JPH0983089A - 金属蒸気レーザ装置 - Google Patents

金属蒸気レーザ装置

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Publication number
JPH0983089A
JPH0983089A JP23580695A JP23580695A JPH0983089A JP H0983089 A JPH0983089 A JP H0983089A JP 23580695 A JP23580695 A JP 23580695A JP 23580695 A JP23580695 A JP 23580695A JP H0983089 A JPH0983089 A JP H0983089A
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JP
Japan
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airtight container
gas
outer tube
pipe
tube
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Withdrawn
Application number
JP23580695A
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English (en)
Inventor
Kazuo Hayashi
和 夫 林
Tomoko Izeki
関 朋 子 井
Etsuo Noda
田 悦 夫 野
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バッファガスの流れに乗って、ウィンドウに
向かうガスの流れを防止することによって、異常放電の
発生を抑制し、ウィンドウによる光の損失を低減し、高
効率で高出力の金属蒸発レーザ装置を提供する。 【解決手段】 気密容器(1、6)に接続されたガス導
入用配管(10a,10b)からガスを導入し気密容器
に接続されたガス排気用配管(21)から排気するとと
もに、気密容器内にレーザ媒質金属(9)を載置し気密
容器内に配設された放電電極(7、8)を介して気密容
器内で放電させ、発振したレーザ光を気密容器の両端部
に近傍に取り付けられたウインドウ(3a,3b)を通
して外部へ出力する金属蒸気レーザ装置において、ガス
排気用配管(21)は、ガス導入用配管10a,10
b)が気密容器に接続される位置よりもウインドウ(3
a,3b)からより離れた位置で気密容器に接続されて
いることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、金属蒸気レーザ装
置に係り、特に気密容器に接続されたガス導入用配管か
らガスを導入し気密容器に接続されたガス排気用配管か
ら排気するとともに、気密容器内にレーザ媒質金属を載
置し気密容器内に配設された複数の放電電極を介して気
密容器内で放電させレーザ光を発振させる金属蒸気レー
ザ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】周知の通りレーザは、レーザ光の優れた
指向性や可干渉性等の特性を生かし種々の分野で利用さ
れている。例えば、集光性やエネルギー密度の高いこと
に着目してレーザ核融合やレーザ加工への応用がなされ
ており、一方、近時においてはレーザ光の単色性に着目
して目的物質だけを選択的に励起し、その高純度化や不
純物の除去などへの利用が進められている。
【0003】以下に従来の金属蒸気レーザ装置について
説明する。図14は、金属蒸気レーザ装置の発振管の概
略断面図であり、符号1は外管を示し、外管1は陰極部
外管1a、1b、絶縁外管1c、陽極部外管1d、1e
で構成されている。陰極部外管1a、1bと陽極部外管
1d、1eは導電材料で形成されている。陰極部外管1
aには側部にバッファガス導入口10が接続され、陽極
部外管1eには側部に排気口11が接続されている。外
管1内には同軸に保護管2が配設されており、保護管2
の両端部は外管1に気密的に接続されている。外管1と
保護管2の間の空間には、中空断熱層5が形成されてい
る。中空断熱層5は、図示しないガス制御装置によっ
て、排気されて真空断熱層となったり、適当な断熱特性
を持つガスが封入されてガス断熱層となったりできるよ
うになっている。
【0004】外管1の両端部にはブリュースタ窓3a、
3bが取着されており、これにより外管1の両開口端は
閉鎖され、保護管2の内部は気密状態となる。保護管2
の内部には断熱材層4が形成されている。断熱材層4の
内側の軸方向中間部には内管6が配設されている。内管
6の軸方向の両側から挟むように、陰極部外管1bに取
着された陰極7と陽極部外管1dに取着された陽極8と
が配設されている。内管6の内壁面上には、例えば、金
(Au)、銅(Cu)等の金属粒子9が載置されてい
る。
【0005】このように構成された金属蒸気レーザ装置
の発振は、次のようにして行われる。排気用配管11に
よって内管6の内部を高真空状態にした後、ガス導入用
配管10を通して、例えばヘリウム(He)、ネオン
(Ne)等の放電用バッファガスを内管6の内部に供給
し、陰極7と陽極8の間に高電圧を印加して放電プラズ
マを発生させる。そして、放電により内管6を加熱し、
金属粒子9を加熱・蒸発させ、生成した金属蒸気をプラ
ズマ内の電子により励起し、発生した光をブリュースタ
窓3a、3bを通して図示しない光共振器で増幅し、レ
ーザ光を発振させる。
【0006】この時、リーク等で生じた保護管2内の不
純物を除去するために、内部の圧力を数10Torr程
度に保ちながら、ガス導入配管10から数ml/min
程度の微量のバッファガスを流し、排気用配管11より
排気する。
【0007】レーザ光を効率よく発生させ、より大出力
を取り出すためには、安定な放電を維持しプラズマを最
適化するとともに、ウィンドウ(ブリュースタ窓3a、
3b)の汚染を防止し、効率よく光を取り出すことが重
要である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、図14
に示すようにガス導入配管10と排気配管11を設置し
た場合、陰極側から陽極側へのバッファガスの流れが生
じる。このバッファガスの流れに載って、レーザ媒質で
ある金属蒸気やスパッタリング等で発生した電極材や内
管6や断熱材等の不純物粒子等も運ばれ、この結果、下
流側の電極やウィンドウに付着する。
【0009】電極7、8に凹凸面を形成して付着したレ
ーザ媒質金属や電極材は異常放電の原因となり、付着物
が厚く堆積すると光路を妨げたりする。ウィンドウの汚
れは、透過率を低下させ、発振出力の低下をもたらす。
【0010】そこで本発明の目的は、上記従来技術の有
する問題を解消し、バッファガスの流れに乗って、ウィ
ンドウに向かうガスの流れを防止することによって、異
常放電の発生を抑制し、ウィンドウによる光の損失を低
減し、高効率で高出力の金属蒸発レーザ装置を提供する
ことにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明による金属蒸気レーザ装置は、気密容器に接
続されたガス導入用配管からガスを導入し前記気密容器
に接続されたガス排気用配管から排気するとともに、前
記気密容器内にレーザ媒質金属を載置し前記気密容器内
に配設された放電電極を介して前記気密容器内で放電さ
せ、発振したレーザ光を前記気密容器の両端部の近傍に
取り付けられたウインドウを通して外部へ出力する金属
蒸気レーザ装置において、前記ガス排気用配管は、前記
ガス導入用配管が前記気密容器に接続される位置よりも
前記ウインドウからより離れた位置で前記気密容器に接
続されていることを特徴とする。
【0012】また、気密容器に接続されたガス導入用配
管からガスを導入し前記気密容器に接続されたガス排気
用配管から排気するとともに、前記気密容器内にレーザ
媒質金属を載置し前記気密容器内に配設された放電電極
を介して前記気密容器内で放電させ、発振したレーザ光
を前記気密容器の両端部の近傍に取り付けられたウイン
ドウを通して外部へ出力する金属蒸気レーザ装置におい
て、前記ガス排気用配管は、前記ガス導入用配管が前記
気密容器に接続される位置よりも前記放電電極からより
離れた位置で前記気密容器に接続されていることを特徴
とする。
【0013】請求項1では、ガス排気用配管は、ガス導
入用配管が前記気密容器に接続される位置よりもウイン
ドウからより離れた位置で気密容器に接続されているの
で、ガス導入用配管から導入されたバッファガス等が気
密容器内を流れる際の流れ方向は、ウインドウから離れ
る方向に形成されるので、バッファガスと一緒に流れて
くる不純物粒子やレーザ媒質金属がウィンドウに付着す
ることを防止できる。
【0014】また、請求項2では、ガス排気用配管は、
ガス導入用配管が気密容器に接続される位置よりも放電
電極からより離れた位置で気密容器に接続されているの
で、ガス導入用配管から導入されたバッファガス等が気
密容器内を流れる際の流れ方向は、放電電極から離れる
方向に形成されるので、バッファガスと一緒に流れてく
る不純物粒子やレーザ媒質金属が放電電極に付着するこ
とによる異常放電が無くすることができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下本発明の実施例を図面を参照
して説明する。図1を参照して本発明の第1実施形態例
について説明する。図1は、金属蒸気レーザ装置の発振
管の概略断面図であり、符号1は外管を示し、外管1は
陰極部外管1a、1b、絶縁外管1c、陽極部外管1
d、1eで構成されている。陰極部外管1aは陰極部外
管1bの一端で接続されて延設されており、陰極部外管
1bの他端は絶縁外管1cの一端と対向し、絶縁外管1
cの他端は陽極部外管1dの一端と対向し、陽極部外管
1dの他端で陽極部外管1eが接続され延設されてい
る。陰極部外管1a、1bと陽極部外管1d、1eは導
電材料で形成されている。陰極部外管1bと陽極部外管
1dとの間は間に介在する絶縁外管1cによって絶縁さ
れている。
【0016】陰極部外管1aおよび陽極部外管1eの各
々の側部には、管状のバッファガス導入口10a、バッ
ファガス導入口10bがそれぞれ接続されている。
【0017】外管1内には同軸に保護管2が配設されて
おり、保護管2の両端部は各々、陰極部外管1bおよび
陽極部外管1dの端部に気密的に接続されている。外管
1と保護管2の間の空間には、中空断熱層5が形成され
ている。中空断熱層5は、図示しないガス制御装置によ
って、排気されて真空断熱層となったり、適当な断熱特
性を持つガスが封入されてガス断熱層となったりできる
ようになっている。
【0018】陰極部外管1aおよび陽極部外管1eの各
々の両端部にはブリュースタ窓3a、3bが取着されて
おり、これにより外管1の両開口端は閉鎖され、保護管
2の内部は気密状態となるようになっている。
【0019】保護管2の内部には通気性のある断熱材4
0が挿入されて断熱材層4が形成されている。断熱材層
4の内側の軸方向中間部には内管6が配設されている。
【0020】保護管2の中央部の側面には排気管21が
接続されている。排気管21はウィンドウ間(ブリュー
スタ窓3aとブリュースタ窓3bの間)のほぼ中間部の
位置にある。排気管21配設位置は、ブリュースタ窓3
a、3bや電極7、8からできるだけ離れた位置に設定
されている。排気口21は陽極部外管1dから突出し図
示しない真空ポンプに連結されている。内管6には、排
気管21に対応した位置に通気孔があけられている。
【0021】内管6の軸方向の両側から隙間をおいて挟
むように管状の陰極7と陽極8とが配設されている。陰
極7は陰極部外管1bに取着され、陽極8は陽極部外管
1dに取着されている。内管6の内壁面上には、例え
ば、金(Au)、銅(Cu)等の金属粒子9が載置され
ている。
【0022】本実施形態例の金属蒸気レーザ装置は次の
ようにして作動される。まず内管6の内部を排気管21
に接続した図示しないロータリーポンプなどの真空ポン
プによって排気し、高真空状態にした後、内管6内部に
ガス導入配管10aを通して、図示しないガス供給装置
により、例えばヘリウム(He)、ネオン(Ne)等の
放電用バッファガスを所定の圧力となるように供給す
る。陰極部外管1bと陽極部外間1dの各端子を図示し
ないパルス高電圧電源の各端子に接続し、陰極7と陽極
8の間に高電圧パルスを印加して、内管内にプラズマを
発生させる。
【0023】プラズマにより内管6が加熱され、銅の金
属粒子9から銅蒸気が発生し、この銅蒸気がプラズマ中
の電子により励起され、発生した光がブリュースタ窓3
a、3bを通じて図示しない光共振器で増幅されてレー
ザ光を発振する。この間、リーク等で生じた保護管2内
の不純物を除去するために、ガス導入配管10aと10
bから数〜数10ml/min程度の微量のバッファガ
スを流し、バッファガスの交換が行われる。外管1の両
端部近傍にあるガス導入配管10aと10bから導入さ
れたバッファガスは、中央部にある排気管21から排気
される。
【0024】本実施形態例の構成によれば、ガス導入配
管10aと10bが外管1の両端部近傍に設けたのに対
し、排気管21を内管6の長手方向の中央部近傍に設け
たので、バッファガスの交換に際し発生するガス流方向
は両端のウィンドウ(ブリュースタ窓3a、3b)側か
ら内管6の中央部に向かう方向となる。この結果、不純
物微粒子やレーザ媒質金属粒子が、外管1の両端近傍に
あるブリュースタ窓3a、3bや電極7、8に向かって
運ばれることがなくなり、不純物微粒子等がウィンドウ
に付着して生じる透過効率の低下を防止することができ
る。
【0025】また、内管6端部近傍や放電電極7、8の
設置位置の温度は内管6の中央部の温度に比べて低温で
あるが、排気管21を内管6の長手方向の中央部近傍に
設けたので、内管6端部や放電電極7、8にレーザ媒質
金属が付着することも防止することができる。これらの
結果、放電が安定し、高効率のレーザ発振が得られる。
【0026】また、外管1あるいは内管6の長手方向の
中央部近傍に排気管21を設けない場合には、ウィンド
ウ(ブリュースタ窓3a、3b)に近い部分ではウィン
ドウ外への放射によって温度が下がるが中央部はこのよ
うな放射による温度降下がないので高温に維持され、こ
のため内管6内壁の軸線方向の温度分布は不均一とな
る。この結果、軸線方向の銅蒸気分密度布が不均一にな
り、レーザ発振の良質な特性を得る上ではマイナスの効
果となる。
【0027】これに対し、本実施形態例におけるように
外管1あるいは内管6の長手方向の中央部近傍に排気口
21を設ける場合には、外部に向かうガスの流れを外管
1dによる反射のないことにより中央部の温度が下が
る。このため、内管6内壁温度の軸線方向分布の均一化
が図られ、レーザ発振特性が向上する。
【0028】また、排気用装置は安全上絶縁部を介して
レーザ本体に接続されるが、従来は、ガスに混じって流
出する金属粒子が絶縁部に付着すると絶縁性が劣化し、
電気的に短絡する危険性があった。これに対し、本実施
形態例では、排気管21から排気されるガス等は断熱材
40を通り、断熱材40がフィルタの役割をなすので、
金属粒子や不純物粒子が排気用装置に達することがな
く、排気用装置の絶縁性が劣化することを防止すること
ができる。
【0029】なお、排気に伴うガスの流れを軸線方向の
回りの回転角に対して対称にするためには、保護管2に
接続する排気管21の数を軸線の回りに2つ以上にすれ
ばよい。
【0030】次に、図2および図3を参照して本発明の
他の実施形態例について説明する。内管6の側面には9
0度の角度間隔をおいて4個の孔22a,22b,22
c,22dが形成されている。また、保護管2の側面に
も孔22a,22b,22c,22dと対向する位置に
4個の孔が形成されており、これらの4個の孔と孔22
a,22b,22c,22dとの間に断熱材40を貫通
する4個の通気孔23a,23b,23c,23dが形
成されている。対向する2個の通気孔23a,23cと
連通するように、保護管2の側面に外方へ2個の排気管
21a、21bが外管1の側面から突出するように設け
られている。
【0031】断熱材40にも多数の小孔がありそれ自体
で通気性があるが、通気孔23a,23b,23c,2
3dを設けることにより内管6内をより効率的に排気す
ることができる。
【0032】なお、孔22a等や通気孔23a等は、個
数や大きさは任意でよく、また位置も等配されている必
要はない。
【0033】次に、図4に他の実施形態例を示す。排気
管21a,21bの位置に対応する断熱材層4の部分
に、断熱材40に比べてより組成の粗い断熱材24a〜
24dが配置されている。代わりに図3に示す例と異な
り、通気孔23a等は設けられていない。本実施形態例
では、通気孔23a等を設けていないので、断熱性がよ
り低くならず、かつ断熱材24a〜24dの組成が粗い
ので排気のコンダクタンスが他の部分に比べ大きく、効
率的に内管6内を排気することができる。
【0034】次に、図5にさらに他の実施形態例を示
す。図5に示す実施形態例では、排気管21の下方位置
の断熱材層4の部分に断熱材40とは異なるより組成の
粗い断熱材24が適当な幅で円筒状に配設されている。
断熱材24の下部の内管6の部分には、例えば図2に示
した場合のように孔22a等が形成されている。本実施
形態例においても、図3におけるような通気孔23a等
を設けていないので、断熱性がより低くならず、かつ断
熱材24の組成が粗いので排気のコンダクタンスが他の
部分に比べ大きく、効率的に内管6内を排気することが
できる。
【0035】次に図6に他の実施形態例を示す。図6に
示す実施形態例では、内管6を2個の内管6aと内管6
bとに分割し、排気管21の下方位置の中央部に隙間6
cを形成するように内管6aと内管6bとを配設する。
例えば内管6がアルミナ製である場合は、内管6に孔2
2a等を設けることは必ずしも容易ではない。本実施形
態例によれば、内管6に孔22a等を設けなくとも、内
管6内を効率的に排気することができる。
【0036】次に図7にさらに他の実施形態例を示す。
図7に示す実施形態例では、断熱材層4を2個の断熱材
層4aと断熱材層4bとに分割し、排気管21の下方位
置の中央部に隙間4cを形成するように断熱材層4aと
断熱材層4bを配設する。隙間4cに対向する内管6の
位置部分には、孔22a等に相当する孔が設けられてい
る。本実施形態例によれば、断熱材層4aと断熱材層4
bとを隙間4cを形成するように配置するだけの簡易な
構成で、内管6内を効率的に排気することができる。実
施にあたっては、適宜これらを組み合わせて用いればよ
い。
【0037】なお、実施にあたっては、図2乃至図7に
示した例を、要請される製作条件等に応じて適宜組み合
わせて用いることが可能である。
【0038】次に、図8に他の実施形態例を示す。図8
は軸線42に対して軸対称の関係にある片側断面のみを
示す。従って、図8に示される部材はすべて、軸線42
に対して軸対称の円筒状の形状を有する。図8に示す実
施形態例では、保護管2は保護管2aと保護管2bとに
分割され、分割部にはリング板状のフランジ部44、4
4が形成されている。また、陰極部外管1bも二つの部
分に分割され、分割部分にはリング板状のフランジ部4
6が形成されている。フランジ部44、44とフランジ
部46、46とは間に図示しないOリング等を介在して
密閉して接続されている。
【0039】フランジ部46、46の上縁部には円管状
部材48が取り付けられている。円管状部材48の外周
面上の軸線42に対して対向する2箇所に排気管21a
と図示しない排気管21bとが接続されている。すなわ
ち、本実施形態例では排気管21a等は、リング板状の
フランジ部46、46の上縁部に取り付けられた円管状
部材48の外周面上に形成されている。また、中空断熱
層5は排気管21aおよび図示しない排気管21bを境
にして二つの中空断熱層5a,5bに分割されている。
【0040】分割された一方の陰極部外管1bの一端に
もリング板状のフランジ部47が形成されており、陽極
部外管1dの一端にもリング板状のフランジ部49が形
成されており、フランジ部47とフランジ部49との間
には絶縁外管1cがリング板状のフランジ部50、50
を介して取り付けられている。
【0041】本実施形態例の構成によれば、保護管2や
陰極部外管1bを円管状の二つの部分から構成し、排気
管21a等をリング板状のフランジ部46、46に取り
付けられた円管状部材48の外周面上に接続するように
したので、排気管21a等を構成する場合には軸線42
に沿って保護管2a、2bや陰極部外管1b、1b等を
次々と直列的に接続するように組み立てることが可能に
なる。この結果、保護管2や陰極部外管1bが各々一体
物である場合に比べて極めて容易に排気管21a等を形
成することができる。
【0042】次に図9にさらに他の実施形態例を示す。
図9に示す実施形態例では、図8に示す場合と同様に軸
線42に対して軸対称の片側断面のみを示す。本実施形
態例では、排気管21aは、絶縁外管1cと陰極部外管
1bおよび陽極部外管1dとの接続部分を利用して形成
するようにしている。排気管21aを外管1の中央部に
位置するように、絶縁外管1cの位置は図1等の場合に
比べて中央部に位置するようにしてある。
【0043】保護管2a、2bの端部にはリング板状の
フランジ部52、52を形成し、フランジ部52、52
はフランジ部47とフランジ部49との下方部間にOリ
ング等を介して密閉して接続されている。フランジ部4
7とフランジ部49との上方部間には、軸線42に対し
て軸対称な形状を有する円管状の絶縁外管1cが取り付
けられている。絶縁外管1cの外周面上には、軸線42
に対して対向する位置に排気管21aと図示しない排気
管21bとが接続されている。
【0044】本実施形態例の構成によれば、排気管21
aを絶縁外管1cと陰極部外管1bおよび陽極部外管1
dとの接続部分を利用して形成するようにしたので、簡
易な構成で排気管21aを形成することができる。
【0045】次に、図10および図11を参照して他の
実施形態例について説明する。図10および図11に示
す実施形態例では、保護管2の外周面に軸線42に対し
て対向する位置に排気管21a,21bが突出して接続
されている。絶縁外管1cが数本の絶縁棒25によって
構成されており、各々の絶縁棒25は軸線42を中心線
とする円周上に等間隔に、フランジ部47とフランジ部
49との間に配設されている。また、本実施形態例で
は、中空断熱層5は気密にはされていない。
【0046】本実施形態例の構成によれば、絶縁外管1
cを絶縁棒25で構成し、配列された絶縁棒25と絶縁
棒25との間から排気管21a,21bが突出するよう
にしたので、簡易な構成で排気管21a,21bを形成
することができる。
【0047】次に、図12を参照してさらに他の実施形
態例について説明する。図12は、タンデム型の縦励起
銅蒸気レーザ装置の接続部分に排気管21a,21bを
形成した例を示す。図12に示すタンデム型銅蒸気レー
ザ装置は、2個のレーザ管55、56が陽極部外管1e
を共有化して直列に接続されている。レーザ管55、5
6は陽極部を除けば、図1に示すレーザ管と略同一のも
のである。ウィンドウ3a,3bの近傍に設けたガス導
入用配管10a、10bからバッファガスが供給され、
中央の陽極部碍管に設けた排気管21a、21bから排
気される。
【0048】このようにして、ウィンドウ3a,3b側
から遠ざかる向きのバッファガスの流れを形成し、レー
ザ媒質金属粒子やその他不純物粒子がウィンドウ3a,
3bに付着するのを防止する。
【0049】次に、図13を参照してさらに他の実施形
態例について説明する。これまでは縦励起銅蒸気レーザ
装置に本発明を適用した例を説明してきたが、図13
は、横励起銅蒸気レーザに本発明を適用した例である。
図13は概略断面図であり、外管1は陰極部外管1a、
1b、絶縁外管1c、陽極部外管1d、1eで構成さ
れ、陰極部外管1a、1bと陽極部外管1d、1eは導
電材料で形成されており、陰極部外管1aと陽極部外管
1eには、それぞれ、ガス導入口10aと10bが接続
されている。外管1内に同軸に設けられた保護管2の両
端部は外管1に気密に接続されている。
【0050】外管1と保護管2の間の空間には中空断熱
層5が形成されている。外管1の両端部にはブリュース
タ窓3a、3bが取着されており、これにより外管1の
両開口端は閉鎖され、保護管2の内部は気密状態となっ
ている。保護管2の中央部、つまり、両端のウィンドウ
間の中間部には排気管21が接続される。保護管2の内
面に設けられた断熱材層4の軸方向中間部の内面には内
管6が設けられている。内管6には、排気管21に対応
した位置に通気孔22a、22bが設けられている。
【0051】内管の軸方向に長い板状の陰極7と陽極8
が内管6内に設置される。電極7、8はそれぞれリード
線7aと8aによって陰極部外管1b、陽極部外管1d
に接続されている。
【0052】軸方向に長い板状の陽極7と陰極8間に、
幅の広い放電プラズマが形成される。この放電の特徴
は、1気圧以上の高気圧で放電が維持され放電電流が大
きいことである。電極表面に凹凸の無いことが、安定放
電の維持のために必要である。
【0053】図13に示した実施形態例では、バッファ
ガスを交換する場合に、ウィンドウ近傍よりガスを導入
し、内管中央部で排気するので、両端から中央部に至る
バッファガスの流れが形成される。この結果、不純物や
レーザ媒質金属が両端部に流れ出し、低温の電極端部に
堆積し、放電の不安定を引き起こすことが無くなる。特
に、横励起銅蒸気レーザ装置はバッファガス圧力が大気
圧以上であり銅蒸気密度も高く、ウィンドウに向かう流
れに乗って運ばれる不純物や金属粒子の密度が大きいの
で、本実施形態例によればレーザ発振出力改善の効果は
大きいのである。
【0054】金属蒸気レーザには、例えば、臭化銅や塩
化銅などのハロゲン化銅を使ったものもあるが、本発明
がこれらに適用された場合、これまで説明したような効
果が得られることは言うまでもない。
【0055】また、図1のように、内管内に金属を設置
し、バッファガスに臭化水素などの気体のハロゲン化合
物を混入させ、金属のハロゲン化物をまず生成し、その
後に放電によりハロゲン化物を解離し、金属原子を励起
させるものもある。例えば、金属として銅を、バッファ
ガスとして臭化水素を数%含んだネオンを用いたものが
知られている。この金属蒸気レーザに本発明を適用した
場合には、前述した以外の効果も現れる。臭化水素と金
属銅の化学反応を利用したレーザを例に取り、その効果
を説明する。バッファガスに混合されて発振管内に導入
された臭化水素はバッファガスの流れとともに内管内を
流れるが、上流に比べ下流では、銅との反応や放電によ
る解離によって臭化水素濃度が減少すると考えられる。
レーザ発振に寄与する銅原子は、銅と臭化水素の反応に
よって生成された臭化銅の解離によって供給される。従
って、臭化水素の濃度が低下すれば、生成される臭化
銅、ひいては、発生する銅原子密度も減少する。図14
に示した従来例では、下流となるアノード側の臭化水素
濃度が低下しアノード側の銅原子発生量が低下する。し
かし、本発明の適用によって、アノードからも十分な濃
度の臭化水素が補われ、アノード側にも十分な量の銅原
子が供給され出力を増大させることができる。
【0056】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、ウィンドウの汚染を防止できウィンドウによる光
の損失を低減し、また放電電極上へのレーザ媒質金属の
付着による異常放電が無くすることができ、高効率で高
出力の金属蒸気レーザ装置が実現する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の金属蒸気レーザ装置の一実施形態例を
示す概略縦断面図である。
【図2】本発明の他の実施形態例において内管に形成し
た孔の例を示す斜視図。
【図3】図2に示す内管を用いた実施形態例を示す概略
横断面図。
【図4】本発明の他の実施形態例を示す概略横断面図。
【図5】本発明のさらに他の実施形態例を示す概略縦断
面図。
【図6】本発明の他の実施形態例を示す概略横断面図。
【図7】本発明のさらに他の実施形態例を示す概略縦断
面図。
【図8】本発明の他の実施形態例を軸線に対し軸対称の
概略片側縦断面図。
【図9】本発明のさらに他の実施形態例を軸線に対し軸
対称の概略片側縦断面図。
【図10】本発明の他の実施形態例を軸線に対し軸対称
の概略片側縦断面図。
【図11】図10に示す実施形態例の排気管の位置を示
す概略横断面図。
【図12】本発明をタンデム型銅蒸気レーザ装置に適用
した実施形態例を示す概略横断面図。
【図13】本発明を縦励起銅蒸気レーザ装置に適用した
実施形態例を示す概略断面図。
【図14】従来の縦励起銅蒸気レーザ装置を示す概略断
面図。
【符号の説明】
1 外管 1a 陰極部外管 1b 絶縁外管 1c 陽極部外管 2 保護管 4 断熱材層 5 中空断熱層 6 内管 7 陰極 8 陽極 9 レーザ媒質金属粒子 10a ガス導入口 10b ガス導入口 21、21a,21b 排気配管

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】気密容器に接続されたガス導入用配管から
    ガスを導入し前記気密容器に接続されたガス排気用配管
    から排気するとともに、前記気密容器内にレーザ媒質金
    属を載置し前記気密容器内に配設された放電電極を介し
    て前記気密容器内で放電させ、発振したレーザ光を前記
    気密容器の両端部の近傍に取り付けられたウインドウを
    通して外部へ出力する金属蒸気レーザ装置において、 前記ガス排気用配管は、前記ガス導入用配管が前記気密
    容器に接続される位置よりも前記ウインドウからより離
    れた位置で前記気密容器に接続されていることを特徴と
    する金属蒸気レーザ装置。
  2. 【請求項2】気密容器に接続されたガス導入用配管から
    ガスを導入し前記気密容器に接続されたガス排気用配管
    から排気するとともに、前記気密容器内にレーザ媒質金
    属を載置し前記気密容器内に配設された放電電極を介し
    て前記気密容器内で放電させ、発振したレーザ光を前記
    気密容器の両端部の近傍に取り付けられたウインドウを
    通して外部へ出力する金属蒸気レーザ装置において、 前記ガス排気用配管は、前記ガス導入用配管が前記気密
    容器に接続される位置よりも前記放電電極からより離れ
    た位置で前記気密容器に接続されていることを特徴とす
    る金属蒸気レーザ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2018128081A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 トヨタ自動車株式会社 減圧断熱配管構造

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JP2018128081A (ja) * 2017-02-08 2018-08-16 トヨタ自動車株式会社 減圧断熱配管構造
US10711939B2 (en) 2017-02-08 2020-07-14 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Decompression heat-insulating pipe structure
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