JPH0972941A - 信号切換装置およびスイッチ回路 - Google Patents
信号切換装置およびスイッチ回路Info
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Abstract
高速に行う信号切換装置を提供する。 【解決手段】 複数の切換回路が、入力端子11,12
および出力端子14a,14b・・・に並列に複数設け
られてなる信号切換装置であって、各切換回路2a,2
b,・・・は、(a)ガードを伴う微小電流測定用信号
を入出力する第1スイッチ回路3、(b)入力側がスト
レス信号端子13に接続された電流制限回路5、(c)
入力側が電流制限回路5の出力側に接続され、出力側が
前記第1スイッチ回路3の出力側に接続されたガード出
力端子を持つ第2スイッチ回路41、(d)一端が第1
スイッチ回路3および第2スイッチ回路41の出力側に
接続され、他端が出力端子14a,14b,・・・に接
続されたガード付きライン6、を有して構成される。
Description
ス試験に好適なスイッチ回路に関し、より詳細には、被
測定デバイス(以下、「DUT」という)のストレス試
験用の切換装置、および2つの信号源からの信号の切換
えに用いるスイッチ回路に関する。
イス等の、経時特性,過負荷特性等(たとえば、半導体
絶縁層のストレス印加による経時的な破壊特性)を測定
するために、複数の同一規格のDUT(トランジスタ,
IC,LSI等)にストレス信号(一般に、定格電流,
定格電圧レベル以上の信号)を長時間(たとえば、15
00〜2000時間)連続的または断続的に与えて、上
記DUTに流れる電流を定期的に検出する方法が知られ
ている。
構成を示すもので、切換装置1′は、微小電流測定装置
(以下、単に「測定装置」と言う)101からの微小電
流測定用信号S1を入力する測定信号端子11、該測定
装置101からのガード信号SGを入力するガード信号
端子12、およびストレス信号源102からのストレス
信号S2を入力するストレス信号端子13を入力端子と
して持っている。さらに、切換装置1′は、それぞれが
異なるDUT103a,103b,・・・に接続され
る、複数のDUT接続端子14a,14b・・・を出力
端子として持っている。
電圧源からDUTに電圧を印加して該DUTに流れる電
流を測定すること、および/あるいは定電流源からDU
Tに電流を流して該DUTの両端の電圧を測定すること
が可能な電圧電流測定装置が用いられる。
2,13と各出力端子14a,14b,・・・との間
に、それぞれ同一構成の切換回路2′a,2′b,・・
・を有している。各切換回路は、ガード付きスイッチ3
3、電流制限抵抗(固定抵抗)5′、ガード付きライン
61,62、ストレス信号用のガード付きスイッチ43
から構成されている。測定信号端子11は、各切換回路
のガード付きスイッチ33、ガード付きライン61、電
流制限抵抗5′、ガード付きライン62を介してDUT
接続端子(切換回路2′aでは14a)に接続されてい
る。ガード信号端子12は、ガード付きスイッチ33の
ガードに接続されると共に、ガード付きライン61,6
2のガードに接続されている。入力端子13は、ガード
付きスイッチ43を介して、ガード付きスイッチ33の
出力側に接続されている。また、ガード付きスイッチ4
3のガードは、前記ガード付きライン61,62のガー
ドに接続されている。
3a,103b,・・・に対してストレス信号S2が与
えられるときには、全ての切換回路2′a,2′b,・
・・のガード付きスイッチ33はオフとされ、ガード付
きスイッチ43はオンとされる。ストレス信号S2によ
り、何れかのDUTが破損すると、多くの場合該DUT
が接続されているDUT接続端子の電位が急激に降下
(極端な場合グランド電位と等しくなる)する。この場
合において、電流制限抵抗5′は、ストレス信号源10
2が過負荷となることを防止すると共に、破損していな
い他のDUTへの供給電流が不足となるのを防止する。
に、各DUTを1つずつストレス信号源から切り離すと
