JPH0974446A - 音声通信制御装置 - Google Patents
音声通信制御装置Info
- Publication number
- JPH0974446A JPH0974446A JP8042549A JP4254996A JPH0974446A JP H0974446 A JPH0974446 A JP H0974446A JP 8042549 A JP8042549 A JP 8042549A JP 4254996 A JP4254996 A JP 4254996A JP H0974446 A JPH0974446 A JP H0974446A
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- JP
- Japan
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- voice
- channel
- unit
- terminal
- signal
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- Stereophonic System (AREA)
- Telephonic Communication Services (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 複数話者による同時発言内容の了解性を向上
させる。 【解決手段】 交換部11に接続された少なくとも3台
の端末からの入力音声信号をチャネル分岐部13におい
て左右チャネル音声信号に分岐し、音像制御部14にお
いてそれら左右チャネル音声信号に端末毎に異なる目的
空間位置の音像を与えるよう音像制御パラメータにより
信号処理を行い、加算部15においてそれぞれの端末に
対応する全ての左チャネル音声信号を加算して左チャネ
ル加算音声信号とし、かつそれぞれの端末に対応する全
ての右チャネル音声信号を加算して右チャネル加算音声
信号とし、端末対応分岐部16においてこれら左右チャ
ネル加算音声信号を全ての端末に分配して送信する。
させる。 【解決手段】 交換部11に接続された少なくとも3台
の端末からの入力音声信号をチャネル分岐部13におい
て左右チャネル音声信号に分岐し、音像制御部14にお
いてそれら左右チャネル音声信号に端末毎に異なる目的
空間位置の音像を与えるよう音像制御パラメータにより
信号処理を行い、加算部15においてそれぞれの端末に
対応する全ての左チャネル音声信号を加算して左チャネ
ル加算音声信号とし、かつそれぞれの端末に対応する全
ての右チャネル音声信号を加算して右チャネル加算音声
信号とし、端末対応分岐部16においてこれら左右チャ
ネル加算音声信号を全ての端末に分配して送信する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信回線を介し
て行われる音声会議、テレビ会議、マルチメディア会議
など、音声通信を伴う多地点通信会議における音声信号
加算を制御する音声通信制御装置に関する。
て行われる音声会議、テレビ会議、マルチメディア会議
など、音声通信を伴う多地点通信会議における音声信号
加算を制御する音声通信制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】音声会議装置、多地点テレビ会議装置等
において、各会議参加者による音声信号に同時話者数な
どに応じた重み係数を掛け合わせた上で加算し、各会議
参加者に加算された音声信号を返送する音声通信制御装
置が使用される。従来から用いられている音声通信制御
装置としては会議参加者全員の音声信号を加算する手段
を有するもの、発言要求に応じて音声信号の送信を許可
する手段を有するものなどが挙げられる。
において、各会議参加者による音声信号に同時話者数な
どに応じた重み係数を掛け合わせた上で加算し、各会議
参加者に加算された音声信号を返送する音声通信制御装
置が使用される。従来から用いられている音声通信制御
装置としては会議参加者全員の音声信号を加算する手段
を有するもの、発言要求に応じて音声信号の送信を許可
する手段を有するものなどが挙げられる。
【0003】しかしいずれの方式の音声通信制御装置に
おいても選択及び加算された音声信号を、各端末に送信
する音声信号のチャネルは1チャネルだけに限定されて
いる。複数人分の音声信号を加算する方式では、複数の
会議参加者が同時に発言した場合に、複数人の音声が混
合されて1つの音源(スピーカ)から再生される。その
ため、受聴者にとって発言内容の了解性が低下する。そ
れと同時に発言者を固定することが困難となる。更に、
参加者にとって発言要求のための操作が必要となる。そ
のため自由な会話が難しい、という問題点が有る。
おいても選択及び加算された音声信号を、各端末に送信
する音声信号のチャネルは1チャネルだけに限定されて
いる。複数人分の音声信号を加算する方式では、複数の
会議参加者が同時に発言した場合に、複数人の音声が混
合されて1つの音源(スピーカ)から再生される。その
ため、受聴者にとって発言内容の了解性が低下する。そ
れと同時に発言者を固定することが困難となる。更に、
参加者にとって発言要求のための操作が必要となる。そ
のため自由な会話が難しい、という問題点が有る。
【0004】一方、受話者が各送話者の音声に対する音
像を各々異なる空間位置に定位したとき、各送話者の同
定が容易となり発話内容の了解度が向上することが知ら
れている(D.R.Begault,“Multichannel Spatial Audito
ry display for Speech Communication,”Journal of t
he Audio Engineering Society,42,pp.819-826,1994)。
ただし、音像定位とは受聴した音の位置を判断すること
である。通常、音源の位置と音像が定位される位置は一
致する。しかし受聴者に目的の空間位置に音像定位させ
る技術が考案されている。ここで、各々異なる仮想空間
位置に複数の音を定位させるための音像定位処理方法の
代表例として、次の方法が知られている。図2のように
音声信号S1 に図1における音源1から左右各耳までの
音響伝達関数H1L,H1Rをそれぞれ畳み込む。同時に、
音声信号S1 とは異なる音声信号S2 に音源2から左右
各耳までの音響伝達関数H2L,H2Rをそれぞれ畳み込み
演算する。畳み込み演算によって得られた音声信号を加
算し、ステレオヘッドホン等を用いて両耳に加算された
音声信号による音を提示する。それによって図2のよう
に前記実音源1と2から両耳に到達した場合と同等な音
刺激S1 *H1L+S2 *H2L,S1 *H1R+S2 *H2Rがそれぞれ左右各
耳において得られる。その場合受聴者は図1における音
源1,2と同じ空間位置に、各音源信号S1 ,S2 に対
する音を定位することが可能になる。その他の方法につ
いても、ブラウエルト、後藤、森本、編著「空間音響」
(鹿島出版会)等の著書に詳しい。
像を各々異なる空間位置に定位したとき、各送話者の同
定が容易となり発話内容の了解度が向上することが知ら
れている(D.R.Begault,“Multichannel Spatial Audito
ry display for Speech Communication,”Journal of t
he Audio Engineering Society,42,pp.819-826,1994)。
ただし、音像定位とは受聴した音の位置を判断すること
である。通常、音源の位置と音像が定位される位置は一
致する。しかし受聴者に目的の空間位置に音像定位させ
る技術が考案されている。ここで、各々異なる仮想空間
位置に複数の音を定位させるための音像定位処理方法の
代表例として、次の方法が知られている。図2のように
音声信号S1 に図1における音源1から左右各耳までの
音響伝達関数H1L,H1Rをそれぞれ畳み込む。同時に、
音声信号S1 とは異なる音声信号S2 に音源2から左右
各耳までの音響伝達関数H2L,H2Rをそれぞれ畳み込み
演算する。畳み込み演算によって得られた音声信号を加
算し、ステレオヘッドホン等を用いて両耳に加算された
音声信号による音を提示する。それによって図2のよう
に前記実音源1と2から両耳に到達した場合と同等な音
刺激S1 *H1L+S2 *H2L,S1 *H1R+S2 *H2Rがそれぞれ左右各
耳において得られる。その場合受聴者は図1における音
源1,2と同じ空間位置に、各音源信号S1 ,S2 に対
する音を定位することが可能になる。その他の方法につ
いても、ブラウエルト、後藤、森本、編著「空間音響」
(鹿島出版会)等の著書に詳しい。
【0005】上記の知見を多地点間音声通信に応用した
従来技術の一例として、特開平4−10744号等に記
載された会議通話端末装置が挙げられる。図3に概略図
で示すように、各地点から受信した音声信号からの再生
音をそれぞれ異なる目的空間位置に音像定位させるよう
な音声信号処理を行う手段3L,3Rを具備した通信端
末装置が提案された。この装置を動作させるためには、
各地点の端末(通話者)毎に番号(又は端末番号)ID
を予め付与すること、音声信号と同時にこの地点番号I
Dを送話元制御情報として伝送することが不可欠であ
る。地点番号IDを付与する目的は、発信元となる地点
を特定し、地点毎に音声信号を分離することにある。す
なわち、他の通信端末装置からの受信信号は信号分離部
で音声信号とIDコードに分離され、分離されたIDコ
ードに従って切り替え制御部2でそのIDの端末に割り
当てた空間位置に対応する対の音響伝達関数の畳込みを
行う音声信号処理手段3R,3Lを選出し、その選択し
た処理手段と信号分離部1から分離された音声信号をそ
れぞれ供給する。その結果、再生される音像は割り当て
られた空間位置に定位される。この装置を利用するため
に、各地点間において当該装置を導入し、通信方式を予
め定めておかなければならない欠点がある。以上の欠点
は任意地点間において送話者の音声を各々異なる仮想空
間位置に定位させる多地点間音声通信の経済的な実現を
阻む。
従来技術の一例として、特開平4−10744号等に記
載された会議通話端末装置が挙げられる。図3に概略図
で示すように、各地点から受信した音声信号からの再生
音をそれぞれ異なる目的空間位置に音像定位させるよう
な音声信号処理を行う手段3L,3Rを具備した通信端
末装置が提案された。この装置を動作させるためには、
各地点の端末(通話者)毎に番号(又は端末番号)ID
を予め付与すること、音声信号と同時にこの地点番号I
Dを送話元制御情報として伝送することが不可欠であ
る。地点番号IDを付与する目的は、発信元となる地点
を特定し、地点毎に音声信号を分離することにある。す
なわち、他の通信端末装置からの受信信号は信号分離部
で音声信号とIDコードに分離され、分離されたIDコ
ードに従って切り替え制御部2でそのIDの端末に割り
当てた空間位置に対応する対の音響伝達関数の畳込みを
行う音声信号処理手段3R,3Lを選出し、その選択し
た処理手段と信号分離部1から分離された音声信号をそ
れぞれ供給する。その結果、再生される音像は割り当て
られた空間位置に定位される。この装置を利用するため
に、各地点間において当該装置を導入し、通信方式を予
め定めておかなければならない欠点がある。以上の欠点
は任意地点間において送話者の音声を各々異なる仮想空
間位置に定位させる多地点間音声通信の経済的な実現を
阻む。
【0006】2地点間に限定した通信会議では、ステレ
オマイクで会議室の音場を収録しステレオコーデック等
により相手地点に自地点の音響環境を伝送する装置も提
案されている(例えばU.S.Patent 5,020,098)。しか
し、3地点以上を結ぶ多地点通信への適用にあたって、
各地点相互間において回線を接続しなければならない。
図4のように各地点毎に音像定位信号処理手段4Aを具
備した端末4を設け、各端末4を各地点毎に通信回線で
接続する必要がある。このとき、必要な回線数CM は最
低でも接続端末数Mの組合せ数M×(M−1)/2とな
る。この接続方式では、接続端末数Mの増加に伴い必要
な回線数が膨大となるだけでなく、予め接続された端末
間以外の通信が不可能なため非現実的である。
オマイクで会議室の音場を収録しステレオコーデック等
により相手地点に自地点の音響環境を伝送する装置も提
案されている(例えばU.S.Patent 5,020,098)。しか
し、3地点以上を結ぶ多地点通信への適用にあたって、
各地点相互間において回線を接続しなければならない。
図4のように各地点毎に音像定位信号処理手段4Aを具
備した端末4を設け、各端末4を各地点毎に通信回線で
接続する必要がある。このとき、必要な回線数CM は最
低でも接続端末数Mの組合せ数M×(M−1)/2とな
る。この接続方式では、接続端末数Mの増加に伴い必要
な回線数が膨大となるだけでなく、予め接続された端末
間以外の通信が不可能なため非現実的である。
【0007】上述と同様な音像定位技術を利用して、受
話者が各送話者の音声を各々異なる空間位置に定位する
多地点間音声通信を実現する方法は他にも例えば、文献
(Cohen M.,Koizumi N.and Aoki S."Design and Contro
l of Shared Conferencing Environments for Audio Te
lecommunication," Proc. Int. Symp. on Measurement
and Control in Robotics, pp.405-412, Nov. 1992等)
に挙げられるように多地点間において行われる通信にお
いて、前記地点のうち任意の2グループ以上の地点組み
合わせ間における通信を行う方法が提案されている。
話者が各送話者の音声を各々異なる空間位置に定位する
多地点間音声通信を実現する方法は他にも例えば、文献
(Cohen M.,Koizumi N.and Aoki S."Design and Contro
l of Shared Conferencing Environments for Audio Te
lecommunication," Proc. Int. Symp. on Measurement
and Control in Robotics, pp.405-412, Nov. 1992等)
に挙げられるように多地点間において行われる通信にお
いて、前記地点のうち任意の2グループ以上の地点組み
合わせ間における通信を行う方法が提案されている。
【0008】この方法でも各地点において各送話者の音
声を各々異なる位置に定位させるように各地点から通信
回線を通じて伝送された音声信号を処理する音声信号処
理手段と、この音声信号処理手段により生成された音声
信号を加算する加算手段を各端末毎に設置することが前
提となる。更に、発信元となる地点が特定され、各地点
毎に音声信号が伝送されることが必要である。そのため
に、通信方式を予め定めておかなければならない欠点が
残される。
声を各々異なる位置に定位させるように各地点から通信
回線を通じて伝送された音声信号を処理する音声信号処
理手段と、この音声信号処理手段により生成された音声
信号を加算する加算手段を各端末毎に設置することが前
提となる。更に、発信元となる地点が特定され、各地点
毎に音声信号が伝送されることが必要である。そのため
に、通信方式を予め定めておかなければならない欠点が
残される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】この発明の目的は、多
地点通信会議において各端末に大きな音声信号処理能力
を持たせることなく、複数の話者が同時に発言したとき
に生じる発言内容の了解性に優れた、多地点通信会議を
実現する音声通信制御装置を提供することにある。
地点通信会議において各端末に大きな音声信号処理能力
を持たせることなく、複数の話者が同時に発言したとき
に生じる発言内容の了解性に優れた、多地点通信会議を
実現する音声通信制御装置を提供することにある。
【0010】この発明のもう1つの目的は、通信網に収
容されている任意の端末が利用可能な音声通信制御装置
を提供することにある。この発明の更にもう1つの目的
は、各受話者が複数の送話者による音声を各々異なった
位置に定位する2つ以上の接続端末組み合わせ間におけ
る通信を同時に実現する音声通信制御装置を提供するこ
とにある。
容されている任意の端末が利用可能な音声通信制御装置
を提供することにある。この発明の更にもう1つの目的
は、各受話者が複数の送話者による音声を各々異なった
位置に定位する2つ以上の接続端末組み合わせ間におけ
る通信を同時に実現する音声通信制御装置を提供するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、少なくとも
3台の端末と通信回線を通して接続され、通信会議を行
うための音声通信制御装置であり、上記端末と通信回線
を介して接続するための交換部と、上記交換部に接続さ
れ、上記端末からの音声信号が入力される複数の入力チ
ャネルと、上記複数の入力チャネルからの上記入力音声
信号をそれぞれ予め決めた複数のチャネルの分岐音声信
号に分岐するチャネル分岐部と、各上記端末に対応する
上記複数のチャネルの分岐音声信号に対し、予め決めた
音像制御パラメータにより音像制御処理を行って音像制
御音声信号を生成する音像制御部と、それぞれの上記端
末に対応する上記複数のチャネルの上記音像制御音声信
号を各チャネル毎に加算して上記複数のチャネルの加算
音声信号を生成する加算部と、上記複数のチャネルの上
記加算音声信号を上記端末にそれぞれ対応して分配し、
上記交換部に与える端末対応分岐部、とを含み、上記音
像制御部は少なくとも1台の上記端末に対応する上記複
数のチャネルの分岐音声信号に対し、他の各端末に対応
する上記複数のチャネル音声信号と異なる音像を与える
処理を行う。
3台の端末と通信回線を通して接続され、通信会議を行
うための音声通信制御装置であり、上記端末と通信回線
を介して接続するための交換部と、上記交換部に接続さ
れ、上記端末からの音声信号が入力される複数の入力チ
ャネルと、上記複数の入力チャネルからの上記入力音声
信号をそれぞれ予め決めた複数のチャネルの分岐音声信
号に分岐するチャネル分岐部と、各上記端末に対応する
上記複数のチャネルの分岐音声信号に対し、予め決めた
音像制御パラメータにより音像制御処理を行って音像制
御音声信号を生成する音像制御部と、それぞれの上記端
末に対応する上記複数のチャネルの上記音像制御音声信
号を各チャネル毎に加算して上記複数のチャネルの加算
音声信号を生成する加算部と、上記複数のチャネルの上
記加算音声信号を上記端末にそれぞれ対応して分配し、
上記交換部に与える端末対応分岐部、とを含み、上記音
像制御部は少なくとも1台の上記端末に対応する上記複
数のチャネルの分岐音声信号に対し、他の各端末に対応
する上記複数のチャネル音声信号と異なる音像を与える
処理を行う。
【0012】
【発明の実施の形態】図5はこの発明による音声通信制
御装置を使用した多地点通信会議システムの概要を示
す。この発明の音声通信制御装置100は交換部11を
有している。この回線変換部は例えばISDNやLAN
等のような通信網に接続されており、接続されたどの地
点の端末からでも利用可能である。音声通信制御装置1
00の規模及び処理能力の制限から同時に会議に参加可
能な最大参加者数(端末数)Nは予め決められている。
Nは3以上の整数である。会議参加端末TM-1〜TM-4がこ
の交換部11によりN本の入力チャネルC1 〜CN に選
択接続される。選択接続された端末は入力チャネルC1
〜CN を通して音声加算制御部10に接続され、各端末
間において互いに会話可能な多地点通信会議システムが
構成される。音声加算制御部10は後で詳細に説明する
ように、各端末に由来する分岐音声信号に対し音量(減
衰率)、遅延時間、位相、伝達関数(これらを音像制御
パラメータと呼ぶことにする)のいずれか1個又は所望
の組合せを用いて処理を施す。この処理によって各端末
TMにおいて、同時に再生される複数の参加者の音声のう
ち少なくとも1人の音声が残りの音声に対し異なった音
像を与えるようにする。
御装置を使用した多地点通信会議システムの概要を示
す。この発明の音声通信制御装置100は交換部11を
有している。この回線変換部は例えばISDNやLAN
等のような通信網に接続されており、接続されたどの地
点の端末からでも利用可能である。音声通信制御装置1
00の規模及び処理能力の制限から同時に会議に参加可
能な最大参加者数(端末数)Nは予め決められている。
Nは3以上の整数である。会議参加端末TM-1〜TM-4がこ
の交換部11によりN本の入力チャネルC1 〜CN に選
択接続される。選択接続された端末は入力チャネルC1
〜CN を通して音声加算制御部10に接続され、各端末
間において互いに会話可能な多地点通信会議システムが
構成される。音声加算制御部10は後で詳細に説明する
ように、各端末に由来する分岐音声信号に対し音量(減
衰率)、遅延時間、位相、伝達関数(これらを音像制御
パラメータと呼ぶことにする)のいずれか1個又は所望
の組合せを用いて処理を施す。この処理によって各端末
TMにおいて、同時に再生される複数の参加者の音声のう
ち少なくとも1人の音声が残りの音声に対し異なった音
像を与えるようにする。
【0013】図6は図5のシステムに使われるこの発明
の音声通信制御装置100の原理的構成を示すブロック
図である。交換部11は共通の会議に参加要求のある端
末からの通信回線を選択してN本の入力チャネルC1 〜
CN を通して音声加算制御部10に接続する。音声加算
