JPH0986977A - セメントクリンカー原料、それを用いたセメント、及びその製造方法 - Google Patents
セメントクリンカー原料、それを用いたセメント、及びその製造方法Info
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- JPH0986977A JPH0986977A JP7241410A JP24141095A JPH0986977A JP H0986977 A JPH0986977 A JP H0986977A JP 7241410 A JP7241410 A JP 7241410A JP 24141095 A JP24141095 A JP 24141095A JP H0986977 A JPH0986977 A JP H0986977A
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- C04B7/24—Cements from oil shales, residues or waste other than slag
- C04B7/246—Cements from oil shales, residues or waste other than slag from waste building materials, e.g. waste asbestos-cement products, demolition waste
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- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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- Y02P40/10—Production of cement, e.g. improving or optimising the production methods; Cement grinding
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- Processing And Handling Of Plastics And Other Materials For Molding In General (AREA)
- Separation, Recovery Or Treatment Of Waste Materials Containing Plastics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 銅を含む産業廃棄物である廃棄車輌のシュレ
ッダーダストを含有してなるセメントクリンカー原料を
使用することによって、セメント中の銅の量を特定で
き、セメントの凝結時間を調整でき、より安価にセメン
トを製造することができるセメントクリンカー原料を提
供すること。 【解決手段】 廃棄車輌のシュレッダーダストを含有し
てなるセメントクリンカー原料を、また、該セメントク
リンカー原料を使用してなるセメントを、さらには、該
セメントの製造方法を構成とする。
ッダーダストを含有してなるセメントクリンカー原料を
使用することによって、セメント中の銅の量を特定で
き、セメントの凝結時間を調整でき、より安価にセメン
トを製造することができるセメントクリンカー原料を提
供すること。 【解決手段】 廃棄車輌のシュレッダーダストを含有し
てなるセメントクリンカー原料を、また、該セメントク
リンカー原料を使用してなるセメントを、さらには、該
セメントの製造方法を構成とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、セメントクリンカ
ー原料、特に、産業廃棄物である廃棄車輌のシュレッダ
ーダストを含有してなるセメントクリンカー原料、それ
を用いたセメント、及びその製造方法に関する。
ー原料、特に、産業廃棄物である廃棄車輌のシュレッダ
ーダストを含有してなるセメントクリンカー原料、それ
を用いたセメント、及びその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術とその課題】土木、建築分野においてコン
クリートは多く使用され、そのコンクリートには通常、
ポルトランドセメントが使用されている。ポルトランド
セメントはJIS R 5210で規定され、セメントクリンカー
と二水セッコウを、さらに、場合によっては5重量%以
下の混合材を混合し、粉砕して製造されている。
クリートは多く使用され、そのコンクリートには通常、
ポルトランドセメントが使用されている。ポルトランド
セメントはJIS R 5210で規定され、セメントクリンカー
と二水セッコウを、さらに、場合によっては5重量%以
下の混合材を混合し、粉砕して製造されている。
【0003】セメントクリンカーは、このようにセメン
ト製造における半製品であり、例えば、石灰石、粘土、
珪石、及び鉄原料等のCaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3を
含有する原料を所定のCaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3比
になるように調合して、90μm篩い残分20重量%程度に
粉砕し、ロータリーキルン等の焼成炉で1,400〜1,800℃
の温度で焼成し、焼成炉の出口で空気流等で直ちに冷却
して製造されるもので、通常、例えば、SiO221重量%、
Al2O35重量%、Fe2O33重量%、及びCaO61重量%程度
の化学成分を持つものである。
ト製造における半製品であり、例えば、石灰石、粘土、
珪石、及び鉄原料等のCaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3を
含有する原料を所定のCaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3比
になるように調合して、90μm篩い残分20重量%程度に
粉砕し、ロータリーキルン等の焼成炉で1,400〜1,800℃
の温度で焼成し、焼成炉の出口で空気流等で直ちに冷却
して製造されるもので、通常、例えば、SiO221重量%、
Al2O35重量%、Fe2O33重量%、及びCaO61重量%程度
の化学成分を持つものである。
【0004】一方、JIS R 5210に規定されるポルトラン
ドセメントの凝結時間の調整は、一般にセメントクリン
カー中のCaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3比、ポルトラン
ドセメントの粉末度、並びに、ポルトランドセメント中
の二水セッコウの含有量を操作することなどによって行
われる。しかしながら、これらの操作は、凝結時間の調
整は可能なものの、同時に、圧縮強さ等の他のセメント
物性をも変化させるため、凝結時間のみを調整すること
は困難であるという課題があった。
ドセメントの凝結時間の調整は、一般にセメントクリン
カー中のCaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3比、ポルトラン
ドセメントの粉末度、並びに、ポルトランドセメント中
の二水セッコウの含有量を操作することなどによって行
われる。しかしながら、これらの操作は、凝結時間の調
整は可能なものの、同時に、圧縮強さ等の他のセメント
物性をも変化させるため、凝結時間のみを調整すること
は困難であるという課題があった。
【0005】セメントクリンカー原料中にCaO、SiO2、A
l2O3、及びFe2O3以外の化学成分が存在すると、セメン
トクリンカーの焼成炉内で付着物が生成しやすくなりセ
メントクリンカーが製造しにくくなったり、セメントク
リンカーの水和反応性が変動するなどの影響がある。そ
のため、セメントクリンカー原料には、CaO、SiO2、Al2
O3、及びFe2O3以外の化学成分は極力混合しないように
しており、一般に、MgO、SO3、Na2O、K2O、及びClイオ
ンの少ない原料を用いる必要がある。
l2O3、及びFe2O3以外の化学成分が存在すると、セメン
トクリンカーの焼成炉内で付着物が生成しやすくなりセ
メントクリンカーが製造しにくくなったり、セメントク
リンカーの水和反応性が変動するなどの影響がある。そ
のため、セメントクリンカー原料には、CaO、SiO2、Al2
O3、及びFe2O3以外の化学成分は極力混合しないように
しており、一般に、MgO、SO3、Na2O、K2O、及びClイオ
ンの少ない原料を用いる必要がある。
【0006】セメント業界は、従来から土木・建築分野
等公共的に貢献度の高い業界であり、最近は他の業界で
発生する産業廃棄物をセメントクリンカー原料として使
用することが多くなり、産業廃棄物処理の面でも社会へ
の貢献度が高まっている。しかしながら、産業廃棄物を
セメントクリンカー原料として使用した場合、産業廃棄
物によっては、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3を含む
が、それ以外の化学成分、例えば、MgO、SO3、Na2O、K2
O、及びClイオンの他、Cu、Zn、及びPb等の重金属類を
多く含むものが多いという課題があった。
等公共的に貢献度の高い業界であり、最近は他の業界で
発生する産業廃棄物をセメントクリンカー原料として使
用することが多くなり、産業廃棄物処理の面でも社会へ
の貢献度が高まっている。しかしながら、産業廃棄物を
セメントクリンカー原料として使用した場合、産業廃棄
物によっては、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3を含む
が、それ以外の化学成分、例えば、MgO、SO3、Na2O、K2
O、及びClイオンの他、Cu、Zn、及びPb等の重金属類を
多く含むものが多いという課題があった。
