JPH09875A - 二酸化炭素の吸収液と該吸収液を用いる被処理ガス中の二酸化炭素吸収方法 - Google Patents
二酸化炭素の吸収液と該吸収液を用いる被処理ガス中の二酸化炭素吸収方法Info
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- JPH09875A JPH09875A JP7158162A JP15816295A JPH09875A JP H09875 A JPH09875 A JP H09875A JP 7158162 A JP7158162 A JP 7158162A JP 15816295 A JP15816295 A JP 15816295A JP H09875 A JPH09875 A JP H09875A
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Abstract
あるアルカノールアミンが酸化劣化されるのを抑制する
こと。 【構成】CO2とO2を含有する被処理ガスを吸収塔中で
アルカノールアミン吸収液と接触させ、CO2を豊富に
含有する溶液とし、引き続き再生塔中に該溶液を循環さ
せてCO2を加熱放出させてCO2に乏しい溶液として、
前記吸収塔中に再循環させるCO2の吸収液の吸収液の
酸化劣化を低減するために、(A)で表わせるメルカプ
トイミダゾール類、(B)で表わせるメルカプトベンズ
イミダゾール類の中から選択される1種あるいはそれ以
上の有機硫黄化合物を吸収液に添加して使用する。 【化1】
Description
われている二酸化炭素(CO2)の処理に関し、特に燃
焼炉排ガス中に含まれるCO2を処理するための吸収液
の酸化を抑制することに関するものである。
念されており、将来のエネルギー需要の上昇を考慮する
と、CO2除去・回収技術の開発は急務といわなければ
ならない。アルカノールアミンを用いてCO2を除去す
る技術は色々知られている(F.C.Riesenfeld and A.L.K
ohl:'Gad Purification', 2nd ed.Gulf Publishing C
omp.,Houston, Texas.(1974);G.Sartori,W.S.Ho,D.
W.Savage,G.R.Chludzinski, and S.Wiechert:'Steric
ally-Hindered Amines for Acid-Gas Absorption',Sep
arationand Purification Methods,16(2), pp171-200
(1987)および特公平1−34092号など)。
(O2)を含む場合では、アルカノールアミンはO2によ
り酸化を受ける。酸化の程度は第一級アルカノールアミ
ンが最も小さく、第二級、第三級の順に大きくなる。特
に、窒素原子に付いた水素原子をアルキル基で置換した
アルカノールアミンの場合ではアルキル基の数が増加す
るにしたがって酸化が進む。また、炭素原子に付いた水
素原子をアルキル基で置換する場合、置換基の数が増し
て第二級、第三級炭素になるしたがって酸化が進む(小
田良平著、「酸化」、化学工業社(1963))。した
がって、還元ガス雰囲気下でのCO2および/またはH2
Sの処理に用いる場合には問題にならないアルカノール
アミンの使用は、O2ガスを含む燃焼ガスからCO2を回
収処理する場合には、前記アミンの酸化が問題になる。
起こると、式(1)に示すように、少なくともNH3と
シュウ酸が生成する。 H2NCH2CH2OH+2O2→NH3+(COOH)2+H2O (1) 式(1)で生成するNH3が大気に放出されると環境上
好ましくない。また、シュウ酸の生成も吸収液の劣化の
ほか構造材料の腐食をもたらし好ましくない。
のほかSO2が含まれている場合は、第二級アルカノー
ルアミンを使用すれば、酸化が著しく抑制されることが
指摘されている(特願平6−233387号)。また、
酸化抑制剤の添加も検討されている。例えば、特開昭5
3−67686号によれば有機酸金属塩、ナフテン酸
銅、Cr/Mn、Cr/Co、Mn/Fe、Mn/C
u、Fe/Co、Co/Cuの2〜20wt%が添加さ
