JPH0982465A - コイルの巻回方法、巻回装置及びコイル - Google Patents

コイルの巻回方法、巻回装置及びコイル

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JPH0982465A
JPH0982465A JP23715495A JP23715495A JPH0982465A JP H0982465 A JPH0982465 A JP H0982465A JP 23715495 A JP23715495 A JP 23715495A JP 23715495 A JP23715495 A JP 23715495A JP H0982465 A JPH0982465 A JP H0982465A
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JP
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conductor
groove
coil
adhesive
guide
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JP23715495A
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Takeshi Fujita
健 藤田
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Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 量産に適し、導体を安定に支持できるコイル
の巻回方法、巻回装置及びコイルを提供する。 【解決手段】 ターンテーブル2上にコイルベース1を
載置して固定する。基端部を回転自在に支持しているコ
イル押えアーム4の先端に、導体挟持溝1aでガイドさ
れる導体ガイドを取付ける。導体ガイドに設けた導体孔
に導体Wを挿通して、コイルベース1の導体挟持溝1a
上にガイドする。導体挟持溝1a上にガイドした導体W
を押えローラで押圧して、導体挟持溝1a内に嵌め込
み、巻回した導体Wをコイルベース1に固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パンケーキ状のコ
イルを巻回するコイルの巻回方法、巻回装置及びコイル
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】炊飯釜を誘導加熱して炊飯を行う誘導加
熱炊飯器には、炊飯釜の底部下方にパンケーキ状の誘導
加熱コイルを配設している。この誘導加熱コイルは、耐
熱材料からなるコイルベースの表面に形成している渦巻
き状の導体溝に、巻回すべき導体を周方向に沿って嵌め
込んで形成している。このような誘導加熱コイルの巻回
方法は、特開昭61−77293号公報、特開昭61−
193394号公報に示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前述した従来の誘導加
熱コイルの巻回方法では、コイルを支持するコイルベー
スを回転させながら、渦巻き状の導体溝に、その周方向
に沿わせて導体を嵌め込むが、巻回すべき導体を導体溝
へ円滑に供給し得ず、誘導加熱コイルの巻回に手間取
り、煩わしさがある。そのためコイルの巻回コストが高
くなり、しかもコイルの量産が図れない等の問題があ
る。本発明は斯かる問題に鑑み、コイルの巻回コストが
低く、コイルの量産に適したコイルの巻回方法、巻回装
置及びコイルを提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】第1発明に係るコイルの
巻回方法は、導体を渦巻き状の導体溝に嵌入させてコイ
ルを巻回する方法において、導体を挟持する渦巻き状の
導体挟持溝が形成されているコイルベースの前記導体挟
持溝に係合しているガイド部材により、導体挟持溝に挟
持させる導体を導体挟持溝の開口位置にガイドし、ガイ
ドされた導体を押圧部材により押圧して導体挟持溝内に
嵌入させて挟持させることを特徴とする。
【0005】第1発明では、導体挟持溝に係合している
ガイド部材により、巻回すべき導体を導体挟持溝の開口
位置にガイドする。導体挟持溝の開口位置に位置した導
