JPH0975336A - 画像生成方法、画像表示方法およびx線ct装置 - Google Patents

画像生成方法、画像表示方法およびx線ct装置

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JPH0975336A
JPH0975336A JP7233069A JP23306995A JPH0975336A JP H0975336 A JPH0975336 A JP H0975336A JP 7233069 A JP7233069 A JP 7233069A JP 23306995 A JP23306995 A JP 23306995A JP H0975336 A JPH0975336 A JP H0975336A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 走査対象の周期運動の一つの位相における複
数の断面の画像を効率良く生成する。 【解決手段】 ヘリカルスキャンによりデータを収集
し、データを収集した時点に対応する走査対象の周期運
動の位相と直線移動軸上の位置とを関連付けて取得し、
軸上の同じ位相に対応する複数の位置での画像をそれぞ
れ生成し、それら生成した画像を用いた補間演算により
複数の位置間に位置する画像を生成する。 【効果】 走査対象の周期運動の一つの位相における複
数の断面の画像を数回転のスキャンだけで生成すること
が出来る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画像生成方法、画
像表示方法およびX線CT(Computed Tomography)装
置に関し、さらに詳しくは、周期運動する走査対象をヘ
リカルスキャン(helical scan)して収集したデータか
ら周期運動の一つの位相における画像を生成する画像生
成方法および周期運動する走査対象をヘリカルスキャン
して収集したデータから周期運動の複数の位相における
画像を生成し位相順にシネ(cine)表示する画像表示方
法およびそれら方法を好適に実施しうるX線CT装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】特公平2−6530号公報において、心
臓の周期的運動の一つの位相区間におけるデータのみを
収集しうるX線CT装置が提案されている。図24に、
上記X線CT装置により心臓の拡張期におけるデータの
みを収集する動作のタイムチャートを示す。(a)は心
電波形を示しており、この心電波形のR波から心拍の周
期hと位相を検出する。(b)は測定を開始するタイミ
ングを決める遅れ時間Tdとデータを測定する測定時間
Teとを示しており、心電波形のR波からの遅れ時間T
dにより心臓の拡張期の最初にデータ測定を開始するよ
うにし、測定時間Teにより心臓の拡張期のみでデータ
を測定するようにする。(c)は測定角度θを示してお
り、画像の生成に必要な全ビューが0゜〜360゜とす
るとき、1測定目で270゜〜360゜のビューのデー
タを測定し、2測定目で180゜〜270゜のビューの
データを測定し、3測定目で90゜〜180゜のビュー
のデータを測定し、4測定目で0゜〜90゜のビューの
データを測定する。
【0003】(d)はX線管および検出器を被検体の周
りに回転させる回転走査開始タイミング時間τ1〜τ4
と回転時間と停止時間とを示しており、1回転目の回転
時間中の270゜〜360゜に相当する時間と1測定目
の測定時間とが合致するように回転走査開始タイミング
時間τ1を決定し、2回転目の回転時間中の180゜〜
270゜に相当する時間と2測定目の測定時間とが合致
するように回転走査開始タイミング時間τ2を決定し、
3回転目の回転時間中の90゜〜180゜に相当する時
間と3測定目の測定時間とが合致するように回転走査開
始タイミング時間τ3を決定し、4回転目の回転時間中
の0゜〜90゜に相当する時間と4測定目の測定時間と
が合致するように回転走査開始タイミング時間τ4を決
定している。なお、1回転目の終了から2回転目の開始
まではX線管および検出器の回転を停止し、2回転目の
終了から3回転目の開始まではX線管および検出器の回
転を停止し、3回転目の終了から4回転目の開始までは
X線管および検出器の回転を停止する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のX線CT装
置では、走査対象(ここでは心臓)の一つの断面の画像
を生成するために複数回転のスキャンを繰り返してい
る。しかし、これでは複数の断面の画像を生成するには
効率が悪く、実用的でない問題点がある。そこで、本発
明の第1の目的は、走査対象の周期運動の一つの位相に
おける複数の断面の画像を効率良く生成することが出来
る画像生成方法を提供することにある。また、本発明の
第2の目的は、走査対象の周期運動の一つの位相におけ
る3D(Dimension)画像やIP(Intensity Projec
tion)画像のような投影画像を効率良く生成することが
出来る画像生成方法を提供することにある。また、本発
明の第3の目的は、走査対象の周期運動を動画的に表示
することが出来る画像表示方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の観点では、本発明
は、X線管または検出器と走査対象とを相対的に一つの
軸に沿って直線移動させると共に走査対象の周りにX線
管または検出器の少なくとも一方を回転させながらデー
タを収集し(ヘリカルスキャン)、それらデータから画
像を生成する画像生成方法において、前記軸上の位置と
その位置でデータを収集した時点に対応する走査対象の
周期運動の位相とを関連付けて取得し、前記軸上の同じ
位相に対応する複数の位置での画像をそれぞれ生成し、
それら生成した画像を用いた補間演算により前記複数の
位置間に位置する画像を生成することを特徴とする画像
生成方法を提供する。ヘリカルスキャンにより収集した
データから生成した画像は、当該画像の位置でデータを
収集した時点に対応する走査対象の周期運動の位相と最
も強い関係がある。その理由は、当該画像を生成するの
に必要な全ビューのデータを、当該位置の近傍の位置で