共に測定装置に接続し、該DUTに流れる電流を測定す
る。たとえば、DUT103aが破壊されたか否かを検
出する場合には、切換回路2′aのみのガード付きスイ
ッチ33をオンとし、かつ、この切換回路2′aのみの
ガード付きスイッチ43をオフとする。あるいは切換回
路2′a以外の切換回路2′b等のガード付きスイッチ
43をもオフとして、DUT103b等もストレス信号
源から切り離すようにしてもよい。測定装置101から
の微小電流測定用信号S1は、切換回路2′aを介して
DUT103aに与えられ、測定装置101は、測定用
信号S1の電流値が所定の値を越えるか否かを測定する
ことで、DUT103aが破壊されたか否かを検出す
る。他のDUT103b等についても、上述と同様、対
応する切換回路2′b等の各スイッチを順次切り換えて
微小電流測定用信号S1を与えることで、どのDUTに
回路破壊が生じたか否かを検出することができる。
下のような種々の問題を有している。 (1)たとえば、測定装置101によりDUT103a
を測定するために、微小電流測定用信号S1を与える場
合、電流制限抵抗5′で電圧降下が生じるため、各DU
Tに、本来印加するべき適正な電圧を印加できない。こ
の場合、上記電圧降下分を考慮した補正をすることも不
可能ではないが、補正に要する処理が煩雑となる。ま
た、各電流制限抵抗5′は、それぞれ抵抗値にバラツキ
があることもあり上記補正は容易ではない。しかも、各
電流制限抵抗5′の抵抗値を特定できたとしても、温度
変化による影響も考慮しなくてはならず、従来の切換装
置1′を用いた測定では、正確な微小電流の測定が困難
である。このため、該DUTの破壊の前兆を捉えるよう
な微妙な経時変化の測定には上記の切換装置1′を用い
ることはできない。
測定用信号の経路における、ガードと、入力端子11、
ガード付きスイッチ33の出力側端子、電流制限抵抗
5′、および出力端子14aとの間の寄生インピーダン
ス(RC並列回路)z1,z2,z3,z4を示す。測
定装置101により、たとえばDUT103aに微小電
流測定用信号S1を与えた場合、電流制限抵抗5′で生
じる電圧降下により、インピーダンスz4に加わる電圧
が大きくなる。このため、インピーダンスz4の抵抗
(R)を介して漏れ電流が流れてしまい、各DUTに流
れる電流を正確に測定することができない。たとえば、
インピーダンスz4の抵抗が1GΩ、電圧降下が0.2
Vであるような場合には、誤差電流は0.2nAにもな
り、pAオーダでの微小電流の測定は実質上不可能とな
る。
は、インピーダンスz4には、スイッチ信号の電圧と、
ガード信号の電圧との差分の電圧が加えられる。このこ
とから、ガード付きスイッチ43のオフ直後では、z4
の両端に電位差を生じるために、z4の誘電体にいわゆ
る誘電吸収が生じ、電流測定のためにスイッチ43をオ
フし、スイッチ33をオンした後も、誘電余効がおさま
るまで測定を待たなければならない。ストレス信号源1
02の出力が100Vであるような場合には、誘電分極
による電流がfAのレベルにまで落ち着くのに数十秒を
要することすらあり、図4に示した従来の切換装置1′
では、大きな問題となる。
制限抵抗5′に代えて、電圧降下が電流に依存せず、電
流値が設定値を越えないときは抵抗値が0Ω、設定値を
越えたときには抵抗値が無限大となるような電流制限回
路を採用することが好ましい。このような電流制限回路
は、半導体デバイスにより製造されるため、信号経路中
に漏れ電流が生じ易い。このため、これを従来の切換装
置1′に用いると、漏れ電流のためにかえって微小電流
の測定に支障が生じる可能性があった。
に介在していた電流制限抵抗の影響を解消することで、
DUTの破壊,その前兆等の測定を正確かつ高速に行う
ことを可能とする、DUTの信頼性の測定に好適な信号
切換装置を提供することにある。また、本発明の他の目
的は、ストレス信号経路と微小電流測定用信号経路の切
換回路を工夫することにより、製造コストダウンを図る
ことができる上記信号切換装置を提供することにある。
