JPH0987598A - 澱粉糊化剤を用いた糊化澱粉の連続製造方法及びそのための装置 - Google Patents

澱粉糊化剤を用いた糊化澱粉の連続製造方法及びそのための装置

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JPH0987598A
JPH0987598A JP26621795A JP26621795A JPH0987598A JP H0987598 A JPH0987598 A JP H0987598A JP 26621795 A JP26621795 A JP 26621795A JP 26621795 A JP26621795 A JP 26621795A JP H0987598 A JPH0987598 A JP H0987598A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】従来のバッチ処理による糊化澱粉の製造方法に
は、次のような問題点がある。 バッチ処理を工業的規模で行なっているので、製品が
完成するまで長い時間が必要になる。澱粉糊化剤を使用
する場合は、例えば5時間程度必要であった。 バッチ処理により一度に大量の原料を使用して混合、
攪拌するので、十分に均一化した製品を得ることが困難
である。 大気に接触して製造するので、雑菌の混入が多く、製
品である糊化澱粉の保存期間が短い。 製造終了後の攪拌槽やニーダー等の洗浄は手間がかか
る。 【解決手段】スタティックミキサ4の内部で苛性ソーダ
流と澱粉スラリ流を混合すると共に滞留・反応させ連続
して糊化澱粉流を得る糊化工程を含む糊化澱粉の連続製
造方法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、澱粉糊化剤を用い
て糊化澱粉(澱粉糊)を連続的に製造する方法及びその
ための装置に関する。製造された糊化澱粉は、例えば接
着剤として使用できる。
【0002】
【従来の技術】糊化澱粉の製造方法としては、一般的
に、澱粉粉末を水等の水性溶媒に分散させた澱粉スラリ
を加熱する方法と、前記澱粉スラリに苛性ソーダ(水酸
化ナトリウム)等の澱粉糊化剤を添加する方法がある。
【0003】苛性ソーダ等の澱粉糊化剤を用いて糊化澱
粉を製造する場合は、例えば、次のようなバッチ処理に
よって行われていた。
【0004】まず、攪拌槽やニーダー等の反応器に所定
量の澱粉スラリを注入し、前記反応器に注入された澱粉
スラリの糊化に十分な量の苛性ソーダを前記澱粉スラリ
に添加して攪拌し、澱粉スラリを糊化して糊化澱粉を得
る。得られた糊化澱粉には苛性ソーダが含まれているの
で、硝酸を添加して中和し、更に攪拌して糊化澱粉製品
としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、澱粉スラリを
加熱する場合であれ、澱粉糊化剤を使用する場合であ
れ、従来のバッチ処理による糊化澱粉の製造方法には、
次のような問題点がある。
【0006】バッチ処理を工業的規模で行なっている
ので、製品が完成するまで長い時間が必要になる。澱粉
糊化剤を使用する場合は、例えば5時間程度必要であっ
た。
【0007】バッチ処理により一度に大量の原料を使
用して混合、攪拌するので、十分に均一化した製品を得
ることが困難である。
【0008】大気に接触して製造するので、雑菌の混
入が多く、製品である糊化澱粉の保存期間が短い。この
点についてより詳細に説明すると次のとおりである。
【0009】即ち、加熱により糊化澱粉を製造する場合
は、糊化澱粉が冷めるまでパッキングできないので、大
気中で糊化澱粉を冷ます必要がある。糊化澱粉は変質な
いし腐敗しやすいものであり、このような糊化澱粉の放
熱冷却時にも、糊化澱粉の変質ないし腐敗は進行する。
【0010】苛性ソーダを用いて糊化澱粉をバッチ処理
により製造する場合は、上述のような放熱冷却時におけ
る変質ないし腐敗の進行はないが、一般的には大気と接
触して混合や攪拌を行なうので、雑菌の混入が多い。そ
のため、糊化澱粉をパッキングし製品としてから使用す
るまでの期間(製品としての保存期間)の長さはなお十
分ではない。
【0011】なお、糊化澱粉にホルマリン等の防腐剤を
添加して腐敗を防止することもできるが、そのような防
腐剤の使用は安全性の点から基本的に好ましくない。例
えば、住宅の壁紙を壁に貼るために使用する糊化澱粉に
ホルマリン等の防腐剤を添加すると、壁紙を貼り付けた
後にその住宅に住む人間に悪影響を及ぼすと考えられて
いる。
【0012】製造終了後の攪拌槽やニーダー等の洗浄
は手間がかかる。
【0013】本発明は、上記従来技術の問題点の少くと
も一を解決する、糊化澱粉の連続製造方法及びそのため
の装置を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、次の糊
化澱粉の連続製造方法及びそのための装置により、上記
目的を達成することができる。
【0015】スタティックミキサ内で澱粉糊化剤と澱
粉スラリ流を混合すると共に滞留・反応させ連続して糊
