JPH0981632A - 情報公開装置 - Google Patents

情報公開装置

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JPH0981632A
JPH0981632A JP23580595A JP23580595A JPH0981632A JP H0981632 A JPH0981632 A JP H0981632A JP 23580595 A JP23580595 A JP 23580595A JP 23580595 A JP23580595 A JP 23580595A JP H0981632 A JPH0981632 A JP H0981632A
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JP
Japan
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user
response
emotion
information
dialogue
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Pending
Application number
JP23580595A
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English (en)
Inventor
Yasuyo Shibazaki
靖代 芝崎
Miyoshi Fukui
美佳 福井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Priority to US08/619,824 priority patent/US5918222A/en
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  • Digital Computer Display Output (AREA)
  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ユーザの感情を考慮した自然で円滑な対話を実
現することにより、ユーザの精神的負担を軽減すること
を可能する情報公開装置を提供する。 【解決手段】テキスト、音声、画像およびポインティン
グ位置を含む複数の形態のデータを入力し、この入力し
たデータからユーザの意図および感情情報を抽出し応答
プランを作成してユーザへの応答を生成する情報公開装
置において、応答プラン作成部105の内部状態と、ユ
ーザの意図ならびに感情情報と、作成された応答プラン
の種別を含む対話状況情報の時間軸上の推移とからユー
ザの感情状態を認識するユーザ感情認識部106を具備
し、応答プラン作成部が、ユーザ感情認識部106の認
識結果にしたがって応答戦略を選択または変更し、その
応答戦略に合致した応答プランを作成することを特徴と
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、個人の所有するデ
ータを他人に公開する情報公開装置に係り、特にユーザ
である他人の意図と感情とを認識して適切な応答を行な
う情報公開装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、自然言語インタフェース/ マルチ
モーダルインタフェースなど、人間が有する情報伝達手
段を複数採用したヒューマンインタフェースの構築が盛
んに行なわれてきている。
【0003】こうしたメディアの種類もさることなが
ら、対話を効率的に進める要因として話者間の感情伝達
が果たす役割が大きい。実際、電子メールのやりとり
で、話者間の文脈認識・発話意図解釈のズレから対話が
平行線を辿る例が少なくないという現状は、話者の心理
状況あるいは感情の抽出/認識/伝達を支援する装置の
必要性を表している。
【0004】音声の意図・感情情報の認識理解や合成に
ついては、金澤等( 電子情報通信学会論文集D-II, Vol.
J77-D-II, No.8, pp.1512-1521) の研究やCahn等("Gene
rating Expression in Synthesized Speech", Technic
al Report, MassachusettInstitute of Technology, 19
90)の研究が既に報告されている。
【0005】これらは、音声信号のピッチやアクセント
等の「音声律情報」に注目して、怒り、喜び、悲しみ、
同意、感心、つなぎ等の意図や感情情報を認識理解した
り生成したりするものである。
【0006】また、テキスト中の感情を表現する文字列
から感情を認識する試みもある。藤本等によって、単語
単位の感情情報を数量化して登録した感情辞書を用いて
単語列に含まれる感情情報を抽出する方式(特公平6−
82376)や、さらに構文解析結果に基づき前記感情
情報を変換する規則をもつ方式(特公平6−8237
7)等が提案されている。
【0007】しかし、これらは、一文あるいは一発話に
含まれる感情を抽出するものであり、対話を通じてユー
ザの感情を認識するものではない。実際には、同じ発話
や言語表現を用いても、状況に応じてユーザの感情は違
うことが多い。また、ユーザによっても感情を表す発話
や言語表現は異なる。
【0008】これに対して、物語の記述から登場人物の
感情を認識する試みもある。W.G.Lehnert 等("The Role
of Affect in Narrative Structure", Cognition and
Emotion, 1987, pp. 299- 322)の研究や、M.G.Dyer("Em
otions and their Computations: Three Computer Mod
els",1987,Lawrence Erlbaum Associates Limited)の研
究が報告されている。これらは自然言語で記述された文
章から状況を認識し、登場人物の感情状態を推論するも
のである。しかし、感情を表す言語表現や状況は物語の
記述から抽出され、登場人物の発話や対話の内容のみを
用いた感情や状況の認識は行なわれていない。
【0009】談話構造モデルをもちユーザの発話意図に
対して適切な応答を生成する対話システムの研究も行わ
れている。テキストの対話では、住田等( 「質問応答シ
ステムにおける応答の自然性に関する考察」, 信学技報
NLC86-16, pp.25-32, 1986)や浮田等( 「自然言語入力
による機器操作案内システム」, 信学技報OS88-18, pp.
13-18,1988) の研究、音声では、荒木等( 「対話の構造
と単語の概念を利用した発話の理解」、情報処理学会第
42回全国大会,3, pp. 61-62 ,1991)の研究等がある。こ
れらは、ユーザの発話あるいは入力テキストから状況に
応じたユーザの意図認識を行ない適切な応答を生成する
ことを目的とするものである。しかし、ユーザの感情認
識は行なっていない。
【0010】さらに、特願平7−86266に記載され
た情報公開装置及びマルチモーダル情報入出力システム
では、感情認識は1 文あるいは1 発話に含まれる感情情
報を利用して決定しているが、対話の状況に関する情報
は利用していない。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来の情
報公開装置には、ユーザの感情を対話の状況に基づいて
解析する手段がなかった。このため、ユーザの感情を考
慮した応答生成が困難になり、対話がちぐはぐになって
ユーザの意図が正しく理解できないなど、ユーザに無用
な精神的負担を与えていた。
【0012】本発明は、このような実情に鑑みてなされ
