JPH0986831A - 油圧エレベータのパワーユニット及びリリーフ圧力確認方法 - Google Patents

油圧エレベータのパワーユニット及びリリーフ圧力確認方法

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JPH0986831A
JPH0986831A JP26802495A JP26802495A JPH0986831A JP H0986831 A JPH0986831 A JP H0986831A JP 26802495 A JP26802495 A JP 26802495A JP 26802495 A JP26802495 A JP 26802495A JP H0986831 A JPH0986831 A JP H0986831A
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JP
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hydraulic
pressure
control valve
oil
speed
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JP26802495A
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English (en)
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Akihiko Hirata
昭彦 平田
Hiroshi Kobayashi
博司 小林
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 リリーフ開始圧力及び全量リリーフ圧力の確
認を容易にすることができる油圧エレベータのパワーユ
ニット及びリリーフ圧力確認方法を提供することにあ
る。 【解決手段】 油タンク10と制御バルブ14とを連結
する目視確認配管40の全部又は一部を透明部材で形成
し、ストップバルブ18を閉じて、電動機13を低回転
させ制御バルブ内圧力を徐々に上昇させ、リリーフ開始
圧力時に作動油の油圧タンク10への還流があること
を、目視確認配管40の透明部材の部分で目視により確
認する。全量リリーフ圧力の確認は、電動機13の回転
数が定格かご速度に相当する回転数になったときに確認
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、油圧を利用してエ
レベータかごを昇降させる油圧エレベータのパワーユニ
ット及びそのリリーフ圧力確認方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、油圧エレベータには、エレベー
タかごをその真下から直接油圧ジャッキで昇降させる直
接式のものと、油圧ジャッキと綱車とロープとを用いて
かごを昇降させる間接式のものとがある。これら両方式
のものは、いずれも油圧ジャッキを駆動するパワーユニ
ットが備えられている。
【0003】図9は、直接式油圧エレベータの概略構成
図である。建屋内の昇降路1の底部には、油圧ジャッキ
2がそのシリンダ3を一部埋め込む状態で立設されてい
る。油圧ジャッキ2のプランジャ4上には、直接エレベ
ータかご5が支持されて昇降路1内をガイドレール6に
沿って昇降せしめる様になっている。その油圧ジャッキ
2の駆動源であるパワーユニット7は、一般には昇降路
1に隣接した機械室8に設置されている。
【0004】このパワーユニット7は、油圧ポンプ12
にて、架台9上に設置した油タンク10内の作動油を、
油圧ジャッキ2のシリンダ3に吸引及び吐出するもので
ある。すなわち、油圧タンク10内の作動油は、フィル
タ11を介して油圧ポンプ12にて吸引及び吐出され
る。油圧ポンプ12は電動機13で駆動され、この電動
機は速度制御装置16で回転数制御される。また、油圧
ポンプ12の吐出側には制御バルブ14が設けられ、こ
の制御バルブ14からの作動油はサイレンサ17を介し
て油圧ジャッキ2のシリンダ3に吸引及び吐出される。
【0005】油圧ジャッキ2とサイレンサ17とを連通
する第1の配管には、ストップバルブ18が設けられて
いる。一方、制御バルブ14と油圧ポンプ12との間は
第2の配管19で接続され、制御バルブ14と油圧ポン
プ12との間は第3の配管20で接続され、また、制御
