JPH0985154A - 塗膜面の平滑化方法及び塗料塗布装置 - Google Patents
塗膜面の平滑化方法及び塗料塗布装置Info
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- JPH0985154A JPH0985154A JP24475295A JP24475295A JPH0985154A JP H0985154 A JPH0985154 A JP H0985154A JP 24475295 A JP24475295 A JP 24475295A JP 24475295 A JP24475295 A JP 24475295A JP H0985154 A JPH0985154 A JP H0985154A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 塗布された塗膜層の表面が良好に平滑化さ
れ、良好な表面性状の塗膜面を備えた磁気記録媒体など
の製品が得られる塗膜面の平滑化方法及び塗料塗布装置
を得ること。 【構成】 本発明の塗膜面の平滑化方法は、塗料塗布装
置3を用いて支持体Fの表面に塗料を塗布して形成され
た未乾燥状態の塗膜層Mの表面を平滑化装置4Aを用い
て平滑化するに当たり、前記平滑化装置4Aを構成する
平滑化素子42Aに超音波振動子43により超音波振動
を与えながら前記塗膜層Mの表面を平滑化する方法と採
っている。
れ、良好な表面性状の塗膜面を備えた磁気記録媒体など
の製品が得られる塗膜面の平滑化方法及び塗料塗布装置
を得ること。 【構成】 本発明の塗膜面の平滑化方法は、塗料塗布装
置3を用いて支持体Fの表面に塗料を塗布して形成され
た未乾燥状態の塗膜層Mの表面を平滑化装置4Aを用い
て平滑化するに当たり、前記平滑化装置4Aを構成する
平滑化素子42Aに超音波振動子43により超音波振動
を与えながら前記塗膜層Mの表面を平滑化する方法と採
っている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、支持体に塗布した
塗膜層の表面を平滑化するための塗膜面の平滑化方法及
び塗料塗布装置の改良に関するものである。
塗膜層の表面を平滑化するための塗膜面の平滑化方法及
び塗料塗布装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば、磁気テープや磁気ディスクなど
の磁気記録媒体を製造する場合に用いられる塗料とし
て、磁性層を形成する磁性塗料と帯電防止剤、潤滑剤な
どが混入されているバックコーティング用塗料とがある
が、以下の説明では、磁性塗料を採り挙げて説明する。
テープ状磁気記録媒体を製造する工程には、支持体とし
てプラスチック製フィルムのような長尺で幅広の非磁性
ベースフィルムの表面に磁性塗料を塗布し、磁性層を形
成する主工程がある。その塗料方法としては、グラビア
ロール方式、エクストルージョンダイ方式などがある。
の磁気記録媒体を製造する場合に用いられる塗料とし
て、磁性層を形成する磁性塗料と帯電防止剤、潤滑剤な
どが混入されているバックコーティング用塗料とがある
が、以下の説明では、磁性塗料を採り挙げて説明する。
テープ状磁気記録媒体を製造する工程には、支持体とし
てプラスチック製フィルムのような長尺で幅広の非磁性
ベースフィルムの表面に磁性塗料を塗布し、磁性層を形
成する主工程がある。その塗料方法としては、グラビア
ロール方式、エクストルージョンダイ方式などがある。
【0003】図4及び図5に前者のグラビアロール方式
の磁性塗料塗布装置を用いた磁気記録媒体製造装置を示
した。この磁気記録媒体製造装置1は、一般に、長尺で
幅広のベースフィルムFを供給する供給ロール2と、こ
の供給ロール2から所定の一定速度とテンションの下に
繰り出されたベースフィルムFの表面に磁性塗料を塗布
するグラビアロール3Aからなる磁性塗料塗布装置3
と、ベースフィルムFに塗布されて形成された未乾燥状
態の磁性層Mの表面に平滑化処理を施す平滑化装置4
と、平滑化され、まだ未乾燥状態の磁性層Mに配向処理
を施す配向装置5と、配向処理された未乾燥状態の磁性
層Mを乾燥する乾燥装置6と、磁性層が乾燥した磁気記
録媒体Tを巻き取る巻取りロール7と、要所の配設され
