JPH0980444A - 液晶セル製造方法 - Google Patents
液晶セル製造方法Info
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- JPH0980444A JPH0980444A JP23153895A JP23153895A JPH0980444A JP H0980444 A JPH0980444 A JP H0980444A JP 23153895 A JP23153895 A JP 23153895A JP 23153895 A JP23153895 A JP 23153895A JP H0980444 A JPH0980444 A JP H0980444A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 液晶注入時には両電極基板の間隔を広く維持
し、液晶注入後に両電極基板の間隔を減少させて本来の
セルギャップを確保するようにした液晶セル製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 重ね合わせ工程S6にて両電極基板を小
径及び大径の各スペーサを介し重ね合わせ、その後、液
晶注入工程S8にて両電極基板の間にスメクチック液晶
を注入し、その後、加圧工程S9において両電極基板の
間隔が小径のスペーサの径に減少するまで大径のスペー
サを変形させるように、両電極基板に加圧する。
し、液晶注入後に両電極基板の間隔を減少させて本来の
セルギャップを確保するようにした液晶セル製造方法を
提供することを目的とする。 【解決手段】 重ね合わせ工程S6にて両電極基板を小
径及び大径の各スペーサを介し重ね合わせ、その後、液
晶注入工程S8にて両電極基板の間にスメクチック液晶
を注入し、その後、加圧工程S9において両電極基板の
間隔が小径のスペーサの径に減少するまで大径のスペー
サを変形させるように、両電極基板に加圧する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶セル製造方法
に関する。
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の液晶セル製造方法におい
ては、例えば、特開昭56−146117号公報にて示
すようなものがある。即ち、所定寸法のスペーサ微粒子
を両電極基板の一方の内表面に多数散布し、他方の電極
基板の内表面外周部にシールを帯状に印刷する。そし
て、両電極基板を各スペーサ微粒子及びシールを介して
重ね合わせて空セルを形成した後、この空セルを真空状
態の中に置いてシールの液晶注入口を液晶に浸漬する。
その後、空セルの外部を大気中に開放し、空セル内にそ
の内外の圧力差に基づき液晶を注入して液晶セルを製造
する。
ては、例えば、特開昭56−146117号公報にて示
すようなものがある。即ち、所定寸法のスペーサ微粒子
を両電極基板の一方の内表面に多数散布し、他方の電極
基板の内表面外周部にシールを帯状に印刷する。そし
て、両電極基板を各スペーサ微粒子及びシールを介して
重ね合わせて空セルを形成した後、この空セルを真空状
態の中に置いてシールの液晶注入口を液晶に浸漬する。
その後、空セルの外部を大気中に開放し、空セル内にそ
の内外の圧力差に基づき液晶を注入して液晶セルを製造
する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、液晶がネマ
チック液晶である場合には、セルギャップ(両電極基板
の間隔)が5μm乃至10μmであるため、大気への開
放後になされる空セルに対するネマチック液晶の注入は
比較的円滑に行える。しかし、液晶が強誘電性液晶や反
強誘電性液晶等のスメクチック液晶である場合、セルギ
ャップが、ネマチック液晶を採用する場合に比べて狭
く、3μm以下である。このため、大気への開放後にな
される空セル内へのスメクチック液晶の注入時間が、ネ
マチック液晶を注入する場合に比べて5乃至10倍と長
くなるという不具合が生ずる。
チック液晶である場合には、セルギャップ(両電極基板
の間隔)が5μm乃至10μmであるため、大気への開
放後になされる空セルに対するネマチック液晶の注入は
比較的円滑に行える。しかし、液晶が強誘電性液晶や反
強誘電性液晶等のスメクチック液晶である場合、セルギ
ャップが、ネマチック液晶を採用する場合に比べて狭
く、3μm以下である。このため、大気への開放後にな
される空セル内へのスメクチック液晶の注入時間が、ネ
マチック液晶を注入する場合に比べて5乃至10倍と長
くなるという不具合が生ずる。
【0004】これに対しては、空セル内に入る液晶の注
入速度V(図4参照)が次の数1の式により与えられる
ことを利用して注入速度Vを高めることが考えられる。
