状態を示す拡大縦断面図である。
た状態を示す拡大縦断面図である。
【図5】本発明に係る弛み不能ナットのナット本体の縦
断面図である。
断面図である。
【図6】図5のA−A線切断断面図である。
【図7】本発明に係る弛み不能ナットのナット本体の分
解斜視図である。
解斜視図である。
【図8】本発明に係る弛み不能ナットのボルトに装着し
たナット本体に外装体を外装する前の状態を示す拡大分
解縦断面図である。
たナット本体に外装体を外装する前の状態を示す拡大分
解縦断面図である。
【図9】図7のC−C線切断横断面図(但し、一部のね
じ溝のピッチと連結部の位置が異なる)である。
じ溝のピッチと連結部の位置が異なる)である。
【図10】本発明に係る弛み不能ナットのナット本体の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図11】本発明に係る弛み不能ナットのナット本体の
縦断面図である。
縦断面図である。
【図12】本発明に係る弛み不能ナットのボルトに装着
したナット本体に外装体を外装する前の状態を示す拡大
分解縦断面図である。
したナット本体に外装体を外装する前の状態を示す拡大
分解縦断面図である。
【図13】本発明に係る弛み不能ナットをボルトに締結
した状態を示す拡大縦断面図である。
した状態を示す拡大縦断面図である。
【図14】従来例を示す分解斜視図である。
【符号の説明】 X・・・・・ボルト 1・・・・・ナット本
体 2・・・・・ナット体 3・・・・・角柱状台
座 3a、3b・・・・連結部 4・・・・・中空部 4a・・・・ねじ溝 4b・・・・ねじ溝
(第2の逆動防止部材) 5・・・・・スリット 6・・・・・環状切欠
部 7・・・・・逆放射方向の突起 11・・・・外装体 12・・・・中空部 13・・・・突起 15・・・・鈍角な内
壁面 21・・・・逆動防止部材 22,23・・・・非
滑面 24・・・・逆動防止部材 25,26・・・・ね
じ溝 31・・・・バネ材からなる止め輪
体 2・・・・・ナット体 3・・・・・角柱状台
座 3a、3b・・・・連結部 4・・・・・中空部 4a・・・・ねじ溝 4b・・・・ねじ溝
(第2の逆動防止部材) 5・・・・・スリット 6・・・・・環状切欠
部 7・・・・・逆放射方向の突起 11・・・・外装体 12・・・・中空部 13・・・・突起 15・・・・鈍角な内
壁面 21・・・・逆動防止部材 22,23・・・・非
滑面 24・・・・逆動防止部材 25,26・・・・ね
じ溝 31・・・・バネ材からなる止め輪
Claims (11)
- 【請求項1】 ボルトに装着するための、台形状の錐体
に形成されたナット体、及び、該ナット体の下部に形成
された角柱状台座、並びに、該ナット体と角柱状台座の
中心部を貫通する中空部、を有するナット本体と、 ボルトに装着したナット本体に形成されたナット体の傾
斜した外周に沿って摺動可能な中空部を有する外装体
と、 からなる二重式弛み止めナットにおいて、 ナット本体の上方部を拡縮可能とし、或は、ナット本体
の上方部を径縮可能とし且つナット本体の側方部を開閉
可能とするため、ナット体の上端から下方に向ってナッ
ト体及び多角柱状台座に連続して形成された複数のスリ
ットを有し、 ナット本体がボルトに装着されたとき、台形状の錐体か
らなるナット体の外周に沿って外装体を上方から下方に
向って摺動させることによりボルトに対しナット本体を
緊圧させることを特徴とする弛み不能ナット。 - 【請求項2】 請求項1記載の弛み不能ナットにおい
て、 ボルトに装着されたナット本体に形成されたナット体の
外周に沿って上方から下方に摺動された外装体の逆動を
防止するため、ナット体の外周の少なくとも一部、及
び、外装体がナット体の外周に沿って上方から下方に摺
動されたとき、該ナット体の外周の一部に当接する外装
体の中空部の一部のうち何れか一方或は両方に形成され
た逆動防止部材を有し、 ボルトに装着されたナット本体の台形状の錐体からなる
ナット体の外周に沿って外装体を上方から下方に向って
摺動させた後、ナット体の外周に外装体を圧入すること
によりボルトに対しナット本体を緊圧させることを特徴
とする弛み不能ナット。 - 【請求項3】 請求項2記載の弛み不能ナットにおい
て、 逆動防止部材が、ねじ溝により形成され、ナット体の外
周に形成されたねじ溝に螺着される外装体の中空部に形
成されたねじ溝が、ナット体の外周のねじ溝とやや異な
るピッチのねじ溝或はやや異形状のねじ溝により形成さ
れ、 ボルトに装着されたナット本体の台形状の錐体からなる
ナット体の外周に沿って外装体を上方から下方に向って
摺動させた後、ナット体の外周と外装体の中空部のねじ
溝を難螺着させることによりボルトに対しナット本体を
緊圧させることを特徴とする弛み不能ナット。 - 【請求項4】 請求項2記載の弛み不能ナットにおい
て、 逆動防止部材が、非平滑面により形成されていることを
特徴とする弛み不能ナット。 - 【請求項5】 請求項2記載の弛み不能ナットにおい
て、 逆動防止部材が、磁性体により形成され、ナット体の外
周と外装体の中空部の一部の何れか一方のみが磁性体の
とき、ナット体の外周と外装体の中空部の一部の何れか
他方が磁着体から形成されていることを特徴とする弛み
不能ナット。 - 【請求項6】 請求項2記載の弛み不能ナットにおい
て、 逆動防止部材が、ゴムや合成樹脂などの高分子化合物か
らなる弾性体により形成されていることを特徴とする弛
み不能ナット。 - 【請求項7】 請求項1乃至6記載のうち1項記載の弛
み不能ナットにおいて、 ナット本体の中空部のねじ溝の少なくとも一部が、ボル
ト外周のねじ溝とやや異なるピッチのねじ溝或はやや異
形状のねじ溝からなる第2の逆動防止部材であることを
特徴とする弛み不能ナット。 - 【請求項8】 請求項1乃至7記載のうち1項記載の弛
み不能ナットにおいて、 ナット本体をボルトに装着するとき、上方部を拡開した
ナット本体をボルトの端部から容易に挿入するため、ナ
ット本体の中空部の下端の外周に環状切欠部を形成した