化澱粉流を得る糊化工程を含む糊化澱粉の連続製造方法
(請求項1)。
【0016】好ましくは、澱粉糊化剤を含有する分散媒
流と澱粉スラリ流を混合する(請求項2)。
【0017】好ましくは、スタティックミキサ内で澱粉
糊化剤の中和剤と前記糊化澱粉流を混合すると共に滞留
・反応させ前記糊化澱粉流に残留する余剰澱粉糊化剤を
中和する中和工程を含む(請求項3)。
【0018】好ましくは、前記糊化澱粉流に残留する澱
粉糊化剤を中和した後の糊化澱粉流を加圧する加圧工程
を設ける(請求項4)。
【0019】好ましくは、前記加圧工程で加圧した前記
糊化澱粉流を混練する混練工程を設ける(請求項5)。
【0020】澱粉糊化剤と澱粉スラリ流を混合すると
共に糊化澱粉流を得るための所要滞留時間以上で滞留・
反応させるに十分な長さの第1スタティックミキサを有
する糊化澱粉の連続製造装置(請求項6)。
【0021】好ましくは、澱粉糊化剤の中和剤と前記糊
化澱粉流を混合すると共に前記糊化澱粉流に残留する余
剰澱粉糊化剤を中和するための所要滞留時間以上で滞留
・反応させるに十分な長さの第2スタティックミキサを
前記第1スタティックミキサの下流側に設ける(請求項
7)。
【0022】好ましくは、残留する余剰澱粉糊化剤を中
和した糊化澱粉流を加圧する加圧手段を前記第2スタテ
ィックミキサの下流側に設ける(請求項8)。
【0023】好ましくは、前記加圧手段によって加圧さ
れた糊化澱粉流を混練する混練手段を前記加圧手段の下
流側に設ける(請求項9)。
【0024】
【発明の実施の形態】
(糊化澱粉の連続製造方法)本発明の糊化澱粉の連続製
造方法における糊化工程は、スタティックミキサ内で澱
粉糊化剤と澱粉スラリ流を混合すると共に滞留・反応さ
せ連続して糊化澱粉流を得る工程である。
【0025】澱粉スラリ流は、澱粉粉末を水等の水性溶
媒(分散媒)に分散させて成る澱粉スラリの流れであ
る。
【0026】澱粉は、高等植物の種子、根、地下茎など
の貯蔵部に存在しており、例えば、ジャガイモの塊茎、
サツマイモの塊根、トウモロコシ、コムギの種子等から
製造することができる。
【0027】澱粉糊化剤は、澱粉を糊化することができ
るものであれば良く、例えば、苛性ソーダ(水酸化ナト
リウム)、苛性カリ(水酸化カリウム)等のアルカリ金
属の塩類等を挙げることができる。かかる澱粉糊化剤
は、水等の水性溶媒(分散媒)に溶解して含有させるこ
とができる。なお、苛性ソーダは、低コストなので好ま
しい。
【0028】澱粉スラリ流における澱粉(乾燥固型分)
の濃度は、好ましくは35重量%以下にし、より好まし
くは17〜25重量%(さらに好ましくは22〜25重
量%)にする。
【0029】澱粉スラリ流と混合する澱粉糊化剤の量
は、澱粉スラリ流に含まれる澱粉の量を考慮して、澱粉
糊化剤を混合した後の澱粉スラリ流が糊化するように設
定する。
【0030】澱粉糊化剤は、例えば水酸化ナトリウム水
溶液のように、水等の分散媒に溶解ないし分散して含有
させることができ、この場合の濃度は、好ましくは20
〜48重量%(より好ましくは25〜30重量%)にす
ることができる。
【0031】澱粉糊化剤を含有する分散媒流と澱粉スラ
リ流を混合する際のそれぞれの流量は、当該分散媒流に
含まれる澱粉糊化剤の量と当該澱粉スラリ流に含まれる
澱粉の量を考慮して、前記分散媒流を混合した後の澱粉
スラリ流が糊化するようにそれぞれ設定する。
【0032】さらに、澱粉糊化剤を含有する分散媒流と
澱粉スラリ流は、これらを混合して得られる混合流にお
ける澱粉(澱粉が糊化しないと仮定した場合における澱
粉の乾燥固形分)濃度が3〜10重量%(好ましくは5
〜7重量%)になるようにそれぞれの流量を設定して混
合することができる。
【0033】澱粉糊化剤と澱粉スラリ流の混合時の温度
は、好ましくは、15〜25℃にし、より好ましくは前
記温度範囲においてできる限り一定の温度にする。
【0034】澱粉糊化剤の中和剤は、糊化澱粉流に残留
する余剰澱粉糊化剤を中和するものであり、前記余剰澱
粉糊化剤を中和できる程度の量を添加する。好ましく
は、pHが6〜7の範囲内になるように中和する。
【0035】澱粉糊化剤の中和剤は、好ましくは液状の
流体にし、使用した澱粉糊化剤の種類に応じて適宜選択
する。例えば、澱粉糊化剤として苛性ソーダを用いた場
合は、中和剤として硝酸や硫酸等の酸を選択することが
できる。装置の腐食がより少ない点から、好ましくは硝
酸を使用する。
【0036】加圧工程は、糊化澱粉流に残留する澱粉糊
化剤を中和した後の糊化澱粉流を加圧する工程であり、
好ましくは剪断力を加えて加圧する。例えば、上述のよ
うに中和した後の糊化澱粉流をポンプに通過させて前記
糊化澱粉流に剪断力を加えてなめらかにする。かかる加
圧工程を設けることにより、前記糊化澱粉流がなめらか
になるので糊化澱粉流が流れやすくなり、加圧工程より
上流側の糊化澱粉流ないし澱粉スラリ流を良好に流すこ
とができる。
【0037】混練工程は、加圧工程で加圧した前記特定
の糊化澱粉流を混練する工程である。例えば、上述のよ
うに加圧した後の糊化澱粉流をスタティックミキサに通