制御部10は接続された最大N個の端末からN本の入力
チャネルC1 〜CN に入力された音声信号をそれぞれ予
め決めたK(Kは2以上の整数、図6ではK=2 であり、
左右に対応させてある)本ずつの分岐チャネルBJL,B
JR(J=1,…,N) 上の分岐音声信号に分岐するチャネル分
岐部13と、それらK個ずつのN組の分岐音声信号を予
め決めた音像制御パラメータにより制御する音像制御部
14と、N組の音像制御された音声信号のそれぞれ対応
するN本の分岐チャネルの音声信号を加算しKチャネル
の加算音声信号を生成する加算部15と、Kチャネルの
加算音声信号をそれぞれN個に分岐し、N組のKチャネ
ル信号として交換部11に与える端末対応分岐部16と
から構成される。チャネル分岐部13、音像制御部14
及び加算部15は音声信号処理部25を構成している。
交換部11によってN組のKチャネル信号がそれぞれN
個の参加端末TM-1〜TM-Nに送出される。図6はN個の通
信チャネルに対して各々2チャネル(K=2) の音声信号が
2つの下り回線で交換部11から参加端末に送信される
ように示している。
の音声通信制御装置100の原理的構成を示すブロック
図である。交換部11は共通の会議に参加要求のある端
末からの通信回線を選択してN本の入力チャネルC1 〜
CN を通して音声加算制御部10に接続する。音声加算
制御部10は接続された最大N個の端末からN本の入力
チャネルC1 〜CN に入力された音声信号をそれぞれ予
め決めたK(Kは2以上の整数、図6ではK=2 であり、
左右に対応させてある)本ずつの分岐チャネルBJL,B
JR(J=1,…,N) 上の分岐音声信号に分岐するチャネル分
岐部13と、それらK個ずつのN組の分岐音声信号を予
め決めた音像制御パラメータにより制御する音像制御部
14と、N組の音像制御された音声信号のそれぞれ対応
するN本の分岐チャネルの音声信号を加算しKチャネル
の加算音声信号を生成する加算部15と、Kチャネルの
加算音声信号をそれぞれN個に分岐し、N組のKチャネ
ル信号として交換部11に与える端末対応分岐部16と
から構成される。チャネル分岐部13、音像制御部14
及び加算部15は音声信号処理部25を構成している。
交換部11によってN組のKチャネル信号がそれぞれN
個の参加端末TM-1〜TM-Nに送出される。図6はN個の通
信チャネルに対して各々2チャネル(K=2) の音声信号が
2つの下り回線で交換部11から参加端末に送信される
ように示している。
【0014】上述のように図6に示す原理的構成ではK=
2 の場合を示しており、チャネル分岐部13の各分岐点
3-1,3-2,…,3-Nで入力音声信号を2チャネル信号に分岐
している。慣習に従って2つのチャネルを左右チャネル
に対応させる。ここで左チャネルに係わる部分の記号に
Lを、右チャネルに係わる部分の記号にRを付加してあ
る。音像制御部14はN組の信号処理部4-1L,4-1R,4-2
L,4-2R,…,4-NL,4-NRからなり、分岐された音声信号を
それぞれ決められた種類の音像制御パラメータを用いて
処理する。前述のように音像制御パラメータの種類とし
ては音量、位相、遅延時間、伝達関数等を使うことがで
きる。例えばチャネル分岐部13の各分岐点における入
力音声信号の分岐数を2として、各種音像制御パラメー
タによる音像制御の効果について以下に簡単に説明す
る。 (a) 音量(レベル、減衰率、増幅率等のいずれでもよ
い)を音像制御パラメータとして使う場合、各入力音声
信号に対応する左右分岐音声信号に対し相対的音量(レ
ベル)を制御することにより、その音声信号に由来して
端末において2つのスピーカにより再生される音像の方
位を左右スピーカの間の所望の方位に制御することがで
きる。 (b) 位相(同位相、逆位相)を音像制御パラメータとし
て使う場合、各入力音声信号に対応する左右分岐音声信
号に対し互いに同位相又は逆位相となるように制御すれ
ば再生された音像に距離感を与えたり、距離感を無くし
たりすることができる。 (c) 遅延時間を音像制御パラメータとして使う場合、各
入力音声信号に対応する左右分岐音声信号に対し相対的
遅延量を制御することにより、再生音像の方位を前方空
間の水平面内における所望の方位に制御できる。 (d) 音響伝達関数を音像制御パラメータとして使う場
合、各入力音声信号に対応する左右分岐音声信号に対
し、目的位置に対応した一対の音響伝達関数をそれぞれ
畳み込むことにより、ステレオヘッドホンによる再生音
像を目的位置に定位させることができる。
2 の場合を示しており、チャネル分岐部13の各分岐点
3-1,3-2,…,3-Nで入力音声信号を2チャネル信号に分岐
している。慣習に従って2つのチャネルを左右チャネル
に対応させる。ここで左チャネルに係わる部分の記号に
Lを、右チャネルに係わる部分の記号にRを付加してあ
る。音像制御部14はN組の信号処理部4-1L,4-1R,4-2
L,4-2R,…,4-NL,4-NRからなり、分岐された音声信号を
それぞれ決められた種類の音像制御パラメータを用いて
処理する。前述のように音像制御パラメータの種類とし
ては音量、位相、遅延時間、伝達関数等を使うことがで
きる。例えばチャネル分岐部13の各分岐点における入
力音声信号の分岐数を2として、各種音像制御パラメー
タによる音像制御の効果について以下に簡単に説明す
る。 (a) 音量(レベル、減衰率、増幅率等のいずれでもよ
い)を音像制御パラメータとして使う場合、各入力音声
信号に対応する左右分岐音声信号に対し相対的音量(レ
ベル)を制御することにより、その音声信号に由来して
端末において2つのスピーカにより再生される音像の方
位を左右スピーカの間の所望の方位に制御することがで
きる。 (b) 位相(同位相、逆位相)を音像制御パラメータとし
て使う場合、各入力音声信号に対応する左右分岐音声信
号に対し互いに同位相又は逆位相となるように制御すれ
ば再生された音像に距離感を与えたり、距離感を無くし
たりすることができる。 (c) 遅延時間を音像制御パラメータとして使う場合、各
入力音声信号に対応する左右分岐音声信号に対し相対的
遅延量を制御することにより、再生音像の方位を前方空
間の水平面内における所望の方位に制御できる。 (d) 音響伝達関数を音像制御パラメータとして使う場
合、各入力音声信号に対応する左右分岐音声信号に対
し、目的位置に対応した一対の音響伝達関数をそれぞれ
畳み込むことにより、ステレオヘッドホンによる再生音
像を目的位置に定位させることができる。
【0015】音像制御パラメータは各信号処理部4-1L,4
-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRに対しパラメータ設定部1
4Cから与えられる。例えば通信会議に参加する人数に
応じて音像制御パラメータを決定する方法が可能であ
る。図6の場合、信号処理部4-1L,4-2L,…,4-NL からの
音声信号が加算部15の加算器5Lで加算され、左チャ
ネル加算音声信号が生成される。信号処理部4-1R,4-2R,
…,4-NR からの音声信号が加算部15の加算器5Rで加
算され、右チャネル加算音声信号が生成される。従っ
て、端末対応分岐部16から各参加端末TM-1〜TM-Nに分
配されるKチャネル信号は全ての参加端末から送信され
た音声信号による成分が含まれる。
-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRに対しパラメータ設定部1
4Cから与えられる。例えば通信会議に参加する人数に
応じて音像制御パラメータを決定する方法が可能であ
る。図6の場合、信号処理部4-1L,4-2L,…,4-NL からの
音声信号が加算部15の加算器5Lで加算され、左チャ
ネル加算音声信号が生成される。信号処理部4-1R,4-2R,
…,4-NR からの音声信号が加算部15の加算器5Rで加
算され、右チャネル加算音声信号が生成される。従っ
て、端末対応分岐部16から各参加端末TM-1〜TM-Nに分
配されるKチャネル信号は全ての参加端末から送信され
た音声信号による成分が含まれる。
【0016】各端末TM-1〜TM-Nはその1つを代表して図
7に示すようにマイクロホンMC、送信部51、復号部
52、再生部53L,53R により構成される。受信したK(=
2)チャネルの符号化音声信号は復号部52でチャネル毎
の音声信号に復号され、それぞれ再生部53L,53R により
音声に変換される。従って端末TMの使用者が聴取する
音声には全参加端末から送出された音声が含まれてい
る。
7に示すようにマイクロホンMC、送信部51、復号部
52、再生部53L,53R により構成される。受信したK(=
2)チャネルの符号化音声信号は復号部52でチャネル毎
の音声信号に復号され、それぞれ再生部53L,53R により
音声に変換される。従って端末TMの使用者が聴取する
音声には全参加端末から送出された音声が含まれてい
る。
【0017】この発明では音像制御部14において、N
組の分岐音声信号に対しそれぞれ異なる音像制御パラメ
ータの選択により、各参加端末TMにおいて、少なくと
も1つの参加端末からの音声に対する音像と他の参加端
末からの音声に対する音像とを区別させることが可能と
なる。制御する音像の特質として受聴者が聴覚上感知す
る音の空間位置、広がり感があげられる。例えば端末の
再生部53L,53R がそれぞれスピーカの場合は、左右音声
信号に対する音像制御パラメータとしてチャネル間レベ
ル差、チャネル間時間差、位相(同位相、逆位相)、の
いずれか1つ又はレベル差と時間差の組み合わせを制御
することにより音像を制御することができる。そこで図
6の音像制御部14におけるN組の左右音声信号に対し
信号処理部4-1L,4-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRで与える
音像制御パラメータをそれぞれ適切に選ぶことにより、
図7の参加端末で再生される音声に含まれる各端末から
の音声成分に対して所望の音像を与えることが可能とな
る。図7の再生部53L,53Rがステレオヘッドホンの場合
はK=2 に限定される。また図6の音像制御部14でN組
の左右音声信号に対しそれぞれ所望の音源の空間位置に
対応する伝達関数を音像制御パラメータとして畳み込み
演算することにより、図7の再生部53L,53Rから再生さ
れる各端末からの音声成分に所望の空間位置を定位させ
る音像を与えられる。
組の分岐音声信号に対しそれぞれ異なる音像制御パラメ
ータの選択により、各参加端末TMにおいて、少なくと
も1つの参加端末からの音声に対する音像と他の参加端
末からの音声に対する音像とを区別させることが可能と
なる。制御する音像の特質として受聴者が聴覚上感知す
る音の空間位置、広がり感があげられる。例えば端末の
再生部53L,53R がそれぞれスピーカの場合は、左右音声
信号に対する音像制御パラメータとしてチャネル間レベ
ル差、チャネル間時間差、位相(同位相、逆位相)、の
いずれか1つ又はレベル差と時間差の組み合わせを制御
することにより音像を制御することができる。そこで図
6の音像制御部14におけるN組の左右音声信号に対し
信号処理部4-1L,4-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRで与える
音像制御パラメータをそれぞれ適切に選ぶことにより、
図7の参加端末で再生される音声に含まれる各端末から
の音声成分に対して所望の音像を与えることが可能とな
る。図7の再生部53L,53Rがステレオヘッドホンの場合
はK=2 に限定される。また図6の音像制御部14でN組
の左右音声信号に対しそれぞれ所望の音源の空間位置に
対応する伝達関数を音像制御パラメータとして畳み込み
演算することにより、図7の再生部53L,53Rから再生さ
れる各端末からの音声成分に所望の空間位置を定位させ
る音像を与えられる。
【0018】以下の各実施例ではK=2 の場合について示
すが端末の再生部としてスピーカを用いる場合、K≧3
も可能である。以下、この発明の具体的実施例について
図面により説明する。 第1実施例 図8はこの発明による図6の原理的構成に基づいた音声
通信制御装置の第1の実施例を示す。複数の端末TM-1〜
TM-Mが、通信網40を経由してこの発明による音声通信
制御装置100に収容されている。この実施例では複数
の参加端末に接続された交換部11からの入力チャネル
C1 〜CN 上の音声信号を監視することにより、どの入
力チャネル上の音声信号が主話者による音声信号である
かが決定される。ここで、主話者による再生音声の音像
が、他端末による音声の音像と受話者に区別できるよう
にする。
すが端末の再生部としてスピーカを用いる場合、K≧3
も可能である。以下、この発明の具体的実施例について
図面により説明する。 第1実施例 図8はこの発明による図6の原理的構成に基づいた音声
通信制御装置の第1の実施例を示す。複数の端末TM-1〜
TM-Mが、通信網40を経由してこの発明による音声通信
制御装置100に収容されている。この実施例では複数
の参加端末に接続された交換部11からの入力チャネル
C1 〜CN 上の音声信号を監視することにより、どの入
力チャネル上の音声信号が主話者による音声信号である
かが決定される。ここで、主話者による再生音声の音像
が、他端末による音声の音像と受話者に区別できるよう
にする。
【0019】この実施例の音声通信制御装置100は交
換部11、音声信号データと制御信号データまたは画像
データとの分離/多重化部22、音声信号復号化部23
A、音声検出処理部23B、話者選択部24、音声信号
処理部25、主話者用音声減算部26、音声符号化部2
7、28、下り音声信号選択部29、信号処理制御部2
0、画像表示制御部30を含んでいる。交換部11,分
離/多重化部22,音声信号復号化部23A、音声検出
処理部23Bは接続された回線対応に処理を行い、最大
同時接続端末数N分の処理能力を持つ。
換部11、音声信号データと制御信号データまたは画像
データとの分離/多重化部22、音声信号復号化部23
A、音声検出処理部23B、話者選択部24、音声信号
処理部25、主話者用音声減算部26、音声符号化部2
7、28、下り音声信号選択部29、信号処理制御部2
0、画像表示制御部30を含んでいる。交換部11,分
離/多重化部22,音声信号復号化部23A、音声検出
処理部23Bは接続された回線対応に処理を行い、最大
同時接続端末数N分の処理能力を持つ。
【0020】図8は、端末TM-1〜TM-Mの一例として、画
像情報と音声情報を同時に送受信する画像会議端末を用
いる例を示す。この発明の構成にとって画像情報の存在
は必須ではなく、画像表示制御部30はこの発明の要旨
に直接関係しないので、画像表示制御の詳細説明は省略
する。ただし、画像情報を元に各端末TM-1〜TM-Mが参加
する会議の指定、会議の構成制御を行うこともできる。
この場合には音声信号加算制御に関係する信号が画像表
示制御部30から信号処理制御部20に送られる。
像情報と音声情報を同時に送受信する画像会議端末を用
いる例を示す。この発明の構成にとって画像情報の存在
は必須ではなく、画像表示制御部30はこの発明の要旨
に直接関係しないので、画像表示制御の詳細説明は省略
する。ただし、画像情報を元に各端末TM-1〜TM-Mが参加
する会議の指定、会議の構成制御を行うこともできる。
この場合には音声信号加算制御に関係する信号が画像表
示制御部30から信号処理制御部20に送られる。
【0021】以下、M台の端末(TM-1〜TM-M)が通信網
40を通して音声通信制御装置100に接続されている
場合を例に装置の動作を説明する。通信網40としては
即時双方向の音声通信が可能な回線が用いられる。例え
ばN−ISDN回線、専用線、アナログ電話回線、LA
N回線、個別回線、多重化された論理的回線の何れでも
適用できる。また有線、無線を問わない。ただし交換部
11を通信網40の種類に適合させる必要はある。この
実施例では、N−ISDN回線(画像用64kbps程度、
音声用64kbps程度の伝送帯域)を用いる場合の例を説
明する。
40を通して音声通信制御装置100に接続されている
場合を例に装置の動作を説明する。通信網40としては
即時双方向の音声通信が可能な回線が用いられる。例え
ばN−ISDN回線、専用線、アナログ電話回線、LA
N回線、個別回線、多重化された論理的回線の何れでも
適用できる。また有線、無線を問わない。ただし交換部
11を通信網40の種類に適合させる必要はある。この
実施例では、N−ISDN回線(画像用64kbps程度、
音声用64kbps程度の伝送帯域)を用いる場合の例を説
明する。
【0022】端末TM-1〜TM-Mの一例として、N−ISD
N回線を用いたテレビ会議端末を接続することができ
る。ただし、端末TM-1〜TM-Mは2チャネル分の音声信号
を受信する機能を持つ必要がある。端末TM-1〜TM-Mは通
信網40を通して音声通信制御装置100の交換部11
に接続される。例えばITU−TのH.221の規格等
に従って1チャネルに多重化されて各端末TM-1〜TM-Mか
ら送られてきた画像情報と音声信号情報、及び会議の構
成を制御するための音声又は画像制御情報は、分離/多
重化部22で分離される。分離された画像情報及び画像
表示制御情報は画像表示制御部30に送られる。画像表
示制御はこの発明とは直接関係しないので説明は省略す
る。
N回線を用いたテレビ会議端末を接続することができ
る。ただし、端末TM-1〜TM-Mは2チャネル分の音声信号
を受信する機能を持つ必要がある。端末TM-1〜TM-Mは通
信網40を通して音声通信制御装置100の交換部11
に接続される。例えばITU−TのH.221の規格等
に従って1チャネルに多重化されて各端末TM-1〜TM-Mか
ら送られてきた画像情報と音声信号情報、及び会議の構
成を制御するための音声又は画像制御情報は、分離/多
重化部22で分離される。分離された画像情報及び画像
表示制御情報は画像表示制御部30に送られる。画像表
示制御はこの発明とは直接関係しないので説明は省略す
る。
【0023】音声制御情報は、分離/多重化部22から
信号処理制御部20に送られる。音声制御情報として
は、会議参加/退出要求などの制御があげられる。分離
/多重化部22で分離された音声信号は音声信号復号化
部23Aで復号化される。以後の処理を行えるよう、例
えばPCM符号化音声信号に変換される。簡単のため以
下の処理ではこれを単に音声信号と呼ぶことにする。
信号処理制御部20に送られる。音声制御情報として
は、会議参加/退出要求などの制御があげられる。分離
/多重化部22で分離された音声信号は音声信号復号化
部23Aで復号化される。以後の処理を行えるよう、例
えばPCM符号化音声信号に変換される。簡単のため以
下の処理ではこれを単に音声信号と呼ぶことにする。
【0024】音声検出処理部23Bでは、例えば音声信
号のパワー検出等の方法により音声検出を行う。音声が
検出されたときには、信号処理制御部20に検出を示す
制御信号を送出する。音声検出処理部23Bにおける音
声検出方式の一例を図9に示す。入力音声信号波形(図
9A)を元に、単位時間(例えば100ms間)内のパワ
ー積分値IT(図9B)を求める。ここでパワー積分値
ITがON検出閾値E ON,OFF検出閾値EOFF との大
小を比べ、発言状態か否かが判定される。
号のパワー検出等の方法により音声検出を行う。音声が
検出されたときには、信号処理制御部20に検出を示す
制御信号を送出する。音声検出処理部23Bにおける音
声検出方式の一例を図9に示す。入力音声信号波形(図
9A)を元に、単位時間(例えば100ms間)内のパワ
ー積分値IT(図9B)を求める。ここでパワー積分値
ITがON検出閾値E ON,OFF検出閾値EOFF との大
小を比べ、発言状態か否かが判定される。
【0025】第1の発言識別方式では単位時間のパワー
積分値ITがON検出閾値EONを越えたとき直ちにその
端末を発言状態と判定する。パワー積分値ITがOFF
検出閾値EOFF を下回ったときには直ちに非発言状態と
判定する。従って、図9Cに示す斜線を付して示した区
間(a−b,c−d,f−g)が発言状態と判定され
る。この第1の発言識別方式では、発言状態と非発言状
態との状態変更が頻繁に行われる。
積分値ITがON検出閾値EONを越えたとき直ちにその
端末を発言状態と判定する。パワー積分値ITがOFF
検出閾値EOFF を下回ったときには直ちに非発言状態と
判定する。従って、図9Cに示す斜線を付して示した区
間(a−b,c−d,f−g)が発言状態と判定され
る。この第1の発言識別方式では、発言状態と非発言状
態との状態変更が頻繁に行われる。
【0026】第2の発言識別方式は、第1の発言識別方
式に比べ、単位時間のパワー積分値ITがOFF検出閾
値EOFF を下回った後、一定時間(図9Dに示すT)は
発言状態が継続しているとみなして発言状態識別が行わ
れる点が異なる。この方法によれば、図9Dに斜線を付
して示した区間(a−e,f−h)が発言状態と識別さ
れる。
式に比べ、単位時間のパワー積分値ITがOFF検出閾
値EOFF を下回った後、一定時間(図9Dに示すT)は
発言状態が継続しているとみなして発言状態識別が行わ
れる点が異なる。この方法によれば、図9Dに斜線を付
して示した区間(a−e,f−h)が発言状態と識別さ
れる。
【0027】音声検出処理部23Bにおいて発言状態と
識別された端末からの音声信号が、図8の話者選択部2
4で選択される。選択された音声信号は選択音声チャネ
ルA 1 〜AN のいずれかを介して、音声信号処理部25
に与えられる。音声信号処理部25はこの発明の基本構
成であるチャネル分岐部13、音像制御部14、加算部