収集したデータを用いた補間演算により算出しており、
その補間演算では当該画像の位置で収集したデータに最
も大きな重みを付けているからである。さて、上記第1
の観点による画像生成方法では、走査対象をヘリカルス
キャンするので、複数回転のスキャンを1回行うだけ
で、直線移動の軸上の複数の位置での走査対象の断面の
画像を生成できる。ただし、これらの画像は、上述のよ
うに各画像の位置に対応した位相と最も強い関係にある
ため、位相がばらばらである。そこで、同じ位相に対応
する複数の位置での画像をそれぞれ生成し、それら生成
した画像を用いた補間演算により前記複数の位置間に位
置する画像を生成すれば、同じ位相に対応する複数の位
置での走査対象の断面の画像を生成できる。すなわち、
走査対象の周期運動の一つの位相における複数の断面の
画像を効率良く生成することが出来る。
【0006】第2の観点では、本発明は、上記構成の画
像生成方法により生成した同じ位相に対応する複数の位
置での画像からボリュームデータを構成し、そのボリュ
ームデータを貫き且つ投影面上の各画素に至る各投影線
上に在る前記ボリュームデータの値から当該画素の投影
値を求めることを投影面上の全画素について実行して投
影画像を生成することを特徴とする画像生成方法を提供
する。先述のように、前記第1の観点による画像生成方
法では、走査対象の周期運動の一つの位相における複数
の断面の画像を効率良く生成することが出来る。そこ
で、それら複数の断面の画像からボリュームデータを構
成し、そのボリュームデータから投影画像を生成すれ
ば、走査対象の周期運動の一つの位相における3D画像
やIP画像のような投影画像を効率良く生成することが
出来る。
【0007】第3の観点では、本発明は、上記構成の画
像生成方法により走査対象の周期運動の異なる位相での
投影画像をそれぞれ生成し、それら投影画像を位相順に
シネ表示することを特徴とする画像表示方法を提供す
る。先述のように、前記第2の観点による画像生成方法
では、走査対象の周期運動の一つの位相における3D画
像やIP画像のような投影画像を効率良く生成すること
が出来る。そこで、異なる位相での投影画像をそれぞれ
生成し、それら投影画像を位相順にシネ表示すれば、走
査対象の周期運動を動画的に表示することが出来る。
【0008】第4の観点では、本発明は、X線管または
検出器と走査対象とを相対的に一つの軸に沿って直線移
動させると共に走査対象の周りにX線管または検出器の
少なくとも一方を回転させながらデータを収集するデー
タ収集手段と、前記軸上の位置での画像を生成するため
に必要な全ビューのデータを当該位置の近傍のデータか
ら補間演算により算出するデータ算出手段と、前記全ビ
ューのデータから画像を生成する画像生成手段とを備え
たX線CT装置において、走査対象の周期運動の周期と
位相を検出する運動検出手段と、前記軸上の位置とその
位置でデータを収集した時点に対応する走査対象の周期
運動の位相とを関連付けて取得する位置・位相対応付け
手段と、前記データ算出手段および前記画像生成手段に
より前記軸上の同じ位相に対応する複数の位置での画像
をそれぞれ生成した後、それら生成した画像を用いた補
間演算により前記複数の位置間に位置する画像を生成す
る補間画像生成手段とを具備したことを特徴とするX線
CT装置を提供する。上記第4の観点のX線CT装置に
よれば、上記第1の観点の画像生成方法を好適に実施す
ることが出来る。
【0009】第5の観点では、本発明は、X線管または
検出器と走査対象とを相対的に一つの軸に沿って直線移
動させると共に走査対象の周りにX線管または検出器の
少なくとも一方を回転させながらデータを収集するデー
タ収集手段と、前記軸上の位置での画像を生成するため
に必要な全ビューのデータを当該位置の近傍のデータか
ら補間演算により算出するデータ算出手段と、前記全ビ
ューのデータから画像を生成する画像生成手段とを備え
たX線CT装置において、走査対象の周期運動の周期と
位相を検出する運動検出手段と、前記軸上の位置とその
位置でデータを収集した時点に対応する走査対象の周期
運動の位相とを関連付けて取得する位置・位相対応付け
手段と、前記データ算出手段により前記軸上の同じ位相
に対応する複数の位置での画像をそれぞれ生成するのに
必要な全ビューのデータを算出した後、それら算出した
データを用いた補間演算により前記複数の位置間に位置
する画像を生成するのに必要な全ビューのデータを算出
する補間画像用データ算出手段とを具備したことを特徴
とするX線CT装置を提供する。前記直線移動の軸上の
一つの位置での画像を生成するのに必要な全ビューのデ
ータは、当該位置でデータを収集した時点に対応する走
査対象の周期運動の位相と最も強い関係がある。その理
由は、当該全ビューのデータを、当該位置の近傍位置で
収集したデータを用いた補間演算により算出しており、
その補間演算では当該位置で収集したデータに最も大き
な重みを付けているからである。さて、上記第5の観点
によるX線CT装置では、走査対象をヘリカルスキャン
するので、複数回転のスキャンを1回行うだけで、直線
移動の軸上の複数の位置での走査対象の断面の画像を生
成するための全ビューのデータを算出できる。ただし、
これらの全ビューのデータは、上述のように各位置に対
応した位相と最も強い関係にあるため、位相がばらばら
である。そこで、同じ位相に対応する複数の位置での全
ビューのデータをそれぞれ算出し、それら算出した全ビ
ューのデータを用いた補間演算により前記複数の位置間
に位置する画像を生成するための全ビューのデータを算
出すれば、それらデータから同じ位相に対応する複数の
位置での走査対象の断面の画像を生成できる。すなわ
ち、走査対象の周期運動の一つの位相における複数の断
面の画像を効率良く生成することが出来る。
【0010】第6の観点では、本発明は、X線管または
検出器と走査対象とを相対的に一つの軸に沿って直線移
動させると共に走査対象の周りにX線管または検出器の
少なくとも一方を回転させながらデータを収集するデー
タ収集手段と、前記軸上の位置での画像を生成するため
に必要な全ビューのデータを当該位置の近傍のデータか
ら補間演算により算出するデータ算出手段と、前記全ビ
ューのデータから画像を生成する画像生成手段とを備え
