JPH0977982A - 新規な5環式化合物および吸収染料または蛍光染料としてのそれらの使用 - Google Patents

新規な5環式化合物および吸収染料または蛍光染料としてのそれらの使用

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JPH0977982A
JPH0977982A JP8057951A JP5795196A JPH0977982A JP H0977982 A JPH0977982 A JP H0977982A JP 8057951 A JP8057951 A JP 8057951A JP 5795196 A JP5795196 A JP 5795196A JP H0977982 A JPH0977982 A JP H0977982A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【構成】 一般式(Ib)を有する5環式誘導体、並びにR
1 、R7 および/またはR13の少なくとも一つで活性化
されたその誘導体。 [式中、R1 およびR13は水素、アルキル、ポリオキシ
ヒドロカルビル単位、フェニル、フェニルアルキルを表
し、R7 はハロゲンにより置換されたアルキル基または
フェニル基を表し;破線によりマークされた二つの結合
は、破線によりマークされた結合により結合された二つ
の炭素原子が単結合または二重結合により一緒に結合し
得ることを意味し、残基R2〜R6、R8〜R12、R14およびR
15は水素または1〜20個の炭素原子を有する、非置換の
もしくは置換されたアルキル基を表し、X- は対イオン
である]。 【効果】 本発明の化合物は吸収染料または蛍光染料、
特にハプテン/抗体/タンパク質複合体のマーカー、レ
ーザー染料およびソーラーコレクター用の吸収媒体とし
て使用し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はローダミンと同様の構造
を有する新規な5環式化合物並びに吸収染料特に蛍光染
料としてのそれらの使用に関する。
【0002】
【従来の技術】適当な反応性基を有する親水性誘導体の
ように、マーカー(標識物質)として使用し得る多数の
ローダミン誘導体が知られている。例えば、テトラメチ
ルカルボキシローダミンまたはカルボキシローダミン10
1(RHODOS) のN-ヒドロキシスクシンイミドエステルをア
ミノ基を含むタンパク質またはハプテンと反応させた後
に、例えば、診断系に使用し得るように標識されている
化合物が得られる。
【0003】このようなハプテン−蛍光複合体(HFC) の
例が欧州特許出願第285179号明細書に記載されている。
しかしながら、そこに記載された化合物は600nm より小
さい波長で吸収最大を有する。600nm より大きい波長で
吸収最大を有するほんの少数のローダミン、例えば、ロ
ーダミン700/800 が知られている。これらの化合物の複
合体の製造は記載されていなかった。
【0004】原則として、例えば、レーザーダイオード
(670/760nm) または安価なレーザー(He/Ne:633nm) の如
き診断系用の安価な光源を使用できることが適当であ
る。しかしながら、これらの光源は、例えば、ハプテン
−蛍光複合体に使用される600nm より小さい波長で吸収
最大を有する従来知られているローダミン化合物には使
用できない。
【0005】また、分析物の濃度に応じて、蛍光ラテッ
クスとハプテン−蛍光複合体の組み合わせが診断用途に
使用される。また、このような組み合わせは、安価な光
源が使用し得る上記の好ましい波長領域について従来記
載されていなかった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】それ故、本発明の目的
は、最大吸収が600nm より大きく、好ましくは630nm よ
り大きい波長領域にあり、そして上記のレーザーダイオ
ードまたは安価なレーザーの如き安価な光源を使用する
ことがまた可能であるようなハプテン−蛍光複合体およ
び/または蛍光ラテックスを製造するのに使用し得るロ
ーダミンに似た構造を有する新規な5環式化合物を提供
することである。この目的は本発明により達成される。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は一般式Ia、Ibお
よびIcを有する5環式誘導体、並びに残基R1 、R7
よび/またはR13の少なくとも一つで活性化されたそれ
らの誘導体に関する。
【0008】
【化2】
【0009】[式中、R1 およびR13は同じであるか、
または異なり、水素、1〜20個、好ましくは1〜7個の
炭素原子を有するアルキル、ポリオキシヒドロカルビル
単位、フェニル、アルキル鎖中に1〜3個の炭素原子を
有するフェニルアルキルを表し、その際アルキル残基お
よび/またはフェニル残基は1個または数個のヒドロキ
シ基、ハロゲン基、スルホ基、カルボキシ基またはアル
コキシカルボニル基(アルコキシは1〜4個の炭素原子
を有することができる)により置換されていてもよく;
7 は少なくとも1個のハロゲンにより置換された1〜
20個、好ましくは1〜7個の炭素原子を有するアルキル
基を表し、または5環式環系に結合された炭素原子に対
しo-位に配置されたカルボキシ基もしくはアルコキシカ
ルボニル基によりおよび少なくとも1個のハロゲンによ
り置換されているフェニル基(アルコキシは1〜4個の