さらに、本発明の他の目的は、2つの信号源のうち、一
方の信号源からの信号がスイッチ回路を介してガード付
き信号線に接続されている場合に、該スイッチ回路がオ
フ状態でありかつ該ガード付き信号線に信号が表れてい
るときに、該スイッチ回路として安価なものを採用でき
る回路構成を提供することにある。
小電流測定用信号が入力される測定信号端子と、該測定
装置からのガード信号が入力されるガード信号端子と、
ストレス信号源からのストレス信号が入力されるストレ
ス信号端子とを入力端子として持ち、また、異なるDU
Tに、前記ストレス信号または前記微小電流測定用信号
を出力する、複数のDUT接続端子を出力端子として持
つ。さらに、この切換装置は、前記3つの入力端子と前
記各出力端子との間に、それぞれ同一構成の切換回路が
形成されている。
して、直流電流,直流電圧、交流電流,交流電圧、これ
らの重畳したもの、あるいはパルス等種々の信号が用い
られる。ストレス信号源は、複数のDUTに同時にスト
レス信号を供給しなくてはならないが、測定装置は、1
つのDUTのみに微小電流測定用信号を供給できればよ
い。ストレス信号源や測定装置は、1つの切換装置にた
だ1つ接続されるとは限らず、複数接続されることもあ
る。ガード信号端子には、通常は測定信号端子に与えら
れる電圧と同一の値の電圧が与えられる。DUTには、
LSI,トランジスタ等の半導体装置の他、抵抗やコン
デンサ等の電気素子が含まれる。
複数のDUTに同一のストレスを与え、該ストレスによ
る影響を経時的に測定するために用いられる。したがっ
て、DUT接続端子(出力端子)に接続されるDUT
は、原則的には同一種であるが、各出力端子に異なる種
類のDUTを振り分けて測定を行うことも可能である。
この場合、DUTの種類に応じて、異なるストレス信号
源や異なる測定装置を用いることもできる。
号端子に接続されたガード付きスイッチと、入力側が前
記ガード信号端子および前記ガード付きスイッチのガー
ドに接続された前記ガード付きスイッチに連動するガー
ド用スイッチと、からなる第1スイッチ回路、(b)入
力側が前記ストレス信号端子に接続された電流制限回
路、(c)入力側が前記電流制限回路の出力側に接続さ
れ、出力側が前記第1スイッチ回路のガード付きスイッ
チの出力側に接続されたガード出力端子を持つ第2スイ
ッチ回路、(d)一端が前記第1スイッチ回路のガード
付きスイッチの出力側に接続され、他端が前記DUT接
続端子に接続され、ガードが前記第1スイッチ回路のガ
ード用スイッチの出力側および前記第2スイッチ回路の
ガード出力端子に接続された、ガード付きライン、を有
している。
イッチにより構成することもでき、この場合にはガード
が該スイッチ回路のガード出力端子となる。また、通
常、第2スイッチ回路は、後述する図1および図2にお
いて説明するように、2つのスイッチにより構成する
(一方のスイッチはガード付きスイッチである)ことも
できる。さらに、第2スイッチ回路は、後述する図1お
よび図2の構成に限らず、ガード付きスイッチと、その
ガードに一方端が接続され他方端が接地されたグランド
用スイッチとの2つの相互に連動するスイッチにより構
成することもできる。なお、通常、本発明の切換装置で
は、上記各スイッチとして、リードリレーが用いられる
が、これに限定されるものではない。また、DUT接続
端子から引き出されるラインにガードが必要となる場合
には、各DUT接続端子と対に、ガード用の出力端子
(ガード付きラインのガードに接続される)を設けるこ
とができる。
定抵抗を用いてもよい。また、電流制限回路は微小電流
測定用信号の経路中に介在していないので、それ自体が
漏れ電流を持つような電流制限回路(たとえば、安価な
能動素子等を用いた電子回路部品)を採用してもよい。
さらに、電流制限回路を、電流制限値が変更可能な回路
により構成してもよい。また、電流制限回路は微小電流
測定用信号の経路中に介在していないことから、第1ス
イッチ回路のガード付きスイッチと前記DUT接続端子
