JPH0976623A - インクジェット記録方法、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクジェット記録方法、インクカートリッジ及びインクジェット記録装置

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JPH0976623A
JPH0976623A JP7260972A JP26097295A JPH0976623A JP H0976623 A JPH0976623 A JP H0976623A JP 7260972 A JP7260972 A JP 7260972A JP 26097295 A JP26097295 A JP 26097295A JP H0976623 A JPH0976623 A JP H0976623A
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ink
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magenta
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JP7260972A
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English (en)
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Satoshi Nagashima
聡 永嶋
Hisashi Teraoka
恒 寺岡
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Canon Inc
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Canon Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 イエロー、マゼンタ及びシアンのインクを組
み合わせて形成される普通紙上での黒色画像の色味が赤
味を帯びることなく、且つ普通紙上における黒色画像の
色味と、特殊紙上における黒色画像の色味とが異ならな
いインクジェット記録方法、インクジェットカートリッ
ジ及びインクジェット記録装置の提供。 【解決手段】 少なくともイエロー、シアン及びマゼン
タの3色のインクの組み合わせを含む複数の色のインク
を用いて同一の被記録材上にインク画像を形成した場合
に、夫々の色のインク画像の色度が、少なくとも、イエ
ローインク画像では−10≦a*≦0、60≦b*≦80
であり、マゼンタインク画像ではa*≧50、−15≦
*<0であり、シアンインク画像では−20≦a*
0、−40≦b*≦−20であることを特徴とするイン
クジェット記録方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は被記録材に向けてイ
ンクを吐出して画像を記録するインクジェット記録方法
に関し、更に詳しくは、複数のインクを吐出する吐出口
を有する特定のインクジェットヘッドを使用し、且つ被
記録材に記録した場合に夫々の色のインク画像の色度が
特定の条件を満たすインクを用いたインクジェット記録
方法、インクジェットカートリッジ及びインクジェット
記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、インクジェット用インクにつ
いては、実に様々な組成のものが検討されている。特に
近年では、オフィスで一般に使用されているコピー用
紙、レポート用紙、ノート、及び便箋等の所謂普通紙に
対して、高発色及び高品位のカラー画質を満足し得るイ
ンクへの要望が高まっている。しかしながら、一般市場
に出回っているインクジェットプリンターにおいては、
イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクを用
いて形成される黒色インクが、普通紙上に記録されると
赤味を帯びた黒色になってしまい、黒色インク画像のシ
ャープさが失われてしまうという問題がある。更に、イ
ンクジェット記録用として市販されているコート紙、即
ち、記録表面をサイズ剤や耐水化剤等でコーティングが
施された特殊紙に記録されるイエローインク、マゼンタ
インク及びシアンインクを混合することによって形成さ
れた黒色画像の色味と、同様にして形成された普通紙上
で黒色画像の色味とが異なってしまうという問題も生じ
ている。
【0003】
【発明が解決しようとしている課題】従って、本発明の
目的は、上記の従来技術の問題点を解決し、イエローイ
ンク、マゼンタインク及びシアンインクを組み合わせる
ことによって形成される普通紙上での黒色画像の色味が
赤味を帯びることなく良好で、且つこの普通紙上におけ
る黒色画像の色味と、コート紙等の特殊紙上における同
様にして得られた黒色画像の色味とが異なることがない
インクジェット記録方法、インクジェットカートリッジ
及びインクジェット記録装置を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的は、以下の本発
明によって達成される。即ち、本発明は、複数の色のイ
ンク滴を記録信号に応じてオリフィスから吐出させて被
記録材に記録を行うインクジェット記録方法において、
インクを一時的に保持する液室を備えた複数のインクを
吐出する複数の吐出口が形成されているインクジェット
ヘッドを用い、且つ該インクジェットヘッドで、少なく
ともイエロー、シアン及びマゼンタの3色のインクの組
み合わせを含む複数の色のインクを用いて同一の被記録
材上に記録してインク画像を形成した場合に、夫々の色
のインク画像の色度が、少なくとも、イエローインク画
像では−10≦a≦0、60≦b≦80であり、マ
ゼンタインク画像ではa≧50、−15≦b<0で
あり、シアンインク画像では−20≦a<0、−40
≦b≦−20であることを特徴とするインクジェット
