JPH098768A - マルチパスディレイスプレッド測定装置 - Google Patents
マルチパスディレイスプレッド測定装置Info
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- JPH098768A JPH098768A JP15482395A JP15482395A JPH098768A JP H098768 A JPH098768 A JP H098768A JP 15482395 A JP15482395 A JP 15482395A JP 15482395 A JP15482395 A JP 15482395A JP H098768 A JPH098768 A JP H098768A
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- Japan
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- unit
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- Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
- Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 信号伝送系の伝送状態をスペクトラム拡散を
用いて測定する装置において、受信レベルの正確な絶対
値を出力可能とする。 【構成】 デジタル通信における電波伝搬路のマルチパ
スによる遅延波の測定装置であって、スペクトラム拡散
RF信号を受信する信号受信部21と、PN信号発生部
24と、受信側PN信号とスペクトラム拡散RF信号と
からスライディング相関により相関波形信号を抽出する
混合器25と、相関波形信号にから振幅情報信号を算出
する振幅情報演算手段31と、測定装置の受信部本体内
の温度を測定する測温手段42と、温度特性を含む受信
レベルの校正データを保存する校正データ保存部43
と、受信部本体内の温度と振幅情報信号と校正データと
に基づいて受信レベルの絶対値を算出し、出力する校正
処理部44とを備えたマルチパスディレイスプレッド測
定装置。
用いて測定する装置において、受信レベルの正確な絶対
値を出力可能とする。 【構成】 デジタル通信における電波伝搬路のマルチパ
スによる遅延波の測定装置であって、スペクトラム拡散
RF信号を受信する信号受信部21と、PN信号発生部
24と、受信側PN信号とスペクトラム拡散RF信号と
からスライディング相関により相関波形信号を抽出する
混合器25と、相関波形信号にから振幅情報信号を算出
する振幅情報演算手段31と、測定装置の受信部本体内
の温度を測定する測温手段42と、温度特性を含む受信
レベルの校正データを保存する校正データ保存部43
と、受信部本体内の温度と振幅情報信号と校正データと
に基づいて受信レベルの絶対値を算出し、出力する校正
処理部44とを備えたマルチパスディレイスプレッド測
定装置。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、デジタル移動体通信の
サービスエリア設計等に使用されるマルチパスディレイ
スプレッド測定装置に関する。
サービスエリア設計等に使用されるマルチパスディレイ
スプレッド測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】携帯電話等の移動体通信は、基地局と端
末間との無線通信が行われることにより実現されてい
る。このような移動体通信を実際に行うにあたって、基
地局各々のサービスエリアを決定する必要がある。
末間との無線通信が行われることにより実現されてい
る。このような移動体通信を実際に行うにあたって、基
地局各々のサービスエリアを決定する必要がある。
【0003】この各条件が個々のサービスエリアで異な
る理由は、送信信号が、ビルや家屋等の遮蔽体・反射体
のために反射され、マルチパスを経由する多重波となっ
て受信側に伝送されるためである。
る理由は、送信信号が、ビルや家屋等の遮蔽体・反射体
のために反射され、マルチパスを経由する多重波となっ
て受信側に伝送されるためである。
【0004】しかしながら、従来のアナログ方式では、
送信信号が多重波となる場合であっても伝送品質の悪化
があまり問題とならないため、送信信号の電界強度測定
による基地局の有効エリア(サービスエリア)設計は比
較的容易であった。
送信信号が多重波となる場合であっても伝送品質の悪化
があまり問題とならないため、送信信号の電界強度測定
による基地局の有効エリア(サービスエリア)設計は比
較的容易であった。
【0005】ところが、近年、移動体通信は、周波数利
用の効率化、原始データのデジタル化等を背景として、
デジタル方式への移行が急速に進んでいる。このような
デジタル方式を用いた場合、送信側から受信側へ遮蔽体
を介することなく伝送される直接波(基本波)に対す
る、反射体等により直接波から遅延して伝送される遅延
波(反射波)の影響についての許容条件がきびしくなっ
てくる。
用の効率化、原始データのデジタル化等を背景として、
デジタル方式への移行が急速に進んでいる。このような
デジタル方式を用いた場合、送信側から受信側へ遮蔽体
を介することなく伝送される直接波(基本波)に対す
る、反射体等により直接波から遅延して伝送される遅延
波(反射波)の影響についての許容条件がきびしくなっ
てくる。
【0006】デジタル通信においては、いわゆるアイパ
ターンの開口が狭くなると、デジタルデータに復調する
際のビット誤り発生率が高くなり伝送品質が悪化する
が、例えば反射波の遅延が伝送速度の周期に対して30
%以上となるとビット誤りの発生率が許容値を越えると
いわれてる。また、直接波に対する遅延波の強度比、位
相差によりビット誤りの発生率は変化する。
ターンの開口が狭くなると、デジタルデータに復調する
際のビット誤り発生率が高くなり伝送品質が悪化する
が、例えば反射波の遅延が伝送速度の周期に対して30
%以上となるとビット誤りの発生率が許容値を越えると
いわれてる。また、直接波に対する遅延波の強度比、位
相差によりビット誤りの発生率は変化する。
【0007】したがって、デジタル移動体通信において
は、直接波に対する遅延波の遅延時間、強度比、位相差
等を正確に測定し、これらの結果を利用してサービスエ
リア、伝送速度等を決定することができる。
は、直接波に対する遅延波の遅延時間、強度比、位相差
等を正確に測定し、これらの結果を利用してサービスエ
リア、伝送速度等を決定することができる。
【0008】この測定をするにあたって、送信電力の大
きい単一パルスによる変調波を用いることも考えられる
が、実際には、電波法の規制等により実現が困難であ
る。そこで、このようなマルチパス遅延波を測定する装
置においては、送信信号の電波強度を周波数方向に拡散
させることにより、単一周波数成分の強度を小さくでき
るスペクトラム拡散法が用いられている。
きい単一パルスによる変調波を用いることも考えられる
が、実際には、電波法の規制等により実現が困難であ
る。そこで、このようなマルチパス遅延波を測定する装
置においては、送信信号の電波強度を周波数方向に拡散
させることにより、単一周波数成分の強度を小さくでき
るスペクトラム拡散法が用いられている。
【0009】図7は送信信号のスペクトラム拡散と逆拡
散とを説明する図である。まず、スペクトラム拡散信号
を作るには、一定の周波数frを有し、ある程度の強度
を有するRF信号を、広い周波数帯に渡る信号、具体的
には疑似ランダム符号信号(PN信号)を用いて拡散さ
せる。
散とを説明する図である。まず、スペクトラム拡散信号
を作るには、一定の周波数frを有し、ある程度の強度
を有するRF信号を、広い周波数帯に渡る信号、具体的
には疑似ランダム符号信号(PN信号)を用いて拡散さ
せる。
【0010】一方、こうして作られたスペクトラム拡散
信号について、受信側において拡散に用いた同じ符号列
のPN信号で逆拡散させると周波数frのRF信号が再
生される。
信号について、受信側において拡散に用いた同じ符号列
のPN信号で逆拡散させると周波数frのRF信号が再
生される。
【0011】このスペクトラム拡散信号は、広い周波数
帯域に渡る低強度の信号であるので、これを送信波とし
て用いれば、同一空間内の他の信号に対する障害になり
にくく、また、広い周波数帯域に拡散された信号からR
F信号を再生するので、他の信号や熱雑音による影響も
受けにくい。
帯域に渡る低強度の信号であるので、これを送信波とし
て用いれば、同一空間内の他の信号に対する障害になり
にくく、また、広い周波数帯域に拡散された信号からR
F信号を再生するので、他の信号や熱雑音による影響も
受けにくい。
【0012】ところで、上記PN信号は、一定周期で同
じ疑似ランダム符号列が繰り返し出力されているもので
ある。そこで、マルチパス遅延波を測定する装置におい
ては、逆拡散を行う際に、受信側のPN信号の符号速度
を送信側のPN信号の符号速度をわずかに変えることに
より、PN信号の符号列が一定回数繰り返されるごとに
両PN信号が同期して、上記RF信号が両PN信号の相
関係数として取り出されるようになっている。
じ疑似ランダム符号列が繰り返し出力されているもので
ある。そこで、マルチパス遅延波を測定する装置におい
ては、逆拡散を行う際に、受信側のPN信号の符号速度
を送信側のPN信号の符号速度をわずかに変えることに
より、PN信号の符号列が一定回数繰り返されるごとに
両PN信号が同期して、上記RF信号が両PN信号の相
関係数として取り出されるようになっている。
【0013】この場合における疑似ランダム符号列の繰
り返し回数をKファクタという。また、わずかに符号速
度の異なるPN信号で逆拡散を行い、Kファクタ毎に、
PN信号の相関係数としてRF信号を取り出し可能とす
る方式をスライディング相関方式という。
り返し回数をKファクタという。また、わずかに符号速
度の異なるPN信号で逆拡散を行い、Kファクタ毎に、
PN信号の相関係数としてRF信号を取り出し可能とす
る方式をスライディング相関方式という。
【0014】図8はスライディング相関についての説明
図である。図8において、送信側PN信号と、受信側P
N信号とはその符号速度がわずかに異なってる。したが
って、送信PN信号に対して受信PN信号の符号列は少
しずつずれて(スライディングして)いくことになる。
図である。図8において、送信側PN信号と、受信側P
N信号とはその符号速度がわずかに異なってる。したが
って、送信PN信号に対して受信PN信号の符号列は少
しずつずれて(スライディングして)いくことになる。
【0015】ここで、両PN信号の相関を考えると、位
相同期の取れていない場合の相関係数は小さい。しか
し、図8に示すように受信側PN信号のスライディング
によりいずれは疑似ランダム符号列の始りが一致するか
ら、この点において相関係数は最大となり、この点を頂
点とした三角波が相関波形として形成される。
相同期の取れていない場合の相関係数は小さい。しか
し、図8に示すように受信側PN信号のスライディング
によりいずれは疑似ランダム符号列の始りが一致するか
ら、この点において相関係数は最大となり、この点を頂
点とした三角波が相関波形として形成される。
【0016】例えば送信側のPN信号符号速度を30.
