JPH0986878A - クレーン車におけるカウンタウエイトの重量検出装置 - Google Patents

クレーン車におけるカウンタウエイトの重量検出装置

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JPH0986878A
JPH0986878A JP24456995A JP24456995A JPH0986878A JP H0986878 A JPH0986878 A JP H0986878A JP 24456995 A JP24456995 A JP 24456995A JP 24456995 A JP24456995 A JP 24456995A JP H0986878 A JPH0986878 A JP H0986878A
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weight
counterweight
weights
support
swivel base
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JP24456995A
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Yuji Muneno
雄二 宗野
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Tadano Ltd
Original Assignee
Tadano Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 追加のウエイトが軽量である場合には、新た
にウエイトを載せたか否かを明確に検出できないことが
あった。 【解決手段】 支持装置4に所定個数を超過した個数の
ウエイト35を支持させたときに、カウンタウエイト3
全体の重心Gが支持装置4の支持支点Pより旋回台2の
後方側に偏位し、しかも支持装置4に支持されたカウン
タウエイト3の前方側が該カウンタウエイト3の偏心重
量によって支持支点Pを中心にして若干量だけ上方に回
動し得るようにするとともに、支持装置4の支持支点P
より旋回台2の前方側において、カウンタウエイト3の
一部が旋回台2の適所に下方から衝合するようにしてお
り、その衝合部分に発生する反力によって重量検出器5
で検出する検出値を実際の超過重量分より大きくする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本願発明は、クレーン車にお
けるカウンタウエイトの重量検出装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】クレーン車を使用してクレーン作業を行
う場合、特に大重量の荷物を吊るす場合には、クレーン
車の転倒防止のために、旋回台の後端部に吊荷の重量に
見合った重量のカウンタウエイトを取付けて行う。図6
の従来例では、カウンタウエイト3として第1〜第5の
合計5個のウエイト31〜35を使用している。又、図
6に示す各ウエイトの重量は、例えば第1、第2及び第
4の各ウエイト31,32,34がそれぞれ10トン、
第3ウエイト33が14トン、第5ウエイト35が6ト
ンである。そして、この種のクレーン車1では、クレー
ン作業を行う前に、該各ウエイト31〜35を適宜組み
合わせて吊荷重量に見合う重量のカウンタウエイト3を
旋回台2の後端部21に装着しておく。
【0003】又、図6に示す従来のカウンタウエイトの
重量検出装置では、カウンタウエイト3は、油圧シリン
ダ41を用いた支持装置4によって支持されている。
尚、油圧シリンダ41は、旋回台後端部21の左右各側
面に一対設けられている。油圧シリンダ41には重量検
出器(ロードセル)5が内蔵されていて、該重量検出器
5によってカウンタウエイト3の総重量を検出し得るよ
うになっている。尚、重量検出器5は、通常、片側の油
圧シリンダ41にのみ設けられており、従って重量検出
器5で検出するカウンタウエイト3の重量は実際の半分
である。重量検出器5で検出されたカウンタウエイト3
の重量は、運転室11内の表示画面12上に表示され、
オペレータがそれを見て現在どれだけの重量のカウンタ
ウエイト3が載っているのかを認識することができるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、この種のカ
ウンタウエイトの重量検出装置に使用されている重量検
出器(ロードセル)5は、さほど精度のよいものではな
く、又温度変化やカウンタウエイトにショックが加わっ
たとき等には出力値(抵抗値)が変化する。特に、現在
のカウンタウエイトの総重量が大きく、それに追加する
ウエイトが軽量である場合には、全体重量に対する増加
重量の割合が小さくなって、ウエイトを追加したにも拘
わらず、それを重量検出器5で明確に検出できないこと
があった。例えば、図6の従来例では、支持装置4に第
1から第4の各ウエイト31〜34を支持させた状態で
は、それらの総重量が44トンとなり、その上に比較的
軽量(例えば6トン)の第5ウエイト35を追加したと
きの重量増加率は13.6%程度と比較的小さくなる。従っ
て、従来のカウンタウエイトの重量検出装置では、追加
ウエイトが軽量である場合には、新たにウエイトを載せ
たか否かを明確に検出(表示画面12上に表示)できな
いことがあり、オペレータが誤った判断をするおそれが
あった。尚、この種のクレーン車1では、旋回台後端部
21に取付けられるカウンタウエイト3の総重量によっ
て、許容される転倒モーメント量が変化するが、追加重
量を加味せずにカウンタウエイトの重量をセットすると
(性能切換操作をしないと)、実際には許容転倒モーメ
ント量に余力があるにも拘わらずその前に転倒防止装置
が作動して、それ以上の高負荷作業(転倒モーメント増
大側作業)が行えなくなる。
【0005】本願発明は、このような事情に鑑み、新た
に追加されるウエイトが軽量であっても、そのウエイト
が載せられたか否かを明確に検出し得るようにしたカウ
ンタウエイトの重量検出装置を提供することを目的とす
るものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記課題を
解決するための手段として次の構成を有している。
【0007】即ち、本願発明は、クレーン車の旋回台の
後端部に取付けた支持装置によって適数個のウエイトか
らなるカウンタウエイトを支持させ、且つ該支持装置に
設けた重量検出器によって各ウエイトの合計重量を検出
し得るようにしたクレーン車におけるカウンタウエイト
の重量検出装置において、支持装置に所定個数を超過し
た個数のウエイトを支持させたときに、該各ウエイトの
合計重量の重心が支持装置の支持支点より旋回台の後方
側に偏位し、しかも支持装置に支持されたカウンタウエ
イトの前方側が該カウンタウエイトの偏心重量によって
支持支点を中心にして若干量だけ上方に回動し得るよう
にするとともに、支持装置の支持支点より旋回台の前方
側において、カウンタウエイトの一部が旋回台の適所に
下方から衝合するようにしたことを特徴としている。
【0008】支持装置としては、油圧シリンダが採用可
能であり、該油圧シリンダは、旋回台後端部の左右両側
面に一対設けるとよい。又、重量検出器としては、例え
ば油圧シリンダに内蔵させたロードセルを採用すること
ができる。
【0009】支持装置に支持されるカウンタウエイト
は、支持装置の支持支点を中心にして旋回台の前後方向
に向く鉛直面内で若干量だけ回動し得るようにしてい
る。又、吊荷重量に見合うカウンタウエイトとして、例
えば合計5個のウエイトを使用する場合には、第1から
第4の各ウエイトを支持装置に支持させた状態で、それ
らのウエイト(4個)の合計重量の重心が側面視におい
て支持装置の支持支点の鉛直線上(もしくは前側)に位
置するようにしておく。そのとき、該4個のウエイトの
うちの一部を、上記支持支点より旋回台の前方側におい
て該旋回台の適所に下方から衝合(又はごく微小間隔を
もって近接)させておく。そして、それらのウエイト上
に追加する第5ウエイトを、上記支持支点より後方側に
偏心させた位置に載せることによって、カウンタウエイ
ト全体の重心を上記支持支点より後方側に偏位させるよ
うにしている。このように、カウンタウエイト全体の重
心が支持支点より後方側に偏位すると、その偏心重量に
よってカウンタウエイト全体を支持支点を中心にして回
動させるような作用が働き、その回動作用によって上記
衝合部分においてウエイトの一部を旋回台適所に下方か
ら圧接させるようにしている。尚、支持支点より前側に
おいてウエイトの一部が旋回台適所に下方から圧接する
と、その圧接部分のウエイト側に該圧接力と同等の反力
が下向きに加わるが、該反力の大きさは上記支持支点か
ら上記衝合部分までの水平距離が長くなるほど小さくな
る。従って、該反力を大きくするためには、上記衝合部
分を上記支持支点に対して水平方向に可及的に近づける
