JPH0983105A - 圧電トランス及びその実装方法 - Google Patents
圧電トランス及びその実装方法Info
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- JPH0983105A JPH0983105A JP23414695A JP23414695A JPH0983105A JP H0983105 A JPH0983105 A JP H0983105A JP 23414695 A JP23414695 A JP 23414695A JP 23414695 A JP23414695 A JP 23414695A JP H0983105 A JPH0983105 A JP H0983105A
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- Japan
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- piezoelectric transformer
- foamed plastic
- circuit board
- transformer element
- resin
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-
- H—ELECTRICITY
- H05—ELECTRIC TECHNIQUES NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- H05K—PRINTED CIRCUITS; CASINGS OR CONSTRUCTIONAL DETAILS OF ELECTRIC APPARATUS; MANUFACTURE OF ASSEMBLAGES OF ELECTRICAL COMPONENTS
- H05K3/00—Apparatus or processes for manufacturing printed circuits
- H05K3/30—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors
- H05K3/303—Assembling printed circuits with electric components, e.g. with resistors with surface mounted components
Landscapes
- Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
- Structures For Mounting Electric Components On Printed Circuit Boards (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】圧電トランス素子の効率的な固定方法を提供す
る。 【構成】単層型または積層型の圧電トランスにおいて、
圧電トランス素子の固定手段として、発泡プラスチック
を介在させたことを特徴とする圧電トランス。
る。 【構成】単層型または積層型の圧電トランスにおいて、
圧電トランス素子の固定手段として、発泡プラスチック
を介在させたことを特徴とする圧電トランス。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電圧変換に用いられる
圧電トランスに関する。
圧電トランスに関する。
【0002】
【従来の技術】電圧変換に用いられる圧電トランスは、
従来の巻線型の電磁トランスに比べて小型化でき、かつ
より単純な構造であり、近年特に高電圧発生装置として
の用途がさかんに検討されるようになってきた。この圧
電トランスの回路基板への固定方法としては、トランス
素子の振動を阻害しないため、振動の節の部分を固定す
ることが一般的な固定方法となっている。この振動の節
の部分を固定する際に用いられる部材の材質としては硬
質の材料は適当ではなく、ゴムの如く弾性を有する柔軟
な材料を用いることが望ましいとされてきた。例えば、
「電子科学、1980年6月号、p72」に記載された
例を図10に示す。この例は一波長モードのローゼン型
圧電トランスに関するもので、素子51の全長の1/4
および3/4の位置に有る振動の節部分をゴムホルダー
52で支持している。さらに、この実装例では出力側の
電気的接続のため、導電性のゴムキャップ53を出力側
の素子末端にかぶせている。
従来の巻線型の電磁トランスに比べて小型化でき、かつ
より単純な構造であり、近年特に高電圧発生装置として
の用途がさかんに検討されるようになってきた。この圧
電トランスの回路基板への固定方法としては、トランス
素子の振動を阻害しないため、振動の節の部分を固定す
ることが一般的な固定方法となっている。この振動の節
の部分を固定する際に用いられる部材の材質としては硬
質の材料は適当ではなく、ゴムの如く弾性を有する柔軟
な材料を用いることが望ましいとされてきた。例えば、
「電子科学、1980年6月号、p72」に記載された
例を図10に示す。この例は一波長モードのローゼン型
圧電トランスに関するもので、素子51の全長の1/4
および3/4の位置に有る振動の節部分をゴムホルダー
52で支持している。さらに、この実装例では出力側の
電気的接続のため、導電性のゴムキャップ53を出力側
の素子末端にかぶせている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】圧電トランスでは、素
子の寸法が小さくなることに反比例して圧電トランスの
駆動周波数は増大する。しかし、圧電トランスを応用す
る上では、駆動周波数をある一定の範囲内に納めなけれ
ばならない場合が多く、例えば、バックライト用冷陰極
管を駆動するための高圧トランスの場合には、駆動周波
数の上限はたかだか100kHz程度に過ぎない。これ
は、冷陰極間のインピーダンスが100kΩ程度と高い
ため、出力側寄生容量(数pF程度)の効果が無視でき
ず、駆動周波数を増加させることにより、この寄生容量
をバイパスする電流が増えて負荷に流れる電流が減少す
るためである。圧電体としてPZT(チタン酸ジルコン
酸鉛)セラミックを用いた場合、一波長モードで100
kHzで駆動される圧電トランスの素子の長さは約34
mm程度となる。この長さは巻線型の電磁トランスの寸
法に比べて長く、トランスの小型化という当初の目的に
相反することとなる。
子の寸法が小さくなることに反比例して圧電トランスの
駆動周波数は増大する。しかし、圧電トランスを応用す
る上では、駆動周波数をある一定の範囲内に納めなけれ
ばならない場合が多く、例えば、バックライト用冷陰極
管を駆動するための高圧トランスの場合には、駆動周波
数の上限はたかだか100kHz程度に過ぎない。これ
は、冷陰極間のインピーダンスが100kΩ程度と高い
ため、出力側寄生容量(数pF程度)の効果が無視でき
ず、駆動周波数を増加させることにより、この寄生容量
をバイパスする電流が増えて負荷に流れる電流が減少す
るためである。圧電体としてPZT(チタン酸ジルコン
酸鉛)セラミックを用いた場合、一波長モードで100
kHzで駆動される圧電トランスの素子の長さは約34
mm程度となる。この長さは巻線型の電磁トランスの寸
法に比べて長く、トランスの小型化という当初の目的に
相反することとなる。
【0004】この問題を解決するための一手段として、
圧電トランスを一波長モードではなく半波長モードで駆
動することが考えられる。半波長モードの場合、同一の
駆動周波数のもとでは素子は一波長モードの素子の半分
の長さでよく、100kHz駆動ではPZTセラミック
素子の長さは約17mmとなる。出力容量が3W程度の
巻線型の電磁トランスの大きさは、現時点では22×1
6×7.5H(mm)程度である。一方、半波長モード
の圧電トランスの素子の大きさは17×6×1.5H
(mm)程度となり、この素子を保護ケース中に納める
