JPH0984326A - ステッピングモータ - Google Patents
ステッピングモータInfo
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- JPH0984326A JPH0984326A JP26197695A JP26197695A JPH0984326A JP H0984326 A JPH0984326 A JP H0984326A JP 26197695 A JP26197695 A JP 26197695A JP 26197695 A JP26197695 A JP 26197695A JP H0984326 A JPH0984326 A JP H0984326A
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- Japan
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- stepping motor
- yoke
- frequency region
- stator yoke
- torque
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 低周波領域から高周波領域にわたって高効率
のステッピングモータを提供すること 【解決手段】 多極着磁された永久磁石からなるロータ
4と同軸上で対向するように複数個の櫛歯状極部5b,
6b,7b,8bを有し、Fe系金属で形成されたステ
ータスヨーク5,6,7,8を配設し、そのステータヨ
ークの櫛歯状極部の外周囲に励磁コイル9を装着し、そ
れら励磁コイル,ステータヨークを筒状のフレームヨー
ク10で囲繞することによりステッピングモータが構成
される。フレームヨークをFe−Cr系合金で形成し、
交流磁場での渦電流の発生を抑制させ、高周波数領域で
のプルアウトトルクを向上させる。磁束密度の小さいフ
レームヨークでは、Fe−Crが磁気飽和せず、低周波
数領域でも、従来と同等以上のプルアウトトルクが得ら
れる。
のステッピングモータを提供すること 【解決手段】 多極着磁された永久磁石からなるロータ
4と同軸上で対向するように複数個の櫛歯状極部5b,
6b,7b,8bを有し、Fe系金属で形成されたステ
ータスヨーク5,6,7,8を配設し、そのステータヨ
ークの櫛歯状極部の外周囲に励磁コイル9を装着し、そ
れら励磁コイル,ステータヨークを筒状のフレームヨー
ク10で囲繞することによりステッピングモータが構成
される。フレームヨークをFe−Cr系合金で形成し、
交流磁場での渦電流の発生を抑制させ、高周波数領域で
のプルアウトトルクを向上させる。磁束密度の小さいフ
レームヨークでは、Fe−Crが磁気飽和せず、低周波
数領域でも、従来と同等以上のプルアウトトルクが得ら
れる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ロータに永久磁石
を用いた櫛歯状極部を有するPM型ステッピングモータ
に関するものである。
を用いた櫛歯状極部を有するPM型ステッピングモータ
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、ステッピングモータには、省電力
化、高出力化、高効率化の要求がなされている。ところ
で従来のステッピングモータは、ステータヨークやフレ
ームヨークを、電磁軟鉄板(SUY),冷間圧延鋼板
(SPC),亜鉛メッキ鋼板(SEC)等を用いて構成
している。
化、高出力化、高効率化の要求がなされている。ところ
で従来のステッピングモータは、ステータヨークやフレ
ームヨークを、電磁軟鉄板(SUY),冷間圧延鋼板
(SPC),亜鉛メッキ鋼板(SEC)等を用いて構成
している。
【0003】しかしながら、これら各種の材料(SU
Y,SPC,SEC)は、直流磁場特性は良好なもの
の、実際のモータの駆動時における交流磁気特性は悪い
ことがわかった。すなわちこれらの鋼材は、変動磁場中
では電気抵抗率が低いため、多くの渦電流が発生し、そ
の結果鉄損が著しく多くなる。これは駆動周波数が高く
なるほど顕著となる。従って、効率が低下する原因とな
