JPH0979387A - ポペットバルブ - Google Patents

ポペットバルブ

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Publication number
JPH0979387A
JPH0979387A JP23146895A JP23146895A JPH0979387A JP H0979387 A JPH0979387 A JP H0979387A JP 23146895 A JP23146895 A JP 23146895A JP 23146895 A JP23146895 A JP 23146895A JP H0979387 A JPH0979387 A JP H0979387A
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JP
Japan
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valve
flow rate
poppet valve
diameter
poppet
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP23146895A
Other languages
English (en)
Inventor
Motonori Noda
元詔 野田
Takeshi Kato
剛 加藤
Yoshitaka Matsui
美孝 松井
Shinichi Kusakabe
信一 日下部
Yuzuru Ikeda
譲 池田
Shigeto Ozaki
繁人 尾崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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  • Exhaust Silencers (AREA)
  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)
  • Lift Valve (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 バルブ自身やバルブを駆動するパワー部を含
めたバルブ機構全体を大型化することなく、バルブを通
過する流体の最大流量を増加させることができるポペッ
トバルブを提供する。 【解決手段】 ポペットバルブは、バルブ10、バルブ
10に取り付けられたシャフト11、シャフト11を軸
方向に移動可能なように支持する軸受け13、及びシャ
フト11を軸方向に移動させるパワー部14からなる。
これらはハウジング12に収納され、バルブ10は流路
内部に設けられる。バルブ10には面取り部16があり
流路の内側に設けられたバルブシート15と密着して閉
鎖状態にする。バルブ10の上流側には丸みを有した凸
部40が設けられ、下流側には円錐状のテーパ部17が
設けられている。凸部40とテーパ部17は流体の流れ
を制御し、最大流量を増加させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ホペットバルブに係
り、特には、エンジン制御用のポペットバルブにおい
て、該ポペットバルブを通って流れる流体の流量を増加
させる構成に関する。
【0002】
【従来の技術】ポペットバルブは流体の流量を調整する
機能を持ち、水道の蛇口から自動車のエンジンの吸排気
の制御等さまざまな用途に使用されている。特に、エン
ジン制御用のポペットバルブは、エンジンの動作を微妙
に調整する必要があるので、性能の良いものが要求され
る。
【0003】以下の説明においては、エンジン制御用の
ポペットバルブを念頭において説明する。図8は、従来
のポペットバルブの構成図である。
【0004】同図に示されるように、ポペットバルブ本
体の構成は、バルブ80、シャフト81、及びシャフト
81をストロークさせる(シャフト81を軸方向に移動
させる)パワー部84とからなる。
【0005】更に、これらポペットバルブ本体の他に、
これらを収納するハウジング82、シャフト81を支持
する軸受け83、バルブ80が閉じられる場合にハウジ
ング82と接するバルブシート85、および流体を通す
流路(流路Aから流路Bに到る流路)からなる。
【0006】ハウジング82には、バルブシート85が
設けられるとともに、軸受け83が固定されている。シ
