JPH0976996A - 船舶推進機のチルト装置用油圧回路 - Google Patents
船舶推進機のチルト装置用油圧回路Info
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- JPH0976996A JPH0976996A JP7232550A JP23255095A JPH0976996A JP H0976996 A JPH0976996 A JP H0976996A JP 7232550 A JP7232550 A JP 7232550A JP 23255095 A JP23255095 A JP 23255095A JP H0976996 A JPH0976996 A JP H0976996A
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B63—SHIPS OR OTHER WATERBORNE VESSELS; RELATED EQUIPMENT
- B63H—MARINE PROPULSION OR STEERING
- B63H20/00—Outboard propulsion units, e.g. outboard motors or Z-drives; Arrangements thereof on vessels
- B63H20/14—Transmission between propulsion power unit and propulsion element
- B63H20/20—Transmission between propulsion power unit and propulsion element with provision for reverse drive
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F15—FLUID-PRESSURE ACTUATORS; HYDRAULICS OR PNEUMATICS IN GENERAL
- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- F15B13/00—Details of servomotor systems ; Valves for servomotor systems
- F15B13/01—Locking-valves or other detent i.e. load-holding devices
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F15B—SYSTEMS ACTING BY MEANS OF FLUIDS IN GENERAL; FLUID-PRESSURE ACTUATORS, e.g. SERVOMOTORS; DETAILS OF FLUID-PRESSURE SYSTEMS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- F15B7/005—With rotary or crank input
- F15B7/006—Rotary pump input
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 異物が弁に噛み込むことによるピストンの降
下を抑制することのできる船舶推進機のチルト装置用油
圧回路を提供する。 【解決手段】 送油方向を切替可能な油圧ポンプ14
に、二つの油圧経路15,16を接続し、これらの油圧
経路15,16にチルトシリンダ8を接続し、油圧ポン
プ14により供給される作動油によってチルトシリンダ
8のピストン8aの往復動作を行う。各油圧経路15,
16には、油圧ポンプ14の駆動時に、各油圧経路1
5,16を同時に開くようになされた二つのチェック弁
30,31をそれぞれ配置する。油圧ポンプ14の非駆
動時には、チェック弁30,31が、油圧経路15,1
6を両方とも閉じ、チルトシリンダ8のピストン8aの
位置を保持するようにしてある。各油圧経路15,16
内における各チェック弁30,31の付近、かつ油圧ポ
ンプ14から各チェック弁30,31よりも遠方の位置
に、フィルタFを取り付けた。
下を抑制することのできる船舶推進機のチルト装置用油
圧回路を提供する。 【解決手段】 送油方向を切替可能な油圧ポンプ14
に、二つの油圧経路15,16を接続し、これらの油圧
経路15,16にチルトシリンダ8を接続し、油圧ポン
プ14により供給される作動油によってチルトシリンダ
8のピストン8aの往復動作を行う。各油圧経路15,
16には、油圧ポンプ14の駆動時に、各油圧経路1
5,16を同時に開くようになされた二つのチェック弁
30,31をそれぞれ配置する。油圧ポンプ14の非駆
動時には、チェック弁30,31が、油圧経路15,1
6を両方とも閉じ、チルトシリンダ8のピストン8aの
位置を保持するようにしてある。各油圧経路15,16
内における各チェック弁30,31の付近、かつ油圧ポ
ンプ14から各チェック弁30,31よりも遠方の位置
に、フィルタFを取り付けた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船舶推進機のチル
ト装置用油圧回路に関する。
ト装置用油圧回路に関する。
【0002】
【従来の技術】ボート等の船舶に取り付けて推進力を与
える船舶推進機は、船舶の係留中は、水から持ち上げ
て、その部品の腐食を防止すると望ましい。このため、
従来よりチルト装置が用いられている。この種のチルト
装置は、船体にクランプされるクランプブラケットと、
クランプブラケットに支持されたチルト軸と、チルト軸
に上下方向に回動(チルト)可能に取り付けられている
スイベルブラケットとを備えている。これにより、スイ
ベルブラケットを上方に回動(チルトアップ)して船舶
推進機を水面から完全に持ち上げ、スイベルブラケット
を下方に回動(チルトダウン)して船舶推進機を水中に
降ろすことができる。スイベルブラケットには、船舶推
進機が旋回可能に取り付けられており、水中で船舶推進
機をほぼ水平面に沿って旋回することによって舵取りが
できるようになっている。
える船舶推進機は、船舶の係留中は、水から持ち上げ
て、その部品の腐食を防止すると望ましい。このため、
従来よりチルト装置が用いられている。この種のチルト
装置は、船体にクランプされるクランプブラケットと、
クランプブラケットに支持されたチルト軸と、チルト軸
に上下方向に回動(チルト)可能に取り付けられている
スイベルブラケットとを備えている。これにより、スイ
ベルブラケットを上方に回動(チルトアップ)して船舶
推進機を水面から完全に持ち上げ、スイベルブラケット
を下方に回動(チルトダウン)して船舶推進機を水中に
降ろすことができる。スイベルブラケットには、船舶推
進機が旋回可能に取り付けられており、水中で船舶推進
機をほぼ水平面に沿って旋回することによって舵取りが
できるようになっている。
【0003】また、このチルト装置を利用して船舶推進
機を若干持ち上げた(トリムした)状態で駆動すること
もできるようになってきている。これにより、船舶推進
機の荷重を平常位置よりも後方に位置させて、船首側を
若干浮き上がらせ、高速で船舶を航行させることができ
る。さらには、水が浅いところを船舶で進行する際に、
船舶推進機が水底にぶつからないようにすることも可能
である。
機を若干持ち上げた(トリムした)状態で駆動すること
もできるようになってきている。これにより、船舶推進
機の荷重を平常位置よりも後方に位置させて、船首側を
若干浮き上がらせ、高速で船舶を航行させることができ
る。さらには、水が浅いところを船舶で進行する際に、
船舶推進機が水底にぶつからないようにすることも可能
である。
【0004】このようなチルト装置には、船員の手動操
作によってスイベルブラケットをチルト・トリムするも
のと、油圧シリンダによってスイベルブラケットをチル
ト・トリムするものとがある。そして、重量が大きい船
舶推進機ほど、油圧シリンダ操作式のチルト装置が使用
されている。油圧シリンダ操作式のチルト装置は、トリ
ムシリンダと、チルトシリンダとを備えている。トリム
シリンダはスイベルブラケットを支持するピストンのス
トロークが短く、チルトシリンダのピストンのストロー
クは長くなされている。
作によってスイベルブラケットをチルト・トリムするも
のと、油圧シリンダによってスイベルブラケットをチル
ト・トリムするものとがある。そして、重量が大きい船
