JPH0981126A - 音符情報入力装置 - Google Patents

音符情報入力装置

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JPH0981126A
JPH0981126A JP8188157A JP18815796A JPH0981126A JP H0981126 A JPH0981126 A JP H0981126A JP 8188157 A JP8188157 A JP 8188157A JP 18815796 A JP18815796 A JP 18815796A JP H0981126 A JPH0981126 A JP H0981126A
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Takeshi Kikuchi
菊池  健
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 音符記号入力時の煩雑さを改善した音符情報
入力装置を提供することを目的とする。 【構成】 表示装置上に音符を表示し、前記表示された
音符上において線分を入力する。表示された音符のステ
ムと入力された線分とが交差するか否かを探査し、ステ
ムと線分とが交差していた場合は、前記表示された音符
に対して旗或いはビームが付加される。これにより音符
のステムをまたぐように線分を入力するだけで音符に対
して旗やビームを付加することができる。また、右方向
に線分を描いた場合は旗やビームを音符に付加し、左方
向に線分を描いた場合は旗やビームが消去される。ま
た、旗やビームのみをまたぐように線分を描いた場合
は、該旗やビームが消去される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は自動演奏や楽譜印
刷等に用いる音符情報を入力する音符情報入力装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、音符情報入力装置としては、ディ
スプレイ上に複数表示された音符記号の内のいずれかを
ポインティングデバイスを用いて選択し、選択した音符
記号を五線譜上に張り付けていくことにより音符情報を
入力するものがあった(例えば特公平3−24679号
公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】入力する音符記号は1
種類ではないため、音符種類を逐次変更しながら入力を
する必要があるが、従来の装置においては、音符種類を
変更する度に音符を選択するための音符記号表示領域と
五線譜との間でポインティングデバイスを移動させなけ
ればならず、その操作が煩雑であった。また、入力した
複数の音符記号をビームで連結する場合、連結すべき複
数の音符記号をポインティングデバイスの操作によって
選択し、その後、選択した複数の音符記号をビームで連
結するための指令を与えることにより該操作を実行して
いたので、操作が煩雑であった。また、入力間違い等に
より、一旦入力した音符記号を他の音符記号に変更する
場合や、ビームで連結した複数の音符記号を再び切り離
す場合などの操作も、大変面倒であった。この発明は上
述した音符記号入力時の煩雑さを改善した音符情報入力
装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明の音符情報入力
装置は、表示装置と、前記表示装置上に音符を表示する
音符表示手段と、前記表示装置上において線分を入力し
描画する線分入力手段と、表示された音符のステムと入
力された線分とが交差するか否かを探査する探査手段
と、探査手段の探査結果に応じて、前記表示された音符
に対して旗或いはビームを付加する付加手段とを備えた
ことを特徴とする。表示装置上において音符が表示され
る。表示装置上にて、該音符のステムと交差するように
線分を描くと、該音符に対して旗或いはビームが付加さ
れ、音符長が変化する。このとき、線分と交差するステ
ムの数に応じて旗が付加されるかビームが付加されるか
が決定されるようにしてもよい。また、音符のステムと
線分が交差したとき、該音符の表示形態を変更するよう
にしてもよい。
【0005】またこの発明の音符情報入力装置は、表示
装置と、前記表示装置上に音符を表示する音符表示手段
と、前記表示装置上において線分を入力し描画する線分
入力手段と、前記入力された線分の入力方向を検出する
検出手段と、表示された音符のステムと入力された線分
とが交差するか否かを探査する探査手段と、前記検出手
段の検出結果と前記探査手段の探査結果に応じて、線分
の入力方向が第1の方向であったときは、前記表示され
た音符に対して旗或いはビームを付加し、線分の入力方
向が第2の方向であったときは、前記表示された音符に