記録方法、インクジェットカートリッジ及びインクジェ
ット記録装置である。ここでいう色度とは、国際照明委
員会(略称CIE)が1976年に推奨したところの知
覚的にほぼ均等な歩度を持つ色空間であり、CIELA
Bと呼ばれているものであって、JIS Z 8722
及びJIS Z 8727に、その説明及び計算方法等
が示されている。
【0005】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の好ましい実施の
形態を挙げて本発明を詳細に説明する。本発明のインク
ジェット記録方法は、特定のインクジェットヘッドを使
用し、且つこれに供給する複数のインクに特定のものを
用いることによって構成されている。先ず、本発明で使
用するインクについて説明する。本発明で使用するイン
クとしては、少なくとも3種類のインク、即ち、イエロ
ーインク、マゼンタインク及びシアンインクが使用され
るが、これらのインクを使用して同一の被記録材に画像
を記録した場合に、これらの各色画像の色度が下記の特
定の関係を有するものを使用することを特徴とする。こ
こでいう色度とは、国際照明委員会(略称CIE)が1
976年に推奨した知覚的にほぼ均等な歩度を持つ色空
間であり、CIELABと呼ばれているものであり、J
IS Z8722及びJIS Z 8727に、その説
明及び計算方法等が示されている。本発明においては、
JISに規定されている三刺激値から色度を求める方法
によりCIELABを測定した場合に、同一の被記録材
に対しての、少なくともイエローインク、マゼンタイン
ク及びシアンインクによる夫々のインク画像の色度が、
下記の関係(A)を有する様なインクを組み合わせて用
いる。 色度の関係(A) マゼンタインク画像:a*≧50、−15≦b*<0、 シアンインク画像:−20≦a*<0、−40≦b*
−20、 イエローインク画像:−10≦a* ≦0、60≦b*
80、
【0006】本発明においては、使用する夫々のインク
が、これらを用いて被記録材上に記録した画像のCIE
LABのa及びbの測定値が上記の関係(A)を満
足する場合には、イエロー、マゼンタ及びシアンの夫々
のインクの発色が良好で、且つこれらのイエロー、マゼ
ンタ及びシアンの3色のインクを重ね打ちすることによ
って混合して得られる黒色画像が赤味を帯びることがな
く、高品位な画像が得られる。特に、この様にして形成
された黒色画像のCIELABのbの測定値が下記の
関係(B)を満足する場合には、赤味のない黒色画像が
得られ、更に良好な高品位画像が得られる。 色度の関係(B) 黒色画像:b*<0
【0007】本発明において使用される普通紙等の被記
録材に記録した場合の少なくとも3色のインクの記録画
像の色度が、上記(A)の様な関係を満足し得るインク
としては以下のものが挙げられる。本発明においては、
通常のインクジェット記録方法で用いられている少なく
とも色材と液媒体とを含むインクであれば如何なるもの
でも使用することが出来るが、好ましくは、イエロー、
マゼンタ及びシアンの3色のインクの組み合わせを含む
複数のインクを使用する。又、これらの各色インクを構
成する色材としては、例えば、シアンインク中に、少な
くとも銅フタロシアニン染料を含有させ、イエローイン
ク及びマゼンタインク中に、少なくとも二量体の染料を
夫々含有させた組み合わせのインクを用いるのが好まし
い。更に好ましくは、この際の色材としては、水溶性基
としてカルボキシル基を有する染料が含有されているの
が好ましい。
【0008】本発明で使用される銅フタロシアニン染料
としては、具体的には例えば、C.I.ダイレクトブル
ー199、C.I.ダイレクトブルー86、或いは、こ
れらに水溶性基としてカルボキシル基を付加したもの等
が挙げられる。又、この様な銅フタロシアニン染料の含
有量は、インク中に0.5〜8.0重量%程度含有させ
るのが好ましい。本発明においては、通常の方法によっ
てインクを製造することが出来るが、製造の際に、普通
紙等の被記録材上に、上記した様な銅フタロシアニン染
料が含有されているインクを用いて記録した場合に、得
られるインク画像の色度の測定値が、−20≦a*
0、−40≦b*≦−20となる様に、色材の種類や含
有量を調整する。尚、銅フタロシアニン染料は、高い安
定性と強い色調を有する為、少量でも上記の様な色度を
適宜に達成し得、鮮明な色調のインクが得られる。
【0009】又、本発明においては、イエローインク及
びマゼンタインクの色材として、少なくとも二量体の染
料、更に好ましくは、少なくとも水溶性基としてカルボ
キシル基を有する染料を用いる。更に、本発明において
は、少なくとも下記一般式(I)で表される色材が含ま
れているイエローインクと、少なくとも下記一般式(I
I)で表される色材が含まれているマゼンタインクとを
組み合わせて使用するのが好ましい。即ち、この様に構
成すれば、これらに加えて上記した銅フタロシアニン色
材が含有されているシアンインクを使用して、3色のイ
ンクを重ね打ちして黒色インクを合成した場合に、赤味
を帯びることがなく、より良好な黒色画像が得られる。
更に、各色の耐水性も良好にすることが出来る。
【0010】一般式(I) {式(I)中、Ar、Ar1は夫々独立的に、アリール
基又は置換アリール基であり、Ar及びAr1の少なく
とも一つは、スルホン基、カルボキシル基及びチオカル
ボキシル基から選ばれた置換基を少なくとも一つ有し、
nは0又は1であり、J、J1は夫々独立的に、下式
(1)〜(3) [上記式(1)〜(3)中、各R5は独立的に水素原
子、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基、ハロ
ゲン原子、CN基、ウレイド基及びNHCOR6基から
選択され、R6は水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、アリール基、置換アリール基、アルアルキル基又は
置換アルアルキル基であり、Tは独立的にアルキル基で
あり、Wは独立的に水素原子、CN基、CONR1011