たX線CT装置において、走査対象の周期運動の周期と
位相を検出する運動検出手段と、前記軸上の位置とその
位置でデータを収集した時点に対応する走査対象の周期
運動の位相とを関連付けて取得する位置・位相対応付け
手段と、前記データ算出手段および前記画像生成手段に
より前記軸上の複数の位置での画像をそれぞれ生成した
後、それら生成した画像と所定のプロファイル関数とを
用いた時間軸強調演算により前記複数の位置での時間軸
強調画像を生成する時間軸強調画像生成手段と、前記時
間軸強調画像中から同じ位相に対応する複数の位置での
画像をそれぞれ選択する同位相画像選択手段と、前記選
択した時間軸強調画像を用いた補間演算により前記複数
の位置間に位置する画像を生成する補間画像生成手段と
を具備したことを特徴とするX線CT装置を提供する。
上記第6の観点によるX線CT装置は、基本的には前記
第4の観点によるX線CT装置と同じであるが、前記デ
ータ算出手段および前記画像生成手段により複数の画像
を生成し、それら生成した複数の画像と所定のプロファ
イル関数とを用いて時間軸強調演算を行い、それにより
生成した時間軸強調画像中から同じ位相に対応する複数
の位置での画像をそれぞれ選択する点が異なっている。
「発明の実施の形態」中で詳述するように、複数の画像
と所定のプロファイル関数とを用いれば、当該複数の画
像と強い関係を持つ位相の幅よりも狭い幅の位相と強い
関係を持つ画像すなわち時間軸強調画像を生成できる。
そして、それら時間軸強調画像中から同じ位相に対応す
る複数の位置での画像をそれぞれ選択し、それら選択し
た時間軸強調画像を用いた補間演算により前記複数の位
置間に位置する画像を生成すれば、同じ位相に対応する
複数の位置での走査対象の断面の画像を生成でき、その
位相の幅を向上できる。すなわち、走査対象の周期運動
の一つの位相における複数の断面の画像を効率良く且つ
高精度に生成することが出来る。
【0011】第7の観点では、本発明は、X線管または
検出器と走査対象とを相対的に一つの軸に沿って直線移
動させると共に走査対象の周りにX線管または検出器の
少なくとも一方を回転させながらデータを収集するデー
タ収集手段と、前記軸上の位置での画像を生成するため
に必要な全ビューのデータを当該位置の近傍のデータか
ら補間演算により算出するデータ算出手段と、前記全ビ
ューのデータから画像を生成する画像生成手段とを備え
たX線CT装置において、走査対象の周期運動の周期と
位相を検出する運動検出手段と、前記軸上の位置とその
位置でデータを収集した時点に対応する走査対象の周期
運動の位相とを関連付けて取得する位置・位相対応付け
手段と、前記データ算出手段により前記軸上の複数の位
置での画像をそれぞれ生成するのに必要な全ビューのデ
ータを算出した後、それら算出したデータと所定の核関
数とを用いた時間軸強調演算により前記複数の位置での
時間軸強調データを生成する時間軸強調データ生成手段
と、前記時間軸強調データから同じ位相に対応する複数
の位置でのデータをそれぞれ選択する同位相データ選択
手段と、前記選択した同位相データを用いた補間演算に
より前記複数の位置間に位置する画像を生成するのに必
要な全ビューのデータを算出する補間画像用データ算出
手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置を提供
する。上記第7の観点によるX線CT装置は、基本的に
は前記第5の観点によるX線CT装置と同じであるが、
前記データ算出手段により複数の画像を生成するのに必
要な全ビューのデータをそれぞれ算出し、それら算出し
た複数の全ビューのデータと所定の核関数とを用いて時
間軸強調演算を行い、それにより生成した時間軸強調デ
ータ中から同じ位相に対応する複数の位置でのデータを
それぞれ選択する点が異なっている。前記第6の観点に
よるX線CT装置の場合と同様に、複数の全ビューのデ
ータと所定の核関数とを用いれば、当該複数の全ビュー
のデータと強い関係を持つ位相の幅よりも狭い幅の位相
と強い関係を持つデータすなわち時間軸強調データを生
成できる。そして、それら時間軸強調データ中から同じ
位相に対応する複数の位置でのデータをそれぞれ選択
し、それら選択した時間軸強調データを用いた補間演算
により前記複数の位置間に位置する画像を生成するため
のデータを算出すれば、同じ位相に対応する複数の位置
での走査対象の断面の画像を生成でき、その位相の幅を
向上できる。すなわち、走査対象の周期運動の一つの位
相における複数の断面の画像を効率良く且つ高精度に生
成することが出来る。
【0012】第8の観点では、本発明は、上記構成のX
線CT装置において、生成した同じ位相に対応する複数
の位置での画像からボリュームデータを構成し、そのボ
リュームデータを貫き且つ投影面上の各画素に至る各投
影線上に在る前記ボリュームデータの値から当該画素の
投影値を求めることを投影面上の全画素について実行し
て投影画像を生成する投影画像生成手段を更に具備した
ことを特徴とするX線CT装置を提供する。上記第8の
観点のX線CT装置によれば、上記第2の観点の画像生
成方法を好適に実施することが出来る。
【0013】第9の観点では、本発明は、上記構成のX
線CT装置において、前記投影画像生成手段により走査
対象の周期運動の異なる位相での投影画像をそれぞれ生
成した後、それら投影画像を位相順にシネ表示する投影
画像シネ表示手段を更に具備したことを特徴とするX線
CT装置を提供する。上記第9の観点のX線CT装置に
よれば、上記第3の観点の画像表示方法を好適に実施す
ることが出来る。
【0014】第10の観点では、本発明は、上記構成の
X線CT装置において、前記データ算出手段は複数の補
間演算アルゴリズムを有しており、それら補間演算アル
ゴリズムの一つを選択するための補間演算アルゴリズム
選択手段を更に具備したことを特徴とするX線CT装置
を提供する。補間演算アルゴリズムによって、時間分解
能やアーチファクトの発生の仕方が異なる。そこで、複
数の補間演算アルゴリズムから一つを選択できるように
しておけば、スキャン条件や,周期運動の周期や,走査
対象や,診断の目的などに応じた最適の補間演算アルゴ
リズムを用いることが出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図に示す本発明の実施形態