15を含んでいる。
識別された端末からの音声信号が、図8の話者選択部2
4で選択される。選択された音声信号は選択音声チャネ
ルA 1 〜AN のいずれかを介して、音声信号処理部25
に与えられる。音声信号処理部25はこの発明の基本構
成であるチャネル分岐部13、音像制御部14、加算部
15を含んでいる。
【0028】信号処理制御部20は、分離/多重化部2
2,音声検出処理部23Bから受信される制御信号、ま
たは画像表示制御部30から受信される会議制御信号等
に基づいて動作する。ここで現在の発言者数、発言要求
者数、及び議長など常時発言権を与える必要のある端末
の状態などから判別して加算対象の端末に対応する選択
音声チャネルとその優先度を決定する。話者選択部24
は加算対象となる選択音声チャネルA1 〜AN を優先順
序に従った入力チャネル位置に接続する。この実施例で
は、主たる話者に対する音声信号を選択音声チャネルA
1 に通過させ、第2〜第Nの話者に対する音声信号を選
択音声チャネルA2,A3,…,ANに通過させるものとす
る。
2,音声検出処理部23Bから受信される制御信号、ま
たは画像表示制御部30から受信される会議制御信号等
に基づいて動作する。ここで現在の発言者数、発言要求
者数、及び議長など常時発言権を与える必要のある端末
の状態などから判別して加算対象の端末に対応する選択
音声チャネルとその優先度を決定する。話者選択部24
は加算対象となる選択音声チャネルA1 〜AN を優先順
序に従った入力チャネル位置に接続する。この実施例で
は、主たる話者に対する音声信号を選択音声チャネルA
1 に通過させ、第2〜第Nの話者に対する音声信号を選
択音声チャネルA2,A3,…,ANに通過させるものとす
る。
【0029】信号処理制御部20は音声信号処理部25
の動作を制御する。主話者音声の了解度を損なうことな
く複数話者からの音声信号を加算分配する音声信号処理
を行う。この例では主話者の音声信号を左チャネル音声
信号に、その他の話者の音声信号を全て右チャネル音声
信号を通して音声符号化部28に送出する。音声符号化
部28ではステレオ符号器を用いて音声信号処理部25
からの2チャネルステレオ加算音声信号の符号化及び多
重化を行う。下り音声信号選択部29は図6における端
末対応分岐部16に相当する。ここで主たる話者以外の
端末に対応する回線に対して、音声符号化部28からの
符号化されたステレオ加算音声信号が選択される。主話
者の端末に対応する回線に対しては、音声符号化部27
により符号化されたステレオ音声信号が選択される。た
だし、エコー消去のため主話者用音声減算部26により
自分の音声信号を左右両チャネル加算音声信号から減算
してから符号化される。選択された音声信号はそれぞれ
分離/多重化部22に送出される。
の動作を制御する。主話者音声の了解度を損なうことな
く複数話者からの音声信号を加算分配する音声信号処理
を行う。この例では主話者の音声信号を左チャネル音声
信号に、その他の話者の音声信号を全て右チャネル音声
信号を通して音声符号化部28に送出する。音声符号化
部28ではステレオ符号器を用いて音声信号処理部25
からの2チャネルステレオ加算音声信号の符号化及び多
重化を行う。下り音声信号選択部29は図6における端
末対応分岐部16に相当する。ここで主たる話者以外の
端末に対応する回線に対して、音声符号化部28からの
符号化されたステレオ加算音声信号が選択される。主話
者の端末に対応する回線に対しては、音声符号化部27
により符号化されたステレオ音声信号が選択される。た
だし、エコー消去のため主話者用音声減算部26により
自分の音声信号を左右両チャネル加算音声信号から減算
してから符号化される。選択された音声信号はそれぞれ
分離/多重化部22に送出される。
【0030】分離/多重化部22では下り音声信号選択
部29からのステレオ音声信号と画像表示制御部30か
らの画像情報とを多重化する。多重化された信号は交換
部11,通信網40経由で各端末TM-1〜TM-Mに送出され
る。この発明で重要な役割を持つ、人間の聴覚特性と会
議時の習慣に基づいた加算処理及び音像制御処理は音声
信号処理部25で行われる。音声信号処理部25は前述
のように図6における信号チャネル分岐部13、音像制
御部14、加算部15を有している。この例では音像制
御パラメータとしてチャネル間音声信号レベル差を制御
する減衰量と、左右チャネル間の音声信号が同位相か逆
位相を制御する位相を使って、各選択音声チャネルの分
岐音声信号を制御する。
部29からのステレオ音声信号と画像表示制御部30か
らの画像情報とを多重化する。多重化された信号は交換
部11,通信網40経由で各端末TM-1〜TM-Mに送出され
る。この発明で重要な役割を持つ、人間の聴覚特性と会
議時の習慣に基づいた加算処理及び音像制御処理は音声
信号処理部25で行われる。音声信号処理部25は前述
のように図6における信号チャネル分岐部13、音像制
御部14、加算部15を有している。この例では音像制
御パラメータとしてチャネル間音声信号レベル差を制御
する減衰量と、左右チャネル間の音声信号が同位相か逆
位相を制御する位相を使って、各選択音声チャネルの分
岐音声信号を制御する。
【0031】図10は音声信号処理部25の具体的な一
実施例を示し、この例では音像制御パラメータとしてチ
ャネル間の位相を使って分岐音声信号を制御する場合で
ある。レベル制御部14Aと位相制御部14Bは音像制
御部14を構成している。選択音声チャネルA1 〜AN
の音声信号はレベル制御部14Aの減衰器4-1,4-2,…,4
-Nによりそれぞれ2-1/2,N-1/2,…,N-1/2 倍のレベルに
減衰される。減衰器4-1〜4-N から出力された音声信号
はチャネル分岐部13の分岐点3-1,3-2,…,3-Nでそれぞ
れ左右分岐チャネルB1L,B1R,…,BNL,BNR上の左右チャネ
ル信号に分岐され、位相制御部14Bでそれぞれ位相制
御器4-1L,4-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRにより互いに同
位相か逆位相にそれぞれ制御される。これらの減衰量及
び位相などの音像パラメータの設定は信号処理制御部2
0からの制御によりパラメータ設定部14Cによって行
われる。
実施例を示し、この例では音像制御パラメータとしてチ
ャネル間の位相を使って分岐音声信号を制御する場合で
ある。レベル制御部14Aと位相制御部14Bは音像制
御部14を構成している。選択音声チャネルA1 〜AN
の音声信号はレベル制御部14Aの減衰器4-1,4-2,…,4
-Nによりそれぞれ2-1/2,N-1/2,…,N-1/2 倍のレベルに
減衰される。減衰器4-1〜4-N から出力された音声信号
はチャネル分岐部13の分岐点3-1,3-2,…,3-Nでそれぞ
れ左右分岐チャネルB1L,B1R,…,BNL,BNR上の左右チャネ
ル信号に分岐され、位相制御部14Bでそれぞれ位相制
御器4-1L,4-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRにより互いに同
位相か逆位相にそれぞれ制御される。これらの減衰量及
び位相などの音像パラメータの設定は信号処理制御部2
0からの制御によりパラメータ設定部14Cによって行
われる。
【0032】主話者の音声信号、すなわち選択音声チャ
ネルA1 の信号は減衰器4-1 により、例えば2-1/2 に減
衰され、分岐点3-1 で左チャネルと右チャネルに分岐さ
れ、位相制御器4-1L,4-1R で左右チャネル間で同位相の
まま加算器5L,5Rに与えられる。加算器5L,5R
の出力側の左チャネル音声信号、右チャネル音声信号
は、受信端末における左チャネル音声信号、右チャネル
音声信号に対応する。そのため受信端末の受聴者がステ
レオ再生で聴いていたときには、選択音声チャネルA1
(主話者)の音声は中央に音像位置が定位されて距離感
を持って聴取される。
ネルA1 の信号は減衰器4-1 により、例えば2-1/2 に減
衰され、分岐点3-1 で左チャネルと右チャネルに分岐さ
れ、位相制御器4-1L,4-1R で左右チャネル間で同位相の
まま加算器5L,5Rに与えられる。加算器5L,5R
の出力側の左チャネル音声信号、右チャネル音声信号
は、受信端末における左チャネル音声信号、右チャネル
音声信号に対応する。そのため受信端末の受聴者がステ
レオ再生で聴いていたときには、選択音声チャネルA1
(主話者)の音声は中央に音像位置が定位されて距離感
を持って聴取される。
【0033】選択音声チャネルA2 〜AN の話者の各端
末における再生音声パワーレベルの和が、主話者の再生
音声と同等かそれより小さくなるように、選択音声チャ
ネルA2 〜AN の音声信号は減衰器4-2〜4-Nにより、例
えばN-1/2 倍(Nは選択チャネルA1 〜AN の数)に減
衰させた上で分岐点3-2〜3-Nで左右チャネルに分岐さ
れ、右チャネル音声信号は位相制御器4-2L〜4-NLで同位
相のまま加算器5Lに与えられ、左チャネル音声信号
は、位相制御器4-2R〜4-NRにより位相反転(−1を乗
算)された上で加算器5Rに与えられる。
末における再生音声パワーレベルの和が、主話者の再生
音声と同等かそれより小さくなるように、選択音声チャ
ネルA2 〜AN の音声信号は減衰器4-2〜4-Nにより、例
えばN-1/2 倍(Nは選択チャネルA1 〜AN の数)に減
衰させた上で分岐点3-2〜3-Nで左右チャネルに分岐さ
れ、右チャネル音声信号は位相制御器4-2L〜4-NLで同位
相のまま加算器5Lに与えられ、左チャネル音声信号
は、位相制御器4-2R〜4-NRにより位相反転(−1を乗
算)された上で加算器5Rに与えられる。
【0034】ステレオ再生において左右チャネルから互
いに逆位相の音声を提示されたときには、受聴者は距離
感を失った音像を知覚する。この聴覚特性を利用するこ
とにより、前記の選択音声チャネルA2 〜AN に入る従
たる音声信号は、受信端末の受聴者がステレオ再生で聴
取したときには、受聴者の周囲に距離感を失って知覚さ
れる。一方、主話者の音声は一定方向に定位されて知覚
される。図10の音声信号処理部25のレベル制御部1
4Aにおける減衰器4-1〜4-Nは、端末において再生され
た主話者の音声レベルがその他の話者の音声レベルの和
より大となるようにするためのものであり、主話者の再
生音声の音像とその他の話者の再生音声の音像の定位の
差異は位相制御部14Bにより、もっぱら左右チャネル
を同位相とするか逆位相とするかによって与えられてい
る。
いに逆位相の音声を提示されたときには、受聴者は距離
感を失った音像を知覚する。この聴覚特性を利用するこ
とにより、前記の選択音声チャネルA2 〜AN に入る従
たる音声信号は、受信端末の受聴者がステレオ再生で聴
取したときには、受聴者の周囲に距離感を失って知覚さ
れる。一方、主話者の音声は一定方向に定位されて知覚
される。図10の音声信号処理部25のレベル制御部1
4Aにおける減衰器4-1〜4-Nは、端末において再生され
た主話者の音声レベルがその他の話者の音声レベルの和
より大となるようにするためのものであり、主話者の再
生音声の音像とその他の話者の再生音声の音像の定位の
差異は位相制御部14Bにより、もっぱら左右チャネル
を同位相とするか逆位相とするかによって与えられてい
る。
【0035】図11は音声信号処理部25の別の実施例
を示したものであり、端末において例えば左側スピーカ
から主話者の音声のみが再生され、右側のスピーカから
全話者の混合音声がそのパワーレベルが主話者音声パワ
ーレベルと同等かそれより小さく再生されるようにした
場合である。チャネル分岐部13により分岐されたそれ
ぞれの右分岐チャネルB1R〜BNRに減衰率N-1/2 の減衰器
4-1R,4-2R,…,4-NR が挿入され主話者の左分岐チャネル
B1L の減衰器4-1Lの減衰量は0とし、他の左分岐チャネ
ルB2L〜BNLの減衰器4-2L,…,4-NLには右分岐チャネルの
減衰率N-1/2 より充分大きい、例えば無限大の減衰量が
設定されている(即ちチャネルは遮断されている)。従
って左チャネル加算器5Lには主話者の選択音声チャネ
ルA1 の音声信号のみが減衰されずに与えられ、右チャ
ネル加算機5Rには全選択音声チャネルA1 〜AN の信
号が減衰器4-1R〜4-NRで適切な音量、例えばN-1/2 に減
衰されて与えられる。
を示したものであり、端末において例えば左側スピーカ
から主話者の音声のみが再生され、右側のスピーカから
全話者の混合音声がそのパワーレベルが主話者音声パワ
ーレベルと同等かそれより小さく再生されるようにした
場合である。チャネル分岐部13により分岐されたそれ
ぞれの右分岐チャネルB1R〜BNRに減衰率N-1/2 の減衰器
4-1R,4-2R,…,4-NR が挿入され主話者の左分岐チャネル
B1L の減衰器4-1Lの減衰量は0とし、他の左分岐チャネ
ルB2L〜BNLの減衰器4-2L,…,4-NLには右分岐チャネルの
減衰率N-1/2 より充分大きい、例えば無限大の減衰量が
設定されている(即ちチャネルは遮断されている)。従
って左チャネル加算器5Lには主話者の選択音声チャネ
ルA1 の音声信号のみが減衰されずに与えられ、右チャ
ネル加算機5Rには全選択音声チャネルA1 〜AN の信
号が減衰器4-1R〜4-NRで適切な音量、例えばN-1/2 に減
衰されて与えられる。
【0036】受信端末の受聴者は、これら音像制御処理
された主話者の音声と従たる話者の音声を同時に受聴す
ることになるが、知覚される音像位置が異なる。そのた
め、受聴者は常に主話者の発言を明瞭に聞き取ることが
できると同時に、その他の話者による各地点の発言も同
時に把握することができる多地点通信会議を実現するこ
とができる。
された主話者の音声と従たる話者の音声を同時に受聴す
ることになるが、知覚される音像位置が異なる。そのた
め、受聴者は常に主話者の発言を明瞭に聞き取ることが
できると同時に、その他の話者による各地点の発言も同
時に把握することができる多地点通信会議を実現するこ
とができる。
【0037】信号処理制御部20における主たる話者の
決定方式と、図11の音声信号処理部25を使って左右
チャネルの加算音声信号を生成しする方式の一例を図1
2に示す。図12においては、主話者の決定方式とし
て、“ある時点で発言状態と認識された端末のうち、最
初に発言状態と認識された端末を、その発言状態が継続
する間、主話者と決定する”方式を示している。発言状
態の端末が1つのみの場合はその端末を主話者と決定す
る。複数端末が同時に発言状態となったときは、主話者
が非発言状態となった時点で、最も早く発言状態となっ
た端末について新たな主話者と決定する。図12の行A
〜Dはそれぞれ端末TM-1からTM-4における話者の発言期
間NA,NB,NC,NDを斜線領域で示している。行
Eは左チャネルの音声の内容、行Fは右チャネルの音声
の内容を示す。右チャネルの音声は、主発言者以外の他
の参加者の音声の加算の様子を示す。
決定方式と、図11の音声信号処理部25を使って左右
チャネルの加算音声信号を生成しする方式の一例を図1
2に示す。図12においては、主話者の決定方式とし
て、“ある時点で発言状態と認識された端末のうち、最
初に発言状態と認識された端末を、その発言状態が継続
する間、主話者と決定する”方式を示している。発言状
態の端末が1つのみの場合はその端末を主話者と決定す
る。複数端末が同時に発言状態となったときは、主話者
が非発言状態となった時点で、最も早く発言状態となっ
た端末について新たな主話者と決定する。図12の行A
〜Dはそれぞれ端末TM-1からTM-4における話者の発言期
間NA,NB,NC,NDを斜線領域で示している。行
Eは左チャネルの音声の内容、行Fは右チャネルの音声
の内容を示す。右チャネルの音声は、主発言者以外の他
の参加者の音声の加算の様子を示す。
【0038】信号処理制御部20における主たる話者の
決定方式と、図11の音声信号処理部25を使って、左
右チャネルの加算音声信号を生成する方式の別の例を図
13に示す。図13に示す例においては、特定の端末
(図13の例では端末TM-1)に発言優先権を与えてい
る。この制御方式は、会議における議長への優先発言権
付与、講演における講演者への優先発言権付与等に対応
している。図13の行A〜Dは各端末TM-1〜TM-4の発言
内容NA〜NDを示す。行Eは左チャネルの音声信号内
容、行Fは右チャネルの音声信号の加算の様子を示す。
決定方式と、図11の音声信号処理部25を使って、左
右チャネルの加算音声信号を生成する方式の別の例を図
13に示す。図13に示す例においては、特定の端末
(図13の例では端末TM-1)に発言優先権を与えてい
る。この制御方式は、会議における議長への優先発言権
付与、講演における講演者への優先発言権付与等に対応
している。図13の行A〜Dは各端末TM-1〜TM-4の発言
内容NA〜NDを示す。行Eは左チャネルの音声信号内
容、行Fは右チャネルの音声信号の加算の様子を示す。
【0039】また、図9に示した2つの識別方式につい
ても、通信会議で行われる会議の内容により適・不適が
ある。例えば、複数の対等な端末が自由な討論を行うと
きにおいては、話者の交代が速やかに行われる識別方式
1が優れる。一方、一人一人順番に意見を述べるような
議論形態のときには、意図しない主話者交代が起こりに
くい識別方式2が優れる。
ても、通信会議で行われる会議の内容により適・不適が
ある。例えば、複数の対等な端末が自由な討論を行うと
きにおいては、話者の交代が速やかに行われる識別方式
1が優れる。一方、一人一人順番に意見を述べるような
議論形態のときには、意図しない主話者交代が起こりに
くい識別方式2が優れる。
【0040】従って、信号処理制御部20の中に図9,
図12,図13に例示したような複数の話者検出・加算
制御のアルゴリズムを持ち、会議の進行などに応じて端
末TM-1〜TM-Mからの操作などにより、話者検出・加算制
御のアルゴリズムを切り替える手段を設けることが有効
となる。話者選択部24は、この実施例の後述する図1
0に示す音声信号処理部25において音像制御パラメー
タを固定的に設定した場合に設けられるものであり、図
10の音声信号処理部においてどの組の左右分岐チャネ
ルBJL,BJR の音声信号に対しても位相を互いに同位相又
は逆位相に選択して設定でき、またどの選択音声チャネ
ルAJ に対しても減衰率を1又は1/N1/2に選択して設定
できる場合は、どの入力チャネルの音声信号が主話者の
音声信号であってもそのチャネルに対する音像制御パラ
メータの設定と、それ以外のチャネルに対する音像制御
パラメータの設定を、パラメータ設定部14Cにより図
10における主話者のチャネル(選択音声チャネルA
1 )に対するパラメータとそれ以外の選択音声チャネル
A2〜ANに対するパラメータとの関係と同様に設定すれ
ば話者選択部24は不要である。同様に、図11におい
てパラメータ設定部14Cにより各分岐チャネルに対す
る減衰率の設定を0、1/N1/2、1/∞のいずれにも選択的
に設定できる場合は、話者選択部24は不要である。
図12,図13に例示したような複数の話者検出・加算
制御のアルゴリズムを持ち、会議の進行などに応じて端
末TM-1〜TM-Mからの操作などにより、話者検出・加算制
御のアルゴリズムを切り替える手段を設けることが有効
となる。話者選択部24は、この実施例の後述する図1
0に示す音声信号処理部25において音像制御パラメー
タを固定的に設定した場合に設けられるものであり、図
10の音声信号処理部においてどの組の左右分岐チャネ
ルBJL,BJR の音声信号に対しても位相を互いに同位相又
は逆位相に選択して設定でき、またどの選択音声チャネ
ルAJ に対しても減衰率を1又は1/N1/2に選択して設定
できる場合は、どの入力チャネルの音声信号が主話者の
音声信号であってもそのチャネルに対する音像制御パラ
メータの設定と、それ以外のチャネルに対する音像制御
パラメータの設定を、パラメータ設定部14Cにより図
10における主話者のチャネル(選択音声チャネルA
1 )に対するパラメータとそれ以外の選択音声チャネル
A2〜ANに対するパラメータとの関係と同様に設定すれ
ば話者選択部24は不要である。同様に、図11におい
てパラメータ設定部14Cにより各分岐チャネルに対す
る減衰率の設定を0、1/N1/2、1/∞のいずれにも選択的
に設定できる場合は、話者選択部24は不要である。
【0041】また、図10及び11では主話者の音声信
号による音像が他の話者の音声信号による音像と区別で
きるように、左右分岐チャネル間における音声信号の位
相を制御する場合及び左右チャネルへの音声信号の分配
を制御する場合を示した。これらの場合は、各端末にお
ける再生部53L、53Rとして左右に配置されたスピ
ーカを使う。一方、図10、11の信号処理部4-1L、4-
NL、4-1R、4-NRにおける音像制御パラメータとして位相
又は減衰量の代わりに後述の図18で示す左右音響伝達
関数を使ってもよい。その場合は各端末において再生部
53L,53Rとしてステレオヘッドホンを使用しなけ
ればならない。 第2実施例 図8の実施例を各端末における利用者が複数の会議に関
与可能とするよう変形した実施例を図14に示す。図1
4に示す実施例では、Q個の会議に対応してQ個の音声
信号処理装置52-1〜25-Qが設けられ、また各端末TM-1〜
TM-N毎に会議選択部21-1〜21-Nが設けられ、これによっ
て複数の会議を開催できる。更に1端末が同時に2件以
上の会議に参加することを可能としている。
号による音像が他の話者の音声信号による音像と区別で
きるように、左右分岐チャネル間における音声信号の位