ャフト81はバルブ80に固定されるとともに、軸方向
に移動可能なように軸受け83で支持されている。パワ
ー部84は、このシャフト81を軸方向に移動させるこ
とによりバルブ80の開閉を行う。
【0007】同図のポペットバルブ80は、エンジンの
排気側に設けられていることを仮定しており、排気ガス
は流路Aから流路Bに向かって流れるものとする。バル
ブ80は円盤状であり、流路A側に(上流側に)開いて
いるところが示されている。バルブ80が閉じられる場
合には、パワー部84がシャフト81を引いてバルブシ
ート85とバルブ80とが密着するようにする。バルブ
80には、バルブシート85と充分に密着し、排気ガス
を洩らさないように面取り部86が設けられている。
【0008】ここで、バルブ80の直径をDで、厚さを
Zで表しているが、これらの値は、一例としては、例え
ばそれぞれ22mmと3mm等である。パワー部84
は、リニアソレノイド、モータ、油空圧シリンダ等を用
いて構成されており、シャフト81を軸方向に駆動す
る。
【0009】図9は、パワー部84の構成例の概略を示
す図である。なお、図8と同じ構成要素には同じ参照番
号を付してある。同図(a)に示す構成はモータを使用
した例である。モータ90は、ステータ87、ロータ8
8及びコイル89よりなっている。モータ90のコイル
89を順次励磁することによりロータ88を回転させる
ことができる。ロータ88はコイル89の励磁の仕方に
よって時計周りにも、反時計周りにも回転可能となって
いる。
【0010】ロータ88にはメスネジ91が取り付けら
れており、内部にはオスネジ92がねじ込まれている。
オスネジ92にはシャフト81が取り付けられており、
バルフ80につながっている。
【0011】オスネジ92には不図示の溝が設けられて
いて、パワー部のハウジングに設けられた不図示の突出
部と噛み合うように構成されている。軸受け83はリン
グ状の金属環で構成されている。
【0012】ロータ88が回転すると、メスネジ91も
共に回転する。オスネジ92は不図示の溝で突出部と噛
み合っているので一緒に回転することはなく、ネジの作
用で軸方向に移動させられる。これにともなって、シャ
フト81も軸方向に移動させられバルブ80を開閉させ
る。
【0013】シャフト81の最上部にはスプリングピン
100が設けられており、ロータ88が回転しすぎるこ
とによりシャフト81が抜け落ちるのを防止する。同図
(b)に示す構成はリニアソレノイドを使用した例であ
る。ここで言うリニアソレノイドとは同図(b)のバネ
94のことであり、このバネ94の力を使ってシャフト
81を軸方向に移動させるものである。
【0014】同構成例においては、パワー部は、パワー
部ハウジング96に設けられた電磁石93、バネ94、
シャフト81に取り付けられた磁性板95とからなって
いる。バルブを閉じる場合には、電磁石93への電流の
供給を止めて、バネ94の力によりシャフト81を上方
に移動させる。一方、バルブを開ける場合には、電磁石
93に電流を供給して、磁性板95を電磁石93に吸い
付けるようにする。これによりシャフト81は下方に移
動させられ、バルブが開く。
【0015】同図(c)に示す構成はシリンダを使用し
た例であり、油圧シリンダの場合を示している。同構成
は、油圧を高めたり低くしたりするためのポンプ97、
油圧を伝えるための油圧パイプ98、及びシャフト81
が取り付けられた油圧シリンダ99からなっている。良
く知られているように、油圧シリンダ99は油圧をあげ
ると延び、油圧を下げると縮むので、このような油圧の
制御をポンプ97から与えるようにする。油圧シリンダ
99の延び縮みに応じてシャフト81も上下移動を行う
ので、バルブの開閉を行うことができる。
【0016】なお、同図(c)では油圧シリンダが図示
されているが、空圧シリンダについても全く同様であ
る。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】例えば、エンジン制御
用のポペットバルブにおいては、燃料を含んだ気体の吸
入や排気ガスの排気は迅速に行えることが望ましい。そ
のためには、ポペットバルブが通過させることのできる
流体の量の最大値(最大流量)を増加させればよい。
【0018】しかし、上記従来のポペットバルブの場合
では、ポペットバルブを通過する流体の最大流量を増加
させるためには、図8のバルブ80の直径Dを大きくす