により本発明をさらに詳細に説明する。なお、これによ
り本発明が限定されるものではない。
【0016】−第1の実施形態− 図1は、この発明の第1の実施形態にかかるX線CT装
置100の構成ブロック図である。このX線CT装置1
00は、操作コンソール1と、撮影テーブル8と、走査
ガントリ9と、心電計16とを具備している。前記操作
コンソール1は、操作者の指示や情報などを受け付ける
入力装置2と、画像再構成処理などを実行する中央処理
装置3と、制御信号などを前記撮影テーブル8や前記走
査ガントリ9とやり取りすると共に前記心電計16から
の心電波形を入力する制御インタフェース4と、走査ガ
ントリ9で取得したデータを収集するデータ収集バッフ
ァ5と、前記データから生成した画像を表示するCRT
6と、プログラムやデータを記憶する記憶装置7とを具
備している。前記撮影テーブル8は、被検体を乗せて体
軸方向に移動させる。前記走査ガントリ9は、X線コン
トローラ10と、X線管11と、コリメータ12と、検
出器13と、データ収集部14と、被検体の体軸の回り
にX線管11などを回転させる回転コントローラ15と
を具備している。なお、スリップリングによりX線管1
1などを連続的に回転させることが出来る。前記心電計
16は、被検体の心電波形を出力する。
【0017】図2は、上記X線CT装置100によるヘ
リカルスキャン及び画像生成処理のフロー図である。ス
テップS1では、操作者は、スキャン・パラメータを入
力する。スキャン・パラメータとしては、X線管電流や
ビーム幅などのスキャン条件やスキャン開始位置,スキ
ャン終了位置,1回転当たりの移動距離,1回転時間な
どがある。ここでは、図3に示すように、スキャン開始
位置Sp,スキャン終了位置Ep,1回転当たりの移動
距離d,1回転時間τを入力したものとする。数値例を
示すと、d=5mm,τ=1sである。なお、図3で、
V(P1)は膨張時の大動脈を表し、V(P6)は収縮
時の大動脈を表している。P1,P6は、大動脈の周期
運動の1周期hを位相P1〜P10に10等分したとき
の位相P1とP6とを表している。z軸は、被検体を直
線移動させる軸(撮影テーブル8を移動させる軸)を表
している。サイン曲線 sin(θ)は、z軸上の各位置に
おけるX線管11の垂直方向の高さを表している。θ
は、z軸上の各位置におけるX線管11の回転角度を表
している。
【0018】図2に戻り、ステップS2では、操作者
は、2回転線形補間,1回転線形補間,1回転非線形補
間,半回転補間などの中から一つの補間演算アルゴリズ
ムを選択する。2回転線形補間は、図4の(a)に示す
ように、φ=2πの位置での画像を生成するためのデー
タを補間演算により求めるに際して、φ=2πの位置か
らの距離に比例して小さくなり、φ=0,φ=4πで
“0”になる重みを付ける補間演算アルゴリズムであ
る。この2回転線形補間を用いると、アーチファクトを
低減できる。1回転線形補間は、図4の(b)に示すよ
うに、φ=πの位置での画像を生成するためのデータを
補間演算により求めるに際して、φ=πの位置からの距
離に比例して小さくなり、φ=0,φ=2πで“0”に
なる重みを付ける補間演算アルゴリズムである。1回転
非線形補間は、図4の(c)に示すように、φ=πの位
置での画像を生成するためのデータを補間演算により求
めるに際して、φ=πの近傍では緩やかに小さくなり,
φ=π/2,φ=3π/2の付近では急激に小さくな
り,その後は緩やかに変化してφ=0,φ=2πで
“0”になる重みを付ける補間演算アルゴリズムであ
る。半回転補間は、図4の(d)に示すように、φ=π
/2の位置での画像を生成するためのデータを補間演算
により求めるに際して、φ=π/2の近傍では変化せ
ず,φ=π/4〜0,φ=3π/4〜πの間では線形に
小さくなり,φ=0,φ=πで“0”になる重みを付け
る補間演算アルゴリズムである。この半回転補間を用い
ると、時間分解能を小さくできる。
【0019】図2に戻り、ステップS3では、心電計1
6から心電波形を取得する。そして、心電波形のR波か
ら心拍の周期と位相を検出する。ステップS4では、画
像を生成する位置の間隔(オーバラッピング・レート)
eを心拍の周期hから算出する。例えば、1周期hを位
相P1〜P10に10等分するなら、 e=(d/τ)・(h/10) である。数値例を示すと、d=5mm,τ=1s,h=
1sなら、e=0.5mmである。
【0020】ステップS5では、ヘリカルスキャンを実
行し、データを収集する。ヘリカルスキャンは心電波形
と同期する必要はないが、ここでは、図5に示すよう
に、心電波形ECGのR波と同期してヘリカルスキャン
を行ったものとする。
【0021】図2に戻り、ステップS6では、高速オー
バーラッピング・リコン処理(図6)を実行して、z軸
上の前記オーバラッピング・レートeごとの位置の画像
をそれぞれ生成する。図6は、高速オーバーラッピング
・リコン処理を示すフロー図である。なお、このフロー
図はPAD(Problem Analysis Diagram)で示す。ステ
ップR1では、必要なデータが収集される毎にステップ
R2を実行する。ここで、必要なデータとは、第1の画
像(最初の画像)を画像再構成演算により生成するため
のデータセットを補間演算により算出するのに必要なデ
ータ(例えば第1の画像に対応するz軸上の位置の前後
1回転分のデータや前後1/2回転分のデータや前後1
/4回転分のデータ)または先に生成した画像に重み付
け加減算して第2の画像以降を順に生成するのに必要な
データを意味する。ステップR2では、生成する画像が
第1の画像であるか否かを判定する。第1の画像なら、
ステップR3,R4を実行する。第2の画像以降なら、
ステップR5を実行する。ステップR3では、第1の画
像に対応するz軸上の位置の前後1回転分のデータ(2
回転線形補間のとき)または前後1/2回転分のデータ
(1回転線形補間または1回転非線形補間のとき)また
は前後1/4回転分のデータ(半回転補間のとき)を用
いた補間演算により第1の画像に対応するz軸上の位置
における全ビューのデータを算出する。ステップR4で
は、前記全ビューのデータに対して画像再構成演算を行
