JPH0984282A - 電動機の固定子及び電動機の固定子の製造方法 - Google Patents

電動機の固定子及び電動機の固定子の製造方法

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JPH0984282A
JPH0984282A JP7237271A JP23727195A JPH0984282A JP H0984282 A JPH0984282 A JP H0984282A JP 7237271 A JP7237271 A JP 7237271A JP 23727195 A JP23727195 A JP 23727195A JP H0984282 A JPH0984282 A JP H0984282A
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core
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cylindrical shape
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Kenji Furukawa
健司 古川
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 励磁巻線の占積率(巻線密度)を向上させる
ことができ、しかも磁気損失の小さい電動機の固定子、
及びその製造方法を提供する。 【解決手段】 モータ2の固定子4は、内周面に8個の
極歯8が等間隔に設けられた固定子コア10と、各極歯
8に夫々嵌装された励磁コイル12とからなり、固定子
コア10は、各極歯8毎に均等な形状に分割されたコア
ブロック18と、このコアブロック18が焼き填められ
る鋼管20とにより構成されている。鋼管20に焼き填
めされたコアブロック18の分割面19a,19bは、
互いに密着する方向に強力に押圧されるため、分割面1
9a,19bでの磁気損失が小さくなる。また、コアブ
ロック18を分割した状態にて、励磁コイル12の巻装
作業ができるため、励磁コイル12の形状を任意に形成
することができ、固定子4における励磁コイル12間の
空間を極めて小さくできる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、各種産業機器に使
用される電動機(モータ)の固定子に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えばステッピングモータに
おいては、図2(A)に示すように、内周面の円周方向
に沿って等間隔に、磁極となる複数の極歯Hが中心軸方
向に向けて突設された円筒状の固定子コア(ステータコ
ア)SCと、その各極歯Hの周囲に夫々巻装された励磁
巻線(励磁コイル)CLとから、固定子(ステータ)S
1が構成されており、その固定子S1の内部に図示しな
い回転子(ロータ)が回転自在に配置されるようになっ
ている。尚、図2(A)は固定子Sの平面断面図を表し
ている。
【0003】ここで、従来のステッピングモータにおい
て、固定子S1を製作する際には、図2(A)の点線で
示すように、各極歯Hに夫々嵌装可能な同一リング形状
の励磁巻線CLを固定子コアSCとは別個に予め成形し
ておき、その励磁巻線CLを、図2(A)の矢印で示す
ように、各極歯Hに夫々嵌め込むといった方式を採用し
ている。尚、エナメル線(エナメルによって被覆された
銅線)等を極歯Hに直接巻くことによって励磁巻線CL
を形成する方法もあるが、この方法は、極歯H間の寸法
が比較的大きくないと用いることができない。
【0004】しかしながら、上記従来のモータでは、図
2(B)の斜線部Kに示すように、隣接する極歯Hに嵌
装された励磁巻線CL間の空間が多くなってしまい、励
磁巻線CLの巻線密度(即ち励磁巻線CLの占積率)を
大きくすることができず、延いては、モータの出力(ト
ルク)を向上させることができなかった。
【0005】この問題を解決するものとして、例えば、
特開平7−7875号公報には、図3(A)に示すよう
に、極歯H毎に分割されたコアブロックCBを円環状に
連結し、連結部分を溶接Mして固着することにより構成
された固定子S2が開示されている。
【0006】この固定子S2では、図3(B)に示すよ
うに、コアブロックCBを連結する前に、予め各コアブ
ロックCB毎に、極歯Hに励磁巻線CLを巻装できるの
で、励磁巻線CLの形状を任意に形成することができ
る。従って、ここでは、励磁巻線CLの形状を、固定子
S2の軸方向に直交する方向の断面形状が、極歯Hの先
端側の寸法よりもヨーク側の寸法の方が大きい略扇状に
すれば、コアブロックCBを連結して固定子S2を組み
立てた際に、図2(B)に示した空間Kは、励磁巻線C
Lによって占有されることになるため、励磁巻線CLの
占積率を大きくすることができる。
【0007】また、一方では、図4(A)に示すよう
に、各極歯Hを固定子コアSCの中心部側の端部にて連
結した形状に形成された内側コアCIと、円筒状に形成
され、内側コアCIの周囲にヨークを形成するための外
側コアCOとからなり、外側コアCOに内側コアCIを
焼き填めすることで組み立てられる固定子S3が知られ
ている。
【0008】この固定子S3では、図4(B)に示すよ
うに、内側コアCIを外側コアCOに焼き填めする前
に、各極歯Hに、励磁巻線CLを巻装するものであり、
各極歯H間は、互いに連結されていない側の端部ほど広
い。従って、極歯Hに嵌挿可能なリング形状の励磁巻線
CLを予め形成し、しかも、その固定子S3の軸方向に
直交する方向の断面形状を、極歯Hの連結された端部側
の寸法よりも開放端側の寸法の方が大きい略扇状に形成
すれば、この励磁巻線CLを各極歯Hに嵌め込むことに
より、図2(B)に示した空間Kは、励磁巻線CLによ
って占有されることになるため、励磁巻線CLの占積率
を大きくすることができる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の固定子
S2の場合、溶接が行われることにより、固定子S2に
おける磁気損失が増大し、延いては、この固定子S2に
て形成されるモータの出力を劣化させてしまうという問
題があった。
【0010】即ち、図5に示すように、固定子コアSC
は、うず電流を防止するために、通常、0.35〜0.
