JPH0979019A - 多気筒エンジン用カム軸の油供給孔構造 - Google Patents

多気筒エンジン用カム軸の油供給孔構造

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JPH0979019A
JPH0979019A JP25700995A JP25700995A JPH0979019A JP H0979019 A JPH0979019 A JP H0979019A JP 25700995 A JP25700995 A JP 25700995A JP 25700995 A JP25700995 A JP 25700995A JP H0979019 A JPH0979019 A JP H0979019A
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JP
Japan
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oil
oil supply
bearing
cylinder
cam shaft
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JP25700995A
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English (en)
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Masaaki Yoshikawa
雅明 吉川
Akihiro Omoto
章裕 大本
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Yamaha Motor Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Motor Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カム軸の内部側から、上記カム軸の軸受の接
合面へ油を供給するようにした場合に、この油の供給量
が、上記接合面の周方向でより均一となるようにして、
カム軸と軸受との接合部の潤滑が十分になされるように
する。 【解決手段】 カム軸13,14をシリンダヘッド7に
軸受17,21により支承させる。上記軸受17,21
におけるカム軸13,14との接合面34のうち、同上
軸受17,21の軸方向における下側の面35の幅を上
側の面36の幅よりも狭くする。上記カム軸13,14
の軸心18,22上に第1油供給孔61を形成し、同上
カム軸13,14に、上記第1油供給孔61からカム軸
13,14の径方向外方に向ってかつ上記軸受17,2
1に向って延びる複数の第2油供給孔62を形成する。
上記各気筒2毎に上記各第2油供給孔62を上記カム軸
13,14の周方向で偏位させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、多気筒エンジンの
動弁機構に関し、より詳しくは、カム軸支承用の軸受へ
の油供給のために、上記カム軸に形成した油供給孔の構
造に関するものである。
【0002】
【従来の技術】多気筒エンジンは、通常、軸心が互いに
平行な複数のシリンダ孔を有するシリンダブロックを備
え、上記軸心を垂直にみて、上記シリンダブロックの上
端にシリンダヘッドが取り付けられている。
【0003】上記エンジンの動弁機構には、従来、次の
ように構成されたものがある。
【0004】即ち、平面視で上記シリンダ孔を並設した
方向に向って延びるカム軸が設けられ、このカム軸が上
記シリンダヘッドに軸受によりその軸心回りに回転自在
に支承され、各気筒毎に並設される複数のリフターがそ
れぞれ上記シリンダヘッドに摺動自在に支承されると共
に上記カム軸にカム係合させられ、上記軸受が上記並設
されたリフター間に配設されている。
【0005】そして、エンジンのクランク軸に連動して
カム軸が回転させられ、このカム軸にカム係合する各リ
フターの摺動に連動して吸、排気弁が開閉弁動作させら
れ、これによって、エンジンが駆動させられるようにな
っている。
【0006】また、上記軸受に潤滑用の油を供給する潤
滑装置が設けられている。
【0007】上記潤滑装置は、上記カム軸にその軸心上
に形成されて油タンク側から油が供給される第1油供給
孔と、同上カム軸に形成され上記第1油供給孔からカム
軸の径方向外方に向ってかつ上記軸受に向って延びる複
数の第2油供給孔とを備えている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来構