り、OA機器の電池駆動にともなう、ステッピングモー
タの効率向上の要求を満たすためのネックとなってい
る。
Y,SPC,SEC)は、直流磁場特性は良好なもの
の、実際のモータの駆動時における交流磁気特性は悪い
ことがわかった。すなわちこれらの鋼材は、変動磁場中
では電気抵抗率が低いため、多くの渦電流が発生し、そ
の結果鉄損が著しく多くなる。これは駆動周波数が高く
なるほど顕著となる。従って、効率が低下する原因とな
り、OA機器の電池駆動にともなう、ステッピングモー
タの効率向上の要求を満たすためのネックとなってい
る。
【0004】そこで、従来係る問題を解決するため、例
えばステータヨークやフレームヨークにケイ素鋼板やソ
フトフェライトを用いるもの(実開平3−10407
7,実開昭62−135577等)や、ステータヨーク
の一部(渦電流の流路)に貫通孔を設けるもの(特開平
3−283049)等、様々の提案がなされている。
えばステータヨークやフレームヨークにケイ素鋼板やソ
フトフェライトを用いるもの(実開平3−10407
7,実開昭62−135577等)や、ステータヨーク
の一部(渦電流の流路)に貫通孔を設けるもの(特開平
3−283049)等、様々の提案がなされている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た改良されたステッピングモータでは、それぞれ以下に
示す問題を有し、いずれも渦電流による効率低下の問題
を十分に解消できるものではなかった。
た改良されたステッピングモータでは、それぞれ以下に
示す問題を有し、いずれも渦電流による効率低下の問題
を十分に解消できるものではなかった。
【0006】すなわち、ソフトフェライトを用いた場合
には、SUYやSPCに比べて飽和磁束密度が1/3と
低く、十分な出力トルクが得られないばかりか、曲げ、
絞り加工が不可能であり、機械強度も弱い。しかも寸法
精度が粗くなるという問題があり、実用化は困難であ
る。
には、SUYやSPCに比べて飽和磁束密度が1/3と
低く、十分な出力トルクが得られないばかりか、曲げ、
絞り加工が不可能であり、機械強度も弱い。しかも寸法
精度が粗くなるという問題があり、実用化は困難であ
る。
【0007】また、貫通孔を設ける構成のものでは、貫
通孔を形成するにつれて出力トルクが減少するという傾
向があり、しかも、加工工程が増えるとともにコストも
高くなる。さらに、貫通孔は櫛歯状磁極部以外の部位に
形成されるが、櫛歯状磁極部以外では磁束密度が低く、
渦電流損が小さいために貫通孔を形成した効果はさほど
あらわれない。
通孔を形成するにつれて出力トルクが減少するという傾
向があり、しかも、加工工程が増えるとともにコストも
高くなる。さらに、貫通孔は櫛歯状磁極部以外の部位に
形成されるが、櫛歯状磁極部以外では磁束密度が低く、
渦電流損が小さいために貫通孔を形成した効果はさほど
あらわれない。
【0008】ケイ素鋼板についてはSUY,SPCと比
べて、絞り加工が困難という問題があり実用化されてい
ない。
べて、絞り加工が困難という問題があり実用化されてい
ない。
【0009】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題点を解
決し、高周波領域で渦電流の発生を可及的に抑制し、鉄
損を少なくして、出力トルクを向上させ、効率の良好な
ステッピングモータを提供することにある。さらに、上
記高周波領域の特性を得つつ、ホールディングトルクや
低周波領域のトルクでも従来品と同等またはそれ以上の
特性を得ることのできるステッピングモータを提供する
ことも目的とする。
もので、その目的とするところは、上記した問題点を解
決し、高周波領域で渦電流の発生を可及的に抑制し、鉄
損を少なくして、出力トルクを向上させ、効率の良好な
ステッピングモータを提供することにある。さらに、上
記高周波領域の特性を得つつ、ホールディングトルクや
低周波領域のトルクでも従来品と同等またはそれ以上の
特性を得ることのできるステッピングモータを提供する
ことも目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係るステッピングモータでは、多極着磁