炭素原子を有することができる)、またはカルボキシア
ルキル基もしくはカルボキシメチレン−オキシ−アルキ
ルオキシ基を表し;破線によりマークされた一般式(Ia)
および(Ib)の二つの結合は、それが結合する二つの炭素
原子が単結合または二重結合(二重結合が好ましい)に
より一緒に結合し得ることを意味し、そしてX- は対イ
オンであり;残基R14およびR15は同じであるか、または
異なり、所望の置換基を表す] 本発明の(Ib)の化合物の好ましい実施態様は、請求項2
〜8の主題である。
【0010】本発明の意味内で“ポリオキシヒドロカル
ビル単位" という用語は、エーテル結合により一緒に結
合されているポリマーまたはオリゴマーの有機残基と理
解されるべきである。この用語は、特にポリエーテル、
ポリオール、可溶性炭水化物およびこれらの誘導体また
は水溶性ポリマーと理解される。全体の化合物が 800〜
1200、好ましくは約1000であるようなサイズを有するポ
リオキシエチレン基が特に好ましい。R1 および/また
はR13の意味中の前記のポリオキシエチレン基は溶解性
を改良し、タンパク質への化合物の非特異的結合を減少
し、そして二量化を防止する。
【0011】R7 に関する“カルボキシアルキル基" と
いう用語は、特に、0〜10のアルキレン鎖長を有するカ
ルボキシアルキル基と理解され、それによりこの場合、
7は、そのアルキル鎖長が0である時にはカルボン酸
基を表す。カルボキシメチレン−オキシ−アルキルオキ
シ基の場合、アルキルは1〜10個の炭素原子を有するこ
とが好ましく、1〜4個の炭素原子を有することが特に
好ましい。
【0012】また、式Iaおよび/またはIbの破線結合の
一つまたは両方が二重結合であることを特徴とする化合
物が好ましい。破線によりマークされた式(Ia)の位置に
おける一つまたは二つの二重結合のこの導入は、驚くこ
とに、更に長い波長への顕著なシフトをもたらす。所望
の置換基は、R14およびR15で表された式中の環位置およ
び特別な記号でマークされていない位置に配置されてい
てもよく、そしてこれらはまた場合により一緒に結合さ
れていてもよく、水素または、1〜20個、特に1〜7個
の炭素原子を有する、所望により置換されたアルキルで
あることが好ましい。
【0013】式(Ia)を有する化合物において、置換基R
1 およびR13は位置R15またはR14の置換基と橋かけされ
ていないことが好ましい。これは、特にR7 がハロゲン
で置換されたアルキル残基である場合に量子効率の驚く
べき増加をもたらす。1〜7個の炭素原子を有するアル
キル基は分枝鎖または直鎖であってもよい。それは1〜
4個の炭素原子を有することが好ましく、特に、例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチ
ル、イソブチルまたはtert.-ブチルであることが好まし
い。
【0014】R7 のアルコキシカルボニル基中のアルコ
キシ基は1個または2個の炭素原子を有することが好ま
しい。アルキル基がR7 の意味を表す場合、それは特に
1〜3個の炭素原子を有し、そしてR1 およびR13とは
別のその他の残基に関して1個または2個の炭素原子を
有することが好ましい。
【0015】1〜3個の炭素原子を有するフェニルアル
キル基は特にフェネチル基またはベンジル基である。式
(Ia)および(Ib)を有する本発明の化合物において、残基
1 、R7 および/またはR13の少なくとも一つ、特に
残基R7 は活性化された誘導体の形態で存在する。この
ような活性化された誘導体は特にカルボン酸基またはス
ルホン酸基から誘導され、そして例えば、酸エステル、
酸ハライド、好ましくはブロミド、そして特にクロリド
またはN-ヒドロキシ- スクシンイミドエステルである。
【0016】R1 および/またはR13は、例えば、水
素、1〜4個の炭素原子を有するアルキル(これは、所
望により、ヒドロキシ、ハロゲン、カルボキシ、アルコ
キシカルボニルまたはスルホにより置換されている)で
あることが好ましく、またはそれらはポリオキシヒドロ
カルビル単位、好ましくはポリエーテル、ポリオール、
可溶性炭水化物およびこれらの誘導体(例えば、アミノ
基または酸基により置換された炭水化物)、または水溶
性ポリマーまたはベンジルである。R7 は1〜3個の炭
素原子を有するペルハロゲン化アルキル基またはo-カル
ボキシもしくはo-アルコキシカルボニルテトラハロフェ
ニル基(アルコキシは上記の意味を有する)であること
が好ましく、ペルハロゲン化アルキル基またはテトラハ
ロゲン化されたo-カルボキシもしくはo-アルコキシカル
ボニル−フェニル基中のハロゲンはヨウ素、臭素、特に
塩素および好ましくはフッ素を表す。ペルフッ素化アル
キル基は、例えば、トリフルオロメチルまたはヘプタフ
ルオロプロピルである。R7の意味内の同様に好ましい
カルボキシフェニル基において、そのカルボキシ基は5
環式環系に結合された炭素原子に対してo-位にある。少
なくとも1個または数個のハロゲン原子の導入は、それ
により驚くことに、ハロゲンで置換されていない既知化
合物(欧州特許出願第0285179 号) に比べて長波長への
シフトをもたらす。
【0017】電荷中和に適し、そしてカチオン性主鎖と
適合性であるイオンが対イオンとして使用し得る。過塩
素酸イオンが使用されることが好ましく、またはその対
イオンは残基の一つのカルボキシ基またはスルホ基から
誘導されてもよい。残基の選択および組み合わせの他