との間の、同軸ケーブル,基板上パターン等からなるガ
ード付きラインの長さを短縮することも可能となる。
る。たとえば、DUTに微小電流測定用信号を送出する
とき(微小電流測定時)には、何れか1つの切換回路の
みの第1スイッチ回路をオンとすると共に、当該切換回
路のみの第2スイッチ回路または全ての切換回路の第2
スイッチ回路をオフとする。測定装置からの微小電流測
定用信号は、第1スイッチ回路およびガード付きライン
を介して何れかのDUTに与えられる。測定装置は、微
小電流測定用信号の電流値をpAオーダ以上の精度で測
定し、該DUTに破壊の前兆が生じているか否か等を検
出することができる。
しないとき(微小電流非測定時)には、全ての切換回路
の第1スイッチ回路をオフとし、全ての切換回路の第2
スイッチ回路をオンとする。ストレス信号源からのスト
レス信号は、電流制限回路、第2スイッチ回路、および
ガード付きラインを介して各DUTに与えられる。何れ
かのDUTが破壊され、該DUTが接続されているDU
T接続端子の電位が急激に降下しても、電流制限回路に
より、ストレス信号源が過負荷になることはなく、破壊
されていない他のDUTへのストレス信号の供給不足は
生じない。
を、ガード付きスイッチと、これに連動するガード用ス
イッチとにより構成することができる。この場合、前記
ガード用スイッチの一端が前記ガード付きスイッチの一
端に、該ガード用スイッチの他端が該ガード付きスイッ
チのガードにそれぞれ接続される。ここで、前記ガード
付きスイッチの一端および他端が、前記第2スイッチ回
路の入力側および出力側となり、前記ガード用スイッチ
の他端が前記第2スイッチ回路のガード出力端子とな
る。
チ回路を、ガード付きスイッチと、これに連動する入力
側スイッチとの直列接続により構成することができる。
この場合、前記ガード付きスイッチのガードが、該ガー
ド付きスイッチと前記入力側スイッチとの接続点に接続
される。ここで、前記入力側スイッチの前記ガード付き
スイッチが接続されていない側が前記第2スイッチ回路
の入力側となり、前記ガード付きスイッチの前記入力側
スイッチが接続されていない側が前記第2スイッチ回路
の出力側となる。また、前記ガード付きスイッチのガー
ドが前記第2スイッチ回路のガード出力端子となる。
きスイッチと入力側スイッチとが直列接続され、前記出
力側ガード付きスイッチのガードが、該ガード付きスイ
ッチと前記入力側スイッチとの接続点に接続されて構成
されるもので、出力側に接続した外部デバイスに、他の
信号源からのフォースラインおよびガードラインが接続
されている場合に、入力側に接続した信号源から、前記
外部デバイスに信号を送出するために用いられる。この
スイッチ回路は、以下のように動作する。たとえば、前
記他の信号源からのフォース信号およびガード信号が、
前記フォースラインおよび前記ガードラインに表れると
きには、前記2つのスイッチを同時にオフする。また、
前記他の信号源からのフォース信号およびガード信号
が、前記フォースラインおよび前記ガードラインに表れ
ない場合において、前記入力側スイッチの入力側に接続
された信号源からの信号を前記外部デバイスに送出する
ときには、前記2つのスイッチを同時にオンする。
源からのフォース信号およびガード信号が、前記フォー
スラインおよびガードラインにそれぞれ表れていると
き、すなわち、前記入力側スイッチおよび前記出力側ガ
ード付きスイッチを同時にオフしているときに、出力側
ガード付きスイッチの両端子間の電位差は微小で、概ね
mV以下であるので、出力側ガード付きスイッチとし
て、絶縁抵抗が小さい値のものを採用することができ
る。
す図であり、同図において、信号切換装置1は、入力端
子として測定信号端子11,ガード信号端子12,スト
レス信号端子13の3つの端子を入力端子として持ち、
複数のDUT接続端子14a,14b,・・・を出力端
子として持つ。測定信号端子11,ガード信号端子12
には、微小電流測定用信号S1およびガード信号SGを
出力する測定用測定装置101が接続され、ストレス信
