JPH0986988A - セメント用硬化促進材 - Google Patents

セメント用硬化促進材

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JPH0986988A
JPH0986988A JP7250756A JP25075695A JPH0986988A JP H0986988 A JPH0986988 A JP H0986988A JP 7250756 A JP7250756 A JP 7250756A JP 25075695 A JP25075695 A JP 25075695A JP H0986988 A JPH0986988 A JP H0986988A
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weight
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cao
cement
hardening accelerator
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JP7250756A
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Minoru Takehiro
実 武広
Shigeru Matsuura
茂 松浦
Yasuhisa Taguma
靖久 田熊
Shunichiro Uchida
俊一郎 宇智田
Shinichi Kataoka
慎一 片岡
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Taiheiyo Cement Corp
Onoda Corp
Original Assignee
Chichibu Onoda Cement Corp
Onoda Corp
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    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B7/00Hydraulic cements
    • C04B7/32Aluminous cements
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B40/00Processes, in general, for influencing or modifying the properties of mortars, concrete or artificial stone compositions, e.g. their setting or hardening ability
    • C04B40/0028Aspects relating to the mixing step of the mortar preparation
    • C04B40/0039Premixtures of ingredients
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C04CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
    • C04BLIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
    • C04B2103/00Function or property of ingredients for mortars, concrete or artificial stone
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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 8CaO・Na2O・3Al2O3を50重量%以上含
むCaO-Na2O-Al2O3系焼成物及び3CaO・3Al2O3・CaSO4
主成分とするCaO-Al2O3-CaSO4系焼成物を含有するセメ
ント用硬化促進材、及びこれを用いるセメントペース
ト、モルタル、コンクリートの凝結、硬化促進方法。 【効果】 このセメント用硬化促進材はセメントペース
ト、モルタル、コンクリートを極めて速やかに凝結、硬
化させ、かつ得られる硬化体の初期強度及び長期強度も
高いので、速硬材及び急結材として有用である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トンネル、橋脚の
ような天井、壁面にセメントモルタルやコンクリートを
吹き付けるに際し、モルタルやコンクリートに自重によ
る剥落の余裕を与えず急速に硬化させるとともに、長期
にわたる強度を付与するための急結材や、セメントに混
合することにより初期強度発現性を高めるための硬化促
進材として有用なセメント用硬化促進材に関する。
【0002】
【従来の技術】水和活性に優れた組成物をセメントペー
スト、モルタルやコンクリートに混合することによっ
て、セメントの硬化、凝結速度を調整することができ、
これによりコンクリートやモルタルの初期強度を著しく
高めたり、凝結時間を極端に短くすることが可能であ
る。この組成物を用いてトンネルの天井部、橋台下など
の天板にコンクリートやモルタルを吹き付ける、いわゆ
る吹き付け工法が広く行われている。また、この組成物
は硬化時間が速いため即脱型のコンクリート二次製品等
にも使用されている。
【0003】この組成物はセメント用急結材、速硬性混
和材等と呼ばれ(本発明では、これらをセメント用硬化
促進材と総称する)、例えば水ガラスを主体とするも
の、アルミン酸塩を主体とするもの、か焼明ばん石を主
体とするもの等が知られている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、これら
従来のセメント用硬化促進材は、種々の問題を有し、特
に吹き付け工事に利用する場合には改良すべき点があっ
た。
【0005】すなわち、吹き付け工事に使用する流動性
コンクリートとして必要な特性は、付着性が良好で跳ね
返りが少ないこと、コンクリートの凝結が早く付着後直
ちに硬化すること、芯材となる鋼材を腐食させないこと
などが挙げられる。これに対し水ガラスを主体とするも
のは硬化後のコンクリートの強度が向上せず長期安定性
が不充分で、しかもアルカリ量も多くアルカリ公害を生
じる恐れがある。
【0006】また、アルミン酸ソーダと炭酸ソーダとか
らなる急結材は、その添加量の変動により凝結時間、初
期強度が大きく変化し、品質が安定しないという問題点
が指摘されている。また、これらは吸湿性が高く、アル
カリ量も多く長期安定性にも問題があった。か焼明ばん
石を主体とするものは、付着性が低く初期強度発現性も
低い。溶融アルミン酸カルシウム系急結材では、溶融カ
ルシウムアルミネートの組成がCaO/Al2O3モル比で1.
7付近でかつ非晶質のものを用いた場合に理想的な急結
性能を示すがCaO/Al2O3モル比の変動や、冷却速度の不
足によるアルミン酸カルシウムの結晶化によりその急結
性は低下する。
【0007】一方、ナトリウムカルシウムアルミネート
化合物系急結材では、セメントに対して充分な量を添加
しないと充分な急結性能が発揮できない場合があり、ま
た、通常では特に問題を生じないが、厳冬期には急結性
能が低下するもの、硬化後の強度が充分に発現しないも
のがある。
【0008】例えば、特開平2−258659号公報に
はCaO-Na2O-Al2O3系焼成物でCaOが20〜53重量%、N
a2Oが2〜20重量%及びAl2O3が35〜75重量%であ
る焼成物が開示されているが、この焼成物には3CaO・2N
a2O・5Al2O3の結晶質及びガラス質が含まれている。と
ころが、この3CaO・2Na2O・5Al2O3の結晶質ではガラス
質ほどの急結性は得られないため、その鉱物組成はガラ
ス質にした方が好ましいが、ガラス質を製造するには溶
融炉等を使用するためコストが高くなるという問題があ
る。
【0009】従って本発明の目的は、セメントペース
ト、モルタル、コンクリートの凝結、硬化を著しく促進
させ、しかも高い初期強度及び長期強度発現が期待でき
るセメント用硬化促進材を提供するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】そこで本発明者らはCaO-
Na2O-Al2O3系焼成物に着目し、その鉱物組成と急結性能
及び速硬性能との関係について種々検討した結果、CaO-
Na2O-Al2O3系焼成物のうちで、8CaO・Na2O・3Al2O3の含
量が高いほど急結性能及び速硬性能が良好であり、8CaO
・Na2O・3Al2O3を50重量%以上含む焼成物が特にセメ
ント用速硬材として良好であることを見出した。そして
更に検討を重ねた結果、3CaO・3Al2O3・CaSO4を主成分
とするCaO-Al2O3-CaSO4系焼成物と8CaO・Na2O・3Al2O3
を主成分とするCaO-Na2O-Al2O3系焼成物とを併用すると
急結性能及び速硬性能が高く、しかも低温硬化性状も良
好なセメント用速硬材が得られることを見出し、本発明
を完成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は8CaO・Na2O・3Al2O3
50重量%以上含むCaO-Na2O-Al2O3系焼成物及び3CaO・
3Al2O3・CaSO4を主成分とするCaO-Al2O3-CaSO4系焼成物
を含有するセメント用硬化促進材を提供するものであ
る。
【0012】また、本発明はコンクリート又はモルタル
を混練する際に、上記のセメント用硬化促進材をセメン
トに対し2〜40重量%添加することを特徴とするコン
クリート又はモルタルの凝結硬化促進方法を提供するも
のである。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明に用いられるCaO-Na2O-Al2
O3系焼成物は、8CaO・Na2O・3Al2O3を50重量%以上含
むCaO-Na2O-Al2O3系焼成物であるが、その化学組成はCa
O、Na2O及びAl2O3に換算した化学組成がCaO 54〜65
重量%、Na2O 5〜20重量%及びAl2O3 21〜40重
量%であるものが好ましい。
【0014】この8CaO・Na2O・3Al2O3(以下、C8NA3
略す)はCaO-Na2O-Al2O3系焼成物の中で最も高くカルシ
ウムを含有する鉱物であり、他のCaO-Na2O-Al2O3系焼成
物に比べ(例えば3CaO・2Na2O・5Al2O3(以下、C3N2A5
と略す))に比べ非常に良好な急結性能を示す。一方、
このC8NA3はCaO-Na2O-Al2O3系焼成物を焼成する際にCaO
を54重量%以上に確保することにより、その生成量が
増加し、その結果急結性能が増大する。そして、特にC8
NA3量が50重量%以上の場合、特に良好な急結性能を
示す。ところが、CaOが54重量%未満の場合十分に焼
成温度及び焼成時間をかけるとC8NA3が生成するが、そ
