JPH0973876A - メタルハライドランプとその点灯装置および照明装置 - Google Patents
メタルハライドランプとその点灯装置および照明装置Info
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- JPH0973876A JPH0973876A JP22652695A JP22652695A JPH0973876A JP H0973876 A JPH0973876 A JP H0973876A JP 22652695 A JP22652695 A JP 22652695A JP 22652695 A JP22652695 A JP 22652695A JP H0973876 A JPH0973876 A JP H0973876A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】ナトリウムの消失を抑えて光束維持率を高め、
立消え特性を向上させ、寿命特性を改善したメタルハラ
イドランプを提供する。 【解決手段】電極4a,4bが封装されるとともに少な
くともハロゲン化ナトリウムおよびハロゲン化セシウム
が封入された発光管1を有するメタルハライドランプ1
00において、上記ハロゲン化ナトリウムの封入量をA
mg/cc、ハロゲン化セシウムの封入量をBmg/ccとした
場合、0.02≦B/A≦0.15としたことを特徴と
するメタルハライドランプである。ハロゲン化セシウム
がナトリウムの消失を抑制するため、光束維持率を高く
し、ランプ電圧の上昇を抑えて立消えを防止し、初期光
束値を高くすることができる。
立消え特性を向上させ、寿命特性を改善したメタルハラ
イドランプを提供する。 【解決手段】電極4a,4bが封装されるとともに少な
くともハロゲン化ナトリウムおよびハロゲン化セシウム
が封入された発光管1を有するメタルハライドランプ1
00において、上記ハロゲン化ナトリウムの封入量をA
mg/cc、ハロゲン化セシウムの封入量をBmg/ccとした
場合、0.02≦B/A≦0.15としたことを特徴と
するメタルハライドランプである。ハロゲン化セシウム
がナトリウムの消失を抑制するため、光束維持率を高く
し、ランプ電圧の上昇を抑えて立消えを防止し、初期光
束値を高くすることができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属ハロゲン化物
として少なくともハロゲン化ナトリウムを封入してなる
メタルハライドランプとその点灯装置およびこれを用い
た照明装置に関する。
として少なくともハロゲン化ナトリウムを封入してなる
メタルハライドランプとその点灯装置およびこれを用い
た照明装置に関する。
【0002】
【従来の技術】発光管内に水銀と金属ハロゲン化物およ
び希ガスを封入したメタルハライドランプは、水銀ラン
プに比べて高効率および高演色性であるため、省資源ラ
ンプとして広く普及している。
び希ガスを封入したメタルハライドランプは、水銀ラン
プに比べて高効率および高演色性であるため、省資源ラ
ンプとして広く普及している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、メタル
ハライドランプは高効率および高演色性などの優れた特
性をもつが、その反面、水銀ランプや高圧ナトリウムラ
ンプなどの他のHIDに比べて光束維持率や立消え電圧
の点で劣るという問題がある。
ハライドランプは高効率および高演色性などの優れた特
性をもつが、その反面、水銀ランプや高圧ナトリウムラ
ンプなどの他のHIDに比べて光束維持率や立消え電圧
の点で劣るという問題がある。
【0004】メタルハライドランプが水銀ランプや高圧
ナトリウムランプなどに比べて光束維持率および立消え
電圧の点で劣る理由は種々考えられるが、金属ハロゲン
化物としてハロゲン化ナトリウム、例えばヨウ化ナトリ
ウムNaIを用いたランプの場合は、ヨウ化ナトリウム
NaIが放電空間中でヨウ素I2 とナトリウムNaに分
