JPH0978009A - 艶消し電着塗料組成物 - Google Patents
艶消し電着塗料組成物Info
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- JPH0978009A JPH0978009A JP7259376A JP25937695A JPH0978009A JP H0978009 A JPH0978009 A JP H0978009A JP 7259376 A JP7259376 A JP 7259376A JP 25937695 A JP25937695 A JP 25937695A JP H0978009 A JPH0978009 A JP H0978009A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 良好な貯蔵安定性を有するとともに、仕上り
外観や艶消し度の経時安定性に優れている艶消し塗膜を
形成し得る艶消し電着塗料組成物を提供する。 【解決手段】 [A] (a) (イ)N- アルコキシ(メタ)ア
クリルアミド0.25〜10重量%と、(ロ) 3-(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルトリメトキシシラン及び/又は3-
(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラ
ン0.5 〜3重量%と、(ハ) 水酸基を有する(メタ)アク
リル酸エステルと、(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸とを
含有し、酸価が25〜100 であり、水酸基価が35〜100 で
あるアクリル樹脂30〜80重量部と、 (b) アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂70〜20
重量部と、 [B] 前記(a) 及び(b) の合計100 重量部に対して、0.05
〜5重量部の有機酸とを含有することを特徴とする艶消
し電着塗料組成物。
外観や艶消し度の経時安定性に優れている艶消し塗膜を
形成し得る艶消し電着塗料組成物を提供する。 【解決手段】 [A] (a) (イ)N- アルコキシ(メタ)ア
クリルアミド0.25〜10重量%と、(ロ) 3-(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルトリメトキシシラン及び/又は3-
(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラ
ン0.5 〜3重量%と、(ハ) 水酸基を有する(メタ)アク
リル酸エステルと、(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸とを
含有し、酸価が25〜100 であり、水酸基価が35〜100 で
あるアクリル樹脂30〜80重量部と、 (b) アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂70〜20
重量部と、 [B] 前記(a) 及び(b) の合計100 重量部に対して、0.05
〜5重量部の有機酸とを含有することを特徴とする艶消
し電着塗料組成物。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、艶消し電着塗料組
成物に関し、特に塗料の貯蔵安定性に優れているととも
に、長時間経過しても、良好な外観と艶消し度を有する
塗膜を形成し得る艶消し電着塗料組成物に関する。
成物に関し、特に塗料の貯蔵安定性に優れているととも
に、長時間経過しても、良好な外観と艶消し度を有する
塗膜を形成し得る艶消し電着塗料組成物に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
電着塗膜の艶消し方法として多くの方法が提案されてい
る。例えばシリカ微粉末等の無機顔料やポリエチレン、
ポリプロピレン等の微粉末を含有させる方法(例えば、
特開昭56- 75596 号、特開昭60-135466 号等。)が提案
されている。しかしながら、これらの方法は、艶消し剤
と塗料樹脂との親和性が低く、艶消し剤が分離するた
め、安定した艶消し効果が得られないという問題があ
る。
電着塗膜の艶消し方法として多くの方法が提案されてい
る。例えばシリカ微粉末等の無機顔料やポリエチレン、
ポリプロピレン等の微粉末を含有させる方法(例えば、
特開昭56- 75596 号、特開昭60-135466 号等。)が提案
されている。しかしながら、これらの方法は、艶消し剤
と塗料樹脂との親和性が低く、艶消し剤が分離するた
め、安定した艶消し効果が得られないという問題があ
る。
【0003】また、電着塗膜を酸性処理液で後処理する
方法(例えば、特開昭52-137444 号等。)が知られてい
るが、この方法では、処理工程が多くなるため製造コス
トが高くなるとともに、仕上り外観や耐候性等の塗膜性
能が劣るという問題がある。
方法(例えば、特開昭52-137444 号等。)が知られてい
るが、この方法では、処理工程が多くなるため製造コス
トが高くなるとともに、仕上り外観や耐候性等の塗膜性
能が劣るという問題がある。
【0004】上記の問題点を克服した電着塗膜の艶消し
方法として、主剤樹脂中に官能基を導入し、共重合樹脂
中に不溶性の粒子内ゲル構造を形成する方法(例えば、
特公昭62-24519号、特開平2-2697680 号等。)が提案さ
れている。しかしながら、この方法では、反応性の高い
官能基を用いるため塗料の貯蔵安定性が悪いという欠点
がある。
方法として、主剤樹脂中に官能基を導入し、共重合樹脂
中に不溶性の粒子内ゲル構造を形成する方法(例えば、
特公昭62-24519号、特開平2-2697680 号等。)が提案さ
れている。しかしながら、この方法では、反応性の高い
官能基を用いるため塗料の貯蔵安定性が悪いという欠点
がある。
【0005】さらに、従来艶消し電着塗膜の塗装ライン
においては、生産性の向上を目的として、艶消し電着塗
料組成物のpH、電気伝導度等を狭い範囲で調整してい
るが、このような調整の必要がなければ、塗装ラインの
管理が容易となり、さらに生産性が向上することが期待
される。
においては、生産性の向上を目的として、艶消し電着塗
料組成物のpH、電気伝導度等を狭い範囲で調整してい
るが、このような調整の必要がなければ、塗装ラインの
管理が容易となり、さらに生産性が向上することが期待
される。
【0006】従って、本発明の目的は、塗料の貯蔵安定
性に優れているとともに、長時間経過しても、良好な外
観と艶消し度を有する塗膜を形成し得る艶消し電着塗料
組成物を提供することである。
性に優れているとともに、長時間経過しても、良好な外
観と艶消し度を有する塗膜を形成し得る艶消し電着塗料
組成物を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記問題点に鑑み鋭意研
究の結果、本発明者らは、架橋官能基としてN- アルコ
キシアミド基及び加水分解性シリル基を導入したアクリ
ル樹脂と、アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂
とからなる塗料樹脂に、有機酸を添加して得られる艶消
し電着塗料組成物は貯蔵安定性に優れ、またこの艶消し
電着塗料組成物を用いれば、長時間経過しても、良好な
外観と艶消し度を有する塗膜が得られることを見出し、
本発明に想達した。
究の結果、本発明者らは、架橋官能基としてN- アルコ
キシアミド基及び加水分解性シリル基を導入したアクリ
ル樹脂と、アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂
とからなる塗料樹脂に、有機酸を添加して得られる艶消
し電着塗料組成物は貯蔵安定性に優れ、またこの艶消し
電着塗料組成物を用いれば、長時間経過しても、良好な
外観と艶消し度を有する塗膜が得られることを見出し、
本発明に想達した。
