JPH0980080A - 電流検出装置の磁気コア保護構造 - Google Patents

電流検出装置の磁気コア保護構造

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JPH0980080A
JPH0980080A JP7237050A JP23705095A JPH0980080A JP H0980080 A JPH0980080 A JP H0980080A JP 7237050 A JP7237050 A JP 7237050A JP 23705095 A JP23705095 A JP 23705095A JP H0980080 A JPH0980080 A JP H0980080A
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penetrating space
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Takaaki Okano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 磁気コアをモールド樹脂に埋設せずに、適切
な電流検出状態の確保及びバスバーのガタつき等による
損傷を防止し、電流センサの小型化、重量の低減、及び
製造コストの削減を図る。 【解決手段】 電流検出装置の磁気コア保護構造におい
て、電流検出装置21の基板27に固設されバスバー貫
通空間31を有する磁気コア29と、非磁性体からなり
バスバー33の外周に固着されバスバー33を挟む上下
外面及び左右外面がそれぞれテーパ面37a、37bと
なる楔形の保護具35とを具備し、この保護具35のテ
ーパ面37a、37bをバスバー貫通空間31の開口に
当接して、バスバー33をバスバー貫通空間31に挿通
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、非接触タイプの電
流検出手段を用いた電流検出装置の磁気コア保護構造に
関し、特に車両の配線に使用される電気接続箱に用いて
好適なものである。
【0002】
【従来の技術】車両に搭載される電気接続箱には、電流
検出装置(電流センサ)が内蔵されるものがある。図7
は電流センサが内蔵された電気接続箱の斜視図、図8は
電流センサの拡大図である。電気接続箱1の底部には電
流センサ3が取り付けられ、電流センサ3にはバスバー
5が貫通される。図8に示すように、電流センサ3は、
外郭がケース7で形成され、ケース7内には磁気コア9
が内設されている。バスバー5は、この磁気コア9の貫
通空間に挿入されることとなる。また、磁気コア9は、
ケース7に充填されるモールド樹脂11によって、ケー
ス7と一体となって埋設される。これにより、磁気コア
9は、バスバー5と相対的に位置決めされ、適切な電流
検出状態を確保するとともに、バスバー5のガタつき等
による損傷から保護が図られていた。
【0003】この電流センサ3では、バスバー5を流れ
る電流によって発生する磁界を磁気コア9に集め、この
磁界の強さをホール素子などの磁気電気変換素子を介し
て電圧として検出することにより、バスバー5を流れる
電流が検出される。
【0004】このような電流センサ3によれば、抵抗に
より直接的にバスバー5を流れる電流を検出する装置に
比べ、電圧降下によるエネルギ損失、抵抗の許容電流に
よる通電容量の制約、抵抗の発生熱による検出電流値の
誤差などをなくすことができた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た電流センサ3では、磁気コア9をケース7に設け、ケ
ース7に充填されるモールド樹脂11によって、磁気コ
ア9をケース7内に埋設状態で保護していたため、電流
センサ3全体のサイズが肥大するとともに、重量も増大
し、更には、製造コストも増大する問題があった。そし
て、このことは、電装部品が多様化される今日の車両に
おいて、検出電流が大きくなり、より大きな磁気コア9
を埋設しなければならなくなった電流センサ3に、より
顕著なものとなった。本発明は上記状況に鑑みてなされ
たもので、磁気コアをモールド樹脂に埋設せずに適切な
電流検出状態が確保できるとともに、バスバーのガタつ
き等による損傷を防止することができる電流検出装置の
磁気コア保護構造を提供し、電流センサの小型化、重量
の低減、及び製造コストの削減を図ることを目的とす
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明に係る電流検出装置の磁気コア保護構造の構成
は、電流検出装置の基板に固設されバスバー貫通空間を
有する磁気コアと、非磁性体からなりバスバーの外周に
固着されバスバーを挟む上下外面及び左右外面がそれぞ
れテーパ面となる楔形の保護具とを具備し、該保護具の
テーパ面を前記バスバー貫通空間の開口に当接して前記
バスバーを前記バスバー貫通空間に挿通したことを特徴
とするものである。保護具の前端面が前側となるように
して、バスバーが磁気コアのバスバー貫通空間に挿入さ
れ、バスバーの外周に固着された保護具がバスバー貫通