たガイドロール8a、8b、8c、8dなどから構成さ
れている。
の磁性塗料塗布装置を用いた磁気記録媒体製造装置を示
した。この磁気記録媒体製造装置1は、一般に、長尺で
幅広のベースフィルムFを供給する供給ロール2と、こ
の供給ロール2から所定の一定速度とテンションの下に
繰り出されたベースフィルムFの表面に磁性塗料を塗布
するグラビアロール3Aからなる磁性塗料塗布装置3
と、ベースフィルムFに塗布されて形成された未乾燥状
態の磁性層Mの表面に平滑化処理を施す平滑化装置4
と、平滑化され、まだ未乾燥状態の磁性層Mに配向処理
を施す配向装置5と、配向処理された未乾燥状態の磁性
層Mを乾燥する乾燥装置6と、磁性層が乾燥した磁気記
録媒体Tを巻き取る巻取りロール7と、要所の配設され
たガイドロール8a、8b、8c、8dなどから構成さ
れている。
【0004】前記平滑化装置4は、図5に示したよう
に、プラスチック製でフレキシブルなベースフィルムF
と同等以上の幅を備えた短冊状の平滑化素子42とこの
平滑化素子42を円柱面で支持し、その円柱面の一部に
段差Sが形成されている円柱状の本体41とから構成さ
れていて、前記磁性塗料塗布装置3で塗料が塗布され、
2個のガイドロール8a、8bで案内、支持されている
ベースフィルムFの磁性層Mが形成されている側で、そ
の未乾燥状態の磁性層Mの表面に前記段差Sにより浮い
た状態にある前記平滑化素子42の先端部がベースフィ
ルムFの下流側に向いて軽く接触できる状態で配設、固
定されている。
に、プラスチック製でフレキシブルなベースフィルムF
と同等以上の幅を備えた短冊状の平滑化素子42とこの
平滑化素子42を円柱面で支持し、その円柱面の一部に
段差Sが形成されている円柱状の本体41とから構成さ
れていて、前記磁性塗料塗布装置3で塗料が塗布され、
2個のガイドロール8a、8bで案内、支持されている
ベースフィルムFの磁性層Mが形成されている側で、そ
の未乾燥状態の磁性層Mの表面に前記段差Sにより浮い
た状態にある前記平滑化素子42の先端部がベースフィ
ルムFの下流側に向いて軽く接触できる状態で配設、固
定されている。
【0005】前記磁性塗料塗布装置3のグラビアロール
3AでベースフィルムFの表面に磁性塗料を塗布して磁
性層Mを形成すると、その磁性層Mの表面、即ち、磁性
塗膜面にはグラビア模様が残存し、或いはテープ長手方
向に筋模様が残存し、この平滑化装置4の平滑化素子4
2を用いて前記未乾燥状態の磁性塗膜面を平滑化してい
る。しかし、この平滑化処理を行っている最中に、塗料
中の凝集物や半乾燥物などが平滑化素子42に引っ掛か
り、それらが蓄積されることによって、テープ長手方向
に新たに筋や傷線を発生させることもある。
3AでベースフィルムFの表面に磁性塗料を塗布して磁
性層Mを形成すると、その磁性層Mの表面、即ち、磁性
塗膜面にはグラビア模様が残存し、或いはテープ長手方
向に筋模様が残存し、この平滑化装置4の平滑化素子4
2を用いて前記未乾燥状態の磁性塗膜面を平滑化してい
る。しかし、この平滑化処理を行っている最中に、塗料
中の凝集物や半乾燥物などが平滑化素子42に引っ掛か
り、それらが蓄積されることによって、テープ長手方向
に新たに筋や傷線を発生させることもある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このため、従来技術で
は、前記磁性層Mが形成されている面とは反対側のベー
スフィルム面側に配設されている、例えば、ガイドロー
ル8bに超音波振動を発生させ、この超音波振動を前記
磁性層Mに作用させて平滑化させる平滑化方法が採られ
ている。
は、前記磁性層Mが形成されている面とは反対側のベー
スフィルム面側に配設されている、例えば、ガイドロー
ル8bに超音波振動を発生させ、この超音波振動を前記
磁性層Mに作用させて平滑化させる平滑化方法が採られ
ている。
【0007】しかし、この従来技術の平滑化方法及び平
滑化装置では、ガイドロール8bの回転むらが磁性層M
に作用してテープ幅方向に筋模様が発生し、良好な表面
性状の磁性塗膜面を備えた磁気記録媒体Tを得ることが
できない。従って、本発明は、このような問題点を除去
することを課題とするものであって、形成された磁性層