成における軸受は、各気筒毎に並設されたリフター間に
配設されていて、これらリフターは互いに接近して密に
配置されている。このため、上記軸受におけるカム軸の
ジャーナルとの接合面のうち、同上軸受の軸方向におけ
る下側の面の幅は、上記リフターの密な配置に影響され
て、上側の面の幅に比べて狭く、つまり、面積が小さく
なっている。
【0009】よって、上記ジャーナルと軸受の下側の面
との接合部では油の保持がしにくくなり、このため、上
記カム軸の回転に伴って、各第2油供給孔の各下流端が
上記軸受の下側の面に位置するときには、上記各第2油
供給孔を通して第1油供給孔から瞬間的に多量の油が上
記下側の面に供給され、この結果、上記第1油供給孔へ
は油タンク側から油が供給され続けているのにかかわら
ず、上記第1、第2油供給孔における油の圧力が急激に
低下する。すると、この直後に、上記カム軸の回転に伴
って、各第2油供給孔の下流端が上記上側の面に達した
ときには、この上側の面への油の供給が不足しがちとな
る。
【0010】つまり、上記従来構成では、第1、第2油
供給孔を通しての軸受の接合面への油の供給量が、この
接合面の周方向で不均一になり、もって、カム軸と軸受
との接合部の潤滑が不十分になるおそれがある。
【0011】本発明は、上記のような事情に注目してな
されたもので、カム軸の内部側から、上記カム軸の軸受
の接合面へ油を供給するようにした場合に、この油の供
給量が、上記接合面の周方向でより均一となるようにし
て、カム軸と軸受との接合部の潤滑が十分になされるよ
うにすることを課題とする。
【0012】また、上記潤滑が簡単な構成でなされるよ
うにすることを課題とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成するため
の本発明の多気筒エンジン用カム軸の油供給孔構造は、
次の如くである。
【0014】請求項1の発明は、カム軸13,14をシ
リンダヘッド7に軸受17,21によりその軸心18,
22回りに回転自在に支承させ、上記軸受17,21に
おけるカム軸13,14との接合面34のうち、同上軸
受17,21の軸方向における下側の面35の幅を上側
の面36の幅よりも狭くし、一方、上記カム軸13,1
4の軸心18,22上に、油タンク50側から油44が
供給される第1油供給孔61を形成すると共に、同上カ
ム軸13,14に、上記第1油供給孔61からカム軸1
3,14の径方向外方に向ってかつ上記軸受17,21
に向って延びる複数の第2油供給孔62を形成した多気
筒エンジンの動弁機構において、上記各気筒2毎に上記
各第2油供給孔62を上記カム軸13,14の周方向で
偏位させたものである。
【0015】請求項2の発明は、請求項1の発明に加え
て、各気筒2毎に並設される複数のリフター30をそれ
ぞれシリンダヘッド7に摺動自在に支承させると共にカ
ム軸13,14にカム係合させ、軸受17,21を上記
並設されたリフター30間に配設したものである。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
により説明する。
【0017】図1、2において、符号1は内燃機関であ
るエンジンで、矢印Frはこのエンジン1を自動車に搭
載したときの前方を示している。
【0018】上記エンジン1は複数の第1〜第4気筒2
を有する4サイクル並列多気筒エンジンである。上記エ
ンジン1はシリンダブロック3を有し、このシリンダブ
ロック3はクランクケースに突設され、このクランクケ
ースには軸心が水平なクランク軸がその軸心回りに回転
自在に支承されている。上記シリンダブロック3には各
気筒2毎にシリンダ孔4が形成され、これら各シリンダ
孔4の軸心5は互いに平行とされている。
【0019】各図で示すように、上記各シリンダ孔4の
軸心5を垂直にみれば、上記各軸心5は水平方向で上記
クランク軸に沿って並設され、上記シリンダブロック3
の上端にはシリンダヘッド7が締結具8によって着脱自
在に取り付けられ、このシリンダヘッド7によって上記
各シリンダ孔4の上端が閉じられている。
【0020】上記各シリンダ孔4にはそれぞれピストン
が軸方向摺動自在に嵌入され、これら各ピストンは連接
棒によって上記クランク軸に連動連結されている。
【0021】上記各シリンダ孔4内でシリンダヘッド7
とピストンとで囲まれた空間が燃焼室9であり、この燃
焼室9を外部に開閉可能とさせる3つの吸気弁と、2つ
の排気弁とが設けられている。また、放電部が臨む点火
プラグ10が上記シリンダヘッド7に取り付けられてい
る。