に、好適な対イオンの選択が、意図された用途目的に応
じて親油性の所望の程度を最適にする。長い親油性残
基、例えば、R7 の意味におけるトリフルオロメチル残
基に代えてヘプタフルオロプロピル残基および/または
長い分枝アルキル残基および/または特に残基R1 およ
びR13の意味におけるアリール残基の導入の他に、例え
ば、特別なアニオン交換により、例えば、過塩素酸イオ
ンをヘプタフルオロブチレートにより置換することによ
り親油性を更に増大することが可能である。
【0018】R1 およびR13の意味における特に好まし
い置換基の例は、水素、メチル、エチル、3-スルホプロ
ピル、4-スルホブチル、3-カルボキシプロピル、4-カル
ボキシブチル、3-メトキシカルボニルプロピル、3-エト
キシカルボニルプロピル、メトキシ−エトキシ−エチ
ル、ヒドロキシ−エトキシ−エチル、ベンジルである。
親水性マーカーとしての使用のために、残基R1 および
R13が異なり、そして例えば、3-カルボキシプロピル基
または4-カルボキシブチル基(R1)および3-スルホプロ
ピル基または4-スルホブチル基(R13) を表す非対称に置
換された生成物を使用することが適当なことがある。
【0019】残基R7 に好ましい例は、トリフルオロメ
チル、ペンタフルオロエチル、ヘプタフルオロプロピ
ル、3,4,5,6-ハロ-2- カルボキシフェニルまたはエトキ
シカルボニルフェニル(ハロは臭素、ヨウ素および特に
塩素またはフッ素である)、またはカルボキシエチルで
ある。式(Ia)、(Ib)または(Ic)を有する本発明の特に好
ましい化合物は、以下に示された化合物(1) 〜(24)であ
る。これらの化合物に関して、吸収最大(λA ) 、蛍光
最大(λF ) および蛍光量子効率(Q) が記載される。特
にことわらない限り、その詳細は20℃における溶媒とし
てのわずかに酸性にされたエタノールに関するものであ
る。
【0020】
【化3】
【0021】
【化4】
【0022】
【化5】
【0023】
【化6】
【0024】
【化7】
【0025】
【化8】
【0026】R7 がハロゲン化されたo-カルボキシまた
はアルコキシカルボニル−フェニルを表す本発明の化合
物(Ia)および(Ib)に関して、本発明の新規化合物はロー
ダミンの通常の合成方法で2モルの適当な3-アミノフェ
ノール誘導体(例えば、N-エチル-7- ヒドロキシ-2,2,4
- トリメチル-1,2,3,4- テトラヒドロキノリンの誘導
体) を1モルの適当な酸無水物(例えば、無水フタル酸
誘導体)と縮合することにより生成し得る(例えば、
“Rompps' Chemie Lexikon", 8th Edition, 3580頁を参
照のこと) 。初期の化合物は知られており、または既知
の方法で得られてもよい。
【0027】R7 がハロゲンにより置換されたアルキル
基、例えばCF3 を表す本発明の化合物は、例えば、ロー
ダミン700 に関して記載された方法に従って生成し得る
(N.F.Haley, J.Heterocyclic Chemistry,14, 683(197
7) を参照のこと) 。驚くことに、R7 がハロゲンアル
キルを表す本発明の化合物は、相当するアミノフェニル
−アルキルエーテルを下記の一般反応式に従ってそれぞ
れのハロゲン酸無水物と反応させることにより良好な収
率で合成することが可能である。
【0028】
【化9】
【0029】これに従って、適当なアミノフェニル−ア
ルキルエーテルが不活性条件、例えば、窒素雰囲気下
で、ハロゲン酸無水物とともに室温でインキュベートさ
れ、続いて高温(好ましくは約100 ℃) で濃厚な酸(好
ましくは約70%の硫酸) で再処理される。式(Ic)の化合
物は、相当するジフェノールをそれぞれの酸無水物と反
応させることにより得ることができる。従来技術(T.F.
J-ohnston,R.H.Brady,W.Proffitt,Appl.Optics.21(13),
2307(1982)を参照のこと) により知られているローダミ
ン700 は、約20%の量子効率で643nm の吸収最大を有す
る。この化合物は、式(Ia)の残基R13およびR14並びにR
1 およびR15が橋かけされている点で本発明の化合物と
は異なる。この架橋が不在である本発明の式(Ia)の新規
化合物の場合には波長が長波長領域にシフトされない
が、量子効率が驚くことに50%(例えば、化合物18を参
照のこと) 〜70%(化合物6を参照のこと)の値に増大
する。1個または2個の二重結合の導入は長波長領域へ
のシフトをもたらす。驚くことに、π系を拡大すること
の結果として通常予想されるように、量子効率がそれに
より実質的に減少されない。
【0030】こうして、本発明の化合物は、それらの分
光学的性質(600nm 以上の範囲における吸収最大および
600 〜700nm の蛍光;良好な量子効率)のために、吸収
染料および特に蛍光染料(これはハプテン/タンパク質
複合体および抗体/タンパク質複合体に使用し得る)並
びに染色性ラテックス(蛍光ラテックス)に特に適して
いる新規化合物を提供する。それらの性質の結果とし
て、本発明の化合物はレーザー染料としての使用に適し
ており、またソーラーコレクター用の吸収媒体として非
常に良く適している。
【0031】置換基R7 は、電子を吸引する置換基、例
えば、ハロゲン化カルボキシフェニル残基およびペルフ
ッ素化アルキル残基を有し、これらは驚くことに600nm
付近または時々実質的にそれより大きい吸収波長を有す