過させることにより混練し、前記糊化澱粉流に剪断力を
加えてなめらかにする。かかる混練工程を設けることに
より、前記糊化澱粉流がさらになめらかになるので糊化
澱粉流がより一層流れやすくなり、混練工程より上流側
の糊化澱粉流ないし澱粉スラリ流をより良好に流すこと
ができる。
【0038】(糊化澱粉の連続製造装置)本発明の糊化
澱粉の連続製造装置における第1スタティックミキサ
は、澱粉糊化剤と澱粉スラリ流を混合すると共に糊化澱
粉流を得るための所要滞留時間以上で澱粉糊化剤と澱粉
スラリ流の混合流を滞留・反応させるに十分な長さを有
するものにする。
【0039】スタティックミキサとは、一般的には、管
状の流路の中に邪魔板(スタティックミキサエレメン
ト)を設けて流れを分割し、流線を変更することにより
流体を混合する装置をいう。
【0040】邪魔板を設ける管状の流路は、内径が一定
の管でも良く、あるいは内部空間が下流側に向かってテ
ーパー状に又は段階的に次第に大きくなるものでも良
い。
【0041】内部空間が下流側に向かってテーパー状に
又は段階的に次第に大きくなるスタティックミキサにお
ける管状の流路は、例えば、内部空間の径が異なる少な
くとも2のスタティックミキサ(内径が一定のもの、及
び、内径が次第に大きくなるテーパー状の内部空間を有
するものを含む。)を内部空間の径が次第に大きくなる
ように内径の小さいものから順に接合することによって
得ることができる。
【0042】スタティックミキサは、好ましくは、2以
上のねじり羽根エレメント(例えば、長方形の板状体を
その長手方向の中心軸(ねじり軸)を中心としてねじっ
て得られる形状をしたスタティックミキサエレメント)
をそれらのねじり軸方向がほぼ同一の直線上に位置する
ように(好ましくは、隣接する2つのエレメントの隣接
する縁部の表面が互いに非平行に交叉するように)接合
して成る形状をした邪魔板等を管内に1又は略平行に2
以上設けて成るスタティックミキサを用いる。
【0043】第1スタティックミキサは、澱粉糊化剤と
澱粉スラリ流を混合すると共に糊化澱粉流を得るための
所要滞留時間以上で澱粉糊化剤と澱粉スラリ流の混合流
を滞留・反応させるに十分な長さを有するものであり、
かかる長さは、前記混合流の流速に応じて適宜設定す
る。なお、上述のように複数のスタティックミキサを連
結することによって必要な長さを確保することができ
る。
【0044】第1スタティックミキサの出口側の内径を
入口側の内径より大きくすること等により内径を下流側
に向かって次第に大きくする場合は、混合効果を損なわ
ずに増粘による圧損増加を軽減させることができる。出
口側の内径が入口側の内径より大きい第1スタティック
ミキサは、例えば、内径の異なる複数のスタティックミ
キサを内径の小さいものから順に接合して得ることがで
きる。このように内径の大きさを入口側から出口側に向
かって段階的に大きくした第1スタティックミキサにお
いて、例えば、前記混合流の初段流速(入口側の最初の
スタティックミキサにおける流速)が0.15m/秒の
場合には、第1スタティックミキサの長さを少なくとも
1.8m以上にすることによって、澱粉糊化剤と澱粉ス
ラリ流を十分良好に混合することができる。
【0045】第1スタティックミキサのエレメントの数
は、得ようとする糊化澱粉流の粘度等の性状により適宜
設定し、好ましくは18〜24にする。
【0046】第1スタティックミキサの口径は、製造し
ようとする糊化澱粉流の量に応じて適宜設定する。
【0047】第2スタティックミキサは、第1スタティ
ックミキサの下流側に設けられるものであり、澱粉糊化
剤の中和剤と前記糊化澱粉流を混合すると共に糊化澱粉
流に残留する余剰澱粉糊化剤を中和するための所要滞留
時間以上で澱粉糊化剤の中和剤と前記糊化澱粉流の混合
流を滞留させるに十分な長さを有するものにする。
【0048】第2スタティックミキサの形状は、上述の
第1スタティックミキサと同様の形状にすることができ
る。
【0049】第2スタティックミキサは、澱粉糊化剤の
中和剤と前記糊化澱粉流を混合すると共に糊化澱粉流に
残留する余剰澱粉糊化剤を中和するための所要滞留時間
以上で澱粉糊化剤の中和剤と前記糊化澱粉流の混合流を
滞留させるに十分な長さを有するものであり、かかる長
さは、前記混合流の流速に応じて設定する。例えば、上
述のように複数のスタティックミキサを連結することに
よって必要な長さを確保することができる。
【0050】第2スタティックミキサの出口側の内径を
入口側の内径より大きくすること等により内径を下流側
に向かって次第に大きくする場合は、混合効果を損なわ
ずに増粘による圧損増加を軽減させることができる。出
口側の内径が入口側の内径より大きい第2スタティック
ミキサは、例えば、内径の異なる複数のスタティックミ
キサを内径の小さいものから順に接合して得ることがで
きる。このように内径の大きさを入口側から出口側に向
かって段階的に大きくした第2スタティックミキサにお
いて、例えば、前記混合流の初段流速(入口側の最初の
スタティックミキサにおける流速)が0.15m/秒の