解し、そのナトリウムイオンが発光管を構成する石英か
ら抜け出し、このためナトリウムが次第に消失し、よっ
て、光束の低下を招き、かつランプ電圧が上昇して立消
え特性が低下する。
ナトリウムランプなどに比べて光束維持率および立消え
電圧の点で劣る理由は種々考えられるが、金属ハロゲン
化物としてハロゲン化ナトリウム、例えばヨウ化ナトリ
ウムNaIを用いたランプの場合は、ヨウ化ナトリウム
NaIが放電空間中でヨウ素I2 とナトリウムNaに分
解し、そのナトリウムイオンが発光管を構成する石英か
ら抜け出し、このためナトリウムが次第に消失し、よっ
て、光束の低下を招き、かつランプ電圧が上昇して立消
え特性が低下する。
【0005】したがって、この種のメタルハライドラン
プの課題は、ナトリウムイオンの石英抜けのため光束維
持率や立消え電圧の特性が劣るという点である。本発明
はこのような事情にもとづきなされたもので、その目的
とするところは、ナトリウムの消失を防止し、光束維持
率を高め、かつ立消え特性を向上させて寿命特性を改善
したメタルハライドランプとその点灯装置および照明装
置を提供しようとするものである。
プの課題は、ナトリウムイオンの石英抜けのため光束維
持率や立消え電圧の特性が劣るという点である。本発明
はこのような事情にもとづきなされたもので、その目的
とするところは、ナトリウムの消失を防止し、光束維持
率を高め、かつ立消え特性を向上させて寿命特性を改善
したメタルハライドランプとその点灯装置および照明装
置を提供しようとするものである。
【0006】
(構成)請求項1の発明は、気密容器と;この気密容器
に封入され、ハロゲン化ナトリウムおよびハロゲン化セ
シウムを含み、上記ハロゲン化ナトリウム量をAmg/c
c、ハロゲン化セシウム量をBmg/ccとした場合、
0.01≦B/A≦0.15の関係を満足する放電媒体
と;を具備していることを特徴とするメタルハライドラ
ンプである。
に封入され、ハロゲン化ナトリウムおよびハロゲン化セ
シウムを含み、上記ハロゲン化ナトリウム量をAmg/c
c、ハロゲン化セシウム量をBmg/ccとした場合、
0.01≦B/A≦0.15の関係を満足する放電媒体
と;を具備していることを特徴とするメタルハライドラ
ンプである。
【0007】ここで気密容器は、内部に電極を備えるも
の、外部に電極を備えるもの、または電極を備えず高周
波誘電点灯される無電極放電灯などを含む。また、放電
媒体は、放電により発光する発光媒体を含む。
の、外部に電極を備えるもの、または電極を備えず高周
波誘電点灯される無電極放電灯などを含む。また、放電
媒体は、放電により発光する発光媒体を含む。
【0008】請求項2の発明は ハロゲン化セシウムの
封入量Bは、0.025(mg/cc)≦B≦0.8(mg/
cc) であることを特徴とする請求項1に記載のメタル
ハライドランプである。
封入量Bは、0.025(mg/cc)≦B≦0.8(mg/
cc) であることを特徴とする請求項1に記載のメタル
ハライドランプである。
【0009】請求項3の発明は、気密容器は、電極が封
装された発光管であることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載のメタルハライドランプである。請求項
4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一に記
載のメタルハライドランプと;上記ランプを点灯させる
点灯回路と;を具備したことを特徴とするメタルハライ
ドランプの点灯装置である。
装された発光管であることを特徴とする請求項1または
請求項2に記載のメタルハライドランプである。請求項
4の発明は、請求項1ないし請求項3のいずれか一に記
載のメタルハライドランプと;上記ランプを点灯させる
点灯回路と;を具備したことを特徴とするメタルハライ
ドランプの点灯装置である。
【0010】請求項5の発明は、請求項1ないし請求項
3のいずれか一に記載のメタルハライドランプと;この