号端子13には、ストレス信号S2を出力するストレス
信号源(ここでは、直流信号源)102が接続されてい
る。また、各DUT接続端子14a,14b,・・・に
は、同一種のDUT103a,103b,・・・がそれ
ぞれ接続されている。
端子14a,14b,・・・との間には、それぞれ同一
構成の切換回路2a,2b,・・・が形成されている。
各切換回路は、第1スイッチ回路3、第2スイッチ回路
41、電流制限回路5およびガード付きライン6を有し
て構成されている。第1スイッチ回路3は、入力側が測
定信号端子11に接続されたガード付きスイッチ31
と、入力側がガード信号端子12およびガード付きスイ
ッチ31のガードに接続されたガード用スイッチ32と
からなる。ガード用スイッチ32はガード付きスイッチ
31に連動するように動作する。
回路により構成されている。この電流制限回路5は、入
力側が前記ストレス信号端子13に接続されている。
ガード付きスイッチ411と、これに連動するガード用
スイッチ412とからなり、ガード用スイッチ412の
一端はガード付きスイッチ411の一端に接続され、他
端はガード付きスイッチ411のガードに接続されてい
る。なお、第2スイッチ回路41では、ガード付きスイ
ッチ411の両端が入出力端となり、ガード用スイッチ
412の他端(ガード付きスイッチ411の一端に接続
されていない側)がガード出力端子となっている。
ド付きスイッチ31の出力側に接続され、他端がDUT
接続端子(切換回路2aでは、14aである)に接続さ
れており、ガードがガード用スイッチ32の出力側およ
びガード用スイッチ412の出力側(すなわち、第2ス
イッチ回路41のガード出力端子)に接続されている。
なお、図1では、切換装置1の出力端子としてDUT接
続端子14a,14b,・・・のみを設けたが、DUT
103a,103b,・・・の近傍にガードが必要な場
合には、ガード付きライン6のガードに接続されたガー
ド用の出力端子を設けることができる。
5は、微小電流測定用信号に影響を与えない位置に設け
られるので、電流制限回路5として固定抵抗(抵抗素
子)以外の、漏れ電流を持つような電子回路部品を採用
しても、微小電流の測定に影響を与えることは殆どな
い。また、電流制限回路5を、制限電流値を外部から変
更できる電子回路により構成することもできる。
電流測定用信号S1を送出するとき(微小電流非測定
時)には、全ての切換回路2a,2b,・・・の第1ス
イッチ回路3をオフ(すなわち、ガード付きスイッチ3
1およびガード用スイッチ32をオフ)とすると共に、
全ての切換回路の第2スイッチ回路41をオン(すなわ
ち、ガード付きスイッチ411およびガード用スイッチ
412はオン)とし、DUT103a,103b,・・
・にストレス信号(本実施例では直流電圧信号)S2を
与える。
電流測定用信号S1を送出しないとき(微小電流測定
時)には、何れか1つの切換回路、たとえば切換回路2
aのみの第1スイッチ回路3をオン(すなわち、ガード
付きスイッチ31およびガード用スイッチ32をオン)
とし、切換回路2aの第2スイッチ回路41はオフ(す
なわち、ガード付きスイッチ411およびガード用スイ
ッチ412はオフ)とする。これにより、測定装置10
1は、DUT103aに微小電流測定用信号(本実施例
では直流電圧信号)S1が与えられ、その応答(DUT
103aを流れる電流)が測定される。
小電流測定用信号S1を与えている期間中、残る全ての
切換回路2b等の各第2スイッチ回路41をオンとする
こともできるし、オフとすることもできる。たとえば、
微小電流測定用信号S1とストレス信号S2とが同一の
電圧値の信号である場合には、上記切換回路2b等の各
第2スイッチ回路41をオンとし、また、微小電流測定
用信号S1とストレス信号S2とが異なる電圧値の信号
である場合には、上記切換回路2b等の各第2スイッチ
回路41をオフとすることができる。なお、微小電流測
定用信号S1とストレス信号S2とが同一の電圧値の信
号であるか否かによらず、上記切換回路2b等の各第2
