JPH0978431A - 複合弾性不織布 - Google Patents
複合弾性不織布Info
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- JPH0978431A JPH0978431A JP8173336A JP17333696A JPH0978431A JP H0978431 A JPH0978431 A JP H0978431A JP 8173336 A JP8173336 A JP 8173336A JP 17333696 A JP17333696 A JP 17333696A JP H0978431 A JPH0978431 A JP H0978431A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】一方向に優れた伸縮性を有し、100%伸長後
の残留歪が30%以下であり、しかも通気性に優れ、ク
レープ性を有するソフトで嵩高性に優れた複合弾性不織
布の提供。 【解決手段】エチレン・α−オレフィン共重合体を主成
分とする樹脂組成物(A)と、スチレン−エチレン/ブ
チレン−スチレンブロック共重合体を含有する樹脂組成
物(B)とを、(A)/(B):90/10〜50/5
0の重量割合で含む混合物からなる伸縮性不織布を、伸
長させた状態で、前記樹脂組成物(A)を含有する非弾
性不織布と貼り合わせた後、伸縮性不織布を緩和させて
なる、クレープ性を有する複合弾性不織布。
の残留歪が30%以下であり、しかも通気性に優れ、ク
レープ性を有するソフトで嵩高性に優れた複合弾性不織
布の提供。 【解決手段】エチレン・α−オレフィン共重合体を主成
分とする樹脂組成物(A)と、スチレン−エチレン/ブ
チレン−スチレンブロック共重合体を含有する樹脂組成
物(B)とを、(A)/(B):90/10〜50/5
0の重量割合で含む混合物からなる伸縮性不織布を、伸
長させた状態で、前記樹脂組成物(A)を含有する非弾
性不織布と貼り合わせた後、伸縮性不織布を緩和させて
なる、クレープ性を有する複合弾性不織布。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は複合弾性不織布に関
し、特に一方向に優れた伸縮性を有し、100%伸長後
の残留歪が30%以下であり、通気性に優れ、クレープ
性を有するソフトで嵩高性に優れた複合弾性不織布に関
する。
し、特に一方向に優れた伸縮性を有し、100%伸長後
の残留歪が30%以下であり、通気性に優れ、クレープ
性を有するソフトで嵩高性に優れた複合弾性不織布に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、不織布は、各種用途に用いられ、
また、その用途が拡大されている。例えば、おむつ用伸
縮性部材、使い捨てパンツ用伸縮性部材、生理用ナプキ
ン等の衛生材料の伸縮性部材、伸縮性テープ、伸縮性包
帯、サポーター、手袋、ウレタンゴム紐代替品、湿布材
の基布、合成皮革の基材、マスク、その他の医療関連部
材、芯地等の衣料用部材などの各種の用途に用いられて
いる。これらの用途に用いられる不織布は、装着または
使用時の動きに柔軟に対応して適度なフィット感、ある
いは肌触り、風合い等を与えるために、適度な弾性また
は伸縮性を有することが要求される。また、いわゆる”
ヘタリ”が少ない、すなわち、引張、伸長等による強度
の弾性変形後にも所定の弾性力を発揮する性質として、
弾性回復性が高いことも要求される。
また、その用途が拡大されている。例えば、おむつ用伸
縮性部材、使い捨てパンツ用伸縮性部材、生理用ナプキ
ン等の衛生材料の伸縮性部材、伸縮性テープ、伸縮性包
帯、サポーター、手袋、ウレタンゴム紐代替品、湿布材
の基布、合成皮革の基材、マスク、その他の医療関連部
材、芯地等の衣料用部材などの各種の用途に用いられて
いる。これらの用途に用いられる不織布は、装着または
使用時の動きに柔軟に対応して適度なフィット感、ある
いは肌触り、風合い等を与えるために、適度な弾性また
は伸縮性を有することが要求される。また、いわゆる”
ヘタリ”が少ない、すなわち、引張、伸長等による強度
の弾性変形後にも所定の弾性力を発揮する性質として、
弾性回復性が高いことも要求される。
【0003】従来、弾性不織布として、メルトブローン
法によって、エラストマー樹脂を高温で溶融混練し押し
出して微細な樹脂流とし、この樹脂流を高速の加熱気体
と接触させて不連続ファイバーとし、さらに不連続ファ
イバーを多孔性支持体上に集積させてなるものが知られ
ている。しかし、メルトブローン法による弾性不織布の
成形は、高温による成形であるため、エラストマー樹脂
中のスチレンに由来する構造単位が高温により分解する
おそれがある。そのため、成形温度を低温にせざるを得
ず、得られる不織布は、繊維径が太く、均一性が悪く、
目付増加によるコストの上昇を招き、その用途が制限さ
れるものであった。また、エラストマー樹脂は、ゴム様
のめめり感があり、さらっとした感触に欠ける特性(ゴ
ムライク性)を有し、また、ソフトな感触に欠ける短所
があった。
法によって、エラストマー樹脂を高温で溶融混練し押し
出して微細な樹脂流とし、この樹脂流を高速の加熱気体
と接触させて不連続ファイバーとし、さらに不連続ファ
イバーを多孔性支持体上に集積させてなるものが知られ
ている。しかし、メルトブローン法による弾性不織布の
成形は、高温による成形であるため、エラストマー樹脂
中のスチレンに由来する構造単位が高温により分解する
おそれがある。そのため、成形温度を低温にせざるを得
ず、得られる不織布は、繊維径が太く、均一性が悪く、
目付増加によるコストの上昇を招き、その用途が制限さ
れるものであった。また、エラストマー樹脂は、ゴム様
のめめり感があり、さらっとした感触に欠ける特性(ゴ
ムライク性)を有し、また、ソフトな感触に欠ける短所
があった。
【0004】また、ポリプロピレン、ポリエチレン等の
ポリオレフィン、あるいはポリエチレンテレフタレー
ト、ナイロンなどの熱可塑性樹脂を素材として単独で用
いて成形されたメルトブロー法不織布は、柔軟性に優
れ、風合いにも優れているものの、衛生材料、医療部
材、衣料関連部材等の用途分野において要求される伸縮
性等の弾性力において十分満足できるものではなかっ
た。
ポリオレフィン、あるいはポリエチレンテレフタレー
ト、ナイロンなどの熱可塑性樹脂を素材として単独で用
いて成形されたメルトブロー法不織布は、柔軟性に優
れ、風合いにも優れているものの、衛生材料、医療部
材、衣料関連部材等の用途分野において要求される伸縮
性等の弾性力において十分満足できるものではなかっ
た。
【0005】さらに、伸縮性のある繊維材料として、ポ
リウレタン(特公昭43−2659号公報、同44−2
1508号公報)、ポリエステル系エラストマー(特開
昭57−82552号公報)を使用したものが知られ、
また、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピ
レン−スチレンブロック共重合体(SEPS)等からな
る繊維不織布も知られている。しかし、これらの素材か
らなる不織布は、高価であり、通常のポリオレフィン不