バルブ14とサイレンサ17との間は第4の配管21で
接続されている。
【0006】油圧ポンプ12には定吐出量型ポンプを用
い、電動機13としては誘導電動機を用いている。そし
て、速度制御装置16は、電圧及び周波数を変化させて
電動機13を広い範囲にわたって回転数制御する電動機
回転数制御方式を採用している。この回転数制御方式
は、エレベータかごの上昇時は油圧ポンプ12の吐出量
を電動機13の回転数を変えることにより可変制御し、
エレベータかごの下降時は電動機13の回生制動により
かご速度を制御するものである。
【0007】エレベータかご5の上昇運転時は、運転指
令によって電動機13が回転する。この場合、速度制御
装置16によって周波数が制御され、油圧ポンプ12の
回転数、すなわち油圧ポンプ12の吐出量が制御され
る。吐出された作動油は制御バルブ14、サイレンサ1
7、及びストップバルブ18を通し第1の配管15に流
れ込み、昇降路1内の油圧ジャッキ2のシリンダ3内に
圧送される。これにより油圧ジャッキ2のプランジャ4
が上昇し、その上のエレベータかご5が押し上げられて
目的階まで上昇する。
【0008】エレベータかご5の下降運転時には、制御
バルブ14が逆方向に開き、エレベータかご5の自重に
よりプランジャ4が下降し、シリンダ3から排出された
作動油は制御バルブ14を通過し油圧ポンプ12を回転
させる。この場合、速度制御装置16は電動機13の回
生制動を利用して、エレベータかご5の下降速度を制御
すると共に動力を回生し、エレベータかご5は目的階ま
で下降する。
【0009】上述のように、パワーユニット7とシリン
ダ3との間には、第1の配管15内の油の流れを遮断す
るストップバルブ18が備え付けられている。制御バル
ブ14の調整時は必要に応じてストップバルブ18を閉
状態にし、エレベータ使用時には、ストップバルブ18
は常に開状態である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】ところで、油圧エレベ
ータについては、建築省告示第1687号第五第一号に
より、作動油の油圧が異常に増大した場合において、作
動油圧力が常用圧力の1.25倍を越えないうちに自動
的に作動を開始し、作動圧力が常用圧力の1.5倍を越
えないようにする機能を設けることが義務づけられてい
る。このため、図10に示すように、制御バルブ14に
はリリーフバルブ27が具備されており、このリリーフ
バルブ27により上記内容を実現している。
【0011】図10は、制御バルブ14の詳細図であ
る。エレベータかご5の上昇下降時には電磁切換弁26
を介して、作動油が油圧ジャッキ2と油圧タンク10と
の間を移動する。すなわち、エレベータかご5の上昇時
には、電動機13の回転数により油圧ポンプ12が駆動
され、作動油は電磁切換弁26、サイレンサ17、スト
ップバルブ18を介して油圧ジャッキ2へ供給される。
一方、制御バルブ14の電磁切換弁16が逆方向に開
き、エレベータかご5の下降時には油圧ジャッキ2から
の作動油が制御バルブ14の電磁切換弁16を通過し、
油圧ポンプ12を回転させる。
【0012】また、流量制御弁22は、作動油の温度を
上昇させるために油圧タンク10の作動油を循環させる
ブリードオフ運転のときに使用され、常時は全閉してい
る。
【0013】次に、リリーフバルブ27は、上述の作動
油の油圧が異常に増大しないようにするもので、バルブ
圧力規準点46の制御バルブ内圧力が常用圧力の1.2
5倍を越えないうちに自動的に作動を開始し、制御バル
ブ内圧力が常用圧力の1.5倍を越えないようにするも
のである。
【0014】このリリーフ圧力の設定方法としては、ス
トップバルブ18を閉め、リリーフバルブ27の設定値
を最小にして、油圧ポンプ12を回転させる。そして、
油圧ポンプ12から吐出した作動油を全量タンクに還流
させる全量リリーフ状態で、リリーフバルブ27のリリ
ーフ圧力設定値を調整することで、全量リリーフ圧力
(常用圧力の1.5倍以下)を設定していた。
【0015】しかし、このようなリリーフ圧力の設定方
法ではリリーフ開始圧力(常用圧力の1.25倍以下)
を確認することができない。一般に、リリーフ開始圧力
と全量リリーフ圧力とには差があるが、このようなリリ
ーフ圧力の設定方法で、圧力の設定及び確認ができるの
は、全量リリーフ圧力であり、リリーフ開始圧力につい
ては確認することができない。そこで、リリーフ開始圧
力の確認は、テストウエイト等により行う必要があっ
た。すなわち、テストウエイト等により、リリーフ開始
圧力が常用圧力の125%を越えないを確認しなければ
ならなかった。この作業は、テストウエイトの準備、ウ
エイトのエレベータかご5内への搬入や搬出等、大変な
作業となっていた。
【0016】本発明の目的は、リリーフ開始圧力及び全
量リリーフ圧力の確認を容易にすることができる油圧エ
レベータのパワーユニット及びリリーフ圧力確認方法を
提供することにある。
【0017】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明による油
圧エレベータのパワーユニットは、エレベータかごを昇
降させる油圧ジャッキに油タンクから作動油を圧送させ
油圧ジャッキの作動速度を制御するための油圧ポンプ
と、油圧ポンプと油圧ジャッキとの間に設けられ作動油
圧力が所定の制限値を逸脱しないように調節する制御バ
ルブと、油圧ジャッキと制御バルブとの間に設けられた
ストップバルブと、油圧ポンプを駆動する電動機の回転
速度を変化させ油圧ポンプによる作動油の流量を変化さ
せる速度制御装置と、油タンクと制御バルブとを連結し
全部又は一部が透明部材で形成され作動油の流動状態を
確認するための目視確認配管とを備えている。
【0018】これにより、ストップバルブを閉じて、電
動機を低回転させ制御バルブ内圧力を徐々に上昇させ、
リリーフ開始圧力時に作動油の油圧タンクへの還流があ
ることを、目視確認配管の透明部材の部分で目視により
確認する。全量リリーフ圧力の確認は、電動機の回転数
が定格かご速度に相当する回転数になったときに確認す
る。
【0019】請求項2の発明による油圧エレベータのパ
ワーユニットは、請求項1の発明において、目視確認配
管の透明部材の箇所に、作動油の流動状態を示す方向指
示器を取り付けたものである。これにより、方向指示器
の動きにより作動油の流動状態を確認する。
【0020】請求項3の発明による油圧エレベータのパ
ワーユニットは、エレベータかごを昇降させる油圧ジャ
ッキに油タンクから作動油を圧送させ油圧ジャッキの作
動速度を制御するための油圧ポンプと、油圧ポンプと油
圧ジャッキとの間に設けられ作動油圧力が所定の制限値
を逸脱しないように調節する制御バルブと、油圧ジャッ
キと制御バルブとの間に設けられたストップバルブと、
油圧ポンプを駆動する電動機の回転速度を変化させ油圧
ポンプによる作動油の流量を変化させる速度制御装置
と、油タンクと制御バルブとを連結する配管の作動油の
流動状態を検出する油流動センサとを備えている。
【0021】これにより、ストップバルブを閉じて、電
動機を低回転させ制御バルブ内圧力を徐々に上昇させ、
リリーフ開始圧力時に作動油の油圧タンクへの還流があ
ることを、油流動センサによりの検出値により確認す
る。全量リリーフ圧力の確認は、電動機の回転数が定格
かご速度に相当する回転数になったときに確認する。
【0022】請求項4の発明による油圧エレベータのパ
ワーユニットは、エレベータかごを昇降させる油圧ジャ
ッキに油タンクから作動油を圧送させ油圧ジャッキの作
動速度を制御するための油圧ポンプと、油圧ポンプと油
圧ジャッキとの間に設けられ作動油圧力が所定の制限値
を逸脱しないように調節する制御バルブと、油圧ジャッ
キと制御バルブとの間に設けられたストップバルブと、
油圧ポンプを駆動する電動機の回転速度を変化させ油圧
ポンプによる作動油の流量を変化させる速度制御装置
と、エレベータかごが定格かご速度で走行している状態
でストップバルブを徐々に閉操作するための駆動装置と
を備えている。
【0023】これにより、エレベータかごを定速上昇さ
せて定格かご速度で走行させ、その状態でストップバル
ブを駆動装置により徐々に閉操作し、エレベータかごの
速度が定格かご速度より下がった時点での制御バルブ内
圧力をリリーフ開始圧力として確認する。全量リリーフ
圧力の確認は、ストップバルブの全閉したときの制御バ
ルブ内圧力を確認する。
【0024】請求項5の発明によるリリーフ圧力確認方
法は、エレベータかごを昇降させる油圧ジャッキと制御
バルブとの間に設けられたストップバルブを全閉し、油
タンクから油圧ジャッキに作動油を圧送するための油圧
ポンプを駆動する電動機を低回転させて制御バルブ内圧
力を徐々に上昇させ、油タンクと制御バルブとを連結す
る配管に作動油の流動が生じたときはそのときの制御バ
ルブ内圧力が制御バルブのリリーフ開始圧力であると確
認し、電動機を定格かご速度の回転数にしたときの制御
バルブ内圧力を全量リリーフ圧力と確認するようにした
ものである。
【0025】請求項6の発明によるリリーフ圧力確認方
法は、エレベータかごを昇降させる油圧ジャッキと制御
バルブとの間に設けられたストップバルブを全開し、油
タンクから油圧ジャッキに作動油を圧送するための油圧
ポンプを駆動する電動機を回転させ、エレベータかごを
定速で上昇させて定格かご速度で走行させ、エレベータ
かごが定格かご速度で走行している状態でストップバル
ブを徐々に閉操作して制御バルブ内圧力を上昇させ、エ
レベータかごの速度が定格かご速度から下がった時点で
の制御バルブ内圧力をリリーフ開始圧力として確認し、
ストップバルブが全閉したときの制御バルブ内圧力を全
量リリーフ圧力として確認するようにしたものである。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。図1は本発明の第1の実施の形態を示す構成図で
ある。この第1の実施の形態は、図8に示した従来例に
おける第3の配管20に代えて目視確認配管40とした
ものである。すなわち、油タンク10と制御バルブ14
のリリーフバルブ27とを連結する配管を、全部又は一
部が透明部材で形成された目視確認配管40としたもの
である。
【0027】これにより、ストップバルブ18を閉じ
て、電動機13を低回転させ制御バルブ内圧力を徐々に
上昇させ、リリーフ開始圧力時に作動油の油圧タンク1
0への還流があることを、目視確認配管40の透明部材
の部分で目視により確認する。一方、全量リリーフ圧力
の確認は、電動機13の回転数が定格かご速度に相当す
る回転数になったときに確認する。その他の構成は、図
8に示した従来例と同一であるので、同一要素には同一
符号を付しその説明は省略する。
【0028】図1において、制御バルブ14は、油圧ポ
ンプ12と第2の配管19により接続され、サイレンサ
17と第4の配管21によりそれぞれ接続されている。
また、制御バルブ14は、油タンク10と目視確認配管
40により接続されている。目視確認配管40は制御バ
ルブ14のリリーフ弁27と油タンク10とを接続する
ものである。
【0029】図2は、本発明の第1の実施の形態による
目視確認配管40を示す斜視図である。図2(a)に示
すように、目視確認配管40は、全体が透明部材で構成
されている。この透明部材としては、光の透過性のある
樹脂等が用いられ、目視確認配管40中の作動油の流動
状態を目視により確認することができるようになってい
る。図2(a)では目視確認配管40の一部を切り欠い
た状態のものを示している。目視確認配管40は第2の
配管19や第4の配管21とは異なり、高圧(約3MP
a)となることはないため、圧力配管用鋼管を用いる必
要はないので、樹脂等の材料でも問題はない。また、耐
熱性(約70℃)、対油性(第四類第四石油類)、対振
動性(約1G)のあるものであれば、いかなる材料でも
よい。
【0030】また、図2(b)に示すように、目視確認
配管40はその一部のみに透明部材を用い、光の透過性
を持たせるようにしても良く、のぞき窓のようにしても
良い。図2(b)では透明部材の一部を切り欠いた状態
のものを示している。
【0031】このような目視確認配管40を用いたパワ
ーユニット7に対し、ストップバルブ18を全閉にし、
制御バルブ14内のリリーフバルブ27の設定値を最小
値にした後、電動機13を定格かご速度時の回転数で回
転させる。そうすると、油圧ポンプ12から第2の配管
19に吐出された作動油は、制御バルブ14内のリリー
フバルブ27により目視確認配管40を通り全量タンク
に還流する。定格かご速度の回転数のときの制御バルブ
内圧力Pが全量リリーフ圧力P2である。この全量リリ
ーフ圧力P2は、リリーフバルブ27の設定を変えるこ
とで調整することができるので、常用圧力の150%を
越えない値に調整する。
【0032】次に、図3に示すように、ストップバルブ
18を全閉にしたまま、油圧ポンプ12から作動油をわ
ずかに吐出させるように、時点t0で電動機13を低回
転数R1で回転させる。そうすると時間の経過に対して
徐々に制御バルブ内圧力Pが上昇する。時点t1とな
り、制御バルブ内圧力Pがリリーフ開始圧力P1に達す
ると、リリーフバルブ27が開き初め、リリーフ流量Q
1が油タンク10側に流れ出す。この場合、制御バルブ
内圧力Pの上昇の傾きは、P1/(t1−t0)であ
り、制御バルブ内圧力Pの上昇時間(t1−t0)は、
電動機13の回転数R1の大小によって変えることがで
