JPH0983407A - アンテナ共用器 - Google Patents
アンテナ共用器Info
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- JPH0983407A JPH0983407A JP23549095A JP23549095A JPH0983407A JP H0983407 A JPH0983407 A JP H0983407A JP 23549095 A JP23549095 A JP 23549095A JP 23549095 A JP23549095 A JP 23549095A JP H0983407 A JPH0983407 A JP H0983407A
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- signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 送受信信号周波数に対する選択度が高く、且
つ装置を小型に構成することができ、製造コストの上昇
を招くことのないるアンテナ共用器を提供することを課
題とする。 【解決手段】 低域フィルタ(高域フィルタ)と帯域フ
ィルタとを組み合わせて受信信号を分別し、高域フィル
タ(低域フィルタ)と帯域フィルタとを組み合わせて送
信信号を分別するように構成したので、送信信号および
受信信号の周波数以外の信号成分の減衰量を大きくする
ことができ、この結果、送受信信号の周波数に対する選
択度が高く、形状が急峻な伝達特性曲線を有するアンテ
ナ共用器を小型に実現することができる。
つ装置を小型に構成することができ、製造コストの上昇
を招くことのないるアンテナ共用器を提供することを課
題とする。 【解決手段】 低域フィルタ(高域フィルタ)と帯域フ
ィルタとを組み合わせて受信信号を分別し、高域フィル
タ(低域フィルタ)と帯域フィルタとを組み合わせて送
信信号を分別するように構成したので、送信信号および
受信信号の周波数以外の信号成分の減衰量を大きくする
ことができ、この結果、送受信信号の周波数に対する選
択度が高く、形状が急峻な伝達特性曲線を有するアンテ
ナ共用器を小型に実現することができる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動体通信システ
ムにおいて、アンテナを共用して送受信される送信信号
と受信信号との間の干渉を防止するアンテナ共用器に関
する。
ムにおいて、アンテナを共用して送受信される送信信号
と受信信号との間の干渉を防止するアンテナ共用器に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯無線電話に代表される移動体
通信システムが普及し、このシステムの通信端末装置の
小型軽量化と平行して、さらなる送受信性能の向上が図
られている。このような移動体通信システムにおいて、
小型軽量化の観点から、通信端末装置が送信用と受信用
とに独立したアンテナを有することは稀であり、1本の
アンテナを送信用と受信用とに共用して、送受信を同時
に行うものとなっている。このように、送受信を同時に
行う場合に、送信信号と受信信号が互いを干渉(妨害)
しないようにするため、移動体通信システムの通信端末
装置にはアンテナ共用器が設けられている。
通信システムが普及し、このシステムの通信端末装置の
小型軽量化と平行して、さらなる送受信性能の向上が図
られている。このような移動体通信システムにおいて、
小型軽量化の観点から、通信端末装置が送信用と受信用
とに独立したアンテナを有することは稀であり、1本の
アンテナを送信用と受信用とに共用して、送受信を同時
に行うものとなっている。このように、送受信を同時に
行う場合に、送信信号と受信信号が互いを干渉(妨害)
しないようにするため、移動体通信システムの通信端末
装置にはアンテナ共用器が設けられている。
【0003】従来のアンテナ共用器について、図面を参
照して以下に説明する。図4は、移動体通信システムを
構成する通信端末装置である基地局BSとハンドセット
HSの外形を表す図である。これら基地局BSおよびハ
ンドセットHSは、それぞれアンテナ1aおよび1bを
備えており、これらアンテナ1aおよび1bを介して通
話信号を送受信するものとなっている。図5は、ハンド
セットHSの構成を表わす回路ブロック図であり、基地
局BSも同様に構成されている。ただし、基地局BSお
よびハンドセットHSのそれぞれの受信信号周波数およ
