JPH0978350A - ポリベンザゾール繊維の製造方法およびポリベンザゾール中間乾燥繊維 - Google Patents

ポリベンザゾール繊維の製造方法およびポリベンザゾール中間乾燥繊維

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JPH0978350A
JPH0978350A JP23520895A JP23520895A JPH0978350A JP H0978350 A JPH0978350 A JP H0978350A JP 23520895 A JP23520895 A JP 23520895A JP 23520895 A JP23520895 A JP 23520895A JP H0978350 A JPH0978350 A JP H0978350A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は、コンパクトな設備で高速度でポリ
ベンザゾール繊維を製造することを目的とする。 【構成】 ポリベンザゾールとポリリン酸からなる紡糸
ドープを紡糸口金から非凝固性の気体中に溶融して押し
出す。該フィラメントを凝固・水洗後に、240℃以上
の高温で繊維にダメージを与える事無く乾燥するポリベ
ンザゾール繊維の製造方法及びポリベンザゾール中間乾
燥繊維。 【効果】 繊維構造を制御し、乾燥工程での繊維物性低
下が生じないポリベンザゾール繊維を提供すると同時
に、乾燥時間を短縮する高速乾燥方法により経済的な高
性能ポリベンザゾール繊維の提供が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は高強度・高弾性率ポリベ
ンゾオキサゾールの繊維の製造方法に関する。さらに詳
しくは、高強度・高弾性率ポリベンゾオキサゾールの繊
維を効率的に短時間で乾燥させる製造方法及び効率的に
短時間で乾燥させるための中間乾燥繊維に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】ポリベンザゾール繊維は現在市販されてい
るスーパー繊維の代表であるポリパラフェニレンテレフ
タルアミド繊維の2倍以上の強度と弾性率を持つ。した
がって次世代のスーパー繊維として期待されている。ポ
リベンザゾール重合体のポリリン酸溶液から繊維を製造
することは公知である。例えば、紡糸方法については米
国特許5296185号、米国特許5294390号が
あり、乾燥方法については特願平5−304111号
が、熱処理方法については米国特許5288445号が
提案がなされている。しかしながらポリベンザゾール繊
維の製造において、分子が剛直であるため物質移動が困
難で、特に乾燥方法については特願平5−304111
号に記載されているように、繊維内の水分率が多い状態
で高温に晒されると繊維にダメージが発生するために、
乾燥温度を高くして短時間で乾燥する事は極めて困難で
あった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ポリベンザゾール繊維
を、従来技術で工業化するに際し最大の問題点は乾燥工
程が長時間要るため高速製糸設備が大型化する事にあ
る。本発明は、このような技術的困難を克服し、繊維に
ダメージを与えることなく高速に乾燥する技術を開発
し、高速度で工業的にポリベンザゾール繊維を得る新規
な製造方法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、ポリベン
ザゾール繊維を経済的にに製造することを目的とし、鋭
意研究し、解決手段を見いだした。即ち、ポリベンザゾ
ールとポリリン酸から成る紡糸ドープを、紡糸口金から
溶融紡出し、通常エアーギャップと呼ばれる非凝固性の
気体中でドラフトを糸条に与えた後、凝固及び/又は抽
出しさらに乾燥しポリベンザゾール繊維を得る。この工
程において、凝固条件が乾燥に供する糸条の微細構造を
決定し、水分の乾燥現象を支配していることを発見し
た。また凝固条件のうち特に、凝固液温度および凝固液
濃度条件が支配的であることを見い出し、繊維にダメー
ジを与えることなく高速度で乾燥する方法を発明した。
本発明はその製造方法を主旨とするものである。さら