たものであり、対話の状況にしたがって発話者の感情を
認識し、ユーザの感情を考慮した自然で円滑な対話を実
現することにより、ユーザの精神的負担を軽減すること
を可能する情報公開装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、テキスト、音
声、画像およびポインティング位置を含む複数の形態の
データを入力する入力手段と、この入力手段により入力
されたデータからユーザの意図および感情情報を抽出す
る抽出手段と、この抽出手段の抽出結果に基づいて応答
プランを作成する応答プラン作成手段と、この作成され
た応答プランに基づいて前記ユーザへの応答を生成する
応答生成手段とを有する情報公開装置において、前記応
答プラン作成手段の内部状態、前記抽出されたユーザの
意図ならびに感情情報、および前記作成された応答プラ
ンの種別を含む対話状況情報の時間軸上の推移から前記
ユーザの感情状態を認識する感情認識手段を具備し、前
記応答プラン作成手段は、前記感情認識手段の認識結果
にしたがって応答戦略を選択または変更し、その応答戦
略に合致した応答プランを作成することを特徴とする。
【0014】本発明によれば、音声、テキストおよび画
像などの複数形態の入力と、対話の状況とからユーザの
感情状態を認識し、適切な応答をすることが可能とな
る。すなわち、本発明によれば、ユーザが怒っている状
態の場合は、「平謝り」、「仲裁」、「喧嘩の買い言
葉」など、焦っている場合は、「迅速な対応」、「他の
手段の紹介」など、ユーザをプラスやマイナスの感情へ
導く応答を生成することができる。これにより、ユーザ
への応答のバリエーションを多数生成しうる場面におい
て、従来、画一的あるいはランダムに決定されていた応
答を、ユーザの感情を鑑みて決定することができ、より
自然な応答生成が実現できる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を説明する。
【0016】(第1実施形態)まず、本発明の第1実施
形態を説明する。
【0017】図1は第1実施形態の情報公開装置の機能
ブロック図である。
【0018】図1に示したように、同実施形態の情報公
開装置10は、入力部101、データ記憶部102、デ
ータ検索管理部103、要求受付部104、応答プラン
作成部105、ユーザ感情認識部106および応答生成
部107を有してなる。
【0019】入力部101は、テキスト、画像および音
声などといったユーザのデータを入力する。データ記憶
部102は、情報公開装置10にアクセスができるユー
ザのリスト、各ユーザの情報提供者との関係、ユーザの
応答規則(テキスト、音声など)、およびユーザの履歴
などを記憶する。データ検索管理部103は、データ記
憶部102に記憶されているデータからユーザ情報を取
り出す。
【0020】要求受付部104は、たとえばネットワー
クなどの通信手段を介して入力部101が入力したテキ
スト、画像および音などといったユーザのデータを受け
付けて、そのユーザの意図を抽出する。ユーザ感情認識
部106は、要求受付部104で抽出した意図と、要求
受付部104で受け付けたテキスト、画像および音声な
どのデータとからユーザの感情を抽出する。
【0021】応答プラン作成部105は、要求受付部1
04で抽出した意図とユーザ感情認識部106で抽出し
たユーザ感情とから応答プランを作成する。応答生成部
107は、応答プラン作成部105で作成した応答プラ
ンから応答を生成して出力する。
【0022】以下に同実施形態の動作を説明する.ここ
では、情報を公開し提供する者を情報提供者と呼び、情
報公開装置にアクセスし情報を得ようとする者をユーザ
と呼ぶ。また、情報公開装置をエージェントと呼び、さ
らにユーザがエージェントにアクセスした目的を対話目
的、感情を表現する言葉を感情語と呼ぶ。
【0023】図2を参照して同実施形態の情報公開装置
の動作手順を説明する。
【0024】ユーザは、たとえばウィンドウベースのイ
ンタフェースによりテキスト文でエージェントにアクセ
スする。ここでエージェントは、このアクセスに対しユ
ーザの登録有無を確認し、登録されてなければ対話を拒
否する(図2のステップ201)。
【0025】ステップ202で、エージェントは、ユー
ザ情報を検索する。すなわち、ユーザの性格、情報提供
者との社会的関係、および信頼関係などを対人情報デー
タベースから検索する。そして、ステップ203で、ユ
ーザの発話意図を抽出し、テキスト文あるいは音声に含
まれた感情語を形態素解析により抽出し、ステップ20
4で、入力で用いられた感情語からユーザの感情を推定
する。なお、テキスト文や音声文に含まれる感情語のみ
でユーザの感情を推定することは困難なので、同実施形
態では、たとえば感情語からの感情抽出と、対話展開に
そった文脈感情の抽出との双方からユーザの感情を認識
することとする。
【0026】たとえば、予め感情語は、感情の種類やそ
の言葉がもつ尤度やインパクトとともに辞書に登録して
おく。そして、ユーザ感情認識部106でテーブル形式
で保持している対話回数から感情を類推した対話回数感
情モデル(図3参照)を用いて、(期待)/(不安)/
(余裕)/(焦燥)/(感謝)/(納得)/(諦め)/
(怒り)などの対話から発生する感情を推定し、感情語
の意味が対話段階の感情に合致しているかを確認する。
なお、このモデルでは対話回数に応じて感情を設定する
が、対話回数と感情の指定はユーザモデルに拠ってもよ
い。たとえば、ユーザモデルにおける短気の程度を5段
階で表し、短気度が5だった場合各感情の標準回数から
1だけマイナスして設定する、などとする。
【0027】この方法において、たとえば感情語が曖昧
性の高い言葉の場合、図4に示すように対話段階に相当
する感情を加味する。対話回数モデルの感情が(不安)
/(期待)のとき、[あのね;期待(5,1),焦燥
(5,8);]が含まれていたら,(期待) の尤度を上げ
るなどの修正がある。あるいは、対話段階にそぐわない
感情がきた場合、満足/不満足を傾向として反映するた
め、対話回数感情モデルに沿った感情の尤度を上げる。
たとえば、対話回数感情モデルが(焦燥)の感情を指し
ているとき、[ばか;怒り(9,8);]がテキスト文
に含まれていたら、不安の尤度を上げて怒りの尤度を下
げる。このような修正後、尤度×インパクトの値で感情
を特定する. たとえば、W1=40、W2=60などと
して、尤度×インパクトがW1とW2との間なら(対話
回数+1)に相当する対話回数感情、W2以上なら(対
話回数+2)に相当する対話感情、などとする。
【0028】あるいは、感情の分布を[余裕−焦燥]、
[満足−不満]および[受容−拒否]から成る3次元空
間に配置し、感情語をこの3次元空間の座標で表し、各
軸の値とともに辞書に登録しておく。
【0029】たとえば、感情語の[余裕−焦燥]、[期
待−不満]および[受容−拒否]の各度合を検索した
後、エージェントとユーザとの発話意図の組合せによ
り、各軸の度合を修正する。
【0030】たとえば、感情語を[うっそぉ(余裕:−
4,期待:−3,受容:−2)]のように辞書登録し、
エージェントが謝罪、ユーザが要求という発話意図の組
合せのとき、感情語の余裕度と受容度とを−2にする。
あるいは、発話意図が肯定であった場合に、受容度の低
い感情語がはいってきたら、受容度を+2などとする。
そして、修正した値を各条件にあてはめて感情を特定す
る。この修正条件は、ユーザ感情認識部106の中にテ
ーブルとして保持している。
【0031】修正条件の例を図5に示す。修正結果か
ら、たとえば図6のような条件で感情語が表現する感情
を特定する。
【0032】たとえば、図7の対話において、[うっそ
