JPH0979052A - 制御型排気系システム - Google Patents

制御型排気系システム

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JPH0979052A
JPH0979052A JP23237295A JP23237295A JPH0979052A JP H0979052 A JPH0979052 A JP H0979052A JP 23237295 A JP23237295 A JP 23237295A JP 23237295 A JP23237295 A JP 23237295A JP H0979052 A JPH0979052 A JP H0979052A
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JP
Japan
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exhaust
pressure
exhaust pressure
actuator
cylinder
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Application number
JP23237295A
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English (en)
Inventor
Yuichi Takasaki
雄一 高崎
Yukio Nakanishi
之男 中西
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Marelli Corp
Original Assignee
Calsonic Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エンジンから大気に至る排気系の途中に設け
られたバルブを開閉することで排気系機能を制御する制
御型排気系システムにおいて、良好な排気系機能とコス
ト低減,小型化,共用化を達成しながら、シリンダ型ア
クチュエータの円滑な作動と耐久信頼性向上を図るこ
と。 【解決手段】 一端が排気系の排気マフラ1に開口さ
れ、排気系から排気圧を導く排気圧導管10と、排気圧
導管10の他端側に設けられ、排気圧による力を受けて
排気ガス以外のオイル18cを介した力に変換する排気
圧−液圧変換機構18と、排気圧−液圧変換機構18に
より変換された変換力によりバタフライバルブ12を開
閉するシリンダ型アクチュエータ11と、を備えた手段
とした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エンジンから大気
に至る排気系の途中に設けられたバルブを開閉すること
で排気系機能(消音機能や排気抵抗機能)を制御する制
御型排気系システムの技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】従来、排気圧を駆動圧として排気系バル
ブの開閉制御を行なう制御型排気系システムとしては、
例えば、特開平4−124418号公報に記載のものが
知られている。
【0003】この公報には、エンジン低回転域では排気
騒音を低減し、エンジン高回転域ではエンジン出力を向
上するため、消音器1内に容器21を設け、排気ガス流
量が大きく容器21に大きな背圧が生じる場合、この背
圧をダイヤフラムアクチュエータ15のダイヤフラム室
17に導き、この背圧による力がスプリングによる力を
上回った時には一気に開閉弁13を全開とする技術が示
されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の制御型排気系システムにおいて、ダイヤフラムアク
チュエータ15に代えてバルブ開度を徐々に変更するこ
とのできるシリンダ型アクチュエータを用いた場合、加
速操作時等のバルブ開閉時に排気抵抗や排気音が滑らか
に変化するという特性が得られるし、コスト低減,小型
化,共用化が達成できる。
【0005】しかし、排気圧導管を介してシリンダ型ア
クチュエータのピストンには排気圧が直接作用すること
になるため、ピストンシール部から少しでも排気ガスが
漏れた場合、アクチュエータ内部への排気ガスや排気凝
縮液の浸入が避けられず、アクチュエータ内面に錆や煤
が発生し、この結果、アクチュエータが固着して作動不
良を起こし、耐久信頼性が低下する。
【0006】本発明が解決しようとする課題を下記に列
挙する。
【0007】課題1は、エンジンから大気に至る排気系
の途中に設けられたバルブを開閉することで排気系機能
を制御する制御型排気系システムにおいて、良好な排気