【0008】すなわち、本発明の艶消し電着塗料組成物
は、[A] (a) (イ)N- アルコキシ(メタ)アクリルアミ
ド0.25〜10重量%と、(ロ) 3-(メタ)アクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシラン及び/又は3-(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン0.5 〜3
重量%と、(ハ) 水酸基を有する(メタ)アクリル酸エス
テルと、(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸とを含有し、酸
価が25〜100 であり、水酸基価が35〜100 であるアクリ
ル樹脂30〜80重量部と、 (b) アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂70〜20
重量部と、 [B] 前記(a) 及び(b) の合計100 重量部に対して、0.05
〜5重量部の有機酸とを含有することを特徴とする。
は、[A] (a) (イ)N- アルコキシ(メタ)アクリルアミ
ド0.25〜10重量%と、(ロ) 3-(メタ)アクリロイルオキ
シプロピルトリメトキシシラン及び/又は3-(メタ)ア
クリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン0.5 〜3
重量%と、(ハ) 水酸基を有する(メタ)アクリル酸エス
テルと、(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸とを含有し、酸
価が25〜100 であり、水酸基価が35〜100 であるアクリ
ル樹脂30〜80重量部と、 (b) アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂70〜20
重量部と、 [B] 前記(a) 及び(b) の合計100 重量部に対して、0.05
〜5重量部の有機酸とを含有することを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明を詳細に説明する。 [1] 艶消し電着塗料組成物の各成分 [A] 艶消しアニオン電着塗料樹脂 本発明に使用する艶消しアニオン電着塗料樹脂は、(a)
アクリル樹脂と(b) アルキルエーテル化メチロールメラ
ミン樹脂とからなる。
アクリル樹脂と(b) アルキルエーテル化メチロールメラ
ミン樹脂とからなる。
【0010】(a) アクリル樹脂 (1) 組成 本発明に用いるアクリル樹脂は、(イ)N- アルコキシ
(メタ)アクリルアミドと、(ロ) 3-(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン及び/又は3-(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン
と、(ハ) 水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル
と、(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸と、必要に応じて
(ホ) 上記(イ)〜(ニ) 以外の重合性単量体とを共重合する
ことにより得られる。
(メタ)アクリルアミドと、(ロ) 3-(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピルトリメトキシシラン及び/又は3-(メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン
と、(ハ) 水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステル
と、(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸と、必要に応じて
(ホ) 上記(イ)〜(ニ) 以外の重合性単量体とを共重合する
ことにより得られる。
【0011】(イ)N- アルコキシ(メタ)アクリルアミ
ド 本発明に用いるN- アルコキシ(メタ)アクリルアミド
は、は一般式(I):
ド 本発明に用いるN- アルコキシ(メタ)アクリルアミド
は、は一般式(I):
【化1】 (ただし、R1 は水素原子又はメチル基であり、R2 は
炭素数1又は2のアルキレン基であり、R3 は炭素数1
〜4のアルキル基である。)により表される。
炭素数1又は2のアルキレン基であり、R3 は炭素数1
〜4のアルキル基である。)により表される。
【0012】N- アルコキシ(メタ)アクリルアミド
は、主として塗膜硬度、耐候性、耐熱性等を付与するも
のであり、例えばメトキシメチルアクリルアミド、イソ
プロポキシメチルアクリルアミド、n−ブトキシメチル
アクリルアミド、メトキシメチルメタクリルアミド、イ
ソプロポキシメチルメタクリルアミド、n- ブトキシメ
チルメタクリルアミド等が挙げられる。これらは2種以
上組み合わせて用いることもできる。
は、主として塗膜硬度、耐候性、耐熱性等を付与するも
のであり、例えばメトキシメチルアクリルアミド、イソ
プロポキシメチルアクリルアミド、n−ブトキシメチル
アクリルアミド、メトキシメチルメタクリルアミド、イ
ソプロポキシメチルメタクリルアミド、n- ブトキシメ
チルメタクリルアミド等が挙げられる。これらは2種以
上組み合わせて用いることもできる。
【0013】このようなN- アルコキシ(メタ)アクリ
ルアミドは0.25〜10重量%、好ましくは 3〜8重量%の
範囲で使用される。N- アルコキシ(メタ)アクリルア
ミドの使用量が0.25重量%未満では、塗装ラインにおい
て焼付け温度が低くなった場合に十分な塗膜強度が得ら
れない。一方10重量%を越えると塗料が分離したり、沈
殿が生じるため、電着塗料の管理及び稼動が困難とな
る。
ルアミドは0.25〜10重量%、好ましくは 3〜8重量%の
範囲で使用される。N- アルコキシ(メタ)アクリルア
ミドの使用量が0.25重量%未満では、塗装ラインにおい
て焼付け温度が低くなった場合に十分な塗膜強度が得ら
れない。一方10重量%を越えると塗料が分離したり、沈
殿が生じるため、電着塗料の管理及び稼動が困難とな
る。
【0014】(ロ) 3-(メタ)アクリロイルオキシプロピ
ルトリメトキシシラン及び/又は3-(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピルトリエトキシシラン 3-(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン及び/又は3-(メタ)アクリロイルオキシプロピル
トリエトキシシランは、主として焼き付け硬化後に、分
子内又は分子間において、強靭で安定なシロキサン結合
(−Si−O−)を形成して、塗膜の耐候性を付与する
とともに、光沢度の低い塗膜、即ち艶消し塗膜の生成に
寄与するものである。
ルトリメトキシシラン及び/又は3-(メタ)アクリロイ
ルオキシプロピルトリエトキシシラン 3-(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシ
ラン及び/又は3-(メタ)アクリロイルオキシプロピル
トリエトキシシランは、主として焼き付け硬化後に、分
子内又は分子間において、強靭で安定なシロキサン結合
(−Si−O−)を形成して、塗膜の耐候性を付与する
とともに、光沢度の低い塗膜、即ち艶消し塗膜の生成に
寄与するものである。
【0015】このような加水分解性シリル基含有化合物
は0.5 〜3重量%、好ましくは1〜2重量%の範囲で使
用される。加水分解性シリル基含有化合物の使用量が0.
5 重量%未満では官能基密度が低く、十分な艶消し効果
が得られない。一方3重量%を越えると、塗料を調製す
る際に一部で架橋反応が進行するため、生産効率が悪く
なることに加えて、塗膜外観、耐候性、耐薬品性等が低
下する。
は0.5 〜3重量%、好ましくは1〜2重量%の範囲で使
用される。加水分解性シリル基含有化合物の使用量が0.