5mm程度の厚さに成形され表面に絶縁層が形成された
珪素鋼板Bを積層してなる積層鉄心にて構成されるので
あるが、固定子S2では、溶接部分Mにうず電流が流れ
てしまい、磁気損失が増大してしまうのである。
【0011】また、それだけでなく、この固定子S2で
は、溶接部分Mの近傍は、溶接時の加熱により、いわゆ
る焼鈍された状態となり、透磁率が変化し磁気的な歪が
生じて磁路が乱れるため、これによっても磁気損失が増
大し、更には、溶接により互いに連結されたコアブロッ
クCBの分割面は、密着度が低く、場合によっては、図
に示すように、隙間Eが生じてしまうこともあり、その
結果、分割面での磁気抵抗が大きくなるため、これによ
っても磁気損失が増大してしまうのである。
【0012】一方、後者の固定子S3の場合は、極歯H
が、図示しない回転子に対向する側の端部にて互いに連
結されているため、極歯H間で磁束漏れが発生し、その
結果、モータの出力を劣化させてしまうという問題があ
った。また、外側コアCO及び内側コアCIが積層鉄心
にて構成されている場合、焼き填めという、迅速に行わ
れなければならない作業において、全ての極歯Hにて、
積層された珪素鋼板の層を一致させることは困難であ
り、外側コアCOと内側コアCIとで鋼板の層がずれて
しまうと、磁路が乱されて磁気損失が増大するという問
題もあった。
【0013】本発明は、上記問題点を解決するために、
励磁巻線の占積率を向上させることができ、しかも磁気
損失の小さい電動機の固定子、及びその製造方法を提供
することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1に記載の発明は、円筒状に形成され
ると共に、その内周面の円周方向に沿って等間隔に、磁
極となる複数の極歯が中心軸方向に向けて突設された固
定子コアと、前記各極歯の周囲に夫々巻装された励磁巻
線と、を備える電動機の固定子において、前記固定子コ
アは、該固定子コアを各極歯毎に分割してなる分割コア
と、円筒状に連結された上記分割コアを外周側から押圧
して、該分割コアの連結状態を保持する円環状の固定部
材と、からなることを特徴とする。
【0015】このように構成された請求項1に記載の電
動機の固定子においては、固定部材が、円筒状に連結さ
れた分割コアを、その外周側から押圧し、分割コアの連
結状態を保持する。この時、分割コアの各分割面は互い
に密着する方向に押圧される。
【0016】つまり、分割コアの全ての分割面が確実に
密着するため、分割面における磁気抵抗が小さくなり、
しかも、分割面にハンダが施されていないので、分割面
にてうず電流が流れることもない。従って、本発明の電
動機の固定子によれば、磁気損失が小さいので、効率よ
く磁束を発生させることができ、延いては、当該固定子
を用いることにより、効率のよい電動機を得ることがで
きる。
【0017】また、本発明によれば、固定子コアが、分
割コアを連結することにより構成されているため、分割
コアを連結する前に、各分割コアの極歯に、励磁巻線を
予め巻装することができる。その結果、励磁巻線を巻装
する作業性が向上するだけでなく、励磁巻線を任意な形
状で形成できるため、励磁巻線の占積率を大きくするこ
とができ、延いては、当該固定子を用いた電動機の出力
を向上させることができる。
【0018】更に、本発明によれば、固定子コアが分割
コアにて構成されているため、分割コアを製造するため
のプレス装置を、一体成形の固定子コアを製造する場合
に比べて小型化できると共に、プレス装置にてプレスさ
れる母材も小型化できる。また、分割コアは比較的単純
な形状をしているため、母材を有効に使用できる。
【0019】次に、請求項2に記載の発明は、請求項1
に記載の電動機の固定子において、前記固定部材は、円
筒状に連結された前記分割コアを焼き填めする鋼管から
なることを特徴とする。このように構成された請求項2
に記載の電動機の固定子によれば、円筒状に連結された
分割コアを、簡単かつ強力に押圧保持することができ、
分割コアの分割面における磁気損失をより確実に低減す
ることができる。
【0020】なお、本発明において固定部材は、図4に
示した従来装置の外側コアCOとは異なり、磁路を形成
するためのものではないため、積層鉄心にて構成する必