基、ピリジニウム基及びCOOH基から選択され、mは
2〜C8のアルキレン鎖であり、Bは水素原子、アルキ
ル基又はCOOH基であり、R10、R11は夫々独立的
に、水素原子、アルキル基又は置換アルキル基であ
る。]で表わされる連結基であり、R1、R2、R3及び
4は夫々独立的に水素原子、アルキル基、置換アルキ
ル基であり、Lは2価の連結基であり、Xは独立的にカ
ルボニル基又は下式(4)〜(6) [上記式(4)〜(6)中、ZはOR7、SR7又はNR
89であり、Yは水素原子、塩素原子、CN基又はZで
あり、Eは塩素原子又はCN基であり、R7、R8及びR
9は独立的に、水素原子、アルケニル基、置換アルケニ
ル基、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換
アリール基、アルアルキル基又は置換アルアルキル基で
あり、又は、R8及びR9はこれらが結合された窒素原子
と一緒に5員環又は6員環を形成する場合がある。]で
表わされる連結基であり、(a)の化合物がSO3H基
(本明細書において、この用語は文章中及び構造式中に
おいて遊離のスルホン酸又は任意の塩基との塩を意味す
る)を持たない場合は少なくとも2つのCOOH基及び
COSH基から選ばれた基を有し、(a)の化合物がS
3H基を有する場合はCOOH基及びCOSH基から
選ばれた基を少なくともSO3H基の数と同数有す
る。}
【0011】一般式(II) Ar1−N=N−J−X−(NR1−L−NR2−X)n−J
−N=N−Ar2 {式(II)中、Jは、下記式であり、 Ar1、Ar2は夫々アリール基又は置換アリール基であ
り、Ar1、Ar2の少なくとも一つはCOOH基及びC
OSH基から選ばれた置換基を少なくとも一つ有し、R
1、R2は独立的に水素原子、アルキル基、置換アルキル
基、アルケニル基又は置換アルケニル基であり、Lは2
価の連結基であり、nは0又は1であり、Xは独立的に
カルボニル基又は下式(1)〜(3) [式(1)〜(3)中、Zは独立的にNR34、SR5
又はOR5であり、Yは独立的に水素原子、塩素原子、
Z、SR6又はOR6であり、Eは独立的に塩素原子又は
CN基であり、R3、R4、R5、R6は夫々独立的に水素
原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケニル基、置
換アルケニル基、アリール基、置換アリール基、アルア
ルキル基又は置換アルアルキル基であり、又はR3及び
4はこれらが結合された窒素原子と一緒に5員環又は
6員環を形成する場合がある。]で表わされる連結基で
あり、(b)の化合物はCOOH基及びCOSH基から
選ばれた基を少なくともSO3H基の数と同数有す
る。}
【0012】上記の様な一般式(I)で表わされる化合
物の中で好ましい化合物は、置換基としてAr、Ar1
が少なくとも1個のカルボキシル基を有するアリール基
又は置換アリール基であり、J、J1が前記式(1)又
は(2)で表わされる基であり、Xが前記式(4)又は
(5)で表わされる化合物である。上記一般式(I)で
表わされる化合物の更に好ましい化合物の具体例を以下
に示す。
【0013】
【0014】
【0015】一般式(II)で表わされる化合物の中で好
ましい化合物は、置換基としてAr及びAr1が少なく
とも1個のカルボキシル基を有するアリール基又は置換
アリール基であり、Xがカルボニル基又は前記式(1)
又は(2)で表わされる基を有する化合物である。上記
一般式(II)で表わされる化合物の更に好ましい化合物
の具体例を以下に示す。
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】上記した様な色材の含有量としては、イン
ク中に0.5〜7.5重量%程度含有させるのが好まし
い。又、イエローインク及びマゼンタインクもシアンイ
ンクと同様に通常の方法で製造することが出来るが、製
造の際に、上記した様な色材が含有されているインクを
用いて普通紙等の被記録材上に形成した画像の色度の測
定値が、イエローインクの画像では−10≦a*≦0、
60≦b*≦80となる様に、マゼンタインクの画像で
は、a*≧50、−15≦b*<0となる様に、インクの
組成を夫々調整する必要がある。
【0020】更に、本発明においては、インク中に下記
一般式(A)で表される化合物を併用させると、異色間
での混色滲みが良好である為、好ましい。 一般式(A) (式中、a及びbは夫々、1〜2のいずれかの整数を表
わし、又、n及びmは夫々、3〜20のいずれかの整数
を表わす)
【0021】本発明において使用される一般式(A)表
される化合物は、上記の様な構造を有するものであれば
いずれのものでもよいが、n+mの値が10〜15の範
囲にある化合物がより好ましい。又、上記一般式(A)
で表される化合物のインク中における含有量としては、
インク中に0.5〜5重量%程度含有させるのが好まし
い。0.5重量%よりも少ないと、異色間での混色滲み
が悪く、5重量%よりも多いと異色間での混色滲みは良
好になるが、発色が悪くなる為、好ましくない。
【0022】次に本発明で使用するインクを構成するそ
の他の構成成分について説明する。本発明のインクで使
用する液媒体としては、水と水溶性有機溶剤との混合物
であることが好ましい。水溶性有機溶剤としては、それ
自身蒸気圧が低く、インク中の水分の蒸発温度を減速さ
せると共に染料等の溶解性をも持ち合わせていること
で、固着特性向上剤としての効果もあるものが好まし
い。
【0023】好ましい水溶性有機溶剤としては、ポリエ
チレングリコール、ポリプロピレングリコール等のポリ
アルキレングリコール類;エチレングリコール、プロピ
レングリコール、ブチレングリコール、トリエチレング
リコール、1,2,6−ヘキサントリオール、チオジグ
リコール、ヘキシレングリコール、ジエチレングリコー
ル等のアルキレン基が2〜6個の炭素原子を含むアルキ
レングリコール類;グリセリン;エチレングリコールモ
ノメチル(又はエチル)エーテル、ジエチレングリコー
ルモノメチル(又はエチル)エーテル等の多価アルコー