場合には、第2スタティックミキサの長さを少なくとも
2.5m以上にすることによって、澱粉糊化剤の中和剤
と糊化澱粉流を十分良好に混合することができる。
【0051】第2スタティックミキサの入口側の内径
は、第1スタティックミキサの出口側の内径より小さく
することができる。
【0052】第2スタティックミキサのエレメントの数
は、中和しようとする糊化澱粉流の粘度等の性状により
適宜設定し、好ましくは18〜24にする。
【0053】第2スタティックミキサの口径は、製造し
ようとする糊化澱粉流の量に応じて適宜設定する。
【0054】加圧手段は、第2スタティックミキサの下
流側に設けられるものであり、残留する余剰澱粉糊化剤
を中和した糊化澱粉流を加圧するものであり、好ましく
は剪断力を加える加圧手段にする。
【0055】加圧手段としては、例えばポンプ等を用い
ることができる。例えば、上述のように中和した後の糊
化澱粉流をポンプに通過させると、前記糊化澱粉流に剪
断力が加わりなめらかになるので糊化澱粉流が流れやす
くなり、加圧手段より上流側の糊化澱粉流ないし澱粉ス
ラリ流を良好に流すことができる。そのため、前記第2
スタティックミキサさらには前記第1スタティックミキ
サの破損を防止することができる。即ち、加圧手段を設
けたことにより、前記第2スタティックミキサさらには
前記第1スタティックミキサに許容範囲を越えた過剰の
圧力が加わることを防止することができる。
【0056】混練手段は、加圧手段の下流側に設けられ
るものであり、加圧手段によって加圧された糊化澱粉流
を混練するものである。加圧手段によって加圧された後
の糊化澱粉流を混練手段で混練すると、前記糊化澱粉流
に剪断力が加わりさらになめらかになるので糊化澱粉流
がより一層流れやすくなり、混練手段より上流側の糊化
澱粉流ないし澱粉スラリ流をより良好に流すことができ
る。そのため、前記加圧手段や前記第2スタティックミ
キサさらには前記第1スタティックミキサの破損を防止
することができる。即ち、混練手段を設けたことによ
り、前記加圧手段や前記第2スタティックミキサさらに
は前記第1スタティックミキサに許容範囲を越えた過剰
の圧力が加わることを防止することができる。
【0057】かかる混練手段は、前記第1スタティック
ミキサとして用いることができるスタティックミキサに
することができ、より好ましくは上述のような内部空間
が下流側に向かってテーパー状に又は段階的に次第に大
きくなるスタティックミキサにする。かかるスタティッ
クミキサのエレメントの数は、混練しようとする糊化澱
粉流の粘度等の性状により適宜設定し、好ましくは6〜
24にする。
【0058】混練手段として、スタティックミキサを用
いる場合、当該スタティックミキサの入口側の内径は、
前記第2スタティックミキサの出口側の内径より小さく
することができる。
【0059】
【実施例】以下、図1に基づいて本発明を説明する。図
1は、本発明の糊化澱粉の連続製造装置の一例を示す概
略図である。以下、説明する。
【0060】澱粉移送管1は、上流側から順に流量計
2、ポンプ3、第1スタティックミキサ4、第2スタテ
ィックミキサ5、圧力計6、ポンプ7及び第3スタティ
ックミキサ8と練通しており、流量計2より上流側から
澱粉スラリを供給する。
【0061】流量制御計9は、ポンプ3と流量計2に電
気的に接続し、澱粉スラリの流量を制御する。即ち、流
量計2により測定された流量が目的とする流量になるよ
うに、流量制御計9は、ポンプ3の回転数を制御する。
【0062】ポンプ3から吐出された所定の流量の澱粉
スラリは、第1スタティックミキサ4に向って流れる。
【0063】苛性ソーダ移送管10は、上流側から順に
ポンプ11及び流量計12と連通している。流量制御計
13は、ポンプ11と流量計12に電気的に接続し、前
記流量制御計9と同様に澱粉糊化剤である濃度20重量
%の苛性ソーダ水溶液の流量を制御する。
【0064】苛性ソーダ移送管10は、配管合流部14
で澱粉移送管1に連通し、所定の流量に制御された澱粉
スラリ流に常温で所定の流量の苛性ソーダ流を合流させ
る。
【0065】苛性ソーダ流と合流した澱粉スラリ流は、
第1スタティックミキサ4を通過する際に第1スタティ
ックミキサ内で混合、攪拌されると共に滞留・反応して
連続的に糊化澱粉流が得られる。
【0066】第1スタティックミキサ4は、澱粉糊化剤
である苛性ソーダ流と澱粉スラリ流を糊化反応に十分な
程度に混合すると共に糊化澱粉流を得るための所要滞留
時間以上で苛性ソーダ流と澱粉スラリ流の混合流を滞留
・反応させるに十分な長さにしている。
【0067】図2に、かかる第1スタティックミキサ4
として用いることのできる他のスタティックミキサの一
例を示す。図2は、当該スタティックミキサの長手方向
(流路方向)に対して直角方向から見た概略図である。
【0068】図2のスタティックミキサは、上流側(入
口側)から順にインジェクションティー41と、2つの
小径のスタティックミキサ42、43と、レジューサー
44と、2つの大径のスタティックミキサ45、46を
