JPH098489A - 電線のシールド構造 - Google Patents
電線のシールド構造Info
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- JPH098489A JPH098489A JP7149003A JP14900395A JPH098489A JP H098489 A JPH098489 A JP H098489A JP 7149003 A JP7149003 A JP 7149003A JP 14900395 A JP14900395 A JP 14900395A JP H098489 A JPH098489 A JP H098489A
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Abstract
ールド線を用いることなくシールド効果を発揮する電線
のシールド構造を提供する。 【構成】 導電メッキを施した筒状のシールド体4内に
電線3を挿通させるとともに、シールド体4を電線3を
挿通させたインナー本体12の外側面に導電可能に、且
つ抜け出し不可に係止させた状態で所望の機器に固定さ
れたアウター本体42に差し込み、シールド体4をイン
ナー本体12、アウター本体42を介して所望の機器に
接続させる。これにより、電線3の配線区間にあっては
シールド体4によりインナー本体12やアウター本体4
2の挿通区間にあってインナー本体12又はアウター本
体42によりシールドする電線のシールド構造1。
Description
なく、シールド線を用いた場合と同様のシールド効果を
得るように構成した電線のシールド構造に関し、特に自
動車に搭載した制御機器の如く確実なシールド性能が要
求され、且つ低コスト化、メンテナンス性の向上が要求
される場合に好適な配線技術に関する。
器が搭載され、当然のことながら高周波信号の授受に
は、ノイズによって機器の動作が不安定になることを回
避するためにシールド線が使用される。そして、電子機
器とシールド線を含む配線とは、組み立て時の作業性や
メンテナンス時を考慮して一対のコネクタにより着脱自
在に接続されるようになっている。
19に示すものであり、図17に示すようにこのシール
ド線のシールド構造の場合、シールド編線84の芯線8
4aはその上を覆っている内部絶縁被覆層84bを所定
の長さだけ剥いて露呈される。また、内部絶縁被覆層8
4bの上を覆っているシールド接続(ドレーン短絡)用
の編線84cは内部絶縁被覆層84bよりも更に少し下
がった位置で切断された外部被覆層84dの上に折り返
される。そして、編線84cおよび外部被覆層84dの
上に係止突起86aを有したゴム栓押さえ86、防水ゴ
ム栓85、金属製の接続部材87を装着し、更にシール
ド編線84の先端の露呈した芯線84a上には端子固定
金具81が固着される。
ジング88が外嵌される。このコネクタハウジング88
は、端子固定金具81に外嵌する円筒状のハウジング本
体89と、このハウジング本体89に外嵌したフランジ
91と、ハウジング本体89とフランジ91との間に挟
まれた円筒状の本体部90aおよびフランジ91の前面
側に露呈する鍔部90bとを有した金属シェル90と、
ハウジング本体89内に挿通された端子固定金具81に
係合して該端子固定金具81のハウジング本体89から
の抜けを防止するCリング93とで構成されている。
の接続端子98をねじ止めするための雌ねじ部82aが
形成されるとともに、前端側外周部にはCリング93が
係合する係止溝82bが形成されている。また、基端面
には芯線84aを挿入する芯線挿入孔83aが装備され
ており、芯線挿入孔83aに芯線84aを挿入した後、
該芯線挿入孔83aの外周を加締めることによって芯線
84aに固着される。また、接続部材87は、前述した
金属シェル90を介して編線84cを電気機器の金属ケ
ース94にシールド接続(ドレーン短絡)させるための
もので、金属シェル90の本体部90aに圧着される筒
状部と、編線84cに圧着される筒状部とが一体形成さ
れた構造を呈している。
81の上にコネクタハウジング88を外嵌させた際に、
後方に延出しているフランジ91の筒状部とシールド編
線84の外部被覆層84dとの間の隙間を塞いでコネク
タハウジング88とシールド編線84との間を水密に保
つものである。一方、コネクタハウジング88のハウジ
ング本体89は、先端側が金属ケース94に形成された
電線挿入孔95に挿通される筒状を呈しており、該ハウ
ジング本体89の先端側の外周には、該ハウジング本体
89と電線挿入孔95との間を防水するシールリング9