入速度V(図4参照)が次の数1の式により与えられる
ことを利用して注入速度Vを高めることが考えられる。
【0005】
【数1】V∝ΔP・d2 /(12・ΔX・μ) ここで、ΔPは空セルの内外圧力差を表し、ΔXは液晶
の空セル内への侵入距離を表し、dはセルギャップを表
し、また、μは液晶の粘度を表す。しかして、この数1
の式によれば、注入速度Vはセルギャップdの2乗に比
例するので、注入速度を改善するには、次のような方法
が考えられる。
の空セル内への侵入距離を表し、dはセルギャップを表
し、また、μは液晶の粘度を表す。しかして、この数1
の式によれば、注入速度Vはセルギャップdの2乗に比
例するので、注入速度を改善するには、次のような方法
が考えられる。
【0006】まず、第1に、液晶の注入時に、ΔPを大
きくする方法が考えられる。例えば、上述のような空セ
ルの大気への開放後、当該空セルを2乃至6気圧程度の
高圧雰囲気内に置く。しかし、かかる場合には、高圧の
ために両電極基板の間隔に広がりが生じて液晶セルが膨
らむ。このため、液晶の注入速度を高め得たとしても液
晶セルの形状品質の低下を招くという不具合が生じる。
きくする方法が考えられる。例えば、上述のような空セ
ルの大気への開放後、当該空セルを2乃至6気圧程度の
高圧雰囲気内に置く。しかし、かかる場合には、高圧の
ために両電極基板の間隔に広がりが生じて液晶セルが膨
らむ。このため、液晶の注入速度を高め得たとしても液
晶セルの形状品質の低下を招くという不具合が生じる。
【0007】第2には、液晶の注入時の温度を高くして
粘度μを小さくすることが考えられる。しかし、この場
合には、他の構成材料の温度上昇限界があるため、液晶
の粘度を小さくするには自ずから限界がある。従って、
温度を高くすることによっては、液晶の注入速度を高め
ることは困難である。また、第3には、シールに複数の
液晶注入口を異なる方向から設けることが考えられる
が、この場合には、空セル内に注入された液晶が両電極
基板間で互いに当たり合う位置で表示むらを発生する。
このため、液晶の注入速度を高め得たとしても液晶セル
の表示むらを招くという不具合が生じる。
粘度μを小さくすることが考えられる。しかし、この場
合には、他の構成材料の温度上昇限界があるため、液晶
の粘度を小さくするには自ずから限界がある。従って、
温度を高くすることによっては、液晶の注入速度を高め
ることは困難である。また、第3には、シールに複数の
液晶注入口を異なる方向から設けることが考えられる
が、この場合には、空セル内に注入された液晶が両電極
基板間で互いに当たり合う位置で表示むらを発生する。
このため、液晶の注入速度を高め得たとしても液晶セル
の表示むらを招くという不具合が生じる。
【0008】従って、以上の方法では、液晶セルとして
の形状や機能を適正に確保し得るように、空セル内への
液晶の注入速度を高めることができない。そこで、本発
明は、以上のようなことに対処するため、液晶注入時に
は両電極基板の間隔を広く維持し、液晶注入後に両電極
基板の間隔を減少させて本来のセルギャップを確保する
ようにした液晶セル製造方法を提供することを目的とす
る。
の形状や機能を適正に確保し得るように、空セル内への
液晶の注入速度を高めることができない。そこで、本発
明は、以上のようなことに対処するため、液晶注入時に
は両電極基板の間隔を広く維持し、液晶注入後に両電極
基板の間隔を減少させて本来のセルギャップを確保する
ようにした液晶セル製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【発明の概要】上記目的を達成するため、請求項1乃至
6に記載の発明によれば、重ね合わせ工程(S6)にお
いて両電極基板(10、10A、20、20A)を小径
及び大径の各スペーサ(30a、30b)を介し重ね合
わせ、その後、液晶注入工程(S8)において前記両電
極基板の間に液晶を注入する。
6に記載の発明によれば、重ね合わせ工程(S6)にお
いて両電極基板(10、10A、20、20A)を小径
及び大径の各スペーサ(30a、30b)を介し重ね合
わせ、その後、液晶注入工程(S8)において前記両電
極基板の間に液晶を注入する。
【0010】これにより、両電極基板の間隔が少なくと
も大径のスペーサの径以上に維持されるので、液晶の注
入にあたり両電極基板の間隔を広く確保できる。従っ
て、両電極基板の間に対し、液晶を高い注入速度にて注
入できる。注入速度を高くし得る。また、液晶注入工程
後、加圧工程(S9)において前記両電極基板の間隔が
前記小径のスペーサ(30a)の径に減少するまで前記
大径のスペーサ(30b)を変形させるように、前記両
電極基板に加圧する。
も大径のスペーサの径以上に維持されるので、液晶の注
入にあたり両電極基板の間隔を広く確保できる。従っ