ぉ(余裕:−4,満足:−3,受容:−2)]という感
情語が登場した場合、発話意図の組合せから、[うっそ
ぉ(余裕:−6,満足:−4,受容:−3)])とな
る。図6から、感情語が表現する感情は怒りと推定され
る。
【0033】図2のステップ205では、ステップ20
4での感情語結果を受け、対話におけるユーザの感情を
分析する。
【0034】また、発話意図から、ユーザの対話目的を
[依頼]、[確認]および[命令]などに分類すること
ができる。そして、その目的達成の進捗に応じて、感情
の推移が設定できると考えられる。ここでは、これを感
情推移モデルと呼ぶことにする。
【0035】たとえば、[依頼]の場合、アクセス段階
でのユーザの感情には(期待)が大きい。また、最終的
には依頼の結果を得たユーザが、(満足)および(感
謝)の感情で対話を終了するのが理想である。しかし、
不足情報が多くエージェントが補填質問をn回繰り返す
うちに、ユーザには(不安)や(不信)といった感情が
芽生えると思われる。また、意図が認識されていない、
あるいはエージェントが提示した結果が見当外れであ
る、などをm回繰り返すうちに、ユーザの感情は(不
信)、(焦燥)および(落胆)が支配するようになる。
さらに、対話総数k回にいたっても意図した結果が得ら
れない場合、(困惑)や(怒り)が色濃くなる。対話終
了時のユーザの感情が(困惑)や(怒り)に達した場
合、エージェントは信頼性を失墜したことになる。この
状況を回避するため、エージェントは釈明/謝罪などの
応答生成プランを加える。図8に例を示す。
【0036】[確認]の場合、アクセス段階でのユーザ
の感情(期待)は、[依頼]時よりも小さいと思われ
る。また、確認を終えたユーザの感情は、(納得)、
(満足)および(感謝) といった感情で対話を終了する
のが望ましい。[依頼]と同様、意図伝達が滞った場
合、(焦燥)の感情が生じるが、それは最終的に(諦
め)といった自己収束的な感情に移行すると考えられ
る。図9に例を示す。
【0037】[命令]の場合、アクセス段階でのユーザ
の感情は、[依頼]時よりも期待がさらに大きい。ま
た、対話終了時のユーザ感情は、(満足)や(信頼)が
望ましい。また、目的達成に時間がかかると(焦燥)、
達成されないと(怒り)など、感情が大きく振れること
が予想できる。この状況を回避するため、エージェント
は釈明/謝罪などの適切な応答生成プランを加え、感情
の振れを小さくするように努める。図10に例を示す。
【0038】以上のような対話目的に応じた感情推移モ
デルは、ユーザ感情認識部106の中にテーブルとして
保持している。このテーブルの数値は、ユーザモデルに
登録されたユーザの性格(短気)などにより決定する。
たとえば、ユーザモデルの短気の程度を5段階で表し、
短気度が5だった場合に各感情の標準値から1だけマイ
ナスして設定する、などとする。
【0039】例として、図11のような意図獲得段階、
不足情報獲得段階、および回答提示段階の3段階からな
る談話遷移モデルを用いて、対話目的が[依頼]の感情
推移モデルのルールを示す。ここでは、アクセス時の感
情は(期待)とする。
【0040】意図獲得段階でユーザに意図確認をし、Y
ESの回答を得れば成功、YES以外を失敗と見なす。
そして、成功数+失敗数=F1とする。F1=−2にな
ったとき(不安)へ移行し、−4で(焦燥)、−6で
(困惑)と設定する。
【0041】また、不足情報獲得段階での成功数+失敗
数=F2とする。F2が−2のときに(焦燥)、−4で
(困惑)、−6で(怒り)とする。
【0042】そして、回答提示段階での成功数+失敗数
=F3とする。F3=−1で(落胆)、−2で(困
惑)、−3で(怒り)などとする。
【0043】もし、意図獲得段階で(焦燥)まで進んで
不足情報獲得段階になった場合(F1=4)、F2−2
として(焦燥)から推移をスタートする。また、意図獲
得段階と不足情報獲得段階との失敗数の合計が−3以上
ならば、回答提示段階では(落胆)から、−5以上なら
ば(困惑)からスタートする、などとする。
【0044】また、対話文に感情語が含まれていた場
合、図11に示した感情語の分析結果を感情推移に反映
する。
【0045】たとえば、図12に示すように、(不安)
=−1、(期待)=+1、(焦燥)=−2、(余裕)=
+2、(困惑)=−3、(納得)=+3、(怒り)=−
4、(感謝)=+4などとした感情対応テーブルを感情
推移プラン記憶部に設けておく。
【0046】いま、(推移モデル数値)−(感情語数
値)の値の絶対値をsとし、談話遷移モデルの各段階の
失敗数+成功数をFで表す。そして、このテーブルを用
いて感情推移モデルの感情、感情語の感情をそれぞれ数
値で表す。(推移モデル数値)×(感情語数値)<0だ
ったならば、感情語の表現と文脈が異なると判断し、感
情語の表現は無視する。あるいはここで、ユーザの感情
を確認してもよい。
【0047】また、(推移モデル数値)×(感情語数
値)>=0だったならば、感情語と文脈は一致してお
り、(推移モデル数値)−(感情語数値)の値の絶対値
s==2で、(推移モデル数値)>0ならばF+1、
(推移モデル数値)<0ならばF−1とする。あるい
は、S==3で(推移モデル数値)>0ならばF+2、
(推移モデル数値)<0ならばF−2とする。
【0048】この結果、Fが属している感情をユーザ感
情として特定する。
【0049】また、同じ感情語でも音声あるいはテキス
ト文により感情の種類や意味が異なることが考えられ
る。特に音声は、リアルタイムでユーザの感情を表現し
ている。そこで、音声に含まれた感情語を以下のように
処理することが可能である。
【0050】たとえば、金澤等( 電子情報通信学会論文
集D-II, Vol.J77-D-II, No.8, pp.1512-1521) の研究
は、音声信号のピッチやアクセント等の非言語情報であ
る「音声律情報」に注目して、怒り、喜び、悲しみ、同
意、感心、つなぎ等の意図や感情情報を認識理解する手
法に関するものである。
【0051】エージェントとの対話中にユーザが発する
[あーあ]や[えー]といった非言語情報を持つ感情語
のうち使用頻度が高い感情語に対して、[余裕−焦
燥]、[満足−不満]および[受容−拒否]の各度合を
登録して辞書を作成する。[なにそれ]や[わからな
い]など言語情報をもつ感情語の音声認識は、たとえ
ば、竹林等( 電子情報処理学会論文誌、D-11,Vol. J77-
D-11,No8,pp1417-1428 等) の従来手法を用いて行な
う。1つの発声に対して、言語情報音声認識と非言語情
報音声認識との両方の結果を用いて感情認識を行なう方
法は、前述の特願平7−86266に詳しいので割愛す
る。
【0052】感情語の語彙や感情の種類などの情報は、
テキスト文の感情語辞書の内容で併用してもよい。ま
た、言語情報音声認識と非言語情報音声認識の組み合わ
せによりユーザの感情を定義する感情語定義辞書を用い
てもよい。
【0053】また、1対話対のユーザの感情を分析する
と、応答文表示中にはエージェントの表示内容に対して
反射的に生じる感情が生じ、入力時には自身の操作手順
などに対して生じる感情や対話全体への感想などが発せ
られる場合が多い。そこで、1対話対の進行をユーザが
テキスト文を入力しエージェントの応答を待つ入力中と
エージェントの応答文が表示される表示中に分類し、ユ
ーザがどちらのタイミングでどの感情語を発したかの分
析により、1対話対におけるユーザの感情を推定する。
【0054】分析方法としては、たとえば入力中と表示
中にそれぞれ発せられた感情語の[余裕−焦燥]、[満
足−不満]および[受容−拒否]の各度合を集計して平
均値を算出する。表示中の感情語の平均値から入力中の
感情語の平均値をマイナスした各度合の値の組合せから