系機能とコスト低減,小型化,共用化を達成しながら、
シリンダ型アクチュエータの円滑な作動と耐久信頼性向
上を図ることにある。
【0008】課題2は、アクチュエータの作動力チュー
ニングが可能で、潤滑油が不要で、シールが容易という
長所を持つ排気圧変換手段により、第1の課題を達成す
ることにある。
【0009】課題3は、アクチュエータピストンのシー
ル性が要求されない長所を持つ排気圧変換手段により、
第1の課題を達成することにある。
【0010】課題4は、アクチュエータの設計変更を要
さず、簡単でコスト的に有利であるという長所を持つ排
気伝達手段により、第1の課題を達成することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
(解決手段1)上記課題1の解決手段1(請求項1)
は、エンジンから大気に至る排気系の途中に設けられた
バルブを開閉することで排気系機能を制御する制御型排
気系システムにおいて、一端が排気系の排気チューブも
しくはマフラに開口され、排気系から排気圧を導く排気
圧導管と、前記排気圧導管の他端側に設けられ、排気圧
による力を受けて排気ガス以外の媒体を介した力に変換
する排気圧変換手段と、前記排気圧変換手段により変換
された変換力により前記バルブを開閉するシリンダ型ア
クチュエータと、を備えていることを特徴とする。
【0012】作用を説明する。
【0013】走行時、エンジンからの排気ガスにより排
気系の排気チューブもしくはマフラから排気圧が排気圧
導管より排気圧変換手段に導かれ、この排気圧変換手段
において、排気圧による力を受けて排気ガス以外の媒体
を介した力に変換され、この排気圧変換手段により変換
された変換力によりシリンダ型アクチュエータがストロ
ーク作動し、シリンダ型アクチュエータに連結されてい
るバルブがアクチュエータストロークに応じて無段階に
バルブ開度が変化しながら開閉される。
【0014】よって、無段階にバルブ開度が変化しなが
らのバルブ開閉動作により、排気抵抗や排気音が滑らか
に変化するという良好な排気系機能が達成されるし、ま
た、電子制御バルブによるシステムに比べてコスト低減
が図られるし、ダイヤフラム型アクチュエータを用いる
システムに比べて小型化が図られるし、この小型化に伴
ってレイアウトや設置スペースの異なる様々な車種への
システムの共用化が達成できる。
【0015】また、排気圧変換手段により排気ガス以外
の媒体を介した変換力によりシリンダ型アクチュエータ
をストローク作動させるようにしているため、シリンダ
型アクチュエータと排気ガスとが完全に隔離され、アク
チュエータ内部には排気ガスや排気凝縮液が浸入するこ
とがなくなり、アクチュエータ内面に錆や煤が発生する
ことによるアクチュエータの作動不良が解消され、アク
チュエータの耐久信頼性が向上する。
【0016】(解決手段2)上記課題2の解決手段2
(請求項2)は、請求項1記載の制御型排気系システム
において、前記排気圧変換手段を、前記排気圧導管と前
記シリンダ型アクチュエータのシリンダ室を連結する液
体圧伝達管と、該液体圧伝達管の一端側に配置したピス
トン部材と、該ピストン部材とアクチュエータピストン
との間に形成される空間に充填したオイル状物質とを有
して構成される手段としたことを特徴とする。
【0017】作用を説明すると、走行時、排気圧導管よ
り導かれる排気圧はピストン部材に作用し、ピストン部
材に加えられた力は、液体圧伝達管のオイル状物質を介
してシリンダ型アクチュエータのアクチュエータピスト
ンに伝達される。すなわち、排気圧による力が液圧によ
る力に変換され、この変換力によりシリンダ型アクチュ
エータがストローク作動し、シリンダ型アクチュエータ
に連結されているバルブがアクチュエータストロークに
応じて無段階にバルブ開度が変化しながら開閉される。
【0018】この排気圧変換手段では、ピストン部材の
受圧面積の設定によりアクチュエータの作動力チューニ
ングが可能であるし、また、オイル状物質がシリンダ型
アクチュエータのシリンダ室に導かれることでアクチュ
エータピストンを円滑にストロークさせるための潤滑油
が不要であるし、また、アクチュエータピストンではオ
イル状物質をシールするため、気体で組成粒子の小さい
排気ガスをシールする場合に比べて容易に高シール性を
得ることができる。
【0019】(解決手段3)上記課題3の解決手段3
(請求項3)は、請求項1記載の制御型排気系システム
において、前記排気圧変換手段を、前記シリンダ型アク
チュエータのシリンダ室内に配置され、前記排気圧導管
により導かれる排気圧が低圧の時には収縮状態で、排気
圧が高圧となると膨張によりアクチュエータピストンを
押圧するバルーン状部材による手段としたことを特徴と