【0022】上記吸、排気弁を開閉動作させる動弁機構
12が設けられている。この動弁機構12は、平面視で
上記シリンダ孔4を並設した方向(前後方向)に向って
延びるカム軸である吸気カム軸13と排気カム軸14と
を備えている。
【0023】上記吸気カム軸13は上記シリンダヘッド
7に対しその各端部がそれぞれ第1軸受16で支承さ
れ、かつ、軸方向の中途部が各気筒2毎に複数(2つ)
の第2軸受17で支承され、これにより、上記吸気カム
軸13はその軸心18回りに回転自在に支承されてい
る。
【0024】また、上記排気カム軸14は上記シリンダ
ヘッド7に対しその各端部がそれぞれ第3軸受20で支
承され、かつ、軸方向の中途部が各気筒2毎に第4軸受
21で支承され、これにより、上記排気カム軸14はそ
の軸心22回りに回転自在に支承されている。
【0025】上記各軸受16,17,20,21は、上
記各カム軸13,14のジャーナル24をその下面側か
ら支承する軸受本体25と、同上ジャーナル24をその
上面側から支承するキャップ26と、このキャップ26
を上記軸受本体25に着脱自在に締結させる締結具27
とで構成されている。
【0026】上記シリンダヘッド7には、前記各吸気弁
に対応して各気筒2毎に複数(3つ)のリフター孔29
が形成され、これら各リフター孔29にそれぞれリフタ
ー30がその軸方向に摺動自在に嵌入されている。ま
た、同上シリンダヘッド7には、前記各排気弁に対応し
て各気筒2毎に複数(2つ)の他のリフター孔31が形
成され、これら各リフター孔31にそれぞれリフター3
2(ただし、このリフター32は図面には示していな
い)がその軸方向に摺動自在に嵌入されている。
【0027】上記各リフター30は上記吸気カム軸13
にそれぞれカム係合させられ、他の各リフター32は上
記排気カム軸14にそれぞれカム係合させられている。
また、上記各気筒2毎で、隣り合うリフター30間に前
記第2軸受17が配設され、また、上記各気筒2毎で、
隣り合う他のリフター32間に前記第4軸受21が配設
されている。
【0028】上記の場合、リフター30同士と、他のリ
フター32同士とはそれぞれ互いに接近して密に配設さ
れており、このため、上記第2軸受17と第4軸受21
における各カム軸13,14のジャーナル24との接合
面34のうち、軸受本体25に形成された下側の面35
は上記リフター30,32の密な配置に影響されて、上
側の面36に比べて上記軸心18に沿った方向(軸方
向)での幅が狭く、つまり、面積が小さくなっている。
なお、図2において、説明の便宜上、上記下側の面35
を梨地模様で示してある。
【0029】上記吸気カム軸13と排気カム軸14とは
連動手段38によって前記クランク軸に連動連結されて
いる。この連動手段38は、各軸の一端部に取り付けら
れるプーリー39と、これらプーリー39に巻き掛けら
れるタイミングベルト40とを備えている。
【0030】そして、上記クランク軸に連動して上記吸
気カム軸13と排気カム軸14とが回転させられ、これ
ら吸気カム軸13と排気カム軸14にカム係合する各リ
フター30,32の摺動に連動して、前記吸、排気弁が
適宜開閉弁動作させられ、これによって、エンジン1が
駆動させられる。
【0031】図1、3、4において、クランク軸に対す
る吸気カム軸13の回転のタイミングを可変とする油圧
式の可変バルブタイミング装置42が設けられている。
この可変バルブタイミング装置42は上記吸気カム軸1
3の一端部と、これに取り付けられるプーリー39との
間に介設される可変体43と、この可変体43に加圧さ
れた油44を供給する制御弁45とを備えている。
【0032】上記制御弁45のバルブケース46は上記
吸気カム軸13の一端部を支承している第1軸受16の
キャップ26に一体成形され、上記バルブケース46内
にスプール式の弁本体47が軸方向摺動自在に嵌入され
ている。
【0033】上記バルブケース46の外部を上記弁本体
47に連通させる第1油路49が上記バルブケース46
(キャップ26)に形成され、上記第1油路49の上流
端にクランクケースの下端に取り付けられたオイルパン
である油タンク50内の油44が油ポンプ51により加
圧されて供給されるようになっている。なお、上記油タ
ンク50から油ポンプ51に至る間にはオイルストレー
ナが介設され、上記油ポンプ51から第1油路49に至
る間にはオイルクーラーとオイルフィルターとが順次介
設されている。
【0034】上記吸気カム軸13の一端部のジャーナル
24の外周面には進角周溝52と遅角周溝53とが吸気
カム軸13の軸方向で並設するよう形成されている。こ