織布に比べ耐熱性にも劣っているものである。
リウレタン(特公昭43−2659号公報、同44−2
1508号公報)、ポリエステル系エラストマー(特開
昭57−82552号公報)を使用したものが知られ、
また、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブロッ
ク共重合体(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピ
レン−スチレンブロック共重合体(SEPS)等からな
る繊維不織布も知られている。しかし、これらの素材か
らなる不織布は、高価であり、通常のポリオレフィン不
織布に比べ耐熱性にも劣っているものである。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、一方向に優れた伸縮性を有し、100%伸長後の残
留歪が30%以下であり、しかも通気性に優れ、クレー
プ性を有するソフトで嵩高性に優れた複合弾性不織布を
提供することにある。
は、一方向に優れた伸縮性を有し、100%伸長後の残
留歪が30%以下であり、しかも通気性に優れ、クレー
プ性を有するソフトで嵩高性に優れた複合弾性不織布を
提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、本発明は、前記
課題を解決するために、エチレン・α−オレフィン共重
合体を主成分とする樹脂組成物(A)と、スチレン−エ
チレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体を含有す
る樹脂組成物(B)とを、(A)/(B):90/10
〜50/50の重量割合で含む混合物からなる伸縮性不
織布を、伸長させた状態で、前記樹脂組成物(A)を含
有する非弾性不織布と貼り合わせた後、伸縮性不織布を
緩和させてなる複合弾性不織布を提供するものである。
課題を解決するために、エチレン・α−オレフィン共重
合体を主成分とする樹脂組成物(A)と、スチレン−エ
チレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体を含有す
る樹脂組成物(B)とを、(A)/(B):90/10
〜50/50の重量割合で含む混合物からなる伸縮性不
織布を、伸長させた状態で、前記樹脂組成物(A)を含
有する非弾性不織布と貼り合わせた後、伸縮性不織布を
緩和させてなる複合弾性不織布を提供するものである。
【0008】以下、本発明の複合弾性不織布(以下、
「本発明の複合不織布」という)について詳細に説明す
る。
「本発明の複合不織布」という)について詳細に説明す
る。
【0009】本発明の複合不織布は、基本的に、エチレ
ン・α−オレフィン共重合体を主成分とする樹脂組成物
(A)と、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブ
ロック共重合体を主成分とする樹脂組成物(B)とを含
む混合物からなる伸縮性不織布と、この伸縮性不織布に
貼り合わせた非弾性不織布とから構成されるものであ
る。本発明の複合不織布において、伸縮性不織布および
非弾性不織布は、それぞれ1層のみを構成していてもよ
いし、複数層を構成していてもよい。例えば、伸縮性不
織布の片側のみに非弾性不織布が積層されていてもよい
し、伸縮性不織布の両側に非弾性不織布が積層されてい
てもよく、さらに、伸縮性不織布および非弾性不織布
を、それぞれ複数積層してなるものでもよい。
ン・α−オレフィン共重合体を主成分とする樹脂組成物
(A)と、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレンブ
ロック共重合体を主成分とする樹脂組成物(B)とを含
む混合物からなる伸縮性不織布と、この伸縮性不織布に
貼り合わせた非弾性不織布とから構成されるものであ
る。本発明の複合不織布において、伸縮性不織布および
非弾性不織布は、それぞれ1層のみを構成していてもよ
いし、複数層を構成していてもよい。例えば、伸縮性不
織布の片側のみに非弾性不織布が積層されていてもよい
し、伸縮性不織布の両側に非弾性不織布が積層されてい
てもよく、さらに、伸縮性不織布および非弾性不織布
を、それぞれ複数積層してなるものでもよい。
【0010】本発明の複合不織布において、伸縮性不織
布は、エチレン・α−オレフィン共重合体を主成分とす
る樹脂組成物(A)と、スチレン−エチレン/ブチレン
−スチレンブロック共重合体を主成分とする樹脂組成物
(B)とを含む混合物からなるものである。
布は、エチレン・α−オレフィン共重合体を主成分とす
る樹脂組成物(A)と、スチレン−エチレン/ブチレン
−スチレンブロック共重合体を主成分とする樹脂組成物
(B)とを含む混合物からなるものである。
【0011】樹脂組成物(A)の主成分であるエチレン
・α−オレフィン共重合体は、エチレンとα−オレフィ
ンの共重合体である。α−オレフィンとしては、炭素数
3〜10のオレフィンが挙げられ、具体例としては、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等が挙げら
れ、これらの中でも、好ましくは炭素数3〜5のオレフ
ィン、特に1−ブテンが好ましい。また、このエチレン
・α−オレフィン共重合体は、エチレン含有量が85〜
95モル%、好ましくは88〜93モル%のものであ
る。
・α−オレフィン共重合体は、エチレンとα−オレフィ
ンの共重合体である。α−オレフィンとしては、炭素数
3〜10のオレフィンが挙げられ、具体例としては、プ
ロピレン、1−ブテン、1−ペンテン、1−ヘキセン、
4−メチル−1−ペンテン、1−オクテン等が挙げら
れ、これらの中でも、好ましくは炭素数3〜5のオレフ
ィン、特に1−ブテンが好ましい。また、このエチレン
・α−オレフィン共重合体は、エチレン含有量が85〜
95モル%、好ましくは88〜93モル%のものであ
る。
【0012】さらに、このエチレン・α−オレフィン共
重合体は、密度が0.900g/cm3 以下、好ましく
は0.87〜0.900g/cm3 のものである。
重合体は、密度が0.900g/cm3 以下、好ましく
は0.87〜0.900g/cm3 のものである。
【0013】さらにまた、このエチレン・α−オレフィ
ン共重合体は、結晶化度が5〜40%、好ましくは7〜
30%であるものである。本発明において、結晶化度
は、X線回折によって測定されるものである。
ン共重合体は、結晶化度が5〜40%、好ましくは7〜
30%であるものである。本発明において、結晶化度
は、X線回折によって測定されるものである。
【0014】また、このエチレン・α−オレフィン共重
合体は、適度な粘度を示し、伸縮性不織布の製造におけ
る成形性が良好で、適正な繊維径で所望の強度を有する
伸縮性不織布を得ることができる点で、メルトフローレ
ートが15〜200g/10分、さらに18〜100g
/10分のものが好ましい。本発明において、メルトフ
ローレートは、ASTM D1238に準拠して190
℃、荷重:2.16kgで測定されるものである。
合体は、適度な粘度を示し、伸縮性不織布の製造におけ
る成形性が良好で、適正な繊維径で所望の強度を有する
伸縮性不織布を得ることができる点で、メルトフローレ