空間に到達すると、保護具の上下左右のテーパ面がバス
バー貫通空間の開口部に当接し、これによりバスバー
は、保護具を介してバスバー貫通空間の中心部に位置決
め保持される。
【0007】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る電流検出装置
の磁気コア保護構造の好適な実施の形態を図面を参照し
て詳細に説明する。図1は本発明による電流検出装置の
磁気コア保護構造を示す分解斜視図、図2は図1の磁気
コア保護構造に用いられる保護具の斜視図、図3は磁気
コアへのバスバーの挿通過程を示す説明図である。電流
検出装置(電流センサ)21には電流センサユニツト2
3が備えられ、電流センサユニツト23は検出電流の増
幅回路等を形成するための複数の電子部品25を基板2
7に実装することにより構成される。この基板27には
磁気コア29が固設され、磁気コア29はバスバー貫通
空間31を有している。磁気コア29は、従来のよう
に、モールド樹脂材に埋設されることなく、露出状態の
ままとなる。
【0008】磁気コア29に形成されたバスバー貫通空
間31は、バスバー33の先端面より十分に大きい面積
で開口される。一方、磁気コア29に挿通されるバスバ
ー33には非磁性体からなる保護具35がモールド成形
等により、バスバー33と一体となって固着されてい
る。保護具35は、軟質樹脂、ゴムなどの弾性材からな
ることが好ましい。保護具35は、楔形で形成され、対
向する前端面及び後端面にバスバー33が貫通される。
保護具35は、貫通されたバスバー33を挟む上下左右
の外面が、それぞれテーパ面37a、37bとなってい
る。このテーパ面37a、37bは、後端面に向かう
程、上下方向の厚み、及び左右方向の厚みが厚くなる向
きのテーパ面となる。
【0009】保護具35前端面の面積は、磁気コア29
のバスバー貫通空間31の開口面積より小さく形成され
る。また、保護具35後端面の面積は、磁気コア29の
バスバー貫通空間31の開口面積より大きく形成され
る。
【0010】このように形成された磁気コア29、保護
具35を有する磁気コア保護構造では、図3(a)
(b)に示すように、保護具35の前端面が前側となる
ようにして、バスバー33が磁気コア29のバスバー貫
通空間31に挿入される。バスバー貫通空間31に挿入
されたバスバー33は、保護具35がバスバー貫通空間
31に到達すると、保護具35の上下左右のテーパ面3
7a、37bがバスバー貫通空間31の開口部に当接す
る。これによりバスバー33は、保護具35を介して当
接した状態でバスバー貫通空間31の中心部に位置決め
され、保持されることとなる。
【0011】このように構成された磁気コア保護構造に
よれば、モールド樹脂に充填されることなく露出状態と
なった磁気コア29に、楔形の保護具35の一体形成さ
れたバスバー33を挿通保持させることとしたので、保
護具35が磁気コア29に当接した状態で、バスバー3
3がバスバー貫通空間31の中心に位置決めされるとと
もに、バスバー33が保護具35を介してバスバー貫通
空間31に保持されるので、バスバー貫通空間31内で
のバスバー33のガタつきによる損傷を防止することが
できる。
【0012】また、このように構成される磁気コア保護
構造によれば、電流センサに振動が作用した場合におい
ても、磁気コア29とバスバー33との相対位置を常に
一定に保持することができる。この際、保護具35を弾
性材とすることにより、振動による両者間のガタつきを
効果的に吸収し、衝撃を低減させることができる。
【0013】従って、磁気コア29をモールド樹脂に埋
設せずとも、適切な電流検出状態の確保、バスバー33
のガタつきによる損傷の防止が可能となり、この結果、
電流センサの小型化、軽量化、及び製造コストの低減を
達成することができる。
【0014】次に、本発明による磁気コア保護構造の他
の実施の形態を図4〜図6に基づき説明する。図4は他
の実施の形態による電流検出装置の磁気コア保護構造を
示す分解斜視図、図5は図4の磁気コア保護構造に用い
られる保護具の斜視図、図6は磁気コアへのバスバーの
挿通過程を示す説明図である。この実施の形態による磁
気コア保護構造では、上述の磁気コア保護構造と同様、
磁気コア29が露出状態で基板27に実装される。磁気
コア29のバスバー貫通空間31には非磁性体からなる
保護具41が装着される。保護具41は、バスバー貫通
空間31への圧入が可能となるように、軟質樹脂、ゴム
などの弾性材によって形成される。保護具41は、バス
バー貫通空間31と略同一の形状で形成される。つま
り、保護具41は、磁気コア29のバスバー貫通空間3
1に密接状態で装着される。
【0015】保護具41の前端面の縁部及び後端面の縁
部にはロック部43が突設され、ロック部43は保護具
41がバスバー貫通空間31に装着された際、磁気コア
29の前面及び後面に係止して、保護具41をバスバー
貫通空間31に保持させる。また、保護具41には前端
面及び後端面に貫通するバスバー挿通穴45が形成され
る。バスバー挿通穴45は、挿通されるバスバー33を
上下で挟む上部内壁面と下部内壁面とがテーパ面47と
なっている。テーパ面47は、バスバー33の挿通方向
に向かうに従って徐々に開口面積が狭くなるテーパ面と
なっている。つまり、バスバー挿通穴45は、保護具4
1の後端面で開口した入口側でバスバー33の先端面よ
り大きく開口され、バスバー33の挿入が容易に行える
ようになっている。一方、バスバー挿通穴45の出口側
は、バスバー33の先端面と同等又は若干小さな面積で
開口される。
【0016】このように形成された磁気コア29、保護
具41を有する磁気コア保護構造では、図6(a)
(b)に示すように、磁気コア29に装着された保護具
41へ、バスバー33が挿通されることとなる。保護具
41へ挿通されるバスバー33は、大きく開口した入口
側の開口より案内され、保護具41へ挿通されることと
なる。この際、保護具41の出口側の開口を貫通したバ
スバー33は、バスバー貫通空間31の中心に位置決め
され、且つ保護具41を介して磁気コア29に保持され
た状態となる。
【0017】このように構成された磁気コア保護構造に
よれば、モールド樹脂に充填されることなく露出状態と
なった磁気コア29に、保護具41を装着したので、バ
スバー33が磁気コア29に挿通された状態で、バスバ
ー33がバスバー貫通空間31の中心に位置決めされる
とともに、バスバー33とバスバー貫通空間31とが保
護具41を介して当接されるので、バスバー貫通空間3
1内でのバスバー33のガタつきによる損傷を防止する
ことができる。
【0018】そして、この磁気コア保護構造によれば、
弾性材からなる保護具41が緩衝材的な役割を果たすの
で、バスバー33のガタつきによる衝撃を低減できると
ともに、製造精度、取付け精度による誤差も吸収するこ
とができる。
【0019】従って、磁気コア29をモールド樹脂に埋
設せずとも、適切な電流検出状態の確保、バスバー33
のガタつきによる損傷の防止が可能となり、この結果、
電流センサの小型化、軽量化、及び製造コストの低減を
達成することができる。
【0020】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
る電流検出装置の磁気コア保護構造によれば、モールド
樹脂に充填されることなく露出状態となった磁気コア
に、楔形の保護具を設けたバスバーを挿通し、この保護
具を介してバスバーをバスバー貫通空間に当接したの
で、保護具が磁気コアに当接した状態で、バスバーがバ
スバー貫通空間の中心に位置決め保持され、バスバー貫
通空間内でのバスバーのガタつきによる損傷を防止する
ことができる。従って、磁気コアをモールド樹脂に埋設
せずとも、適切な電流検出状態の確保、バスバーのガタ
つきによる損傷の防止が可能となり、この結果、電流セ
ンサの小型化、軽量化、及び製造コストの低減を達成す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による電流検出装置の磁気コア保護構造
を示す分解斜視図である。
【図2】図1の磁気コア保護構造に用いられる保護具の
斜視図である。
【図3】磁気コアへのバスバーの挿通過程を示す説明図
である。
【図4】他の実施の形態による電流検出装置の磁気コア
保護構造を示す分解斜視図である。
【図5】図4の磁気コア保護構造に用いられる保護具の
斜視図である。
【図6】磁気コアへのバスバーの挿通過程を示す説明図
である。
【図7】電流センサが内蔵された電気接続箱の斜視図で
ある。
【図8】電流センサの拡大図である。
【符号の説明】
21 電流センサ(電流検出装置) 27 基板 29 磁気コア 31 バスバー貫通空間 33 バスバー 35、41 保護具 37a、37b、47 テーパ面 45 バスバー挿通穴

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電流検出装置の基板に固設されバスバー
    貫通空間を有する磁気コアと、 非磁性体からなりバスバーの外周に固着されバスバーを
    挟む上下外面及び左右外面がそれぞれテーパ面となる楔
    形の保護具とを具備し、 該保護具のテーパ面を前記バスバー貫通空間の開口に当
    接して前記バスバーを前記バスバー貫通空間に挿通した
    ことを特徴とする電流検出装置の磁気コア保護構造。
  2. 【請求項2】 電流検出装置の基板に固設されバスバー
    貫通空間を有する磁気コアと、 非磁性体からなり前記磁気コアのバスバー貫通空間に装
    着されるとともにバスバーを挿通するバスバー挿通穴を
    有し且つバスバーを厚み方向で挟む該バスバー挿通穴の
    上部内壁面と下部内壁面とがバスバー挿通方向に狭くな
    るテーパ面で形成された保護具とを具備し、 前記磁気コアのバスバー貫通空間に装着された保護具の
    前記テーパ面に前記バスバーを密接させた状態で挿通し
    たことを特徴とする電流検出装置の磁気コア保護構造。
  3. 【請求項3】 前記保護具は、弾性材料からなることを
    特徴とする請求項1記載又は2記載の電流検出装置の磁
    気コア保護構造。
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