舶推進機ほど、油圧シリンダ操作式のチルト装置が使用
されている。油圧シリンダ操作式のチルト装置は、トリ
ムシリンダと、チルトシリンダとを備えている。トリム
シリンダはスイベルブラケットを支持するピストンのス
トロークが短く、チルトシリンダのピストンのストロー
クは長くなされている。
【0005】チルトシリンダは、ピストンの上昇用と降
下用の二つの油圧経路に接続されており、各油圧経路
は、油圧ポンプに接続されている。油圧ポンプは、送油
方向を切替可能になっており、いずれかの油圧経路に作
動油を供給することにより、ピストンを上昇または降下
させる。各油圧経路には、それぞれ弁が配置されてお
り、油圧ポンプの駆動時に各油圧経路を開くようになさ
れている。このように同時に両方の弁を作動して、両方
の油圧経路を開くには、シャットル弁が用いられてい
る。これにより、一方の油圧経路から作動油がチルトシ
リンダに供給されると共に、他方の油圧経路から作動油
が油圧ポンプに流入するようになっている。すなわち上
昇用の油圧経路は、ピストン降下時には作動油を油圧ポ
ンプに流入させ、降下用の油圧経路は、ピストン上昇時
には作動油を油圧ポンプに流入させる。そして、油圧ポ
ンプの非駆動時には、各弁は油圧経路を閉じ、これによ
って油圧シリンダのピストンの位置を保持するようにし
ている。
下用の二つの油圧経路に接続されており、各油圧経路
は、油圧ポンプに接続されている。油圧ポンプは、送油
方向を切替可能になっており、いずれかの油圧経路に作
動油を供給することにより、ピストンを上昇または降下
させる。各油圧経路には、それぞれ弁が配置されてお
り、油圧ポンプの駆動時に各油圧経路を開くようになさ
れている。このように同時に両方の弁を作動して、両方
の油圧経路を開くには、シャットル弁が用いられてい
る。これにより、一方の油圧経路から作動油がチルトシ
リンダに供給されると共に、他方の油圧経路から作動油
が油圧ポンプに流入するようになっている。すなわち上
昇用の油圧経路は、ピストン降下時には作動油を油圧ポ
ンプに流入させ、降下用の油圧経路は、ピストン上昇時
には作動油を油圧ポンプに流入させる。そして、油圧ポ
ンプの非駆動時には、各弁は油圧経路を閉じ、これによ
って油圧シリンダのピストンの位置を保持するようにし
ている。
【0006】なお、トリムシリンダは、前記の上昇用の
油圧経路に接続されて、ここを介して油圧ポンプから作
動油の供給を受けてピストンを上昇させ、ポンプの非駆
動時に前記の弁が上昇用の油圧経路を閉じることによっ
て、ピストンの位置を保持する。そして、降下時には、
船舶推進機の荷重を受けて、ピストンが降下することに
よってせ、上昇用の油圧経路を介して作動油を油圧ポン
プに流入させる。
油圧経路に接続されて、ここを介して油圧ポンプから作
動油の供給を受けてピストンを上昇させ、ポンプの非駆
動時に前記の弁が上昇用の油圧経路を閉じることによっ
て、ピストンの位置を保持する。そして、降下時には、
船舶推進機の荷重を受けて、ピストンが降下することに
よってせ、上昇用の油圧経路を介して作動油を油圧ポン
プに流入させる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記のチル
ト装置用油圧回路は、油圧ポンプから一方の油圧経路を
通じてチルトシリンダに作動油を供給し、他方の油圧経
路から油圧ポンプに作動油を流入させているために、油
圧経路内に異物があると、これを循環させてしまうとい
う問題があった。これらの異物の主なものは、油圧経路
を切削加工した際に清掃しきれなかった切り粉、あるい
は切削加工時のバリ等が作動油の流動によって油圧経路
内面から剥離した金属粉末等である。このうちバリ等の
剥離は、油圧回路の駆動に伴って徐々に増加してゆく。
ト装置用油圧回路は、油圧ポンプから一方の油圧経路を
通じてチルトシリンダに作動油を供給し、他方の油圧経
路から油圧ポンプに作動油を流入させているために、油
圧経路内に異物があると、これを循環させてしまうとい
う問題があった。これらの異物の主なものは、油圧経路
を切削加工した際に清掃しきれなかった切り粉、あるい
は切削加工時のバリ等が作動油の流動によって油圧経路
内面から剥離した金属粉末等である。このうちバリ等の
剥離は、油圧回路の駆動に伴って徐々に増加してゆく。
【0008】そして、これらの異物が油圧経路内で循環
すると、弁への異物の噛み込みが多発する。このような
状況では、油圧ポンプの駆動を停止し、ピストンを上昇
状態で保持しようとしても、弁から作動油が油圧ポンプ
側にわずかながら逆流してしまうため、時間の経過に連
れて、ピストンおよびこれに支持された船舶推進機が降
下してしまう。したがって、係留時に船外機をチルトア
ップして水面上に保持し、これの腐食を防止しようとし
ても、その目的が十分に果たされない。
すると、弁への異物の噛み込みが多発する。このような
状況では、油圧ポンプの駆動を停止し、ピストンを上昇
状態で保持しようとしても、弁から作動油が油圧ポンプ
側にわずかながら逆流してしまうため、時間の経過に連
れて、ピストンおよびこれに支持された船舶推進機が降
下してしまう。したがって、係留時に船外機をチルトア
ップして水面上に保持し、これの腐食を防止しようとし
ても、その目的が十分に果たされない。
【0009】なお、船外機を水面より上方にチルトアッ
プしておく場合は、チルトシリンダで船外機を支持する
だけでなく、機械的なロック手段でスイベルブラケット
をロックすることも可能になっているが、船舶の乗員が
そのロック作業を忘れてしまうこともある。また、トリ
ムシリンダで船外機をトリムする場合には、水の抵抗の
変動により船外機が若干前後に移動するのを許容するた
め、適切なトリム角度に設定できず、必要な船舶性能が
得られない。このような観点からも、チルトアップ時、
トリムアップ時に、油圧回路のみでピストンの降下を抑
制できれば望ましい。
プしておく場合は、チルトシリンダで船外機を支持する
だけでなく、機械的なロック手段でスイベルブラケット
をロックすることも可能になっているが、船舶の乗員が
そのロック作業を忘れてしまうこともある。また、トリ
ムシリンダで船外機をトリムする場合には、水の抵抗の
変動により船外機が若干前後に移動するのを許容するた
め、適切なトリム角度に設定できず、必要な船舶性能が
得られない。このような観点からも、チルトアップ時、
トリムアップ時に、油圧回路のみでピストンの降下を抑
制できれば望ましい。
【0010】本発明は前記の事情を考慮してなされたも
のであり、異物が弁に噛み込むことによるピストンの降
下を抑制することのできる船舶推進機のチルト装置用油
圧回路を提供することを目的とする。
のであり、異物が弁に噛み込むことによるピストンの降
下を抑制することのできる船舶推進機のチルト装置用油
圧回路を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、請求項1に記載の発明にあっては、送油方向を切替
可能な油圧ポンプと、油圧ポンプに接続された二つの油
圧経路と、二つの油圧経路に接続され、油圧ポンプによ
り供給される作動油によってピストンの往復動作が行わ
れる油圧シリンダと、各油圧経路にそれぞれ配置され、
油圧ポンプの駆動時に、各油圧経路を開くようになされ
た二つの弁とを備え、油圧ポンプの非駆動時に、各油圧
経路を閉じ、油圧シリンダのピストンの位置を保持する
ようにした船舶推進機のチルト装置用油圧回路におい
て、油圧経路のいずれかにフィルタを取り付けたことを
特徴としている。これにより、油圧経路内の異物を除去
することが可能である。これにより、弁への異物の噛み
込みが減少し、油圧シリンダのピストンおよびこれに支
持された船舶推進機の降下が抑制される。
め、請求項1に記載の発明にあっては、送油方向を切替
可能な油圧ポンプと、油圧ポンプに接続された二つの油
圧経路と、二つの油圧経路に接続され、油圧ポンプによ
り供給される作動油によってピストンの往復動作が行わ
れる油圧シリンダと、各油圧経路にそれぞれ配置され、
油圧ポンプの駆動時に、各油圧経路を開くようになされ
た二つの弁とを備え、油圧ポンプの非駆動時に、各油圧
経路を閉じ、油圧シリンダのピストンの位置を保持する
ようにした船舶推進機のチルト装置用油圧回路におい
て、油圧経路のいずれかにフィルタを取り付けたことを
特徴としている。これにより、油圧経路内の異物を除去
することが可能である。これにより、弁への異物の噛み
込みが減少し、油圧シリンダのピストンおよびこれに支
持された船舶推進機の降下が抑制される。