ことを特徴とする弛み不能ナット。 - 【請求項9】 請求項1乃至8記載のうち1項記載の弛
み不能ナットにおいて、 ボルトに対しナット本体を緊圧させたとき、ナット本体
の中空部の一部をボルトの外周にカシメるため、ナット
本体の中空部の一部に該中空部の中心線に向う逆放射方
向の突起を形成したことを特徴とする弛み不能ナット。 - 【請求項10】 請求項9記載の弛み不能ナットにおい
て、 ボルトに対しナット本体を緊圧させたとき、ナット本体
の中空部に形成した逆放射方向の突起をボルトに確実に
カシメるため、ナット本体の逆放射方向の突起を形成し
た中空部の外側の外周に当接する外装体の中空部の傾斜
した内壁面を、ナット体の傾斜した外周よりナット体の
中空部の中心線に対し鈍角な傾斜した内壁面として形成
したことを特徴とする弛み不能ナット。 - 【請求項11】 請求項1乃至10記載のうち1項記載
の弛み不能ナットにおいて、 ボルトに対し緊圧させたナット本体を固定するため、下
端面の一部が外装体の上端に当接し、内面がボルトのね
じ溝と噛合する止め輪を設けたことを特徴とする弛み不
能ナット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24833595A JPH0972327A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 弛み不能ナット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24833595A JPH0972327A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 弛み不能ナット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0972327A true JPH0972327A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17176564
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24833595A Pending JPH0972327A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 弛み不能ナット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0972327A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0905390A2 (en) | 1997-09-25 | 1999-03-31 | Ishigame Kogyo Co., Ltd. | Lock nut device |
| JPH11125228A (ja) * | 1997-10-24 | 1999-05-11 | Nhk Spring Co Ltd | 簡易締結装置 |
| CN103438105A (zh) * | 2013-08-29 | 2013-12-11 | 南车株洲电力机车研究所有限公司 | 轴承轴向定位锁紧螺母,及其储运、安装方法 |
| JP3214888U (ja) * | 2017-04-07 | 2018-02-15 | 正雄 佐藤 | 半円角形ボルト |
| CN109931322A (zh) * | 2019-04-18 | 2019-06-25 | 盈锋志诚嘉精密五金(深圳)有限公司 | 组合式锁紧螺母结构 |
| JP6651279B1 (ja) * | 2019-08-30 | 2020-02-19 | 株式会社中谷製作所 | ボルトナット |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP24833595A patent/JPH0972327A/ja active Pending
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0905390A2 (en) | 1997-09-25 | 1999-03-31 | Ishigame Kogyo Co., Ltd. | Lock nut device |
| JPH11125228A (ja) * | 1997-10-24 | 1999-05-11 | Nhk Spring Co Ltd | 簡易締結装置 |
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| CN109931322A (zh) * | 2019-04-18 | 2019-06-25 | 盈锋志诚嘉精密五金(深圳)有限公司 | 组合式锁紧螺母结构 |
| CN109931322B (zh) * | 2019-04-18 | 2024-04-05 | 盈锋志诚嘉精密五金(深圳)有限公司 | 组合式锁紧螺母结构 |
| JP6651279B1 (ja) * | 2019-08-30 | 2020-02-19 | 株式会社中谷製作所 | ボルトナット |
| WO2021038858A1 (ja) * | 2019-08-30 | 2021-03-04 | 株式会社中谷製作所 | ボルトナット |
| KR20210027227A (ko) * | 2019-08-30 | 2021-03-10 | 가부시키가이샤 나카야 세이사쿠쇼 | 볼트·너트 |
| EP3809001A4 (en) * | 2019-08-30 | 2021-04-21 | Nakaya Seisakusho Co., Ltd. | SCREW NUT |
| US11512731B2 (en) | 2019-08-30 | 2022-11-29 | Nakaya Seisakusho Co., Ltd. | Bolt-nut |
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