する。
【0020】作用を説明すると、走行時、排気圧導管よ
り導かれる排気圧が低圧の時にはシリンダ室内に配置さ
れているバルーン状部材が収縮状態であり、アクチュエ
ータピストンはストロークしない。そして、排気圧が高
圧となるとバルーン状部材が膨張することによりアクチ
ュエータピストンを押圧する力となり、この力によりシ
リンダ型アクチュエータがストローク作動し、シリンダ
型アクチュエータに連結されているバルブがアクチュエ
ータストロークに応じて無段階にバルブ開度が変化しな
がら開閉される。
【0021】この排気圧変換手段では、バルーン状部材
の膨張による押圧力でアクチュエータピストンをストロ
ーク作動させるものであるため、アクチュエータピスト
ンには流体圧が直接作用することなく、アクチュエータ
ピストンには摺動性が要求されるだけで流体漏れに対す
るシール性は要求されない。
【0022】(解決手段4)上記課題4の解決手段4
(請求項4)は、請求項1記載の制御型排気系システム
において、前記排気圧変換手段を、前記排気圧導管と前
記シリンダ型アクチュエータのシリンダ室を連結する気
体圧伝達管と、排気圧導管と気体圧伝達管の連結部に設
けられ、前記排気圧導管により導かれる排気圧が高圧と
なるにしたがってシリンダ型アクチュエータ側に膨張す
るフィルム状シート部材による手段としたことを特徴と
する。
【0023】作用を説明すると、走行時、排気圧導管よ
り導かれる排気圧がフィルム状シート部材に作用する
と、このシート状部材はその排気圧の高圧となるにした
がってシリンダ型アクチュエータ側に膨張し、気体圧伝
達管内の気体圧が容積の縮小により高圧となる。すなわ
ち、排気圧による力が気体圧による力に変換され、この
変換力によりシリンダ型アクチュエータがストローク作
動し、シリンダ型アクチュエータに連結されているバル
ブがアクチュエータストロークに応じて無段階にバルブ
開度が変化しながら開閉される。
【0024】この排気圧変換手段では、同じ気体圧によ
りアクチュエータを作動させるものであるため、アクチ
ュエータの設計変更を要さず、また、シリンダ型アクチ
ュエータのシリンダ室に連通する管の途中にフィルム状
シート部材を介装するだけであり、簡単でコスト的にも
有利である。
【0025】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)実施の形態1は、解決手段1及び解決
手段2に対応する制御型排気マフラ(制御型排気系シス
テム)である。
【0026】まず、構成を説明する。
【0027】図1は制御型排気マフラを示す斜視図、図
2は制御型排気マフラを示す平面図、図3は制御型排気
マフラを示す車両後方からみた側面図、図4は制御型排
気マフラに適用されたシリンダ型アクチュエータを示す
断面図、図5は制御型排気マフラに適用された排気圧−
液圧変換機構を示す断面図である。
【0028】図1〜図3において、1は排気マフラ(マ
フラに相当)、4はマフラインレットチューブ(排気チ
ューブに相当)、5は第1マフラアウトレットチュー
ブ、6は第2マフラアウトレットチューブ、10は排気
圧導管、11はシリンダ型アクチュエータ、12はバタ
フライバルブ(バルブに相当)、13は排気圧導入ガイ
ド部材、14はアクチュエータ取付ブラケット、16は
バルブ開閉レバー、17はアダプタリンク、18は排気
圧−液圧変換機構(排気圧変換手段に相当)である。
【0029】前記排気マフラ1は、前端板1aと後端板
1bとを有し、前端板1aには図外のエンジンからの排
気ガスが進入してくるマフラインレットチューブ4が接
続され、後端板1bにはマフラ内部を経過して排気ガス
を排出する第1マフラアウトレットチューブ5と、バタ
フライバルブ15の開閉制御により排気ガスの流れを調
整する第2マフラアウトレットチューブ6が接続されて
いる。
【0030】前記排気圧導管10は、一端部に設けられ
た排気圧導入ガイド部材13によりマフラインレットチ
ューブ4から導入される排気圧(排気静圧+排気動圧)
を排気圧−液圧変換機構18に導く管である。
【0031】前記シリンダ型アクチュエータ11は、第
1マフラアウトレットチューブ5にアクチュエータ取付
ブラケット14を介して取り付けられ、そのピストンロ
ッド14dは、アダプタリンク17及びバルブ開閉レバ
ー16を介してバタフライバルブ12のバルブシャフト
12bに連結されている。
【0032】前記シリンダ型アクチュエータ11の具体
的構造を図5により説明すると、シリンダ型アクチュエ
ータ11は、排気圧−液圧変換機構18の液体圧伝達管
18aが連結されるシリンダ室11aと、このシリンダ
室11aの圧力レベルに応じてストロークするカップシ