【0012】また、請求項2に記載の船舶推進機のチル
ト装置用油圧回路にあっては、請求項1に記載の構成に
加えて、油圧経路における各弁の付近にフィルタを取り
付けたことを特徴としている。このため、フィルタと弁
との間の異物も除去され、前記の効果がさらに向上され
る。さらに、請求項3に記載の船舶推進機のチルト装置
用油圧回路にあっては、請求項2に記載の構成に加え
て、各油圧経路における各弁の付近にフィルタを取り付
けたことを特徴とするこのような位置にフィルタを取り
付けることにより、油圧ポンプの駆動時、すなわち両方
の弁が油圧経路を開いて、一方の油圧経路から油圧シリ
ンダに作動油が供給される時に、他方の油圧経路におい
て、作動油中の異物がフィルタに付着し、濾過された作
動油が弁を通過して油圧ポンプに流入される。また、送
油方向を切り替えた場合には、前記の一方の油圧経路に
おいて、作動油中の異物がフィルタに付着し、濾過され
た作動油が弁を通過して油圧ポンプに流入し、他方の油
圧経路から油圧シリンダに作動油が供給される。したが
って、たとえ二つのフィルタから油圧シリンダ側の油圧
経路に異物が浮遊することがあっても、二つのフィルタ
に挟まれた弁側の区間には、それらの異物が侵入してこ
なくなり、この区間で異物の量が増大するのが防止され
る。これにより、弁への異物の噛み込みが大幅に減少
し、油圧シリンダのピストンおよびこれに支持された船
舶推進機の降下が著しく抑制される。
ト装置用油圧回路にあっては、請求項1に記載の構成に
加えて、油圧経路における各弁の付近にフィルタを取り
付けたことを特徴としている。このため、フィルタと弁
との間の異物も除去され、前記の効果がさらに向上され
る。さらに、請求項3に記載の船舶推進機のチルト装置
用油圧回路にあっては、請求項2に記載の構成に加え
て、各油圧経路における各弁の付近にフィルタを取り付
けたことを特徴とするこのような位置にフィルタを取り
付けることにより、油圧ポンプの駆動時、すなわち両方
の弁が油圧経路を開いて、一方の油圧経路から油圧シリ
ンダに作動油が供給される時に、他方の油圧経路におい
て、作動油中の異物がフィルタに付着し、濾過された作
動油が弁を通過して油圧ポンプに流入される。また、送
油方向を切り替えた場合には、前記の一方の油圧経路に
おいて、作動油中の異物がフィルタに付着し、濾過され
た作動油が弁を通過して油圧ポンプに流入し、他方の油
圧経路から油圧シリンダに作動油が供給される。したが
って、たとえ二つのフィルタから油圧シリンダ側の油圧
経路に異物が浮遊することがあっても、二つのフィルタ
に挟まれた弁側の区間には、それらの異物が侵入してこ
なくなり、この区間で異物の量が増大するのが防止され
る。これにより、弁への異物の噛み込みが大幅に減少
し、油圧シリンダのピストンおよびこれに支持された船
舶推進機の降下が著しく抑制される。
【0013】また、請求項4に記載の船舶推進機のチル
ト装置用油圧回路にあっては、請求項2または3に記載
の構成に加えて、フィルタを多孔質金属により筒状に形
成し、弁の弁箱の外壁に形成された凹部に嵌入したこと
を特徴としている。このように、多孔質金属により筒状
にフィルタを形成したことにより、メッシュのフィルタ
よりも強度を大きくすることができ、たとえば硬い異物
によるフィルタの損傷を回避することができる。また、
筒状に形成したフィルタを弁箱の凹部に嵌入することに
より、フィルタの着脱が非常に容易になる。さらに、請
求項5に記載の船舶推進機のチルト装置用油圧回路にあ
っては、請求項4に記載の構成に加えて、外壁とフィル
タの端面との間の環状の隙間にゴム製のシールを配設し
たことを特徴としている。これにより、外壁の凹部に合
せて極めて正確な長さにフィルタを形成する必要がな
い。したがって、フィルタの製作を容易にすることがで
き、製作費用も少なくて済む。また、シールを配設する
ために、フィルタの長さを外壁の凹部の長さよりも小さ
くすることになるから、フィルタが外壁により長さ方向
に圧縮される力が低減され、座屈するのを防止すること
が可能である。
ト装置用油圧回路にあっては、請求項2または3に記載
の構成に加えて、フィルタを多孔質金属により筒状に形
成し、弁の弁箱の外壁に形成された凹部に嵌入したこと
を特徴としている。このように、多孔質金属により筒状
にフィルタを形成したことにより、メッシュのフィルタ
よりも強度を大きくすることができ、たとえば硬い異物
によるフィルタの損傷を回避することができる。また、
筒状に形成したフィルタを弁箱の凹部に嵌入することに
より、フィルタの着脱が非常に容易になる。さらに、請
求項5に記載の船舶推進機のチルト装置用油圧回路にあ
っては、請求項4に記載の構成に加えて、外壁とフィル
タの端面との間の環状の隙間にゴム製のシールを配設し
たことを特徴としている。これにより、外壁の凹部に合
せて極めて正確な長さにフィルタを形成する必要がな
い。したがって、フィルタの製作を容易にすることがで
き、製作費用も少なくて済む。また、シールを配設する
ために、フィルタの長さを外壁の凹部の長さよりも小さ
くすることになるから、フィルタが外壁により長さ方向
に圧縮される力が低減され、座屈するのを防止すること
が可能である。
【0014】さらに、請求項6に記載の船舶推進機のチ
ルト装置用油圧回路にあっては、請求項5に記載の構成
に加えて、弁箱の凹部におけるフィルタに囲まれた壁部
と、フィルタとの間には、フィルタの周方向全体に延在
する空間が設けられていることを特徴とする。これによ
り、油圧シリンダ側の油圧経路から、フィルタを通過し
て濾過された作動油は、一旦空間内に流動し、それから
弁箱に流入する。ここで、前記のように、フィルタを多
孔質金属により形成し、強度を大きくしたことにより、
フィルタに異物が付着してある程度目詰まりを起こした
状態になったとしても、作動油の流動に伴う圧力により
フィルタが撓んでフィルタと弁箱の凹部における壁部と
が密着してしまうのが抑制される。このため、フィルタ
に異物が付着してある程度目詰まりを起こした状態で
も、フィルタの目詰まりを起こしていない部分を通じ
て、作動油は、一旦空間内に流動し、それから弁箱に流
入することが可能である。したがって、フィルタが油圧
経路における作動油の流動性を阻害するのを著しく低減
することが可能である。
ルト装置用油圧回路にあっては、請求項5に記載の構成
に加えて、弁箱の凹部におけるフィルタに囲まれた壁部
と、フィルタとの間には、フィルタの周方向全体に延在
する空間が設けられていることを特徴とする。これによ
り、油圧シリンダ側の油圧経路から、フィルタを通過し
て濾過された作動油は、一旦空間内に流動し、それから
弁箱に流入する。ここで、前記のように、フィルタを多
孔質金属により形成し、強度を大きくしたことにより、
フィルタに異物が付着してある程度目詰まりを起こした
状態になったとしても、作動油の流動に伴う圧力により
フィルタが撓んでフィルタと弁箱の凹部における壁部と
が密着してしまうのが抑制される。このため、フィルタ
に異物が付着してある程度目詰まりを起こした状態で
も、フィルタの目詰まりを起こしていない部分を通じ
て、作動油は、一旦空間内に流動し、それから弁箱に流
入することが可能である。したがって、フィルタが油圧
経路における作動油の流動性を阻害するのを著しく低減
することが可能である。
【0015】
A. 実施形態の構成 A−1.船舶推進機のチルト装置の構成 以下、図面を参照して本発明の一実施形態について説明
する。まず、図1は実施形態に係る船舶推進機とチルト
装置を示す側面図である。同図において、左側がボート
の船体前方、右側が船体後方を示す。さて、符号1は船
舶推進機を示す。船舶推進機1は、エンジンを内蔵し、
その回転をプロペラ2に伝達することにより、船舶を推
進する。
する。まず、図1は実施形態に係る船舶推進機とチルト
装置を示す側面図である。同図において、左側がボート
の船体前方、右側が船体後方を示す。さて、符号1は船
舶推進機を示す。船舶推進機1は、エンジンを内蔵し、
その回転をプロペラ2に伝達することにより、船舶を推
進する。
【0016】また、符号3は、船舶推進機1を支持する
スイベルブラケットを示す。スイベルブラケット3は、
クランプブラケット4に取り付けられたチルト軸5によ
って、上下方向に回動自在に支持されている。クランプ
ブラケット4は、図示しないスクリューによってボート
の船体のトランサムボード6に固定されている。
スイベルブラケットを示す。スイベルブラケット3は、
クランプブラケット4に取り付けられたチルト軸5によ
