JPH0982538A - 内燃機関用点火コイル - Google Patents

内燃機関用点火コイル

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JPH0982538A
JPH0982538A JP7239619A JP23961995A JPH0982538A JP H0982538 A JPH0982538 A JP H0982538A JP 7239619 A JP7239619 A JP 7239619A JP 23961995 A JP23961995 A JP 23961995A JP H0982538 A JPH0982538 A JP H0982538A
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JP
Japan
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coil
internal combustion
combustion engine
ignition coil
ignition
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JP7239619A
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Takanori Sato
隆徳 佐藤
Ryozo Takeuchi
良三 武内
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Hitachi Ltd
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Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】外部鉄心とコイルケースとの間の空隙部におけ
る部分放電を抑制することにより、耐久性を向上できる
内燃機関用点火コイルを提供する。 【構成】外部鉄心12とコイルケース25間に空隙部1
5が残存しており、そしてコイルケース25が絶縁性材
料であるプラスチックで構成されているので、2次コイ
ル22と外部鉄心12間にかかる高電圧によりこの空隙
部15に高電圧がかかり、部分放電が生じやすくなる。
ここで点火コイル1において、コイルケース25の外周
面に半導電性被膜部14を配設することにより、コイル
ケース25外表面と外部鉄心12内表面とがどこか1箇
所で接触すれば、半導電性被膜部14を介し、コイルケ
ース25外表面と外部鉄心12内表面とが同電位(アー
ス)となる。したがって、コイルケース25外表面と外
部鉄心12内表面との間の空隙部15において、放電が
生じるのが抑制される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、点火プラグに
直続される内燃機関用点火コイルに関する。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の点火コイルに関する公知
技術としては、例えば、以下のものがある。 ○特開平4−143461号公報 この公知技術は、点火コイルの中心鉄心の端部に、1次
コイルが生じる磁束と逆方向の磁束を生じる磁石を設け
ることにより、損失が少なく、点火プラグに充分な電圧
を供給できる点火装置を提供するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術においては、以下の課題が存在する。すなわち、
上記公知技術の点火コイルにおいては、外部鉄心とし
て、円周方向の1箇所に絶縁用のスリットが形成された
略円筒状のケイ素鋼板がコイルケースの外面に配置され
ている。しかし、この外部鉄心とコイルケースとの間に
は空隙部が存在するので、励起時にこの空隙部で部分放
電が生じるので、コイルケース及び注型レジン部が絶縁
劣化して点火コイルの耐久性が低下する。
【0004】本発明の目的は、外部鉄心とコイルケース
との間の空隙部における部分放電を抑制することによ
り、耐久性を向上できる内燃機関用点火コイルを提供す
ることである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、中心鉄心と、この中心鉄心の外周
に配置された1次巻線ボビンに巻き回された1次コイル
と、この1次コイルの外周に配置された2次巻線ボビン
に巻き回された2次コイルと、前記中心鉄心、1次コイ
ル、及び2次コイルを内包するとともに内部が絶縁性の
注型剤で満たされた絶縁性材料のコイルケースと、この
コイルケースの外周に配置された外部鉄心とを有する内
燃機関用点火コイルにおいて、前記コイルケースの外表
面の少なくとも一部に、半導電性被膜を形成したことを
特徴とする内燃機関用点火コイルが提供される。
【0006】好ましくは、前記内燃機関用点火コイルに
おいて、前記半導電性被膜は、面抵抗が、10Ω/cm