び送信信号周波数は、互いに逆になるように割り付けら
れている。
照して以下に説明する。図4は、移動体通信システムを
構成する通信端末装置である基地局BSとハンドセット
HSの外形を表す図である。これら基地局BSおよびハ
ンドセットHSは、それぞれアンテナ1aおよび1bを
備えており、これらアンテナ1aおよび1bを介して通
話信号を送受信するものとなっている。図5は、ハンド
セットHSの構成を表わす回路ブロック図であり、基地
局BSも同様に構成されている。ただし、基地局BSお
よびハンドセットHSのそれぞれの受信信号周波数およ
び送信信号周波数は、互いに逆になるように割り付けら
れている。
【0004】以下、ハンドセットHSの受信信号RXの
周波数fRXおよび送信信号TXの周波数fTXが、それぞ
れ高域側および低域側に割り付けられたハンドセットH
Sを例として、図5を参照しながら構成を説明する。ア
ンテナ1bは、アンテナ共用器22の図示しないアンテ
ナ接続端子に接続されている。また、アンテナ共用器2
2の図示しない受信回路接続端子と受信回路3の図示し
ない入力端子との間には、帯域フィルタ6が接続されて
おり、送信回路4の図示しない出力端子とアンテナ共用
器22の図示しない送信回路接続端子との間には、帯域
フィルタ8が接続されている。このように構成されたハ
ンドセットHSにおいて、アンテナ1bに入力された受
信信号RXは、アンテナ共用器22および帯域フィルタ
6を経由して受信回路3へ与えられ、受信回路3は、入
力された受信信号RXを復調して音声を再生するものと
なっている。一方、送信回路4は、音声を変調して送信
信号TXを生成し、これを出力する。送信回路4から出
力された送信信号TXは、帯域フィルタ8およびアンテ
ナ共用器22を経由してアンテナ1bに与えられ、アン
テナ1bから空中に放射されるものとなっている。
周波数fRXおよび送信信号TXの周波数fTXが、それぞ
れ高域側および低域側に割り付けられたハンドセットH
Sを例として、図5を参照しながら構成を説明する。ア
ンテナ1bは、アンテナ共用器22の図示しないアンテ
ナ接続端子に接続されている。また、アンテナ共用器2
2の図示しない受信回路接続端子と受信回路3の図示し
ない入力端子との間には、帯域フィルタ6が接続されて
おり、送信回路4の図示しない出力端子とアンテナ共用
器22の図示しない送信回路接続端子との間には、帯域
フィルタ8が接続されている。このように構成されたハ
ンドセットHSにおいて、アンテナ1bに入力された受
信信号RXは、アンテナ共用器22および帯域フィルタ
6を経由して受信回路3へ与えられ、受信回路3は、入
力された受信信号RXを復調して音声を再生するものと
なっている。一方、送信回路4は、音声を変調して送信
信号TXを生成し、これを出力する。送信回路4から出
力された送信信号TXは、帯域フィルタ8およびアンテ
ナ共用器22を経由してアンテナ1bに与えられ、アン
テナ1bから空中に放射されるものとなっている。
【0005】ここで、アンテナ共用器22の伝達特性に
ついて説明する。図6は、従来のアンテナ共用器22の
伝達特性を表す図であり、受信信号周波数fRXおよび送
信信号周波数fTXが、それぞれ高域側および低域側に割
り当てられた場合の伝達特性である。同図において、伝
達特性曲線Aは、周波数fTXを基準として、周波数fTX
以外の送信信号TXが有する周波数成分に対する減衰量
を表し、伝達特性曲線Bは、周波数fRXを基準として、
周波数fRX以外の受信信号RXが有する周波数成分に対
する減衰量を表す。すなわち、伝達特性曲線AおよびB
は、それぞれ周波数fTXおよびfRXを基準として、これ
ら周波数fTX,fRXから離れるにしたがって減衰量が増
加する特性(スカート特性)を示すものとなっている。
アンテナ共用器22が、周波数fTX,fRXに対してこの
ような特性を有することによって、送信信号TXと受信
信号RXとの間の重複した周波数成分を排除してこれら
の信号を互いに隔絶することができ、1本のアンテナを
共用して信号を送受信することが可能となっている。
ついて説明する。図6は、従来のアンテナ共用器22の
伝達特性を表す図であり、受信信号周波数fRXおよび送
信信号周波数fTXが、それぞれ高域側および低域側に割
り当てられた場合の伝達特性である。同図において、伝
達特性曲線Aは、周波数fTXを基準として、周波数fTX
以外の送信信号TXが有する周波数成分に対する減衰量