ートが15〜200g/10分、さらに18〜100g
/10分のものが好ましい。本発明において、メルトフ
ローレートは、ASTM D1238に準拠して190
℃、荷重:2.16kgで測定されるものである。
【0015】また、このエチレン・α−オレフィン共重
合体は、耐熱性に優れる点で、融点(Tm)が、40〜
100℃の範囲、特に80〜95℃の範囲にあるものが
好ましい。
合体は、耐熱性に優れる点で、融点(Tm)が、40〜
100℃の範囲、特に80〜95℃の範囲にあるものが
好ましい。
【0016】本発明において、樹脂組成物(A)は、前
記エチレン・α−オレフィン共重合体を1種単独でも2
種以上の組合せを含んでいてもよい。樹脂組成物(A)
におけるエチレン・α−オレフィン共重合体の含有量
は、通常、60〜80重量%程度である。
記エチレン・α−オレフィン共重合体を1種単独でも2
種以上の組合せを含んでいてもよい。樹脂組成物(A)
におけるエチレン・α−オレフィン共重合体の含有量
は、通常、60〜80重量%程度である。
【0017】また、樹脂組成物(A)は、前記エチレン
・α−オレフィン共重合体以外に、必要に応じて他の成
分を含んでいてもよい。例えば、低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体等を含んでいてもよい。
・α−オレフィン共重合体以外に、必要に応じて他の成
分を含んでいてもよい。例えば、低密度ポリエチレン、
中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、線状低密度
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン−1、エチ
レン・酢酸ビニル共重合体等を含んでいてもよい。
【0018】樹脂組成物(B)の主成分であるスチレン
−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(以
下、「SEBS」と略す)は、ポリスチレンブロック
と、ポリブタジエンブロックとのブロック共重合体の水
素添加共重合体である。このSEBSは、適度な粘度を
示し、伸縮性不織布の製造における成形性が良好で、適
正な繊維径で所望の強度を有する伸縮性不織布を得るこ
とができる点で、メルトフローレート(230℃、荷重
2.16kg)が40〜200g/10分、さらに50
〜150g/10分であるものが好ましい。
−エチレン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(以
下、「SEBS」と略す)は、ポリスチレンブロック
と、ポリブタジエンブロックとのブロック共重合体の水
素添加共重合体である。このSEBSは、適度な粘度を
示し、伸縮性不織布の製造における成形性が良好で、適
正な繊維径で所望の強度を有する伸縮性不織布を得るこ
とができる点で、メルトフローレート(230℃、荷重
2.16kg)が40〜200g/10分、さらに50
〜150g/10分であるものが好ましい。
【0019】また、このSEBSは、成形性の点で、密
度が0.88〜0.93g/cm3、さらに0.89〜
0.92g/cm3 のものが好ましい。
度が0.88〜0.93g/cm3、さらに0.89〜
0.92g/cm3 のものが好ましい。
【0020】本発明において、樹脂組成物(B)は、前
記SEBSを1種単独でも2種以上の組合せを含んでい
てもよい。樹脂組成物(B)におけるSEBSの含有量
は、通常、20〜40重量%程度である。
記SEBSを1種単独でも2種以上の組合せを含んでい
てもよい。樹脂組成物(B)におけるSEBSの含有量
は、通常、20〜40重量%程度である。
【0021】また、樹脂組成物(B)は、前記SEBS
以外に、必要に応じて他の成分を含んでいてもよい。例
えば、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロ
ック共重合体(SEPS)、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体(SIS)等を含んでいてもよ
い。
以外に、必要に応じて他の成分を含んでいてもよい。例
えば、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレンブロ
ック共重合体(SEPS)、スチレン−イソプレン−ス
チレンブロック共重合体(SIS)等を含んでいてもよ
い。
【0022】本発明の複合不織布において、伸縮性不織
布は、前記樹脂組成物(A)と樹脂組成物(B)とを、
(A)/(B):90/10〜50/50、好ましくは
80/20〜60/40の重量割合で含む混合物からな
るものである。
布は、前記樹脂組成物(A)と樹脂組成物(B)とを、
(A)/(B):90/10〜50/50、好ましくは
80/20〜60/40の重量割合で含む混合物からな
るものである。
【0023】この伸縮性不織布は、前記樹脂組成物
(A)と樹脂組成物(B)とを含む混合物を、高温で溶
融混練し押し出して微細な溶融物流とする。この溶融物
流を高速の加熱気体流と接触させて不連続な微細繊維と
し、この微細繊維を多孔性支持体上に集積させて製造す
ることができる。樹脂組成物(A)と樹脂組成物(B)
の溶融混練および押し出しは、メルトブロー装置等の装
置を用いて、通常、230〜280℃、80〜200k
g/cm2 の圧力で行うことができる。また、押し出さ
れる溶融物流と接触される加熱気体流は、230〜29
0℃程度の高圧空気をダイスから150〜300Nm3
/Hの流速で供給して用いられる。
(A)と樹脂組成物(B)とを含む混合物を、高温で溶
融混練し押し出して微細な溶融物流とする。この溶融物
流を高速の加熱気体流と接触させて不連続な微細繊維と
し、この微細繊維を多孔性支持体上に集積させて製造す
ることができる。樹脂組成物(A)と樹脂組成物(B)
の溶融混練および押し出しは、メルトブロー装置等の装
置を用いて、通常、230〜280℃、80〜200k
g/cm2 の圧力で行うことができる。また、押し出さ
れる溶融物流と接触される加熱気体流は、230〜29
0℃程度の高圧空気をダイスから150〜300Nm3
/Hの流速で供給して用いられる。
【0024】本発明の複合不織布において、伸縮性不織
布は、繊維径が3〜15μm程度、好ましくは5〜12
μm程度の繊維から構成されるものである。目付量は、
通常、10〜100g/m2 程度、好ましくは15〜6
0g/m2 程度である。
布は、繊維径が3〜15μm程度、好ましくは5〜12
μm程度の繊維から構成されるものである。目付量は、
通常、10〜100g/m2 程度、好ましくは15〜6
0g/m2 程度である。
【0025】本発明の複合不織布において、伸縮性不織
布と貼り合わせられる非弾性不織布は、一方向に荷重を
与えた時、不織布を構成する単繊維が伸長したままで伸
縮せずに最後には切断されてしまう特性を有する不織布
であり、スパンボンド法不織布、解繊維からなる乾式不
織布およびメルトブロー法不織布から選ばれる少なくと
も1種の不織布である。この非弾性不織布は、成形性お
よび耐熱性に優れ、伸縮性不織布のヒートセット時の接
