JPH098531A - アンテナ用ラドーム並びにその製造方法 - Google Patents
アンテナ用ラドーム並びにその製造方法Info
- Publication number
- JPH098531A JPH098531A JP20034495A JP20034495A JPH098531A JP H098531 A JPH098531 A JP H098531A JP 20034495 A JP20034495 A JP 20034495A JP 20034495 A JP20034495 A JP 20034495A JP H098531 A JPH098531 A JP H098531A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frp
- antenna
- radome
- plates
- filler
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Details Of Aerials (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】この発明は、地上用波マイクロ通信に使用され
るパラボラアンテナを雨雪害から保護するためのアンテ
ナ用ラドームであり、特に大径のもので重量が軽く、電
波の透過性と耐久性に優れ、製造も容易なアンテナ用ラ
ドームとその製造方法に関する。 【構成】略笠状構成体2であって、周端縁部にFRPの
フランジ3を形成し、中央部は表裏FRP板9,11に
よる中空二重構造とし、中空部12では無数の細支柱1
3…が表裏FRP板9,11を連結支持し、該細支柱1
3…は繊維束10Dに充填材6が含着硬化したもので、
繊維束10Dの長手端部は表裏FRP板9,11内に固
定されているアンテナ用ラドーム1。
るパラボラアンテナを雨雪害から保護するためのアンテ
ナ用ラドームであり、特に大径のもので重量が軽く、電
波の透過性と耐久性に優れ、製造も容易なアンテナ用ラ
ドームとその製造方法に関する。 【構成】略笠状構成体2であって、周端縁部にFRPの
フランジ3を形成し、中央部は表裏FRP板9,11に
よる中空二重構造とし、中空部12では無数の細支柱1
3…が表裏FRP板9,11を連結支持し、該細支柱1
3…は繊維束10Dに充填材6が含着硬化したもので、
繊維束10Dの長手端部は表裏FRP板9,11内に固
定されているアンテナ用ラドーム1。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は地上マイクロ波通信用
パラボラアンテナのアンテナ用ラドームに係り、特に電
磁波をよく透過させ、強固で軽量なアンテナ用ラドーム
並びにその製造方法に関する。
パラボラアンテナのアンテナ用ラドームに係り、特に電
磁波をよく透過させ、強固で軽量なアンテナ用ラドーム
並びにその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、地上マイクロ波通信用にパラボラ
アンテナが使用されているが、雨雪が付着したり積雪が
あると通信性能が低下するため、雨雪による電波障害を
防止する被覆が必要となる。単純には屋根をかければよ
いが、高い鉄塔に固定するものにおいては、アンテナに
直接ラドームと呼ばれる被覆を被せることが好ましい。
アンテナが使用されているが、雨雪が付着したり積雪が
あると通信性能が低下するため、雨雪による電波障害を
防止する被覆が必要となる。単純には屋根をかければよ
いが、高い鉄塔に固定するものにおいては、アンテナに
直接ラドームと呼ばれる被覆を被せることが好ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】パラボラアンテナは直
径2mを超える大型なものも使用されているから、大型
アンテナ用のラドームとしては直径3mを超えるものも
必要となる。そのようなラドームを例えば網代笠のよう
な略笠状体に形成する場合、合成樹脂材、例えばFRP
の単体板である場合には肉厚が5ミリから12ミリでは
通信マイクロ波の透過性に問題がある。FRP板の肉厚
を薄くすると剛性の面で問題があり、このため薄いFR
P板2枚の間にウレタン樹脂等をサンドイッチして剛性
を向上させることもできるが、製造工程が複雑でコスト
が高い等の問題がある。この発明はそれらの実情に鑑み
て、電波をよく透過させること、軽量であること、剛性
並びに耐久性に優れていること、製造が容易でコスト負
担も軽いこと等の条件を満たすアンテナ用ラドームとそ
の製造方法を提供することを目的として開発されたもの
である。
径2mを超える大型なものも使用されているから、大型