る染料を得るのに使用し得る。二重結合の付加的な導入
は同じ効果を有し、そしてそれを更に増幅し得る。カル
ボキシフェニル残基R7 のハロゲン化は、例えば、長波
長への約30nmのシフト(558nmから少なくとも591nm へ)
をもたらすだけでなく、約10%の量子効率の増加をもた
らす。次に1個または2個の二重結合の導入は更に長波
長へのシフトをもたらす。
【0032】加えて、本発明の化合物は、適当な誘導体
化によりカップリングできる活性形態で得ることができ
る。こうして、本発明によれば、本発明の範囲内の適当
な置換基の選択および組み合わせにより、用途目的に応
じて、親水性または親油性が優勢であり、そして600nm
以上の広い波長範囲で使用し得る吸収染料および蛍光染
料を提供することが可能である。更にまた、本発明の新
規化合物は大幅に改良された量子効率を有し、これが感
度のかなりの増加をもたらす。
【0033】ハプテン/抗体/タンパク質複合体に使用
される場合、染料が易水溶性であることが有利である。
それ故、この目的のために、R1 およびR13ができるだ
け親水性である一般式(Ia)または(Ib)の化合物を使用す
ることが好ましい。これらの化合物は、例えば、カルボ
キシル基だけでなくスルホン酸基を含み、そして残基R
1 およびR13が異なる非対称に置換された生成物である
ことが好ましい。複合体へのカップリングは、残基
1 、R7 および/またはR13、そして特にN-ヒドロキ
シスクシンイミド基により行われることが好ましい。
【0034】蛍光染料とハプテン、例えば、テオフィリ
ン、ジゴキシン、T3、T4または抗体のようなタンパク質
の複合体は、例えば、特に蛍光イムノアッセイ用の診断
系に使用するのに適する。新規化合物の更に別の用途
は、染色ラテックスにおけるそれらの使用である。ラテ
ックスは適当な染料をこれらの粒子に吸着により組み込
むことにより染色されることが好ましく、そしてこれは
染料として作用する化合物が充分に親油性であることを
必要とする。そのために充分な親油性は、特に、できる
だけ親油性であるべきである適当な置換基R7 の選択に
より得られる。こうして、例えば、式(Ia)または(Ib)の
化合物の親油性の特性は、例えば、トリフルオロメチル
を長いヘプタフルオロプロピル残基により置換すること
により、または長い分枝アルキル残基そしてまたアリー
ル置換基の使用により、R7 の意味における長い親油性
残基を導入することにより増大し得る。残基R7 として
3,4,5,6-テトラハロ-2-カルボキシフェニル置換基(ハ
ロは塩素であることが好ましい)を含むローダミン構造
を有する式(Ia)および(Ib)の化合物がまた特に好適であ
る。それにより染色されたラテックス粒子は、通常の方
法を使用してタンパク質で被覆でき、そして診断系に使
用される。
【0035】ハプテン/抗体/タンパク質複合体に使用
するための本発明の水溶性染料の典型例は、例えば、上
記の化合物(7) 、(9) および特に(11)である。ラテック
スに導入するのに非常に好適である本発明の化合物の例
は、例えば、上記の化合物(1) 、(3) 、(4) 、(5) 、(1
2)および(18)である。励起波長は、置換基の適当な選択
および組み合わせにより、その用途に意図されている光
源につき最適化され、精密に調和し得る。
【0036】それ故、本発明はまた吸収染料または蛍光
染料として、染料レーザーにおける励起および発光媒体
としての本発明の化合物の使用、そして特に診断系にお
けるそれらの使用;および特に診断系におけるハプテン
/抗体/タンパク質複合体のためのそれらの使用に関す
る。特に診断系におけるハプテン/抗体/タンパク質複
合体のためのマーカーとして使用される場合、残基R1
およびR13が、それらができるだけ親水性であるように
選ばれる式(Ia)および/または(Ib)の化合物が使用され
ることが好ましい。複合体へのカップリングは残基
1 、R7 および/またはR13により、好ましくはN-ヒ
ドロキシスクシンイミド基により行われることが好まし
い。
【0037】本発明の化合物の更に別の使用はラテック
スを染色することであり、それにより、残基R7 ができ
るだけ親油性である式(Ia)および/または(Ib)の化合物
が使用されることが好ましい。このようなラテックスは
診断用途に非常に適しているので、本発明はまた診断に
おけるこのようなラテックスの使用に関する。また、更
に別の主題は、ソーラーコレクター用の吸収媒体として
の本発明の化合物の使用である。
【0038】更に、本発明は、第一の免疫結合可能な物
質の測定のための方法に関するものであり、この方法
は、本発明の化合物と第二の免疫結合可能な物質(これ
は第一の物質と同じであってもよく、また異なっていて
もよい)の複合体が使用され、そして第一の物質に特異
的である免疫結合反応により生じた本発明の化合物の吸
収または蛍光の変化が試料中に存在する測定すべき物質
の量の目安として測定されることを特徴とする。
【0039】
【実施例】以下の実施例は本発明を更に詳しく説明する
ことを目的としており、本発明をそれに限定するもので
はない。 実施例17-メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2,3,4- テトラヒドロ
キノリン 7-メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒドロキノリン
(A.Rosowsky およびE.J.Modest,J.Org.Chem.30(1965)18
32に従って生成した)30g(0.147モル) をメタノール100
mlに溶解し、活性炭に担持されたパラジウム(10 %)2.5
g と混合する。その物質を室温で70バールの水素の圧力
で12時間にわたって水素化する。反応を完結した後、触
媒を濾過により除去し、溶媒をロータリー・エバポレー
ター中で除去する。生成物がワックス状の淡緑色の生成
物の形態で結晶化する。収率95%。 薄層クロマトグラフィー:シリカゲル/クロロホルム+
2%エタノール −NMR データ:CDCl3 中 δ=1.2ppm 2-CH3 一重線 δ=1.5ppm -CH3+-CH2- 多重線 δ=2.8ppm -C4-H 多重線 δ=3.6ppm -NH- 一重線 δ=3.7ppm -0CH3 一重線 δ=6.1ppm C8-H 二重線 δ=6.3ppm C6-H 四重線 δ=7.1ppm C5-H 二重線 δ=7.24ppm CHCl3 実施例2N-エチル- 7-メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒド
ロキノリン 7-メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒドロキノリン
(A.Rosowsky およびE.J.Modest, 上記の文献に従って生
成した)10g(0.049モル) を無水アセトニトリル100 mlに
溶解し、無水炭酸カリウム13.1g(0.1 モル) およびヨウ
化エチル9.3g(0.06 モル) と共に18時間にわたって還流
下で沸騰させる。冷却した反応混合物を続いて濾過し、
溶媒を蒸留して除く。粗生成物は淡緑色の油である。収
率80%。 薄層クロマトグラフィー:シリカゲル/塩化メチレン −NMR データ:CDCl3 中 δ=1.3ppm 2-CH3 +-CH3(エチル基) 多重線 δ=1.95ppm ビニル-CH3 一重線 δ=3.7ppm -OCH3 一重線 δ=4.3ppm -CH2-(エチル基) 四重線 δ=5.15ppm ビニル-H 一重線 δ=6.2ppm C8-H+C6-H 多重線 δ=6.95ppm C5-H 二重線 δ=7.24ppm CHCl3 実施例3N-エチル- 7-ヒドロキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒ
ドロキノリン 実施例2に従って生成したN-エチル- 7-メトキシ-2,2,4
- トリメチル-1,2- ジヒドロキノリン20g(0.086 モル)
を氷酢酸50mlおよび臭化水素酸(45 %)50 mlと共に6時
間にわたって沸点まで加熱する。水200 mlおよびクロロ
ホルム300 mlを、冷却した反応混合物に添加する。続い
てその反応混合物を冷却しながら30%の水酸化ナトリウ
ム水溶液で中和する。相を分離し、水相をそれぞれの時
にクロロホルム100 mlで2回抽出する。有機相を溜め、
塩化カルシウムで乾燥させる。ロータリー・エバポレー
ターでの溶媒の完全な除去後に、淡緑色の油が残る。収
率:85%。
【0040】実施例4N-エチル- 7-メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2,3,4- テ
トラヒドロキノリン 実施例1に従って得られた7-メトキシ-2,2,4- トリメチ
ル-1,2, 3,4-テトラヒドロキノリンを実施例2に記載し
たアルキル化法と同様にしてN-エチル誘導体に変換す
る。収率:90%。
【0041】実施例5N-エチル- 7-ヒドロキシ-2,2,4- トリメチル-1,2,3,4-
テトラヒドロキノリン 実施例4に従って得られたN-エチル- 7-メトキシ-2,2,4
- トリメチル-1,2,3,4- テトラヒドロキノリンを実施例
3に記載したようにして7-ヒドロキシ化合物に変換す
る。
【0042】実施例6化合物(3) の生成 N-エチル- 7-ヒドロキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒ
ドロキノリン4g(0.018モル) 、無水テトラクロロフタル
酸4.3g(0.015モル) および塩化亜鉛2.5g(0.018モル) を
一緒に充分に混合し、油浴中で5時間にわたって170 ℃
に加熱する。冷却した溶融物を粉砕し、エタノール500
mlと共に沸騰させ、濾過する。濾液を最初に60%の過塩
素酸100 mlと混合し、続いて水400 mlと滴下混合する。
沈殿した染料を濾別し、乾燥させる。 カラムクロマトグラフィー: シリカゲル/クロロホルム+4%エタノール 溜めた染料画分を蒸発、乾燥させ、エタノール200 mlに
とり、濾過し、60%の過塩素酸50mlを滴下する。続いて
水約600 mlを滴下する。濾過した染料をエーテルで洗浄
し、乾燥させる。 −NMR データ:DMSO-d6 中 δ=1.3ppm -CH3(エチル基) 三重線 δ=1.5ppm -CH3 二重線 δ=1.85ppm ビニル-CH3 一重線 δ=2.5ppm DMSO δ=3.75ppm -CH2-(エチル基) 四重線 δ=5.75ppm ビニル-H 一重線 δ=6.7ppm 芳香族H 一重線 δ=6.9ppm 芳香族H 一重線 実施例7化合物(4) の生成 実施例5に従って得られたN-エチル- 7-ヒドロキシ-2,
2,4- トリメチル-1,2,3,4- テトラヒドロキノリン4g(0.