図13のような感情に設定し、さらにそれぞれの感情に
対し[期待:+1、不安:−1 、余裕:+2、納得:+
2、焦燥:−2、困惑:−2、感謝:+3、怒り:−
3]などと数値を与える。これにより、対話対における
ユーザの感情を推定して数値化することができる。
【0055】その他にも、前述の発話タイミングに着目
し、[ 余裕−焦燥]、[満足−不満]および[受容−拒
否]のうち、表示中は[満足−不満]と[受容−拒否]
の値を集計し、入力中は[余裕−焦燥]と[満足−不
満]の値を集計し、各度合の集計値を集計語数で割り平
均値を求める方法があり、この平均値と図13から対話
対におけるユーザ感情を推定する、などがある。
【0056】さらに、この音声感情とテキスト文の感情
を整合する。
【0057】たとえば、テキスト文から推定した感情F
も[期待:+1、不安:−1、余裕納得:+2 、焦燥:−
2、困惑:−2、感謝:+3、怒り:−3]で音声感情
同様に数値化し、 E=(テキスト文感情(n)−テキスト文感情(n−
1))+(音声感情(n)−音声感情(n−1)) n=現在の対話回数 の計算式から、対話の進行における感情の流れを把握す
る。たとえば、図14のように感情を設定し、Eを満足
度とする。対話回数が5回目でそれまでのユーザの感情
が不安である時、E<0であれば焦燥、E==0であれ
ば困惑、E>0であれば楽観、などと推定する。
【0058】また、テキスト文に比べ音声はユーザのよ
り潜在的な感情を表すと考え、音声感情の優先度を高く
する方法も考えられる。たとえば、(テキスト文感情の
数値×音声感情の数値)が0以下の場合、テキスト文感
情(n)=テキスト文感情(n)+音声感情(n)と
し、Eを計算する、などがある。
【0059】以上のような手法で、感情語と感情推移モ
デルを用いて対話の状況に応じたユーザの感情を推定す
ることが可能である。
【0060】(第2実施形態)次に、本発明の第2実施
形態を説明する。
【0061】同実施形態では、ユーザの意図入力に対し
て複数の応答を生成しうる対話装置において、感情認識
結果を用いて適切な応答を選択、生成する手法を示す。
【0062】図15は同実施形態の情報公開装置の機能
ブロック図である。
【0063】入力部201は、たとえばネットワークな
どの通信手段を介して、テキスト、静止画像、動画像お
よび音声などの入力を受け付ける。また、ネットワーク
を介さず、直接キーボードやマウス、マイク、カメラ等
の入力デバイスから直接受け付けても良い。
【0064】意図感情情報抽出部203では、入力に含
まれる意図や感情を表す表現を抽出し、その結果を、た
とえば意味表現に変換するなどして感情認識部203と
応答プラン作成部204とへ送る。
【0065】応答プラン作成部204では、意図感情情
報抽出部202で抽出したユーザの意図や感情に対し
て、適切な応答を作成するため、予め格納された知識や
ルールなどを用いて計画する。たとえば、対話の状態を
表す対話遷移モデルを用意して、抽出されたユーザの意
図により応答プランを作成する。また、感情認識部20
3の結果や履歴記憶部の内容により応答プランを変更す
る。
【0066】感情認識部203では、意図感情情報抽出
部202で抽出された感情情報と、応答プラン作成部2
04や履歴記憶部内の対話遷移状態により、ユーザの感
情を認識する。
【0067】応答生成部205では、応答プラン作成部
204で決定された応答プランにしたがって、たとえ
ば、テキスト、音声、静止画像および動画像などのデー
タで、またはこれらを組み合わせたものとして、応答を
生成する。
【0068】図16は、図15で示した構成にユーザ情
報記憶部206と履歴記憶部207とを加えたものであ
る。
【0069】ユーザ情報記憶部206は、ユーザの性格
(パーソナリティ)や社会的な役割、当該装置への慣れ
などに関するユーザ情報、および複数のユーザ間の社会
的あるいは個人的な対人関係情報などが登録してある。
感情認識部203や応答プラン作成部204は、ユーザ
情報記憶部206の内容にしたがって、ユーザごとに感
情の認識方法や作成する応答プランを変更する。
【0070】履歴記憶部203では、応答プラン作成部
204の対話遷移モデルに対応させてユーザの意図や感
情認識結果、システムの生成した応答など、および、そ
れらの意味表現を記憶する。
【0071】図17は、入力部201および応答生成部
205と、感情認識部203や応答プラン作成部204
とを別のプロセス(209a、209b)にし、データ
通信部208a〜208bを介してデータの受け渡しを
行なうものである。
【0072】図18は、入力部201と意図感情情報抽
出部202とを音声とテキストで分離させたものである
(201a〜201b、202a〜202b)。
【0073】図19に同実施形態の動作手順を示す。ま
た、図20に同実施形態の応答の例を示す。
【0074】はじめに、対話を希望するユーザがアクセ
ス開始の操作を行なう。たとえば、図20に示すような
ウィンドウベースのインタフェースで、ユーザがテキス
ト入力可能なウィンドウ内でコマンド列「pip ya
mamoto」と入力するなどである。
【0075】同実施形態では、コマンドpipによっ
て、たとえば人間の代わりに情報を対話的に公開する機
能をもつ。
【0076】ここで、情報公開装置とのアクセスが開始
されるとする。たとえば、図20に示すように、左上に
情報公開エージェントの画像、左下にユーザ自身の画像
が表示され、右のウィンドウでユーザとエージェントの
対話をテキストベースで行なう。情報公開装置の動作に
関しては、特願平7−86266に詳しいので割愛す
る。なお、本発明は、対話装置の主機能をこの情報公開
装置に限定するものではなく、たとえばデータベースサ
ービスなどのような不特定の情報要求者への情報提供サ
ービスにも応用可能である。
【0077】アクセス開始後、システムは最初の応答プ
ランを作成する。応答プラン作成部204では、たとえ
ば、要求対応に関して図21に示すような対話遷移モデ
ルにしたがって処理を行なう。図21の太枠楕円で表さ
れる状態では応答プランを作成し、破線枠楕円の状態で
は意図を解析する。
【0078】図21の対話遷移モデル例では、ユーザと
の対話をシステムとユーザとが共有する情報の深さで分
類した4つの段階で表している。レベル0は、ユーザの
要求の種類を獲得するレベルを表す。レベル1は、ユー
ザの要求を実行するために必要であればユーザのもつ情
報を獲得する段階を表す。レベル2では、実行前にシス
テムが行なう操作をユーザに確認する必要がある場合
に、ユーザに確認をとる。レベル3では、実際に操作を
行ない結果をユーザに報告する。
【0079】START状態では、挨拶のための応答生
成プランを、次に要求獲得状態で要求獲得のための応答
プランを作成する。要求獲得状態では、ユーザに要求の
入力を促す応答プランを作成する。要求が入力されない
場合は要求獲得状態に戻る。入力された要求の尤度が低
い場合は、要求確認状態で要求の種類を確認する応答プ
ランを作成する。
【0080】尤度がある程度以上である要求が獲得でき
たら、確認はせずに要求の実行条件をチェックする。実
行条件が要求ごとに異なる場合は、たとえば図22に示
したような要求の種類ごとに尤度や実行条件を指定する
ためのリスト(実行条件リスト)を用意しておき参照す
る。
【0081】また、要求ごとに実行条件をチェックする
優先順位を変える場合や、実行条件が満たされない場合
の遷移先を変える場合も、図22に示すように同様の方
法で実現できる。
【0082】たとえば、要求がスケジュールの参照など
の場合は、スケジュールの検索条件が獲得できているか
をチェックする。たとえば、図22では、日付(dat