を表し、伝達特性曲線Bは、周波数fRXを基準として、
周波数fRX以外の受信信号RXが有する周波数成分に対
する減衰量を表す。すなわち、伝達特性曲線AおよびB
は、それぞれ周波数fTXおよびfRXを基準として、これ
ら周波数fTX,fRXから離れるにしたがって減衰量が増
加する特性(スカート特性)を示すものとなっている。
アンテナ共用器22が、周波数fTX,fRXに対してこの
ような特性を有することによって、送信信号TXと受信
信号RXとの間の重複した周波数成分を排除してこれら
の信号を互いに隔絶することができ、1本のアンテナを
共用して信号を送受信することが可能となっている。
【0006】この隔絶の度合いを評価する量として、周
波数fTXおよび周波数fRXにおける特性Aと特性Bとの
差分aおよび差分bを定義する。例えば、差分aが小さ
い場合には、周波数fTX近傍において受信信号RX側の
信号周波数成分が増加するので、受信信号RXが送信信
号TXに与える妨害が顕著となる。また、逆に差分bが
小さい場合には、周波数fRX近傍において送信信号TX
側の信号周波数成分が増加するので、送信信号TXが受
信信号RXに与える妨害が顕著となる。これら差分aお
よび差分bが小さい程、受信信号RXと送信信号TXと
の相互間の妨害が顕著となり、この移動体通信システム
における通信が正常に機能しなくなる。このため、通信
が正常に機能するために必要な最低限の差分aおよび差
分bを確保する必要がある。
波数fTXおよび周波数fRXにおける特性Aと特性Bとの
差分aおよび差分bを定義する。例えば、差分aが小さ
い場合には、周波数fTX近傍において受信信号RX側の
信号周波数成分が増加するので、受信信号RXが送信信
号TXに与える妨害が顕著となる。また、逆に差分bが
小さい場合には、周波数fRX近傍において送信信号TX
側の信号周波数成分が増加するので、送信信号TXが受
信信号RXに与える妨害が顕著となる。これら差分aお
よび差分bが小さい程、受信信号RXと送信信号TXと
の相互間の妨害が顕著となり、この移動体通信システム
における通信が正常に機能しなくなる。このため、通信
が正常に機能するために必要な最低限の差分aおよび差
分bを確保する必要がある。
【0007】以上の説明から理解されるように、図6に
おいて、システムとして必要な一定の差分aおよび差分
bを確保した場合、受信信号周波数fRXと送信信号周波
数f TXとが十分離れているときには、アンテナ共用器2
2の伝達特性曲線AおよびBの形状はブロードなもので
足りる。逆に、受信信号周波数fRXと送信信号周波数f
TXとが接近しているときには、伝達特性曲線AおよびB
の形状を急峻となものとし、アンテナ共用器22の周波
数fTX,fRXに対する選択度を上げる必要があり、この
ようにすることによって、システムとして必要とする差
分aおよび差分bを確保している。
おいて、システムとして必要な一定の差分aおよび差分
bを確保した場合、受信信号周波数fRXと送信信号周波
数f TXとが十分離れているときには、アンテナ共用器2
2の伝達特性曲線AおよびBの形状はブロードなもので
足りる。逆に、受信信号周波数fRXと送信信号周波数f
TXとが接近しているときには、伝達特性曲線AおよびB
の形状を急峻となものとし、アンテナ共用器22の周波
数fTX,fRXに対する選択度を上げる必要があり、この
ようにすることによって、システムとして必要とする差
分aおよび差分bを確保している。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のアンテナ共用器によれば、送信信号TXおよび受信
信号RXのそれぞれの周波数fTXおよびfRXに対する選
択度が高い伝達特性を得るためには、アンテナ共用器2
2を構成する誘電体共振器の素子数を増やす必要があ
る。このため、アンテナ共用器22の形状が大きくな
り、通信端末装置が大型化するという問題があった。ま
た、アンテナ共用器22の形状が大きくなることによ
り、通信端末装置における実装面積の増加を招き、実装
上の挿入損失が大きくなり、この結果、製造コストの上
昇を招くという問題があった。
来のアンテナ共用器によれば、送信信号TXおよび受信
信号RXのそれぞれの周波数fTXおよびfRXに対する選
択度が高い伝達特性を得るためには、アンテナ共用器2
2を構成する誘電体共振器の素子数を増やす必要があ
る。このため、アンテナ共用器22の形状が大きくな
り、通信端末装置が大型化するという問題があった。ま