ルの低級アルキルエーテル類;メチルアルコール、エチ
ルアルコール、n−プロピルアルコール、イソプロピル
アルコール、n−ブチルアルコール、sec−ブリルア
ルコール、tert−ブチルアルコール、イソブチルア
ルコール、ベンジルアルコール、シクロヘキサノール等
のアルコール類;ジメチルホルムアミド、ジメチルアセ
トアミド等のアミド類;アセトン、ジアセトンアルコー
ル等のケトン又はケトンアルコール類;テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類;N−メチル−2−ピ
ロリドン、2−ピロリドン、1,3−ジメチル−2−イ
ミダゾリジノン等の含窒素複素環式ケトン類が挙げられ
る。
【0024】これらの中でも望ましい溶剤としては、エ
チレングリコール、トリエチレングリコール、ヘキシレ
ングリコール、ジエチレングリコール、チオジグリコー
ル、グリセリン、エチルアルコール、イソプロピルアル
コール、シクロヘキサノール等であり、又、その含有量
はインクの1〜30重量%であることが好ましい。
【0025】又、本発明においては、円滑な記録を可能
とする為、上記した様な色材と液媒体とからなる夫々の
色のインクの表面張力が、40dyne/cm以下のも
のを用いるのが好ましいが、更に好ましくは、この様な
要件に加えて、少なくともイエローインク、マゼンタイ
ンク及びシアンインクを同比率で混合して合成した場合
の黒色インクの表面張力が、35dyne/cm以下と
なる様なインクの組み合わせを用いるのが好ましい。こ
の様な組み合わせのインクを使用して画像を形成すれ
ば、線太りのないシャープな黒色画像となり、より高品
位の画像が得られる。更に、夫々のインクの表面張力、
及び少なくともイエローインク、マゼンタインク及びシ
アンインクを同比率で混合した場合の黒色インクの表面
張力が25dyne/cm以上であるのが更に好まし
い。この理由は、インクの表面張力の値が25dyne
/cmよりも小さいと、各色の発色性及び滲みが悪くな
り、良好な画像が得られなくなるからである。
【0026】従って、本発明で使用するインクには、上
記の様な値に表面張力を調整する為や定着性を良好にす
る為に、非イオン性界面活性剤、イオン性及び両性界面
活性剤等を含有させることが出来る。本発明で使用する
ことが出来る界面活性剤については特に制限はないが、
望ましいものとして、例えば、アルキルフェニルエーテ
ルのエチレンオキサイド付加物、ポリエチレンオキサイ
ド−ポリプロピレンオキサイド共重合体、アセチレング
リコールのエチレンオキサイド付加物等の非イオン界面
活性剤であり、その添加量としては、インクの0.1〜
10重量%程度の範囲である。本発明で使用するインク
の成分は以上の通りであるが、その他、必要に応じて適
宜に、防カビ剤、尿素及びその誘導体、チオ尿素及びそ
の誘導体等を本発明の目的達成を妨げない範囲において
添加することが出来る。
【0027】次に、上記した様な構成の複数の色のイン
クが収納されている本発明のインクジェット記録方法に
好ましく用いられるインクカートリッジについて説明す
る。本発明のインクジェットカートリッジは、複数の吐
出口を有するインクジェットヘッド部とインクタンク部
とからなり、インクタンク部は内部が複数の領域に分割
されていて、夫々の領域には色の異なるインクが夫々収
納されている。該インクタンク部の夫々の領域とインク
ジェットヘッド部の吐出口とは、複数のインク供給管に
よって夫々連結されており、これらのインク供給管を介
してインクがインクジェットヘッド部に供給される様に
構成されている。そして、本発明のインクジェットカー
トリッジでは、インクタンク内の複数のインクを夫々収
納する複数の領域が一列に配置され、且つ該複数の領域
に対してインク供給管が夫々垂直に設けられている。こ
のとき、複数のインク供給管を、夫々、インクジェット
ヘッドの吐出口寄りの複数の領域の端部に並列に配置し
てもよい。
【0028】又、インクタンク内の複数の領域に夫々、
内部の空間と外部の空間とを連通する大気連通口と、各
領域内に収納されたインクを吸収して保持するインク吸
収体と、各領域の内壁面にインク吸収体が密着しない様
に保持して、前記大気連通口から前記インク供給管が配
置される位置と最も離れたインクタンクの部位まで連な
る空間を設ける為のリブとを備えていてもよく、このと
き、インク吸収体の圧縮方向に対して、前記インク供給
管を垂直に配置してもよい。
【0029】更に、上記したインクジェットカートリッ
ジのいずれのものにおいても、インクジェットヘッド
に、インクジェットインクを吐出する為のエネルギーを
発生するエネルギー発生素子を有し、電気信号に基づい
てこのエネルギー発生素子を駆動し、インクジェットヘ
ッドにある吐出口からインクを吐出させることで記録が
行われるのが好ましい。又、エネルギー発生素子とし
て、インク吐出用の熱エネルギーを発生する為の電気熱
変換体を備えてもよい。
【0030】上記の様に構成された本発明のインクジェ
ットカートリッジは、インクを収容する各領域を一列に
配置し、各インク供給管を各領域に夫々垂直に配置する
ことで、各インク供給管の長さを揃えることが出来る。
又、この時インク供給管を吐出口寄りの各領域の端部に
夫々配置することで、液室の流さを最短にすることが出
来る。
【0031】次に、上記のインクジェットカートリッジ
について図面を参照して、更に詳しく説明する。図1は
本発明のインクジェットカートリッジの構成を説明する
分解した状態の斜視図であり、図2は、図1に示したカ
ラーインクタンク10の大気連通口110に挿入される
キャップ部材の構成を示す斜視図である。図1に示す様
に、本発明のインクジェットカートリッジは、インクを
収容するカラーインクタンク10と、インクを吐出する
インクジェットヘッド20、及びインクタンクとヘッド
とを連結するインク供給体とによって構成されている。
【0032】カラーインクタンク10は、インクを収容
する筐体100と、筐体100を封止する為の蓋部材1