対して既に付加されている旗或いはビームを消去する制
御手段とを備えたことを特徴とする。表示装置上におい
て音符が表示される。表示装置上にて、該音符のステム
と交差するように第1の方向(例えば右方向)に線分を
描くと、該音符に対して旗或いはビームが付加され、音
符長が変化する。また、第2の方向(例えば左方向)に
線分を描くと、該音符に対して既に付加されている旗或
いはビームが消去され、音符長が変化する。
【0006】またこの発明の音符情報入力装置は、表示
装置と、前記表示装置上に音符を表示する音符表示手段
と、前記表示装置上において線分を入力し描画する線分
入力手段と、表示された音符の旗或いはビームと入力さ
れた線分とが交差するか否かを探査する探査手段と、前
記探査手段の探査結果に応じて、前記表示された音符に
対して既に付加されている旗或いはビームを消去する消
去手段とを備えたことを特徴とする。表示装置上におい
て音符が表示される。表示装置上にて、該音符の旗或い
はビームと交差するように線分を描くと、該音符に対し
て既に付加されている旗或いはビームが消去され、音符
長が変化する。
【0007】
【発明の実施の形態】まず、この発明の第1の実施の形
態について説明する。図3は本発明の音符情報入力装置
の概略ブロック図である。CPU(中央処理装置)1は
装置全体の動作を制御するものであり、ROM(リード
・オンリィ・メモリ)3に記憶された制御プログラムに
したがって処理を実行する。また、CPU1と各部とは
バス2を介して接続されており、各種データの送受が行
われる。RAM(ランダム・アクセス・メモリ)4はC
PU1による処理時において発生する各種データを一時
的に記憶するバッファ、レジスタ、フラグ等の領域が設
けられているとともに、入力された音符情報を記憶する
領域も設けられている。タイマ11はCPU1に対して
割り込み信号を供給するもので、CPU1はこの割り込
み信号の発生に従って各種処理を実行する。
【0008】鍵盤6は多数(たとえば61個)の鍵を有
するものであり、演奏者によって鍵が操作されると、そ
の操作を押鍵検出回路5が検出し、バス2を介してCP
U1へ操作情報が出力される。CPU1は、鍵操作情報
にもとづいてノートオン、ノートオフ等のノートデータ
を作成し、バス2を介して音源回路12へ出力する。ま
た、自動演奏時には、RAM4に記憶された音符情報に
基づいてノートデータが作成され、バス2を介して音源
回路12へ出力される。音源回路12においては供給さ
れたノートデータにもとづいて楽音波形信号を形成す
る。音源回路の方式としては、波形メモリ読み出し方
式、FM(周波数変調)方式や物理モデルシミュレーシ
ョン方式、高調波合成方式、フォルマント合成方式、V
CO+VCF+VCAのアナログシンセサイザ方式等、
周知の方式が用いられる。音源回路12において形成さ
れた楽音波形信号は、効果回路13においてリバーブや
コーラス等の音響効果が付与された後、サウンドシステ
ム14へ供給され、楽音が発生される。この音源回路や
効果回路は、専用のハードウェアを用いて構成するもの
に限らず、DSP(デジタル・シグナル・プロセッサ)
+マイクロプログラムを用いて構成するようにしてもよ
いし、CPU+波形処理ソフトウェアのプログラムで構
成するようにしてもよい。
【0009】8はスイッチ群であり、音符情報の入力等
に関する多数のスイッチを有する。これらスイッチの操
作はスイッチ検出回路7によって検出され、操作情報が
バス2を介してCPU1へ供給される。CPU1は供給
されたスイッチ情報に従って各種機能を実行する。10
は液晶ディスプレイやCRTディスプレイ等からなる表
示回路であり、五線譜や入力された音符記号等の各種デ
ータを表示する。9はポインティングデバイスとして用
いられるマウスであり、ディスプレイ上の所望の位置を
指定するのに用いられる。このマウスには2つのボタン
が設けられている。なお、マウスの代わりにパッドやト
ラックボール、タッチパネル、電子ペン等のポインティ
ングデバイスを用いてもよい。
【0010】HDD(ハードディスク・ドライブ)15
は、制御プログラムや各種データを記憶しておく記憶装
置である。ROM3に制御プログラムが記憶されていな
い場合、このHDD15内のハードディスクに制御プロ
グラムを記憶させておき、それをRAM4に読み込むこ
とにより、ROM3に制御プログラムを記憶している場
合と同様の動作をCPU1にさせることができる。この
ようにすると、制御プログラムの追加やバージョンアッ
プ等が容易に行える。FDD(フロッピィ・ディスク・
ドライブ)16は、挿入されたフロッピィ・ディスクへ
と音符情報を記録したり、フロッピィ・ディスクから各
種データを読み込むのに用いられる。フロッピィ・ディ
スクから読み込まれた各種データは、前述のHDD15
やRAM4へと格納される。CD−ROM(コンパクト