た、アンテナ共用器22の形状が大きくなることによ
り、通信端末装置における実装面積の増加を招き、実装
上の挿入損失が大きくなり、この結果、製造コストの上
昇を招くという問題があった。
【0009】本発明は、かかる問題に鑑みてなされたも
のであり、送受信信号のそれぞれの周波数に対する選択
度が高く、且つ装置を小型に構成することができるアン
テナ共用器を提供することを課題とする。
のであり、送受信信号のそれぞれの周波数に対する選択
度が高く、且つ装置を小型に構成することができるアン
テナ共用器を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明は次の構成を有する。請求項1記載の発明に
かかるアンテナ共用器は、第1の周波数成分を有する受
信信号に対して高域側または低域側の一方の周波数領域
の信号を減衰する第1のフィルタと、前記第1の周波数
成分を有する前記受信信号に対して高域側および低域側
の信号を減衰する第1の帯域フィルタと、第2の周波数
成分を有する送信信号に対して高域側または低域側の他
方の周波数領域の信号を減衰する第2のフィルタと、前
記第2の周波数成分を有する前記送信信号に対して高域
側および低域側の信号を減衰する第2の帯域フィルタと
を備え、1または2以上の前記第1のフィルタと1また
は2以上の前記第1の帯域フィルタとを、アンテナ接続
端子と受信回路接続端子との間に縦続接続し、1または
2以上の前記第2のフィルタと1または2以上の前記第
2の帯域フィルタとを、前記アンテナ接続端子と送信回
路接続端子との間に縦続接続して構成されている。
め、本発明は次の構成を有する。請求項1記載の発明に
かかるアンテナ共用器は、第1の周波数成分を有する受
信信号に対して高域側または低域側の一方の周波数領域
の信号を減衰する第1のフィルタと、前記第1の周波数
成分を有する前記受信信号に対して高域側および低域側
の信号を減衰する第1の帯域フィルタと、第2の周波数
成分を有する送信信号に対して高域側または低域側の他
方の周波数領域の信号を減衰する第2のフィルタと、前
記第2の周波数成分を有する前記送信信号に対して高域
側および低域側の信号を減衰する第2の帯域フィルタと
を備え、1または2以上の前記第1のフィルタと1また
は2以上の前記第1の帯域フィルタとを、アンテナ接続
端子と受信回路接続端子との間に縦続接続し、1または
2以上の前記第2のフィルタと1または2以上の前記第
2の帯域フィルタとを、前記アンテナ接続端子と送信回
路接続端子との間に縦続接続して構成されている。
【0011】請求項2記載の発明にかかるアンテナ共用
器は、請求項1記載の発明にかかる第1のフィルタまた
は第2のフィルタが、容量性素子と誘導性素子とをT型
またはπ型に接続して構成されている。
器は、請求項1記載の発明にかかる第1のフィルタまた
は第2のフィルタが、容量性素子と誘導性素子とをT型
またはπ型に接続して構成されている。
【0012】請求項1および請求項2記載の発明にかか
るアンテナ共用器によれば、第1のフィルタにより、受
信信号の第1の周波数成分に対して高域側または低域側
の一方の周波数領域の信号を減衰させる。そして、第1
の帯域フィルタにより、受信信号の第1の周波数成分に
対して高域側および低域側の両方の周波数領域の信号を
減衰させる。これにより、受信信号の第1の周波数成分
に対して高域側または低域側の一方の周波数領域の信号
は、第1のフィルタおよび第1の帯域フィルタによって
重複して減衰を受ける。また、第2のフィルタにより、
アンテナから入力した受信信号の第2の周波数成分に対
して高域側または低域側の他方の周波数領域の信号を減
衰させる。そして、第2の帯域フィルタにより、受信信
号の第2の周波数成分に対して高域側および低域側の両
方の周波数領域の信号を減衰させる。これにより、受信
信号の第2の周波数成分に対して高域側または低域側の
他方の周波数領域の信号は、第2のフィルタおよび第2
の帯域フィルタによって重複して減衰を受ける。
るアンテナ共用器によれば、第1のフィルタにより、受
信信号の第1の周波数成分に対して高域側または低域側
の一方の周波数領域の信号を減衰させる。そして、第1
の帯域フィルタにより、受信信号の第1の周波数成分に
対して高域側および低域側の両方の周波数領域の信号を
減衰させる。これにより、受信信号の第1の周波数成分
に対して高域側または低域側の一方の周波数領域の信号
は、第1のフィルタおよび第1の帯域フィルタによって
重複して減衰を受ける。また、第2のフィルタにより、