04とで構成されている。筐体100の内部は、図1に
示した例では、イエロー(Y)、シアン(C)及びマゼ
ンタ(M)の3色のインクを別々に収容する為に、平行
に配置された2つの仕切部材(不図示)によって3つの
領域に仕切られている。そして、夫々の領域には、イン
クを吸収して保持する為のインク吸収体、101、10
2及び103が収納されている。筐体100のインクジ
ェットヘッド取付面111には、夫々の領域に対応して
3つのインク供給口、105、106及び107が設け
られている。又、筐体100には、各領域からインクが
供給される際に内部の負圧が上昇するのを防止する為、
各領域内の空気と外部の空気とを連通する大気連通口、
108、109及び110が設けられ、これらの大気連
通口108、109及び110には、図2に示す様なイ
ンクの蒸発を防止する為のキャップ部材112が夫々挿
入されている。尚、図2に示す様に、キャップ部材11
2には細孔が設けられており、この細孔によって各領域
内の空気と外部の空気との連通が確保されている。
【0033】インクジェットヘッド20は、カラーイン
クタンク10から各インクを導出する為のインク供給管
21、22及び23と、各インクを一時的に保持し、イ
ンク吐出部へインクを供給する為の流路24と、インク
を吐出する為のエネルギーを発生するエネルギー発生素
子が形成されたノズル部(不図示)と、インクを吐出す
る吐出口(底部に形成、不図示)とから構成されてい
る。インク供給管21、22及び23は、インクジェッ
トヘッド20をカラーインクタンク10に取り付ける際
に、インク供給口、105、106及び107に夫々挿
入され、インク供給管の先端は、インク吸収体101、
102及び103に圧接される。このことによって、イ
ンク吸収体101、102及び103が圧縮され、毛管
力が増大する為、インクタンク10から安定してインク
ジェットヘッド20に導かれる。
【0034】又、各インク供給口105、106及び1
07には、挿入されたインク供給管21、22及び23
との隙間を塞ぐパッキン31、32及び33が取り付け
られており、これらのパッキンによってインク供給口1
05、106及び107からのインクの漏出を防いでい
る。
【0035】ここで、図1に示す様に、インクを収容す
る各領域は水平方向に一列に並べられ、インク供給管2
1、22及び23は、夫々の領域に対してインク供給口
105、106及び107に垂直に挿入されている。こ
の様な構成にすることによって、インクジェットヘッド
20にインクを供給する為のインク供給管21、22及
び23の長さを揃えることが出来る。又、インク供給管
21、22及び23の設置位置を、吐出口に近いカラー
インクタンク10の下部に並列に配置することで、イン
ク供給管21、22及び23及び流路24の長さを最短
にすることが出来る。従って、各インク供給管21、2
2及び23の長さの違いによる流抵抗の差がなくなり、
流路24の流抵抗の増大を防止することが出来る為、イ
ンクジェットヘッド20に安定してインクを供給するこ
とが可能になり、安定した吐出特性を得ることが出来
る。
【0036】ところで、図1に示す様に、筐体100の
内部の各領域の上面にはリブ1001が夫々設けられて
おり、蓋部材104には部分リブ1041が設けられて
いる。例えば、図に示す様に、リブ1001は各領域の
長手方向と平行に夫々設けられ、部分リブ1041は蓋
部材104内面のリブ1001の延長線上に設けられて
いる。これらのリブ1001及び部分リブ1041を設
けることによって、インク吸収体、101、102及び
103が夫々の領域の内面と密着することが防止され、
大気連通口108、109及び110が設けられている
部分から、インク供給口105、106及び107と最
も離れたインクタンクの部位まで連通する空間が形成さ
れる。
【0037】この様に、大気連通口108、109及び
110、リブ1001、及び部分リブ1041を介し
て、筐体100の内部の空間と外部の空間とを連通する
ことによって筐体100の内壁にインクが滞留しなくな
るので、インク供給口105、106及び107や、大
気連通口108、109及び110からインクが漏出す
るおそれがなくなり、インクの消費効率が向上する。
又、画像を記録中にカラーインクタンク10の周囲温度
が上昇した場合でも、筐体100内のインクが外部に押
し出されなくなる。更に、筐体100内の負圧の上昇を
確実に防止することが出来る為、インク供給口105、
106及び107から最も離れた部位のインクについて
も、より確実に夫々のインク供給口105、106及び
107へ導くことが可能になる。
【0038】尚、上記説明では、細孔が設けられたキャ
ップ部材112を大気連通口108、109及び110
に挿入した場合を例にしているが、キャップ部材112
は必ずしも必要ではなく、図3に示す様に、カラーイン
クタンク40の筐体41に直接、細孔42、43及び4
4を設けてもよい。
【0039】
【実施例】次に実施例及び比較例を挙げて本発明を更に
具体的に説明する。尚、文中、部及び%とあるのは特に
断りのない限り重量基準である。下記の組成を夫々有す
るインク組成物を十分撹拌した後、孔径0.22μmの
フロロポアフイルター(住友電気工業製:商品名)で加
圧濾過し、本発明で使用する3色のインクを作製した。
調製する際に、インクの被記録材を普通紙とした場合の
各色インクの色度及び表面張力が夫々、括弧内に記載し
た値となる様にインクを調製した。
【0040】実施例1 イエローインク (色度:−10≦a*≦0、60≦b*≦80、表面張力:31d yne/cm) ・C.I.ダイレクトイエロー86 0.3% ・例示化合物の色材 2.5% ・チオジグリコール 10.0% ・尿素 5.0% ・一般式(A)の化合物(n+m=10、a及びb=1) 1.0% ・純水 81.2%マゼンタインク (色度:a*≧50、−15≦b*<0、表面張力:32dyne /cm) ・例示化合物の色材 2.5% ・チオジグリコール 10.0% ・尿素 5.0% ・一般式(A)の化合物(n+m=10、a及びb=1) 1.0% ・純水 81.5%