ランプを保持した照明器具と;を具備したことを特徴と
する照明装置である。
3のいずれか一に記載のメタルハライドランプと;この
ランプを保持した照明器具と;を具備したことを特徴と
する照明装置である。
【0011】(作用)請求項1の発明によれば、ハロゲ
ン化セシウムがナトリウムの消失を抑制する作用を奏す
る。すなわち、ハロゲン化セシウムはハロゲン化ナトリ
ウムに比べて低温で分解し易い特性があり、ア−ク中で
ハロゲンから分離されたセシウムがバルブ壁付近に拡散
して多く集まり、よって管壁近くではセシウムの存在比
率が高くなる。セシウムはナトリウムに比べて原子が大
きいので発光管壁を構成する石英を透過することがな
い。そして、管壁付近でセシウムの存在比率が高くなる
と、結果としてナトリウムの存在割合が低くなり、よっ
てナトリウムの抜けを防止することができる。しかも、
ハロゲン化セシウムの封入量が適当な量であればメタル
ハライドランプ本来の光束値を変化させない。
ン化セシウムがナトリウムの消失を抑制する作用を奏す
る。すなわち、ハロゲン化セシウムはハロゲン化ナトリ
ウムに比べて低温で分解し易い特性があり、ア−ク中で
ハロゲンから分離されたセシウムがバルブ壁付近に拡散
して多く集まり、よって管壁近くではセシウムの存在比
率が高くなる。セシウムはナトリウムに比べて原子が大
きいので発光管壁を構成する石英を透過することがな
い。そして、管壁付近でセシウムの存在比率が高くなる
と、結果としてナトリウムの存在割合が低くなり、よっ
てナトリウムの抜けを防止することができる。しかも、
ハロゲン化セシウムの封入量が適当な量であればメタル
ハライドランプ本来の光束値を変化させない。
【0012】すなわち、ハロゲン化ナトリウムの封入量
Aに耐するハロゲン化セシウムの封入量BがB/A<
0.01の場合、ハロゲン化セシウムを封入する効果が
低く、初期の目的を達成できず、また0.15<B/A
の場合は、ナトリウムの消失を防止してランプ電圧の上
昇を抑えることができるが、赤外線域に発光領域をもつ
セシウムの発光量が増すため、割合として可視光の発光
割合が低下し、初期の光束値が低下する。
Aに耐するハロゲン化セシウムの封入量BがB/A<
0.01の場合、ハロゲン化セシウムを封入する効果が
低く、初期の目的を達成できず、また0.15<B/A
の場合は、ナトリウムの消失を防止してランプ電圧の上
昇を抑えることができるが、赤外線域に発光領域をもつ
セシウムの発光量が増すため、割合として可視光の発光
割合が低下し、初期の光束値が低下する。
【0013】請求項2の発明によれば、ハロゲン化セシ
ウムの封入量Bを、 0.025(mg/cc)≦B≦0.
8(mg/cc) の範囲にしたから、点灯中に管壁付近で
セシウムの存在比率が多くなり、ナトリウムの存在割合
を低くしてナトリウムの抜けを防止することができる。
ハロゲン化セシウムの封入量BがB<0.025(mg/
cc)の場合、ハロゲン化セシウムを封入する効果が低
く、初期の目的を達成できず、またB>0.8(mg/c
c)の場合は、ナトリウムの消失を防止してランプ電圧
の上昇を抑えることができるが、赤外線域に発光領域を
もつセシウムの発光量が増すため、割合として可視光の
発光割合が低下し、初期の光束値が低下する。
ウムの封入量Bを、 0.025(mg/cc)≦B≦0.
8(mg/cc) の範囲にしたから、点灯中に管壁付近で
セシウムの存在比率が多くなり、ナトリウムの存在割合
を低くしてナトリウムの抜けを防止することができる。
ハロゲン化セシウムの封入量BがB<0.025(mg/
cc)の場合、ハロゲン化セシウムを封入する効果が低
く、初期の目的を達成できず、またB>0.8(mg/c
c)の場合は、ナトリウムの消失を防止してランプ電圧
の上昇を抑えることができるが、赤外線域に発光領域を
もつセシウムの発光量が増すため、割合として可視光の
発光割合が低下し、初期の光束値が低下する。
【0014】請求項3の発明によれば、気密容器は電極
が封装された発光管であるから、従来より広く使用され