れている。また、特開平5−277342号によればF
e、Co、Niの酸化物あるいは有機酸の添加が検討さ
れている。これらはいずれも有機酸、金属化合物を用い
ている。
特開昭53−119739号、特開昭54−66349
号、特開昭54−69586号などに開示されている。
用いて燃焼炉排ガス中のCO2を処理する際、排ガス中
のO2によってアルカノールアミンが酸化されるのを抑
制することは、液の劣化による吸収液の補給量を低減す
るだけでなく、環境上または安価な構造材料を使用でき
るなどの点で重要である。
て、CO2吸収剤であるアルカノールアミンか酸化劣化
されるのを抑制することにある。
の構成によって達成される。すなわち、CO2とO2を含
有する被処理ガスを吸収塔中でアルカノールアミン吸収
液と接触させ、CO2を豊富に含有する溶液とし、引き
続き再生塔中に該溶液を循環させてCO2を加熱放出さ
せてCO2に乏しい溶液として、前記吸収塔中に再循環
させるCO2の吸収液の吸収液の酸化劣化を低減するた
めに、構造式(A)で表わせるメルカプトイミダゾール
類、構造式(B)で表わせるメルカプトベンズイミダゾ
ール類の中から選択される1種あるいはそれ以上の有機
硫黄化合物を使用することを特徴とする酸化抑制剤であ
る。
3のアルキル基、フェニル基、ベンジル基であり、R4は
水素原子あるいはC1〜C3のアルキル基、nは1〜3の
整数である。
て達成される。すなわち、CO2とO2を含有する被処理
ガスを吸収塔中でアルカノールアミン吸収液と接触さ
せ、CO2を豊富に含有する溶液とし、引き続き再生塔
中に該溶液を循環させてCO2を加熱放出させてCO2に
乏しい溶液として、前記吸収塔中に再循環させるCO2
の吸収液において、吸収液の酸化劣化を低減するための
酸化抑制剤として、前記構造式記載のメルカプトイミダ
ゾール類またはメルカプトベンズイミダゾール類の中か
ら選択される1種あるいはそれ以上の有機硫黄化合物を
含むことを特徴とする二酸化炭素の吸収液である。
て達成される。すなわち、CO2とO2を含有する被処理
ガスを吸収塔中でアルカノールアミン吸収液と接触さ
せ、CO2を豊富に含有する溶液とし、引き続き再生塔
中に該溶液を循環させてCO2を加熱放出させてCO2に
乏しい溶液として、前記吸収塔中に再循環させるCO2
の吸収液を用いる被処理ガス中のCO2吸収方法であっ
て、吸収液の酸化劣化を低減するための酸化抑制剤とし
て、前記構造式記載のメルカプトイミダゾールの類また
はメルカプトベンズイミダゾール類の中から1種あるい
はそれ以上の有機硫黄化合物を使用することを特徴とす
る被処理ガス中の二酸化炭素吸収方法である。
硫黄化合物を100〜10,000ppm含有する吸収
液を用いることが望ましい。吸収液中の有機硫黄化合物
の含有量が100ppm未満であると、分解アミンの量
は該抑制剤を添加しない場合とほとんど変わらない。ま
た、10,000ppmを超えると、分解アミンの量は
あまり変化がなかった。また、吸収液中の有機硫黄化合
物の含有量は、該化合物の溶解液と実効ある分解抑制の
理由で1,000〜5,000ppmが好ましい。
低いユーティリティのものが好まれる。例えば、N−メ
チルエタノールアミン、N−エチルエタノールアミン、
N−イソプロピルエタノールアミン、N−メチル−2−
メチルエタノールアミン、N−メチル−2−エチルエタ
ノールアミン、N−メチル−2−イソプロピルエタノー
ルアミン、N−エチル−2−メチルエタノールアミン、
N−エチル−2−エチルエタノールアミン、N−エチル
−2−イソプロピルエタノールアミン、モノエタノール
アミン、2−アミノ−2−メチルー1−プロパノールが
好ましいものとして用いられる。
イミダゾール類としては2−メルカプトイミダゾール、
2−メルカプト−1−メチルイミダゾール、2−メルカ
プト−4−メチルイミダゾール、2−メルカプト−5−
メチルイミダゾール、2−メルカプト−1,4−ジメチ
ルイミダゾール、2−メルカプト−1,5−ジメチルイ
ミダゾール、2−メルカプト−1−フェニルイミダゾー
ル、2−メルカプト−4−フェニルイミダゾール、2−
メルカプト−1−ベンジルイミダゾールなどが挙げられ
る。