着性に優れる点で、前記樹脂組成物(A)を5〜30重
量%、さらに10〜20重量%含有するものであると、
好ましい。
布と貼り合わせられる非弾性不織布は、一方向に荷重を
与えた時、不織布を構成する単繊維が伸長したままで伸
縮せずに最後には切断されてしまう特性を有する不織布
であり、スパンボンド法不織布、解繊維からなる乾式不
織布およびメルトブロー法不織布から選ばれる少なくと
も1種の不織布である。この非弾性不織布は、成形性お
よび耐熱性に優れ、伸縮性不織布のヒートセット時の接
着性に優れる点で、前記樹脂組成物(A)を5〜30重
量%、さらに10〜20重量%含有するものであると、
好ましい。
【0026】また、この非弾性不織布の目付量は、通
常、12〜30g/m2 程度であり、好ましくは15〜
20g/m2 程度である。
常、12〜30g/m2 程度であり、好ましくは15〜
20g/m2 程度である。
【0027】さらに、非弾性不織布は、繊維径が10〜
26μm程度、好ましくは12〜24μm程度の繊維か
ら構成されるものであり、特に、本発明の複合不織布に
おいて、前記伸縮性不織布が、繊維径3.0〜25.0
μmの繊維からなる場合には、前記非弾性不織布が、繊
度1〜3dの繊維からなるスパンボンド法不織布である
と、ピリング性および機械強度の点で好ましい。
26μm程度、好ましくは12〜24μm程度の繊維か
ら構成されるものであり、特に、本発明の複合不織布に
おいて、前記伸縮性不織布が、繊維径3.0〜25.0
μmの繊維からなる場合には、前記非弾性不織布が、繊
度1〜3dの繊維からなるスパンボンド法不織布である
と、ピリング性および機械強度の点で好ましい。
【0028】また、本発明の複合不織布において、前記
伸縮性不織布が、繊維径3.0〜25.0μmの繊維か
らなる場合には、前記非弾性不織布が、繊度0.1〜1
00dの解繊維からなる乾式不織布であると、不織布表
面の硬度の調整を、樹脂組成により簡易に行うことがで
きる点で、好ましい。
伸縮性不織布が、繊維径3.0〜25.0μmの繊維か
らなる場合には、前記非弾性不織布が、繊度0.1〜1
00dの解繊維からなる乾式不織布であると、不織布表
面の硬度の調整を、樹脂組成により簡易に行うことがで
きる点で、好ましい。
【0029】また、本発明の複合不織布において、前記
伸縮性不織布が、繊維径3.0〜25.0μmの繊維か
らなる場合には、非弾性不織布は、繊維径30μm以下
の繊維からなるメルトブロー法不織布であると、風合い
がソフトである点で好ましい。
伸縮性不織布が、繊維径3.0〜25.0μmの繊維か
らなる場合には、非弾性不織布は、繊維径30μm以下
の繊維からなるメルトブロー法不織布であると、風合い
がソフトである点で好ましい。
【0030】本発明の複合不織布の製造は、前記伸縮性
不織布を縦方向に伸長させた後、伸長させた伸縮性不織
布に、前記非弾性不織布を熱処理により貼り合わせた
後、伸縮性不織布を緩和、収縮させて行うことができ
る。
不織布を縦方向に伸長させた後、伸長させた伸縮性不織
布に、前記非弾性不織布を熱処理により貼り合わせた
後、伸縮性不織布を緩和、収縮させて行うことができ
る。
【0031】伸縮性不織布の縦方向の伸長は、伸縮性不
織布を常温〜80℃、好ましくは30〜75℃で熱板ま
たはロール延伸によって1.2〜3.0倍、好ましくは
1.5〜2.5倍に伸長させて行うことができる。80
℃を超える温度で伸長させると、耐熱性が低下し、伸長
方向に分子が配向し伸縮性が低下し、不織布が切れるお
それがある。また、伸縮性不織布を3.0倍以上に伸長
すると、かなりの幅落ちがあり、非弾性不織布を貼り合
わせて得られる複合不織布は、伸縮性はあるものの、し
わが多く、外観を損なうおそれがある。
織布を常温〜80℃、好ましくは30〜75℃で熱板ま
たはロール延伸によって1.2〜3.0倍、好ましくは
1.5〜2.5倍に伸長させて行うことができる。80
℃を超える温度で伸長させると、耐熱性が低下し、伸長
方向に分子が配向し伸縮性が低下し、不織布が切れるお
それがある。また、伸縮性不織布を3.0倍以上に伸長
すると、かなりの幅落ちがあり、非弾性不織布を貼り合
わせて得られる複合不織布は、伸縮性はあるものの、し
わが多く、外観を損なうおそれがある。
【0032】また、伸長させた伸縮性不織布への非弾性
不織布の貼り合わせは、ヒットセット、例えば、30〜
75℃の熱エンボスロール、あるいは超音波シール装置
等を用いた熱処理により行うことができる。
不織布の貼り合わせは、ヒットセット、例えば、30〜
75℃の熱エンボスロール、あるいは超音波シール装置
等を用いた熱処理により行うことができる。
【0033】伸縮性不織布の緩和および収縮は、伸長
後、10%程度伸長を緩めるとともに、空気または冷却
ロールによって冷却することによって行うことができ
る。
後、10%程度伸長を緩めるとともに、空気または冷却
ロールによって冷却することによって行うことができ
る。
【0034】本発明の複合不織布は、縦方向に50%伸
長後の残留歪が25%以下、好ましくは10〜15%、
かつ縦方向に100%伸長後の残留歪が30%以下、好
ましくは20〜25%であるとともに、100%伸長時
にも引張荷重が500g/25mm以上の強度を有する
ものである。本発明において、50%または100%伸
長後の残留歪とは、50%または100%伸長のヒステ
リシスループにより測定される残留歪を言い、引張試験
において、50%および100%まで伸長させ、その直
後、同じ速度で伸長を緩和して元に戻した際、試料の長
さが、伸長前の試料の長さに対して伸びた割合を言う。
本発明において、「縦方向」とは、不織布を成形加工の
機械に供する際に、その機械に不織布原反を供給する方
向、すなわち、不織布原反の流れ方向を言う。
長後の残留歪が25%以下、好ましくは10〜15%、
かつ縦方向に100%伸長後の残留歪が30%以下、好
ましくは20〜25%であるとともに、100%伸長時
にも引張荷重が500g/25mm以上の強度を有する
ものである。本発明において、50%または100%伸
長後の残留歪とは、50%または100%伸長のヒステ
リシスループにより測定される残留歪を言い、引張試験
において、50%および100%まで伸長させ、その直
後、同じ速度で伸長を緩和して元に戻した際、試料の長
さが、伸長前の試料の長さに対して伸びた割合を言う。
本発明において、「縦方向」とは、不織布を成形加工の
機械に供する際に、その機械に不織布原反を供給する方
向、すなわち、不織布原反の流れ方向を言う。
【0035】本発明の複合不織布において、伸縮性不織
布および非弾性不織布の目付量は、本発明の複合不織布
の用途、要求品質等に応じて適宜選択することができ
る。通常、両不織布の目付量は、それぞれ40〜150
g/m2 程度、好ましくは50〜120g/m2 程度で
ある。
布および非弾性不織布の目付量は、本発明の複合不織布
の用途、要求品質等に応じて適宜選択することができ
る。通常、両不織布の目付量は、それぞれ40〜150
g/m2 程度、好ましくは50〜120g/m2 程度で
ある。
【0036】本発明の複合不織布の厚さは、用途、要求
品質等に応じて適宜選択することができる。通常、0.