ているメタルハライドランプの構造に適用できる。請求
項4の発明および請求項5の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のメタルハライドランプのもつ有効性を活
用した点灯装置および照明装置を提供することができ
る。
が封装された発光管であるから、従来より広く使用され
ているメタルハライドランプの構造に適用できる。請求
項4の発明および請求項5の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のメタルハライドランプのもつ有効性を活
用した点灯装置および照明装置を提供することができ
る。
【0015】
【発明の実施の態様】以下本発明について、図面に示す
一実施例にもとづき詳細に説明する。図において100
はメタルハライドランプであり、このメタルハライドラ
ンプ100は、外管10に発光管1を収容して2重管構
造をなしている。
一実施例にもとづき詳細に説明する。図において100
はメタルハライドランプであり、このメタルハライドラ
ンプ100は、外管10に発光管1を収容して2重管構
造をなしている。
【0016】発光管1は、石英ガラスからなるバルブ2
の両端に封止部3,3を形成し、これら封止部3,3に
主電極4a、4bおよび一方の主電極4aに近接して始
動用補助電極5を封装して構成されている。バルブ2内
には、水銀と、金属ハロゲン化物と、希ガスが封入され
ている。金属ハロゲン化物は、少なくともハロゲン化ナ
トリウムとハロゲン化セシウムを用いており、ハロゲン
化ナトリウムの封入量をAmg/cc、ハロゲン化セシウム
の封入量をBmg/ccとした場合、 0.01≦B/A≦0.15 ……(1) とされている。また、ハロゲン化セシウムの封入量B
(mg/cc)は、 0.025≦B≦0.8 ……(2) とされている。
の両端に封止部3,3を形成し、これら封止部3,3に
主電極4a、4bおよび一方の主電極4aに近接して始
動用補助電極5を封装して構成されている。バルブ2内
には、水銀と、金属ハロゲン化物と、希ガスが封入され
ている。金属ハロゲン化物は、少なくともハロゲン化ナ
トリウムとハロゲン化セシウムを用いており、ハロゲン
化ナトリウムの封入量をAmg/cc、ハロゲン化セシウム
の封入量をBmg/ccとした場合、 0.01≦B/A≦0.15 ……(1) とされている。また、ハロゲン化セシウムの封入量B
(mg/cc)は、 0.025≦B≦0.8 ……(2) とされている。
【0017】このような発光管1は上記外管10に収容
されている。外管10は硼珪酸ガラスなどからなり、一
端に小径ネック部11を有し、他端に小径トップ部12
を形成した紡錘形をなしている。上記ネック部11はス
テム13にて封止されており、外側には口金14が被着
されている。
されている。外管10は硼珪酸ガラスなどからなり、一
端に小径ネック部11を有し、他端に小径トップ部12
を形成した紡錘形をなしている。上記ネック部11はス
テム13にて封止されており、外側には口金14が被着
されている。
【0018】外管10に収容された前記発光管1は、両
端封止部3,3が金属製ホルダ−15,15により挟持
されており、これらホルダ−15,15はそれぞれサポ
−ト16,17に固定されている。
端封止部3,3が金属製ホルダ−15,15により挟持
されており、これらホルダ−15,15はそれぞれサポ
−ト16,17に固定されている。
【0019】一方のサポ−ト16は前記ステム13に封
着したウエルズ18に溶接されているとともに、他方の
サポ−ト17は前記トップ部12に弾性片20…を介し
て弾着されている。
着したウエルズ18に溶接されているとともに、他方の
サポ−ト17は前記トップ部12に弾性片20…を介し
て弾着されている。
【0020】そして、発光管1の一方の主電極4aは上
記一方のサポ−ト16に接続されており、他方の主電極
4bは発光管1から遠ざかるように迂回して配置された