に、凝固条件をコントロールすることで得られた乾燥時
の内部歪みが発生し難く、繊維表面だけが乾燥し繊維の
中心部が多量の水を含んだ状態で乾燥を中断しても繊維
内の残留応力レベルが低く、その後繊維内の水分が減っ
ても強度低下が起こらない特徴を有する。このような繊
維は紡糸と乾燥を直結しない製造プロセスにおいても品
質の変化が生じ難く、紡糸・水洗の工程と、乾燥・熱処
理の工程を異なる生産速度にすることも可能となる。
【0005】以下本発明を詳細に説明する。本発明にお
けるポリベンザゾール繊維とは、ポリベンザゾールポリ
マーよりなる繊維をいい、ポリベンザゾール(PBZ)
とは、ポリベンゾオキサゾール(PBO)ホモポリマ
ー、ポリベンゾチアゾール(PBT)ホモポリマー及び
それらPBO、PBTのランダム、シーケンシャルある
いはブロック共重合ポリマーをいう。ここでポリベンゾ
オキサゾール、ポリベンゾチアゾール及びそれらのラン
ダム、シーケンシャルあるいはブロック共重合ポリマー
は、例えば Wolfe等の「Liquid Crystalline Polymer C
ompositions , Process and Products」米国特許第47
03103号(1987年10月27日)、「Liquid C
rystall-ine Polymer Compositions , Process and Pro
ducts 」米国特許4533692号(1985年8月6
日)、「Liquid Crystalline Poly(2,6-Benzothiazole)
Composition, Process and Products」米国特許第45
33724号(1985年8月6日)、「Liquid Crys
talline Polymer Compositions , Process and Product
s 」米国特許第4533693号(1985年8月6
日)、Evers の「Thermooxidative-ly Stable Articula
ted p-Benzobisoxazole and p-Benzobisthiazole Polym
res 」米国特許第4539567号(1982年11月
16日)、Tasi等の「Method for making Heterocyclic
Block Copolymer」米国特許第4578432号(19
86年3月25日)、等に記載されている。PBZポリ
マーに含まれる構造単位としては、好ましくはライオト
ロピック液晶ポリマーから選択される。モノマー単位は
構造式(a)〜(h)に記載されているモノマー単位か
らなり、さらに好ましくは、本質的に構造式(a)〜
(c)から選択されたモノマー単位からなる。
【0006】
【化1】
【0007】
【化2】
【0008】PBZポリマーのドープを形成するための
好適な溶媒としては、クレゾールやそのポリマーを溶解
し得る非酸化性の酸が含まれる。好適な酸溶媒の例とし
ては、ポリリン酸、メタンスルホン酸および高濃度の硫
酸あるいはそれらの混合物が挙げられる。さらに適する
溶媒はポリリン酸及びメタンスルホン酸である。また最
も適する溶媒は、ポリリン酸である。
【0009】溶媒中のポリマー濃度は好ましくは少なく
とも約7重量%であり、さらに好ましくは少なくとも1
0重量%、最も好ましくは少なくとも14重量%であ
る。最大濃度は、例えばポリノーの溶解性やドープ粘度
といった実際上の取扱い性により限定される。それらの
限界要因のために、ポリマー濃度は通常では20重量%
を超えることはない。
【0010】好適なポリマーやコポリマーあるいはドー
プは公知の手法により合成される。例えば Wolfe等の米
国特許第4533693号(1985年8月6日)、Sy
bert等の米国特許4772678号(1988年9月2
0日)、Harrisの米国特許第4847350号(198
9年7月11日)に記載される方法で合成される。PB
Zポリマーは、Gregory 等の米国特許第5089591
号(1992年2月18日)によると、脱水性の酸溶媒
中での比較的高温、高剪断条件下において高い反応速度
での高分子量化が可能である。
【0011】このようにして重合されるドープは紡糸部
に供給され、紡糸口金から通常100℃以上の温度で吐出
される。口金細孔の配列は通常円周状、格子状に複数個
