JPH0972464A - 既設配管の補修用パイプ - Google Patents
既設配管の補修用パイプInfo
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- JPH0972464A JPH0972464A JP25025195A JP25025195A JPH0972464A JP H0972464 A JPH0972464 A JP H0972464A JP 25025195 A JP25025195 A JP 25025195A JP 25025195 A JP25025195 A JP 25025195A JP H0972464 A JPH0972464 A JP H0972464A
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- Japan
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- pipe
- resin layer
- repair
- layer
- resin
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L1/00—Laying or reclaiming pipes; Repairing or joining pipes on or under water
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rigid Pipes And Flexible Pipes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多数の屈曲部を有する既設配管の補修を容易
かつ確実に行うことができ、かつ耐摩耗性、ガスバリヤ
ー性等の機能を向上させ得る補修用パイプを提供して、
補修工事の迅速化とコストの低減を図る。 【解決手段】 表面硬さの大きい保護樹脂層2および/
またはバリヤー樹脂層5と、常温で可撓性を有する熱可
塑性樹脂からなる可撓性樹脂層3とを含む多層パイプの
可撓性樹脂層3内に、軸方向と平行に少なくとも1本の
補強条材4を埋設したことを特徴とする既設配管の補修
用パイプ1a。
かつ確実に行うことができ、かつ耐摩耗性、ガスバリヤ
ー性等の機能を向上させ得る補修用パイプを提供して、
補修工事の迅速化とコストの低減を図る。 【解決手段】 表面硬さの大きい保護樹脂層2および/
またはバリヤー樹脂層5と、常温で可撓性を有する熱可
塑性樹脂からなる可撓性樹脂層3とを含む多層パイプの
可撓性樹脂層3内に、軸方向と平行に少なくとも1本の
補強条材4を埋設したことを特徴とする既設配管の補修
用パイプ1a。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ガス配管、水道配
管などの既設配管の補修用パイプに関するものであり、
耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性、保温性、施工性
等に優れ、特に可撓性に優れているため、屈曲部が多数
存在する既設配管の補修に適するものである。
管などの既設配管の補修用パイプに関するものであり、
耐薬品性、耐摩耗性、ガスバリヤー性、保温性、施工性
等に優れ、特に可撓性に優れているため、屈曲部が多数
存在する既設配管の補修に適するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、地下に埋設されているガス配
管、水道配管などの既設配管は、長年にわたり使用する
うちに、管の腐食や継手部の緩みなどが生じて漏洩が起
こり、その漏洩予防や保全のために補修が必要となる。
昨今は、交通量の増大や工期の短縮など種々の理由によ
り、これらの埋設配管を埋設したままの状態で更生修理
することが行われている。このような場合の一般的な工
法としては、古くからパイプリバース法がよく知られて
いる。この工法によれば、筒状の織布または不織布等の
繊維質補強体を芯材とし、外面をゴムまたは合成樹脂で
被覆し、内面に反応性硬化型接着剤を塗布した柔軟な筒
状の内張り材を、流体圧力などにより反転させて裏返し
ながら管路内に挿通し、反転した内張り材を前記流体圧
力の作用で管路内面に圧着し、必要により拡張用プラグ
等を通過させて、反応性硬化型接着剤を介し既設配管内
面に接着して内張りとする(特公平7−22736号か
ら特公平7−22739号公報他)。しかしながら、こ
の工法では、屈曲部が多数存在する既設配管や狭い管路
を有する既設配管の場合には、内張り材が円滑に反転せ
ず、しばしば工事が中断を余儀なくされるという欠点を
有している。
管、水道配管などの既設配管は、長年にわたり使用する
うちに、管の腐食や継手部の緩みなどが生じて漏洩が起
こり、その漏洩予防や保全のために補修が必要となる。
昨今は、交通量の増大や工期の短縮など種々の理由によ
り、これらの埋設配管を埋設したままの状態で更生修理
することが行われている。このような場合の一般的な工
法としては、古くからパイプリバース法がよく知られて
いる。この工法によれば、筒状の織布または不織布等の
繊維質補強体を芯材とし、外面をゴムまたは合成樹脂で
被覆し、内面に反応性硬化型接着剤を塗布した柔軟な筒
状の内張り材を、流体圧力などにより反転させて裏返し
ながら管路内に挿通し、反転した内張り材を前記流体圧
力の作用で管路内面に圧着し、必要により拡張用プラグ
等を通過させて、反応性硬化型接着剤を介し既設配管内
面に接着して内張りとする(特公平7−22736号か
ら特公平7−22739号公報他)。しかしながら、こ
の工法では、屈曲部が多数存在する既設配管や狭い管路
を有する既設配管の場合には、内張り材が円滑に反転せ
ず、しばしば工事が中断を余儀なくされるという欠点を
有している。
【0003】また、特開昭63−162221号公報に
は、既設配管より口径の小さい熱可塑性樹脂製管体を既
設配管内に挿入した後、管体を加熱して軟化させつつ管
体内部に拡張用プラグを通過させ、同時に加圧流体によ
り管体を既設配管内面に圧着する方法が開示されてい
る。また、特開昭63−203316号公報には、既設
配管の内径とほぼ同じ外径を有し、かつ保形性のある熱
可塑性樹脂製の内張り管を、外径を減小させるように変
形して既設配管内に挿入し、次いで内張り管の内面側か
ら加熱および加圧を行って元の形状に復元する方法が開
示されている。しかしながら、前者においては、挿入す
る管体の可撓性が十分でないため、挿入後にプラグを用
いて拡管を行っており、煩雑な工程を要するものであ
る。また、後者の場合には、既設配管が長く、かつ屈曲
部が多数存在するとき、パイプを強制的に牽引挿入する
ためにパイプの破損や亀裂が生じ施工不能となる。
は、既設配管より口径の小さい熱可塑性樹脂製管体を既
設配管内に挿入した後、管体を加熱して軟化させつつ管
体内部に拡張用プラグを通過させ、同時に加圧流体によ
り管体を既設配管内面に圧着する方法が開示されてい
る。また、特開昭63−203316号公報には、既設
配管の内径とほぼ同じ外径を有し、かつ保形性のある熱
可塑性樹脂製の内張り管を、外径を減小させるように変
形して既設配管内に挿入し、次いで内張り管の内面側か
ら加熱および加圧を行って元の形状に復元する方法が開
示されている。しかしながら、前者においては、挿入す
る管体の可撓性が十分でないため、挿入後にプラグを用
いて拡管を行っており、煩雑な工程を要するものであ
る。また、後者の場合には、既設配管が長く、かつ屈曲
部が多数存在するとき、パイプを強制的に牽引挿入する
ためにパイプの破損や亀裂が生じ施工不能となる。
【0004】一方、特開平2−202431号公報に
は、常温で十分な保形性を有する硬質の合成樹脂管の周
壁に、部分的に軸線方向に沿って1ないし複数条の抗張
性補強条が埋設された管体を用い、内部に高温流体を導
入することによって加熱軟化させながら一端を牽引して
既設配管内へ挿入する方法が開示されている。しかしな