としても、圧電トランスは電磁トランスに比べ著しく小
型になる。
圧電トランスを一波長モードではなく半波長モードで駆
動することが考えられる。半波長モードの場合、同一の
駆動周波数のもとでは素子は一波長モードの素子の半分
の長さでよく、100kHz駆動ではPZTセラミック
素子の長さは約17mmとなる。出力容量が3W程度の
巻線型の電磁トランスの大きさは、現時点では22×1
6×7.5H(mm)程度である。一方、半波長モード
の圧電トランスの素子の大きさは17×6×1.5H
(mm)程度となり、この素子を保護ケース中に納める
としても、圧電トランスは電磁トランスに比べ著しく小
型になる。
【0005】上記のように、半波長モードを採用するこ
とによる小型化の効果は著しいものがある。しかし、従
来検討されてきた圧電トランスについては、その検討例
の大部分が一波長モード以上の高次の振動モードで駆動
されるものであった。半波長モードについての検討例が
少ないことの原因は、半波長モードに固有の次の二つの
問題点に起因するものと考えられる。 (1)半波長モードは、一波長モードに比べて昇圧比が
小さい。駆動周波数は100kHzで同一、素子の幅と
厚みも同じとして、34mm長の素子を一波長モード
で、17mm長の素子を半波長モードで駆動させた場
合、負荷100kΩでは半波長モードの昇圧比は一波長
モードの約3分の2であった。 (2)図11に示すように、半波長モードでは、長さ方
向の変位がゼロとなるいわゆる振動の節は一ヶ所しかな
く、この一ヶ所の節で素子全体を支持することは力学的
に不安定であり、電子部品としての信頼性に不安があ
る。同じく図11に併せて示した一波長モードでは振動
の節は二ヶ所であり、これらの節において素子を安定的
に支持することができる。また、3/2波長モードでは
振動の節は三ヶ所となる。上記の第一の問題点について
は、素子の厚みを薄くし何層にも積み重ね、積層型とし
て昇圧比を上げることで対処することができる。しか
し、第二の問題点については、今までのところ明確な解
決方法が存在しなかった。本発明は、上記のことを鑑み
て、圧電トランス素子の新規な固定手段を提供すること
を目的とする。
とによる小型化の効果は著しいものがある。しかし、従
来検討されてきた圧電トランスについては、その検討例
の大部分が一波長モード以上の高次の振動モードで駆動
されるものであった。半波長モードについての検討例が
少ないことの原因は、半波長モードに固有の次の二つの
問題点に起因するものと考えられる。 (1)半波長モードは、一波長モードに比べて昇圧比が
小さい。駆動周波数は100kHzで同一、素子の幅と
厚みも同じとして、34mm長の素子を一波長モード
で、17mm長の素子を半波長モードで駆動させた場
合、負荷100kΩでは半波長モードの昇圧比は一波長
モードの約3分の2であった。 (2)図11に示すように、半波長モードでは、長さ方
向の変位がゼロとなるいわゆる振動の節は一ヶ所しかな
く、この一ヶ所の節で素子全体を支持することは力学的
に不安定であり、電子部品としての信頼性に不安があ
る。同じく図11に併せて示した一波長モードでは振動
の節は二ヶ所であり、これらの節において素子を安定的
に支持することができる。また、3/2波長モードでは
振動の節は三ヶ所となる。上記の第一の問題点について
は、素子の厚みを薄くし何層にも積み重ね、積層型とし
て昇圧比を上げることで対処することができる。しか
し、第二の問題点については、今までのところ明確な解
決方法が存在しなかった。本発明は、上記のことを鑑み
て、圧電トランス素子の新規な固定手段を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、単層型または
積層型の圧電トランスにおいて、圧電トランス素子の固
定手段として、発泡プラスチックを介在させたものであ
る。また本発明は、単層型または積層型の圧電トランス
において、圧電トランス素子の固定手段として、密度が
500kg/m3以下の材料を介在させたものである。
また本発明は、単層型または積層型の圧電トランスにお
いて、圧電トランス素子の固定手段として、音響インピ
ーダンスが0.05×106N・sec/m3以下の材料
を介在させたものである。また本発明は、単層型または
積層型の圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と回
路基板の間に既に硬化しているところの発泡プラスチッ
クが挿入されてあり、該発泡プラスチックと回路基板の
間、及び該発泡プラスチックと圧電トランス素子の間
が、発泡プラスチックを構成する樹脂とは別種の樹脂に
よって互いに接着されている圧電トランスである。また
本発明は、内部に空洞を有し、かつ回路基板に接続する
ための外部端子を有する樹脂性の保護ケースの前記空洞
内に単層型または積層型の圧電トランス素子が収納され
てなる圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と保護
ケース内面の間に既に硬化しているところの発泡プラス
チックが挿入されてあり、該発泡プラスチックと保護ケ
ース内面の間、及び該発泡プラスチックと圧電トランス
素子の間が、発泡プラスチックを構成する樹脂とは別種
の樹脂によって互いに接着されている圧電トランスであ
る。また本発明は、単層型または積層型の圧電トランス
を回路基板上に固定する実装方法として、圧電トランス
素子と回路基板の間に液状の樹脂を注入し、該樹脂を硬
化させると同時に発泡させることにより、圧電トランス
素子と回路基板の間を発泡プラスチックを介して接着・
固定する圧電トランスの実装方法である。また本発明
は、内部に空洞を有し、かつ回路基板に接続するための
外部端子を有する樹脂性の保護ケースの前記空洞内に単
層型または積層型の圧電トランス素子が収納されてなる
圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と保護ケース
内面の間に液状の樹脂を注入し、該樹脂を硬化させると
同時に発泡させることにより、圧電トランスと保護ケー
ス内面の間を発泡プラスチックを介して接着・固定する
圧電トランスの実装方法である。
積層型の圧電トランスにおいて、圧電トランス素子の固
定手段として、発泡プラスチックを介在させたものであ
る。また本発明は、単層型または積層型の圧電トランス
において、圧電トランス素子の固定手段として、密度が
500kg/m3以下の材料を介在させたものである。
また本発明は、単層型または積層型の圧電トランスにお
いて、圧電トランス素子の固定手段として、音響インピ
ーダンスが0.05×106N・sec/m3以下の材料
を介在させたものである。また本発明は、単層型または
積層型の圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と回
路基板の間に既に硬化しているところの発泡プラスチッ
クが挿入されてあり、該発泡プラスチックと回路基板の
間、及び該発泡プラスチックと圧電トランス素子の間
が、発泡プラスチックを構成する樹脂とは別種の樹脂に
よって互いに接着されている圧電トランスである。また
本発明は、内部に空洞を有し、かつ回路基板に接続する
ための外部端子を有する樹脂性の保護ケースの前記空洞
内に単層型または積層型の圧電トランス素子が収納され
てなる圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と保護
ケース内面の間に既に硬化しているところの発泡プラス
チックが挿入されてあり、該発泡プラスチックと保護ケ
ース内面の間、及び該発泡プラスチックと圧電トランス
素子の間が、発泡プラスチックを構成する樹脂とは別種
の樹脂によって互いに接着されている圧電トランスであ
る。また本発明は、単層型または積層型の圧電トランス
を回路基板上に固定する実装方法として、圧電トランス
素子と回路基板の間に液状の樹脂を注入し、該樹脂を硬