るとともにバルブ80部分の流路も広くするか、ストロ
ークを長くする(シャフト81の軸方向の移動距離を長
くする)必要がある。
【0019】バルブ80の直径Dを大きくすると、それ
だけ流路を含めたハウジング自体が大きくならざるを得
ないばかりか、大きくなったバルブ80を駆動するため
に強力なパワー部84が必要となり、パワー部84も大
型化してしまう。すなわち、図9(a)ではモータ90
が、同図(b)では電磁石93が、同図(c)ではポン
プ97及び油圧シリンダ99が大型化してしまう。従っ
て、バルブ機構全体の大型化を招いてしまう。
【0020】一方、ストロークを長くする場合は、パワ
ー部84の能力が同じならばバルブ80の開閉が遅くな
ってしまう。しかし、エンジン制御用のポペットバルブ
においては、気体の迅速な吸排気を必要とするので、バ
ルブ80の開閉は速く行う必要がある。この場合も上記
したのと同様にパワー部84の大型化を招くので、バル
ブ機構全体の大型化につながってしまう。
【0021】従って、本発明の課題は、バルブ自身やバ
ルブを駆動するパワー部を含めたバルブ機構全体を大型
化することなく、バルブを通過する流体の最大流量を増
加させることができるポペットバルブを提供することで
ある。
【0022】
【課題を解決するための手段】本発明においては、バル
ブの下流側に底面の直径がバルブの直径とほぼ同じ円錐
状のテーパ部を設ける。
【0023】または、バルブの上流側に底面の直径がバ
ルブの直径とほぼ同じで、上流側に面した底面の周囲が
所定の丸みを有した円柱状の凸部を設ける。あるいは、
下流側に上記テーパ部を設け、上流側に上記凸部を設け
る。
【0024】
【作用】バルブの下流側に円錐状のテーパ部を設けたこ
とにより、バルブ後部の流体の流れがスムースになり、
バルブを通る流体の流量を増加することが出来る。
【0025】また上流側に凸部を設けたことにより更に
流量を増加することができる。上記、下流側のテーパ部
と上流側の凸部を共に設けることにより、テーパ部によ
る流量増加作用と凸部による流量増加作用とが互いに独
立に得られ、双方の作用を加えあわせた流量増加作用が
得られる。
【0026】
【実施例】以下、図面を用いて本発明を説明する。図1
は、本発明の第1の実施例の構成図である。
【0027】同図の構成では、基本的な構成は図8の従
来の構成と同じである。すなわち、バルブ10とこれに
取り付けられたシャフト11を有し、シャフト11は軸
受け13によって軸方向に移動可能なように支持され
る。シャフト11はパワー部14によって軸方向に移動
され、バルブ10を開閉させる。バルブ10には面取り
部16があり、バルブ10の閉鎖時にはバルブシート1
5と密着することにより流体が漏れないようにしてい
る。バルブ10、シャフト11、軸受け13及びパワー
部14はハウジング12に収納されており、ハウジング
12に設けられた、排気ガスを通過させる流路18内に
バルブ10が配置されている。ここで、図8の従来のポ
ペットバルブと同様、流れる流体は排気ガスで、図の矢
印で示されるように図面下方から流れてくるものとす
る。
【0028】本実施例においては、これら従来の構成に
加えて、バルブ10の下流側にテーパ部17を設けてい
る。テーパ部17は同図に示されるように、その形状は
円錐状となっており、その底面の直径はバルブ10の直
径とほぼ同じで、面取り部16の端と一致するように設
ける。
【0029】テーパ部17の側面は全くの円錐である。
このようなテーパ部を設けることにより、バルブ10の
下流側で流体の流れがスムースになる。すなわち、図8
のようにバルブの下流側が切り立った形になっている
と、流体はバルブを通過する際にその後ろ側で渦を作
り、流れを阻害してしまうが、このようなテーパ部17
を設けることにより、これを防止することができる。こ
の渦の発生を抑える為にはテーパ部17にある程度の大
きさ(図1のXの値)が必要とされる。
【0030】一方、テーパ部17が大きくなりすぎる
と、テーパ部17が流体(排気ガス)の流路を妨げてし
まうので、Xの値は適切に設定されるべきである。この
ように、テーパ部17を設けてバルブ10の下流側での
流体の流れをスムースにすることによりバルブ10の直
径を大きくしたり、ストロークを長くすることなく流体
の最大流量を増加させることができる。
【0031】図2は第1の実施例の構成を用いた流量増