配列されるが、その他の配列であってもよい。口金細孔
数は特に限定されないが、紡糸口金面における紡糸細孔
の配列は、吐出糸条間の融着などが発生しないような孔
密度を保つ必要がある。また、高速で紡糸する際にはフ
ィラメント間の冷却気体の温度が最適化されるように、
孔配列や冷却気流を調整する必要がある。
【0012】該紡糸口金から非凝固性の気体中(いわゆ
るエアーギャップ)に吐出されたフィラメント状のドー
プはエアーギャップ中でドラフトを与えられる。該糸条
の冷却効率を高めるためエアーギャップ中に、冷却風を
用いて糸条を冷却するいわゆるクエンチチェンバーを設
けることは特に早い紡糸速度で安定した生産をするため
には有効である。好ましい冷却風の温度は、およそ10
℃以上120℃以下であるが、これらはドープのポリマ
ー分子量、ポリマー濃度等に依存する。
【0013】ついで該糸条は凝固液に導かれ凝固および
または抽出される。凝固の条件は本発明の乾燥プロセス
を実現する上で極めて重要な意味を持つ。凝固液は、実
用的観点からドープ溶媒の水溶液であるリン酸水溶液が
好ましい。凝固の条件としては、凝固液の温度、凝固液
の濃度、凝固時間、凝固時にドープフィラメントにかか
っている張力、凝固浴に進入するドープフィラメントの
温度、凝固浴に進入するドープフィラメントの配向度等
がある。これらのうち特に重要なのは、凝固液の温度、
凝固液の濃度および凝固時間である。中でもとりわけ重
要なのは凝固液の温度である。好ましい凝固液の温度は
30℃以上120℃以下である。凝固液の温度が30℃
未満では凝固力が不足して繊維の内層部の相分離組織が
粗くなり、乾燥時の内部歪みが発生し易くなる。温度が
120℃を超えると、ドープフィラメントが柔らかくス
トレッチを与え続けなければ糸道を安定化させる事がで
きない。より好ましい凝固液温度は35℃以上85℃以
下である。凝固で使用するリン酸水溶液の濃度は、6%
以上およそ50%未満が好ましい。凝固液の濃度を低く
する事で、十分な凝固力が得られるが濃度を低く保つた
めには多量の低濃度燐酸液を処理するコストの問題が生
じるので6%未満の濃度は工業的見地から好ましくな
い。高濃度の凝固は、低温の凝固と同様に凝固力が不足
して繊維の内層部の相分離組織が粗くなり、乾燥時の内
部歪みが発生し易くなる。より好ましい凝固液の濃度は
10%以上45%以下であり、さらに好ましくは、15
%以上35%以下である。凝固時間は、凝固温度、凝固
液濃度に依存する。すなわち、凝固力が高い条件(高温
・低濃度)に対して凝固力が弱い条件(低温・高濃度)
では長い時間を必要とする。しかしながら凝固の時間
は、最短で0.01秒以上より好ましくは0.05秒以上さ
らに好ましくは0.1秒以上である必要がある。また、
凝固の時間は、設備をコンパクトにする観点から短い事
が好ましく、長くても10秒以下より好ましくは5秒以
下、さらに好ましくは3秒以下が良い。
【0014】この条件下で凝固を行った後さらに水洗し
た繊維が、短時間で乾燥際に好適な微細構造を有する。
凝固後の水洗の条件は大きな構造変化の要因ではない
が、リン濃度は10000ppm以下、好ましくは7000ppm 以下
が好ましい。また水洗工程では中和工程も実施すること
が可能である。中和薬剤としてはアルカリ金属の塩基が
利用できる繊維中の残留溶媒であるリン原子に対するア
ルカリ金属の原子比が0.2 以上1.8 以下とすることは、
繊維の後加工中の物性保持の為特に好ましいが、必須で
はない。
【0015】こうして得られた乾燥前のポリベンザゾー
ル繊維(中間乾燥繊維)は、繊維の中心部と表層部の高
次構造の差が小さくなる。ここでいうところの、高次構
造は繊維内の微細な数10オングストローム程度のサイ
ズをもつ空隙のサイズ分布で評価する事ができる。この
サイズ分布を評価する方法としては、未乾燥の状態で水
溶性の重金属塩を含浸することで空隙内の水に偏在する
重金属を透過型電子顕微鏡で観察する方法、未乾燥繊維
を熱示差分析測定装置で冷却し内部の水が凍る温度を測
定する方法がある。後者の方法が簡便であるが、繊維表
面に付着している水と繊維内部にある水との分離をする
必要がある。この操作は、繊維中水分率がおよそ25%
になるまで、張力2g/d、温度180℃で乾燥させて