化させると同時に発泡させることにより、圧電トランス
素子と回路基板の間を発泡プラスチックを介して接着・
固定する圧電トランスの実装方法である。また本発明
は、内部に空洞を有し、かつ回路基板に接続するための
外部端子を有する樹脂性の保護ケースの前記空洞内に単
層型または積層型の圧電トランス素子が収納されてなる
圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と保護ケース
内面の間に液状の樹脂を注入し、該樹脂を硬化させると
同時に発泡させることにより、圧電トランスと保護ケー
ス内面の間を発泡プラスチックを介して接着・固定する
圧電トランスの実装方法である。
【0007】
【作用】まず、物質中の音波が性質の異なる二種類の媒
質の境界付近でどのように伝搬するか、一般論について
述べる。音波が平面波で無限大に広がっている境界に垂
直に入射する場合には、音波のエネルギーの反射率:R
を表す式は簡単であり、次式で表される。
質の境界付近でどのように伝搬するか、一般論について
述べる。音波が平面波で無限大に広がっている境界に垂
直に入射する場合には、音波のエネルギーの反射率:R
を表す式は簡単であり、次式で表される。
【0008】
【数1】R=(z1−z2)2/(z1+z2)2
【0009】ここで、z1、z2はそれぞれの媒質の音
響インピーダンスであり、それぞれの媒質の密度と音速
の積に等しい。二種類の媒質の音響インピーダンスが等
しければ、音波は反射することなく境界を通過する。一
方、各媒質の音響インピーダンスの値が著しく異なって
いれば、入射した音波はほぼ完全に境界で反射されるこ
とになる。圧電トランス素子の内部では、一般に、その
自由端を振動の腹とする音波としての定在波が励起され
ており、この定在波が素子の外部に漏れ出さないよう素
子内部に閉じ込めておかなければならない。音波が素子
外部に伝搬すること、すなわち振動が外部に伝わること
は、エネルギー変換効率の低下やうなりの原因となり、
トランスとして望ましいことではないからである。半波
長モードで駆動されている素子について、素子全体の変
形の概略を図12に示した。半波長モードでは、素子は
長さ方向に伸長と収縮を繰り返すが、素子が長さ方向に
伸びる時には素子の幅及び厚み方向は収縮し、素子が長
さ方向に縮む時には素子の幅及び厚み方向は伸長する。
素子の中央部においては、長さ方向の変位は常にゼロで
あり、振動の節部分となるが、幅及び厚み方向について
は、素子中央部が最大変位を示し、素子末端部の変位は
ゼロである。このことは、図11に示した半波長モード
の長さ方向についての応力分布が素子中央部において最
大、素子末端部でゼロとなること、さらに素子の各微小
領域が長さ方向に伸びる時、フックの法則によりポアソ
ン比に従ってこの領域が幅、厚み方向に縮むことを考え
るならば、容易に推測できることである。
響インピーダンスであり、それぞれの媒質の密度と音速
の積に等しい。二種類の媒質の音響インピーダンスが等
しければ、音波は反射することなく境界を通過する。一
方、各媒質の音響インピーダンスの値が著しく異なって
いれば、入射した音波はほぼ完全に境界で反射されるこ
とになる。圧電トランス素子の内部では、一般に、その
自由端を振動の腹とする音波としての定在波が励起され
ており、この定在波が素子の外部に漏れ出さないよう素
子内部に閉じ込めておかなければならない。音波が素子
外部に伝搬すること、すなわち振動が外部に伝わること
は、エネルギー変換効率の低下やうなりの原因となり、
トランスとして望ましいことではないからである。半波
長モードで駆動されている素子について、素子全体の変
形の概略を図12に示した。半波長モードでは、素子は
長さ方向に伸長と収縮を繰り返すが、素子が長さ方向に
伸びる時には素子の幅及び厚み方向は収縮し、素子が長
さ方向に縮む時には素子の幅及び厚み方向は伸長する。
素子の中央部においては、長さ方向の変位は常にゼロで
あり、振動の節部分となるが、幅及び厚み方向について
は、素子中央部が最大変位を示し、素子末端部の変位は
ゼロである。このことは、図11に示した半波長モード
の長さ方向についての応力分布が素子中央部において最
大、素子末端部でゼロとなること、さらに素子の各微小
領域が長さ方向に伸びる時、フックの法則によりポアソ
ン比に従ってこの領域が幅、厚み方向に縮むことを考え
るならば、容易に推測できることである。
【0010】半波長モードの場合、素子中央部の節を含
む主面または側面の素子表面上の適当な広がりを持つ領
域に対して、支持部材を接触させることにより素子を支
持することになる。この支持部材には素子自身の振動に
従って振動が誘起されるが、この振動の様子は伸縮とず
れの入り交じった複雑なものとなる。支持部材の材質が
不適当なものであれば、素子の振動のエネルギーは支持
部材の振動を介して外部に散逸してしまう。上に述べた
数式1は縦波が境界面に垂直に入射する場合についてで
あるが、他の様々な振動モードの場合についても事情は
似通っており、二つの媒質の音響インピーダンスが等し
い場合には音波は境界面を無反射で通過し、音響インピ
ーダンスが著しく異なる場合にはほとんど完全に反射さ
れる。従って支持部材として、その音響インピーダンス
の値が圧電体のそれに比べて著しく大きいか、または著
しく小さい材質を選定すれば、素子中の振動は外部に散
逸しないと予想される。圧電体としてPZTセラミック
スを採用した場合、その密度ρは7.8×103kg/m
3、音速Cは縦波の場合(以下同じ)、4200m/s
ec程度であり、音響インピーダンスは次式から約33
×106N・sec/m3となる。
む主面または側面の素子表面上の適当な広がりを持つ領
域に対して、支持部材を接触させることにより素子を支
持することになる。この支持部材には素子自身の振動に
従って振動が誘起されるが、この振動の様子は伸縮とず
れの入り交じった複雑なものとなる。支持部材の材質が
不適当なものであれば、素子の振動のエネルギーは支持
部材の振動を介して外部に散逸してしまう。上に述べた
数式1は縦波が境界面に垂直に入射する場合についてで
あるが、他の様々な振動モードの場合についても事情は
似通っており、二つの媒質の音響インピーダンスが等し
い場合には音波は境界面を無反射で通過し、音響インピ
ーダンスが著しく異なる場合にはほとんど完全に反射さ
れる。従って支持部材として、その音響インピーダンス
の値が圧電体のそれに比べて著しく大きいか、または著
しく小さい材質を選定すれば、素子中の振動は外部に散
逸しないと予想される。圧電体としてPZTセラミック
スを採用した場合、その密度ρは7.8×103kg/m
3、音速Cは縦波の場合(以下同じ)、4200m/s
ec程度であり、音響インピーダンスは次式から約33
×106N・sec/m3となる。
【0011】
【数2】音響インピーダンスz=ρ・C
【0012】このPZTセラミックスの値を大幅に越え
る音響インピーダンスを有する物質はほとんど存在しな
いので、支持部材としては音響インピーダンスの低い物
質を探すこととなる。支持部材として従来検討されてき
たゴムの音響インピーダンスは、天然ゴムの場合、0.
2×106N・sec/m3程度でありPZTに比べてか
なり低い。しかし、試しにこれらの値を代入して縦波が
垂直に境界面に入射した場合の反射率Rを数式1より求
めると、R=97.6%となり、実際の圧電トランス素
子の実装時においてもかなりの振動エネルギーが支持部
材を介して外部に散逸するものと予想される。従って、
さらに音響インピーダンスを下げる必要がある。一般
に、物質が柔軟で弾性率が低いほどその物質中の音速は
低くなる傾向があり、棒中の縦波の音速Cは次式で与え
られる。
る音響インピーダンスを有する物質はほとんど存在しな
いので、支持部材としては音響インピーダンスの低い物
質を探すこととなる。支持部材として従来検討されてき
たゴムの音響インピーダンスは、天然ゴムの場合、0.