された永久磁石からなるロータと、前記ロータと同軸上
で対向するように設けられた複数個の櫛歯状磁極部を有
するステータヨークと、前記ステータヨークの前記櫛歯
状磁極部の外周囲に装着した励磁コイルと、前記励磁コ
イル並びに前記ステータヨークを囲繞する筒状のフレー
ムヨークとを備えたステッピングモータを前提とし、前
記ステータヨークをFe系金属で形成し、前記フレーム
ヨークをFe−Cr系合金で形成するようにした(請求
項1)。
ため、本発明に係るステッピングモータでは、多極着磁
された永久磁石からなるロータと、前記ロータと同軸上
で対向するように設けられた複数個の櫛歯状磁極部を有
するステータヨークと、前記ステータヨークの前記櫛歯
状磁極部の外周囲に装着した励磁コイルと、前記励磁コ
イル並びに前記ステータヨークを囲繞する筒状のフレー
ムヨークとを備えたステッピングモータを前提とし、前
記ステータヨークをFe系金属で形成し、前記フレーム
ヨークをFe−Cr系合金で形成するようにした(請求
項1)。
【0011】そして好ましくは、前記Fe−Cr系合金
が、Crが10〜20wt%、Feが80〜90wt%
を含んでなるように構成することである(請求項2)。
すなわち、Crの10wt%未満であると、錆が発生し
てしまい長期にわたって使用することができなくなるか
らである。そして、Crの添加量を増すほど防錆力は高
くなるが、20wt%より大きくすると、剛性が増すの
で、加工性を考慮すると20wt%以下となる。そし
て、この範囲であれば、深絞り加工も容易に行える。な
お、20wt%を越えても、深絞り加工が不可能ではな
いが、含有量が増すほどプレス時に大きな力が必要であ
ったり、歩留まりが低下する。また、Crの添加量が2
0%以上になると磁気特性が著しく低下する。
が、Crが10〜20wt%、Feが80〜90wt%
を含んでなるように構成することである(請求項2)。
すなわち、Crの10wt%未満であると、錆が発生し
てしまい長期にわたって使用することができなくなるか
らである。そして、Crの添加量を増すほど防錆力は高
くなるが、20wt%より大きくすると、剛性が増すの
で、加工性を考慮すると20wt%以下となる。そし
て、この範囲であれば、深絞り加工も容易に行える。な
お、20wt%を越えても、深絞り加工が不可能ではな
いが、含有量が増すほどプレス時に大きな力が必要であ
ったり、歩留まりが低下する。また、Crの添加量が2
0%以上になると磁気特性が著しく低下する。
【0012】さらにこの適用範囲(10〜20wt%)
を細分化すると、10〜15wt%と15〜20wt%
に分割でき、前者は室内等の通常の使用環境下で必要な
防錆力を発揮し、磁気特性の劣化を最小限に押さえるこ
とができるという特徴を持つ。また、後者は、屋外や海
上等の厳しい環境下でも錆の発生を抑制できるという特
性を持つ。よって、含有量は、使用する環境並びに要求
される仕様などに基づいて決定することになる。
を細分化すると、10〜15wt%と15〜20wt%
に分割でき、前者は室内等の通常の使用環境下で必要な
防錆力を発揮し、磁気特性の劣化を最小限に押さえるこ
とができるという特徴を持つ。また、後者は、屋外や海
上等の厳しい環境下でも錆の発生を抑制できるという特
性を持つ。よって、含有量は、使用する環境並びに要求
される仕様などに基づいて決定することになる。
【0013】なお、いずれの場合もFeの含有量は、C
rの含有量に対応して決定され、残部に微量添加物を含
有することを拒まないため、必ずしもFeとCrの合計
が100wt%になる必要もない。
rの含有量に対応して決定され、残部に微量添加物を含
有することを拒まないため、必ずしもFeとCrの合計
が100wt%になる必要もない。
【0014】Fe−Cr系合金は電気抵抗率ρがSU
Y,SPC,SECと比べ、5〜10倍と高くなる。そ
して渦電流はヨークの電気抵抗率ρに反比例するため、
本発明のステッピングモータでは例えばモータ駆動中の
交流磁場が生じているときでも、渦電流の発生が可及的
に低減される。その結果、係る材質をヨークに使用する
と、損失が少なくなり、低消費電力のステッピングモー
タが実現できる。そして、このように渦電流を流れにく