い、第1の画像を求める。ステップR5では、次に説明
する逐次生成演算を行い、第2の画像以降を生成する。
【0022】ここで、逐次生成演算について説明する。
図7,図8は、画像の生成の説明図である。各撮影位置
iは“01”〜“12”で示されている。各撮影位置i
“01”〜“12”における被検体Hの断面構造は、マ
トリクスH(01)〜H(12)で示されている。各マ
トリクスH(01)〜H(12)の周りの矢印は、ビュ
ー方向(スキャン方向)を示している。各撮影位置iに
おけるデータは、対応するビュー方向の要素がプロジェ
クション値に対応し,それ以外の要素が“0”であるマ
トリクスC(01)〜C(12)で示されている。例え
ば、マトリクスC(01)に対応するビューは、左上か
ら右下への方向であるから、プロジェクション値は2+
4=6である。そこで、このプロジェクション値“6”
がマトリクスC(01)の左上要素と右下要素になって
いる。また、左下要素と右上要素は“0”になってい
る。
【0023】線形補間演算は、距離の逆比例を利用し
て、すなわち、画像の位置と撮影位置iの距離が大きい
ほど小さくなる補間重みWを撮影位置iのデータCに乗
算して、画像の位置のビューデータAにすることと考え
ることが出来る。そこで、撮影位置i“06”を画像の
位置とし,補間重みWを単位距離ごとに1/6とする
と、画像の位置“06”おけるビューデータAは、マト
リクスA01〜A11のようになる。例えば、マトリク
スA01は、マトリクスC(01)に補間重み1/6を
乗算したものである。
【0024】ここで、図8に示すように、A01〜A1
1の11個のビューから対向ビューを用いて6個のビュ
ーA’01〜A’06を作成する。例えば、 A’01=A01+A07 =C(01)×(1/6)+C(07)×(5/6) である。
【0025】画像再構成演算は、各ビューデータのマト
リクスA01〜A11の和あるいはA’01〜A’06
の和と考えることが出来るから、画像の位置“06”に
おける画像データのマトリクスD(06)は、 D(06)=A01+…+A11 =A’01+…+A’06 となる。画像データのマトリクスD(06)に対して、 I(06)=D(06)/2−27 なる画像処理演算を施して表示画像I(06)を得る
と、その表示画像I(06)の左上要素の値は“1
2”,左下要素の値は“15”,右上要素の値は“1
3”,右下要素の値は“14”となる。この表示画像I
(06)と被検体Hの断面構造のマトリクスH(06)
とを比較すれば、この表示画像I(06)が被検体Hの
位置“06”における断面を示していることが判る。
【0026】一般的には、画像再構成演算に要するビュ
ー数n=2m−1(mは自然数)としたとき、画像の位
置のビューのデータと画像の位置の前側の(m−1)ビ
ュー分のデータと後側の(m−1)ビュー分のデータを
用いればよい。
【0027】図9,図10は、画像データの生成の別の
説明図である。これは、図7,図8での画像の位置=
“06”を、画像の位置=“07”に変更したものであ
る。図7,図8と図9,図10とを比較すると、図7,
図8では画像データD(06)を生成するためにデータ
C(01)〜C(11)を使用し、図9,図10では画
像データD(07)を生成するためにデータC(02)
〜C(12)を使用している。つまり、データC(0
2)〜C(11)を重複して使用している。このよう
に、ヘリカルスキャンにより得たデータを重複使用して
異なる画像データを生成することをオーバラップ・リコ
ンという。
【0028】図7〜図10では、画像の位置“06”
“07”を挟む前後1/2回転分に相当するデータから
の補間方法を説明したが、画像の位置を挟む前後1回転
分に相当するデータのセットからの補間方法も同様であ
る。図11〜図14に、画像の位置“12”を挟む前後
1回転分に相当するデータのセットからの補間方法を示
す。図11〜図14では、ビュー数n=23になる(な
お、図7〜図10では、n=11)。また、単位距離だ
け離れた位置間の補間重みの差Qは1/12となる(な
お、図7〜図10では、Q=1/6)。
【0029】さて、図7,図8を参照して説明したよう
に、画像の位置“06”における画像データのマトリク
スD(06)は、 D(06)=A01+…+A11 =A’01+…+A’06 である。また、A01〜A11は、C(01)〜C(1
1)に補間重みW=1/6,2/6,3/6,4/6,
5/6,6/6,5/6,4/6,3/6,2/6,1
/6を乗算したものである。そこで、次式のように書く
ことが出来る。
【0030】
【数1】
【0031】また、図9,図10を参照して説明したよ
うに、画像の位置“07”における画像データのマトリ
クスD(07)は、 D(07)=A01+…+A11 である。また、A01〜A11は、C(02)〜C(1
2)に補間重みWを乗算したものである。そこで、次式
のように書くことが出来る。
【0032】
【数2】
【0033】(数1)式から(数2)式を減算すれば、
次式のようになる。
【0034】
【数3】
【0035】(数3)式を変形すれば、次式のようにな
る。
【0036】
【数4】
【0037】(数4)式と同様に、次式が成立する。
【0038】
【数5】
【0039】(数4)(数5)式から次の一般式を導く
ことが出来る。
【0040】
【数6】
【0041】(数6)式は、画像再構成演算に要するビ
ュー数n=2m−1(mは自然数)としたとき、画像の
位置のビューのデータと画像の位置の前側の(m−1)
ビュー分のデータと後側の(m−1)ビュー分のデータ
を用いて画像を生成する場合の一般式である。図7,図
8におけるマトリクスD(06)を第1の位置(X=
1)での画像とし、図9,図10におけるマトリクスD
(07)を第2の位置(X=2)での画像とするとき、
図7〜図10は、(数6)式でn=11(m=6),K
=6とした場合に相当する。(数1)〜(数6)式は、
図7〜図10のような画像の位置を挟む前後1/2回転
分に相当するデータを使う場合を想定して導いたが、
(数6)の一般式は、図11〜図14のような画像の位
置を挟む前後1回転分に相当するデータを使う場合にも
適用できる。すなわち、図11〜図14は、(数6)式