体を押圧部材により押圧して、導体を導体挟持溝内に嵌
入する。これにより、押圧部材によって、導体が導体挟
持溝に周方向に沿って嵌入され、渦巻き状のコイルを巻
回できる。
【0006】第2発明に係る巻回装置は、導体を挟持す
る渦巻き状の導体挟持溝に係合させており、前記導体を
前記導体挟持溝の開口位置にガイドするガイド部材と、
該ガイド部材によりガイドされて導体挟持部の開口位置
に位置した導体を押圧して導体挟持溝内に嵌入させる押
圧部材とを備えることを特徴とする。
【0007】第2発明では、導体挟持溝に係合されたガ
イド部材が、巻回すべき導体を導体挟持溝の開口位置へ
ガイドする。導体挟持溝の開口位置に位置した導体を、
押圧部材が押圧して導体挟持溝に嵌入する。これによ
り、導体を導体挟持溝へ円滑に供給し、渦巻き状のコイ
ルを巻回できる。
【0008】第3発明に係るコイルの巻回方法は、導体
を渦巻き状の導体溝に嵌入してコイルを巻回する方法に
おいて、前記導体溝に係合している第1ガイド部材に設
けた接着剤送給部から送給された接着剤を導体溝へ送給
し、接着剤が送給された導体溝の開口位置に導体を送給
して、導体溝の開口位置に送給した導体を、導体溝に係
合している第2ガイド部材に設けた押圧部材により押圧
して、接着剤が送給された導体溝内に嵌入させることを
特徴とする。
【0009】第3発明では、導体溝に係合している第1
ガイド部材に設けた接着剤送給部により接着剤を導体溝
へ送給する。導体溝に係合している第2ガイド部材に設
けた押圧部材により、接着剤を送給した導体溝の開口位
置にガイドされた導体を押圧して導体溝に嵌入する。こ
れにより、接着剤を送給した導体溝に、巻回すべき導体
を嵌入し、嵌入した導体を接着剤により固定できる。
【0010】第4発明に係る巻回装置は、導体を嵌入す
べき渦巻き状の導体溝に係合しており、導体溝に接着剤
を送給する接着剤送給部を設けた第1ガイド部材と、導
体溝に係合しており、導体溝の開口位置に送給された導
体を押圧して導体溝に嵌入する押圧部材を設けた第2ガ
イド部材とを備え、接着剤が送給された導体溝に導体を
嵌入すべく構成してあることを特徴とする。
【0011】第4発明では、導体溝に沿って第1ガイド
部材が移動し、第1ガイド部材に設けた接着剤送給部に
より導体溝に接着剤を送給する。導体溝に沿って第2ガ
イド部材が移動し、接着剤が送給された導体溝の開口位
置に送給した導体を、押圧部材により押圧して導体溝に
導体を嵌入する。これにより、導体溝に嵌入した導体を
接着剤で固定できる。
【0012】第5発明に係るコイルは、請求項3の巻回
方法により巻回してあることを特徴とする。
【0013】第5発明では、導体溝に嵌入した導体を、
導体溝に送給した接着剤により固定する。これにより、
導体を、導体溝に強固に固定できる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下本発明を、発明の実施の形態
を示す図面により詳述する。図1は本発明に係るコイル
の巻回方法の実施に用いる巻回装置の模式的平面図、図
2は図1におけるA−A線断面図、図3は図1における
B−B線断面図、図4は巻回装置の要部斜視図である。
図1において、パンケーキ状のコイルを支持するための
ポリエチレンテレフタレート樹脂からなるコイルベース
1はコイルベース1の径寸法より若干大径であり、円板
状をしたターンテーブル2上に、同心状に載置され適宜
手段によって固定されている。
【0015】ターンテーブル2は、図示しない回転駆動
機構により低速回転させられるようになっている。コイ
ルベース1の上面には、コイルベース1と同心の渦巻き
状をした導体挟持溝1aが形成されている。ターンテー
ブル2の上方には先端側が平面視でく字状をしたコイル
押えアーム4を延出させており、その基端部は支軸4a
に回動自在に支持されている。このコイル押えアーム4
の先端は、後述するように導体挟持溝1aに係合され
て、ターンテーブル2の径方向に移動するようになって
いる。
【0016】図2に示すようにコイル押えアーム4の先
端に設けた導体ガイド5の中央部には、導体Wを挿通さ
せる導体孔5aが開設されており、導体ガイド5の下面
側には導体挟持溝1aに係入するガイド板5bを下方に
延出させている。また図3に示すように、導体ガイド5
の後方、即ち、コイル押えアーム4の基部方向側には、