5 重量%未満では官能基密度が低く、十分な艶消し効果
が得られない。一方3重量%を越えると、塗料を調製す
る際に一部で架橋反応が進行するため、生産効率が悪く
なることに加えて、塗膜外観、耐候性、耐薬品性等が低
下する。
【0016】(ハ) 水酸基を有する(メタ)アクリル酸エ
ステル 水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルは、水酸基
価を付与するとともに、主として後述のアルキルエーテ
ル化メチロールメラミン樹脂と反応して架橋構造を形成
し、塗膜に強靭性を付与するものである。水酸基を有す
る(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、アク
リル酸2-ヒドロキシエチル、アクリル酸2-ヒドロキシプ
ロピル、アクリル酸4-ヒドロキシブチル、メタクリル酸
2-ヒドロキシエチル、メタクリル酸2-ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸4-ヒドロキシブチル等の(メタ)アク
リル酸と多価アルコールとのエステルが挙げられる。こ
れらの(メタ)アクリル酸エステルは、2種以上組み合
わせて用いることもできる。
ステル 水酸基を有する(メタ)アクリル酸エステルは、水酸基
価を付与するとともに、主として後述のアルキルエーテ
ル化メチロールメラミン樹脂と反応して架橋構造を形成
し、塗膜に強靭性を付与するものである。水酸基を有す
る(メタ)アクリル酸エステルとしては、例えば、アク
リル酸2-ヒドロキシエチル、アクリル酸2-ヒドロキシプ
ロピル、アクリル酸4-ヒドロキシブチル、メタクリル酸
2-ヒドロキシエチル、メタクリル酸2-ヒドロキシプロピ
ル、メタクリル酸4-ヒドロキシブチル等の(メタ)アク
リル酸と多価アルコールとのエステルが挙げられる。こ
れらの(メタ)アクリル酸エステルは、2種以上組み合
わせて用いることもできる。
【0017】このような水酸基を有する(メタ)アクリ
ル酸エステルは、アクリル樹脂の水酸基価が35〜100 と
なるように配合される。アクリル樹脂の水酸基価が35未
満では塗膜強度及び耐薬品性が低い。一方100 を越える
とアクリル樹脂がゲル化するため、貯蔵安定性が低下す
るとともに、塗料が分離や沈殿を起こしやすく、塗膜外
観が悪くなる。また好ましい範囲は60〜90であり、水酸
基価がこの範囲にある場合に、電着特性、塗膜特性及び
貯蔵安定性をバランス良く備えた電着塗料組成物が得ら
れる。
ル酸エステルは、アクリル樹脂の水酸基価が35〜100 と
なるように配合される。アクリル樹脂の水酸基価が35未
満では塗膜強度及び耐薬品性が低い。一方100 を越える
とアクリル樹脂がゲル化するため、貯蔵安定性が低下す
るとともに、塗料が分離や沈殿を起こしやすく、塗膜外
観が悪くなる。また好ましい範囲は60〜90であり、水酸
基価がこの範囲にある場合に、電着特性、塗膜特性及び
貯蔵安定性をバランス良く備えた電着塗料組成物が得ら
れる。
【0018】通常、このような水酸基を有する(メタ)
アクリル酸エステルは、8〜23重量%、好ましくは15〜
20重量%の範囲で使用される。
アクリル酸エステルは、8〜23重量%、好ましくは15〜
20重量%の範囲で使用される。
【0019】(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸 α,β- 不飽和カルボン酸は酸価を付与するものであ
り、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イ
タコン酸等が挙げられる。これらの中では、アクリル酸
が好ましい。
り、例えばアクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、イ
タコン酸等が挙げられる。これらの中では、アクリル酸
が好ましい。
【0020】このようなα,β- 不飽和カルボン酸は、
アクリル樹脂の酸価は25〜100 、好ましくは45〜60とな
るように配合される。アクリル樹脂の酸価が25未満で
は、電着特性が低いうえに、良好な外観を有する塗膜が
得られない。一方酸価が100 を越えると、アクリル樹脂
の貯蔵安定性及び塗膜の耐薬品性が低下する。
アクリル樹脂の酸価は25〜100 、好ましくは45〜60とな
るように配合される。アクリル樹脂の酸価が25未満で
は、電着特性が低いうえに、良好な外観を有する塗膜が
得られない。一方酸価が100 を越えると、アクリル樹脂
の貯蔵安定性及び塗膜の耐薬品性が低下する。
【0021】通常、このようなα,β- 不飽和カルボン
酸は3〜13重量%、好ましくは5〜9重量%の範囲で使
用される。
酸は3〜13重量%、好ましくは5〜9重量%の範囲で使
用される。
【0022】(ホ) その他の重合性単量体 必要に応じて配合される上記(イ)〜(ニ) 以外の重合性単
量体としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル
酸2-エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸
デシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸オクチル、メタクリル酸2-エチルヘキシル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ステ
アリル等の(メタ)アクリル酸エステルや、スチレン、
α- メチルスチレン等が挙げられる。これらの中では、
塗料の安定性の観点から、スチレン、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸2-エチルヘキシル、アクリル酸ブチル
等が好ましい。これらは2種以上組み合わせて用いるこ
ともできる。
量体としては、例えば、アクリル酸メチル、アクリル酸
エチル、アクリル酸プロピル、アクリル酸ブチル、アク
リル酸シクロヘキシル、アクリル酸オクチル、アクリル
酸2-エチルヘキシル、アクリル酸ラウリル、アクリル酸
デシル、アクリル酸ステアリル、メタクリル酸メチル、
メタクリル酸エチル、メタクリル酸プロピル、メタクリ
ル酸ブチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メタクリル
酸オクチル、メタクリル酸2-エチルヘキシル、メタクリ
ル酸ラウリル、メタクリル酸デシル、メタクリル酸ステ
アリル等の(メタ)アクリル酸エステルや、スチレン、
α- メチルスチレン等が挙げられる。これらの中では、
塗料の安定性の観点から、スチレン、メタクリル酸メチ
ル、メタクリル酸2-エチルヘキシル、アクリル酸ブチル
等が好ましい。これらは2種以上組み合わせて用いるこ
ともできる。
【0023】このような重合性単量体は、成分(イ)〜
(ホ) の合計が100 重量%となるように使用される。
(ホ) の合計が100 重量%となるように使用される。
【0024】(2) 製造方法 本発明に用いるアクリル樹脂は、上記成分(イ)〜(ホ)
と、重合触媒と、必要に応じて添加される共重合性耐候
剤とを、イソプロピルアルコール、ブチルセロソルブ、
n−ブチルアルコール等の親水性有機溶剤に溶解し、50
〜130 ℃の温度で共重合することにより調製される。
と、重合触媒と、必要に応じて添加される共重合性耐候
剤とを、イソプロピルアルコール、ブチルセロソルブ、
n−ブチルアルコール等の親水性有機溶剤に溶解し、50
〜130 ℃の温度で共重合することにより調製される。
【0025】重合触媒としては、N,N- アゾビスイソ
ブチロニトリル等のジアゾ化合物や、過酸化ベンゾイ
ル、t- ブチルペルオキシ-2- エチルヘキサノエート等
の過酸化物等の通常のラジカル重合用触媒を用いること
ができる。
ブチロニトリル等のジアゾ化合物や、過酸化ベンゾイ
ル、t- ブチルペルオキシ-2- エチルヘキサノエート等
の過酸化物等の通常のラジカル重合用触媒を用いること
ができる。
【0026】共重合性耐候剤としては、4-アクリロイル
