JPH0981120A - グランドピアノの耐震装置 - Google Patents

グランドピアノの耐震装置

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Publication number
JPH0981120A
JPH0981120A JP7264774A JP26477495A JPH0981120A JP H0981120 A JPH0981120 A JP H0981120A JP 7264774 A JP7264774 A JP 7264774A JP 26477495 A JP26477495 A JP 26477495A JP H0981120 A JPH0981120 A JP H0981120A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grand piano
earthquake
legs
movable plate
plate
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP7264774A
Other languages
English (en)
Inventor
Muneo Ishida
宗雄 石田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd filed Critical Kawai Musical Instruments Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 地震時における脚の破損を確実に防止するこ
とができるグランドピアノの耐震装置を提供する。 【解決手段】 グランドピアノ2の複数の脚5、5、5
の下端部がそれぞれ係合可能な複数の係合凹部12、1
2、12を形成した可動プレート3で構成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、地震時におけるグ
ランドピアノの破損や過大な移動、特に脚の折損を防止
するためのグランドピアノの耐震装置に関する。
【0002】
【従来の技術】阪神大震災以来、地震に対する安全対策
の重要性に注目がなされており、室内の家具などの倒壊
や移動の防止もその1つである。そのような地震対策
は、大きな重量をもつアコースティックピアノについて
も従来から行われており、グランドピアノの場合には、
アップライトピアノのような転倒のおそれが少ないこと
から、滑動防止に重点が置かれている。このため、従来
のグランドピアノの耐震装置は、木質材から成る各脚の
下端部を固定金具などで床に固定するものや、床に固定
した金具に各脚の下端部を抜止め状態で係合させるもの
などが主流になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、この従来の耐
震装置では、脚の下端部が床に固定され、その変位が拘
束されるので、地震によりグランドピアノに横荷重が作
用したときに、内部応力が増大し、強度的に弱い脚がせ
ん断破壊により折損しやすいという問題がある。実際、
地震によるグランドピアノの破損の原因は、脚の折損に
よるものが大多数を占めており、これを解決すること
が、地震対策上、重要な課題になっている。
【0004】本発明は、このような問題点を解決するた
めになされたものであり、地震時における脚の破損を確
実に防止することができるグランドピアノの耐震装置を
提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明のグランドピアノの耐震装置は、グランドピ
アノの複数の脚の下端部がそれぞれ係合可能な複数の係
合凹部を形成した可動プレートで構成されていることを
特徴としている。
【0006】このグランドピアノの耐震装置は、可動プ
レートを床面に置き、次いで、グランドピアノを可動プ
レート上に載せ、その係合凹部にグランドピアノの各脚
の下端部をそれぞれ係合させるようにして、設置され
る。地震が発生すると、グランドピアノに作用する横荷
重が、脚の下端部を介して可動プレートに作用する。そ
して、この横荷重が可動プレートと床面の間の最大摩擦
力を超えたときに、可動プレートが床面上を滑動し、そ
の上に載置されたグランドピアノも可動プレートと一緒
に水平方向に移動する。このように、本発明の耐震装置
では、地震による横荷重がある程度大きくなると、グラ
ンドピアノ全体が可動プレートと一緒に水平移動するこ
とにより、横荷重が吸収されるので、脚に過大なせん断
応力が生じることはなく、したがって、脚の折損を確実
に防止することができる。
【0007】この場合、複数の脚が下端にキャスターを
それぞれ有し、係合凹部は、キャスターが係合できるよ
うに形成されていることが好ましい。この構成によれ
ば、グランドピアノの脚に通常設けられる既存のキャス
ターをそのまま利用して、可動プレートの係合凹部に係
合させ、固定するので、グランドピアノにはなんら加工
などを行う必要がなく、可動プレートのみを用意すれば
よいので、安価かつ容易に構成することができる。ま
た、キャスターと係合凹部との位置合わせを、キャスタ
ーを転動させながら、容易に行うことができる。
【0008】さらにこの場合、可動プレートに、係合凹
部からのキャスターの離脱を阻止するキャスター押えが
取り付けられていることが好ましい。この構成によれ
ば、地震時におけるキャスターの離脱が防止され、グラ
ンドピアノと可動プレートの一体性が確保されることに
より、可動プレートのスライド移動が確実に行われると
ともに、グランドピアノだけが大きく移動するような事
態を確実に回避できる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態を、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、本