回転自在の押えローラ5cが設けられている。コイル押
えアーム4には、その先端側がコイルベース1の方向へ
所定圧力の押圧力が作用するよう図示しない加圧手段に
より押圧力が付与されていて、導体孔5aを挿通させた
導体Wを、導体挟持溝1aに嵌入させ得るようになって
いる。
【0017】図4に示すように、導体ガイド5とガイド
板5bとは正面視がT字状に形成されている。ガイド板
5bは、その幅方向を導体挟持溝1aに沿わせている。
コイル押えアーム4の先端側面には、同一線上に位置さ
せた支軸5d,5dの一端が支持されており、支軸5
d,5dの各他端は軸筒5eに固定され、軸筒5eはコ
イル押えアーム4の幅方向の中央部に位置している。そ
して、軸筒5eは、支軸5d,5dを支点に矢符方向に
回動可能に支持されている。この軸筒5eには導体ガイ
ド5の上面に突設させた支軸5fが挿通されていて、支
軸5fを支点にして導体ガイド5が矢符方向に回動可能
になっている。これにより、導体ガイド5は、それに開
設している導体孔5bの開口位置が導体挟持溝1aに沿
い、また導体挟持溝1aに倣うようになっている。な
お、支軸5fは抜け止めが図られ、導体ガイド5と軸筒
5eとの距離は所定距離に保持されている。押えローラ
5cはその軸方向を導体挟持溝1aの長さ方向と直交す
る向きとなっている。コイルベース1に設けている導体
挟持溝1aはコイルベース1の上面から上方に延出して
いる断面形状が円弧状で可撓性を有する挟持片1aa,
1abを適長離隔して対向させて形成されており、挟持
片1aa,1ab各々の上端部は内側へ僅かに曲成され
ている。
【0018】次にこのように構成した巻回装置によりコ
イルを巻回する方法を説明する。図1に示すようにター
ンテーブル2上にコイルベース1を同心配置してコイル
ベース1をターンテーブル2に固定する。そして導体W
を導体ガイド5の導体孔5aを挿通させて、最内周の導
体挟持溝1aの端部側に導体Wの先端を嵌入するととも
に、コイルベース1及びターンテーブル2の図示しない
貫通孔を挿通させてターンテーブル2の下面側へ導出し
ておく。
【0019】そして、導体Wを導体挟持溝1aに嵌入さ
せた位置の上方に、押えローラ5cが位置するように
し、ガイド板5bを導体挟持溝1aに係入させてコイル
押えアーム4を位置決めする。その後、図示しない回転
駆動機構を駆動して、ターンテーブル2を低速度で白抜
矢符方向へ回転させる。そうすると、導体ガイド5は導
体挟持溝1aに沿って移動し、導体孔5aを挿通した導
体Wが導体挟持溝1aの上方にガイドされる。そして導
体挟持溝1aの上方にガイドされた導体Wを、押えロー
ラ5cが押圧し、導体Wを導体挟持溝1aに嵌入させ
る。このような動作がターンテーブル2の回転に応じて
行われて、導体Wが導体挟持溝1aに沿って順次嵌入さ
れ、導体Wが渦巻き状に巻回される。そして導体ガイド
5は支軸5fを支点にして回動でき、導体Wを円滑に導
体挟持溝1aの上方にガイドする。
【0020】このようにして導体Wを所定巻回数巻回し
終わると、ターンテーブル2の回転を停止させてコイル
ベース1の外周側の位置で導体Wを切断する。そしてコ
イルベース1をターンテーブル2から離脱させてターン
テーブル2の下面側に導出させていた導体Wの端部をタ
ーンテーブル2から引き抜くと、コイルベース1に導体
Wが挟持された所定巻回数のパンケーキ状の誘導加熱コ
イルが得られる。これにより、導体Wを、渦巻き状の導
体挟持溝1aに沿って順次円滑に嵌入して、導体Wを自
動的に巻回することができ、誘導加熱コイルを量産でき
る。
【0021】図5は本発明に係るコイルの巻回方法の実
施に使用する他の巻回装置の模式的平面図、図6は図5
におけるX−X線断面図である。ターンテーブル10
は、図示しない回転駆動機構により駆動され低速回転す
る回転軸11に取付けられている。ターンテーブル10
上には、回転軸11が挿通されてコイルベース12が載
置されている。コイルベース12はポリエチレンテレフ
タレート樹脂からなり上面に渦巻き状の導体溝12aが
形成されている。コイルベース12はそれに挿通されて
いる回転軸11の先端のネジ軸に螺着したナット13に
よりターンテーブル10に固定されている。ターンテー
ブル10より下方に位置する回転軸11の外面には、導
体固定部14が取付けられている。ターンテーブル10
と同心であって、ターンテーブル10の直径より若干大