の表面が良好に平滑化され、良好な表面性状の磁性塗膜
面を備えた磁気記録媒体が得られる塗膜面の平滑化方法
及び塗料塗布装置を得ることを目的とするものである。
滑化装置では、ガイドロール8bの回転むらが磁性層M
に作用してテープ幅方向に筋模様が発生し、良好な表面
性状の磁性塗膜面を備えた磁気記録媒体Tを得ることが
できない。従って、本発明は、このような問題点を除去
することを課題とするものであって、形成された磁性層
の表面が良好に平滑化され、良好な表面性状の磁性塗膜
面を備えた磁気記録媒体が得られる塗膜面の平滑化方法
及び塗料塗布装置を得ることを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】従って、本発明の塗膜面
の平滑化方法は、塗料塗布装置を用いて支持体の表面に
塗料を塗布して形成された未乾燥状態の磁性層の表面を
平滑化装置を用いて平滑化するに当たり、前記平滑化装
置を構成する平滑化素子に超音波振動を与えながら前記
塗膜層の表面を平滑化する方法と採って、前記課題を解
決している。
の平滑化方法は、塗料塗布装置を用いて支持体の表面に
塗料を塗布して形成された未乾燥状態の磁性層の表面を
平滑化装置を用いて平滑化するに当たり、前記平滑化装
置を構成する平滑化素子に超音波振動を与えながら前記
塗膜層の表面を平滑化する方法と採って、前記課題を解
決している。
【0009】また、前記塗膜面の平滑化方法を実行する
手段として、本発明の塗料塗布装置は、所定の速度で走
行する支持体の表面に塗料を塗布して塗膜層を形成する
塗布装置と、その塗布装置の下流の前記塗膜層側に配設
されている平滑化装置とから構成されている塗料塗料装
置において、前記平滑化装置は未乾燥状態の前記塗膜層
の表面に接触する平滑化素子を支持する本体とこの本体
に内蔵され、前記平滑化素子に超音波振動を供給する超
音波振動子とから構成し、前記課題を解決している。
手段として、本発明の塗料塗布装置は、所定の速度で走
行する支持体の表面に塗料を塗布して塗膜層を形成する
塗布装置と、その塗布装置の下流の前記塗膜層側に配設
されている平滑化装置とから構成されている塗料塗料装
置において、前記平滑化装置は未乾燥状態の前記塗膜層
の表面に接触する平滑化素子を支持する本体とこの本体
に内蔵され、前記平滑化素子に超音波振動を供給する超
音波振動子とから構成し、前記課題を解決している。
【0010】従って、本発明によれば、前記平滑化素子
と超音波振動との作用で塗膜層の表面に形成されようと
するうねりや筋が構造破壊を起こし、平均化され、塗膜
面の平滑化を一層向上させることができる。
と超音波振動との作用で塗膜層の表面に形成されようと
するうねりや筋が構造破壊を起こし、平均化され、塗膜
面の平滑化を一層向上させることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、従来技術の説明と同様に磁
気記録媒体製造装置を図1及び図2に例示し、これらを
参照しながら、本発明の塗膜面の平滑化方法及び塗料塗
布装置を説明する。図1は本発明のグラビアロール方式
の磁性塗料塗布装置を用いた磁気記録媒体製造装置の構
成を示した概念図であり、図2は図1に示した磁気記録
媒体製造装置に用いた第1の実施例である平滑化装置部
分を拡大して示した側面図であり、そして図3は磁気記
録媒体製造装置に用いることができる第2の実施例であ
る平滑化装置の斜視図である。なお、従来技術の磁気記
録媒体製造装置1の構成部分と同一の構成部分には同一
の符号を付して説明する。
気記録媒体製造装置を図1及び図2に例示し、これらを
参照しながら、本発明の塗膜面の平滑化方法及び塗料塗
布装置を説明する。図1は本発明のグラビアロール方式
の磁性塗料塗布装置を用いた磁気記録媒体製造装置の構
成を示した概念図であり、図2は図1に示した磁気記録
媒体製造装置に用いた第1の実施例である平滑化装置部
分を拡大して示した側面図であり、そして図3は磁気記
録媒体製造装置に用いることができる第2の実施例であ
る平滑化装置の斜視図である。なお、従来技術の磁気記
録媒体製造装置1の構成部分と同一の構成部分には同一
の符号を付して説明する。
【0012】本発明の磁気記録媒体製造装置1Aは、平