【0007】従来、これらCaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O
3以外の化学成分のセメント物性への影響は充分に知ら
れてはおらず、セメントの物性値を不安定にする可能性
があることから、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3以外の
化学成分を多量に含有する原料はセメントクリンカー原
料としては使用されにくいという課題があった。
3以外の化学成分のセメント物性への影響は充分に知ら
れてはおらず、セメントの物性値を不安定にする可能性
があることから、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3以外の
化学成分を多量に含有する原料はセメントクリンカー原
料としては使用されにくいという課題があった。
【0008】一方、廃棄車両は鉄リサイクル処理工場で
シュレッダー等の大型カッターで細かく切断され、磁選
機や比重分離機などを通して鉄や非鉄金属を分離回収し
リサイクルされ、シュレッダーダストと呼ばれる産業廃
棄物が発生している。
シュレッダー等の大型カッターで細かく切断され、磁選
機や比重分離機などを通して鉄や非鉄金属を分離回収し
リサイクルされ、シュレッダーダストと呼ばれる産業廃
棄物が発生している。
【0009】このシュレッダーダストは、現在、「廃棄
物の処理及び清掃に関する法律」に則って安定型廃棄物
として埋立処理されている。
物の処理及び清掃に関する法律」に則って安定型廃棄物
として埋立処理されている。
【0010】安定型廃棄物とは、一般的にはそれを埋立
処理したとき生物分解を受けたり、化学的な反応を起す
ことのない安定した物性をもつ廃棄物であり、言換えれ
ば、埋立地においてガス発生、発熱、あるいは環境汚染
物質を多く含む浸出液を生成することのない廃棄物であ
る。
処理したとき生物分解を受けたり、化学的な反応を起す
ことのない安定した物性をもつ廃棄物であり、言換えれ
ば、埋立地においてガス発生、発熱、あるいは環境汚染
物質を多く含む浸出液を生成することのない廃棄物であ
る。
【0011】しかしながら、廃棄車両中の金属類の回収
は難しく、特に、非鉄金属類の回収効率は鉄の回収効率
ほど期待できないもので、シュレッダーダスト中にはま
だ回収しきれない種々の金属類が残留しているのが通常
である。特に、重金属が多く残留しており、その埋立処
理場から重金属類が溶出して環境を汚染することがある
と指摘されるようになった。
は難しく、特に、非鉄金属類の回収効率は鉄の回収効率
ほど期待できないもので、シュレッダーダスト中にはま
だ回収しきれない種々の金属類が残留しているのが通常
である。特に、重金属が多く残留しており、その埋立処
理場から重金属類が溶出して環境を汚染することがある
と指摘されるようになった。
【0012】この指摘によりシュレッダーダストは、法
改正により平成8年4月をもって、安定型廃棄物から、
重金属類の管理が厳しい管理型廃棄物となり、そのため
に、埋立処理コストが上昇することから、リサイクル業
者の廃棄物の処理費用が増大するという課題があった。
改正により平成8年4月をもって、安定型廃棄物から、
重金属類の管理が厳しい管理型廃棄物となり、そのため
に、埋立処理コストが上昇することから、リサイクル業
者の廃棄物の処理費用が増大するという課題があった。
【0013】管理型廃棄物とは、有害な重金属類を含有
するが、その値が環境庁の定める「産業廃棄物に含まれ
る金属等の検定方法」によって総理府の定める埋立基準
値以下であるものである。
するが、その値が環境庁の定める「産業廃棄物に含まれ
る金属等の検定方法」によって総理府の定める埋立基準
値以下であるものである。
【0014】現在、管理型廃棄物の埋立処理場の数や面
積は、安定型廃棄物の埋立処理場に比べて少なく、ま
た、埋立処理場の建設コストは、安定型廃棄物の場合に
比べて、管理型廃棄物の場合の方が高くなるので、埋立
処理業者によっては、シュレッダーダストの管理型埋立
処理を敬遠する場合もみられ、シュレッダーダストの処
理場所の確保が困難になるという課題があった。
積は、安定型廃棄物の埋立処理場に比べて少なく、ま
た、埋立処理場の建設コストは、安定型廃棄物の場合に
比べて、管理型廃棄物の場合の方が高くなるので、埋立
処理業者によっては、シュレッダーダストの管理型埋立
処理を敬遠する場合もみられ、シュレッダーダストの処
理場所の確保が困難になるという課題があった。
【0015】本発明者は、前記課題を解消するために種
々検討を重ねた結果、セメントクリンカー製造時に廃棄
車輌のシュレッダーダストを併用することにより、前記
課題が解消できる知見を得て本発明を完成するに至っ
た。
々検討を重ねた結果、セメントクリンカー製造時に廃棄
車輌のシュレッダーダストを併用することにより、前記
課題が解消できる知見を得て本発明を完成するに至っ
た。
【0016】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、廃棄車
輌のシュレッダーダストを含有してなるセメントクリン
カー原料であり、セメントクリンカー原料の一部として
該シュレッダーダストを使用してなるセメントであり、
その製造方法である。
輌のシュレッダーダストを含有してなるセメントクリン
カー原料であり、セメントクリンカー原料の一部として
該シュレッダーダストを使用してなるセメントであり、
その製造方法である。
【0017】以下、本発明を詳細を説明する。
【0018】通常、セメントは、例えば、JIS R 5210で
規定されるポルトランドセメントのように、CaO、Si
O2、Al2O3、及びFe2O3を含む原料を熱処理して得られる
セメントクリンカーを粉砕して得られるものである。
規定されるポルトランドセメントのように、CaO、Si
O2、Al2O3、及びFe2O3を含む原料を熱処理して得られる
セメントクリンカーを粉砕して得られるものである。
【0019】本発明のセメントクリンカー原料とは、セ
メント製造における半製品であるセメントクリンカーの
原料であり、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3を含む原料
とシュレッダーダストを、クリンカー中のCaO、SiO2、A
l2O3、及びFe2O3比が所定の値になるように、例えば、
普通ポルトランドセメントを製造する場合は、CaO40重
量%、SiO214重量、Al2O33重量%、及びFe2O32重量%
となるように調合し、通常、90μm篩い残分が20〜30重
量%程度になるように粉砕して調製される。
メント製造における半製品であるセメントクリンカーの
原料であり、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3を含む原料
とシュレッダーダストを、クリンカー中のCaO、SiO2、A
l2O3、及びFe2O3比が所定の値になるように、例えば、
普通ポルトランドセメントを製造する場合は、CaO40重
量%、SiO214重量、Al2O33重量%、及びFe2O32重量%
となるように調合し、通常、90μm篩い残分が20〜30重
量%程度になるように粉砕して調製される。
【0020】CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O3を含む原料
は特に限定されるものではないが、一般に、石灰石、粘
土、珪石、カラミ、及び石炭灰等が使用される。
は特に限定されるものではないが、一般に、石灰石、粘
土、珪石、カラミ、及び石炭灰等が使用される。
【0021】本発明では、凝結時間を短縮したセメント
を製造するために、銅を、例えば、1〜5重量%程度含
有する廃棄車輌のシュレッダーダストをセメントクリン
カー原料の一部として使用する。
を製造するために、銅を、例えば、1〜5重量%程度含
有する廃棄車輌のシュレッダーダストをセメントクリン
カー原料の一部として使用する。
【0022】本発明で使用する廃棄車輌のシュレッダー
ダスト(以下単にシュレッダーダストという)とは、廃棄
車輌のシュレッダーやギロチンシャー型式などの大型カ
ッターにより細かく切断し、磁選機で鉄類を、比重分離
機で非鉄金属類を分離回収する廃棄車輌のリサイクル処
理工程において回収しきれず残る残渣物である。この残
渣物は、車輌の内装を構成するプラスチックや配線など
や、リサイクル処理工程で分離しきれない鉄類や非鉄金
属類を含有する。本発明で使用するシュレッダーダスト
とは、残渣物とこの残渣物を溶融及び/又は焼成した熱
処理物を総称するものである。
ダスト(以下単にシュレッダーダストという)とは、廃棄
車輌のシュレッダーやギロチンシャー型式などの大型カ
ッターにより細かく切断し、磁選機で鉄類を、比重分離
機で非鉄金属類を分離回収する廃棄車輌のリサイクル処
理工程において回収しきれず残る残渣物である。この残
渣物は、車輌の内装を構成するプラスチックや配線など
や、リサイクル処理工程で分離しきれない鉄類や非鉄金
属類を含有する。本発明で使用するシュレッダーダスト
とは、残渣物とこの残渣物を溶融及び/又は焼成した熱
処理物を総称するものである。
【0023】シュレッダーダストの使用量は特に限定さ
れるものではないが、セメントクリンカー原料100重量
部中、10重量部以下が好ましく、かつ、セメントの凝結
時間を短縮するために、セメント中の銅成分の量が400
〜1,000ppm程度になるように配合することが好ましい。
シュレッダーダストの使用量が10重量部を越えるとセメ
ントクリンカー原料中の、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O
3比を一定にすることが困難になり、セメントクリンカ
ーの製造が困難になる場合がある。また、セメント中の
銅成分の量が400ppm未満では凝結時間に影響はなく、1,
000ppmを越えるとセメントの凝結時間を短縮する効果が
なくなり、セメントの圧縮強さの低下を引き起こす場合
がある。
れるものではないが、セメントクリンカー原料100重量
部中、10重量部以下が好ましく、かつ、セメントの凝結
時間を短縮するために、セメント中の銅成分の量が400
〜1,000ppm程度になるように配合することが好ましい。
シュレッダーダストの使用量が10重量部を越えるとセメ
ントクリンカー原料中の、CaO、SiO2、Al2O3、及びFe2O
3比を一定にすることが困難になり、セメントクリンカ
ーの製造が困難になる場合がある。また、セメント中の
銅成分の量が400ppm未満では凝結時間に影響はなく、1,
000ppmを越えるとセメントの凝結時間を短縮する効果が
なくなり、セメントの圧縮強さの低下を引き起こす場合
がある。
【0024】一方、JIS R 5210はポルトランドセメント
中の塩素濃度を200ppm以下と規定しているので、JIS R
5210で規定するポルトランドセメントを製造する場合に
は、シュレッダーダスト中の塩素量について注意する必
要がある。ポルトランドセメント中の塩素量がJIS規格
を逸脱する場合の対応策として、原料中の塩素の管理
や、シュレッダーダストの水洗処理、セメントクリンカ
ー製造設備での塩素バイパスの付加などの手法が有効で
ある。
中の塩素濃度を200ppm以下と規定しているので、JIS R
5210で規定するポルトランドセメントを製造する場合に
は、シュレッダーダスト中の塩素量について注意する必
要がある。ポルトランドセメント中の塩素量がJIS規格
を逸脱する場合の対応策として、原料中の塩素の管理
や、シュレッダーダストの水洗処理、セメントクリンカ
ー製造設備での塩素バイパスの付加などの手法が有効で
ある。
【0025】本発明において、シュレッダーダストの投
入方法は特に制限されるものではないが、SiO2、Al
2O3、Fe2O3、及びCaOを含むセメントクリンカー原料を
粉砕する際に、シュレッダーダストを添加することが好
ましい。また、シュレッダーダスト無添加のセメントク
リンカーとシュレッダーダスト添加のセメントクリンカ
ーの混合物を本発明のセメントクリンカーとして使用す
る方法や、シュレッダーダスト無添加のセメントとシュ
レッダーダストを添加して製造したセメントを混合する
方法等も可能である。
入方法は特に制限されるものではないが、SiO2、Al
2O3、Fe2O3、及びCaOを含むセメントクリンカー原料を
粉砕する際に、シュレッダーダストを添加することが好
ましい。また、シュレッダーダスト無添加のセメントク
リンカーとシュレッダーダスト添加のセメントクリンカ
ーの混合物を本発明のセメントクリンカーとして使用す
る方法や、シュレッダーダスト無添加のセメントとシュ
レッダーダストを添加して製造したセメントを混合する
方法等も可能である。
【0026】
【実施例】以下実施例により、本発明を具体的に説明す
る。
る。
【0027】実施例1 105℃で2時間乾燥した、石灰石80.0重量部、頁岩12.6
重量部、石炭灰3.3重量部、珪石2.6重量部、及びカラミ
1.5重量部を調合して、粉砕し、90μm篩い残分24%の
セメントクリンカー原料を調整した。このセメントクリ
ンカー原料の化学分析値を、JIS R 5202やJIS G 1219に
基づいて測定したところ、強熱減量41重量%、SiO214重
量%、Al2O33重量%、Fe2O32重量%、CaO40重量%、
及びCu125ppmであった。次に、シュレッダーダストを52
0℃で12時間燃焼させ、その灰分を調製し、シュレッダ
ーダストとして使用した。その化学分析値は、SiO234.8
重量%、Al2O38.2重量%、Fe2O326.9重量%、及びCaO7.
7重量%、並びに、Cu2.3重量%、Cl0.5重量%であっ
た。調製したセメントクリンカー原料とシュレッダーダ
ストを表1に示すように混合し、マッフル炉で1,600
℃、40分焼成してセメントクリンカーとした。焼成した
セメントクリンカーを、一度最大径2mm程度に粗砕した
後、そのセメントクリンカー96重量部と二水セッコウ4
重量部を、φ30mmの鉄球を6.6kg入れた内容積4,800cm3
の鉄製円筒型容器であるポットミルに入れて、ブレーン
比表面積で3,200cm2/gまで粉砕してセメントを製造し、
それを用いて、その凝結時間と圧縮強さの測定を行っ
た。結果を表1に示す。
重量部、石炭灰3.3重量部、珪石2.6重量部、及びカラミ
1.5重量部を調合して、粉砕し、90μm篩い残分24%の
セメントクリンカー原料を調整した。このセメントクリ
ンカー原料の化学分析値を、JIS R 5202やJIS G 1219に
基づいて測定したところ、強熱減量41重量%、SiO214重
量%、Al2O33重量%、Fe2O32重量%、CaO40重量%、
及びCu125ppmであった。次に、シュレッダーダストを52
0℃で12時間燃焼させ、その灰分を調製し、シュレッダ
ーダストとして使用した。その化学分析値は、SiO234.8
重量%、Al2O38.2重量%、Fe2O326.9重量%、及びCaO7.
7重量%、並びに、Cu2.3重量%、Cl0.5重量%であっ
た。調製したセメントクリンカー原料とシュレッダーダ
ストを表1に示すように混合し、マッフル炉で1,600
℃、40分焼成してセメントクリンカーとした。焼成した
セメントクリンカーを、一度最大径2mm程度に粗砕した
後、そのセメントクリンカー96重量部と二水セッコウ4
重量部を、φ30mmの鉄球を6.6kg入れた内容積4,800cm3
の鉄製円筒型容器であるポットミルに入れて、ブレーン
比表面積で3,200cm2/gまで粉砕してセメントを製造し、
それを用いて、その凝結時間と圧縮強さの測定を行っ
た。結果を表1に示す。
【0028】<使用材料> 石灰石 :電気化学工業株式会社青海鉱山産 頁岩 :電気化学工業株式会社青海鉱山産 石炭灰 :フライアッシュ、市販品 珪石 :市販品 カラミ :水カラミ シュレッダーダスト:廃棄車両のシュレッダーダスト 二水セッコウ:天然二水セッコウ、市販品
【0029】<測定方法> ブレーン比表面積:JIS R 5201に基づき測定 凝結時間 :JIS R 5201に基づき測定 圧縮強さ :JIS R 5201に基づき、材齢28日で測定
【0030】
【表1】
【0031】
【発明の効果】本発明のセメントクリンカー原料を使用
して、セメント中の銅の量を特定することによりセメン
トの凝結時間を調整できる。また、銅を含む産業廃棄物
であるシュレッダーダストを使用することにより、安価
にセメントを製造することができる等の効果を奏するこ
とができる。
して、セメント中の銅の量を特定することによりセメン
トの凝結時間を調整できる。また、銅を含む産業廃棄物
であるシュレッダーダストを使用することにより、安価
にセメントを製造することができる等の効果を奏するこ
とができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 住田 守 新潟県西頸城郡青海町大字青海2209番地 電気化学工業株式会社青海工場内
Claims (3)
- 【請求項1】 廃棄車輌のシュレッダーダストを含有し
てなるセメントクリンカー原料。 - 【請求項2】 セメントクリンカー原料の一部として廃
棄車輌のシュレッダーダストを使用してなるセメント。 - 【請求項3】 廃棄車輌のシュレッダーダストをセメン
トクリンカー原料の一部とすることを特徴とするセメン
トの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7241410A JPH0986977A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | セメントクリンカー原料、それを用いたセメント、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7241410A JPH0986977A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | セメントクリンカー原料、それを用いたセメント、及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0986977A true JPH0986977A (ja) | 1997-03-31 |
Family
ID=17073882
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7241410A Pending JPH0986977A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | セメントクリンカー原料、それを用いたセメント、及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0986977A (ja) |
Cited By (11)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100320570B1 (ko) * | 1999-06-25 | 2002-01-12 | 김여수 | 시멘트 제조공정에서 폐 자동차 슈레더 더스트의 처리방법 |
| JP2008080299A (ja) * | 2006-09-28 | 2008-04-10 | Sumitomo Osaka Cement Co Ltd | 鉄系廃棄物原料の処理方法 |
| JP2009234835A (ja) * | 2008-03-26 | 2009-10-15 | Taiheiyo Cement Corp | 廃自動車シュレッダーダストのセメント焼成用燃料化方法 |
| JP2009242146A (ja) * | 2008-03-31 | 2009-10-22 | Taiheiyo Cement Corp | 廃自動車シュレッダーダストのセメント焼成用燃料化方法 |
| JP2010131551A (ja) * | 2008-12-05 | 2010-06-17 | Mitsubishi Materials Corp | セメント製造工程を用いたシュレッダーダストの処理方法 |
| JP2012201519A (ja) * | 2011-03-23 | 2012-10-22 | Taiheiyo Cement Corp | セメント組成物 |
| WO2013137114A1 (ja) * | 2012-03-15 | 2013-09-19 | 株式会社トクヤマ | ポルトランドセメントクリンカーの製造方法 |
| JP2013189329A (ja) * | 2012-03-13 | 2013-09-26 | Ube Industries Ltd | セメントクリンカーのb値の制御方法及びセメントクリンカーの製造方法 |
| JP2013193926A (ja) * | 2012-03-21 | 2013-09-30 | Ube Industries Ltd | セメントクリンカー及びセメントクリンカーの製造方法 |
| JP2014076919A (ja) * | 2012-10-11 | 2014-05-01 | Tokuyama Corp | ポルトランドセメントクリンカーの製造方法 |
| CN110078392A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-02 | 广西科技大学 | 利用废弃烧结页岩砖粉末生产生态型水泥的方法 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP7241410A patent/JPH0986977A/ja active Pending
Cited By (12)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| CN110078392A (zh) * | 2019-05-23 | 2019-08-02 | 广西科技大学 | 利用废弃烧结页岩砖粉末生产生态型水泥的方法 |
| CN110078392B (zh) * | 2019-05-23 | 2021-10-22 | 广西科技大学 | 利用废弃烧结页岩砖粉末生产生态型水泥的方法 |
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