e)がユーザによって指示されているか、あるいは、項
目種類(act)、タイトル、場所、週および月のうち
の2つ以上の条件が指定されていれば、検索を実行す
る。検索条件が不足している場合は、検索を実行する前
に、情報獲得状態に遷移し、不足する情報の入力を促す
ような応答プランを作成する。情報獲得状態は、レベル
0より対話の内容が深まったレベル1に分類する。要求
が他ユーザへの伝言などの場合、まだ伝言内容が獲得さ
れていなければ情報獲得状態で伝言内容を獲得する応答
プランを作成する。
【0083】ユーザの要求が直接対話(ユーザ同士で直
接に対話する)の場合、相手のユーザに連絡がとれるか
を調べ、とれない場合は実行条件が満たされないため、
謝罪などの応答プランを作成し要求獲得状態に戻る。
【0084】必要な情報が獲得されている場合、事前承
認が必要な要求の場合は事前承認状態に遷移する。たと
えば、伝言の場合は伝言を記録する前にユーザに対して
伝言内容の確認を行なう応答プランを作成する。
【0085】すべての条件が満たされたら、要求実行状
態に遷移する。たとえば、スケジュールの検索を行な
い、その結果をユーザに呈示する応答プランを作成す
る。あるいは、検索の失敗など、要求が実行できない場
合は、その旨を伝えて謝罪するなどの応答プランを作成
する。この要求実行はレベル3とし、実行後は、対話終
了要求の実行以外は次の要求獲得のために要求獲得状態
に遷移し、レベルは0に戻る。
【0086】このように図21では、ユーザとの対話の
遷移をユーザとシステムとの情報共有段階で分類した
が、その他にも、段階数を増減したり、ユーザの意図の
種類や要求の種類ごとに分類したり、状態の分類は行な
わないなどの方法もありうる。分類を行なわなければ感
情認識部203や応答生成部205で、状態名をそのま
ま用いて処理を記述することになるが、その分、細かく
処理を変えることができる。逆に、分類することによ
り、対話履歴記憶や感情認識、応答生成等の処理を分類
項目ごとに記述できるというメリットが考えられるが、
それだけでは処理が大まかになりすぎる嫌いもある。図
21の分類方法では、情報の共有段階によりシステムの
失敗や成功がユーザに与える心理的影響が異なる場合に
特に効果的である。
【0087】応答プラン作成部204では、たとえば図
23に示すような形で図21の対話遷移モデルのレベル
情報にしたがって履歴記憶部207に履歴を記録する。
図23の矩形ひとつひとつが対話履歴の1単位を表す。
図23の例では、対話履歴の1単位は図21の応答プラ
ン作成状態を通るごとに作成されるため、必ず1つ以上
の応答プランが含まれる。また、応答プラン作成状態に
到達する直前に意図解析状態を経過した場合は、ユーザ
の入力した意図情報も含まれる。例えば、意図解析や、
条件判断、要求実行等の各段階で、要求種類、成功、失
敗、遷移先などに応じて得点が与えられ、履歴記憶部2
07に記憶される。
【0088】ユーザの発話意図の抽出は、たとえば以下
のような手順で実現される。
【0089】ユーザは、たとえば、図20のテキストウ
ィンドウにキーボードなどの入力デバイスを用いて文章
を入力する。意図感情情報抽出部202では、入力され
たテキスト文から、まず図24に示すようなユーザの発
話意図を抽出する。発話意図のうち要求は、たとえば図
25に示すような種類の要求を受け付けるとする。
【0090】まず、ユーザの入力は形態素解析され、単
語ごとに区切られ品詞情報を付加される。要求がスケジ
ュールや文書の参照の場合、人名、地名、数字、固有名
詞などの単語の抽出が不可欠である。
【0091】次に、図26に示すようなキーワード辞書
を用いたマッチングを行なう。キーワード辞書には、1
キーワードあたり1つ以上のカテゴリ候補が記述されて
いる。カテゴリ候補は、たとえば尤度や強度等が指定さ
れている。また、カテゴリ名に加えて属性名(tai
l、endなど)や項目が付加されているものもある。
たとえば、「今度の会議の予定わかる?」と入力された
とする。図26の辞書によれば、「今度」はtense
(時制)、「会議」はact(項目種類)のカテゴリに
含まれ、「予定」はスケジュールに含まれることがわか
る。キーワード「会議」には、acttailというカ
テゴリの候補もある。acttailは名詞のあとにつ
く場合「○○会議」というように会議名を表すという属
性を示すが、この例文では形態素解析の結果、直前に名
詞がないためactの方が採用される。
【0092】これらのキーワードの尤度から文の意図が
決定される。この例では意図を表すキーワードはない
が、図25の要求対象としてスケジュールが含まれるた
め、意図は「要求」とする。発話の意味表現は、たとえ
ば図27に示すような書式で表現され応答プラン作成部
204へ送られる。
【0093】テキストに含まれる感情情報は、第1実施
形態に示すような感情語辞書を用いて以下に示すような
手法でユーザの入力文から抽出し、感情認識部203と
応答プラン作成部204へ送られる。
【0094】同実施形態の対話装置は、主にユーザの要
求実行を目的とするものなので、依頼に関する感情認識
手法について述べる。なお、一般的な感情を分類する試
みは他にも多数行われている(福井泰之:感情の心理
学、川島書店)。たとえば、[快−不快]、[強度]お
よび[方向(指向性)]などの3軸に対応させる研究が
見られる。
【0095】たとえば、相手に依頼(命令)する際に伴
なう感情に限定し、[快−不快]に加えて、[余裕−切
迫]と[受容−拒否]を採用するとする。[快−不快]
は、主に、システムの応答内容やユーザの予測、実際の
結果などに対するユーザの評価を表す感情の軸とする。
[余裕−切迫]は、主に時間的な制約などユーザ自身の
状況やパーソナリティから決まる要求達成欲と実際の達
成状況の差分に伴なう感情の軸とする。[受容−拒否]
は、システム自身やその応答をユーザが受け入れるかど
うかを表す感情の軸とする。図28に以上の3軸の概略
を示す。
【0096】入力文に含まれるユーザの感情は、前述し
た3軸から構成される空間上の座標値をもつとする。た
とえば、それぞれの軸上の最大値を5、最小値を−5と
して、図27に示した入力文1の「ちょっと」は、[余
裕−切迫]、[快−不快]および[受容−拒否]の軸上
で、(−2,−1,−1)の座標値をもつと定義する。
また、「お願い」は(−2,1,1)、語尾の「あるん
だけど」は(−1,−1,−1)とし、入力文3の「か
な」は(3,−1,1)、入力文4の「悪いけど」は
(−2,−2,0)とする。これらの値を1文ごとに平
均をとる。すると、入力文1の感情表現情報は(−2,
−1,−1)となる。
【0097】また同様に、前述した3軸上の領域に、実
際に依頼のタスクでみられる感情名を、たとえば図29
のように割り当てる。感情領域同士は重なりがあっても
よい。たとえば、図29の領域が示すように、「諦め」
は不快ではあるが、結果を受容しており、余裕のある感
情領域を表すとする。「納得」は、あまり不快ではなく
結果を受容している点が「諦め」と若干異なる。「焦
燥」は、状況が切迫している。「期待」と「不安」は、
どちらも少し切迫しており、まだ状況を受容も拒否もし
ていないが、予測したシステムの動作に対して、快であ
れば「期待」、不快であれば「不安」としている。
【0098】それぞれの領域は、システム管理者などの
ユーザが定義し直せるようにすることも可能である。た
とえば、図29のようなグラフィックスインタフェース
を用意して、マウスなどのポインティングデバイスで指
示させてもよい。また、図30に示すように、それぞれ
の領域をテーブルなどで指定してもよい。
【0099】前述した3軸の値から、たとえばユーザの
システムに対する「許容度=満足度」として、ユーザの