01Mbpsとし、受信側のPN信号符号速度を30M
bpsとすると、ファクタK=30/(30.01−3
0)=3000であり、符号列3000回毎に上記相関
波形が得られる。
01Mbpsとし、受信側のPN信号符号速度を30M
bpsとすると、ファクタK=30/(30.01−3
0)=3000であり、符号列3000回毎に上記相関
波形が得られる。
【0017】以上の説明は、スペクトラム拡散信号の伝
搬波ともなっているRF信号が送信部から受信部まで直
接伝送される場合の直接波のみの相関波形である。これ
に対し、遅延波が存在する場合、遅延波は直接波に対し
て時間遅延をもって伝送されるから、PN信号の符号列
の始りが遅延時間分ほど遅れることになる。
搬波ともなっているRF信号が送信部から受信部まで直
接伝送される場合の直接波のみの相関波形である。これ
に対し、遅延波が存在する場合、遅延波は直接波に対し
て時間遅延をもって伝送されるから、PN信号の符号列
の始りが遅延時間分ほど遅れることになる。
【0018】ここで、送受信側の各PN信号符号速度の
差が十分に小さければ、つまりKファクタが十分に大き
ければ、直接波において相関波形が得られた符号列と同
じ反射波の符号列は、遅延時間後における受信側PNの
符号列とその始り位置が一致する。したがって、直接波
から遅延時間分遅れたこの点で遅延波の相関波形が得ら
れることになる。
差が十分に小さければ、つまりKファクタが十分に大き
ければ、直接波において相関波形が得られた符号列と同
じ反射波の符号列は、遅延時間後における受信側PNの
符号列とその始り位置が一致する。したがって、直接波
から遅延時間分遅れたこの点で遅延波の相関波形が得ら
れることになる。
【0019】また、遅延時間を検出するための時間分解
能は、直接波相関波形の次の符号列で遅延波相関波形が
検出された場合であるから、例えば上記例の場合であれ
ば、遅延分解能=1/30Mbps=33nsとなる。
これは、電波の伝搬速度(300m/μs)を用いて距
離に直すと10mとなる。したがって、遅延分解能を上
げたい場合は、PN信号の符号速度を大きくすればよい
ことになる。しかし、上記したような遅延波の測定方法
におけるPN信号符号速度は、その符号列が変調するR
F又はIF信号の周波数によって制限される。
能は、直接波相関波形の次の符号列で遅延波相関波形が
検出された場合であるから、例えば上記例の場合であれ
ば、遅延分解能=1/30Mbps=33nsとなる。
これは、電波の伝搬速度(300m/μs)を用いて距
離に直すと10mとなる。したがって、遅延分解能を上
げたい場合は、PN信号の符号速度を大きくすればよい
ことになる。しかし、上記したような遅延波の測定方法
におけるPN信号符号速度は、その符号列が変調するR
F又はIF信号の周波数によって制限される。
【0020】その理由は、この場合にPN信号の符号列
により、RF又はIF信号にBPSK変調がかけられる
からである。図9はBPSK変調について示す図であ
る。
により、RF又はIF信号にBPSK変調がかけられる
からである。図9はBPSK変調について示す図であ
る。
【0021】図9に示すように、RF信号に対し、PN
の符号が“1“,“0“間で変わるときに、RF信号の
位相が反転し、変調信号となっている。したがって、こ
のような変調信号を作る場合、RF(IFでもよい)信
号の周波数がPN信号の符号速度に対して3〜5倍大き
くなければならないことがわかる。
の符号が“1“,“0“間で変わるときに、RF信号の
位相が反転し、変調信号となっている。したがって、こ
のような変調信号を作る場合、RF(IFでもよい)信
号の周波数がPN信号の符号速度に対して3〜5倍大き
くなければならないことがわかる。
【0022】以上に説明したスペクトラム拡散、スライ
ディング相関、BPSK変調等の技術が用いられて、マ
ルチパス遅延波を測定する装置、すなわちマルチパスデ
ィレイスプレッド測定装置が構成されている 図10は従来のマルチパスディレイスプレッド測定装置
の受信部を示す構成図である。
ディング相関、BPSK変調等の技術が用いられて、マ
ルチパス遅延波を測定する装置、すなわちマルチパスデ
ィレイスプレッド測定装置が構成されている 図10は従来のマルチパスディレイスプレッド測定装置
の受信部を示す構成図である。
【0023】図10において、RFとは、図7、図9で
示された約2GHzのRF信号が送信部において、3
0.01MbpsのPN信号によりスペクトラム拡散さ
れ、送信された信号をアンテナ59により受信した受信
信号RFを示している。
示された約2GHzのRF信号が送信部において、3
0.01MbpsのPN信号によりスペクトラム拡散さ
れ、送信された信号をアンテナ59により受信した受信
信号RFを示している。
【0024】このマルチパスディレイスプレッド測定装
置の受信部において、スペクトラム拡散されている受信
信号RFと、局部発振信号LOとがミキサ51に入力さ
れ140MHzの中間周波数信号IFaに変換される。
置の受信部において、スペクトラム拡散されている受信
信号RFと、局部発振信号LOとがミキサ51に入力さ
れ140MHzの中間周波数信号IFaに変換される。
【0025】一方、PN信号発生器60から出力された
30MbpsのPN信号と140MHzの中間周波数信
号IFbとがミキサ52においてBPSK変調されて中
間周波数信号IFcとして出力される。
30MbpsのPN信号と140MHzの中間周波数信
号IFbとがミキサ52においてBPSK変調されて中
間周波数信号IFcとして出力される。
【0026】中間周波数信号IFcは、さらに移相器5
3において同相成分と直交成分とに分解され、それぞれ
ミキサ54とミキサ55に入力される。一方、受信信号
RFからの中間周波数信号IFaもそれぞれミキサ54
とミキサ55に入力されて、各ミキサ54,55におい
てスペクトラム逆拡散が行われると同時に、相関波形が
取り出される。
3において同相成分と直交成分とに分解され、それぞれ
ミキサ54とミキサ55に入力される。一方、受信信号
RFからの中間周波数信号IFaもそれぞれミキサ54
とミキサ55に入力されて、各ミキサ54,55におい
てスペクトラム逆拡散が行われると同時に、相関波形が
取り出される。
【0027】そして、ミキサ54,55からローパスフ
ィルタ56,57を介した出力がそれぞれ同相成分相関
波形Iと直交成分相関波形Qであり、これらのI,Q相
関波形が演算器58に入力される。演算器58におい
て、相関波形の振幅絶対値E(=SQRT(I2 +Q
2 ))の対数演算値が算出され、振幅情報logEとし
て取り出される。
ィルタ56,57を介した出力がそれぞれ同相成分相関
波形Iと直交成分相関波形Qであり、これらのI,Q相
関波形が演算器58に入力される。演算器58におい
て、相関波形の振幅絶対値E(=SQRT(I2 +Q
2 ))の対数演算値が算出され、振幅情報logEとし
て取り出される。
【0028】ここで、受信信号Rに、反射波等の遅延波
が含まれているときの各出力は図11に示す通りとな
る。図11は従来のマルチパスディレイスプレッド測定
装置から取り出された各相関波形と位相情報算出とにつ
いて示す説明図である。
が含まれているときの各出力は図11に示す通りとな
る。図11は従来のマルチパスディレイスプレッド測定
装置から取り出された各相関波形と位相情報算出とにつ
いて示す説明図である。
【0029】図11(a)は、直接波と第1の遅延波と
第2の遅延波が含まれるときの同相成分相関波形Iと直
交成分相関波形Qと相関波形の振幅絶対値Eとを示して
いる。ここで、I1,Q1,E1は、直接波の各相関波
形、I2,Q2,E2は、第1の遅延波の各相関波形、
I3,Q3,E3は、第2の遅延波の各相関波形であ
る。
第2の遅延波が含まれるときの同相成分相関波形Iと直
交成分相関波形Qと相関波形の振幅絶対値Eとを示して
いる。ここで、I1,Q1,E1は、直接波の各相関波
形、I2,Q2,E2は、第1の遅延波の各相関波形、
I3,Q3,E3は、第2の遅延波の各相関波形であ
る。
【0030】また、I,Q相関波形から各相関波形の位
相情報(位相角度θ)を求めることができる。図11
(b)は、I,Q平面における各相関波形の位相角度θ
を示している。すなわち、位相角度θはI,Q比のアー
クタンジェントを取ることで算出される。
相情報(位相角度θ)を求めることができる。図11
(b)は、I,Q平面における各相関波形の位相角度θ
を示している。すなわち、位相角度θはI,Q比のアー
クタンジェントを取ることで算出される。
【0031】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のマルチ
パスディレイスプレッド測定装置によれば、図11
(a)の出力結果から遅延時間の算出は可能であり、ま
た、遅延波と遅延波との相対的な強度比も算出可能であ
る。
パスディレイスプレッド測定装置によれば、図11
(a)の出力結果から遅延時間の算出は可能であり、ま
た、遅延波と遅延波との相対的な強度比も算出可能であ
る。
【0032】しかしながら、デジタル移動体通信におい
ては、上述したようにビット誤り発生を防止するため、
アナログ移動体通信以上な確度をもって各種条件を設定
しなければならず、そのためには、より高精度な測定結
果が要求される。
ては、上述したようにビット誤り発生を防止するため、
アナログ移動体通信以上な確度をもって各種条件を設定
しなければならず、そのためには、より高精度な測定結
果が要求される。
【0033】例えばデジタル移動通信では、図12
(a)に示すように、一つのキャリア周波数において複
数の通信チャンネルを時分割で送受信する方式であるT
DMA通信を行うことが多い。
(a)に示すように、一つのキャリア周波数において複
