JPH0978544A - コンクリートガードフェンスの施工方法及びコンクリートガードフェンス - Google Patents

コンクリートガードフェンスの施工方法及びコンクリートガードフェンス

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JPH0978544A
JPH0978544A JP7237195A JP23719595A JPH0978544A JP H0978544 A JPH0978544 A JP H0978544A JP 7237195 A JP7237195 A JP 7237195A JP 23719595 A JP23719595 A JP 23719595A JP H0978544 A JPH0978544 A JP H0978544A
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    • E01F15/02Continuous barriers extending along roads or between traffic lanes
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コンクリートガードフェンスの施工性を向上
する。 【解決手段】 既設のガードフェンスの支柱Sを挟んで
両側にプレキャストコンクリート版1,1を設置する。
これらプレキャストコンクリート版1,1の上部間の隙
間23から両側のプレキャストコンクリート版1,1間に
コンクリート24を充填する。プレキャストコンクリート
版1を型枠として、現場でコンクリート24を充填し、こ
の充填したコンクリート24とプレキャストコンクリート
版1と既設のガードフェンスの支柱Sとが一体化され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、コンクリートガー
ドフェンスの施工方法とコンクリートガードフェンスに
係わり、特に既設のガードレールやその支柱を使用する
コンクリートガードフェンスの施工方法とコンクリート
ガードフェンスに関する。
【0002】
【従来の技術】ガードフェンスは、主として走行車線を
逸脱した車両が道路外あるいは対向斜線に逸脱すること
を防止するために設けられるものであり、十分な逸脱防
止効果を備えていなければならない。また、ブレーキト
ラブルなどの緊急事態においては、車両をフェンスに擦
りつけるようにして緊急停止するためにも用いられ、十
分な安定性と衝撃強度が要求される。そして、従来の鋼
製ガードフェンスに代わって強度及び耐久性に優れたコ
ンクリートガードフェンスが注目されるようになり、例
えば実開平2−11821号公報(実願昭63−887
99号)では、防護壁本体の両側下部に定着手段を設
け、この定着手段を介して路盤に固定する(実願昭63
−88799号のマイクロフィルム第7頁第3〜4行)
コンクリート防護壁が知られており、また、コンクリー
トガードフェンスの強度を向上するものとして、実開平
6−57918号公報(実願平5−1258号)では、
ガードフェンスの上部には塩ビ製のパイプが埋設され、
このパイプに横締用部材であるPC鋼材が挿通され(実
願平5−1258号のマイクロフィルムの第0011
段)、そのPC鋼材によりコンクリートガードフェンス
に緊張力を付与したコンクリートガードフェンスが知ら
れており、このコンクリートガードフェンスは、両側下
部に設けた取付用パイプに、アンカーボルトを挿通して
コンクリート基礎に固定(同第0013段)している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の防護壁及び
コンクリートガードフェンスは、それぞれ定着部材及び
アンカーボルトにより基礎に固定するものであるため、
現場での取り付け作業に手間と時間がかかる面があっ
た。また、上記防護壁では、定着部材が側方に張り出し
て設けられているため、その定着部材に車両の車輪が当
たる危険性があった。一方、上記コンクリートガードフ
ェンスでは、取付用凹所(実願平5−1258号のマイ
クロフィルムの第0010段)にアンカーボルトの上部
が収納されるため、アンカーボルトがコンクリートガー
ドフェンスの外面に突出することがなく安全であるが、
凹凸が少ないことが好ましいコンクリートガードフェン