感情状態を定義する。これはプラス(満足)かマイナス
(不満)かの値をもつ。たとえば、快であっても非常に
状況が切迫している場合は、システムに対する満足度は
低い。また、余裕があってもシステムの応答が不快感を
あおれば、満足度が低くなる。逆に、結果が得られない
場合でも、余裕がある場合は満足度はそう低くならな
い。すなわち、たとえば、3軸の値の平均値をとる、ま
たは最低値と最高値を比べて絶対値の大きい方を採用し
他の2軸の平均値を加える、といった処理を行なって決
定する。
【0100】感情認識部203では、履歴記憶部207
に格納された図23のような対話履歴とユーザの意図お
よび満足度から、ユーザの感情を認識する。
【0101】満足度を用いると、図14で示したよう
に、ユーザの感情は、対話の推移につれていくつかのパ
ターンで記述される。「期待」、「不安」および「楽
観」などの各感情は、図14中の文字の周囲に、ある範
囲をもって定義されるとする。実際は、「期待半分不安
半分」の状態も考えられ、ユーザの感情は図14中の一
点に定められず、ある範囲をもって流動的に遷移すると
する。
【0102】たとえば、一般的なユーザの場合、対話の
回数が少ないうちに、対話の段階がレベル0、1、2と
進んでいけば、ユーザの満足度はプラスになり、いつま
でも段階が進まず失敗ばかり繰り返していればマイナス
になる。履歴記憶部207に記憶されている応答の成
功、失敗等によって定まる得点により満足度は上下する
が、早い時期ならレベル3で成功すれば感謝、失敗して
も納得できるが、時期が遅くなるにつれ諦めや怒りの気
持ちを覚える。
【0103】そこで、図14の感情推移モデルを用い
て、前記の対話の状態遷移の段階と、抽出された感情語
による満足度の調整を行なう。たとえば、対話の流れに
対して、目安となる対話の回数を決めておいて比較して
もよい。すなわち、対話の回数により図14における縦
の線が決まり、状態遷移の段階と、前述の得点等により
線上のある範囲に満足度が定まる。さらに、感情語から
求めた満足度の値と照合し、一致しない場合は、たとえ
ば、図14で求めた満足度の範囲の中心と感情語から求
めた満足度の値の平均をとる、などの方法により決定で
きる。
【0104】対話の初期の要求獲得段階では、感情語が
入らないと満足度の範囲を限定できないが、図14に示
すように、対話の初期には満足度は極端にふれているこ
とはあまりないと考える。たとえば、図14の感情を表
す文字位置の中心からの距離に反比例して、その感情の
確率が表されるとすれば、対話のはじめには「期待」が
「不安」より確率が高いため、やや「期待」よりの満足
度とする。対話が少し進んだ場面で、まだ要求獲得状態
であれば「不安」の確率が高くなるので、満足度をやや
低めとする。
【0105】これらの感情遷移や確率分布を、システム
管理者などのユーザが定義し直せるようにすることも可
能である。たとえば、図29のようなグラフィックスイ
ンタフェースを用意して、マウスなどのポインティング
デバイスで指示させてもよい。また、感情の種類ごとに
異なる確率分布を定義させることも可能である。
【0106】図16に示すように、ユーザ情報記憶部2
06にユーザのこれまでの操作履歴やパーソナリティ情
報などを蓄積している場合を考える。はじめてのユーザ
でなければ、操作履歴にユーザの感情推移パターンを、
図14上の軌跡などの形で記録しておき、もっとも多い
パターンや、平均的なパターンなどを用いて推定するこ
とが可能である。また、ユーザがせっかち、怒りっぽ
い、または口は悪いが温厚である、計算機に慣れてい
る、といったパーソナリティ情報を前もって登録してお
くなどにより、はじめてのユーザでも、登録したパター
ンを用いて推定することができる。「怒っている上司」
や「焦っている同僚」など、複数の典型的なパターンを
登録しておけば、ユーザの地位などの情報を共有データ
ベースなどから入手して、その感情を推定することがで
きる。
【0107】また、第1実施形態に示したように、表情
認識、音声認識などの手法を用いて複数の入力情報から
感情認識を行なうことも可能である。たとえば、図31
に示すような、抑揚などの非言語情報を伴った独り言の
うち頻度の高いものを、[快−不快]と、声の大きさや
抑揚の激しさなどの[大−小]との2軸に割り当てれ
ば、それぞれの領域を「喜び」、「驚き」、「納得」、
「怒り」および「失望」などの感情にカテゴライズする
ことができる。また、前述の3軸上の値に割り当てるこ
とにより感情を定義しておいてもよい。これをテキスト
の感情認識と組み合わせることにより、より正確な感情
認識結果を得ることができる。この感情認識部203に
よって決定された感情の値は、応答プラン作成部204
に渡される。
【0108】応答プランは、たとえば、図21の各応答
プラン作成状態に応じて、図32に示すようなシステム
の意図種類、および意図内容の組み合わせにより作成さ
れる。たとえばテキスト文を生成する際は、平叙文、疑
問文といった文型や、開示・要求する情報なども付加す
る。また、応答に表情を与えるための態度や親密度など
の表情情報を付加してもよい。
【0109】表情情報とは顔面における表情に限らず、
テキスト文や音声の応答への表情付けを行なうための情
報である。応答プランを受け取った応答生成部で、図3
2の文例に示すような応答文に変換されて出力される。
【0110】まず、感情認識結果によらない簡単な応答
プランと応答生成部の処理について例をあげて説明す
る。応答生成部205では、図33のような書式に則っ
た1文単位の応答プランから、実際にユーザに示す応答
を生成する。たとえば、図34に示すようなテキスト文
を生成する場合に、たとえばスロット法(長尾真:「人
工知能シリーズ2言語工学」昭晃堂、1983)を用い
て、図35に示すような書式で予め登録されている応答
文辞書から、渡された応答プランにあてはまる文を選択
し、必要な情報を埋め込んで文を生成する。
【0111】図32および図33の応答プランでは、応
答の意図種類として、たとえばaccept(ユーザの
要求を受け入れる)、answer(ユーザの質問に対
して解答する)、chime(相づち)、confir
m(ユーザの要求を確認する)、confuse(ユー
ザの意図がわからないことを表明する)、goodby
e(対話終了の宣言)、greeting(最初の挨
拶)、reject(ユーザの要求を拒絶する)、re
quest(ユーザに対して情報などを要求する)、s
orry(謝罪する)、suggest(提案する)、
thanks(感謝する)等がある。意図内容として
は、目的、スケジュール、ユーザ同士の直接対話、ユー
ザの状況、伝言などがある。
【0112】回数とは、同じような状況で同じ応答プラ
ンを作成した回数である。図34は、図20の対話例に
対してシステムが生成した応答プランと生成文例とを示
したものである。ここでも、ユーザの要求を獲得するま
では「どのようなご用件でしょうか?」と聞くが、一度
要求が獲得された後は「他にご用件はありませんか?」
と応答を変えるために回数情報を用いている。回数情報
は対話履歴から計数できる。
【0113】項目には、応答プランで開示する情報、あ
るいはユーザに要求する情報などを記述する。たとえ
ば、図34の応答プラン3では、項目に「act=会議
&date=?」とあり、生成文は「いつ頃の会議です
か? 」となっている。
【0114】これに対して、応答生成部205に図35
のような書式の応答文例を登録しておき、意図種類、意
図内容、文型、項目などが一致する文例を探し出す。項
目actは、例文中で変数$actとして用いられてお
り、応答プラン中で指定された値「会議」で置き換えて
文例を完成する。文末には、疑問文の場合は「?」を平