発明を適用した耐震装置の設置状況を示している。同図
に示すように、この耐震装置1は、グランドピアノ2と
床Fとの間に設置される可動プレート3で構成されてい
る。
【0010】グランドピアノ2は、ピアノ本体4、ピア
ノ本体4の下面所定位置から下方に延び、これを支持す
る3本の脚5、5、5とを備え、脚5は木質材で構成さ
れている。脚5の各下端には、通常と同様に、キャスタ
ー6が設けられている。キャスター6は、図4に示すよ
うに、脚5の下面に鉛直軸線を中心として回転自在に取
り付けられた支持金具7と、支持金具7に軸7aを介し
て回転自在に支持された短円柱形のローラ8とで構成さ
れている。
【0011】一方、可動プレート3は鉄板などの金属板
や木質板で構成され、図2に示すように、3枚の二股の
係合プレート9、9、9と、3枚の長方形の中間プレー
ト10、10、10とを、ねじ11で互いに連結するこ
とによって、中抜きの三角形状に形成されている。ま
た、両プレート9、10の厚さは、図3(a)のように
同じでもよいし、(b)のように異なってもよいが、い
ずれの場合でも両者の少なくとも下面同士が面一に連結
される。
【0012】係合プレート9の上面には、連結後の状態
においてグランドピアノ2の脚5に対応する位置に、部
分球状の係合凹部12が形成されていて、キャスター6
のローラ8が係合するようになっている。なお、図4中
の符号13は、係合凹部12からのキャスター6の離脱
を防止するために、ローラ8を押さえ付けるようにし
て、係合プレート9にねじ14で固定されたキャスター
押えである。
【0013】上記構成の耐震装置1は、まず、組み立て
た可動プレート3を床F上の所定位置に置き、次いで、
グランドピアノ2を可動プレート3上に載せ、その係合
凹部12に各キャスター6のローラ8をそれぞれ係合さ
せ、最後に、キャスター押え13を取り付けることによ
って、設置される。
【0014】次に、耐震装置1の動作を説明する。地震
が発生すると、グランドピアノ2に作用する横荷重が、
キャスター6のローラ8を介して、可動プレート3に作
用する。そして、この横荷重が可動プレート3と床Fの
間の最大摩擦力を超えたときに、可動プレート3が床F
上を滑動し、その上に載置されたグランドピアノ2もま
た、可動プレート3と一緒に水平移動する。このグラン
ドピアノ2の水平移動により、横荷重が吸収されるの
で、大きな地震が発生した場合でも、脚5に生じるせん
断応力を許容応力以下に抑制することができ、したがっ
て、脚5の折損を確実に防止することができる。
【0015】この場合、可動プレート3を水平方向に確
実に滑らせる一方、その滑り過ぎを防止して、グランド
ピアノ2の移動量をできるだけ抑制することが好まし
く、そのためには、可動プレート3と床Fの間の摩擦係
数を適度な大きさとすることが重要になる。このため、
実際には、床Fの種類(木の床、じゅうたんや畳など)
や状況に応じて、可動プレート3の材質、幅Dや厚さH
などが決定されることになる。
【0016】また、キャスター押え13によって、地震
時におけるキャスター6の離脱が防止され、グランドピ
アノ2と可動プレート3の一体性が確保されることによ
り、可動プレート3の滑動を確実に行わせることができ
るとともに、グランドピアノ2だけが大きく移動するよ
うな事態も確実に回避できる。
【0017】さらに、本実施形態の耐震装置1は、グラ
ンドピアノの脚に通常設けられる既存のキャスター6を
そのまま利用して、可動プレート3の係合凹部12に係
合させ、固定するので、グランドピアノ2にはなんら加
工などを行う必要がなく、可動プレート3のみを用意す
ればよいので、安価かつ容易に構成することができる。
また、キャスター6と係合凹部12との位置合わせを、
キャスター6を転動させながら、容易に行うことができ
る。さらに、可動プレート3が、係合プレート9および
中間プレート10の組立により、中抜き三角形状に形成
されているので、軽量化と、材料の歩留まり向上による
製造コストの削減とを図ることができる。
【0018】なお、本発明は、説明した実施形態に限定
されることなく、種々の態様で実施することができる。
例えば、可動プレートは、例示したものに限らず、あら
かじめ一体形成してもよいし、中抜きではなく中実とし
てもよく、あるいは三角形以外の形状としてもよい。ま
た、可動プレートの摩擦係数を調整するために、必要に
応じて、可動プレートの裏面または床Fの表面に調整マ
ットを貼り付けてもよい。
【0019】さらに、説明した実施形態では、脚のキャ
スターを可動プレートの係合凹部に係合・固定させてい
るが、キャスターを有しない場合には、脚の下端部を係
合・固定させるようにしてもよい。その他、本発明の趣
旨を逸脱しない範囲で、細部の構成を適宜、変更するこ
とが可能である。
【0020】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の耐震装置
は、地震による横荷重がある程度大きくなると、グラン
ドピアノ全体が可動プレートと一緒に水平移動すること
により、横荷重が吸収されるので、大きな地震が発生し
た場合でも、脚に生じるせん断応力を許容応力以下に抑
制することができ、したがって、脚の折損を確実に防止
することができるなどの効果を有している。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したグランドピアノの耐震装置の
設置状況を示す斜視図である。
【図2】図1の可動プレートの平面図である。
【図3】図2の線III−IIIに沿う断面図である。
【図4】図1の耐震装置の要部を示す拡大断面図であ
る。
【符号の説明】
1 耐震装置 2 グランドピアノ 3 可動プレート 5 脚 6 キャスター 12 係合凹部 13 キャスター押え

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 グランドピアノの複数の脚の下端部がそ
    れぞれ係合可能な複数の係合凹部を形成した可動プレー
    トで構成されていることを特徴とするグランドピアノの
    耐震装置。
  2. 【請求項2】 前記複数の脚が下端にキャスターをそれ
    ぞれ有し、前記係合凹部は、前記キャスターが係合でき
    るように形成されていることを特徴とする、請求項1に
    記載のグランドピアノの耐震装置。
  3. 【請求項3】 前記可動プレートに、前記係合凹部から
    の前記キャスターの離脱を阻止するキャスター押えが取
    り付けられていることを特徴とする、請求項2に記載の
    グランドピアノの耐震装置。
JP7264774A 1995-09-19 1995-09-19 グランドピアノの耐震装置 Withdrawn JPH0981120A (ja)

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JP7264774A JPH0981120A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 グランドピアノの耐震装置

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JP7264774A JPH0981120A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 グランドピアノの耐震装置

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JPH0981120A true JPH0981120A (ja) 1997-03-28

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ID=17408010

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JP7264774A Withdrawn JPH0981120A (ja) 1995-09-19 1995-09-19 グランドピアノの耐震装置

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JP (1) JPH0981120A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7287766B2 (en) 2005-07-05 2007-10-30 Grk Manufacturing Company Piano dolly
US7988161B2 (en) 2009-01-14 2011-08-02 Grk Manufacturing Co. Piano dolly

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7287766B2 (en) 2005-07-05 2007-10-30 Grk Manufacturing Company Piano dolly
US7988161B2 (en) 2009-01-14 2011-08-02 Grk Manufacturing Co. Piano dolly

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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20021203