スに取付用凹所を形成しなければならなかった。
【0004】さらに、上記防護壁等を道路に施工する
際、搬入後の置き場所や据付に伴う吊下ろし等に制約を
受ける場合があり、施工条件によっては所定以上に長く
重量のかさ張るものでは、施工ができなくなることが予
想され、逆に、1個の防護壁の長さを短くすると、施工
性が低下するという問題がある。また、上記コンクリー
トガードフェンスでは、長さ方向に緊張力を付与するた
めに、工場にてパイプを埋設すると共に、このパイプに
横締用部材を挿通する手間が必要であった。
【0005】そこで、本発明は、固定構造が露出するこ
となく、施工性に優れたコンクリートガードフェンスの
施工方法とコンクリートガードフェンスを提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、既設
のガードフェンスの支柱を挟んで両側にプレキャストコ
ンクリート版を設け、これらプレキャストコンクリート
版の上部間に設けた隙間から前記両側のプレキャストコ
ンクリート版間にコンクリートを充填し、このコンクリ
ートと前記プレキャストコンクリート版とを一体化して
なることを特徴とするコンクリートガードフェンスの施
工方法である。
【0007】請求項2の発明は、前記コンクリートの硬
化後、前記コンクリートガードフェンスの長さ方向に緊
張力を付与することを特徴とする請求項1記載のコンク
リートガードフェンスの施工方法である。
【0008】請求項3の発明は、前記コンクリートの充
填前に横締用部材を前記コンクリートガードフェンスの
長さ方向に配置し、コンクリート硬化後、前記横締用部
材の両側を斜め上方に引っ張って前記緊張力を付与する
ことを特徴とする請求項2記載の施工方法である。
【0009】請求項4の発明は、プレキャストコンクリ
ートからなり、底面に既設のガードフェンスの支柱を挿
入する挿入孔と、この挿入孔と外面とを連通する充填孔
とを具備することを特徴とするコンクリートガードフェ
ンスである。
【0010】請求項5の発明は、前記挿入孔の底面側が
上部より大きなことを特徴とする請求項4記載のコンク
リートガードフェンスである。
【0011】
【作用】請求項1の構成では、プレキャストコンクリー
ト版を型枠として、現場でコンクリートを充填し、この
充填コンクリートとプレキャストコンクリート版とを既
設のガードフェンスの支柱に一体化してコンクリートガ
ードフェンスを施工する。
【0012】請求項2の構成では、長さ方向に付与した
緊張力によりコンクリートガードフェンスの強度が向上
する。
【0013】請求項3の構成では、コンクリートの充填
前にPC鋼材を配置しておくため、充填後のPC鋼材を
挿通する作業が不要となる。また、長さ方向に連続する
コンクリートガードフェンスにおいて、PC鋼材の両端
を斜め上方に引っ張るため、コンクリートガードフェン
スの所定区間内でそれぞれ緊張力を付与することができ
る。
【0014】請求項4の構成では、既設の支柱に挿入孔
を合わせてコンクリートガードフェンスを設置し、充填
孔から挿入孔に充填材を充填して既設のガードフェンス
の支柱にコンクリートガードフェンスを一体に取り付け
る。
【0015】請求項5の構成では、挿入孔の底面側が大
きいため、支柱に挿入孔を合わせる作業が容易となる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面を参照して
説明する。図1ないし図4は本発明の第1実施例を示
し、同図において、型枠を兼用するガードフェンス用プ
レキャストコンクリート版1(以下、コンクリート版1
という)は、ほぼ一定厚さを有する平板状をなし、鋼製
等からなる既設のガードフェンスの支柱Sを挟んで、該
支柱Sの両側に現場にて斜めに設置され、その上,下縁
部2U,2Dを斜めに形成している。また、前記コンク
リート版1は内部に埋設鉄筋3を高さ方向及び長さ方向
に複数埋設し、この埋設鉄筋3に溶着等やあるいは該埋
設鉄筋3を屈曲することにより略U字状のコンクリート
付着用鉄筋4を一体に設け、この付着用鉄筋4を前記コ
ンクリート版1の裏面5に上下方向及び幅方向に複数突
設している。また、前記埋設鉄筋3の上端をコンクリー
ト版1の裏面5に突設して鉄筋連結部3Aを形成し、さ
らに、前記埋設鉄筋3の下端3Bを裏面5に突設してい
る。また、両側のコンクリート版1,1の上部の間隔を