叙文では「。」を付加する。
【0115】図36は、図33に応答の表情情報を付加
した例である。たとえば、親密度、態度等といった値を
応答生成部で指定する。親密度は、システムとユーザと
の親しさ、あるいは、情報を公開するユーザと要求する
ユーザとの親しさとし、事前にユーザ情報記憶部206
に登録した値を用いる。態度は、丁重、ていねい、普
通、および無礼といった4段階程度の粗さで、たとえ
ば、ユーザの社会的な地位、あるいはユーザ同士の社会
的な関係、あるいはユーザの感情認識結果などにより適
切な値を決定する。
【0116】図37の例は、図34に態度と親密度とを
加えたものである。ユーザ「佐藤」は情報を公開するユ
ーザ「山本」( エージェントの持ち主) の友達で年齢も
同じとする。よって、たとえば、親密度=4、態度=0
といった値を決定し、応答プランに付加する。
【0117】たとえば、感情認識の結果、「佐藤」が怒
っていることが分かれば、親密度を下げて態度の値を上
げるなどの処理を行なう。逆に「佐藤」の機嫌がよいよ
うなら親密度はもっとあげる。逆に、もともと親密度の
低い知り合いの場合は、相手が怒っていても親密度や態
度を変えない。予めこれらの値を決定する応答戦略を図
38に示すようなルールとして登録しておくことにより
実現できる。また、システム管理者などのユーザによっ
て、ルールを変更させることも可能である。
【0118】親密度や態度を加えた応答文例辞書の例を
図39に示す。図39の上部は、スケジュールに関する
ユーザの問い合わせへの解答文の例であり、場所(pl
ace)とスケジュールの項目種類(act)を答える
文を表している。親密度や態度は、0や1などの値か、
「1−3」などのような範囲を持った値を指定してされ
ている。
【0119】図39の下部は、挨拶のバリエーション
が、親密度や態度だけでなく、時間帯や、ユーザが以前
にアクセスしたことがあるかどうか(既知/未知)とい
った分類により、記述されている。$place、$a
ctおよび$userは変数であり、実際に文を生成す
る際に、応答プランの項目で指定される実際の文字列
や、login名などのユーザの名前をあてはめる。時
間帯は、応答プランに含まれていなくても、応答生成部
205で時間を調べ、たとえば午前3時以降11時まで
は「朝」、11時以降午後5時までは「昼」、以降を
「夜」と求めることができる。
【0120】応答生成部205では、前述した意図種
類、意図内容、文型、回数、親密度、態度および項目の
内容などが合致する文例を、図39のような応答文辞書
から探しだす。また、1度用いた文例に、usedフラ
グなどを用いて印をつけておき、同じ対話の中では、出
来る限り別の文例を用いるようにしてもよい。合致する
ものがない場合は、応答プランで指定した項目より項目
の指定が少ない文例、態度の丁寧な文例を選択する。
【0121】また、文の格構造を基に規則合成をする場
合、態度が丁寧な場合は文末のみ「ですます文」、無礼
な場合は「である文」などの形にして応答文を生成して
もよい。利用する語彙や文型を複数用意し、態度や親密
度などの値により変更する。
【0122】応答生成部205で生成した応答文は、た
とえば、図20で示したようなテキストウィンドウに表
示する。また、図20の左上のエージェントの画像の表
情を、図40に示すように複数パターン用意しておき、
応答プランに応じて変更してもよい。この例では、応答
プランで指定された発話意図の種類と親密度によって表
示する画像を指定している。静止画だけでなく動画で
も、同様に複数パターン用意して切り替えることによっ
て応答を変更する。写真やビデオなどで実際の人物や人
形などの表情を複数パターン用意してもよい。また、P.
Ekman とW.V.Friesen("Facial Action Coding System",
Consulting Psycologist Presss, 1977)の表情合成規
則を用いて3次元CGなどにより、程度の違う表情を合
成することが可能である。
【0123】また、以下の方法によっても応答戦略に基
づく応答生成が可能である。
【0124】たとえば、図14において、要求獲得段階
の感情は「期待」、「不安」、「困惑」、「焦燥」およ
び「怒り」などが考えられる。図33乃至図39の応答
プランの項目に、この感情を付加して、たとえば図41
のような形式で感情の種類を与えることにより、応答文
や表情などを変更することができる。また、満足度の値
を付加することも可能である。これにより、同じ感情で
も強さの違いなどを表現できる。
【0125】また、図14上でユーザの感情種類を決定
した後、図29の軸上の値を求め直して、この3軸の値
から応答戦略を決定する方法もある。すなわち、「拒
否」の強い状態では、システムの応答は信用されないた
め、慎重にユーザの入力を理解し実行する必要がある。
ユーザの感情に訴えず、冷淡に見えない程度に事務的な
応答を生成する。謝罪の場合は真摯な態度をとる。逆
に、「受容」の強い状態では、リラックスした応答を行
ってよい。親密な態度、軽口、失敗なども許容される。
また、「切迫」している状態では、システムもあまり余
計な応答を生成しない。ただし、ユーザの要求に答えら
れない場合は、すばやく関連する情報などを提供し誠意
を示す。システムの能力を明確にし、早めに他のユーザ
に助けを求めるよう助言する。ユーザの意図がわかりに
くい場合は、いくつかの選択肢を表示して選ばせてもよ
い。逆に「余裕」のある状態では、できるだけシステム
自身が対応を行なうようにする。
【0126】「不快」な感情状態では、ユーザはシステ
ムに対して怒りをストレートにぶつけるか、嫌気がさし
てアクセスを終了するかを望むようになる。「不快」が
強くなる前に応答方針を変更する必要がある。ユーザの
意図をシステムが理解できないとすれば、システムがで
きないことをユーザが要求している可能性が高い。シス
テムのサービス内容を呈示し、ユーザに選択させる。シ
ステムができないことをユーザが何度も要求していると
したら、他のユーザやシステムを紹介しアクセスを終了
する。対話の段階が順調に進んでいるのにもかかわらず
「不快」な傾向がある場合は、応答の態度などを変えて
みる。「快」の場合は、応答方針は継続してよい。
【0127】以上の応答を実現するために、たとえば、
応答方針を「冗長性」、「同調性」、「正確性」、「優
位性」および「情報公開性」などにより設定する。
【0128】冗長性は、余計な応答の割合を設定する。
たとえば、失敗した際に言い訳をするか等を表す。
【0129】同調性は、ユーザやユーザの話に対しての
評価の程度を設定する。同調性が高ければ媚びへつらい
になり、低ければ事務的な応答になる。
【0130】正確性は、常に正直に応答するか、ごまか
すか等を設定する。すなわち、ユーザの要求に答えられ
ない際に、正直に言えば「あなたには教えられません」
となる場合も、「ちょっとわかりません」などとごまか
すことが可能になる。
【0131】優位性は、システムとユーザとの力関係を
設定する。優位性が高い場合は、ユーザに対して高飛車
な態度となり、低い場合は下手に出る。
【0132】情報公開性は、システムの持つ情報をユー
ザの適正なアクセス権と比較して、多めに公開するか少
な目に公開するかを設定する。情報公開性が高い場合
は、ふだん教えないような情報も譲歩して教えてしまう
が、低い場合はふだんより出し惜しみする。
【0133】これらの値を応答プランに追加し、たとえ
ば図42のような形式で応答文を生成する。ここでは、
各応答方針を0から5の間で指定している。「拒否」が
強い場合は、「冗長性」および「同調性」を低くする。
「切迫」が強い場合も「冗長性」を低くし、可能であれ
ば「情報公開性」を高くする。「不快」が強まってきた