でn=23(m=12),K=12とした場合に相当す
る。
【0042】(数6)式での△Cxの操作が、計算速度
に対して非常に重要である。すなわち、△Cxの場合、
C(X+K−2+m)とC(X+K−2)はそれぞれプ
ラス逆投影およびマイナス逆投影の計算を行わないで、
まず、データ(プロジェクション値)C(X+K−2+
m)とC(X+K−2)の差をとり、得られた△Cxに
ついて、逆投影の計算を行う。例えば、図7において、
第3の位置(X=3)が“08”の場合、△C3-6 は、
C(07)とC(01)の差=24を計算した後、逆投
影の計算を行う。また、△C3 は、C(13)とC(0
7)の差を計算した後、逆投影の計算を行う。
【0043】△Cxの第1項と第2項の位置の差はmに
なっている。従って、画像の位置を挟む前後1/2回転
分に相当するデータを使う場合、第1項と第2項は対向
ビューの関係にあるから、ΔCxは、対向ビューのデー
タ(プロジェクション値)の差をとる意味になる。他
方、画像の位置を挟む前後1回転分に相当するデータの
セットを使う場合、第1項と第2項は同相ビューの関係
にあるから、ΔCxは、360゜離れたデータ(プロジ
ェクション値)の差をとる意味になる。
【0044】以上より、第1の位置での画像は、(数
1)式に相当する補間演算および画像再構成演算により
生成する必要があるが、第X(≧2)の位置の画像は、
(数6)式により生成できることが判る。つまり、第X
(≧2)の位置の画像は、全てのビューに対して改めて
補間演算および画像再構成演算を行なう必要がなく、第
(X−1)の画像を用いて、(数6)式のように簡単な
加減算と、Ex-m,Exに対してそれぞれ1ビュー(ΔC
x)のみの画像再構成演算で生成することが出来る(但
し、Ex-m が既に計算してあれば、改めて計算する必要
はない)。
【0045】図15は、上記高速オーバーラッピング・
リコン処理によって生成されたz軸上の前記オーバラッ
ピング・レートe毎の位置の画像I(m)を表してい
る。
【0046】図2に戻り、ステップS7では、上記画像
I(m)に対応する位相の幅よりも狭い幅の位相に対応
する画像x(m)を生成する時間軸強調処理を行う。す
なわち、上記画像I(m)は、その位置の前後の位置で
収集したデータを用いて生成されたため、図16の
(a)に示すように、スライス幅が比較的厚い。このス
ライス幅は、位相の幅に相当し、2回転線形補間>1回
転線形補間>1回転非線形補間>半回転補間となる。こ
れを、図16の(b)に示すように、スライス幅が比較
的薄い画像つまり位相の幅が比較的狭い画像x(m)に
変換するのが、時間軸強調処理である。
【0047】図17は、時間軸強調処理の原理を示して
いる。図17の(a)は、画像I(m)を表している。
【0048】図17の(b)は、画像I(m)とその位
置の前後の位置の画像I(m+j)を表している。図1
7の(c)は、画像x(m)とその位置の前後の位置の
画像x(m+j)を表している。図17の(a)と図1
7の(c)とを比較すれば、画像x(m)とその位置の
前後の位置の画像x(m+j)を適当な重みを付けて合
成すると、画像I(m)を生成できることが判る。そこ
で、この重みの関数をプロファイル関数f(j)とし、
前後の位置の画像の枚数を2・Mとすれば、次式が成立
する。
【0049】
【数7】
【0050】図17の(d)に、プロファイル関数f
(j)を概念的に示す。上記(数7)式をガウス・ザイ
デル(Gauss-Seidel)法やヤコビ(Jacobi)法などの数
値解析法を用いて解けば、図17の(d)に示すように
画像x(m)を生成できる。なお、プロファイル関数f
(j)は、ファントム(Phantom)を用いた実測の結果
を(数7)式に当て嵌めて予め求めておく。
【0051】図2に戻り、ステップS8では、画像x
(m)を位相ごとに選択する。すなわち、図18に示す
ように、位相P1,…,P10にそれぞれ対応する画像
x(m)を分ける。
【0052】図2に戻り、ステップS9では、同位相の
各画像x(m)の位置間に位置する画像を補間生成す
る。すなわち、図19に示すように、位相P1に対応す
る各画像(実線)の間の画像(2点鎖線)を線形補間演
算により生成する。そして、処理を終了する。以上によ
り、走査対象の周期運動の位相P1,…,P10におけ
る複数の断面の画像を効率良く生成することが出来た。
【0053】図20は、3D画像表示処理のフロー図で
ある。ステップD1では、操作者は、3D・パラメータ
を入力する。3D・パラメータとしては、投影方向やデ
ータ範囲などがある。ステップD2では、操作者は、表
示モードを選択する。表示モードとしては、位相指定モ
ードとシネモードがある。位相指定モードが選択された
ならステップD3へ進み、シネモードが選択されたなら
ステップD6へ進む。ステップD3では、操作者は、一
つの位相を指定する。ステップD4では、指定された位
相での3D画像を生成する。すなわち、図19の各位相
の画像x(m)のうちの指定された位相の画像x(m)
からボリュームデータを構成し、そのボリュームデータ
を貫き且つ投影面上の各画素に至る前記投影方向の各投
影線上に在る前記ボリュームデータの値を調べ、前記デ
ータ範囲に含まれ且つ最も投影面の近く(または遠く)
にあるデータを当該画素の投影値とすることを投影面上
の全画素について実行して3D画像を生成する。ステッ
プD5では、3D画像を表示する。これにより、周期運
動の一つの位相における走査対象を全体的に見渡すこと
が出来る。この後、処理を終了する。
【0054】ステップD6では、1周期を分割した各位
相ごとの3D画像を生成する(各位相ごとに上記ステッ
プD3と同じ処理を行う)。ステップD7では、各位相
ごとの3D画像を位相順にシネ表示する。これにより、
走査対象が周期運動している全体的な様子を動画的に見
ることが出来る。この後、処理を終了する。
【0055】−第2の実施形態− 図2のステップS8において画像x(m)を位相ごとに
選択する際、図21に示すように選択対象の位相の前後
の画像もセットにして選択し、図2のステップS9にお
いて同位相の画像x(m)の位置間の位置の画像を補間
生成する際、図22に示すように距離をZ1,Z2とす