2が装着されている。また、該ハウジング本体89に外
嵌したフランジ91は、ボルト100によって金属ケー
ス94にねじ止めされた際、金属シェル90の鍔部90
bが金属ケース94に確実に接触するように形成されて
いる。
図18に示すようにシールド編線84の芯線84aに加
締め付けた端子固定金具81にコネクタハウジング88
を組み付けた状態にする。次に、図19に示すようにコ
ネクタハウジング88のハウジング本体89の先端を金
属ケース94の電線挿入孔95に挿通させて、フランジ
91をボルト100によって金属ケース94に固定す
る。また、ボルト101によって機器側の接続端子98
を端子固定金具81の先端にねじ止めすれば、シールド
編線84の芯線84aと機器側の接続端子98との電気
的な接続と、シールド編線84の編線84cを金属ケー
ス94に接続するシールド接続(ドレーン短絡)処理
と、該シールド編線84と電線挿入孔95との間の防水
処理とが確実に行われることになる。
来構成のシールド線のシールド構造では、シールド線8
4の編線84cを剥き出してから折り返す等の作業が必
要であり、編線84cと接続部材87との接触を良好に
するためには、編線84cの剥き出し範囲を大きくしな
ければならず、構造が複雑である上に組付け作業が面倒
で作業性がよくなかった。
端子固定金具81等の高精度な切削加工を必要とする部
品が多いため、作業性がよくないことと相まってコスト
アップの一因になっていた。また、シールド線84の編
線84cは、接続部材87に圧着して接続するため、シ
ールド線84の電線径が変わると接続部材87はもとよ
りゴムパッキン85等も交換しなければならず、設計自
由度がなかった。
容易である上に、シールド線を用いることなくシールド
効果を発揮し得る電線のシールド構造を提供することに
ある。
は、下記(1)〜(4)に示すように構成した電線のシ
ールド構造により達成される。 (1)接続電線を挿通し、表面に導電性皮膜を施した筒
状のシールド体と、接続電線を挿通させ、且つその外側
面にシールド体を係止して固定する固定突起とシールド
体を外側面に圧接させる係止部材を一体に設けたインナ
ー本体と、差し込まれたインナー本体に導電可能に面接
触してシールド体を電気的に接続するアウター本体とを
備えたことを特徴とする電線のシールド構造。
膜を形成し且つ係止孔を形成したシート材からなる筒状
のシールド体と、接続電線を挿通させ、且つその外側面
に係止孔に係止する固定突起とシールド体を外側面に圧
接させる係止部材を一体に設けたインナー本体と、差し
込まれたインナー本体に導電可能に面接触してシールド
体を電気的に接続するアウター本体とを備えたことを特
徴とする電線のシールド構造。
触面に、差し込み方向に長手状の突状接触部を形成した
ことを特徴とする前記(1)または(2)に記載の電線
のシールド構造。
触面に、差し込み方向に長手状の突状接触部を形成する
とともに、インナー本体をアウター本体の形状に合わせ
て弾性的に変形可能なようにしたことを特徴とする前記
(1)または(2)に記載の電線のシールド構造。
によれば、インナー本体をアウター本体に差し込むこと
により、接続電線はインナー本体内及びアウター本体を
介して所望の機器に電気的に接続される。この接続電線
を覆ったシールド体はインナー本体に係止され、且つイ
ンナー本体の外側面に圧接されるので、インナー本体及
びインナー本体に面接触するアウター本体を介して所望
の機器に電気的に接続される。したがって、接続電線は
配線区間においてはシールド体に覆われてシールドさ
れ、インナー本体やアウター本体内においてはインナー
本体及びアウター本体によりシールドされるので、シー
ルド線を用いることなく磁気漏洩やノイズ等の影響を防
止することができる。
触を密接にする突状接触部を設けたり、インナー本体に
弾性を付加することにより、アウター本体との接触を良
好にすることができる。
の第1実施例を図1〜図5に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の電線のシールド構造を示す分解斜視図、
図2は図1における組み立てられた状態を示す斜視図、
図3は図1におけるアウターの取付構造を示す斜視図、
図4は図1におけるインナーの構成を示す斜視図、図5
は図1における組付け完了状態をを示す要部の断面図で
ある。
下、単にシールド構造と略称する)1は、シールド線を
用いることなくシールド線を用いた場合と同様の作用、
即ち高周波信号を伝送する場合は発振防止を図り、ノイ
ズの影響を防止する等のシールド効果を発揮するもので
ある。本実施例のシールド構造1は、各図に示すような