ール型のピストン11bと、ピストン11bをバルブ全
閉方向に付勢するスプリング11cと、ピストン11b
に一体に設けられたピストンロッド11dと、ピストン
11bのストロークを規制するストッパ11eと、ピス
トン11bのシール部が摺動接触するシリンダ面11f
とを有して構成されている。
【0033】前記バタフライバルブ12は、短筒状のバ
ルブケース12aと、バルブケース12aを径方向に貫
通するバルブシャフト12bと、バルブシャフト12b
に固定された円板状のバルブプレート12cとを有して
構成されている。
【0034】前記排気圧−液圧変換機構18は、排気圧
による力を受けてオイル(排気ガス以外の媒体)を介し
た力に変換する手段で、図5に示すように、排気圧導管
10とシリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室11
aを連結する液体圧伝達管18aと、該液体圧伝達管1
8aの一端側に配置したピストン部材18bと、該ピス
トン部材18bとアクチュエータピストン11bとの間
に形成される空間に充填したオイル18cと、ピストン
部材18bに設けられたO−リング18dを有して構成
されている。
【0035】次に、作用を説明する。
【0036】走行時、排気圧導管10より導かれる排気
圧は排気圧−液圧変換機構18のピストン部材18bに
作用し、ピストン部材18bに加えられた力は、液体圧
伝達管18a及びシリンダ室11aに充填されているオ
イル18cを介してシリンダ型アクチュエータ11のピ
ストン11bに伝達される。
【0037】すなわち、排気圧による力が液圧による力
に変換され、この変換力によりシリンダ型アクチュエー
タ11のピストン11bがストローク作動し、シリンダ
型アクチュエータ11のピストンロッド11dに連結さ
れているバタフライバルブ12がアクチュエータストロ
ークに応じて無段階にバルブ開度が変化しながら開閉さ
れる。つまり、排気圧が低圧であり図5に示す位置にピ
ストン11bがある時にはバタフライバルブ12が全閉
であり、また、排気圧が高圧であり図6に示す位置にピ
ストン11bがある時にはバタフライバルブ12が全開
であり、排気圧が低圧から高圧へ移行する時や高圧から
低圧へ移行する時には、ピストン11bのストローク位
置に応じてバルブ開度が変化することになる。
【0038】よって、バタフライバルブ12の開閉動作
は、排気圧がある圧力レベルになったら一気に全閉から
全開あるいは全開から全閉へと変化するのではなく、排
気圧の圧力レベルに応じて無段階にバルブ開度が変化す
るという動作を示すことで、排気抵抗や排気音がバタフ
ライバルブ12の開閉前後において滑らかに変化すると
いう良好な排気系機能が達成される。
【0039】また、この制御型マフラ装置は、排気圧を
バルブ開閉の入力情報とすると共に排気圧をそのままア
クチュエータ駆動源とするものであり、センサ類やコン
トローラを用いないシステムであるため、電子制御バル
ブによるシステムに比べてコスト低減が図られる。
【0040】また、シリンダ型アクチュエータ11は、
その径や長さがダイヤフラム型アクチュエータに比べて
小さいため、ダイヤフラム型アクチュエータを用いるシ
ステムに比べて小型化が図られるし、この小型化に伴っ
てレイアウトや設置スペースの異なる様々な車種へのシ
ステムの共用化が達成できる。尚、共用化するにあたっ
てバルブを開閉する排気圧レベルの設定が異なる場合に
は、シリンダ型アクチュエータ11のスプリング11c
を交換することで対応する。
【0041】また、排気圧−液圧変換機構18により排
気ガス以外の媒体であるオイル18cを介した変換力に
よりシリンダ型アクチュエータ11をストローク作動さ
せるようにしているため、シリンダ型アクチュエータ1
1と排気ガスとが完全に隔離され、アクチュエータ内部
には排気ガスや排気凝縮液が浸入することがなくなり、
アクチュエータ内面に錆や煤が発生することによるアク
チュエータの作動不良が解消され、アクチュエータの耐
久信頼性が向上する。
【0042】この排気圧−液圧変換機構18は、ピスト
ン部材18bの受圧面積の設定によりシルンダ型アクチ
ュエータ11の作動力チューニングが可能である。ま
た、オイル18cがシリンダ型アクチュエータ11のシ
リンダ室11aに導かれることでピストン11bを滑ら
かにストロークさせるための潤滑油が不要である。ま
た、ピストン11bではオイル18cをシールするた
め、気体で組成粒子の小さい排気ガスをシールする場合
に比べて容易に高シール性を得ることができる。
【0043】次に、効果を説明する。
【0044】(1)一端が排気系の排気マフラ1に開口
され、排気系から排気圧を導く排気圧導管10と、排気
圧導管10の他端側に設けられ、排気圧による力を受け
て排気ガス以外のオイル18cを介した力に変換する排
気圧−液圧変換機構18と、排気圧−液圧変換機構18
により変換された変換力によりバタフライバルブ12を
開閉するシリンダ型アクチュエータ11と、を備えた装
置としたため、良好な排気系機能とコスト低減,小型
化,共用化を達成しながら、シリンダ型アクチュエータ
の円滑な作動と耐久信頼性向上を図ることができる。
【0045】(2)排気圧変換手段を、排気圧導管10
とシリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室11aを
連結する液体圧伝達管18aと、液体圧伝達管18aの
一端側に配置したピストン部材18bと、ピストン部材
18bとピストン11bとの間に形成される空間に充填
したオイル18cとを有して構成される排気圧−液圧変
換機構18としたため、ピストン部材18bの受圧面積
の設定によりシリンダ型アクチュエータ11の作動力チ
ューニングが可能であるし、また、ピストン11bの潤
滑油が不要であるし、さらに、容易にピストン11bの
シール性を確保することができる。
【0046】(実施の形態2)実施の形態2は、解決手
段1及び解決手段3に対応する制御型排気マフラ(制御
型排気系システム)である。
【0047】まず、構成を説明する。
【0048】この実施の形態2では、図7に示すよう
に、排気圧変換手段を、前記シリンダ型アクチュエータ
11のシリンダ室11a内に配置され、排気圧導管10
により導かれる排気圧が低圧の時には収縮状態(図7の
点線)で、排気圧が高圧となると膨張によりピストン1
1bを押圧するバルーン状部材20とした点で、実施の
形態1とは異なる。尚、他の構成は、実施の形態1と同
様であるので説明を省略する。
【0049】次に、バルブ開閉作動について説明する。
【0050】走行時、排気圧導管10より導かれる排気
圧が低圧の時にはシリンダ室11a内に配置されている
バルーン状部材20が収縮状態であり、ピストン11b
はストロークしない(図7の点線位置)。
【0051】そして、排気圧が高圧となるとバルーン状
部材20が膨張することによりピストン11bを押圧す
る力となり、この力によりシリンダ型アクチュエータ1
1がストローク作動し、シリンダ型アクチュエータ11
に連結されているバタフライバルブ12がアクチュエー
タストロークに応じて無段階にバルブ開度が変化しなが
ら開閉される。
【0052】この排気圧変換手段としてのバルーン状部
材20は、膨張による押圧力でアクチュエータ11のピ
ストン11bをストローク作動させるものであるため、
ピストン11bには流体圧が直接作用することなく、ピ
ストン11bには摺動性が要求されるだけで流体漏れに
対するシール性は要求されない。
【0053】次に、実施の形態2の特有の効果について
説明する。
【0054】(3)排気圧変換手段を、シリンダ型アク
チュエータ11のシリンダ室11a内に配置され、排気
圧導管10により導かれる排気圧が低圧の時には収縮状
態で、排気圧が高圧となると膨張によりピストン11b
を押圧するバルーン状部材20としたため、アクチュエ
ータ11のピストン11bのシール性が要求されず、低
コストのアクチュエータとすることができる。
【0055】(実施の形態3)実施の形態2は、解決手
段1及び解決手段4に対応する制御型排気マフラ(制御
型排気系システム)である。
【0056】まず、構成を説明する。
【0057】この実施の形態3では、図8及び図9に示
すように、排気圧変換手段を、前記排気圧導管10と前
記シリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室11aを
連結する気体圧伝達管21aと、排気圧導管10と気体
圧伝達管21aの連結部に設けられ、排気圧導管10に
より導かれる排気圧が高圧となるにしたがってシリンダ
型アクチュエータ11側に膨張するフィルム状シート部
材21bと、フィルム状シート部材21bを外周位置に
挟持するシートケース21c,21dを有する排気圧−
空気圧変換機構21とした点で、実施の形態1とは異な
る。尚、他の構成は、実施の形態1と同様であるので説
明を省略する。
【0058】次に、バルブ開閉作動について説明する。
【0059】走行時、排気圧導管10より導かれる排気
圧がフィルム状シート部材21bに作用すると、このシ
ート状部材21bは、図9の点線位置からその排気圧の
高圧となるにしたがってシリンダ型アクチュエータ11
側に膨張し(図9の実線位置)、気体圧伝達管21a内
の気体圧が容積の縮小により高圧となる。
【0060】すなわち、排気圧による力が気体圧による
力に変換され、この変換力によりシリンダ型アクチュエ