くすることから、渦電流による逆磁場も減少し入力電流
を一定とすると総磁束量が増加し、出力トルクが増大す
る。換言すれば、同一出力トルクを得るためには、励磁
コイルに流す電流も少なくて済み、その結果銅損も低減
できる。このように鉄損並びに銅損が低減すると、それ
にともないモータ自身の発熱も低く抑えられる。
Y,SPC,SECと比べ、5〜10倍と高くなる。そ
して渦電流はヨークの電気抵抗率ρに反比例するため、
本発明のステッピングモータでは例えばモータ駆動中の
交流磁場が生じているときでも、渦電流の発生が可及的
に低減される。その結果、係る材質をヨークに使用する
と、損失が少なくなり、低消費電力のステッピングモー
タが実現できる。そして、このように渦電流を流れにく
くすることから、渦電流による逆磁場も減少し入力電流
を一定とすると総磁束量が増加し、出力トルクが増大す
る。換言すれば、同一出力トルクを得るためには、励磁
コイルに流す電流も少なくて済み、その結果銅損も低減
できる。このように鉄損並びに銅損が低減すると、それ
にともないモータ自身の発熱も低く抑えられる。
【0015】ところで、Fe−Cr系合金は、従来Fe
系金属(SUY,SPC,SEC)に比べて低周波数領
域以下では飽和磁束密度が低いために、従来モータより
も出力トルクが低くなることがある。
系金属(SUY,SPC,SEC)に比べて低周波数領
域以下では飽和磁束密度が低いために、従来モータより
も出力トルクが低くなることがある。
【0016】ステータヨークで特に磁路断面積の小さい
極歯部は最も磁束密度が高いため、そこにFe−Cr系
合金を用いると、低周波数領域以下では、前記理由によ
りFe系金属のものと比べ出力トルクが低下する。
極歯部は最も磁束密度が高いため、そこにFe−Cr系
合金を用いると、低周波数領域以下では、前記理由によ
りFe系金属のものと比べ出力トルクが低下する。
【0017】一方、フレームヨークはステータヨーク
(櫛歯状磁極部)と比べ、磁路断面積が十分に大きいた
め、磁束密度は低い。従って、Fe−Cr系合金でフレ
ームヨークを構成しても、磁気飽和することがなく、し
いては出力トルクが低下することはない。
(櫛歯状磁極部)と比べ、磁路断面積が十分に大きいた
め、磁束密度は低い。従って、Fe−Cr系合金でフレ
ームヨークを構成しても、磁気飽和することがなく、し
いては出力トルクが低下することはない。
【0018】そこで、本発明ではFe−Cr系合金をフ
レームヨークのみに用い、ステータヨーク部は、従来の
Fe系金属を用いることにより、低周波数領域以下での
トルク低下させることなく、フレームヨーク部に流れる
渦電流を抑え効率を向上させる。
レームヨークのみに用い、ステータヨーク部は、従来の
Fe系金属を用いることにより、低周波数領域以下での
トルク低下させることなく、フレームヨーク部に流れる
渦電流を抑え効率を向上させる。
【0019】
【発明の実施の形態】図1,図2は本発明に係るステッ
ピングモータの実施の形態を示している。本実施の形態
では2相タイプのステッピングモータについて説明す
る。同図に示すように、シャフト1の周囲に樹脂性の連
結部材2を介して筒状の永久磁石3が固着一体化されて
ロータ4が形成されている。この永久磁石3の外周囲
は、円周方向に多数分割着磁されている。
ピングモータの実施の形態を示している。本実施の形態
では2相タイプのステッピングモータについて説明す
る。同図に示すように、シャフト1の周囲に樹脂性の連
結部材2を介して筒状の永久磁石3が固着一体化されて
ロータ4が形成されている。この永久磁石3の外周囲
は、円周方向に多数分割着磁されている。
【0020】そして本例では2相タイプのステッピング
モータであるため、上記ロータ4の周囲には、第1〜第
4のステータヨーク5〜8が同心円状に配置されてい
る。具体的には、第1,第2のステータヨーク5,6で
第1相を構成し、第3,第4のステータヨーク7,8で
第2相を構成している。そして、各ステータヨーク5〜
8は、平板のリング状のフランジ部5a〜8aの内周囲
を、所定方向に90度折り曲げることにより、櫛歯状磁
極部5b〜8bを形成している。この対となるステータ
ヨーク(5と6,7と8)は、ともに、櫛歯状磁極部