るとき、 X1={x(a)+2・x(b)+3・x(c)}/6 X2={3・x(d)+2・x(e)+x(f)}/6 x(g)=(Z2・X1+Z1・X2)/(Z1+Z2) としてもよい。これにより、補間の精度を向上できる。
【0056】−第3の実施形態− 図2のステップS6とステップS7の順序を入れ替え
て、時間軸強調処理をデータのレベルで行ってから画像
を生成してもよい。時間軸強調処理をデータのレベルで
行う原理は、例えば特公平4−30300号公報に開示
されている。すなわち、図2のステップS5のヘリカル
スキャンで収集したデータからz軸上の前記オーバラッ
ピング・レートeごとの位置の画像をそれぞれ生成する
ための全ビューのデータp(v,c)を算出する。ここ
で、vはビュー番号を表し、cは検出器のチャネル番号
を表わす。次に、核関数をh(m)とするとき、ある位
置における等価ビューデータq(v,c)を(数8)式
から算出する。なお、核関数h(m)は、先述のプロフ
ァイル関数f(j)からh(m)=F’{1/F[f
(j)]}により予め求めておく(Fはフーリエ変換,
F’はフーリエ逆変換を表わす)。図23に核関数h
(m)の一例を示す。
【0057】
【数8】
【0058】次に、等価ビューデータq(v,c)から
画像x(m)を生成し、図2のステップ8以下を実行す
ればよい。
【0059】−第4の実施形態− 図2のステップS7の時間軸強調処理を省略してもよ
い。特に、補間演算アルゴリズムとして半回転補間を選
択したときは、もともと時間分解能が高いので、時間軸
強調処理を省略してもよい。
【0060】−第5の実施形態− 以上では、図22に示すように複数の位相P1,…,P
10の画像を実質的に同時に求めたが、一つの位相の画
像のみを求めてもよい。この場合は、図2のステップS
6の代りに、一つの位相に対応する位置の画像をそれぞ
れ再構成演算により求めることになる。また、図2のス
テップS7,S8は省略する。
【0061】
【発明の効果】本発明の画像生成方法およびX線CT装
置によれば、1回のヘリカルスキャンで走査対象の周期
運動の一つの位相における複数の断面の画像を効率良く
生成することが出来る。また、走査対象の周期運動の一
つの位相における3D画像やIP画像のような投影画像
を効率良く生成することが出来る。また、本発明の画像
表示方法およびX線CT装置によれば、走査対象の周期
運動を動画的に表示することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態のX線CT装置の構成
ブロック図である。
【図2】ヘリカルスキャン及び画像生成処理のフロー図
である。
【図3】スキャン・パラメータの説明図である。
【図4】補間演算アルゴリズムごとの重み付け方法の説
明図である。
【図5】データ収集位置と心拍の位相の説明図である。
【図6】高速オーバーラッピング・リコン処理のフロー
図である。
【図7】前後180゜分のデータによる画像の生成の説
明図である。
【図8】前後180゜分のデータによる画像の生成の別
の説明図である。
【図9】前後180゜分のデータによる画像の生成のま
た別の説明図である。
【図10】前後180゜分のデータによる画像の生成の
更に別の説明図である。
【図11】前後360゜分のデータによる画像の生成の
説明図である。
【図12】前後360゜分のデータによる画像の生成の
別の説明図である。
【図13】前後360゜分のデータによる画像の生成の
また別の説明図である。
【図14】前後360゜分のデータによる画像の生成の
更に別の説明図である。
【図15】生成した画像群の説明図である。
【図16】時間強調処理の説明図である。
【図17】時間強調処理の原理の説明図である。
【図18】位相ごとに選択した画像の説明図である。
【図19】補間演算により生成した画像群の説明図であ
る。
【図20】3D画像表示処理のフロー図である。
【図21】位相ごとに選択した画像の別の説明図であ
る。
【図22】図21の画像を用いた補間方法の説明図であ
る。
【図23】核関数の説明図である。
【図24】従来のX線CT装置の動作のタイムチャート
である。
【符号の説明】
100 X線CT装置 1 操作コンソール 2 入力装置 3 中央処理装置 8 撮影テーブル 9 走査ガントリ 11 X線管 12 コリメータ 13 検出器 14 データ収集部

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 X線管または検出器と走査対象とを相対
    的に一つの軸に沿って直線移動させると共に走査対象の
    周りにX線管または検出器の少なくとも一方を回転させ
    ながらデータを収集し、それらデータから画像を生成す
    る画像生成方法において、 前記軸上の位置とその位置でデータを収集した時点に対
    応する走査対象の周期運動の位相とを関連付けて取得
    し、前記軸上の同じ位相に対応する複数の位置での画像
    をそれぞれ生成し、それら生成した画像を用いた補間演
    算により前記複数の位置間に位置する画像を生成するこ
    とを特徴とする画像生成方法。
  2. 【請求項2】 請求項1の画像生成方法により生成した
    同じ位相に対応する複数の位置での画像からボリューム
    データを構成し、そのボリュームデータを貫き且つ投影
    面上の各画素に至る各投影線上に在る前記ボリュームデ
    ータの値から当該画素の投影値を求めることを投影面上
    の全画素について実行して投影画像を生成することを特
    徴とする画像生成方法。
  3. 【請求項3】 請求項2の画像生成方法により走査対象
    の周期運動の異なる位相での投影画像をそれぞれ生成
    し、それら投影画像を位相順にシネ表示することを特徴
    とする画像表示方法。
  4. 【請求項4】 X線管または検出器と走査対象とを相対
    的に一つの軸に沿って直線移動させると共に走査対象の
    周りにX線管または検出器の少なくとも一方を回転させ
    ながらデータを収集するデータ収集手段と、前記軸上の
    位置での画像を生成するために必要な全ビューのデータ
    を当該位置の近傍のデータから補間演算により算出する
    データ算出手段と、前記全ビューのデータから画像を生