しては2−メルカプトベンズイミダゾール、4−メチル
−2−メルカプトベンズイミダゾール、5−メチル−2
−メルカプトベンズイミダゾールなどが挙げられる。
ないために、酸化抑制剤を添加することによる構造材料
の腐食がない。また、加水分解しやすい金属イオンなど
を使用することがないため、沈殿による液循環ラインな
どに閉塞がない。更に、被処理ガス中にSO2を含まな
くとも良く、被処理ガスに制限されないという特徴を有
する。
O2を含む燃焼炉排ガスからのCO2を除去する際に、例
えばアルカノールアミンとしてMEAを用いる場合に
は、前記したように式(1)に従って吸収液は酸化を受
けてNH3とシュウ酸を生成する。
にされていないが、ラジカル的に進行するといわれてい
る。そこで式(1)の反応機構を考察した。まず,Nか
ら数えて2番目の炭素についた水素原子が脱離して式
(2)のようにラジカルが生成する。これにO2が反応
して式(3)のような過酸化物となる。
が反応して式(4)のようにグリシンが生成する。ま
た、グリシンの水素原子が脱離して式(5)のようなラ
ジカルが生成する。
なり、これは水素ラジカルと反応して式(7)に示すよ
うにアンモニアおよびシュウ酸となる。
ことは容易に分かる。したがって、被処理ガス中のO2
によって吸収液が酸化劣化を受けることが分かる。
化物の分解に基づく劣化を防止するのに効果があるのは
前記(A)と(B)の構造式を有する、いわゆる2次酸
化抑制剤であった。
物からなる、いわゆるラジカル捕捉剤は酸化抑制に効果
がなかった。そこで、劣化防止機構は次のように考えら
れる。ただし、過酸化物はROOHと略記した。
有する化合物とROOHが反応して式(8)、(9)、
(10)および(11)のようなペルスルホキシドが生
成してROOHを分解する(日本化学編、活性酸素種の
化学、学会出版センター(1990))。これによりR
OOHの分解が進んで、アンモニアを発生させることを
抑制することができると考えられる。
例のCO2吸収プロセスのフローを示す。吸収液を液供
給ライン8から導入後、CO2のほかO2を含有する被処
理ガスは燃焼炉1、脱硝装置2、脱塵装置3(被処理ガ
ス中にSO2を含む場合は脱硫装置4が必要)及びガス
ガスヒータ(GGH)5を通って、ブロア6からライン
11、さらにガス冷却器50を通してCO2吸収設備に
導く。この際、一部の排ガスをバイパスさせ、ライン7
を通して煙突10から排出してもよい。被処理ガスは吸
収塔40を上昇する間に塔頂から流下する吸収液と接触
して吸収され、塔上部に設置してある水洗部42に入
る。水洗部42ではポンプ47の動力により冷却器48
を通って水循環ライン51から循環供給さる洗浄水によ
って、主に吸収部から飛散する蒸気を捕集する。さら
に、ミストキャッチャー52でミストを捕集し、排ガス
はガス出口ライン12に導かれ、煙突10から大気に排
出される。
ライン80を設け、ライン80に洗浄水の一部を導き、
分解アミン及び/あるいは吸収液のアルカノールアミン
を定量するための検出器90を設けることである。バイ
パスライン80に導入された洗浄液は分解アミン及び/
又は吸収液アルカノールアミンを定量分析後,ライン8
1から排出される。ここで、検出器90としては市販の
分析装置、例えばイオンクロマトグラフなどが利用でき
る。
収液(リッチ吸収液)は液出口ライン13から吸収塔4
0を出る。ここに、追加的な抑制剤の補給ライン100
が設けてある。リッチ吸収液はポンプ70を出て、ライ
ン14から熱交換器53に導かれて昇温され、次いでラ
イン15を経て再生塔41に至る。ここで,リッチ吸収
液は再生塔41を上昇してくる加熱蒸気と接触してCO
2を放出する。放出されたCO2は再生塔41の塔頂出口
ライン16を通って、凝縮器54と気液分離器55を経
て、製品ライン17から回収される。
49により再生塔41に戻される。再生塔41を流下す
る間にCO2を放出したリーン吸収液の一部はライン1
9からリボイラ60に導かれ、加熱されて蒸気となり、
ライン20を通って再生塔41へ導入される。また、大
部分のリーン液は再生塔41の底部を通ってライン21
からポンプ71によって熱交換器53に至り、ここで、