って、上下方向に回動自在に支持されている。クランプ
ブラケット4は、図示しないスクリューによってボート
の船体のトランサムボード6に固定されている。
【0017】図2は図1のII-II線矢視図であり、図3
は図2のIII-III矢視図である。図2に示すように、ク
ランプブラケット4は、左右一対のブラケット半体4
a,4aの下部を図示しないハンドル等で連結し、ブラ
ケット半体4a,4aの上部にチルト軸5を取り付けた
構成である。そして、これらのブラケット半体4a,4
a間に、スイベルブラケット3が配置されている。
は図2のIII-III矢視図である。図2に示すように、ク
ランプブラケット4は、左右一対のブラケット半体4
a,4aの下部を図示しないハンドル等で連結し、ブラ
ケット半体4a,4aの上部にチルト軸5を取り付けた
構成である。そして、これらのブラケット半体4a,4
a間に、スイベルブラケット3が配置されている。
【0018】クランプブラケット4のブラケット半体4
a,4aの下部には、軸7が取り付けられており、この
軸7にはシリンダユニットUが取り付けられている。シ
リンダユニットUには、チルトシリンダ8およびトリム
シリンダ10,10が搭載されている。なお、チルトシ
リンダ8は、シリンダユニットUに回動可能に取り付け
られている。
a,4aの下部には、軸7が取り付けられており、この
軸7にはシリンダユニットUが取り付けられている。シ
リンダユニットUには、チルトシリンダ8およびトリム
シリンダ10,10が搭載されている。なお、チルトシ
リンダ8は、シリンダユニットUに回動可能に取り付け
られている。
【0019】一方、スイベルブラケット3には、チルト
シリンダ8のピストン8aが当接する被駆動用筒体11
と、トリムシリンダ10のピストン10aが当接する被
駆動部(図示せず)とが、それぞれ回転可能に取り付け
られている。そして、チルトシリンダ8およびトリムシ
リンダ10のピストン8a,10aが伸縮させられる
と、被駆動用筒体11および被駆動部が変位させられ、
スイベルブラケット3が回動するようになっている。
シリンダ8のピストン8aが当接する被駆動用筒体11
と、トリムシリンダ10のピストン10aが当接する被
駆動部(図示せず)とが、それぞれ回転可能に取り付け
られている。そして、チルトシリンダ8およびトリムシ
リンダ10のピストン8a,10aが伸縮させられる
と、被駆動用筒体11および被駆動部が変位させられ、
スイベルブラケット3が回動するようになっている。
【0020】このような構成により、スイベルブラケッ
ト3を上方に回動して船舶推進機1を持ち上げ、スイベ
ルブラケット3を下方に回動して船舶推進機1を水中の
所定高さに保持することができる。なお、トリムシリン
ダ10のピストン10aのストロークは短くなされ、チ
ルトシリンダ8のピストン8aのストロークは長くなさ
れている。そして、スイベルブラケット3を図1に示す
位置より20゜程度以内持ち上げる際に、トリムシリン
ダ10とチルトシリンダ8が両方とも駆動され、スイベ
ルブラケット3をそれ以上持ち上げる際には、チルトシ
リンダ8のみが駆動される。
ト3を上方に回動して船舶推進機1を持ち上げ、スイベ
ルブラケット3を下方に回動して船舶推進機1を水中の
所定高さに保持することができる。なお、トリムシリン
ダ10のピストン10aのストロークは短くなされ、チ
ルトシリンダ8のピストン8aのストロークは長くなさ
れている。そして、スイベルブラケット3を図1に示す
位置より20゜程度以内持ち上げる際に、トリムシリン
ダ10とチルトシリンダ8が両方とも駆動され、スイベ
ルブラケット3をそれ以上持ち上げる際には、チルトシ
リンダ8のみが駆動される。
【0021】図2および図3に示すように、シリンダユ
ニットUには、チルトシリンダ8およびトリムシリンダ
10,10を駆動する作動油を貯蔵するリザーバ12
と、作動油の供給・回収の動力源となるモータ13とが
取り付けられている。
ニットUには、チルトシリンダ8およびトリムシリンダ
10,10を駆動する作動油を貯蔵するリザーバ12
と、作動油の供給・回収の動力源となるモータ13とが
取り付けられている。
【0022】A−2.油圧回路の全体構成 図4は、実施形態に係る油圧回路を示す回路図である。
図において、符号14は、油圧ポンプを示す。この油圧
ポンプ14は、モータ13によって駆動されるギアポン
プであり、モータ13の正転・逆転により、矢印a,b
で示す二方向に送油可能になっている。符号15は上昇
時供給経路であり、ピストン8a,10a,10aを上
昇させる場合に、矢印aで示すように、油圧ポンプ14
がこの上昇時供給経路15側に作動油を吐出し、チルト
シリンダ8およびトリムシリンダ10,10の下室8
b,10b,10bに作動油を供給する。符号16は降
下時供給経路であり、ピストン8aを降下させる場合
に、矢印bで示すように、油圧ポンプ14がこの降下時
供給経路16側に作動油を吐出し、チルトシリンダ8の
上室8cに作動油を供給する。
図において、符号14は、油圧ポンプを示す。この油圧
ポンプ14は、モータ13によって駆動されるギアポン
プであり、モータ13の正転・逆転により、矢印a,b
で示す二方向に送油可能になっている。符号15は上昇
時供給経路であり、ピストン8a,10a,10aを上
昇させる場合に、矢印aで示すように、油圧ポンプ14
がこの上昇時供給経路15側に作動油を吐出し、チルト
シリンダ8およびトリムシリンダ10,10の下室8
b,10b,10bに作動油を供給する。符号16は降
下時供給経路であり、ピストン8aを降下させる場合
に、矢印bで示すように、油圧ポンプ14がこの降下時
供給経路16側に作動油を吐出し、チルトシリンダ8の
上室8cに作動油を供給する。
【0023】油圧ポンプ14の近傍にはシャットル弁装
置17が設けられている。シャットル弁装置17は、上
昇時供給経路15の途中に設けられたチェック弁30
と、降下時供給経路16の途中に設けられたチェック弁
31とを備えており、油圧ポンプ14の駆動時には、チ
ェック弁30,31が共にそれぞれ上昇時供給経路1
5、降下時供給経路16を開くようになっている。これ
により、油圧ポンプ14が上昇時供給経路15、降下時
供給経路16のいずれに作動油を吐出する場合であって
も、上昇時供給経路15、降下時供給経路16で作動油
の流動が確保されている。
置17が設けられている。シャットル弁装置17は、上
昇時供給経路15の途中に設けられたチェック弁30
と、降下時供給経路16の途中に設けられたチェック弁
31とを備えており、油圧ポンプ14の駆動時には、チ
ェック弁30,31が共にそれぞれ上昇時供給経路1
5、降下時供給経路16を開くようになっている。これ
により、油圧ポンプ14が上昇時供給経路15、降下時
供給経路16のいずれに作動油を吐出する場合であって
も、上昇時供給経路15、降下時供給経路16で作動油
の流動が確保されている。
【0024】そして、ピストン8aの上昇時には、上室
8cから降下時供給経路16を通じて作動油が油圧ポン
プ14に向けて流入する。また、ピストン8a,10
a,10aの降下時には、下室8b,10b,10bか
ら上昇時供給経路15を通じて作動油が油圧ポンプ14
に流入する。
8cから降下時供給経路16を通じて作動油が油圧ポン
プ14に向けて流入する。また、ピストン8a,10
a,10aの降下時には、下室8b,10b,10bか
ら上昇時供給経路15を通じて作動油が油圧ポンプ14
に流入する。
【0025】また、このシャットル弁装置17は、油圧
ポンプ14の非駆動時に、チェック弁30,31が共に
それぞれ上昇時供給経路15、降下時供給経路16を閉
じるようになっている。これにより、上昇時供給経路1
5、降下時供給経路16での作動油の流動が停止され、
ピストン8a,10a,10aがその位置に保持される
ようになっている。このシャットル弁装置17の詳細に
ついては後述する。また、このチルト装置では、船舶推
進機1をチルトシリンダ8でチルトアップした状態で、
スイベルブラケット3を機械的ロック手段でロックする
ことも可能になっている。
ポンプ14の非駆動時に、チェック弁30,31が共に
それぞれ上昇時供給経路15、降下時供給経路16を閉
じるようになっている。これにより、上昇時供給経路1
5、降下時供給経路16での作動油の流動が停止され、
ピストン8a,10a,10aがその位置に保持される
ようになっている。このシャットル弁装置17の詳細に
ついては後述する。また、このチルト装置では、船舶推
進機1をチルトシリンダ8でチルトアップした状態で、