それぞれの流路(内部空間)が連通するように接合した
ものである。スタティックミキサ42、43、45及び
46のそれぞれの内径は一定である。小径のスタティッ
クミキサ42、43の内径は、大径のスタティックミキ
サ45、46の内径より小さい。
【0069】外形が略管状のレジューサー44は、内部
に略円錐台形の内部空間を有し、径方向における当該内
部空間の断面が略円形であり、内周面はテーパー状にな
っており、小径のスタティックミキサ43と大径のスタ
ティックミキサ45を連通させている。即ち、レジュー
サー44は、小径のスタティックミキサ43と接合する
側の開口から大径のスタティックミキサ45と接続する
側の開口にかけて内径が次第に増加している。かかるレ
ジューサー44には、必要に応じてスタティックミキサ
エレメントを設けることができる。
【0070】図2のスタティックミキサにおいて、開口
Aは澱粉スラリ流の供給口であり、開口Bは苛性ソーダ
流の供給口であり、開口Cは糊化澱粉流の流出口であ
る。即ち、インジェクションティー41の開口A及びB
からそれぞれ供給された澱粉スラリー流と苛性ソーダ流
の混合流は、上流側から順に2つの小径のスタティック
ミキサ42、43と、レジューサー44と、2つの大径
のスタティックミキサ45、46を通過して、スタティ
ックミキサ46の開口Cから流出する。
【0071】インジェクションティーと、これに連通す
る小径のスタティックミキサの構造の一例を図3により
説明する。図3は、インジェクションティー204及び
これに連通するスタティックミキサ201の流路方向の
概略断面図である。
【0072】インジェクションティー204は、澱粉ス
ラリ流に苛性ソーダ流を合流させるものであり、3つの
開口Ta、Tb及びTcを有する略T字形の管Tとノズ
ル202から成る。前記略T字形の管Tの3つの開口端
Ta、Tb及びTcは、それぞれ外周方向に突出するフ
ランジ部Tfを有している。
【0073】前記略T字形の管Tは、内部空間の断面が
略円形の2本の管が連通するように長管の外周面に短管
の端面を結合させて成るものである。インジェクション
ティー204は、かかる略T字形の管Tにおける前記短
管の開口Tbにノズル202の先端部202bを、フラ
ンジ部202fがガスケットGを介してフランジ部Tf
に突き当たるまで挿入して設けたものである。前記フラ
ンジ部Tfと前記フランジ部202fは気密に接合して
いる。例えばこれらが金属製の場合は、ろう接により接
合することができる。その際にこれらのフランジ部の外
周を包囲するように金属製の環状バンド(図示せず。)
を設けても良い。
【0074】そして、かかるインジェクションティー2
04においては、前記管Tの開口Taから澱粉スラリー
流を供給し、前記ノズル202の開口202aから苛性
ソーダ流を供給する。苛性ソーダ流は、ノズル202の
先端の開口202bから流出し澱粉スラリー流と合流す
る。
【0075】スタティックミキサ201は、複数のねじ
り羽根エレメント206の接合体を管205の内部空間
に配して成る。ねじり羽根エレメント206の形状は、
長方形の板をその長手方向の中心軸を中心としておよそ
180度のねじり角度でねじった形状である。管205
は、両端に環状のフランジ部201fを有する略円筒状
の管であり、かかるフランジ部は、流体の流路となる管
や上流側に設けるインジェクションティー204と接合
しやすくするために設けられている。なお、略T字形の
管Tのフランジ部Tfとスタティックミキサ201のフ
ランジ部201fは、ガスケットGを介して気密に接合
している。
【0076】前記フランジ部Tfと前記フランジ部20
1fが金属製の場合は、ろう接することができ、その際
にこれらのフランジ部の外周を包囲するように金属製の
環状バンド(図示せず。)を設けても良い。
【0077】インジェクションティー204で合流した
澱粉スラリー流と苛性ソーダ流は、スタティックミキサ
201の開口201aから流入し混合、攪拌され開口2
01bから糊化澱粉流として流出する。
【0078】上述の第1スタティックミキサ4を通過す
ることにより得られた糊化澱粉流は、第2スタティック
ミキサ5に向って流れる。
【0079】硝酸移送管15は、上流側から順にポンプ
16(遠心ポンプ、0.2MPa)及び流量計17と連
通している。流量制御計18は、ポンプ16と流量計1
7に電気的に接続し、前記流量制御計9と同様に、硝酸
(苛性ソーダの中和剤)の流量を制御する。
【0080】硝酸移送管15は、配管合流部19で澱粉
移送管1に連通し、糊化澱粉流に所定の流量の硝酸流を
合流させる。
【0081】硝酸流と合流した糊化澱粉流は、第2スタ
ティックミキサ5を通過する際に第2スタティックミキ
サ内で混合、攪拌されると共に硝酸流と糊化澱粉流の混
合流が滞留・反応するので、前記糊化澱粉流に残留する
余剰の苛性ソーダを中和することができる。
【0082】第2スタティックミキサ5は、硝酸流と前
記糊化澱粉流を混合すると共に前記糊化澱粉流に残留す
る余剰の苛性ソーダを中和するための所要滞留時間以上
で硝酸流と糊化澱粉流の混合流を滞留・反応させるに十
分な長さにしている。
【0083】図4に、かかる第2スタティックミキサ5
として用いることのできる他のスタティックミキサの一
例を示す。図4は、当該スタティックミキサの長手方向
(流路方向)に対して直角方向から見た概略図である。
【0084】図4のスタティックミキサは、上流側(入
口側)から順にインジェクションティー51と、小径の
スタティックミキサ52と、レジューサー53と、中径
のスタティックミキサ54と、レジューサー55と、2
つの大径のスタティックミキサ56、57をそれぞれの
流路(内部空間)が連通するように接合したものであ
る。これらの各スタティックミキサの内径は一定であ
る。中径のスタティックミキサ54の内径は、小径のス
タティックミキサ52の内径より大きく、大径のスタテ
ィックミキサ56、57の内径より小さい。
【0085】レジューサー53及び55は、図2におけ
る前記レジューサー44と同様の形状である。レジュー
サー53は小径のスタティックミキサ52と中径のスタ
ティックミキサ54を連通させている。レジューサー5
5は、中径のスタティックミキサ54と大径のスタティ
ックミキサ56を連通させている。なお、かかるレジュ
ーサーには、必要に応じてスタティックミキサエレメン
トを設けることができる。
【0086】図4のスタティックミキサにおいて、開口
Dは余剰の苛性ソーダが残留する糊化澱粉流の供給口で
あり、開口Eは前記余剰の苛性ソーダを中和する硝酸流
の供給口であり、開口Fは中和後の糊化澱粉流の流出口
である。即ち、インジェクションティー51の開口D及
びEからそれぞれ供給された前記澱粉スラリー流と前記
硝酸流の混合流は、上流側から順に小径のスタティック
ミキサ52と、レジューサー53と、中径のスタティッ
クミキサ54と、レジューサー55と、大径のスタティ
ックミキサ56、57を通過して、スタティックミキサ
57の開口Fから流出する。
【0087】なお、図4におけるインジェクションティ
ーと、これに連通する小径のスタティックミキサとし
て、既述の図3に示されたものを用いることができる。
【0088】第2スタティックミキサ5を通過すること
により、残留する余剰の苛性ソーダを中和した糊化澱粉
流は、圧力計6及びポンプ7を順に通過し加圧(昇圧)
され剪断力を加えられてなめらかになる。
【0089】つまり、圧力制御計20は、圧力計6とポ
ンプ7に電気的に接続し、上述の中和された糊化澱粉流
を所定の圧力(より高い所定の圧力)になるように制御
する。即ち、圧力計6により測定された圧力が目的とす
る圧力になるように、圧力制御計20は、ポンプ7の回
転数を制御する。
【0090】上述のようになめらかにされた糊化澱粉流
は、第3スタティックミキサ8に向って流れる。
【0091】なお、第2スタティックミキサ5を通過し
た糊化澱粉流が正常に中和されているかどうかの検査
は、第2スタティックミキサ5と圧力計6の間の澱粉移
送管に連通する検査管21から糊化澱粉流の一部を採取
しそのpHを測定することにより行なっている。
【0092】検査管21は、上流側から順にサンプルポ
ンプ22、スタティックミキサ23及びpH計24を有
し、サンプルポンプ22によって糊化澱粉流の一部を採
取する。採取された糊化澱粉流は、スタティックミキサ
23により混合、攪拌されpH計24によりpHを測定
する。所定のpH範囲からはずれる場合には、硝酸流の
添加流量を適宜変更する。
【0093】pH計24と硝酸の流量制御計18を電気
的に接続して、硝酸流の添加流量を自動的に制御しても
よい。
【0094】pH計24によりpHを測定された糊化澱
粉流は、圧力計6とポンプ7の間の澱粉移送管と検査管
21との配管合流部で糊化澱粉流の本流に合流する。
【0095】ポンプ7から吐出された加圧糊化澱粉流
は、第3スタティックミキサ8を通過することによっ
て、混練されてさらになめらかになり、糊化澱粉製品と
なる。
【0096】図5に、かかる第3スタティックミキサ8
として用いることのできる他のスタティックミキサの一
例を示す。図5は、当該スタティックミキサの長手方向
(流路方向)に対して直角方向から見た概略図である。
【0097】図5のスタティックミキサは、上流側(入
口側)から順に小径のスタティックミキサ81、82
と、レジューサー83と、大径のスタティックミキサ8
4と、エルボ85と、もう一つの大径のスタティックミ
キサ86をそれぞれの流路(内部空間)が連通するよう
に接合したものである。これらの各スタティックミキサ
の内径は一定である。小径のスタティックミキサ81、
82の内径は、大径のスタティックミキサ84、86の
内径より小さい。
【0098】レジューサー83は、図2における前記レ
ジューサー44と同様の形状である。レジューサー83
は、小径のスタティックミキサ82と大径のスタティッ
クミキサ84を連通させている。
【0099】エルボ85は、大径のスタティックミキサ
84と連通する上流側の開口と、大径のスタティックミ
キサ86と連通する下流側の開口を有しており、これら
2つの開口の中心軸はおよそ直角に交わる。また、前記
2つの開口の中心軸が交差する角度は、他の角度に必要
に応じて適宜設定することができる。例えば、前記角度
をおよそ180度にして、前記エルボをU字形の管にし
ても良い。このようにエルボ85は、大径のスタティッ
クミキサ84と大径のスタティックミキサ86を連通さ
せている。
【0100】このようなエルボでスタティックミキサを
接続することによって、スタティックミキサの連結体を
直線的に設けられない場所においても配設することがで
きる。上述の第1及び第2スタティックミキサにおいて
も必要に応じてかかるエルボを設けることができる。
【0101】なお、上述のレジューサーあるいはエルボ
には、必要に応じてスタティックミキサエレメントを設
けることができる。
【0102】図5のスタティックミキサにおいて、開口
Gは加圧糊化澱粉流の供給口であり、開口Hは混練され
た加圧糊化澱粉流の流出口である。即ち、スタティック
ミキサ81の開口Gから供給された前記加圧糊化澱粉流
は、上流側から順に小径のスタティックミキサ81、8
2と、レジューサー83と、大径のスタティックミキサ
84と、エルボ85と、大径のスタティックミキサ86
を通過して、大径のスタティックミキサ86の開口Hか
ら流出する。
【0103】なお、図5における各スタティックミキサ
として、既述の図3に示されたものを用いることができ
る。
【0104】上記糊化澱粉の連続製造装置によれば、澱
粉糊化剤を用いた従来のバッチ処理と比較して、製品完
成までのリードタイムを1/30以下に削減することが
できる。
【0105】
【発明の効果】請求項1〜5の糊化澱粉の連続製造方法
は、スタティックミキサ内で澱粉糊化剤と澱粉スラリ流
を混合すると共に滞留・反応させ連続して糊化澱粉流を
得る糊化工程を含むので、次に示すように、従来の糊化
澱粉の製造方法の問題点を解決することができる。
【0106】製品である糊化澱粉を極めて短時間で製
造することができる。また、必要な時に必要な量だけ
(少量でも)迅速に製造することができる。
【0107】十分に均一化した糊化澱粉製品を得るこ
とができる。
【0108】澱粉スラリの加熱を必須とせず、製造後
直ちにパッキングできるので、糊化澱粉を冷ます間に雑
菌の混入や糊化澱粉の変質ないし腐敗を防止することが
できる。
【0109】請求項2の糊化澱粉の連続製造方法は、澱
粉糊化剤を含有する分散媒流と澱粉スラリ流を混合する
ので、より一層良好に上記効果を奏することができる。
【0110】請求項3の糊化澱粉の連続製造方法は、ス
タティックミキサ内で澱粉糊化剤の中和剤と前記糊化澱
粉流を混合すると共に滞留・反応させ前記糊化澱粉流に
残留する余剰澱粉糊化剤を中和する中和工程を含むの
で、糊化澱粉流に残留する余剰澱粉糊化剤の中和を効率
良くかつ十分に行なうことができる。
【0111】前記請求項4の糊化澱粉の連続製造方法
は、糊化澱粉流に残留する澱粉糊化剤を中和した後の糊
化澱粉流を加圧する加圧工程を設けているので、前記糊
化澱粉流がなめらかになるから糊化澱粉流が流れやすく
なり、加圧工程より上流側の糊化澱粉流ないし澱粉スラ
リ流を良好に流して糊化澱粉を製造することができる。
【0112】請求項5の糊化澱粉の連続製造方法は、前
記加圧工程で加圧した前記糊化澱粉流を混練する混練工
程を設けているので、前記糊化澱粉流がさらになめらか
になるから糊化澱粉流がより一層流れやすくなり、混練
工程より上流側の糊化澱粉流ないし澱粉スラリ流をより
良好に流して糊化澱粉を製造することができる。
【0113】請求項6〜9の糊化澱粉の連続製造装置
は、澱粉糊化剤と澱粉スラリ流を混合すると共に糊化澱
粉流を得るための所要滞留時間以上で滞留・反応させる
に十分な長さの第1スタティックミキサを有するので、
上記本発明の糊化澱粉の連続製造方法に好適に使用する
ことができる。従って、上記糊化澱粉の連続製造方法の
〜の効果を奏することができる。
【0114】また、澱粉糊化剤と澱粉スラリ流の混合
を、大気に接触させることなく行なうことができるの
で、大気と接触して混合する間の雑菌の混入を防止する
ことができる。そのため、糊化澱粉をパッキングし製品
としてから使用するまでの期間(製品としての保存期
間)が長い製品を製造することができる。その結果、ホ
ルマリン等の防腐剤を添加する必要がなくなるので、安
全性の高い糊化澱粉製品を製造することができる。例え
ば、住宅の壁紙を壁に貼るための糊化澱粉製品として好
適である。
【0115】さらに、糊化澱粉の製造後の洗浄は、温水
等を通水することにより容易に行なうことができる。
【0116】請求項7の糊化澱粉の連続製造装置は、澱
粉糊化剤の中和剤と前記糊化澱粉流を混合すると共に前
記糊化澱粉流に残留する余剰澱粉糊化剤を中和するため
の所要滞留時間以上で滞留・反応させるに十分な長さの
第2スタティックミキサを前記第1スタティックミキサ
の下流側に設けているので、澱粉糊化剤の中和剤と前記
糊化澱粉流の混合を、大気に接触させることなく行なう
ことができるから、大気と接触して混合する際の雑菌の
混入を防止することができる。
【0117】請求項8の糊化澱粉の連続製造装置は、残