相を制御する場合及び左右チャネルへの音声信号の分配
を制御する場合を示した。これらの場合は、各端末にお
ける再生部53L、53Rとして左右に配置されたスピ
ーカを使う。一方、図10、11の信号処理部4-1L、4-
NL、4-1R、4-NRにおける音像制御パラメータとして位相
又は減衰量の代わりに後述の図18で示す左右音響伝達
関数を使ってもよい。その場合は各端末において再生部
53L,53Rとしてステレオヘッドホンを使用しなけ
ればならない。 第2実施例 図8の実施例を各端末における利用者が複数の会議に関
与可能とするよう変形した実施例を図14に示す。図1
4に示す実施例では、Q個の会議に対応してQ個の音声
信号処理装置52-1〜25-Qが設けられ、また各端末TM-1〜
TM-N毎に会議選択部21-1〜21-Nが設けられ、これによっ
て複数の会議を開催できる。更に1端末が同時に2件以
上の会議に参加することを可能としている。
【0042】会議の参加者は、音声通信制御装置100
の話者選択部24に対して、自分の参加する会議を1つ
または複数指定する。ただし、複数の会議を指定すると
きには、自分の音声を加算する(主たる)会議を1件指
定する。その端末による音声信号を加算対象として処理
する会議が唯一に決定される。他の会議については、該
端末による音声信号は加算対象とならず、該参加者は会
議の加算音声を傍聴するだけとなる。
の話者選択部24に対して、自分の参加する会議を1つ
または複数指定する。ただし、複数の会議を指定すると
きには、自分の音声を加算する(主たる)会議を1件指
定する。その端末による音声信号を加算対象として処理
する会議が唯一に決定される。他の会議については、該
端末による音声信号は加算対象とならず、該参加者は会
議の加算音声を傍聴するだけとなる。
【0043】論理的な会議の1つとしては、例えば会議
参加者のうち特定2者もしくは3者以上間の対話があ
る。この場合、図14の1端末は会議を受聴しながら同
時に特定相手との対話を行うことができる。その結果、
全参加者が物理的に同一の会議室に参加しているときと
同様な自然な会話を行うことが可能となる。図14の実
施例においては、話者選択部24の内部が論理的に複数
の会議(会議1〜会議Q)対応に分かれ、各会議室毎に
先の図9の説明において述べたと同様の話者検出を行
う。
参加者のうち特定2者もしくは3者以上間の対話があ
る。この場合、図14の1端末は会議を受聴しながら同
時に特定相手との対話を行うことができる。その結果、
全参加者が物理的に同一の会議室に参加しているときと
同様な自然な会話を行うことが可能となる。図14の実
施例においては、話者選択部24の内部が論理的に複数
の会議(会議1〜会議Q)対応に分かれ、各会議室毎に
先の図9の説明において述べたと同様の話者検出を行
う。
【0044】図14の実施例における図8との構成上の
違いは、開催可能な会議数Qに足りる数の音声信号処理
部25-1〜25-Qを設けた点にあり、論理的な1つの会議に
音声信号処理部25-1〜25-Qの中の1つを割り当て、その
後段のそれぞれに会議選択部21-1〜21-Nを設ける。この
実施例における各音声信号処理部25-1〜25-Qの実施例と
しては、例えば図10,または図11に示した音声信号
処理部を用いることが可能である。
違いは、開催可能な会議数Qに足りる数の音声信号処理
部25-1〜25-Qを設けた点にあり、論理的な1つの会議に
音声信号処理部25-1〜25-Qの中の1つを割り当て、その
後段のそれぞれに会議選択部21-1〜21-Nを設ける。この
実施例における各音声信号処理部25-1〜25-Qの実施例と
しては、例えば図10,または図11に示した音声信号
処理部を用いることが可能である。
【0045】図15は、図14の第2実施例における会
議選択部21-1〜21-Nの中の端末TM-Jに対応した会議選択
部21-Jの構成例を示したものである。会議選択部21-Jは
Q個の信号処理制御部25-1〜25-Qのそれぞれの左右チャ
ネル音声信号が与えられる会議選択スイッチ7S-1〜7S-Q
と、それらの全ての会議選択スイッチ7S-1〜7S-Qの左チ
ャネル出力に接続された左チャネル用加算器2-L と、会
議選択スイッチ7S-1〜7S-Qの右チャネル出力に接続され
た右チャネル用加算器2-R とから構成される。信号処理
制御部20は端末TM-Jから受信した参加会議を指定する
制御信号に基づき、指定された会議に対応する1つ又は
複数の会議選択スイッチ7S-P(1≦P≦Q)を導通させ、指
定された会議が選択される。
議選択部21-1〜21-Nの中の端末TM-Jに対応した会議選択
部21-Jの構成例を示したものである。会議選択部21-Jは
Q個の信号処理制御部25-1〜25-Qのそれぞれの左右チャ
ネル音声信号が与えられる会議選択スイッチ7S-1〜7S-Q
と、それらの全ての会議選択スイッチ7S-1〜7S-Qの左チ
ャネル出力に接続された左チャネル用加算器2-L と、会
議選択スイッチ7S-1〜7S-Qの右チャネル出力に接続され
た右チャネル用加算器2-R とから構成される。信号処理
制御部20は端末TM-Jから受信した参加会議を指定する
制御信号に基づき、指定された会議に対応する1つ又は
複数の会議選択スイッチ7S-P(1≦P≦Q)を導通させ、指
定された会議が選択される。
【0046】会議1〜会議Qに対応した音声信号処理装
置25-1〜25-Qからの左右音声信号出力は端末対応分岐部
16により分岐されて各端末対応の会議選択部21-Jの中
の会議選択スイッチ7S-1〜7S-Qに送られる。それによっ
て各端末TM-Jにより指定された1つまたは複数の会議の
左右音声信号が選択され、左及び右チャネル用加算器2-
L,2-R に与えられる。例えば同時に2件の会議に参加し
ているときは、2件の参加会議のそれぞれ左チャネル音
声信号は加算器2-L で加算された上で左チャネル音声信
号として出力され、2件の参加会議の右チャネル音声信
号は加算器2-Rで加算され右チャネル音声信号として出
力される。左右チャネル音声信号は図14の対応する音
声符号化部27-Jで符号化され、対応する端末TM-Jに送信
されるので、端末TM-Jの再生部では2件の会議の混合音
声が再生される。
置25-1〜25-Qからの左右音声信号出力は端末対応分岐部
16により分岐されて各端末対応の会議選択部21-Jの中
の会議選択スイッチ7S-1〜7S-Qに送られる。それによっ
て各端末TM-Jにより指定された1つまたは複数の会議の
左右音声信号が選択され、左及び右チャネル用加算器2-
L,2-R に与えられる。例えば同時に2件の会議に参加し
ているときは、2件の参加会議のそれぞれ左チャネル音
声信号は加算器2-L で加算された上で左チャネル音声信
号として出力され、2件の参加会議の右チャネル音声信
号は加算器2-Rで加算され右チャネル音声信号として出
力される。左右チャネル音声信号は図14の対応する音
声符号化部27-Jで符号化され、対応する端末TM-Jに送信
されるので、端末TM-Jの再生部では2件の会議の混合音
声が再生される。
【0047】会議の選択部分の構成として、図15の会
議選択スイッチ7S-1〜7S-Qで前記端末対応の参加会議選
択を行う代わりに、図14における端末対応分岐部16
を論理的に入出力が2Q×(2Q・N) のスイッチマトリック
スで構成し、その接点のオン、オフ制御を端末からの会
議選択指示に基づいて信号処理制御部20により行う構
成とし、会議選択部21-1〜21-Nには該端末で選択された
会議の音声信号のみを与える構成も可能である。 第3実施例 前述の図8、11による第1実施例では会議中の主話者
を抽出し、この主話者の音声信号を左チャネルに割り当
て、右チャネルにそれ以外の参加者からの音声信号を加
算して割り当てた場合を示した。左及び右チャネルから
の音声信号は各地点の参加端末に伝送され、各地点にお
いて各チャネル毎に1個の音源を用いて音声を再生す
る。このシステムを3地点以上の端末間における通信に
適用すると、右チャネルにおいて、同時に2地点からの
音声信号が加算されることになる。この場合、受話者が
その2地点からの音声に対する音像位置を各地点毎に分
離して聴取できないという欠点が生じる。また、主話者
が入れ替わっても各端末からの音声信号が常に決まった
チャネルに分配されるとは限らない。従って、受話者は
各話者の音像位置を常に一定に聴取しないという欠点が
生じる。この結果、各発話者の同定及び発言内容の了解
度向上が限定される。この点を改善した実施例を図16
に示す。
議選択スイッチ7S-1〜7S-Qで前記端末対応の参加会議選
択を行う代わりに、図14における端末対応分岐部16
を論理的に入出力が2Q×(2Q・N) のスイッチマトリック
スで構成し、その接点のオン、オフ制御を端末からの会
議選択指示に基づいて信号処理制御部20により行う構
成とし、会議選択部21-1〜21-Nには該端末で選択された
会議の音声信号のみを与える構成も可能である。 第3実施例 前述の図8、11による第1実施例では会議中の主話者
を抽出し、この主話者の音声信号を左チャネルに割り当
て、右チャネルにそれ以外の参加者からの音声信号を加
算して割り当てた場合を示した。左及び右チャネルから
の音声信号は各地点の参加端末に伝送され、各地点にお
いて各チャネル毎に1個の音源を用いて音声を再生す
る。このシステムを3地点以上の端末間における通信に
適用すると、右チャネルにおいて、同時に2地点からの
音声信号が加算されることになる。この場合、受話者が
その2地点からの音声に対する音像位置を各地点毎に分
離して聴取できないという欠点が生じる。また、主話者
が入れ替わっても各端末からの音声信号が常に決まった
チャネルに分配されるとは限らない。従って、受話者は
各話者の音像位置を常に一定に聴取しないという欠点が
生じる。この結果、各発話者の同定及び発言内容の了解
度向上が限定される。この点を改善した実施例を図16
に示す。
【0048】図16に示す実施例も図8に示した本発明
による原理的構成に基づいている。図16の実施例によ
る音声通信制御装置100はN人の参加者の再生音声が
それぞれ異なる空間位置に定位するように、N人の参加
者の音声信号に対しそれぞれ異なる組の音響伝達関数を
音像制御パラメータとして使って処理を行う。これによ
って同時に最大N地点間における通信会議がN人の話者
の音声を異なる位置に定位して可能な音声通信を実現す
る。ただし各端末は音声再生部53L,53R (図7)として
ステレオヘッドホンを使う必要がある。各地点の端末か
ら各1回線の音声信号が伝送され、音声通信制御装置1
00へ入力される。一方、音声通信制御装置100より
各1回線の音声信号が出力され、各地点の端末に返送さ
れる。ただし、出力される各1回線の音声信号は、音声
通信制御装置100の内部において合成された2チャネ
ルステレオ音声信号が1チャネルに多重化されたもので
ある。勿論、1回線に3チャネル以上の音声信号を多重
化してもよい。
による原理的構成に基づいている。図16の実施例によ
る音声通信制御装置100はN人の参加者の再生音声が
それぞれ異なる空間位置に定位するように、N人の参加
者の音声信号に対しそれぞれ異なる組の音響伝達関数を
音像制御パラメータとして使って処理を行う。これによ
って同時に最大N地点間における通信会議がN人の話者
の音声を異なる位置に定位して可能な音声通信を実現す
る。ただし各端末は音声再生部53L,53R (図7)として
ステレオヘッドホンを使う必要がある。各地点の端末か
ら各1回線の音声信号が伝送され、音声通信制御装置1
00へ入力される。一方、音声通信制御装置100より
各1回線の音声信号が出力され、各地点の端末に返送さ
れる。ただし、出力される各1回線の音声信号は、音声
通信制御装置100の内部において合成された2チャネ
ルステレオ音声信号が1チャネルに多重化されたもので
ある。勿論、1回線に3チャネル以上の音声信号を多重
化してもよい。
【0049】この実施例による音声通信制御装置100
において、図6におけるチャネル分岐部13の各チャネ
ル分岐点3-1,…,3-Nと音像制御部14の左右信号処理部
4-1L,4-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRのそれぞれ端末毎に
対応する組を音像処理部8-1,8-2,…,8-Nとして示してあ
る。その1つの音像処理部8-1 を代表して図17に示
す。音像処理部8-1 は図2で説明した原理を使ってチャ
ネル分岐点3-1 で分岐された左右音声信号に対し音響伝
達関数H1L,H1R をそれぞれ畳み込み器4-1L,4-1Rにより
畳み込み演算する。その畳み込みによって得られた音声
信号を左チャネル音声信号、右チャネル音声信号として
図16の加算部15の加算器5L,5Rに与える。各チ
ャネルの分岐音声信号に畳み込む伝達関数H1L,H1R はそ
の音声信号の再生音声を定位させようとする所望の空間
位置に対応づけて決定することができる。
において、図6におけるチャネル分岐部13の各チャネ
ル分岐点3-1,…,3-Nと音像制御部14の左右信号処理部
4-1L,4-1R,4-2L,4-2R,…,4-NL,4-NRのそれぞれ端末毎に
対応する組を音像処理部8-1,8-2,…,8-Nとして示してあ
る。その1つの音像処理部8-1 を代表して図17に示
す。音像処理部8-1 は図2で説明した原理を使ってチャ
ネル分岐点3-1 で分岐された左右音声信号に対し音響伝
達関数H1L,H1R をそれぞれ畳み込み器4-1L,4-1Rにより
畳み込み演算する。その畳み込みによって得られた音声
信号を左チャネル音声信号、右チャネル音声信号として
図16の加算部15の加算器5L,5Rに与える。各チ
ャネルの分岐音声信号に畳み込む伝達関数H1L,H1R はそ
の音声信号の再生音声を定位させようとする所望の空間
位置に対応づけて決定することができる。
【0050】交換部11は回線網を構成する不特定多数
の通信網40の中から通信回線J(1≦J≦M)を選択
する。ただし、Mは同時に接続された端末数を示し、一
般にM≦Nである。選択された各回線は、同時に音声通
信を行う各端末につき2チャネル接続されているもので
ある。うち、1チャネルは本発明例における音声信号の
入力を媒介し、復号化部23-J (Jは1,2,…,N)に接続され
る。他方の1チャネルは音声信号の出力を媒介し、入力
チャネルCJ を通して多重多重・符号化部22-Jに接続さ
れる。各復号化部23-Jは接続された端末から入力された
音声信号を各々復号化する。復号化部23-Jにおいて復号
化された音声信号は増幅率設定部35及び増幅器36-Jへ
それぞれ供給される。
の通信網40の中から通信回線J(1≦J≦M)を選択
する。ただし、Mは同時に接続された端末数を示し、一
般にM≦Nである。選択された各回線は、同時に音声通
信を行う各端末につき2チャネル接続されているもので
ある。うち、1チャネルは本発明例における音声信号の
入力を媒介し、復号化部23-J (Jは1,2,…,N)に接続され
る。他方の1チャネルは音声信号の出力を媒介し、入力
チャネルCJ を通して多重多重・符号化部22-Jに接続さ
れる。各復号化部23-Jは接続された端末から入力された
音声信号を各々復号化する。復号化部23-Jにおいて復号
化された音声信号は増幅率設定部35及び増幅器36-Jへ
それぞれ供給される。
【0051】信号処理制御部20は各端末から交換部1
1を介して伝達された接続確認、等の制御信号を受信す
る。これらの制御信号より接続端末数Mを検知する。ま
た検知された接続端末数Mをそれぞれ増幅率設定部35
及びパラメータ設定部14Cへ伝達する。各増幅器36-J
はそれぞれ入力音声信号を増幅率GJ で増幅する。増幅
率GJ は増幅率設定部35において決定される。一例と
して、増幅率GJ は増幅器36-Jから出力された音声信号
の短時間パワー積分値がそれぞれのチャネルについて等
しくなるように定められる。
1を介して伝達された接続確認、等の制御信号を受信す
る。これらの制御信号より接続端末数Mを検知する。ま
た検知された接続端末数Mをそれぞれ増幅率設定部35
及びパラメータ設定部14Cへ伝達する。各増幅器36-J
はそれぞれ入力音声信号を増幅率GJ で増幅する。増幅
率GJ は増幅率設定部35において決定される。一例と
して、増幅率GJ は増幅器36-Jから出力された音声信号
の短時間パワー積分値がそれぞれのチャネルについて等
しくなるように定められる。
【0052】パラメータ設定部14Cは、音像処理部8-
J において各地点Jの端末TM-Jからの音声信号に対して
再生音を各々異なる目的空間位置θJ に定位させる音声
信号を合成するための処理に必要な音響伝達関数H
JL(θJ ),HJR(θJ )を設定する。目的空間位置θJ と
音響伝達関数HJL(θJ ),HJR(θJ )とは1対1の対応
関係があるので、各入力信号に対して目的空間位置θJ
を決定すれば各音声信号に畳み込む音響伝達関数H
JL(θJ ),HJR(θJ )を決めることができる。ここで
は、接続端末数Mに基づいて各端末から伝送された音声
に対する目的空間位置θJを決定する。図18にM=5 の
場合を例示するように、仮想空間位置θJ を水平面上で
左側方(90°)から正面(0°)を通り、右側方(−90
°)まで等角度間隔Δθ=180/(M-1)度で決定する。接続
端末数Mによって各地点Jの端末TM-Jに対する仮想空間
位置θJ は90-180(J-1)/(M-1) 度に定められる。従って
仮想空間位置間隔Δθは最大接続可能地点数Nを用いる
場合(M=N) 最も小さくなる。
J において各地点Jの端末TM-Jからの音声信号に対して
再生音を各々異なる目的空間位置θJ に定位させる音声
信号を合成するための処理に必要な音響伝達関数H
JL(θJ ),HJR(θJ )を設定する。目的空間位置θJ と
音響伝達関数HJL(θJ ),HJR(θJ )とは1対1の対応
関係があるので、各入力信号に対して目的空間位置θJ
を決定すれば各音声信号に畳み込む音響伝達関数H
JL(θJ ),HJR(θJ )を決めることができる。ここで
は、接続端末数Mに基づいて各端末から伝送された音声
に対する目的空間位置θJを決定する。図18にM=5 の
場合を例示するように、仮想空間位置θJ を水平面上で
左側方(90°)から正面(0°)を通り、右側方(−90
°)まで等角度間隔Δθ=180/(M-1)度で決定する。接続
端末数Mによって各地点Jの端末TM-Jに対する仮想空間
位置θJ は90-180(J-1)/(M-1) 度に定められる。従って
仮想空間位置間隔Δθは最大接続可能地点数Nを用いる
場合(M=N) 最も小さくなる。
【0053】音像処理部8-J は、図17で説明したよう
に増幅器36-Jから出力された音声信号にパラメータ設定
部14Cにより設定された伝達関数HJL(θJ),HJR(θJ)
を各々畳み込み演算して、加算器5L、5Rにそれぞれ
左チャネル音声信号及び右チャネル音声信号として与え
る。これら左右チャネル音声信号を、もしステレオヘッ
ドホンで再生して両耳受聴すれば、受聴者は仮想空間位
置θJ に音像を定位することができる。音像処理部8-J
からの左右チャネル音声信号はそれぞれ遅延部D-JL,D-J
R にも供給される。
に増幅器36-Jから出力された音声信号にパラメータ設定
部14Cにより設定された伝達関数HJL(θJ),HJR(θJ)
を各々畳み込み演算して、加算器5L、5Rにそれぞれ
左チャネル音声信号及び右チャネル音声信号として与え
る。これら左右チャネル音声信号を、もしステレオヘッ
ドホンで再生して両耳受聴すれば、受聴者は仮想空間位
置θJ に音像を定位することができる。音像処理部8-J
からの左右チャネル音声信号はそれぞれ遅延部D-JL,D-J
R にも供給される。
【0054】加算器5Lは音像処理部8-1〜8-Nから入力
された全ての左チャネル音声信号を加算し、得られた左
チャネル加算音声信号を分岐部16の分岐点6Lに与え
る。加算器5Rは音像処理部8-1〜8-Nから入力された全
ての右チャネル音声信号を加算し、得られた右チャネル
加算音声信号を分岐点6Rに与える。分岐点6Lは、加
算器5Lから入力された左チャネルの加算音声信号をN
個の減算器26-1L 〜26-NL へ分岐する。分岐点6Rは、
加算器5Rから入力された右チャネル加算音声信号をN
個の減算器26-1R〜26-NRへ分岐する。
された全ての左チャネル音声信号を加算し、得られた左
チャネル加算音声信号を分岐部16の分岐点6Lに与え
る。加算器5Rは音像処理部8-1〜8-Nから入力された全
ての右チャネル音声信号を加算し、得られた右チャネル
加算音声信号を分岐点6Rに与える。分岐点6Lは、加
算器5Lから入力された左チャネルの加算音声信号をN
個の減算器26-1L 〜26-NL へ分岐する。分岐点6Rは、
加算器5Rから入力された右チャネル加算音声信号をN
個の減算器26-1R〜26-NRへ分岐する。
【0055】一方、各遅延部D-JLは入力した左チャネル
音声信号を遅延時間τJLで遅延させ、減算器26-JL へ出
力する。遅延時間τJLは加算器5Lにおける音声信号に
対する処理に関わる遅延時間と分岐点6Lにおいて音声
信号に対する処理に関する遅延時間の和とする。従っ
て、遅延部D-JLから出力された左チャネル音声信号と分
岐点6Lから出力された左チャネル加算音声信号中の音
像処理部8-J から加算器5Lに与えられた成分が同位相
となり、減算器26-JL で互いに相殺される。これによっ
てJ地点の端末TM-Jから受信された音声信号成分が、そ
の端末TM-Jに分岐送信される左チャネル加算音声信号か
らキャンセルされエコーを防止することができる。従っ
て、減算器26-JL から出力され端末TM-Jに返送されるべ