れら進角周溝52と遅角周溝53とを上記制御弁45に
連通させる第2、第3油路54,55が上記バルブケー
ス46(キャップ26)に形成されている。また、同上
進角周溝52と遅角周溝53とを前記可変体43に連通
させる第4、第5油路56,57が上記吸気カム軸13
の一端部に形成されている。
【0035】そして、上記制御弁45の操作により油ポ
ンプ51から第1油路49に供給された油44を弁本体
47、第2油路54、進角周溝52、および第4油路5
6を通して可変体43に供給すれば、クランク軸の回転
に対し吸気カム軸13が進角させられる。これとは逆
に、油ポンプ51から第1油路49に供給された油44
を弁本体47、第3油路55、遅角周溝53、および第
5油路57を通して可変体43に供給すれば、クランク
軸の回転に対し吸気カム軸13が遅角させられる。
【0036】上記の場合、進角周溝52と遅角周溝53
を通る油44は、第1軸受16の接合面34とこれに支
承される吸気カム軸13のジャーナル24との接合部を
潤滑する。また、この接合部から油44が連動手段38
側に向って漏出しないよう、上記吸気カム軸13の一端
部と上記第1軸受16との間にオイルシール58が介設
されている。
【0037】全図において、上記各軸受16,17,2
0,21と、各リフター孔29,31の内周面に対する
各リフター30,32の摺接部とに潤滑用の油44を供
給する潤滑装置60が設けられている。
【0038】上記潤滑装置60は、上記吸気カム軸13
と排気カム軸14にその軸心18,22上にそれぞれ形
成される第1油供給孔61と、同上吸気カム軸13と排
気カム軸14とに形成され上記第1油供給孔61から同
上吸気カム軸13と排気カム軸14のそれぞれの径方向
外方に向ってかつ上記第2、第4軸受17,21に向っ
て延びる複数の第2油供給孔62とを備えている。
【0039】上記吸気カム軸13と排気カム軸14の各
一端部のジャーナル24の外周面にはそれぞれ潤滑周溝
64が形成されている。上記吸気カム軸13では潤滑周
溝64は上記吸気カム軸13の軸方向で前記進角周溝5
2と遅角周溝53に並設されている。上記吸気カム軸1
3の潤滑周溝64と前記第1油路49を連通させる第6
油路65が上記バルブケース46(キャップ26)に形
成されている。
【0040】上記吸気カム軸13と排気カム軸14の各
潤滑周溝64をそれぞれ上記各第1油供給孔61に連通
させる第7油路66が、吸気カム軸13と排気カム軸1
4にそれぞれ形成され、更に、上記吸気カム軸13と排
気カム軸14の各潤滑周溝64を互いに連通させる第8
油路67が前記シリンダヘッド7に形成されている。ま
た、排気カム軸14の一端部と上記第3軸受20との間
にも、前記したと同じようにオイルシール58が介設さ
れている。
【0041】そして、上記油ポンプ51により油タンク
50から第1油路49に加圧されて供給された油44
は、まず、第6油路65を通って吸気カム軸13の潤滑
周溝64に供給され、第1軸受16の接合面34と、こ
れに支承される吸気カム軸13のジャーナル24との接
合部を潤滑する。
【0042】また、上記吸気カム軸13の潤滑周溝64
に供給された油44は同上吸気カム軸13の第1油供給
孔61に供給され、かつ、第8油路67を通り排気カム
軸14の第1油供給孔61に供給され、この油44は各
第2油供給孔62を通り、第2、第4軸受17,21の
接合面34と、これに支承される吸気カム軸13、排気
カム軸14の各ジャーナル24,24との各接合部を潤
滑する。
【0043】また、上記各接合部から洩出した油44
は、各リフター孔29,31の内周面に対する各リフタ
ー30,32の摺接部を潤滑する。
【0044】図6と図7において、上記吸気カム軸13
における各第2油供給孔62は、各気筒2毎に上記吸気
カム軸13の周方向で偏位させられており、この偏位
は、上記吸気カム軸13の一端部から他端部に向うに従
い周方向に90°づつ順次偏位させられている。このよ
うな第2油供給孔62の偏位の構成は排気カム軸14の
第2油供給孔62についても同じである。この場合、偏
位の角度は60°づつであってもよい。
【0045】上記構成によれば、ある気筒2における第
2油供給孔62の下流端が接合面34のうち面積の小さ
い下側の面35の一部に位置したときには、上記第2油
供給孔62を通して瞬間的に多量の油44が上記下側の
面35に供給される。しかし、この際、他の気筒2にお
ける第2油供給孔62の下流端は下側の面35の一部に
は位置していないことから、この第2油供給孔62から
は軸受17,21の接合面34に対し多量の油44は供
給されない。
【0046】よって、カム軸13,14が一回転する間
のある回転角で、第1、第2油供給孔61,62におけ
る油44の圧力が急激に低下するということは防止され
る。
【0047】この結果、カム軸13,14の内部側の第
1油供給孔61から第2油供給孔62を通して第2、第
4軸受17,21の接合面34へ油44を供給するよう
にした場合に、この油44の供給量が、上記接合面34
の周方向でより均一となる。
【0048】図1、3、5、において、第1軸受16と
第2軸受17の各キャップ26,26は互いに一体化さ
れており、これらが互いに補強されて剛性の向上が図ら
れていると共に、部品点数が少なくされ、もって、動弁
機構12の構成が簡単とされている。
【0049】また、上記したように、各キャップ26,
26が一体化されて補強されているため、これらに第1
油路49、第2油路54、第3油路55、および第6油
路65を形成しても、上記各キャップ26には十分の強
度と剛性とが確保される。
【0050】上記両キャップ26,26を一体化させた
ために、キャップ26,26の結合部69によって吸気
カム軸13とリフター30とのカム係合部が覆われる。
そこで、上記両キャップ26,26の互いの結合部69
に2つの視認用の開口70,70が形成されている。こ
れら開口70,70を通して、上記カム係合部のクリア
ランスの程度が視認されるようになっており、これは保
守、点検上便利である。
【0051】図に従って上記説明したように、第2軸受
17、第4軸受21における吸気カム軸13、排気カム
軸14の各ジャーナル24との各接合面34のうち、第
2軸受17、第4軸受21の各軸方向における下側の面
35の幅が上側の面36の幅よりも狭くなるのは、並設
されたリフター30,32間に第2軸受17、第4軸受
21を配設した場合であるが、この他に、シリンダブロ
ック3にシリンダヘッド7を締結させるための締結具8
の配置を可能とするために、軸受本体25の一部に切り
欠きを形成した場合においても、下側の面35の幅は上
記したように狭くなる。
【0052】なお、第2油供給孔62は、吸気カム軸1
3、排気カム軸14をその径方向に貫通するものであっ
てもよい。また、各気筒2における第2油供給孔62,
62同士を吸気カム軸13、排気カム軸14の周方向で
偏位させてもよい。
【0053】
【発明の効果】本発明による効果は次の如くである。
【0054】請求項1の発明によれば、カム軸をシリン
ダヘッドに軸受によりその軸心回りに回転自在に支承さ
せ、上記軸受におけるカム軸との接合面のうち、同上軸
受の軸方向における下側の面の幅を上側の面の幅よりも
狭くし、一方、上記カム軸の軸心上に、油タンク側から
油が供給される第1油供給孔を形成すると共に、同上カ
ム軸に、上記第1油供給孔からカム軸の径方向外方に向
ってかつ上記軸受に向って延びる複数の第2油供給孔を
形成した多気筒エンジンの動弁機構において、上記各気
筒毎に上記各第2油供給孔を上記カム軸の周方向で偏位
させてあるため、次の効果がある。
【0055】即ち、軸受におけるカム軸との接合面のう
ち下側の面は上側の面積に比べて面積が小さくなってお
り、このため、上記カム軸と軸受の下側の面との接合部
では油の保持がしにくくなり、よって、上記カム軸の回
転に伴って、各第2油供給孔の各下流端が上記軸受の下
側の面に位置するときには、上記各第2油供給孔を通し
て第1油供給孔から瞬間的に多量の油が上記下側の面に
供給され、この結果、上記第1油供給孔へは油タンク側
から油が供給され続けているのにかかわらず、上記第
1、第2油供給孔における油の圧力が急激に低下しがち
となる。
【0056】しかし、本発明では、前記したように、カ
ム軸の内部の第1油供給孔から軸受に向って油を供給す
る各第2油供給孔は各気筒毎に上記カム軸の周方向で偏
位させられている。
【0057】このため、ある気筒における第2油供給孔
の下流端が接合面のうち面積の小さい下側の面の一部に
位置したときには、上記第2油供給孔を通して瞬間的に
多量の油が上記下側の面に供給される。しかし、この
際、他の気筒における第2油供給孔の下流端は下側の面
の一部には位置していないことから、この第2油供給孔
からは軸受の接合面に対し多量の油は供給されない。
【0058】よって、カム軸が一回転する間のある回転
角で、第1、第2油供給孔における油の圧力が急激に低
下するということは防止される。
【0059】この結果、カム軸の内部側の第1油供給孔
から第2油供給孔を通して軸受の接合面へ油を供給する
ようにした場合に、この油の供給量が、上記接合面の周
方向でより均一となり、よって、カム軸と軸受との接合
部の潤滑が十分になされることとなる。
【0060】しかも、上記のような望ましい潤滑は、第
2油供給孔を単にカム軸の周方向に偏位させることで達
成されるため、この潤滑は簡単な構成で得られる。
【0061】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
に加えて、各気筒毎に並設される複数のリフターをそれ
ぞれシリンダヘッドに摺動自在に支承させると共にカム
軸にカム係合させ、軸受を上記並設されたリフター間に
配設してある。
【0062】即ち、カム軸を支承する軸受は、気筒毎に
並設されたリフター間に配設されていて、これらリフタ
ーは互いに接近して密に配置されている。このため、上
記軸受におけるカム軸との接合面のうち、下側の面は上
記リフターの密な配置に影響されて、上側の面に比べて
幅が狭く、つまり、面積が小さくなっている。
【0063】よって、リフター間に軸受を配設した場合
においても、請求項1の発明と同じように、カム軸と軸
受との接合部の潤滑が十分になされ、かつ、これが簡単
な構成で達成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】動弁機構の側面断面図である。
【図2】シリンダヘッドの平面図である。
【図3】図1で示したものの平面図である。
【図4】図1の4‐4線矢視断面図である。
【図5】図3の5‐5線矢視断面図である。
【図6】吸気カム軸の側面図である。
【図7】図6の7‐7線矢視断面図である。
【符号の説明】
1 エンジン 2 気筒 3 シリンダブロック 4 シリンダ孔 5 軸心 7 シリンダヘッド 12 動弁機構 13 吸気カム軸(カム軸) 14 排気カム軸(カム軸) 17 第2軸受(軸受) 18,22 軸心 21 第4軸受(軸受) 24 ジャーナル 30,32 リフター 34 接合面 35 下側の面 36 上側の面 44 油 50 油タンク 51 油ポンプ 60 潤滑装置 61 第1油供給孔 62 第2油供給孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 軸心が互いに平行な複数のシリンダ孔を
    有するシリンダブロックを設け、上記軸心を垂直にみ
    て、上記シリンダブロックの上端にシリンダヘッドを取
    り付けると共に、平面視で上記シリンダ孔を並設した方
    向に向って延びるカム軸を設け、このカム軸を上記シリ
    ンダヘッドに軸受によりその軸心回りに回転自在に支承
    させ、上記軸受におけるカム軸との接合面のうち、同上
    軸受の軸方向における下側の面の幅を上側の面の幅より
    も狭くし、一方、上記カム軸の軸心上に、油タンク側か
    ら油が供給される第1油供給孔を形成すると共に、同上
    カム軸に、上記第1油供給孔からカム軸の径方向外方に
    向ってかつ上記軸受に向って延びる複数の第2油供給孔
    を形成した多気筒エンジンの動弁機構において、 上記各気筒毎に上記各第2油供給孔を上記カム軸の周方
    向で偏位させた多気筒エンジン用カム軸の油供給孔構
    造。
  2. 【請求項2】 各気筒毎に並設される複数のリフターを
    それぞれシリンダヘッドに摺動自在に支承させると共に
    カム軸にカム係合させ、軸受を上記並設されたリフター
    間に配設した請求項1に記載の多気筒エンジン用カム軸
    の油供給孔構造。
JP25700995A 1995-09-08 1995-09-08 多気筒エンジン用カム軸の油供給孔構造 Pending JPH0979019A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6164257A (en) * 1998-09-30 2000-12-26 Suzuki Motor Corporation Oil passage construction for an engine with an oil pressure control device
US7093980B2 (en) 2003-03-25 2006-08-22 Isuzu Motors Limited Bearing structure for camshaft
JP2009197773A (ja) * 2008-02-25 2009-09-03 Aichi Mach Ind Co Ltd シリンダヘッド装置およびこれを備える内燃機関ならびにシリンダヘッド装置の製造方法

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