ディスク−リード・オンリィ・メモリ)ドライブ17
は、該ドライブに挿入されたCD−ROMに記憶されて
いる制御プログラムや各種データを読み出す装置であ
る。読み出した制御プログラムや各種データは、HDD
15内のハードディスクに記憶される。これにより、制
御プログラムの新規インストールやバージョンアップ等
が容易に行える。なお、これらFDD16やCD−RO
Mドライブ17以外にも、外部記憶装置として光磁気デ
ィスク(MO)装置等、様々な形態のメディアを利用す
るための装置を設けるようにしてもよい。
【0011】18はMIDI(ミュージカル・インスト
ゥルメント・ディジタル・インターフェース)インター
フェース(I/F)であり、外部電子楽器等の他のMI
DI機器20とデータのやりとりを行うものである。通
信インターフェース19はLAN(ローカル・エリア・
ネットワーク)やインターネット、電話回線等の通信ネ
ットワーク21に接続されており、該通信ネットワーク
21を介して、サーバコンピュータ22と接続される。
前記HDD15内に制御プログラムや各種データが記憶
されていない場合、サーバコンピュータ22から制御プ
ログラムや各種データをダウンロードするために用いら
れる。クライアントとなる本装置は、通信インターフェ
ース19及び通信ネットワーク21を介してサーバコン
ピュータ22へと制御プログラムや各種データのダウン
ロードを要求するコマンドを送信する。サーバコンピュ
ータ22は、このコマンドを受け、要求された制御プロ
グラムや各種データを、通信ネットワーク21を介して
本装置へと配信し、本装置が通信インターフェース19
を介して、これら制御プログラムや各種データを受信し
てHDD15等に蓄積することにより、ダウンロードが
完了する。このほか、プリンタ等とデータのやり取りを
行うためのインターフェースを設けるようにしてもよ
い。
【0012】図1及び図2は表示回路10に表示される
音符表示の例を示すものである。図1(A)はマウス9
の操作により五線譜(図示せず)上に四分音符が2つ張
り付けられた状態である。この音符記号の張り付けは、
従来の装置と同様の処理により行われる。図1(B)は
四分音符のステム近傍(カーソルで示した位置)でマウ
ス9のボタン(例えば左側のボタン)を押した状態であ
る。図1(B)において、×印でマウス9のボタンが押
されたことが示されている。この状態からボタンを押し
たままマウスを右方向へと移動させると、ボタンを押し
た位置とカーソル位置とが線分で結ばれる。そして、1
つの四分音符のステムをまたぐ位置までカーソルを動か
す(図1(C))。ボタンをオンした位置とカーソル位
置とを結ぶ線分が四分音符のステムをまたぐと、該四分
音符の色が黒色から赤色に変更される(図1(C)では
斜線及び破線で色が赤色に変更されたことを表してい
る)。この状態でマウス9のボタンをオフすると(図1
(D))、赤色に変更された四分音符に旗が付加され、
四分音符から八分音符に変更される。それと同時に、音
符の色が赤色から黒色に戻され、線分が消去される。こ
のように、マウスの操作により描かれた線分が1つの四
分音符のステムをまたぐことにより、旗が付加され、音
符長が変更される。なお、八分音符の状態で線分がステ
ムをまたぐと、旗が1つ追加されて十六分音符に変化
し、同様に、十六分音符の状態で線分がステムをまたぐ
と、旗がさらに1つ追加されて三十二分音符に変化す
る。付加された旗は、旗をカーソルで指定した後、右側
のボタンを押す(すなわち、右ボタンは消去指示ボタン
として働く)、或いは、旗をカーソルで指定した後、左
側のボタンを押し、その後スイッチ8の操作により消去
指示をする等で消去できるようにしてもよい。
【0013】図2(A)に示すように、マウス9のボタ
ンを押したまま複数(この例では2つ)の音符のステム
をまたぐようにマウスを操作してカーソルを移動させ、
複数の音符が黒色から赤色に変化した状態(図2(A)
では斜線及び破線で色が変更されたことを表している)
でマウス9のボタンをオフすると、図2(B)に示すよ
うに、複数の音符の間がビーム(連桁)で連結され、音
符長が四分音符から八分音符へと変化する。それと同時
に、音符の色が赤色から黒色に戻され、線分が消去され
る。複数の音符がビームで連結された状態で更に複数の
音符のステムをまたぐように線分を描くと、ビームが更
に付加される。また、図2(C)に示すようにビームに
より連結された複数音符の内の全体数よりも少ない数の
音符のステムをまたぐように線分を描いた場合は、全体
数の内の線分がまたいだ数の音符だけに、ビームが付加
される(図2(D))。付加されたビームは、ビームを
カーソルで指定した後、右側のボタンを押す(すなわ
ち、右ボタンは消去指示ボタンとして働く)、或いは、
ビームをカーソルで指定した後、左側のボタンを押し、