018モル) 、無水テトラクロロフタル酸4.3g(0.015モル)
および塩化亜鉛2.5g(0.018モル) を一緒に充分に混合
し、油浴中で5時間にわたって170 ℃に加熱する。冷却
した溶融物を粉砕し、エタノール500 mlと共に沸騰さ
せ、濾過する。濾液を最初に60%の過塩素酸100 mlと混
合し、続いて水400 mlと滴下混合する。沈殿した染料を
濾別し、カラムクロマトグラフィー(Alox N/
エタノール) により精製する。
【0043】実施例8化合物(6) の生成 N-エチル- 7-メトキシ-1,2,3,4- テトラヒドロキノリン
1g(5.2ミリモル) を無水塩化メチレン15mlに溶解し、氷
浴中で窒素による保護のもとにトリフルオロ酢酸0.5 ml
および無水トリフルオロ酢酸3.2g(15 ミリモル) と混合
する。続いて空気を排除しながら反応混合物を室温で72
時間攪拌する。その後、塩化メチレンおよび過剰の無水
トリフルオロ酢酸を蒸留により除去する。70%の硫酸20
mlを油状残渣に添加し、油浴中で30分間にわたって130
℃に加熱する。エタノール300 mlおよび60%の過塩素酸
50mlを冷却しながらその冷却した赤色溶液に添加する。
水250 mlをこれに徐々に滴下する。沈殿した染料を濾別
し、エーテルで洗浄し、乾燥させる。 クロマトグラフィー:シリカゲル/クロロホルム+10%
エタノール −NMR データ:d6-DMSO 中 δ=1.2ppm -CH3(エチル基) 三重線 δ=1.95ppm -C3, 9H2 五重線 δ=2.5ppm DMSO δ=2.85ppm -C4, 3H2- 三重線 δ=3.7ppm -C2,10H2- + -CH2-(エチル基) δ=6.95ppm 芳香族H (-C12,14-H) 一重線 δ=7.65ppm 芳香族H (-C5,7-H) 一重線 実施例9化合物(15)の生成 適当な出発生成物(実施例2のN-エチル- 7-メトキシ-
2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒドロキノリン;無水トリ
フルオロ酢酸)を使用して実施例8に示された方法と同
様にして化合物15を合成する。染料を生成するために、
油状残渣を70%の硫酸中で1時間にわたって140 ℃に加
熱する。実施例8と同様にして精製を行う。
【0044】実施例10化合物(16)の生成 3-(7- メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒドロキノ
ール-1- イル)-プロパンスルホン酸1.62g(5ミリモル)
を無水塩化メチレン50mlに懸濁させ、無水トリフルオロ
酢酸4ml(5.95g=0.028モル) を添加する。暗緑色に変化
する溶液を、空気を排除しながら室温で12時間攪拌す
る。続いてそれを濾過し、溶媒を蒸留により完全に除去
する。70%の硫酸20mlを残渣に添加し、1時間にわたっ
て130 ℃に加熱する。4〜5のpHに達するまで炭酸水素
カリウムを赤色の冷却溶液に添加する。そのペーストを
乾燥させ、続いて10%のメタノールを含むクロロホルム
の溶液中に懸濁させる。濾過した染料溶液をクロマトグ
ラフィー(シリカゲル/クロロホルム(250ml)+エタノー
ル(250ml)+過塩素酸(60 %;0.5ml))により精製する。
【0045】3-(7- メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2-
ジヒドロキノール-1- イル)-プロパンスルホン酸を以下
のようにして生成する。7-メトキシ-2,2,4- トリメチル
-1,2- ジヒドロキノリン10.16g(0.05 モル) を窒素保護
のもとにプロパンスルホン6.7g(0.055モル) と共に2時
間にわたって150 ℃に加熱する。冷却、固化した溶融物
を10%の炭酸ナトリウム水溶液50mlに溶解し、濾過す
る。続いてその溶液を20%の塩酸で酸性にする。析出す
る沈殿を濾別し、アセトンで洗浄し、乾燥させる。 収率:80% 無色の固体 薄層クロマトグラフィー:シリカゲル/クロロホルム+
30%のメタノール 実施例11化合物(11)の生成 4-(7- メトキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒドロキノ
ール-1- イル)-ブタンスルホン酸1.49g(4.4 ミリモル)
および4-(7- メトキシ-1,2,3,4- テトラヒドロキノール
-1- イル)-酪酸0.99g(4ミリモル) を塩化メチレン50ml
に懸濁させ、無水トリフルオロ酢酸4g(0.019モル) と混
合する。その溶液を、空気を排除しながら12時間攪拌
し、続いて濾過し、ロータリー・エバポレーターにより
乾燥させる。70%の硫酸25mlを残渣に添加し、30分間に
わたって130 ℃に加熱する。4〜5のpH値に達するまで
炭酸水素カリウムを赤色溶液に添加する。粘稠なペース
トを、20%のメタノールを含むクロロホルムの溶液中に
数回懸濁させる。その溶液を濾過し、蒸発、乾燥させ
る。残渣をクロマトグラフィー(シリカゲル)により精
製する。最初に15%のエタノールおよび0.1 %の過塩素
酸(60 %) を含むクロロホルムの混合物を使用して染料
(7) を分離する。続いて移動溶媒の極性を20%のエタノ
ールの添加により増大し、染料(11)を得る。
【0046】実施例12化合物(21)の生成 N-エチル- 7-ヒドロキシ-2,2,4- トリメチル-1,2- ジヒ