数の通信チャンネルを時分割で送受信する方式であるT
DMA通信を行うことが多い。
【0034】この方式において、強度の強い反射波(遅
延波)が発生すると、図12(b)に示すように、その
基本波(直接波)が影響を受け(図中、基本波の斜線部
分は反射波によって干渉された部分である)、通信が妨
害される。
延波)が発生すると、図12(b)に示すように、その
基本波(直接波)が影響を受け(図中、基本波の斜線部
分は反射波によって干渉された部分である)、通信が妨
害される。
【0035】したがって、あるエリアでどの程度の多重
化が起こるかを事前に調べ、また、遅延波の強度につい
ても直接波との相対的な強度比でなく、正確な絶対的な
強度値を正確な時間軸上の位置において測定することが
必要になってくる。
化が起こるかを事前に調べ、また、遅延波の強度につい
ても直接波との相対的な強度比でなく、正確な絶対的な
強度値を正確な時間軸上の位置において測定することが
必要になってくる。
【0036】しかしながら、例えば図10に示す従来の
マルチパスディレイスプレッド測定装置では、回路を構
成するアナログ素子の温度特性や出力特性のため、振幅
情報logEをそのまま絶対的な受信レベルとすること
ができない。つまり、これらの出力は校正する必要があ
り、現状のままでは検出された相関波形の絶対的な強度
値を正確に測定することができないという問題点があっ
た。
マルチパスディレイスプレッド測定装置では、回路を構
成するアナログ素子の温度特性や出力特性のため、振幅
情報logEをそのまま絶対的な受信レベルとすること
ができない。つまり、これらの出力は校正する必要があ
り、現状のままでは検出された相関波形の絶対的な強度
値を正確に測定することができないという問題点があっ
た。
【0037】これに加え、特に図10の装置では、逆拡
散に使用する2つのミキサ54、55において、その内
部のダイオードの順方向電圧の温度特性の違いにより出
力が温度ドリフトし、温度変化によりIQ信号のDCド
リフトが発生して、振幅情報,位相情報出力の絶対値レ
ベルが不正確になるという問題点をも有している。
散に使用する2つのミキサ54、55において、その内
部のダイオードの順方向電圧の温度特性の違いにより出
力が温度ドリフトし、温度変化によりIQ信号のDCド
リフトが発生して、振幅情報,位相情報出力の絶対値レ
ベルが不正確になるという問題点をも有している。
【0038】本発明は、このような実情を考慮してなさ
れたもので、マルチパスを介して伝送される信号伝送系
の伝送状態をスペクトラム拡散を用いて測定する装置に
おいて、送信信号の直接波,遅延波の各受信レベルのそ
の時間位置での正確な絶対値を出力可能としたマルチパ
スディレイスプレッド測定装置を提供することを目的と
する。
れたもので、マルチパスを介して伝送される信号伝送系
の伝送状態をスペクトラム拡散を用いて測定する装置に
おいて、送信信号の直接波,遅延波の各受信レベルのそ
の時間位置での正確な絶対値を出力可能としたマルチパ
スディレイスプレッド測定装置を提供することを目的と
する。
【0039】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に対応する発明は、デジタル通信における
電波伝搬路のマルチパスによる遅延波の測定装置であっ
て、RF信号をPN符号で変調したスペクトラム拡散R
F信号を受信する信号受信部と、PN符号と同系列の受
信側PN信号を発生するPN信号発生部と、受信側PN
信号を含む信号と信号受信部で受信したスペクトラム拡
散RF信号とを混合し、スライディング相関により逆拡
散し、相関波形信号を抽出する混合器と、相関波形信号
に対する演算により振幅情報信号を出力する振幅情報演
算手段と、少なくとも混合器及び振幅情報演算手段を含
む測定装置の受信部本体内の温度を測定する測温手段
と、受信部本体内の温度と振幅情報信号とに対応する信
号受信部における受信レベルの絶対値を校正データとし
て保存する校正データ保存部と、受信部本体内の温度と
振幅情報信号とが入力され、これらの入力データと校正
データ保存部から読み出された校正データとに基づいて
信号受信部における受信レベルの絶対値を算出し、出力
する校正処理部とを備えたマルチパスディレイスプレッ
ド測定装置である。
に、請求項1に対応する発明は、デジタル通信における
電波伝搬路のマルチパスによる遅延波の測定装置であっ
て、RF信号をPN符号で変調したスペクトラム拡散R
F信号を受信する信号受信部と、PN符号と同系列の受
信側PN信号を発生するPN信号発生部と、受信側PN
信号を含む信号と信号受信部で受信したスペクトラム拡
散RF信号とを混合し、スライディング相関により逆拡
散し、相関波形信号を抽出する混合器と、相関波形信号
に対する演算により振幅情報信号を出力する振幅情報演
算手段と、少なくとも混合器及び振幅情報演算手段を含
む測定装置の受信部本体内の温度を測定する測温手段
と、受信部本体内の温度と振幅情報信号とに対応する信
号受信部における受信レベルの絶対値を校正データとし
て保存する校正データ保存部と、受信部本体内の温度と
振幅情報信号とが入力され、これらの入力データと校正
データ保存部から読み出された校正データとに基づいて
信号受信部における受信レベルの絶対値を算出し、出力
する校正処理部とを備えたマルチパスディレイスプレッ
ド測定装置である。
【0040】また、請求項2に対応する発明は、デジタ
ル移動通信における電波伝搬路のマルチパスによる遅延
波の測定装置であって、第1のRF信号をPN符号で変
調したスペクトラム拡散RF信号を受信する信号受信部
と、PN符号と同系列の受信側PN信号を発生するPN
信号発生部と、信号受信部で受信したスペクトラム拡散
RF信号と受信側PN信号とを混合し、スライディング
相関により逆拡散する第1の混合器と、該第1の混合器
の出力から第2のRF信号を取り出すバンドパスフィル
タと、局部発振信号を発生する第1の信号発生部と、第
2のRF信号と局部発振信号とを混合し、第1の中間周
波数信号を出力する第2の混合器と、第1の中間周波数
信号の直流成分を除去する直流分除去部と、該直流分除
去部の出力から振幅情報信号とリミッタ信号とを出力す
る対数増幅器と、第1の中間周波数信号と同一周波数の
第2の中間周波数信号を発生する第2の信号発生部と、
リミッタ信号と第2の中間周波数信号から第2のRF信
号の位相情報を出力する位相検出器と、少なくとも対数
増幅器を含む測定装置の受信部本体内の温度を測定する
測温手段と、受信部本体内の温度と振幅情報信号とに対
応する信号受信部における受信レベルの絶対値を校正デ
ータとして保存する校正データ保存部と、受信部本体内
の温度と振幅情報信号とが入力され、これらの入力デー
タと校正データ保存部から読み出された校正データとに
基づいて信号受信部における受信レベルの絶対値を算出
し、出力する校正処理部とを備えたマルチパスディレイ
スプレッド測定装置である。
ル移動通信における電波伝搬路のマルチパスによる遅延
波の測定装置であって、第1のRF信号をPN符号で変
調したスペクトラム拡散RF信号を受信する信号受信部
と、PN符号と同系列の受信側PN信号を発生するPN
信号発生部と、信号受信部で受信したスペクトラム拡散
RF信号と受信側PN信号とを混合し、スライディング
相関により逆拡散する第1の混合器と、該第1の混合器
の出力から第2のRF信号を取り出すバンドパスフィル
タと、局部発振信号を発生する第1の信号発生部と、第
2のRF信号と局部発振信号とを混合し、第1の中間周
波数信号を出力する第2の混合器と、第1の中間周波数
信号の直流成分を除去する直流分除去部と、該直流分除
去部の出力から振幅情報信号とリミッタ信号とを出力す
る対数増幅器と、第1の中間周波数信号と同一周波数の
第2の中間周波数信号を発生する第2の信号発生部と、
リミッタ信号と第2の中間周波数信号から第2のRF信
号の位相情報を出力する位相検出器と、少なくとも対数
増幅器を含む測定装置の受信部本体内の温度を測定する
測温手段と、受信部本体内の温度と振幅情報信号とに対
応する信号受信部における受信レベルの絶対値を校正デ
ータとして保存する校正データ保存部と、受信部本体内
の温度と振幅情報信号とが入力され、これらの入力デー
タと校正データ保存部から読み出された校正データとに
基づいて信号受信部における受信レベルの絶対値を算出
し、出力する校正処理部とを備えたマルチパスディレイ
スプレッド測定装置である。
【0041】
【作用】したがって、まず、請求項1に対応する発明の
マルチパスディレイスプレッド測定装置においては、信
号受信部によって、RF信号をPN符号で変調したスペ
クトラム拡散RF信号が受信される。
マルチパスディレイスプレッド測定装置においては、信
号受信部によって、RF信号をPN符号で変調したスペ
クトラム拡散RF信号が受信される。
【0042】次に、PN信号発生部によって、PN符号
と同系列の受信側PN信号が発生される。また、混合器
によって、受信側PN信号を含む信号と信号受信部で受
信したスペクトラム拡散RF信号とが混合され、スライ
ディング相関により逆拡散されて相関波形信号が抽出さ
れる。
と同系列の受信側PN信号が発生される。また、混合器
によって、受信側PN信号を含む信号と信号受信部で受
信したスペクトラム拡散RF信号とが混合され、スライ
ディング相関により逆拡散されて相関波形信号が抽出さ
れる。
【0043】さらに、振幅情報演算手段によって、相関
波形信号に対する演算により振幅情報信号が出力され
る。この振幅情報演算手段は、例えはログアンプ、また
例えば同相,直交相関情報から演算を行う演算器が考え
られる。
波形信号に対する演算により振幅情報信号が出力され
る。この振幅情報演算手段は、例えはログアンプ、また