アンテナ用のラドームとしては直径3mを超えるものも
必要となる。そのようなラドームを例えば網代笠のよう
な略笠状体に形成する場合、合成樹脂材、例えばFRP
の単体板である場合には肉厚が5ミリから12ミリでは
通信マイクロ波の透過性に問題がある。FRP板の肉厚
を薄くすると剛性の面で問題があり、このため薄いFR
P板2枚の間にウレタン樹脂等をサンドイッチして剛性
を向上させることもできるが、製造工程が複雑でコスト
が高い等の問題がある。この発明はそれらの実情に鑑み
て、電波をよく透過させること、軽量であること、剛性
並びに耐久性に優れていること、製造が容易でコスト負
担も軽いこと等の条件を満たすアンテナ用ラドームとそ
の製造方法を提供することを目的として開発されたもの
である。
【0004】
【課題を解決するための手段】この発明は前記課題を解
決し、目的を達成するために次のような技術的な手段を
講じた。すなわち、
決し、目的を達成するために次のような技術的な手段を
講じた。すなわち、
【0005】(1)略笠状構成体であり、周端縁部にF
RPのフランジを形成し、中央部は表裏FRP板の中空
二重構造から成り、該中空部では無数の細支柱が表裏F
RP板を連結支持し、該細支柱は繊維束に合成樹脂充填
材が含着硬化したもので、繊維束の長手両端部は表裏F
RP板内の繊維に連接されていることを特徴とするアン
テナ用ラドーム。
RPのフランジを形成し、中央部は表裏FRP板の中空
二重構造から成り、該中空部では無数の細支柱が表裏F
RP板を連結支持し、該細支柱は繊維束に合成樹脂充填
材が含着硬化したもので、繊維束の長手両端部は表裏F
RP板内の繊維に連接されていることを特徴とするアン
テナ用ラドーム。
【0006】(2)略笠状構成体であり、その円中心を
通る複数の放射線を境として区分した数個の区分体の組
合せから成り、該各区分体の弧曲縁部はFRPの単板か
ら成るフランジで、2等辺側端部においては凹曲面側へ
区分体接合用のFRPのフランジを突設して、各区分体
中央部は表裏FRP板の中空二重構造から成り、該中空
部には無数の細支柱が表裏FRP板を連結支持し、該細
支柱は繊維束に充填材が含着硬化したもので、繊維束の
長手両端部は表裏FRP板内の繊維と連接されているこ
とを特徴とするアンテナ用ラドーム。
通る複数の放射線を境として区分した数個の区分体の組
合せから成り、該各区分体の弧曲縁部はFRPの単板か
ら成るフランジで、2等辺側端部においては凹曲面側へ
区分体接合用のFRPのフランジを突設して、各区分体
中央部は表裏FRP板の中空二重構造から成り、該中空
部には無数の細支柱が表裏FRP板を連結支持し、該細
支柱は繊維束に充填材が含着硬化したもので、繊維束の
長手両端部は表裏FRP板内の繊維と連接されているこ
とを特徴とするアンテナ用ラドーム。
【0007】(3)略笠状構成体を形成する型枠の凹型
面に必要に応じて塗着膜層を形成する工程と、その上に
充填材と繊維との積層を形成する工程と、二重布の結合
糸繊維束に充填材を含着させて直立硬化した細支柱を形
成させる工程と、二重布の周端外部において、繊維と充
填材の積層体でフランジを形成する工程と、該フランジ
に所望の開孔を形成する工程との結合から成ることを特
徴とするアンテナ用ラドームの製造方法、という技術的
な手段を講じた。
面に必要に応じて塗着膜層を形成する工程と、その上に
充填材と繊維との積層を形成する工程と、二重布の結合
糸繊維束に充填材を含着させて直立硬化した細支柱を形
成させる工程と、二重布の周端外部において、繊維と充
填材の積層体でフランジを形成する工程と、該フランジ
に所望の開孔を形成する工程との結合から成ることを特
徴とするアンテナ用ラドームの製造方法、という技術的
な手段を講じた。
【0008】
【作用】上記のように構成されたこの発明は次のような
作用を有している。
作用を有している。
【0009】(1)形状は、網代笠のような略笠状構成
体であるので、パラボラアンテナの上部或いは前面に配
設することによって雨雪を防ぐことができる。更に風に
対する受風面積が小さくなる。
体であるので、パラボラアンテナの上部或いは前面に配
設することによって雨雪を防ぐことができる。更に風に
対する受風面積が小さくなる。
【0010】(2)外周縁部のフランジ部分にボルト孔
を開設したことによって、支持材を介して固定物へ容易
に固定させることができる。
を開設したことによって、支持材を介して固定物へ容易
に固定させることができる。
【0011】(3)略笠状構成体の中央部は二重構造で
中空になっているため、表裏のFRP板材が薄くて容易
に電波を透過させるし、中空部の細支柱も細くかつ粗に
配設されていてそれ自体電波を透過させるため同じ厚さ
でFRPを充填したものに比べて電波透過の損失が少な