各種部材により構成されている。即ち、筒状のインナー
11は、CPUボックス45等の所望の電子機器に取付
られたアウター41に着脱自在に差し込まれるものであ
り、インナー11には圧着端子2を接続した電線3やコ
ルゲートチューブ4が固定される。なお、コルゲートチ
ューブ4は、本実施例でいうシールド体に相当する。
より一体成形したものであり、全体として可撓性を有す
る円筒状に形成されている。コルゲートチューブ4の長
手方向の断面形状は、図5に示したように波形に形成さ
れ、外側面及び内側面の全面にCu下地、Niメッキを
施したものである。このコルゲートチューブ4に電線3
を挿通させた場合、周波数500Hz〜2MHzの帯域
内で−40dB以上のシールド効果が得られるようにな
っている。また、コルゲートチューブ4の一端は、後述
するインナー11に機械的に固定されるとともに、前記
メッキによりシールド効果が得られるように電気的に接
続されるようになっている。
体12の外周部に2個のコルゲートチューブ係止体(以
下、単に係止体と略称する)13,14、さらにアウタ
ー41への固定時に使用されるロック部材15、インナ
ー本体12内に埋設されて電線3を保持するゴムパッキ
ン16等により構成されている。また、インナー本体1
2内のほぼ中央部には、電線挿通孔17及びゴムパッキ
ン16の係止孔18を形成した隔壁19が設けられ、こ
の隔壁19から図4及び図5に示すように開口端に向け
て、棒状の2本のテープ止め部材20が設けられてい
る。このテープ止め部材20は、電線挿通孔17に挿通
させた電線3の抜け出しを防止するため、図5に示すよ
うにビニールテープ5で電線3を巻き付けるものであ
る。
外周囲の2個所に設けたヒンジ部21と、インナー本体
12の全周のほぼ1/2を覆うように円弧状に形成され
た係止部材22と、この係止部材22の両端部に設けた
係止爪23と、係止部材22の内周面に形成した固定溝
24とを備えている。また、同様に係止体14は、イン
ナー本体12の外周囲の2個所に設けたヒンジ部25
と、インナー本体12の全周のほぼ1/2を覆うように
円弧状に形成された係止部材26と、係止部材26の両
端部に設けた係止突起27と、係止部材26の内周面に
形成した固定溝28とを備えている。
押動することにより弾性的に変形可能なように構成さ
れ、外側面の一部にアウター41に係止する係止突起2
9が形成されている。なお、上記係止部材22は、ヒン
ジ部21を支点として図1に矢印Aで示すようにインナ
ー本体12に沿うように回動し、上記係止部材26はヒ
ンジ部25を支点として矢印Bで示すようにインナー本
体12に沿うように回動するように構成されている。そ
して、各係止部材22,26が図2に示すように回動し
た時、それぞれの内周面に形成した固定溝24,28に
対応するインナー本体12の外側面には固定突起31が
設けられている。
共働してコルゲートチューブ4の一端を挟み込み、イン
ナー本体12の外側面に抜け出し不可に固定するもので
ある。このインナー本体12は、合成樹脂により一体成
形されるとともに、外側面及び内側面の全面が導電性を
有するように例えばNiメッキされている。一方、コル
ゲートチューブ4についても、上述したように外側面及
び内側面の全面にNiメッキが施されているので、固定
突起31及び固定溝24,28で挟むようにしてインナ
ー本体12の外側面に圧接状態で固定することにより、
インナー本体12とコルゲートチューブ4とが電気的に
接続される。
ー本体42と、インナー本体12に設けたロック部材1
5を長手方向に往復動自在に挿通させるとともに、係止
突起29を係止させる係止溝43を形成した係止部44
と、図2に示すように例えばCPUボックス45等の電
子機器に固定するフランジ部46と、Oリング47等を
備えている。なお、アウター41をCPUボックス45
に取り付ける際は、フランジ部46に形成したネジ孔4
8を用いて図3に示すようにネジ止め固定される。
説明する。先ず、ゴムパッキン16はゴム等の弾性体に
より構成され、3〜4本の係止部16aを備えている。
この係止部16aの先端は抜け出し防止のため大径に形
成され、この係止部16aをインナー本体12の隔壁1
9に形成した係止孔18に挿通させる。この結果、図5
に示すように電線挿通孔18にゴムパッキン16が嵌め
込まれ、大径部分の作用により抜け出し不可になる。次
いで、インナー本体12の後端側、即ち係止部材22等
が形成されている端部開口からゴムパッキン16の中心
孔に所定長さだけ電線3が挿通される。この電線3の先
端、即ち被覆3aから剥き出しになっている芯線3bに
は、予め圧着端子2が圧着されている。