径の円周上にコイル巻回具20を支持する4本の支持軸
15,15,15,15を4等配して起立させている。
支持軸15,15,15,15の各先端には、小径のネ
ジ軸15a,15a,15a,15aが形成されてい
る。支持軸15,15,15,15には、支持軸15,
15,15,15に跨がって十字状をしているコイル巻
回具20が取付けられている。
【0022】アーム20a,20a各々には、その長さ
方向に沿った長孔のガイド孔21a,21bが開設され
ている。アーム20c,20dの下面には、アーム20
c,20dに沿わせている直方体状のゴム板からなる導
体押圧部材26が取付けられている。この導体押圧部材
26により、導体溝12aに嵌入した導体を押圧して飛
出しを防止するようになっている。
【0023】アーム20a上には、アーム20aに沿っ
て移動可能なコイル巻回用ガイド21が配設されてお
り、アーム20b上にはアーム20bに沿って移動可能
な接着剤塗布用ガイド31が配設されている。コイル巻
回用ガイド21に設けたガイド22はガイド孔21aに
挿通して、その先端を導体溝12aに位置させている。
また、ガイド孔21aに後述するケーシングの下面に取
付けている重錘支持軸23が挿通されており、その先端
にコイルベース12の上面を摺動する重錘24が取付け
られている。そしてガイド22は重錘24が対向してい
る導体溝12aより1回り外周側の導体溝12aに係入
するように位置決めされている。これにより、ターンテ
ーブル10を矢符方向へ回転させるとガイド22及び重
錘24が、ターンテーブル10の回転数に応じてターン
テーブル10の外周側へ徐々に移動するようになってい
る。
【0024】図7はコイル巻回用ガイド21及び導体溝
12aを示す斜視図、図8はコイル巻回用ガイド21の
要部正面図である。アーム20aの上面には、ガイド孔
21aの両側にガイド孔21aに平行に、タイヤ溝21
tが形成されている。タイヤ溝21t,21tにはタイ
ヤ溝21t,21tと平行しているコイル巻回用ガイド
21のケーシング21eの内側面に取付けた硬質ゴム製
のタイヤT,Tが転動可能に載置されている。ケーシン
グ21eの底部下面には、重錘支持軸23の上端部が固
定されており、重錘支持軸23の下端部に直方体状の重
錘24が取付けられている。ガイド22はポリエチレン
テレフタレート樹脂からなり先端が円弧状に形成され、
短冊状となっており、その先端は幅方向を導体溝12a
に沿わせて導体溝12aに係入されている。
【0025】図9は接着剤送給用ガイド31の斜視図、
図10は接着剤送給用ガイドの要部正面図である。アー
ム20bの上面にはガイド孔21bの両側にガイド溝2
1bに平行したタイヤ溝21c,21cが形成されてい
る。アーム20bの上方には、長さ方向がアーム20b
の長さ方向と直交しているケーシング31aが配設され
ている。ケーシング31a内を仕切る仕切板31b,3
1b′の下部に回転自在に取付けたタイヤ31c,31
cを、タイヤ溝21c,21cを転動するように配置さ
せており、接着剤送給用ガイド31はアーム20bから
適長上方に位置した状態でアーム20bの長さ方向に移
動可能になっている。仕切板31b,31b′間には上
端部をケーシング31aの上板に取付けたコイルバネ3
1dにより吊り下げられているポリエチレンテレフタレ
ート樹脂製の砲弾状をしたガイド31eが配設されてい
る。
【0026】ガイド孔31eはケーシング31aの下面
板に開設されたガイド孔31f及びアーム20bに形成
しているガイド孔21bを挿通しており、その下端部は
導体溝12a内に位置している。ガイド31eの上端側
の外周面には導電材からなるリング電極C1 が外嵌され
ており、リング電極C1 から離隔した下端側の外周面に
は導電材からなるリング電極C2 が外嵌されている。
【0027】また仕切板31b,31b′が対向してい
る仕切板31b′の対向面の下部側に、リング電極
1 ,C2 と接触する導電材からなる直方体状の固定電
極C0 が配設されている。固定電極C0 がリング電極C
1 ,C2 と対向する面はリング電極C1 ,C2 の周面と
同曲率半径の円弧面として、接触を良好にしている。そ
してガイド31eが導体溝12aに係合された場合は、
ガイド31eが導体溝12aにより押し上げられて、リ
ング電極C2 が固定電極C0 と接触し、導体溝12aに