4〜2.0mm程度であり、好ましくは0.8〜2.0
mm程度である。また、伸縮性不織布と、非弾性不織布
との厚さの割合は、通常、1:1〜1:1.5である。
品質等に応じて適宜選択することができる。通常、0.
4〜2.0mm程度であり、好ましくは0.8〜2.0
mm程度である。また、伸縮性不織布と、非弾性不織布
との厚さの割合は、通常、1:1〜1:1.5である。
【0037】
【発明の実施の形態】次に、図1〜2に示す本発明の複
合不織布の態様を例にとり、本発明の複合不織布につい
て説明する。図1の模式断面図に示す複合不織布1は、
伸縮性不織布2と、該伸縮性不織布の片面に積層された
非弾性不織布3とを有するものである。伸縮性不織布2
と非弾性不織布3とは、熱エンボスロールによってヒー
トセットされている。
合不織布の態様を例にとり、本発明の複合不織布につい
て説明する。図1の模式断面図に示す複合不織布1は、
伸縮性不織布2と、該伸縮性不織布の片面に積層された
非弾性不織布3とを有するものである。伸縮性不織布2
と非弾性不織布3とは、熱エンボスロールによってヒー
トセットされている。
【0038】また、図2の模式断面図に示す複合不織布
5は、本発明の複合不織布の他の態様であり、伸縮性不
織布2と、該伸縮性不織布2の両面に積層された非弾性
不織布3aおよび3bとを有するものである。伸縮性不
織布2と非弾性不織布3aおよび3bとは、熱エンボス
ロールによってヒートセットされている。
5は、本発明の複合不織布の他の態様であり、伸縮性不
織布2と、該伸縮性不織布2の両面に積層された非弾性
不織布3aおよび3bとを有するものである。伸縮性不
織布2と非弾性不織布3aおよび3bとは、熱エンボス
ロールによってヒートセットされている。
【0039】
【作用】本発明において樹脂組成物(B)の主成分とし
て用いられるSEBSは、単独でもメルトブロー法によ
って伸縮性不織布を得ることが十分に可能であるが、得
られる不織布は、ゴム様のぬめり感があり、さらっとし
た感触に欠け、取扱いが非常に困難なものである。
て用いられるSEBSは、単独でもメルトブロー法によ
って伸縮性不織布を得ることが十分に可能であるが、得
られる不織布は、ゴム様のぬめり感があり、さらっとし
た感触に欠け、取扱いが非常に困難なものである。
【0040】そこで、同様な伸長性の性質を持つエチレ
ン・α−オレフィン共重合体を混合すれば、SEBS単
体の伸縮性を損なわずに、しかもゴム様のぬめり感を有
し、さらっとした感触に欠ける特性(ゴムライク性)を
改善し、粘着性を緩和させることができると考えられ
る。しかも、このSEBSとエチレン・α−オレフィン
共重合体の混合物からなるメルトブロー法伸縮性不織布
は、高温成形によって分子内のスチレンに由来する構造
単位が分解して粘度が低下するおそれがないため、繊維
径が3.0〜25.0μmと荒いSEBS繊維をエチレ
ン・α−オレフィン共重合体のメルトブロー法による繊
維が補う効果と、製造コストの低減を期待できる。ま
た、製造コストを低減させるためには、目付量を下げる
必要があるが、エチレン・α−オレフィン共重合体にS
EBSを混合することにより、SEBS単独の不織布よ
りも、繊維径が細く、均一性も良好で、しかも伸縮性を
損なうことなく、目付量を低くすることができる。ま
た、非弾性不織布を片面または両面に貼り合わせると、
全体の強度の向上とゴムライク性の改良に有効であり、
また、肌触りを向上させることができる、と期待される
が、非弾性不織布を貼り合わせると、伸縮性が損なわれ
ることとなる。そのため、伸長性を有するメルトブロー
法不織布を、常温〜80℃の温度で伸長させることによ
り、伸縮性を得ることができると考えられる。
ン・α−オレフィン共重合体を混合すれば、SEBS単
体の伸縮性を損なわずに、しかもゴム様のぬめり感を有
し、さらっとした感触に欠ける特性(ゴムライク性)を
改善し、粘着性を緩和させることができると考えられ
る。しかも、このSEBSとエチレン・α−オレフィン
共重合体の混合物からなるメルトブロー法伸縮性不織布
は、高温成形によって分子内のスチレンに由来する構造
単位が分解して粘度が低下するおそれがないため、繊維
径が3.0〜25.0μmと荒いSEBS繊維をエチレ
ン・α−オレフィン共重合体のメルトブロー法による繊
維が補う効果と、製造コストの低減を期待できる。ま
た、製造コストを低減させるためには、目付量を下げる
必要があるが、エチレン・α−オレフィン共重合体にS
EBSを混合することにより、SEBS単独の不織布よ
りも、繊維径が細く、均一性も良好で、しかも伸縮性を
損なうことなく、目付量を低くすることができる。ま
た、非弾性不織布を片面または両面に貼り合わせると、
全体の強度の向上とゴムライク性の改良に有効であり、
また、肌触りを向上させることができる、と期待される
が、非弾性不織布を貼り合わせると、伸縮性が損なわれ
ることとなる。そのため、伸長性を有するメルトブロー
法不織布を、常温〜80℃の温度で伸長させることによ
り、伸縮性を得ることができると考えられる。
【0041】また、非弾性不織布と伸縮性不織布の異種
不織布同士の貼り合わせには制限があり、超音波接着、
ホットメルト接着等による接着が有効であるが、横持ち
のためのコストアップのおそれがある。そこで、非弾性
不織布の成形時にエチレン・α−オレフィン共重合体樹
脂組成物を少なくとも5〜30%含有させることにより
ヒートセット(熱エンボスロール、カレンダロール)が
可能となると考えられる。
不織布同士の貼り合わせには制限があり、超音波接着、
ホットメルト接着等による接着が有効であるが、横持ち
のためのコストアップのおそれがある。そこで、非弾性
不織布の成形時にエチレン・α−オレフィン共重合体樹
脂組成物を少なくとも5〜30%含有させることにより
ヒートセット(熱エンボスロール、カレンダロール)が
可能となると考えられる。
【0042】
【実施例】以下、本発明の実施例および比較例によって
本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例お
よび比較例における引張試験、耐水度および通気度の測