上記リッチ吸収液と熱交換されて冷却され,ライン22
を経てアミン冷却器56に導かれる。次いで吸収塔40
へ再循環される。 吸収液中に蓄積した先のペルスルホ
キシドは吸収液と共に一部をライン24からリクレーマ
61に移される。アルカノールアミン水溶液は蒸留によ
って実質的にアルカノールアミンと水をオーバーヘッド
生成物として、ライン25を通して再生塔41中に戻さ
れる。
む残渣は排出ライン31から除去することができる。な
お、被処理ガス中にSO2を含む場合は,ライン30を
通して炭酸ナトリウムあるいは炭酸カリウムなどの無機
アルカリを添加して、各々硫酸ナトリウムあるいは硫酸
カリウムの無機硫酸塩として、残渣排出ライン31から
除去することができる。
ルアミン水溶液を用い,水洗部42の分解アミンの濃度
を管理しながら運用するものである。なお、酸化抑制剤
の追加は分解アミンの濃度が一定濃度以上になったとき
に実施する。これはライン100から固形物としてある
いは吸収液に溶解して追加する。
は、CO2を約5〜16vol%のほか、O2を約3〜1
5vol%含有するものである。吸収液中に追加される
前記酸化抑制剤としてのメルカプトイミダゾール類とし
ては前記した群の中から選択される1種あるいはそれ以
上の有機硫黄化合物が用いられる。抑制剤濃度としては
吸収液全容液の重量を基準として100〜10,000
ppm、好ましくは1,000−5,000ppm含有
させる。
たアルカノールアミン類の中から選択して用いられる。
また、該アルカノールアミンの混合物も使用できる。吸
収液の濃度としては30〜60wt%、好ましくは40
〜55wt%の濃度範囲で運用する。
常40〜80℃で気液接触させることによって吸収が行
われる。吸収温度が40℃以下と低い場合は、エネルギ
ーの多量消費を必要とする。また、80℃より高いとC
O2吸収量が減少する。
るが、CO2分圧が0.05atm以上であれば常圧で
よい。
は110〜125℃の範囲でCO2ガスが脱離される再
生圧力は常圧〜lkg/cm2の範囲がよい。
理ガスをアルカノールアミン吸収液と接触させ、CO2
を除去回収する際に、前記メルカプトイミダゾール類、
メルカプトベンズイミダゾール類の中から選択される一
種あるいはそれ以上の有機硫黄化合物を含む吸収液を用
いると吸収液の酸化が効果的に抑制されることがわかっ
た。
に説明されるが、下記の例で制限されるものではない。
収・脱離特性を調べた。装置は吸収塔101と再生塔1
02からなり、塔径はいずれもφ50mm、充填層高は
1.4mとした。塔頂には還流コンデンサ103、10
4をそれぞれ取付け、一定温度の冷却水を循環した。
効果の程度を明確にするために表1に示すように吸収塔
及び還流コンデンサ温度を高くして行った。
成のガスを所定の流量で供給した。供給ガスは所定温度
の加湿器106を通して吸収塔101へ導いた。該ガス
は吸収塔101から流下する吸収液と向流接触し、一部
は吸収される。吸収されない排ガスは還流コンデンサ1
03から分析計あるいは排ガスラインに導かれる。CO
2を豊富に含む液は吸収塔101の底部から循環ポンプ
107によって、所定の流量で熱交器109を通って予
熱器110で温度調整され、再生塔102に送られる。
加熱された蒸気と吸収液が接触することによって、CO
2を脱離し、該ガスは分析計あるいはCO2製品ラインか
ら排出される。大部分のCO2を脱離した吸収液は再生
塔102の底部から循環ポンプ113によって、所定の
流量で熱交換器109に送られ、さらに、アミン冷却器
114を通って吸収塔101へ再循環される。
置換アルキルエタノールアミンを用いた。アルキル基と
してはメチル、エチル及びイソプロピルを有するものを
選んだ。該エタノールアミン50molと水306mo
lと酸化抑制剤として2ーメルカプトべンズイミダゾー
ルを10g(濃度=1,000ppm)を10リットル
用容器に仕込み、均一溶液とした。この水溶液7.5リ
ットルを吸収塔101および再生塔102の釜部にそれ
ぞれ入れ、ポンプを作動して液を系内に満たした。次
に、13%のCO2、16%のO2を含むN2供給ガスを
用い、液循環量(L)とガス循環量(G)の比L/Gを