ータ11がストローク作動し、シリンダ型アクチュエー
タ11に連結されているバタフライバルブ12がアクチ
ュエータストロークに応じて無段階にバルブ開度が変化
しながら開閉される。
【0061】この排気圧−空気圧変換機構21では、同
じ気体圧によりシリンダ型アクチュエータ11を作動さ
せるものであるため、シリンダ型アクチュエータ11の
設計変更を要さず、また、シリンダ型アクチュエータ1
1のシリンダ室11aに連通する管の途中にフィルム状
シート部材21bを介装するだけであり、簡単でコスト
的にも有利である。
【0062】次に、実施の形態3の特有の効果について
説明する。
【0063】(5)排気圧変換手段を、排気圧導管10
とシリンダ型アクチュエータ11のシリンダ室11aを
連結する気体圧伝達管21aと、排気圧導管10と気体
圧伝達管21aの連結部に設けられ、排気圧導管10に
より導かれる排気圧が高圧となるにしたがってシリンダ
型アクチュエータ11側に膨張するフィルム状シート部
材21bとを有する排気圧−空気圧変換機構21とした
ため、シリンダ型アクチュエータ11の設計変更を要さ
ず、排気圧変換手段が簡単でコスト的に有利となる。
【0064】(その他の実施の形態)実施の形態1〜3
では、制御型排気系システムと制御型マフラ装置の例を
示したが、マフラより上流位置(エンジン側)の排気チ
ューブにバルブが設けられるようなシステムにも適用す
ることができる。
【0065】実施の形態1では、排気圧導管の一端を排
気マフラ内に開口した例を示したが、排気チューブ内に
開口しても良い。
【0066】実施の形態1では、バタフライバルブを排
気マフラからのアウトレットチューブに設けた例を示し
たが、排気マフラ内のチューブに設けるシステムものに
も適用できる。
【0067】実施の形態1〜3では、シリンダ型アクチ
ュエータをアウトレットチューブに取り付けた例を示し
たが、排気マフラに取り付けても良い。
【0068】実施の形態2では、排気圧変換手段を風船
状に膨張するバルーン状部材の例を示したが、蛇腹状に
膨張するバルーン状部材としても良い。
【0069】
【発明の効果】請求項1記載の発明にあっては、エンジ
ンから大気に至る排気系の途中に設けられたバルブを開
閉することで排気系機能を制御する制御型排気系システ
ムにおいて、一端が排気系の排気チューブもしくはマフ
ラに開口され、排気系から排気圧を導く排気圧導管と、
排気圧導管の他端側に設けられ、排気圧による力を受け
て排気ガス以外の媒体を介した力に変換する排気圧変換
手段と、排気圧変換手段により変換された変換力により
バルブを開閉するシリンダ型アクチュエータと、を備え
た構成としたため、良好な排気系機能とコスト低減,小
型化,共用化を達成しながら、シリンダ型アクチュエー
タの円滑な作動と耐久信頼性向上を図ることができると
いう効果が得られる。
【0070】請求項2記載の発明にあっては、請求項1
記載の制御型排気系システムにおいて、排気圧変換手段
を、排気圧導管とシリンダ型アクチュエータのシリンダ
室を連結する液体圧伝達管と、液体圧伝達管の一端側に
配置したピストン部材と、ピストン部材とアクチュエー
タピストンとの間に形成される空間に充填したオイル状
物質とを有して構成される手段としたため、アクチュエ
ータの作動力チューニングが可能で、潤滑油が不要で、
シールが容易という長所を持つ排気圧変換手段により、
上記効果を達成することができる。
【0071】請求項3記載の発明にあっては、請求項1
記載の制御型排気系システムにおいて、排気圧変換手段
を、シリンダ型アクチュエータのシリンダ室内に配置さ
れ、排気圧導管により導かれる排気圧が低圧の時には収
縮状態で、排気圧が高圧となると膨張によりアクチュエ
ータピストンを押圧するバルーン状部材による手段とし
たため、アクチュエータピストンのシール性が要求され
ない長所を持つ排気圧変換手段により、請求項1記載の
発明の効果を達成することができる。
【0072】請求項4記載の発明にあっては、請求項1
記載の制御型排気系システムにおいて、排気圧変換手段
を、排気圧導管とシリンダ型アクチュエータのシリンダ
室を連結する気体圧伝達管と、排気圧導管と気体圧伝達
管の連結部に設けられ、排気圧導管により導かれる排気
圧が高圧となるにしたがってシリンダ型アクチュエータ
側に膨張するフィルム状シート部材による手段としたた
め、アクチュエータの設計変更を要さず、簡単でコスト
的に有利であるという長所を持つ排気伝達手段により、
請求項1記載の発明の効果を達成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の制御型排気マフラを示す斜視図
である。
【図2】実施の形態1の制御型排気マフラを示す平面図
である。
【図3】実施の形態1の制御型排気マフラを示す車両後
方からみた側面図である。
【図4】実施の形態1の制御型排気マフラに適用された
シリンダ型アクチュエータを示す断面図である。
【図5】実施の形態1の制御型排気マフラに適用された
排気圧−液圧変換機構を示す断面図である。
【図6】バルブ全閉状態でのシリンダ型アクチュエータ
を示す作用説明図である。
【図7】実施の形態2の制御型排気マフラに適用された
バルーン状部材が内蔵されたシリンダ型アクチュエータ
を示す断面図である。バルブ中間開度状態を示す作用説
明図である。
【図8】実施の形態3の制御型排気マフラを示す平面図
である。
【図9】実施の形態3の制御型排気マフラに適用された
排気圧−空気圧変換機構を示す断面図である。
【符号の説明】
1 排気マフラ 4 マフラインレットチューブ 5 第1マフラアウトレットチューブ 6 第2マフラアウトレットチューブ 10 排気圧導管 11 シリンダ型アクチュエータ 12 バタフライバルブ 18 排気圧−液圧変換機構(排気圧変換手段) 20 バルーン状部材(排気圧変換手段) 21 排気圧−空気圧変換機構(排気圧変換手段)

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンから排出される燃焼ガスをエン
    ジンマニホールドから大気へ排出する排気系の途中に設
    けられたバルブを開閉することで排気系機能を制御する
    制御型排気系システムにおいて、 一端が排気系の排気チューブもしくはマフラに開口さ
    れ、排気系から排気圧を導く排気圧導管と、 前記排気圧導管の他端側に設けられ、排気圧による力を
    受けて排気ガス以外の媒体を介した力に変換する排気圧
    変換手段と、 前記排気圧変換手段により変換された変換力により前記
    バルブを開閉するシリンダ型アクチュエータと、 を備えていることを特徴とする制御型排気系システム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の制御型排気系システムに
    おいて、 前記排気圧変換手段を、前記排気圧導管と前記シリンダ
    型アクチュエータのシリンダ室を連結する液体圧伝達管
    と、該液体圧伝達管の一端側に配置したピストン部材
    と、該ピストン部材とアクチュエータピストンとの間に
    形成される空間に充填したオイル状物質とを有して構成
    される手段としたことを特徴とする制御型排気系システ
    ム。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の制御型排気系システムに
    おいて、 前記排気圧変換手段を、前記シリンダ型アクチュエータ
    のシリンダ室内に配置され、前記排気圧導管により導か
    れる排気圧が低圧の時には収縮状態で、排気圧が高圧と
    なると膨張によりアクチュエータピストンを押圧するバ
    ルーン状部材による手段としたことを特徴とする制御型
    排気系システム。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の制御型排気系システムに
    おいて、 前記排気圧変換手段を、前記排気圧導管と前記シリンダ
    型アクチュエータのシリンダ室を連結する気体圧伝達管
    と、排気圧導管と気体圧伝達管の連結部に設けられ、前
    記排気圧導管により導かれる排気圧が高圧となるにした
    がってシリンダ型アクチュエータ側に膨張するフィルム
    状シート部材による手段としたことを特徴とする制御型
    排気系システム。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011127596A (ja) * 2009-12-15 2011-06-30 Benteler Automobiltechnik Gmbh 液圧式に操作可能な排ガスフラップ
JP2011169298A (ja) * 2010-02-22 2011-09-01 Toyota Motor Corp ダイヤフラム型アクチュエータ
CN114837824A (zh) * 2022-06-08 2022-08-02 侯佩 具有无级调节控油系统的进气控制阀

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CN114837824B (zh) * 2022-06-08 2024-05-28 江苏长盈机械有限公司 具有无级调节控油系统的进气控制阀

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