ドロキノリン0.5g(2.6ミリモル) 、無水コハク酸0.3g(3
ミリモル) および塩化亜鉛0.4g(3ミリモル) を2時間に
わたって180 ℃に加熱する。冷却した溶融物をエタノー
ルに溶解し、濾過し、60%の過塩素酸10mlを添加する。
水1リットルをこれに徐々に滴下する。沈殿を濾別し、
乾燥させる。 薄層クロマトグラフィー:シリカゲル/クロロホルム(8
5 ml) +エタノール(15ml)+過塩素酸(1 ml)(60%) カラムクロマトグラフィー:シリカゲル/クロロホルム
+5%エタノール NMR データ:d6-DMSO 中
【0047】
【化10】
【0048】
【表1】 化学シフト シグナル 積分 分類δ(ppm) の形態 1.1 T 6H H-16,H-18 1.5 S 12H H-2a,H-10a 2.1 S 6H H-4a,H-8a 2.54 - - DMSO 2.75 T 2H H- α 3.7 M 6H H- β,H-15,H-17 5.77 S 2H H-3,H-9 6.75 S 2H H-12,H-14 7.58 S 2H H-5,H-7 実施例13化合物(22)の生成 N-(2- ヒドロキシエチル)-7-メトキシ-1,2,3,4- テトラ
ヒドロキノリン2g(9.6ミリモル) を塩化メチレン15mlに
溶解し、窒素による保護のもとに無水トリフルオロ酢酸
10g(0.048 モル) と混合する。反応混合物を室温で12時
間攪拌する。続いて塩化メチレンおよび過剰の無水トリ
フルオロ酢酸を蒸留により除去する。70%の硫酸20mlを
油状残渣に添加し、油浴中で30分間にわたって130 ℃に
加熱する。縮合後に、氷100gおよび60%の過塩素酸30ml
を、その冷却した硫酸溶液に添加する。その溶液を冷却
して約12時間放置し、続いて濾過する。その後、水相が
わずかに薄い青色になるまで母液をクロロホルムで抽出
する。溜めた有機相をNa2SO4で乾燥させ、蒸発により濃
縮する。残っている濃厚な染料溶液をクロマトグラフィ
ーにより精製する。 薄層クロマトグラフィー:シリカゲル/クロロホルム+
5%エタノール カラムクロマトグラフィー:シリカゲル/クロロホルム
+5%エタノール+1%トリフルオロ酢酸 −NMR データ:CDCl3
【0049】
【化11】
【0050】
【表2】 化学シフト シグナル 積分 分類δ(ppm) の形態 2.0 T 4H H-3,H-9 2.85 T 4H H-4,H-8 3.7 M 8H H-2,H-10 H-15,H-17 3.95 T 4H H-16,H-18 6.9 S 2H H-12,H-14 7.55 S 2H H-5,H-7 実施例14化合物(23)の生成 7-メトキシ-1,2,3,4- テトラヒドロキノリン1.82g(0.01
1 モル) を1-ブロモ-2-(2-メトキシエトキシ)-エタン2.
04g(0.011 モル) およびヒューニグ(Hunig) 塩基1.42g
(0.11モル) と共に120 ℃で12時間攪拌する。冷却後、
その溶液を濾過し、濾過した塩を少量のアセトンで洗浄
し、母液を蒸発、乾燥させる。塩化メチレン20mlおよび
トリフルオロ酢酸0.5 mlを残渣に添加する。続いてその
溶液を氷/NaCl浴中で冷却し、無水トリフルオロ酢酸5g
を滴下する。その溶液を12時間攪拌し、続いて蒸発、乾
燥させ、70%の硫酸20mlを添加する。その後、その溶液
を130 ℃に30分間加熱する。冷却した溶液の処理を染料
JA 49 と同様にして行う。クロマトグラフィー(抽出
物):シリカゲル/塩化メチレン+5%エタノール 実施例15化合物(24)の生成 −調製:2-2 [2-クロロ- エトキシ)-エトキシ]- エタ
ノールを使用して染料23と同様にして調製した。 −クロマトグラフィー(抽出物):シリカゲル/クロロ
ホルム+5%エタノール+0.2 %トリフルオロ酢酸 実施例16H-ヒドロキシスクシンイミドエステルの生成 適当なカルボン酸誘導体(好ましくは酸クロリド)100m
g を、N-ヒドロキシスクシンイミドエステルの通常の製
造条件(溶媒:テトラヒドロフランまたはジメチルホル
ムアミド;室温;4時間)のもとにジシクロヘキシルカ
ルボジイミドおよびN-ヒドロキシスクシンイミドと反応
させる。溶媒の除去後に、それをフラッシュクロマトグ
ラフィーにより精製する。
【0051】実施例17タンパク質への本発明の活性化染料(例えば、実施例11
に従って生成した染料) のカップリング タンパク質10mgをNaHCO3緩衝液1ml(0.1モル/ l、pH=
8.5) に溶解する。DMSO中の染料の溶液をこれに添加す
る(カップリングされる染料分子の所望の数に応じて過
剰を使用する)。その反応溶液を室温で1時間振とうす
る。複合体をG50セファデックスカラム(移動溶媒:NaH
CO3緩衝液)により遊離染料から分離し、水に対して充
分に透析し、凍結乾燥する。
【0052】実施例18本発明の親油性染料によるラテックス粒子の被覆 1%のラテックス懸濁液(例えば、ポリサイエンス社か
らのポリスチロールラテックス)5mlを、クロロホルム
200 μl に溶解した本発明の染料1mgと混合し、約20時
間振とうする。その溶媒を窒素中に通すことにより除去
し、遊離染料粒子を遠心分離または濾過により分離す
る。
【0053】実施例19化合物(15)の蛍光量子効率の測定 エタノール中の本発明の染料の溶液およびローダミン80
0(R.Raue,H.Harnisch,K.H.Drexhage,Heterocycles21