リード線21を介して他のウエルズ19に接続されてい
る。
記一方のサポ−ト16に接続されており、他方の主電極
4bは発光管1から遠ざかるように迂回して配置された
リード線21を介して他のウエルズ19に接続されてい
る。
【0021】このような構成のメタルハライドランプ1
00は、図2に示すように、メタルハライドランプ専用
の安定器25に接続されて点灯されるようになってい
る。この安定器25はパルス発生装置26を有している
とともに、商用電源27に接続されている。パルス発生
装置26は、ランプの始動時に所定のパルス電圧を発生
してランプに印加するものである。したがって、図2に
示す点灯回路が本発明の点灯装置に相当する。
00は、図2に示すように、メタルハライドランプ専用
の安定器25に接続されて点灯されるようになってい
る。この安定器25はパルス発生装置26を有している
とともに、商用電源27に接続されている。パルス発生
装置26は、ランプの始動時に所定のパルス電圧を発生
してランプに印加するものである。したがって、図2に
示す点灯回路が本発明の点灯装置に相当する。
【0022】また、上記メタルハライドランプ100
は、図3に示すように、照明器具30に収容されて使用
される。本例の照明器具30は下面が開放された反射体
31を有し、この反射体31の天井面にソケット32を
備えており、上記メタルハライドランプ100はその口
金14を上記ソケット32に螺合することにより照明器
具30に取り付けられる。なお、33は放熱孔である。
したがって、図3の構造が本発明の照明装置に該当す
る。
は、図3に示すように、照明器具30に収容されて使用
される。本例の照明器具30は下面が開放された反射体
31を有し、この反射体31の天井面にソケット32を
備えており、上記メタルハライドランプ100はその口
金14を上記ソケット32に螺合することにより照明器
具30に取り付けられる。なお、33は放熱孔である。
したがって、図3の構造が本発明の照明装置に該当す
る。
【0023】このような構成の実施例について作用を説
明する。ランプ100を安定器25を介して電源27に
つなぐと、安定器25の2次側電圧がランプに印加され
る。すると、主電極4a、4b間に上記安定器25の2
次側電圧が印加され、かつパルス発生装置26で発生さ
れたパルス電圧が安定器の2次電圧に重畳されて上記主
電極4a、4b間に印加されるとともに、一方の主電極
4aとこれに近接して配置された始動用補助電極5との
間にも印加される。主電極4aと始動用補助電極5は距
離的に近いからこれら主電極4aと始動用補助電極5の
間にグロ−放電が発生する。このグロ−放電は、主電極
4a,4b間のア−ク放電を誘起し、よって主電極4
a,4b間でア−ク放電が発生し、発光管1が始動点灯
される。
明する。ランプ100を安定器25を介して電源27に
つなぐと、安定器25の2次側電圧がランプに印加され
る。すると、主電極4a、4b間に上記安定器25の2
次側電圧が印加され、かつパルス発生装置26で発生さ
れたパルス電圧が安定器の2次電圧に重畳されて上記主
電極4a、4b間に印加されるとともに、一方の主電極
4aとこれに近接して配置された始動用補助電極5との
間にも印加される。主電極4aと始動用補助電極5は距
離的に近いからこれら主電極4aと始動用補助電極5の
間にグロ−放電が発生する。このグロ−放電は、主電極
4a,4b間のア−ク放電を誘起し、よって主電極4
a,4b間でア−ク放電が発生し、発光管1が始動点灯
される。
【0024】ランプが点灯すると、ハロゲンサイクルに
より金属ハロゲン化物が金属とハロゲンとに分解され、
またその結合を繰り返す。本実施例では金属ハロゲン化
物として、少なくともハロゲン化ナトリウムとハロゲン
化セシウムが用いられており、すなわちヨウ化ナトリウ
ムNaIとヨウ化スカンジウムScI3 およびヨウ化セ
シウムCsIが用いられている。
より金属ハロゲン化物が金属とハロゲンとに分解され、
またその結合を繰り返す。本実施例では金属ハロゲン化