スイベルブラケット3を機械的ロック手段でロックする
ことも可能になっている。
【0026】トリムシリンダ10,10の上室10c,
10cには、降下時回収経路18が接続されている。ピ
ストン8a,10a,10aを上昇させる時には、チル
トシリンダ8の上室8cから降下時供給経路16を通じ
て作動油が油圧ポンプ14に流入させられるだけでな
く、上室10c,10cから降下時回収経路18を通じ
て、リザーバ12aに作動油が流入させられる。符号1
9は、この際の作動油の流れを確保するチェック弁を示
す。
10cには、降下時回収経路18が接続されている。ピ
ストン8a,10a,10aを上昇させる時には、チル
トシリンダ8の上室8cから降下時供給経路16を通じ
て作動油が油圧ポンプ14に流入させられるだけでな
く、上室10c,10cから降下時回収経路18を通じ
て、リザーバ12aに作動油が流入させられる。符号1
9は、この際の作動油の流れを確保するチェック弁を示
す。
【0027】このように、ピストン8a,10a,10
aを上昇させる時には、降下時供給経路16には上室8
aだけからしか作動油が流入されないので、下室8b,
10b,10bに供給する作動油の流量を確保するた
め、リザーバ12aから、チェック弁20,21,22
を通じてポンプ14側に、作動油が供給されるようにな
っている。なお、降下時回収経路18からもチェック弁
21,22を通じて作動油が供給される。
aを上昇させる時には、降下時供給経路16には上室8
aだけからしか作動油が流入されないので、下室8b,
10b,10bに供給する作動油の流量を確保するた
め、リザーバ12aから、チェック弁20,21,22
を通じてポンプ14側に、作動油が供給されるようにな
っている。なお、降下時回収経路18からもチェック弁
21,22を通じて作動油が供給される。
【0028】船舶推進機1のトリムアップ時(前述した
20゜程度以内まで船舶推進機1を回動させる時)に
は、上昇時供給経路15へ作動油が供給され、ピストン
8a,10a,10aが上昇させられるが、さらに船舶
推進機1をチルトアップする時には、ピストン8aのみ
でスイベルブラケット3を上昇させ、ピストン10a,
10aが上昇限界で停止させられる。このため、トリム
アップからさらにチルトアップに移行する時には、トリ
ムシリンダ10,10の下室10b,10bへの作動油
の供給が不要となる。符号23は、この時に上昇時供給
経路15からリザーバ12bに作動油を逃がすチェック
弁を示す。
20゜程度以内まで船舶推進機1を回動させる時)に
は、上昇時供給経路15へ作動油が供給され、ピストン
8a,10a,10aが上昇させられるが、さらに船舶
推進機1をチルトアップする時には、ピストン8aのみ
でスイベルブラケット3を上昇させ、ピストン10a,
10aが上昇限界で停止させられる。このため、トリム
アップからさらにチルトアップに移行する時には、トリ
ムシリンダ10,10の下室10b,10bへの作動油
の供給が不要となる。符号23は、この時に上昇時供給
経路15からリザーバ12bに作動油を逃がすチェック
弁を示す。
【0029】また、ピストン8a,10a,10aを降
下させる時には、前記のように降下時供給経路16を通
じてチルトシリンダ8の上室8aにだけ作動油を供給す
るようにしている。そして、ピストン10a,10aに
ついては、船舶推進機1およびスイベルブラケット3の
荷重によって降下させる。ピストン8a,10a,10
aの降下に伴って下室8b,10b,10bから排出さ
れる作動油は上昇時供給経路15に流入する。このた
め、降下時供給経路16での流量よりも上昇時供給経路
15での流量が増大する。符号24は、この時の降下時
供給経路16にとって余計な作動油をリザーバ12aに
逃がすチェック弁を示す。
下させる時には、前記のように降下時供給経路16を通
じてチルトシリンダ8の上室8aにだけ作動油を供給す
るようにしている。そして、ピストン10a,10aに
ついては、船舶推進機1およびスイベルブラケット3の
荷重によって降下させる。ピストン8a,10a,10
aの降下に伴って下室8b,10b,10bから排出さ
れる作動油は上昇時供給経路15に流入する。このた
め、降下時供給経路16での流量よりも上昇時供給経路
15での流量が増大する。符号24は、この時の降下時
供給経路16にとって余計な作動油をリザーバ12aに
逃がすチェック弁を示す。
【0030】なお、符号25は、船外機を上下方向に回
転させるために、直接人力を加えて作動するマニュアル
弁を示す。また、チルトシリンダ8には、フロート8d
により衝撃緩和室8eが設けられており、ピストン8a
には、この衝撃緩和室8dと上室8cとの連通路が二つ
形成されている。これらの連通路には、チェック弁2
6,27がそれぞれ設けられており、船舶推進機1に衝
撃が加わった時に、チェック弁26,27が適宜開閉す
ることにより、その衝撃を緩和することができるように
なっている。なお、図4において、作動油を濾過するフ
ィルタを設ける位置には、符号Fが付けられている。
転させるために、直接人力を加えて作動するマニュアル
弁を示す。また、チルトシリンダ8には、フロート8d
により衝撃緩和室8eが設けられており、ピストン8a
には、この衝撃緩和室8dと上室8cとの連通路が二つ
形成されている。これらの連通路には、チェック弁2
6,27がそれぞれ設けられており、船舶推進機1に衝
撃が加わった時に、チェック弁26,27が適宜開閉す
ることにより、その衝撃を緩和することができるように
なっている。なお、図4において、作動油を濾過するフ
ィルタを設ける位置には、符号Fが付けられている。
【0031】A−3.シャットル弁装置17の構成 図5は、前記油圧回路に使用されるシャットル弁装置1
7の構造を示す断面図である。図中、符号15aは上昇
時供給経路15のポンプ側通路を示し、16aは降下時
供給経路16のポンプ側通路を示す(図4参照)。シリ
ンダユニットUには、往復空間32が形成されており、
この往復空間32の両端部は、ポンプ側通路15a,1
6aにそれぞれ連通している。往復空間32には、シャ
ットル弁体33が摺動可能に配置されている。シャット
ル弁体33の両端面には、それぞれロッド34,35が
突設されている。また、シャットル弁体33の外周に
は、オイルシール36が配設され、これにより往復空間
32は、上昇時供給室38と降下時供給室39に二分さ
れている。
7の構造を示す断面図である。図中、符号15aは上昇
時供給経路15のポンプ側通路を示し、16aは降下時
供給経路16のポンプ側通路を示す(図4参照)。シリ
ンダユニットUには、往復空間32が形成されており、
この往復空間32の両端部は、ポンプ側通路15a,1
6aにそれぞれ連通している。往復空間32には、シャ
ットル弁体33が摺動可能に配置されている。シャット
ル弁体33の両端面には、それぞれロッド34,35が
突設されている。また、シャットル弁体33の外周に
は、オイルシール36が配設され、これにより往復空間
32は、上昇時供給室38と降下時供給室39に二分さ
れている。
【0032】往復空間32の両側には、弁箱ユニット4
0,41が配置され、これらの弁箱ユニット40,41
には、それぞれチェック弁30,31が内蔵されてい
る。図6は、一方の弁箱ユニット41を拡大して示す。
なお、他方の弁箱ユニット40もこれと同じ構造であ
る。同図に示すように、弁箱ユニット41は、円筒状の
弁箱部42と、円筒状の蓋部43とを有する。
0,41が配置され、これらの弁箱ユニット40,41
には、それぞれチェック弁30,31が内蔵されてい
る。図6は、一方の弁箱ユニット41を拡大して示す。
なお、他方の弁箱ユニット40もこれと同じ構造であ
る。同図に示すように、弁箱ユニット41は、円筒状の
弁箱部42と、円筒状の蓋部43とを有する。
【0033】蓋部43の外周には、シリンダユニットU
(図5参照)に螺合するオネジ43aが螺刻されてお
り、これにより蓋部43はシリンダユニットUに固定さ
れている。また、蓋部43の外周には、オネジ43aに
隣接してオイルシール44が配設されており、これによ
り作動油の漏れが防止されている。蓋部43の一端面に
は、螺合時に蓋部43を回転させるスクリュードライバ
ーの先端を嵌め込む溝43bが刻設されている。また、
蓋部43の他端面には、環状突起45が突設されてい
る。
(図5参照)に螺合するオネジ43aが螺刻されてお
り、これにより蓋部43はシリンダユニットUに固定さ
れている。また、蓋部43の外周には、オネジ43aに