保持する保持具6は、前記上縁部2Uに雌ねじ部を有す
るインサート7を複数埋設し、アングルなどからなるス
ペーサ8の孔(図示せず)にボルト9を挿通し、この挿
通したボルト9を前記インサート7に螺着してなる。
【0017】コンクリートガードフェンス10の長さ方向
に横締用部材たるPC鋼材11が配置され、このPC鋼材
11は図示しない鋼製シースまたはダクト内に配置された
ものであり、該PC鋼材11は、PC鋼線の撚り線などか
らなり、該PC鋼材11の外周にエポキシ塗装及びアンポ
ンドPC鋼材により防錆加工を施している。また、前記
PC鋼材11の両側に定着具12が設けられ、この定着具12
は内部にテーパー孔13Aを有するスリーブ13と、前記テ
ーパー孔13Aに前側が圧接する裁頭円錐形のクリップ14
とからなり、このクリップ14の中央に、円周方向に複数
の突起を有する圧着孔15を設けると共に、この圧着孔15
に連通する4か所の切り込み15Aが形成され、孔を有す
る支圧板16を介して前記定着具12が用いられ、前記突起
を有する圧着孔15がPC鋼材11に圧着する。図中、17
は、両側のコンクリート版1,1の下部の間隔を保持す
る間隔保持部材であり、この間隔保持部材17は、鋼製等
からなる平板部18の両側に上方に折り曲げた折曲部19を
設けてなり、この折曲部19がコンクリート版1の下部表
面に係止する。
【0018】次に、前記コンクリート版1を用いたコン
クリートガードフェンス10の施工方法につき説明する
と、まず、既存の土中部または砕石転圧土などからなる
基礎路盤21に下部を打込んで固定された既設のガードフ
ェンスの支柱Sから、これら支柱S,S間に掛け渡され
た帯状の防護板及びワイヤー(図示せず)を必要に応じ
て撤去し、図1においては、前記防護板を外した支柱S
を示している。前記基礎路盤21の上部に、図1で断面台
形形状で示す高さ調整モルタル22を設け、この高さ調整
モルタル22により高さを調整して間隔保持部材17を設け
る。次に、支柱Sを挟んで両側にコンクリート版1,1
を配置し、コンクリート版1の下部を折曲部19により位
置決する。この位置決め状態で両側のコンクリート版
1,1の鉄筋連結部3A,3Aの重なり部分に針金等の
結束線(図示せず)を巻き付けて結束する。また、スペ
ーサ8にボルト9を挿通し、このボルト9をインサート
7に螺着し、これにより両側のコンクリート版1,1の
上部間が位置決めされ、両方のコンクリート版1,1の
上縁部2U,2U間に、コンクリートを充填する隙間23
が設けられる。また、両側のコンクリート版1,1間の
上部に、シースに挿通したPC鋼材11を配置し、図3に
示すように、そのPC鋼材11の両端部11A,11Aをそれ
ぞれ斜め上方に向けて配置し、これら端部11Aをコンク
リート版1の長さ方向略中央上部に設けた凹所用型枠
(図示せず)内に露出して配置し、この凹所用型枠の上
部は開口している。また、図3に示すように、隣合うP
C鋼材11,11´の端部11A,11A´をたすき掛けのよう
に交差して配置し、端部11A,11A´に重複部27を形成
している。尚、端部11A´を備えるPC鋼材11´は、前
記端部11Aを備えたPC鋼材11と同一構成である。この
ようにしてコンクリート版1,1とシースに挿通したP
C鋼材11とを配置した後、前記隙間23からコンクリート
24を充填し、この充填したコンクリート24は、間隔保持
部材17により下部に漏れることなく、両コンクリート版
1,1間に充填される。その充填したコンクリート24が
緊張力を付与可能な強度まで硬化したら、PC鋼材11の
緊張を行う。この場合、前記凹所用型枠を取り外すと、
その後に定着用凹所25が形成され、この上部が開口した
定着用凹所25に前記端部11Aが露出し、この端部11A
を、支圧板16に挿通すると共に、スリーブ14を組み合わ
せたクリップ14に挿通し、挿通した端部11Aをジャッキ
などにより所定の緊張力で斜め上方に引っ張ることによ
り、コンクリートガードフェンス10の長さ方向に緊張力
を付与する。この場合、クリップ14がスリーブ13のテー
パー孔13Aに楔作用により食い込むと共に、切り込み15
Aを設けた圧着孔15が端部11Aに圧着して端部11Aが固
定される。そして、ボルト9を緩めて保持具6を外し、
また、必要に応じて、前記緊張力の付与後に前記定着用
凹所25にモルタルなどの充填材(図示せず)を充填し、