要がなく、構成の単純な鋼管を使用することができるの
である。また次に、請求項3に記載の発明は、請求項1
または請求項2に記載の電動機の固定子において、前記
分割コアの各分割面には、該分割コアを円筒状に連結し
た時に、互いに嵌合し合う凹部及び凸部が夫々形成され
ていることを特徴とする。
【0021】このように構成された請求項3に記載の電
動機の固定子によれば、分割コア間の接触面積が大きく
なるので、分割面における磁気抵抗が小さくなり、即ち
分割面での磁気損失をより低減することができる。ま
た、分割コアを円筒状に連結する際に、各分割面に形成
された凹部及び凸部を嵌合させ合うことにより、分割コ
アを容易に連結形状とすることができ、当該固定子組立
の作業性を向上させることができる。
【0022】次に、請求項4に記載の発明は、請求項1
ないし請求項3のいずれかに記載の電動機の固定子にお
いて、前記分割コアの分割面には、透磁性接着剤が塗布
されていることを特徴とする。
【0023】このように構成された請求項4に記載の電
動機の固定子によれば、例えば、分割コアの製造精度が
悪かったり、分割コアの分割面が何等かの理由で欠けて
おり、分割コアを連結した時に、分割面間に隙間が生じ
てしまったとしても、透磁性接着材によりこの隙間は埋
められるため、分割面における磁気損失が大きく劣化す
ることがなく、当該固定子の信頼性を向上させることが
できる。
【0024】また、分割コアを円筒状に連結する際に、
固定部材を取り付ける前であっても、連結形状を保持す
ることができ、当該固定子組立の作業性をより向上させ
ることができる。なお、透磁性接着材としては、例え
ば、接着剤にフェライト等の磁性材料の粉末を混入させ
たものを使用することができる。特に、混入する磁性材
料は、接着剤を塗布した部分にうず電流が流れることが
ないように、できるだけ電気抵抗の大きなものを使用す
ることが望ましい。
【0025】一方、請求項5に記載の発明は、請求項2
に記載の電動機の固定子を製造するための製造方法であ
って、前記分割コアが個々に分割された状態にて、各分
割コアの極歯に励磁巻線を巻装し、励磁巻線が巻装され
た分割コアを円筒状に連結し、その後、円筒状に連結さ
れた分割コアを、該連結された分割コアの外径よりわず
かに小さな内径を有する鋼管に焼き填めすること、を特
徴とする。
【0026】そして、このような請求項5に記載の製造
方法によれば、請求項2に記載の電動機の固定子を得る
ことができる。しかも、分割コアを連結する前に各極歯
に励磁巻線を巻装しているので、励磁巻線を自由な形状
に巻装することができ、その結果、固定子における励磁
巻線の占積率を向上させることができ、延いては、高出
力の電動機を得ることができる。
【0027】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施例を図面と共
に説明する。図1(A)は、実施例のステッピングモー
タ2の平面断面図である。図1(A)に示すように、ス
テッピングモータ2は、円筒状の固定子4と、固定子4
内に回転自在に配置された回転子6とから構成されてい
る。
【0028】そして、固定子4は、円筒状に形成される
と共に、その内周面の円周方向に沿って複数(本実施例
では8個)の極歯8(8a〜8h)が等間隔に設けられ
た固定子コア10と、固定子コア10の各極歯8a〜8
hの周囲に夫々巻装された励磁コイル12(12a〜1
2h)とから構成されており、励磁コイル12が巻装さ
れた各極歯8によって4相8極の磁極が形成されてい
る。
【0029】一方、回転子6は、その外周部に6個の等
間隔な歯部14を有する積層鉄心からなり、その中央の
軸部16は、固定子4の側部で軸受け(図示省略)を介
して回転自在に支持されている。つまり、本実施例のス
テッピングモータ2は、固定子4側の極歯8のピッチと
回転子6側の歯部14のピッチとが15°ずつずれてお
り、極歯8に回転磁界が発生するように各励磁コイル1
2への通電状態を切り換えると、回転子6が極歯8から
の電磁吸引力によって回転する、所謂可変リラクタンス
形(VR形)の構成を有している。
【0030】ここで、固定子コア10は、各極歯8a〜
8h毎に均等な形状に分割された積層鉄心からなるコア
ブロック18(18a〜18h)と、このコアブロック
18の外周を包囲する銅製の鋼管20とにより構成され
ている。このうち、コアブロック18は、図1(B)に
示すように、ヨークの一部を構成する円弧部分の中央部
から円弧の中心に向けて極歯8が突出した略T字形状を
しており、円弧部分の両端に位置する分割面19a,1
9bは、他のコアブロック18の分割面19b,19a
と互いに嵌合し合うように、一方の分割面19aは凸状
に、他方の分割面19bは凹状に形成されている。
【0031】一方、固定子コア10の各極歯8に夫々巻
装された励磁コイル12は、固定子コア10の軸方向に
直交する方向の断面形状が、極歯Hの先端側の寸法より
固定子コア10のヨーク側の寸法が大きい略扇形状に形
成されている。尚、励磁コイル12は、上記断面形状を
有するリング状のコイルスプール22に、エナメル線D
を巻回することによって、コアブロック18とは別個に
成形されている。そして、各励磁コイル12は、コイル
スプール22の中空部22aを極歯8に夫々嵌め込むこ
とで、各極歯8に夫々巻装されている。
【0032】上記のような固定子4は、次のようにして
作製される。まず、各コアブロック18a〜18hの極
歯8a〜8hに、断面略扇形状の励磁コイル12a〜1
2hを夫々嵌装する。そして、この励磁コイル12が嵌
挿されたコアブロック18の分割面19a,19bに透
磁性接着剤を塗布し、凸状に形成された分割面19a
を、他のコアブロック18の凹状に形成された分割面1
9bに嵌合させて接着し、これを順次行うことにより、
8個のコアブロック18a〜18hを連結して円筒状の
コアブロック18を形成する。
【0033】なお、コアブロック18を連結する際に
は、コアブロック18を構成する積層鉄心の各層が、全
て互いに一致するように連結する。そして、この円筒状
に連結されたコアブロック18を、この連結されたコア
ブロック18の外径より僅かに小さな内径を有する鋼管
20に焼き填めする。即ち、鋼管20を加熱して、その
内径が、円筒状に連結されたコアブロック18の外径よ
り大きくなるように膨張させた状態で、鋼管20の内側
にコアブロック18を填め込む。その後、鋼管20を冷
却すると、収縮した鋼管20が、円筒状に連結されたコ
アブロック18を外周側から押圧するため、コアブロッ
ク18の連結形状が保持され、これによって、固定子4
の組立が完了する。
【0034】以上のように構成された本実施例のステッ
ピングモータ2において、各極歯8に嵌挿された励磁コ
イル12は、固定子コア10の軸方向に直交する方向の
断面形状が略扇状に形成されている。従って、本実施例
の固定子4によれば、図2(B)の斜線Kに示したよう
な空間は、励磁コイル12によって占有されることとな
るため、励磁コイル12の占積率を大きくすることがで
き、その結果、当該固定子4を用いたステッピングモー
タ2の出力を向上させることができる。
【0035】また、本実施例によれば、固定子コア10
が、極歯8毎に分割されたコアブロック18からなり、
励磁コイル12は、コアブロック18を個々に分割した
状態にて、極歯8に巻装することができるため、巻装作
業を容易に行うことができる。しかも、励磁コイル12
は、予めコイルスプール22にエナメル線Dを所定形状
に巻回することにより構成されたものを、極歯8に嵌挿
するだけであるため、極めて作業性がよい。
【0036】また、本実施例においては、コアブロック
18の分割面19a,19bが凹凸形状にされ、互いに
連結されるコアブロック18間の接触面積が広くされて
いると共に、鋼管20に焼き填められたコアブロック1
8は、分割面19a,19bが互いに密着する方向に強
力に押圧される。
【0037】従って、本実施例によれば、分割面19
a,19bでの磁気抵抗が小さくなり、即ち、分割面で
の磁気損失が小さいため、固定子4は、効率よく磁束を
発生させることができ、ステッピングモータ2の性能を
向上させることができる。また、本実施例によれば、コ
アブロック18の分割面19a,19bに透磁性接着剤
が塗布されているので、製造時に何等かの原因で分割面
19a,19b間に隙間が生じてしまったとしても、透
磁性接着剤が、この隙間を埋めてしまうため、隙間の生
じた分割面19a,19bでの磁気損失を大きく増大さ
せてしまうことがなく、固定子4の信頼性を向上させる
ことができる。
【0038】更に、本実施例によれば、分割面19a,
19bが凹凸状に形成され、分割面19a,19bには
透磁性接着剤が塗布されることにより、鋼管20の焼き
填めを行う前であっても、コアブロック18の連結状態
を容易に保持することができるため、固定子4の組立作
業を容易に行うことができる。
【0039】また更に、本実施例では、固定子コア10
が極歯8毎に分割されたコアブロック18にて構成され
ているため、コアブロック18を製造するためのプレス
装置を、一体成形の固定子コアを製造する場合に比べて
小型化できると共に、プレス装置にてプレスされる母材
も小型化できる。また、コアブロック18は、比較的単
純な形状(略T字形状)をしているため、母材を有効に
使用できる。
【0040】以上、本発明の一実施例について説明した
が、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本
発明の要旨を逸脱しない範囲において、様々な態様にて
実施することができる。例えば、上記実施例では、励磁
コイル12を極歯8に対して嵌装可能に形成したが、極
歯8にエナメル線Dを直接巻くことによって励磁コイル
12を形成するようにしてもよい。
【0041】また、上記実施例においては、エナメル線
Dをコイルスプール22に巻回することで励磁コイル1
2を成形したが、励磁コイル12は、コイルスプール2
2を用いずに、エナメル線Dだけによってリング状に成
形するようにしてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施例のステッピングモータの構成を表す説
明図である。
【図2】 従来のモータの固定子の構成を表す説明図で
ある。
【図3】 励磁巻線の占積率を向上させた従来のモータ
の固定子の構成を表す説明図である。
【図4】 励磁巻線の占積率を向上させた従来のモータ
の固定子の他の構成を表す説明図である。
【図5】 図3に示す固定子の問題点を表す説明図であ
る。
【符号の説明】
2…ステッピングモータ 4…固定子 6…回
転子 8(8a〜8h)…極歯 10…固定子コア 12(12a〜12h)…励磁コイル 14…歯部
16…軸部 18(18a〜18h)…コアブロック 19a,1
9b…分割面 20…鋼管 22…コイルスプール

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円筒状に形成されると共に、その内周面
    の円周方向に沿って等間隔に、磁極となる複数の極歯が
    中心軸方向に向けて突設された固定子コアと、 前記各極歯の周囲に夫々巻装された励磁巻線と、 を備える電動機の固定子において、 前記固定子コアは、 該固定子コアを各極歯毎に分割してなる分割コアと、 円筒状に連結された上記分割コアを外周側から押圧し
    て、該分割コアの連結状態を保持する円環状の固定部材
    と、 からなることを特徴とする電動機の固定子。
  2. 【請求項2】 前記固定部材は、円筒状に連結された前
    記分割コアを焼き填めする鋼管からなることを特徴とす
    る請求項1に記載の電動機の固定子。
  3. 【請求項3】 前記分割コアの各分割面には、該分割コ
    アを円筒状に連結した時に、互いに嵌合し合う凹部及び
    凸部が夫々形成されていることを特徴とする請求項1ま
    たは請求項2に記載の電動機の固定子。
  4. 【請求項4】 前記分割コアの分割面には、透磁性接着
    剤が塗布されていることを特徴とする請求項1ないし請
    求項3のいずれかに記載の電動機の固定子。
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の電動機の固定子を製造
    するための製造方法であって、 前記分割コアが個々に分割された状態にて、各分割コア
    の極歯に励磁巻線を巻装し、 励磁巻線が巻装された分割コアを円筒状に連結し、 その後、円筒状に連結された分割コアを、該連結された
    分割コアの外径よりわずかに小さな内径を有する鋼管に
    焼き填めすること、 を特徴とする電動機の固定子の製造方法。
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