隣接してオイルシール44が配設されており、これによ
り作動油の漏れが防止されている。蓋部43の一端面に
は、螺合時に蓋部43を回転させるスクリュードライバ
ーの先端を嵌め込む溝43bが刻設されている。また、
蓋部43の他端面には、環状突起45が突設されてい
る。
【0034】弁箱部42には、チェック弁31が配置さ
れる弁配置室46が形成されている。この弁配置室46
には、蓋部43の環状突起45が圧入されており、これ
によって蓋部43と弁箱部42が一体化されている。弁
箱部42の一端面からは、この弁配置室46に連通する
貫通孔52が形成されている。貫通孔52は、図5に示
すシャットル弁体33のロッド35よりも大径になされ
ており、往復空間32の降下時供給室39に連通してい
る。なお、弁箱部42の貫通孔52側の端部42aの外
周には、オイルシール54が配置され、これにより作動
油の漏れが防止されている。
れる弁配置室46が形成されている。この弁配置室46
には、蓋部43の環状突起45が圧入されており、これ
によって蓋部43と弁箱部42が一体化されている。弁
箱部42の一端面からは、この弁配置室46に連通する
貫通孔52が形成されている。貫通孔52は、図5に示
すシャットル弁体33のロッド35よりも大径になされ
ており、往復空間32の降下時供給室39に連通してい
る。なお、弁箱部42の貫通孔52側の端部42aの外
周には、オイルシール54が配置され、これにより作動
油の漏れが防止されている。
【0035】弁配置室46の弁配置室46側の端部42
bの外壁には、貫通孔53が形成されている。この貫通
孔53は、降下時供給経路16の一部として、チルトシ
リンダ8の上室8cに連通されるものである。また、弁
箱ユニット40にあっては、貫通孔53は、上昇時供給
経路15の一部として、シリンダ8,10,10の下室
8b,10b,10bに連通されるものである。
bの外壁には、貫通孔53が形成されている。この貫通
孔53は、降下時供給経路16の一部として、チルトシ
リンダ8の上室8cに連通されるものである。また、弁
箱ユニット40にあっては、貫通孔53は、上昇時供給
経路15の一部として、シリンダ8,10,10の下室
8b,10b,10bに連通されるものである。
【0036】この端部42bは、端部42aや蓋部43
のオネジ43aよりも小径に形成されている。これによ
り、弁箱ユニット41には、端部42aと蓋部43とで
挟まれた環溝状の凹部55が設けられる。この凹部55
には、フィルタ56が嵌入されている。フィルタ56
は、多孔質金属、たとえばステンレス鋼を焼結したよう
な焼結合金によって、円筒状に形成されており、弁箱部
42の端部42bがこのフィルタ56に挿入されてい
る。これによって、フィルタ56は、貫通孔53を覆っ
ている。
のオネジ43aよりも小径に形成されている。これによ
り、弁箱ユニット41には、端部42aと蓋部43とで
挟まれた環溝状の凹部55が設けられる。この凹部55
には、フィルタ56が嵌入されている。フィルタ56
は、多孔質金属、たとえばステンレス鋼を焼結したよう
な焼結合金によって、円筒状に形成されており、弁箱部
42の端部42bがこのフィルタ56に挿入されてい
る。これによって、フィルタ56は、貫通孔53を覆っ
ている。
【0037】フィルタ56の一端には、内方に向けて環
状突起56aが形成されている。環状突起56aの内径
は、弁箱部42の端部42bの外径と同一であり、フィ
ルタ56の他の部分は、端部42bからは離間させら
れ、これにより両者の間にフィルタ56の周方向全体に
延在する空間57が設けられている。
状突起56aが形成されている。環状突起56aの内径
は、弁箱部42の端部42bの外径と同一であり、フィ
ルタ56の他の部分は、端部42bからは離間させら
れ、これにより両者の間にフィルタ56の周方向全体に
延在する空間57が設けられている。
【0038】また、フィルタ56は、端部42bの長さ
よりもわずかに短くなされており、フィルタ56の環状
突起56a側の端面と弁箱部42の端部42aとの間の
環状の隙間には、オイルシール58が配置され、これに
より作動油の漏れが防止されている。なお、オイルシー
ル44,54,58は、通常使用されるゴム製のリング
状のものである。
よりもわずかに短くなされており、フィルタ56の環状
突起56a側の端面と弁箱部42の端部42aとの間の
環状の隙間には、オイルシール58が配置され、これに
より作動油の漏れが防止されている。なお、オイルシー
ル44,54,58は、通常使用されるゴム製のリング
状のものである。
【0039】チェック弁31は、球体47と軸体48と
を一体化したものである。軸体48は、胴部49とこれ
より大径のフランジ部50とを有しており、胴部49
は、コイルバネ51内に挿入されている。このコイルバ
ネ51は環状突起45内に挿入されており、軸体48の
フランジ部50を常に貫通孔52側に付勢している。こ
れにより、チェック弁31の球体47は、貫通孔52側
から力を加えられない限り、貫通孔52を閉じるように
なっている。
を一体化したものである。軸体48は、胴部49とこれ
より大径のフランジ部50とを有しており、胴部49
は、コイルバネ51内に挿入されている。このコイルバ
ネ51は環状突起45内に挿入されており、軸体48の
フランジ部50を常に貫通孔52側に付勢している。こ
れにより、チェック弁31の球体47は、貫通孔52側
から力を加えられない限り、貫通孔52を閉じるように
なっている。
【0040】B. 実施形態の作用・効果 B−1.シャットル弁装置17の動作 このシャットル弁装置17の動作について説明する。油
圧ポンプ14が上昇時供給経路15側に作動油を吐出す
ると、まずポンプ側通路15aから上昇時供給室38に
作動油が流入し、降下時供給室39からはポンプ側通路
16aを経て油圧ポンプ14に流入する。これにより、
上昇時供給室38の内部圧力が上昇し、降下時供給室3
9の内部圧力が降下し、シャットル弁体33が往復空間
32の中央位置から降下時供給室39側に向けて移動す
る。したがって、弁箱ユニット41内のチェック弁31
がコイルバネ51に抗して貫通孔52から離れる。この
ようにして、降下時供給経路16側の作動油の流路が確
保される。また、上昇時供給室38の内部圧力が上昇す
ることから、これと同時に、弁箱ユニット40内のチェ
ック弁30もコイルバネ51に抗して貫通孔52から離
れる。このようにして、上昇時供給経路15側の作動油
の流路も確保される。したがって、上昇時供給経路15
および降下時供給経路16が両方とも開かれる。
圧ポンプ14が上昇時供給経路15側に作動油を吐出す
ると、まずポンプ側通路15aから上昇時供給室38に
作動油が流入し、降下時供給室39からはポンプ側通路
16aを経て油圧ポンプ14に流入する。これにより、
上昇時供給室38の内部圧力が上昇し、降下時供給室3
9の内部圧力が降下し、シャットル弁体33が往復空間
32の中央位置から降下時供給室39側に向けて移動す
る。したがって、弁箱ユニット41内のチェック弁31
がコイルバネ51に抗して貫通孔52から離れる。この
ようにして、降下時供給経路16側の作動油の流路が確
保される。また、上昇時供給室38の内部圧力が上昇す
ることから、これと同時に、弁箱ユニット40内のチェ
ック弁30もコイルバネ51に抗して貫通孔52から離
れる。このようにして、上昇時供給経路15側の作動油
の流路も確保される。したがって、上昇時供給経路15
および降下時供給経路16が両方とも開かれる。
【0041】一方、油圧ポンプ14が降下時供給経路1
6側に作動油を吐出すると、これとは逆の動作が起こ
り、やはり上昇時供給経路15および降下時供給経路1
6側の流路が確保される。
6側に作動油を吐出すると、これとは逆の動作が起こ
り、やはり上昇時供給経路15および降下時供給経路1
6側の流路が確保される。
【0042】そして、油圧ポンプ14の駆動を停止する
と、ポンプ側通路15a,16aを含め上昇時供給経路
15および降下時供給経路16の内部圧力が等しくな
り、作動油がチェック弁30,31を移動させようとす
る力が除去される。これにより、チェック弁30,31
は、コイルバネ51,51の付勢力により、貫通孔5
2,52を閉じる。このようにして、上昇時供給経路1
5および降下時供給経路16が両方とも閉じられる。
と、ポンプ側通路15a,16aを含め上昇時供給経路
15および降下時供給経路16の内部圧力が等しくな
り、作動油がチェック弁30,31を移動させようとす
る力が除去される。これにより、チェック弁30,31