繊維表面および繊維表層部の水の一部を除去することで
可能となる。ここでいう繊維中水分率は繊維の絶乾重量
に対する保有水の重量分率で定義する。乾燥装置内の滞
留時間を変える事で水分率を25%に調節することがで
きる。この際に、張力を2g/dに設定する理由は、乾
燥時の張力が高いと繊維の配向が進むと同時に内部の空
隙サイズが変化することを防止するためである。乾燥温
度を180℃に設定する理由は、減量速度が適当で繊維
中水分率の調整が容易だからである。一般に、細孔の中
に閉じこめられた水の凝固点は、その表面張力のために
熱力学的作用として凝固点低下が生じる。石切山らの報
告(Polymer Preprints, Japan Vol. 34, No. 9, p2645
(1985)) に従えば、細孔の径が100オングストローム以
下になると急激に凝固点低下を引き起こすことが知られ
ており、ポリベンザゾール未乾燥糸中に含まれる水のD
SC曲線を比較することから、繊維内の空隙の大きさ及
び分布を評価できる。上述のようにして準備した試料の
20〜−70℃における熱示差分析の結果より、本発明
の繊維では図−1の2のような単一ピークとなるのに対
して、本発明外の例えば凝固温度が25℃、凝固液の燐
酸濃度22%の繊維では図−1の1のような2山のピー
クとなる。2山のピークとなる繊維は繊維内の構造が不
均一で、およそ240℃以上の高温で乾燥する際に、強
度低下を伴うボイドが発生する。実質的に単一ピークと
なっている繊維のボイド発生限界温度はおよそ240℃
以上であるのに対して、実質的に単一ピークとなってい
ない繊維のボイド発生限界温度はおよそ230℃以下で
ある。
【0016】ポリベンザゾール繊維の乾燥時間は乾燥温
度が高ければ高い程短縮できる。これは、繊維中の水分
子がクラスターや単分子気体となって運動する速度が絶
対温度の1/2乗に比例するためである。しかしながら
従来技術では、繊維中の水分量が15%以上ある乾燥初
期から240℃といった高温で乾燥させようとすると繊
維内にボイドが発生し、強度低下、光酸化劣化特性が悪
くなるといった問題が生じていた。上述したように、発
明者らは繊維内部の空隙サイズがそろった未乾燥糸を乾
燥する際にはおよそ240℃以上の高温で乾燥しても、
強度低下が生じないことを見出した。乾燥工程で用いる
事が出来る温度は、凝固で出来た構造に依存する。理想
的に凝固された未乾燥糸は300℃以上で乾燥しても強
度低下やボイド発生がない。凝固温度がおよそ30℃以
上の条件では240℃以上の高温で乾燥しても強度低下
が生じないようにすることができる。
【0017】こうした現象を惹起する繊維の構造変化の
具体的な証拠としは次のようなものがある。乾燥工程に
おける分子の歪みをラマン分光法により測定することが
できる。Youngらが(J.of Materials Sc.25,127(1
990)) 、1580〜1640cm-1での吸収のピークのシ
フトから分子の歪みを測定する方法を示している。発明
者らは、およそ紡速400m/分で紡糸し、燐酸濃度2
2%、液温度20℃の凝固浴で0.3秒滞留させた後十
分に水洗した繊維を240℃のホットステージ上で乾燥
させる間の評価を実施した。分子鎖に圧縮向きの歪みが
作用し、巨視的なボイドが生成する事により、歪みが緩
和され吸収ピークのシフトが元に戻ることが確認された
が、本発明の凝固条件が調整された場合には、240℃
のホットステージ上で乾燥させる間ピークのシフトは観
測されず、280℃においてもピークシフト量は1cm-1
以下であることを確認した。ラマン分光法のピークシフ
ト量の測定は、例えば、Jobin-Yvon社製Ramanor-U1000
を用いて、アルゴンレーザー光源で実施することができ
る。
【0018】乾燥工程で繊維表面部分から、乾燥が始ま
る。この際の体積変化は内部歪みを発生させるが、繊維
内部と繊維表層の収縮差が小さくなると分子鎖の歪みも
小さくなる。本発明の繊維では、繊維表面だけが乾燥し
た状態で放置しても、ボイド発生が起こらない。従来の
繊維では、中間乾燥状態の内部歪みが大きい状態で放置
すると、内部の水分が蒸発した際にボイドが発生し強度
低下を引き起こしていた。本発明では、乾燥を中断し繊
維を一旦パッケージとして捲き取った状態で乾燥する方