2×106N・sec/m3程度でありPZTに比べてか
なり低い。しかし、試しにこれらの値を代入して縦波が
垂直に境界面に入射した場合の反射率Rを数式1より求
めると、R=97.6%となり、実際の圧電トランス素
子の実装時においてもかなりの振動エネルギーが支持部
材を介して外部に散逸するものと予想される。従って、
さらに音響インピーダンスを下げる必要がある。一般
に、物質が柔軟で弾性率が低いほどその物質中の音速は
低くなる傾向があり、棒中の縦波の音速Cは次式で与え
られる。
【0013】
【数3】
【0014】ここで、E:ヤング弾性率、ρ:密度。弾
性率がゴムより低い物質はまれであるので、Eをさらに
下げて音速Cを引き下げることについては限界がある。
一方、密度ρの低い支持部材については従来十分に検討
されておらず、密度ρを下げることによって音響インピ
ーダンスρCを引き下げる可能性はまだ十分に残されて
いる。材料の密度を下げる最も簡便な方法は、材料中に
気泡を導入して多孔質化することである。支持部材は素
子の表面に確実に固定されるべきであるため、支持部材
としては樹脂よりなる接着剤を用いるのが工法上最も簡
単であると考えられる。従って、硬化させたのちその内
部に多数の気泡を有する樹脂、いわゆる発泡プラスチッ
クを接着剤として用いて素子を支持する支持部材を構成
することが望ましい。物質中に気泡を導入してρを下げ
るのであれば、Eも低下するので、数式2、3から、音
響インピーダンスは次式の通りとなり、ρの低下に伴
い、音響インピーダンスは著しく減少する。
性率がゴムより低い物質はまれであるので、Eをさらに
下げて音速Cを引き下げることについては限界がある。
一方、密度ρの低い支持部材については従来十分に検討
されておらず、密度ρを下げることによって音響インピ
ーダンスρCを引き下げる可能性はまだ十分に残されて
いる。材料の密度を下げる最も簡便な方法は、材料中に
気泡を導入して多孔質化することである。支持部材は素
子の表面に確実に固定されるべきであるため、支持部材
としては樹脂よりなる接着剤を用いるのが工法上最も簡
単であると考えられる。従って、硬化させたのちその内
部に多数の気泡を有する樹脂、いわゆる発泡プラスチッ
クを接着剤として用いて素子を支持する支持部材を構成
することが望ましい。物質中に気泡を導入してρを下げ
るのであれば、Eも低下するので、数式2、3から、音
響インピーダンスは次式の通りとなり、ρの低下に伴
い、音響インピーダンスは著しく減少する。
【0015】
【数4】
【0016】また、弾性率Eが低いほど音響インピーダ
ンスは低下するので、ゴムのような弾性体を発泡体とす
ることが最適であると考えられる。発泡プラスチックの
製法は多種多様であり、その材質も多岐にわたる。一例
としてポリウレタン発泡体(ポリウレタンフォーム、以
下省略してPUフォームと記述する。)について考え
る。軟質のPUフォームの密度は50kg/m3程度が
一般的であり、ヤング弾性率はおおよそ105N/m2で
ある。数式3を適用すると、フォーム中の音速は40m
/sec程度、従って音響インピーダンスは0.002
×106N・sec/m3となり、縦波が垂直に境界面に
入射した場合の反射率Rは、数式1より99.98%と
いう値を得る。従って、このPUフォームを用いて素子
を支持すれば、素子の振動に及ぼす影響はほとんどない
ものと予想される。
ンスは低下するので、ゴムのような弾性体を発泡体とす
ることが最適であると考えられる。発泡プラスチックの
製法は多種多様であり、その材質も多岐にわたる。一例
としてポリウレタン発泡体(ポリウレタンフォーム、以
下省略してPUフォームと記述する。)について考え
る。軟質のPUフォームの密度は50kg/m3程度が
一般的であり、ヤング弾性率はおおよそ105N/m2で
ある。数式3を適用すると、フォーム中の音速は40m
/sec程度、従って音響インピーダンスは0.002
×106N・sec/m3となり、縦波が垂直に境界面に
入射した場合の反射率Rは、数式1より99.98%と
いう値を得る。従って、このPUフォームを用いて素子
を支持すれば、素子の振動に及ぼす影響はほとんどない
ものと予想される。
【0017】以上の通り、発泡プラスチックを用いて、
圧電トランス素子を固定すれば、トランスの効率を低下
させることなく、しっかりと固定できる。また、上記P
Uフォームでは、密度50kg/m3程度であったが、
密度が500kg/m3以下であれば、ヤング弾性率を
ゴムと同程度の値であるおおよそ5×106N/m2と仮
定すると、反射率Rは、数式1より理論的には99.4
%以上が期待でき、従来のゴムによる支持に比べ、損失
が大幅に減ると予想されるので、密度500kg/m3
以下の材料を用いて、圧電トランス素子を固定すること
が望ましい。また、音響インピーダンスが、0.05×
106N・sec/m3以下であれば、反射率Rは、数式
1より理論的には、99.4%以上が期待でき、音響イ
ンピーダンスが、0.05×106N・sec/m3以下
の材料を用いて、圧電トランス素子を固定することが望
ましい。また、発泡プラスチックは、圧電トランス素子
と回路基板との間を直接的に固定しても良いし、間に他
の接着剤等を介在させて間接的に固定しても良い。本発
明の実施により、半波長モードで駆動される圧電トラン
ス素子の表面の広い領域にわたって素子の振動を阻害す
ることなく素子を支持・固定することが可能となり、そ
の結果として、従来検討されてきた一波長モード駆動の
圧電トランスに比べて著しく小型である半波長モード駆
動の圧電トランスを、信頼性の高い電子部品として実用
化することができる。また本発明によれば、従来の一波
長モード駆動の圧電トランスについても、従来の支持方
法に比べ、素子の振動をより阻害しないで、信頼性を高
めながら素子を支持・固定することが可能となる。
圧電トランス素子を固定すれば、トランスの効率を低下
させることなく、しっかりと固定できる。また、上記P
Uフォームでは、密度50kg/m3程度であったが、
密度が500kg/m3以下であれば、ヤング弾性率を
ゴムと同程度の値であるおおよそ5×106N/m2と仮
定すると、反射率Rは、数式1より理論的には99.4
%以上が期待でき、従来のゴムによる支持に比べ、損失
が大幅に減ると予想されるので、密度500kg/m3
以下の材料を用いて、圧電トランス素子を固定すること
が望ましい。また、音響インピーダンスが、0.05×
106N・sec/m3以下であれば、反射率Rは、数式
1より理論的には、99.4%以上が期待でき、音響イ
ンピーダンスが、0.05×106N・sec/m3以下
の材料を用いて、圧電トランス素子を固定することが望
ましい。また、発泡プラスチックは、圧電トランス素子
と回路基板との間を直接的に固定しても良いし、間に他
の接着剤等を介在させて間接的に固定しても良い。本発
明の実施により、半波長モードで駆動される圧電トラン
ス素子の表面の広い領域にわたって素子の振動を阻害す
ることなく素子を支持・固定することが可能となり、そ
の結果として、従来検討されてきた一波長モード駆動の