例えば同相,直交相関情報から演算を行う演算器が考え
られる。
【0044】一方、測温手段によって、少なくとも混合
器及び振幅情報演算手段を含む測定装置の受信部本体内
の温度が測定される。また、校正データ保存部に、受信
部本体内の温度と振幅情報信号とに対応する信号受信部
における受信レベルの絶対値が校正データとして保存さ
れている。
器及び振幅情報演算手段を含む測定装置の受信部本体内
の温度が測定される。また、校正データ保存部に、受信
部本体内の温度と振幅情報信号とに対応する信号受信部
における受信レベルの絶対値が校正データとして保存さ
れている。
【0045】そして、校正処理部によって、受信部本体
内の温度及び振幅情報信号と上記校正データ保存部から
読み出された校正データとに基づいて信号受信部におけ
る受信レベルの絶対値が算出され、出力される。
内の温度及び振幅情報信号と上記校正データ保存部から
読み出された校正データとに基づいて信号受信部におけ
る受信レベルの絶対値が算出され、出力される。
【0046】また、請求項2に対応する発明のマルチパ
スディレイスプレッド測定装置においては、信号受信部
によって、第1のRF信号をPN符号で変調したスペク
トラム拡散RF信号が受信される。
スディレイスプレッド測定装置においては、信号受信部
によって、第1のRF信号をPN符号で変調したスペク
トラム拡散RF信号が受信される。
【0047】また、PN信号発生部によって、PN符号
と同系列の受信側PN信号が発生される。そして、第1
の混合器によって、信号受信部で受信したスペクトラム
拡散RF信号と受信側PN信号とが混合され、スライデ
ィング相関により逆拡散される。
と同系列の受信側PN信号が発生される。そして、第1
の混合器によって、信号受信部で受信したスペクトラム
拡散RF信号と受信側PN信号とが混合され、スライデ
ィング相関により逆拡散される。
【0048】さらに、バンドパスフィルタ(通過帯域ろ
過器)によって、該第1の混合器の出力から第2のRF
信号が取り出される。一方、第1の信号発生部によっ
て、局部発振信号が発生される。
過器)によって、該第1の混合器の出力から第2のRF
信号が取り出される。一方、第1の信号発生部によっ
て、局部発振信号が発生される。
【0049】次に、第2の混合器によって、第2のRF
信号と局部発振信号とが混合され、第1の中間周波数信
号が出力される。また、直流分除去部によって、第1の
中間周波数信号の直流成分が除去される。
信号と局部発振信号とが混合され、第1の中間周波数信
号が出力される。また、直流分除去部によって、第1の
中間周波数信号の直流成分が除去される。
【0050】そして、対数増幅器によって、該直流分除
去部の出力から振幅情報信号とリミッタ信号とが出力さ
れる。一方、第2の信号発生部によって、第1の中間周
波数信号と同一周波数の第2の中間周波数信号が発生さ
れる。
去部の出力から振幅情報信号とリミッタ信号とが出力さ
れる。一方、第2の信号発生部によって、第1の中間周
波数信号と同一周波数の第2の中間周波数信号が発生さ
れる。
【0051】次に、位相検出器によって、リミッタ信号
と第2の中間周波数信号から第2のRF信号の位相情報
が出力される。一方、測温手段によって、少なくとも対
数増幅器を含む測定装置の受信部本体内の温度が測定さ
れる。
と第2の中間周波数信号から第2のRF信号の位相情報
が出力される。一方、測温手段によって、少なくとも対
数増幅器を含む測定装置の受信部本体内の温度が測定さ
れる。
【0052】また、校正データ保存部に、受信部本体内
の温度と振幅情報信号とに対応する信号受信部における
受信レベルの絶対値が校正データとして保存されてい
る。そして、校正処理部によって、受信部本体内の温度
及び振幅情報信号と上記校正データ保存部から読み出さ
れた校正データとに基づいて信号受信部における受信レ
ベルの絶対値が算出され、出力される。
の温度と振幅情報信号とに対応する信号受信部における
受信レベルの絶対値が校正データとして保存されてい
る。そして、校正処理部によって、受信部本体内の温度
及び振幅情報信号と上記校正データ保存部から読み出さ
れた校正データとに基づいて信号受信部における受信レ
ベルの絶対値が算出され、出力される。
【0053】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。 (第1の実施例)図1は本発明の第1の実施例に係るマ
ルチパスディレイスプレッド測定装置を示す構成図であ
る。
ルチパスディレイスプレッド測定装置を示す構成図であ
る。
【0054】このマルチパスディレイスプレッド測定装
置は、送信部10と受信部20とからなっている。送信
部11においては、例えば10MHzの基準信号Ref
がルビジウム原子発振器からなる発振器12から出力さ
れ、この基準信号Refが2.2GHzの搬送信号SG
1を発生する信号発生器13と、信号発生器14とに入
力されている。信号発生器14から出力された例えば1
50.05MHzの信号SG2は、PN信号発生器15
に入力され、150.05Mbpsの符号速度をもつ9
段M系列のPN信号PN1として出力される。
置は、送信部10と受信部20とからなっている。送信
部11においては、例えば10MHzの基準信号Ref
がルビジウム原子発振器からなる発振器12から出力さ
れ、この基準信号Refが2.2GHzの搬送信号SG
1を発生する信号発生器13と、信号発生器14とに入
力されている。信号発生器14から出力された例えば1
50.05MHzの信号SG2は、PN信号発生器15
に入力され、150.05Mbpsの符号速度をもつ9
段M系列のPN信号PN1として出力される。
【0055】そして、この搬送信号SG1とPN信号P
N1とがミキサ16でスペクトラム拡散され、BPSK
変調された送信信号RFとして送信アンテナ17から出
力される。
N1とがミキサ16でスペクトラム拡散され、BPSK
変調された送信信号RFとして送信アンテナ17から出
力される。
【0056】一方、受信部20は、受信アンテナ21
と、発振器22と、第1の信号発生器23と、PN信号
発生器24と、第1のミキサ25と、バンドパスフィル
タ26と、第2の信号発生器27と、第2のミキサ28
と、バンドパスフィルタ29と、直流分除去部30と、
対数増幅器31と、第3の信号発生器32と、位相検出
器33と、A/D変換器41と、温度センサ42と、校
正データ保存部43と、校正データ処理部44と、デー
タ表示部45とによって構成されている。
と、発振器22と、第1の信号発生器23と、PN信号
発生器24と、第1のミキサ25と、バンドパスフィル
タ26と、第2の信号発生器27と、第2のミキサ28
と、バンドパスフィルタ29と、直流分除去部30と、
対数増幅器31と、第3の信号発生器32と、位相検出
器33と、A/D変換器41と、温度センサ42と、校
正データ保存部43と、校正データ処理部44と、デー
タ表示部45とによって構成されている。
【0057】また、送信部10、受信部20には、図1
には図示せず後述する各校正データ取得用の測定用端子
及びスイッチが設けられている。受信アンテナ21は、
途中の遮蔽体、反射体等により多重化し、マルチパスを
介して伝搬された送信信号を受信信号RFとして受信す
る。
には図示せず後述する各校正データ取得用の測定用端子
及びスイッチが設けられている。受信アンテナ21は、
途中の遮蔽体、反射体等により多重化し、マルチパスを
介して伝搬された送信信号を受信信号RFとして受信す
る。
【0058】発振器22は、ルビジウム原子発振器から
なり、10MHzの基準信号Refを出力する。第1の
信号発生器23は、発振器22から出力された基準信号
Refをもとに、150MHzの信号SG3を出力す
る。
なり、10MHzの基準信号Refを出力する。第1の
信号発生器23は、発振器22から出力された基準信号
Refをもとに、150MHzの信号SG3を出力す
る。
【0059】PN信号発生器24は、第1の信号発生器
23から出力された信号SG3をもとに符号速度150
MbpsのPN信号PN2を出力する。ここで、このP
N信号PN2は、符号速度がわずかに遅いことを除け
ば、送信部10でスペクトラム拡散用に使用されたPN
信号PN1と同じであり、同符号列を有するものであ
る。
23から出力された信号SG3をもとに符号速度150
MbpsのPN信号PN2を出力する。ここで、このP
N信号PN2は、符号速度がわずかに遅いことを除け
ば、送信部10でスペクトラム拡散用に使用されたPN
信号PN1と同じであり、同符号列を有するものであ
る。
【0060】第1のミキサ25は、アンテナ21で受信
された受信信号RFとPN信号発生器24から出力され
たPN信号PN2とを混合し、スライディング相関によ
りスペクトラム逆拡散し、バンドパスフィルタ26を介
して、相関波形RF1を出力する。このとき、Kファク
タは、K=150/(150.05−150)=300
0である。
された受信信号RFとPN信号発生器24から出力され
たPN信号PN2とを混合し、スライディング相関によ
りスペクトラム逆拡散し、バンドパスフィルタ26を介
して、相関波形RF1を出力する。このとき、Kファク
タは、K=150/(150.05−150)=300
0である。
【0061】第2の信号発生器27は、発振器22から
出力された基準信号Refをもとに、例えば2189.
3MHzの局部発振信号LOを出力する。第2のミキサ
28は、第1のミキサ25から出力され、バンドパスフ
ィルタ26を通過した相関波形RF1と、第2の信号発
生器27から出力された局部発振信号LOとを混合し、
例えば10.7MHzの第1の中間周波数信号IF1を
出力する。これにより、対数増幅器等での取扱いが可能
となる。
出力された基準信号Refをもとに、例えば2189.