て、両電極基板の間に対し、液晶を高い注入速度にて注
入できる。注入速度を高くし得る。また、液晶注入工程
後、加圧工程(S9)において前記両電極基板の間隔が
前記小径のスペーサ(30a)の径に減少するまで前記
大径のスペーサ(30b)を変形させるように、前記両
電極基板に加圧する。
【0011】これにより、液晶注入口を異なる方向から
複数設けたり、両電極基板に対する圧力や温度を不必要
に上昇させたりすることなく、液晶の迅速な注入を確保
でき、かつ、液晶セルとしての本来の一様なセルギャッ
プを確保できる。かかる場合、請求項5に記載の発明の
ように加圧時の両電極基板の間隔が3μm以下と狭くて
も、液晶注入時には、両電極基板の間隔が上述のごとく
広く維持されるので、液晶注入速度を高く確保できる。
このことは、請求項6に記載の発明のように液晶がスメ
クチック液晶であっても、同様である。
複数設けたり、両電極基板に対する圧力や温度を不必要
に上昇させたりすることなく、液晶の迅速な注入を確保
でき、かつ、液晶セルとしての本来の一様なセルギャッ
プを確保できる。かかる場合、請求項5に記載の発明の
ように加圧時の両電極基板の間隔が3μm以下と狭くて
も、液晶注入時には、両電極基板の間隔が上述のごとく
広く維持されるので、液晶注入速度を高く確保できる。
このことは、請求項6に記載の発明のように液晶がスメ
クチック液晶であっても、同様である。
【0012】また、請求項7に記載の発明のように、前
記小径のスペーサの径が約2μmであり、前記大径のス
ペーサが約3μm乃至5μmの範囲の径を有するように
弾性樹脂材料により形成され、かつ、前記液晶がスメク
チック液晶であっても、請求項1に記載の発明と同様の
作用効果を達成できる。また、請求項8に記載の発明の
ように、外周部から中央部にかけて互いに外方へ湾曲し
て形成された両電極基板(10A、20A)の全体の間
隔が前記両外周部の間隔まで減少するように、加圧工程
において、前記両電極基板の各中央部に加圧しても、請
求項1乃至7に記載の発明と同様の作用効果を達成でき
る。
記小径のスペーサの径が約2μmであり、前記大径のス
ペーサが約3μm乃至5μmの範囲の径を有するように
弾性樹脂材料により形成され、かつ、前記液晶がスメク
チック液晶であっても、請求項1に記載の発明と同様の
作用効果を達成できる。また、請求項8に記載の発明の
ように、外周部から中央部にかけて互いに外方へ湾曲し
て形成された両電極基板(10A、20A)の全体の間
隔が前記両外周部の間隔まで減少するように、加圧工程
において、前記両電極基板の各中央部に加圧しても、請
求項1乃至7に記載の発明と同様の作用効果を達成でき
る。
【0013】また、請求項9に記載の発明のように、前
記加圧工程において、前記両電極基板の各外周部を除く
部分の間隔が前記小径のスペーサの径に減少するまで、
前記両電極基板の各外周部を除く部分に加圧するように
しても、請求項1乃至7に記載の発明と同様の作用効果
を達成できる。
記加圧工程において、前記両電極基板の各外周部を除く
部分の間隔が前記小径のスペーサの径に減少するまで、
前記両電極基板の各外周部を除く部分に加圧するように
しても、請求項1乃至7に記載の発明と同様の作用効果
を達成できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態を図
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る液晶セルの
製造工程を示している。まず、カラーフィルタ基板形成
工程S1において、図2(a)にて示すごとく、カラー
フィルタ基板10を形成する。
に基づいて説明する。図1は、本発明に係る液晶セルの
製造工程を示している。まず、カラーフィルタ基板形成
工程S1において、図2(a)にて示すごとく、カラー
フィルタ基板10を形成する。
【0015】ここで、このカラーフィルタ基板10は、
ガラス基板11を有しており、このガラス基板11の内
表面には、各複数の帯状のカラーフィルタ12及び遮光
マスク13が交互に形成されている。また、これら各カ
ラーフィルタ12及び各遮光マスク13には、オーバー
コート14が形成されている。このオーバーコート14
の内表面には、複数条の透明導電膜15が複数条のカラ
ーフィルタ12に対向するように形成されている。ま
た、オーバーコート14の内表面には、絶縁膜16及び
配向膜17が各透明導電膜15を介して形成されてい
る。
ガラス基板11を有しており、このガラス基板11の内
表面には、各複数の帯状のカラーフィルタ12及び遮光
マスク13が交互に形成されている。また、これら各カ
ラーフィルタ12及び各遮光マスク13には、オーバー
コート14が形成されている。このオーバーコート14
の内表面には、複数条の透明導電膜15が複数条のカラ