定、ならびにヘタリの評価は、下記の方法にしたがって
行った。
本発明をより具体的に説明するが、本発明はこれらの実
施例に限定されるものではない。なお、以下の実施例お
よび比較例における引張試験、耐水度および通気度の測
定、ならびにヘタリの評価は、下記の方法にしたがって
行った。
【0043】(1)引張試験 幅2.5cmの不織布試料の縦方向(または伸縮性不織
布のヒートセット前の伸長方向)から、2.5cm×2
0cmの試験片を3枚ずつ採取する。次に、試験片を、
定時伸長形引張試験機を用いて、つかみ間隔を10cm
として取り付け、引張速度10±2cm/分で切断する
まで引っ張り、伸び率が5%、10%、20%、30
%、50%、80%および100%の時の荷重をそれぞ
れ測定し、さらに最大荷重時の強さおよび伸び率を測定
する。この試験を3枚の試験片について行い、測定値の
平均値を求める。
布のヒートセット前の伸長方向)から、2.5cm×2
0cmの試験片を3枚ずつ採取する。次に、試験片を、
定時伸長形引張試験機を用いて、つかみ間隔を10cm
として取り付け、引張速度10±2cm/分で切断する
まで引っ張り、伸び率が5%、10%、20%、30
%、50%、80%および100%の時の荷重をそれぞ
れ測定し、さらに最大荷重時の強さおよび伸び率を測定
する。この試験を3枚の試験片について行い、測定値の
平均値を求める。
【0044】(2)耐水度試験(A法(低水圧法)) 耐水度試験装置を用い、約15×15cmの試験片を4
枚採取し、試験片の表側(水に当たる部分が100cm
2 )が水に当たるように保持し、水準装置を10±0.
5cm/分の速さで上昇させて、試験片の裏側の3か所
から水が出た時の水位を0.5cm単位で測定する。こ
の試験を4枚の試験片について行い、測定値の平均値を
少数点以下1桁で表す。
枚採取し、試験片の表側(水に当たる部分が100cm
2 )が水に当たるように保持し、水準装置を10±0.
5cm/分の速さで上昇させて、試験片の裏側の3か所
から水が出た時の水位を0.5cm単位で測定する。こ
の試験を4枚の試験片について行い、測定値の平均値を
少数点以下1桁で表す。
【0045】(3)通気度 A法(フラジール形法)にしたがって、幅50cmの不
織布試料当り、15cm×15cmの試験片を3枚採取
する。フラジール形通気性試験機を用い、円筒の一端の
底面に1枚の試験片を取り付けた後、加減抵抗器によっ
て傾斜形気圧計が水中1.27cmの圧力を示すように
吸い込むように、吸い込みファンの吸い込み力を調整す
る。そのときの垂直圧力計が示す圧力と、使用した空気
孔の種類から付属表により試験片を通過する空気量(c
m3 /cm2 /s)を求める。3枚の試験片について測
定を行い、平均値を求めて、測定値とする。
織布試料当り、15cm×15cmの試験片を3枚採取
する。フラジール形通気性試験機を用い、円筒の一端の
底面に1枚の試験片を取り付けた後、加減抵抗器によっ
て傾斜形気圧計が水中1.27cmの圧力を示すように
吸い込むように、吸い込みファンの吸い込み力を調整す
る。そのときの垂直圧力計が示す圧力と、使用した空気
孔の種類から付属表により試験片を通過する空気量(c
m3 /cm2 /s)を求める。3枚の試験片について測
定を行い、平均値を求めて、測定値とする。
【0046】(4)ヘタリの評価(残留歪の測定) 幅25mmの試験片を、引張試験と同様に、引張試験機
のチャック間距離100mmのチャックの間に保持し、
室温下、引張速度100mm/分で50%または100
%まで伸長させた後、同じ速度で収縮させ、応力が0と
なった時の伸びの回復率を測定し、残留歪(=100−
回復率)の指標とした。
のチャック間距離100mmのチャックの間に保持し、
室温下、引張速度100mm/分で50%または100
%まで伸長させた後、同じ速度で収縮させ、応力が0と
なった時の伸びの回復率を測定し、残留歪(=100−
回復率)の指標とした。
【0047】(5)クレープ性 表面にクレープが存在して嵩高性に優れるものをクレー
プ性有りとし、そうでないものを無しとして評価した。
プ性有りとし、そうでないものを無しとして評価した。
【0048】(比較例1)SEBS(MFR:160g
/10分,ASTM D1238,230℃、荷重2.
16kg)を、シリンダー温度250℃、ダイス温度2
40℃、エアー温度243℃、かつ単孔吐出量0.35
g/分、捕集距離200mm、かつエアー量200Nm
3 /hの条件のメルトブローン法によって不織布を製造
した。得られた不織布は、平均繊維径16.4μm、最
大伸度534%、50%伸長時の回復率80%(残留歪
20%)、100%伸長時の回復率83%(残留歪17
%)であった。しかし、クレープ性はなく、嵩高性に劣
っていた。結果を表1に示す。
/10分,ASTM D1238,230℃、荷重2.
16kg)を、シリンダー温度250℃、ダイス温度2
40℃、エアー温度243℃、かつ単孔吐出量0.35
g/分、捕集距離200mm、かつエアー量200Nm
3 /hの条件のメルトブローン法によって不織布を製造
した。得られた不織布は、平均繊維径16.4μm、最
大伸度534%、50%伸長時の回復率80%(残留歪
20%)、100%伸長時の回復率83%(残留歪17
%)であった。しかし、クレープ性はなく、嵩高性に劣
っていた。結果を表1に示す。
【0049】(比較例2)エチレン・α−オレフィン共
重合体(MFR:70g/10分,ASTM D123
8,190℃、荷重2.16kg)を用い、エアー量を
250Nm3 /hとする以外は、比較例1と同様にして
不織布を製造した。得られた不織布は、平均繊維径7.
0μmと比較例1に比して細い繊維からなるものであっ
た。また、50%伸長時の回復率が78%(残留歪22
%)、100%伸長時の回復率が60%(残留歪40
%)と比較例1に比して低いものであった。結果を表1
に示す。
重合体(MFR:70g/10分,ASTM D123
8,190℃、荷重2.16kg)を用い、エアー量を
250Nm3 /hとする以外は、比較例1と同様にして
不織布を製造した。得られた不織布は、平均繊維径7.
0μmと比較例1に比して細い繊維からなるものであっ
た。また、50%伸長時の回復率が78%(残留歪22
%)、100%伸長時の回復率が60%(残留歪40
%)と比較例1に比して低いものであった。結果を表1
に示す。
【0050】(比較例3)SEBSに、エチレン・α−
オレフィン共重合体を80重量%混合した樹脂混合物を
用いた以外は、比較例1と同様にして不織布を製造し
た。得られた不織布は、平均繊維径9.8μm、伸度2
50%、100伸長時の回復率も78%(残留歪22
%)と比較例2に比して改善された。しかし、クレープ
性はなく、嵩高性に劣っていた。結果を表1に示す。
オレフィン共重合体を80重量%混合した樹脂混合物を
用いた以外は、比較例1と同様にして不織布を製造し
た。得られた不織布は、平均繊維径9.8μm、伸度2
50%、100伸長時の回復率も78%(残留歪22
%)と比較例2に比して改善された。しかし、クレープ
性はなく、嵩高性に劣っていた。結果を表1に示す。
【0051】(比較例4)SEBSに、エチレン・α−
オレフィン共重合体を60重量%混合した樹脂混合物を
用いた以外は、比較例1と同様にして不織布を製造し、
物性を測定した。平均繊維径、伸度、および100伸長
時の回復率(残留歪)の全ての点で、比較例3に比して
改善されたが、伸長時の引張荷重は低下した。また、ク
レープ性はなく、嵩高性に劣るものであった。結果を表
1に示す。
オレフィン共重合体を60重量%混合した樹脂混合物を
用いた以外は、比較例1と同様にして不織布を製造し、
物性を測定した。平均繊維径、伸度、および100伸長
時の回復率(残留歪)の全ての点で、比較例3に比して
改善されたが、伸長時の引張荷重は低下した。また、ク
レープ性はなく、嵩高性に劣るものであった。結果を表
1に示す。
【0052】(比較例5)低密度ポリエチレン(MF
R:22g/10分)にエチレン・α−オレフィン共重
合体を60重量%混合した樹脂混合物を用いて、スパン
ボンド法により不織布を製造し、物性を測定した。得ら
れた不織布は、破断伸度25%の非弾性不織布であっ
た。結果を表1に示す。
R:22g/10分)にエチレン・α−オレフィン共重
合体を60重量%混合した樹脂混合物を用いて、スパン
ボンド法により不織布を製造し、物性を測定した。得ら
れた不織布は、破断伸度25%の非弾性不織布であっ
た。結果を表1に示す。
【0053】(実施例1)エチレン・α−オレフィン共
重合体(MFR:70g/10分、密度:0.89g/
cm3 )に、SEBS(MFR:160g/10分、密
度:0.91g/cm3 )を40重量%混合した樹脂混
合物を、シリンダー温度250℃、ダイス温度240
℃、エアー温度243℃、かつ単孔吐出量0.2g/
分、かつエアー量200Nm3 /hの条件のメルトブロ
ーン法によって目付量30g/m2 の伸縮性不織布を製
造した。この伸縮性不織布を60g/m2 に積層し、熱
板によって50℃で2.0倍に延伸した後、比較例5で
得られた非弾性不織布を両側に重ね、熱エンボスロール
(70℃、加圧力2kg/cm2 )でヒートセットし、
さらにエア冷却によって収縮させて複合不織布を得た。
得られた複合不織布の物性を測定したところ、50%伸
長時の回復率92%(残留歪8%)、100%伸長時の
回復率86%(残留歪14%)であり、また、細かいク
レープを有し、嵩高いものであった。結果を表1に示
す。
重合体(MFR:70g/10分、密度:0.89g/
cm3 )に、SEBS(MFR:160g/10分、密
度:0.91g/cm3 )を40重量%混合した樹脂混
合物を、シリンダー温度250℃、ダイス温度240
℃、エアー温度243℃、かつ単孔吐出量0.2g/
分、かつエアー量200Nm3 /hの条件のメルトブロ
ーン法によって目付量30g/m2 の伸縮性不織布を製
造した。この伸縮性不織布を60g/m2 に積層し、熱
板によって50℃で2.0倍に延伸した後、比較例5で
得られた非弾性不織布を両側に重ね、熱エンボスロール
(70℃、加圧力2kg/cm2 )でヒートセットし、
さらにエア冷却によって収縮させて複合不織布を得た。
得られた複合不織布の物性を測定したところ、50%伸
長時の回復率92%(残留歪8%)、100%伸長時の
回復率86%(残留歪14%)であり、また、細かいク
レープを有し、嵩高いものであった。結果を表1に示
す。
【0054】(実施例2)実施例1で得られた伸縮性不
織布(目付量30g/m2 )を1.5倍に延伸し、比較
例5で得られた非弾性不織布を片側に重ねてヒートセッ
トして複合不織布を得た。得られた複合不織布は、収縮
後にクレープが生じ、嵩高いものであった。また、得ら
れた複合不織布の物性を測定したところ、1.5倍延伸
したため、100%伸長時の回復率は78%(残留歪2
2%)と若干低い値を示した。
織布(目付量30g/m2 )を1.5倍に延伸し、比較
例5で得られた非弾性不織布を片側に重ねてヒートセッ
トして複合不織布を得た。得られた複合不織布は、収縮
後にクレープが生じ、嵩高いものであった。また、得ら
れた複合不織布の物性を測定したところ、1.5倍延伸
したため、100%伸長時の回復率は78%(残留歪2
2%)と若干低い値を示した。
【0055】(実施例3)実施例1で得られた伸縮性不
織布(目付量60g/m2 )を2.5倍に延伸し、比較
例5で得られた非弾性不織布を両側に重ねてヒートセッ
トして複合不織布を得た。得られた複合不織布は、クレ
ープを有し、嵩高いものであった。また、得られた複合
不織布の物性を測定したところ、100%伸長時の回復
率は80%(残留歪20%)と若干低い値を示した。
織布(目付量60g/m2 )を2.5倍に延伸し、比較
例5で得られた非弾性不織布を両側に重ねてヒートセッ
トして複合不織布を得た。得られた複合不織布は、クレ
ープを有し、嵩高いものであった。また、得られた複合
不織布の物性を測定したところ、100%伸長時の回復
率は80%(残留歪20%)と若干低い値を示した。
【0056】(実施例4)実施例1で得られた伸縮性不
織布(目付量30g/m2 )を2.5倍に延伸し、比較
例5で得られた非弾性不織布を片側に重ねてヒートセッ
トして複合不織布を得た。得られた複合不織布の物性を
測定した。結果を表1に示す。
織布(目付量30g/m2 )を2.5倍に延伸し、比較
例5で得られた非弾性不織布を片側に重ねてヒートセッ
トして複合不織布を得た。得られた複合不織布の物性を
測定した。結果を表1に示す。
【0057】
【表1】
【0058】
【発明の効果】本発明の複合弾性不織布は、一方向に優
れた伸縮性を有し、100%伸長後の残留ひずみが30
%以下であり、しかも通気性に優れ、クレープ性を有す
るソフトで嵩高性に優れるとともに、伸長時にも実用的