をビニールテープ5で巻き付ける。なお、図5には図示
の便宜のためビニールテープ5は一重に図示されている
が、実際には電線3を引いても抜け出ないように多重状
態で巻き付けられる。この際、ビニールテープ5を強く
巻けば、テープ止め部材20は電線3に沿うように変形
してより強固に一体化される。次に、コルゲートチュー
ブ4をインナー本体12の後端側に引き寄せ、凹凸部と
も言える波形の一部を固定突起31に被せ、次いで係止
部材26を矢印B方向に回動させ、さらに係止部材22
を矢印A方向に回動させる。
ている固定溝24,28が環状に連通状態になり、その
内部にコルゲートチューブ4の一端が嵌合した状態にな
る。また、固定突起31が形成されている位置では、固
定溝24,28と固定突起31との間に挟み込まれ、コ
ルゲートチューブ4が抜け出し不可になる。この状態で
は、図2に示すようにインナー本体12の後端側が、係
止部材22,26で環状に覆われたようになり、係止部
材22の両端に設けた係止爪23が係止部材26の両端
に設けた係止突起27に係止する。
が、図2に示す組み立て状態では、人為的に係止爪23
と係止突起27との係止を外さない限り、係止部材2
2,26が浮き上がることはない。したがって、コルゲ
ートチューブ4はインナー本体12の外周面に広い範囲
で圧接され、コルゲートチューブ4は機械的には抜け出
し不可に、電気的には低抵抗で接続され、インナー本体
12との導電性が保持されることになる。
背面側に形成した溝部に図2に示すようにOリング47
を嵌合した後、図3に示すようにCPUボックス45に
ネジ止め固定される。また、アウター41にインナー1
1を接続する場合は、図5に示すようにアウター本体4
2内の中心孔に電線3を挿通させ、次いでアウター本体
42の側面に設けた係止部44にインナー本体12の側
面に設けたロック部材15を対応させて押し込む。
を係止部44内に挿入することによりガイドされながら
アウター本体42内に差し込まれるようになる。そし
て、ロック部材15に設けた係止突起29が溝部43の
先端に形成した連結部43aに掛かると、ロック部材1
5全体が一旦インナー本体12の中心方向に撓み変形
し、係止突起29が連結部43aの下部を潜って溝部4
3内に突出した時点で自己の弾性により元の状態に復動
する。この結果、係止突起29と操作部15aとの間に
連結部43aが嵌合し、インナー本体12がアウター本
体42に固定される。
1とが固定されるのであるが、この固定状態では図5に
示すようにインナー本体12とアウター本体42とは広
い面積で接触する。そして、インナー本体12とアウタ
ー本体42とは、上述したように全面がNiメッキされ
ているので、両者は導電性を有するようになる。また、
コルゲートチューブ4も上述したようにNiメッキされ
ているので、コルゲートチューブ4、インナー本体1
2、アウター本体42が電気的に接続され、さらにフラ
ンジ部46及びネジを介してCPUボックス45に接続
される。このCPUボックス45は、図3に模式的に示
すように短絡部材GNDに接続されているので、コルゲ
ートチューブ4もアウター本体42とインナー本体12
を介して接地されることになる。
4により覆われているので、電線3から発生した磁界等
による電流は、コルゲートチューブ4、インナー本体1
2、アウター本体42、CPUボックス45を介して短
絡部材GNDに流れ、電線3が磁気シールドされる。し
たがって、高価で配線作業に手間の掛かるシールド線を
使用することなく、電線3を確実に磁気シールドするこ
とができ、資材費や工数を大幅に削減することができ
る。また、シールド構造1全体としても部品点数が少な
く、組み立てが容易であるので、生産コストを低減させ
ることができる。
2実施例を説明する。なお、本実施例と前記第1実施例
との相違点は、係止体13,14の構成を変更した点に
あるので、同一作用をなす部材には同一の符号を付して
ある。本実施例では、係止体51,52がインナー本体
12の円周方向に沿って設けられている。即ち、係止体
51は円弧状の係止部材53と、ヒンジ部54と、1つ
の係止爪55とを備えている。また、係止体52は円弧
状の係止部材56と、ヒンジ部57と、1つの係止爪5
8とを備えている。
ンジ部54の近傍にはヒンジ部57の近傍に示す係止突
起59と同じ係止突起が設けられ、各係止部材53,5
6の内側面には前記第1実施例と同様の固定溝24,2
8が形成されている。本実施例にあっては、係止部材5
3,56はインナー本体12の外側面に巻き付けるよう
に構成され、巻き付け時の位置決め用として位置決め突
起61が適宜な間隔で設けられている。
る作用は、前記第1実施例と同様に行われる。そして、
コルゲートチューブ4をインナー本体12に固定する際
は、前記同様にコルゲートチューブ4の一端をインナー
本体12の端部に設けた固定突起31に被せる。この状
態で係止部材53,56をインナー本体12に沿うよう
に倒すと、コルゲートチューブ4が固定突起31と溝部
24,28との間に挟みこまれ、前記第1実施例と同様
にインナー本体12に固定される。
み立てられる。そして、コルゲートチューブ4はもとよ
りインナー本体12の外周面全体がNiメッキされてい
るので、コルゲートチューブ4とインナー本体12とは
導電性を有するようになり、インナー11を前記同様に
アウター41に接続することにより、前記同様の作用で
電線3のシールドが行われる。
3実施例を説明する。なお、本実施例と前記第1実施例
との相違点は、コルゲートチューブ4に代えてシールド
ラミネートシート(以下、単にシートと略称する)を使
用した点にあるので、同一の作用をなす部材には同一の
符号を付してある。図8に示すようにシート61は、難
燃性PVCシート(ポリ塩化ビニールシート)に、例え
ば厚さ10μ程度のアルミ箔を積層したものであり、合
わせ目62を接着して円筒状に構成したものである。な
お、合わせ目62を接着した状態、即ち円筒状に形成し
た状態では、アルミ箔によって内側面全体が覆われるよ
うになる。また、シート61の端部には、後述するイン
ナー本体12の後端部に設けた固定突起63に係止させ
るため、一対の係止孔64が形成されている。なお、シ
ート61が本実施例でいうシールド体に相当する。
ート61を被嵌させる端部には、図8及び図10に示す
ように固定突起63が設けられている。図8及び図10
には、一方の固定突起63が図示されているが、実際に
は図示された固定突起63の反対側の側面にも設けら
れ、シート61に形成した一対の係止孔64に対応し得
るようになっている。この固定突起63にシート61を
係止する点を除けば、インナー本体12及びアウター本
体41の構成及び作用は上記第1実施例と同様である。
は、前記同様にインナー本体12内にゴムパッキン16
を埋設して電線3を挿通する。そして、シート61をイ
ンナー本体12の後端側から被せ、一対の係止孔64を
固定突起63に係止させる。この際、シート61の端部
の一部は、前記同様に固定突起31上に被さることにな
る。次に、図9に示すように係止部材22,26を前記
同様に倒し、係止爪23を係止突起27に係止させて、
インナー11を組み立てる。次いで、インナー本体12
をアウター本体42内に差し込み、ロック部材15と係
止部44とを係止させる。
2をアウター本体42内に差し込んだ場合、インナー本
体12はアウター本体42の二重筒体間に挟まれて接触
する。そして、シート61の一対の係止孔64が固定突
起63に係止し、さらに係止部材22,26により押さ
え込まれるので、固定突起63から抜け出し不可に、且
つインナー本体12の外周面に圧接状態になる。したが
って、本実施例においてもシート61は、インナー本体
12、アウター本体42を介してCPUボックス45に
電気的に接続され、前記実施例同様に電線3がシールド
されることになる。
線のシールド構造にあっては、シールド線は不要であ
り、40dB以上のシールド効果が得られる上に、生産
コストや重量をおよそ50%も低減させることができ
た。また、コルゲートチューブ4及びシート61の径
は、電線3の径に対し大径であるので、電線3の径も限
定されず、より大径や小径の電線を使用できる等、設計
自由度が向上する。また、電線3がコルゲートチューブ
4やシート61で保護されることになり機器の安全性が
向上する。さらに、電線3の接続作業が安全、且つ容易
に行うことができ作業性の向上を図ることができる。
第4実施例を詳細に説明する。本実施例と前記各実施例
との相違点は、インナー本体とアウター本体との接触を
密にするための構成に関するものであり、同一の作用を
なす部材には同一の符号を付してある。即ち、図12及
び図14に示すようにインナー本体12の内側面に、4
個の突状接触部71がインナー本体12の長手方向、言
い換えればアウター本体42への差し込み方向に沿って
形成されている。この突状接触部71を形成すると、イ
ンナー本体12の肉厚が部分的に厚くなるが、その厚さ
は図13に示すアウター本体42の内筒部42aと外筒
部42bとの間の隙間d内に密に差し込み得る範囲に設
定されている。
2をアウター本体42内に差し込むと、突状接触部71
の表面が内筒部42aの外側面に密に接触し、電気的接
続が良好になる。したがって、コルゲートチューブ4或