2.5リットル/Nm3としてガス吸収を実施した。
間を要した。その後、吸収塔101の出口から出る排ガ
スを0.05mol/リットルのHCl水溶液200m
lを含む吸収瓶中に1時間通気させた。
inとした。1時間通気後、HCl水溶液中のメチルア
ミン、エチルアミン及びイソプロピルアミンをイオンク
ロマトグラフを用いて測定した。その結果、メチルアミ
ン、エチルアミン及びイソプロピルアミンメチルアミン
の量は各々10、40及び160mg/リットルであっ
た。また、2−メルカプトベンズイミダゾールを1g
(100ppm)以上10g(1,000ppm)未満
では該分解アミンは抑制剤濃度の増加とともに減少し
た。
1と同様の実験を行ったところ、メチルアミン、エチル
アミン及びイソプロピルアミンの量は各々2、8及び3
4mg/リットルと実施例1と比較して更に少なくなっ
た。抑制剤濃度が5倍となったために、アルカノールア
ミンの酸化が一層抑制されたことが分かる。
0ppmとする他は実施例1と同様の実験を行ったとこ
ろ、抑制剤濃度が2,000、3,000、4000p
pmの場合でメチルアミン、エチルアミン及びイソプロ
ピルアミンの量はそれぞれ6、24、100mg/リッ
トルおよび4、16、68mg/リットルおよび2.
4、9.6、40mg/リットルと抑制剤濃度が増える
ことによって、分解アミンの量は減少した。また、抑制
剤濃度を10,000ppm以上にしてもあまり変化が
なかった。
を0〜100ppm未満含むことのほかは実施例2と同
様な実験を行ったところ、メチルアミン、エチルアミン
及びイソプロピルアミンの量は抑制剤を含む場合と比較
して約10倍と多かった。また、N置換アルキルが大き
くなるにしたがって、酸化分解が進んだ
ト−1−メチルイミダゾール3,000ppmを添加す
るほかは実施例2と同様な実験を行ったところ、メチル
アミン、エチルアミンおよびイソプロピルアミンの量は
それぞれ4.5、18および67mg/リットルであっ
た。
−4−フェニルイミダゾール5,000ppmを添加す
るほかは実施例4と同様の実験を行ったところ、メチル
アミン、エチルアミン及びイソプロピルアミンの量はそ
れぞれ2、8及び34mg/リットルであった。
ルアミンを用い、抑制剤濃度として5,000ppmを
用いるほかは実施例2と同様の実験を行ったところアン
モニアの量はそれぞれlmg/リットルであった。
ト−1−メチルイミダゾール、2−メルカプト−4−メ
チルイミダゾール、2−メルカプト−5−フェニルイミ
ダゾールあるいは5−メチル−2−メルカプトベンズイ
ミダゾールを用いるほかは実施例7と同様の実験を行っ
たところアンモニアの量はそれぞれ1、1、2および1
mg/リットルであった。
ったところ、実施例6と比較してアンモニア量は9倍と
なった。実施例6と比較例2により、本酸化抑制剤は第
二級アルカノールアミンの他、第一級アルカノールアミ
ンにも同様に効果があることが分る。また、第一級アル
カノールアミンではSO2が共存しようがしまいが酸化
劣化に影響がなかった。
ノールアミンを用い、抑制剤濃度として5,000pp
mを用いる他は実施例2と同様の実験を行ったところメ
チルアミンの量は2.5mg/リットルであった。
を40ppm含むほかは実施例8と同様の実験を行った
ところメチルアミンの量は実施例9と同様であった。
ったところ、実施例8と比較してメチルアミン量は15
倍となった。実施例8と比較例3により、本酸化抑制剤
は第三級アルカノールアミンにも同様に効果があること
が分る。また、実施例8と実施例9から第三級アルカノ
ールアミンではSO2が共存しようがしまいが酸化劣化
に影響がなかった。
ある2,5−ジ−ブチル−4−メチルフェノールを1,
000ppm添加する以外は実施例6と同様の実験を行
ったところ、アンモニアの量は20mg/リットルであ
った。
系酸化防止剤ジオクチルジフェニルアミンを1,000
ppm添加する以外は実施例6と同様の実験を行ったと
ころ、アンモニアの量は19.8mg/リットルであっ
た。
用鋼として多用されるSS400およびSUS304L
を入れ、腐食速度を調べた。吸収塔釜部での腐食速度は
SS400で0.05g/m2h、SUS304で0.
