JPH0979452A - フランジアダプタ - Google Patents

フランジアダプタ

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JPH0979452A
JPH0979452A JP23293195A JP23293195A JPH0979452A JP H0979452 A JPH0979452 A JP H0979452A JP 23293195 A JP23293195 A JP 23293195A JP 23293195 A JP23293195 A JP 23293195A JP H0979452 A JPH0979452 A JP H0979452A
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俊一郎 阿波
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達也 市原
Ryoichiro Matsumoto
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リモートシールダイアフラム型差圧発信器を
用いる場合には、受圧部が大型であり、配管側の1/2
インチフランジに接続することが困難であり、設置工事
の際の負荷が大きいなどの課題があった。また、接続部
のドレイン抜きやエア抜きをすることができないという
課題や受圧ダイアフラムと被測定流体の接触により故障
が起こる課題があった。 【解決手段】 配管側1/2インチフランジに接続され
る第1フランジ部と、リモートシールダイアフラム型差
圧発信器の受圧ダイアフラムを有した受圧部との当接面
に前記受圧ダイアフラムと対面する領域を包含する領域
に形成された凹部を有し前記受圧部に接続される第2フ
ランジ部と、前記第2フランジ部と前記第1フランジ部
とを連結する連通部とを備えたものである。更に第2フ
ランジ部2にドレイン抜き、エア抜きを設け、シール液
溜部を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、流体の流量計測
に用いられるリモートシールダイアフラム型差圧発信器
のキャピラリチューブ末端の受圧部と、流量の測定され
る配管より圧力を取り出すノズルの末端の配管側フラン
ジとの間に間挿して両者を接続するフランジアダプタに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】流体の流量を測定する方法として、流体
の流れる配管中に設けたオリフィスの上流側と下流側か
らそれぞれ圧力を取り出し、上流側の流体圧と下流側の
流体圧との圧力差から流量を換算する差圧流量計測があ
る。差圧流量計測の際に用いられ、差圧より流量を換算
して送信を行う装置が差圧発信器である。
【0003】図8は従来の導圧管接続型の差圧発信器と
流量を測定する配管との接続を示す説明図であり、図に
おいて、20は配管、21は1/2インチノズル、22
は配管側1/2インチフランジ、21aは1/2インチ
ノズル21に設けられたストップ弁である。
【0004】30は導圧管接続型差圧発信器、31は導
圧管、32は発信器側1/2インチフランジである。ま
た、31aは差圧発信器30のゼロ調整を行う際に用い
る三方弁、31bはドレイン弁、33は差圧発信器30
を固定する固定台である。
【0005】配管20に設けられたオリフィスの上流側
および下流側からはそれぞれ、通常、外径1/2インチ
のノズル21が出ておりその末端には1/2インチフラ
ンジ22が設けられている。差圧発信器30側からはそ
の末端に1/2インチフランジ32が設けられた1/2
インチ導圧管31を2本延長し、上流側と下流側それぞ
れ、配管側と差圧発信器側のフランジを接続することに
より差圧発信器と配管との接続が行われる。
【0006】また、流量計測される流体が特に高温、高
粘度、凝固性、腐食性の場合等には、流体の圧力を一旦
受圧ダイアフラムで受け、シール液が充填されたフレキ
シブルなキャピラリチューブを介して、測定圧力を差圧
発信器に伝達するリモートシールダイアフラム型の差圧
発信器が用いられる。