物として、少なくともハロゲン化ナトリウムとハロゲン
化セシウムが用いられており、すなわちヨウ化ナトリウ
ムNaIとヨウ化スカンジウムScI3 およびヨウ化セ
シウムCsIが用いられている。
【0025】ヨウ化セシウムCsIはヨウ化ナトリウム
NaIに比べて低温でも分解し易い特性があるから、バ
ルブ壁付近ではヨウ化セシウムがヨウ素IとセシウムC
sに分解され、よって管壁付近にセシウムCsが多量に
存在することになる。セシウムはナトリウムに比べて原
子が大きいので石英を透過することはない。そして、管
壁付近でセシウムCsの存在比率が高くなると、ナトリ
ウムの存在割合が低くなる。よって管壁付近のナトリウ
ムの量が少なくなり、よってナトリウムが石英を抜け出
るのが防止されるようになる。
NaIに比べて低温でも分解し易い特性があるから、バ
ルブ壁付近ではヨウ化セシウムがヨウ素IとセシウムC
sに分解され、よって管壁付近にセシウムCsが多量に
存在することになる。セシウムはナトリウムに比べて原
子が大きいので石英を透過することはない。そして、管
壁付近でセシウムCsの存在比率が高くなると、ナトリ
ウムの存在割合が低くなる。よって管壁付近のナトリウ
ムの量が少なくなり、よってナトリウムが石英を抜け出
るのが防止されるようになる。
【0026】このため、可視光の発光に寄与するナトリ
ウムが長期に亘り消失を抑止されるから光束維持率が高
くなり、またランプ電圧の上昇を抑えて安定点灯を維持
し、立消えを防止することができる。よって、寿命特性
が向上する。
ウムが長期に亘り消失を抑止されるから光束維持率が高
くなり、またランプ電圧の上昇を抑えて安定点灯を維持
し、立消えを防止することができる。よって、寿命特性
が向上する。
【0027】しかも、セシウムCsの発光は主として赤
外線領域であるから、ヨウ化ナトリウムNaIやヨウ化
スカンジウムScI3 にヨウ化セシウムCsIを混ぜて
用いても、これらヨウ化ナトリウムNaIやヨウ化スカ
ンジウムScI3 の発光効率や演色性を損なうことはな
く、初期の光束値を低下させることはない。
外線領域であるから、ヨウ化ナトリウムNaIやヨウ化
スカンジウムScI3 にヨウ化セシウムCsIを混ぜて
用いても、これらヨウ化ナトリウムNaIやヨウ化スカ
ンジウムScI3 の発光効率や演色性を損なうことはな
く、初期の光束値を低下させることはない。
【0028】
【実施例】定格100Wクラスのメタルハライドランプ
について実験した結果を説明する。定格100Wクラス
のメタルハライドランプは、バルブ2の内径が10.0
mm、電極間距離が18mmに設定されており、よって内容
積はほぼ2ccである。このバルブ2内には、18mgの水
銀と、8.33mgのヨウ化ナトリウムNaI、1.67
mgのヨウ化スカンジウムScI3 および0.4mgのヨウ
化セシウムCsIが封入されており、かつアルゴンが3
0Torr封入されている。
について実験した結果を説明する。定格100Wクラス
のメタルハライドランプは、バルブ2の内径が10.0
mm、電極間距離が18mmに設定されており、よって内容
積はほぼ2ccである。このバルブ2内には、18mgの水
銀と、8.33mgのヨウ化ナトリウムNaI、1.67
mgのヨウ化スカンジウムScI3 および0.4mgのヨウ
化セシウムCsIが封入されており、かつアルゴンが3
0Torr封入されている。
【0029】よって、ヨウ化ナトリウムNaIの封入量
A(mg/cc)に対するヨウ化セシウムCsIの封入量B
(mg/cc)との封入比B/Aは、0.048であり、ヨ
ウ化セシウムCsIの封入量B(mg/cc)は0.2mg/
ccである。
A(mg/cc)に対するヨウ化セシウムCsIの封入量B
(mg/cc)との封入比B/Aは、0.048であり、ヨ
ウ化セシウムCsIの封入量B(mg/cc)は0.2mg/
ccである。
【0030】このような100Wタイプのメタルハライ
ドランプ100の特性を、図4、図5および図6に示