滑化装置4Aを除いて他は従来技術の磁気記録媒体製造
装置1と同様に、供給ロール2と、この供給ロール2か
ら繰り出されたベースフィルムFの表面に磁性塗料を塗
布するグラビアロール3Aからなる磁性塗料塗布装置3
と、ベースフィルムFに塗布されて形成された未乾燥状
態の磁性層Mの表面に平滑化処理を施す平滑化装置4A
と、平滑化された磁性層に配向処理を施す配向装置5
と、配向処理された磁性層を乾燥する乾燥装置6と、乾
燥した磁気記録媒体Tを巻き取る巻取りロール7と、要
所の配設されたガイドロール8a、8b、8c、8dな
どから構成されている。
滑化装置4Aを除いて他は従来技術の磁気記録媒体製造
装置1と同様に、供給ロール2と、この供給ロール2か
ら繰り出されたベースフィルムFの表面に磁性塗料を塗
布するグラビアロール3Aからなる磁性塗料塗布装置3
と、ベースフィルムFに塗布されて形成された未乾燥状
態の磁性層Mの表面に平滑化処理を施す平滑化装置4A
と、平滑化された磁性層に配向処理を施す配向装置5
と、配向処理された磁性層を乾燥する乾燥装置6と、乾
燥した磁気記録媒体Tを巻き取る巻取りロール7と、要
所の配設されたガイドロール8a、8b、8c、8dな
どから構成されている。
【0013】前記平滑化装置4Aは、図5に示した平滑
化装置4と同様に図2に示したように、円柱面の一部に
段差Sが形成されている円柱状の本体41とプラスチッ
ク製でフレキシブルなベースフィルムFと同等以上の幅
を備えた短冊状の平滑化素子42Aとから構成されてい
て、前記磁性塗料塗布装置3で塗料が塗布され、2個の
ガイドロール8a、8bで案内、支持されているベース
フィルムFの磁性層Mが形成されている側で、その未乾
燥状態の前記磁性層Mの表面、即ち、磁性塗膜面に前記
段差Sにより浮いた状態にある前記平滑化素子42Aの
先端部がベースフィルムFの下流側に向いて、前記磁性
層Mが所定の膜厚になるように、軽く接触できる状態で
配設、固定されている。
化装置4と同様に図2に示したように、円柱面の一部に
段差Sが形成されている円柱状の本体41とプラスチッ
ク製でフレキシブルなベースフィルムFと同等以上の幅
を備えた短冊状の平滑化素子42Aとから構成されてい
て、前記磁性塗料塗布装置3で塗料が塗布され、2個の
ガイドロール8a、8bで案内、支持されているベース
フィルムFの磁性層Mが形成されている側で、その未乾
燥状態の前記磁性層Mの表面、即ち、磁性塗膜面に前記
段差Sにより浮いた状態にある前記平滑化素子42Aの
先端部がベースフィルムFの下流側に向いて、前記磁性
層Mが所定の膜厚になるように、軽く接触できる状態で
配設、固定されている。
【0014】そして本体41の中央内部に超音波振動子
43を内挿、固定し、この超音波振動子43に超音波発
振器44を接続し、この超音波発振器44からの超音波
振動を前記超音波振動子43に印加できるように構成し
ている。この超音波振動子43はランジュバン型振動子
であり、超音波発振器44は10〜200KHzの周波
数の超音波振動を発振するものである。
43を内挿、固定し、この超音波振動子43に超音波発
振器44を接続し、この超音波発振器44からの超音波
振動を前記超音波振動子43に印加できるように構成し
ている。この超音波振動子43はランジュバン型振動子
であり、超音波発振器44は10〜200KHzの周波
数の超音波振動を発振するものである。
【0015】次に、前記本発明の磁気記録媒体製造装置
1Aを用いて磁気記録媒体Tを製造する方法を説明す
る。供給ロール2から繰り出されたベースフィルムFの
表面に磁性塗料塗布装置3のグラビアロール3Aで所定
の厚みを以て磁性塗料が塗布され、磁性層Mが形成され
る。この未乾燥状態の磁性層Mは次の段階にある平滑化
装置4Aに送られ、前記超音波発振器44で駆動されて
いる超音波振動子43の超音波振動が伝達されている平
滑化素子42の先端部で均され、平滑化される。この場
合、塗膜面に形成されようとするうねりや筋が超音波振
動によって構造破壊を起こし、均一化されていく。従っ
て、磁性塗膜面の表面は極めて平滑に仕上げられる。
1Aを用いて磁気記録媒体Tを製造する方法を説明す
る。供給ロール2から繰り出されたベースフィルムFの
表面に磁性塗料塗布装置3のグラビアロール3Aで所定