がらこの方法では、管体を挿入するときに、内部に高温
流体を導入して加熱軟化させる工程が必要であり、非常
に煩雑な工程であるためコストが高く、かつ温度調整が
困難であり、さらに高温流体の取扱い等の安全性の問題
や加熱軟化した管体が固化する前に迅速に挿入等の施工
を完了しなければならないなどの種々の問題点を有して
いる。以上のように、屈曲部を多数有する既設配管に対
して、破損や切断などを起こすことなく容易に挿入する
ことができ、かつ既設配管の内壁へ良好に密着させるこ
とができる補修用パイプの開発が望まれている。また、
昨今は補修パイプに対して、上記のように柔軟な可撓管
であることに加え、施工性、ガスバリヤー性、耐薬品性
等の種々の機能性の向上が望まれている。
は、常温で十分な保形性を有する硬質の合成樹脂管の周
壁に、部分的に軸線方向に沿って1ないし複数条の抗張
性補強条が埋設された管体を用い、内部に高温流体を導
入することによって加熱軟化させながら一端を牽引して
既設配管内へ挿入する方法が開示されている。しかしな
がらこの方法では、管体を挿入するときに、内部に高温
流体を導入して加熱軟化させる工程が必要であり、非常
に煩雑な工程であるためコストが高く、かつ温度調整が
困難であり、さらに高温流体の取扱い等の安全性の問題
や加熱軟化した管体が固化する前に迅速に挿入等の施工
を完了しなければならないなどの種々の問題点を有して
いる。以上のように、屈曲部を多数有する既設配管に対
して、破損や切断などを起こすことなく容易に挿入する
ことができ、かつ既設配管の内壁へ良好に密着させるこ
とができる補修用パイプの開発が望まれている。また、
昨今は補修パイプに対して、上記のように柔軟な可撓管
であることに加え、施工性、ガスバリヤー性、耐薬品性
等の種々の機能性の向上が望まれている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記のよう
な事情に鑑み、屈曲部を多数有する既設配管を埋設した
まま修復する際に、既設配管内への円滑な挿入を可能に
し、また挿入後の既設配管内壁への密着を良好にし、か
つ耐摩耗性、ガスバリヤー性、耐薬品性等の機能を向上
させることにより、補修工事の迅速化とコストの低減を
図ることを目的とするものである。
な事情に鑑み、屈曲部を多数有する既設配管を埋設した
まま修復する際に、既設配管内への円滑な挿入を可能に
し、また挿入後の既設配管内壁への密着を良好にし、か
つ耐摩耗性、ガスバリヤー性、耐薬品性等の機能を向上
させることにより、補修工事の迅速化とコストの低減を
図ることを目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記の目
的に沿って鋭意検討した結果、多機能性樹脂層と柔軟で
可撓性をもつ樹脂層とからなる多層パイプの周壁に、軸
方向と平行に補強条材を埋設してパイプの引張強度を高
め、かつ牽引時の伸びを防止することにより上記の目的
を達成し得ることを見出して本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、表面硬さの大きい保護樹脂層および/ま
たはバリヤー樹脂層と、常温で可撓性を有する熱可塑性
樹脂からなる可撓性樹脂層とを含む多層パイプの可撓性
樹脂層内に、軸方向と平行に少なくとも1本の補強条材
を埋設したことを特徴とする既設配管の補修用パイプに
関するものである。
的に沿って鋭意検討した結果、多機能性樹脂層と柔軟で
可撓性をもつ樹脂層とからなる多層パイプの周壁に、軸
方向と平行に補強条材を埋設してパイプの引張強度を高
め、かつ牽引時の伸びを防止することにより上記の目的
を達成し得ることを見出して本発明を完成した。すなわ
ち、本発明は、表面硬さの大きい保護樹脂層および/ま
たはバリヤー樹脂層と、常温で可撓性を有する熱可塑性
樹脂からなる可撓性樹脂層とを含む多層パイプの可撓性
樹脂層内に、軸方向と平行に少なくとも1本の補強条材
を埋設したことを特徴とする既設配管の補修用パイプに
関するものである。
【0007】本発明の補修用パイプは、表面硬さの大き
い保護樹脂層および/またはバリヤー樹脂層と、可撓性
樹脂層とを含む多層パイプからなり、かつ可撓性樹脂層
内に軸方向と平行に少なくとも1本の補強条材を埋設し
た構造を有するために、屈曲性を有しており、既設配管
の補修工事においてパイプを破損することなく迅速に施
工することができ、かつメタンガス、炭酸ガス、酸素等
に対するガスバリヤー性に優れ、あるいは耐摩耗性、保
温性、施工性等に優れたものとすることができる。
い保護樹脂層および/またはバリヤー樹脂層と、可撓性
樹脂層とを含む多層パイプからなり、かつ可撓性樹脂層
内に軸方向と平行に少なくとも1本の補強条材を埋設し
た構造を有するために、屈曲性を有しており、既設配管
の補修工事においてパイプを破損することなく迅速に施
工することができ、かつメタンガス、炭酸ガス、酸素等
に対するガスバリヤー性に優れ、あるいは耐摩耗性、保
温性、施工性等に優れたものとすることができる。
【0008】本発明に用いる保護樹脂層の熱可塑性樹脂
は、高い表面硬さを有し、耐摩耗性、成形性、施工性等
の機能を付与するためのものであり、具体的には、密度
0.91g/cm3以上の低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポ
リ1−ブテンから選択された少なくとも1種の結晶性樹
脂が挙げられる。また、後に述べる可撓性樹脂層よりも
表面硬さの大きいものであることが好ましい。
は、高い表面硬さを有し、耐摩耗性、成形性、施工性等
の機能を付与するためのものであり、具体的には、密度
0.91g/cm3以上の低密度ポリエチレン、中密度ポリエ
チレン、高密度ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポ
リ1−ブテンから選択された少なくとも1種の結晶性樹
脂が挙げられる。また、後に述べる可撓性樹脂層よりも
表面硬さの大きいものであることが好ましい。
【0009】本発明におけるバリヤー樹脂層の熱可塑性
樹脂は、メタンガス、炭酸ガス、酸素、一酸化炭素等の
ガスの透過を防止するためのものであり、具体的には、
エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂お
よびポリカーボネート系樹脂から選択された少なくとも
1種のガスバリヤー性樹脂が挙げられる。
樹脂は、メタンガス、炭酸ガス、酸素、一酸化炭素等の
ガスの透過を防止するためのものであり、具体的には、
エチレン−ビニルアルコール共重合体、ポリアミド系樹
脂、ポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂お
よびポリカーボネート系樹脂から選択された少なくとも
1種のガスバリヤー性樹脂が挙げられる。
【0010】本発明で用いるの可撓性樹脂層の熱可塑性
樹脂は、多層パイプに常温で適度な可撓性を付与するた
めのものであり、これに適した熱可塑性樹脂としては、
ポリオレフィン、熱可塑性樹脂エラストマー等が挙げら
れる。
樹脂は、多層パイプに常温で適度な可撓性を付与するた
めのものであり、これに適した熱可塑性樹脂としては、
ポリオレフィン、熱可塑性樹脂エラストマー等が挙げら
れる。
【0011】上記可撓性樹脂層に用いるポリオレフィン
としては、超低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合
体、ポリ1−ブテン等のα−オレフィンの単独重合体ま
たはα−オレフィン相互の共重合体;エチレン−プロピ
レン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム等のα−オレフィン相互の共重合体ゴム;低密
度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体等の高圧ラジカル重合
による単独重合体またはエチレンと極性基含有コモノマ
ーとの共重合体等が挙げられる。また、熱可塑性樹脂エ
ラストマーとしては、スチレン系、塩化ビニル系、オレ
フィン系、エステル系、アミド系、ウレタン系等のエラ
ストマーが挙げられる。これらの内、特に可撓性に優れ
た超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムおよび熱可塑性樹
脂エラストマー等が好ましい。なお、これらの熱可塑性
樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上の組成物とし
て用いてもよい。
としては、超低密度ポリエチレン、線状低密度ポリエチ
レン、ポリプロピレン、プロピレン−エチレン共重合
体、ポリ1−ブテン等のα−オレフィンの単独重合体ま
たはα−オレフィン相互の共重合体;エチレン−プロピ
レン共重合体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重
合体ゴム等のα−オレフィン相互の共重合体ゴム;低密
度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチ
レン−アクリル酸エチル共重合体等の高圧ラジカル重合
による単独重合体またはエチレンと極性基含有コモノマ
ーとの共重合体等が挙げられる。また、熱可塑性樹脂エ
ラストマーとしては、スチレン系、塩化ビニル系、オレ
フィン系、エステル系、アミド系、ウレタン系等のエラ
ストマーが挙げられる。これらの内、特に可撓性に優れ
た超低密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、エチレ
ン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エチル
共重合体、エチレン−プロピレン共重合体ゴム、エチレ
ン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムおよび熱可塑性樹
脂エラストマー等が好ましい。なお、これらの熱可塑性
樹脂は、単独で用いてもよいし、2種以上の組成物とし
て用いてもよい。
【0012】本発明の補修用パイプは、柔軟で可撓性を
有することが肝要であるが、可撓性は成形後の補修用パ
イプの曲げこわさで表現され、その測定は補修用パイプ
から材料を切り出して行う。曲げこわさは200〜5,
000kgf/cm2 、好ましくは300〜1,200kgf/cm2
の範囲とする。上記補修用パイプの曲げこわさが200
kgf/cm2未満では柔らかすぎて機械的強度に劣るため、
パイプを牽引して既設配管内へ敷設挿入する際に切断や
破損の起こる可能性があり、信頼性に欠けるものとな
る。一方、5,000kgf/cm2を超えるものは可撓性が不
十分であるため、屈曲部を多数有する既設配管内へ常温
でパイプを変形させながら牽引挿入することが困難であ
る。
有することが肝要であるが、可撓性は成形後の補修用パ
イプの曲げこわさで表現され、その測定は補修用パイプ
から材料を切り出して行う。曲げこわさは200〜5,
000kgf/cm2 、好ましくは300〜1,200kgf/cm2
の範囲とする。上記補修用パイプの曲げこわさが200
kgf/cm2未満では柔らかすぎて機械的強度に劣るため、
パイプを牽引して既設配管内へ敷設挿入する際に切断や
破損の起こる可能性があり、信頼性に欠けるものとな
る。一方、5,000kgf/cm2を超えるものは可撓性が不
十分であるため、屈曲部を多数有する既設配管内へ常温
でパイプを変形させながら牽引挿入することが困難であ
る。
【0013】本発明において、常温で可撓性を有する熱
可塑性樹脂からなる管の周壁に、軸方向と平行に埋設す
る補強条材としては、ガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊
維、金属繊維等の無機繊維、またはアラミド繊維、ビニ
ロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、木綿等
の合成もしくは天然の有機繊維などの単繊維、集束繊
維、撚糸、フラットヤーン等、およびそれらを用いた織
布、不織布、編布等からなるテープ、帯状体等の繊維製
素材群が挙げられる。また、他の例としては、鉄、鋼、
黄銅、銅等の金属材料、それらの撚線、ワイヤロープ等
が挙げられる。なお、上記補強条材の役割は、既設配管
内に補修用パイプを挿入する際の破断を防止するため
に、引張荷重を負担してパイプの強度を増大させること
である。
可塑性樹脂からなる管の周壁に、軸方向と平行に埋設す
る補強条材としては、ガラス繊維、炭素繊維、ボロン繊
維、金属繊維等の無機繊維、またはアラミド繊維、ビニ
ロン繊維、ポリエステル繊維、ポリアミド繊維、木綿等
の合成もしくは天然の有機繊維などの単繊維、集束繊
維、撚糸、フラットヤーン等、およびそれらを用いた織
布、不織布、編布等からなるテープ、帯状体等の繊維製
素材群が挙げられる。また、他の例としては、鉄、鋼、
黄銅、銅等の金属材料、それらの撚線、ワイヤロープ等
が挙げられる。なお、上記補強条材の役割は、既設配管
内に補修用パイプを挿入する際の破断を防止するため
に、引張荷重を負担してパイプの強度を増大させること
である。
【0014】上記補強条材は、その破断点伸びが、熱可
塑性樹脂のみにより構成される多層パイプの引張降伏点
における降伏点伸びに近いものを選択することが望まし
い。補強条材の破断点伸びが、熱可塑性樹脂のみで構成
される多層パイプの降伏点伸びに等しい場合に、補強条
材と多層パイプの強度の和が最大となる。補強条材の破
断点伸びが、多層パイプの降伏点伸びより大きい場合に
は、補修用パイプ自体に過剰の伸びが発生するので好ま
しくない。補修用パイプの引張降伏点荷重は600〜
1,000kgf であることが好ましい。本発明の補修用
パイプは、屈曲部を有する既設配管に適用し得るという
特徴を有し、既設配管には通常30〜90゜の屈曲部が
多数存在する。引張降伏点荷重が600kgf 未満では、
これらの屈曲部を通して牽引挿入するときにパイプの伸
びや切断が起こるため好ましくない。また引張降伏点荷
重が1,000kgf を超えると、牽引挿入するときに過
大な牽引力を与えたような場合に既設配管の破壊が生じ
るなどの懸念がある。なお、補強条材の断面積は、上記
の引張降伏点荷重を確保することができるように、補強
条材の材料および本数に応じて適宜決定する。
塑性樹脂のみにより構成される多層パイプの引張降伏点
における降伏点伸びに近いものを選択することが望まし
い。補強条材の破断点伸びが、熱可塑性樹脂のみで構成
される多層パイプの降伏点伸びに等しい場合に、補強条
材と多層パイプの強度の和が最大となる。補強条材の破
断点伸びが、多層パイプの降伏点伸びより大きい場合に
は、補修用パイプ自体に過剰の伸びが発生するので好ま
しくない。補修用パイプの引張降伏点荷重は600〜
1,000kgf であることが好ましい。本発明の補修用
パイプは、屈曲部を有する既設配管に適用し得るという
特徴を有し、既設配管には通常30〜90゜の屈曲部が
多数存在する。引張降伏点荷重が600kgf 未満では、
これらの屈曲部を通して牽引挿入するときにパイプの伸
びや切断が起こるため好ましくない。また引張降伏点荷
重が1,000kgf を超えると、牽引挿入するときに過
大な牽引力を与えたような場合に既設配管の破壊が生じ
るなどの懸念がある。なお、補強条材の断面積は、上記
の引張降伏点荷重を確保することができるように、補強
条材の材料および本数に応じて適宜決定する。
【0015】本発明の補修用パイプの肉厚は、既設配管
の用途、種類、耐用年数、使用頻度、口径、膨張率、輸
送内容物等により適宜選択されるが、一般的には0.5
〜20 mm、好ましくは1.0〜15mm、さらに好
ましくは1.0〜10mmの範囲から選択される。ま
た、補修用パイプの外径は、既設配管の内径の70〜1
10%程度の範囲が望ましい。外径が既設配管の内径の