き音声信号は、TM-J以外の端末からの加算音声信号だけ
である。同じ理由から、遅延部D-JRは音像処理部8-J か
ら入力した右チャネル音声信号を遅延時間τJRで遅延さ
せ、減算器26-JR へ出力する。遅延時間τJRは加算器5
Rにおける音声信号に対する処理に関わる遅延時間と分
岐点6Rにおいて音声信号に対する処理に関わる遅延時
間の和とする。
音声信号を遅延時間τJLで遅延させ、減算器26-JL へ出
力する。遅延時間τJLは加算器5Lにおける音声信号に
対する処理に関わる遅延時間と分岐点6Lにおいて音声
信号に対する処理に関する遅延時間の和とする。従っ
て、遅延部D-JLから出力された左チャネル音声信号と分
岐点6Lから出力された左チャネル加算音声信号中の音
像処理部8-J から加算器5Lに与えられた成分が同位相
となり、減算器26-JL で互いに相殺される。これによっ
てJ地点の端末TM-Jから受信された音声信号成分が、そ
の端末TM-Jに分岐送信される左チャネル加算音声信号か
らキャンセルされエコーを防止することができる。従っ
て、減算器26-JL から出力され端末TM-Jに返送されるべ
き音声信号は、TM-J以外の端末からの加算音声信号だけ
である。同じ理由から、遅延部D-JRは音像処理部8-J か
ら入力した右チャネル音声信号を遅延時間τJRで遅延さ
せ、減算器26-JR へ出力する。遅延時間τJRは加算器5
Rにおける音声信号に対する処理に関わる遅延時間と分
岐点6Rにおいて音声信号に対する処理に関わる遅延時
間の和とする。
【0056】減算器26-JL,26-JR から出力されたエコー
消去された、左右チャネル音声信号は多重多重・符号化
部22-Jに与えられ、互いに多重化され、符号化されて交
換部11から地点Jの端末TM-Jに送信される。このよう
に、各多重多重・符号化部22-Jは左右2チャネルの音声
信号を1チャネルに多重化し、符号化する。その結果、
多重化された各1チャネルの音声信号は符号化後に交換
部11により、各地点J(1≦J≦M)へ向けて1回線
で伝送される。従って、2チャネルステレオの信号の伝
送に2回線用いることによる回線間遅延時間差を回避で
き、かつ回線数を節減できる。各端末において多重化さ
れた音声信号を復号して音声を再生すれば、その端末の
受話者にとって他地点の端末からの音声を所望の仮想空
間位置θ J に定位できる。その結果、各受話者が他送話
者の同定が容易で会話了解性が確保される。また、各地
点において音像定位に関わる音像位置処理手段を用いる
必要がなくなり、経済的システムが実現できる。
消去された、左右チャネル音声信号は多重多重・符号化
部22-Jに与えられ、互いに多重化され、符号化されて交
換部11から地点Jの端末TM-Jに送信される。このよう
に、各多重多重・符号化部22-Jは左右2チャネルの音声
信号を1チャネルに多重化し、符号化する。その結果、
多重化された各1チャネルの音声信号は符号化後に交換
部11により、各地点J(1≦J≦M)へ向けて1回線
で伝送される。従って、2チャネルステレオの信号の伝
送に2回線用いることによる回線間遅延時間差を回避で
き、かつ回線数を節減できる。各端末において多重化さ
れた音声信号を復号して音声を再生すれば、その端末の
受話者にとって他地点の端末からの音声を所望の仮想空
間位置θ J に定位できる。その結果、各受話者が他送話
者の同定が容易で会話了解性が確保される。また、各地
点において音像定位に関わる音像位置処理手段を用いる
必要がなくなり、経済的システムが実現できる。
【0057】因みに上記の利用条件と異なり、図16の
実施例では音声通信制御装置100から各地点J(1≦
J≦M)へ各2チャネルのステレオ音声信号の伝送のた
めに各2回線の通信回線を使用する例を想定している。
その場合、左右のチャネルの音声信号につき各1回線が
使用され、交換部11は各地点J毎に各3回線交換する
必要がある。また、図16中の多重多重・符号化部22-J
及び各地点における多重化及び分離がそれぞれ不要とな
るが、各端末につき1個の多重多重・符号化部22-Jの代
わりに2個の符号化部23-JL,23-JR を要する。また符号
化部23-JL,23-JR の入力側に各々減算器26-JL,26-JR を
接続し、2個の符号化部23-JL,23-JR に音声信号を入力
する必要がある。
実施例では音声通信制御装置100から各地点J(1≦
J≦M)へ各2チャネルのステレオ音声信号の伝送のた
めに各2回線の通信回線を使用する例を想定している。
その場合、左右のチャネルの音声信号につき各1回線が
使用され、交換部11は各地点J毎に各3回線交換する
必要がある。また、図16中の多重多重・符号化部22-J
及び各地点における多重化及び分離がそれぞれ不要とな
るが、各端末につき1個の多重多重・符号化部22-Jの代
わりに2個の符号化部23-JL,23-JR を要する。また符号
化部23-JL,23-JR の入力側に各々減算器26-JL,26-JR を
接続し、2個の符号化部23-JL,23-JR に音声信号を入力
する必要がある。
【0058】以上説明したように図16の実施例によれ
ば、各端末において音像定位を目的とする音声信号処理
部を有さなくとも、受話者は他地点からの音声を異なる
位置に定位して受聴可能になる。よって、各地点の受話
者にとって話者同定が容易になり、良好な会話了解度を
確保できる。同時に、通信方式を予め定める必要がなく
なる。
ば、各端末において音像定位を目的とする音声信号処理
部を有さなくとも、受話者は他地点からの音声を異なる
位置に定位して受聴可能になる。よって、各地点の受話
者にとって話者同定が容易になり、良好な会話了解度を
確保できる。同時に、通信方式を予め定める必要がなく
なる。
【0059】上述のようにステレオヘッドホン等を用い
た両耳受聴においても、受話者が各送話者による音声を
各々異なった位置に定位する任意多地点間における音声
通信を経済的に実現可能になる。また、接続端末数Mが
同時に接続可能な最大端末数Nよりも小さい場合、各送
話者の音像定位位置間隔を拡大することができる。 第4実施例 ところで、図19に示すように異なる地点の端末TM-1〜
TM-6のそれぞれの間で音声通信制御装置を介して通信が
行われる場合を考える。ここで、端末組合せTM-1〜TM-3
及び端末組合せTM-3〜TM-6において、それぞれ通信会議
X及び通信会議Yが実現していると仮定する。このと
き、端末TM-1及びTM-2の利用者の音声を端末TM-4〜TM-6
の利用者は受聴できない。逆に端末TM-4〜TM-6の各利用
者の音声を端末TM-1及びTM-2の利用者は受聴できない。
また、端末TM-3の利用者は端末TM-1,TM-2,TM-4〜TM-6
のうちいずれの利用者の音声も受聴でき、端末TM-3の利
用者による音声は端末TM-1,TM-2,TM-4〜TM-6のいずれの
利用者も受聴できる。この方法によって、端末組み合わ
せ間における通信会議に属さない利用者に通信内容を秘
匿させたり、逆に同時進行している複数の通信会議に属
す利用者にいずれかの通信内容を把握させる等、多様な
応用が可能になる。更に、この多地点間通信方法におい
て各送話者の音声が各々異なった仮想空間位置に定位し
て受聴されれば、各送話者の同定が容易になり、発話内
容の了解度が向上するばかりでなく送受話者があたかも
同一空間内に在席する場合と同様な自然な意志疎通が期
待される。
た両耳受聴においても、受話者が各送話者による音声を
各々異なった位置に定位する任意多地点間における音声
通信を経済的に実現可能になる。また、接続端末数Mが
同時に接続可能な最大端末数Nよりも小さい場合、各送
話者の音像定位位置間隔を拡大することができる。 第4実施例 ところで、図19に示すように異なる地点の端末TM-1〜
TM-6のそれぞれの間で音声通信制御装置を介して通信が
行われる場合を考える。ここで、端末組合せTM-1〜TM-3
及び端末組合せTM-3〜TM-6において、それぞれ通信会議
X及び通信会議Yが実現していると仮定する。このと
き、端末TM-1及びTM-2の利用者の音声を端末TM-4〜TM-6
の利用者は受聴できない。逆に端末TM-4〜TM-6の各利用
者の音声を端末TM-1及びTM-2の利用者は受聴できない。
また、端末TM-3の利用者は端末TM-1,TM-2,TM-4〜TM-6
のうちいずれの利用者の音声も受聴でき、端末TM-3の利
用者による音声は端末TM-1,TM-2,TM-4〜TM-6のいずれの
利用者も受聴できる。この方法によって、端末組み合わ
せ間における通信会議に属さない利用者に通信内容を秘
匿させたり、逆に同時進行している複数の通信会議に属
す利用者にいずれかの通信内容を把握させる等、多様な
応用が可能になる。更に、この多地点間通信方法におい
て各送話者の音声が各々異なった仮想空間位置に定位し
て受聴されれば、各送話者の同定が容易になり、発話内
容の了解度が向上するばかりでなく送受話者があたかも
同一空間内に在席する場合と同様な自然な意志疎通が期
待される。
【0060】しかしながら図14、15の実施例で示し
た音声通信制御装置によれば、図19において端末TM-3
は通信会議X及びYの両方を選択して同時受話可能であ
るが、送話は通信会議X又はYの選択した一方のみにし
か可能でない。また通信会議XとYの両方で同時に受話
を行う場合、通信会議XとYの受話音声が左右のスピー
カから別々に再生されるが、通信会議X又はYによる受
話音声信号中の複数の端末からの音声を異なる位置に定
位することはできない。
た音声通信制御装置によれば、図19において端末TM-3
は通信会議X及びYの両方を選択して同時受話可能であ
るが、送話は通信会議X又はYの選択した一方のみにし
か可能でない。また通信会議XとYの両方で同時に受話
を行う場合、通信会議XとYの受話音声が左右のスピー
カから別々に再生されるが、通信会議X又はYによる受
話音声信号中の複数の端末からの音声を異なる位置に定
位することはできない。
【0061】このような問題を改善した第4の実施例に
よる通信制御装置の基本的構成を図20に示す。この第
4実施例による通信制御装置100の主な構成は交換部
11と、各端末TM-1〜TM-6から送られてくる音声信号に
音源から両耳に至る間の伝達関数をそれぞれ畳み込んで
発話者の音源位置を定位させる音声処理を施す音像処理
部8-J(J=1,2,…,NここではN=6)と、複数の会議に対応し
て端末組み合わせの割り当てを行う端末端末組合せ割当
部19と、加算・分岐部17-P(P=1,…,Q,ここではQ=2)
と、組合せ間組合せ間加算部12とによって構成するこ
とができる。各加算・分岐部17-Pは左右加算器5L,5
Rとそれらの加算出力をそれぞれ分岐する分岐点6L,
6Rからなる。組合せ間組合せ間加算部12は左右それ
ぞれN個の加算器2-JL,2-JR(J=1,2,…,N,ここではN=6)
から成る。なお、同種の構成要素の中から一個の要素を
特定するため、添え字J(1≦J≦N),P(1≦P≦Q) によって
区別した。また左右2チャネルいずれの音声信号を処理
する構成要素であるかを特定するためには添え字L,R
によって区別した。
よる通信制御装置の基本的構成を図20に示す。この第
4実施例による通信制御装置100の主な構成は交換部
11と、各端末TM-1〜TM-6から送られてくる音声信号に
音源から両耳に至る間の伝達関数をそれぞれ畳み込んで
発話者の音源位置を定位させる音声処理を施す音像処理
部8-J(J=1,2,…,NここではN=6)と、複数の会議に対応し
て端末組み合わせの割り当てを行う端末端末組合せ割当
部19と、加算・分岐部17-P(P=1,…,Q,ここではQ=2)
と、組合せ間組合せ間加算部12とによって構成するこ
とができる。各加算・分岐部17-Pは左右加算器5L,5
Rとそれらの加算出力をそれぞれ分岐する分岐点6L,
6Rからなる。組合せ間組合せ間加算部12は左右それ
ぞれN個の加算器2-JL,2-JR(J=1,2,…,N,ここではN=6)
から成る。なお、同種の構成要素の中から一個の要素を
特定するため、添え字J(1≦J≦N),P(1≦P≦Q) によって
区別した。また左右2チャネルいずれの音声信号を処理
する構成要素であるかを特定するためには添え字L,R
によって区別した。
【0062】図20に示した構成により、本実施例によ
る音声通信制御装置100の動作を説明する。交換部1
1は回線網を構成する不特定多数の通信網40の中から
通信回線J(1≦J≦M)を選択する。Mは同時に接続された
全端末数を示す。一般にM≦Nである。Nは接続可能な
最大値である。交換部11は例えば一端末から受信した
通信開始/終了、接続端末指定、接続確認信号等の制御
信号に基づき、その通信回線Jを選択してこの例では入
力チャネルCJ を通して音像処理部8-J に接続する。各
音像処理部8-J の構成は図17に示した構成と同じであ
り、図6における1つの分岐点3-J と、左右チャネルの
信号処理部4-JL,4-JR の組に対応している。
る音声通信制御装置100の動作を説明する。交換部1
1は回線網を構成する不特定多数の通信網40の中から
通信回線J(1≦J≦M)を選択する。Mは同時に接続された
全端末数を示す。一般にM≦Nである。Nは接続可能な
最大値である。交換部11は例えば一端末から受信した
通信開始/終了、接続端末指定、接続確認信号等の制御
信号に基づき、その通信回線Jを選択してこの例では入
力チャネルCJ を通して音像処理部8-J に接続する。各
音像処理部8-J の構成は図17に示した構成と同じであ
り、図6における1つの分岐点3-J と、左右チャネルの
信号処理部4-JL,4-JR の組に対応している。
【0063】各音像処理部8-J は各端末TM-Jから送られ
てきた音声信号に伝達関数を畳み込んで各端末TM-Jの発
話者の音声を仮想空間位置に定位させる処理を施す。従
って、音像処理部8-J から出力される音声信号はステレ
オ音声信号である。それぞれの音像処理部8-J で生成さ
れたステレオ音声信号は端末組合せ割当部19に入力さ
れ、端末組み合わせ毎に仕分けされる。図示の例では図
19で示したように端末TM-1〜TM-3とTM-3〜TM-6をそれ
ぞれ通信会議XとYに属するものとした場合を示す。
てきた音声信号に伝達関数を畳み込んで各端末TM-Jの発
話者の音声を仮想空間位置に定位させる処理を施す。従
って、音像処理部8-J から出力される音声信号はステレ
オ音声信号である。それぞれの音像処理部8-J で生成さ
れたステレオ音声信号は端末組合せ割当部19に入力さ
れ、端末組み合わせ毎に仕分けされる。図示の例では図
19で示したように端末TM-1〜TM-3とTM-3〜TM-6をそれ
ぞれ通信会議XとYに属するものとした場合を示す。
【0064】端末組合せ割当部19で通信会議XとYに
区分けされたステレオ音声信号は、それぞれ加算・分岐
部17-1,17-2 に与えられ、加算器5L,5Rにより同じ
通信に属する端末間同士で左右のチャネル別に加算され
る。それらXの組(及びYの組)の加算結果はそれぞれ
加算・分基部17-1内の左右分岐点6L,6Rによって、
それぞれ同じ組みXの全端末TM-1〜TM-3対応する組合せ
間加算部12内左用の加算器2-1L〜2-3L及び右用2-1R〜
2-3Rに配分される。同様にYの組の加算結果はそれぞれ
加算・分岐部17-2内の左右分岐点6L,6Rによってそ
れぞれ同じ組のYの全端末TM-3〜TM-6に対応する組合せ
間加算部12内の左チャネル用加算器2-3L〜2-6L及び右
チャネル用加算器2-3R〜2-6Rに分配される。各対の加算
器2-JL,2-JR はその対が属する全ての通信会議の音声信
号を左右チャネル別に加算してステレオ音声信号を生成
し、そのステレオ音声信号は交換部11を介して対応す
る各端末TM-1〜TM-6に送信される。
区分けされたステレオ音声信号は、それぞれ加算・分岐
部17-1,17-2 に与えられ、加算器5L,5Rにより同じ
通信に属する端末間同士で左右のチャネル別に加算され
る。それらXの組(及びYの組)の加算結果はそれぞれ
加算・分基部17-1内の左右分岐点6L,6Rによって、
それぞれ同じ組みXの全端末TM-1〜TM-3対応する組合せ
間加算部12内左用の加算器2-1L〜2-3L及び右用2-1R〜
2-3Rに配分される。同様にYの組の加算結果はそれぞれ
加算・分岐部17-2内の左右分岐点6L,6Rによってそ
れぞれ同じ組のYの全端末TM-3〜TM-6に対応する組合せ
間加算部12内の左チャネル用加算器2-3L〜2-6L及び右
チャネル用加算器2-3R〜2-6Rに分配される。各対の加算
器2-JL,2-JR はその対が属する全ての通信会議の音声信
号を左右チャネル別に加算してステレオ音声信号を生成
し、そのステレオ音声信号は交換部11を介して対応す
る各端末TM-1〜TM-6に送信される。
【0065】この例では、各端末TM-1〜TM-6に伝送され
る音声信号はステレオ音声信号であり、各端末TM-1〜TM
-6の受話者は他の端末の発話者の音声を音像処理部8-J
で畳み込んだ伝達関数で決まる仮想空間位置に図21A
と21Bに示すように定位して受聴することができる。
つまり、図20の例では端末TM-1〜TM-3から送られてき
た音声信号にそれぞれ伝達関数の畳み込み演算を行い、
互いに加算し、送出するから図21Aに示すように端末
TM-1〜TM-3の発話者のみが受聴できる。この端末の組の
通信会議を通信会議Xとする。また、端末TM-3〜TM-6か
ら送られてきた音声信号に対しそれぞれ伝達関数の畳み
込み演算して各端末TM-3〜TM-6同士の音声信号を加算し
て端末TM-3〜TM-6に送出するので、端末TM-3〜TM-6の各
受話者は図21Bに示すように各端末TM-3〜TM-6の発話
者の音声を音像処理部で畳み込んだ伝達関数と対応づけ
られる仮想空間位置に定位して受聴することができる。
この端末の組の通信会議を通信会議Yとする。ただし、
ここで端末TM-3の受聴者は通信会議XとYの双方に参加
しているから、この端末TM-3の受聴者は図21Cに示す
ように、通信会議XとYの双方の端末TM-1〜TM-6の全て
の発話内容を各異なる仮想空間位置に定位して受聴する
ことができることになる。 第5実施例 図20に示す基本的構成の音声通信制御装置100を具
体的に構成した実施例について図22及び23を参照し
て説明する。図22に示す実施例の利用条件として、複
数端末と本実施例で提案する音声通信制御装置100間
において1端末につき往復各1回線を用いた音声信号の
伝送による通信を想定する。また、この実施例は同時に
最大N端末間において最大Q件の通信会議を制御する。
ここで、各端末から各1チャネルのディジタル音声信号
が伝送され、音声通信制御装置100に入力される。音
声通信制御装置100より各1チャネルのディジタル音
声信号が出力され各端末へ伝送される。ただし、出力さ
れる各1チャネルの音声信号は、音声通信制御装置10
0において生成された各2チャネルのステレオ音声信号
が1チャネルに多重化されたものである。
る音声信号はステレオ音声信号であり、各端末TM-1〜TM
-6の受話者は他の端末の発話者の音声を音像処理部8-J
で畳み込んだ伝達関数で決まる仮想空間位置に図21A
と21Bに示すように定位して受聴することができる。
つまり、図20の例では端末TM-1〜TM-3から送られてき
た音声信号にそれぞれ伝達関数の畳み込み演算を行い、
互いに加算し、送出するから図21Aに示すように端末
TM-1〜TM-3の発話者のみが受聴できる。この端末の組の
通信会議を通信会議Xとする。また、端末TM-3〜TM-6か
ら送られてきた音声信号に対しそれぞれ伝達関数の畳み
込み演算して各端末TM-3〜TM-6同士の音声信号を加算し
て端末TM-3〜TM-6に送出するので、端末TM-3〜TM-6の各
受話者は図21Bに示すように各端末TM-3〜TM-6の発話
者の音声を音像処理部で畳み込んだ伝達関数と対応づけ
られる仮想空間位置に定位して受聴することができる。
この端末の組の通信会議を通信会議Yとする。ただし、
ここで端末TM-3の受聴者は通信会議XとYの双方に参加
しているから、この端末TM-3の受聴者は図21Cに示す
ように、通信会議XとYの双方の端末TM-1〜TM-6の全て
の発話内容を各異なる仮想空間位置に定位して受聴する
ことができることになる。 第5実施例 図20に示す基本的構成の音声通信制御装置100を具
体的に構成した実施例について図22及び23を参照し
て説明する。図22に示す実施例の利用条件として、複
数端末と本実施例で提案する音声通信制御装置100間
において1端末につき往復各1回線を用いた音声信号の
伝送による通信を想定する。また、この実施例は同時に
最大N端末間において最大Q件の通信会議を制御する。
ここで、各端末から各1チャネルのディジタル音声信号
が伝送され、音声通信制御装置100に入力される。音
声通信制御装置100より各1チャネルのディジタル音
声信号が出力され各端末へ伝送される。ただし、出力さ
れる各1チャネルの音声信号は、音声通信制御装置10
0において生成された各2チャネルのステレオ音声信号
が1チャネルに多重化されたものである。
【0066】図22において交換部11、復号化部23-J
(J=1,…,N)、信号処理制御部20、増幅率設定部35、
増幅器36-J(J=1,…,N) 、パラメータ設定部14C,音
像処理部8-J(J=1,…,N) ,多重・符号化部22-J(J=1,…,
N)の構成と動作は図16の実施例における対応するもの
と同じなので説明を省略する。異なる点は,端末端末端
末組合せ割当部19,端末選択制御部9C,加算・分岐
部17-P(P=1,…,Q),断続組合せ決定部7C,断続部7-P