【0007】図9はリモートシールダイアフラム型差圧
発信器の外観を示す斜視図であり、40はリモートシー
ルダイアフラム型差圧発信器本体、41はキャピラリチ
ューブ、42は受圧部、42aは受圧ダイアフラムであ
る。リモートシールダイアフラム型差圧発信器本体40
からは、上流用および下流用の2本のキャピラリチュー
ブ41が延びており、各々のキャピラリチューブ41の
末端の受圧部42に流体の圧力を検出する受圧ダイアフ
ラム42aが設けられているものである。
【0008】リモートシールダイアフラム型差圧発信器
の場合は、差圧発信器本体40までの導圧を、シール液
の充填されたフレキシブルなキャピラリチューブ41を
介して行うことができるため、導圧管等を引き回す必要
がなく、差圧発信器本体40を配管20より離れた場所
に設置することが容易となり、差圧発信器本体40が流
体の高温等の影響を受けることを防止することができ
る。また、前記導圧管接続の場合と異なり導圧管に高粘
度等の流体が詰まるトラブルも起こらない。
【0009】リモートシールダイアフラム型差圧発信器
の受圧ダイアフラム42aは、従来、直径が3インチ程
度のものであり、受圧部42は外径が約20cm前後と
非常に大きく重量の重いものであった。最近では、ダイ
アフラム直径1.5インチ、受圧部外径が10cm程度
のリモートシールダイアフラム型差圧発信器も造られ始
めている。
【0010】図10はリモートシールダイアフラム型差
圧発信器と流量を測定する配管との接続を示す説明図で
ある。固定台43に取り付けられたリモートシールダイ
アフラム型差圧発信器本体40から延びたキャピラリチ
ューブ41末端の受圧部42は、配管20に設けられた
オリフィスの上流および下流より流体を導入するノズル
23末端の配管側フランジ24と接続される。この場
合、受圧部42が大型であるために、これと接続可能な
配管側フランジ24およびノズル23は大型のものとな
り、接続部の重量を支えるためにサポート台25等が用
いられる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】従来の差圧発信器は以
上のように構成されているので、導圧管接続型の場合
は、1/2インチ径の導圧管を配管から差圧発信器まで
引き回す必要があり、工事費が高くなるという課題があ
った。
【0012】また、導圧管内につまり・腐食等が発生す
ると差圧が正しく測定されなくなるため、高粘度、凝固
性、腐食性の流体に適用が困難であるという課題があ
り、例えば、低温で固まる流体の場合には保温のためス
チームを使ってトレースする必要があるので高コストと
なる課題があった。また、流体が高温の場合は、差圧発
信器本体が高温の影響を受けて故障を起こす場合がある
などの課題があった。
【0013】一方、リモートシールダイアフラム型差圧
発信器を用いる場合には、前述のようにキャピラリチュ
ーブ末端の受圧ダイアフラムの口径が大きいために、受
圧部が大型となり、これに接続可能な配管側フランジは
最小でも1インチフランジ以上となってしまい、通常の
配管側の1/2インチフランジに接続することは不可能
である。
【0014】このため、配管側フランジを1/2インチ
フランジでなく受圧部に合わせたサイズのフランジにす
ると、フランジ、ノズル共に大口径のものとなり接続部
の重量が超過するため、前述のように接続部を支えるサ
ポート台等が必要になったり、設置工事の際の負荷が大
きくなるなどの課題があった。
【0015】また、従来のリモートシールダイアフラム
型差圧発信器の受圧部と配管側フランジとの接続部にお
いては、接続を緩めてドレイン抜きを行うと、内部の流
体によってはフランジ面を汚したり、作業場の周辺を汚
したりすることがあり、また、ドレイン抜きの作業性が
悪いという課題があり、特別な加工をしなければ容易に
接続部のドレイン抜きやエア抜きをすることができない
という課題があった。
【0016】また、流量を測定する流体が非常に高温の
場合、受圧ダイアフラムの接液温度がリモートシールダ
イアフラム型差圧発信器の許容温度以上となり、シール
液の気化等による故障が発生したり、流体が腐食性流体
の場合に受圧ダイアフラムが腐食したりする課題があっ