110%を超えると既設配管内への挿入が困難となった
り、挿入後内部加圧したときにしわが発生する懸念があ
り、70%未満であると挿入後内部加圧したときに周壁
に空隙または偏肉を生じる懸念がある。
の用途、種類、耐用年数、使用頻度、口径、膨張率、輸
送内容物等により適宜選択されるが、一般的には0.5
〜20 mm、好ましくは1.0〜15mm、さらに好
ましくは1.0〜10mmの範囲から選択される。ま
た、補修用パイプの外径は、既設配管の内径の70〜1
10%程度の範囲が望ましい。外径が既設配管の内径の
110%を超えると既設配管内への挿入が困難となった
り、挿入後内部加圧したときにしわが発生する懸念があ
り、70%未満であると挿入後内部加圧したときに周壁
に空隙または偏肉を生じる懸念がある。
【0016】以下、本発明の補修用パイプを添付図面に
基づいて詳述する。図1は、本発明の一実施例の断面斜
視図である。補修用パイプ1aは、表面硬さの大きい保
護樹脂層2を外層とし、常温で可撓性を有する熱可塑性
樹脂からなる可撓性樹脂層3を内層とする2層構造であ
る。可撓性樹脂層3の外周面に軸方向と平行に複数本の
補強条材4を埋設する。このような構成にすることによ
り、補修用パイプは柔軟で可撓性を有するものとなり、
多数の屈曲部を有する既設配管に容易に挿入することが
でき、かつ外層として表面硬さの大きい樹脂層を用いる
ことにより、パイプ表面の耐摩耗性等が向上し、施工時
にパイプを挿入する際の破断や擦過による損傷等を防止
することができる。なお、外層をバリヤー樹脂層で構成
することにより、ガス管内のメタンガス等のガスが透過
しない補修用パイプが得られる。
基づいて詳述する。図1は、本発明の一実施例の断面斜
視図である。補修用パイプ1aは、表面硬さの大きい保
護樹脂層2を外層とし、常温で可撓性を有する熱可塑性
樹脂からなる可撓性樹脂層3を内層とする2層構造であ
る。可撓性樹脂層3の外周面に軸方向と平行に複数本の
補強条材4を埋設する。このような構成にすることによ
り、補修用パイプは柔軟で可撓性を有するものとなり、
多数の屈曲部を有する既設配管に容易に挿入することが
でき、かつ外層として表面硬さの大きい樹脂層を用いる
ことにより、パイプ表面の耐摩耗性等が向上し、施工時
にパイプを挿入する際の破断や擦過による損傷等を防止
することができる。なお、外層をバリヤー樹脂層で構成
することにより、ガス管内のメタンガス等のガスが透過
しない補修用パイプが得られる。
【0017】本発明の補修用パイプの層構成を[外層/
内層]の2層にした場合には、樹脂層の組合せとして、
[保護樹脂層/可撓性樹脂層]および[バリヤー樹脂層
/可撓性樹脂層]が挙げられ、具体的にはHDPE/補
強VLDPE、EVOH/補強VLDPE、HDPE/
補強(VLDPE+LLDPE)、EVOH/補強(V
LDPE+LLDPE)等が挙げられる。ここで、上記
の各記号はそれぞれ以下の熱可塑性樹脂を表し、「補
強」は可撓性樹脂層に補強条材が埋設されていることを
示す。 HDPE:高密度ポリエチレン VLDPE:超低密度ポリエチレン EVOH:エチレン−ビニルアルコール共重合体 LLDPE:線状低密度ポリエチレン VLDPE+LLDPE:両樹脂からなる組成物
内層]の2層にした場合には、樹脂層の組合せとして、
[保護樹脂層/可撓性樹脂層]および[バリヤー樹脂層
/可撓性樹脂層]が挙げられ、具体的にはHDPE/補
強VLDPE、EVOH/補強VLDPE、HDPE/
補強(VLDPE+LLDPE)、EVOH/補強(V
LDPE+LLDPE)等が挙げられる。ここで、上記
の各記号はそれぞれ以下の熱可塑性樹脂を表し、「補
強」は可撓性樹脂層に補強条材が埋設されていることを
示す。 HDPE:高密度ポリエチレン VLDPE:超低密度ポリエチレン EVOH:エチレン−ビニルアルコール共重合体 LLDPE:線状低密度ポリエチレン VLDPE+LLDPE:両樹脂からなる組成物
【0018】図2は、本発明の他の実施例の断面斜視図
である。補修用パイプ1bは、保護樹脂層2、バリヤー
樹脂層5および可撓性樹脂層3の3層構造からなり、可
撓性樹脂層3の肉厚中間部に軸方向と平行に複数本の補
強条材4を埋設した構造を有するものである。なお、補
修用パイプの層構成を[外層/中間層/内層]の3層に
した場合には、樹脂層の組合せとして、[保護樹脂層/
バリヤー樹脂層/可撓性樹脂層]、[保護樹脂層/可撓
性樹脂層/保護樹脂層]、[可撓性樹脂層/バリヤー樹
脂層/可撓性樹脂層]等が挙げられ、具体的には、HD
PE/EVOH/補強VLDPE、HDPE/補強VL
DPE/HDPE、補強VLDPE/EVOH/補強V
LDPE、HDPE/EVOH/補強(VLDPE+L
LDPE)、HDPE/補強(VLDPE+LLDP
E)/HDPE、補強(VLDPE+LLDPE)/E
VOH/補強VLDPE、補強(VLDPE+LLDP
E)/EVOH/補強(VLDPE+LLDPE)、L
LDPE/EVOH/補強VLDPE、LLDPE/E
VOH/補強(VLDPE+LLDPE)等が挙げられ
る。
である。補修用パイプ1bは、保護樹脂層2、バリヤー
樹脂層5および可撓性樹脂層3の3層構造からなり、可
撓性樹脂層3の肉厚中間部に軸方向と平行に複数本の補
強条材4を埋設した構造を有するものである。なお、補
修用パイプの層構成を[外層/中間層/内層]の3層に
した場合には、樹脂層の組合せとして、[保護樹脂層/
バリヤー樹脂層/可撓性樹脂層]、[保護樹脂層/可撓
性樹脂層/保護樹脂層]、[可撓性樹脂層/バリヤー樹
脂層/可撓性樹脂層]等が挙げられ、具体的には、HD
PE/EVOH/補強VLDPE、HDPE/補強VL
DPE/HDPE、補強VLDPE/EVOH/補強V
LDPE、HDPE/EVOH/補強(VLDPE+L
LDPE)、HDPE/補強(VLDPE+LLDP
E)/HDPE、補強(VLDPE+LLDPE)/E
VOH/補強VLDPE、補強(VLDPE+LLDP
E)/EVOH/補強(VLDPE+LLDPE)、L
LDPE/EVOH/補強VLDPE、LLDPE/E
VOH/補強(VLDPE+LLDPE)等が挙げられ
る。
【0019】補強条材は、図1および図2に示すよう
に、可撓性樹脂層3の外周面あるいは肉厚中間部に埋設
することができるが、さらに可撓性樹脂層3の内周面に
埋設することもできる(図示せず)。またその配置方法
は、樹脂パイプの周壁に沿って等間隔に配置することが
一般的であるが、場合により樹脂パイプの周壁の一部の
みに偏在する状態に配置してもよい。補強条材の数は、
1本以上であればよいが、通常はパイプ径により異なり
3〜20本程度であり、好ましくは5本以上である。ま
た、隣接する補強条材は相互に十分な間隔を保ち、樹脂
パイプの円周方向の変形を妨げないようにすることが必
要である。
に、可撓性樹脂層3の外周面あるいは肉厚中間部に埋設
することができるが、さらに可撓性樹脂層3の内周面に
埋設することもできる(図示せず)。またその配置方法
は、樹脂パイプの周壁に沿って等間隔に配置することが
一般的であるが、場合により樹脂パイプの周壁の一部の
みに偏在する状態に配置してもよい。補強条材の数は、
1本以上であればよいが、通常はパイプ径により異なり
3〜20本程度であり、好ましくは5本以上である。ま
た、隣接する補強条材は相互に十分な間隔を保ち、樹脂
パイプの円周方向の変形を妨げないようにすることが必
要である。
【0020】上記補修用パイプの製造方法としては、押
出成形等により多層パイプを成形する際に同時に補強条
材を埋設してもよく、また可撓性樹脂パイプを押し出し
た直後にその外周面に補強条材を添接し、押圧手段を用
いて埋設し、次いで他の樹脂層により多層化を行っても
よい。さらに、予め配列した補強条材の表裏両面を可撓
性の熱可塑性樹脂で被覆して一体化したシートを作製し
た後、これをパイプ状に成形してもよく、また予め成形
したパイプの外周面に補強条材を添接し、その上に他の
樹脂シートを接着剤等で貼合わせて一体化することもで