スイッチ回路41をオンとすることもできるし、オフと
することもできる。
は、微小電流測定用信号S1の経路に電流制限回路が介
在していないので、DUT103a,103b,・・・
を流れる電流を極めて高い精度で測定することができ、
したがって各DUTの破壊の前兆等を知ることができ
る。また、第1スイッチ回路3がオフ、第2スイッチ回
路41がオンのときには、ガード付きライン6全域に亙
り、芯線とガードとの間の電位差は実質上ゼロである。
したがって、微小電流測定のために、第1スイッチ回路
3をオン、第2スイッチ回路41をオフとしても、いわ
ゆる誘電吸収は生じないので、微小電流測定の待ち時間
は実質上ゼロとなり、高速な測定を行うことができる。
がオン、第2スイッチ回路41がオフのときには、ガー
ド付きスイッチ411の両端子には、微小測定用信号S
1の電圧とストレス信号S2の電圧とが表れ、ガード用
スイッチ412の両端子にはガード信号端子12からの
ガード信号SGとストレス信号S2の電圧とが表れる。
ガード付きスイッチ411やガード用スイッチ412の
各両端子間の電位差がゼロないし小さいときには、これ
らスイッチ411,412として絶縁抵抗値の低いもの
を使用できる。しかし、ガード付きスイッチ411やガ
ード用スイッチ412の両端子間の電位差が大きい場合
(微小電流測定用信号S1とストレス信号S2との電圧
値が大きく異なる場合)には、ガード付きスイッチ41
1とガード用スイッチ412の双方に絶縁抵抗の大きな
ものを使用しなくてはならない。また、ガード付きスイ
ッチ411の入力端と開閉点との間の部分で芯線とガー
ド間にリーク電流が生じたり、これらの間に誘導電荷が
生じる。
1に示す切換回路2a,2b,・・・に代えて、図2に
示す切換回路2a,2b,・・・を用いることができ
る。図2に示した切換回路は、図1に示した切換回路
と、第2スイッチ回路のみが異なる。図2の第2スイッ
チ回路42は、ガード付きスイッチ421と、これに連
動する入力側スイッチ422との直列接続からなり、ガ
ード付きスイッチ421のガードが、ガード付きスイッ
チ421の芯線と入力側スイッチ422との接続点に接
続されて構成されている。なお、第2スイッチ回路42
では、入力側スイッチ422の、ガード付きスイッチ4
21が接続されていない側が入力端となり、ガード付き
スイッチ421の入力側スイッチ422が接続されてい
ない側が第2スイッチ回路42の出力端子となり、さら
にガード付きスイッチ421のガードがスイッチ回路4
2のガード出力端子となっている。
装置1と同様にして、微小電流非測定時および微小電流
測定時に、第1スイッチ回路3および第2スイッチ回路
42のオン・オフを行う。図2に示した第2スイッチ回
路42では、微小電流測定時(すなわち第1スイッチ回
路3のガード付きスイッチ31およびガード用スイッチ
32がオン、ガード付きスイッチ421および入力側ス
イッチ422がオフのとき)に、ガード付きスイッチ4
21の両端子間の電位差は、微小電流測定用信号S1と
ガード信号SGとの電位差に等しくなる。したがって、
ガード付きスイッチ421として、高絶縁のものを使用
しなくてもよくなり、図1に示したガード付きスイッチ
411よりも安価なものを使用することができる。図1
に示した第2スイッチ回路41では、ガード付きスイッ
チ411がオフのときに、該スイッチ411の両端子間
に100Vの電位差が生じているとすると、ガード付き
スイッチ411として、その漏れ電流の設計目標を1p
Aとして、1014Ωの仕様のものが必要となる。これ
に対して、図2に示す第2スイッチ回路42を用いた場
合には、ガード付きスイッチ421として、その漏れ電
流の設計目標を上記と同様1pA、芯線とガードとに表
れる電圧を1mVとすると、109Ωの仕様のものです
むことになる。しかも、図2に示した第2スイッチ回路
42では、ガード付きスイッチ421の入力端と開閉点
との間の部分で芯線とガードとの間の電位差はゼロであ
るので、図1に示した第2スイッチ回路41のガード付