(P=1,…,Q) ,組合せ間組合せ間加算部12が設けられ
ている点である。端末端末組合せ割当部19はQ×N個の
端末選択部9P-J(P=1,…,Q;J=1,…,N)を有しており、組
合せ間組合せ間加算部12はN対の加算器2-JL,2-JR(J=
1,…,N)を有している。
(J=1,…,N)、信号処理制御部20、増幅率設定部35、
増幅器36-J(J=1,…,N) 、パラメータ設定部14C,音
像処理部8-J(J=1,…,N) ,多重・符号化部22-J(J=1,…,
N)の構成と動作は図16の実施例における対応するもの
と同じなので説明を省略する。異なる点は,端末端末端
末組合せ割当部19,端末選択制御部9C,加算・分岐
部17-P(P=1,…,Q),断続組合せ決定部7C,断続部7-P
(P=1,…,Q) ,組合せ間組合せ間加算部12が設けられ
ている点である。端末端末組合せ割当部19はQ×N個の
端末選択部9P-J(P=1,…,Q;J=1,…,N)を有しており、組
合せ間組合せ間加算部12はN対の加算器2-JL,2-JR(J=
1,…,N)を有している。
【0067】各加算・分岐部17-Pは図23に示すよう
に、加算器5L,5R,分岐点6L,6R,遅延部D-J
L,D-JR(J=1,…,N) ,減算器26-JL,26-JR(J=1,…,
N)とによって構成される。以下、その実施例において
特徴的部分の機能を説明する。図16の実施例で説明し
たと同様に接続された端末からの音声信号が復号化部23
-J、増幅器36-Jを経て音像処理部8-J に与えられる。
に、加算器5L,5R,分岐点6L,6R,遅延部D-J
L,D-JR(J=1,…,N) ,減算器26-JL,26-JR(J=1,…,
N)とによって構成される。以下、その実施例において
特徴的部分の機能を説明する。図16の実施例で説明し
たと同様に接続された端末からの音声信号が復号化部23
-J、増幅器36-Jを経て音像処理部8-J に与えられる。
【0068】信号処理制御部20は各端末から交換部1
1を介して伝達された通信開始/終了、接続確認、各接
続端末の通信会議への所属、等の制御信号を受信する。
これらの制御信号より、接続端末の数M,接続端末TM-1
〜TM-n,通信開始/終了、各接続端末の組合せ間におけ
る通信への所属を検知する。また、検知された接続端末
及び接続端末の数Mを増幅率設定部35及びパラメータ
設定部14Cへ、通信開始/終了を端末選択制御部9C
及び組合せ選択制御部7Cへ、各接続端末TM-1〜TM-nの
組合せ間における通信への所属を端末選択制御部9Cへ
伝達する。
1を介して伝達された通信開始/終了、接続確認、各接
続端末の通信会議への所属、等の制御信号を受信する。
これらの制御信号より、接続端末の数M,接続端末TM-1
〜TM-n,通信開始/終了、各接続端末の組合せ間におけ
る通信への所属を検知する。また、検知された接続端末
及び接続端末の数Mを増幅率設定部35及びパラメータ
設定部14Cへ、通信開始/終了を端末選択制御部9C
及び組合せ選択制御部7Cへ、各接続端末TM-1〜TM-nの
組合せ間における通信への所属を端末選択制御部9Cへ
伝達する。
【0069】パラメータ設定部14Cは、各音像処理部
8-J において各端末TM-Jからの音声信号に対して再生音
を各端末TM-Jについて各々異なる仮想空間位置θJ に定
位させる音声信号を生成するための処理に必要な音響伝
達関数HL(θJ),HR(θJ)を設定する。仮想空間位置θJ
と音響伝達関数HL(θJ),HR(θJ)とは1対1の対応関係
があるので、仮想空間位置θJ を決定すればその音響伝
達関数HL(θJ),HR(θ J)を設定可能になる。本実施例で
は接続端末の数Mに基づいて各端末から伝送された音声
に対する仮想空間位置θJ を決定する。図21Cに例示
するように、仮想空間位置θJ を水平面上に左側方(+90
°) から正面(0°)を通り、右側方(-90°)まで等角度
間隔180/(M-1)度で決定する。つまり、各地点Jに対す
る仮想空間位置θJ は90-180(J-1)/(M-1) 度で定められ
る。
8-J において各端末TM-Jからの音声信号に対して再生音
を各端末TM-Jについて各々異なる仮想空間位置θJ に定
位させる音声信号を生成するための処理に必要な音響伝
達関数HL(θJ),HR(θJ)を設定する。仮想空間位置θJ
と音響伝達関数HL(θJ),HR(θJ)とは1対1の対応関係
があるので、仮想空間位置θJ を決定すればその音響伝
達関数HL(θJ),HR(θ J)を設定可能になる。本実施例で
は接続端末の数Mに基づいて各端末から伝送された音声
に対する仮想空間位置θJ を決定する。図21Cに例示
するように、仮想空間位置θJ を水平面上に左側方(+90
°) から正面(0°)を通り、右側方(-90°)まで等角度
間隔180/(M-1)度で決定する。つまり、各地点Jに対す
る仮想空間位置θJ は90-180(J-1)/(M-1) 度で定められ
る。
【0070】図21Cに示す例ではM=6であるから、
各端末TM-1〜TM-6の各仮想空間位置θJ は、 θJ=1 = 90°−180°×(1-1)/(6-1)=+90° θJ=2 = 90°−180°×(2-1)/(6-1)=+54° θJ=3 = 90°−180°×(3-1)/(6-1)=+18° θJ=4 = 90°−180°×(4-1)/(6-1)=-18° θJ=5 = 90°−180°×(5-1)/(6-1)=-54° θJ=6 = 90°−180°×(6-1)/(6-1)=-90° となる。
各端末TM-1〜TM-6の各仮想空間位置θJ は、 θJ=1 = 90°−180°×(1-1)/(6-1)=+90° θJ=2 = 90°−180°×(2-1)/(6-1)=+54° θJ=3 = 90°−180°×(3-1)/(6-1)=+18° θJ=4 = 90°−180°×(4-1)/(6-1)=-18° θJ=5 = 90°−180°×(5-1)/(6-1)=-54° θJ=6 = 90°−180°×(6-1)/(6-1)=-90° となる。
【0071】音像処理部8-J は、増幅器36-Jから与えら
れた音声信号にパラメータ設定部14Cにおいて端末TM
-Jに従って設定された音響伝達関数HL(θJ),HR(θJ)を
各々畳み込み演算して、左右各1チャネルのステレオ音
声信号を生成する。生成されたステレオ音声信号から音
を再生して両耳受聴するとき、受聴者は仮想空間位置θ
J に音像を定位する。各音像処理部8-J からの左右チャ
ネル音声信号はQ個の端末選択部91-J,92-J,…,9Q-J
に分配される。端末選択制御部9Cは、信号処理制御部
20より伝達された各通信開始/終了及び各接続端末の
通信会議への所属に基づいて、断続情報を決定し、端末
選択部9P-Jへ伝達する。例えば、端末TM-Jが所属してい
る通信会議Pが開始または終了されたとき、端末選択部
9P-Jへ音声信号をそれぞれ通過または遮断させるべく制
御信号を転送する。端末選択部9P-Jは、端末選択制御部
9Cから転送された制御信号に従って音声信号を断続す
る。それによって例えば、図21Cに示される端末組み
合わせにおいて、端末TM-1〜TM-3に由来する音声信号が
加算・分岐部17-1に、端末TM-3〜TM-6に由来する音声信
号が加算・分岐部17-2に割り当てられる。
れた音声信号にパラメータ設定部14Cにおいて端末TM
-Jに従って設定された音響伝達関数HL(θJ),HR(θJ)を
各々畳み込み演算して、左右各1チャネルのステレオ音
声信号を生成する。生成されたステレオ音声信号から音
を再生して両耳受聴するとき、受聴者は仮想空間位置θ
J に音像を定位する。各音像処理部8-J からの左右チャ
ネル音声信号はQ個の端末選択部91-J,92-J,…,9Q-J
に分配される。端末選択制御部9Cは、信号処理制御部
20より伝達された各通信開始/終了及び各接続端末の
通信会議への所属に基づいて、断続情報を決定し、端末
選択部9P-Jへ伝達する。例えば、端末TM-Jが所属してい
る通信会議Pが開始または終了されたとき、端末選択部
9P-Jへ音声信号をそれぞれ通過または遮断させるべく制
御信号を転送する。端末選択部9P-Jは、端末選択制御部
9Cから転送された制御信号に従って音声信号を断続す
る。それによって例えば、図21Cに示される端末組み
合わせにおいて、端末TM-1〜TM-3に由来する音声信号が
加算・分岐部17-1に、端末TM-3〜TM-6に由来する音声信
号が加算・分岐部17-2に割り当てられる。
【0072】加算・分岐部17-Pの内部構成について図2
3を用いて説明する。各端末選択部9P-Jから入力された
左右チャネル音声信号はそれぞれ加算器5L及び5Rに
与えれると共に、それぞれ遅延部D-JL及びD-JRに与えら
れる。加算器5Lは入力されたN個の左チャネル音声信
号を加算し、分岐点6Lへ出力する。加算器5Rは入力
されたN個の右チャネル音声信号を加算し、分岐点6R
へ出力する。分岐点6Lは加算器5Lから入力された右
チャネル加算音声信号をN個の減算器26-JL(J=1,…,N)
へ分岐する。分岐点6Rは加算器5Rから入力された右
チャネル加算音声信号をN個の減算器26-JR(J=1,…,N)
へ分岐する。
3を用いて説明する。各端末選択部9P-Jから入力された
左右チャネル音声信号はそれぞれ加算器5L及び5Rに
与えれると共に、それぞれ遅延部D-JL及びD-JRに与えら
れる。加算器5Lは入力されたN個の左チャネル音声信
号を加算し、分岐点6Lへ出力する。加算器5Rは入力
されたN個の右チャネル音声信号を加算し、分岐点6R
へ出力する。分岐点6Lは加算器5Lから入力された右
チャネル加算音声信号をN個の減算器26-JL(J=1,…,N)
へ分岐する。分岐点6Rは加算器5Rから入力された右
チャネル加算音声信号をN個の減算器26-JR(J=1,…,N)
へ分岐する。
【0073】遅延部D-JLは、端末選択部9P-Jから入力さ
れた左チャネル音声信号を遅延時間τJLで遅延させ、減
算器26-JL へ出力する。ただし、遅延時間τJLは加算器
5Lにおける音声信号に対する処理に関わる遅延時間と
分岐点6Lにおいて音声信号に対する処理に関わる遅延
時間の和とする。従って、遅延部D-JLから出力された左
チャネル音声信号と、分岐点6Lから出力された左チャ
ネル加算音声信号中の端末選択部9P-Jから出力された左
チャネル音声成分が同期する。遅延部D-JRの遅延時間τ
JRも同様にして決められており、遅延部D-JRから出力さ
れた右チャネル音声信号と、分岐点6Rから出力された
右チャネル加算音声信号中の端末選択部9P-Jから出力さ
れた右チャネル成分とが同期する。
れた左チャネル音声信号を遅延時間τJLで遅延させ、減
算器26-JL へ出力する。ただし、遅延時間τJLは加算器
5Lにおける音声信号に対する処理に関わる遅延時間と
分岐点6Lにおいて音声信号に対する処理に関わる遅延
時間の和とする。従って、遅延部D-JLから出力された左
チャネル音声信号と、分岐点6Lから出力された左チャ
ネル加算音声信号中の端末選択部9P-Jから出力された左
チャネル音声成分が同期する。遅延部D-JRの遅延時間τ
JRも同様にして決められており、遅延部D-JRから出力さ
れた右チャネル音声信号と、分岐点6Rから出力された
右チャネル加算音声信号中の端末選択部9P-Jから出力さ
れた右チャネル成分とが同期する。
【0074】減算器26-JL 及び26-JR は、それぞれ分岐
点6L及び6Rから与えられた音声信号から遅延部D-JL
及びD-JRから与えられた音声信号をそれぞれ減算する。
その結果、上記同様成分が相殺され、加算・分岐部17-P
においては、各端末TM-Jに対応するチャネルには他チャ
ネルK(J≠K)に由来する音声信号が加算結果が得ら
れる。その加算音声信号は図22の断続部7-P へ出力さ
れる。つまり、各端末TM-Jからの音声信号は、自端末TM
-J宛に伝送される音声信号には加算されない。よって、
この実施例の音声通信制御装置100が介在することに
起因する残響を抑制できる。
点6L及び6Rから与えられた音声信号から遅延部D-JL
及びD-JRから与えられた音声信号をそれぞれ減算する。
その結果、上記同様成分が相殺され、加算・分岐部17-P
においては、各端末TM-Jに対応するチャネルには他チャ
ネルK(J≠K)に由来する音声信号が加算結果が得ら
れる。その加算音声信号は図22の断続部7-P へ出力さ
れる。つまり、各端末TM-Jからの音声信号は、自端末TM
-J宛に伝送される音声信号には加算されない。よって、
この実施例の音声通信制御装置100が介在することに
起因する残響を抑制できる。
【0075】図22の説明に戻って、組合せ選択制御部
7Cは、信号処理制御部20より伝達された通信会議P
の開始/終了情報に基づき、断続情報を決定する。この
断続情報は断続部7-P ヘ転送される。例えば、通信会議
Pを開始または終了するとき、端末選択部9P-Jへ音声信
号をそれぞれ通過または遮断させることを指示する制御
信号が転送される。断続部7-P は、組合せ選択制御部7
Cからの制御信号に従って加算部・分岐部17-P,つまり
減算器26-JL、26-JRからの音声信号出力を一斉に断続す
る。
7Cは、信号処理制御部20より伝達された通信会議P
の開始/終了情報に基づき、断続情報を決定する。この
断続情報は断続部7-P ヘ転送される。例えば、通信会議
Pを開始または終了するとき、端末選択部9P-Jへ音声信
号をそれぞれ通過または遮断させることを指示する制御
信号が転送される。断続部7-P は、組合せ選択制御部7
Cからの制御信号に従って加算部・分岐部17-P,つまり
減算器26-JL、26-JRからの音声信号出力を一斉に断続す
る。
【0076】加算部2-JL及び2-JRは、Q個の端末組み合
わせに対応したQ個の加算・分岐部17-P(P=1,…,Q)のそ
れぞれの第Jチャネルから断続部7-P (P=1,…,Q)により
選択された端末組み合わせPSの左右チャネル音声信号を
加算する。記号PSは互いに加算する端末組み合わせの番
号であり、0≦PS≦Qの範囲から最大Q個選択できる。こ
れによって選択された端末組み合わせの対応する左右チ
ャネル音声が加算され、端末TM-Jに送信されることにな
るので、端末TM-Jは複数の選択した端末組み合わせ(複
数の通信会議)に参加している全ての他端末からの音声
を音像定位して受聴することができる。また端末TM-Jか
ら送信された音声は、その端末TM-Jを含む端末組み合わ
せを選択した全ての他の端末に送信されることになる。
各多重・符号化部22-Jは加算部2-JL及び2-JRから入力さ
れた左右チャネル音声信号を多重化し、符号化する。即
ち、多重・符号化部22-Jは左右各2チャネルに相当する
ステレオ音声信号を各1チャネルに多重化し、符号化す
る。その結果、符号化された各1チャネルの多重化音声
信号は各端末TM-Jについて独立に交換部11に出力さ
れ、各端末TM-J(1≦J≦M) へ向けて1チャネルに多重
化された音声信号が1回線で伝送される。
わせに対応したQ個の加算・分岐部17-P(P=1,…,Q)のそ
れぞれの第Jチャネルから断続部7-P (P=1,…,Q)により
選択された端末組み合わせPSの左右チャネル音声信号を
加算する。記号PSは互いに加算する端末組み合わせの番
号であり、0≦PS≦Qの範囲から最大Q個選択できる。こ
れによって選択された端末組み合わせの対応する左右チ
ャネル音声が加算され、端末TM-Jに送信されることにな
るので、端末TM-Jは複数の選択した端末組み合わせ(複
数の通信会議)に参加している全ての他端末からの音声
を音像定位して受聴することができる。また端末TM-Jか
ら送信された音声は、その端末TM-Jを含む端末組み合わ
せを選択した全ての他の端末に送信されることになる。
各多重・符号化部22-Jは加算部2-JL及び2-JRから入力さ
れた左右チャネル音声信号を多重化し、符号化する。即
ち、多重・符号化部22-Jは左右各2チャネルに相当する
ステレオ音声信号を各1チャネルに多重化し、符号化す
る。その結果、符号化された各1チャネルの多重化音声
信号は各端末TM-Jについて独立に交換部11に出力さ
れ、各端末TM-J(1≦J≦M) へ向けて1チャネルに多重
化された音声信号が1回線で伝送される。
【0077】図22の実施例によれば、例えば、図21
Cに示すように仮に端末TM-1〜TM-6において通信会議が
行われている場合においても、受話者は各端末からの音
声を36度間隔で各々異なる位置に定位して、端末TM-1
〜TM-3間に閉じた通信会議X及び端末TM-3〜TM-6に閉じ
た通信会議Yが同時に実現可能になる。このとき、端末
TM-3における受話者は、端末TM-1〜TM-2のみならず、端
末TM-4〜TM-6からの双方の音声を聴取できる。その他、
端末TM-1〜TM-6からなる全端末における通信会議が進行
中であっても、端末TM-1〜TM-3間における通信会議Xが
実現できる。なお、上述では図21Cにおける端末TM-3
のように、ある端末が複数の通信会議X,Yに参加する
場合の動作について説明したが、例えば図21C中の端
末TM-1のように1つの通信会議Xのみに参加する場合
は、端末TM-1に対応する例えば加算部2-1L、2-1Rに対
し、通信会議Xに対応する1つの断続部のみから音声信
号を通過させればよい。
Cに示すように仮に端末TM-1〜TM-6において通信会議が
行われている場合においても、受話者は各端末からの音
声を36度間隔で各々異なる位置に定位して、端末TM-1
〜TM-3間に閉じた通信会議X及び端末TM-3〜TM-6に閉じ
た通信会議Yが同時に実現可能になる。このとき、端末
TM-3における受話者は、端末TM-1〜TM-2のみならず、端
末TM-4〜TM-6からの双方の音声を聴取できる。その他、
端末TM-1〜TM-6からなる全端末における通信会議が進行
中であっても、端末TM-1〜TM-3間における通信会議Xが
実現できる。なお、上述では図21Cにおける端末TM-3
のように、ある端末が複数の通信会議X,Yに参加する
場合の動作について説明したが、例えば図21C中の端
末TM-1のように1つの通信会議Xのみに参加する場合
は、端末TM-1に対応する例えば加算部2-1L、2-1Rに対
し、通信会議Xに対応する1つの断続部のみから音声信
号を通過させればよい。
【0078】図21Cに例示したように、全体会議中に
おける特定話者間の打ち合わせや、各通信会議に対する
監視等への他端末間音声通信の応用においても、受話者
は各端末での送話者の音声を各々異なった仮想空間位置
に定位して聴取できるようになる。結果的に、各送話者
の同定が容易になり、発話内容の了解度が向上する。本
実施例によれば仮想空間位置への音像定位を実現するた
めの音像処理部を各端末TM-Jにおいて導入する必要がな
くなるという経済的な利点が生じる。以上の効果から、
参加者全員が恰も同一空間内に在席する場合と同等な自
然な意志疎通が経済的に可能になる。
おける特定話者間の打ち合わせや、各通信会議に対する
監視等への他端末間音声通信の応用においても、受話者
は各端末での送話者の音声を各々異なった仮想空間位置
に定位して聴取できるようになる。結果的に、各送話者
の同定が容易になり、発話内容の了解度が向上する。本
実施例によれば仮想空間位置への音像定位を実現するた
めの音像処理部を各端末TM-Jにおいて導入する必要がな
くなるという経済的な利点が生じる。以上の効果から、
参加者全員が恰も同一空間内に在席する場合と同等な自
然な意志疎通が経済的に可能になる。
【0079】この様に、図22の実施例においては、Q
個の通信会議に対応してQ個の加算・分岐部17-1〜17-Q
が設けられており、各端末TM-Jからその端末の利用者が
参加(発言)しようとする1つ又は複数の通信会議を指
定する制御信号を信号処理制御部20が受信すると、そ
の制御信号を端末選択制御部9Cに与える。端末選択制
御部9Cはその端末TM-Jからの音声信号に対するQ個の
端末選択部9P-J(P=1,…,Q)のうち、制御信号により指定
された通信会議に対応する加算・分岐部17-Pに対する1
つ又は複数の端末選択部9P-Jを導通させる。これによっ
て端末TM-Jからの音声信号をその端末が要求した1つ又
は複数の通信会議に接続することができ、その端末TM-J
の利用者はその通信会議に音声を送ることができる。ま
た、図22の実施例ではQ個の加算・分岐部17-1〜17-Q
の出力側にQ個の断続部7-1〜7-Qが設けられており、各
端末TM-Jからその端末の利用者が受聴しようとする1つ
又は複数の通信会議を指定する制御信号を信号処理制御
部20が受信すると、その制御信号を組合せ選択制御部
7Cに与える。組合せ選択制御部7Cはその制御信号に
より指定された1つ又は複数の加算・分岐部に対応する
断続部7-P を導通とすることにより、指定された1つ又
は複数の通信会議の内容がその端末TM-Jに送信される。
個の通信会議に対応してQ個の加算・分岐部17-1〜17-Q
が設けられており、各端末TM-Jからその端末の利用者が
参加(発言)しようとする1つ又は複数の通信会議を指
定する制御信号を信号処理制御部20が受信すると、そ
の制御信号を端末選択制御部9Cに与える。端末選択制
御部9Cはその端末TM-Jからの音声信号に対するQ個の
端末選択部9P-J(P=1,…,Q)のうち、制御信号により指定
された通信会議に対応する加算・分岐部17-Pに対する1
つ又は複数の端末選択部9P-Jを導通させる。これによっ
て端末TM-Jからの音声信号をその端末が要求した1つ又
は複数の通信会議に接続することができ、その端末TM-J
の利用者はその通信会議に音声を送ることができる。ま
た、図22の実施例ではQ個の加算・分岐部17-1〜17-Q