(5bと6b,7bと8b)の先端側を向い合わせると
ともに、互いの櫛歯状磁極部の各歯の未形成部位に挿入
配置する。そして、第1相側と第2相側の電気角は90
度ずれるようにする。
モータであるため、上記ロータ4の周囲には、第1〜第
4のステータヨーク5〜8が同心円状に配置されてい
る。具体的には、第1,第2のステータヨーク5,6で
第1相を構成し、第3,第4のステータヨーク7,8で
第2相を構成している。そして、各ステータヨーク5〜
8は、平板のリング状のフランジ部5a〜8aの内周囲
を、所定方向に90度折り曲げることにより、櫛歯状磁
極部5b〜8bを形成している。この対となるステータ
ヨーク(5と6,7と8)は、ともに、櫛歯状磁極部
(5bと6b,7bと8b)の先端側を向い合わせると
ともに、互いの櫛歯状磁極部の各歯の未形成部位に挿入
配置する。そして、第1相側と第2相側の電気角は90
度ずれるようにする。
【0021】さらに、このステータヨーク対(5と6,
7と8)の外周囲に、コイルボビン9aに巻き付けたコ
イル部9bからなる励磁コイル9を装着する。これによ
り、励磁コイル9は、フランジ部(5aと6a,7aと
8a)間に介在する。
7と8)の外周囲に、コイルボビン9aに巻き付けたコ
イル部9bからなる励磁コイル9を装着する。これによ
り、励磁コイル9は、フランジ部(5aと6a,7aと
8a)間に介在する。
【0022】そして、上記ロータ4,ステータヨーク5
〜8並びに励磁コイル9を囲繞するように、その外周囲
に同心円上に有底のカップ状のフレームヨーク10を配
置する。換言すれば、フレームヨーク10内に上記各部
品を挿入配置する。その状態で、フレームヨーク10の
開放側をキャップ11で被覆する。
〜8並びに励磁コイル9を囲繞するように、その外周囲
に同心円上に有底のカップ状のフレームヨーク10を配
置する。換言すれば、フレームヨーク10内に上記各部
品を挿入配置する。その状態で、フレームヨーク10の
開放側をキャップ11で被覆する。
【0023】なお、シャフト1の両端は、フレームヨー
ク10の底面中央に形成された透孔10aとキャップ1
1に形成した透孔11aにそれぞれ挿入され回転可能に
軸受け支持され、キャップ11側のシャフト1の端部は
透孔11a内を貫通して所定長さ分だけ外部に突出し、
出力軸として機能する。なおまた、キャップ11の外側
面には、ステッピングモータを他の装置の所定位置に固
定するためのフランジ12が一体に形成されている(図
1参照)。
ク10の底面中央に形成された透孔10aとキャップ1
1に形成した透孔11aにそれぞれ挿入され回転可能に
軸受け支持され、キャップ11側のシャフト1の端部は
透孔11a内を貫通して所定長さ分だけ外部に突出し、
出力軸として機能する。なおまた、キャップ11の外側
面には、ステッピングモータを他の装置の所定位置に固
定するためのフランジ12が一体に形成されている(図
1参照)。
【0024】上記した各部品の形状構成は、従来のもの
と基本的に同じであるので、本発明のステッピングモー
タを製造する場合、現在使用されている製造施設をその
まま利用することができる。
と基本的に同じであるので、本発明のステッピングモー
タを製造する場合、現在使用されている製造施設をその
まま利用することができる。
【0025】ここで本発明では、上記4つのステータヨ
ーク5〜8のいずれもFe系金属を用いて形成する。F
e系金属としては、例えばSEC,SUY,SPC等の
従来から用いられている種々の材質を用いることができ
る。そして、上記フレームヨーク10を、所定の組成比
からなるFe−Cr系合金を用いて形成する。なお、こ
のFe−Cr系合金の一例を示すと、例えばJISのS
US430,SUS410L等を用いることができる。
ーク5〜8のいずれもFe系金属を用いて形成する。F
e系金属としては、例えばSEC,SUY,SPC等の
従来から用いられている種々の材質を用いることができ
る。そして、上記フレームヨーク10を、所定の組成比
からなるFe−Cr系合金を用いて形成する。なお、こ
のFe−Cr系合金の一例を示すと、例えばJISのS
US430,SUS410L等を用いることができる。
【0026】これにより、モータ駆動中の交流磁場にと
もないフレームヨーク10中で発生する渦電流を可及的
に抑制することができ、効率が向上する。そして、高周
波数になるにしたがって、その差(従来品との差)は顕
著になる。逆に、低周波数領域では、さほど差がでない
もののフレームヨーク10で磁気飽和をおこすことがな
いので、ホールディングトルク及び低周波数領域でのプ
ルアウトトルクは少なくとも従来と同等以上となる。し
たがって、低周波領域から高周波領域の広い範囲にわた
って、同等以上のトルクで、効率の高いステッピングモ
ータが得られる。換言すれば、同一出力トルクを得るた
めのステッピングモータは、本発明品を用いることによ
り、効率向上分だけ小型化を図ることもできる。
もないフレームヨーク10中で発生する渦電流を可及的
に抑制することができ、効率が向上する。そして、高周
波数になるにしたがって、その差(従来品との差)は顕
著になる。逆に、低周波数領域では、さほど差がでない
もののフレームヨーク10で磁気飽和をおこすことがな
いので、ホールディングトルク及び低周波数領域でのプ
ルアウトトルクは少なくとも従来と同等以上となる。し
たがって、低周波領域から高周波領域の広い範囲にわた
って、同等以上のトルクで、効率の高いステッピングモ
ータが得られる。換言すれば、同一出力トルクを得るた
めのステッピングモータは、本発明品を用いることによ
り、効率向上分だけ小型化を図ることもできる。
【0027】そして、Crを10〜15wt%とした場
合には、磁気特性が極めて良好な範囲を維持しつつ、通
常の室内環境下で要求される防錆力を発揮することがで
き、主として室内での使用(OA機器等)に適したもの
となる。一方、Crを15〜20wt%にした場合に
は、防錆力はさらに向上するため、屋外での使用(車
載,屋外機器用)や、海外輸出(船による運搬時におけ
る塩の影響を受けないため)に適したものとなる。そし
て、この場合も前者に比べると磁気特性は低下するもの
の、従来のものに比べ交流磁気特性が良好なため、モー
タの特性が向上する。
合には、磁気特性が極めて良好な範囲を維持しつつ、通
常の室内環境下で要求される防錆力を発揮することがで
き、主として室内での使用(OA機器等)に適したもの
となる。一方、Crを15〜20wt%にした場合に
は、防錆力はさらに向上するため、屋外での使用(車
載,屋外機器用)や、海外輸出(船による運搬時におけ
る塩の影響を受けないため)に適したものとなる。そし
て、この場合も前者に比べると磁気特性は低下するもの
の、従来のものに比べ交流磁気特性が良好なため、モー
タの特性が向上する。
【0028】*実験結果 本発明の効果を実証するために、上記した実施の形態の
モータと、同一形状からなる従来のモータ(相違点はフ
レームヨークの材質)を製造し、それぞれのモータ特性
を評価した。駆動条件は、2相励磁バイポーラ定電流チ
ョッパ駆動である。測定したモータ特性としては、入力
電流に対するホールディングトルク特性及び周波数に対
するプルアウトトルク特性である。但し、フレームヨー
クのFe−Cr系合金には、Crの含有率が12wt%
のものを使用している。入力電流に対するホールディン
グ特性は、下記表1に示す様な結果が得られた。
モータと、同一形状からなる従来のモータ(相違点はフ
レームヨークの材質)を製造し、それぞれのモータ特性
を評価した。駆動条件は、2相励磁バイポーラ定電流チ
ョッパ駆動である。測定したモータ特性としては、入力
電流に対するホールディングトルク特性及び周波数に対
するプルアウトトルク特性である。但し、フレームヨー
クのFe−Cr系合金には、Crの含有率が12wt%
のものを使用している。入力電流に対するホールディン
グ特性は、下記表1に示す様な結果が得られた。
【0029】
【表1】 上記表1に示すように、各同一電流での発明品のホール
ディングトルクは、従来品のホールディングトルクと比
較してほぼ同一の値となった。なお、モータ使用中に流
れる電流は、0.4〜0.5Aである。つまり、本発明
に係るステッピングモータの静トルクであるホールディ
ングトルクは従来品と同等であることがわかる。
ディングトルクは、従来品のホールディングトルクと比
較してほぼ同一の値となった。なお、モータ使用中に流
れる電流は、0.4〜0.5Aである。つまり、本発明
に係るステッピングモータの静トルクであるホールディ
ングトルクは従来品と同等であることがわかる。
【0030】また、周波数に対するプルアウトトルク特
性は、図3に示すような結果が得られた。約300pp
sの低周波数領域では、発明品のプルアウトトルクは従
来品のそれと同等である。そして、周波数が高くなるほ
どプルアウトトルクは低下していくが、従来品に対して
発明品の方は低下の割合が少ない。つまり、高周波領域
では、本発明品は従来品に比較してプルアウトトルクが
高くなり、周波数が高くなるほどその差は顕著になる。
性は、図3に示すような結果が得られた。約300pp
sの低周波数領域では、発明品のプルアウトトルクは従
来品のそれと同等である。そして、周波数が高くなるほ
どプルアウトトルクは低下していくが、従来品に対して
発明品の方は低下の割合が少ない。つまり、高周波領域
では、本発明品は従来品に比較してプルアウトトルクが
高くなり、周波数が高くなるほどその差は顕著になる。
【0031】上記2つの実験結果から、本発明によるス
テッピングモータでは、ホールディングトルク及び低周
波数領域でのプルアウトトルクは従来のそれと少なくと
も同等またはそれ以上であり、さらに、高周波数領域で
のプルアウトトルクは従来のステッピングモータのそれ
を上回るので、本発明に係るステッピングモータは効率
が、従来のステッピングモータの効率よりも周波数の全
範囲にわたって良好となることがわかる。
テッピングモータでは、ホールディングトルク及び低周
波数領域でのプルアウトトルクは従来のそれと少なくと
も同等またはそれ以上であり、さらに、高周波数領域で
のプルアウトトルクは従来のステッピングモータのそれ
を上回るので、本発明に係るステッピングモータは効率
が、従来のステッピングモータの効率よりも周波数の全
範囲にわたって良好となることがわかる。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るステッピン
グモータでは、フレームヨークにFe−Cr系合金を用
い、ステータヨークにFe系金属を用いることで、フレ
ームヨーク部に流れる渦電流を抑え、特に高周波数領域
で効率を向上させ、トルクがアップする。また、低周波
数領域以下でもフレームヨーク部は磁束密度の低いため
磁気飽和によるトルク低下が起こることなく、従来のス
テッピングモータと同等のトルクとなる。つまり、全周
波数領域にわたってステッピングモータのトルクを同等
もしくは向上させることができる。
グモータでは、フレームヨークにFe−Cr系合金を用
い、ステータヨークにFe系金属を用いることで、フレ
ームヨーク部に流れる渦電流を抑え、特に高周波数領域
で効率を向上させ、トルクがアップする。また、低周波
数領域以下でもフレームヨーク部は磁束密度の低いため
磁気飽和によるトルク低下が起こることなく、従来のス
テッピングモータと同等のトルクとなる。つまり、全周
波数領域にわたってステッピングモータのトルクを同等
もしくは向上させることができる。
【0033】また、フレームヨークを形成するFe−C
r系合金は防錆効果を有しているので、特別なメッキコ
ーティング等の防錆処理工程が不要となり、工数の削減
をすることができる。Fe−Cr系合金は深絞り加工性
も良好であり、本発明のステッピングモータの製造は従
来の製造設備をそのまま利用することができる。
r系合金は防錆効果を有しているので、特別なメッキコ
ーティング等の防錆処理工程が不要となり、工数の削減
をすることができる。Fe−Cr系合金は深絞り加工性
も良好であり、本発明のステッピングモータの製造は従
来の製造設備をそのまま利用することができる。
【図1】本発明に係るステッピングモータの実施の形態
の一例を示す一部破断斜視図である。
の一例を示す一部破断斜視図である。
【図2】その分解斜視図である。
【図3】本発明の効果を実証した特性図である。
3 永久磁石 4 ロータ 5〜8 ステータヨーク 5b〜8b 櫛歯状磁極部 9 励磁コイル 10 フレームヨーク
Claims (2)
- 【請求項1】 多極着磁された永久磁石(3)からなる
ロータ(4)と、 前記ロータと同軸上で対向するように設けられた複数個
の櫛歯状磁極部(5b〜8b)を有するステータヨーク
(5〜8)と、 前記ステータヨークの前記櫛歯状磁極部の外周囲に装着
した励磁コイル(9)と、 前記励磁コイル並びに前記ステータヨークを囲繞する筒
状のフレームヨーク(10)とを備えたステッピングモ
ータにおいて、 前記ステータヨークが、Fe系金属で形成され、 前記フレームヨークが、Fe−Cr系合金で形成される
ことを特徴とするステッピングモータ。 - 【請求項2】 前記Fe−Cr系合金が、Crが10〜
20wt%、Feが80〜90wt%を含んでなること
を特徴とする請求項1に記載のステッピングモータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26197695A JPH0984326A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | ステッピングモータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP26197695A JPH0984326A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | ステッピングモータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0984326A true JPH0984326A (ja) | 1997-03-28 |
Family
ID=17369281
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP26197695A Withdrawn JPH0984326A (ja) | 1995-09-18 | 1995-09-18 | ステッピングモータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0984326A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000072426A1 (en) * | 1999-05-25 | 2000-11-30 | Hitachi, Ltd. | Core for rotating machine, method of manufacturing the same, piece for core, and rotating machine |
| WO2015004745A1 (ja) * | 2013-07-10 | 2015-01-15 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及びエレベータ用巻上機 |
-
1995
- 1995-09-18 JP JP26197695A patent/JPH0984326A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2000072426A1 (en) * | 1999-05-25 | 2000-11-30 | Hitachi, Ltd. | Core for rotating machine, method of manufacturing the same, piece for core, and rotating machine |
| JP2000341889A (ja) * | 1999-05-25 | 2000-12-08 | Hitachi Ltd | 回転機用コア、その製造方法、コア用素片および回転機 |
| WO2015004745A1 (ja) * | 2013-07-10 | 2015-01-15 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及びエレベータ用巻上機 |
| JPWO2015004745A1 (ja) * | 2013-07-10 | 2017-02-23 | 三菱電機株式会社 | 回転電機、及びエレベータ用巻上機 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20021203 |