際は、相手が上司であればシステムの「優位性」を下げ
る。以上のような応答方針の変更規則を複数用意し、3
軸の値がある閾い値を越えたら適用するといった適用条
件とともに記憶しておく。
【0134】あるいは、3軸の値の組み合わせによっ
て、適用条件を記述してもよい。たとえば、同じ切迫度
でも、「受容」している場合は「冗長性」を高めに設定
してもよいが、「拒否」の場合は低くする、といったル
ールも記述できる。
【0135】また、図42のような応答プランにより、
応答時の画像の表情も変更できる。同調性が高ければ愛
敬のある表情にし、低ければ事務的な表情にする。冗長
性が高ければ表情豊かにし、低ければ単純でわかりやす
い数種類の表情に限定する。優位性が高ければ尊大な表
情、低ければおどおどした表情とする。以上のような表
情パターンを複数用意しておき、応答文の生成とともに
表示を変更してもよい。
【0136】また、応答戦略は、応答文の表情などを変
更させるだけでなく、対話遷移モデルの変更によっても
実現できる。たとえば、図21の対話遷移モデル例に新
たな状態を追加し、遷移条件にユーザの感情状態やユー
ザとの親密度や態度などを加えることにより、たとえば
図43に示すような複雑な応答戦略に基づく応答を実現
できる。
【0137】この方法では対話遷移モデルが複雑になる
嫌いがあるが、その場合は、対話遷移モデルを複数用意
し、ユーザの感情によって別のモデルに切り替えること
により単純さを保つことができる。また、ユーザの感情
状態を条件にし、動的に遷移条件や状態を追加・変更す
るための規則を持つことによって実現すれば、組み合わ
せ爆発の問題は回避できる。たとえば、ユーザが焦って
いる場合は、図22に示した実行条件リストの尤度を下
げる、あるいは実行条件を減らすなどにより対話速度を
加速するなどの戦略が実現できる。
【0138】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、対
話の状況に応じたユーザの感情を認識することにより、
ユーザの感情を考慮した応答戦略に則った応答を生成す
る事ができる。すなわち、ユーザが明示的に表現する要
求のみに答えるのではなく、明示的でない要求をも考慮
した適切な応答を生成することが可能になり、ユーザの
精神的な負担を軽減し、対話の円滑化、効率化をはかる
ことができる。この際、単一の入力形態ではなく、テキ
スト、音声、画像などの複数の入力情報を用いて、より
正確にユーザの意図と感情を理解できる。また、複数の
応答形態を組み合わせて用い、それに対するユーザの感
情状態の変化を知ることにより、ユーザの好みや状況に
あわせた応答形態を選択することが可能になる。
【0139】なお、本発明は情報の公開のみならず、同
様な感情を扱う他の用途の対話システムにも適用するこ
とができる。また、ユーザ間の通信にも応用し、各ユー
ザの感情状態を代わりに伝達する機能を追加すれば、ユ
ーザ間の意図に対する見当外れの解釈を少なくし、ネッ
トワーク上での対話や対話目的の達成を効率的に行なう
ことができることとなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の情報公開装置の機能ブ
ロック図。
【図2】第1実施形態の情報公開装置の動作手順を説明
するためのフローチャート。
【図3】第1実施形態の対話回数感情モデルを示す図。
【図4】第1実施形態の感情を加味した対話回数感情モ
デルを示す図。
【図5】第1実施形態の修正条件を示す図。
【図6】第1実施形態の感情語が表現する感情を特定す
るアルゴリズムを示す図。
【図7】第1実施形態の対話の一例を示す図。
【図8】第1実施形態の感情推移モデルを示す図。
【図9】第1実施形態の感情推移モデルを示す図。
【図10】第1実施形態の感情推移モデルを示す図。
【図11】第1実施形態の談話遷移モデルを示す図。
【図12】第1実施形態の感情対応テーブルを示す図。
【図13】第1実施形態のユーザ感情の数値化のアルゴ
リズムを示す図。
【図14】第1実施形態の感情推移モデルを示す図。
【図15】本発明の第2実施形態の情報公開装置の機能
ブロック図。
【図16】第2実施形態の情報公開装置の機能ブロック
図。
【図17】第2実施形態の情報公開装置の機能ブロック
図。
【図18】第2実施形態の情報公開装置の機能ブロック
図。
【図19】第2実施形態の情報公開装置の動作手順を説
明するためのフローチャート。
【図20】第2実施形態の応答の一例を示す図。
【図21】第2実施形態の対話遷移モデルを示す図。
【図22】第2実施形態の実行条件リストを示す図。
【図23】第2実施形態の対話履歴記憶構造を示す図。
【図24】第2実施形態の発話意図の一例を示す図。
【図25】第2実施形態のユーザの要求の一例を示す
図。
【図26】第2実施形態のキーワード辞書を示す図。
【図27】第2実施形態の発話の意味表現を示す図。
【図28】第2実施形態の感情空間を構成する3軸を示
す図。
【図29】第2実施形態の感情空間に感情名を割り当て
た状態を示す図。
【図30】第2実施形態の感情領域テーブルを示す図。
【図31】第2実施形態の感情空間に非言語情報を割り
当てた状態を示す図。
【図32】第2実施形態の応答プラン作成テーブルを示
す図。
【図33】第2実施形態の応答の書式を示す図。
【図34】第2実施形態の応答生成例を示す図。
【図35】第2実施形態の応答の書式を示す図。
【図36】第2実施形態の表情情報を付加した応答の書
式を示す図。
【図37】第2実施形態の態度と親密度とを加えた応答
生成例を示す図。
【図38】第2実施形態の応答戦略を示す図。
【図39】第2実施形態の応答文例辞書の一例を示す
図。
【図40】第2実施形態のエージェントの画像の表情の
パターンを示す図。
【図41】第2実施形態の感情認識後の応答生成例を示
す図。
【図42】第2実施形態の応用プランの一例を示す図。
【図43】第2実施形態の応答戦略を示す図。
【符号の説明】
10…情報公開装置、101…入力部、102…データ
記憶部、103…データ検索管理部、104…要求受付
部、105…応答プラン作成部、106…ユーザ感情認
識部、107…応答生成部、20…情報公開装置、20
1…入力部、202…意図感情情報抽出部、203…感
情認識部、204…応答プラン生成部、205…応答生
成部、206…ユーザ情報記憶部、207…履歴記憶
部、208a〜c…データ通信部、209a〜c…プロ
セス、210…対話管理部、211…検索部、212…
データ記憶部。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 テキスト、音声、画像およびポインティ
    ング位置を含む複数の形態のデータを入力する入力手段
    と、この入力手段により入力されたデータからユーザの
    意図および感情情報を抽出する抽出手段と、この抽出手
    段の抽出結果に基づいて応答プランを作成する応答プラ
    ン作成手段と、この作成された応答プランに基づいて前
    記ユーザへの応答を生成する応答生成手段とを有する情
    報公開装置において、 前記応答プラン作成手段の内部状態、前記抽出されたユ
    ーザの意図ならびに感情情報、および前記作成された応
    答プランの種別を含む対話状況情報の時間軸上の推移か
    ら前記ユーザの感情状態を認識する感情認識手段を具備
    し、前記応答プラン作成手段は、前記感情認識手段の認
    識結果にしたがって応答戦略を選択または変更し、その
    応答戦略に合致した応答プランを作成することを特徴と
    する情報公開装置。
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