3MHzの局部発振信号LOを出力する。第2のミキサ
28は、第1のミキサ25から出力され、バンドパスフ
ィルタ26を通過した相関波形RF1と、第2の信号発
生器27から出力された局部発振信号LOとを混合し、
例えば10.7MHzの第1の中間周波数信号IF1を
出力する。これにより、対数増幅器等での取扱いが可能
となる。
【0062】バンドパスフィルタ29は、第2のミキサ
28の出力値を帯域制限し、10.7MHzの第1の中
間周波数信号IF1として出力する。直流分除去部30
は、コンデンサ30aから構成されており、第1の中間
周波数信号IF1の直流成分を除去し、出力する。した
がって、ここまでにDCドリフトが発生することがあっ
ても直流分除去部30の出力値からはDC成分が除去さ
れる。
28の出力値を帯域制限し、10.7MHzの第1の中
間周波数信号IF1として出力する。直流分除去部30
は、コンデンサ30aから構成されており、第1の中間
周波数信号IF1の直流成分を除去し、出力する。した
がって、ここまでにDCドリフトが発生することがあっ
ても直流分除去部30の出力値からはDC成分が除去さ
れる。
【0063】対数増幅器31は、直流分除去部30から
出力された第1の中間周波数信号IF1をエンベロープ
検波し、検波された相関波形を対数変換して、振幅情報
logEとして出力する。
出力された第1の中間周波数信号IF1をエンベロープ
検波し、検波された相関波形を対数変換して、振幅情報
logEとして出力する。
【0064】また、対数増幅器31には、リミッタ出力
部31aが設けられている。リミッタ出力部31aは、
入力された第1の中間周波数信号IF1を一定の振幅を
もつリミッタ出力信号limとして出力する。このリミ
ッタ出力信号limは、相関波形が検出された部分で
は、そのエンベロープの形にかかわらず、相関検出範囲
で一定振幅の波に変換され、相関波形が検出されない部
分では、一定振幅のノイズとなる。
部31aが設けられている。リミッタ出力部31aは、
入力された第1の中間周波数信号IF1を一定の振幅を
もつリミッタ出力信号limとして出力する。このリミ
ッタ出力信号limは、相関波形が検出された部分で
は、そのエンベロープの形にかかわらず、相関検出範囲
で一定振幅の波に変換され、相関波形が検出されない部
分では、一定振幅のノイズとなる。
【0065】第3の信号発生器32は、発振器22から
出力された基準信号Refをもとに、10.7MHzの
第2の中間周波数信号IF2を出力する。位相検出器3
3は、90°移相器34と、同位相用ミキサ35と、直
交位相用ミキサ36と演算器37とによって構成されて
いる。
出力された基準信号Refをもとに、10.7MHzの
第2の中間周波数信号IF2を出力する。位相検出器3
3は、90°移相器34と、同位相用ミキサ35と、直
交位相用ミキサ36と演算器37とによって構成されて
いる。
【0066】90°移相器34は、第3の信号発生器3
2から出力された第2の中間周波数信号IF2を同相成
分と直交成分に分解し、それぞれ同相中間周波数信号I
F0°と直交中間周波数信号IF90°とを出力する。
2から出力された第2の中間周波数信号IF2を同相成
分と直交成分に分解し、それぞれ同相中間周波数信号I
F0°と直交中間周波数信号IF90°とを出力する。
【0067】同位相用ミキサ35は、その後ろに設けら
れたローパスフィルタ(図示せず)と協働し、リミッタ
出力部31aから出力されたリミッタ出力信号limと
90°移相器34から出力された同相中間周波数信号I
F0°との積の平均値演算を行って、相関波形について
の同相位相情報cosθを出力する。
れたローパスフィルタ(図示せず)と協働し、リミッタ
出力部31aから出力されたリミッタ出力信号limと
90°移相器34から出力された同相中間周波数信号I
F0°との積の平均値演算を行って、相関波形について
の同相位相情報cosθを出力する。
【0068】直交位相用ミキサ36は、その後ろに設け
られたローパスフィルタ(図示せず)と協働し、リミッ
タ出力部31aから出力されたリミッタ出力信号lim
と90°移相器34から出力された直交中間周波数信号
IF90°との積の平均値演算を行って、相関波形につ
いての直交位相情報sinθを出力する。
られたローパスフィルタ(図示せず)と協働し、リミッ
タ出力部31aから出力されたリミッタ出力信号lim
と90°移相器34から出力された直交中間周波数信号
IF90°との積の平均値演算を行って、相関波形につ
いての直交位相情報sinθを出力する。
【0069】演算器37は、同位相用ミキサ35から出
力された同相位相情報cosθと、直交位相用ミキサ3
6から出力された直交位相情報sinθとの比のアーク
タンジェントから位相情報θを算出し、出力する。
力された同相位相情報cosθと、直交位相用ミキサ3
6から出力された直交位相情報sinθとの比のアーク
タンジェントから位相情報θを算出し、出力する。
【0070】A/D変換器41は、対数増幅器31から
出力された振幅情報logEをデジタル量に変換する。
温度センサ42は、受信部20の内部温度を測定し、出
力するようになっている。この温度センサ42の出力
は、特に、対数増幅器31の温度が反映されるように設
けられている。
出力された振幅情報logEをデジタル量に変換する。
温度センサ42は、受信部20の内部温度を測定し、出
力するようになっている。この温度センサ42の出力
は、特に、対数増幅器31の温度が反映されるように設
けられている。
【0071】校正データ保存部43は、EEPROMか
ら構成されており、図2に示す、振幅情報logE出力
に対する受信信号RFの受信レベルのデータを保存す
る。図2は、振幅情報logE電圧値(V)に対する受
信信号RFの絶対受信レベル(dBm)を示すグラフ図
である。
ら構成されており、図2に示す、振幅情報logE出力
に対する受信信号RFの受信レベルのデータを保存す
る。図2は、振幅情報logE電圧値(V)に対する受
信信号RFの絶対受信レベル(dBm)を示すグラフ図
である。
【0072】図2に示すデータは、受信部20内の温度
毎における対数増幅器31からの振幅情報logE電圧
値(V)に対する受信信号RFの絶対受信レベル(dB
m)を示す校正用データであり、実際に校正データ保存
部43に保存されているのは、グラフ上の各測定点であ
る。
毎における対数増幅器31からの振幅情報logE電圧
値(V)に対する受信信号RFの絶対受信レベル(dB
m)を示す校正用データであり、実際に校正データ保存
部43に保存されているのは、グラフ上の各測定点であ
る。
【0073】この校正用データは、以下に説明するよう
にして測定される。図3は校正データ測定時における送
信部10と受信部20と各測定用機器との接続構成を示
す図である。
にして測定される。図3は校正データ測定時における送
信部10と受信部20と各測定用機器との接続構成を示
す図である。
【0074】図3において、ミキサ15の出力は、測定
用端子P1から減衰器46に入力される。減衰器46で
は、ミキサ15からの送信信号RFを必要なレベルに調
整してから出力する。減衰器46の出力端にはスイッチ
SW2が接続されており、スイッチSW2の減衰器46
との反対端は、一方が受信部20の測定用端子P3に接
続され、他方が電力計47に接続されている。
用端子P1から減衰器46に入力される。減衰器46で
は、ミキサ15からの送信信号RFを必要なレベルに調
整してから出力する。減衰器46の出力端にはスイッチ
SW2が接続されており、スイッチSW2の減衰器46
との反対端は、一方が受信部20の測定用端子P3に接
続され、他方が電力計47に接続されている。
【0075】必要なレベルに調整され減衰器46から出
力された送信信号RFは、スイッチSW2によって電力
計47に接続され、その信号出力が受信信号RFの受信
レベル(dBm)として測定される。そして、後述する
温度設定が行われて、スイッチSW2は受信部20の測
定用端子P3に接続され、上記信号出力が受信信号RF
の受信レベルとして受信部20に入力される。
力された送信信号RFは、スイッチSW2によって電力
計47に接続され、その信号出力が受信信号RFの受信
レベル(dBm)として測定される。そして、後述する
温度設定が行われて、スイッチSW2は受信部20の測
定用端子P3に接続され、上記信号出力が受信信号RF
の受信レベルとして受信部20に入力される。
【0076】一方、送信部10内のPN信号発生器14
からのPN信号PN1は、測定用端子P2を介して出力
され、この出力信号が信号線l及び測定用端子P4を介
して受信部20に入力される。また、受信部20内部に
はこの測定用端子P4からのPN信号PN1とPN信号
発生器24からのPN信号PN2とを切り替え、第1の
ミキサ25に入力するためのスイッチSW1が設けられ
ている。
からのPN信号PN1は、測定用端子P2を介して出力
され、この出力信号が信号線l及び測定用端子P4を介
して受信部20に入力される。また、受信部20内部に
はこの測定用端子P4からのPN信号PN1とPN信号
発生器24からのPN信号PN2とを切り替え、第1の
ミキサ25に入力するためのスイッチSW1が設けられ
ている。
【0077】校正データ測定時には、測定用端子P2,
測定用端子P4間に信号線lが設けられ、スイッチSW
1は、測定用端子P4からのPN信号PN1を第1のミ
キサ25に入力するように切り替えられる。
測定用端子P4間に信号線lが設けられ、スイッチSW
1は、測定用端子P4からのPN信号PN1を第1のミ
キサ25に入力するように切り替えられる。
【0078】つまり、この受信部20の校正データを得
るには通常の信号を入力したのでは、出力が得られず、
上記したような構成を備えたときのみ校正データ測定が
可能となる。
るには通常の信号を入力したのでは、出力が得られず、
上記したような構成を備えたときのみ校正データ測定が
可能となる。
【0079】上記各信号入力により、対数増幅器31か
ら振幅情報logE電圧値(V)が出力されるが、この
ときには、受信部20が測定温度に設定されていなけれ
ばならない。
ら振幅情報logE電圧値(V)が出力されるが、この
ときには、受信部20が測定温度に設定されていなけれ
ばならない。
【0080】つまり、図示しない温度加熱冷却手段によ
り受信部20内部の温度が調整されている。また、温度
センサ42の出力が測定用端子P5を介して受信部20
外に接続された温度表示装置49に入力されている。
り受信部20内部の温度が調整されている。また、温度
センサ42の出力が測定用端子P5を介して受信部20
外に接続された温度表示装置49に入力されている。
【0081】この温度表示装置49の示す受信部20内
温度が校正データの取得温度になったとき、電力計47
の出力、すなわち受信信号RFの絶対受信レベル(dB
m)が測定される。そして、スイッチSW2が切り替え
られ、対数増幅器31から振幅情報logE電圧値
(V)が、測定用端子P6を介して受信部20外に接続
された電圧計48より読み取られる。
温度が校正データの取得温度になったとき、電力計47
の出力、すなわち受信信号RFの絶対受信レベル(dB
m)が測定される。そして、スイッチSW2が切り替え
られ、対数増幅器31から振幅情報logE電圧値
(V)が、測定用端子P6を介して受信部20外に接続
された電圧計48より読み取られる。
【0082】以下、温度条件、出力条件を変更して同様
な手続きで図2に示される校正データを測定する。校正
データ保存部43に保存されているデータは、このよう
にして求められた各条件における校正データ点である この校正測定においては、第1のミキサ25に入力され
るPN信号PN1が、送信部10において送信信号RF
をスペクトラム拡散するのに用いられたPN信号PN1