きる。また、パイプを成形する際に、接着性樹脂層を介
して共押出しを行ってもよい。本発明の補修用パイプ
は、円形断面のまま用いることができるが、保管、輸送
などの便宜のために、偏平形状に変形して巻き取り、そ
のまま使用することができる。
出成形等により多層パイプを成形する際に同時に補強条
材を埋設してもよく、また可撓性樹脂パイプを押し出し
た直後にその外周面に補強条材を添接し、押圧手段を用
いて埋設し、次いで他の樹脂層により多層化を行っても
よい。さらに、予め配列した補強条材の表裏両面を可撓
性の熱可塑性樹脂で被覆して一体化したシートを作製し
た後、これをパイプ状に成形してもよく、また予め成形
したパイプの外周面に補強条材を添接し、その上に他の
樹脂シートを接着剤等で貼合わせて一体化することもで
きる。また、パイプを成形する際に、接着性樹脂層を介
して共押出しを行ってもよい。本発明の補修用パイプ
は、円形断面のまま用いることができるが、保管、輸送
などの便宜のために、偏平形状に変形して巻き取り、そ
のまま使用することができる。
【0021】図3および図4は、接着性樹脂層を介して
共押出しを行った実施例の断面斜視図である。図3に示
す補修用パイプ1cは、外層としてバリヤー樹脂層5お
よび内層として可撓性樹脂層3を有する2層構成のパイ
プにおいて、両層の中間に接着性樹脂層6を設けたもの
である。また、図4に示す補修用パイプ1dは、外層と
して保護樹脂層2、中間層としてバリヤー樹脂層5、お
よび内層として可撓性樹脂層3を有する3層構成のパイ
プにおいて、隣接する各樹脂層の間にそれぞれ接着性樹
脂層6を設けたものである。
共押出しを行った実施例の断面斜視図である。図3に示
す補修用パイプ1cは、外層としてバリヤー樹脂層5お
よび内層として可撓性樹脂層3を有する2層構成のパイ
プにおいて、両層の中間に接着性樹脂層6を設けたもの
である。また、図4に示す補修用パイプ1dは、外層と
して保護樹脂層2、中間層としてバリヤー樹脂層5、お
よび内層として可撓性樹脂層3を有する3層構成のパイ
プにおいて、隣接する各樹脂層の間にそれぞれ接着性樹
脂層6を設けたものである。
【0022】本発明においては、熱可塑性樹脂と補強条
材との接着力を向上させるために、予め補強条材に化学
的または物理的な表面処理を施してもよい。化学的表面
処理としては、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン
酸などの脂肪酸またはその金属塩、パラフインワック
ス、ポリエチレンワックスなどのワックスまたはそれら
の変性物、変性ポリエチレン、有機ボラン、有機チタネ
ートなどで被覆する方法が挙げられる。物理的表面処理
としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線処理
等が挙げられる。
材との接着力を向上させるために、予め補強条材に化学
的または物理的な表面処理を施してもよい。化学的表面
処理としては、ステアリン酸、オレイン酸、パルミチン
酸などの脂肪酸またはその金属塩、パラフインワック
ス、ポリエチレンワックスなどのワックスまたはそれら
の変性物、変性ポリエチレン、有機ボラン、有機チタネ
ートなどで被覆する方法が挙げられる。物理的表面処理
としては、コロナ放電処理、プラズマ処理、紫外線処理
等が挙げられる。
【0023】本発明において用いる多層パイプの成形法
としては、押出成形法、射出成形法、貼合せ法等が用い
られ、特に限定されるものではない。また、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、熱可塑性樹脂に対して、
帯電防止剤、防曇剤、有機あるいは無機充填剤、酸化防
止剤、滑剤、有機あるいは無機顔料、紫外線吸収剤、分
散剤、造核剤、発泡剤、難燃剤、架橋剤等の添加剤を配
合してもよい。
としては、押出成形法、射出成形法、貼合せ法等が用い
られ、特に限定されるものではない。また、本発明の要
旨を逸脱しない範囲において、熱可塑性樹脂に対して、
帯電防止剤、防曇剤、有機あるいは無機充填剤、酸化防
止剤、滑剤、有機あるいは無機顔料、紫外線吸収剤、分
散剤、造核剤、発泡剤、難燃剤、架橋剤等の添加剤を配
合してもよい。
【0024】本発明の補修用パイプを適用し得る既設配
管としては、前記水道管、ガス管等のほか、排気管や電
気配線用収納管など各種の目的に使用される配管であっ
て、金属管、ヒューム管、アスベスト管、合成樹脂管等
の広範囲の材料からなるものなどが挙げられる。
管としては、前記水道管、ガス管等のほか、排気管や電
気配線用収納管など各種の目的に使用される配管であっ
て、金属管、ヒューム管、アスベスト管、合成樹脂管等
の広範囲の材料からなるものなどが挙げられる。
【0025】次に、本発明の補修用パイプを用いる既設
配管の補修方法について詳述する。まず、既設配管を補
修に適する長さ(例えば100〜200m)に区切り、
埋設管の場合にはその両端で地上から竪穴を掘削した
後、既設配管の両端を開放し、その開口部を利用して既
設配管の内部を掃除する。次いで、補修用パイプを、断
面の最大差渡しが既設配管の内径より小さくなるよう
に、例えばU字型などに変形して、一方の開口部から既
設配管内に挿入し、他の開口部から挿通した牽引ロープ
等を補修用パイプの先端に結合して牽引し、補修用パイ
プを他端の開口部まで挿通する。続いて、補修用パイプ
の一端を閉塞し、パイプ内に空気、スチーム、水、温水
等の流体を供給して内面から加圧することにより、補修
用パイプの断面形状を復元すると共に既設配管の内面に
密着させる。復元に用いる圧力は、0.2〜5kg/cm2・G
の範囲である。次いで、開放した既設配管の両端を接続
し、埋設管の場合には竪穴を埋めもどして補修を完了す
る。
配管の補修方法について詳述する。まず、既設配管を補
修に適する長さ(例えば100〜200m)に区切り、
埋設管の場合にはその両端で地上から竪穴を掘削した
後、既設配管の両端を開放し、その開口部を利用して既
設配管の内部を掃除する。次いで、補修用パイプを、断
面の最大差渡しが既設配管の内径より小さくなるよう
に、例えばU字型などに変形して、一方の開口部から既
設配管内に挿入し、他の開口部から挿通した牽引ロープ
等を補修用パイプの先端に結合して牽引し、補修用パイ
プを他端の開口部まで挿通する。続いて、補修用パイプ
の一端を閉塞し、パイプ内に空気、スチーム、水、温水
等の流体を供給して内面から加圧することにより、補修
用パイプの断面形状を復元すると共に既設配管の内面に
密着させる。復元に用いる圧力は、0.2〜5kg/cm2・G
の範囲である。次いで、開放した既設配管の両端を接続
し、埋設管の場合には竪穴を埋めもどして補修を完了す
る。
【0026】本発明の補修用パイプは、常温で可撓性に
優れているため、管路に多数の屈曲部が存在しても既設
配管内へ円滑に挿通することができる。また、可撓性に
優れ、柔軟性に富むにもかかわらず、その周壁には軸方
向と平行に補強条材を埋設してあるため、既設配管が長
尺の場合においても、挿通する際に引張荷重によって破
断することはない。また、挿通した補修用パイプは、常
温で可撓性に優れ、かつ周壁には補強条材を軸方向にの
み埋設してあるため、一端を閉鎖して他端から流体を供
給し加圧することによって、容易に円筒状の原形に復元
し、既設配管の内壁に密着させることが可能である。な
お、必要であれば既設配管内面と補修用パイプの外面と
を接着剤を介して接合してもよい。
優れているため、管路に多数の屈曲部が存在しても既設
配管内へ円滑に挿通することができる。また、可撓性に
優れ、柔軟性に富むにもかかわらず、その周壁には軸方
向と平行に補強条材を埋設してあるため、既設配管が長
尺の場合においても、挿通する際に引張荷重によって破
断することはない。また、挿通した補修用パイプは、常
温で可撓性に優れ、かつ周壁には補強条材を軸方向にの
み埋設してあるため、一端を閉鎖して他端から流体を供
給し加圧することによって、容易に円筒状の原形に復元