ーフィルタ12に対向するように形成されている。ま
た、オーバーコート14の内表面には、絶縁膜16及び
配向膜17が各透明導電膜15を介して形成されてい
る。
【0016】一方、対向基板形成工程S2では、図2
(b)にて示すごとく、対向基板20が形成される。こ
の対向基板20は、ガラス基板21の内表面に複数条の
透明導電膜22を形成し、これら各透明導電膜22を介
して絶縁膜23及び配向膜24をガラス基板21の内表
面に形成して構成されている。なお、複数条の透明導電
膜22は、複数条の透明導電膜12と共に格子状の透明
電極を構成する。
(b)にて示すごとく、対向基板20が形成される。こ
の対向基板20は、ガラス基板21の内表面に複数条の
透明導電膜22を形成し、これら各透明導電膜22を介
して絶縁膜23及び配向膜24をガラス基板21の内表
面に形成して構成されている。なお、複数条の透明導電
膜22は、複数条の透明導電膜12と共に格子状の透明
電極を構成する。
【0017】次に、スペーサ散布工程S3においては、
図2(a)にて示すごとく、小径(例えば、直径2μ
m)のスペーサ30a及び大径(例えば、直径5μm)
のスペーサ30bをそれぞれカラーフィルタ基板10の
配向膜17の内表面状に散布する。ここで、スペーサ3
0aの直径を2μmとしたのは、カラーフィルタ基板1
0及び対向基板20により形成される液晶セルとしての
最終的なセルギャップを2μmとするためである。ま
た、液晶セルとしての最終的な均一のセルギャップ2μ
mを確保するにあたり、後述の加圧工程S9において6
気圧の圧力に耐え得るように、スペーサ30aの形成材
料を、潰れ難いシリカ等の硬質樹脂材料或いはガラス材
料とし、かつスペーサ30aの散布密度を、800個/
mm2 する。
図2(a)にて示すごとく、小径(例えば、直径2μ
m)のスペーサ30a及び大径(例えば、直径5μm)
のスペーサ30bをそれぞれカラーフィルタ基板10の
配向膜17の内表面状に散布する。ここで、スペーサ3
0aの直径を2μmとしたのは、カラーフィルタ基板1
0及び対向基板20により形成される液晶セルとしての
最終的なセルギャップを2μmとするためである。ま
た、液晶セルとしての最終的な均一のセルギャップ2μ
mを確保するにあたり、後述の加圧工程S9において6
気圧の圧力に耐え得るように、スペーサ30aの形成材
料を、潰れ難いシリカ等の硬質樹脂材料或いはガラス材
料とし、かつスペーサ30aの散布密度を、800個/
mm2 する。
【0018】また、液晶の注入時に大気圧に耐え6気圧
の圧力で潰れるように、スペーサ30bの形成材料を変
形し易い軟質弾性樹脂材料とし、かつ散布密度を10個
/mm2 とする。例えば、スペーサ30bとしては、株
式会社東レ製ミクロペールSP型が好ましい。一方、シ
ール印刷工程S4においては、対向基板20の配向膜2
4の外周部にシール40をシール材(例えば、ニッポ電
機株式会社製DSES1010型、或いは、株式会社
東レ製XN21型)の帯状印刷により形成し、次の仮焼
成工程S5において、90℃にて1時間の間当該シール
40を仮焼成して半硬化させる。
の圧力で潰れるように、スペーサ30bの形成材料を変
形し易い軟質弾性樹脂材料とし、かつ散布密度を10個
/mm2 とする。例えば、スペーサ30bとしては、株
式会社東レ製ミクロペールSP型が好ましい。一方、シ
ール印刷工程S4においては、対向基板20の配向膜2
4の外周部にシール40をシール材(例えば、ニッポ電
機株式会社製DSES1010型、或いは、株式会社
東レ製XN21型)の帯状印刷により形成し、次の仮焼
成工程S5において、90℃にて1時間の間当該シール
40を仮焼成して半硬化させる。
【0019】然る後、重ね合わせ工程S6において、図
3にて示すごとく、両スペーサ30a、30b及びシー
ル40を介し、対向基板20をカラーフィルタ基板10
に重ね合わせて空セルを形成する。ついで、本焼成工程
S7において、セルギャップがスペーサ30bの径であ
る5μm程度(図7参照)になるように当該空セルに荷
重を加えながら大気圧100℃にて20分の間シール4
0を本焼成して本硬化させる。
3にて示すごとく、両スペーサ30a、30b及びシー
ル40を介し、対向基板20をカラーフィルタ基板10
に重ね合わせて空セルを形成する。ついで、本焼成工程
S7において、セルギャップがスペーサ30bの径であ
る5μm程度(図7参照)になるように当該空セルに荷
重を加えながら大気圧100℃にて20分の間シール4
0を本焼成して本硬化させる。
【0020】そして、液晶注入工程S8において、上述
のように重ね合わせたカラーフィルタ基板10及び対向
基板20を真空室内の真空状態中に配置し、シール40
の液晶注入口41(図4参照)を、上記液晶として採用