2以上50kΩ/cm2以下であることを特徴とする内燃
機関用点火コイルが提供される。
【0007】また好ましくは、前記内燃機関用点火コイ
ルにおいて、前記半導電性被膜は、吹き付け・塗布・浸
漬のうち少なくとも1つにより形成されたカーボン粉含
有の樹脂膜であることを特徴とする内燃機関用点火コイ
ルが提供される。
【0008】また好ましくは、前記内燃機関用点火コイ
ルにおいて、前記半導電性被膜は、メッキ・蒸着・印刷
のうち少なくとも1つにより形成された、金属膜及び金
属酸化膜のうち少なくとも一方であることを特徴とする
内燃機関用点火コイルが提供される。
【0009】また好ましくは、前記内燃機関用点火コイ
ルにおいて、前記半導電性被膜は、前記コイルケースの
外表面のうち、前記2次コイルの高圧側部分に対応する
領域に形成されていることを特徴とする内燃機関用点火
コイルが提供される。
【0010】また好ましくは、前記内燃機関用点火コイ
ルにおいて、前記外部鉄心は、円周方向の1箇所を軸方
向に切り欠くスリットを備えた略円筒形状を有してお
り、前記半導電性被膜は、前記コイルケースの外表面の
うち、前記スリット位置に対応する領域に形成されてい
ることを特徴とする内燃機関用点火コイルが提供され
る。
【0011】
【作用】以上のように構成した本発明の内燃機関用点火
コイルにおいては、中心鉄心外周の1次巻線ボビンに巻
き回された1次コイルで発生した磁場が、中心鉄心から
コイルケース外周の外部鉄心に分流して、再び中心鉄心
にもどる。そしてこの1次巻線に流れる電流が遮断され
ることで1次コイル外周の2次巻線ボビンに巻き回され
た2次コイルに高電圧が発生し、例えば2次コイルに接
続された電極を介して点火プラグに導かれ、点火が行わ
れる。
【0012】このとき、この2次コイルによる高電圧
は、2次コイルと中心鉄心との間、及び2次コイルと外
部鉄心との間にもかかることになる。2次コイルと中心
鉄心との間にかかる高電圧は、2次コイル・中心鉄心間
には比較的高い電圧の1次コイルが存在することから、
実質的には2次コイルと1次コイルとの間にかかること
になる。そしてこれら2次コイル及び1次コイルは、と
もにコイルケース内に配置されるとともにその周囲に絶
縁性の注型剤が満たされている。したがって2次コイル
と1次コイルとの間も絶縁性注型剤で満たされ空隙部は
存在しないので部分放電が生じることはない。一方、点
火コイルの組立時には、一般に、コイルケース内に2次
コイル・1次コイルを配置して絶縁性注型剤を満たした
後、コイルケースの外周に外部鉄心をはめ込んで構成す
る。このとき、コイルケース外表面及び外部鉄心内表面
にはともに製造上の表面粗さに起因する微小な凹凸が存
在することから、コイルケース外表面と外部鉄心内表面
とが全面にわたって完全に接触することはなく、これら
の間には必ず空隙部が存在する。そしてまたコイルケー
スは絶縁性材料、例えばプラスチック等で製造されるの
が通常であるので、2次コイルと外部鉄心との間にかか
る高電圧により、コイルケース・外部鉄心間の空隙部に
おいて部分放電が生じやすくなる。ここで本発明におい
ては、例えば、カーボン粉を含有した樹脂膜を吹き付け
・塗布・浸漬により形成したり、金属膜又は金属酸化膜
をメッキ・蒸着・印刷により形成することによって、コ
イルケース外表面に半導電性被膜が形成される。これに
よって、コイルケース外表面と外部鉄心内表面とがどこ
か1箇所で接触すれば、半導電性被膜を介し、コイルケ
ース外表面と外部鉄心内表面とが同電位となる。よっ
て、コイルケース外表面と外部鉄心内表面との間の空隙
部において、放電が生じるのが抑制される。なおこの場
合、半導電性被膜はコイルケース外表面のすべてに必ず
しも設ける必要はなく、特に放電が起こりやすい2次コ
イルの高電圧側に対応する部分や、外部鉄心のスリット
位置に対応する部分のみに設けてもよい。
【0013】また、半導電性被膜の面抵抗が50kΩ/
cm2以下であることにより、最大放電電荷量の大きさ
が100ピコクーロン/個を超えることがなく絶縁劣化
が顕著になるのを防止でき、また面抵抗が10Ω/cm
2以上であることにより、半導電性被膜の表面に渦電流
が発生してエネルギ損失が生じるのを防止ことができ
る。よって、半導電性被膜の面抵抗が10Ω/cm2
上50kΩ/cm2以下であることにより、良好な放電
防止効果を確実に得ることができる。
【0014】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。本発明の第1の実施例を図1〜図5により説明
する。本実施例による点火コイルの全体構造を表す縦断
面図を図1に示す。図1において、点火コイル1は、中
心鉄心11と、この中心鉄心11の外周に配置された1
次ボビン23と、この1次ボビン23に中心鉄心11と
同心円状となるように巻き回された1次コイル21と、
この1次コイル21の外周に配置された2次ボビン24