す。図4は、ヨウ化ナトリウムNaIの封入量Aに対す
るヨウ化セシウムCsIの封入量Bの比(B/A)と、
6000時間点灯後における立消え電圧との関係を示す
図である。同図から、ランプ電圧の上昇を170V以下
に抑えるためにはB/Aを0.01以上にしなければな
らないことが確認される。
ドランプ100の特性を、図4、図5および図6に示
す。図4は、ヨウ化ナトリウムNaIの封入量Aに対す
るヨウ化セシウムCsIの封入量Bの比(B/A)と、
6000時間点灯後における立消え電圧との関係を示す
図である。同図から、ランプ電圧の上昇を170V以下
に抑えるためにはB/Aを0.01以上にしなければな
らないことが確認される。
【0031】また、図5は、ヨウ化ナトリウムNaIの
封入量Aに対するヨウ化セシウムCsIの封入量Bの比
(B/A)と、6000時間点灯後における光束維持率
との関係を示す図である。同図から、光束維持率を80
%以上に維持するにはB/Aを0.01以上にしなけれ
ばならないことも確認される。
封入量Aに対するヨウ化セシウムCsIの封入量Bの比
(B/A)と、6000時間点灯後における光束維持率
との関係を示す図である。同図から、光束維持率を80
%以上に維持するにはB/Aを0.01以上にしなけれ
ばならないことも確認される。
【0032】さらに、図6は、ヨウ化ナトリウムNaI
の封入量Aに対するヨウ化セシウムCsIの封入量Bの
比(B/A)と、ヨウ化セシウムCsIを全く封入しな
い場合を100として比較した初期光束値の割合を示す
図である。この図6から、初期光束値を95%以上に維
持しようとすれば、B/Aを0.15以下に抑える必要
があることが判った。これは、以下の理由による。すな
わち、ヨウ化セシウムCsIは可視光に発光域をもたず
赤外線域に発光域を有するから、ヨウ化セシウムCsI
をあまり多く混合し過ぎるとこの発光は可視光の発光に
寄与せず、むしろ他のヨウ化ナトリウムNaIやヨウ化
スカンジウムScI3 の発光比率を低下させることにな
り、この結果初期光束値が低くなる。
の封入量Aに対するヨウ化セシウムCsIの封入量Bの
比(B/A)と、ヨウ化セシウムCsIを全く封入しな
い場合を100として比較した初期光束値の割合を示す
図である。この図6から、初期光束値を95%以上に維
持しようとすれば、B/Aを0.15以下に抑える必要
があることが判った。これは、以下の理由による。すな
わち、ヨウ化セシウムCsIは可視光に発光域をもたず
赤外線域に発光域を有するから、ヨウ化セシウムCsI
をあまり多く混合し過ぎるとこの発光は可視光の発光に
寄与せず、むしろ他のヨウ化ナトリウムNaIやヨウ化
スカンジウムScI3 の発光比率を低下させることにな
り、この結果初期光束値が低くなる。
【0033】このようなことから、ヨウ化ナトリウムN
aIの封入量Aに対するヨウ化セシウムCsIの封入量
Bの比(B/A)は、0.01以上0.15以下に制限
する必要がある。
aIの封入量Aに対するヨウ化セシウムCsIの封入量
Bの比(B/A)は、0.01以上0.15以下に制限
する必要がある。
【0034】そしてまた、ヨウ化セシウムの封入量B
は、0.025(mg/cc)〜0.8(mg/cc)の範囲に
規制する必要がある。ヨウ化セシウムの封入量Bが0.
025(mg/cc)未満であると、ヨウ化セシウムを封入
する初期の目的を達成できず、すなわちハロゲンと分離
したセシウムが石英の管壁付近に多量に存在してナトリ
ウムの存在を邪魔し、この結果ナトリウムの石英抜けを
防止するという作用が期待できず、よってランプ電圧が
上昇して立消えし易い。またヨウ化セシウムの封入量B
が0.8(mg/cc)を越えると、ナトリウムの消失を防
止してランプ電圧の上昇を抑える作用に優れるが、赤外
線域に発光領域をもつセシウムの発光量が増すため、割
合として可視光の発光割合が低下し、初期の光束値が9
5%以下まで低下する。
は、0.025(mg/cc)〜0.8(mg/cc)の範囲に
規制する必要がある。ヨウ化セシウムの封入量Bが0.