加作用の実験例を示す。グラフの横軸は、流量がバルブ
10の直径の大きさによって変化することを考慮して、
バルブ10の大きさXをバルブ10の直径Dで割った値
をパーセントで示してある。縦軸はテーパ部17が無い
場合、すなわちX/Dが0の場合の最大流量を100%
としたときの最大流量の比率であり、各場合について最
大流量の比率がプロットされている。
【0032】同図に示されているように、横軸が0から
10%位の間はテーパ部が無い方が流量が多くなってい
る。これは、テーパ部が小さいときにはより渦を生じや
すいということを示していると考えられる。一方、10
%を過ぎたあたりからは流量が増加してゆきX/Dが約
15%以上では流量の増加作用が生じている。特に、X
/Dが25〜40%では大きな流量の増加作用が得られ
ており、X/Dが30%あたりでほぼ最大となってい
る。従って、この位の大きさにテーパ部を形成すること
により、流量を約8%増加させることができることがわ
かる。
【0033】従って、図1の実施例においては、テーパ
部17の大きさXをバルブ10の直径Dとの比が約30
%となるように構成するのが好ましい。なお、本実験例
では、便宜上バルブ10の直径Dの値を示したが、グラ
フに示されるように、流量の最大値はテーパ部17の大
きさXをバルブ10の直径Dとの比が約30%である場
合に得られることが読み取れるのであって、バルブの直
径の値を限定するものではない。
【0034】また、テーパ部17の形状が全くの円錐状
であることにより、流量の制御の面でも利益が得られ
る。図3は、テーパ部の形状及び流量とバルブストロー
クとの間に生じる線形関係について説明するための図で
ある。
【0035】同図(a)は本実施例のストロークと流量
との関係を示した概略グラフである。エンジン制御用ポ
ペットバルブにおいては、流体の流量を微妙に調整でき
ることが必要である。エンジンはポペットバルブによっ
て導入あるいは排出されるガスによって動作が微妙に制
御されるので、エンジンの調子の善し悪しや、快適なア
クセルワーク等に影響を与える。
【0036】流体の流量を微妙に調整するためには、バ
ルブストロークと流量との関係が線形関係になっている
ことが望ましい。すなわち、この関係が線形的でないと
すれば、ストロークを同じにしたとしても、バルブがど
の程度開いた状態か等によって流量変化が異なるので、
例えばポペットバルブが自動車のアクセルに連動して設
けられている場合には、アクセルを同じだけ踏み込んだ
場合にエンジンの回転数の上がり方が異なるというよう
なことが起こる。
【0037】また、ポペットバルブが、エンジンのシリ
ンダに燃料ガスを導入する部分に使用されていたり、排
気ガスを排出するために使用されていた場合にも、問題
は生じる。すなわち、線形的な変化特性の場合に比べて
ストロークが短いときほど流量がより小さくなるような
特性を持つバルブであった場合には、同じ流量を得るた
めに、線形的な変化特性を有するバルブよりもストロー
クを大きくしなくてはならない。これはパワー部の負担
を大きくするとともに、ストロークが大きくなることに
よる開閉の反応性の悪さにもつながる。また、逆に僅か
なストロークで多くの流量が得られるという特性を持つ
ものの場合は、ストロークの僅かな誤差が流量の変化に
つながり、エンジンの動作を変化させてしまう。すなわ
ち、ストロークに対し、エンジンの動作が敏感になりす
ぎて制御しずらいという側面を持つ。
【0038】このように、ポペットバルブはストローク
と流量との間に線形関係がなりたつのが好ましいが、本
実施例ではこれを達成するものである。同図(b)は、
本実施例においてバルブストロークと流量との間に線形
関係がなりたつ理由を説明する図である。
【0039】バルブ10が開放状態にあるとき流体が流
れる部分は、テーパ部17とバルブシート15との間に
開いた隙間である。この隙間はバルブシート15の周囲
に渡って円環状に存在しているが、この円環状の隙間の
面積は同図(b)にAで示される部分の幅によって決定
される。
【0040】本実施例においては、テーパ部17が全く
の円錐状であるので、テーパ部17の傾斜は直線であ
る。従って、バルブ10が上方に移動させられるにした
がい、Aの幅も直線的に小さくなっていく。これによ
り、テーパ部17とバルブシート15との間の円環状の
隙間の面積も直線的に減っていくことになる。テーパ部
17によって流れがスムースになった流体の流量は、こ