アンテナから入力した受信信号の第2の周波数成分に対
して高域側または低域側の他方の周波数領域の信号を減
衰させる。そして、第2の帯域フィルタにより、受信信
号の第2の周波数成分に対して高域側および低域側の両
方の周波数領域の信号を減衰させる。これにより、受信
信号の第2の周波数成分に対して高域側または低域側の
他方の周波数領域の信号は、第2のフィルタおよび第2
の帯域フィルタによって重複して減衰を受ける。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。図1(a)は、本発明の第1の実
施の形態にかかるアンテナ共用器2が適用された通信端
末装置の構造を表すブロック図である。図5に示した従
来の通信端末装置の構成要素と同一の構成要素には同一
符号を付して、この構成要素の説明を省略する。アンテ
ナ1bは、アンテナ共用器2のアンテナ接続端子TAに
接続され、このアンテナ共用器2の受信回路接続端子T
Rおよび送信回路接続端子TTには、それぞれ受信回路3
の入力端子および送信回路4の出力端子が接続される。
また、このアンテナ共用器2は、アンテナ接続端子TA
と受信回路接続端子TRとの間に縦続接続された高域フ
ィルタ5および帯域フィルタ6、並びに、アンテナ接続
端子TAと送信回路接続端子TTとの間に縦続接続された
低域フィルタ7および帯域フィルタ8から構成される。
施の形態を説明する。図1(a)は、本発明の第1の実
施の形態にかかるアンテナ共用器2が適用された通信端
末装置の構造を表すブロック図である。図5に示した従
来の通信端末装置の構成要素と同一の構成要素には同一
符号を付して、この構成要素の説明を省略する。アンテ
ナ1bは、アンテナ共用器2のアンテナ接続端子TAに
接続され、このアンテナ共用器2の受信回路接続端子T
Rおよび送信回路接続端子TTには、それぞれ受信回路3
の入力端子および送信回路4の出力端子が接続される。
また、このアンテナ共用器2は、アンテナ接続端子TA
と受信回路接続端子TRとの間に縦続接続された高域フ
ィルタ5および帯域フィルタ6、並びに、アンテナ接続
端子TAと送信回路接続端子TTとの間に縦続接続された
低域フィルタ7および帯域フィルタ8から構成される。
【0014】図1(b)は高域フィルタ5および低域フ
ィルタ7の構造を具体的に表した回路図である。同図に
示されているように、高域フィルタ5は複素インピーダ
ンスjXCを有する容量性素子Cから構成され、また低
域フィルタ7は複素インピーダンスjXLを有する誘導
性素子Lから構成されている。ここで、複素インピーダ
ンスjXCおよびjXLは、(1)式を満たすように定め
られている。
ィルタ7の構造を具体的に表した回路図である。同図に
示されているように、高域フィルタ5は複素インピーダ
ンスjXCを有する容量性素子Cから構成され、また低
域フィルタ7は複素インピーダンスjXLを有する誘導
性素子Lから構成されている。ここで、複素インピーダ
ンスjXCおよびjXLは、(1)式を満たすように定め
られている。
【0015】 jXC・jXL=(Z0)2 ・・・・・(1) ただし、Z0:アンテナ1bの特性インピーダンス
【0016】(1)式を満たすように複素インピーダン
スjXLおよびjXCを定めることにより、インピーダン
スの不整合による信号の損失を最小限に留めて、アンテ
ナ1bへ送信信号TXを与えることができ、また逆にア
ンテナ1bに入力された受信信号RXを取り出すことが
できるものとなる。
スjXLおよびjXCを定めることにより、インピーダン
スの不整合による信号の損失を最小限に留めて、アンテ
ナ1bへ送信信号TXを与えることができ、また逆にア
ンテナ1bに入力された受信信号RXを取り出すことが
できるものとなる。
【0017】このように構成されたアンテナ共用器2の
伝達特性を以下に説明する。図2は、アンテナ共用器2
の伝達特性を説明するための特性図である。図2(a)
は、高域フィルタ5および低域フィルタ7の伝達特性を
表す図であり、特性曲線HおよびLは、それぞれ高域フ
ィルタ5および低域フィルタ7の伝達特性を示す。図2
(a)に示されるように、高域フィルタ5の特性は受信
信号周波数fRXより低い周波数領域において減衰量が増
加するように設定されており、低域フィルタ7の特性は
送信信号fTXより高い領域において信号の減衰量が増加
するように設定されている。また、図2(b)は、帯域
フィルタ6および8の伝達特性を表す図であり、特性曲