た。
【0017】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、導圧管を引き回すコストがかから
ず、高温、高粘度、凝固性、腐食性の流体の場合にも適
用できるリモートシールダイアフラム型差圧発信器を、
従来の大がかりな計装とせず、配管側の1/2インチフ
ランジに簡易に接続することを可能とすることを目的と
する。また、簡易に接続を行うことによるリモートシー
ルダイアフラム型差圧発信器の設置コスト低減を目的と
する。
【0018】またこの発明は、配管側フランジと受圧部
を接続した際の接続部のドレイン抜きやエア抜きを容易
にすることを目的とする。
【0019】またこの発明は、高温の流体によるリモー
トシールダイアフラム型差圧発信器の故障や、腐食性流
体による受圧ダイアフラムの腐食等を回避することを目
的とする。
【0020】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明に係
るフランジアダプタは、流体の流量の測定される配管よ
り前記流体を導入する1/2インチノズル末端の配管側
1/2インチフランジに接続される第1フランジ部と、
リモートシールダイアフラム型差圧発信器のキャピラリ
チューブ末端の受圧ダイアフラムを有した受圧部との当
接面に、前記受圧ダイアフラムと対面する領域を包含す
る領域に形成された凹部を有し、前記受圧部に接続され
る第2フランジ部と、前記第2フランジ部と前記第1フ
ランジ部とを連結して、前記1/2インチノズルと前記
受圧ダイアフラムとの間を連通させる連通部とを備えた
ものである。
【0021】請求項2記載の発明に係るフランジアダプ
タは、請求項1記載のフランジアダプタにおいて、第2
フランジ部にドレイン抜きを設けたものである。
【0022】請求項3記載の発明に係るフランジアダプ
タは、請求項2記載のフランジアダプタにおいて、前記
ドレイン抜きと略対向した位置にエア抜きを設けたもの
である。
【0023】請求項4記載の発明に係るフランジアダプ
タは、請求項1記載のフランジアダプタにおいて、前記
第1フランジ部を前記配管側1/2インチフランジと接
続した際に、前記第2フランジ部の前記受圧部との当接
面が水平面と略平行になる形に前記連通部の向きを変
え、且つ、前記連通部に、前記第1フランジ部が前記配
管側1/2インチフランジと接続され前記第2フランジ
部が前記受圧部と接続された際に、前記受圧ダイアフラ
ム全体が浸される所定量のシール液を収容するシール液
溜部を設けたものである。
【0024】請求項5記載の発明に係るフランジアダプ
タは、請求項4記載のフランジアダプタにおいて、連通
部の少なくとも一部をフレキシブルチューブにより形成
したものである。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。
【0026】実施の形態1.図1はこの発明の実施の形
態1によるフランジアダプタ100の構造を示す一部断
面側面図であり、図において、1は第1フランジ部、2
は第2フランジ部、3は連通部、4は凹部、5はドレイ
ン抜きプラグ(ドレイン抜き)、6はエア抜きプラグ
(エア抜き)である。また、7はOリング溝である。
【0027】また、図2は実施の形態1のフランジアダ
プタ100を用いて配管側1/2インチフランジとリモ
ートシールダイアフラム型差圧発信器の受圧部を接続し
た状態を示す説明図である。図において、20は流体の
流量が測定される配管、21は配管20に設けられたオ
リフィスの上流および下流から流体を導入する1/2イ
ンチノズル、21aはストップ弁、22は1/2インチ
ノズル21の末端に設けられた配管側1/2インチフラ
ンジであり、40はリモートシールダイアフラム型差圧
発信器本体、41はキャピラリチューブ、42はキャピ
ラリチューブ41末端の受圧部であり、受圧ダイアフラ
ム42aを備えている。なお、43はリモートシールダ
イアフラム型差圧発信器本体40を支持する固定台であ
る。
【0028】第1フランジ部1は、配管側1/2インチ
フランジ22と接続されるものであり、本実施の形態に
おいては、市販の1/2インチフランジを用いている。