【0041】シアンインク (色度:−20≦a*<0、−40≦b*≦−20、表面張力:30 dyne/cm) ・C.I.ダイレクトブルー199 3.5% ・チオジグリコール 10.0% ・尿素 5.0% ・一般式(A)の化合物(n+m=10、a及びb=1) 1.0% ・純水 80.5% 上記で得られたイエローインク、マゼンタインク及びシ
アンインクの3色のインクを重ね打ちして得られた黒色
画像の色度を測定したところ、b<0であった。又、
本実施例で使用した3色のインクを同比率で混合して表
面張力を測定したところ、表面張力は、30dyne/
cmであった。
【0042】実施例2 イエローインク (色度:−10≦a*≦0、60≦b*≦80、表面張力:32d yne/cm) ・C.I.ダイレクトイエロー142 1.0% ・例示化合物1の色材 2.5% ・グリセリン 10.0% ・エチレングリコール 5.0% ・尿素 5.0% ・一般式(A)の化合物(n+m=15、a及びb=1) 1.0% ・純水 76.5%マゼンタインク (色度:a*≧50、−15≦b*<0、表面張力:29dyne /cm)) ・例示化合物6の色材 3.0% ・グリセリン 10.0% ・エチレングリコール 5.0% ・尿素 5.0% ・一般式(A)の化合物(n+m=15、a及びb=1) 1.0% ・純水 76.0%
【0043】シアンインク (色度:−20≦a*<0、−40≦b*≦−20、表面張力:31 dyne/cm)) ・C.I.ダイレクトブルー199 3.5% ・C.I.アシッドブルー9 0.5% ・グリセリン 10.0% ・エチレングリコール 10.0% ・一般式(A)の化合物(n+m=15、a及びb=2) 1.0% ・純水 75.0% 上記で得られたイエローインク、マゼンタインク及びシ
アンインクの3色のインクを重ね打ちして得られた黒色
画像の色度を測定したところ、b<0であった。又、
本実施例で使用した3色のインクを同比率で混合して表
面張力を測定したところ、表面張力は、29dyne/
cmであった。
【0044】比較例1 実施例1の各インクのうち、イエローインクの色材を
C.I.ダイレクトイエロー86のみに代え、このイン
クを使用して実施例で測定したのと同様の普通紙に画像
を形成し、その色度が0≦a≦15、60≦b≦8
0となる様にしたイエローインクを用いた以外は、実施
例1と同様にした。即ち、マゼンタインク及びシアンイ
ンクは、実施例1と同様のものを使用し、これらを組み
合わせで比較例1で使用するインクとした。 本比較例で
使用したイエローインク、マゼンタインク及びシアンイ
ンクの3色のインクを重ね打ちして得られた黒色画像の
色度を測定したところ、b>0であった。
【0045】比較例2 実施例1の各インクのうち、マゼンタインクの色材を
C.I.アシッドレッド289に代えて、このインクを
使用して実施例で測定したのと同様の普通紙に画像を形
成し、その色度が50≦a≦70、0≦b≦15と
なる様にしたマゼンタインクを用いた以外は、実施例1
と同様にした。即ち、イエローインク及びシアンインク
は、実施例1と同様のものを使用し、これらを組み合わ
せで比較例1で使用するインクとした。本比較例で使用
したイエローインク、マゼンタインク及びシアンインク
の3色のインクを重ね打ちして得られた黒色画像の色度
を測定したところ、b>0であった。
【0046】[評価]上記した実施例1〜2及び比較例
1〜2で使用するイエローインク、マゼンタインク及び
シアンインクの3色のインクの組み合わせを用い、イン
クジェット記録装置として、BJC−4000(商品
名、キヤノン(株)製)及び図1に示すインクカートリ
ッジを作動させるプリンターでインクジェット記録を行
い、記録画像を形成した。この際、被記録材には、普通
紙としてプロパーボンド紙、インクジェット用特殊紙と
してLC−101紙(商品名、キヤノン(株)製)を用
い、各色インクを単独で使用して単色のカラー画像を形
成し、更に、イエローインク、マゼンタインク及びシア
ンインクの3色のインクを重ね打ちすることにより、こ
れら3色のインクを混合して黒色画像を形成した。得ら
れた画像について、下記の基準で以下の評価を行い、結
果を表1に示した。
【0047】(評価項目及び評価基準) 3色より成る黒色画像の色味1 被記録材上に形成された黒色画像の色味を目視により観
察して比較し、以下の基準で評価した。 ○:黒色画像が赤味を帯びておらず、画像にシャープさ
が見られる ×:黒色画像が赤味を帯び、画像にシャープさ、インパ
クト感がない 3色より成る黒色画像の色味2 普通紙上に形成された黒色画像と、特殊紙上に形成され
た黒色画像の色味の差を目視により観察して比較し、以
下の基準で評価した。 ○:普通紙上及び特殊紙上に形成された黒色画像の夫々
の色味が同じで、黒色画像が両方とも青味がかっている
か又は緑味がかっていた ×:普通紙上、特殊紙上の間での黒色画像の色味が異な
り、一方が赤味を帯びており、もう一方が青味又は緑味
を帯びていた。
【0048】 耐水性 被記録材として普通紙を用い、又、プリンターとしては
図1のインクジェットカートリッジを用いたプリンター
を使用して、イエロー、マゼンタ及びシアンの3色の重
ね打ちにより得られる黒色インクで文字画像を印字し、
印字1時間後に印字物を地面と垂直に持ち、市販の霧吹
きで水道水を印字面にかけ、以下の基準で耐水性を評価
した。 ○:文字のまわりにインクが滲まず、又、文字からイン
クの色材で汚染された水道水滴が流れなかった。 △:文字のまわりにインクが少し滲むが、読むことは出
来た。又、インクの色材で汚染された水道水滴が少し流
れたが、被記録材上では目立たなかった。 ×:文字のまわりにインクが滲み、読みにくかった。
又、インクの色材で汚染された水道水滴が流れ、被記録
材上を汚した。
【0049】表1:評価結果
【0050】
【発明の効果】以上説明した様に、本発明によれば、少
なくともイエローインク、マゼンタインク及びシアンイ