圧電トランスに比べて著しく小型である半波長モード駆
動の圧電トランスを、信頼性の高い電子部品として実用
化することができる。また本発明によれば、従来の一波
長モード駆動の圧電トランスについても、従来の支持方
法に比べ、素子の振動をより阻害しないで、信頼性を高
めながら素子を支持・固定することが可能となる。
【0018】
【実施例】以下、図面に基づいて本発明の実施例につい
て詳細に説明する。 実施例1 本発明にかかわる実施例1の分解斜視図を図1に示す。
この実施例は、単層ローゼン型の半波長モードの圧電ト
ランス素子1を回路基板5に、発泡プラスチック4を用
いて固定したものである。この単層ローゼン型の半波長
モードの圧電トランス素子1は、片側の上下に入力電極
2が形成され、その入力電極にリード線6が接続され、
他方の端部に出力電極3が形成され、その出力電極にリ
ード線6が接続されている。圧電トランス素子1の大き
さは17×5.5×1.0H(mm)であり、使用した
発泡プラスチックは比較的硬質のPUフォームである。
硬質PUフォームの成形方法は多様であるが、ここでは
空気中の湿気によって硬化する一液性のスプレータイプ
のものを用いた。このタイプの成形方法を現場発泡と称
し、缶入りのスプレータイプのものが断熱用、防音用と
して一般に市販されている。今回使用したもの(商品
名:セメダイン(株)製、ハイスパンフォーム)の主成
分はポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートプレ
ポリマーであり、さらに触媒等を含んでいる。この実施
例はガラエポ製の回路基板5上に、スプレーノズルから
吐出させた硬化前のPUフォームを幅5mm、長さxm
m、厚み1mmに塗布し、あらかじめ入出力電極にリー
ド線を接続してある圧電トランス素子1を素子の中央が
塗布領域の中央に一致するように塗布領域上に乗せ、素
子と基板の間の隙間が1mmとなるよう室温中で素子を
保持した状態で硬化させた。フォーム硬化後の密度は1
00kg/m3、ヤング弾性率は1×106N/m2程度
であった。塗布領域の長さxを変えた時の圧電トランス
の電力変換効率の変化を図2に実線で示す。ここで、効
率測定時の入力電圧は50Vrms、負荷抵抗は100
KΩで出力電力は約0.7W、駆動周波数は約100k
Hzである。比較例1として、二液性シリコーンゴムに
より同一形状の素子を中央部にて同様に接着・固定した
場合の効率の変化を図2に併せて破線で示した。このシ
リコーンゴムの硬化後の密度は1300kg/m3であ
る。図2から素子の中央を4mm長で接着した場合、素
子固定前に比べて、実施例1の効率の低下は高々1%前
後と比較例1に比べて大幅に改善されている。
て詳細に説明する。 実施例1 本発明にかかわる実施例1の分解斜視図を図1に示す。
この実施例は、単層ローゼン型の半波長モードの圧電ト
ランス素子1を回路基板5に、発泡プラスチック4を用
いて固定したものである。この単層ローゼン型の半波長
モードの圧電トランス素子1は、片側の上下に入力電極
2が形成され、その入力電極にリード線6が接続され、
他方の端部に出力電極3が形成され、その出力電極にリ
ード線6が接続されている。圧電トランス素子1の大き
さは17×5.5×1.0H(mm)であり、使用した
発泡プラスチックは比較的硬質のPUフォームである。
硬質PUフォームの成形方法は多様であるが、ここでは
空気中の湿気によって硬化する一液性のスプレータイプ
のものを用いた。このタイプの成形方法を現場発泡と称
し、缶入りのスプレータイプのものが断熱用、防音用と
して一般に市販されている。今回使用したもの(商品
名:セメダイン(株)製、ハイスパンフォーム)の主成
分はポリメチレンポリフェニルポリイソシアネートプレ
ポリマーであり、さらに触媒等を含んでいる。この実施
例はガラエポ製の回路基板5上に、スプレーノズルから
吐出させた硬化前のPUフォームを幅5mm、長さxm
m、厚み1mmに塗布し、あらかじめ入出力電極にリー
ド線を接続してある圧電トランス素子1を素子の中央が
塗布領域の中央に一致するように塗布領域上に乗せ、素
子と基板の間の隙間が1mmとなるよう室温中で素子を
保持した状態で硬化させた。フォーム硬化後の密度は1
00kg/m3、ヤング弾性率は1×106N/m2程度
であった。塗布領域の長さxを変えた時の圧電トランス
の電力変換効率の変化を図2に実線で示す。ここで、効
率測定時の入力電圧は50Vrms、負荷抵抗は100
KΩで出力電力は約0.7W、駆動周波数は約100k
Hzである。比較例1として、二液性シリコーンゴムに
より同一形状の素子を中央部にて同様に接着・固定した
場合の効率の変化を図2に併せて破線で示した。このシ
リコーンゴムの硬化後の密度は1300kg/m3であ
る。図2から素子の中央を4mm長で接着した場合、素
子固定前に比べて、実施例1の効率の低下は高々1%前
後と比較例1に比べて大幅に改善されている。
【0019】実施例2 本発明に係る実施例2の側面図を図3に示す。この実施
例は、積層ローゼン型の半波長モードの圧電トランス素
子7を、あらかじめ硬化している発泡プラスチック8に
接着し、更にこの発泡プラスチック8を回路基板5に接
着したものである。この図3において、9は接着剤、1
0は接続電極を示す。この圧電トランス素子7の大きさ
は20×5×1.2H(mm)である。使用した発泡プ
ラスチック8は軟質PUフォームであり、密度は20k
g/m3、ヤング弾性率は3×105N/m3である。圧
電トランス素子7と発泡プラスチック8(軟質PUフォ
ーム)の間、及び発泡プラスチック8(軟質PUフォー
ム)と回路基板5の間の接着は、合成ゴム系の接着剤9
を圧電トランス素子7と回路基板5の表面に薄く塗布
し、軟質PUフォームに圧着することにより行った。P
Uフォームの大きさは幅5mm、長さxmm、厚さ1.
5mmであり、フォーム両面の全体が圧電トランス素子
と回路基板に接着される。長さx(図1と同方向)を変
えた場合の効率の変化を図4に示した。素子の面積の半
分(固定長x=10mm)を接着しても、効率の低下は
たかだか1%程度にすぎないことがわかる。ここで、入
力電圧は12Vrms、負荷抵抗は100KΩ、出力電
力は約2.5W、駆動周波数は約80kHzである。
例は、積層ローゼン型の半波長モードの圧電トランス素
子7を、あらかじめ硬化している発泡プラスチック8に
接着し、更にこの発泡プラスチック8を回路基板5に接
着したものである。この図3において、9は接着剤、1
0は接続電極を示す。この圧電トランス素子7の大きさ
は20×5×1.2H(mm)である。使用した発泡プ
ラスチック8は軟質PUフォームであり、密度は20k
g/m3、ヤング弾性率は3×105N/m3である。圧
電トランス素子7と発泡プラスチック8(軟質PUフォ
ーム)の間、及び発泡プラスチック8(軟質PUフォー
ム)と回路基板5の間の接着は、合成ゴム系の接着剤9
を圧電トランス素子7と回路基板5の表面に薄く塗布
し、軟質PUフォームに圧着することにより行った。P
Uフォームの大きさは幅5mm、長さxmm、厚さ1.