その後スイッチ8の操作により、消去指示をする等で消
去できるようにしてもよい。
【0014】このように音符のステムをまたぐようにし
て線分を描くことにより旗やビームを付加できるので、
音符種類を音符表示部から選択する従来の装置に比べて
マウス等のポインティングデバイスの移動距離が少なく
て済み、楽譜を手書きするときの感覚に近い形で音符情
報を入力することができる。また、1種類の音符(四分
音符)を次々と五線譜上に並べていき、後から旗やビー
ムを付加することによって音符長を決定することができ
るので、1音1音、音符長を選択して五線譜上の並べて
いく従来の装置に比べて、すばやく音符情報を入力する
ことが可能となる。なお、二分音符や全音符、付点のつ
いた音符などは、従来の装置の手法(音符表示部から音
符種類を選択する手法など)をそのまま用いることがで
きる。このようにして旗やビームが付加された音符情報
は、RAM4或いはHDD15等の記憶装置に記憶さ
れ、従来の装置と同様に自動演奏や楽譜印刷等に利用さ
れる。
【0015】図4は上述した音符情報入力装置を実現す
るためにCPU1が実行する処理を示すマウス処理のフ
ローチャートである。この処理はタイマ割り込みにより
一定時間(例えば10ms)毎に実行される。CPU1
はマウス9のボタンのオン操作があったことを検出する
と(SA1)、ボタンが押されたことを示すボタンオン
フラグを「1」にセットし(SA2)、その時点での指
示座標(X,Y)をカーソル初期座標(X0,Y0)と
して記憶し、マウスボタンが押されたことを示す「×」
印が表示される(SA3)。マウス9の移動が検出され
ると(SA4)、マウス移動処理(SA5)を実行す
る。マウスの移動が検出されなかったときは、SA6へ
進む。
【0016】図5は上述したSA5のマウス移動処理の
詳細を示すフローチャートである。カーソルの表示位置
をその時点での指示座標(X,Y)へ移動させ(SB
1)、ボタンオンフラグが「1」の状態であるか否かを
判断し(SB2)、YESであればカーソル初期座標
(X0,Y0)とその時点での指示座標(X,Y)の間
を線分で結び(SB3)、該線分と交わる音符のステム
を探査し、該当する音符があれば該当する音符の色をそ
れまでの黒色から赤色に変更し、リターンする(SB
4)。SB2でNOと判断された場合、直ちにリターン
する。
【0017】図4へ戻り、マウス9のボタンのオフを検
出すると(SA6)、マウスボタンオフ処理(SA7)
を実行する。マウスボタンのオフが検出されなかったと
きは、直ちにリターンする。図6は上述したSA7のマ
ウスボタンオフ処理の詳細を示すフローチャートであ
る。まず、その時点で赤色に変更されている音符の数を
チェックし(SC1)、1つもなければ描かれている線
分を消去する(SC2)。1つであれば該音符のステム
に旗を1つ付加する(SC3)。ただし、既にビームで
連結されている音符の場合には、旗は付加しない。2つ
以上の音符が赤色に変更されているときは、赤色に変更
されている複数の音符のステムをビームで連結する(S
C4)。ただし、既に旗が付加されている場合には、ビ
ームでの連結は行わない。そして、音符の色をもとの黒
色に戻し、マウス操作によって描かれた線分を消去し
(SC5)、ボタンオンフラグを「0」にリセットし、
「×印」を消去する(SC6)。
【0018】なお、上述した実施例においては、マウス
9のボタンを押した時点のカーソルの座標とボタンをオ
フした時点のカーソルの座標を線分で結び、該線分と音
符のステムが交わっていたら、旗或いはビームを付加す
るようにしたが、マウス9のボタンを押した時点からボ
タンをオフした時点までのカーソルの移動軌跡を描き、
該軌跡と音符のステムが交わっていたら、旗或いはビー
ムを付加するようにしてもよい。すなわち、軌跡も短い
線分の集合と考えることができる。また、旗が付加され
る場合とビームが付加される場合とで表示形態を異なら
せるようにしてもよい。例えば線分がステムをまたいだ
数が1つの場合は音符の色を赤色に変更し、2つ以上の
場合は青色に変更するというようにしてもよい。
【0019】次に、本発明の第2の実施の形態について
説明する。図7及び図8は表示回路10に表示される音
符表示の例を示すものである。図7(A)はマウス9の
操作により五線譜(図示せず)上に四分音符が2つ張り
付けられ、このうちの1つの四分音符のステム近傍(カ
ーソルで示した位置)でマウス9のボタン(例えば左側
のボタン)を押した状態である。×印でマウス9のボタ
ンが押されたことが示されている。この状態からボタン
を押したままマウスを右方向へと移動させ、1つの四分
音符のステムをまたぐ位置までカーソルを動かす。ボタ
ンをオンした位置とカーソル位置とを結ぶ線分が1つの
四分音符のステムをまたぐと、該四分音符に付加すべき
旗が、赤色にて表示される(図7(B)では破線で色が