【0029】第2フランジ部2は、リモートシールダイ
アフラム型差圧発信器のキャピラリチューブ41末端の
受圧部42の外径とほぼ同径に造られており、受圧部4
2と接続されるものである。第2フランジ部2の受圧部
42との当接面には、受圧部42の受圧ダイアフラム4
2aと対面する領域に受圧ダイアフラム42aとほぼ同
形状の凹部4を設けており、流体が受圧ダイアフラム4
2a全面に接触して正確な圧力が受圧ダイアフラム42
aに伝達されるようにしている。
【0030】連通部3は、前記第2フランジ部と前記第
1フランジ部とを連結して、1/2インチノズル21と
受圧ダイアフラム42aとの間を連通させるものであ
り、本実施の形態においては市販の1/2インチパイプ
により構成されている。
【0031】図3は実施の形態1によるフランジアダプ
タ100を第2フランジ部2側から見た正面図であり、
3aは第1フランジ部1側に連通する連通孔、5aはド
レイン抜きプラグ5に連通するドレイン抜き孔(ドレイ
ン抜き)、6aはエア抜きプラグ6に連通するエア抜き
孔(エア抜き)、また、8は前記受圧部とのボルト接続
に用いるボルト孔である。なお、本実施の形態において
は、ドレイン抜きとエア抜きとを、同様なプラグと孔と
で構成しており、取付時に上になった方をエア抜き、下
になった方をドレイン抜きとして用いる。
【0032】次に動作について説明する。
【0033】図4は、実施の形態1によるフランジアダ
プタ100の、配管側1/2インチフランジ22および
受圧部42との接続を示す説明図であり、図において、
50および52はボルト、51および53はナットであ
る。
【0034】第1フランジ部1と配管側1/2インチフ
ランジ22との接続を行う際には、第1フランジ部1が
1/2フランジにより構成されているので、通常の1/
2フランジ間の接続と同様に、ボルト50とナット51
によるボルト締めにより接続を行う。
【0035】第2フランジ部2と受圧部42との接続を
行う際には、第2フランジ部2のOリング溝7にOリン
グを嵌合させ、このOリングを介して第2フランジ部2
と受圧部42とを合わせ、ボルト52とナット53を用
いてボルト締めする。なお、接続を行う前には、第2フ
ランジ部2のボルト孔8の位置に対面する受圧部42の
周縁部の位置にボルト孔を開けている。以上により、図
2に示したような配置に接続が完了する。
【0036】この時点では、流体の流出防止のためにス
トップ弁21aが閉じられ流体は止められているので、
次に、止められていた流体を受圧ダイアフラム42aま
で導入する作業を行う。
【0037】流体を受圧ダイアフラム42aまで導入す
る際には、まずストップ弁21aを開き、次にエア抜き
プラグ6を緩めて中の空気を追い出し、流体が出て来た
らエア抜きプラグ6を締める。以上で流体の導入が完了
する。なお、流体が気体の場合にはストップ弁21aを
開くのみでよい。
【0038】配管20のオリフィス上流側からの配管側
1/2インチフランジ22とオリフィス下流側からの配
管側1/2インチフランジ22に対する以上の接続およ
び流体導入の作業により、リモートシールダイアフラム
型差圧発信器の設置が完了し、以降、配管20のオリフ
ィス上流側の流体の圧力およびオリフィス下流側の流体
の圧力が、受圧ダイアフラム42a、キャピラリチュー
ブ41を介してリモートシールダイアフラム型差圧発信
器本体40に伝達されるようになる。
【0039】リモートシールダイアフラム型差圧発信器
本体40においては、オリフィス上流側の流体圧とオリ
フィス下流側の流体圧の差圧に基づいて、配管20中を
流れる流体の流量が換算され、送信が行われる。
【0040】なお、リモートシールダイアフラム型差圧
発信器本体40のゼロ調整は、受圧部42を接続する前
の、両方の受圧ダイアフラム42aが大気圧に開放され
た状態で行うことができるが、本実施の形態において
は、ドレイン抜きプラグ5とエア抜きプラグ6とを備え
ているので、上記のように接続および流体導入の行われ
た計測状態からであっても、上流側および下流側のスト
ップ弁21aを閉じ、ドレイン抜きプラグ5とエア抜き
プラグ6とを開いてドレイン抜き・エア導入を行うこと