きる。
【0033】目視確認配管40は、図2(a)(b)に
示すように、その全部又は一部が透明部材で構成されて
いるので、この目視確認配管40内の作動油の流動が目
視により確認できる。このため、制御バルブ内圧力Pが
リリーフ開始圧力P1に達した際の作動油の制御バルブ
14から油タンク10への還流を、目視確認配管40内
の作動油の流動を目視することで確認できる。
【0034】次に、リリーフ開始圧力P1の測定後、時
点t1で電動機13の回転数を徐々に上げ、エレベータ
かご5の定格かご速度の回転数R2まで回転数を上昇さ
せる。時点t2で電動機13の回転数が定格かご速度の
回転数R2となると、油圧ポンプ12から吐出される作
動油の吐出量は最大であり、全流量Q2がリリーフバル
ブ27により、油タンク10に還流する全量リリーフ状
態となる。この時の制御バルブ内圧力Pが全量リリーフ
圧力P2である。
【0035】以上の操作により、リリーフ開始圧力P1
と全量リリーフ圧力P2を確認することが出来る。
【0036】次に、目視確認配管40内の作動油の流動
が、作動油の劣化による作動油色の変化等で目視しにく
い場合には、図4に示すように、目視確認配管40中の
透明部材の箇所に作動油の流動状態を示す方向指示器4
1を取付ける。方向指示器41の一例として、図4
(a)、図4(b)では糸(タフト)を設けたものを示
し、図4(c)、図4(d)では玉を設けたものを示し
ている。これら糸又は玉は、作動油密度とほぼ同じ密度
で、耐熱性(約70℃)、対油性(第四類第四石油類)
であるものを選択する。なお、図(a)、図4(b)、
図4(c)では、透明部材の一部を切り欠いたものを示
している。
【0037】糸又は玉等の方向指示器41は、目視確認
配管40中の作動油の流動状態を表示できる物であれば
いかなる物でも良く、また図4(c)の様に目視確認配
管40中に設置しても、図4(d)のように目視確認配
管40外に設置しても良い。
【0038】これら方向指示器41により、作動油の流
動に応じた糸(タフト)のたなびき具合や、玉の動く方
向によって配管内作動油流動状態を確認することがで
き、このことにより、リリーフ開始を目視により確認す
ることができる。
【0039】次に、本発明の第2の実施の形態を図5に
示す。この第2の実施の形態は、図8に示した従来例に
おける第3の配管20に油流動センサ34を設けたもの
である。すなわち、制御バルブ14から油タンク10へ
の作動油の還流の確認を、目視確認配管40中の作動油
の流動の目視確認、又は方向指示器41の目視確認に代
えて、油流動センサ34により行うようにしたものであ
る。
【0040】これにより、ストップバルブ18を閉じ
て、電動機13を低回転させ制御バルブ内圧力を徐々に
上昇させ、リリーフ開始圧力時に作動油の油圧タンク1
0への還流があることを、油流動センサ34によりの検
出値により確認する。全量リリーフ圧力の確認は、電動
機13の回転数が定格かご速度に相当する回転数になっ
たときに確認する。
【0041】図5において、第3の配管20には、第3
の配管20内の作動油の流動状態を検出する油流動セン
サ34が取付けられている。油流動センサ34でリリー
フ流量が油タンク10側に流れ出したことを検出する。
油流動センサ34のとしては、図6(a)に示すような
熱式流速計44や、図6(b)に示すような圧力センサ
45を用いるが、これに限らず、油流動センサ34は、
第3の配管20内の作動油の流動状態を検出するもので
あればいかなるタイプのものでもよい。
【0042】第1の実施の形態の場合と同様に、図3に
示すように、ストップバルブ18を全閉にしたまま、制
御バルブ14内のリリーフバルブ27の設定値を最小値
にした後、油圧ポンプ12から作動油をわずかに吐出さ
せるように、時点t0で電動機13を低回転数R1で回
転させる。そうすると時間の経過に対して徐々に制御バ
ルブ内圧力Pが上昇する。時点t1となり、制御バルブ
内圧力Pがリリーフ開始圧力P1に達すると、リリーフ
バルブ27が開き初め、リリーフ流量Q1が油タンク1
0側に流れ出す。この場合、制御バルブ内圧力Pの上昇
の傾きは、P1/(t1−t0)であり、制御バルブ内
圧力Pの上昇時間(t1−t0)は、電動機13の回転
数R1の大小によって変えることができる。
【0043】制御バルブ14から油タンク10へのリリ
ーフ流量Q1が発生すると、第3の配管20に作動油の
流速が生じる。この場合、油流動センサ34が図6
(a)に示した熱式流速計44である場合には、熱式流
速計44の熱線の抵抗値が変化し作動油の流速を検出す
る。また、油流動センサ34が図6(b)に示した圧力
センサ45である場合には、第3の配管20内の圧力変
動によって検出する。これにり、リリーフ開始を検出す
ることができるため、リリーフ開始圧力P1を測定する
ことができる。
【0044】そして、リリーフ開始圧力P1の測定後、
電動機13の回転数を徐々に上げ、エレベータかご5の
定格かご速度の回転数R2まで回転数を上昇させる。こ
の時時点t2での油圧ポンプ12から吐出される作動油
の吐出量は最大であり、全流量Q2がリリーフバルブ2
7により、油タンク10に還流する。つまり、全量リリ
ーフ状態となる。この時の制御バルブ圧力Pが全量リリ
ーフ圧力P2である。以上の操作により、リリーフ開始
圧力P1と全量リリーフ圧力P2とを確認することが出
来る。
【0045】次に、本発明の第3の実施の形態を説明す
る。図7は本発明の第3の実施の形態を示す構成図であ
る。この第3の実施の形態は、図5に示した第2の実施
の形態に対し、油流動センサ34に代えて駆動装置33
を設けたものである。すなわち、エレベータかご5が定
格かご速度で走行している状態でストップバルブ18を
徐々に閉操作するための駆動装置33を設け、エレベー
タかご5を定速上昇させて定格かご速度で走行させ、そ
の状態でストップバルブ18を駆動装置33により徐々
に閉操作し、エレベータかご5の速度が定格かご速度よ
り下がった時点での制御バルブ内圧力Pをリリーフ開始
圧力P1として確認する。全量リリーフ圧力P2の確認
は、ストップバルブ18の全閉したときの制御バルブ内
圧力Pを確認して行うようにしたものである。
【0046】まず、ストップバルブ18を全閉状態に
し、制御バルブ14内のリリーフバルブ27の設定値を
最小値にした後、電動機13を定格かご速度の回転数で
回転させる。この時、油圧ポンプ12から第2の配管1
9に吐出された作動油は制御バルブ14内リリーフバル
ブ27により第3の配管20を通り全量タンクに還流す
る。この時のバルブ圧力が全量リリーフ圧力P2であ
る。全量リリーフ圧力P2はリリーフバルブ27の設定
を変えることで調整することができる。通常、この値は
常用圧力の150%を越えない値に設定される。
【0047】次に、図8に示すように、ストップバルブ
18を全開状態にし、時点t5において電動機13を回
転させて制御バルブ内圧力PをP7に保ち、エレベータ
かご5を上昇走行させる。この時点t5では、制御バル
ブ内圧力PはP5(静圧)からP7(動圧)に上昇す
る。かご速度Vは徐々に速度を上げ、やがて時点t6で
定格かご速度V1での走行となるが、かご速度Vが一定
になった以降の時点t7で、ストップバルブ18を閉方
向に徐々に閉める。
【0048】そうすると、制御バルブ内圧力Pは徐々に
上昇し、ストップバルブ18の開度θがθ1になったと
ころで制御バルブ14のリリーフバルブ27はリリーフ
を開始する。この時、油圧ジャッキ2へ圧送されていた
作動油の一部が油タンク10に還流するため、かご速度
Vは定格かご速度V1から速度が下がる。この時のバル
ブ圧力Pがリリーフ開始圧力P1である。
【0049】さらに、ストップバルブ18を閉めていく
と、制御バルブ内圧力Pは上昇し、リリーフ流量が増加
するので、かご速度Vが減少していく。ストップバルブ
18が全閉になった時点t9で、かご速度Vが0とな
り、全量リリーフ状態になる。この時の制御バルブ内圧
力Pが全量リリーフ圧力P2である。
【0050】以上の操作により、リリーフ開始圧力P1
と全量リリーフ圧力P2を計測することが出来る。
【0051】ストップバルブ18は作業者の手作業によ
って開閉動作を行うが、圧力がかかった状態では、スト
ップバルブ18のハンドルへの反力が大きく、ストップ
バルブ18を徐々に閉めるのは難しく、また、個人差に
よってストップバルブ18の閉め具合に違いが生じ、リ
リーフ開始圧力P1の測定値に誤差が生じる可能性があ
る。
【0052】そこで、駆動装置33によりストップバル
ブ18を開閉するようにする。この駆動装置33は、人
手によらずストップバルブ18を電動機により電気的に
回転させる装置である。駆動装置33により制御バルブ
内圧力Pを徐々に上昇させることができる。このため、
作業者によるばらつきがなく、誰でもリリーフ開始圧力
を測定することができる。
【0053】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、リ
リーフ開始圧力及び全量リリーフ圧力の確認を容易に行
うことができる。
【0054】すなわち、請求項1の発明によれば、リリ
ーフ開始圧力時に作動油の油圧タンクへの還流があるこ
とを、目視確認配管の透明部材の部分で目視により確認
できるので、容易にリリーフ開始圧力を確認することが
できる。また、全量リリーフ圧力の確認は、電動機の回
転数が定格かご速度に相当する回転数になったときに確
認できるので、リリーフ開始圧力及び全量リリーフ圧力
の確認を容易に行うことができる。
【0055】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
の効果に加え、方向指示器の動きにより作動油の流動状
態を確認できるので、より黙視による確認がし易いもの
となる。
【0056】請求項3の発明によれば、リリーフ開始圧
力時に作動油の油圧タンクへの還流があることを、油流
動センサによりの検出値により確認するので、その確認
精度が向上する。また、全量リリーフ圧力の確認は、電
動機の回転数が定格かご速度に相当する回転数になった
ときに確認できるので、リリーフ開始圧力及び全量リリ
ーフ圧力の確認を容易に行うことができる。
【0057】請求項4の発明によれば、エレベータかご
の走行中にストップバルブの開度制御して、リリーフ開
始圧力や全量リリーフ圧力を確認するので、リリーフ開
始圧力や全量リリーフ圧力を容易に確認できる。
【0058】請求項5の発明によれば、油タンクと制御
バルブとを連結する配管に作動油の流動が生じたとき
に、リリーフ開始圧力を検出することができるので、容
易にリリーフ開始圧力を確認できる。また、電動機を定
格かご速度の回転数にしたときの制御バルブ内圧力を全
量リリーフ圧力と確認するので、リリーフ開始圧力及び
全量リリーフ圧力の確認を容易に行うことができる。
【0059】請求項6の発明によれば、エレベータかご
が定格かご速度で走行している状態でストップバルブを
徐々に閉操作して制御バルブ内圧力を上昇させ、エレベ
ータかごの速度が定格かご速度から下がった時点での制
御バルブ内圧力をリリーフ開始圧力として確認し、スト
ップバルブが全閉したときの制御バルブ内圧力を全量リ
リーフ圧力として確認するので、エレベータかごの走行
中であっても、容易にリリーフ開始圧力や全量リリーフ
圧力を確認することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の第1の実施の形態を示す構成
図である。
【図2】図2は、本発明の第1の実施の形態における目
視確認配管の一例を示す説明図である。
【図3】図3は、本発明の第1の実施の形態における動
作を説明するタイムチャートである。
【図4】図4は、本発明の第1の実施の形態における目
視確認配管の他の一例を示す説明図である。
【図5】図5は、本発明の第2の実施の形態を示す構成
図である。
【図6】図6は、本発明の第2の実施の形態における油
流動センサの説明図である。
【図7】図7は、本発明の第3の実施の形態を示す構成
図である。
【図8】図8は、本発明の第3の実施の形態における動
作を説明するタイムチャートである。
【図9】図9は、従来例の構成図である。
【図10】図10は、制御バルブの詳細説明図である。
【符号の説明】
1 昇降路 2 油圧ジャッキ 3 シリンダ 4 プランジャ 5 エレベータかご 6 ガイドレール 7 パワーユニット 8 機械室 10 油タンク 11 フィルタ 12 油圧ポンプ 13 電動機 14 制御バルブ 15 第1の配管 16 速度制御装置 17 サイレンサ 18 ストップバルブ 19 第2の配管 20 第3の配管 21 第4の配管 22 流量制御弁 26 電磁切換弁 27 リリーフバルブ 33 駆動装置 34 油流動センサ 40 目視確認配管 41 方向指示器 44 熱式流速計 45 圧力センサ 46 バルブ圧力基準点

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータかごを昇降させる油圧ジャッ
    キに油タンクから作動油を圧送させ前記油圧ジャッキの
    作動速度を制御するための油圧ポンプと、前記油圧ポン
    プと前記油圧ジャッキとの間に設けられ前記作動油圧力
    が所定の制限値を逸脱しないように調節する制御バルブ
    と、前記油圧ジャッキと前記制御バルブとの間に設けら
    れたストップバルブと、前記油圧ポンプを駆動する電動
    機の回転速度を変化させ前記油圧ポンプによる作動油の
    流量を変化させる速度制御装置と、前記油タンクと前記
    制御バルブとを連結し全部又は一部が透明部材で形成さ
    れ前記作動油の流動状態を確認するための目視確認配管
    とを備えたことを特徴とする油圧エレベータのパワーユ
    ニット。
  2. 【請求項2】 前記目視確認配管の前記透明部材の箇所
    に、前記作動油の流動状態を示す方向指示器を取り付け
    たことを特徴とする請求項1に記載の油圧エレベータの
    パワーユニット。
  3. 【請求項3】 エレベータかごを昇降させる油圧ジャッ
    キに油タンクから作動油を圧送させ前記油圧ジャッキの
    作動速度を制御するための油圧ポンプと、前記油圧ポン
    プと前記油圧ジャッキとの間に設けられ前記作動油圧力
    が所定の制限値を逸脱しないように調節する制御バルブ
    と、前記油圧ジャッキと前記制御バルブとの間に設けら
    れたストップバルブと、前記油圧ポンプを駆動する電動
    機の回転速度を変化させ前記油圧ポンプによる作動油の
    流量を変化させる速度制御装置と、前記油タンクと前記
    制御バルブとを連結する配管の前記作動油の流動状態を
    検出する油流動センサとを備えたことを特徴とする油圧
    エレベータのパワーユニット。
  4. 【請求項4】 エレベータかごを昇降させる油圧ジャッ
    キに油タンクから作動油を圧送させ前記油圧ジャッキの
    作動速度を制御するための油圧ポンプと、前記油圧ポン
    プと前記油圧ジャッキとの間に設けられ前記作動油圧力
    が所定の制限値を逸脱しないように調節する制御バルブ
    と、前記油圧ジャッキと前記制御バルブとの間に設けら
    れたストップバルブと、前記油圧ポンプを駆動する電動
    機の回転速度を変化させ前記油圧ポンプによる作動油の
    流量を変化させる速度制御装置と、前記エレベータかご
    が定格かご速度で走行している状態で前記ストップバル
    ブを徐々に閉操作するための駆動装置とを備えたことを
    特徴とする油圧エレベータのパワーユニット。
  5. 【請求項5】 エレベータかごを昇降させる油圧ジャッ
    キと制御バルブとの間に設けられたストップバルブを全
    閉し、油タンクから前記油圧ジャッキに作動油を圧送す
    るための油圧ポンプを駆動する電動機を低回転させて前
    記制御バルブ内圧力を徐々に上昇させ、前記油タンクと
    前記制御バルブとを連結する配管に作動油の流動が生じ
    たときはそのときの制御バルブ内圧力が制御バルブのリ
    リーフ開始圧力であると確認し、前記電動機を定格かご
    速度の回転数にしたときの前記制御バルブ内圧力を全量
    リリーフ圧力と確認するようにしたことを特徴とするリ
    リーフ圧力確認方法。
  6. 【請求項6】 エレベータかごを昇降させる油圧ジャッ
    キと制御バルブとの間に設けられたストップバルブを全
    開し、油タンクから前記油圧ジャッキに作動油を圧送す
    るための油圧ポンプを駆動する電動機を回転させ、前記
    エレベータかごを定速で上昇させて定格かご速度で走行
    させ、前記エレベータかごが前記定格かご速度で走行し
    ている状態で前記ストップバルブを徐々に閉操作して前
    記制御バルブ内圧力を上昇させ、前記エレベータかごの
    速度が前記定格かご速度から下がった時点での前記制御
    バルブ内圧力をリリーフ開始圧力として確認し、前記ス
    トップバルブが全閉したときの前記制御バルブ内圧力を
    全量リリーフ圧力として確認するようにしたこと特徴と
    するリリーフ圧力確認方法。
JP26802495A 1995-09-22 1995-09-22 油圧エレベータのパワーユニット及びリリーフ圧力確認方法 Pending JPH0986831A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015004497A (ja) * 2013-06-24 2015-01-08 パナソニック株式会社 冷凍装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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