より係合されていない場合は、ガイド31eの自重で吊
り下げ状態になって、リング電極C1 が固定電極C0
接触するように、リング電極C1 とリング電極C2 との
離隔距離が選定されている。
【0028】仕切板31bの仕切板31b′が対向しな
い側の面には、仕切板31bに一側が固定されている直
方体状のチューブブラケット31gがアーム20bの上
面に平行に配設されている。チューブブラケット31g
には、図示しない接着剤供給源に連通しており、接着剤
を流通させるシリコンゴムチューブからなる接着剤送給
パイプ31hが挿通され、その先端はチューブブラケッ
ト31gから適長延出されている。接着剤送給パイプ3
1hはチューブブラケット31gから延出させた位置で
逆レ字状に屈折させている。そして接着剤送給パイプ3
1hの先端側には鉄製リングIRが外嵌されている。接
着剤送給パイプ31hの先端は、ガイド孔21bに平行
していて、ケーシング31aの底板に開設した長孔のパ
イプ孔31iに臨ませている。なお、このパイプ孔31
iはアーム20bから外れた位置であって、導体溝12
aと対向する位置に開設されている。接着剤送給パイプ
31hに設けた鉄製リングクIRと同高さ位置であり、
接着剤送給パイプ31hを挟んで対向する位置には、図
示しないブラケットに取付けられた電磁石L1 ,L 2
配設されている。
【0029】そして、電磁石L1 を励磁した場合は電磁
石L1 が鉄製リングIRを吸着して接着剤送給パイプ3
1hを折曲げて接着剤の送給を阻止した状態になし得、
また電磁石L2 を励磁した場合は、電磁石L2 が鉄製リ
ングIRを吸着して接着剤送給パイプ31hの折り曲げ
を解放して、接着剤を送給できる状態にして、パイプ孔
31iに対向している導体溝12aに接着剤が送給され
るようになっている。
【0030】図11,図12、図13は電磁石L1 ,L
2 の励磁回路の回路図であり、図11はガイド31eが
導体溝12aの上方にある状態を示している。固定電極
0は直流電源たるバッテリBの正極+と接続されてい
る。バッテリBの負極−は電磁石L1 ,L2 の各励磁コ
イルの一端子と接続されている。電磁石L1 の励磁コイ
ルの他端子はリング電極C1 と接続され、電磁石L2
励磁コイルの他端子はリング電極C2 と接続されてい
る。そして、固定電極C0 とリング電極C1 とが接触す
ると電磁石L1 が励磁され、その電磁吸引力により接着
剤送給パイプ31hに設けている鉄製リングIRを吸引
する。それにより、接着剤送給パイプ31hの先端側が
折曲げられて接着剤の送給を阻止するようになる。
【0031】また、ガイド31eが導体溝12aにガイ
ドされる図12に示す状態になると、導体溝12aによ
りガイド31eが上方へ移動させられ、固定電極C0
リング電極C2 とが接触して電磁石L2 が励磁され、そ
の電磁吸引力により接着剤送給パイプ31hに設けてい
る鉄製リングIRを吸引する。それにより、接着剤送給
パイプ31hの先端側の折曲げ状態が解放され、接着剤
を送給するようになる。
【0032】また、図13に示すようにガイド31eが
導体溝12aから離反して、吊り下げ状態になると、前
述したように電磁石L1 が励磁されて、接着剤の送給を
阻止するようになる。
【0033】さて、このように構成した巻回装置により
コイルを巻回する方法を、巻回工程の説明図である図1
4,図15とともに説明する。図14(a)に示すよう
に回転軸11をコイルベース12を嵌挿させてターンテ
ーブル10上にコイルベース12を載置する。そして図
14(b)に示すように回転軸11の先端のネジ軸にナ
ット13を螺着して、コイルベース12をターンテーブ
ル10に固定し、巻回すべき導体Wの先端部を、コイル
ベース12に開設している図示していない導体孔を挿通
させて導体固定部14を挿通させて固定する。
【0034】そしてコイルベース12上に導出している
導体Wを、渦巻き状の導体溝12aの最内周位置に嵌め
込む。その後、コイル巻回具20のアーム20a,20
b,20c,20d(20a,20cのみ図示)の先端
を支持軸15,15,15,15(15,15のみ図
示)のネジ軸15a,15a,15a,15aに臨ませ
てネジ軸15a,15a,15a,15aに嵌合させて
ナットにより固定する。そうすると図14(c),図1