その凹所25をコンクリートガードフェンス10の上面に合
わせて平坦に仕上げる。また、そのコンクリートガード
フェンス10の両側に、舗装材26あるいはシールコンクリ
ートを打設して仕上げる。
【0019】このように本実施例では請求項1に対応し
て、既設のガードフェンスの支柱Sを挟んで両側にプレ
キャストコンクリート版1,1を設け、これらプレキャ
ストコンクリート版1,1の上部間に設けた隙間23から
両側のプレキャストコンクリート版1,1間にコンクリ
ート24を充填し、このコンクリート24とプレキャストコ
ンクリート版1,1とを一体化してなる施工方法である
から、プレキャストコンクリート版1を型枠として、現
場でコンクリート24を充填し、この充填したコンクリー
ト24とプレキャストコンクリート版1とを既設のガード
フェンスの支柱Sに一体化してコンクリートガードフェ
ンス10を形成することができるため施工性に優れ、ま
た、既設の支柱Sを取り込んで用いるため、その追加強
度が加味され、また、支柱Sの引抜き撤去を必要とせ
ず、その固定構造の簡略化を図ることができ、鋼製等か
らなる既設のガードフェンスをコンクリート製に交換す
る場合、特に有効である。さらに、コンクリートガード
フェンス10の両側が、フラットの平滑な面を持つコンク
リート版1により形成されると共に、固定構造が露出し
ないため、車両に対する安全性に優れたものとなる。さ
らに、現場においては、プレキャストコンクリート版1
の据付だけで済むため、搬入時等にスペースを取らない
と共に、据付に伴う吊り下ろし作業等も容易に行うこと
ができる。
【0020】このように本実施例では請求項2に対応し
て、コンクリート24が緊張力を付与可能な強度に硬化し
た後、コンクリートガードフェンス10の長さ方向に緊張
力を付与する施工方法であるから、長さ方向に付与した
緊張力によりプレキャスト版1とコンクリート24とが合
成されて全断面有効として作用し、コンクリートガード
フェンス10の強度の向上を図ることができる。
【0021】このように本実施例では請求項3に対応し
て、コンクリート24の充填前に両側のプレキャスト版
1,1間に横締用部材たるPC鋼材11を長さ方向に配置
し、コンクリート24の硬化後、PC鋼材11の両側を斜め
上方に引っ張って緊張力を付与する施工方法であるか
ら、PC鋼材11を配置しておくため、充填後のPC鋼材
11を挿通する作業が不要となり、また、長さ方向に連続
するコンクリートガードフェンス10において、PC鋼材
11の両端を斜め上方に引っ張るため、PC鋼材11を途中
で連結することなく、コンクリートガードフェンス10の
所定区間内でそれぞれ緊張力を簡便に付与することがで
きる。そして、この場合、コンクリート24の充填前であ
れば、プレキャスト版1の設置前にPC鋼材11を配置し
てもよい。
【0022】また、実施例上の効果として、プレキャス
ト版1の裏面5には、複数の付着用鉄筋4及び付着用鉄
筋たる下端3Bとを突設したから、充填したコンクリー
ト24とプレキャスト版1との一体化が図られる。さら
に、裏面5の上部に鉄筋連結部3Aを突設したから、相
互の鉄筋連結部3A,3Aを結束することにより、両側
のプレキャスト版1,1の仮位置決めを行うことがで
き、さらにまた、両側のコンクリート版1,1の上部の
間隔を保持具6により安定して保持することができる。
また、コンクリート版1の下部に係止する間隔保持部材
17により、両側のコンクリート版1,1の下部を簡便に
位置決めすることができる。さらに、スペーサ8と間隔
保持部材17の幅を変えることにより、適宜な厚さのコン
クリートガードフェンス10を施工することができる。さ
らにまた、隣合うPC鋼材11,11´の端部11A,11A´
を交差して配置し、端部11A,11A´に重複部27を形成
したから、隣合うPC鋼材の間で緊張力がとぎれること
なく、PC鋼材11,11´によってコンクリートガードフ
ェンス10の全長に渡って緊張力を付与することができ
る。
【0023】図5ないし図10は本発明の第2実施例を
示し、上記第1実施例と同一部分に同一符号を付し、そ
の詳細な説明を省略して詳述すると、プレキャストコン
クリート製からなるコンクリートガードフェンス31は、
下方に向かってテーパ状に僅かに拡大する側面32の下部
両側に、垂直面33を有し、内部に埋設鉄筋34を埋設して