の円環状の隙間の面積に大きく依存するようになるの
で、結果として、流量も直線的あるいは線形的に減って
いくことになる。これにより本実施例のバルブストロー
クと流量との間の線形性が生み出されると考えられる。
【0041】上記説明から明らかなように、テーパ部1
7が全くの円錐状ではなく、側面が外に向かって膨らん
だ丸みを帯びた形状であった場合は、バルブ10の位置
により上記円環状の隙間の面積が直線的に変化しないた
め、バルブストロークと流量との間に線形的な関係は生
じない。
【0042】このように、本実施例はバルブの直径を大
きくすることも、ストロークを大きくすることもなく最
大流量を増加させることができ、しかも流量とバブルス
トロークとの間に線形関係を成り立たせるものである。
【0043】図4は、本発明のポペットバルブの第2の
実施例の構成図である。同図において、図1と同じ構成
要素には同じ参照番号を付してある。図1と同じ参照番
号が付された構成要素の作用は図1と同様であり、パワ
ー部14がシャフト11を軸方向に移動させることによ
り、バルブ10を開閉する。閉鎖時のバルブ40の密閉
性を高めるためにバルブシャフト15と面取り部16が
設けられており、全体はハウジング12に収納される。
また、この場合でも、流体あるいは排気ガスは図面下方
から流れてくるものとしている。
【0044】本実施例においては、バルブ10の下流側
にテーパ部を設ける代わりに、上流側に丸みを帯びた円
柱状の凸部40を設けている。凸部40の形状は、同図
に示されるように直径がバルブ10の直径Dとおなじで
あり、上流側の面の周囲が丸みをつけられている。バル
ブ10の厚さはZで表されており、Yはここでは凸部4
0の厚みを表している。
【0045】凸部40の上流側の面の周囲に設けられた
丸みは、凸部40の厚みYを曲率半径とするように形成
されている。ここでYは任意に設定されるべきものであ
るが、凸部40の上流側に面した部分に平らな部分が残
るようにあまり大きくしてはいけない。なお、同図に示
されているRYという記号のRは「半径」であることを
示す記号である。
【0046】一般に、バルブの上流側に設けられる凸部
は、飛行機や新幹線の形状に見られるように流線型が好
ましく思われるが、本実施例においては敢えて平坦な部
分を設けており、この構成で流量増加の作用が得られ
る。
【0047】このような凸部40を設けることは実質的
にバルブ10の厚みを増やすことになり、バルブ10の
側面あるいは周辺部での流体の流れをスムースにする作
用があると考えられるので、流量の増加作用はこのこと
から生じるものと考えられる。
【0048】図5は、第2の実施例の構成を用いた流量
増加作用の実験例を示す。同図は図2と同様に横軸に凸
部の厚さのバルブの直径に対する比(Y/D)をとり、
縦軸には凸部が設けられていない場合の最大流量を10
0%としたときの最大流量の比率をとっており、各場合
の流量の比率をプロットしたものである。
【0049】同図に示されているように、Y/Dが約1
0%以下では、ほとんど最大流量に改善は見られない
が、10%をすぎるあたりから最大流量の改善が見られ
る。特に、Y/Dが20%あたりでは極大部分が生じて
おり、その後最大流量の落ち込みがあって、40%をす
ぎたあたりから再び最大流量が増加する傾向が読み取れ
る。このような振る舞いを見せる詳細な理由は明らかで
はないが、バルブ10周辺の流体の流れがスムースにな
ったり、乱れが生じたりすることによるものと考えられ
る。
【0050】この実験例から最大流量を得るためにはY
/Dを45%程度にするのが良いと考えられるが、実際
は、Y/Dの値をあまり大きくすると凸部も大きくなる
のでバルブ自身が重くなりがちである。エンジン制御用
のバルブの場合には、バルブ開閉の反応性の良さが要求
され、またパワー部を小型のもので済ませるためには凸
部はなるべく小さい方が良い。一方、同図によればY/
Dが18〜26%のあたりでは流量増加作用が大きくな
っているので、この範囲で凸部を形成するのが好まし
く、特にはY/Dが20%程度のとき極大値を示してい
るので、凸部を小さく抑えつつ最大流量を大きくするた
めに、Y/Dを20%程度にするのが最も好ましい。し
かしながら、上記したようにY/Dが20%前後で凸部
を形成しなくてはいけないわけではなく、バルブの開閉
にスピードが要求されない場合や何らかの方法によりバ
ルブの開閉スピードが速くできる場合にはY/Dを40