線BHおよびBLは、それぞれ帯域フィルタ6および8
の伝達特性を表す。図2(b)に示されるように、帯域
フィルタ6は、受信信号周波数fRXを中心とする周波数
帯域rRX以外の周波数領域において信号の減衰量が増加
するように設定されており、一方、帯域フィルタ8は、
送信信号周波数fTXを中心とする周波数帯域rTX以外の
周波数領域において信号の減衰量が増加するように設定
されている。
伝達特性を以下に説明する。図2は、アンテナ共用器2
の伝達特性を説明するための特性図である。図2(a)
は、高域フィルタ5および低域フィルタ7の伝達特性を
表す図であり、特性曲線HおよびLは、それぞれ高域フ
ィルタ5および低域フィルタ7の伝達特性を示す。図2
(a)に示されるように、高域フィルタ5の特性は受信
信号周波数fRXより低い周波数領域において減衰量が増
加するように設定されており、低域フィルタ7の特性は
送信信号fTXより高い領域において信号の減衰量が増加
するように設定されている。また、図2(b)は、帯域
フィルタ6および8の伝達特性を表す図であり、特性曲
線BHおよびBLは、それぞれ帯域フィルタ6および8
の伝達特性を表す。図2(b)に示されるように、帯域
フィルタ6は、受信信号周波数fRXを中心とする周波数
帯域rRX以外の周波数領域において信号の減衰量が増加
するように設定されており、一方、帯域フィルタ8は、
送信信号周波数fTXを中心とする周波数帯域rTX以外の
周波数領域において信号の減衰量が増加するように設定
されている。
【0018】上述したような伝達特性を有する高域フィ
ルタ5と帯域フィルタ6とを縦続接続することによっ
て、周波数帯域rRXより低い周波数領域での信号が重複
して減衰を受け、この周波数領域の信号の減衰量がより
顕著になる。この結果、図2(c)に示す伝達特性(B
HH)を得ることができる。一方、前述したような伝達
特性を有する低域フィルタ7と帯域フィルタ8とを縦続
接続することによって、周波数帯域rTXより高い周波数
領域での信号の減衰量がより顕著になる。この結果、図
2(c)に示す特性(BLL)を得ることができる。す
なわち、周波数fRXおよびfTXに対する選択度が高く、
形状がより急峻な伝達特性曲線を得ることができる。
ルタ5と帯域フィルタ6とを縦続接続することによっ
て、周波数帯域rRXより低い周波数領域での信号が重複
して減衰を受け、この周波数領域の信号の減衰量がより
顕著になる。この結果、図2(c)に示す伝達特性(B
HH)を得ることができる。一方、前述したような伝達
特性を有する低域フィルタ7と帯域フィルタ8とを縦続
接続することによって、周波数帯域rTXより高い周波数
領域での信号の減衰量がより顕著になる。この結果、図
2(c)に示す特性(BLL)を得ることができる。す
なわち、周波数fRXおよびfTXに対する選択度が高く、
形状がより急峻な伝達特性曲線を得ることができる。
【0019】図3は、本発明の第2の実施の形態にかか
るアンテナ共用器21の構造を表す回路図である。同図
(a)に示すように、本実施の形態にかかるアンテナ共
用器21は、アンテナ接続端子TAと帯域フィルタ6と
の間に高域フィルタ5a(1)〜5a(n)(n:正の整数)を
縦続接続し、一方、アンテナ接続端子TAと帯域フィル
タ8との間に低域フィルタ7a(1)〜7a(n)を縦続接続し
て構成したものである。図3(b)は、高域フィルタ5
a(i)(i=1,2,3,・・・,n)の構成を表した回路図であり、図
3(c)は、低域フィルタ7a(i)(i=1,2,3,・・・,n)の構
成を表した回路図である。図3(b)および(c)に示
されるように、高域フィルタ5a(i)は、接続点TRI(i)
と接続点TRO(i)との間に容量性素子CR1,CR2および
誘導性素子LR1をT型に接続して構成したものであり、
低域フィルタ7a(i)は、接続点TTI(i)と接続点TTO(i)
との間に誘導性素子LT1,LT2および容量性素子CT1を
T型に接続して構成したものである。上述した高域フィ
ルタ5a(1)〜5a(n)は、接続点TRI(i)と接続点TRO(i)
とを介して高域フィルタ5a(i)を縦続接続して構成した
ものであり、低域フィルタ7a(1)〜7a(n)は、接続点T
TI(i)と接続点TTO(i)とを介して低域フィルタ7a(i)を
縦続接続して構成したものである。このように、高域フ
ィルタ5a(1)〜5a(n)および低域フィルタ7a(1)〜7
a(n)を、それぞれ多段に縦続接続して構成することによ