は、コイルバネ51,51の付勢力により、貫通孔5
2,52を閉じる。このようにして、上昇時供給経路1
5および降下時供給経路16が両方とも閉じられる。
【0043】B−2.フィルタ56を設けたことによる
効果 本実施形態においては、各油圧経路15,16内におけ
る各チェック弁30,31の付近、かつ油圧ポンプ14
から各チェック弁30,31よりも遠方の位置に、フィ
ルタ56,56を取り付けている。このような位置にフ
ィルタ56,56を取り付けることにより、油圧ポンプ
14の駆動時、すなわち両方のチェック弁30,31が
油圧経路15,16を開いて、一方の油圧経路15また
は16から油圧シリンダ14に作動油が供給される時
に、他方の油圧経路16または15において、作動油中
の異物がフィルタ56に付着し、濾過された作動油がチ
ェック弁31または30を通過して油圧ポンプ14に流
入される。
効果 本実施形態においては、各油圧経路15,16内におけ
る各チェック弁30,31の付近、かつ油圧ポンプ14
から各チェック弁30,31よりも遠方の位置に、フィ
ルタ56,56を取り付けている。このような位置にフ
ィルタ56,56を取り付けることにより、油圧ポンプ
14の駆動時、すなわち両方のチェック弁30,31が
油圧経路15,16を開いて、一方の油圧経路15また
は16から油圧シリンダ14に作動油が供給される時
に、他方の油圧経路16または15において、作動油中
の異物がフィルタ56に付着し、濾過された作動油がチ
ェック弁31または30を通過して油圧ポンプ14に流
入される。
【0044】また、送油方向を切り替えた場合には、前
記の一方の油圧経路15または16において、作動油中
の異物がフィルタ56に付着し、濾過された作動油がチ
ェック弁30または31を通過して油圧ポンプ14に流
入し、他方の油圧経路16または15から油圧シリンダ
14に作動油が供給される。
記の一方の油圧経路15または16において、作動油中
の異物がフィルタ56に付着し、濾過された作動油がチ
ェック弁30または31を通過して油圧ポンプ14に流
入し、他方の油圧経路16または15から油圧シリンダ
14に作動油が供給される。
【0045】したがって、たとえ二つのフィルタ56,
56からチルトシリンダ8やトリムシリンダ10,10
側の油圧経路に異物が浮遊することがあっても、二つの
フィルタ56,56に挟まれたチェック弁30,31側
の区間(ポンプ側通路15a,16a)には、それらの
異物が侵入してこなくなり、この区間で異物の量が増大
するのが防止される。これにより、チェック弁30,3
1への異物の噛み込みが大幅に減少し、チルトシリンダ
8やトリムシリンダ10,10のピストン8a,10
a,10aおよびこれに支持された船舶推進機1の降下
が著しく抑制される。
56からチルトシリンダ8やトリムシリンダ10,10
側の油圧経路に異物が浮遊することがあっても、二つの
フィルタ56,56に挟まれたチェック弁30,31側
の区間(ポンプ側通路15a,16a)には、それらの
異物が侵入してこなくなり、この区間で異物の量が増大
するのが防止される。これにより、チェック弁30,3
1への異物の噛み込みが大幅に減少し、チルトシリンダ
8やトリムシリンダ10,10のピストン8a,10
a,10aおよびこれに支持された船舶推進機1の降下
が著しく抑制される。
【0046】また、本実施形態においては、フィルタ5
6を多孔質金属により形成している。これにより、メッ
シュのフィルタよりも強度を大きくすることができ、た
とえば硬い異物によるフィルタの損傷を回避することが
できる。
6を多孔質金属により形成している。これにより、メッ
シュのフィルタよりも強度を大きくすることができ、た
とえば硬い異物によるフィルタの損傷を回避することが
できる。
【0047】また、フィルタ56は、筒状に形成され、
チェック弁30,31の弁箱ユニット40,41の外壁
に設けられた凹部55に嵌入される。これにより、フィ
ルタ56の着脱が非常に容易になる。さらに、フィルタ
56の環状突起56a側の端面と弁箱部42の端部42
aとの間の環状の隙間にゴム製のオイルシール58が配
設されている。このようにオイルシール58を配設する
ことにより、外壁の凹部55に合せて極めて正確な長さ
にフィルタ56を形成する必要がない。したがって、フ
ィルタ56の製作を容易にすることができ、製作費用も
少なくて済む。また、オイルシール58を配設するため
に、フィルタ56の長さを外壁の凹部55の長さよりも
小さくすることになるから、フィルタ56が弁箱ユニッ
ト40,41の外壁により長さ方向に圧縮される力が低
減され、座屈するのを防止することが可能である。
チェック弁30,31の弁箱ユニット40,41の外壁
に設けられた凹部55に嵌入される。これにより、フィ
ルタ56の着脱が非常に容易になる。さらに、フィルタ
56の環状突起56a側の端面と弁箱部42の端部42
aとの間の環状の隙間にゴム製のオイルシール58が配
設されている。このようにオイルシール58を配設する
ことにより、外壁の凹部55に合せて極めて正確な長さ
にフィルタ56を形成する必要がない。したがって、フ
ィルタ56の製作を容易にすることができ、製作費用も
少なくて済む。また、オイルシール58を配設するため
に、フィルタ56の長さを外壁の凹部55の長さよりも
小さくすることになるから、フィルタ56が弁箱ユニッ
ト40,41の外壁により長さ方向に圧縮される力が低
減され、座屈するのを防止することが可能である。
【0048】また、本実施形態では、フィルタ56の環
状突起56a以外の部分は、弁箱部42の端部42bか
らは離間させられ、これにより両者の間に空間57が設
けられている。この空間57は、フィルタ56の周方向
全体にわたって延在する。したがって、チルトシリンダ
8またはトリムシリンダ10,10側の経路15または
16から、フィルタ56を通過して濾過された作動油
は、一旦空間57内に流動し、それから弁箱部42の端
部42bに形成された貫通孔53に流入するようになっ
ている。ここで、前記のように、フィルタ56を多孔質
金属により形成し、強度を大きくしたことにより、フィ
ルタ56に異物が付着してある程度目詰まりを起こした
状態になったとしても、作動油の流動に伴う圧力により
フィルタ56が撓んでフィルタ56と弁箱部42の端部
42bとが密着してしまうのが抑制される。
状突起56a以外の部分は、弁箱部42の端部42bか
らは離間させられ、これにより両者の間に空間57が設
けられている。この空間57は、フィルタ56の周方向
全体にわたって延在する。したがって、チルトシリンダ
8またはトリムシリンダ10,10側の経路15または
16から、フィルタ56を通過して濾過された作動油
は、一旦空間57内に流動し、それから弁箱部42の端
部42bに形成された貫通孔53に流入するようになっ
ている。ここで、前記のように、フィルタ56を多孔質
金属により形成し、強度を大きくしたことにより、フィ
ルタ56に異物が付着してある程度目詰まりを起こした
状態になったとしても、作動油の流動に伴う圧力により
フィルタ56が撓んでフィルタ56と弁箱部42の端部
42bとが密着してしまうのが抑制される。
【0049】このため、フィルタ56に異物が付着して
ある程度目詰まりを起こした状態でも、フィルタ56の
目詰まりを起こしていない部分を通じて、作動油は、一
旦空間57内に流動し、それから弁箱部42の端部42
bに形成された貫通孔53に流入することが可能であ
る。したがって、フィルタ56が上昇時供給経路15お
よび降下時供給経路16における作動油の流動性を阻害
するのを著しく低減することが可能である。
ある程度目詰まりを起こした状態でも、フィルタ56の
目詰まりを起こしていない部分を通じて、作動油は、一
旦空間57内に流動し、それから弁箱部42の端部42
bに形成された貫通孔53に流入することが可能であ
る。したがって、フィルタ56が上昇時供給経路15お
よび降下時供給経路16における作動油の流動性を阻害
するのを著しく低減することが可能である。
【0050】
【発明の効果】以上説明したように、本発明にあって
は、弁への異物の噛み込みが大幅に減少し、油圧シリン
ダのピストンおよびこれに支持された船舶推進機の降下
が著しく抑制される。
は、弁への異物の噛み込みが大幅に減少し、油圧シリン
ダのピストンおよびこれに支持された船舶推進機の降下
が著しく抑制される。
【図1】本発明の一実施形態に係る船舶推進機とチルト
装置を示す側面図である。
装置を示す側面図である。