で、両受圧ダイアフラム42aを大気圧開放状態にし
て、リモートシールダイアフラム型差圧発信器本体40
のゼロ調整を随時行うことが可能である。
【0041】リモートシールダイアフラム型差圧発信器
を取り外す際には、まずストップ弁21aを閉じ、次に
ドレイン抜きを行った後、ボルト50、52を緩めて取
り外しを行う。ドレイン抜きの際には、ドレイン抜きプ
ラグ5とエア抜きプラグ6を緩めて、ドレイン抜きプラ
グ5より流体を流出させる。なお、流体が気体の場合、
一般にこの必要はない。
【0042】以上のように本実施の形態のフランジアダ
プタ100においては、配管とリモートシールダイアフ
ラム型差圧発信器との接続の際、配管側は、大型のもの
でなく一般的な1/2インチノズルと1/2インチフラ
ンジのままの構成でよく、本フランジアダプタ100の
第1フランジ部1を配管側1/2インチフランジ22に
接続し、第2フランジ部2をリモートシールダイアフラ
ム型差圧発信器のキャピラリチューブ41末端の受圧部
42に接続するだけで、配管とリモートシールダイアフ
ラム型差圧発信器との接続を簡易に且つ容易に行うこと
が可能になる。またそのため、リモートシールダイアフ
ラム型差圧発信器の設置の際の接続部のサポート台等の
特殊工事を不要とし、設置コストを低減することができ
る。
【0043】また、第2フランジ部2の受圧部42との
当接面には、受圧ダイアフラム42aと対面する領域に
受圧ダイアフラム42aとほぼ同形状の凹部4を設けて
いるため、流体が受圧ダイアフラム42a全面に接触し
て正確な圧力が受圧ダイアフラム42aに伝達されるよ
うにして、流量測定を正確に行うことができる。
【0044】また、第2フランジ部2にドレイン抜きプ
ラグ5とエア抜きプラグ6とを設けているので、取り付
けの際のエア抜き、取り外しの際のドレイン抜き等の、
ドレイン抜き、エア抜き作業を容易に、作業性よく行う
ことができ、また、接続状態からリモートシールダイア
フラム型差圧発信器本体40のゼロ調整を随時行うこと
ができる。
【0045】また、本実施の形態においては、第1フラ
ンジ部1と連結部3を、市販の1/2インチフランジと
1/2インチパイプで構成しており、低コストで製造が
可能である。
【0046】なお、凹部4を、受圧ダイアフラム42a
とほぼ同じ面積のものとしたが、凹部4は、受圧ダイア
フラム42aとの対面領域をカバーしていれば、これよ
り大きなものとしてもよい。
【0047】また、第1フランジ部1と連結部3に、市
販の1/2インチフランジと1/2インチパイプを流用
したが、特に流用する必要はないことはいうまでもな
い。
【0048】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2によるフランジアダプタ101の構造を示す一部断
面側面図であり、図において、60は連通部3の前段
部、61は連通部3の後段部、62は前記前段部60と
後段部61との中継部、61aは前記後段部61内のシ
ール液溜部、63はシール液注入プラグである。また、
1は第1フランジ部、2は第2フランジ部であり、前記
実施の形態1で示したものと同様である。
【0049】本実施の形態は、連通部3を、直線状の前
段部60と後段部61とが中継部62により角度をθだ
け変えて連結された形に形成して、第1フランジ部1を
配管側1/2インチフランジ22と接続した際に、第2
フランジ部2の受圧部42と当接する面が水平面と略平
行になるようにし、鉛直方向に向いた後段部61内部を
シール液溜部61aとし、中継部62の上部にシール液
注入プラグ63を設けたものである。
【0050】シール液溜部61aにシール液を注入する
ようにした理由は、被測定流体が高温の流体である場合
に受圧ダイアフラム42a内のシール液の気化等による
故障が発生したり、腐食性流体の場合に受圧ダイアフラ
ムが腐食したりすることを回避するためであり、シール
液溜部61aの容量は、測定する流体に応じた量に設計
している。シール液としては、流体と混合しない高粘度
・高比重の液体を用いる。なお、流体が気体の場合は特
にこのような液体とする必要はない。
【0051】次に動作について説明する。