(1),167,(1984))(基準物質)の溶液を調製し、それぞ
れの溶液の吸光度が676nm の波長で1.7/mmであるように
濃度を調節する。次に溶液の蛍光スペクトルを、スペッ
ク社からのフルオロログ(Fluorolog)2分光蛍光計(励起
波長676nm)を使用し、同装置のパラメーターを使用して
1mmのキュベット中で測定し(前面測定)、そして蛍光
曲線の下の面積を測定する。基準染料ローダミン80(そ
の量子効率は21%である(R.Sens,Dissertation,Siegen
1984を参照のこと))との比較により、これは本発明の化
合物(15)につき例えば55%の量子効率をもたらす。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 カール−ハインツ ドレクスハーゲ ドイツ連邦共和国 W−5900 ズィーゲン シャンツェンウェク 50 (72)発明者 ユータ アーデン ドイツ連邦共和国 W−5900 ズィーゲン ブーエルバッハーウェク 114

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(Ib)を有する5環式誘導体、並び
    にR1 、R7 および/またはR13の少なくとも一つで活
    性化されたその誘導体。 【化1】 [式中、R1 およびR13は同じであるか、または異な
    り、水素、1〜20個の炭素原子を有するアルキル、ポリ
    オキシヒドロカルビル単位、フェニル、アルキル鎖中に
    1〜3個の炭素原子を有するフェニルアルキルを表し、
    その際アルキル残基および/またはフェニル残基は1個
    または数個のヒドロキシ基、ハロゲン基、スルホ基、カ
    ルボキシ基またはアルコキシカルボニル基(アルコキシ
    基は1〜4個の炭素原子を有することができる)により
    置換されていてもよく;R7 は少なくとも1個のハロゲ
    ンにより置換された1〜20個、好ましくは1〜7個の炭
    素原子を有するアルキル基を表し、または5環式環系に
    結合された炭素原子に対しo-位に配置されたカルボキシ
    基もしくはアルコキシカルボニル基によりおよび少なく
    とも1個のハロゲンにより置換されているフェニル基
    (アルコキシは1〜4個の炭素原子を有することができ
    る)を表し;破線によりマークされた二つの結合は、破
    線によりマークされた結合により結合された二つの炭素
    原子が単結合または二重結合により一緒に結合し得るこ
    とを意味し、 残基R2、R3、R4、R5、R6、R8、R9、R10、R11、R12、R14
    およびR15は同じであるか、または異なり、水素または
    1〜20個の炭素原子を有する、非置換のもしくは置換さ
    れたアルキル基を表し、これらは一緒に結合されていて
    もよく;X- は対イオンである]
  2. 【請求項2】 R1 および/またはR13が水素、1〜4
    個の炭素原子を有するアルキル(これはヒドロキシ基、
    ハロゲン基、カルボキシ基、アルコキシカルボニル基ま
    たはスルホ基により置換されていてもよい)、またはベ
    ンジルを表す請求項1に記載の化合物。
  3. 【請求項3】 R1 および/またはR13がポリオキシヒ
    ドロカルビル単位である請求項1に記載の化合物。
  4. 【請求項4】 ポリオキシヒドロカルビル単位がポリエ
    ーテル、ポリオール、可溶性炭水化物およびこれらの誘
    導体または水溶性ポリマーである請求項3に記載の化合
    物。
  5. 【請求項5】 R7 が1〜3個の炭素原子を有するペル
    ハロゲン化された、特にペルフッ素化されたアルキル基
    である請求項1〜4の一項に記載の化合物。
  6. 【請求項6】 破線によりマークされた式Ibの結合の一
    つまたは両方が二重結合である請求項1〜5の一項に記
    載の化合物。
  7. 【請求項7】 対イオンが過塩素酸イオンもしくはヘプ
    タフルオロ酪酸イオンまたは残基の一つから形成された
    カルボキシイオンもしくはスルホイオンである請求項1
    〜6の一項に記載の化合物。
  8. 【請求項8】 残基R1 、R7 および/またはR13の一
    つから誘導された活性化された誘導体がカルボキシル基
    から誘導されたN-ヒドロキシ- スクシンイミドエステル
    および/または酸クロリドである請求項1〜7の一項に
    記載の化合物。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8の一項に記載の化合物を含
    有する吸収染料および/または蛍光染料。
  10. 【請求項10】 請求項1〜8の一項に記載の化合物を
    含有する染料レーザー中の励起および発光媒体。
  11. 【請求項11】 請求項1〜8の一項に記載の化合物を
    使用するラテックスの染色方法。
  12. 【請求項12】 請求項1〜8の一項に記載の化合物
    が、残基R7 ができるだけ親油性である式(Ib)の化合物
    である請求項11に記載の染色方法。
  13. 【請求項13】 請求項1〜8の一項に記載の化合物が
    カップリングされているハプテン/抗体/タンパク質複
    合体。
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