くなる。
中空になっているため、表裏のFRP板材が薄くて容易
に電波を透過させるし、中空部の細支柱も細くかつ粗に
配設されていてそれ自体電波を透過させるため同じ厚さ
でFRPを充填したものに比べて電波透過の損失が少な
くなる。
【0012】(4)細支柱は長さ3から10ミリの繊維
束に合成樹脂の充填材が含着して硬化したものであり、
例えば2〜10ミリ間隔の定間隔で無数に配設されてい
るため、その縦方向の圧縮強度にすぐれており、表裏の
FRP板はこの細支柱によって一体に結合支持されてい
るため、剛性強度にすぐれていて、外見体積に比して重
量が軽いため高所における設置にも支持材強度を小さく
することができる。
束に合成樹脂の充填材が含着して硬化したものであり、
例えば2〜10ミリ間隔の定間隔で無数に配設されてい
るため、その縦方向の圧縮強度にすぐれており、表裏の
FRP板はこの細支柱によって一体に結合支持されてい
るため、剛性強度にすぐれていて、外見体積に比して重
量が軽いため高所における設置にも支持材強度を小さく
することができる。
【0013】(5)複数の区分体の組合せから成る略笠
状構成体は、全体の直径が3〜4m等の大きなものを容
易に造ることができ、かつ凹面側の接合用フランジが全
体の強度を高める。
状構成体は、全体の直径が3〜4m等の大きなものを容
易に造ることができ、かつ凹面側の接合用フランジが全
体の強度を高める。
【0014】
【実施例】この発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。図1はアンテナ用ラドーム1の第1実施例を示す一
部縦断側面図である。アンテナ用ラドーム1は例えば平
面直径50〜300cmの円形で、中央の盛り上がった
略円錘状、側面で網代笠のような略笠状に構成されてい
る。略笠状構成体2は周端縁部にフランジ3が形成さ
れ、中央部は表裏FRP板9,11による中空二重部4
が形成されている。前記フランジ3は図2に詳しく示す
ように、凸面側に合成樹脂材から成る塗装膜層5が形成
され、充填材6と強度補強用の繊維(無機系、有機系、
ウイスカー)7との積層によるFRP板体として形成さ
れている。またフランジ3には所定間隔おきに、ボルト
孔8が開孔されている。また前記中空二重部4は図2に
よく示すように、表板9は凸面側に、フランジ3の塗装
膜層5と連続した塗装膜層5が必要に応じて形成され、
充填材6と繊維7と織布10との積層によりFRP板と
して形成され、裏板11は充填材6,繊維7,織布10
との積層によりFRP板として形成されて、内部は中空
部12に構成されている。該中空部12には表裏板9,
11に直交する無数の長さ3ミリないし10ミリの間で
選択される細支柱13…が配設されており、該細支柱1
3…は表裏の織布10,10と連結された結合糸10D
の繊維束に充填材6を含着硬化させたものである。しか
して中空二重部4のフランジ3との境界部においては表
裏板9,11の厚さを外方へ向かうに従って次第に肉厚
にして肉厚部14が形成されている。該肉厚部14には
図3に示すように内外へ貫通する水抜孔15が形成さ
れ、これはアンテナ用ラドーム1をアンテナ前面を覆う
ように配設したとき、凹面側に入った雨水を下部から排
出させるためのものであり、孔内面は保護材15Aで被
覆されている。この構成からなるアンテナ用ラドーム1
は例えば直径50〜200cmでフランジ3並びに中空
二重部の肉厚は例えば5〜15ミリで大きさに伴った要
求強度により適宜選択される。FRP(繊維強化プラス
チック)に用いる繊維は無機系、有機系、ウイスカーの
中から金属,ガラス,炭素等が選択されるが、コスト及
び性能のバランスから考えた場合にはガラスが選択され
る。織布10としては、例えば図4に示すような表裏と
も平組織で、結合糸が介在する二重織として織る場合
は、上経糸10Aと緯糸10Cで平織組させ、下経糸1
0Bと緯糸10C…とで平織組させ、結合糸10Dを緯
糸10C何本かおきに上下動させ、経糸何本かおきに
(例えば経緯5ミリおき等)に配列させておけばよい。
またこの織成によらない場合は、上下2枚の布に結合糸
10Dを刺込み、植込みをすることができる。また平布
に繊維毛羽(タフテッド)を刺し込み、植込みをした布
を、毛羽を対向させて配置することができる。この織布
10に充填材を含着させると、図4における右端部のよ
うに、織布10,10に充填材が含着し、また結合糸1
0Dに毛細管現象によって充填材6が上下部分は太くな
るように含着する。織布10の材質は例えばガラス繊
維、合成樹脂繊維、カーボン繊維、金属繊維などから用
途に合わせて選択される。
る。図1はアンテナ用ラドーム1の第1実施例を示す一