いはシート61がより低抵抗でCPUボックス45に接
続されることになりシールド効果が向上する。また、突
状接触部71が突起ではなく、言わば差し込み方向に長
く形成された台形であるので、内筒部42aに施したN
iメッキを剥がす恐れが少なくなり、電気的接触不良を
低減することができる。即ち、Niメッキが剥がれる
と、コルゲートチューブ4或いはシート61がCPUボ
ックス45に接触されなくなり、シールド効果が損なわ
れてしまう。しかしながら、本実施例の構成によればこ
のような事故を未然に防止することができる。
接触部71と内筒部42aとの接触をより良好にするた
め、図15に示すように構成してもよい。即ち、インナ
ー本体12は合成樹脂により予めやや楕円形に一体成形
される。但し、インナー本体12は内筒部42aと外筒
部42bとの間の隙間d内に差し込まれるので、隙間d
内に差し込み得る程度の楕円形である。
体12を差し込むことにより、図15に実線で示すよう
に内筒部42aの形状に沿って円形に変形する。しか
し、インナー本体12は楕円形に復帰しようとするの
で、常に突状接触部71が内筒部42aに押圧するよう
になり、インナー本体12と内筒部42aとの接触が良
好になる。この結果、インナー本体12とアウター本体
42との接触抵抗が低減し、前記シールド効果がより一
層確実になる。
2に撓み部72を形成してインナー本体12の変形を容
易にするとともに、弾性力を向上させるように構成して
もよい。この構成によれば、隙間dに差し込む以前は、
図16に想像線で示すように楕円形状になっているが、
隙間dに差し込むことにより実線で示すように変形し、
内筒部42aとの接触が密になって前記同様の効果が得
られる。また、撓み部72を形成することにより、イン
ナー本体12を差し込む際の変形が容易になり、差し込
みを円滑に行い得るようになる。
シールド構造は、導電性皮膜を施した筒状のシールド体
内に接続電線を挿通させるとともに、シールド体を接続
電線を挿通させた筒状のインナー本体の外側面に導電可
能に、且つ抜け出し不可に係止させた状態でアウター本
体に差し込まれる。したがって、インナー本体及びアウ
ター本体の外側面は導電可能にメッキ処理されているの
で、シールド体はインナー本体及びアウター本体を介し
て機器に接続されて電線をシールドすることになる。
ド体により覆われ、インナー本体及びアウター本体を挿
通している区間にあってはインナー本体又はアウター本
体によりシールドされるので、高価でありかつシールド
処理に手間のかかるシールド線を使用することなく、シ
ールド線を使用した場合と同様のシールド効果を得るこ
とができる。また、構造が簡単で組み立て作業も容易で
あり、シールド線が不要であり、配線処理が簡単である
ことと相まってコスト削減を図ることができる。
す分解斜視図である。
示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
である。
示す要部の断面図である。
すインナー本体の斜視図である。
示す斜視図である。
す分解斜視図である。
示す斜視図である。
図である。
態を示す要部の断面図である。
示すインナー本体の斜視図である。
視図である。
との接続状態を示す断面図である。
示す模式的断面図である。
成例を示す模式的断面図である。
る。
態を示す断面図である。
態を示す断面図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 接続電線を挿通し、表面に導電性皮膜を
施した筒状のシールド体と、前記電線を挿通させ、且つ
その外側面に前記シールド体を係止して固定する固定突
起と前記シールド体を外側面に圧接させる係止部材を一
体に設けたインナー本体と、差し込まれた前記インナー
本体に導電可能に面接触して前記シールド体を電気的に
接続するアウター本体とを備えたことを特徴とする電線
のシールド構造。 - 【請求項2】 接続電線を挿通し、表面に導電性皮膜を
形成し且つ係止孔を形成したシート材からなる筒状のシ
ールド体と、前記電線を挿通させ、且つその外側面に前
記係止孔に係止する固定突起と前記シールド体を外側面
に圧接させる係止部材を一体に設けたインナー本体と、
差し込まれた前記インナー本体に導電可能に面接触して
前記シールド体を電気的に接続するアウター本体とを備
えたことを特徴とする電線のシールド構造。 - 【請求項3】 前記インナー本体の前記アウター本体と
の接触面に、差し込み方向に長手状の突状接触部を形成
したことを特徴とする請求項1または2記載の電線のシ
ールド構造。 - 【請求項4】 前記インナー本体の前記アウター本体と
の接触面に、差し込み方向に長手状の突状接触部を形成
するとともに、前記インナー本体を前記アウター本体の
形状に合わせて弾性的に変形可能なようにしたことを特
徴とする請求項1または2記載の電線のシールド構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149003A JP3066717B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 電線のシールド構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7149003A JP3066717B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 電線のシールド構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH098489A true JPH098489A (ja) | 1997-01-10 |
| JP3066717B2 JP3066717B2 (ja) | 2000-07-17 |
Family
ID=15465541
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7149003A Expired - Fee Related JP3066717B2 (ja) | 1995-06-15 | 1995-06-15 | 電線のシールド構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3066717B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6296519B1 (en) | 1997-10-21 | 2001-10-02 | Yazaki Corporation | Shielded connector |
| JP2006140011A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Fujikura Ltd | 防水グロメット |
| WO2021187054A1 (ja) * | 2020-03-17 | 2021-09-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線保護部材及びワイヤハーネス |
| JP2024127638A (ja) * | 2023-03-09 | 2024-09-20 | トヨタ自動車株式会社 | ケーブル取付構造及びケーブル取付方法 |
-
1995
- 1995-06-15 JP JP7149003A patent/JP3066717B2/ja not_active Expired - Fee Related
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| DE19848344B4 (de) * | 1997-10-21 | 2006-11-23 | Yazaki Corporation | Abgeschirmte Steckbuchse |
| JP2006140011A (ja) * | 2004-11-11 | 2006-06-01 | Fujikura Ltd | 防水グロメット |
| WO2021187054A1 (ja) * | 2020-03-17 | 2021-09-23 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線保護部材及びワイヤハーネス |
| JP2021151020A (ja) * | 2020-03-17 | 2021-09-27 | 株式会社オートネットワーク技術研究所 | 電線保護部材及びワイヤハーネス |
| US12021359B2 (en) | 2020-03-17 | 2024-06-25 | Autonetworks Technologies, Ltd. | Electric wire protection member and wire harness |
| JP2024127638A (ja) * | 2023-03-09 | 2024-09-20 | トヨタ自動車株式会社 | ケーブル取付構造及びケーブル取付方法 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3066717B2 (ja) | 2000-07-17 |
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