赤色であることを表している)。この状態でマウス9の
ボタンをオフすると、赤色で表示されていた旗の色が黒
に変更され、四分音符から八分音符に変更される(図7
(C))。それと同時に、線分が消去される。このよう
に、マウスを右方向へ移動させる操作により描かれた線
分が1つの四分音符のステムをまたぐことにより、旗が
付加され、音符長が変更される。なお、マウスを右方向
へ移動させる操作により、八分音符のステムを線分がま
たぐと、旗が1つ追加されて十六分音符に変化し、同様
に、十六分音符のステムを線分がまたぐと、旗がさらに
1つ追加されて三十二分音符に変化する。
【0020】図7(D)は八分音符のステム近傍(カー
ソルで示した位置)でマウス9のボタン(例えば左側の
ボタン)を押した状態である。×印でマウス9のボタン
が押されたことが示されている。この状態からボタンを
押したままマウスを左方向へと移動させ、1つの八分音
符のステムをまたぐ位置までカーソルを動かす(図7
(E))。左方向への移動により、ボタンをオンした位
置とカーソル位置とを結ぶ線分が1つの八分音符のステ
ムをまたぐと、該八分音符の旗の色が、青色に変更され
る(図7(E)では一転鎖線で色が青色であることを表
している)。この状態でマウス9のボタンをオフする
と、青色で表示されていた旗の色が黒に変更され、八分
音符から四分音符に変更される(図7(F))。それと
同時に、線分が消去される。このように、マウスを左方
向へ移動させる操作により描かれた線分が1つの八分音
符のステムをまたぐことにより、旗が消去され、音符長
が変更される。なお、マウスを左方向へ移動させる操作
により、三十二分音符のステムを線分がまたぐと、旗が
1つ消去されて十六分音符に変化し、同様に、十六分音
符のステムを線分がまたぐと、旗がさらに1つ消去され
て八分音符に変化する。三十二分音符よりも短い音符長
においても同様の動作をする。
【0021】図8(A)は、前述の図7(A)と同様に
四分音符のステム近傍(カーソルで示した位置)でマウ
ス9のボタン(例えば左側のボタン)を押した状態であ
る。×印でマウス9のボタンが押されたことが示されて
いる。図8(B)に示すように、マウス9のボタンを押
したまま複数(この例では2つ)の音符のステムをまた
ぐようにマウスを右方向へと操作してカーソルを移動さ
せると、複数の音符に付加すべきビームが赤色で表示さ
れる(図8(B)では破線で色が赤色であることを表し
ている)。この状態でマウス9のボタンをオフすると赤
色で表示されていたビームの色が黒に変化し、音符長が
四分音符から八分音符へと変化する(図8(C))。そ
れと同時に、線分が消去される。このように、マウスを
右方向へ移動させる操作により描かれた線分が複数の音
符のステムをまたぐことにより、ビームが付加され、音
符長が変更される。
【0022】図8(D)は、ビームで連結された八分音
符のステム近傍(カーソルで示した位置)でマウス9の
ボタン(例えば左側のボタン)を押した状態である。×
印でマウス9のボタンが押されたことが示されている。
図8(E)に示すように、マウス9のボタンを押したま
まビームで連結された複数(この例では2つ)の音符の
ステムをまたぐようにマウスを左方向へと操作してカー
ソルを移動させると、ビームの色が青色に変化する(図
8(E)では一点線で色が青色であることを表してい
る)。この状態でマウス9のボタンをオフすると青色で
表示されていたビームが消去され、音符長が八分音符か
ら四分音符へと変化する(図8(F))。それと同時
に、線分が消去される。即ち、マウスを左方向へ移動さ
せる操作により描かれた線分が、ビームで連結された複
数の音符のステムをまたぐことにより、ビームが消去さ
れ、音符長が変更される。
【0023】このように音符のステムをまたぐようにし
て線分を描くときの操作方向によって、旗やビームを付
加するか、或いは消去するかを選択できるので、旗やビ
ームを消去するために、スイッチ操作等により消去指示
をする従来の装置に比べて、すばやく旗やビームを消去
することができる。また、旗やビームを追加した操作の
反対の操作によって旗やビームを消去することができる
ため、操作感覚が人間の感覚にマッチしており、大変使
い勝手がよい。
【0024】図9及び図10は第2の実施の形態におけ
るCPU1が実行する処理を示すマウス移動処理のフロ
ーチャートである。この処理は図4のSA5に対応する
処理である。図9において、カーソルの表示位置をその
時点での指示座標(X,Y)へ移動させ(SD1)、ボ
タンオンフラグが「1」の状態であるか否かを判断し
(SD2)、YESであればカーソル初期座標(X0,
Y0)とその時点での指示座標(X,Y)の間を線分で
結び(SD3)、該線分と交わる音符のステムを探査す
る(SD4)。SD2でNOと判断された場合、直ちに
リターンする。