部縦断側面図である。アンテナ用ラドーム1は例えば平
面直径50〜300cmの円形で、中央の盛り上がった
略円錘状、側面で網代笠のような略笠状に構成されてい
る。略笠状構成体2は周端縁部にフランジ3が形成さ
れ、中央部は表裏FRP板9,11による中空二重部4
が形成されている。前記フランジ3は図2に詳しく示す
ように、凸面側に合成樹脂材から成る塗装膜層5が形成
され、充填材6と強度補強用の繊維(無機系、有機系、
ウイスカー)7との積層によるFRP板体として形成さ
れている。またフランジ3には所定間隔おきに、ボルト
孔8が開孔されている。また前記中空二重部4は図2に
よく示すように、表板9は凸面側に、フランジ3の塗装
膜層5と連続した塗装膜層5が必要に応じて形成され、
充填材6と繊維7と織布10との積層によりFRP板と
して形成され、裏板11は充填材6,繊維7,織布10
との積層によりFRP板として形成されて、内部は中空
部12に構成されている。該中空部12には表裏板9,
11に直交する無数の長さ3ミリないし10ミリの間で
選択される細支柱13…が配設されており、該細支柱1
3…は表裏の織布10,10と連結された結合糸10D
の繊維束に充填材6を含着硬化させたものである。しか
して中空二重部4のフランジ3との境界部においては表
裏板9,11の厚さを外方へ向かうに従って次第に肉厚
にして肉厚部14が形成されている。該肉厚部14には
図3に示すように内外へ貫通する水抜孔15が形成さ
れ、これはアンテナ用ラドーム1をアンテナ前面を覆う
ように配設したとき、凹面側に入った雨水を下部から排
出させるためのものであり、孔内面は保護材15Aで被
覆されている。この構成からなるアンテナ用ラドーム1
は例えば直径50〜200cmでフランジ3並びに中空
二重部の肉厚は例えば5〜15ミリで大きさに伴った要
求強度により適宜選択される。FRP(繊維強化プラス
チック)に用いる繊維は無機系、有機系、ウイスカーの
中から金属,ガラス,炭素等が選択されるが、コスト及
び性能のバランスから考えた場合にはガラスが選択され
る。織布10としては、例えば図4に示すような表裏と
も平組織で、結合糸が介在する二重織として織る場合
は、上経糸10Aと緯糸10Cで平織組させ、下経糸1
0Bと緯糸10C…とで平織組させ、結合糸10Dを緯
糸10C何本かおきに上下動させ、経糸何本かおきに
(例えば経緯5ミリおき等)に配列させておけばよい。
またこの織成によらない場合は、上下2枚の布に結合糸
10Dを刺込み、植込みをすることができる。また平布
に繊維毛羽(タフテッド)を刺し込み、植込みをした布
を、毛羽を対向させて配置することができる。この織布
10に充填材を含着させると、図4における右端部のよ
うに、織布10,10に充填材が含着し、また結合糸1
0Dに毛細管現象によって充填材6が上下部分は太くな
るように含着する。織布10の材質は例えばガラス繊
維、合成樹脂繊維、カーボン繊維、金属繊維などから用
途に合わせて選択される。
【0015】図5は第2実施例を示すアンテナ用ラドー
ム1の背面(凹型面)図である。この実施例において第
1実施例と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略す
る。アンテナ用ラドーム1は略笠状構成体2を中心Pを
通る2つの放射線L,Lを境として、4つの区分体2A
…に区分されている。各区分体2A…は2等辺と弧曲縁
から成る略扇面状の平面をもち、弧曲縁には第1実施例
のフランジ3と同じフランジ3がFRPで形成されてい
る。また各区分体2A…の2等辺側端部には凹型面側へ
FRPのフランジ16…が突設され、該フランジ16…
には長手に沿って所定間隔おきにボルト孔17…が開孔
され、両隣の区分体2A…同士のフランジ16,16を
接合してボルト18或いは接着剤による接合ができるよ
うに構成されている。すなわち、図6は図5における区
分体2Aの1つを取外した状態の側面図、図7はフラン
ジ16部分を示し、第1実施例との違いはフランジ16
があって複数の区分体2Aで形成されていることで他は
略同じである。
ム1の背面(凹型面)図である。この実施例において第
1実施例と同じ部材には同じ符号を付して説明を省略す
る。アンテナ用ラドーム1は略笠状構成体2を中心Pを
通る2つの放射線L,Lを境として、4つの区分体2A
…に区分されている。各区分体2A…は2等辺と弧曲縁
から成る略扇面状の平面をもち、弧曲縁には第1実施例
のフランジ3と同じフランジ3がFRPで形成されてい
る。また各区分体2A…の2等辺側端部には凹型面側へ
FRPのフランジ16…が突設され、該フランジ16…
には長手に沿って所定間隔おきにボルト孔17…が開孔
され、両隣の区分体2A…同士のフランジ16,16を