5(d)に示すようになり、コイルベース11上に、コ
イル巻回具20のアーム20a,20b,20c,20
dを取付けた状態になる。そしてコイル巻回用ガイド2
1の重錘24を図7に示すようにして最内周の導体溝1
2a上に位置させ、ガイド22を重錘24が対向してい
る導体溝12aの1回り外周側の導体溝12aに位置さ
せる。そして巻回すべき導体Wを重錘24の下面と導体
溝12aとの間へ送給するようにする。
【0035】一方、接着剤塗布用ガイド31のガイド3
1eを図9に示すようにして、最内周の導体溝12aに
位置させる。そうすると、図12に示すように電磁石L
2 が励磁されて、接着剤送給パイプ31hの折曲げが解
放されて接着剤は最内周の導体溝12a内に送給され
る。ここでターンテーブル10を矢符方向へ低速回転さ
せると、ガイド31eにより接着剤塗布用ガイド31が
ガイドされ、導体溝12aに接着剤が送給され塗布され
る。
【0036】このようにして、導体溝12aの回転方向
上流側で接着剤が塗布され、導体溝12aの回転方向下
流側において巻回すべき導体Wを重錘24により押圧し
て導体溝12aに導体Wを嵌入していく。そして、ガイ
ド22によりコイル巻回用ガイド21がガイドされて、
接着剤送給用ガイド31とともにターンテーブル11の
回転数に応じて徐々にコイルベース12の外周側へ移動
し図15(e),(f)に示すようになる。そして、巻
回すべき導体Wは導体溝12aにその周方向に沿って順
次巻回されて、接着剤により導体Wが固定されて、所定
巻回数のコイルが巻回される。なお、巻回された導体W
は、図15(e)に示すように、アーム20c,20d
の各々の下面に取付けた導体押圧部材26,26により
コイルベース11上に押圧されていて、巻回された導体
Wが導体溝12aから離脱することがない。
【0037】そして接着剤送給用ガイド31のガイド3
1eが図13に示すように導体溝12aから離脱する
と、電磁石L1 が励磁され接着剤の送給が阻止される。
そして導体溝12aの外周側端部にコイル巻回用ガイド
21が位置したときにターンテーブル10の回転を停止
させて導体Wの巻回動作を終了すると図15(f)に示
すように所定巻回数のコイルが得られる。なお、塗布し
た接着剤は経時に応じて接着力が増加する特性のものを
用いていると、このように巻回動作が終了した時点で
は、塗布した接着剤によって、巻回した導体Wが安定に
支持された状態が得られる。
【0038】そこで、最外周の導体溝12aから導体W
を適長導出した位置で導体Wを切断し、その後、支持軸
15,15,15,15からコイル巻回具20のアーム
20a,20b,20c,20dを取り外した後、ナッ
ト13を取り外してターンテーブル10からコイルベー
ス12を取り外すと、コイルベース12に支持された所
定巻回数の誘導加熱コイルが得られる。この誘導加熱コ
イルを、適宜の加熱手段により加熱することによって、
接着剤の接着力を一層強めて、導体Wとコイルベース1
とが一体化された誘導加熱コイルが完成する。
【0039】そしてターンテーブル10上には前述した
と同様にコイルベース12を載置し、コイル巻回具20
を取付けて次のコイルの巻回に備えることができる。な
お本発明の実施の形態によれば、コイルの巻回数を3回
としているが、この巻回数に何ら限定されるものではな
い。また接着剤には、接着用ワニスを用いることができ
る。更に、誘導加熱コイルに限定されず、他の用途のコ
イルも同様に巻回できるのは言うまでもない。
【0040】
【発明の効果】以上詳述したように、第1発明及び第2
発明は、巻回すべき導体を、導体挟持溝に係合している
ガイド部材により導体挟持溝の開口位置にガイドして、
ガイドした導体を押圧部材により押圧して導体挟持溝に
自動的に嵌入するので、導体を円滑に導体挟持溝に送給
し、連続して導体を巻回することができ、量産に適した
コイルの巻回方法及び巻回装置を提供できる。
【0041】第3発明及び第4発明は、導体溝に係合し
ている第1ガイド部材に設けた接着剤送給部により導体
溝に接着剤を送給し、導体溝に係合している第2ガイド
部材に設けた押圧部材により、接着剤が送給された導体
溝の開口位置に位置させた導体を押圧して、導体溝に嵌
入させるので、導体を円滑に導体溝に送給し得て、連続
して導体を巻回することができ、巻回した導体をコイル
ベースに強固に固定することができるコイルの巻回方法
及び巻回装置を提供できる。
【0042】第5発明は、導体溝に嵌入した導体を、接
着剤により導体溝に強固に固定された、巻回コストが安
価で信頼性が高いコイルを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るコイルの巻回方法の実施に用いる
巻回装置の模式的平面図である。
【図2】図1におけるA−A線断面図である。
【図3】図1におけるB−B線断面図である。
【図4】巻回装置の要部斜視図である。
【図5】本発明に係るコイルの巻回方法の実施に用いる
他の巻回装置の模式的平面図である。
【図6】図5におけるX−X線断面図である。
【図7】コイル巻回用ガイドの斜視図である。
【図8】アームとともに示すコイル巻回用ガイドの要部
正面図である。
【図9】アームとともに示す接着剤送給用ガイドの斜視
図である。
【図10】接着剤送給用ガイドの要部正面図である。
【図11】電磁石の励磁回路の回路図である。
【図12】電磁石の励磁回路の回路図である。
【図13】電磁石の励磁回路の回路図である。
【図14】コイルの巻回工程の説明図の半部である。
【図15】コイルの巻回工程の説明図の半部である。
【符号の説明】
1 コイルベース 1a 導体挟持溝 2 ターンテーブル 4 コイル押えアーム 5 導体ガイド 5c 押えローラ 10 ターンテーブル 12 コイルベース 12a 導体溝 20 コイル巻回具 20a,20b,20c,20d アーム 21 コイル巻回用ガイド 21b ガイド孔 22 ガイド 24 重錘 31 接着剤送給用ガイド 31f ガイド孔 31h 接着剤送給パイプ L1 ,L2 電磁石 C0 固定電極 C1 ,C2 リング電極 IR 鉄製リング

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 導体を渦巻き状の導体溝に嵌入させてコ
    イルを巻回する方法において、 導体を挟持する渦巻き状の導体挟持溝が形成されている
    コイルベースの前記導体挟持溝に係合しているガイド部
    材により、導体挟持溝に挟持させる導体を導体挟持溝の
    開口位置にガイドし、ガイドされた導体を押圧部材によ
    り押圧して導体挟持溝内に嵌入させて挟持させることを
    特徴とするコイルの巻回方法。
  2. 【請求項2】 導体を挟持する渦巻き状の導体挟持溝に
    係合させており、前記導体を前記導体挟持溝の開口位置
    にガイドするガイド部材と、該ガイド部材によりガイド
    されて導体挟持部の開口位置に位置した導体を押圧して
    導体挟持溝内に嵌入させる押圧部材とを備えることを特
    徴とするコイルの巻回装置。
  3. 【請求項3】 導体を渦巻き状の導体溝に嵌入してコイ
    ルを巻回する方法において、 前記導体溝に係合している第1ガイド部材に設けた接着
    剤送給部から送給された接着剤を導体溝へ送給し、接着
    剤が送給された導体溝の開口位置に導体を送給して、導
    体溝の開口位置に送給した導体を、導体溝に係合してい
    る第2ガイド部材に設けた押圧部材により押圧して、接
    着剤が送給された導体溝内に嵌入させることを特徴とす
    るコイルの巻回方法。
  4. 【請求項4】 導体を嵌入すべき渦巻き状の導体溝に係
    合しており、導体溝に接着剤を送給する接着剤送給部を
    設けた第1ガイド部材と、導体溝に係合しており、導体
    溝の開口位置に送給された導体を押圧して導体溝に嵌入
    する押圧部材を設けた第2ガイド部材とを備え、接着剤
    が送給された導体溝に導体を嵌入すべく構成してあるこ
    とを特徴とするコイルの巻回装置。
  5. 【請求項5】 請求項3の巻回方法により巻回してある
    ことを特徴とするコイル。
JP23715495A 1995-09-14 1995-09-14 コイルの巻回方法、巻回装置及びコイル Pending JPH0982465A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2018055698A1 (ja) * 2016-09-21 2018-03-29 株式会社Ihi コイル装置

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