り、さらに選択度が高く、形状が急峻な伝達特性を有す
るアンテナ共用器を得ることができる。
るアンテナ共用器21の構造を表す回路図である。同図
(a)に示すように、本実施の形態にかかるアンテナ共
用器21は、アンテナ接続端子TAと帯域フィルタ6と
の間に高域フィルタ5a(1)〜5a(n)(n:正の整数)を
縦続接続し、一方、アンテナ接続端子TAと帯域フィル
タ8との間に低域フィルタ7a(1)〜7a(n)を縦続接続し
て構成したものである。図3(b)は、高域フィルタ5
a(i)(i=1,2,3,・・・,n)の構成を表した回路図であり、図
3(c)は、低域フィルタ7a(i)(i=1,2,3,・・・,n)の構
成を表した回路図である。図3(b)および(c)に示
されるように、高域フィルタ5a(i)は、接続点TRI(i)
と接続点TRO(i)との間に容量性素子CR1,CR2および
誘導性素子LR1をT型に接続して構成したものであり、
低域フィルタ7a(i)は、接続点TTI(i)と接続点TTO(i)
との間に誘導性素子LT1,LT2および容量性素子CT1を
T型に接続して構成したものである。上述した高域フィ
ルタ5a(1)〜5a(n)は、接続点TRI(i)と接続点TRO(i)
とを介して高域フィルタ5a(i)を縦続接続して構成した
ものであり、低域フィルタ7a(1)〜7a(n)は、接続点T
TI(i)と接続点TTO(i)とを介して低域フィルタ7a(i)を
縦続接続して構成したものである。このように、高域フ
ィルタ5a(1)〜5a(n)および低域フィルタ7a(1)〜7
a(n)を、それぞれ多段に縦続接続して構成することによ
り、さらに選択度が高く、形状が急峻な伝達特性を有す
るアンテナ共用器を得ることができる。
【0020】なお、上述した高域フィルタ5a(1)〜5
a(n)および低域フィルタ7a(1)〜7a(n)は、容量性素子
および誘導性素子をT型に接続して構成したものである
が、これをπ型に接続して構成してもよく、また、多段
に縦続接続された高域フィルタ5a(1)〜5a(n)および低
域フィルタ7a(1)〜7a(n)のように、帯域フィルタ6お
よび8のそれぞれを多段に縦続接続された帯域フィルタ
から構成するようにしてもよい。
a(n)および低域フィルタ7a(1)〜7a(n)は、容量性素子
および誘導性素子をT型に接続して構成したものである
が、これをπ型に接続して構成してもよく、また、多段
に縦続接続された高域フィルタ5a(1)〜5a(n)および低
域フィルタ7a(1)〜7a(n)のように、帯域フィルタ6お
よび8のそれぞれを多段に縦続接続された帯域フィルタ
から構成するようにしてもよい。
【0021】
【発明の効果】請求項1および請求項2記載の本発明に
かかるアンテナ共用器によれば、低域フィルタ、高域フ
ィルタおよび帯域フィルタを組み合わせて構成したの
で、送信信号および受信信号のそれぞれの周波数に対す
る選択度が高く、形状が急峻な伝達特性曲線を有するア
ンテナ共用器を小型に実現することができる。また、通
信端末装置において、アンテナ共用器が占める実装面積
の増加がなく、実装上の挿入損失の増加がないので、装
置の製造コストの上昇を抑えることができるという効果
を有する。
かかるアンテナ共用器によれば、低域フィルタ、高域フ
ィルタおよび帯域フィルタを組み合わせて構成したの
で、送信信号および受信信号のそれぞれの周波数に対す
る選択度が高く、形状が急峻な伝達特性曲線を有するア
ンテナ共用器を小型に実現することができる。また、通
信端末装置において、アンテナ共用器が占める実装面積
の増加がなく、実装上の挿入損失の増加がないので、装
置の製造コストの上昇を抑えることができるという効果
を有する。
【図1】(a)は、本発明の第1の実施の形態にかかる
アンテナ共用器が適用された通信端末装置の構造を表す
ブロック図である。(b)は、高域フィルタおよび低域
フィルタの構造を具体的に表した回路図である。
アンテナ共用器が適用された通信端末装置の構造を表す
ブロック図である。(b)は、高域フィルタおよび低域
フィルタの構造を具体的に表した回路図である。
【図2】(a)は、高域フィルタおよび低域フィルタの
伝達特性を表す図である。(b)は、帯域フィルタの伝
達特性を表す図である。(c)は、高域フィルタ、低域
フィルタおよび帯域フィルタを組合せて得られる伝達特
性を表す図である。
伝達特性を表す図である。(b)は、帯域フィルタの伝
達特性を表す図である。(c)は、高域フィルタ、低域
フィルタおよび帯域フィルタを組合せて得られる伝達特