01g/m2h以下であり、再生塔102の釜部ではS
S400で0.08g/m2h、SUS304で0.0
1g/m2h以下と小さく、廉価な構造材料の使用が可
能であり、有利である。なお、アルカノールアミンとし
てはエチル置換物を用いた。これにより、酸化抑制剤は
構造材料の腐食に対しては全く影響がなかった。
供給ガスから第一級アルカノールアミン、第二級アルカ
ノールアミンおよび第三級アルカノールアミンおよびそ
の混合水溶液を用いてCO2を処理する場合、上記吸収
液の酸化劣化を低減するための酸化抑制剤として有機硫
黄酸化物を使用すると該アルカノールアミンの酸化劣化
を著しく低減できる。
す図である。
示す図である。
ライン 40、101 吸収塔 41、102
再生塔 42 水洗部 48 冷却器 51 水循環ライン 52 ミストキ
ャッチャー 53 熱交換器 54 凝縮器 55 気液分離器 56 アミン冷
却器 60 リボイラ 61 リクレー
マ 80 バイパスライン 90 検出器 101 抑制剤補給口 103、104
還流コンデンサ 106 加湿器 109 熱交器 110 予熱器 111 加熱器 114 アミン冷却器
Claims (5)
- 【請求項1】 二酸化炭素と酸素を含有する被処理ガス
を吸収塔中でアルカノールアミン吸収液と接触させ、二
酸化炭素を豊富に含有する溶液とし、引き続き再生塔中
に該溶液を循環させて二酸化炭素を加熱放出させて二酸
化炭素に乏しい溶液として、前記吸収塔中に再循環させ
る二酸化炭素の吸収液の酸化劣化を低減するために、下
記の構造式(A)で表わせるメルカプトイミダゾール
類、構造式(B)で表わせるメルカプトベンズイミダゾ
ール類の中から選択される1種あるいはそれ以上の有機
硫黄化合物を使用することを特徴とする酸化抑制剤。 【化1】 ここで、R1、R2およびR3は水素原子あるいはC1〜C
3のアルキル基、フェニル基、ベンジル基であり、R4は
水素原子あるいはC1〜C3のアルキル基、nは1〜3の
整数である。 - 【請求項2】 二酸化炭素と酸素を含有する被処理ガス
を吸収塔中でアルカノールアミン吸収液と接触させ、二
酸化炭素を豊富に含有する溶液とし、引き続き再生塔中
に該溶液を循環させて二酸化炭素を加熱放出させて二酸
化炭素に乏しい溶液として、前記吸収塔中に再循環させ
る二酸化炭素の吸収液において、 吸収液の酸化劣化を低減するための酸化抑制剤として、
請求項1記載のメルカプトイミダゾール類またはメルカ
プトベンズイミダゾール類の中から選択される1種ある
いはそれ以上の有機硫黄化合物を含むことを特徴とする
二酸化炭素の吸収液。 - 【請求項3】 全容液の重量を基準として有機硫黄化合
物を100〜10,000ppm、好ましくは1、00
0〜5,000ppm含有することを特徴とする請求項
2記載の二酸化炭素の吸収液。 - 【請求項4】 二酸化炭素と酸素を含有する被処理ガス
を吸収塔中でアルカノールアミン吸収液と接触させ、二
酸化炭素を豊富に含有する溶液とし、引き続き再生塔中
に該溶液を循環させて二酸化炭素を加熱放出させて二酸
化炭素に乏しい溶液として、前記吸収塔中に再循環させ
る二酸化炭素の吸収液を用いる被処理ガス中の二酸化炭
素吸収方法であって、吸収液の酸化劣化を低減するため
の酸化抑制剤として、請求項1記載のメルカプトイミダ
ゾール類、メルカプトベンズイミダゾール類の中から選
択される1種あるいはそれ以上の有機硫黄化合物を使用
することを特徴とする被処理ガス中の二酸化炭素吸収方
法。 - 【請求項5】 吸収液全容液の重量を基準として有機硫
黄化合物を100〜10,000ppm、好ましくは
1、000〜5,000ppm含有する吸収液を用いる
ことを特徴とする請求項4記載の被処理ガス中の二酸化
炭素吸収方法。
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