いる。また、前記コンクリートガードフェンス31の底面
35には挿入孔36が形成され、この挿入孔36は、鋼製等か
らなる既設のガードフェンスSに対応して複数形成され
ている。前記挿入孔36は底面35側から上方に向かって縮
小するテーパ状をなし、該挿入孔36に前記支柱Sが遊挿
される。また、前記挿入孔36の上部と前記コンクリート
ガードフェンス31の外面たる上面37とを連通する充填孔
38が形成され、この充填孔38は前記挿入孔36より断面積
が小さく形成されている。また、前記挿入孔36の周囲に
位置して前記コンクリートガードフェンス31の内部に
は、スパイラル状の補強鉄筋39が埋設されている。尚、
挿入孔36の上部に斜めの充填孔を形成し、この斜めの充
填孔が前記側面32に開口するようにしてもよい。
【0024】前記コンクリートガードフェンス31の長さ
方向一端面中央には、平面略半円形の突条40が縦設され
るとともに、長さ方向他端には、その突条40が係合する
受溝41が縦設されている。また、前記コンクリートガー
ドフェンス31の両端上部には、側端部が開口しかつ上開
口部42Aを有する接続用凹所42が形成され、この取付用
凹所42に対応して前記コンクリートガードフェンス31の
上部には塩ビ製のパイプ43が埋設され、このパイプ43に
横締用部材であるPC鋼材44が挿通され、このPC鋼材
44のねじ部を有する接続端部44Aが、それぞれ前記接続
用凹所42内に臨み、その接続端部44A,44A相互がカプ
ラー45により接続される。なお、前記PC鋼材44には、
予めプレストレストを付与しており、定着具46により定
着している。
【0025】次に、前記コンクリートガードフェンス31
の施工方法に付き説明すると、まず、既存の土中部また
は砕石転圧土などからなる基礎路盤47に下部を打込んで
固定された既設のガードフェンスの支柱Sから、これら
支柱S,S間に掛け渡された帯状の防護板及びワイヤー
(図示せず)を撤去し、コンクリートガードフェンス31
の上面37に設けた吊り金具(図示せず)などを用いて該
コンクリートガードフェンス31を図8に示すように吊り
上げ、底面35の挿入孔36を既設の支柱Sに合わせて吊り
下ろす。挿入孔36に支柱Sを挿入した状態で該挿入孔36
と支柱Sの間には隙間があるため、隣合うコンクリート
ガードフェンス31の位置合わせを行うことができ、突条
40と受溝41とを係合して隣合うコンクリートガードフェ
ンス31,31相互を接続し、カプラー45により相互のPC
鋼材44の接続端部44A,44Aを連結して複数のコンクリ
ートガードフェンス31,31を長さ方向一体に剛結する。
また、上部の充填孔38からコンクリート48を挿入孔36と
支柱Sとの隙間に充填し、該コンクリート48を充填孔38
の上部まで図9に示すように充填する。そして、その充
填したコンクリート48が硬化することにより、支柱Sを
介して基礎路盤47にコンクリートガードフェンス31が固
定される。また、この固定状態で、挿入孔36の周囲を囲
んでスパイラル状の補強鉄筋39が設けられているから、
仮にコンクリートガードフェンス31に車両が衝突して挿
入孔36部分に衝撃力が集中しても、挿入孔36箇所からの
破損を防止することができる。
【0026】このように本実施例では請求項4に対応し
て、プレキャストコンクリートからなり、底面35に既設
のガードフェンスの支柱Sを挿入する挿入孔36と、この
挿入孔36と外面たる上面37とを連通する充填孔38とを具
備するコンクリートガードフェンス31であるから、既設
の支柱Sに挿入孔36を合わせてコンクリートガードフェ
ンス31を設置し、充填孔38から挿入孔36に充填材たるコ
ンクリート48を充填して既設のガードフェンスの支柱S
にコンクリートガードフェンス31を一体に取り付けるこ
とができるため、固定構造の簡略化が図られ、施工性に
優れたものとなる。また、固定構造が露出したり、表面
に凹凸を設けたりする必要がないため、車両に対する安
全性に優れたものとなる。
【0027】このように本実施例では請求項5に対応し
て、挿入孔36の底面35側が上部より大きいため、吊り下
ろしの際に、支柱Sに対する挿入孔36の位置合わせが容
易で、作業性が向上すると共に、挿入時に、支柱Sと挿
入孔36の底面35側縁部とが当たることを防止でき、両者
が損傷することがない。
【0028】また、実施例上の効果として、挿入孔36の