と同じものであるから、逆拡散時に相関波形を取り出す
のに必要な符号速度、位相等のパラメータが一致してお
り、相関波形が確実に取り出され、確実にレベル校正測
定をすることができる。
な手続きで図2に示される校正データを測定する。校正
データ保存部43に保存されているデータは、このよう
にして求められた各条件における校正データ点である この校正測定においては、第1のミキサ25に入力され
るPN信号PN1が、送信部10において送信信号RF
をスペクトラム拡散するのに用いられたPN信号PN1
と同じものであるから、逆拡散時に相関波形を取り出す
のに必要な符号速度、位相等のパラメータが一致してお
り、相関波形が確実に取り出され、確実にレベル校正測
定をすることができる。
【0083】図1において、校正データ処理部44に
は、A/D変換器41から出力された振幅情報logE
と、温度センサ42で測定された受信器20内部温度と
が入力される。
は、A/D変換器41から出力された振幅情報logE
と、温度センサ42で測定された受信器20内部温度と
が入力される。
【0084】校正データ処理部44は、校正データ保存
部43から上記測定された校正データを読み出し、振幅
情報logE,受信器20内部温度及び校正データに基
づいて受信信号RFの絶対値レベルを算出する。また、
校正データ処理部44は、入力された振幅情報log
E,受信器20内部温度が校正データ点と一致しないと
き、校正データ点間で直線補間を行って、上記受信信号
RFの絶対値レベルを算出する。
部43から上記測定された校正データを読み出し、振幅
情報logE,受信器20内部温度及び校正データに基
づいて受信信号RFの絶対値レベルを算出する。また、
校正データ処理部44は、入力された振幅情報log
E,受信器20内部温度が校正データ点と一致しないと
き、校正データ点間で直線補間を行って、上記受信信号
RFの絶対値レベルを算出する。
【0085】データ表示部45は、校正データ処理部4
4で算出された受信信号RFの絶対受信レベルを振幅情
報logEにおける直接波、各遅延波それぞれについて
表示する。また、その絶対受信レベルを表示する直接
波、各遅延波について、直接波,遅延波間の強度比、遅
延時間、また、演算器37から出力される位相情報θ、
位相差等を表示する。
4で算出された受信信号RFの絶対受信レベルを振幅情
報logEにおける直接波、各遅延波それぞれについて
表示する。また、その絶対受信レベルを表示する直接
波、各遅延波について、直接波,遅延波間の強度比、遅
延時間、また、演算器37から出力される位相情報θ、
位相差等を表示する。
【0086】なお、請求項1に係る振幅情報演算手段
は、対数増幅器31によって構成されており、測温手段
は温度センサ42によって構成されている。また、請求
項2に係る第1の信号発生部は、例えば第2の信号発生
器27によって構成されており、また、第2の信号発生
部は、例えば第3の信号発生器32によって構成されて
いる。
は、対数増幅器31によって構成されており、測温手段
は温度センサ42によって構成されている。また、請求
項2に係る第1の信号発生部は、例えば第2の信号発生
器27によって構成されており、また、第2の信号発生
部は、例えば第3の信号発生器32によって構成されて
いる。
【0087】次に、以上のように構成された本実施例の
マルチパスディレイスプレッド測定装置の動作について
説明する。まず、送信部10において、この搬送信号S
G1とPN信号PN1とがBPSK変調された例えば中
心周波数2200MHzのスペクトラム拡散信号とな
り、送信信号RFとして出力される。
マルチパスディレイスプレッド測定装置の動作について
説明する。まず、送信部10において、この搬送信号S
G1とPN信号PN1とがBPSK変調された例えば中
心周波数2200MHzのスペクトラム拡散信号とな
り、送信信号RFとして出力される。
【0088】次に、この送信信号RFは、信号伝搬途中
で、反射等により多重化され、マルチパスを介する形
で、受信部20において受信信号RFとして受信され
る。したがって、受信信号RFには、送信部10出力が
直接受信される直接波と、途中で反射され、直接波から
遅延して受信される反射波等の遅延波とが含まれてい
る。
で、反射等により多重化され、マルチパスを介する形
で、受信部20において受信信号RFとして受信され
る。したがって、受信信号RFには、送信部10出力が
直接受信される直接波と、途中で反射され、直接波から
遅延して受信される反射波等の遅延波とが含まれてい
る。
【0089】この受信信号RF(RF入力信号)が振幅
情報であるlogE波形として出力される動作を図4
(a),(b)を用いて説明する。図4(a)は受信信
号RFが第1の中間周波数IF1に変換されるまでを示
す説明図である。
情報であるlogE波形として出力される動作を図4
(a),(b)を用いて説明する。図4(a)は受信信
号RFが第1の中間周波数IF1に変換されるまでを示
す説明図である。
【0090】まず、受信信号RF(RF入力信号)は、
中心周波数2200MHzのスペクトラム拡散信号であ
るが、これに対し、PN信号PN2を第1のミキサ25
で混合することで、逆拡散し、相関波形RF1を取り出
す。通常の逆拡散では、すなわちPN信号PN1とPN
2が同じものであれば、全時間域に渡って信号が復調さ
れるが、本実施例の場合は、両PN信号の符合速度をわ
ずかに変えたスライディング相関を用いるので、取り出
される波形は、両符号列についての相関値からなってい
る。
中心周波数2200MHzのスペクトラム拡散信号であ
るが、これに対し、PN信号PN2を第1のミキサ25
で混合することで、逆拡散し、相関波形RF1を取り出
す。通常の逆拡散では、すなわちPN信号PN1とPN
2が同じものであれば、全時間域に渡って信号が復調さ
れるが、本実施例の場合は、両PN信号の符合速度をわ
ずかに変えたスライディング相関を用いるので、取り出
される波形は、両符号列についての相関値からなってい
る。
【0091】このとき取り出された相関波形RF1が図
4(b)に示されている。この例示においては直接波D
Wと、これに遅延する遅延波RWとが示されている。次
に、図4(a)において、バンドパスフィルタ26を通
過した相関波形RF1は、2200MHzの信号であ
り、そのままでは対数増幅器31で取り扱うことができ
ないので、第2の信号発生器27から出力される局部発
振信号LOによってダウンコンバートされる。その結
果、相関波形は、周波数10.7MHzの第1の中間周
波数信号IF1となる。
4(b)に示されている。この例示においては直接波D
Wと、これに遅延する遅延波RWとが示されている。次
に、図4(a)において、バンドパスフィルタ26を通
過した相関波形RF1は、2200MHzの信号であ
り、そのままでは対数増幅器31で取り扱うことができ
ないので、第2の信号発生器27から出力される局部発
振信号LOによってダウンコンバートされる。その結
果、相関波形は、周波数10.7MHzの第1の中間周
波数信号IF1となる。
【0092】図4(b)において、このときの第1の中
間周波数信号IF1が示されている。そして、第1の中
間周波数信号IF1は、直流成分が直流分除去部30の
コンデンサ30aで除去され、対数増幅器31によっ
て、図4(b)に示すような振幅情報であるlogE波
形として出力される。
間周波数信号IF1が示されている。そして、第1の中
間周波数信号IF1は、直流成分が直流分除去部30の
コンデンサ30aで除去され、対数増幅器31によっ
て、図4(b)に示すような振幅情報であるlogE波
形として出力される。
【0093】この振幅情報logEは、A/D変換器4
1にてA/D変換され、校正処理部44に入力される。
デジタル量に変換された振幅情報logEは、校正処理
部44において、校正データ保存部43から読み出され
た校正データをもとに絶対受信レベルに変換される。こ
のときの温度条件、logE出力電圧条件が、校正デー
タ保存部43に保存された校正データ点の条件と一致す
れば、そのまま変換が可能であるが、実際には、これら
の条件は一致していないことが多い。
1にてA/D変換され、校正処理部44に入力される。
デジタル量に変換された振幅情報logEは、校正処理
部44において、校正データ保存部43から読み出され
た校正データをもとに絶対受信レベルに変換される。こ
のときの温度条件、logE出力電圧条件が、校正デー
タ保存部43に保存された校正データ点の条件と一致す
れば、そのまま変換が可能であるが、実際には、これら
の条件は一致していないことが多い。
【0094】不一致の場合は前後の校正データ点を用い
て補間を行う。図5は校正データ点を用いた補間につい
て説明する図である。図5に示すように、受信部20の
内部温度が55℃であり、校正データ点が10℃間隔、
すなわち50℃と60℃のデータしか有していないと
き、例えば振幅情報logE=3.55Vに対応する校
正データを(1)式に示すように直線補間を行って算出
する。
て補間を行う。図5は校正データ点を用いた補間につい
て説明する図である。図5に示すように、受信部20の
内部温度が55℃であり、校正データ点が10℃間隔、
すなわち50℃と60℃のデータしか有していないと
き、例えば振幅情報logE=3.55Vに対応する校
正データを(1)式に示すように直線補間を行って算出
する。
【0095】 校正データ(55℃)=(53.6-53.1)/10 (55-50)+53.1 …(1) =53.35 logE出力電圧が3.55Vの場合は、このまま受信
レベル=53.35dBmとすればよい。
レベル=53.35dBmとすればよい。
【0096】しかし、校正データ点は、logE出力電
圧については、0.05V間隔であるので、例えばlo
gE出力電圧が3.55Vと3.60Vとの間の値を取
る場合には、(1)式で算出したのと同様にして55℃
における3.60Vの校正データを算出する。そして、
55℃における3.55Vの校正データと55℃におけ
る3.60Vの校正データとをもとに(1)式と同様な
直線補間を行って、logE出力電圧に対する受信レベ
ルを算出する。
圧については、0.05V間隔であるので、例えばlo
gE出力電圧が3.55Vと3.60Vとの間の値を取
る場合には、(1)式で算出したのと同様にして55℃
における3.60Vの校正データを算出する。そして、
55℃における3.55Vの校正データと55℃におけ
る3.60Vの校正データとをもとに(1)式と同様な
直線補間を行って、logE出力電圧に対する受信レベ
ルを算出する。
【0097】このようにして、振幅情報logEが、デ
ジベル表示された絶対レベルとしての受信レベルに変換
されてデータ表示部45に入力される。一方、第1の中
間周波数信号IF1は、対数増幅器31内のリミッタ出
力部31aにより、リミッタ出力limに変換されて位
相検出器33に入力される。
ジベル表示された絶対レベルとしての受信レベルに変換
されてデータ表示部45に入力される。一方、第1の中
間周波数信号IF1は、対数増幅器31内のリミッタ出
力部31aにより、リミッタ出力limに変換されて位
相検出器33に入力される。
【0098】また、第3の信号発生器から出力された第
2の中間周波数信号IF2は、90°移相器34によ
り、同相中間周波数信号IF0°と直交中間周波数信号
IF90°とに分解される。
2の中間周波数信号IF2は、90°移相器34によ
り、同相中間周波数信号IF0°と直交中間周波数信号
IF90°とに分解される。
【0099】そして、同相用ミキサ35と直交位相用ミ
キサ36とにおいて、リミッタ出力limと同相中間周
波数信号IF0°、リミッタ出力limと直交中間周波
数信号IF90°それぞれの積の平均値演算が行われ、
同相位相情報cosθと直交位相情報sinθとが同相