性を表す図である。
【図3】(a)〜(c)は、本発明の第2の実施の形態
にかかるアンテナ共用器の構造を表す回路図である。
にかかるアンテナ共用器の構造を表す回路図である。
【図4】移動体通信システムを構成する通信端末装置で
ある基地局とハンドセットの外形を表す図である。
ある基地局とハンドセットの外形を表す図である。
【図5】従来のアンテナ共用器が適用されたハンドセッ
トの構成を表す回路ブロック図である。
トの構成を表す回路ブロック図である。
【図6】従来のアンテナ共用器の伝達特性を表す図であ
る。
る。
【符号の説明】 1a,1b アンテナ 2,21,22 アンテナ共用器 3 受信回路 4 送信回路 5,5a(1)〜5a(n) 高域フィルタ 6,8 帯域フィルタ 7,7a(1)〜7a(n) 低域フィルタ C,CR1,CR2,CT1 容量性素子 L,LT1,LT2,LR1 誘導性素子 RX 受信信号 TX 送信信号 fRX 受信信号周波数 fTX 送信信号周波数
Claims (2)
- 【請求項1】 第1の周波数成分を有する受信信号に対
して高域側または低域側の一方の周波数領域の信号を減
衰する第1のフィルタと、前記第1の周波数成分を有す
る前記受信信号に対して高域側および低域側の信号を減
衰する第1の帯域フィルタと、 第2の周波数成分を有する送信信号に対して高域側また
は低域側の他方の周波数領域の信号を減衰する第2のフ
ィルタと、前記第2の周波数成分を有する前記送信信号
に対して高域側および低域側の信号を減衰する第2の帯
域フィルタとを備え、 1または2以上の前記第1のフィルタと1または2以上
の前記第1の帯域フィルタとを、アンテナ接続端子と受
信回路接続端子との間に縦続接続し、1または2以上の
前記第2のフィルタと1または2以上の前記第2の帯域
フィルタとを、前記アンテナ接続端子と送信回路接続端
子との間に縦続接続したことを特徴とするアンテナ共用
器。 - 【請求項2】 第1のフィルタまたは第2のフィルタ
は、容量性素子と誘導性素子とをT型またはπ型に接続
して構成したことを特徴とする請求項1記載のアンテナ
共用器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23549095A JPH0983407A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | アンテナ共用器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23549095A JPH0983407A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | アンテナ共用器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0983407A true JPH0983407A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=16986830
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23549095A Pending JPH0983407A (ja) | 1995-09-13 | 1995-09-13 | アンテナ共用器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0983407A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000057515A1 (en) * | 1999-03-18 | 2000-09-28 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | High-pass filter |
-
1995
- 1995-09-13 JP JP23549095A patent/JPH0983407A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000057515A1 (en) * | 1999-03-18 | 2000-09-28 | Telefonaktiebolaget Lm Ericsson (Publ) | High-pass filter |
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