    成する画像生成手段とを備えたX線CT装置において、 走査対象の周期運動の周期と位相を検出する運動検出手
    段と、 前記軸上の位置とその位置でデータを収集した時点に対
    応する走査対象の周期運動の位相とを関連付けて取得す
    る位置・位相対応付け手段と、 前記データ算出手段および前記画像生成手段により前記
    軸上の同じ位相に対応する複数の位置での画像をそれぞ
    れ生成した後、それら生成した画像を用いた補間演算に
    より前記複数の位置間に位置する画像を生成する補間画
    像生成手段とを具備したことを特徴とするX線CT装
    置。
  5. 【請求項5】 X線管または検出器と走査対象とを相対
    的に一つの軸に沿って直線移動させると共に走査対象の
    周りにX線管または検出器の少なくとも一方を回転させ
    ながらデータを収集するデータ収集手段と、前記軸上の
    位置での画像を生成するために必要な全ビューのデータ
    を当該位置の近傍のデータから補間演算により算出する
    データ算出手段と、前記全ビューのデータから画像を生
    成する画像生成手段とを備えたX線CT装置において、 走査対象の周期運動の周期と位相を検出する運動検出手
    段と、 前記軸上の位置とその位置でデータを収集した時点に対
    応する走査対象の周期運動の位相とを関連付けて取得す
    る位置・位相対応付け手段と、 前記データ算出手段により前記軸上の同じ位相に対応す
    る複数の位置での画像をそれぞれ生成するのに必要な全
    ビューのデータを算出した後、それら算出したデータを
    用いた補間演算により前記複数の位置間に位置する画像
    を生成するのに必要な全ビューのデータを算出する補間
    画像用データ算出手段とを具備したことを特徴とするX
    線CT装置。
  6. 【請求項6】 X線管または検出器と走査対象とを相対
    的に一つの軸に沿って直線移動させると共に走査対象の
    周りにX線管または検出器の少なくとも一方を回転させ
    ながらデータを収集するデータ収集手段と、前記軸上の
    位置での画像を生成するために必要な全ビューのデータ
    を当該位置の近傍のデータから補間演算により算出する
    データ算出手段と、前記全ビューのデータから画像を生
    成する画像生成手段とを備えたX線CT装置において、 走査対象の周期運動の周期と位相を検出する運動検出手
    段と、 前記軸上の位置とその位置でデータを収集した時点に対
    応する走査対象の周期運動の位相とを関連付けて取得す
    る位置・位相対応付け手段と、 前記データ算出手段および前記画像生成手段により前記
    軸上の複数の位置での画像をそれぞれ生成した後、それ
    ら生成した画像と所定のプロファイル関数とを用いた時
    間軸強調演算により前記複数の位置での時間軸強調画像
    を生成する時間軸強調画像生成手段と、 前記時間軸強調画像中から同じ位相に対応する複数の位
    置での画像をそれぞれ選択する同位相画像選択手段と、 前記選択した時間軸強調画像を用いた補間演算により前
    記複数の位置間に位置する画像を生成する補間画像生成
    手段とを具備したことを特徴とするX線CT装置。
  7. 【請求項7】 X線管または検出器と走査対象とを相対
    的に一つの軸に沿って直線移動させると共に走査対象の
    周りにX線管または検出器の少なくとも一方を回転させ
    ながらデータを収集するデータ収集手段と、前記軸上の
    位置での画像を生成するために必要な全ビューのデータ
    を当該位置の近傍のデータから補間演算により算出する
    データ算出手段と、前記全ビューのデータから画像を生
    成する画像生成手段とを備えたX線CT装置において、 走査対象の周期運動の周期と位相を検出する運動検出手
    段と、 前記軸上の位置とその位置でデータを収集した時点に対
    応する走査対象の周期運動の位相とを関連付けて取得す
    る位置・位相対応付け手段と、 前記データ算出手段により前記軸上の複数の位置での画
    像をそれぞれ生成するのに必要な全ビューのデータを算
    出した後、それら算出したデータと所定の核関数とを用
    いた時間軸強調演算により前記複数の位置での時間軸強
    調データを生成する時間軸強調データ生成手段と、 前記時間軸強調データから同じ位相に対応する複数の位
    置でのデータをそれぞれ選択する同位相データ選択手段
    と、 前記選択した同位相データを用いた補間演算により前記
    複数の位置間に位置する画像を生成するのに必要な全ビ
    ューのデータを算出する補間画像用データ算出手段とを
    具備したことを特徴とするX線CT装置。
  8. 【請求項8】 請求項4から請求項7のいずれかに記載
    のX線CT装置において、生成した同じ位相に対応する
    複数の位置での画像からボリュームデータを構成し、そ
    のボリュームデータを貫き且つ投影面上の各画素に至る
    各投影線上に在る前記ボリュームデータの値から当該画
    素の投影値を求めることを投影面上の全画素について実
    行して投影画像を生成する投影画像生成手段を更に具備
    したことを特徴とするX線CT装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載のX線CT装置におい
    て、前記投影画像生成手段により走査対象の周期運動の
    異なる位相での投影画像をそれぞれ生成した後、それら
    投影画像を位相順にシネ表示する投影画像シネ表示手段
    を更に具備したことを特徴とするX線CT装置。
  10. 【請求項10】 請求項4から請求項9のいずれかに記
    載のX線CT装置において、前記データ算出手段は複数
    の補間演算アルゴリズムを有しており、それら補間演算
    アルゴリズムの一つを選択するための補間演算アルゴリ
    ズム選択手段を更に具備したことを特徴とするX線CT
    装置。
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