したスメクチック液晶内に浸漬する。然る後、真空室の
内部即ち空セルの外部を大気圧に解放する。すると、カ
ラーフィルタ基板10及び対向基板20の内外の圧力差
に基づきスメクチック液晶L(図5参照)がシール40
の液晶注入口を通り空セル内に注入される。
のように重ね合わせたカラーフィルタ基板10及び対向
基板20を真空室内の真空状態中に配置し、シール40
の液晶注入口41(図4参照)を、上記液晶として採用
したスメクチック液晶内に浸漬する。然る後、真空室の
内部即ち空セルの外部を大気圧に解放する。すると、カ
ラーフィルタ基板10及び対向基板20の内外の圧力差
に基づきスメクチック液晶L(図5参照)がシール40
の液晶注入口を通り空セル内に注入される。
【0021】このとき、空セルの外部には大気圧がかか
るが、各スペーサ30bが大気圧に耐え得る弾性樹脂材
料により形成されているため、液晶セルのセルギャップ
は、各スペーサ30bにより5μmに保持される。この
ため、スメクチック液晶Lの注入速度は、ネマチック液
晶の注入速度と同程度の高い値となる。なお、この注入
は、スメクチック液晶Lの粘度を低下させるため、12
0℃程度の温度にて行う。
るが、各スペーサ30bが大気圧に耐え得る弾性樹脂材
料により形成されているため、液晶セルのセルギャップ
は、各スペーサ30bにより5μmに保持される。この
ため、スメクチック液晶Lの注入速度は、ネマチック液
晶の注入速度と同程度の高い値となる。なお、この注入
は、スメクチック液晶Lの粘度を低下させるため、12
0℃程度の温度にて行う。
【0022】このようにしてスメクチック液晶Lの注入
が終了すると、加圧工程S9において、スメクチック液
晶Lを注入した空セル(即ち液晶セル)のカラーフィル
タ基板10及び対向基板20に対し両加圧治具S(図5
参照)により150℃にて6気圧の圧力を加える。この
ため、各スペーサ30bが図5にて示すように弾性変形
してカラーフィルタ基板10及び対向基板20の間隔を
順次減少させていく。ついで、各スペーサ30bがその
弾性限界を超える変形により潰れるとともに、カラーフ
ィルタ基板10及び対向基板20の間隔が、各スペーサ
30aの直径に等しくなる(図7参照)。これにより、
液晶セルのセルギャップが800個/mm2 のスペーサ
30aのみにより2μmに一様に保持される(図6参
照)。
が終了すると、加圧工程S9において、スメクチック液
晶Lを注入した空セル(即ち液晶セル)のカラーフィル
タ基板10及び対向基板20に対し両加圧治具S(図5
参照)により150℃にて6気圧の圧力を加える。この
ため、各スペーサ30bが図5にて示すように弾性変形
してカラーフィルタ基板10及び対向基板20の間隔を
順次減少させていく。ついで、各スペーサ30bがその
弾性限界を超える変形により潰れるとともに、カラーフ
ィルタ基板10及び対向基板20の間隔が、各スペーサ
30aの直径に等しくなる(図7参照)。これにより、
液晶セルのセルギャップが800個/mm2 のスペーサ
30aのみにより2μmに一様に保持される(図6参
照)。
【0023】然る後、封止工程S10において、シール
40の液晶注入口41を接着剤により封止する。これに
より、液晶セルの製造が完了する。図8及び図9は、上
記実施の形態の第1変形例を示している。この第1変形
例においては、カラーフィルタ基板形成工程S1におい
てカラーフィルタ基板10に代えてカラーフィルタ基板
10Aを形成し、一方、対向基板形成工程S2において
対向基板20に代えて対向基板20Aを形成する。
40の液晶注入口41を接着剤により封止する。これに
より、液晶セルの製造が完了する。図8及び図9は、上
記実施の形態の第1変形例を示している。この第1変形
例においては、カラーフィルタ基板形成工程S1におい
てカラーフィルタ基板10に代えてカラーフィルタ基板
10Aを形成し、一方、対向基板形成工程S2において
対向基板20に代えて対向基板20Aを形成する。
【0024】ここで、カラーフィルタ基板10A及び対
向基板20Aは、図8にて示すごとく、それぞれ、外方
に向け凸に湾曲している点を除きカラーフィルタ基板1
0及び対向基板20と同様の構成を有する。また、スペ
ーサ散布工程S3において、カラーフィルタ基板10A
の内表面にはスペーサ30aを散布するとともに、シー
ル40Aに対応する内表面外周部をマスクしてスペーサ
30bを散布する。
向基板20Aは、図8にて示すごとく、それぞれ、外方
に向け凸に湾曲している点を除きカラーフィルタ基板1
0及び対向基板20と同様の構成を有する。また、スペ
ーサ散布工程S3において、カラーフィルタ基板10A
の内表面にはスペーサ30aを散布するとともに、シー
ル40Aに対応する内表面外周部をマスクしてスペーサ
30bを散布する。
【0025】次のシール印刷工程S4においては、スペ
ーサ30aを混ぜたシール材40Aを印刷する。また、
重ね合わせ工程S6においては、カラーフィルタ基板1
0A及び対向基板20Aが、図8にて示すごとく、互い
に外方に凸になるようにシール40A及びスペーサ30
a、30bを介して重ね合わされる。
ーサ30aを混ぜたシール材40Aを印刷する。また、
重ね合わせ工程S6においては、カラーフィルタ基板1
0A及び対向基板20Aが、図8にて示すごとく、互い
に外方に凸になるようにシール40A及びスペーサ30
a、30bを介して重ね合わされる。
【0026】ここで、カラーフィルタ基板10と対向基
板20との間のセルギャップのうち、シール40Aに対
応するギャップ領域(以下、シール対応ギャップ領域と
いう)は2μmとする。また、このシール対応ギャップ
領域の内側に位置するギャップ領域(内側ギャップ)
は、上述したカラーフィルタ基板10A及び対向基板2
0Aの凸形状のために、シール対応ギャップ領域から内
側ギャップ領域の中央にかけて2μmから5μmに増加
している。
板20との間のセルギャップのうち、シール40Aに対
応するギャップ領域(以下、シール対応ギャップ領域と
いう)は2μmとする。また、このシール対応ギャップ
領域の内側に位置するギャップ領域(内側ギャップ)
は、上述したカラーフィルタ基板10A及び対向基板2
0Aの凸形状のために、シール対応ギャップ領域から内
側ギャップ領域の中央にかけて2μmから5μmに増加
している。
【0027】ついで、上記実施の形態にて述べたと同様
にして、液晶注入工程S8において、空セル内にシール
40Aの液晶注入口を通してスメクチック液晶Lを注入
する。この場合、空セルのシール対応ギャップ領域以外
の領域が2μm乃至5μmと広いため、スメクチック液
晶Lの空セル内への注入が迅速に行われる。このように
して注入した後、加圧工程S9において、液晶セルの上
記シール対応ギャップ領域における各外面部分に数10
μmの厚みをもつゴム或いは紙からなるシール対応ギャ
ップ領域側調整部材Rをそれぞれ敷いて上記内側ギャッ
プ領域よりも圧力がかかる状態にする(図8参照)。そ
して、各上記調整部材R及びカラーフィルタ基板10A
及び対向基板20Bの各中央領域に6気圧150℃にて
加圧して液晶セルの中央領域を図9にて示すごとく薄く
して、セルギャップを2μmにする。かかる場合、シー
ル40A内には、スペーサ30aが含まれているので、
セルギャップの上記シール対応ギャップ領域における間
隔が2μmよりも減少することはない。
にして、液晶注入工程S8において、空セル内にシール
40Aの液晶注入口を通してスメクチック液晶Lを注入
する。この場合、空セルのシール対応ギャップ領域以外
の領域が2μm乃至5μmと広いため、スメクチック液
晶Lの空セル内への注入が迅速に行われる。このように
して注入した後、加圧工程S9において、液晶セルの上
記シール対応ギャップ領域における各外面部分に数10
μmの厚みをもつゴム或いは紙からなるシール対応ギャ
ップ領域側調整部材Rをそれぞれ敷いて上記内側ギャッ
プ領域よりも圧力がかかる状態にする(図8参照)。そ
して、各上記調整部材R及びカラーフィルタ基板10A
及び対向基板20Bの各中央領域に6気圧150℃にて
加圧して液晶セルの中央領域を図9にて示すごとく薄く
して、セルギャップを2μmにする。かかる場合、シー
ル40A内には、スペーサ30aが含まれているので、
セルギャップの上記シール対応ギャップ領域における間
隔が2μmよりも減少することはない。
【0028】しかして、この第1変形例によっても、上
記実施の形態と同様の作用効果を達成できる。また、図
10及び図11は、上記実施の形態の第2変形例を示し
ている。この第2変形例においては、加圧工程S11に
て、カラーフィルタ基板10及び対向基板20の各中央
に荷重が集中するように、液晶セルのシール40に対応
する領域(以下、シール対応領域という)から内側へ1
cm程度離れたカラーフィルタ基板10及び対向基板2
0の各領域(以下、中央領域という)に、数10μmの
厚みのゴム或いは紙の各調整部材R1(図10参照)を
敷き、これら各調整部材R1を介してカラーフィルタ基
板10及び対向基板20の各中央領域に6気圧150℃
にて外方から圧力を加える。これにより、上記シール対
応領域のみを残して2μmのセルギャップとする(図1
1参照)。
記実施の形態と同様の作用効果を達成できる。また、図
10及び図11は、上記実施の形態の第2変形例を示し
ている。この第2変形例においては、加圧工程S11に
て、カラーフィルタ基板10及び対向基板20の各中央
に荷重が集中するように、液晶セルのシール40に対応
する領域(以下、シール対応領域という)から内側へ1
cm程度離れたカラーフィルタ基板10及び対向基板2
0の各領域(以下、中央領域という)に、数10μmの