と、この2次ボビン24に中心鉄心11と同心円状とな
るように巻き回された巻き回された2次コイル22と、
これら中心鉄心11・1次ボビン23・1次コイル21
・2次ボビン24・2次コイル22を内包する絶縁性材
料(例えばプラスチック)製のコイルケース25と、こ
のコイルケース25の外周に配置された円筒状の外部鉄
心12と、中心鉄心11内に設けられ中心鉄心11及び
外部鉄心12とともに点火コイル1の閉磁路を形成する
永久磁石13とを有しており、コイルケース25内に1
次ボビン23・1次コイル21・2次ボビン24・2次
コイル22を配置して真空下で絶縁性の注型レジン26
を満たした後、コイルケース25の外周に外部鉄心12
をはめ込むことにより構成されている。
【0015】図1中A部の詳細構造を表す縦断面図を図
2に示す。図2及び図1において、コイルケース25の
外表面には、半導電性被膜部14が形成されている。こ
の半導電性被膜部14は、例えば、エポキシ樹脂・ポリ
エステル樹脂・ポリイミド樹脂・ポリアミド樹脂、若し
くはこれらの樹脂をワニス化したもの)等にカーボン粉
を混入したものを、コイルケース25の円筒部外周面に
塗布して加熱硬化することにより形成され、円筒状の外
部鉄心12の内周表面積とほぼ同一の表面積となるよう
になっている。また上述したように、外部鉄心12は、
2次コイル22・1次コイル21が既に設置されたコイ
ルケース25の外周にはめ込まれているが、このとき、
コイルケース25外表面及び外部鉄心12内表面にはと
もに製造上の表面粗さに起因する微小な凹凸が存在して
いることから、コイルケース25外表面と外部鉄心12
内表面とが全面にわたって完全に接触することはない。
すなわち、半導電性被膜部14の少なくとも1箇所は外
部鉄心12と接触しているが、コイルケース25と外部
鉄心12との間には空隙部15が残存している(図2参
照)。
【0016】外部鉄心12の構造を表す斜視図を図3に
示す。図3に示されるように、外部鉄心12は、ケイ素
鋼板を1枚ないし複数枚重ねて円筒状に成形したもので
あり、渦電流によるエネルギー損失を抑制するために円
周上の1箇所がスリット121で電気的に絶縁されてい
る。
【0017】図1に戻り、上記のような構成の点火コイ
ル1は、シリンダーヘッド2に実装される。シリンダー
ヘッド2内には燃料室内チャンバー3が形成されてお
り、この燃料室内チャンバー3とシリンダーヘッド2の
点火プラグ取り付け孔2aとにまたがるように点火プラ
グ4が取り付けられている。また、コイルケース25の
上部には点火コイル4の先端部で絶縁を行うタワー部材
28が設けられている。そしてこのタワー部材28内に
は、点火コイル1の2次コイル22に発生した高圧を点
火プラグ4端部の電極4aに導入する導電スプリング2
7が挿入されている。
【0018】以上の構成において、1次コイル21によ
って発生した磁場は中心鉄心11から外部鉄心12に分
流して、再び中心鉄心11にもどる。このとき、1次コ
イル21に流れる電流を遮断することによって、2次コ
イル22には約30kVもの高電圧が発生し、この高電
圧が点火プラグ4に供給されて、点火が行われる。この
とき、この2次コイル22による高電圧は、2次コイル
22と中心鉄心11との間、及び2次コイル22と外部
鉄心12間との間にもかかることになる。このうち、前
者にかかる高電圧は、2次コイル22・中心鉄心11間
の1次コイル21の電位が数百Vになることから、実質
的には2次コイル22と1次コイル21間にかかること
になる。ここで、前述したように、点火コイル1の製造
の際コイルケース25内に注型レジン26が満たされて
注型されていることから、これら2次コイル22と1次
コイル21との間も注型レジン26で満たされ空隙部は
できないので、部分放電が生じることはない。
【0019】一方、後者にかかる高電圧に関しては、前
述したように外部鉄心12とコイルケース25間に空隙
部15が残存しており、そしてコイルケース25が絶縁
性材料であるプラスチックで構成されているので、この
空隙部15に高電圧がかかって部分放電が生じやすくな
る。よって、これを防止する手段をなんら講じないと、
コイルケース25と注型レジン26が部分放電によって
劣化損傷し、点火コイル1が所定の耐久性能を保つこと
が困難となる。ここで、本実施例による点火コイル1に
おいては、コイルケース25の外周面に半導電性被膜部
14を配設することにより、コイルケース25外表面と
外部鉄心12内表面とがどこか1箇所で接触すれば、半
導電性被膜部14を介し、コイルケース25外表面と外
部鉄心12内表面とが同電位(アース)となる。したが
って、コイルケース25外表面(すなわち半導電性被膜
部14)と外部鉄心12内表面との間の空隙部15にお
いて、放電が生じるのが抑制される。よって、この部分
での絶縁劣化が抑制され、点火コイル1の耐久性能が低
下するのを防止できる。
【0020】なお、上記実施例において、さらに、半導