オキシ-2- ヒドロキシベンゾフェノン、4-メタクリロイ
ルオキシ-2- ヒドロキシベンゾフェノン、ダイアセトン
アクリルアミド等の共重合性紫外線吸収剤が挙げられ
る。
オキシ-2- ヒドロキシベンゾフェノン、4-メタクリロイ
ルオキシ-2- ヒドロキシベンゾフェノン、ダイアセトン
アクリルアミド等の共重合性紫外線吸収剤が挙げられ
る。
【0027】(3) 物性 上述したように、成分(イ)〜(ホ) からなるアクリル樹脂
の水酸基価は35〜100、好ましくは60〜90である。また
アクリル樹脂の酸価は25〜100 、好ましくは45〜60であ
る。
の水酸基価は35〜100、好ましくは60〜90である。また
アクリル樹脂の酸価は25〜100 、好ましくは45〜60であ
る。
【0028】またアクリル樹脂の重量平均分子量は25,0
00〜200,000 であるのが好ましく、25,000〜150,000 で
あるのがより好ましい。アクリル樹脂の重量平均分子量
が25,000未満では、十分な艶消し効果及び耐候性が得ら
れい。一方200,000 を越えると、塗膜外観、耐候性及び
耐薬品性が低下するとともに、所望の艶消し度を有する
塗膜を得るために、電着塗料を調製するのが困難とな
る。
00〜200,000 であるのが好ましく、25,000〜150,000 で
あるのがより好ましい。アクリル樹脂の重量平均分子量
が25,000未満では、十分な艶消し効果及び耐候性が得ら
れい。一方200,000 を越えると、塗膜外観、耐候性及び
耐薬品性が低下するとともに、所望の艶消し度を有する
塗膜を得るために、電着塗料を調製するのが困難とな
る。
【0029】(b) アルキルエーテル化メチロールメラミ
ン樹脂 本発明に用いるアルキルエーテル化メチロールメラミン
樹脂は、メラミン分子中のアミノ基にホルムアルデヒド
を付加することにより得られるメチロール化物を、さら
にアルコール変性したものである。このようなアルキル
エーテル化メチロールメラミン樹脂は、例えば、三井サ
イテック(株)、三和ケミカル(株)、住友化学工業
(株)、日立化成工業(株)等から市販されている多く
のアルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂の中から
任意に選択することができ、これらのアルキルエーテル
化メチロールメラミン樹脂は、2種以上組み合わせて用
いることもできる。
ン樹脂 本発明に用いるアルキルエーテル化メチロールメラミン
樹脂は、メラミン分子中のアミノ基にホルムアルデヒド
を付加することにより得られるメチロール化物を、さら
にアルコール変性したものである。このようなアルキル
エーテル化メチロールメラミン樹脂は、例えば、三井サ
イテック(株)、三和ケミカル(株)、住友化学工業
(株)、日立化成工業(株)等から市販されている多く
のアルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂の中から
任意に選択することができ、これらのアルキルエーテル
化メチロールメラミン樹脂は、2種以上組み合わせて用
いることもできる。
【0030】特に、アルキルエーテル化メチロールメラ
ミン樹脂のアルキル化率(メラミン1分子中の3個のア
ミノ基に対するアルキル化されたメチロール基の割合)
は50%以上であるのが好ましく、70%以上であるのがよ
り好ましい。またアルキル基としては、メチル基、n-
ブチル基又はiso- ブチル基等が挙げられる。
ミン樹脂のアルキル化率(メラミン1分子中の3個のア
ミノ基に対するアルキル化されたメチロール基の割合)
は50%以上であるのが好ましく、70%以上であるのがよ
り好ましい。またアルキル基としては、メチル基、n-
ブチル基又はiso- ブチル基等が挙げられる。
【0031】一般に、ブチル基の含有量が高くなると、
塗膜の艶消し度や下地の傷、腐食等を隠蔽する効果が高
くなるが、塗料の分散安定性が低下するため、塗料の分
離や沈殿が起こり、塗膜の仕上がり外観が悪くなる。こ
のため、n- ブチル基とメチル基の比が100/0 〜30/70
であるアルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂が好
ましく、80/20 〜40/60 のものがより好ましい。
塗膜の艶消し度や下地の傷、腐食等を隠蔽する効果が高
くなるが、塗料の分散安定性が低下するため、塗料の分
離や沈殿が起こり、塗膜の仕上がり外観が悪くなる。こ
のため、n- ブチル基とメチル基の比が100/0 〜30/70
であるアルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂が好
ましく、80/20 〜40/60 のものがより好ましい。
【0032】(c) 配合割合 アクリル樹脂及びアルキルエーテル化メチロールメラミ
ン樹脂の配合割合については、アクリル樹脂が30〜80重
量部、好ましくは50〜70重量部であり、アルキルエーテ
ル化メチロールメラミン樹脂が20〜70重量部、好ましく
は30〜50重量部である。アクリル樹脂の配合量が30重量
部未満では(アルキルエーテル化メチロールメラミン樹
脂の配合量が70重量部を越える場合には)、塗料の分散
安定性が悪く、また耐候性、耐薬品性、塗膜硬度等の塗
膜特性が低い。一方、アクリル樹脂の配合量が80重量部
を越えると(アルキルエーテル化メチロールメラミン樹
脂の配合量が20重量部未満では)、艶消し効果が不十分
となり、また塗膜の架橋密度が減少して塗膜特性が低下
する。
ン樹脂の配合割合については、アクリル樹脂が30〜80重
量部、好ましくは50〜70重量部であり、アルキルエーテ
ル化メチロールメラミン樹脂が20〜70重量部、好ましく
は30〜50重量部である。アクリル樹脂の配合量が30重量
部未満では(アルキルエーテル化メチロールメラミン樹
脂の配合量が70重量部を越える場合には)、塗料の分散
安定性が悪く、また耐候性、耐薬品性、塗膜硬度等の塗
膜特性が低い。一方、アクリル樹脂の配合量が80重量部
を越えると(アルキルエーテル化メチロールメラミン樹
脂の配合量が20重量部未満では)、艶消し効果が不十分
となり、また塗膜の架橋密度が減少して塗膜特性が低下
する。
【0033】[B] 有機酸 本発明に用いる有機酸としては、ギ酸、酢酸、無水酢
酸、プロピオン酸、無水プロピオン酸、酪酸、無水酪
酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、トリチル酢酸、カ
プロン酸、2-エチル酪酸、カプリル酸、2-エチルヘキサ
ン酸、オレイン酸、乳酸、コハク酸等のカルボン酸、フ
ェノール、クレゾール、o- クレゾール、m- クレゾー
ル、p- クレゾール、キシレノール等のフェノール類、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、イタコン酸等のα, β- 不飽和カルボン酸及びこれ
らの重合体等が挙げられる。これらの有機酸は2種以上
組み合わせて用いることもできる。
酸、プロピオン酸、無水プロピオン酸、酪酸、無水酪
酸、イソ酪酸、吉草酸、イソ吉草酸、トリチル酢酸、カ
プロン酸、2-エチル酪酸、カプリル酸、2-エチルヘキサ
ン酸、オレイン酸、乳酸、コハク酸等のカルボン酸、フ
ェノール、クレゾール、o- クレゾール、m- クレゾー
ル、p- クレゾール、キシレノール等のフェノール類、
アクリル酸、メタクリル酸、マレイン酸、無水マレイン
酸、イタコン酸等のα, β- 不飽和カルボン酸及びこれ
らの重合体等が挙げられる。これらの有機酸は2種以上
組み合わせて用いることもできる。
【0034】これらの有機酸の中では、α, β- 不飽和
カルボン酸及びこれらの重合体が好ましい。特に、α,
β- 不飽和カルボン酸の重合体の中では、分子量500 〜
5,000 の低分子量の重合体が好ましい。
カルボン酸及びこれらの重合体が好ましい。特に、α,
β- 不飽和カルボン酸の重合体の中では、分子量500 〜
5,000 の低分子量の重合体が好ましい。
【0035】これらの有機酸を上述の艶消しアニオン電
着塗料樹脂に極めて少量添加するだけで、電着塗料の分
散・乳化安定性、塗膜外観、艶消し度の安定性を大幅に
向上させることができる。
着塗料樹脂に極めて少量添加するだけで、電着塗料の分
散・乳化安定性、塗膜外観、艶消し度の安定性を大幅に
向上させることができる。
【0036】[C] 配合割合 上述したような艶消しアニオン電着塗料樹脂及び有機酸
の配合割合については、艶消しアニオン電着塗料樹脂10
0 重量部に対して、有機酸が0.05〜5重量部、好ましく
は1〜3重量部である。艶消しアニオン電着塗料樹脂10
0 重量部に対する有機酸の配合量が0.05重量部未満では
添加効果が得られない。一方5重量部を越えると、分散
・乳化安定性が低下するため、塗料の分離や沈殿が起こ
るとともに、塗膜外観等の塗膜性能が低下する。
の配合割合については、艶消しアニオン電着塗料樹脂10
0 重量部に対して、有機酸が0.05〜5重量部、好ましく
は1〜3重量部である。艶消しアニオン電着塗料樹脂10
0 重量部に対する有機酸の配合量が0.05重量部未満では
添加効果が得られない。一方5重量部を越えると、分散
・乳化安定性が低下するため、塗料の分離や沈殿が起こ
るとともに、塗膜外観等の塗膜性能が低下する。
【0037】特に、α, β- 不飽和カルボン酸及びこれ
らの重合体を用いる場合には、艶消し電着塗料組成物の
pH(20〜30℃)が7.45〜7.75となるように配合するの
が好ましい。また艶消し電着塗料組成物のpHのより好
ましい範囲は、7.50〜7.75である。艶消し電着塗料組成
物のpHが上記範囲となるように、α, β- 不飽和カル
ボン酸及びこれらの重合体を配合すると、艶消しアニオ
ン電着塗料樹脂が水中に分散する際に、これらの化合物
が保護コロイドとして作用するため、電着塗料の分散安
定性を向上させることができる。またこのようにpHを
調整することにより、電着塗装時の異常電着及び仕上が
り外観不良を抑制することができる。
らの重合体を用いる場合には、艶消し電着塗料組成物の
pH(20〜30℃)が7.45〜7.75となるように配合するの
が好ましい。また艶消し電着塗料組成物のpHのより好
ましい範囲は、7.50〜7.75である。艶消し電着塗料組成
物のpHが上記範囲となるように、α, β- 不飽和カル
ボン酸及びこれらの重合体を配合すると、艶消しアニオ
ン電着塗料樹脂が水中に分散する際に、これらの化合物
が保護コロイドとして作用するため、電着塗料の分散安
定性を向上させることができる。またこのようにpHを
調整することにより、電着塗装時の異常電着及び仕上が
り外観不良を抑制することができる。
【0038】[2] 艶消し電着塗料組成物の調製 本発明の艶消し電着塗料組成物は、例えば、上述のアク
リル樹脂及びアルキルエーテル化メチロールメラミン樹
脂を撹拌して十分に混合し、次いで上述の有機酸を加え
て更に十分に撹拌・混合した後、この混合物に中和率が
0.3 〜0.7 となるように有機アミンを添加することによ
り調製される。
リル樹脂及びアルキルエーテル化メチロールメラミン樹
脂を撹拌して十分に混合し、次いで上述の有機酸を加え
て更に十分に撹拌・混合した後、この混合物に中和率が
0.3 〜0.7 となるように有機アミンを添加することによ
り調製される。
【0039】この有機アミンとしては、アンモニア、モ
ノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、
モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、モノイソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、
トリイソプロピルアミン、モノブチルアミン、ジブチル
アミン、トリブチルアミン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられ
る。
ノメチルアミン、ジメチルアミン、トリメチルアミン、
モノエチルアミン、ジエチルアミン、トリエチルアミ
ン、モノイソプロピルアミン、ジイソプロピルアミン、
トリイソプロピルアミン、モノブチルアミン、ジブチル
アミン、トリブチルアミン、モノエタノールアミン、ジ
エタノールアミン、トリエタノールアミン等が挙げられ
る。
【0040】以上のように、艶消し電着塗料組成物は調
整されるが、実際の使用にあたっては、塗料の加熱残分
が7〜12%程度になるようにイオン交換水等で希釈する
のが一般的である。
整されるが、実際の使用にあたっては、塗料の加熱残分
が7〜12%程度になるようにイオン交換水等で希釈する
のが一般的である。
【0041】このようにして調製される艶消し電着塗料
組成物の平均粒子径は、150 〜250nmであるのが好ま
しく、150 〜200 nmがより好ましい。
組成物の平均粒子径は、150 〜250nmであるのが好ま
しく、150 〜200 nmがより好ましい。
【0042】本発明を以下の実施例及び比較例により詳
細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものでは
ない。
細に説明するが、本発明はそれらに限定されるものでは
ない。
【0043】実施例1〜8、比較例1〜5 撹拌機、窒素ガス導入管及び還流冷却器を具備した四つ
口フラスコにイソプロピルアルコール44.0重量部とブチ
ルセロソルブ12.0重量部を仕込み還流温度(約90℃)ま
で昇温し、その中にアゾビスイソブチロニトリル0.8 重
量部と下記表1に示す配合量のN- アルコキシ(メタ)
アクリルアミド(成分(イ))と、3- (メタ)アクリロ
イルオキシプロピルトリメトキシシラン又は3- (メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン
(成分(ロ) )と、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エ
ステル(成分(ハ) )と、α,β- 不飽和カルボン酸(成
分(ニ))と、上記(イ)〜(ニ) 以外の重合性単量体単量体
(成分(ホ) )とを添加した混合溶液を、還流温度を維持
しながら約4時間かけて滴下した。滴下終了後、還流温
度で1時間撹拌して重合し、さらにアゾビスイソブチロ
ニトリル0.8 重量部とイソプロピルアルコール10.0重量
部の混合溶液を30分毎に4回に分けて添加した。添加終
了後、さらに2時間撹拌して重合を継続し、その後n-
ブタノール23.0重量部を加えて、50℃まで冷却してアク
リル樹脂(a) 溶液を製造した。
口フラスコにイソプロピルアルコール44.0重量部とブチ
ルセロソルブ12.0重量部を仕込み還流温度(約90℃)ま
で昇温し、その中にアゾビスイソブチロニトリル0.8 重
量部と下記表1に示す配合量のN- アルコキシ(メタ)
アクリルアミド(成分(イ))と、3- (メタ)アクリロ
イルオキシプロピルトリメトキシシラン又は3- (メ
タ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン
(成分(ロ) )と、水酸基を有する(メタ)アクリル酸エ
ステル(成分(ハ) )と、α,β- 不飽和カルボン酸(成
分(ニ))と、上記(イ)〜(ニ) 以外の重合性単量体単量体
(成分(ホ) )とを添加した混合溶液を、還流温度を維持
しながら約4時間かけて滴下した。滴下終了後、還流温
度で1時間撹拌して重合し、さらにアゾビスイソブチロ
ニトリル0.8 重量部とイソプロピルアルコール10.0重量
部の混合溶液を30分毎に4回に分けて添加した。添加終
了後、さらに2時間撹拌して重合を継続し、その後n-
ブタノール23.0重量部を加えて、50℃まで冷却してアク
リル樹脂(a) 溶液を製造した。
【0044】このアクリル樹脂(a) 溶液の酸価(mgKOH/
g 樹脂)、水酸基価(mgKOH/g 樹脂)、重量平均分子量
(GPC により測定)を表1に示す。なお、酸価はJIS K5
407.11に準拠し、0.1 モル/リットルのエタノール性水
酸化カリウム溶液を用いてイソプロピルアルコール/ト