【0052】本実施の形態においては、接続、シール液
注入、流体の導入の順で設置を行う。
【0053】なお、本実施の形態のフランジアダプタ1
01の、配管側1/2インチフランジ22および受圧部
42との接続の方法と、接続が行われた後のフランジア
ダプタ101以外の配置は、前記実施の形態1の場合と
同様である。
【0054】シール液を注入する際には、まずシール液
注入プラグ63を緩めて取り外し、ここから所定量のシ
ール液を注入し、次にドレイン抜きプラグ5およびエア
抜きプラグ6を緩めてドレイン抜き孔5aおよびエア抜
き孔6a付近の空気を逃がしてドレイン抜きプラグ5お
よびエア抜きプラグ6を締め、シール液注入プラグ63
を取り付ける。
【0055】流体を導入する際には、シール液注入プラ
グ63を緩めた状態で、ストップ弁21aを開いて流体
を導入するとともに中の空気を追い出し、シール液注入
プラグ63より流体が出てきたらシール液注入プラグ6
3を締める。なお、この空気の追い出しは流体が気体の
場合には特に必要ない。
【0056】配管20のオリフィス上流側からの配管側
1/2インチフランジ22とオリフィス下流側からの配
管側1/2インチフランジ22に対する以上の接続、シ
ール液注入、流体導入の作業により、リモートシールダ
イアフラム型差圧発信器の設置が完了し、以降、配管2
0のオリフィス上流側の流体の圧力およびオリフィス下
流側の流体の圧力が、シール液、受圧ダイアフラム42
a、キャピラリチューブ41を介してリモートシールダ
イアフラム型差圧発信器本体40に伝達されるようにな
る。その後の動作は前記実施の形態1と同様である。
【0057】以上のように、実施の形態2のフランジア
ダプタ101においては、第2フランジ部2を水平面と
略平行としてシール液溜部61aに溜めたシール液を介
して受圧ダイアフラム42aが流体の圧力を受けるよう
にしたため、高温の流体によるリモートシールダイアフ
ラム型差圧発信器の故障や、腐食性流体による受圧ダイ
アフラムの腐食等を回避することができる。なお、上記
のシール液溜部61aに注入したシール液が性能を発揮
するためには、第2フランジ部2の受圧部42と当接す
る面の水平面からのずれが一定の許容範囲以内である必
要があり、配管20より出ている1/2インチノズル2
1のあらゆる向きの出方に対応するためには、前段部6
0と後段部61のなす角度θとして数種類の設定が必要
である。
【0058】実施の形態3.図6はこの発明の実施の形
態3によるフランジアダプタ102の構造を示す一部断
面側面図であり、64は前段部60と後段部61との中
間に設けられた中段部、65は前段部60と中段部64
との中継部である。なお、62は中段部64と後段部6
1との中継部となっており、他の構成は前記実施の形態
2と同様である。
【0059】前記実施の形態2のフランジアダプタ10
1は、配管20より、1/2インチノズル21が鉛直上
方近くの向きに出ている特殊な場合には適用困難なもの
であった。本実施の形態のフランジアダプタ102は、
連通部3を、直線状の前段部60、中段部64、後段部
61が中継部65、62により連結された形に形成した
ものであり、1/2インチノズル21が鉛直上方近くの
向きに出ている場合においても、実施の形態2と同様な
効果が得られる。
【0060】実施の形態4.図7はこの発明の実施の形
態4によるフランジアダプタ103の構造を示す一部断
面側面図であり、66はフレキシブルチューブにより形
成された前段部である。なお、他の構成は前記実施の形
態2と同様である。
【0061】本実施の形態のフランジアダプタ103に
おいては、前段部66をフレキシブルチューブにより形
成しているため、第1フランジ部1を配管側1/2イン
チフランジ22と接続した際に、第2フランジ部2の向
きを自由に変えることができる。
【0062】従って、図7(a)、(b)に示すよう
に、配管20より1/2インチノズル21と配管側1/
2インチフランジ22がどのような角度に出ている場合
でも、第2フランジ部2の受圧部42と当接する面を水
平面と略平行にすることができ、一種類のフランジアダ
プタにより、配管側1/2インチフランジの様々な角度
に対応することができる。
【0063】なお、上記の各実施の形態の説明において
は、受圧部42と第2フランジ部2との接続をボルト締
めにより行う場合を説明したが、例えば、受圧部42と
第2フランジ部2を両側から挟み込む方法等、他の接続
方法をとるようにしてもよい。
【0064】
【発明の効果】以上のように、請求項1の発明によれ
ば、流体の流量の測定される配管より前記流体を導入す
る1/2インチノズル末端の配管側1/2インチフラン
ジに接続される第1フランジ部と、リモートシールダイ
アフラム型差圧発信器のキャピラリチューブ末端の受圧
ダイアフラムを有した受圧部との当接面に前記受圧ダイ
アフラムと対面する領域を包含する領域に形成された凹
部を有し前記受圧部に接続される第2フランジ部と、前
記第2フランジ部と前記第1フランジ部とを連結して前
記1/2インチノズルと前記受圧ダイアフラムとの間を
連通させる連通部とを備えるように構成したので、配管
とリモートシールダイアフラム型差圧発信器との接続の
際、配管側は一般的な1/2インチノズルと1/2イン
チフランジのままの構成でよく、本フランジアダプタの
第1フランジ部を配管側1/2インチフランジに接続
し、第2フランジ部をリモートシールダイアフラム型差
圧発信器のキャピラリチューブ末端の受圧部に接続する
だけで、配管とリモートシールダイアフラム型差圧発信
器との接続を簡易に且つ容易に行うことが可能になる効
果がある。またそのため、リモートシールダイアフラム
型差圧発信器の設置の際のサポート台等の特殊工事を不
要とし、設置コストを低減することができる効果があ
る。
【0065】また、第2フランジ部の受圧部との当接面
の、受圧ダイアフラムと対面する領域を包含する領域に
形成された凹部のため、流体が受圧ダイアフラム全面に
接触して正確な圧力が受圧ダイアフラムに伝達されるよ
うにして、正確な流量測定を行うことができる効果があ
る。
【0066】また、以上の計装の簡易化と低コスト化の
ため、導圧管を引き回す必要がなく、高温、高粘度、凝
固性、腐食性の流体の場合にも適用できるリモートシー
ルダイアフラム型差圧発信器を、上記の流体に限らず一
般的な流体の場合にも幅広く容易に適用することを可能
にする効果がある。
【0067】請求項2の発明によれば、第2フランジ部
にドレイン抜きを設けて構成したので、配管側1/2イ
ンチフランジと受圧部を接続した状態から接続部のドレ
イン抜きを容易に、作業性よく行うことができる効果が
ある。
【0068】請求項3の発明によれば、前記ドレイン抜
きと略対向した位置にエア抜きを設けて構成したので、
配管側1/2インチフランジと受圧部を接続した状態か
ら接続部のドレイン抜きおよびエア抜きを容易に、作業
性よく行うことができ、また、接続状態からリモートシ
ールダイアフラム型差圧発信器本体のゼロ調整を随時行
うことができる効果がある。
【0069】請求項4の発明によれば、第1フランジ部
を配管側1/2インチフランジと接続した際に、第2フ
ランジ部の受圧部と当接する面が水平面と略平行になる
形に連通部の向きを変えて構成し、且つ、前記連通部
に、前記第1フランジ部が前記配管側1/2インチフラ
ンジと接続され前記第2フランジ部が前記受圧部と接続
された際に、前記受圧ダイアフラム全体が浸される所定
量のシール液を収容するシール液溜部を設けて構成した
ので、受圧ダイアフラムは流体と直接接触せずにシール
液溜部のシール液を介して流体の圧力を受けるため、高
温の流体によるリモートシールダイアフラム型差圧発信
器の故障や、腐食性流体による受圧ダイアフラムの腐食
等を回避することができる効果がある。
【0070】請求項5の発明によれば、連通部の少なく
とも一部をフレキシブルチューブにより形成するように
構成したので、第1フランジ部を配管側1/2インチフ
ランジと接続した際に、第2フランジ部の向きを自由に
変えることができ、配管より1/2インチノズルと配管
側1/2インチフランジがどのような角度に出ている場
合でも、第2フランジ部の受圧部と当接する面を水平面
と略平行にすることができる効果があり、配管側1/2
インチフランジの様々な角度と対応させて多種類のフラ