し、既設配管の内壁に密着させることが可能である。な
お、必要であれば既設配管内面と補修用パイプの外面と
を接着剤を介して接合してもよい。
【0027】
【発明の実施の形態】表面硬さの大きい保護樹脂層およ
び/またはバリヤー樹脂層と、常温で可撓性を有する熱
可塑性樹脂からなる可撓性樹脂層とを含む多層パイプに
おいて、可撓性樹脂層内に軸方向と平行に少なくとも1
本の補強条材を埋設した補修用パイプを用いることによ
り、多数の屈曲部を有する既設配管の補修を容易かつ確
実に行うことができ、さらに耐摩耗性、ガスバリヤー性
等の機能性を向上することができる。
び/またはバリヤー樹脂層と、常温で可撓性を有する熱
可塑性樹脂からなる可撓性樹脂層とを含む多層パイプに
おいて、可撓性樹脂層内に軸方向と平行に少なくとも1
本の補強条材を埋設した補修用パイプを用いることによ
り、多数の屈曲部を有する既設配管の補修を容易かつ確
実に行うことができ、さらに耐摩耗性、ガスバリヤー性
等の機能性を向上することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいてさらに詳述
する。物性の測定に用いた試験方法は以下の通りであ
る。 (物性試験方法) 密度: JIS K6760 準拠 MFR: JIS K6760 準拠 引張降伏点荷重: JIS K6301 準拠 引張伸び: JIS K6301 準拠 曲げこわさ: JIS K7106 準拠 曲げこわさは、成形後の補修用パイプから試験片を切り
出して測定する。
する。物性の測定に用いた試験方法は以下の通りであ
る。 (物性試験方法) 密度: JIS K6760 準拠 MFR: JIS K6760 準拠 引張降伏点荷重: JIS K6301 準拠 引張伸び: JIS K6301 準拠 曲げこわさ: JIS K7106 準拠 曲げこわさは、成形後の補修用パイプから試験片を切り
出して測定する。
【0029】<実施例1>密度=0.950g/cm3 、M
FR=0.15g/10分、表面硬さ=66HDDおよび曲げ
こわさ=6,700kgf/cm2の高密度ポリエチレン(商品
名:日石スタフレンE801(D)、日本石油化学(株)
製)を外層に、密度=0.905g/cm3 、MFR=1.0
g/10分、表面硬さ(JIS A)=95゜および曲げこ
わさ=1,000 kgf/cm2の超低密度ポリエチレン(商
品名:日石ソフトレックス D9510、日本石油化学
(株)製)を内層に用いて、パイプ成形機(スクリュー径
=60mm、L/D=20の押出機)により成形温度1
75℃で押出し、一方、予めステアリン酸カルシウムで
表面処理を行った20号のたこ糸(径=2.0mmの木
綿撚糸、引張強度=31.4kg/本)からなる補強条材1
6本を、補強条材送り出しリールからパイプ成形機のダ
イスに供給し、上記超低密度ポリエチレン製パイプの最
外周に等間隔、かつ軸方向と平行に配列して埋設し、図
1に示す補修用パイプを製造した。パイプの外径は50
mm、肉厚は4mm(外層厚み0.5mm、内層厚み
3.5mm)であり、引張降伏点荷重は907kgf、パイ
プから切り出した試験片の曲げこわさは2,590kgf/c
m2であった。地下に埋設された既設配管50mを修復工
区として、その両端を掘削し、既設配管の内面の錆やス
ケールを除去した。次いで、上記パイプを偏平に押し潰
し、断面がU字型になるように軸方向に2つ折にして既
設配管内へ挿入し易いように変形した後、既設配管の一
端から引き込み治具を用いて挿通した。既設配管の内径
は55mmであり、既設配管内には90°の屈曲部が5
箇所存在したが、パイプの伸びや破損はなく、円滑に挿
通することができた。さらに挿通したパイプの一端を閉
塞し、スチームの圧力で加圧して膨張させ、U状型に変
形したパイプを元の円筒状に復元し、かつ既設配管内壁
に密着させて補修を完了した。このように、本願発明の
補修用パイプは、既設配管の補修用として十分な可撓性
を有しており、軸方向の伸びがなく、かつ補修用パイプ
の引張降伏点荷重以下の力で挿通することができた。ま
たパイプの円周方向に伸張し得るため、既設配管の内壁
へ良好に密着させることができた。
FR=0.15g/10分、表面硬さ=66HDDおよび曲げ
こわさ=6,700kgf/cm2の高密度ポリエチレン(商品
名:日石スタフレンE801(D)、日本石油化学(株)
製)を外層に、密度=0.905g/cm3 、MFR=1.0
g/10分、表面硬さ(JIS A)=95゜および曲げこ
わさ=1,000 kgf/cm2の超低密度ポリエチレン(商
品名:日石ソフトレックス D9510、日本石油化学
(株)製)を内層に用いて、パイプ成形機(スクリュー径
=60mm、L/D=20の押出機)により成形温度1
75℃で押出し、一方、予めステアリン酸カルシウムで
表面処理を行った20号のたこ糸(径=2.0mmの木
綿撚糸、引張強度=31.4kg/本)からなる補強条材1
6本を、補強条材送り出しリールからパイプ成形機のダ
イスに供給し、上記超低密度ポリエチレン製パイプの最
外周に等間隔、かつ軸方向と平行に配列して埋設し、図
1に示す補修用パイプを製造した。パイプの外径は50
mm、肉厚は4mm(外層厚み0.5mm、内層厚み
3.5mm)であり、引張降伏点荷重は907kgf、パイ
プから切り出した試験片の曲げこわさは2,590kgf/c
m2であった。地下に埋設された既設配管50mを修復工
区として、その両端を掘削し、既設配管の内面の錆やス
ケールを除去した。次いで、上記パイプを偏平に押し潰
し、断面がU字型になるように軸方向に2つ折にして既
設配管内へ挿入し易いように変形した後、既設配管の一
端から引き込み治具を用いて挿通した。既設配管の内径
は55mmであり、既設配管内には90°の屈曲部が5
箇所存在したが、パイプの伸びや破損はなく、円滑に挿
通することができた。さらに挿通したパイプの一端を閉
塞し、スチームの圧力で加圧して膨張させ、U状型に変
形したパイプを元の円筒状に復元し、かつ既設配管内壁
に密着させて補修を完了した。このように、本願発明の
補修用パイプは、既設配管の補修用として十分な可撓性
を有しており、軸方向の伸びがなく、かつ補修用パイプ
の引張降伏点荷重以下の力で挿通することができた。ま
たパイプの円周方向に伸張し得るため、既設配管の内壁
へ良好に密着させることができた。
【0030】<実施例2>補強条材として直径1.0m
mのステンレス鋼ワイヤ(引張強度=30kg/本)を用
いた他は、実施例1と同様にして補修用パイプの製造お
よび補修を行い、良好な結果を得た。得られたパイプの
引張降伏点荷重は885kgf であり、パイプから切り出
した試験片の曲げこわさは2,590kgf/cm2であった。
mのステンレス鋼ワイヤ(引張強度=30kg/本)を用
いた他は、実施例1と同様にして補修用パイプの製造お
よび補修を行い、良好な結果を得た。得られたパイプの
引張降伏点荷重は885kgf であり、パイプから切り出
した試験片の曲げこわさは2,590kgf/cm2であった。
【0031】<実施例3>補強条材として直径2.0m
mのアラミド繊維(引張強度=36kg/本)を用いた他
は、実施例1と同様にして補修用パイプの製造および補
修を行い、良好な結果を得た。得られたパイプの引張降
伏点荷重は981kgf であり、パイプから切り出した試
験片の曲げこわさは2,590kgf/cm2であった。
mのアラミド繊維(引張強度=36kg/本)を用いた他
は、実施例1と同様にして補修用パイプの製造および補
修を行い、良好な結果を得た。得られたパイプの引張降
伏点荷重は981kgf であり、パイプから切り出した試
験片の曲げこわさは2,590kgf/cm2であった。
【0032】<実施例4>実施例1で用いた高密度ポリ
エチレン(商品名:日石スタフレン E801(D)、日
本石油化学(株)製)を外層に、曲げこわさ=180kgf/
cm2のウレタン系エラストマーを内層に用い、パイプの
外径を50mm、肉厚を4mm(外層厚み1.0 m