ンクを組み合わせて形成される普通紙上での黒色画像の
色味が赤味を帯びることがなく、且つシャープな高品位
画像が得られ、更に、普通紙上における黒色画像の色味
と、コート紙等の特殊紙上における黒色画像の色味とが
異なることがなく、更には耐水性にも優れた画像を得る
ことの出来るインクジェット記録方法、インクジェット
カートリッジ及びインクジェット記録装置が提供され
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェットカートリッジの構成を
示す斜視図である。
【図2】図1に示したインクタンクの大気連通口に挿入
されるキャップ部材の構成を示す斜視図である。
【図3】図1に示したインクジェットカートリッジの大
気連通口を細孔に代えた様子を示す斜視図である。
【図4】従来のインクジェットカートリッジの構成を示
す図であり、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)
は底面図である。
【図5】図4に示したインクジェットカートリッジに装
着されるカラーインクタンクを示す図であり、(a)は
一部を破断した側面図、(b)は一部を破断した正面
図、(c)は底面図である。
【符号の説明】
10、40:カラーインクタンク 20:インクジェットカートリッジ 21、22、23:インク供給管 24:流路 31、32、33:パッキン 41、100:筐体 42、43、44:細孔 101、102、103:インク吸収体 104:蓋部材 105、106、107:インク供給口 108、109、110:大気連通口 111:インクジェットヘッド取付面 112:キャップ部材 1001:リブ 1041:部分リブ

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の色のインク滴を記録信号に応じて
    オリフィスから吐出させて被記録材に記録を行うインク
    ジェット記録方法において、インクを一時的に保持する
    液室を備えた複数のインクを吐出する複数の吐出口が形
    成されているインクジェットヘッドを用い、且つ該イン
    クジェットヘッドで、少なくともイエロー、シアン及び
    マゼンタの3色のインクの組み合わせを含む複数の色の
    インクを用いて同一の被記録材上に記録してインク画像
    を形成した場合に、夫々の色のインク画像の色度が、少
    なくとも、イエローインク画像では−10≦a*≦0、
    60≦b*≦80であり、マゼンタインク画像ではa*
    50、−15≦b*<0であり、シアンインク画像では
    −20≦a*<0、−40≦b*≦−20であることを特
    徴とするインクジェット記録方法。
  2. 【請求項2】 更に、少なくともイエロー、シアン及び
    マゼンタの3色のインクを組み合わせを含む複数の色の
    インクを被記録材上に重ね打ちして形成される黒色画像
    の色度がb*<0である請求項1に記載のインクジェッ
    ト記録方法。
  3. 【請求項3】 複数の色のインクの夫々の表面張力が4
    0dyne/cm以下であり、且つ少なくともイエロー
    インク、マゼンタインク及びシアンインクが同比率で混
    合された場合のインクの表面張力が30dyne/cm
    以下である請求項1に記載のインクジェット記録方法。
  4. 【請求項4】 複数の色のインクの夫々に下記一般式
    (A)の化合物がインク成分として併用されている請求
    項1に記載のインクジェット記録方法。 一般式(A) (式中、a及びbは夫々1〜2のいずれかの整数を表わ
    し、又、n及びmは夫々3〜20のいずれかの整数を表
    わす)
  5. 【請求項5】 イエローインク中に含まれるイエロー色
    材及びマゼンタインク中に含まれるマゼンタ色材が二量
    体の染料であり、且つシアンインク中に含まれるシアン
    色材が銅フタロシアニン染料である請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録方法。
  6. 【請求項6】 イエロー色材及びマゼンタ色材中に、少
    なくとも水溶性基としてカルボキシル基を有する色材が
    含まれている請求項1に記載のインクジェット記録方
    法。
  7. 【請求項7】 少なくとも水溶性基としてカルボキシル
    基を有する色材として、イエローインクの色材中には下
    記一般式(I)で表される色材が少なくとも含まれ、且
    つマゼンタインクの色材中には下記一般式(II)で表さ
    れる色材が少なくとも含まれている請求項1に記載のイ
    ンクジェット記録方法。 一般式(I) {式(I)中、Ar、Ar1は夫々独立にアリール基又
    は置換アリール基であり、Ar及びAr1の少なくとも
    一つはスルホン基、カルボキシル基及びチオカルボキシ
    ル基から選ばれた置換基を少なくとも一つ有し、nは0
    又は1であり、J、J1は夫々独立に下式(1)〜(3) [上記式(1)〜(3)中、各R5は独立的に水素原
    子、アルキル基、置換アルキル基、アルコキシ基、ハロ
    ゲン原子、CN基、ウレイド基及びNHCOR6 基から
    選択され、R6は、水素原子、アルキル基、置換アルキ
    ル基、アリール基、置換アリール基、アルアルキル基又
    は置換アルアルキル基であり、Tは独立的にアルキル基
    であり、Wは独立的に水素原子、CN基、CONR1O
    11基、ピリジニウム基及びCOOH基から選択され、m
    はC2〜C8のアルキレン鎖であり、Bは水素原子、アル
    キル基又はCOOH基であり、R10、R11は夫々独立的
    に、水素原子、アルキル基又は置換アルキル基であ
    る。]で表わされる連結基であり、R1、R2、R3及び
    4は夫々独立的に、水素原子、アルキル基、置換アル
    キル基であり、Lは2価の連結基であり、Xは独立的に