きスイッチ411のように上記部分にリーク電流が生じ
たり、これらの間に誘導電荷が生じることもなく、より
精度の高い微小電流測定が可能となる。
装置1と同様、たとえば切換回路2aを介してDUT1
03aに微小電流測定用信号S1を与えている期間中、
残る全ての切換回路2b等の各第2スイッチ回路41を
オフとすることもできる。この場合、(1)ガード付き
スイッチ421および入力側スイッチ422を共にオフ
とする態様、(2)ガード付きスイッチ421をオン、
入力側スイッチ422をオフとする態様、の何れであっ
ても上記各第2スイッチ回路41をオフとすることがで
きる。(1)の態様では、上記切換回路2b等のガード
付きライン6のガードは、DUTおよび測定装置101
の何れにも接続されない状態となり、ガードが浮いた電
位を持つことになる。上記の浮いたガードは、他の配線
等との間に静電容量を持つと共に、ガードと前記他の配
線等とは等価的に高抵抗で接続されることになる。この
ため、微小電流を測定する場合に、前記静電容量や前記
高抵抗の影響が微小電流の測定回路に現れ、測定精度が
低下する可能性が生じる。これに対し、(2)の態様で
は、ガード付きライン6のガードと芯線との電位は同じ
になるので、(1)の態様のような不都合は生じない。
このため、通常は、(1)の態様による第2スイッチ回
路42の切換が行われる。
2スイッチ回路42と同様の構成をなすものであり、信
頼性測定における微小電流測定以外の用途にも適用され
る。以下、図3により説明する。図3は本発明のスイッ
チ回路を示すもので、同図においてスイッチ回路7は、
入力側スイッチ(通常はガードを持たない)72と、出
力側ガード付きのスイッチ71との直列接続により構成
されている。このスイッチ回路7は、出力側に接続した
外部デバイス203に、他の信号源201からのフォー
スラインL1およびガードラインL2が接続されている
場合において、信号源202から、外部デバイス203
に信号S0を送出する場合に用いられる。
きスイッチ71の出力側およびそのガードは、フォース
ラインL1およびガードラインL2にそれぞれ接続され
ている。また、出力側ガード付きスイッチ71のガード
は、該スイッチ71の芯線の入力側に接続されている。
びガード信号SGが、フォースラインL1およびガード
ラインL2にそれぞれ表れるときには、入力側スイッチ
72および出力側ガード付きのスイッチ71を同時にオ
フする。また、信号源201からのフォース信号SFお
よびガード信号SGが、信号ラインL1およびガードラ
インL2に表れない場合において、信号源201からの
信号S0を外部デバイス203に送出するときには、入
力側スイッチ72および出力側ガード付きスイッチ71
を同時にオンする。
のフォース信号SFおよびガード信号SGが、フォース
ラインL1およびガードラインL2にそれぞれ表れてい
るとき、すなわち、入力側スイッチ72および出力側ガ
ード付きのスイッチ71を同時にオフしているときに、
出力側ガード付きスイッチ71の芯線とガードとの間の
電位差は微小であり、概ねmVオーダ以下である。した
がって、図2の第2スイッチ回路42について説明した
と同様、出力側ガード付きスイッチとして、絶縁抵抗の
値が小さいものを使用することができ、しかも、出力側
ガード付きスイッチ71の入力端と開閉点との間の部分
で芯線とガードとの間にリーク電流が生じたり、これら
の間に誘導電荷が生じることもない。
に限定されないことは、当業者には明らかであろう。特
に、本発明の切換装置に複数のストレス信号源あるいは
複数の微小電流測定装置を接続するように変更修正する
ことが容易なことは、当業者には容易に理解されよう。
したので、以下のような効果を奏することができる。 (1)微小電流測定用信号の経路には電流制限回路が介
在していないので、微小電流測定に際して誤差電流が極
めて小さくなり、fAオーダの高精度測定が可能とな
る。 (2)微小電流測定用信号の経路となるガード付きライ
ン全域に亙り、微小電流測定用信号に電圧降下が生じな
いため、いわゆる誘電吸収は実質上生じないので、高速