m、内層厚み3.0mm)とした他は、実施例1と同様
にして補修用パイプの製造および補修を行い、良好な結
果を得た。得られたパイプの引張降伏点荷重は 872
kgfであり、パイプから切り出した試験片の曲げこわさ
は1,795kgf/ cm2であった。
エチレン(商品名:日石スタフレン E801(D)、日
本石油化学(株)製)を外層に、曲げこわさ=180kgf/
cm2のウレタン系エラストマーを内層に用い、パイプの
外径を50mm、肉厚を4mm(外層厚み1.0 m
m、内層厚み3.0mm)とした他は、実施例1と同様
にして補修用パイプの製造および補修を行い、良好な結
果を得た。得られたパイプの引張降伏点荷重は 872
kgfであり、パイプから切り出した試験片の曲げこわさ
は1,795kgf/ cm2であった。
【0033】<実施例5>実施例1で用いた高密度ポリ
エチレン(商品名:日石スタフレン E801(D)、日
本石油化学(株)製)を外層に、密度=1.19g/cm3、M
FR=1.3g/10分およびエチレン共重合比率=31モ
ル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体を中間層
に、および実施例1で用いた超低密度ポリエチレン(商
品名:日石ソフトレックス D9510、日本石油化学
(株)製)を内層に用い、パイプの外径を50 mm、肉
厚を4mm(外層厚み0.45mm、中間層厚み0.05
mm、内層厚み3.5mm)とした他は、実施例1と同
様にして補修用パイプの製造および補修を行い、良好な
結果を得た。得られたパイプの引張降伏点荷重は946
kgf であり、パイプから切り出した試験片の曲げこわさ
は1,795kgf/cm2であった。
エチレン(商品名:日石スタフレン E801(D)、日
本石油化学(株)製)を外層に、密度=1.19g/cm3、M
FR=1.3g/10分およびエチレン共重合比率=31モ
ル%のエチレン−ビニルアルコール共重合体を中間層
に、および実施例1で用いた超低密度ポリエチレン(商
品名:日石ソフトレックス D9510、日本石油化学
(株)製)を内層に用い、パイプの外径を50 mm、肉
厚を4mm(外層厚み0.45mm、中間層厚み0.05
mm、内層厚み3.5mm)とした他は、実施例1と同
様にして補修用パイプの製造および補修を行い、良好な
結果を得た。得られたパイプの引張降伏点荷重は946
kgf であり、パイプから切り出した試験片の曲げこわさ
は1,795kgf/cm2であった。
【0034】<比較例1>パイプの外径を50mm、肉
厚を4mm(外層厚み3.0mm、内層厚み1.0mm)
とした他は、実施例1と同様にして補修用パイプを製造
した。得られたパイプの引張降伏点荷重は1,127kg
f、パイプから切り出した試験片の曲げこわさは5,27
5kgf/cm2であり、可撓性が不十分であった。常温でパ
イプを変形して既設配管内に牽引挿入しようとしたが、
90°の屈曲部を挿通することができなかった。
厚を4mm(外層厚み3.0mm、内層厚み1.0mm)
とした他は、実施例1と同様にして補修用パイプを製造
した。得られたパイプの引張降伏点荷重は1,127kg
f、パイプから切り出した試験片の曲げこわさは5,27
5kgf/cm2であり、可撓性が不十分であった。常温でパ
イプを変形して既設配管内に牽引挿入しようとしたが、
90°の屈曲部を挿通することができなかった。
【0035】<比較例2>密度=0.9g/cm3、MFR=
0.5g/10分、表面硬さ=85HDDおよび曲げこわさ=
10,000kgf/cm2のポリプロピレン(商品名:日石ポ
リプロ E110G、日本石油化学(株)製)を外層に、
実施例1で用いた超低密度ポリエチレン(商品名:日石
ソフトレックス D9510、日本石油化学(株)製)を
内層に用い、パイプの外径を50mm、肉厚を4mm
(外層厚み2.0mm、内層厚み2.0mm)とした他
は、実施例1と同様にして補修用パイプの製造を行っ
た。得られたパイプの引張降伏点荷重は1,700kgf、
パイプから切り出した試験片の曲げこわさは5,500k
gf/cm2であり、可撓性が不十分であった。常温でパイプ
を変形して既設配管内に牽引挿入しようとしたが、90
°の屈曲部を挿通することができなかった。
0.5g/10分、表面硬さ=85HDDおよび曲げこわさ=
10,000kgf/cm2のポリプロピレン(商品名:日石ポ
リプロ E110G、日本石油化学(株)製)を外層に、
実施例1で用いた超低密度ポリエチレン(商品名:日石
ソフトレックス D9510、日本石油化学(株)製)を
内層に用い、パイプの外径を50mm、肉厚を4mm
(外層厚み2.0mm、内層厚み2.0mm)とした他
は、実施例1と同様にして補修用パイプの製造を行っ
た。得られたパイプの引張降伏点荷重は1,700kgf、
パイプから切り出した試験片の曲げこわさは5,500k
gf/cm2であり、可撓性が不十分であった。常温でパイプ
を変形して既設配管内に牽引挿入しようとしたが、90
°の屈曲部を挿通することができなかった。
【0036】<実施例6>実施例5で用いたエチレン−
ビニルアルコール共重合体を外層に、実施例1で用いた
超低密度ポリエチレン(商品名:日石ソフトレックス
D9510、日本石油化学(株)製)を内層に用い、中間
層として接着性樹脂(商品名:日石Nポリマー、日本石
油化学(株)製)を加えた3層構造とし、パイプの外径を
50mm、肉厚を4mm(外層厚み0.2mm、中間層
厚み0.02mm、内層厚み3.78mm)とした他は、
上記と同様にして補修用パイプを製造した。得られた補
修用パイプの引張降伏点荷重は978kgf であり、パイ
プから切り出した試験片の曲げこわさは1,385kgf/c
m2であった。パイプを変形して、既設配管内に牽引挿入
したところ、外層の剥離を起こさずに挿通することがで
きた。
ビニルアルコール共重合体を外層に、実施例1で用いた
超低密度ポリエチレン(商品名:日石ソフトレックス
D9510、日本石油化学(株)製)を内層に用い、中間
層として接着性樹脂(商品名:日石Nポリマー、日本石
油化学(株)製)を加えた3層構造とし、パイプの外径を
50mm、肉厚を4mm(外層厚み0.2mm、中間層
厚み0.02mm、内層厚み3.78mm)とした他は、
上記と同様にして補修用パイプを製造した。得られた補
修用パイプの引張降伏点荷重は978kgf であり、パイ
プから切り出した試験片の曲げこわさは1,385kgf/c
m2であった。パイプを変形して、既設配管内に牽引挿入
したところ、外層の剥離を起こさずに挿通することがで
きた。
【0037】
【発明の効果】本発明の補修用パイプは、周壁に軸方向
と平行に繊維、繊維製品、ワイヤ等の補強条材を埋設し
て、軸方向の強度を補強し伸びを抑制したことにより、
補修工事においてパイプの変形や破断を防止することが
できる。さらに、特定範囲の曲げこわさを有する熱可塑
性樹脂を用い、かつ補修用パイプの円周方向に沿って補
強部材を設けていないので、パイプは可撓性に富み、円
周方向に伸縮性を有している。従って、屈曲部が多数存
在する既設配管においても施工が容易であり、既設配管
の内壁へ良好に密着させることができる。また、従来法
のように加熱を行って変形する必要がないので、作業性
および安全性に優れ、かつ迅速な施工が可能である。ま
た、ガスバリヤー層を設けることにより、ガスもれ検知
用に使用しているメタンガス等の漏洩を防ぐことができ
る。一方、表面硬度のある樹脂層を設けることにより、
多数の屈曲部内を通過した際にも擦過傷等が生じ難くな
り、管体の寿命が延長される等の利点を有している。以
上の特性を有するパイプは、水道管、ガス管等の既設配
管を補修または更生する際に好適に使用することができ
る。
と平行に繊維、繊維製品、ワイヤ等の補強条材を埋設し
て、軸方向の強度を補強し伸びを抑制したことにより、
補修工事においてパイプの変形や破断を防止することが
できる。さらに、特定範囲の曲げこわさを有する熱可塑