5mmであり、フォーム両面の全体が圧電トランス素子
と回路基板に接着される。長さx(図1と同方向)を変
えた場合の効率の変化を図4に示した。素子の面積の半
分(固定長x=10mm)を接着しても、効率の低下は
たかだか1%程度にすぎないことがわかる。ここで、入
力電圧は12Vrms、負荷抵抗は100KΩ、出力電
力は約2.5W、駆動周波数は約80kHzである。
【0020】実施例3 本発明に係る実施例3の分解斜視図を図5に示す。この
実施例の圧電トランス素子11は、素子の中央部両面に
入力電極2が形成され、素子の両端部に出力電極3が形
成された積層型の中央部駆動型半波長モード圧電トラン
ス素子であり、各電極にリード線がハンダ付けされてい
る。また保護ケース12は、圧電トランス素子の入力電
極、出力電極に対応した外部端子13を有し、突起14
が形成されている。そして、保護ケース12の空洞内面
の中央部に硬化前の発泡プラスチックを適量塗布し、圧
電トランス素子11を空洞内に収納して、素子11を上
方から押さえ素子11を一定の位置に保った状態でプラ
スチックを発泡・硬化させる。この実施例では、発泡プ
ラスチックとして発泡性のシリコーンゴムを用いてい
る。このシリコーンゴムは二液性で、二液を混合するこ
とにより発泡・硬化し、硬化後は多孔質のゴム状弾性体
となる(商品名:東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製 SEF10)。硬化後の密度は100kg/m3で
ある。素子の大きさは17×5.5×1.3H(mm)
であり、発泡シリコーンゴムの素子への接着領域は幅
5.5mm、長さxmm、ゴムの厚みは1mmである。
図5に示した保護ケースでは、固定長xを一定とするた
めにケース内面の二ヶ所に突起14を設けている。発泡
シリコーンゴム21をこれらの突起の間に滴下したの
ち、素子をケース中に収納している。図5は発泡シリコ
ーンゴムを滴下する前の構成図であり、滴下後、シリコ
ーンゴム21を硬化させたのちの断面図を図6に示し
た。xの値を変えて圧電トランスの効率を測定した結果
を図7に示す。ここで、負荷抵抗は100kΩ、出力電
力は2.5W、駆動周波数は約100kHzである。比
較例として、実施例1において記述した比較例1で用い
た非発泡性の二液性シリコーンゴムを使用して、同様に
素子を保護ケース中に固定した試料を作成した。また、
素子の固定に用いる接着剤の密度の影響を調べるため、
次のような手順により、さらに数種類の試料を作成し
た。発泡プラスチックを簡単に作成する手法としては、
硬化前の樹脂中に発泡剤となる物質をあらかじめ混練さ
せておき、加熱により樹脂を硬化させる際、発泡剤が加
熱によってガスを発生し、硬化後の樹脂中に無数の気泡
を形成するという方法がある。ここでは発泡剤として、
アゾビスイソブチロニトリルを使用した。この物質は約
100℃に加熱するとN2ガスとテトラメチルコハク酸
ジニトリルに分解する。比較例1で用いた二液性シリコ
ーンゴムの原液A,BのうちのA液に、このアゾビスイ
ソブチロニトリルを適量添加し、その添加量を段階的に
増加せしめることにより、加熱硬化後の密度が各々10
50、730、530、380kg/m3となる四種類
のシリコーンゴムを作成し、これらを用いてそれぞれの
シリコーンゴムにつき各一個の素子を保護ケース中に固
定した。発泡材を添加しない、密度が1300kg/m
3のもとのシリコーンゴムを用いて素子一個を保護ケー
ス中に固定したものを比較例2−1、以下シリコーンゴ
ムの密度が高いほうから順に比較例2−2、2−3、2
−4、2−5とした。これらのシリコーンゴムの素子へ
の接着面積は幅5.5mm、長さ4mmで、ゴムの厚み
は1.5mmである。これらの比較例についての効率の
測定結果を図7および表1に示した。予想通り、シリコ
ーンゴムの密度が低いほど効率の低下は少なく、素子の
振動は阻害されない。密度が1000kg/m3程度の
値のゴム等は従来より使用されてきているが、素子を接
着する発泡性プラスチックの密度をこの値よりかなり低
くしなければ大きな効果は得られない。上記の比較例2
−5は、密度が500kg/m3より小さく、固定前の
効率に対し、1.6%の劣化であるが、上記の比較例2
−4は、密度が500kg/m3より大きく、固定前の
効率に対し、2%の劣化となっている。発泡性プラスチ
ックの密度を500kg/m3以下とすることにより、
劣化の少ない固定が可能となり、本発明においては、発
泡性プラスチックの密度を500kg/m3以下とする
ことが好ましい。
実施例の圧電トランス素子11は、素子の中央部両面に
入力電極2が形成され、素子の両端部に出力電極3が形
成された積層型の中央部駆動型半波長モード圧電トラン
ス素子であり、各電極にリード線がハンダ付けされてい
る。また保護ケース12は、圧電トランス素子の入力電
極、出力電極に対応した外部端子13を有し、突起14
が形成されている。そして、保護ケース12の空洞内面
の中央部に硬化前の発泡プラスチックを適量塗布し、圧
電トランス素子11を空洞内に収納して、素子11を上
方から押さえ素子11を一定の位置に保った状態でプラ
スチックを発泡・硬化させる。この実施例では、発泡プ
ラスチックとして発泡性のシリコーンゴムを用いてい
る。このシリコーンゴムは二液性で、二液を混合するこ
とにより発泡・硬化し、硬化後は多孔質のゴム状弾性体
となる(商品名:東レ・ダウコーニング・シリコーン社
製 SEF10)。硬化後の密度は100kg/m3で
ある。素子の大きさは17×5.5×1.3H(mm)
であり、発泡シリコーンゴムの素子への接着領域は幅
5.5mm、長さxmm、ゴムの厚みは1mmである。
図5に示した保護ケースでは、固定長xを一定とするた
めにケース内面の二ヶ所に突起14を設けている。発泡
シリコーンゴム21をこれらの突起の間に滴下したの
ち、素子をケース中に収納している。図5は発泡シリコ
ーンゴムを滴下する前の構成図であり、滴下後、シリコ
ーンゴム21を硬化させたのちの断面図を図6に示し
た。xの値を変えて圧電トランスの効率を測定した結果
を図7に示す。ここで、負荷抵抗は100kΩ、出力電
力は2.5W、駆動周波数は約100kHzである。比
較例として、実施例1において記述した比較例1で用い
た非発泡性の二液性シリコーンゴムを使用して、同様に
素子を保護ケース中に固定した試料を作成した。また、
素子の固定に用いる接着剤の密度の影響を調べるため、
次のような手順により、さらに数種類の試料を作成し
た。発泡プラスチックを簡単に作成する手法としては、
硬化前の樹脂中に発泡剤となる物質をあらかじめ混練さ
せておき、加熱により樹脂を硬化させる際、発泡剤が加
熱によってガスを発生し、硬化後の樹脂中に無数の気泡
を形成するという方法がある。ここでは発泡剤として、
アゾビスイソブチロニトリルを使用した。この物質は約
100℃に加熱するとN2ガスとテトラメチルコハク酸
ジニトリルに分解する。比較例1で用いた二液性シリコ
ーンゴムの原液A,BのうちのA液に、このアゾビスイ
ソブチロニトリルを適量添加し、その添加量を段階的に
増加せしめることにより、加熱硬化後の密度が各々10
50、730、530、380kg/m3となる四種類
のシリコーンゴムを作成し、これらを用いてそれぞれの
シリコーンゴムにつき各一個の素子を保護ケース中に固
定した。発泡材を添加しない、密度が1300kg/m
3のもとのシリコーンゴムを用いて素子一個を保護ケー
ス中に固定したものを比較例2−1、以下シリコーンゴ
ムの密度が高いほうから順に比較例2−2、2−3、2
−4、2−5とした。これらのシリコーンゴムの素子へ
の接着面積は幅5.5mm、長さ4mmで、ゴムの厚み
は1.5mmである。これらの比較例についての効率の
測定結果を図7および表1に示した。予想通り、シリコ
ーンゴムの密度が低いほど効率の低下は少なく、素子の
振動は阻害されない。密度が1000kg/m3程度の
値のゴム等は従来より使用されてきているが、素子を接