留する余剰澱粉糊化剤を中和した糊化澱粉流を加圧する
加圧手段を前記第2スタティックミキサの下流側に設け
ているので、前記糊化澱粉流は加えられた剪断力により
なめらかになり流れやすくなるから、加圧手段より上流
側の糊化澱粉流ないし澱粉スラリ流を良好に流すことが
できる。そのため、前記糊化澱粉流ないし澱粉スラリ流
の流れが悪くなることにより装置内部に生ずる過剰の圧
力の発生を防止しつつ、糊化澱粉を製造することができ
る。
【0118】例えば、前記第2スタティックミキサさら
には前記第1スタティックミキサに、当該各々のスタテ
ィックミキサの許容範囲を越えた過剰の圧力が加わるこ
とを防止することができるので、前記第2スタティック
ミキサさらには前記第1スタティックミキサの破損を防
止しつつ糊化澱粉を製造することができる。
【0119】請求項9の糊化澱粉の連続製造装置は、前
記加圧手段によって加圧された糊化澱粉流を混練する混
練手段を前記加圧手段の下流側に設けているので、前記
糊化澱粉流は加えられた剪断力によりなめらかになり流
れやすくなるから、混練手段より上流側の糊化澱粉流な
いし澱粉スラリ流を良好に流すことができる。そのた
め、前記糊化澱粉流ないし澱粉スラリ流の流れが悪くな
ることにより装置内部に生ずる過剰の圧力の発生を防止
しつつ、糊化澱粉を製造することができる。
【0120】例えば、前記加圧手段、前記第2スタティ
ックミキサさらには前記第1スタティックミキサに、そ
の各々の許容範囲を越えた過剰の圧力が加わることを防
止することができるので、前記加圧手段、前記第2スタ
ティックミキサさらには前記第1スタティックミキサの
破損を防止しつつ糊化澱粉を製造することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の糊化澱粉の連続製造装置の一実施例を
示す概略図である。
【図2】本発明の糊化澱粉の連続製造装置の一実施例に
おける第1スタティックミキサの長手方向(流路方向)
に対して直角方向から見た概略図である。
【図3】本発明の糊化澱粉の連続製造装置の一実施例に
おけるインジェクションティー及びこれに連通するスタ
ティックミキサの流路方向の概略断面図である。
【図4】本発明の糊化澱粉の連続製造装置の一実施例に
おける第2スタティックミキサの長手方向(流路方向)
に対して直角方向から見た概略図である。
【図5】本発明の糊化澱粉の連続製造装置の一実施例に
おける第3スタティックミキサの長手方向(流路方向)
に対して直角方向から見た概略図である。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スタティックミキサ内で澱粉糊化剤と澱粉
    スラリ流を混合すると共に滞留・反応させ連続して糊化
    澱粉流を得る糊化工程を含むことを特徴とする糊化澱粉
    の連続製造方法。
  2. 【請求項2】澱粉糊化剤を含有する分散媒流と澱粉スラ
    リ流を混合することを特徴とする請求項1に記載の糊化
    澱粉の連続製造方法。
  3. 【請求項3】スタティックミキサ内で澱粉糊化剤の中和
    剤と前記糊化澱粉流を混合すると共に滞留・反応させ前
    記糊化澱粉流に残留する余剰澱粉糊化剤を中和する中和
    工程を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の糊
    化澱粉の連続製造方法。
  4. 【請求項4】前記糊化澱粉流に残留する澱粉糊化剤を中
    和した後の糊化澱粉流を加圧する加圧工程を設けること
    を特徴とする請求項3に記載の糊化澱粉の連続製造方
    法。
  5. 【請求項5】前記加圧工程で加圧した前記糊化澱粉流を
    混練する混練工程を設けることを特徴とする請求項4に
    記載の糊化澱粉の連続製造方法。
  6. 【請求項6】澱粉糊化剤と澱粉スラリ流を混合すると共
    に糊化澱粉流を得るための所要滞留時間以上で滞留・反
    応させるに十分な長さの第1スタティックミキサを有す
    ることを特徴とする糊化澱粉の連続製造装置。
  7. 【請求項7】澱粉糊化剤の中和剤と前記糊化澱粉流を混
    合すると共に前記糊化澱粉流に残留する余剰澱粉糊化剤
    を中和するための所要滞留時間以上で滞留・反応させる
    に十分な長さの第2スタティックミキサを前記第1スタ
    ティックミキサの下流側に設けることを特徴とする請求
    項6に記載の糊化澱粉の連続製造装置。
  8. 【請求項8】残留する余剰澱粉糊化剤を中和した糊化澱
    粉流を加圧する加圧手段を前記第2スタティックミキサ
    の下流側に設けることを特徴とする請求項7に記載の糊
    化澱粉の連続製造装置。
  9. 【請求項9】前記加圧手段によって加圧された糊化澱粉
    流を混練する混練手段を前記加圧手段の下流側に設ける
    ことを特徴とする請求項8に記載の糊化澱粉の連続製造
    装置。
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