な測定が可能となる。 (3)微小電流測定用信号は電流制限回路から干渉を受
けにくい、あるいは全く受けないので、電流制限回路と
して選択の自由度が広くなる。したがって、電流制限回
路として、電流制限値を変更できる半導体デバイスから
なるものを採用することができる。 (4)上記の効果を有するにもかかわらず、製造コスト
が従来並である。
うに構成したので、漏れ電流が極めて小さい2つの信号
源の切換回路を安価に提供することができる。
ある。
る。
ある。
図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 微小電流測定装置からの微小電流測定用
信号が入力される測定信号端子と、該測定装置からのガ
ード信号が入力されるガード信号端子と、ストレス信号
源からのストレス信号が入力されるストレス信号端子
と、を入力端子として持つと共に、 異なる被測定デバイスに、前記微小電流測定用信号また
は前記ストレス信号を出力する、複数の被測定デバイス
接続端子を出力端子として持ち、かつ、 前記3つの入力端子と前記各出力端子との間に、それぞ
れ同一構成の切換回路が形成されてなる、信号切換装置
であって、 前記各切換回路は、(a)入力側が前記測定信号端子に
接続されたガード付きスイッチと、 入力側が前記ガード信号端子および前記ガード付きスイ
ッチのガードに接続された前記ガード付きスイッチに連
動するガード用スイッチと、からなる第1スイッチ回
路、(b)入力側が前記ストレス信号端子に接続された
電流制限回路、(c)入力側が前記電流制限回路の出力
側に接続され、出力側が前記第1スイッチ回路のガード
付きスイッチの出力側に接続されたガード出力端子を持
つ第2スイッチ回路、(d)一端が前記第1スイッチ回
路のガード付きスイッチの出力側に接続され、他端が前
記被測定デバイス接続端子に接続され、ガードが前記第
1スイッチ回路のガード用スイッチの出力側および前記
第2スイッチ回路のガード出力端子に接続されたガード
付きライン、を有してなることを特徴とする前記信号切
換装置。 - 【請求項2】 前記第2スイッチ回路が、ガード付きス
イッチと、これに連動するガード用スイッチとからな
り、 前記ガード用スイッチの一端が前記ガード付きスイッチ
の一端に、該ガード用スイッチの他端が前記ガード付き
スイッチのガードにそれぞれ接続され、 前記ガード付きスイッチの一端および他端を、前記第2
スイッチ回路の入力側および出力側とし、前記ガード用
スイッチの他端を前記第2スイッチ回路のガード出力端
子とすることを特徴とする請求項1に記載の信号切換装
置。 - 【請求項3】 前記第2スイッチ回路が、ガード付きス
イッチと、これに連動する入力側スイッチとの直列接続
からなり、 前記ガード付きスイッチのガードが、該ガード付きスイ
ッチと前記入力側スイッチとの接続点に接続され、 前記入力側スイッチの前記ガード付きスイッチが接続さ
れていない側を前記第2スイッチ回路の入力側とし、前
記ガード付きスイッチの前記入力側スイッチが接続され
ていない側を前記第2スイッチ回路の出力側とし、前記
ガード付きスイッチのガードを前記第2スイッチ回路の
ガード出力端子とすることを特徴とする請求項1に記載
の信号切換装置。 - 【請求項4】 前記電流制限回路が、電流制限値を変更
できることを特徴とする請求項1〜3に記載の信号切換
装置。 - 【請求項5】 出力側ガード付きスイッチと、入力側ス
イッチとが直列接続され、前記出力側ガード付きスイッ
チのガードが、該ガード付きスイッチと前記入力側スイ
ッチとの接続点に接続されて構成され、 前記出力側ガード付きスイッチの出力側に外部デバイス
を接続すると共に、前記入力側スイッチの入力側に信号
源を接続し、 前記ガード付きスイッチの出力側およびガードに、他の
信号源からのフォースラインおよびガードラインをそれ
ぞれ接続して使用することを特徴とするスイッチ回路。
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