の厚みを以て磁性塗料が塗布され、磁性層Mが形成され
る。この未乾燥状態の磁性層Mは次の段階にある平滑化
装置4Aに送られ、前記超音波発振器44で駆動されて
いる超音波振動子43の超音波振動が伝達されている平
滑化素子42の先端部で均され、平滑化される。この場
合、塗膜面に形成されようとするうねりや筋が超音波振
動によって構造破壊を起こし、均一化されていく。従っ
て、磁性塗膜面の表面は極めて平滑に仕上げられる。
【0016】オーディオテープ用磁性塗料をグラビア方
式でベースフィルムFに塗布し、その磁性塗膜面に前記
平滑化装置4Aで超音波振動を作用させて製造した磁気
記録媒体の実施例と超音波振動を作用させない従来方法
で製造した磁気記録媒体の比較例の磁性塗膜面の粗さ
(平均粗さSRa)、静磁気特性(Rs)及び電磁変換
特性(RF出力)の結果を〔表1〕に示す。この〔表
1〕から本発明の塗膜面の平滑化方法を用いて製造した
磁気テープの方が前記いずれの特性も明らかに改善され
ていることが判る。
式でベースフィルムFに塗布し、その磁性塗膜面に前記
平滑化装置4Aで超音波振動を作用させて製造した磁気
記録媒体の実施例と超音波振動を作用させない従来方法
で製造した磁気記録媒体の比較例の磁性塗膜面の粗さ
(平均粗さSRa)、静磁気特性(Rs)及び電磁変換
特性(RF出力)の結果を〔表1〕に示す。この〔表
1〕から本発明の塗膜面の平滑化方法を用いて製造した
磁気テープの方が前記いずれの特性も明らかに改善され
ていることが判る。
【0017】
【表1】
【0018】図2に示した平滑化装置4Aの平滑化素子
42は、それ程長くない時間の間、使用している内にそ
の先端部は磨耗し、或いは腰の強度が低下し、磁性塗膜
面との初期の当たりと異なる当たりとなってくるので、
その当たりを一定期間毎に調整するか平滑化素子42を
交換する必要がある。このような不都合を極力避けるた
めに図3に示したような第2の実施例である平滑化装置
4Bを使用することが望ましい。
42は、それ程長くない時間の間、使用している内にそ
の先端部は磨耗し、或いは腰の強度が低下し、磁性塗膜
面との初期の当たりと異なる当たりとなってくるので、
その当たりを一定期間毎に調整するか平滑化素子42を
交換する必要がある。このような不都合を極力避けるた
めに図3に示したような第2の実施例である平滑化装置
4Bを使用することが望ましい。
【0019】この平滑化装置4Bは、図2のプラスチッ
ク製の前記平滑化素子42を取り除き、平滑化素子42
の代わりに本体41に付けた段差Sにより形成された直
線状のエッジを平滑化素子42Bとしたものである。そ
して、本体41内に超音波振動子43を内蔵、固定し、
これに超音波発振器44を接続して超音波振動子43を
励起し、発生した超音波振動で本体41そのものを振動
させる構造になっている。この平滑化装置4Bを本発明
の磁気記録媒体製造装置に用いる場合には、その本体4
1を、図2に示されている本体41の向きと同様の向き
で、そして平滑化素子42Bが磁性層Mの表面、即ち、
磁性塗膜面に所定の膜厚が得られるように接触させて配
設する。このような構成の磁気記録媒体製造装置におけ
る磁性塗膜面の平滑化は、磁性塗料が塗布された直後の
磁性層Mに超音波振動を付与することで、前記第1の平
滑化装置4Aと同様に平滑化することができる。
ク製の前記平滑化素子42を取り除き、平滑化素子42
の代わりに本体41に付けた段差Sにより形成された直
線状のエッジを平滑化素子42Bとしたものである。そ
して、本体41内に超音波振動子43を内蔵、固定し、
これに超音波発振器44を接続して超音波振動子43を
励起し、発生した超音波振動で本体41そのものを振動
させる構造になっている。この平滑化装置4Bを本発明
の磁気記録媒体製造装置に用いる場合には、その本体4
1を、図2に示されている本体41の向きと同様の向き
で、そして平滑化素子42Bが磁性層Mの表面、即ち、
磁性塗膜面に所定の膜厚が得られるように接触させて配
設する。このような構成の磁気記録媒体製造装置におけ
る磁性塗膜面の平滑化は、磁性塗料が塗布された直後の
磁性層Mに超音波振動を付与することで、前記第1の平
滑化装置4Aと同様に平滑化することができる。
【0019】以上の説明では、磁性塗料塗布装置3とし