接合してボルト18或いは接着剤による接合ができるよ
うに構成されている。すなわち、図6は図5における区
分体2Aの1つを取外した状態の側面図、図7はフラン
ジ16部分を示し、第1実施例との違いはフランジ16
があって複数の区分体2Aで形成されていることで他は
略同じである。
【0016】図8は製造工程を示す略図である。型枠1
9の凹型面20に必要に応じて塗装膜層5を形成する。
該塗装膜層5が硬化した後、その表面に熱硬化性合成樹
脂等の充填材6と繊維7の積層を1〜3ミリの厚さに形
成し、肉厚部14はその設計に合わせて肉厚にする。し
かる後、その表面に図4に示すような織布10を配設し
て、充填材6を充填させると下側の織布10に含着した
充填材6は毛細管現象で結合糸10Dに含着して上に伝
わり、上側の織布10に含着して下部の積層体と一体に
結合され、結合糸10Dに充填材6が含着した状態で細
支柱13…が形成される。しかしてその上に充填材6と
繊維7の積層を形成し、肉厚部14において設計に合わ
せて肉厚にし、フランジ16において、設定されたフラ
ンジの厚さに達するまで充填材6と繊維7の積層を重ね
る。前記充填材7は蜂蜜状のゲルで、布に含着させると
毛細管現象によって略均一に含浸し、結合糸10Dにお
いては織布10面に直交しているため、表面張力で結合
糸10Dの下部と上部は太経に充填材7が含着するため
と、比較的短時間で硬化することから結合糸10Dに充
填材6が含着した細支柱13は表裏FRP板9,11間
に中空部を形成し、かつ表裏FRP板9,11を強固に
支持連結させる。
9の凹型面20に必要に応じて塗装膜層5を形成する。
該塗装膜層5が硬化した後、その表面に熱硬化性合成樹
脂等の充填材6と繊維7の積層を1〜3ミリの厚さに形
成し、肉厚部14はその設計に合わせて肉厚にする。し
かる後、その表面に図4に示すような織布10を配設し
て、充填材6を充填させると下側の織布10に含着した
充填材6は毛細管現象で結合糸10Dに含着して上に伝
わり、上側の織布10に含着して下部の積層体と一体に
結合され、結合糸10Dに充填材6が含着した状態で細
支柱13…が形成される。しかしてその上に充填材6と
繊維7の積層を形成し、肉厚部14において設計に合わ
せて肉厚にし、フランジ16において、設定されたフラ
ンジの厚さに達するまで充填材6と繊維7の積層を重ね
る。前記充填材7は蜂蜜状のゲルで、布に含着させると
毛細管現象によって略均一に含浸し、結合糸10Dにお
いては織布10面に直交しているため、表面張力で結合
糸10Dの下部と上部は太経に充填材7が含着するため
と、比較的短時間で硬化することから結合糸10Dに充
填材6が含着した細支柱13は表裏FRP板9,11間
に中空部を形成し、かつ表裏FRP板9,11を強固に
支持連結させる。
【0017】なお、この発明は前記実施例に限定される
ものではない。前記二重織布に代えて、毛羽を植毛した
布を敷設して充填材を含着させると、植毛した毛羽が細
支柱になるから、この上に通常布或いは植毛布の植毛を
下向きに対向させて充填材を充填させることも、結果的
に同じ目的を達することができる。また外形の形状も笠
状でなく、ほぼ半球状や、平板状にすることができる。
従ってほぼ半球状や、平板状も、略笠状構成体の設計変
更の範囲に含まれるものである。
ものではない。前記二重織布に代えて、毛羽を植毛した
布を敷設して充填材を含着させると、植毛した毛羽が細
支柱になるから、この上に通常布或いは植毛布の植毛を
下向きに対向させて充填材を充填させることも、結果的
に同じ目的を達することができる。また外形の形状も笠
状でなく、ほぼ半球状や、平板状にすることができる。
従ってほぼ半球状や、平板状も、略笠状構成体の設計変
更の範囲に含まれるものである。
【0018】
【発明の効果】以上詳述したように構成されたこの発明
は次のようなすぐれた効果を有している。
は次のようなすぐれた効果を有している。
【0019】(1)側面略笠状に構成されているので、
パラボラアンテナの前面に蓋をするように取り付けて一
次放射器を充分に被覆することができ、かつ放射器と放
物面レフレクタを雨雪から保護することができる効果、
並びに風に対する受風面積が少なくなりアンテナ支持鉄
塔を簡略化できる効果がある。
パラボラアンテナの前面に蓋をするように取り付けて一
次放射器を充分に被覆することができ、かつ放射器と放
物面レフレクタを雨雪から保護することができる効果、
並びに風に対する受風面積が少なくなりアンテナ支持鉄
塔を簡略化できる効果がある。
【0020】(2)略笠状構成体は周縁部がFRPの板
体であり、ボルト孔が開設されているので、パラボラア
ンテナの放物面レフレクタの裏側の支持体に固定させて
放物面レフレクタを完全に被覆させることができ、また
中央部は中空二重構造に形成されているため表裏板がF
RP板であってもそれ自体は薄い板にすることができて
電波の透過性があり、中空部内の細支柱は織布の結合糸
繊維に合成樹脂材の充填材が含着したもので、電波の透
過性があり、かつ、まばらに配設されていて空間が多い
ので、電波が透過する時の損失を最小限にできる効果が
ある。
体であり、ボルト孔が開設されているので、パラボラア
ンテナの放物面レフレクタの裏側の支持体に固定させて
放物面レフレクタを完全に被覆させることができ、また
中央部は中空二重構造に形成されているため表裏板がF
RP板であってもそれ自体は薄い板にすることができて
電波の透過性があり、中空部内の細支柱は織布の結合糸
繊維に合成樹脂材の充填材が含着したもので、電波の透
過性があり、かつ、まばらに配設されていて空間が多い
ので、電波が透過する時の損失を最小限にできる効果が
ある。
【0021】(3)略笠状構成体は中空二重構造なの
で、重量を3分の1以下にすることができ、パラボラア
ンテナに直接装着しても、これを支持するための鉄塔が
簡略され、支持材の強度維持の負担も軽くすることがで
きる効果がある。
で、重量を3分の1以下にすることができ、パラボラア
ンテナに直接装着しても、これを支持するための鉄塔が
簡略され、支持材の強度維持の負担も軽くすることがで
きる効果がある。
【0022】(4)略笠状構成体を区分体で組成するも
のにおいては、大径のものを造るための型枠作りが容易
であり、かつ肉厚の均一化が向上する上に、二等辺側縁
部にフランジを形成してあるため、組立後の剛性が保障
される効果がある。
のにおいては、大径のものを造るための型枠作りが容易
であり、かつ肉厚の均一化が向上する上に、二等辺側縁
部にフランジを形成してあるため、組立後の剛性が保障
される効果がある。
【図1】アンテナ用ラドームの側面図である。
【図2】略笠状構成体の要部縦断側面図である。
【図3】略笠状構成体の要部縦断側面図である。
【図4】二重布と細支柱の関係を示す断面図である。
【図5】第2実施例を示すアンテナ用ラドームの背面図
である。
である。
【図6】アンテナ用ラドームの側面図である。
【図7】フランジ部分を示す略笠状構成体の断面図であ
る。
る。
【図8】アンテナ用ラドームの製造工程を示す型枠の一
部断面図である。
部断面図である。
1 アンテナ用ラドーム 2 略笠状構成体 2A 区分体 3 フランジ 4 中空二重部 5 塗装膜層 6 充填材 7 繊維 8 ボルト孔 9 表FRP板 10 織布 10A 上経糸 10B 下経糸 10C 緯糸 10D 結合糸 11 裏FRP板 12 中空部 13 細支柱 14 肉厚部 15 水抜孔 16 フランジ 17 ボルト孔 18 ボルト 19 型枠 20 凹型面
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中 島 康 男 茨城県下館市女方511番地 泰榮商工株式 会社内 (72)発明者 金 子 泰 英 東京都調布市上石原3丁目50番地1 アン テン株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 略笠状構成体であり、周端縁部にFRP
のフランジを形成し、中央部は表裏FRP板の中空二重
構造から成り、該中空部では無数の細支柱が表裏FRP
板を連結支持し、該細支柱は繊維束に合成樹脂充填材が
含着硬化したもので、繊維束の長手両端部は表裏FRP
板内の繊維に連接されていることを特徴とするアンテナ
用ラドーム。 - 【請求項2】 略笠状構成体であり、その中心を通る複
数の放射線を境として区分した数個の区分体の組合せか
ら成り、該各区分体の弧曲縁部はFRPの単板から成る
フランジが形成され、2等辺側端部には凹面側へ区分体
接合用のFRPのフランジを突設して、各区分体の中央
部は、表裏FRP板による中空二重構造から成り、その
中空部には無数の細支柱が表裏FRP板を連結支持し、
該細支柱は繊維束に合成樹脂充填材が含着硬化したもの
で、繊維束の長手両端部は表裏FRP板内の繊維と連接
されていることを特徴とするアンテナ用ラドーム。 - 【請求項3】 略笠状構成体を形成する型枠の凹型面に
必要に応じて塗装膜層を形成する工程と、その上に繊維
の二重布を敷設し充填材を充填し、二重布の結合糸繊維
束に充填材を含着させて直立硬化させる工程と、二重布
の周端外部において、充填材と繊維の積層によるフラン
ジを形成する工程と、該フランジに所定間隔おきにボル
ト孔を開孔する工程との結合から成ることを特徴とする
アンテナ用ラドームの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20034495A JP3225339B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | アンテナ用ラドーム並びにその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20034495A JP3225339B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | アンテナ用ラドーム並びにその製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH098531A true JPH098531A (ja) | 1997-01-10 |
| JP3225339B2 JP3225339B2 (ja) | 2001-11-05 |
Family
ID=16422735
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20034495A Expired - Fee Related JP3225339B2 (ja) | 1995-06-16 | 1995-06-16 | アンテナ用ラドーム並びにその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3225339B2 (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003062838A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Machida Resin Kogyo Kk | コニカル形状ラドーム成形方法、コニカル形状ラドーム成形装置およびコニカル形状ラドーム |
| JP2003142918A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-16 | Anten Corp | 開口面アンテナ |
| JP2011135223A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 飛行体用レドーム |
| EP2736116A3 (en) * | 2012-11-27 | 2015-01-07 | Furuno Electric Company Limited | Radar antenna and radar antenna manufacturing method |
| GB2603954A (en) * | 2021-02-22 | 2022-08-24 | Thales Holdings Uk Plc | Multifunction composite antenna enclosure |
-
1995
- 1995-06-16 JP JP20034495A patent/JP3225339B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003062838A (ja) * | 2001-08-23 | 2003-03-05 | Machida Resin Kogyo Kk | コニカル形状ラドーム成形方法、コニカル形状ラドーム成形装置およびコニカル形状ラドーム |
| JP2003142918A (ja) * | 2001-11-01 | 2003-05-16 | Anten Corp | 開口面アンテナ |
| JP2011135223A (ja) * | 2009-12-22 | 2011-07-07 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 飛行体用レドーム |
| EP2736116A3 (en) * | 2012-11-27 | 2015-01-07 | Furuno Electric Company Limited | Radar antenna and radar antenna manufacturing method |
| GB2603954A (en) * | 2021-02-22 | 2022-08-24 | Thales Holdings Uk Plc | Multifunction composite antenna enclosure |
| GB2603954B (en) * | 2021-02-22 | 2023-06-28 | Thales Holdings Uk Plc | Multifunction composite antenna enclosure |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3225339B2 (ja) | 2001-11-05 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US4635071A (en) | Electromagnetic radiation reflector structure | |