用ミキサ35,直交位相用ミキサ36それぞれから出力
される。
キサ36とにおいて、リミッタ出力limと同相中間周
波数信号IF0°、リミッタ出力limと直交中間周波
数信号IF90°それぞれの積の平均値演算が行われ、
同相位相情報cosθと直交位相情報sinθとが同相
用ミキサ35,直交位相用ミキサ36それぞれから出力
される。
【0100】さらに、演算器37において、同相位相情
報cosθ,直交位相情報sinθの合成から位相角度
θが算出される。すなわち、θ=tan-1(sinθ/
cosθ)となる。また、同相位相波形出力Iは、I=
Ecosθにより算出可能であり、直交位相波形出力Q
は、Q=Ecosθにより算出可能である。
報cosθ,直交位相情報sinθの合成から位相角度
θが算出される。すなわち、θ=tan-1(sinθ/
cosθ)となる。また、同相位相波形出力Iは、I=
Ecosθにより算出可能であり、直交位相波形出力Q
は、Q=Ecosθにより算出可能である。
【0101】そして、この位相角度θはデータ表示部4
5に入力され、データ表示部においては、上述したlo
gE出力電圧に対する受信レベルをも用いて、直接波D
Wと遅延波RWとの遅延時間、強度比、位相差等が算出
され、表示される。
5に入力され、データ表示部においては、上述したlo
gE出力電圧に対する受信レベルをも用いて、直接波D
Wと遅延波RWとの遅延時間、強度比、位相差等が算出
され、表示される。
【0102】次に、直接波DWと遅延波RWとの遅延時
間、強度比、位相差の算出について図4(b)を参照し
て説明する。図4(b)においては、時間t1に直接波
DWが検出され、続いて時間t2に遅延波RWが検出さ
れている。
間、強度比、位相差の算出について図4(b)を参照し
て説明する。図4(b)においては、時間t1に直接波
DWが検出され、続いて時間t2に遅延波RWが検出さ
れている。
【0103】ここで、遅延波RWの直接波DWに対する
遅延時間は、t2−t1で算出される。また、直接波D
Wと遅延波RWとの強度比は、(logE2に対応する
絶対受信レベル)/(logE1に対応する絶対受信レ
ベル)で算出される。さらに、直接波DWと遅延波RW
1との位相差は、θ2−θ1と算出される。
遅延時間は、t2−t1で算出される。また、直接波D
Wと遅延波RWとの強度比は、(logE2に対応する
絶対受信レベル)/(logE1に対応する絶対受信レ
ベル)で算出される。さらに、直接波DWと遅延波RW
1との位相差は、θ2−θ1と算出される。
【0104】このときの強度比は、絶対的な受信レベル
で算出されているので、相対的な値ではなく、絶対的な
値となっている。そして、データ表示部45により、直
接波DWと遅延波RWとの遅延時間、強度比、位相差が
表示出力される。
で算出されているので、相対的な値ではなく、絶対的な
値となっている。そして、データ表示部45により、直
接波DWと遅延波RWとの遅延時間、強度比、位相差が
表示出力される。
【0105】また、データ表示部45は、外部からの表
示指示入力が受付け可能に構成されており、例えば操作
者がデータ表示部45に表示されている特定の遅延波R
W´を指示すると、その遅延波RW´と直接波DWとの
遅延時間、強度比、位相差を算出して表示する。
示指示入力が受付け可能に構成されており、例えば操作
者がデータ表示部45に表示されている特定の遅延波R
W´を指示すると、その遅延波RW´と直接波DWとの
遅延時間、強度比、位相差を算出して表示する。
【0106】さらに、データ表示部45に対して予め演
算表示条件を設定入力しておくことも可能で、設定され
た強度比条件,遅延時間条件を越える遅延波に対する各
情報を自動的に表示させることもできる。
算表示条件を設定入力しておくことも可能で、設定され
た強度比条件,遅延時間条件を越える遅延波に対する各
情報を自動的に表示させることもできる。
【0107】上述したように、本実施例によるマルチパ
スディレイスプレッド測定装置は、第1のミキサ25に
よりスペクトラム逆拡散をし、その相関波形出力を対数
増幅器31で振幅情報logEに変換し、さらに受信部
20内部の温度を測定し、logE出力を温度特性を含
む校正データで校正するようにしたので、マルチパスを
介して伝送される信号伝送系の伝送状態をスペクトラム
拡散を用いて測定する装置にあって、送信信号の直接
波,遅延波の各受信レベルのその時間軸上の位置での正
確な絶対値を出力することができる。
スディレイスプレッド測定装置は、第1のミキサ25に
よりスペクトラム逆拡散をし、その相関波形出力を対数
増幅器31で振幅情報logEに変換し、さらに受信部
20内部の温度を測定し、logE出力を温度特性を含
む校正データで校正するようにしたので、マルチパスを
介して伝送される信号伝送系の伝送状態をスペクトラム
拡散を用いて測定する装置にあって、送信信号の直接
波,遅延波の各受信レベルのその時間軸上の位置での正
確な絶対値を出力することができる。
【0108】したがって、高い確実性をもってサービス
エリアの決定等,通信のための各種条件を設定すること
ができ、ひいては、デジタル移動体通信におけるビット
誤り発生を事前に防止することができる。
エリアの決定等,通信のための各種条件を設定すること
ができ、ひいては、デジタル移動体通信におけるビット
誤り発生を事前に防止することができる。
【0109】また、上述したように、本実施例によるマ
ルチパスディレイスプレッド測定装置は、第1のミキサ
25により逆拡散をし、その相関波形出力を同相位相成
分にわけることなく、かつ、直流分除去部30によって
第1,第2のミキサ25,28による温度変化によるD
Cドリフトの影響を除去してから、対数増幅器31で振
幅情報logEを出力するようにしたので、振幅情報l
ogE出力の温度変化の影響を除去することができ、よ
り一層、直接波DWと遅延波RWと強度比を高精度に算
出することができる。
ルチパスディレイスプレッド測定装置は、第1のミキサ
25により逆拡散をし、その相関波形出力を同相位相成
分にわけることなく、かつ、直流分除去部30によって
第1,第2のミキサ25,28による温度変化によるD
Cドリフトの影響を除去してから、対数増幅器31で振
幅情報logEを出力するようにしたので、振幅情報l
ogE出力の温度変化の影響を除去することができ、よ
り一層、直接波DWと遅延波RWと強度比を高精度に算
出することができる。
【0110】したがって、従来装置のように、最低受信
レベルが悪化することもないので、測定ダイナミックレ
ンジを大きくすることができる。さらに、上述したよう
に、本実施例によるマルチパスディレイスプレッド測定
装置は、最初のミキサすなわち第1のミキサ25におい
てPN信号PN2を混合し、BPSK変調された受信信
号RFから相関波形を取り出すように構成したので、遅
延分解能を変更する場合に、受信部20の回路全体を設
計変更する必要がなく、第1の信号発生器23を変更
し、PN信号発生器24からのPN信号PN2の符号速
度を上げるだけで、容易に遅延分解能を変更することが
できる。
レベルが悪化することもないので、測定ダイナミックレ
ンジを大きくすることができる。さらに、上述したよう
に、本実施例によるマルチパスディレイスプレッド測定
装置は、最初のミキサすなわち第1のミキサ25におい
てPN信号PN2を混合し、BPSK変調された受信信
号RFから相関波形を取り出すように構成したので、遅
延分解能を変更する場合に、受信部20の回路全体を設
計変更する必要がなく、第1の信号発生器23を変更
し、PN信号発生器24からのPN信号PN2の符号速
度を上げるだけで、容易に遅延分解能を変更することが
できる。
【0111】なお、本実施例においては、使用用途とし
て移動体通信のサービスエリア設計に利用することを念
頭において説明したが、本発明の用途はこれに限られる
ものでなく、例えば移動体通信のサービスエリア設計の
ためのシミュレーションモデルの開発に用いることもで
きる。また、本発明によれば、遅延分解能が高く、高精
度な強度比を算出可能な測定装置を提供できるので、ビ
ルの内部や地下街などにおける屋内無線LANシステム
の伝搬遅延特性の把握測定等にも使用することができ
る。
て移動体通信のサービスエリア設計に利用することを念
頭において説明したが、本発明の用途はこれに限られる
ものでなく、例えば移動体通信のサービスエリア設計の
ためのシミュレーションモデルの開発に用いることもで
きる。また、本発明によれば、遅延分解能が高く、高精
度な強度比を算出可能な測定装置を提供できるので、ビ
ルの内部や地下街などにおける屋内無線LANシステム
の伝搬遅延特性の把握測定等にも使用することができ
る。
【0112】また、本実施例においては、リミッタ出力
部31aを対数増幅器31(ログアンプ)の機能の一部
としたが、本発明の構成はこれに限られるものでなく、
リミッタ出力部31aを対数増幅器31とは別途に、例
えばディスクリートで構成するようにしてもよい。 (第2の実施例)図6は本発明の第2の実施例に係るマ
ルチパスディレイスプレッド測定装置を示す構成図であ
り、図10に示す従来装置と同一部分には同一符号を付
して詳細説明を省略する。
部31aを対数増幅器31(ログアンプ)の機能の一部
としたが、本発明の構成はこれに限られるものでなく、
リミッタ出力部31aを対数増幅器31とは別途に、例
えばディスクリートで構成するようにしてもよい。 (第2の実施例)図6は本発明の第2の実施例に係るマ
ルチパスディレイスプレッド測定装置を示す構成図であ
り、図10に示す従来装置と同一部分には同一符号を付
して詳細説明を省略する。
【0113】図6に示すマルチパスディレイスプレッド
測定装置の受信部は、温度センサ42と、校正データ保
存部43と、校正処理部44と、データ表示部45とを
除き、図10に示すマルチパスディレイスプレッド測定
装置の受信部と同様に構成されており、また、動作す
る。すなわち、演算器58からの出力は、デジタル用に
変換された振幅情報logEである。
測定装置の受信部は、温度センサ42と、校正データ保
存部43と、校正処理部44と、データ表示部45とを
除き、図10に示すマルチパスディレイスプレッド測定
装置の受信部と同様に構成されており、また、動作す
る。すなわち、演算器58からの出力は、デジタル用に
変換された振幅情報logEである。
【0114】一方、温度センサ42と、校正データ保存
部43と、校正処理部44と、データ表示部45とは、
第1の実施例と同様に構成され、同様に動作し、演算器
58から出力された振幅情報logEを校正し、絶対受
信レベルに変換する。
部43と、校正処理部44と、データ表示部45とは、
第1の実施例と同様に構成され、同様に動作し、演算器
58から出力された振幅情報logEを校正し、絶対受
信レベルに変換する。
【0115】なお、同相成分相関波形Iと直交成分相関
波形Qとから演算部により相関角度θが算出されて、デ
ータ表示部45に入力されるが、この部分の表示は図6
から省略されている。
波形Qとから演算部により相関角度θが算出されて、デ
ータ表示部45に入力されるが、この部分の表示は図6
から省略されている。
【0116】また、請求項1に係る振幅情報演算手段
は、対数増幅器31によって構成されており、測温手段
は温度センサ42によって構成されている。上述したよ
うに、本実施例によるマルチパスディレイスプレッド測
定装置は、ミキサ54,55によりスペクトラム逆拡散
をし、同相,直交各位相の相関波形出力を演算器58で
振幅情報logEに変換し、さらに受信部20内部の温
度を測定し、logE出力を温度特性を含む校正データ
で校正するようにしたので、マルチパスを介して伝送さ
れる信号伝送系の伝送状態をスペクトラム拡散を用いて
測定する装置にあって、送信信号の直接波,遅延波の各
受信レベルのその時間軸上の位置での正確な絶対値を出