てグラビアロール3Aを用いたグラビア方式を例示して
説明したが、本発明ではこのグラビア方式の磁性塗料塗
布装置を用いて塗布され、磁性層が形成された磁気記録
媒体のみの限定されるものではなく、冒頭に挙げたエク
ストルージョンダイを用いてベースフィルムの表面に磁
性塗料が塗布され、磁性層が形成された磁気記録媒体に
も適用することができる。エクストルージョンダイを用
いて塗布された磁性塗膜面にも磁気テープの長手方向に
筋や傷線を発生させる場合があるからである。
てグラビアロール3Aを用いたグラビア方式を例示して
説明したが、本発明ではこのグラビア方式の磁性塗料塗
布装置を用いて塗布され、磁性層が形成された磁気記録
媒体のみの限定されるものではなく、冒頭に挙げたエク
ストルージョンダイを用いてベースフィルムの表面に磁
性塗料が塗布され、磁性層が形成された磁気記録媒体に
も適用することができる。エクストルージョンダイを用
いて塗布された磁性塗膜面にも磁気テープの長手方向に
筋や傷線を発生させる場合があるからである。
【0020】また、実施例では磁気記録媒体として幅広
のベースフィルムに磁性塗料を塗布し、これを複数本の
幅狭の磁気記録媒体に裁断して磁気テープとする場合を
例示して説明したが、この幅広の磁気記録媒体から円盤
状に裁断してディスク状の磁気記録媒体とすることもで
き、このような場合には、なお一層磁性塗膜面が平滑化
された表面性状であることが求められるものであり、本
発明の平滑化方法を用いることにより、実現化すること
ができる。
のベースフィルムに磁性塗料を塗布し、これを複数本の
幅狭の磁気記録媒体に裁断して磁気テープとする場合を
例示して説明したが、この幅広の磁気記録媒体から円盤
状に裁断してディスク状の磁気記録媒体とすることもで
き、このような場合には、なお一層磁性塗膜面が平滑化
された表面性状であることが求められるものであり、本
発明の平滑化方法を用いることにより、実現化すること
ができる。
【0021】更にまた、前記実施例では、塗料として磁
性塗料を例示して説明したが、本発明の塗膜面の平滑化
方法は磁性塗料を塗布した場合に限定されるものではな
く、やはり冒頭に記したバックコート用塗料をベースフ
ィルムFの裏面に塗布する場合にも適用することがで
き、また、例えば、感光フィルム、感熱紙、感熱リボン
などのそれぞれの塗料を塗布した塗膜面の平滑化にも用
いることができることは容易に理解されよう。
性塗料を例示して説明したが、本発明の塗膜面の平滑化
方法は磁性塗料を塗布した場合に限定されるものではな
く、やはり冒頭に記したバックコート用塗料をベースフ
ィルムFの裏面に塗布する場合にも適用することがで
き、また、例えば、感光フィルム、感熱紙、感熱リボン
などのそれぞれの塗料を塗布した塗膜面の平滑化にも用
いることができることは容易に理解されよう。
【0022】
【発明の効果】以上、説明したように、本発明の塗膜面
の平滑化方法及び塗料塗布装置によれば、塗布装置で形
成された塗膜面のうねりや筋が前記平滑化素子と超音波
振動との作用で構造破壊を起こし、平均化され、塗膜面
の平滑化を一層向上させることができる。従って、磁気
記録媒体などの製品の品質、製品歩留りが向上する。ま
た、エクストルージョンダイを用いた高速塗布装置にも
利用できるので、生産性を向上させることもできる。
の平滑化方法及び塗料塗布装置によれば、塗布装置で形
成された塗膜面のうねりや筋が前記平滑化素子と超音波
振動との作用で構造破壊を起こし、平均化され、塗膜面
の平滑化を一層向上させることができる。従って、磁気
記録媒体などの製品の品質、製品歩留りが向上する。ま
た、エクストルージョンダイを用いた高速塗布装置にも
利用できるので、生産性を向上させることもできる。
【図1】 本発明のグラビアロール方式の磁性塗料塗布
装置を用いた磁気記録媒体製造装置の構成を示した概念
図である。
装置を用いた磁気記録媒体製造装置の構成を示した概念
図である。
【図2】 図1に示した磁気記録媒体製造装置に用いた
平滑化装置部分を拡大して示した側面図である。
平滑化装置部分を拡大して示した側面図である。
【図3】 本発明の磁性塗料塗布装置に用いることがで
きる第2の実施例である平滑化装置の斜視図である。