法や、工程速度を下げて、多錘で短い処理長で乾燥を実
施することも可能となった。
【0019】本発明の目的は、乾燥設備をコンパクトに
することで経済的にポリベンザゾール繊維を製造するこ
とである。従って、乾燥温度は可能な限り高く設定する
事が好ましく、乾燥工程の出来るだけ多くの部分が高温
に保たれていることが好ましい。特に複数の乾燥装置で
連続的に乾燥する場合などは、装置間のつなぎの糸温度
が低下する部分をできるだけ短くする工夫が必要であ
り、少なくとも乾燥工程の全長に対して80%以上を2
40℃以上に保つことが好ましく、より好ましくは95
%以上を240℃以上に保つことが好ましい。また乾燥
の温度は、未乾燥糸の構造により設定の変更は必要だが
少なくともおよそ240℃以上、更に好ましくは260
℃以上、最も好ましくは280℃以上である。乾燥温度
の上限は、ヤーンの収束性、制電性を油剤で実現する限
りにおいては290℃以下が好ましい。電荷調整等の方
法でヤーンの収束性が確保できる場合においても、ポリ
マーの耐熱性から高くてもおよそ650℃以下にする必
要がある。
【0020】乾燥時間は、設備コストの観点から長くと
もおよそ80秒以下で繊維の平衡水分率のおよそ2%未
満まで乾燥させることが好ましい、更に好ましくは60
秒以下、最も好ましくはおよそ30秒以下である。
【0021】乾燥工程の加熱帯としては、電気炉あるい
は火炎等の輻射、加熱ローラーもしくは加熱空気または
加熱不活性ガス、もしくは過熱水蒸気、もしくはオイル
等の熱媒体が使用できる。高温に保持して一部マイクロ
波等の電磁場や衝撃波を併用してもよい。またこれらの
組み合わせで使用してもよい。繊維をすばやく昇温でき
ることが肝要である。
【0022】乾燥工程は、水洗工程からオンラインで実
施する事が好ましい。より好ましくは平衡水分率以下ま
で乾燥した後で捲き取って製品とする事が好ましい。一
方で、乾燥工程で巻取り可能な水分率まで乾燥し、捲き
取られたパッケージで乾燥を引き続き行ってもよい。或
は、捲き取られたパッケージから解じょして、乾燥、熱
処理を連続して行う事も可能である。巻取りが可能とな
る水分率としては、好ましくは多くともおよそ25%以
下、より好ましくはおよそ15%以下、さらに好ましく
はおよそ4%以下である。
【実施例】以下に実施例を示すが本発明はこれらの実施
例に限定されるものではない。 (水分率測定)繊維中水分率の測定法は次に示すとおり
である。約1.0gの乾燥後の繊維を秤量(W1)し、
その繊維を静置乾燥機で230℃、30分乾燥させ、再
び秤量(W0)し、次式で算出する。 水分率(%)={(W1−W0)/W0}×100 (熱示差測定)熱示差測定(以下DSC測定とする)
は、マックサイエンス社製DSC3100Sを用いて測定した。
試料として未完全乾燥のフィラメントバンドルを手早く
1乃至5mmの長さに切りそろえ、2乃至12mgを天秤で秤
量しアルミニウムパンに封入した。この時供する試料の
水分率はあらかじめおよそ25%に調整しておく必要が
ある。何故ならば、多量に自由水(糸の外表面に付着し
た水)を含む状態でDSC測定を行うと、自由水の凝固
が妨害要因となり、問題としている細孔中の水の凝固点
測定を妨げる。特に、0℃乃至-40 ℃に存在するピーク
が影響を受けやすい。凝固点の分布は、降温過程のDSC
曲線を測定、評価する事により行った。昇温過程の測定
からも本質的には同じ結論を導くべきではあるが、DSC
曲線上に生ずるピークが鈍くなるため、実際の評価には
適さなかった。降温速度は10℃/ 分とし、20℃から−
70℃まで測定した。この様にして測定したDSC曲線
の例を図−1に示す。ピークの分裂の有無が存在するこ
とから、細孔分布の違いを評価することができる。 (ボイド観察)繊維の欠陥の発生量と分散状態は、約4
cmにカットした繊維片をスライドグラスに載せ、光学
顕微鏡を使用して200倍で観察した。
【0023】実施例1−8及び、比較例1,2 米国特許4533693号示す方法により得られた、3
0℃のメタンスルホン酸溶液で測定した固有粘度が2
4.4dL/gのポリベンゾオキサゾール14.0(重
量)%と五酸化リン含量率83.17%のポリリン酸か
らなる紡糸ドープを紡糸に用いた。ドープは金属網状の