ルエン=8/2の溶剤で希釈した塗料を中和滴定し、樹
脂1gに対する水酸化カリウムのミリグラム数で表し
た。また水酸基価はピリジン/無水酢酸=3/1の溶液
を用いて含有する水酸基をアセチル化し、残存する無水
酢酸を1モル/リットルのエタノール性水酸化カリウム
溶液を用いて中和滴定し、これから逆算して求めたアセ
チル化に要した酢酸を樹脂1gに対する水酸化カリウム
のミリグラム数で表した。
g 樹脂)、水酸基価(mgKOH/g 樹脂)、重量平均分子量
(GPC により測定)を表1に示す。なお、酸価はJIS K5
407.11に準拠し、0.1 モル/リットルのエタノール性水
酸化カリウム溶液を用いてイソプロピルアルコール/ト
ルエン=8/2の溶剤で希釈した塗料を中和滴定し、樹
脂1gに対する水酸化カリウムのミリグラム数で表し
た。また水酸基価はピリジン/無水酢酸=3/1の溶液
を用いて含有する水酸基をアセチル化し、残存する無水
酢酸を1モル/リットルのエタノール性水酸化カリウム
溶液を用いて中和滴定し、これから逆算して求めたアセ
チル化に要した酢酸を樹脂1gに対する水酸化カリウム
のミリグラム数で表した。
【0045】得られたアクリル樹脂(a) 溶液190.6 重量
部を30℃の温度を保持しながら、表1に示す配合量のア
ルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂(b-1:マイコ
ート506 、三井サイテック(株)製,b-2:サイメル235
、三井サイテック(株)製。)を添加し、30分間撹拌
した。
部を30℃の温度を保持しながら、表1に示す配合量のア
ルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂(b-1:マイコ
ート506 、三井サイテック(株)製,b-2:サイメル235
、三井サイテック(株)製。)を添加し、30分間撹拌
した。
【0046】次いで表1に示す配合量の有機酸(B-1:ア
クリル酸、B-2:コハク酸、B-3:ポリアクリル酸、重量平
均分子量3,000 。)を添加して30分間撹拌した後、トリ
エチルアミン5.9 重量部を加えて中和し、さらに30分間
撹拌して塗料樹脂を調整した。次いで得られた塗料樹脂
を28〜32℃に調整し、その中に33℃に調整したイオン交
換水(比抵抗>100,000 Ωcm)を徐々に加えて希釈
し、2時間撹拌した後、28〜32℃の雰囲気下に3日間保
持して、加熱残分30重量%(JIS K5400 に準拠して測
定)の電着塗料原液を調整した。
クリル酸、B-2:コハク酸、B-3:ポリアクリル酸、重量平
均分子量3,000 。)を添加して30分間撹拌した後、トリ
エチルアミン5.9 重量部を加えて中和し、さらに30分間
撹拌して塗料樹脂を調整した。次いで得られた塗料樹脂
を28〜32℃に調整し、その中に33℃に調整したイオン交
換水(比抵抗>100,000 Ωcm)を徐々に加えて希釈
し、2時間撹拌した後、28〜32℃の雰囲気下に3日間保
持して、加熱残分30重量%(JIS K5400 に準拠して測
定)の電着塗料原液を調整した。
【0047】この電着塗料原液の平均粒子径(光散乱法
により25℃で測定)、pH(20℃及び30℃)を表1に示
す。
により25℃で測定)、pH(20℃及び30℃)を表1に示
す。
【0048】この電着塗料原液の貯蔵安定性と、重量平
均分子量及びpH(20℃及び30℃)の経時変化を調べ
た。これらの結果を表2に示す。なお、貯蔵安定性は電
着塗料原液80mlを100ml の試験管中に30日間静置した
後、沈殿及び分離の状態を以下の基準により評価した。 ◎・・・全く分離・沈殿が生じなかった。 ○・・・沈殿物が0.1ml 未満であった。 △・・・沈殿物が0.1ml 以上、0.5ml 未満であった。 ×・・・沈殿物が0.5ml 以上であった。
均分子量及びpH(20℃及び30℃)の経時変化を調べ
た。これらの結果を表2に示す。なお、貯蔵安定性は電
着塗料原液80mlを100ml の試験管中に30日間静置した
後、沈殿及び分離の状態を以下の基準により評価した。 ◎・・・全く分離・沈殿が生じなかった。 ○・・・沈殿物が0.1ml 未満であった。 △・・・沈殿物が0.1ml 以上、0.5ml 未満であった。 ×・・・沈殿物が0.5ml 以上であった。
【0049】この電着塗料原液を加熱残分が10%になる
ようにイオン交換水で希釈し、電着塗料とした。この電
着塗料を電着槽に入れ、アルマイト処理した後交流着色
した(ブラウン色)A6063Sアルミニウム板を陽極として
浴温21℃、電着電圧 160Vで3分間通電し、塗板を作成
した。電着終了後、これらの塗板をイオン交換水で洗浄
し、常温で10分間乾燥し、さらに180 ℃で30分間加熱硬
化させた。
ようにイオン交換水で希釈し、電着塗料とした。この電
着塗料を電着槽に入れ、アルマイト処理した後交流着色
した(ブラウン色)A6063Sアルミニウム板を陽極として
浴温21℃、電着電圧 160Vで3分間通電し、塗板を作成
した。電着終了後、これらの塗板をイオン交換水で洗浄
し、常温で10分間乾燥し、さらに180 ℃で30分間加熱硬
化させた。
【0050】得られた電着塗膜の性能を以下の通り評価
した。これらの結果を下記表3に示す。 (1) 膜厚 加熱硬化時の電着塗膜の膜厚をパーマスコープE111 型
(フィシャー社製)により測定した。また7、10及び30
日後の膜厚を測定し、その経時変化を調べた。 (2) 反射率 加熱硬化時の電着塗膜の60°鏡面反射による反射率
(%)をJIS K5400 7.6 に準拠して測定し、艶消し度を
反射率の大小により判断した。一般に反射率が小さい
程、艶消し度は良好である。また7、10及び30日後の膜
厚を測定し、その経時変化を調べた。 (3) 塗膜外観 加熱硬化時の電着塗膜面を目視により観察し、塗膜の平
滑性を評価した。 ◎・・・良好であったもの。 ○・・・やや鮮映性に欠けたもの。 △・・・鮮映性に欠け、ギラギラして見えたもの。 ×・・・かなりザラツキがあったもの。 (4) 硬度 電着塗膜面を20℃まで冷却後、JIS K5400に準拠して鉛
筆引っかきテストを行った。引っかき傷が生じた鉛筆の
硬度により塗膜の硬度を表した。 (5) 耐アルカリ性 JIS K8602 に準拠して耐アルカリ性試験を行い、48時間
後の電着塗膜面の腐食度合を観察し、レイティングナン
バー(試験面に対する腐食面積率)によって判定した。 (6) 耐酸性 JIS K8602 に準拠して耐酸性試験を行い、48時間後の電
着塗膜面の腐食度合を観察し、レイティングナンバー
(試験面に対する腐食面積率)によって判定した。 (7) キャス耐食性 JIS H8602 及びH8681 に準拠してキャス耐食性試験を行
い、250 時間後の電着塗膜面を観察し、その耐食性をレ
イティングナンバー(JIS H8681 に記載)によって判定
した。
した。これらの結果を下記表3に示す。 (1) 膜厚 加熱硬化時の電着塗膜の膜厚をパーマスコープE111 型
(フィシャー社製)により測定した。また7、10及び30
日後の膜厚を測定し、その経時変化を調べた。 (2) 反射率 加熱硬化時の電着塗膜の60°鏡面反射による反射率
(%)をJIS K5400 7.6 に準拠して測定し、艶消し度を
反射率の大小により判断した。一般に反射率が小さい
程、艶消し度は良好である。また7、10及び30日後の膜
厚を測定し、その経時変化を調べた。 (3) 塗膜外観 加熱硬化時の電着塗膜面を目視により観察し、塗膜の平
滑性を評価した。 ◎・・・良好であったもの。 ○・・・やや鮮映性に欠けたもの。 △・・・鮮映性に欠け、ギラギラして見えたもの。 ×・・・かなりザラツキがあったもの。 (4) 硬度 電着塗膜面を20℃まで冷却後、JIS K5400に準拠して鉛
筆引っかきテストを行った。引っかき傷が生じた鉛筆の
硬度により塗膜の硬度を表した。 (5) 耐アルカリ性 JIS K8602 に準拠して耐アルカリ性試験を行い、48時間
後の電着塗膜面の腐食度合を観察し、レイティングナン
バー(試験面に対する腐食面積率)によって判定した。 (6) 耐酸性 JIS K8602 に準拠して耐酸性試験を行い、48時間後の電
着塗膜面の腐食度合を観察し、レイティングナンバー
(試験面に対する腐食面積率)によって判定した。 (7) キャス耐食性 JIS H8602 及びH8681 に準拠してキャス耐食性試験を行
い、250 時間後の電着塗膜面を観察し、その耐食性をレ
イティングナンバー(JIS H8681 に記載)によって判定
した。
【0051】 表1 実施例No. 1 2 3 4 組成(重量部) アクリル樹脂(a) 成分(イ) BMAA (1) 5.0 5.0 5.0 5.0 成分(ロ) MOPMS (2) 1.4 1.4 1.4 ─ MOPES (3) ─ ─ ─ 1.4 成分(ハ) HEMA (4) 20.0 20.0 20.0 20.0 成分(ニ) AA (5) 7.0 7.0 7.0 7.0 成分(ホ) BA (6) 20.0 20.0 20.0 20.0 ST (7) 21.0 21.0 21.0 21.0 EHM (8) 5.0 5.0 5.0 5.0 MMA (9) 20.6 20.6 20.6 20.6 メラミン樹脂(b) b-1 17.0 17.0 17.0 17.0 b-2 65.4 65.4 65.4 65.4 有機酸 B-1 4.2 ─ ─ ─ B-2 ─ 4.2 ─ 4.2 B-3 ─ ─ 4.2 ─ 特性 アクリル樹脂(a) 酸価(mgKOH/g 樹脂) 54.5 54.5 54.5 54.5 水酸基価(mgKOH/g 樹脂) 86.2 86.2 86.2 86.2 重量平均分子量(104 ) 4.5 4.7 4.4 4.7 電着塗料原液 平均粒子径(nm) 165 170 168 172 pH 20℃ 7.59 7.68 7.70 7.69 30℃ 7.50 7.59 7.62 7.59 注(1) N- ブトキシメチルアクリルアミド (2) 3- メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン (3) 3- メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン (4) メタクリル酸2-ヒドロキシエチル (5) アクリル酸 (6) アクリル酸n- ブチル (7) スチレン (8) メタクリル酸2-エチルヘキシル (9) メタクリルメチル
【0052】 表1(つづき) 実施例No. 5 6 7 8 組成 アクリル樹脂(a) 成分(イ) BMAA 0.25 5.0 5.0 5.0 成分(ロ) MOPMS 1.4 0.5 1.4 1.4 MOPES ─ ─ ─ ─ 成分(ハ) HEMA 20.0 20.0 20.0 20.0 成分(ニ) AA 7.0 7.0 7.0 7.0 成分(ホ) BA 22.5 20.0 20.0 20.0 ST 21.0 21.0 21.0 21.0 EHM 5.0 5.0 5.0 5.0 MMA 22.85 21.5 22.0 22.0 メラミン樹脂(b) b-1 17.0 35.0 17.0 17.0 b-2 65.4 47.4 65.4 65.4 有機酸 B-1 ─ ─ ─ ─ B-2 4.2 4.2 1.7 8.7 B-3 ─ ─ ─ ─ 特性 アクリル樹脂(a) 酸価(mgKOH/g 樹脂) 54.5 54.5 54.5 54.5 水酸基価(mgKOH/g 樹脂) 86.2 86.2 86.2 86.2 重量平均分子量(104 ) 3.5 3.9 3.9 4.3 電着塗料原液 平均粒子径(nm) 173 190 158 186 pH 20℃ 7.67 7.67 7.73 7.52 30℃ 7.58 7.52 7.65 7.46
【0053】 表1(つづき) 比較例No. 1 2 3 4 5 組成 アクリル樹脂(a) 成分(イ) BMAA 5.0 ─ 5.0 ─ 12.0 成分(ロ) MOPMS 1.4 ─ 1.4 4.0 ─ MOPES ─ ─ ─ ─ ─ 成分(ハ) HEMA 20.0 20.0 20.0 20.0 20.0 成分(ニ) AA 7.0 7.0 7.0 7.0 7.0 成分(ホ) BA 20.0 23.2 20.0 20.6 17.2 ST 21.0 21.0 21.0 21.0 21.0 EHM 5.0 5.0 5.0 5.0 5.0 MMA 20.6 23.8 20.6 21.1 17.8 メラミン樹脂(b) b-1 17.0 17.0 17.0 17.0 17.0 b-2 65.4 65.4 65.4 65.4 65.4 有機酸 B-1 ─ ─ ─ ─ ─ B-2 ─ 4.2 13.5 4.2 4.2 B-3 ─ ─ ─ ─ ─ 特性 アクリル樹脂(a) 酸価(mgKOH/g 樹脂) 54.5 54.5 54.5 54.5 54.5 水酸基価(mgKOH/g 樹脂) 86.2 86.2 86.2 86.2 86.2 重量平均分子量(104 ) 4.5 2.7 4.4 27.3 32.5 電着塗料原液 平均粒子径(nm) 160 158 170 163 162 pH 20℃ 8.20 7.70 6.97 7.69 7.67 30℃ 7.99 7.56 6.52 7.49 7.52
【0054】 表2特性 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 貯蔵安定性 ◎ ◎ ◎ ◎ 重量平均分子量(104 ) 調製時 4.43 4.25 4.78 4.55 7日後 4.25 4.30 4.78 4.89 10日後 4.38 4.28 4.82 4.68 30日後 4.40 4.34 4.81 4.78 pH(20℃) 調製時 7.60 7.68 7.70 7.69 7日後 7.62 7.70 7.72 7.72 10日後 7.59 7.71 7.71 7.71 30日後 7.65 7.69 7.73 7.72 pH(30℃) 調製時 7.50 7.59 7.62 7.59 7日後 7.48 7.53 7.58 7.57 10日後 7.47 7.49 7.57 7.55 30日後 7.48 7.47 7.57 7.51
【0055】 表2(つづき)特性 実施例5 実施例6 実施例7 実施例8 貯蔵安定性 ◎ ◎ ◎ ○ 重量平均分子量(104 ) 調製時 4.40 4.48 4.81 4.20 7日後 4.55 4.20 4.70 4.45 10日後 4.83 4.55 5.02 4.68 30日後 4.82 4.48 4.88 4.51 pH(20℃) 調製時 7.67 7.67 7.73 7.52 7日後 7.65 7.62 7.70 7.49 10日後 7.62 7.61 7.69 7.46 30日後 7.63 7.63 7.68 7.47 pH(30℃) 調製時 7.58 7.52 7.65 7.46 7日後 7.55 7.50 7.60 7.46 10日後 7.52 7.50 7.61 7.45 30日後 7.53 7.48 7.59 7.45
【0056】 表2(つづき)特性 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 貯蔵安定性 × ○ × × × 重量平均分子量(104 ) 調製時 4.50 2.20 4.40 15.30 20.50 7日後 5.20 2.30 4.20 20.00 35.20 10日後 6.30 2.30 4.10 25.30 38.50 30日後 9.20 2.40 4.30 30.30 42.80 pH(20℃) 調製時 8.20 7.70 6.97 7.69 7.67 7日後 8.32 7.65 6.83 7.55 7.45 10日後 8.11 7.60 6.72 7.43 7.32 30日後 8.05 7.53 6.52 7.23 7.21 pH(30℃) 調製時 7.99 7.56 6.52 7.49 7.52 7日後 7.43 7.52 6.43 7.40 7.33 10日後 7.22 7.45 6.23 7.38 7.30 30日後 6.95 7.30 6.11 7.30 7.32
【0057】 表3 特性 実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 膜厚(μm) 硬化時 13 12 13 13 7日後 10 10 11 10 10日後 11 9 11 11 30日後 10 10 11 11 反射率(%) 硬化時 14 12 13 15 7日後 14 11 12 16 10日後 12 11 12 15 30日後 12 11 12 14 塗膜外観 硬化時 ◎ ◎ ◎ ◎ 7日後 ◎ ◎ ◎ ◎ 10日後 ◎ ◎ ◎ ◎ 30日後 ◎ ◎ ◎ ◎ 硬度 4H 4H 4H 4H 耐アルカリ性 10 10 10 10 耐酸性 10 10 10 10 キャス耐食性 10 10 9.8 10
【0058】 表3(つづき)特性 実施例5 実施例6 実施例7 実施例8 膜厚(μm) 硬化時 12 12 12 12 7日後 10 10 9 11 10日後 9 10 9 12 30日後 10 10 9 13 反射率(%) 硬化時 17 22 15 16 7日後 18 25 14 18 10日後 18 23 12 18 30日後 16 24 11 19 塗膜外観 硬化時 ◎ ◎ ◎ ○ 7日後 ◎ ◎ ◎ ○ 10日後 ◎ ◎ ◎ ◎ 30日後 ◎ ◎ ◎ ◎ 硬度 4H 4H 4H 4H 耐アルカリ性 9.8 9.8 10 9.8 耐酸性 9.8 9.8 9.8 9.8 キャス耐食性 9.8 9.8 10 9.8
【0059】 表3(つづき)特性 比較例1 比較例2 比較例3 比較例4 比較例5 膜厚(μm) 硬化時 12 18 7 10 9 7日後 11 15 5 6 8 10日後 7 10 4 4 6 30日後 5 9 3 2 5 反射率(%) 硬化時 15 98 25 5 9 7日後 22 99 36 10 6 10日後 38 86 40 26 16 30日後 59 76 58 36 29 塗膜外観 硬化時 ○ ○ × ○ ○ 7日後 △ ○ × × △ 10日後 △ △ × × × 30日後 △ × × × × 硬度 4H 2H 4H 4H 4H 耐アルカリ性 9.8 6 7 9.8 9.8 耐酸性 9.8 7 6 9.8 9.8 キャス耐食性 9.8 5 5 9 6
【0060】表2及び3から明らかなように、実施例1
〜8の電着塗料組成物は、pH、重量平均分子量等の経
時変化が少なく、貯蔵安定性に優れている。また実施例
1〜8の電着塗膜は、長時間経過しても、反射率が低く
良好な艶消し面を有するとともに、硬度、耐アルカリ
性、耐酸性及びキャス耐食性に優れている。一方、比較
例1〜5の電着塗料組成物は貯蔵安定性に劣り、またこ
れらの電着塗料組成物から得られる電着塗膜は、反射率
が高く、艶消し効果が低い。
〜8の電着塗料組成物は、pH、重量平均分子量等の経
時変化が少なく、貯蔵安定性に優れている。また実施例
1〜8の電着塗膜は、長時間経過しても、反射率が低く
良好な艶消し面を有するとともに、硬度、耐アルカリ
性、耐酸性及びキャス耐食性に優れている。一方、比較
例1〜5の電着塗料組成物は貯蔵安定性に劣り、またこ
れらの電着塗料組成物から得られる電着塗膜は、反射率
が高く、艶消し効果が低い。
【0061】
【発明の効果】本発明の艶消し電着塗料用樹脂組成物
は、架橋官能基としてN- アルコキシアミド基及び加水
分解性シリル基を導入したアクリル樹脂と、アルキルエ
ーテル化メチロールメラミン樹脂とからなる塗料樹脂
に、有機酸を添加してなるので、貯蔵安定性に優れてい
るとともに、長時間経過しても、良好な外観と艶消し度
を有する塗膜を形成することができる。
は、架橋官能基としてN- アルコキシアミド基及び加水
分解性シリル基を導入したアクリル樹脂と、アルキルエ
ーテル化メチロールメラミン樹脂とからなる塗料樹脂
に、有機酸を添加してなるので、貯蔵安定性に優れてい
るとともに、長時間経過しても、良好な外観と艶消し度
を有する塗膜を形成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C09D 161/28 PHK C09D 161/28 PHK (72)発明者 尾松 俊明 千葉県市原市千種海岸2番1 東レ株式会 社千葉工場内 (72)発明者 秋田 直幸 千葉県市原市千種海岸2番1 東レ株式会 社千葉工場内
Claims (2)
- 【請求項1】 [A] (a) (イ)N- アルコキシ(メタ)ア
クリルアミド0.25〜10重量%と、(ロ) 3-(メタ)アクリ
ロイルオキシプロピルトリメトキシシラン及び/又は3-
(メタ)アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラ
ン0.5 〜3重量%と、(ハ) 水酸基を有する(メタ)アク
リル酸エステルと、(ニ) α,β- 不飽和カルボン酸とを
含有し、酸価が25〜100 であり、水酸基価が35〜100 で
あるアクリル樹脂30〜80重量部と、 (b) アルキルエーテル化メチロールメラミン樹脂70〜20
重量部と、 [B] 前記(a) 及び(b) の合計100 重量部に対して、0.05
〜5重量部の有機酸とを含有することを特徴とする艶消
し電着塗料組成物。 - 【請求項2】 前記有機酸がα,β- 不飽和カルボン酸
及び/又は重量平均分子量500 〜5,000 のα,β- 不飽
和カルボン酸重合体であり、かつ艶消し電着塗料組成物
のpH(20〜30℃)が7.45〜7.75となる割合で配合され
ていることを特徴とする請求項1に記載の艶消し電着塗
料組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259376A JPH0978009A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 艶消し電着塗料組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7259376A JPH0978009A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 艶消し電着塗料組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978009A true JPH0978009A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=17333273
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7259376A Pending JPH0978009A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 艶消し電着塗料組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0978009A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371244A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Kusumoto Kasei Kk | 水性塗料用平滑剤 |
| CN100430446C (zh) * | 2001-11-28 | 2008-11-05 | 日本涂料株式会社 | 电泳涂料组合物及其涂布方法 |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP7259376A patent/JPH0978009A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002371244A (ja) * | 2001-06-14 | 2002-12-26 | Kusumoto Kasei Kk | 水性塗料用平滑剤 |
| CN100430446C (zh) * | 2001-11-28 | 2008-11-05 | 日本涂料株式会社 | 电泳涂料组合物及其涂布方法 |
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