ンジアダプタを生産することを必要とせず、請求項4記
載の発明と同様の効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1によるフランジアダプ
タ100の構造を示す一部断面側面図である。
【図2】実施の形態1によるフランジアダプタ100を
用いて配管側1/2インチフランジとリモートシールダ
イアフラム型差圧発信器の受圧部を接続した状態を示す
説明図である。
【図3】実施の形態1によるフランジアダプタ100を
第2フランジ部2側から見た正面図である。
【図4】実施の形態1によるフランジアダプタ100
の、配管側1/2インチフランジ22および受圧部42
との接続を示す説明図である。
【図5】この発明の実施の形態2によるフランジアダプ
タ101の構造を示す一部断面側面図である。
【図6】この発明の実施の形態3によるフランジアダプ
タ102の構造を示す一部断面側面図である。
【図7】この発明の実施の形態4によるフランジアダプ
タ103の構造を示す一部断面側面図である。
【図8】従来の導圧管接続型の差圧発信器と流量を測定
する配管との接続を示す説明図である。
【図9】リモートシールダイアフラム型差圧発信器の外
観を示す斜視図である。
【図10】リモートシールダイアフラム型差圧発信器と
流量を測定する配管との接続を示す説明図である。
【符号の説明】
100、101、102、103 フランジアダプタ 1 第1フランジ部 2 第2フランジ部 3 連通部 4 凹部 5 ドレイン抜きプラグ(ドレイン抜き) 5a ドレイン抜き孔(ドレイン抜き) 6 エア抜きプラグ(エア抜き) 6a エア抜き孔(エア抜き) 20 配管 21 1/2インチノズル 22 配管側1/2インチフランジ 40 リモートシールダイアフラム型差圧発信器本体 41 キャピラリチューブ 42 受圧部 42a 受圧ダイアフラム 61a シール液溜部 66 前段部(フレキシブルチューブ)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松本 良一郎 東京都渋谷区渋谷2丁目12番19号 山武ハ ネウエル株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 流体の流量の測定される配管より前記流
    体を導入する1/2インチノズル末端の配管側1/2イ
    ンチフランジに接続される第1フランジ部と、リモート
    シールダイアフラム型差圧発信器のキャピラリチューブ
    末端の受圧ダイアフラムを有した受圧部との当接面に、
    前記受圧ダイアフラムと対面する領域を包含する領域に
    形成された凹部を有し、前記受圧部に接続される第2フ
    ランジ部と、前記第2フランジ部と前記第1フランジ部
    とを連結して、前記1/2インチノズルと前記受圧ダイ
    アフラムとの間を連通させる連通部とを備えたフランジ
    アダプタ。
  2. 【請求項2】 前記第2フランジ部にドレイン抜きを備
    えたことを特徴とする請求項1記載のフランジアダプ
    タ。
  3. 【請求項3】 前記ドレイン抜きと略対向した位置にエ
    ア抜きを備えたことを特徴とする請求項2記載のフラン
    ジアダプタ。
  4. 【請求項4】 前記第1フランジ部を前記配管側1/2
    インチフランジと接続した際に、前記第2フランジ部の
    前記受圧部との当接面が水平面と略平行になる形に前記
    連通部が向きを変えており、前記連通部は、前記第1フ
    ランジ部が前記配管側1/2インチフランジと接続され
    前記第2フランジ部が前記受圧部と接続された際に、前
    記受圧ダイアフラム全体が浸される所定量のシール液を
    収容するシール液溜部を備えていることを特徴とする請
    求項1から請求項3のうちのいずれか1項記載のフラン
    ジアダプタ。
  5. 【請求項5】 前記連通部の少なくとも一部がフレキシ
    ブルチューブにより形成されていることを特徴とする請
    求項4記載のフランジアダプタ。
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