    カルボニル基又は下式(4)〜(6) [上記式(4)〜(6)中、ZはOR7、SR7又はNR
    89であり、Yは、水素原子、塩素原子、CN基又はZ
    であり、Eは塩素原子又はCN基であり、R7、R8、R
    9は独立的に、水素原子、アルケニル基、置換アルケニ
    ル基、アルキル基、置換アルキル基、アリール基、置換
    アリール基、アルアルキル基又は置換アルアルキル基で
    あり、又は、R8及びR9はこれらが結合された窒素原子
    と一緒に5員環又は6員環を形成する場合がある。]で
    表わされる連結基であり、一般式(I)の化合物がSO
    3H基(本明細書において、この用語は文章中及び構造
    式中において遊離のスルホン酸又は任意の塩基との塩を
    意味する)を持たない場合は少なくとも2つのCOOH
    基及びCOSH基から選ばれた基を有し、(I)の化合
    物がSO3H基を有する場合はCOOH基及びCOSH
    基から選ばれた基を少なくともSO3H基の数と同数有
    する。} 一般式(II) Ar1−N=N−J−X-(NR1−L−NR2−X)n-J−
    N=N−Ar2 {式(II)中、Jは、下記式であり、 Ar1、Ar2は夫々アリール基又は置換アリール基であ
    り、Ar1、Ar2の少なくとも一つはCOOH基及びC
    OSH基から選ばれた置換基を少なくとも一つ有し、R
    1、R2は独立的に水素原子、アルキル基、置換アルキル
    基、アルケニル基又は置換アルケニル基であり、Lは2
    価の連結基であり、nは0又は1であり、Xは独立的に
    カルボニル基又は下式(1)〜(3) [上記式(1)〜(3)中、Zは独立的に、NR34
    SR5又はOR5であり、Yは独立的に、水素原子、塩素
    原子、Z、SR6又はOR6であり、Eは独立的に塩素原
    子又はCN基であり、R3、R4、R5、R6は夫々独立的
    に、水素原子、アルキル基、置換アルキル基、アルケニ
    ル基、置換アルケニル基、アリール基、置換アリール
    基、アルアルキル基又は置換アルアルキル基であり、又
    はR3及びR4はこれらが結合された窒素原子と一緒に5
    員環又は6員環を形成する場合がある。]で表わされる
    連結基であり、(b)の化合物はCOOH基及びCOS
    H基から選ばれた基を少なくともSO3H基の数と同数
    有する。}
  8. 【請求項8】 複数のインクを一時的に保持する為の液
    室を備えたインクを吐出する為の複数の吐出口を有する
    インクジェットヘッドと、該インクジェットヘッドに供
    給される複数のインクを夫々収容する為の内部が複数の
    領域に分割されているインクタンクと、該インクタンク
    から前記インクジェットヘッドへとインクを導く為のイ
    ンクタンクに設けられている複数の領域に夫々対応して
    配置されている複数のインク供給管とを有するインクジ
    ェットカートリッジにおいて、前記複数の領域が一列に
    設けられており、且つ該複数の領域に対して前記複数の
    インク供給管が夫々垂直に配置されて、更に、インクタ
    ンク内に別々に収納されている少なくともイエロー、シ
    アン及びマゼンタの3色のインクの組み合わせを含む複
    数の色のインクが、これらを用いて同一の被記録材上に
    形成されたインク画像の色度を測定した場合に、少なく
    ともイエローインク画像では−10≦a≦0、60≦
    ≦80であり、マゼンタインク画像ではa≧5
    0、−15≦b<0であり、シアンインク画像では−
    20≦a<0、−40≦b≦−20であることを特
    徴とするインクジェットカートリッジ。
  9. 【請求項9】 複数のインク供給管が、インクタンクに
    設けられている複数の領域のインクジェットヘッドに設
    けられている吐出口に対面している端部に夫々並列に配
    置されている請求項8に記載のインクジェットカートリ
    ッジ。
  10. 【請求項10】 インクタンクに設けられている複数の
    領域の夫々に、インクタンク内部の空間と外部の空間と
    を連通する為の大気連通口と、各領域内に収納されてい
    るインクを吸収して保持する為のインク吸収体と、更
    に、該インク吸収体が各領域の内面に密着しない様に保
    持して、前記大気連通口が設けられている部分からイン
    ク供給管の配置部分に対して最も離れた部位にまで連な
    る空間を前記領域内に設ける為のリブとを備えた請求項
    8に記載のインクジェットカートリッジ。
  11. 【請求項11】 インク吸収体の圧縮方向に対してイン
    ク供給管が垂直に配置されている請求項9に記載のイン
    クジェットカートリッジ。
  12. 【請求項12】 請求項8に記載のインクジェットカー
    トリッジを有するインクジェット記録装置において、イ
    ンクジェットヘッド部にインクを吐出する為のエネルギ
    ーを発生させるエネルギー発生素子を設け、該エネルギ
    ー発生素子を電気信号に基づいて駆動させることによっ
    てインクジェットヘッドの吐出口からインクが吐出して
    記録が行われることを特徴とするインクジェット記録装
    置。
  13. 【請求項13】 エネルギー発生素子として、インク吐
    出用の熱エネルギーを発生する為の電気熱変換体を備え
    ている請求項12に記載のインクジェット記録装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6482256B1 (en) 1999-04-28 2002-11-19 Seiko Epson Corporation Ink sets

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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