性樹脂を用い、かつ補修用パイプの円周方向に沿って補
強部材を設けていないので、パイプは可撓性に富み、円
周方向に伸縮性を有している。従って、屈曲部が多数存
在する既設配管においても施工が容易であり、既設配管
の内壁へ良好に密着させることができる。また、従来法
のように加熱を行って変形する必要がないので、作業性
および安全性に優れ、かつ迅速な施工が可能である。ま
た、ガスバリヤー層を設けることにより、ガスもれ検知
用に使用しているメタンガス等の漏洩を防ぐことができ
る。一方、表面硬度のある樹脂層を設けることにより、
多数の屈曲部内を通過した際にも擦過傷等が生じ難くな
り、管体の寿命が延長される等の利点を有している。以
上の特性を有するパイプは、水道管、ガス管等の既設配
管を補修または更生する際に好適に使用することができ
る。
【図1】補修用パイプの例を示す断面斜視図である。
【図2】補修用パイプの他の例を示す断面斜視図であ
る。
る。
【図3】補修用パイプの他の例を示す断面斜視図であ
る。
る。
【図4】補修用パイプの他の例を示す断面斜視図であ
る。
る。
1a、1b、1c、1d 補修用パイプ 2 保護樹脂層 3 可撓性樹脂層 4 補強条材 5 バリヤー樹脂層 6 接着性樹脂層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 徹郎 神奈川県川崎市高津区梶ヶ谷2−11−2
Claims (6)
- 【請求項1】 表面硬さの大きい保護樹脂層および/ま
たはバリヤー樹脂層と、常温で可撓性を有する熱可塑性
樹脂からなる可撓性樹脂層とを含む多層パイプの該可撓
性樹脂層内に、軸方向と平行に少なくとも1本の補強条
材を埋設したことを特徴とする既設配管の補修用パイ
プ。 - 【請求項2】 前記補修用パイプの曲げこわさが200
〜5,000kgf/cm2であることを特徴とする請求項1に
記載の補修用パイプ。 - 【請求項3】 前記補強条材が無機繊維もしくは有機繊
維またはそれらの繊維製素材からなることを特徴とする
請求項1または2に記載の補修用パイプ。 - 【請求項4】 前記保護樹脂層が、密度0.91g/cm3以
上の低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度
ポリエチレン、ポリプロピレンおよびポリ1−ブテンか
ら選択された少なくとも1種の熱可塑性樹脂で、かつ前
記可撓性樹脂層よりも表面硬さが大きい樹脂からなるこ
とを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の補修用
パイプ。 - 【請求項5】 前記バリヤー樹脂層が、エチレン−酢酸
ビニル共重合体鹸化物、ポリアミド系樹脂、ポリエステ
ル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリカーボネー
ト系樹脂から選択された少なくとも1種の熱可塑性樹脂
からなることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記
載の補修用パイプ。 - 【請求項6】 前記可撓性樹脂層の熱可塑性樹脂が、超
低密度ポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体、
エチレン−アクリル酸エチル共重合体、エチレン−メタ
クリル酸エチル共重合体、エチレン−プロピレン共重合
体ゴム、エチレン−プロピレン−ジエン共重合体ゴムお
よび熱可塑性樹脂エラストマーから選択された少なくと
も1種であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか
に記載の補修用パイプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25025195A JPH0972464A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 既設配管の補修用パイプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25025195A JPH0972464A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 既設配管の補修用パイプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0972464A true JPH0972464A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=17205103
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25025195A Pending JPH0972464A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | 既設配管の補修用パイプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0972464A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006275090A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Jfe Steel Kk | 防火区画貫通部構造 |
| JP2008162255A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-07-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生用管状体、更生用管状体を積層した管更生用ライニングパイプおよび既設管の更生方法 |
| US9074307B2 (en) | 2011-05-27 | 2015-07-07 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Loom and weaving method using the same |
| KR102392986B1 (ko) * | 2021-09-15 | 2022-05-03 | 대한강관 주식회사 | 파형강관 피복층 보수제 및 이를 이용하여 보수한 파형강관 |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP25025195A patent/JPH0972464A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006275090A (ja) * | 2005-03-28 | 2006-10-12 | Jfe Steel Kk | 防火区画貫通部構造 |
| JP2008162255A (ja) * | 2006-12-04 | 2008-07-17 | Sekisui Chem Co Ltd | 既設管の更生用管状体、更生用管状体を積層した管更生用ライニングパイプおよび既設管の更生方法 |
| US9074307B2 (en) | 2011-05-27 | 2015-07-07 | Mitsubishi Rayon Co., Ltd. | Loom and weaving method using the same |
| KR102392986B1 (ko) * | 2021-09-15 | 2022-05-03 | 대한강관 주식회사 | 파형강관 피복층 보수제 및 이를 이용하여 보수한 파형강관 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041215 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050308 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050712 |