濾材を通過させ、次いで2軸からなる混練装置で混練と
脱泡を行った後、昇圧させ、重合体溶液温度を175℃
に保ち、孔数334を有する紡糸口金から175℃で紡
出し、温度60℃の冷却風を用いて吐出糸条を冷却した
後、凝固浴中に導入した。紡糸速度、凝固浴温度および
凝固浴のリン酸水溶液濃度は表−1に示す条件とした。
オンラインで紡糸・凝固・水洗(中和)・乾燥を行っ
た。乾燥装置は熱風乾燥式のオーブン(風速16m/
秒)を用いた。水洗・乾燥条件および得られた繊維の物
性を同じく表−1に示す。
【0024】
【表1】
【0025】表−1で明らかなように、本発明の範囲に
おける凝固条件を満足する紡出糸はこれまでにない画期
的な高速乾燥条件下においても巨視的ボイドなどの発生
もなく物性が低下しない。本発明の技術によりより少な
い設備投資により極めて効率的にポリベンズアゾール繊
維が製造できる。
【0026】実施例9と比較例3 比較例1と実施例3と同じ紡糸・凝固・水洗(中和)を
行った試料を180℃の乾燥条件で34秒、工程張力2
g/dで乾燥して繊維中水分率を25%とした繊維を巻
取り、DSC測定を行った。図−1の1は比較例1に相
当する中間未乾糸(比較例3)、図中の2は実施例3に
相当する試料(実施例9)のパターンである。
【0027】比較例3と実施例9の試料を乾燥機に通
し、ボイドが発生する上限温度を調べた。ボイドが発生
する温度は各々、比較例3では225℃、実施例9では
295℃であった。
【0028】実施例10と比較例4 比較例1と実施例3と同じ紡糸・凝固・水洗(中和)を
行った試料を220℃の乾燥機に80秒通し、捲き取っ
た。この時の水分率は比較例1に相当する中間乾燥糸
(比較例4)では5.7%、実施例3に相当する中間乾
燥糸(実施例10)では5.1%であった。これらを、
気温20℃、湿度65rh%の室内の暗所に42時間放
置した前後の水分率と強度を表−2に示す。
【0029】
【表2】
【0030】表−2で明らかなように、本発明のポリベ
ンザゾール繊維は乾燥に伴う糸質変化を生じ難い優れた
特性を有する。
【0031】
【発明の効果】本発明により、従来に比べて極めてコン
パクトな設備でポリベンザゾール繊維の製造が可能にな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明及び従来のポリベンザゾール繊維の中間
未乾燥糸の熱示差分析曲線を示す。
【符号の説明】
1:従来のポリベンザゾール中間未乾燥糸の熱示差分析
曲線(比較例3) 2:本発明のポリベンザゾール中間未乾燥糸の熱示差分
析曲線(実施例9)

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ポリリン酸とポリベンザゾールからなる
    紡糸ドープを紡糸口金から押し出し、得られたドープフ
    ィラメントを凝固・水洗後に、乾燥させる際に加熱帯の
    全長に対して80%以上の部分の温度を240℃以上に
    することを特徴とするポリベンザゾール繊維の製造方
    法。
  2. 【請求項2】 凝固浴として6%以上50%未満のポリ
    リン酸水溶液を使用し、凝固浴温度を30℃以上120
    ℃以下とすることを特徴とする請求項1記載のポリベン
    ザゾール繊維の製造方法。
  3. 【請求項3】 80秒以内で繊維中の水分率を2%未満
    まで乾燥させる事を特徴とする請求項1記載のポリベン
    ザゾール繊維の製造方法。
  4. 【請求項4】 2g/dの張力下で180℃で乾燥させ
    ることにより繊維中水分率を25%とし熱示差分析(D
    SC)で測定した際に、20〜−70℃に単一の繊維内
    液体凝固ピークが観察される繊維を乾燥工程に供するこ
    とを特徴とする請求項1記載のポリベンザゾール繊維の
    製造方法。
  5. 【請求項5】 2g/dの張力下で180℃で乾燥させ
    ることにより繊維中水分率を25%とし、示差走査熱量
    計(DSC)で測定した際に20〜−70℃に単一の繊
    維内液体凝固ピークが観察されることを特徴とするポリ
    ベンザゾール中間乾燥繊維。
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