な強度を保つことができるものである。そのため、本発
明の複合不織布は、各種の用途に好適に用いることがで
きる。例えば、おむつ用伸縮性部材、使い捨てパンツ用
伸縮性部材、生理用ナプキン等の衛生材料の伸縮性部
材、伸縮性テープ、伸縮性包帯、サポーター、手袋、ウ
レタンゴム紐代替品、湿布材の基布、合成皮革の基材、
マスク、その他の医療関連部材、芯地等の衣料用部材等
の用途に好適に用いることができる。
れた伸縮性を有し、100%伸長後の残留ひずみが30
%以下であり、しかも通気性に優れ、クレープ性を有す
るソフトで嵩高性に優れるとともに、伸長時にも実用的
な強度を保つことができるものである。そのため、本発
明の複合不織布は、各種の用途に好適に用いることがで
きる。例えば、おむつ用伸縮性部材、使い捨てパンツ用
伸縮性部材、生理用ナプキン等の衛生材料の伸縮性部
材、伸縮性テープ、伸縮性包帯、サポーター、手袋、ウ
レタンゴム紐代替品、湿布材の基布、合成皮革の基材、
マスク、その他の医療関連部材、芯地等の衣料用部材等
の用途に好適に用いることができる。
【図1】本発明の複合弾性不織布の一例を説明する模式
断面図。
断面図。
【図2】本発明の複合弾性不織布の他の例を説明する模
式断面図。
式断面図。
1 複合不織布 2 伸縮性不織布 3,3a,3b 非弾性不織布
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 D04H 13/00 A61F 13/18 Z (72)発明者 境 孝 信 山口県玖珂郡和木町和木六丁目1番2号 三井石油化学工業株式会社内
Claims (13)
- 【請求項1】エチレン・α−オレフィン共重合体を主成
分とする樹脂組成物(A)と、スチレン−エチレン/ブ
チレン−スチレンブロック共重合体を含有する樹脂組成
物(B)とを、(A)/(B):90/10〜50/5
0の重量割合で含む混合物からなる伸縮性不織布を、伸
長させた状態で、前記樹脂組成物(A)を含有する非弾
性不織布と貼り合わせた後、伸縮性不織布を緩和させて
なる、クレープ性を有する複合弾性不織布。 - 【請求項2】前記伸縮性不織布と非弾性不織布との貼り
合わせが、前記伸縮性不織布を常温〜80℃で1.2〜
3.0倍に伸長させた状態で行われる請求項1に記載の
複合弾性不織布。 - 【請求項3】前記非弾性不織布が、前記樹脂組成物
(A)を5〜30重量%含有するものである請求項1ま
たは2に記載の複合弾性不織布。 - 【請求項4】前記エチレン・α−オレフィン共重合体
が、密度0.900g/cm3 以下、かつ結晶化度5〜
40%であるものである請求項1〜3のいずれかに記載
の複合弾性不織布。 - 【請求項5】前記エチレン・α−オレフィン共重合体
が、エチレンと炭素数3〜10のα−オレフィンとの共
重合体であり、エチレン含有量が85〜95モル%、メ
ルトフローレート(190℃、荷重2.16kg)が1
5〜100g/10分、密度が0.87〜0.900g
/cm3 、かつ結晶化度が5〜40%であるものである
請求項1〜3のいずれかに記載の複合不織布。 - 【請求項6】前記エチレン・α−オレフィン共重合体
が、融点が40〜100℃の範囲にあるものである請求
項1〜5のいずれかに記載の複合不織布。 - 【請求項7】前記樹脂組成物(B)が、メルトフローレ
ート(230℃、荷重2.16kg)が40〜200g
/10分、かつ密度が0.88〜0.93g/cm3 の
ものである請求項1〜6のいずれかに記載の複合弾性不
織布。 - 【請求項8】前記非弾性不織布が、スパンボンド法不織
布、解繊維からなる乾式不織布およびメルトブロー法不
織布から選ばれる少なくとも1種のものである請求項1
〜7のいずれかに記載の複合弾性不織布。 - 【請求項9】前記伸縮性不織布が、繊維径3.0〜2
5.0μmの繊維からなり、前記非弾性不織布が、繊度
1〜3dの繊維からなるスパンボンド法不織布である請
求項1〜8のいずれかに記載の複合弾性不織布。 - 【請求項10】前記伸縮性不織布が、繊維径3.0〜2
5.0μmの繊維からなり、前記非弾性不織布が、繊度
0.1〜100dの解繊維からなる乾式不織布である請
求項1〜8のいずれかに記載の複合弾性不織布。 - 【請求項11】前記伸縮性不織布が、繊維径3.0〜2
5.0μmの繊維からなるメルトブロー法不織布であ
り、前記非弾性不織布が、繊維径30μm以下の繊維か
らなるメルトブロー法不織布である請求項1〜8のいず
れかに記載の複合弾性不織布。 - 【請求項12】前記伸縮性不織布を常温〜80℃で縦方
向に伸長させ、非弾性不織布をヒートセットさせてなる
ものである請求項1に記載の複合弾性不織布。 - 【請求項13】縦または横方向に50%伸長後の残留歪
が25%以下、かつ100%伸長後の残留歪が30%以
下であり、100%伸長時の引張荷重が500g/25
mm以上である請求項1〜12のいずれかに記載の複合
弾性不織布。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8173336A JPH0978431A (ja) | 1995-07-07 | 1996-07-03 | 複合弾性不織布 |
Applications Claiming Priority (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7-172635 | 1995-07-07 | ||
| JP17263595 | 1995-07-07 | ||
| JP8173336A JPH0978431A (ja) | 1995-07-07 | 1996-07-03 | 複合弾性不織布 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0978431A true JPH0978431A (ja) | 1997-03-25 |
Family
ID=26494930
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8173336A Withdrawn JPH0978431A (ja) | 1995-07-07 | 1996-07-03 | 複合弾性不織布 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0978431A (ja) |
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-
1996
- 1996-07-03 JP JP8173336A patent/JPH0978431A/ja not_active Withdrawn
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