力することができる。
は、対数増幅器31によって構成されており、測温手段
は温度センサ42によって構成されている。上述したよ
うに、本実施例によるマルチパスディレイスプレッド測
定装置は、ミキサ54,55によりスペクトラム逆拡散
をし、同相,直交各位相の相関波形出力を演算器58で
振幅情報logEに変換し、さらに受信部20内部の温
度を測定し、logE出力を温度特性を含む校正データ
で校正するようにしたので、マルチパスを介して伝送さ
れる信号伝送系の伝送状態をスペクトラム拡散を用いて
測定する装置にあって、送信信号の直接波,遅延波の各
受信レベルのその時間軸上の位置での正確な絶対値を出
力することができる。
【0117】したがって、高い確実性をもってサービス
エリアの決定等,通信のための各種条件を設定すること
ができ、ひいては、デジタル移動体通信におけるビット
誤り発生を事前に防止することができる。
エリアの決定等,通信のための各種条件を設定すること
ができ、ひいては、デジタル移動体通信におけるビット
誤り発生を事前に防止することができる。
【0118】また、本実施例は、従来のマルチパスディ
レイスプレッド測定装置を改造することで、簡易に実現
することができる。なお、本発明は、上記各実施例に限
定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
に変形することが可能である。
レイスプレッド測定装置を改造することで、簡易に実現
することができる。なお、本発明は、上記各実施例に限
定されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々
に変形することが可能である。
【0119】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、振
幅情報logEを温度特性を含む校正データで校正する
ようにしたので、マルチパスを介して伝送される信号伝
送系の伝送状態をスペクトラム拡散を用いて測定する装
置において、送信信号の直接波,遅延波の各受信レベル
のその時間位置での正確な絶対値を出力可能としたマル
チパスディレイスプレッド測定装置を提供することがで
きる。
幅情報logEを温度特性を含む校正データで校正する
ようにしたので、マルチパスを介して伝送される信号伝
送系の伝送状態をスペクトラム拡散を用いて測定する装
置において、送信信号の直接波,遅延波の各受信レベル
のその時間位置での正確な絶対値を出力可能としたマル
チパスディレイスプレッド測定装置を提供することがで
きる。
【図1】本発明の第1の実施例に係るマルチパスディレ
イスプレッド測定装置を示す構成図。
イスプレッド測定装置を示す構成図。
【図2】同実施例のマルチパスディレイスプレッド測定
装置における振幅情報電圧値に対する受信信号の絶対受
信レベルを示すグラフ図
装置における振幅情報電圧値に対する受信信号の絶対受
信レベルを示すグラフ図
【図3】同実施例のマルチパスディレイスプレッド測定
装置における校正データ測定時の送信部と受信部と各測
定用機器との接続構成を示す図
装置における校正データ測定時の送信部と受信部と各測
定用機器との接続構成を示す図
【図4】同実施例のマルチパスディレイスプレッド測定
装置において受信信号から振幅情報が抽出されるまでを
示す説明図。
装置において受信信号から振幅情報が抽出されるまでを
示す説明図。
【図5】同実施例のマルチパスディレイスプレッド測定
装置における校正データ点を用いる補間の説明図。
装置における校正データ点を用いる補間の説明図。
【図6】本発明の第2の実施例に係るマルチパスディレ
イスプレッド測定装置を示す構成図。
イスプレッド測定装置を示す構成図。
【図7】送信信号のスペクトラム拡散及び逆拡散の説明
図。
図。
【図8】スライディング相関についての説明図。
【図9】BPSK変調の説明図。
【図10】従来のマルチパスディレイスプレッド測定装
置の受信部を示す構成図。
置の受信部を示す構成図。
【図11】従来のマルチパスディレイスプレッド測定装
置から取り出された各相関波形と位相情報算出とについ
て示す説明図。
置から取り出された各相関波形と位相情報算出とについ
て示す説明図。
【図12】TDMA通信及び遅延波による干渉について
の説明図。
の説明図。
10…送信部、20…受信部、21…受信アンテナ、2
2…発振器、23…第1の信号発生器、24…PN信号
発生器、25…第1のミキサ、26…バンドパスフィル
タ、27…第2の信号発生器、28…第2のミキサ、2
9…バンドパスフィルタ、30…直流分除去部、31…
対数増幅器、32…第3の信号発生器、33…位相検出
器、34…90°移相器、35…同位相用ミキサ、36
…直交位相用ミキサ、41…A/D変換器、42…温度
センサ、43…校正データ保存部、44…校正データ処
理部、45…データ表示部。
2…発振器、23…第1の信号発生器、24…PN信号
発生器、25…第1のミキサ、26…バンドパスフィル
タ、27…第2の信号発生器、28…第2のミキサ、2
9…バンドパスフィルタ、30…直流分除去部、31…
対数増幅器、32…第3の信号発生器、33…位相検出
器、34…90°移相器、35…同位相用ミキサ、36
…直交位相用ミキサ、41…A/D変換器、42…温度
センサ、43…校正データ保存部、44…校正データ処
理部、45…データ表示部。
Claims (2)
- 【請求項1】 デジタル移動通信における電波伝搬路の
マルチパスによる遅延波の測定装置であって、 RF信号をPN符号で変調したスペクトラム拡散RF信
号を受信する信号受信部(21,59)と、 前記PN符号と同系列の受信側PN信号を発生するPN
信号発生部(24,60)と、 前記受信側PN信号を含む信号と前記信号受信部で受信
したスペクトラム拡散RF信号とを混合し、スライディ
ング相関により逆拡散し、相関波形信号を抽出する混合
器(25,54,55)と、 前記相関波形信号に対する演算により振幅情報信号を出
力する振幅情報演算手段(31,58)と、 少なくとも前記混合器及び前記振幅情報演算手段を含む
前記測定装置の受信部本体内の温度を測定する測温手段
(42)と、 前記受信部本体内の温度と前記振幅情報信号とに対応す
る前記信号受信部における受信レベルの絶対値を校正デ
ータとして保存する校正データ保存部(43)と、 前記受信部本体内の温度と前記振幅情報信号とが入力さ
れ、これらの入力データと前記校正データ保存部から読
み出された校正データとに基づいて前記信号受信部にお
ける受信レベルの絶対値を算出し、出力する校正処理部
(44)とを備えたことを特徴とするマルチパスディレ
イスプレッド測定装置。 - 【請求項2】 デジタル移動通信における電波伝搬路の
マルチパスによる遅延波の測定装置であって、 第1のRF信号をPN符号で変調したスペクトラム拡散
RF信号を受信する信号受信部(21)と、 前記PN符号と同系列の受信側PN信号を発生するPN
信号発生部(24)と、 前記信号受信部で受信したスペクトラム拡散RF信号と
前記受信側PN信号とを混合し、スライディング相関に
より逆拡散する第1の混合器(25)と、 該第1の混合器の出力から第2のRF信号を取り出すバ
ンドパスフィルタ(26)と、 局部発振信号を発生する第1の信号発生部(27)と、 前記第2のRF信号と前記局部発振信号とを混合し、第
1の中間周波数信号を出力する第2の混合器(28)
と、 前記第1の中間周波数信号の直流成分を除去する直流分
除去部(30)と、 該直流分除去部の出力から振幅情報信号とリミッタ信号
とを出力する対数増幅器(31)と、 前記第1の中間周波数信号と同一周波数の第2の中間周
波数信号を発生する第2の信号発生部(32)と、 前記リミッタ信号と前記第2の中間周波数信号から前記
第2のRF信号の位相情報を出力する位相検出器(3
3)と、 少なくとも前記対数増幅器を含む前記測定装置の受信部
本体内の温度を測定する測温手段(42)と、 前記受信部本体内の温度と前記振幅情報信号とに対応す
る前記信号受信部における受信レベルの絶対値を校正デ
ータとして保存する校正データ保存部(43)と、 前記受信部本体内の温度と前記振幅情報信号とが入力さ
れ、これらの入力データと前記校正データ保存部から読
み出された校正データとに基づいて前記信号受信部にお
ける受信レベルの絶対値を算出し、出力する校正処理部
(44)とを備えたことを特徴とするマルチパスディレ
イスプレッド測定装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15482395A JP3230952B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | マルチパスディレイスプレッド測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP15482395A JP3230952B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | マルチパスディレイスプレッド測定装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH098768A true JPH098768A (ja) | 1997-01-10 |
| JP3230952B2 JP3230952B2 (ja) | 2001-11-19 |
Family
ID=15592664
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP15482395A Expired - Fee Related JP3230952B2 (ja) | 1995-06-21 | 1995-06-21 | マルチパスディレイスプレッド測定装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3230952B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007243304A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Anritsu Corp | マルチパス遅延測定装置 |
| WO2014203854A1 (ja) | 2013-06-17 | 2014-12-24 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | マルチパス伝搬環境における伝搬遅延特性の測定方法および装置、並びに外部音知覚装置 |
-
1995
- 1995-06-21 JP JP15482395A patent/JP3230952B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007243304A (ja) * | 2006-03-06 | 2007-09-20 | Anritsu Corp | マルチパス遅延測定装置 |
| WO2014203854A1 (ja) | 2013-06-17 | 2014-12-24 | 独立行政法人産業技術総合研究所 | マルチパス伝搬環境における伝搬遅延特性の測定方法および装置、並びに外部音知覚装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3230952B2 (ja) | 2001-11-19 |
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Legal Events
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|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |