JPH098725A - プリアンブルを付加情報伝送のために活用したプリアンブル同期通信システム - Google Patents

プリアンブルを付加情報伝送のために活用したプリアンブル同期通信システム

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JPH098725A
JPH098725A JP7154737A JP15473795A JPH098725A JP H098725 A JPH098725 A JP H098725A JP 7154737 A JP7154737 A JP 7154737A JP 15473795 A JP15473795 A JP 15473795A JP H098725 A JPH098725 A JP H098725A
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    • H04J3/02Details
    • H04J3/06Synchronising arrangements
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    • H04J3/0605Special codes used as synchronising signal

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  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信電界強度の低下や干渉波の発生に対処し
て良好な通信品質を維持する。 【構成】 第1通信局においてプリアンブルデータを含
む送信データを送信し、第2通信局において送信データ
を受信してプリアンブルデータを用いて同期をとるプリ
アンブルを付加情報伝送のために活用した通信システ
ム。第1通信局は、少なくとも2つの通信状態を検知
し、通信状態の一方を検知したときは第1のパターンで
プリアンブルデータを形成し(ステップS12)、通信
状態の他方を検知したときは第1のパターンとは異なる
第2のパターンでプリアンブルデータを形成する(ステ
ップS14)。第2通信局は、プリアンブルデータが第
1のパターンを有するときは通信状態の一方に対応する
動作を行い、プリアンブルデータが第2のパターンを有
するときは通信状態の他方に対応する動作を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プリアンブルデータ
(以下、単にプリアンブルと称する)を用いて同期をと
る通信システムに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば移動体通信では、移動局の移動に
伴って基地局と移動局との距離が時々刻々と変化するた
め、またはレイリーフェージングを含む各種フェーディ
ングのために、両局における受信電界強度が低下する。
或いは通信システム一般においても、他局からの送信波
による干渉によって、十分な通信品質を確保することが
できないことがしばしば発生する。今日、こうした不具
合に対する有効な対策が求められている。
【0003】しかし、一度受信電界強度が低くなってし
まったり、強力な干渉波が発生すると、これらを回避す
るための制御信号そのものも誤り検出等により誤りが検
出され、その情報が廃棄されてしまう。このように低受
信電界強度または強度の干渉波の下では、制御信号が十
分にその役割を果たすことができず、結果として通信リ
ンクを再確立するための制御を音声等の情報データの通
信の前に行わなければならず、通話が中断されてしま
う、という事態を生じていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、上述
した点に鑑み、受信電界強度の低下や干渉波の発生に対
処して良好な通信品質を維持することのできる通信シス
テムを提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明による通信システ
ムは、第1通信局においてプリアンブルデータを含む送
信データを送信し、第2通信局において前記送信データ
を受信して前記プリアンブルデータを用いて同期をとる
通信システムであって、前記第1通信局は、少なくとも
2つの通信状態を検知し、前記通信状態の一方を検知し
たときは第1のパターンで前記プリアンブルデータを形
成し、前記通信状態の他方を検知したときは前記第1の
パターンとは異なる第2のパターンで前記プリアンブル
データを形成し、前記第2通信局は、前記プリアンブル
データが前記第1のパターンを有するときは前記通信状
態の一方に対応する動作を行い、前記プリアンブルデー
タが前記第2のパターンを有するときは前記通信状態の
他方に対応する動作を行うことを特徴としている。
【0006】
【作用】本発明の情報付加機能を有するプリアンブルを
用いたプリアンブル同期通信システムによれば、第1通
信局において、少なくとも2つの通信状態が検知され、
一方の通信状態が検知されたときは第1のパターンでプ
リアンブルデータが形成され、他方の通信状態が検知さ
れたときは第1のパターンとは異なる第2のパターンで
プリアンブルデータが形成される。第2通信局において
は、かかる第1通信局からの送信データが受信され、当
該送信データ中のプリアンブルデータが第1のパターン
を有するときは一方の通信状態に対応する動作が行わ
れ、プリアンブルデータが第2のパターンを有するとき
は他方の通信状態に対応する動作が行われる。
【0007】
【実施例】以下、本発明を図面を参照しつつ詳細に説明
する。先ず本発明は、プリアンブルを用いて同期をとる
通信システムを適用の対象としており、図1は、かかる
システムにおいて生成される時系列上の送信データ及び
送信データ中に配されるプリアンブルの実用例を示して
いる。
【0008】図1において、例えばフレームと称される
期間のうちの、送信系に割り当てられた送信時間帯(ま
たは受信系に割り当てられた受信時間帯)は、パイロッ
ト信号,プリアンブル及びデータ(音声等の主情報のデ
ータ)を格納する所定数のタイムスロットに分割され
る。当該1つの時間帯においては、パイロット信号,プ
リアンブル及びデータはそれぞれ規定された位置のタイ
ムスロットに格納される。プリアンブルは、1つの送受
信時間帯の先頭寄りに格納されており、最初のパイロッ
ト信号に続き次のパイロット信号までの間の7つのタイ
ムスロットに連続して格納される。
【0009】パイロット信号,プリアンブル及びデータ
は、例えば図2に示されるような変調が施される。図2
は、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation )
において送信データを生成した場合の信号点配置を示し
ており、同相成分Iと直交成分Qとを直交軸として1サ
ンプルの送信データがとり得る16値(“0”〜“1
5”)の当該直交座標上における位置の各々を示してい
る。
【0010】これによれば、16個の信号点は格子状に
配され、信号点相互の距離が比較的に長く離れるよう各
値の送信データは変調処理されることとなる。また、プ
リアンブルに用いて有利な特定値としては、“0”,
“2”,“8”,“10”が挙げられる。これらの値
は、変調後の信号において振幅が大であってかつ互いの
位相差が大きいことに特徴がある。実際にプリアンブル
に使用されるパターンとしては、図2に内回りの矢印が
示すように、
【0011】(i)“0”→“0”→“2”→“10”
→“10”→“8”→“0” という順番で、図1においてプリアンブルに割り当てら
れたタイムスロットに格納される。このパターンは、計
算により求められた結果であって、受信系においてプリ
アンブルを検出したときに最大の検出利得が得られるよ
うに(自己相関係数が最大となるように)各特定値が選
択され、組み合わされまたは配列されて形成されたもの
である。
【0012】ここで、実用上の変復調コンスタレーショ
ンは2次元であるため、上記(i)の如き計算の結果求
められたプリアンブルパターンは、常にその逆の順番で
構成されるパターンと同じ自己相関係数を持つこととな
る。すなわち、上記(i)の配列方向と逆の方向で配列
され形成されるパターンは、図2に外回りの矢印が示す
ように、
【0013】(ii)“0”→“0”→“8”→“1
0”→“10”→“2”→“0” であり、「“8”→“10”→“10”→“2”」とい
った部分において(i)とは逆の配列方向に各特定値が
並べられている。そしてこの(ii)も自己相関係数が
最大であるから、(i)のパターンと同様にプリアンブ
ルを担うことが可能である。
【0014】かかる特性に着目し、本発明では、(i)
のパターン(順パターン)を第1通信状態時のプリアン
ブルパターンとして扱い、また、(ii)のパターン
(逆パターン)を第2通信状態時のプリアンブルパター
ンとして扱うようにしている。このような趣旨に基づ
き、通信状態毎にプリアンブルパターンを切り換えて送
信すれば、受信系においては両パターンの識別処理を行
うだけで、検出利得を何ら犠牲にすることなく(つまり
振幅及び位相の特性で不利であるが故に検出利得を下げ
てしまう可能性のある“0”,“2”,“8”,“1
0”以外の値を使うことなく)、通信状態がどちらにあ
るかを把握することができるのである。
【0015】以下ではさらに詳しく、本発明による一実
施例のTDMA(Time Division Multiple Access:時
分割多重化接続)方式通信装置について説明する。図3
は、かかる通信装置の構成を示している。図3におい
て、アンテナ1は、送受信共用のアンテナであり、TD
D(Time Division Duplex)方式が採用される。アンテ
ナ1の端子は、アンテナスイッチ2を介して受信部3及
び送信部4のいずれか一方に接続される。アンテナスイ
ッチ2は、本例では受信部3との接続の選択を定常状態
としている。
【0016】受信部3において、アンテナ1により捕捉
されアンテナスイッチ2を通じた受信信号である高周波
信号は、帯域制限フィルタ(BPF)5によって帯域制
限された後、高周波増幅器6に供給される。高周波増幅
器6によって増幅された信号は、帯域制限フィルタ7を
介してダウンコンバータ8に供給される。ダウンコンバ
ータ8は、供給された高周波信号にVCO9からの局部
発振信号を混合して中間周波信号を生成する周波数変換
を行う。この中間周波信号は、A/D変換器10によっ
てディジタル化された後、DSP(ディジタル信号処理
器)11に供給される。
【0017】DSP11は、供給されたディジタル化中
間周波信号を検波する。すなわち受信信号に含まれる音
声信号及び制御信号等のベースバンド信号を検出すべ
く、ディジタル化中間周波信号に対し、例えば上述した
16QAMの復調処理を施して復調データを得、チャネ
ルコーディング論理回路12に供給する。DSP11は
また、復調処理とともに受信信号中にプリアンブルのパ
ターンが到来しているか否かをビット毎(またはサンプ
ル毎)に検定する。この検定処理は、DSP11内にお
いて予め記憶された上述の(i)及び(ii)のパター
ンと順次復調処理されて得られる復調データとの比較に
よって達成される。そして復調データが両パターンのう
ちのいずれか一方と一致するか、または(i),(i
i)のパターンの自己相関係数と順次復調処理されて得
られる復調データの自己相関係数とがほぼ一致した場合
にプリアンブルの到来が検知され、かつフレーム同期が
確立するのである。チャネルコーディング論理回路12
は、DSP11からの復調データをフレーム毎にCPU
19の指定に応じたタイムスロットにつき分解し、復調
データ中の通信データをボイスCODEC(コーデッ
ク)21またはデータ入出力インターフェース22に、
復調データ中の制御データをCPU19に転送する。チ
ャネルコーディング論理回路12におけるこのタイムス
ロット分解には、復調データを復号するデコーダとして
の動作を伴う。ボイスCODEC21に転送されたデー
タは、そこでアナログ変換され、スピーカアンプ24を
通じてスピーカ26より音響出力される。なお、通信デ
ータが音声データならばボイスCODEC21に、音声
データ以外ならばデータ入出力インターフェース22に
供給される。
【0018】一方、マイクロホン25からのアナログ音
声信号は、マイクロホンアンプ23を通じてボイスCO
DEC21に供給される。ボイスCODEC21は、供
給された音声信号を所定フォーマットにてディジタル化
しディジタル音声信号を生成し、通信データとしてチャ
ネルコーディング論理回路12に供給する。チャネルコ
ーディング論理回路12にはさらに、データ入出力イン
ターフェース22から所定フォーマットのディジタル信
号が通信データとして供給される。チャネルコーディン
グ論理回路12は、ボイスCODEC21またはデータ
入出力インターフェース22からの通信データを、CP
U19が指定するタイムスロットに挿入する。このタイ
ムスロットへの挿入には、予め定められた符号変換を施
すコーダとしての動作を伴う。こうして得られるチャネ
ルコーディング論理回路12の出力データは、DSP1
1に転送される。DSP11は、CPU19からの指定
によって、上記(i)及び(ii)に示されるパターン
のどちらかをプリアンブルパターンとしてフレーム内の
所定タイムスロットに挿入し、チャネルコーディング論
理回路12からの転送データとともに一連の送信データ
を形成しつつ、この送信データに対し例えば上述した1
6QAMに基づく変調処理を行なう。変調処理により得
られたデータは、送信部4に供給される。
【0019】送信部4は、DSP11から受け取ったデ
ータを、D/A変換器13においてアナログ変換し、ア
ナログ信号としてアップコンバータ14に供給する。ア
ップコンバータ14は、供給された信号にVCO15か
らの発振信号を混合して送信すべき周波数に周波数変換
する。周波数変換された信号は、前段増幅器16によっ
て増幅され、更に電力増幅器17によって電力増幅され
アンテナスイッチ2を介してアンテナ1に供給され輻射
される。
【0020】DSP11の変調及び復調処理は、CPU
(中央処理装置)19によっても制御される。アンテナ
スイッチ2の切換動作、VCO9,15の発振周波数及
び電力増幅器17の増幅動作は、DSP11の動作状態
によって制御される。CPU19は、キーボード20か
らの操作に応じてDSP11を制御すると共に、チャネ
ルコーディング論理回路12及びボイスCODEC21
の各動作モードを制御する。
【0021】かかる構成は、基地局(またはマスタ局)
及び移動局(スレイブ局)の双方において採用される
が、両局間の通信形態は以下の如くである。図4は、
多重のTDMA方式の通信形態を示している。図4にお
いて、(a)は1つの移動局(第1通信局)の送受信モ
ードを示しており、移動局から基地局(第2通信局)へ
の送信期間である上り期間と、基地局から移動局への送
信期間である下り期間とが時分割でかつ交互に繰り返さ
れている。そして移動局は、上り期間の例えば先頭に割
り当てられた所定時間帯(タイムスロットとも呼ばれて
いる)に送信動作を行い、下り期間の同じく先頭に割り
当てられた所定時間帯に受信動作を行う。一方基地局で
は、この移動局の送受信動作にほぼ同期して、上り期間
で受信を、下り期間で送信を行う。
【0022】移動局の送信動作期間すなわち1フレーム
に対応する送信データのフォーマットの一例は、図4の
(b)及び(c)に示される。この送信データは、制御
チャネルにおいて、先頭から順に過渡応答用ランプタイ
ム(R)、プリアンプル(PR)、同期ワード(ユニー
クワード:UW)、チャネル種別(CI)、相手局の呼
出符号である着識別符号(DA)、自局の呼出符号であ
る発識別符号(OA)、リンクチャネル割り当て等のた
めの制御データ、そして誤り検出用付加情報(CRC:
Cyclic Redundancy Check )からなる。通信チャネルに
おける送信データは、先頭から順に過渡応答用ランプタ
イム(R)、プリアンプル(PR)、同期ワード(ユニ
ークワード:UW)、チャネル種別(CI)、通信デー
タ、そして誤り検出用付加情報(CRC)からなる。な
お、隣合う送受信通信時間帯の間には通常所定数ビット
分のガードタイムが置かれ、また送信データ中には適宜
パイロット信号が挿入されるが、ここでは省略してい
る。
【0023】制御チャネル及び通信チャネルにおける送
信データ中のプリアンブルは、図4の(d)及び(e)
に示される。移動局が第1通信状態として例えば正常状
態にあることを認識している間は、プリアンブルは
(d)のような上記(i)の値をとり、第2通信状態と
して例えば異常状態にあることを認識している間は、上
記(ii)の値をとる。
【0024】なお、図4は移動局の送信態様を主体に示
しているが、基地局の送信態様(すなわち移動局の受信
態様)においても、(b)ないし(e)と同等の送信デ
ータが移動局に送信される。図5は、通信が行われるま
での動作を示している。図5において、先ず着呼または
発呼に応答して、移動局は、キーボード20の操作に基
づくリンク確立要求の制御データを含む送信波をアンテ
ナ1より輻射する。基地局は、制御チャネルにおけるこ
の移動局から基地局へのリンクチャネル確立要求を受け
ると、リンクチャネル割り当てを移動局に対して行なう
べくリンク確立応答の制御データを含む送信波をアンテ
ナ1から輻射する。
【0025】リンク確立応答により通信チャネルに移行
した後においては、移動局から基地局への同期バースト
の供給、基地局から移動局への同期バーストの供給、移
動局から基地局への通信モード設定要求の供給、基地局
からの通信モード設定に対する応答、移動局から基地局
への呼設定要求の供給、基地局からの呼設定に対する応
答、基地局から移動局への機能・認証要求の供給、移動
局からの機能・認証要求に対する応答、基地局から移動
局への呼出、そして応答と経て、通話となる。これらは
通信データに基づいて行われる。
【0026】次に、通話中において移動局及び基地局で
なされるプリアンブルの切り換え及びその応答制御の様
子をさらに詳しく説明する。図6は、移動局においてD
SP11が実行するプリアンブル選択処理の手順を示し
ている。図6において、DSP11は、通話中すなわち
上述した如きフレーム同期の確立の下、下り期間に割り
当てられた本移動局の受信期間Rにおいて、A/D変換
器10からの受信データに復調処理を施して得た復調デ
ータに対し、フレーム毎にCRCによる誤り検出処理を
行う。この誤り検出処理において、エラーすなわち復調
データの欠落ないし誤り等がMフレーム(Mは自然数で
あって予め定められた適当数)に亘って連続して検出さ
れたか否かが判別される(ステップS11)。ステップ
S11においてCRCエラーの発生がM回連続しなかっ
たことが判別されると、DSP11は、図4の(d)の
プリアンブルを選択し(ステップS12)、このフロー
チャートの処理を終了する。その後図4の(a)に示し
たような下り期間に割り当てられた本移動局の送信動作
期間Tが到来すると、選択された正常プリアンブルとチ
ャネルコーディング論理回路12からの通信データ及び
その他のデータとで図4の(c)の如き送信データを形
成し、これを変調して送信部4(D/A変換器13)へ
転送する。このときVCO15にはDSP11により送
信周波数に変換するための発振周波数が設定され、アッ
プコンバータ14はD/A変換器13の出力アナログ信
号とそのVCO15に設定された発振周波数の信号とを
混合し、前段増幅器16を介して電力増幅器17に供給
する。電力増幅器17はこのときDSP11から稼動指
令を受け、また、アンテナスイッチ2はDSP11から
送信部4からの信号をアンテナ1に供給するよう切換指
令を受けており、電力増幅器17により電力増幅された
正常プリアンブルを含む送信信号は、アンテナ1によっ
て輻射されることとなる。
【0027】一方、ステップS11においてCRCエラ
ーの発生がM回連続したことが判別されると、DSP1
1は、さらに受信電界強度のレベル判別を行う(ステッ
プS13)。このレベル判別においては、DSP11が
A/D変換器10から受け取ったディジタル信号の値に
基づき受信電界強度を検出する機能を有しており、検出
した受信電界強度が規定値より大きいか否かを判別す
る。ステップS13において受信電界強度が規定値より
も大きいことが判別されると、DSP11は、図4の
(e)のプリアンブルを選択し(ステップS12)、こ
のフローチャートの処理を終了する。その後同様に送信
動作期間Tにおいて、選択された異常プリアンブルとチ
ャネルコーディング論理回路12からの通信データ及び
その他のデータとで図4の(c)の如き送信データを形
成し、これを変調し、そして周波数のアップコンバー
ト,電力増幅が施されてアンテナ1から異常プリアンブ
ルを含む送信信号が輻射されることとなる。
【0028】ステップS14の処理は、DSP11が、
受信電界強度がさほど低くなくとも受信データに時間軸
上連続したエラーがあることから、良好な受信及び復調
の妨げとなる干渉波が起こり始めていると判断し、現在
の本移動局と基地局とのリンクチャネルから先に図5に
示したような制御チャネル上でのリンクチャネル確立動
作によって得られた他のリンクチャネルへと切り換える
必要があることを基地局に知らせるために行われてい
る。
【0029】他方、ステップS13において受信電界強
度が規定値以下であることが判別されると、DSP11
は、リンクチャネルの確立要求の制御データを生成する
ルーチンに移行し(ステップS15)、このフローチャ
ートの処理を終了する。その後、送信動作期間Tにおい
て、生成した制御データを含む図4の(b)のような送
信データを形成し、これを変調し、そして周波数のアッ
プコンバート,電力増幅を施されてアンテナ1からリン
クチャネル確立要求を含む送信信号が輻射されることと
なる。この制御データの送信は、制御チャネルで行われ
る。ステップS15の処理は、DSP11が、受信デー
タに時間軸上連続したエラーがあってかつ受信電界強度
が相当低いことから、先に図5に示したような制御チャ
ネル上でのリンクチャネル確立動作によって得られた現
在の本移動局と基地局とのリンクチャネルを含むリンク
チャネル候補の全てが、通信環境ないしは状態が変わっ
て不適正なものであると判断し、リンクチャネルの確立
動作を改めて行うためになされている。
【0030】この図6の処理に対し、基地局では図7に
示されるように受信したプリアンブルに応じた動作が要
求される。図7は、基地局においてDSP11が実行す
るプリアンブル受信処理の手順を示している。図7にお
いて、DSP11は、上り期間に割り当てられた基地局
の受信期間(すなわち図4の(a)ではTに相当する)
において、A/D変換器10からの受信データに復調処
理を施して得た復調データから正常プリアンブルが検出
されたかどうかを判別する(ステップS21)。ステッ
プS21において正常プリアンブルの検出が判別される
と、DSP11は、移動局の受信状態が良好であること
を認識し、現チャネルでの移動局との通信を継続し(ス
テップS22)、このフローチャートの処理を終了す
る。
【0031】ステップS21において正常プリアンブル
の非検出が判別されると、DSP11は、復調データか
ら異常プリアンブルが検出されたかどうかを判別する
(ステップS23)。ステップS23において異常プリ
アンブルの検出が判別されると、DSP11は、移動局
の受信状態が不良であることを認識し、他チャネルへ移
行してその他チャネル上での移動局との通信を開始し
(ステップS24)、このフローチャートの処理を終了
する。かかるステップS23における異常プリアンブル
の検出によって、基地局DSP11は、移動局側で干渉
波の影響を受け始めていることを直ちに認識することが
でき、この干渉波の影響を回避すべく、現リンクチャネ
ルから他のリンクチャネルへと素早く切り換えることが
できる。切換先のリンクチャネルは、先に図5に示した
ような制御チャネル上でのリンクチャネル確立動作によ
って得られた現チャネルを除くリンクチャネル候補の中
から選ばれる。故に、制御チャネル上でのリンクチャネ
ル確立動作を行う必要がないので、通信チャネル上での
通信を中断させることがない。
【0032】ステップS23において異常プリアンブル
の非検出が判別されると、ステップS22に移行する。
このフローは、正常及び異常プリアンブルのどちらも検
出されなかった場合に起こるが、突発的なプリアンブル
送信または受信エラーと考えられ、この場合は現チャネ
ルでの通信を継続して再度の正常または異常プリアンブ
ルの到来を待つようにしている。
【0033】以上では、移動局が干渉波の発生を検知し
て異常プリアンブルを基地局に送り、基地局が異常プリ
アンブルを検出してチャネルの変更を行うことについて
説明したが、逆の機能も可能であるし、両方の機能を併
せ持つことも可能である。すなわち基地局が干渉波の発
生を検知して異常プリアンブルを移動局に送り、移動局
が異常プリアンブルを検出してチャネルの変更を行う機
能も、同時に図3の構成で達成できる。図3の構成から
すれば、本発明を実現するのにハードウェアを何ら変更
することがない。例えば、正常及びプリアンブルのパタ
ーンをDSP11内のROMに記憶し、DSP11が実
行するプログラムに図6及び図7の処理を加える、とい
うソフトウェアの若干の追加にて実現できる。
【0034】また、上述では干渉波が発生した場合にプ
リアンブルの切り換えを行うようにしたが、受信電界強
度が低下した場合にプリアンブルの切り換えを行うよう
にしても良い。受信電界強度の低下の検出方法には、上
述の如くA/D変換器10からの受信データの値に基づ
くDSP11の処理により検出する方法に限らず、種々
の方法があるが、例えば図8に示されるような構成で受
信電界強度の低下を検出するようにしても良い。図8
は、受信系の一部の構成を示し他の部分は省略されてい
るとともに、図3と同等な部分には同一の符号が付され
ている。この図8においては、ダウンコンバータ8がB
PF7からの受信信号に基づいて受信電界強度に応じた
感度信号を発生し、この感度信号をコンパレータ30の
一入力としている。感度信号は、例えばいわゆる能動型
のダウンコンバータの内部組込回路において検出され
る、入力受信信号のRSSI(Received Signal Streng
th Indicator)値から導出される。コンパレータ30の
他入力には定電圧源31による基準電圧が印加される。
コンパレータ30は、感度信号と基準電圧とを比較し、
感度信号が基準電圧よりも小さいことを判別すると例え
ば高レベルの判別信号を発生しCPU19に供給する。
CPU19は、判別信号のレベル変化を監視しつつ判別
信号が高レベルとなったことを検出すると上述した如き
プリアンブルの切り換えを行うのである。
【0035】要するに本発明は、プリアンブルの切り換
えによってフレーム当たりの送信情報が1ビット分増加
した、換言すればプリアンブルを同期に使用するだけで
なく付加的な情報の伝送にも活用したことが特長であ
り、本発明によるこのプリアンブルの切り換えは、他に
もマルチフレーム構成時のフレーム識別や、警報情報の
伝達にも使用することができる。さらに受信系における
プリアンブルの検出利得に余裕がある場合は、自己相関
係数を少し犠牲にすることにより、(i)や(ii)の
如き全くの反転パターンだけでなく、これ以外のパター
ンをもプリアンブルに使用するようにすれば、より多く
のすなわち1ビット以上の情報を送信することも可能で
ある。
【0036】また、上述では異常プリアンブルを受信及
び検出すると、チャネルを切り換えるようにしている
が、これに限定されることなく、送出電力を増加させて
も良いし、移動局が異常プリアンブルを受信及び検出し
た場合は当該移動局がハンドオーバー/ローミングを行
うようにしても良い。このようにプリアンブルが切り替
わった場合の処理は種々考えられる。他にもプリアンブ
ルの内容に対応する表示や音声等による告知をなすなど
の処理も考えられる。
【0037】また、上述においては、変調方式として1
6QAMが採用され、また、通信方式としてTDMAが
採用されているが、これらのことに特に限定されないこ
とは勿論である。そして本発明は、プリアンブルデータ
を用いて同期をとる通信システム一般に適用可能であ
り、各構成要素の設計的な改変を行い得ることも勿論で
ある。
【0038】
【発明の効果】以上詳述した如く、本発明のプリアンブ
ル同期通信システムによれば、第1通信局において、少
なくとも2つの通信状態が検知され、一方の通信状態が
検知されたときは第1のパターンでプリアンブルデータ
が形成され、他方の通信状態が検知されたときは第1の
パターンとは異なる第2のパターンでプリアンブルデー
タが形成される。第2通信局においては、かかる第1通
信局からの送信データが受信され、当該送信データ中の
プリアンブルデータが第1のパターンを有するときは一
方の通信状態に対応する動作が行われ、プリアンブルデ
ータが第2のパターンを有するときは他方の通信状態に
対応する動作が行われる。これにより、受信電界強度の
低下や干渉波の発生に対処して良好な通信品質を維持す
ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】従来のプリアンブル同期通信システムにおける
時系列上の送信データの配列を示す図。
【図2】16QAMにより送信データを生成した場合の
信号点配置図。
【図3】本発明による一実施例のTDMA方式通信装置
の構成を示すブロック図。
【図4】図3の通信装置の動作例として3重のTDMA
方式の通信形態を示す図。
【図5】図3の通信装置の動作例として基地局と移動局
とが通話を開始するまでの態様を示す図。
【図6】図3の通信装置におけるDSPが実行するプリ
アンブル選択処理の手順を示すフローチャート。
【図7】図3の通信装置におけるDSPが実行するプリ
アンブル受信処理の手順を示すフローチャート。
【図8】受信電界強度の低下の検出方法の他の例を説明
するための受信系の一部構成ブロック図。
【主要部分の符号の説明】
1 アンテナ 2 アンテナスイッチ 3 受信部 4 送信部 5,7 BPF 6 高周波増幅器 8 ダウンコンバータ 9,15 VCO 10 A/D変換器 11 DSP 12 チャネルコーディング論理回路 13 D/A変換器 14 アップコンバータ 16 前置増幅器 17 電力増幅器 19 CPU 20 キーボード 21 ボイスCODEC 22 データ入出力インタフェース 23 マイクロホンアンプ 24 スピーカアンプ 25 マイクロホン 26 スピーカ 30 コンパレータ 31 定電圧源

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1通信局においてプリアンブルデータ
    を含む送信データを送信し、第2通信局において前記送
    信データを受信して前記プリアンブルデータを用いて同
    期をとる通信システムであって、 前記第1通信局は、少なくとも2つの通信状態を検知
    し、前記通信状態の一方を検知したときは第1のパター
    ンで前記プリアンブルデータを形成し、前記通信状態の
    他方を検知したときは前記第1のパターンとは異なる第
    2のパターンで前記プリアンブルデータを形成し、前記
    第2通信局は、前記プリアンブルデータが前記第1のパ
    ターンを有するときは前記通信状態の一方に対応する動
    作を行い、前記プリアンブルデータが前記第2のパター
    ンを有するときは前記通信状態の他方に対応する動作を
    行うことを特徴とするプリアンブル同期通信システム。
  2. 【請求項2】 前記通信状態の一方は、前記第1通信局
    と前記第2通信局との間の通信チャネルにおいて発生す
    る干渉波の電界強度が所定値以下である低干渉状態であ
    り、前記通信状態の他方は、前記干渉波の電界強度が所
    定値より高い高干渉状態であることを特徴とする請求項
    1記載のプリアンブル同期通信システム。
  3. 【請求項3】 前記送信データは、誤り検出用付加情報
    を含み、前記第1通信局は、前記第2通信局から送信さ
    れた送信データを受信して得られた受信データに対して
    行われる前記誤り検出用付加情報による誤り検出処理の
    結果、連続して所定回数だけ送信データの誤りが検出さ
    れかつ受信電界強度が所定値よりも大きい場合にのみ前
    記高干渉状態を検知することを特徴とする請求項2記載
    のプリアンブル同期通信システム。
  4. 【請求項4】 前記通信状態の一方は、前記第2通信局
    からの送信波に対する前記第1通信局の受信電界強度が
    所定値以上である高感度状態であり、前記通信状態の他
    方は、前記受信電界強度が所定値より低い低感度状態で
    あることを特徴とする請求項1記載のプリアンブル同期
    通信システム。
  5. 【請求項5】 前記第2通信局は、前記プリアンブルデ
    ータが前記第1のパターンを有するときは前記通信チャ
    ネルでの前記第1通信局との通信動作を維持し、前記プ
    リアンブルデータが前記第2のパターンを有するときは
    前記通信チャネルとは異なる通信チャネルでの前記第1
    通信局への通信動作に移行することを特徴とする請求項
    2,3または4記載のプリアンブル同期通信システム。
  6. 【請求項6】 前記第2通信局は、前記プリアンブルデ
    ータが前記第1のパターンを有するときは前記第1通信
    局に対する送信信号の送出電力を維持し、前記プリアン
    ブルデータが前記第2のパターンを有するときは前記送
    出電力を上昇せしめることを特徴とする請求項2,3ま
    たは4記載のプリアンブル同期通信システム。
  7. 【請求項7】 前記第1のパターンは、所定変調方式に
    おいて前記送信データがとり得る値のうちの自己相関係
    数が最大となる複数の特定値及びその特定値の配列を有
    し、前記第2のパターンは、前記特定値により構成され
    前記特定値の配列方向とは逆の方向に前記特定値が配列
    されて形成される部分を有することを特徴とする請求項
    1ないし7のうちのいずれか1つに記載のプリアンブル
    同期通信システム。
  8. 【請求項8】 前記所定変調方式は、QAM方式である
    ことを特徴とする請求項7記載のプリアンブル同期通信
    システム。
  9. 【請求項9】 前記所定変調方式は、16QAM方式で
    あり、前記第1のパターンは、先頭から順に“0”,
    “0”,“2”,“10”,“10”,“8”,“0”
    なる配列の特定値からなり、前記第2のパターンは、先
    頭から順に“0”,“0”,“8”,“10”,“1
    0”,“2”,“0”なる配列の特定値からなることを
    特徴とする請求項8記載のプリアンブル同期通信システ
    ム。
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