厚みのゴム或いは紙の各調整部材R1(図10参照)を
敷き、これら各調整部材R1を介してカラーフィルタ基
板10及び対向基板20の各中央領域に6気圧150℃
にて外方から圧力を加える。これにより、上記シール対
応領域のみを残して2μmのセルギャップとする(図1
1参照)。
【0029】しかして、この第2変形例によっても、上
記実施の形態と同様の作用効果を達成できる。なお、本
発明の実施にあたっては、カラーフィルタ基板を有する
液晶セルの製造方法に限らず、モノクロの液晶セルであ
っても、セルギャップの狭い液晶セルの製造方法に本発
明を適用して実施してもよい。これにより、上記実施の
形態と同様の作用効果を達成できる。
記実施の形態と同様の作用効果を達成できる。なお、本
発明の実施にあたっては、カラーフィルタ基板を有する
液晶セルの製造方法に限らず、モノクロの液晶セルであ
っても、セルギャップの狭い液晶セルの製造方法に本発
明を適用して実施してもよい。これにより、上記実施の
形態と同様の作用効果を達成できる。
【図1】本発明に係る液晶セルの製造方法を示す工程図
である。
である。
【図2】カラーフィルタ基板の構成及びこのカラーフィ
ルタ基板の配向膜内表面に2μmの直径のスペーサ及び
5μmの直径のスペーサを散布した状態を示す断面図並
びに対向基板の構成及び対向基板の配向膜内表面外周部
にシールを印刷した状態を示す断面図である。
ルタ基板の配向膜内表面に2μmの直径のスペーサ及び
5μmの直径のスペーサを散布した状態を示す断面図並
びに対向基板の構成及び対向基板の配向膜内表面外周部
にシールを印刷した状態を示す断面図である。
【図3】カラーフィルタ基板にシール及び各スペーサを
介し対向基板を重ね合わせた空セルの断面図である。
介し対向基板を重ね合わせた空セルの断面図である。
【図4】空セルの平面図である。
【図5】スメクチック液晶を注入したカラーフィルタ基
板及び対向基板間に加圧を加えることにより2μmのス
ペーサに向け薄くする過程を示す断面図である。
板及び対向基板間に加圧を加えることにより2μmのス
ペーサに向け薄くする過程を示す断面図である。
【図6】スメクチック液晶を注入したカラーフィルタ基
板及び対向基板間に加圧し5μmのスペーサを潰した状
態を示す断面図である。
板及び対向基板間に加圧し5μmのスペーサを潰した状
態を示す断面図である。
【図7】液晶セルのセルギャップと液晶セル製造過程と
の関係を示すグラフである。
の関係を示すグラフである。
【図8】上記実施の形態の第1変形例を示す液晶セルの
断面図である。
断面図である。
【図9】図8の液晶セルのセルギャップが2μmになる
まで液晶セルに加圧する状態を示す断面図である。
まで液晶セルに加圧する状態を示す断面図である。
【図10】上記実施の形態の第2変形例を示す液晶セル
の断面図である。
の断面図である。
【図11】図8の液晶セルのセルギャップのうちシール
に対応する部分を除く領域が2μmになるまで液晶セル
に加圧する状態を示す断面図である。
に対応する部分を除く領域が2μmになるまで液晶セル
に加圧する状態を示す断面図である。
10、10A・・・カラーフィルタ基板、20、20A
・・・対向基板、30a、30b・・・スペーサ、4
0、40A・・・シール、L・・・スメクチック液晶、
S3・・・スペーサ散布工程、S6・・・重ね合わせ工
程、S8・・・液晶注入工程、S9・・・加圧工程。
・・・対向基板、30a、30b・・・スペーサ、4
0、40A・・・シール、L・・・スメクチック液晶、
S3・・・スペーサ散布工程、S6・・・重ね合わせ工
程、S8・・・液晶注入工程、S9・・・加圧工程。
Claims (9)
- 【請求項1】 両電極基板(10、10A、20、20
A)を小径及び大径の各スペーサ(30a、30b)を
介し重ね合わせる重ね合わせ工程(S6)と、 この工程後、前記両電極基板の間に液晶(L)を注入す
る液晶注入工程(S8)と、 この工程後、前記両電極基板の間隔が前記小径のスペー
サ(30a)の径に減少するまで前記大径のスペーサ
(30b)を変形させるように、前記両電極基板に加圧
する加圧工程(S9)とを備える液晶セル製造方法。 - 【請求項2】 前記小径のスペーサの散布密度が前記大
径のスペーサの散布密度よりも高いことを特徴とする請
求項1に記載の液晶セル製造方法。 - 【請求項3】 前記小径のスペーサの散布密度が前記加
圧工程における加圧時の圧力に耐えられる程度の値であ
り、一方、前記大径のスペーサの散布密度が大気圧に耐
えられる程度の値であることを特徴とする請求項1又は
2に記載の液晶セル製造方法。 - 【請求項4】 前記加圧工程において、前記大径のスペ
ーサが前記両電極基板への加圧により潰れることを特徴
とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の液晶セル
製造方法。 - 【請求項5】 前記加圧工程における加圧により前記両
電極基板の間隔が3μm以下となることを特徴とする請
求項1乃至4に記載の液晶セル製造方法。 - 【請求項6】 前記液晶がスメクチック液晶であること
を特徴とする請求項5に記載の液晶セル製造方法。 - 【請求項7】 前記小径のスペーサの径が約2μmであ
り、前記大径のスペーサが約3μm乃至5μmの範囲の
径を有するように弾性樹脂材料により形成され、かつ、
前記液晶がスメクチック液晶であることを特徴とする請
求項1乃至5のいずれか一つに記載の液晶セル製造方
法。 - 【請求項8】 前記両電極基板がそれぞれその外周部か
ら中央部にかけて互いに外方へ湾曲して形成され、 前記加圧工程において、前記両電極基板の全体の間隔が
前記両外周部の間隔まで減少するように、前記両電極基
板の各中央部に加圧することを特徴とする請求項1乃至
7のいずれかひとつに記載の液晶セル製造方法。 - 【請求項9】 前記加圧工程において、前記両電極基板
の各外周部を除く部分の間隔が前記小径のスペーサの径
に減少するまで、前記両電極基板の各外周部を除く部分
に加圧することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか
一つに記載の液晶セル製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23153895A JPH0980444A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 液晶セル製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23153895A JPH0980444A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 液晶セル製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0980444A true JPH0980444A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16925074
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23153895A Pending JPH0980444A (ja) | 1995-09-08 | 1995-09-08 | 液晶セル製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0980444A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100710771B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2007-04-24 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 액정 표시 장치 및 그 제조 방법 |
| CN113939765A (zh) * | 2019-06-28 | 2022-01-14 | 凸版印刷株式会社 | 调光片及调光装置 |
-
1995
- 1995-09-08 JP JP23153895A patent/JPH0980444A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100710771B1 (ko) * | 2003-12-26 | 2007-04-24 | 후지쯔 가부시끼가이샤 | 액정 표시 장치 및 그 제조 방법 |
| US7304712B2 (en) | 2003-12-26 | 2007-12-04 | Fujitsu Limited | Liquid crystal display device and manufacturing method thereof |
| US7557895B2 (en) | 2003-12-26 | 2009-07-07 | Fujitsu Limited | Liquid crystal display device and manufacturing method thereof |
| CN113939765A (zh) * | 2019-06-28 | 2022-01-14 | 凸版印刷株式会社 | 调光片及调光装置 |
| CN113939765B (zh) * | 2019-06-28 | 2023-12-12 | 凸版印刷株式会社 | 调光片及调光装置 |
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