025(mg/cc)未満であると、ヨウ化セシウムを封入
する初期の目的を達成できず、すなわちハロゲンと分離
したセシウムが石英の管壁付近に多量に存在してナトリ
ウムの存在を邪魔し、この結果ナトリウムの石英抜けを
防止するという作用が期待できず、よってランプ電圧が
上昇して立消えし易い。またヨウ化セシウムの封入量B
が0.8(mg/cc)を越えると、ナトリウムの消失を防
止してランプ電圧の上昇を抑える作用に優れるが、赤外
線域に発光領域をもつセシウムの発光量が増すため、割
合として可視光の発光割合が低下し、初期の光束値が9
5%以下まで低下する。
【0035】なお、上記実施例では100Wクラスのメ
タルハライドランプについて説明したが、本発明のメタ
ルハライドランプは100W〜2kWクラスでも実施可
能である。
タルハライドランプについて説明したが、本発明のメタ
ルハライドランプは100W〜2kWクラスでも実施可
能である。
【0036】
【発明の効果】以上説明した通り請求項1の発明による
と、ハロゲン化セシウムがナトリウムの消失を抑制する
から、光束維持率を高くするとともに、ランプ電圧の上
昇を抑え、立消えを防止することができ、かつ初期光束
値を高くすることができる。
と、ハロゲン化セシウムがナトリウムの消失を抑制する
から、光束維持率を高くするとともに、ランプ電圧の上
昇を抑え、立消えを防止することができ、かつ初期光束
値を高くすることができる。
【0037】また、請求項2の発明によれば、ハロゲン
化セシウムの封入量Bを適量に規制したから、光束維持
率を高くし、かつ立消えを防止することができ、さらに
初期光束値を高くすることができる。
化セシウムの封入量Bを適量に規制したから、光束維持
率を高くし、かつ立消えを防止することができ、さらに
初期光束値を高くすることができる。
【0038】請求項3の発明によれば、気密容器は電極
が封装された発光管であるから、従来より広く使用され
ているメタルハライドランプの構造に適用できる。請求
項4の発明および請求項5の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のメタルハライドランプのもつ有効性を活
用した点灯装置および照明装置を提供することができ
る。
が封装された発光管であるから、従来より広く使用され
ているメタルハライドランプの構造に適用できる。請求
項4の発明および請求項5の発明によれば、請求項1な
いし請求項3のメタルハライドランプのもつ有効性を活
用した点灯装置および照明装置を提供することができ
る。
【図1】本発明の一実施例を示し、メタルハライドラン
プの側面図。
プの側面図。
【図2】同実施例の点灯回路を示す図。
【図3】同実施例のメタルハライドランプを用いた照明
装置の一部断面した側面図。
装置の一部断面した側面図。
【図4】ヨウ化ナトリウムの封入量Aに対するヨウ化セ
シウムの封入量Bの比(B/A)と、6000時間点灯
後における立消え電圧との関係を示す図。
シウムの封入量Bの比(B/A)と、6000時間点灯
後における立消え電圧との関係を示す図。
【図5】ヨウ化ナトリウムの封入量Aに対するヨウ化セ
シウムの封入量Bの比(B/A)と、6000時間点灯
後における光束維持率との関係を示す図。
シウムの封入量Bの比(B/A)と、6000時間点灯
後における光束維持率との関係を示す図。
【図6】ヨウ化ナトリウムの封入量Aに対するヨウ化セ
シウムの封入量Bの比(B/A)と、ヨウ化セシウムを
全く封入しない場合を100として比較した初期光束値
の割合を示す図。
シウムの封入量Bの比(B/A)と、ヨウ化セシウムを
全く封入しない場合を100として比較した初期光束値
の割合を示す図。
1…発光管 2…バルブ 4a,4b…主電極 5…始動用補助電極 10…外管 25…専用安定器 26…パルス発生装置 100…メタルハライドランプ
Claims (5)
- 【請求項1】 気密容器と;この気密容器に封入され、
ハロゲン化ナトリウムおよびハロゲン化セシウムを含
み、上記ハロゲン化ナトリウム量をAmg/cc、ハロゲン
化セシウム量をBmg/ccとした場合、 0.01≦B/
A≦0.15 の関係を満足する放電媒体と;を具備し
ていることを特徴とするメタルハライドランプ。 - 【請求項2】 ハロゲン化セシウムの封入量Bは、 0.025(mg/cc)≦B≦0.8(mg/cc) であることを特徴とする請求項1に記載のメタルハライ
ドランプ。 - 【請求項3】 気密容器は、電極が封装された発光管で
あることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の
メタルハライドランプ。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか一に
記載のメタルハライドランプと;上記ランプを点灯させ
る点灯回路と;を具備したことを特徴とするメタルハラ
イドランプの点灯装置。 - 【請求項5】 請求項1ないし請求項3のいずれか一に
記載のメタルハライドランプと;このランプを保持した
照明器具と;を具備したことを特徴とする照明装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22652695A JPH0973876A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | メタルハライドランプとその点灯装置および照明装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP22652695A JPH0973876A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | メタルハライドランプとその点灯装置および照明装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0973876A true JPH0973876A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=16846518
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP22652695A Pending JPH0973876A (ja) | 1995-09-04 | 1995-09-04 | メタルハライドランプとその点灯装置および照明装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0973876A (ja) |
-
1995
- 1995-09-04 JP JP22652695A patent/JPH0973876A/ja active Pending
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