の生成量は少なく、他の鉱物特にC3N 2A5が多量に生成し
急結性能が低下する。特にCaOが40重量%以下の場合
は3CaO・2Na2O・5Al2O3の生成量が増加し急結性能も低
下する。またCaOが65重量%以上になると遊離石灰量
が増加しコンクリート硬化体等の膨張の原因や、CaO-Na
2O-Al2O3系焼成物中のC8NA3の含有量が低下し、好まし
くない。
【0015】また、良好な急結性能や速硬性を示した急
結材についての検討結果から、当該成分C8NA3は、ゲル
の生成→カルシウムアルミネート水和物の生成→エトリ
ンガイト、モノサルフェート水和物の生成の順で水和が
進行し、この反応の形態が非常に良好な急結性能を示す
ことが明らかになった。
【0016】本発明で用いるCaO-Na2O-Al2O3系焼成物に
おいては、C8NA3含量が高いほど急結性能が良好であ
り、60重量%以上がより好ましく、70重量%以上が
更に好ましく、90重量%以上が特に好ましい。
【0017】また当該CaO-Na2O-Al2O3系焼成物中に含ま
れるC8NA3以外の成分としては、フリーCaO、Na2O・Al2O
3が挙げられる。更に微量成分としてCaO・Al2O3、Si
O2、K2O、MgO、Fe2O3、TiO2等を合計で5重量%程度含
有していてもよい。
【0018】かかる成分CaO-Na2O-Al2O3系焼成物は、Ca
O源、Na2O源及びAl2O3源を1400℃未満の温度で焼成
することにより得ることができる。焼成は、電気炉等の
適切な設備により行われるが、Na2Oの揮散を考慮すると
焼成温度が高い程Na2Oの揮散は高くなり、必ずしも高い
温度で焼成する必要はないが、1100〜1400℃で
焼成するのが好ましい。ここで、CaO源としてはCaO、Ca
CO3、Ca(OH)2などが、Na2O源としてはNa2CO3などが、Al
2O3源としてはAl2O3、Al(OH)3などが使用できる。な
お、Na2OとAl2O3の共通源としてアルミン酸ナトリウム
も使用できる。
【0019】また、本発明に用いられるCaO-Al2O3-CaSO
4系焼成物は3CaO・3Al2O3・CaSO4を主成分とする焼成物
であるが、3CaO・3Al2O3・CaSO4がほぼ100%である
焼成物が好ましい。この焼成物は、例えばCaO源としてC
aO、CaCO3、Ca(OH)2などを用い、Al2O3源としてAl2O3
Al(OH)3などを用い、CaSO4源として無水、半水、二水の
CaSO4、Al2(SO3)3を用いて、1200〜1300℃で焼
成することにより得られる。ここで、CaO源は33〜3
8重量%、Al2O3源は48〜52重量%、CaSO4源はSO3
換算で10〜15重量%用いるのが好ましい。
【0020】CaO-Na2O-Al2O3系焼成物とCaO-Al2O3-CaSO
4系焼成物との混合比は、特に制限されないが、重量比
で6:4〜4:6が好ましい。
【0021】本発明のセメント用硬化促進材において
は、上記の2種の焼成物を含む組成物〔以下、成分
(A)という〕に加えて、アルミン酸アルカリ、炭酸ア
ルカリ、石灰、石膏及び水酸化アルミニウムから選ばれ
る1種以上〔成分(B)〕を配合すると、成分(A)の
急結性能が更に向上する。すなわち、成分(A)と成分
(B)の混合物をセメントに添加することにより、セメ
ントペースト、モルタル、コンクリート中に多量のエト
リンガイトやアルミナゲルが生成し凝結及び硬化が著し
く促進される。当該成分(B)の添加量は、成分(A)
100重量部に対し10〜300重量部が好ましいが、
50〜200重量部が特に好ましい。
【0022】これらのアルミン酸アルカリ、炭酸アルカ
リ、石灰、石膏及び水酸化アルミニウムは、このうち1
種のみを用いてもよいが、2種以上を組合わせて用いる
のが好ましく、アルミン酸アルカリ、炭酸アルカリ、石
灰及び石膏を配合するのがより好ましく、これらすべて
を配合するのが特に好ましい。
【0023】アルミン酸アルカリ(B−1)としては特
にアルミン酸ソーダが好ましく、成分(A)100重量
部に対して0.1〜30重量部配合するのがより好まし
い。アルミン酸アルカリの配合量は、成分(A)の焼成
時に生成するアルミン酸ソーダ量によっても異なり、成
分(A)中のアルミン酸ソーダ生成量が多い場合には添
加しなくてもよく、30重量部を超えると吹き付け性状
が低下する。
【0024】炭酸アルカリ(B−2)は、成分(A)の
急結性の補完的役割を果たす副材であり、その例として
は炭酸リチウム、炭酸ソーダ、炭酸カリウム等が挙げら
れる。炭酸アルカリの配合量は、成分(A)100重量
部に対し10〜40重量部が好ましい。これが10重量
部未満ではAl2O3イオンの溶出の増進が充分でなく、充
分な急結性を示さないことがある。またこれが40重量
部を超えると長期強度及び耐久性が低下することがあ
る。
【0025】石灰(B−3)は実質上80%以上のCaO
又はCa(OH)2となり、エトリンガイトの生成量及び生成
速度を制御する重要な役割を果たす。その配合比は、成
分(A)100重量部に対し5〜40重量部が好まし
い。これが40重量部を超えると強度発現性が低下する
ことがあり、またこれが5重量部未満では充分な急結性
を示さないことがある。石灰として生石灰を用いる場合
は、硬焼としてCa2+イオンの溶出を極力低下させたも
のが良好な性能を示す。
【0026】石膏(B−4)は、エトリンガイト及びモ
ノサルフェート水和物の生成のバランスを図るものであ
り、非水溶性のII型無水石膏が最も好ましい。その添加
量は使用温度によって異なるが、成分(A)100重量
部に対し0.1〜50重量部の範囲が好ましい。使用温
度が5〜10℃では石膏の配合比は0.1〜20重量部
が好ましい。低温度使用の場合、これらが20重量部以
上となるとエトリンガイトの生成量が低く、強度発現が
低くなる恐れがあるのでこの範囲が好ましい。石膏は、
使用温度が10〜30℃では20〜30重量部、使用温
度が30℃以上の場合は30〜50重量部で更に良好な
急結性を示す。
【0027】水酸化アルミニウム(B−5)は、アルミ
ン酸ソーダの配合比が多い場合は可溶性アルミニウムを
多く必要としない。アルミン酸ソーダの配合比が15重
量部以下のときは使用すると良好な結果が得られる。ま
た、水酸化アルミニウムの配合量は成分(A)100重
量部に対し1〜20重量部が好ましく、使用温度が20
℃以下のときは10〜20重量部、20℃以上のときは
1〜10重量部使用するとより好ましい。
【0028】このように、成分(A)100重量部に対
し(B−1)アルミン酸アルカリを0.1〜30重量
部、(B−2)炭酸アルカリを10〜40重量部、(B
−3)石灰を5〜40重量部、(B−4)石膏を0.1
〜50重量部、及び(B−5)水酸化アルミニウムを1
〜20重量部配合すると、凝結時間が短縮されることか
ら、吹き付け工事等に使用するセメント用急結材として
特に有用である。
【0029】また、本発明においては、成分(A)10
0重量部に対し、(C)CaO、Na2O及びAl2O3に換算した
化学組成がCaO 1〜20重量%、Na2O 20〜40重量
%、Al2O3 40〜65重量%であり、アルミン酸ソーダ
を主体とした焼成物を10〜40重量部配合すると、急
結性能が更に向上し、特に低温での凝結時間が短縮さ
れ、強度も向上する。ここで、当該成分(C)の焼成物
はアルミン酸ソーダを主体とするものであるが、アルミ
ン酸ソーダの含量は30重量%以上、特に50重量%以
上が好ましい。また成分(C)にはアルミン酸ソーダ以
外に主としてフリーCaOが含まれ、CaO・Al2O3の含量は
少ないほうが好ましい。なお、成分(C)は、CaO、Na2
O及びAl2O3を1400℃未満の温度で焼成することによ
り得られる。
【0030】なお、当該成分(A)及び成分(C)を含
む組成物に前記成分(B)を配合する場合、その配合量
は成分(A)及び成分(C)の合計量100重量部に対
して(B−1)アルミン酸アルカリ0.1〜30重量
部、(B−2)炭酸アルカリ10〜40重量部、(B−
3)石灰5〜40重量部、(B−4)石膏0.1〜50
重量部、(B−5)水酸化アルミニウム1〜20重量部
が好ましい。この配合量は、成分(A)100重量部に
対しては、(B−1)0.1〜42重量部、(B−2)
11〜56重量部、(B−3)5.5〜56重量部、
(B−4)0.1〜70重量部、(B−5)1〜28重
量部である。
【0031】本発明のセメント用硬化促進材を用いてセ
メントペースト、コンクリートやモルタルの凝結、硬化
を促進させるには、セメントペースト、コンクリート又
はモルタルを混練する際にこのセメント用硬化促進材を
セメントに対し2〜40重量%添加すればよい。
【0032】この方法によれば混練するセメントペース
ト、コンクリートやモルタルに必要な速硬性を付与する
ことができる。予めセメントに本発明セメント用硬化促
進材を混合した場合一定の使い方しかできないが、この
ように混練の際に添加すれば配合や添加量を変えること
により任意に硬化速度をコントロールすることができ
る。また特に急結性能に優れた硬化促進材を用いれば、
コンクリート又はモルタルの吹き付けで使用できる。セ
メント用硬化促進材の添加量が2重量%未満では凝結、
硬化速度が遅く吹き付け工事用としては充分でなく、ま
たこれが40重量%を超えると長期強度及び耐久性が低
下し好ましくない。
【0033】
【実施例】次に実施例を挙げて本発明を更に詳細に説明
するが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0034】製造例1 (1)成分(A)のCaO-Na2O-Al2O3系焼成物の製造 CaO源に生石灰、Al2O3源に日本軽金属社製の純アルミ
ナ、Na2O源として炭酸ソーダを使用し、ロータリーキル
ンで焼成した。温度は1200℃で焼成した。 (2)CaO-Al2O3-CaSO4系焼成物の製造 CaO源に生石灰、アルミ源に日本軽金属社製の純アルミ
ナ、SO3源として排脱2水石膏を使用し、ロータリーキ
ルンで焼成した。温度は1200℃で焼成した。 (3)成分(C)の焼成物の製造 原料の使用量を変化させた以外は、上記(1)と同様に
して焼成した。
【0035】上記(1)、(2)及び(3)で得られた
焼成物の化学組成及び鉱物組成を表1〜表3に示す。ま
たブレーン比表面積は約6000cm2/gとした。またC
8NA3及びアルミン酸ソーダ及び3CaO・3Al2O3・CaSO4
含有量はX線回折により求めた。ソーダ灰及びアルミン
酸ソーダは工業用市販品を、また水酸化カルシウムは純
度98%の工業試薬を、また無水石膏にはブレーン比表
面積6000cm2/gのものを、水酸化アルミニウムは
純度98%の試薬を用いた。
【0036】
【表1】
【0037】
【表2】
【0038】
【表3】
【0039】実施例1 表4に示す組成のセメント用硬化促進材を調製し、その
速硬性能を評価した。評価は、セメントの中20重量%
を表4の硬化促進材に置き換えJIS R5201に準
じてモルタル強さ試験を実施することにより行った。そ
の結果、表4に示すように本発明の硬化促進材はいずれ
も優れた速硬性を有することが判明した。なお、表中、
(B−1)はアルミン酸ソーダ、(B−2)は炭酸ソー
ダ(ソーダ灰)、(B−3)は水酸化カルシウム、(B
−4)は無水石膏を用いた(実施例2及び3も同じ)。
【0040】
【表4】
【0041】実施例2 表5に示す組成のセメント用硬化促進材を調製し、その
急結性能を評価した。すなわち、口径10cm、高さ15
cmの円筒型ポリ容器にセメント(普通ポルトランドセメ
ント)400gを秤取り、これに水240ml(水セメン
ト比0.6)を入れた後、直径5cmの羽付ハンドドリル
で1000rpmの回転数で1分間混合し、28gの硬化
促進材を添加後、5秒間攪拌し、セメントペーストを平
滑にした後、静置した。硬化促進材を添加した直後より
セメントペーストの表面が完全に乾燥し始める時間を表
乾時間とし、1/20in2のプロクター貫入針を使用し
1in.貫入した時の抵抗値を1、2、3及び5分後に測
定した。なお、実験は20℃で行った。ここで表乾時間
はセメントの凝結の開始時間を示し、プロクター貫入抵
抗値は凝結に続く強度の促進を示す。その結果、表5に
示すように本発明の硬化促進材は、市販の急結材である
比較品よりも急速に凝結し、かつその強度も高かった。
【0042】
【表5】
【0043】実施例3 表6に示す組成のセメント用硬化促進材を調製し、その
急結性能を実施例2と同様にして評価した。その結果、
表6に示すように、本発明の硬化促進材は10℃及び2
0℃のいずれの条件下でも極めて急速に凝結し、かつそ
の強度も高いので、低温条件下でも使用できることがわ
かる。
【0044】
【表6】
【0045】
【発明の効果】本発明のセメント用硬化促進材はセメン
トペースト、モルタル、コンクリートを極めて速やかに
凝結、硬化させ、かつ得られる硬化体の初期強度及び長
期強度も高いので、速硬材及び急結材として有用であ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C04B 22/14 C04B 22/14 B // C04B 103:14 (72)発明者 田熊 靖久 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 秩父小 野田株式会社中央研究所内 (72)発明者 宇智田 俊一郎 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 秩父小 野田株式会社中央研究所内 (72)発明者 片岡 慎一 千葉県佐倉市大作二丁目4番2号 株式会 社小野田開発研究所内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 8CaO・Na2O・3Al2O3を50重量%以上含
    むCaO-Na2O-Al2O3系焼成物及び3CaO・3Al2O3・CaSO4
    主成分とするCaO-Al2O3-CaSO4系焼成物を含有するセメ
    ント用硬化促進材。
  2. 【請求項2】 (A)8CaO・Na2O・3Al2O3を50重量%
    以上含むCaO-Na2O-Al2O3系焼成物及び3CaO・3Al2O3・Ca
    SO4を主成分とするCaO-Al2O3-CaSO4系焼成物を含有する
    組成物100重量部、並びに(B)アルミン酸アルカ
    リ、炭酸アルカリ、石灰、石膏及び水酸化アルミニウム
    から選ばれる1種以上10〜300重量部を含有するセ
    メント用硬化促進材。
  3. 【請求項3】 (A)8CaO・Na2O・3Al2O3を50重量%
    以上含むCaO-Na2O-Al2O3系焼成物及び3CaO・3Al2O3・Ca
    SO4を主成分とするCaO-Al2O3-CaSO4系焼成物を含有する
    組成物100重量部、(B−1)アルミン酸アルカリ
    0.1〜30重量部、(B−2)炭酸アルカリ10〜4
    0重量部、(B−3)石灰5〜40重量部、並びに(B
    −4)石膏0.1〜50重量部を含有するセメント用硬
    化促進材。
  4. 【請求項4】 更に(B−5)水酸化アルミニウム1〜
    20重量部を含有するものである請求項3記載のセメン
    ト用硬化促進材。
  5. 【請求項5】 (A)8CaO・Na2O・3Al2O3を50重量%
    以上含むCaO-Na2O-Al2O3系焼成物及び3CaO・3Al2O3・Ca
    SO4を主成分とするCaO-Al2O3-CaSO4系焼成物を含有する
    組成物100重量部、(C)CaO、Na2O及びAl2O3に換算
    した化学組成がCaO 1〜20重量%、Na2O 20〜40
    重量%、Al2O3 40〜65重量%であり、アルミン酸ソ
    ーダを主体とした焼成物10〜40重量部、(B−1)
    アルミン酸アルカリ0.1〜42重量部、(B−2)炭
    酸アルカリ11〜56重量部、(B−3)石灰5.5〜
    56重量部、並びに(B−4)石膏0.1〜70重量部
    を含有するセメント用硬化促進材。
  6. 【請求項6】 更に(B−5)水酸化アルミニウム1〜
    28重量部を含有するものである請求項5記載のセメン
    ト用硬化促進材。
  7. 【請求項7】 セメントペースト、コンクリート又はモ
    ルタルを混練する際に、請求項1〜6のいずれかの項記
    載のセメント用硬化促進材をセメントに対し2〜40重
    量%添加することを特徴とするセメントペースト、コン
    クリート又はモルタルの凝結、硬化促進方法。
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