【0025】SD5ではSD4における探査の結果、線
分と交わるステムの数がいくつあったかを判断し、1つ
もない(=0)時は直ちにリターンする。1つの時はカ
ーソルのX座標の初期位置と現在位置とを比較し、現在
位置が初期位置以上(YES)の時は右方向へのカーソ
ル移動と判断する。SD7では線分と交わったステムに
既にビームが付加されているか否かを判断し、付加され
ているときは該ステムには旗を付加しないので、直ちに
リターンする。ビームが付加されていないときは、該ス
テムに付加する旗を赤色で表示する(SD8)。SD6
の判断においてNOとされたときは左方向へのカーソル
移動と判断する。SD9で、該ステムには既に旗が付加
されているか否かを判断し、付加されていた場合にはS
D10にて該旗を青色に変化させ、消去する旨を操作者
に知らせる。
【0026】SD5において2つ以上のステムが線分と
交わると判断したときは、図10のSD11へ進み、カ
ーソルのX座標の初期位置と現在位置とを比較し、現在
位置が初期位置以上(YES)の時は右方向へのカーソ
ル移動と判断する。SD12では該複数のステムのいず
れかに既に旗が付加されているか否かを判断し、付加さ
れているときは該複数のステムにはビームを付加しない
ので、直ちにリターンする。旗が付加されていないとき
は、該複数のステムに付加するビームを赤色で表示する
(SD13)。SD11の判断においてNOとされたと
きは左方向へのカーソル移動と判断する。SD14で、
該複数のステムには既にビームが付加されているか否か
を判断し、付加されていた場合にはSD15にてビーム
で連結されている複数のステムと、今回線分と交わった
複数のステムとが同じステムであるか否かを判断する。
ステムの種類と数が一致していなければ同じとは判断し
ない。SD15の判断結果がYESならば、SD16に
て該ビームを青色に変化させ、消去する旨を操作者に知
らせる。複数ステムにビームが付加されていないとき、
或いは、ビームは付加されているが、ビームにより連結
されている複数ステムと今回線分と交わった複数ステム
が同じではないときは、ビームの消去は行わないため、
SD14或いはSD15において直ちにリターンする。
【0027】図11は第2の実施の形態におけるCPU
1が実行する処理を示すマウスボタンオフ処理のフロー
チャートである。この処理は図4のSA7に対応する処
理である。SE1において、赤色で表示された旗或いは
ビームの有無を判断し、赤色で表示された旗或いはビー
ムが有れば、それらの色を黒に変更し、旗或いはビーム
の付加を確定させるとともに、線分を消去する(SE
2)。一方、赤色で表示された旗或いはビームが無いと
きは、SE3にて青色で表示された旗或いはビームの有
無を判断し、青色で表示された旗或いはビームが有れ
ば、それらを消去するとともに、線分を消去する(SE
4)。青色で表示された旗或いはビームも無いときは、
SE5で線分を消去する。これらの後、ボタンオンフラ
グを0にリセットし、「×印」を消去する(SE6)。
なお、上述した第2の実施の形態においては、右方向へ
の移動により旗やビームを付加し、左方向の移動により
旗やビームを消去する例を示したが、右方向への移動に
より付加し、左方向の移動により消去としてもよい。
【0028】次に、本発明の第3の実施の形態について
説明する。図12及び図13は表示回路10に表示され
る音符表示の例を示すものである。図12(A)はマウ
ス9の操作により五線譜(図示せず)上に八分音符1つ
と四分音符が1つ張り付けられ、このうちの八分音符の
旗近傍(カーソルで示した位置)でマウス9のボタン
(例えば左側のボタン)を押した状態である。×印でマ
ウス9のボタンが押されたことが示されている。この状
態から図12(B)のようにボタンを押したままマウス
を右方向へと移動させ、八分音符の旗をまたぐ位置まで
カーソルを動かす。ボタンをオンした位置とカーソル位
置とを結ぶ線分が八分音符の旗をまたぐと、該旗が青色
にて表示される(図12(B)では一点鎖線で色が青色
であることを表している)。この状態でマウス9のボタ
ンをオフすると、青色で表示されていた旗が消去され、
八分音符から四分音符に変更される(図12(C))。
それと同時に、線分が消去される。即ち、マウスを移動
させる操作により描かれた線分が旗をまたぐことによ
り、旗が消去され、音符長が変更される。なお、十六分
音符等において、線分が複数の旗をまたいだ場合、該複
数の旗を全て消去してもよいし、1つのみを消去するよ
うにしてもよい。
【0029】図13(A)は、ビームで連結された八分
音符のビーム近傍(カーソルで示した位置)でマウス9
のボタン(例えば左側のボタン)を押した状態である。
×印でマウス9のボタンが押されたことが示されてい
る。図13(B)に示すように、マウス9のボタンを押
したままビームをまたぐようにマウスを操作してカーソ
ルを移動させると、ビームの色が青色に変化する(図1
3(B)では一点線で色が青色であることを表してい
る)。この状態でマウス9のボタンをオフすると青色で
表示されていたビームが消去され、音符長が八分音符か
ら四分音符へと変化する。それと同時に、線分が消去さ
れる。即ち、マウスを移動させる操作により描かれた線
分が、ビームをまたぐことにより、ビームが消去され、
音符長が変更される。このように旗やビームをまたぐよ
うに線分を描くことにより、旗やビームが消去されるの
で、人間の「消す」という感覚にマッチしており、大変
使い勝手がよい。
【0030】図14及び図15は第3の実施の形態にお
けるCPU1が実行する処理を示すマウス移動処理のフ
ローチャートである。この処理は図4のSA5に対応す
る処理である。図14において、カーソルの表示位置を
その時点での指示座標(X,Y)へ移動させ(SF
1)、ボタンオンフラグが「1」の状態であるか否かを
判断し(SF2)、YESであればカーソル初期座標
(X0,Y0)とその時点での指示座標(X,Y)の間
を線分で結び(SF3)、該線分と交わる音符のステ
ム、旗、ビームを探査する(SF4)。SF2でNOと
判断された場合、直ちにリターンする。
【0031】SF5では、SF4における探査の結果、
線分と交わるのがステムのみであるか否かを判断する。
ステムのみであった場合、SF6にて該当ステムの数が
いくつあったかを判断し、1つの時はSF7へ進み、線
分と交わったステムに既にビームが付加されているか否
かを判断し、付加されているときは該ステムには旗を付
加しないので、直ちにリターンする。ビームが付加され
ていないときは、該ステムに付加する旗を赤色で表示す
る(SF8)。SF6の判断において該当ステム数が2
以上であると判断されたとき、SF9において該ステム
のいずれかに既に旗が付加されているか否かを判断し、
付加されていなければ、SF10にて該複数のステムに
付加するビームを赤色で表示する。該当ステム数が2以
上有っても、それらのステムのうちの少なくとも1つに
既に旗が付加されていた場合、ビームは付加しないの
で、SF9においてYESと判断されたときは直ちにリ
ターンする。
【0032】SF4における探査の結果、線分と交わる
のがステムのみではないと判断したときは、図15に示
すSF11へと進む。SF11においては、線分と交わ
るのが旗のみであるか否かを判断し、旗のみであった場
合は、SF12で該旗を青色に変化させ、消去する旨を
操作者に知らせる。SF11において、線分と交わるの
が旗のみではないと判断したときは、SF13へ進み、
線分と交わるのがビームのみであるか否かを判断し、ビ
ームのみであった場合は、SF14で該ビームを青色に
変化させ、消去する旨を操作者に知らせる。SF13で
NOと判断されるのは、線分と交わるステム、旗、ビー
ムの何れもない場合、或いはステム、旗、ビームのうち
の複数と同時に交わっている状態であり、これらの場合
は、旗或いはビームの付加、又は消去は行わず、直ちに
リターンする。この後、マウスボタンのオフが検出され
たときは、前述の図11に示したマウスボタンオフ処理
(2)と同じ処理を実行することにより、旗或いはビー
ムの付加、又は消去が確定される。
【0033】以上のようにして、本実施例においては、
表示されている音符上で線分を描き、該線分が音符のス
テムをまたいでいるときは旗或いはビームが音符に付加
される。このとき、旗やビームが付加される音符につい
ては表示状態(色)が変化するため、どの音符に旗やビ
ームが付加されるのかが一目でわかる。
【0034】また、表示形態の変更は、色の変更に限ら
ないことはいうまでもない。例えば、図1、図2、図
7、図8、図12、図13において図示したように、斜
線や破線、一点鎖線等により状態が変化することを表示
してもよい。さらに、本発明による旗やビームの付加動
作を無効化する、いわゆるアンドゥ動作ができるように
してもよい。また、パソコンとソフトウェアという構成
により本発明を構成するようにしてもよい。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によればデ
ィスプレイ上に表示されている音符のステムをまたぐよ
うにして線分を描くだけで旗やビームを付加することが
できるので、多くの種類の音符を入力する際のポインテ
ィングデバイスの操作量が少なくなるという効果があ
る。また、紙の上で楽譜を描く状態に近い形式で音符情
報を入力することができ、入力操作が直感的にわかりや
すいという効果もある。また、音符のステムをまたぐよ
うにして線分を描く時の方向によって、旗やビームを付
加したり、消去したりすることができるので、ポインテ
ィングデバイスの移動量が少なくてすみ、入力間違いを
した際の訂正が容易である。また、入力時と反対の操作
で旗やビームの消去が可能なため、操作方法が人間の感
覚にマッチしており、使いやすいという効果もある。ま
た、音符に付加されている旗やビームをまたぐようにし
て線分を描くだけで、旗やビームを消去することができ
るので、ポインティングデバイスの移動量が少なくてす
み、入力間違いをした際の訂正が容易である。また、旗
やビームを横切るように線分を描くため、操作方法が
「消去する」という人間の感覚にマッチしており、使い
やすいという効果もある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態において音符に旗
を付加する場合の表示例を示す図である。
【図2】 本発明の第1の実施の形態において音符にビ
ームを付加する場合の表示例を示す図である。
【図3】 本発明の第1の実施の形態における概略ブロ
ック図を示す図である。
【図4】 本発明の第1の実施の形態におけるマウス処
理のフローチャートを示す図である。
【図5】 本発明の第1の実施の形態におけるマウス移
動処理のフローチャートを示す図である。
【図6】 本発明の第1の実施の形態におけるマウスボ
タンオフ処理のフローチャートを示す図である。
【図7】 本発明の第2の実施の形態において音符に旗
を付加する、或いは旗を消去する場合の表示例を示す図
である。
【図8】 本発明の第2の実施の形態において音符にビ
ームを付加する、或いはビームを消去する場合の表示例
を示す図である。
【図9】 本発明の第2の実施の形態におけるマウス移
動処理のフローチャートを示す図である。
【図10】 本発明の第2の実施の形態におけるマウス
移動処理のフローチャートを示す図である。
【図11】 本発明の第2の実施の形態におけるマウス
ボタンオフ処理のフローチャートを示す図である。
【図12】 本発明の第3の実施の形態において音符か
ら旗を消去する場合の表示例を示す図である。
【図13】 本発明の第3の実施の形態において音符か
らビームを消去する場合の表示例を示す図である。
【図14】 本発明の第3の実施の形態におけるマウス
移動処理のフローチャートを示す図である。
【図15】 本発明の第3の実施の形態におけるマウス
移動処理のフローチャートを示す図である。
【符号の説明】
1…CPU、3…ROM、4…RAM、6…鍵盤、8…
スイッチ、9…マウス、10…表示回路、12…音源回
路、15…HDD、16…FDD、17…CD−RO
M、18…MIDIインターフェース、19…通信イン
ターフェース

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表示装置と、 前記表示装置上に音符を表示する音符表示手段と、 前記表示装置上において線分を入力し描画する線分入力
    手段と、 表示された音符のステムと入力された線分とが交差する
    か否かを探査する探査手段と、 前記探査手段の探査結果に応じて、前記表示された音符
    に対して旗或いはビームを付加する付加手段とを備えた
    音符情報入力装置。
  2. 【請求項2】 前記付加手段は線分と交差した音符のス
    テムの数に応じて旗を付加するかビームを付加するかを
    決定するものである請求項1に記載の音符情報入力装
    置。
  3. 【請求項3】 さらに前記探査手段により音符のステム
    と線分とが交差していることが探査されたとき、該音符
    の表示形態を変更する表示変更手段を有する請求項1に
    記載の音符情報入力装置。
  4. 【請求項4】 表示装置と、 前記表示装置上に音符を表示する音符表示手段と、 前記表示装置上において線分を入力し描画する線分入力
    手段と、 前記入力された線分の入力方向を検出する検出手段と、 表示された音符のステムと入力された線分とが交差する
    か否かを探査する探査手段と、 前記検出手段の検出結果と前記探査手段の探査結果に応
    じて、線分の入力方向が第1の方向であったときは、前
    記表示された音符に対して旗或いはビームを付加し、線
    分の入力方向が第2の方向であったときは、前記表示さ
    れた音符に対して既に付加されている旗或いはビームを
    消去する制御手段とを備えた音符情報入力装置。
  5. 【請求項5】 表示装置と、 前記表示装置上に音符を表示する音符表示手段と、 前記表示装置上において線分を入力し描画する線分入力
    手段と、 表示された音符の旗或いはビームと入力された線分とが
    交差するか否かを探査する探査手段と、 前記探査手段の探査結果に応じて、前記表示された音符
    に対して既に付加されている旗或いはビームを消去する
    消去手段とを備えた音符情報入力装置。
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