電性被膜部14の面抵抗値が10Ω/cm2〜50kΩ
/cm2の範囲になるように、カーボン粉の含有量を調
整することにより、空隙部15における放電防止効果が
より確実かつ良好に得られる。このことを図4及び図5
により説明する。上記点火コイル1の部材と同等の部材
については同一の符号を付す。図4は、本実施例の点火
コイル1と類似の構造の点火コイルを用い、半導電性被
膜部14の面抵抗Rsの値を種々変化させた場合におけ
る、部分放電の大きさ(=最大放電電荷量)Qmを求め
たものである。図4において、面抵抗Rsの値が大きく
なるほど部分放電の大きさQmが次第に増大し、そして
そのときの増大する度合いも斬増していき、最終的に、
半導電性被膜部14を設けない場合の数千ピコクーロン
/個にほぼ等しくなることがわかる。ここで、一般に、
部分放電の大きさQm≒100ピコクーロンを超えると
絶縁劣化が顕著になるといわれている。そして、図4で
Rs≒50kΩ/cm2でQm≒100ピコクーロンと
なっていることから、Rsが約50kΩ/cm2より大
きくなると、半導電性被膜部14の効果が小さくなって
大きな部分放電が生じ、絶縁劣化が顕著になることがわ
かった。
【0021】また、図5は、本実施例の点火コイル1と
類似の構造の点火コイルを用い、半導電性被膜部14の
面抵抗Rsの値を種々変化させた場合における、点火コ
イル放電エネルギーEを求めたものである。図5によ
り、面抵抗Rsの値を大きくしていくと、放電エネルギ
ーEの値も70%前後から大きくなっていくが、Rs≒
数十kΩ/cm2でほぼ100%となって飽和すること
がわかる。すなわち、Rsが約10Ω/cm2より小さ
い場合でのみ、点火コイル1が有する放電エネルギーが
小さくなる。これはRsが小さいと半導電性被膜部14
の表面で渦電流が生じ、これによるエネルギー損失が生
じるからである。
【0022】したがって、上記図4と図5とに示した結
果より、本実施例による放電防止効果が確実かつ良好で
あるような半導電性被膜部14の面抵抗値Rsの範囲と
しては、10Ω/cm2≦Rs≦50kΩ/cm2であれ
ばよいことがわかる。上記第1の実施例の点火コイル1
の面抵抗値Rsの値は、10Ω/cm2以上50kΩ/
cm2以下であることから、良好な放電防止効果を確実
に得ることができる。
【0023】本発明の第2の実施例を図6により説明す
る。本実施例は、コイルケースの特定部分にのみ半導電
性被膜を設けた場合の実施例である。本実施例による点
火コイルの構造のうち、要部であるコイルケース225
及び半導電性被膜214の構成を表す斜視図を図6に示
す。図6において、本実施例が第1の実施例と異なる点
は、半導電性被膜214が、コイルケース225外表面
のうち、特に放電が起こりやすい2次コイルの高圧側
(図示上側)部分に対応する領域にのみ形成されている
ことである。その他の構成は、第1の実施例とほぼ同様
である。本実施例によれば、特に放電が起こりやすい2
次コイルの高圧側の放電を抑制し、点火コイル全体とし
ても放電の大きさを低減することができる。
【0024】本発明の第3の実施例を図7により説明す
る。本実施例も、第2の実施例同様、コイルケースの特
定部分にのみ半導電性被膜を設けた場合の実施例であ
る。第1の実施例と同等の部材には同一の符号を付す。
本実施例による点火コイルの構造のうち、要部であるコ
イルケース325及び半導電性被膜314の構成を表す
斜視図を図7に示す。図7において、本実施例が第1の
実施例と異なる点は、半導電性被膜314が、コイルケ
ース325外表面のうち、特に放電が起こりやすい、外
部鉄心12のスリット121の位置(図3参照)に対応
する部分にのみ形成されていることである。その他の構
成は、第1の実施例とほぼ同様である。本実施例によれ
ば、特に放電が起こりやすいスリット121における放
電を抑制し、点火コイル全体としても放電の大きさを低
減することができる。
【0025】なお、上記第1〜第3の実施例において
は、半導電性被膜部14(又は214,314)は、そ
の主組成がカーボン粉と樹脂物(例えば、エポキシ樹
脂、ポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、ポリアミド樹
脂、ないし、これらの樹脂をワニス化したもの)を混合
し硬化したものであったが、これに限られない。すなわ
ち例えば、メッキ・蒸着・印刷等により、アルミニウム
・亜鉛等の金属膜や金属酸化物膜を形成してもよい。ま
た、上記第1〜第3の実施例においては、中心鉄心11
に永久磁石13を配設したが、これを配設しないタイプ
の点火コイルにも適用できることは言うまでもない。こ
れらの場合も同様の効果を得る。さらに、上記第1〜第
3の実施例においては、いわゆる直続式の点火コイルに
ついて説明したが、これに限るものでもなく、他のタイ
プのものでも同様の効果を得る。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、コイルケース外表面に