の出力側にQ個の断続部7-1〜7-Qが設けられており、各
端末TM-Jからその端末の利用者が受聴しようとする1つ
又は複数の通信会議を指定する制御信号を信号処理制御
部20が受信すると、その制御信号を組合せ選択制御部
7Cに与える。組合せ選択制御部7Cはその制御信号に
より指定された1つ又は複数の加算・分岐部に対応する
断続部7-P を導通とすることにより、指定された1つ又
は複数の通信会議の内容がその端末TM-Jに送信される。
【0080】従って、各端末TM-Jは任意の時点で制御信
号をこの発明の音声通信制御装置に送ることによって、
参加(発言)する通信の変更、追加、削除、離脱が可能
であり、また受聴する通信(会議)の変更、追加、削
除、離脱が可能である。図22の音声通信制御装置10
0において各端末TM-Jに対し各2チャネル音声信号(ス
テレオ音声信号)を1回線で送出する代わりに2回線の
通信回線を使用して送出してもよい。その場合、各チャ
ネルの音声信号につき各1回線使用し、交換部11は各
端末TM-Jについて入出力合わせて各3回線交換する必要
がある。この場合、多重・符号化部22-Jにおける多重化
及び各端末TM-Jにおける多重分離が不要となる。しか
し、このように構成する場合には多重・符号化部22-Jは
左右チャネル用に2個必要となり、構成を複雑にすると
いう不都合が生じる。 第6実施例 図24は図20の原理的構成で示す実施例の変形例の原
理的構成を示す。利用条件は図20、図22に示した実
施例と同一である。図24に示す実施例の音声通信制御
装置では、端末端末組合せ割当部19を音像処理部8-J
より前段に設けた点が図20の実施例と異なるだけで、
他の構成は図20の実施例と同じである。端末端末組合
せ割当部19を音像処理部8-J より前段側に設けたこと
により、接続端末間の組合せが決定された後に、音像定
位のための音声信号処理を施す。そのため、図26A,
26Bの例のように各通信会議XまたはY毎に各端末TM
-1〜TM-3或いはTM-3〜TM-6の音像位置を自由に設定する
ことが可能となる。 第7実施例 図25に図24の原理的な構成で示された実施例の具体
的な構成例を示す。図22と対応する部分には同一符号
を付して示す。この実施例の構成及び機能のうち大部分
は図22の実施例と類似する。この実施例においても各
端末は複数の通信会議に同時に参加可能であり、また各
端末における受話者が他端末の送話者による音声を各々
異なった位置に定位する任意多地点間音声通信が可能に
なる。更に、仮想空間位置への音像定位を実現する音像
処理部を各端末TM-Jまたは各端末組み合わせPにおいて
導入する必要がない点も図22の実施例と同じである。
図22の実施例との相違点を中心に説明する。以下、各
部分について述べる。
号をこの発明の音声通信制御装置に送ることによって、
参加(発言)する通信の変更、追加、削除、離脱が可能
であり、また受聴する通信(会議)の変更、追加、削
除、離脱が可能である。図22の音声通信制御装置10
0において各端末TM-Jに対し各2チャネル音声信号(ス
テレオ音声信号)を1回線で送出する代わりに2回線の
通信回線を使用して送出してもよい。その場合、各チャ
ネルの音声信号につき各1回線使用し、交換部11は各
端末TM-Jについて入出力合わせて各3回線交換する必要
がある。この場合、多重・符号化部22-Jにおける多重化
及び各端末TM-Jにおける多重分離が不要となる。しか
し、このように構成する場合には多重・符号化部22-Jは
左右チャネル用に2個必要となり、構成を複雑にすると
いう不都合が生じる。 第6実施例 図24は図20の原理的構成で示す実施例の変形例の原
理的構成を示す。利用条件は図20、図22に示した実
施例と同一である。図24に示す実施例の音声通信制御
装置では、端末端末組合せ割当部19を音像処理部8-J
より前段に設けた点が図20の実施例と異なるだけで、
他の構成は図20の実施例と同じである。端末端末組合
せ割当部19を音像処理部8-J より前段側に設けたこと
により、接続端末間の組合せが決定された後に、音像定
位のための音声信号処理を施す。そのため、図26A,
26Bの例のように各通信会議XまたはY毎に各端末TM
-1〜TM-3或いはTM-3〜TM-6の音像位置を自由に設定する
ことが可能となる。 第7実施例 図25に図24の原理的な構成で示された実施例の具体
的な構成例を示す。図22と対応する部分には同一符号
を付して示す。この実施例の構成及び機能のうち大部分
は図22の実施例と類似する。この実施例においても各
端末は複数の通信会議に同時に参加可能であり、また各
端末における受話者が他端末の送話者による音声を各々
異なった位置に定位する任意多地点間音声通信が可能に
なる。更に、仮想空間位置への音像定位を実現する音像
処理部を各端末TM-Jまたは各端末組み合わせPにおいて
導入する必要がない点も図22の実施例と同じである。
図22の実施例との相違点を中心に説明する。以下、各
部分について述べる。
【0081】信号処理制御部20は各地点から交換部1
1を介して伝達された通信開始/終了、接続確認、各接
続端末TM-Jの組合せ間における通信会議Pへの所属、等
の制御信号を受信する。これらの制御信号より、接続端
末TM-J、接続端末数M,通信開始/終了、接続端末組み
合わせ間の通信会議Pへの所属、各通信会議Pへの所属
端末数を検知する。また、検知された接続端末及び接続
端末数Mを増幅率設定部35へ,通信開始/終了を端末
選択制御部9C及び組合せ決定部7Cへ、各接続端末TM
-Jの通信会議Pへの所属を端末選択制御部9Cへ,各通
信会議Pへの所属端末数MP をパラメータ設定部14C
へ伝達する。
1を介して伝達された通信開始/終了、接続確認、各接
続端末TM-Jの組合せ間における通信会議Pへの所属、等
の制御信号を受信する。これらの制御信号より、接続端
末TM-J、接続端末数M,通信開始/終了、接続端末組み
合わせ間の通信会議Pへの所属、各通信会議Pへの所属
端末数を検知する。また、検知された接続端末及び接続
端末数Mを増幅率設定部35へ,通信開始/終了を端末
選択制御部9C及び組合せ決定部7Cへ、各接続端末TM
-Jの通信会議Pへの所属を端末選択制御部9Cへ,各通
信会議Pへの所属端末数MP をパラメータ設定部14C
へ伝達する。
【0082】パラメータ設定部14Cは、各端末組み合
わせP毎にその組み合わせP内の全端末TMP-P からの音
声信号に対してそれらの再生音を各々異なる仮想空間位
置θ PJに定位させる音響伝達関数HL(θPJ),HR(θPJ)を
それぞれ音像処理部8P-Jに設定する。ここで、仮想空間
位置θPJを決定すればその音響伝達関数HL(θPJ),H
R(θPJ)を設定可能になる。この実施例では、信号処理
制御部20において検知された通信会議Pへの所属端末
数MP に基づいて各地点から伝送された音声に対する仮
想空間位置θPJを決定する。図21Cに例示したよう
に、仮想空間位置θPJを水平面上に左側方(90°)から正
面(0°) を通り、右側方(-90°) まで等角度間隔180/(M
P-1)度で決定する。このとき、通信会議Pに属する端末
TM-Jに対する番号を順にJP (1≦JP≦MP) としたとき、
前述と同様に仮想空間位置θPJは90-180(JP-1)/(M-1)度
と定められる。
わせP毎にその組み合わせP内の全端末TMP-P からの音
声信号に対してそれらの再生音を各々異なる仮想空間位
置θ PJに定位させる音響伝達関数HL(θPJ),HR(θPJ)を
それぞれ音像処理部8P-Jに設定する。ここで、仮想空間
位置θPJを決定すればその音響伝達関数HL(θPJ),H
R(θPJ)を設定可能になる。この実施例では、信号処理
制御部20において検知された通信会議Pへの所属端末
数MP に基づいて各地点から伝送された音声に対する仮
想空間位置θPJを決定する。図21Cに例示したよう
に、仮想空間位置θPJを水平面上に左側方(90°)から正
面(0°) を通り、右側方(-90°) まで等角度間隔180/(M
P-1)度で決定する。このとき、通信会議Pに属する端末
TM-Jに対する番号を順にJP (1≦JP≦MP) としたとき、
前述と同様に仮想空間位置θPJは90-180(JP-1)/(M-1)度
と定められる。
【0083】各端末TM-Jに由来する1チャネルの音声信
号はQ個の端末選択部9P-J(P=1,…,Q)へ分配される。各
端末選択部9P-Jは端末選択制御部9Cからの制御信号に
従って各1チャネルの音声信号を断続し、端末選択部9P
-Jを通過した音声信号は対応する音像処理部8P-Jに与え
られる。各音像処理部8P-Jは、端末選択部9P-Jから出力
された音声信号にパラメータ設定部14Cにおいて設定
された音響伝達関数HL(θPJ),HR(θPJ)を各々畳み込み
演算して2チャネル音声信号とし、加算・分岐部17-Pに
与える。音像処理部8P-Jは各端末の組P毎にN個(J=1,
…,N)設けられており、これに対し図22では音像処理
部8-J はN個設けられているだけである。また図22の
各端末選択部9P-Jは2チャネルの音声信号を断続する点
もこの図25の実施例と異なる。図25における各加算
・分岐部17-Pの構成及び動作は図23に示したものと全
く同じである。
号はQ個の端末選択部9P-J(P=1,…,Q)へ分配される。各
端末選択部9P-Jは端末選択制御部9Cからの制御信号に
従って各1チャネルの音声信号を断続し、端末選択部9P
-Jを通過した音声信号は対応する音像処理部8P-Jに与え
られる。各音像処理部8P-Jは、端末選択部9P-Jから出力
された音声信号にパラメータ設定部14Cにおいて設定
された音響伝達関数HL(θPJ),HR(θPJ)を各々畳み込み
演算して2チャネル音声信号とし、加算・分岐部17-Pに
与える。音像処理部8P-Jは各端末の組P毎にN個(J=1,
…,N)設けられており、これに対し図22では音像処理
部8-J はN個設けられているだけである。また図22の
各端末選択部9P-Jは2チャネルの音声信号を断続する点
もこの図25の実施例と異なる。図25における各加算
・分岐部17-Pの構成及び動作は図23に示したものと全
く同じである。
【0084】この図25の実施例と、図22の実施例と
では音声信号に対する処理の順序が異なる。図25の実
施例では、各端末TM-Jからの1チャネルの音声信号が各
端末組み合わせP(P=1,…,Q)毎に組分けられた後で、各
通信会議P毎に独立に音像定位を目的とした2チャネル
の音声信号を生成する。従って各通信会議P毎に独立に
その通信会議に属するそれぞれの端末TM-Jに異なる仮想
空間位置θPJを設定することが許される。つまり、パラ
メータ設定部14Cにおいて受話者に各通信会議Pに属
するそれぞれの端末TM-J毎に異なった仮想空間位置θPJ
に音声を定位させるための音像制御パラメータとして音
響伝達関数HL(θPJ),HR(θPJ)を設定することができ
る。
では音声信号に対する処理の順序が異なる。図25の実
施例では、各端末TM-Jからの1チャネルの音声信号が各
端末組み合わせP(P=1,…,Q)毎に組分けられた後で、各
通信会議P毎に独立に音像定位を目的とした2チャネル
の音声信号を生成する。従って各通信会議P毎に独立に
その通信会議に属するそれぞれの端末TM-Jに異なる仮想
空間位置θPJを設定することが許される。つまり、パラ
メータ設定部14Cにおいて受話者に各通信会議Pに属
するそれぞれの端末TM-J毎に異なった仮想空間位置θPJ
に音声を定位させるための音像制御パラメータとして音
響伝達関数HL(θPJ),HR(θPJ)を設定することができ
る。
【0085】ここで、各通信会議Pにおいてそれぞれの
端末TM-Jからの音声に対する仮想空間位置間隔を拡大す
る方法として、通信会議Pに所属する端末数MP から決
定する方法を示す。一例として、図26A,26Bに示
す端末組み合わせに適用する。図26Aに示すように、
通信会議Xは3端末間において行われるので、仮想空間
位置間隔が90°となる。端末TM-1,TM-2,TM-3に対す
る仮想空間位置は順に左側方(90°),前方(0°) ,右側
方(-90°) に分布する。通信会議Yは4端末間において
行われ、仮想空間位置間隔が60°となる。端末TM-3,TM
-4,TM-5,TM-6に対する仮想空間位置は順に左側方(90
°),左前方(30°),左前方(-30°),右側方(-90°)に
分布する。
端末TM-Jからの音声に対する仮想空間位置間隔を拡大す
る方法として、通信会議Pに所属する端末数MP から決
定する方法を示す。一例として、図26A,26Bに示
す端末組み合わせに適用する。図26Aに示すように、
通信会議Xは3端末間において行われるので、仮想空間
位置間隔が90°となる。端末TM-1,TM-2,TM-3に対す
る仮想空間位置は順に左側方(90°),前方(0°) ,右側
方(-90°) に分布する。通信会議Yは4端末間において
行われ、仮想空間位置間隔が60°となる。端末TM-3,TM
-4,TM-5,TM-6に対する仮想空間位置は順に左側方(90
°),左前方(30°),左前方(-30°),右側方(-90°)に
分布する。
【0086】比較のため、全接続端末数Mを用いて仮想
空間位置を決定した場合を考える。全接続端末数Mは6
であるから、仮想空間位置間隔は36°となり、図21
Cに示されるよう、端末TM-1〜TM-6に対する仮想空間位
置は、順に左側方(90°),左後方(54°),左前方(18
°),右前方(-18°),右前方(-54°),右側方(-90°)
に分布する。図21A,21Bの実施例で音像定位のた
めの処理を施した後で端末組み合わせ割当を実施するか
ら、各通信会議P毎に独自に仮想空間位置を設定するこ
とができない。従って、一端末からの音声に対する定位
位置は端末組み合わせによらず一定である。このとき、
図21A,21Bに示されるよう、端末TM-1〜TM-3から
なる通信会議Xについては定位位置分布は左側方(+90
°) から左前方(+18°) に限られる。端末TM-3〜TM-6か
らなる通信会議Yについては定位位置分布は左前方(+18
°) から右側方(-90°) となる。
空間位置を決定した場合を考える。全接続端末数Mは6
であるから、仮想空間位置間隔は36°となり、図21
Cに示されるよう、端末TM-1〜TM-6に対する仮想空間位
置は、順に左側方(90°),左後方(54°),左前方(18
°),右前方(-18°),右前方(-54°),右側方(-90°)
に分布する。図21A,21Bの実施例で音像定位のた
めの処理を施した後で端末組み合わせ割当を実施するか
ら、各通信会議P毎に独自に仮想空間位置を設定するこ
とができない。従って、一端末からの音声に対する定位
位置は端末組み合わせによらず一定である。このとき、
図21A,21Bに示されるよう、端末TM-1〜TM-3から
なる通信会議Xについては定位位置分布は左側方(+90
°) から左前方(+18°) に限られる。端末TM-3〜TM-6か
らなる通信会議Yについては定位位置分布は左前方(+18
°) から右側方(-90°) となる。
【0087】この様に、図24及び25の実施例は端末
組み合わせ間における各通信会議毎に定位位置を自由に
設定することができる。また、各端末組み合わせ(即ち
通信会議)Pに属する端末数MP により定位位置を設定
することにより、各端末からの音声に対する定位位置の
分布及び間隔を図20及び22の実施例よりも拡大でき
る。受話者が各端末からの音声を聴取するとき、図20
及び22の実施例よりも各送話者の同定が容易になり、
発話内容の了解度が更に向上する。
組み合わせ間における各通信会議毎に定位位置を自由に
設定することができる。また、各端末組み合わせ(即ち
通信会議)Pに属する端末数MP により定位位置を設定
することにより、各端末からの音声に対する定位位置の
分布及び間隔を図20及び22の実施例よりも拡大でき
る。受話者が各端末からの音声を聴取するとき、図20
及び22の実施例よりも各送話者の同定が容易になり、
発話内容の了解度が更に向上する。
【0088】図25の実施例によれば、任意の通信会議
への参加端末数が変化した場合、その通信会議の参加端
末に対する音像定位位置を変更することができる。その
場合、その通信会議の全参加端末に対する音像位置を音
声通信制御装置100の信号処理制御部20がそれぞれ
の参加端末数に応じて予め決めたそれぞれの端末に対す
る音像定位位置の配置モデル(音響伝達関数HL(J),H
R(J) の組)に従って決めることができる。即ち、会議
からの離脱要求や参加要求により参加者の数Mが変化し
た場合は、それぞれの参加者に割り当てる仮想空間位置
を更新された参加者数に対応する配置モデルを参照して
新たに決定し、それに従って対応する組の音響伝達関数
HL(J),HR(J) をそれぞれ選択し、各音像処理部8-J に設
定する。通信会議の初期手順として参加数に対応して取
り得る位置を予め決め、それらの位置に対する参加者の
割当を参加者に選択させることもできる。
への参加端末数が変化した場合、その通信会議の参加端
末に対する音像定位位置を変更することができる。その
場合、その通信会議の全参加端末に対する音像位置を音
声通信制御装置100の信号処理制御部20がそれぞれ
の参加端末数に応じて予め決めたそれぞれの端末に対す
る音像定位位置の配置モデル(音響伝達関数HL(J),H
R(J) の組)に従って決めることができる。即ち、会議
からの離脱要求や参加要求により参加者の数Mが変化し
た場合は、それぞれの参加者に割り当てる仮想空間位置
を更新された参加者数に対応する配置モデルを参照して
新たに決定し、それに従って対応する組の音響伝達関数
HL(J),HR(J) をそれぞれ選択し、各音像処理部8-J に設
定する。通信会議の初期手順として参加数に対応して取
り得る位置を予め決め、それらの位置に対する参加者の
割当を参加者に選択させることもできる。
【0089】図22及び25の各実施例において、任意
の通信会議の初期設定としてパラメータ設定部14Cに
より音像制御パラメータを設定する場合、端末からの参
加要求信号に基づいてその通信会議の参加端末数Mが検
出されると、それら参加端末に割り当てることができる
仮想空間位置を信号処理制御部20において計算により
求める。上述ではそれら求められた仮想空間位置のそれ
ぞれをパラメータ設定部14Cがどの参加者に割り当て
るか決定した場合で説明したが、通信会議の行われてい
る間において、どの参加者に対しても自分に割り当てら
れている現在の仮想空間位置を他の所望の仮想空間位置
に変更できるようにすることもできる。例えば、音声通
信制御装置100はある通信会議の全参加者に対する最
初に決定した仮想空間位置情報を予め全参加端末に送信
しておく。通信会議中においてある端末利用者が自分の
現在位置を希望の位置に変更したい場合、その希望位置
を示す変更要求信号を音声通信制御装置100に送信す
る。音声通信制御装置100の信号処理制御部20は受
信した位置変更要求信号に基づいて、例えば要求元の現
位置と希望位置に対する現在の参加者割当を入れ替え
て、新しい割当情報を全参加者に通知する。
の通信会議の初期設定としてパラメータ設定部14Cに
より音像制御パラメータを設定する場合、端末からの参
加要求信号に基づいてその通信会議の参加端末数Mが検
出されると、それら参加端末に割り当てることができる
仮想空間位置を信号処理制御部20において計算により
求める。上述ではそれら求められた仮想空間位置のそれ
ぞれをパラメータ設定部14Cがどの参加者に割り当て
るか決定した場合で説明したが、通信会議の行われてい
る間において、どの参加者に対しても自分に割り当てら
れている現在の仮想空間位置を他の所望の仮想空間位置
に変更できるようにすることもできる。例えば、音声通
信制御装置100はある通信会議の全参加者に対する最
初に決定した仮想空間位置情報を予め全参加端末に送信
しておく。通信会議中においてある端末利用者が自分の
現在位置を希望の位置に変更したい場合、その希望位置
を示す変更要求信号を音声通信制御装置100に送信す
る。音声通信制御装置100の信号処理制御部20は受
信した位置変更要求信号に基づいて、例えば要求元の現
位置と希望位置に対する現在の参加者割当を入れ替え
て、新しい割当情報を全参加者に通知する。
【0090】前述した図8及び14の実施例において、
音声検出処理部23Bの出力側の各チャネルに破線で示
すようにスイッチSW-1〜SW-Nを直列に挿入し、音声検出
処理部23Bにより各チャネルが発話状態であるか否か
判定し、発話期間のみそのチャネルのスイッチSW-JをO
Nとし、それ以外はOFFとする事により、そのチャネ
ルに入力される雑音を遮断するようにしてもよい。発話
状態の検出は図8で説明したように音声信号の短時間パ
ワー積分値が閾値EON以上であるか否かによって判定で
きる。同様に図16、22、25の各実施例において
も、復号化部23-1〜23-Nの出力側に破線で示すようにス
イッチSW-1〜SW-Nをそれぞれ挿入し、増幅率設定部35
で各チャネルの音声信号から発話状態か否かを判定し、
発話状態の期間のみスイッチをONとしてもよい。
音声検出処理部23Bの出力側の各チャネルに破線で示
すようにスイッチSW-1〜SW-Nを直列に挿入し、音声検出
処理部23Bにより各チャネルが発話状態であるか否か
判定し、発話期間のみそのチャネルのスイッチSW-JをO
Nとし、それ以外はOFFとする事により、そのチャネ
ルに入力される雑音を遮断するようにしてもよい。発話
状態の検出は図8で説明したように音声信号の短時間パ
ワー積分値が閾値EON以上であるか否かによって判定で
きる。同様に図16、22、25の各実施例において