着する発泡性プラスチックの密度をこの値よりかなり低
くしなければ大きな効果は得られない。上記の比較例2
−5は、密度が500kg/m3より小さく、固定前の
効率に対し、1.6%の劣化であるが、上記の比較例2
−4は、密度が500kg/m3より大きく、固定前の
効率に対し、2%の劣化となっている。発泡性プラスチ
ックの密度を500kg/m3以下とすることにより、
劣化の少ない固定が可能となり、本発明においては、発
泡性プラスチックの密度を500kg/m3以下とする
ことが好ましい。
【0021】
【表1】
【0022】実施例4 本発明に係る実施例4の断面図を図8に示す。この実施
例は、保護ケース12の空洞内面の両端部に軟質PUフ
ォーム8の小片二個を合成ゴム系の接着剤9を用いて接
着し、その後、ローゼン型の圧電トランス素子7の両端
面に合成ゴム系の接着剤9を塗布し、素子7を空洞中に
収納し、素子7の両端面と軟質PUフォーム8の間を接
着する。圧電トランス素子7及び軟質PUフォーム8は
実施例2で用いたものと同一である。この軟質PUフォ
ーム8の小片の形は横から見てコの字型となるよう横に
溝が切ってあり、素子7とフォーム8の間の接着が剥離
しても素子が保護ケース12から脱落しないよう配慮し
てある。軟質PUフォーム8の小片の大きさは長さ3m
m、幅6mm、高さ3mmで、溝の深さは1.5mmで
ある。図8の軟質PUフォームの小片を同形状のシリコ
ーンゴムの小片に代えたものを比較例3とした。この比
較例に用いたシリコーンゴムの密度は1400kg/m
3である。固定前の素子、本実施例、比較例3につい
て、負荷100kΩ、出力電力2.5Wのときの効率を
測定した結果を表2に示す。本発明の実施例は、効率の
低下が極めて少ない。実施例1、2、3においては、素
子の振動の節部分である中央部を中心とする素子表面の
領域が発泡プラスチックに接着されていた。しかし、十
分密度が低く弾性率も低い発泡プラスチックを選択する
のであれば、この実施例におけるように素子の振動の腹
部分を接着しても素子の振動に対する影響は少ない。本
発明においては、素子の表面の接着領域について特に限
定するものではない。
例は、保護ケース12の空洞内面の両端部に軟質PUフ
ォーム8の小片二個を合成ゴム系の接着剤9を用いて接
着し、その後、ローゼン型の圧電トランス素子7の両端
面に合成ゴム系の接着剤9を塗布し、素子7を空洞中に
収納し、素子7の両端面と軟質PUフォーム8の間を接
着する。圧電トランス素子7及び軟質PUフォーム8は
実施例2で用いたものと同一である。この軟質PUフォ
ーム8の小片の形は横から見てコの字型となるよう横に
溝が切ってあり、素子7とフォーム8の間の接着が剥離
しても素子が保護ケース12から脱落しないよう配慮し
てある。軟質PUフォーム8の小片の大きさは長さ3m
m、幅6mm、高さ3mmで、溝の深さは1.5mmで
ある。図8の軟質PUフォームの小片を同形状のシリコ
ーンゴムの小片に代えたものを比較例3とした。この比
較例に用いたシリコーンゴムの密度は1400kg/m
3である。固定前の素子、本実施例、比較例3につい
て、負荷100kΩ、出力電力2.5Wのときの効率を
測定した結果を表2に示す。本発明の実施例は、効率の
低下が極めて少ない。実施例1、2、3においては、素
子の振動の節部分である中央部を中心とする素子表面の
領域が発泡プラスチックに接着されていた。しかし、十
分密度が低く弾性率も低い発泡プラスチックを選択する
のであれば、この実施例におけるように素子の振動の腹
部分を接着しても素子の振動に対する影響は少ない。本
発明においては、素子の表面の接着領域について特に限
定するものではない。
【0023】
【表2】
【0024】実施例5 本発明に係る実施例5の側面図を図9に示す。この実施
例は、一波長モードの単層ローゼン型圧電トランスに関
するものである。用いた発泡プラスチックは実施例1で
用いたものと同一の硬質PUフォーム16であり、圧電
トランス素子の節部分の二ヶ所でガラエポ製の回路基板
5に形成された突起15上に固定している。圧電トラン
ス素子の大きさは34×5.5×1.0H(mm)であ
る。比較例4として、発泡プラスチックの代わりに比較
例1において用いた二液性シリコーンゴムを用いて素子
を固定した試料を作成した。回路基板5上には、素子の
節部分に対応して二ヶ所に突起15が設けられており、
この突起15の周辺に各々の接着剤を塗布したのち、突
起15上に素子を載せる。素子上の接着剤が塗布されて
いる領域の大きさは各々幅5.5mm、長さ2mmであ
った。固定前の素子、本実施例、比較例4について、負
荷100kΩ、出力電力2.5Wのときの効率を測定し
た結果を表3に示す。一波長モードの場合、二ヶ所で支
持するため素子表面の接着領域は小さくてよいが、この
場合でも、明らかに発泡プラスチックを用いたほうが良
好である。半波長モード以外の振動モードの圧電トラン
スについても本発明の効果は大きなものがある。
例は、一波長モードの単層ローゼン型圧電トランスに関
するものである。用いた発泡プラスチックは実施例1で
用いたものと同一の硬質PUフォーム16であり、圧電
トランス素子の節部分の二ヶ所でガラエポ製の回路基板
5に形成された突起15上に固定している。圧電トラン
ス素子の大きさは34×5.5×1.0H(mm)であ
る。比較例4として、発泡プラスチックの代わりに比較
例1において用いた二液性シリコーンゴムを用いて素子
を固定した試料を作成した。回路基板5上には、素子の
節部分に対応して二ヶ所に突起15が設けられており、
この突起15の周辺に各々の接着剤を塗布したのち、突
起15上に素子を載せる。素子上の接着剤が塗布されて
いる領域の大きさは各々幅5.5mm、長さ2mmであ
った。固定前の素子、本実施例、比較例4について、負
荷100kΩ、出力電力2.5Wのときの効率を測定し
た結果を表3に示す。一波長モードの場合、二ヶ所で支
持するため素子表面の接着領域は小さくてよいが、この
場合でも、明らかに発泡プラスチックを用いたほうが良
好である。半波長モード以外の振動モードの圧電トラン
スについても本発明の効果は大きなものがある。
【0025】
【表3】
【0026】本発明が適用される圧電トランスの形状は
特に限定されるものではない。上に挙げたローゼン型、
中央部駆動型以外の、例えば円筒形状の圧電トランスに
ついて用いても効果がある。
特に限定されるものではない。上に挙げたローゼン型、
中央部駆動型以外の、例えば円筒形状の圧電トランスに
ついて用いても効果がある。
【0027】
【発明の効果】以上、実施例を用いて詳細に説明したよ
うに、本発明によれば、圧電トランス素子を効率を落と
すことなく固定できるものであり、特に本発明の適用に
よって、半波長モードで駆動される圧電トランスの効率
を低下させることなく圧電トランス素子を安定して支持
出来るようになり、その結果、圧電トランスの著しい小
形化が可能となる。
うに、本発明によれば、圧電トランス素子を効率を落と
すことなく固定できるものであり、特に本発明の適用に
よって、半波長モードで駆動される圧電トランスの効率
を低下させることなく圧電トランス素子を安定して支持
出来るようになり、その結果、圧電トランスの著しい小
形化が可能となる。
【図1】本発明に係る実施例1の分解斜視図である。
【図2】本発明に係る実施例1と比較例1の素子固定幅
を変えたときの効率の変化に関するグラフである。
を変えたときの効率の変化に関するグラフである。
【図3】本発明に係る実施例2の側面図である。
【図4】本発明に係る実施例2の素子固定幅を変えたと
きの効率の変化に関するグラフである。
きの効率の変化に関するグラフである。
【図5】本発明に係る実施例3の分解斜視図である。
【図6】本発明に係る実施例3の断面図である。
【図7】本発明に係る実施例3と比較例の素子固定幅を
変えたときの効率の変化に関するグラフである。
変えたときの効率の変化に関するグラフである。
【図8】本発明に係る実施例4の断面図である。