半導電性被膜が形成されるので、半導電性被膜を介し、
コイルケース外表面と外部鉄心内表面とが同電位とな
る。よって、コイルケース外表面と外部鉄心内表面との
間の空隙部において、放電が生じるのが抑制される。し
たがって、この部分で絶縁劣化が抑制され、点火コイル
の耐久性能が低下するのを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による点火コイルの全体
構造を表す縦断面図である。
【図2】図1中A部の詳細構造を表す縦断面図である。
【図3】図1に示された外部鉄心の構造を表す斜視図で
ある。
【図4】半導電性被膜部の面抵抗の値を種々変化させた
場合における、部分放電の大きさの変化を表す図であ
る。
【図5】半導電性被膜部の面抵抗の値を種々変化させた
場合における、放電エネルギーの大きさの変化を表す図
である。
【図6】本発明の第2の実施例による点火コイルの構造
のうち、要部であるコイルケース及び半導電性被膜の構
成を表す斜視図である。
【図7】本発明の第3の実施例による点火コイルの構造
のうち、要部であるコイルケース及び半導電性被膜の構
成を表す斜視図である。
【符号の説明】
1 点火コイル 4 点火プラグ 11 中心鉄心 12 外部鉄心 14 半導電性被膜 15 空隙部 21 1次コイル 22 2次コイル 23 1次ボビン 24 2次ボビン 25 コイルケース 26 注型レジン 27 導電スプリング 121 スリット 214 半導電性被膜 225 コイルケース 314 半導電性被膜 325 コイルケース

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中心鉄心と、この中心鉄心の外周に配置
    された1次巻線ボビンに巻き回された1次コイルと、こ
    の1次コイルの外周に配置された2次巻線ボビンに巻き
    回された2次コイルと、前記中心鉄心、1次コイル、及
    び2次コイルを内包するとともに内部が絶縁性の注型剤
    で満たされた絶縁性材料のコイルケースと、このコイル
    ケースの外周に配置された外部鉄心とを有する内燃機関
    用点火コイルにおいて、 前記コイルケースの外表面の少なくとも一部に、半導電
    性被膜を形成したことを特徴とする内燃機関用点火コイ
    ル。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の内燃機関用点火コイルに
    おいて、前記半導電性被膜は、面抵抗が、10Ω/cm
    2以上50kΩ/cm2以下であることを特徴とする内燃
    機関用点火コイル。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の内燃機関用点火コイルに
    おいて、前記半導電性被膜は、吹き付け・塗布・浸漬の
    うち少なくとも1つにより形成されたカーボン粉含有の
    樹脂膜であることを特徴とする内燃機関用点火コイル。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の内燃機関用点火コイルに
    おいて、前記半導電性被膜は、メッキ・蒸着・印刷のう
    ち少なくとも1つにより形成された、金属膜及び金属酸
    化膜のうち少なくとも一方であることを特徴とする内燃
    機関用点火コイル。
  5. 【請求項5】 請求項1記載の内燃機関用点火コイルに
    おいて、前記半導電性被膜は、前記コイルケースの外表
    面のうち、前記2次コイルの高圧側部分に対応する領域
    に形成されていることを特徴とする内燃機関用点火コイ
    ル。
  6. 【請求項6】 請求項1記載の内燃機関用点火コイルに
    おいて、前記外部鉄心は、円周方向の1箇所を軸方向に
    切り欠くスリットを備えた略円筒形状を有しており、前
    記半導電性被膜は、前記コイルケースの外表面のうち、
    前記スリット位置に対応する領域に形成されていること
    を特徴とする内燃機関用点火コイル。
JP7239619A 1995-09-19 1995-09-19 内燃機関用点火コイル Pending JPH0982538A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175470A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Robert Bosch Gmbh 点火コイル

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005175470A (ja) * 2003-12-09 2005-06-30 Robert Bosch Gmbh 点火コイル

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