%以上に設定してもよい。
【0051】図6は本発明のポペットバルブの第3の実
施例の構成図である。同図において図1と同じ構成要素
には同じ参照番号を付してある。本実施例において、シ
ャフト11、ハウジング12、軸受け13、パワー部1
4、バルブシート15の作用は前述の第1及び第2の実
施例と同じであるので説明を省略する。
【0052】本実施例においては、バルブ10に上流側
の凸部40と下流側のテーパ部17の両方を設けてい
る。流体あるいは排気ガスは前述と同様、図面下方から
流れてくるとする。ここで、バルブ10の直径はDであ
り、凸部40の厚さはY、テーパ部17の大きさはXと
している。
【0053】このように、凸部40とテーパ部17とを
共に設けることにより、第1の実施例の構成による作用
と第2の実施例の構成による作用とを合わせて得ること
が出来、最大流量の増加に関しより効果的である。
【0054】また、凸部40による流量増加作用とテー
パ部17による流量増加作用とを合わせて得るのみでは
なく、テーパ部17によるストロークと流量との線形的
関係も得ることが出来る。特に、本実施例では、Y/D
とX/Dの値はそれぞれ図2及び図5において、流体の
流量の増加作用が得られる範囲の値になるように構成す
る。X/Dは図2より約15%以上とし、特には25〜
40%の値に設定するのがよい。もっとも好ましくは、
X/Dを約30%と設定する。また、Y/Dは図5より
約10%以上とし、特には18〜26%の値に設定する
のがよい。もっとも好ましくは、Y/Dを約20%に設
定する。これにより、凸部40による流量増加作用とテ
ーパ部17による流量増加作用とを加え合わせた作用が
期待できる。
【0055】図7は、従来のポペットバルブ、第1の実
施例においてX/Dを約30%とした場合のポペットバ
ルブ、第2の実施例においてY/Dを約20%とした場
合のポペットバルブ、及び第3の実施例においてY/
D、X/Dをそれぞれ約20%、約30%とした場合ポ
ペットバルブのそれぞれの最大流量を示す。縦軸は従来
のポペットバルブの場合を100とし、それぞれの実施
例の場合の最大流量を従来のポペットバルブに対する比
率(パーセント)で示してある。
【0056】第1の実施例の場合はX/Dを約30%と
してあるので、図2によれば従来よりも約8%最大流量
が改善されている。一方、第2の実施例の場合は、図5
によるとY/Dが約20%で従来よりも約3%の改善が
されている。これに対し、第3の実施例においては、従
来に対し約11%の改善がされている。
【0057】同図によれば、凸部40を設けることによ
り得られる流量増加作用とテーパ部17を設けることに
より得られる流量増加作用とは互いに独立であり、単純
に加え合わせることができることが示されている。この
ように第3の実施例においては、バルブの直径を大きく
したりストロークを長くしないで、従来のポペットバル
ブに比べ、最大流量を約11%多くすることができた。
【0058】
【発明の効果】バルブの下流側に底面の直径がバルブの
直径とほぼ同じ円錐状のテーパ部を設けたことによりバ
ルブを通る流体の最大流量を増加させることができる。
【0059】また、バルブの上流側に底面の直径がバル
ブの直径とほば同じで、上流側に面した底面の周囲が所
定の丸みを有した円柱状の凸部を設けたことによりバル
ブを通る流体の最大流量を増加させることができる。
【0060】更に、バルブの上流側には上記凸部を下流
側には上記テーパ部を共に設けることにより凸部による
流量増加効果とテーパ部による流量増加効果とを加え合
わせた効果を得ることができる。
【0061】また、バルブを大きくしたり、ストローク
を長くすることなしに流体の流量を増加することが出来
るので、パワー部を含めたポペットバルブ全体の構成を
大きくすることもない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のポペットバルブの第1の実施例の構成
図である。
【図2】第1の実施例の構成における最大流量の実験例
を示す図である。
【図3】第1の実施例において、バルブストロークと流
体の流量との線形関係を説明する図である。
【図4】本発明のポペットバルブの第2の実施例の構成
図である。
【図5】第2の実施例の構成における最大流量の実験例
を示す図である。
【図6】本発明のポペットバルブの第3の実施例の構成
図である。
【図7】従来のポペットバルブと本発明のそれぞれの実
施例のポペットバルブにおける最大流量の流量増加作用
を示す図である。
【図8】従来のポペットバルブの構成を示す図である。
【図9】パワー部の構成例を示す図である。
【符号の説明】
10、80 バルブ 11、81 シャフト 12、82 ハウジング 13、83 軸受け 14、84 パワー部 15、85 バルブシャフト 16、86 面取り部 17 テーパ部 18 流路 40 凸部 90 モータ 91 メスネジ 92 オスネジ 93 電磁石 94 バネ 95 磁性板 96 パワー部ハウジング 97 ポンプ 98 油圧パイプ 99 油圧シリンダ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日下部 信一 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 池田 譲 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内 (72)発明者 尾崎 繁人 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製作所内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体が流れる流路を開閉するために該流
    路内部に設けられたバルブを有するポペットバルブにお
    いて、 該バルブの下流側に、底面の直径が該バルブの直径とほ
    ぼ同じ円錐状のテーパ部を設けたことを特徴とするポペ
    ットバルブ。
  2. 【請求項2】 前記テーパ部の高さは前記バルブの直径
    の15%以上の大きさであることを特徴とする請求項1
    に記載のポペットバルブ。
  3. 【請求項3】 前記テーパ部の高さは前記バルブの直径
    の25〜40%の範囲の大きさであることを特徴とする
    請求項1に記載のポペットバルブ。
  4. 【請求項4】 前記テーパ部の高さは前記バルブの直径
    の約30%の大きさであることを特徴とする請求項1に
    記載のポペットバルブ。
  5. 【請求項5】 前記ポペットバルブはエンジンの燃料ガ
    ス吸気用または排気ガス排気用流路に設けられることを
    特徴とする請求項1〜4のいずれか1つに記載のポペッ
    トバルブ。
  6. 【請求項6】 流体が流れる流路を開閉するために該流
    路内部に設けられたバルブを有するポペットバルブにお
    いて、 該バルブの上流側に、底面の直径が該バルブの直径とほ
    ぼ同じで該上流側に面した底面の周辺が丸みを帯びた円
    柱状の凸部を設けたことを特徴とするポペットバルブ。
  7. 【請求項7】 前記凸部の厚さは前記バルブの直径の1
    0%以上の大きさであることを特徴とする請求項6に記
    載のポペットバルブ。
  8. 【請求項8】 前記凸部の厚さは前記バルブの直径の1
    8〜26%の範囲の大きさであることを特徴とする請求
    項6に記載のポペットバルブ。
  9. 【請求項9】 前記凸部の厚さは前記バルブの直径の約
    20%の大きさであることを特徴とする請求項6に記載
    のポペットバルブ。
  10. 【請求項10】 前記ポペットバルブはエンジンの燃料
    ガス吸気用または排気ガス排気用流路に設けられること
    を特徴とする請求項6〜9のいずれか1つに記載のポペ
    ットバルブ。
  11. 【請求項11】 流体が流れる流路を開閉するために該
    流路内部に設けられたバルブを有するポペットバルブに
    おいて、 該バルブの下流側に底面の直径が該バルブの直径とほぼ
    同じ円錐状のテーパ部を、該バルブの上流側に底面の直
    径が該バルブの直径とほぼ同じ円柱状の凸部を設けたこ
    とを特徴とするポペットバルブ。
JP23146895A 1995-09-08 1995-09-08 ポペットバルブ Withdrawn JPH0979387A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102734473A (zh) * 2011-03-29 2012-10-17 抚顺市博瑞特科技有限公司 无旋转自封阀

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