周囲にスパイラル状の補強鉄筋39を設けることにより、
コンクリートガードフェンス31の取り付け強度を向上す
ることができる。さらに、1つのコンクリートガードフ
ェンス31に、鋼製等からなる既設のガードフェンスの支
柱Sの間隔に合わせて複数の挿入孔36を設けたから、コ
ンクリートガードフェンス31の長さ方向一側に車両が衝
突して支柱Sを中心とする回転力がコンクリートガード
フェンス31に働いたとしても、それによる回転を複数の
支柱Sにより防止することができ、加えて隣合うコンク
リートガードフェンス31,31は、突条40と受溝41との係
合及びカプラー45により接続されているため、連続する
コンクリートガードフェンス31,31全体として車両の衝
撃に対抗することができる。また、支柱Sより挿入孔36
を大きく形成したから、挿入孔36に支柱Sを挿入配置し
た後、コンクリートガードフェンス31の位置合わせを行
うことができる。
【0029】尚、本発明の上記実施例に限定されるもの
ではなく、本発明の要旨の範囲内において種々の変形実
施が可能である。例えばコンクリート版1やコンクリー
トガードフェンス31の形状,寸法,大きさ等は適宜選定
可能である。また、第1実施例においては、支柱Sと共
に防護板及びワイヤーを掛け渡した状態の既設のガード
フェンスをコンクリート24に埋設するようにしてもよ
い。さらに、スペーサ8を、両側のプレキャスト版1,
1の上縁部2U,2Uの下部位置に設け、該スペーサ8
をコンクリート24内に埋設するようにしてもよい。ま
た、挿入孔36は支柱Sが挿入可能であれば、断面丸型に
限らず断面が角型等でもよい。
【0030】
【発明の効果】請求項1の発明は、既設のガードフェン
スの支柱を挟んで両側にプレキャストコンクリート版を
設け、これらプレキャストコンクリート版の上部間に設
けた隙間から前記両側のプレキャストコンクリート版間
にコンクリートを充填し、このコンクリートと前記プレ
キャストコンクリート版とを一体化してなることを特徴
とするコンクリートガードフェンスの施工方法であり、
固定構造が露出することなく、施工性に優れたコンクリ
ートガードフェンスの施工方法を提供することができ
る。
【0031】請求項2の発明は、前記コンクリートの硬
化後、前記コンクリートガードフェンスの長さ方向に緊
張力を付与することを特徴とする請求項1記載のコンク
リートガードフェンスの施工方法であり、緊張力を付与
することにより強度が向上し、固定構造が露出すること
なく、施工性に優れたコンクリートガードフェンスの施
工方法を提供することができる。
【0032】請求項3の発明は、前記コンクリートの充
填前に横締用部材を前記コンクリートガードフェンスの
長さ方向に配置し、コンクリート硬化後、前記横締用部
材の両側を斜め上方に引っ張って前記緊張力を付与する
ことを特徴とする請求項2記載の施工方法であり、緊張
力を付与することにより強度が向上し、固定構造が露出
することなく、施工性に優れたコンクリートガードフェ
ンスの施工方法を提供することができる。
【0033】請求項4の発明は、プレキャストコンクリ
ートからなり、底面に既設のガードフェンスの支柱を挿
入する挿入孔と、この挿入孔と外面とを連通する充填孔
とを具備することを特徴とするコンクリートガードフェ
ンスであり、固定構造が露出することなく、施工性に優
れたコンクリートガードフェンスの施工方法を提供する
ことができる。
【0034】請求項5の発明は、前記挿入孔の底面側が
上部より大きなことを特徴とする請求項4記載のコンク
リートガードフェンスであり、固定構造が露出すること
なく、施工性に優れたコンクリートガードフェンスの施
工方法を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図3】本発明の第1実施例を示す正面図である。
【図4】本発明の第1実施例を示す定着部の使用状態に
おける要部の断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す正面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す側面図である。
【図7】本発明の第2実施例を示す断面図である。
【図8】本発明の第2実施例を示す施工状態を説明する
断面図である。
【図9】本発明の第2実施例を示すコンクリート充填後
の断面図である。
【図10】本発明の第2実施例を示す隣合うコンクリー
トガードフェンスの接続部の拡大平面図である。
【符号の説明】
1 プレキャストコンクリート版 10 コンクリートガードフェンス 11 PC鋼材(横締用部材) 23 隙間 24 コンクリート 31 コンクリートガードフェンス 35 底面 36 挿入孔 37 上面 38 充填孔 S 支柱
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 390021197 テイヒュー株式会社 東京都墨田区両国四丁目30番5号 (71)出願人 591197699 日本高圧コンクリート株式会社 北海道札幌市中央区南2条西3丁目8番地 (71)出願人 000228660 日本コンクリート工業株式会社 東京都港区港南一丁目8番27号 (71)出願人 000228785 日本サミコン株式会社 新潟県新潟市弁天橋通1丁目8番23号 (71)出願人 000229128 日本ゼニスパイプ株式会社 東京都中央区東日本橋2丁目24番14号 (71)出願人 000229667 日本ヒューム管株式会社 東京都港区新橋5丁目33番11号 (71)出願人 390004938 羽田コンクリート工業株式会社 東京都中央区日本橋2丁目16番11号 (71)出願人 000201504 前田製管株式会社 山形県酒田市上本町6番7号 (71)出願人 000005854 丸紅株式会社 大阪府大阪市中央区本町2丁目5番7号 (72)発明者 新田 哲文 東京都中央区築地1丁目8−2 旭コンク リート工業株式会社内 (72)発明者 衣川 直紀 京都府京都市伏見区淀本町225 京阪コン クリート工業株式会社内 (72)発明者 赤間 淳一 東京都千代田区麹町4−2 興和コンクリ ート株式会社内 (72)発明者 大谷 久長 東京都港区芝4−2−3 ジオスター株式 会社内 (72)発明者 吉川 信義 東京都墨田区両国4−30−5 テイヒュー 株式会社内 (72)発明者 山田 悟 東京都港区西新橋1−4−9 日本高圧コ ンクリート株式会社内 (72)発明者 川村 淳一 東京都港区新橋1−8−3 日本コンクリ ート工業株式会社内 (72)発明者 小林 一隆 新潟県新潟市弁天橋通1−8−23 日本サ ミコン株式会社内 (72)発明者 津島 幸人 東京都中央区東日本橋2−24−14 日本ゼ ニスパイプ株式会社内 (72)発明者 岩崎 喬夫 東京都港区新橋5−33−11 日本ヒューム 管株式会社内 (72)発明者 栗原 徹 東京都中央区日本橋2−16−11 羽田コン クリート工業株式会社内 (72)発明者 佐藤 啓 山形県酒田市上本町6−7 前田製管株式 会社内 (72)発明者 高木 英雄 東京都千代田区大手町1−4−2 丸紅株 式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 既設のガードフェンスの支柱を挟んで両
    側にプレキャストコンクリート版を設け、これらプレキ
    ャストコンクリート版の上部間に設けた隙間から前記両
    側のプレキャストコンクリート版間にコンクリートを充
    填し、このコンクリートと前記プレキャストコンクリー
    ト版とを一体化してなることを特徴とするコンクリート
    ガードフェンスの施工方法。
  2. 【請求項2】 前記コンクリートの硬化後、前記コンク
    リートガードフェンスの長さ方向に緊張力を付与するこ
    とを特徴とする請求項1記載のコンクリートガードフェ
    ンスの施工方法。
  3. 【請求項3】 前記コンクリートの充填前に横締用部材
    を前記コンクリートガードフェンスの長さ方向に配置
    し、コンクリート硬化後、前記横締用部材の両側を斜め
    上方に引っ張って前記緊張力を付与することを特徴とす
    る請求項2記載の施工方法。
  4. 【請求項4】 プレキャストコンクリートからなり、底
    面に既設のガードフェンスの支柱を挿入する挿入孔と、
    この挿入孔と外面とを連通する充填孔とを具備すること
    を特徴とするコンクリートガードフェンス。
  5. 【請求項5】 前記挿入孔の底面側が上部より大きなこ
    とを特徴とする請求項4記載のコンクリートガードフェ
    ンス。
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