ことが好ましい。
【0010】
【発明の実施の形態】図1〜図5を参照して本願発明の
実施形態を説明すると、この実施形態のカウンタウエイ
トの重量検出装置は、例えば図6の従来例に示すような
クレーン車1に採用することができる。尚、図6に示す
クレーン車1は、キャリヤフレーム8上に旋回台2を設
置し、該旋回台2上に伸縮ブーム9と各ウインチ装置1
0,10と運転室11を取付けている。旋回台2の後端
部21は、旋回中心から半径方向にかなりの距離だけ突
出している。又、該旋回台後端部21の下面とキャリヤ
フレーム8の上面との間には、かなりの間隔を有してい
る。
【0011】本願実施形態のカウンタウエイトの重量検
出装置は、図1及び図2に示すように、カウンタウエイ
ト3を支持する支持装置4と、支持装置4に支持されて
いるカウンタウエイト3の総重量を検出する重量検出器
5を有している。
【0012】この実施形態では、カウンタウエイト3と
して、第1〜第5の合計5個のウエイト31〜35を適
宜組み合わせて使用し得るようになっている。尚、この
実施形態で使用される各ウエイトの重量は、下から順
次、第1ウエイト31が10トン、第2ウエイト32が
10トン、第3ウエイト33が14トン、第4ウエイト
34が10トン、第5ウエイト35が6トンである。
【0013】第1ウエイト31には、左右各面に上方に
延びる2本づつの縦長連結棒31a,31aが取付けら
れている。
【0014】第2ウエイト32は、第1ウエイト31と
同面積で、該第1ウエイト31の各連結棒31a,31
a・・間に収容した状態で第1ウエイト31上に載せら
れる。尚、第2ウエイト単体32における、各連結棒3
1a,31a・・が対応する位置には、該連結棒を嵌入
させる縦溝が形成されている。
【0015】第3ウエイト33は、第2ウエイト32と
同面積の下半部33aと一部を該下半部の後端部分から
後方にはみ出させた形状の上半部33bとを有してい
る。第3ウエイト33の下半部33aと上半部33bと
は段差を有しており、下半部33aの上面には、後述す
る支持装置4のフロート47を案内する円弧溝33cが
形成されている。この円弧溝33cには、上記フロート
47を係止するための係止溝33d,33d(2箇所)
が形成されている。又、この第3ウエイト33は、第1
ウエイト31の各連結棒31aの先端にそれぞれピン結
合(合計4箇所)して連結される。
【0016】第4ウエイト34は、第3ウエイト33の
上半部33bよりやや小さい面積に形成されている。そ
して、この第4ウエイト34は、第3ウエイト33の上
半部33b上に載せた状態で、該第3ウエイト33に左
右1箇所づつの合計2箇所でピン結合される。
【0017】第5ウエイト35は、第4ウエイト34と
同面積で、第4ウエイト34上に載置した状態で、該第
4ウエイト34に左右1箇所づつの合計2箇所でピン結
合される。
【0018】尚、第1ウエイト31と第2ウエイト32
と第3ウエイト33の下半部33aは、旋回台後端部2
1の下面側に位置され、又第3ウエイト33の上半部3
3bと第4ウエイト34と第5ウエイト35とは、旋回
台後端部21の後方に位置される。
【0019】支持装置4は、油圧シリンダ41が使用さ
れている。この油圧シリンダ41は、旋回台2の後端部
21における左右各側面に1つづつ設けられており、カ
ウンタウエイト3を2点支持するようにしている。尚、
この各油圧シリンダ41,41は、それぞれ取付台40
によって旋回台2の各側面に取付けている。
【0020】各油圧シリンダ41,41のシリンダロッ
ド42は、シリンダチューブを上下に貫通させている。
シリンダロッド42の上端部には、上下に屈伸可能な屈
伸リンク44を介して水平面内で揺動する揺動リンク4
5が取付けられている。揺動リンク45は回動シリンダ
43によって角度90°の範囲で揺動せしめ得るように
なっている。そして、油圧シリンダ41を伸縮させる
と、屈伸リンク44が屈伸してシリンダロッド42の上
下動を許容し、他方、回動シリンダ43を伸縮させる
と、揺動リンク45を介してシリンダロッド42を角度
90°の範囲で回動させることができるようになってい
る。又、シリンダロッド42の下端部には、第3ウエイ
ト33を係止するフロート47が連結ピン48で取付け
られている。このフロート47は、第3ウエイト33の
係止溝33dに下方から係止し得る長辺部と、第3ウエ
イト33の円弧溝33c内に挿入可能な短辺部とを有し
ている。そして、このフロート47は、連結ピン48を
中心として若干量だけ上下に揺動し得るようになってい
る。又、シリンダロッド42の上部露出部分には、シリ
ンダロッド42の回動を禁止するとともにカウンタウエ
イト3の重量を担持し得るロックピン46が抜き挿し自
在に挿入される。このロックピン46は、フロート47
の長辺部が係止溝33d内に嵌入した姿勢で且つフロー
ト47を所定高さまで持ち上げた状態でシリンダロッド
42の穴に挿入される。又、このロックピン46は、シ
リンダロッド42に挿入した状態で、取付台40の上部
に設けたサポートのU形溝内に嵌入して、シリンダロッ
ド42の水平回動を禁止するとともに、カウンタウエイ
ト3に急激なショックが加わったときに該サポートのU
形溝の底部に衝合してカウンタウエイト3の重量を担持
することができる(油圧シリンダ41に無理な負荷がか
からない)ようにしている。
【0021】重量検出器5は、支持装置4の油圧シリン
ダ41内にロードセルを内蔵させたものを使用してい
る。尚、この重量検出器5は、一方の油圧シリンダ41
にのみ使用している。そして、この重量検出器5は、油
圧シリンダ41に加わる負荷を検出してその検出信号
(電気信号)を運転室11内のコントローラに送り、そ
こで処理して表示画面12上に表示する。尚、この種の
重量検出器(ロードセル)5は、抵抗値が温度や作業時
のショックによって変化し、油圧シリンダ41に加わる
負荷をさほど精密に検出するものではない。
【0022】カウンタウエイト3は、支持装置4に次の
ようにして装着される。まず、旋回台2の旋回中心から
フロート47までの距離だけ離間した位置の、旋回中心
より前方側のキャリヤフレーム8上において、少なくと
も第3のウエイト33を含む適数個のウエイトを組付け
ておく。このとき、第3ウエイト33の円弧溝33c
が、旋回されてくるフロート47の直下に位置するよう
にしておく。次に、各油圧シリンダ41,41を伸縮調
整して、各フロート47,47が第3ウエイト33の円
弧溝33c内に挿入し得る高さに位置し、且つ各回動シ
リンダ43,43を操作して各フロート47,47の長
辺部が円弧溝33cと平行になり得る姿勢にする。そし
て、旋回台2の後端部21を第3ウエイト33上まで旋
回させて、各フロート47,47を円弧溝33c内に挿
入させ、各フロート47,47を各係止溝33d,33
dに対応させる。続いて、回動シリンダ43,43を操
作して、フロート47,47の各長辺部をそれぞれ係止
溝33d内に嵌入させた後、各油圧シリンダ41,41
を操作してフロート47,47を上動させれば、第3ウ
エイト33に連結されている各ウエイトを同時に持ち上
げることができる。又、このように、フロート47を所
定高さまで持ち上げた状態で、ロックピン46をシリン
ダロッド42に設けた穴に挿し込んでロックする。この
状態では、ロックピン46により、シリンダロッド42
の回動を禁止する。又、このロックピン46は、カウン
タウエイト3に急激なショックが加わったときに該ロッ
クピン46が取付台40上部のサポート上に衝合して、
該カウンタウエイト3の重量を担持できる。尚、この状
態では、旋回台2を自由に旋回させることができる。
【0023】尚、第4ウエイト34と第5ウエイト35
とは、予めキャリヤフレーム8上において第3ウエイト
33上に組付けておいてもよい。その場合の各ウエイト
の積層作業は、自分のクレーンで持ち上げて行うことが
できる。又、該第4ウエイト34と第5ウエイト35は
必要に応じて別のクレーンで第3ウエイト33上に積み
上げてもよい。
【0024】第1〜第4の合計4個のウエイト31〜3
4を組付けた状態で、それらのウエイトを支持装置4で
支持したときには、それらのウエイト31〜34の合計
重量の重心G1が図3に示すように側面視において支持
装置4の支持支点P(連結ピン48の位置)の鉛直線Q
上(もしくは前側)に位置するようにしている。そし
て、図3に鎖線図示するように第5ウエイト35を第4
ウエイト34上に載せた状態では、第1〜第5の各ウエ
イト31〜35の合計重量の重心Gが側面視において支
持装置4の支持支点Pの鉛直線Q上より後側に偏位する
ようになっている。
【0025】ところで、このカウンタウエイトの重量検
出装置では、第1〜第4の各ウエイト31〜34を支持
装置4で所定高さまで持ち上げたときに、支持装置4の
支持支点Pより旋回台2の前方側において、第3ウエイ
ト33の下半部33aの上面の一部が旋回台2の下面の
一部にほぼ接触状態で近接(又は衝合)するように設定
している。この実施形態では、支持装置4の支持支点P
より旋回台前方側の比較的近い位置において、旋回台2
の左右両側面の下端部に受け部材61をそれぞれ取付け
る一方、第3ウエイト33の下半部33aの上面に該各
受け部材61に衝合し得る適宜小高さの衝合ピン62
(左右2箇所にある)を突出させている。各受け部材6
1は高さを微調整し得るボルトを使用している。そし
て、第3ウエイト33を所定高さまで持ち上げた状態で
は、第3ウエイト33側の左右2つの衝合ピン62がそ
れぞれ旋回台2側の各受け部材61にほぼ接触状態で近
接(又は衝合)するようにしている。このように、受け
部材61と衝合ピン62とを設けると、第3ウエイト3
3の下半部33aの上面と旋回台2の下面との間に隙間
を形成することができ、第3ウエイト33が直接旋回台
2に衝合することがなくなる。
【0026】又、衝合ピン62と受け部材61とによる
衝合部分は、後述するように第5ウエイト35を追加し
たときのカウンタウエイト回動作用によって該衝合ピン
62側に下向きの反力F(図3)を発生させるためのも
のであるが、該反力Fの大きさは上記支持支点Pから衝
合部分(受け部材61、衝合ピン62)までの水平距離
L2が長くなるほど小さくなる。従って、所定大きさ以
上の反力Fを確保するためには、上記衝合部分(61,
62)を上記支持支点Pに対して水平方向に可及的に近
づける(距離L2)ことが好ましい。
【0027】このカウンタウエイトの重量検出装置で
は、第1〜第4までの各ウエイト31〜34を支持装置
4で支持した状態では、図3に示すように、それらのウ
エイトの合計重量W1の重心G1が側面視において支持装
置4の支持支点Pの鉛直線Q上(図3の例では同高さ)
にあって、第3ウエイト33側の衝合ピン62が旋回台
2側の受け部材61に圧接することがない。ところが、
第4ウエイト34の上に第5ウエイト35を載せると、
カウンタウエイト3の合計重量Wの重心Gが側面視にお
いて支持支点Pの鉛直線Qより水平距離L1だけ後側に
偏位し、その偏心重量W2でカウンタウエイト3全体を
支持支点Pを中心にして右回転方向に回動させる作用が
発生する。すると、第3ウエイト33側の衝合ピン62
が旋回台2側の受け部材61に強く衝合するようにな
り、そのとき該衝合ピン62に下向きの反力Fが働く。
このときの反力Fの大きさは、図3においてカウンタウ
エイト3の偏心重量W2×カウンタウエイト3の重心G
から支持支点Pまでの水平距離L1÷支持支点Pから衝
合部分までの水平距離L2である。従って、追加される
第5ウエイト35の重量を一定とすると、偏心重量W2
及び水平距離L1(回転モーメント)が決まり、該反力
Fを大きくするには、支持支点Pから衝合部分までの水
平距離L2を短くするとよい。尚、この実施形態では、
該水平距離L2を300〜400mm程度としている。
【0028】そして、上記反力Fは、支持装置4の支持
支点Pを下方に押し下げる作用をし、その結果、油圧シ
リンダ41に実際の第5ウエイト35の重量よりも大き
い荷重がかかることになる。これにより、油圧シリンダ
41に内蔵している重量検出器5が実際の増加重量より
も大きい荷重を検出するようになる。例えば、図5に示
すように、第1〜第4ウエイト31〜34の合計重量W
1を支持した状態では、重量検出器5がそのままの検出
抵抗値M0を出力する。次に、第5ウエイト35を追加
すると、通常の場合(反力Fがない場合)は、その追加
重量分を含む検出抵抗値M1を出力するが、もし温度変
化やショックなどで重量検出器5の検出精度が悪くなる
と、第5ウエイト35を追加したにも拘わらず、M1よ
りかなり低い検出抵抗値を出力することがある。ところ
で、この実施形態では、第5ウエイト35を追加すると
上記反力Fが発生し、重量検出器5に対して第1〜第5
ウエイト31〜35の合計重量Wと該反力Fとの合計負
荷が加わるようになり、重量検出器5がM2の検出抵抗
値を出力する。この場合、通常の場合よりM2−M1だけ
大きな検出抵抗値を出力する。
【0029】従って、追加した第5ウエイト35の重量
が比較的軽量(例えば6トン程度)であっても、その重
量よりかなり大きい荷重が油圧シリンダ41に加わる
(重量検出器5の抵抗値が大きくなる)ことになり、新
たに第5ウエイト35を追加したか否かを明確に知るこ
とができる。尚、この場合、重量検出器5から出力され
る抵抗値は、実際のカウンタウエイト3の重量と正確に
対応するものではないが、追加される第5ウエイト35
の重量は予めオペレータには解っており、オペレータは
追加されるウエイトが新たに載ったか否かを確認できれ
ばよい。尚、追加した第5ウエイト35が載ったことを
確認できれば、そのカウンタウエイト3の重量に見合う
性能に切換えて(モーメントリミットを大きくして)、
クレーン作業を行う。
【0030】本願実施形態のカウンタウエイト3では、
上記の各構成とは別に次の構成を有している。
【0031】図1に示すように、第2ウエイト32の上
面後端部に上向きの小突出片32aを取付けている。こ
の小突出片32aは、第3ウエイト以上の各ウエイト3
3,34,35の合計重量の重心より後側に位置してい
る。この小突出片32aは次の作用がある。即ち、第3
ウエイト33は、上半部33bが後方に大きく突出して
おり、しかも第4ウエイト34及び第5ウエイト35が
第3ウエイト33の上半部33b上に載置されるので、
第3ウエイト33以上の合計重量の重心が、第3ウエイ
ト33の円弧溝33cの位置より後側に寄ってしまう。
そして、もし第1ウエイト31の前側の連結棒31aと
第3ウエイト33との連結をし忘れた場合には、該第3
ウエイト33以上の偏心重量により該第3ウエイト以上
の各ウエイト33,34,35が後側に転倒しようとす
るが、そのときに、上記小突出片32aが第3ウエイト
33の下面に衝合して、その転倒を防止するように作用
する。
【0032】又、この実施形態では、第4ウエイト34
と第5ウエイト35とを図4に示すように構成してい
る。第4ウエイト34の上面側及び下面側の左右各端部
には、それぞれ切欠段部34a,34a・・が形成さ
れ、上面側の各切欠段部にそれぞれ1つづつのブラケッ
ト34b,34bが設けられているとともに、下面側の
各切欠段部にそれぞれ2枚1組のブラケット34c,3
4cが設けられている。これらの各ブラケット34b,
34cは、第4ウエイト34の左右各側面及び上、下面
からはみ出さない位置にある。尚、下面側のブラケット
34c,34cは第3ウエイト33側のブラケットとピ
ン結合される。
【0033】他方、第5ウエイト35の上面側及び下面
側の左右各端部には、それぞれ切欠段部35a,35a
が形成され、上面側の各切欠段部にそれぞれ1つづつの
ブラケット35b,35bが設けられているとともに、
下面側の各切欠段部にそれぞれ2枚1組のブラケット3
5c,35cが設けられている。上側の各ブラケット3
5b,35bは、第5ウエイト35の左右各側面及び上
面からはみ出さない位置にある。下側の各ブラケット3
5c,35cは、第5ウエイト35の左右各側面からは
み出さない位置にあるが下方には若干長さだけ突出させ
ている。即ち、各下側ブラケット35c,35cは、第
5ウエイト35を第4ウエイト34上に載置したとき
に、それぞれ第4ウエイト34の各上面側切欠段部34
a,34a内に嵌入して、第4ウエイト34の上側ブラ
ケット34b,34bと連結可能となっている。
【0034】このように、第4ウエイト34又は第5ウ
エイト35において、各上側のブラケット34b,35
bをそれぞれのウエイト上面より上方に突出しないよう
に設けると、第4ウエイト34までで使用する場合、あ
るいは第5ウエイト35を載せて使用する場合等の何れ
の場合でも、最上段に位置するウエイトの上側ブラケッ
ト(34b又は35b)が当該ウエイト上面より上方に
突出しなくなり、その分、カウンタウエイト3全体の高
さを低くできる。
【0035】又、第5ウエイト35の下面の左右方向中
央部には、各下側ブラケット35c,35cの下方突出
長さと同長さだけ下方に突出する接地台35dが設けら
れている。この接地台35dは、中央部分にかなりの面
積を有する矩形の平面部分を有し、さらに該平面部分の
前後各端部にそれぞれ前後小長さの板材35e,35e
を一体に取付けている。又、該接地台35dの前後長さ
(各板材35e,35eを含む長さ)は、第5ウエイト
35の前後幅よりやや短い長さに形成されている。そし
て、第5ウエイト35を地面上あるいはトラック荷台上
に置いたときに、該第5ウエイト35を面状の接地台3
5dと左右2つの下側ブラケット35c,35cとで3
点支持することができるようにしている。そのとき、接
地台35dが前後方向にかなりの長さを有しているの
で、支持脚となる3点が直線位置に並んでていも、第5
ウエイト35が前後方向にグラつくことがなく、設置姿
勢が安定する。又、この第5ウエイト35を、例えばト
ラック荷台上に置いたときには、接地台35dの面状部
分が接触するので該トラック荷台を傷つけることがな
い。
【0036】又、第4ウエイト34の上面の左右方向中
央部には、第5ウエイト35を第4ウエイト34上に重
ねたときに上記接地台35dを嵌入させるための切欠凹
部34dが形成されている。この切欠凹部34dの幅
は、300mm程度である。そして、第5ウエイト35を
第4ウエイト34上に重ねたときには、接地台35dが
符号35d′で示すように切欠凹部34d内に嵌入する
が、この状態では、切欠凹部34dの前後各端部に足掛
け用のスペースが残るようになっている。即ち、接地台
35dを切欠凹部34d内に嵌入させた状態では、前後
に突出する各板材35e,35eの左右両側に足差し込
み用のスペースが確保されるようになっている。尚、図
4において、符号34f,35fはカウンタウエイト3
上に登るときの握り棒、34g,35gは同じくカウン
タウエイト3上に登るときの足掛け用の凹部である。
【0037】
【発明の効果】本願発明のカウンタウエイトの重量検出
装置は、次のような効果がある。即ち、支持装置4に所
定個数(例えば第1〜第4の各ウエイト31〜34)を
超過した個数のウエイト(例えば第5ウエイト35)を
支持させると、カウンタウエイト3全体の重心Gが側面
視において支持支点Pの鉛直線Qより後側に偏位し、そ
の偏心重量でカウンタウエイト3全体を支持支点Pを中
心にして右回転方向に回動させる作用が発生する。その
とき、支持支点Pより前方側においてカウンタウエイト
3の一部(衝合ピン62)が旋回台2の下面(受け部材
61)に強く衝合するようになり、該衝合部分(衝合ピ
ン62)に下向きの反力Fが働く。その反力Fは、支持
装置4の支持支点Pを下方に押し下げる作用をし、その
結果、支持装置4(油圧シリンダ41)に実際の超過ウ
エイト(第5ウエイト35)の重量よりも大きい荷重が
かかることになり、重量検出器5が実際の超過重量より
も大きい荷重を検出するようになる。従って、超過した
ウエイト(第5ウエイト35)の重量が比較的軽量(例
えば6トン程度)であっても、超過ウエイトが載ってい
るか否かをオペレータが運転室11内で明確に確認する
ことができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願実施形態のカウンタウエイトの重量検出装
置を採用したクレーン車の一部側面図である。
【図2】図1の平面図である。
【図3】図1のカウンタウエイトの重量検出装置の作用
説明図である。
【図4】図1のカウンタウエイトの重量検出装置で使用
されている第4ウエイトと第5ウエイトの斜視図であ
る。
【図5】図1のカウンタウエイトの重量検出装置の作用
を示すグラフである。
【図6】従来のカウンタウエイトの重量検出装置を採用
したクレーン車の一部側面図である。
【符号の説明】 1はクレーン車、2は旋回台、3はカウンタウエイト、
4は支持装置、5は重量検出器、21は旋回台後端部、
31〜35はそれぞれウエイト、41は油圧シリンダ、
Gはカウンタウエイトの重心、Pは支持装置の支持支点
である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 クレーン車の旋回台(2)の後端部(2
    1)に取付けた支持装置(4)によって適数個のウエイ
    ト(31〜35)からなるカウンタウエイト(3)を支
    持させ、且つ該支持装置(4)に設けた重量検出器
    (5)によって各ウエイト(31〜35)の合計重量を
    検出し得るようにしたクレーン車におけるカウンタウエ
    イトの重量検出装置であって、 前記支持装置(4)に所定個数のウエイト(31〜3
    4)を超過した個数のウエイト(35)を支持させたと
    きに、カウンタウエイト(3)全体の重心(G)が支持
    装置(4)の支持支点(P)より旋回台(2)の後方側
    に偏位し、しかも支持装置(4)に支持されたカウンタ
    ウエイト(3)の前方側が該カウンタウエイト(3)の
    偏心重量によって前記支持支点(P)を中心にして若干
    量だけ上方に回動し得るようにするとともに、 前記支持装置(4)の支持支点(P)より旋回台(2)
    の前方側において、前記カウンタウエイト(3)の一部
    が旋回台(2)の適所に下方から衝合するようにした、 ことを特徴とするクレーン車におけるカウンタウエイト
    の重量検出装置。
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