【図9】本発明に係る実施例5の側面図である。
【図10】ゴムホルダーを用いて圧電トランスを固定し
た従来例の斜視図である。
た従来例の斜視図である。
【図11】半波長、一波長モードで駆動される圧電トラ
ンス素子の変位、応力分布である。
ンス素子の変位、応力分布である。
【図12】半波長モードで駆動される圧電トランス素子
の素子全体の変形の概略図である。
の素子全体の変形の概略図である。
1 単層ローゼン型圧電トランス素子 2 入力電極 3 出力電極 4、8、16 発泡プラスチック 5 回路基板 6 リード線 7 積層ローゼン型圧電トランス素子 9 接着剤 10 接続電極 11 積層中央部駆動型圧電トランス素子 12 保護ケース 13 外部端子 14、15 突起 21 発泡シリコーンゴム
Claims (7)
- 【請求項1】 単層型または積層型の圧電トランスにお
いて、圧電トランス素子の固定手段として、発泡プラス
チックを介在させたことを特徴とする圧電トランス。 - 【請求項2】 単層型または積層型の圧電トランスにお
いて、圧電トランス素子の固定手段として、密度が50
0kg/m3以下の材料を介在させたことを特徴とする
圧電トランス。 - 【請求項3】 単層型または積層型の圧電トランスにお
いて、圧電トランス素子の固定手段として、音響インピ
ーダンスが0.05×106N・sec/m3以下の材料
を介在させたことを特徴とする圧電トランス。 - 【請求項4】 単層型または積層型の圧電トランスにお
いて、圧電トランス素子と回路基板の間に既に硬化して
いるところの発泡プラスチックが挿入されてあり、該発
泡プラスチックと回路基板の間、及び該発泡プラスチッ
クと圧電トランス素子の間が、発泡プラスチックを構成
する樹脂とは別種の樹脂によって互いに接着されている
ことを特徴とする圧電トランス。 - 【請求項5】 内部に空洞を有し、かつ回路基板に接続
するための外部端子を有する樹脂性の保護ケースの前記
空洞内に単層型または積層型の圧電トランス素子が収納
されてなる圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と
保護ケース内面の間に既に硬化しているところの発泡プ
ラスチックが挿入されてあり、該発泡プラスチックと保
護ケース内面の間、及び該発泡プラスチックと圧電トラ
ンス素子の間が、発泡プラスチックを構成する樹脂とは
別種の樹脂によって互いに接着されていることを特徴と
する圧電トランス。 - 【請求項6】 単層型または積層型の圧電トランスを回
路基板上に固定する実装方法として、圧電トランス素子
と回路基板の間に液状の樹脂を注入し、該樹脂を硬化さ
せると同時に発泡させることにより、圧電トランス素子
と回路基板の間を発泡プラスチックを介して接着・固定
することを特徴とする圧電トランスの実装方法。 - 【請求項7】 内部に空洞を有し、かつ回路基板に接続
するための外部端子を有する樹脂性の保護ケースの前記
空洞内に単層型または積層型の圧電トランス素子が収納
されてなる圧電トランスにおいて、圧電トランス素子と
保護ケース内面の間に液状の樹脂を注入し、該樹脂を硬
化させると同時に発泡させることにより、圧電トランス
と保護ケース内面の間を発泡プラスチックを介して接着
・固定することを特徴とする圧電トランスの実装方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23414695A JPH0983105A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 圧電トランス及びその実装方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23414695A JPH0983105A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 圧電トランス及びその実装方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0983105A true JPH0983105A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16966373
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23414695A Pending JPH0983105A (ja) | 1995-09-12 | 1995-09-12 | 圧電トランス及びその実装方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0983105A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999065089A1 (fr) * | 1998-06-05 | 1999-12-16 | Tokin Corporation | Structure et procede de montage d'un transformateur piezo-electrique |
| JP2006156732A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 圧電トランス |
| KR101507748B1 (ko) * | 2012-09-26 | 2015-04-07 | 쿄세라 코포레이션 | 음향 발생기, 음향 발생 장치 및 전자 기기 |
| EP3716645A4 (en) * | 2017-11-21 | 2021-08-18 | Nitto Denko Corporation | PIEZOELECTRIC SPEAKER |
-
1995
- 1995-09-12 JP JP23414695A patent/JPH0983105A/ja active Pending
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1999065089A1 (fr) * | 1998-06-05 | 1999-12-16 | Tokin Corporation | Structure et procede de montage d'un transformateur piezo-electrique |
| US6515405B1 (en) | 1998-06-05 | 2003-02-04 | Tokin Corporation | Mounting structure of piezoelectric transformer and method of mounting piezoelectric transformer |
| JP2006156732A (ja) * | 2004-11-30 | 2006-06-15 | Tamura Seisakusho Co Ltd | 圧電トランス |
| KR101507748B1 (ko) * | 2012-09-26 | 2015-04-07 | 쿄세라 코포레이션 | 음향 발생기, 음향 발생 장치 및 전자 기기 |
| US9070355B2 (en) | 2012-09-26 | 2015-06-30 | Kyocera Corporation | Acoustic generator, acoustic generation device, and electronic device |
| EP3716645A4 (en) * | 2017-11-21 | 2021-08-18 | Nitto Denko Corporation | PIEZOELECTRIC SPEAKER |
| US11950051B2 (en) | 2017-11-21 | 2024-04-02 | Nitto Denko Corporation | Piezoelectric speaker |
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