きる第2の実施例である平滑化装置の斜視図である。
【図4】 従来技術のグラビアロール方式の磁性塗料塗
布装置を用いた磁気記録媒体製造装置の構成を示した概
念図である。
布装置を用いた磁気記録媒体製造装置の構成を示した概
念図である。
【図5】 図4に示した磁気記録媒体製造装置に用いら
れている平滑化装置部分を拡大して示した側面図であ
る。
れている平滑化装置部分を拡大して示した側面図であ
る。
1A 磁気記録媒体製造装置 3 磁性塗料塗布装置 3A グラビアロール 4A 第1の実施例の平滑化装置 4B 第2の実施例の平滑化装置 41 (平滑化装置の)本体 42A 平滑化素子 42B 平滑化素子 43 超音波振動子 44 超音波発振器 S 段差 F ベースフィルム M 磁性層 T 磁気記録媒体 5 配向装置 6 乾燥装置
Claims (2)
- 【請求項1】 塗料塗布装置を用いて支持体の表面に塗
料を塗布して形成された未乾燥状態の塗膜層の表面を平
滑化装置を用いて平滑化するに当たり、前記平滑化装置
を構成する平滑化素子に超音波振動を与えながら前記塗
膜層の表面を平滑化することを特徴とする塗膜面の平滑
化方法。 - 【請求項2】 所定の速度で走行する支持体の表面に塗
料を塗布して塗膜層を形成する塗布装置と、該塗布装置
の下流の前記塗膜層側に配設されている平滑化装置とか
ら構成されている塗料塗料装置において、前記平滑化装
置は未乾燥状態の前記塗膜層の表面に接触する平滑化素
子を支持する本体と該本体に内蔵され、前記平滑化素子
に超音波振動を供給する超音波振動子とから構成されて
いることを特徴とする塗料塗布装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24475295A JPH0985154A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 塗膜面の平滑化方法及び塗料塗布装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24475295A JPH0985154A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 塗膜面の平滑化方法及び塗料塗布装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0985154A true JPH0985154A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17123376
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24475295A Pending JPH0985154A (ja) | 1995-09-22 | 1995-09-22 | 塗膜面の平滑化方法及び塗料塗布装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0985154A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017139039A (ja) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよびその製造方法 |
| WO2022163222A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | 富士フイルム株式会社 | 超音波攪拌装置 |
-
1995
- 1995-09-22 JP JP24475295A patent/JPH0985154A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017139039A (ja) * | 2016-02-03 | 2017-08-10 | 富士フイルム株式会社 | 磁気テープおよびその製造方法 |
| WO2022163222A1 (ja) * | 2021-01-29 | 2022-08-04 | 富士フイルム株式会社 | 超音波攪拌装置 |
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