も、復号化部23-1〜23-Nの出力側に破線で示すようにス
イッチSW-1〜SW-Nをそれぞれ挿入し、増幅率設定部35
で各チャネルの音声信号から発話状態か否かを判定し、
発話状態の期間のみスイッチをONとしてもよい。
【0091】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、この発明の
音声通信制御装置によれば、各端末からの音声信号を複
数チャネルに分岐し、分岐チャネル毎にそれぞれの端末
からの分岐音声信号を加算して複数チャネルの加算音声
信号を生成し、その複数チャネル加算音声信号をそれぞ
れの端末に分岐して送信するので、各端末において特別
な音像定位処理を行わないでも少なくとも1人の通信会
議参加者の音像を他の参加者の音声の音像と区別して再
生することができる。
音声通信制御装置によれば、各端末からの音声信号を複
数チャネルに分岐し、分岐チャネル毎にそれぞれの端末
からの分岐音声信号を加算して複数チャネルの加算音声
信号を生成し、その複数チャネル加算音声信号をそれぞ
れの端末に分岐して送信するので、各端末において特別
な音像定位処理を行わないでも少なくとも1人の通信会
議参加者の音像を他の参加者の音声の音像と区別して再
生することができる。
【図1】音像定位を目的とした音響伝達関数を説明する
ための図。
ための図。
【図2】音像定位を目的とした音声信号処理の例を説明
するための図。
するための図。
【図3】従来の多地点間音声通信用端末の構成例を示す
ブロック図。
ブロック図。
【図4】従来の多地点間音声通信における通信回線網構
成例を示すブロック図。
成例を示すブロック図。
【図5】この発明の音声通信制御装置100が使用され
る通信回線の収容例を示すブロック図。
る通信回線の収容例を示すブロック図。
【図6】この発明の音声通信制御装置の基本的構成を示
すブロック図。
すブロック図。
【図7】図5のシステムにおいて使用される各端末の構
成例を示すブロック図。
成例を示すブロック図。
【図8】この発明による第1の実施例の音声通信制御装
置を示すブロック図。
置を示すブロック図。
【図9】発言識別方法を説明するための図。
【図10】図8における音声信号処理部25の構成例を
示すブロック図。
示すブロック図。
【図11】図8における音声信号処理部25の他の構成
例を示すブロック図。
例を示すブロック図。
【図12】第1の主話者識別方法と図11の動作例を説
明するためのタイムチャート。
明するためのタイムチャート。
【図13】第2の主話者識別方法と図11の動作例を説
明するためのタイムチャート。
明するためのタイムチャート。
【図14】この発明による第2の実施例の音声通信制御
装置を示すブロック図。
装置を示すブロック図。
【図15】図14における会議選択部の構成例を示すブ
ロック図。
ロック図。
【図16】この発明による第3の実施例の音声通信制御
装置を示すブロック図。
装置を示すブロック図。
【図17】図16における音像処理部8-1 の構成例を示
すブロック図。
すブロック図。
【図18】音像定位位置を説明するための図。
【図19】複数の各通信会議に属す端末組み合わせを説
明するための図。
明するための図。
【図20】この発明による第4の実施例の音声通信制御
装置を示すブロック図。
装置を示すブロック図。
【図21】Aは図20の実施例による1つの通信会議に
おける音像定位位置例を示す図、Bは図20の実施例に
よるもう1つの通信会議における音像定位位置例を示す
図、Cは図20の実施例による2つの通信会議に参加し
た場合の音像定位位置を示す図。
おける音像定位位置例を示す図、Bは図20の実施例に
よるもう1つの通信会議における音像定位位置例を示す
図、Cは図20の実施例による2つの通信会議に参加し
た場合の音像定位位置を示す図。
【図22】図20の実施例の具体的構成例を示す第5実
施例のブロック図。
施例のブロック図。
【図23】図22における各加算・分岐部17-Pの構成例
を示すブロック図。
を示すブロック図。
【図24】図20の変形実施例を示す第6実施例のブロ
ック図。
ック図。
【図25】図24の実施例の具体的構成例を示す第7実
施例のブロック図。
施例のブロック図。
【図26】Aは図24、25の実施例により1つの通信
会議において可能な音像定位位置例を示す図、Bは図2
4、25の実施例により他の通信会議において可能な音
像定位位置例を示す図。
会議において可能な音像定位位置例を示す図、Bは図2
4、25の実施例により他の通信会議において可能な音
像定位位置例を示す図。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 林 伸夫 東京都千代田区内幸町1丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内
Claims (28)
- 【請求項1】 少なくとも3台の端末と通信網を通して
接続され、通信会議を行うための音声通信制御装置であ
り、 上記端末から通信網を介して受信した音声信号を交換す
るための交換部と、 上記交換部に接続され、それぞれの上記端末からの音声
信号が入力されるN本の入力チャネルと、Nは3以上の
整数であり、 上記N本の入力チャネルからの上記入力音声信号をそれ
ぞれK本の分岐チャネルの分岐音声信号に分岐するチャ
ネル分岐部と、Kは2以上の整数であり、 上記N本の入力チャネルに対応するそれぞれ上記チャネ
ルの分岐音声信号に対し、予め決めた種類のK個の音像
制御パラメータをそれぞれ含むN個のパラメータ群によ
り処理を行い、それぞれK分岐チャネルの音像制御音声
信号を生成する音像制御部と、上記N個のパラメータ群
の少なくとも1つは他のパラメータ群と音像の目的位置
に応じて異なっており、 上記N本の入力チャネルのそれぞれに対応する上記K分
岐チャネルの上記音像制御音声信号を各分岐チャネル毎
に加算してKチャネルの加算音声信号を生成する加算部
と、 上記Kチャネルの上記加算音声信号を上記端末にそれぞ
れ対応して分配し、上記交換部に与える端末対応分岐
部、とを含む。 - 【請求項2】 請求項1の音声通信制御装置において、
上記N個の入力チャネルと上記チャネル分岐部との間に
挿入され、上記交換部を通して上記N本の入力チャネル
に入力された上記入力音声信号から互いに加算すべき入
力音声信号を選択して出力する話者選択部と、上記話者
選択部により選択され出力された入力音声信号をそれぞ
れ上記チャネル分岐部に与えるN本の選択音声チャネル
とを含み、上記交換部を通して上記N本の入力チャネル
に入力されたそれぞれの上記端末からの上記少なくとも
1つのパラメータ群により処理されるべき上記入力音声
信号を上記N本の選択音声チャネルの予め決めた1つに
出力し、他の上記入力部信号を残りの上記選択音声チャ
ネルに出力するよう上記話者選択部を制御する信号処理
制御部とを含む。 - 【請求項3】 請求項1の音声通信制御装置は、それぞ
れの上記入力チャネルの上記入力音声信号について優先
度の最も高いものとそれ以外のものを主話者の音声信号
とその他の話者の音声信号として判別する信号処理制御
部を有し、 上記チャネル分岐部の分岐数Kは2であり、上記チャネ
ル分岐部は各上記入力チャネルから与えられた上記入力
音声信号を2チャネルの音声信号に分岐し上記K分岐チ
ャネルの分岐音声信号として出力し、 上記音像制御部は上記主話者の音声信号に対応する2チ
ャネルの分岐音声信号を互いに同位相となるように処理
し、上記その他の各話者の音声信号に対応する2チャネ
ルの分岐音声信号を互いに逆位相となるように処理する
位相制御部を含む。 - 【請求項4】 請求項2の音声通信制御装置において、
上記チャネル分岐部の分岐数Kは2であり、 上記信号処理制御部はそれぞれの上記端末からの上記N
個の入力音声信号から最も優先度の高いものとそれ以外
のものを主話者の音声信号とその他の話者の音声信号と
して判別し、 上記話者選択部は上記信号処理制御部による判別結果に
従って上記主話者の音声信号とその他の話者の音声信号
をそれぞれ上記N本の選択音声チャネルの上記予め決め
た1つとそれ以外のそれぞれに出力してそれぞれ上記チ
ャネル分岐部に与え、 上記チャネル分岐部は与えられた上記N個の入力音声信
号をそれぞれ分岐して第1及び第2分岐チャネル音声信
号を上記K分岐チャネルの分岐音声信号として出力し、 上記音像制御部は上記信号処理制御部の制御に従って上
記予め決めた1つの選択音声チャネルからの上記主話者
の音声信号に対応する上記第1及び第2分岐チャネル音
声信号を互いに同位相となるように設定し、上記それ以
外の選択音声チャネルからの上記その他の話者のそれぞ
れの音声信号に対応する上記第1及び第2分岐チャネル
音声信号を互いに逆位相となるように設定する位相制御
部を含む。 - 【請求項5】 請求項3又は4の音声通信制御装置にお
いて、上記音像制御部は上記信号処理制御部の制御に従
って上記主話者の音声信号のレベルと比較して上記その
他の話者の音声信号レベルを小さくする減衰部を含む。 - 【請求項6】 請求項1の音声通信制御装置において、 上記チャネル分岐部の分岐数Kは2であり、上記チャネ
ル分岐部は与えられた上記N個の入力音声信号をそれぞ
れ分岐して第1及び第2分岐チャネル音声信号を上記K
分岐チャネルの分岐音声信号として出力し、 上記信号処理制御部はそれぞれの上記入力チャネルの上
記N個の入力音声信号について優先度の最も高いものと
それ以外のものを主話者の音声信号とその他の話者の音
声信号として判別し、 上記信号処理制御部は上記主話者の音声信号に対応する
上記第1チャネル分岐音声信号に比較して上記第2チャ
ネル分岐音声信号に十分大きい減衰量を与え、上記その
他の話者のそれぞれの音声信号に対応する上記第2チャ
ネル分岐音声信号に比較して上記第1チャネル分岐音声
信号に十分大きい減衰量を与えるように上記パラメータ
部を上記音像制御部に設定する。 - 【請求項7】 請求項2の音声通信制御装置において、
上記チャネル分岐部の分岐数Kは2であり、 上記信号処理制御部はそれぞれの上記入力チャネルから
の上記N個の入力音声信号から主話者の音声信号とその
他の話者の音声信号として判別し、 上記話者選択部は上記主話者の音声信号とその他の話者
の音声信号をそれぞれ上記複数の選択音声チャネルの上
記予め決めた1つとそれ以外にそれぞれ出力してそれぞ
れ上記チャネル分岐部に与え、 上記チャネル分岐部は与えられた上記N個の入力音声信
号をそれぞれ分岐して第1及び第2分岐チャネル音声信
号を上記K分岐チャネルの分岐音声信号として出力し、 上記信号処理制御部は、上記予め決めた1つの選択音声
チャネルからの上記主話者の音声信号に対応する上記第
1チャネル分岐音声信号に比較して上記第2チャネル分
岐音声信号に充分大きい減衰量を与え、上記それ以外の
選択音声チャネルからの上記第2チャネル分岐音声信号
に比較して上記第1チャネル分岐音声信号に充分大きい
減衰量を与えるように上記パラメータ群を上記音像制御
部に設定する。 - 【請求項8】 請求項2の音声通信制御装置において、
上記交換部からのそれぞれの上記端末に対応する上記入
力チャネルを通る上記入力音声信号のレベルを監視し、
その監視結果に基づいて上記端末の発話の有無を検出す
る音声検出処理部が設けられ、上記信号処理制御部は上
記音声検出処理部により検出された発話の有無に基づい
て主話者を判定し、その判定結果に基づいて上記話者選
択部を制御する。 - 【請求項9】 請求項3又は6の音声通信制御装置にお
いて、上記交換部からのそれぞれの上記端末に対応する
上記入力チャネルを通る上記入力音声信号のレベルを監
視し、その監視結果に基づいて上記端末の発話の有無を
検出する音声検出処理部が設けられ、上記信号処理制御
部は上記音声検出処理部により検出された発話の有無に
基づいて主話者の入力チャネルを判定し、その判定結果
に基づいて上記音像制御部の信号処理に用いられる上記
パラメータ群を更新する。 - 【請求項10】 請求項2の音声通信制御装置におい
て、上記チャネル分岐部と、上記音像制御部と、上記加
算部とから構成されるQ個の音声信号処理部が設けら
れ、Qは2以上の整数であり、上記端末対応分岐部は上
記Q個の音声信号処理部からのそれぞれKチャネルの上
記加算音声信号をN個の上記端末に対応してそれぞれ分
岐し、上記端末対応分岐部により端末対応に分岐された
各Q組の上記Kチャネルの音声信号から上記信号処理制
御部の制御に従って1つ又は複数組選択してチャネル毎
に加算し1組のKチャネル音声信号としてそれぞれ出力
するN個の会議選択部が設けられており、上記話者選択
部は上記信号処理制御部の会議参加要求信号に基づいた
制御に従って参加させるべき端末からの上記入力音声信
号を1つ又は複数の上記音声信号処理部に対応する上記
選択音声チャネルに出力する。 - 【請求項11】 請求項10の音声通信制御装置におい
て、各上記会議選択部は対応する端末からの参加要求信
号で指定された1つ又は複数の上記音声信号処理部から
のそれぞれ上記Kチャネルの上記加算音声信号をチャネ
ル毎に加算して対応する上記端末に対し分配される上記
Kチャネルの加算音声信号として出力する。 - 【請求項12】 請求項1の音声通信制御装置は、それ
ぞれの上記端末に対応する上記Kチャネルの分岐音声信
号に対し各上記端末毎に異なった音源の目的空間位置に
対応するそれぞれ一組の音像制御パラメータを決定する
信号処理制御部を有し、上記音像制御部は決定された上
記音像制御パラメータの組を使って対応する上記Kチャ
ネルの分岐音声信号に対し演算することにより、各上記
端末毎にKチャネルの上記音像制御音声信号を生成す
る。 - 【請求項13】 請求項10の音声通信制御装置におい
て、上記チャネル分岐部の分岐数は2であり、各上記音
像制御パラメータの組は一対の音響伝達関数である。 - 【請求項14】 請求項10、11、12又は13の音
声通信制御装置において、上記信号処理制御部は上記端
末からの通信会議への参加要求信号を検出することによ
り上記通信会議への参加端末数を求め、その参加端末数
に基づいてそれぞれの参加端末に対する上記目的空間位
置を決定し、それらの決定された上記目的空間位置にそ
れぞれの対応する音像制御パラメータを決定して上記音
像制御部に与える。 - 【請求項15】 請求項14の音声通信制御装置におい
て、上記信号処理制御部は上記交換部により接続された
上記端末の数Nを検出し上記端末毎に異なる目的空間位
置を左右対称に180/(N-1) 度間隔に決定する。 - 【請求項16】 請求項1の音声通信制御装置は更に、
上記端末対応分岐部により各端末対応に分配された上記
Kチャネルの上記加算音声信号から、上記音像制御部か
らの上記端末に対応する上記Kチャネルの上記音像制御
音声信号の成分をキャンセルする減算部を含む。 - 【請求項17】 請求項1の音声通信制御装置は更に、
上記端末対応分岐部により各端末対応に分配された上記
Kチャネルの上記加算音声信号を1チャネルに多重化し
て上記交換部に与える多重化部を含む。 - 【請求項18】 請求項1の音声通信制御装置におい
て、上記加算部と上記端末対応分岐部の組はQ個設けら
れ、Qは2以上の整数であり、上記音声通信制御装置は
更に、上記音像制御部からの各上記端末に対応する上記
Kチャネルの音像制御音声信号を、指定された1つ又は
複数の上記加算部に与える端末組み合わせ割当部と、1
つ又は複数の上記端末対応分岐部から分配されたそれぞ
れKチャネルの上記加算音声信号をチャネル対応に加算
して対応する上記端末に出力する組合せ間加算部とを含
む。 - 【請求項19】 請求項1の音声通信制御装置におい
て、上記チャネル分岐部と、上記音像制御部と、上記加
算部と、上記端末対応分岐部との組がQ組設けられ、Q
は2以上の整数であり、上記音声通信制御装置は更に、
上記交換部により接続された各上記端末からの上記入力
音声信号を指定された1つ又は複数の上記チャネル分岐
部へ供給する端末組合せ割当て部と、指定された1つ又
は複数の上記端末対応分岐部から分配されたそれぞれK
チャネルの上記加算音声信号をチャネル対応に加算して
対応端末に出力する組合せ間加算部とを含む。 - 【請求項20】 請求項18の音声通信制御装置におい
て、上記Kチャネルは左右各1チャネルであり、上記音
像制御部は各上記端末に対応する上記左右チャネルの分
岐音声信号に対し異なった音源の目的空間位置に対応す
る左右一対の音響伝達関数を上記音像制御パラメータと
して畳み込み演算することにより、各上記端末毎に左右
各1チャネルのステレオ音声信号を上記音像制御音声信
号として生成する。 - 【請求項21】 請求項20の音声通信制御装置は更
に、それぞれの上記端末の通信会議への参加要求信号を
検出して上記Q個の通信会議への全参加端末数を求め、
その全参加端末数に対応する数の上記目的空間位置を決
定し、それらの目的空間位置に対応する音響伝達関数の
組を上記音像制御パラメータとしてそれぞれ決定して上
記音像制御部に与える信号処理制御部を含む。 - 【請求項22】 請求項14の音声通信制御装置におい
て、上記信号処理制御部は上記通信会議において参加要
求、参加の取消等の参加数の変化が生じる毎に新たな参
加数に基づいて上記目的空間位置を更新し、更新された
上記目的空間位置に従って上記伝達関数を更新して上記
音像制御部に設定する。 - 【請求項23】 請求項21の音声通信制御装置におい
て、上記信号処理制御部は全通信会議への参加端末数を
Mと表すと、全ての参加端末に対し目的空間位置を左右
対称に180/(M-1) 度間隔に決定する。 - 【請求項24】 請求項19の音声通信制御装置におい
て、上記複数のチャネルは左右各1チャネルであり、各
通信会議対応の上記音像制御部はそれぞれの上記端末に
対応する上記左右チャネルの分岐音声信号に対しそれぞ
れ異なった音源の目的空間位置に対応する左右一対の音
響伝達関数を上記音像制御パラメータとしてそれぞれ畳
み込み演算することにより、各上記端末毎に左右各1チ
ャネルのステレオ音声信号を上記音像制御音声信号とし
て生成する。 - 【請求項25】 請求項24の音声通信制御装置は更
に、それぞれ上記端末からのそれぞれの通信会議への参
加要求信号に基づいてそれぞれの上記通信会議の参加端
末数を求め、各通信会議についてその参加端末数と同じ
数の上記目的空間位置と対応する対の上記音響伝達関数
をそれぞれ決定して上記通信会議に対応する上記音像制
御部に設定する信号処理制御部を含む。 - 【請求項26】 請求項25の音声通信制御装置におい
て、上記信号処理制御部は、各上記通信会議の参加端末
数をMP と表すと、上記目的空間位置を左右対称に180/
(MP-1)度間隔に決定する。 - 【請求項27】 請求項25の音声通信制御装置におい
て、上記信号処理制御部はいずれかの通信会議のあいだ
において新たな参加要求、参加の取消等のその通信会議
についての端末参加数の変化が生じる毎に新たな端末参
加数に基づいてその通信会議の上記目的空間位置を更新
し、更新された上記目的空間位置に対応して上記音響伝
達関数を更新して対応する上記音像制御部に設定する。 - 【請求項28】 請求項1の音声通信制御装置は更に、
それぞれの上記入力チャネルに直列に挿入され、上記入
力音声信号の通過、遮断を行う複数のスイッチと、それ
ぞれの上記入力チャネル上の上記入力音声信号からそれ
ぞれ対応する端末が発話状態であるか否かを判定し、発
話状態であると判定した入力チャネルの上記スイッチに
対しては上記入力音声信号を通過させ、発話状態でない
と判定した入力チャネルの上記スイッチに対しては上記
入力音声信号を遮断させる音声検出部とを含む。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8042549A JPH0974446A (ja) | 1995-03-01 | 1996-02-29 | 音声通信制御装置 |
Applications Claiming Priority (7)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4185195 | 1995-03-01 | ||
| JP15962295 | 1995-06-26 | ||
| JP7-159621 | 1995-06-26 | ||
| JP7-159622 | 1995-06-26 | ||
| JP7-41851 | 1995-06-26 | ||
| JP15962195 | 1995-06-26 | ||
| JP8042549A JPH0974446A (ja) | 1995-03-01 | 1996-02-29 | 音声通信制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0974446A true JPH0974446A (ja) | 1997-03-18 |
Family
ID=27461117
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8042549A Pending JPH0974446A (ja) | 1995-03-01 | 1996-02-29 | 音声通信制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0974446A (ja) |
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-
1996
- 1996-02-29 JP JP8042549A patent/JPH0974446A/ja active Pending
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