【図2】図1のII-II線矢視図である。
【図3】図2のIII-III矢視図である。
【図4】実施形態に係る油圧回路を示す回路図である。
【図5】同油圧回路に使用されるシャットル弁装置17
の構造を示す断面図である。
の構造を示す断面図である。
【図6】シャットル弁装置17の部分拡大断面図であ
る。
る。
U シリンダユニット、 1 船舶推進機、 3 スイベルブラケット、 4 クランプブラケット、 8 チルトシリンダ(油圧シリンダ)、 8a ピストン、 14 油圧ポンプ、 15 上昇時供給経路(油圧経路)、 16 降下時供給経路(油圧経路)、 15a,16a ポンプ側通路、 17 シャットル弁装置、 30,31 チェック弁、 40,41 弁箱ユニット、 42 弁箱部、 55 凹部、 56 フィルタ、 58 オイルシール
Claims (6)
- 【請求項1】 送油方向を切替可能な油圧ポンプと、 前記油圧ポンプに接続された二つの油圧経路と、 船舶推進機を支持するピストンを有しており、前記二つ
の油圧経路に接続され、前記油圧ポンプにより供給され
る作動油によって前記ピストンの往復動作が行われる油
圧シリンダと、 前記各油圧経路にそれぞれ配置され、前記油圧ポンプの
駆動時に、前記各油圧経路を開くようになされた二つの
弁とを備え、前記油圧ポンプの非駆動時に、前記各油圧
経路を閉じ、前記油圧シリンダのピストンの位置を保持
するようにした船舶推進機のチルト装置用油圧回路にお
いて、 前記油圧経路のいずれかにフィルタを取り付けたことを
特徴とする船舶推進機のチルト装置用油圧回路。 - 【請求項2】 前記油圧経路における前記各弁の付近に
フィルタを取り付けたことを特徴とする請求項1に記載
の船舶推進機のチルト装置用油圧回路。 - 【請求項3】 前記各油圧経路における各弁の付近にフ
ィルタを取り付けたことを特徴とする請求項2に記載の
船舶推進機のチルト装置用油圧回路。 - 【請求項4】 前記フィルタを多孔質金属により筒状に
形成し、前記弁の弁箱の外壁に設けられた凹部に嵌入し
たことを特徴とする請求項2または3に記載の船舶推進
機のチルト装置用油圧回路。 - 【請求項5】 前記外壁と前記フィルタの端面との間の
環状の隙間にゴム製のシールを配設したことを特徴とす
る請求項4に記載の船舶推進機のチルト装置用油圧回
路。 - 【請求項6】 前記弁箱の前記凹部におけるフィルタに
囲まれた壁部と、前記フィルタとの間には、前記フィル
タの周方向全体に延在する空間が設けられていることを
特徴とする請求項5に記載の船舶推進機のチルト装置用
油圧回路。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7232550A JPH0976996A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 船舶推進機のチルト装置用油圧回路 |
| US08/713,513 US5816872A (en) | 1995-09-11 | 1996-09-11 | Hydraulic trim control |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7232550A JPH0976996A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 船舶推進機のチルト装置用油圧回路 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0976996A true JPH0976996A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=16941089
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7232550A Pending JPH0976996A (ja) | 1995-09-11 | 1995-09-11 | 船舶推進機のチルト装置用油圧回路 |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5816872A (ja) |
| JP (1) | JPH0976996A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105936333A (zh) * | 2015-03-05 | 2016-09-14 | 株式会社昭和 | 泵装置和船推进机器 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP3957113B2 (ja) * | 1998-08-28 | 2007-08-15 | ヤマハモーターパワープロダクツ株式会社 | 船舶用推進機の油圧パワーチルト・トリム装置 |
| JP4033711B2 (ja) * | 2002-05-22 | 2008-01-16 | ヤマハマリン株式会社 | 船外機のパワーチルト・トリム装置 |
| US7979404B2 (en) * | 2004-09-17 | 2011-07-12 | Quest Software, Inc. | Extracting data changes and storing data history to allow for instantaneous access to and reconstruction of any point-in-time data |
| CN103562563A (zh) * | 2011-04-21 | 2014-02-05 | 埃克特温特股份有限公司 | 同步提升设备 |
| ZA201502677B (en) | 2014-04-24 | 2015-12-23 | Harnischfeger Tech Inc | Mining shovel with bushings at pin locations |
| WO2019030354A1 (en) * | 2017-08-11 | 2019-02-14 | Eaton Intelligent Power Limited | COLLECTOR HAVING A LOADED PILOT STOP VALVE AND A PURGE VALVE |
| JP2022118606A (ja) * | 2021-02-02 | 2022-08-15 | 日立Astemo株式会社 | 弁装置、ポンプ装置、トリム・チルト装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4605377A (en) * | 1984-06-21 | 1986-08-12 | Outboard Marine Corporation | Manual lift means for marine propulsion device |
| US5069420A (en) * | 1990-02-08 | 1991-12-03 | Applied Power Inc. | Proportional pressure control valve |
-
1995
- 1995-09-11 JP JP7232550A patent/JPH0976996A/ja active Pending
-
1996
- 1996-09-11 US US08/713,513 patent/US5816872A/en not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN105936333A (zh) * | 2015-03-05 | 2016-09-14 | 株式会社昭和 | 泵装置和船推进机器 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| US5816872A (en) | 1998-10-06 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040216 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040330 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
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|
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20040803 |