| US6607625B2 (en) | Process for the production of an acoustively resistive layer, resistive layer thus obtained, and wall using such layer | |
| DE69603049T2 (de) | Antennenreflektor aus ultraleichter, dünner Membran | |
| US4671841A (en) | Method of making an acoustic panel with a triaxial open-weave face sheet | |
| ES2217038T3 (es) | Procedimiento para la realizacion de un panel de atenuacion acustica con una caja resistente que presenta una propiedad estructural y panel resultante. | |
| US9194365B2 (en) | Wind turbine composite structures | |
| US3622430A (en) | Dimpled sheet structural laminate | |
| US6110567A (en) | Composite structural panel having a face sheet reinforced with a channel stiffener grid | |
| US3982361A (en) | Modified structure for lining generally curved surfaces | |
| US4390584A (en) | Process for making a perforated rigid sheet material for sound absorbing composite cellular structure | |
| GB2032508A (en) | Force distribution element for a sandwich-form structural element | |
| EP0551710B1 (en) | Self-supporting convex cover for spacecraft hardware | |
| KR101310055B1 (ko) | 복합 구조체의 향상 또는 복합 구조체에 관련된 향상 | |
| GB2193924A (en) | A method for stabilizing thick honeycomb core composite articles | |
| WO2012045814A1 (en) | Structural component, aircraft or spacecraft, and method | |
| US3960236A (en) | Lock core panel | |
| US3996084A (en) | Lock core panel | |
| US4686322A (en) | Solar panel | |
| US3640798A (en) | Composite structural core assembly | |
| JPH098531A (ja) | アンテナ用ラドーム並びにその製造方法 | |
| US3658612A (en) | Method of fabricating cellular foam core structure assembly | |
| CN210257480U (zh) | 一种轻质网格蒙皮蜂窝结构 | |
| US8089422B2 (en) | Reflector | |
| JPH0125868B2 (ja) | ||
| US6485594B1 (en) | Method for producing sections in sandwich structures of fiber composites and sections produced accordingly |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |