JPH0989533A - 面状況の検査方法 - Google Patents
面状況の検査方法Info
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- JPH0989533A JPH0989533A JP7250837A JP25083795A JPH0989533A JP H0989533 A JPH0989533 A JP H0989533A JP 7250837 A JP7250837 A JP 7250837A JP 25083795 A JP25083795 A JP 25083795A JP H0989533 A JPH0989533 A JP H0989533A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 被検査面部の外形形状を正確に検出し、ま
た、面性状変化部の被検査面部に対する相対位置を正確
に検出する。 【解決手段】 歯面部JをR(赤),G(緑),B(青)の3色
で読み取り可能なカラーカメラで撮像し、得られた画像
を画像処理して上記歯面部の面状況を検査する検査方法
であって、歯面部を上記3色のうちのB成分で感知され
ない特定色である黄色として検出し、このB成分画像を
画像処理して歯面部の形状を検出することを特徴とし、
また、黄色を感知し得る色(R,G)成分の上記歯面部
の形状に対応する画像を画像処理して、該歯面部内の歯
当たり部Kを検出することを特徴とする。
た、面性状変化部の被検査面部に対する相対位置を正確
に検出する。 【解決手段】 歯面部JをR(赤),G(緑),B(青)の3色
で読み取り可能なカラーカメラで撮像し、得られた画像
を画像処理して上記歯面部の面状況を検査する検査方法
であって、歯面部を上記3色のうちのB成分で感知され
ない特定色である黄色として検出し、このB成分画像を
画像処理して歯面部の形状を検出することを特徴とし、
また、黄色を感知し得る色(R,G)成分の上記歯面部
の形状に対応する画像を画像処理して、該歯面部内の歯
当たり部Kを検出することを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、歯車の
歯面部などの被検査面部について、その面状況を検査す
る検査方法に関する。
歯面部などの被検査面部について、その面状況を検査す
る検査方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、例えば、歯車の歯面部などの被検
査面部について、その面状況を検査する場合、赤色系
(朱色)のいわゆる光明丹を用いて行うカラーチェック
法が、一般に広く採用されている。しかしながら、この
方法では、検査作業に多大の労力と時間を要する上、良
否の判定も検査員の目視に依らざるを得ないので、検査
結果にもバラツキが生じ易いという問題がある。
査面部について、その面状況を検査する場合、赤色系
(朱色)のいわゆる光明丹を用いて行うカラーチェック
法が、一般に広く採用されている。しかしながら、この
方法では、検査作業に多大の労力と時間を要する上、良
否の判定も検査員の目視に依らざるを得ないので、検査
結果にもバラツキが生じ易いという問題がある。
【0003】そこで、画像処理技術を適用してかかる検
査を自動化することが考えられている。この場合、一般
に、検査すべき面(被検査面)を工業用の白黒カメラで
撮像してその画像を読み込み、この読み込んだ画像を適
当な閾値で2値化処理することにより、検査面を濃淡画
像として表示するようにしている。ところが、このよう
に白黒画像を用いる場合には、2値化処理において適正
な識別を行い正確な濃淡画像を得るためには、検査面に
照射する照明光の強度や方向を検査対象物などに応じて
種々検討し調整する必要があり、実際にはかなりの手間
を要するという実用上の難点がある。
査を自動化することが考えられている。この場合、一般
に、検査すべき面(被検査面)を工業用の白黒カメラで
撮像してその画像を読み込み、この読み込んだ画像を適
当な閾値で2値化処理することにより、検査面を濃淡画
像として表示するようにしている。ところが、このよう
に白黒画像を用いる場合には、2値化処理において適正
な識別を行い正確な濃淡画像を得るためには、検査面に
照射する照明光の強度や方向を検査対象物などに応じて
種々検討し調整する必要があり、実際にはかなりの手間
を要するという実用上の難点がある。
【0004】かかる問題に対して、工業用のカラーカメ
ラを用いて被検査面を撮像して画像処理を行うことが考
えられており、例えば特開平3−115829号公報で
は、検査面(歯車の歯面)をR(赤),G(緑),B(青)の3
色で読み取り可能なカラーカメラで撮像し、読み取った
画像について、R,G,Bの各成分毎にそれぞれ最適な閾
値で2値化処理を行い、こうして得られた各2値化を組
み合わせて画像の濃淡表示を行うようにした歯当たり測
定機が提案されている。
ラを用いて被検査面を撮像して画像処理を行うことが考
えられており、例えば特開平3−115829号公報で
は、検査面(歯車の歯面)をR(赤),G(緑),B(青)の3
色で読み取り可能なカラーカメラで撮像し、読み取った
画像について、R,G,Bの各成分毎にそれぞれ最適な閾
値で2値化処理を行い、こうして得られた各2値化を組
み合わせて画像の濃淡表示を行うようにした歯当たり測
定機が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、被検査面部
内の面性状変化部を検出しその良否を判定する場合、例
えば、歯車の場合を例にとって説明すれば、歯車の歯面
部内の歯当たり部を検出して歯当たり状態の良否を判定
する場合、歯当たり部の大きさや形状だけでなく、この
歯当たり部の歯面部に対する相対位置を検出して、当た
りが正常であるか否かを判定する必要がある。このた
め、歯当たり部の大きさや形状とともに、歯面部の外形
形状についても正確に検出することが重要となり、カラ
ーカメラで撮像した画像を画像処理して歯当たり状態を
調べる場合においても、歯面部の外形形状をより正確に
検出することが求められている。
内の面性状変化部を検出しその良否を判定する場合、例
えば、歯車の場合を例にとって説明すれば、歯車の歯面
部内の歯当たり部を検出して歯当たり状態の良否を判定
する場合、歯当たり部の大きさや形状だけでなく、この
歯当たり部の歯面部に対する相対位置を検出して、当た
りが正常であるか否かを判定する必要がある。このた
め、歯当たり部の大きさや形状とともに、歯面部の外形
形状についても正確に検出することが重要となり、カラ
ーカメラで撮像した画像を画像処理して歯当たり状態を
調べる場合においても、歯面部の外形形状をより正確に
検出することが求められている。
【0006】また、歯当たり部の歯面部に対する相対位
置を検出する場合、カメラで撮像して常に同じピクセル
に歯面部が撮像されるのであれば、画像メモリ上の特定
の画素およびフレームの座標軸を基準として位置を表示
することができるのであるが、実際には、種々の位置的
な変動やばらつきが生じるので、常に同じピクセルに歯
面部を撮像できる条件を安定して満たすことは難しい。
特に、歯面部の歯当たり状態を粘着テープ等に転写し、
被検査物から離れた場所に設定された検査ステーション
において、上記転写したテープを、ある程度まとめて、
集中管理方式で検査するような検査方式を採用した場合
には、常に同じピクセルに歯面部を撮像することは、実
際上、不可能である。従って、歯当たり部の歯面部に対
する相対位置を検出する場合、位置検出のための適正な
基準をまず設定し、この設定された基準に対する位置を
正確に検出することが重要である。
置を検出する場合、カメラで撮像して常に同じピクセル
に歯面部が撮像されるのであれば、画像メモリ上の特定
の画素およびフレームの座標軸を基準として位置を表示
することができるのであるが、実際には、種々の位置的
な変動やばらつきが生じるので、常に同じピクセルに歯
面部を撮像できる条件を安定して満たすことは難しい。
特に、歯面部の歯当たり状態を粘着テープ等に転写し、
被検査物から離れた場所に設定された検査ステーション
において、上記転写したテープを、ある程度まとめて、
集中管理方式で検査するような検査方式を採用した場合
には、常に同じピクセルに歯面部を撮像することは、実
際上、不可能である。従って、歯当たり部の歯面部に対
する相対位置を検出する場合、位置検出のための適正な
基準をまず設定し、この設定された基準に対する位置を
正確に検出することが重要である。
【0007】そこで、この発明は、被検査面部の外形形
状を正確に検出し、また、面性状変化部の被検査面部に
対する相対位置を正確に検出することができる面状況の
検査方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
状を正確に検出し、また、面性状変化部の被検査面部に
対する相対位置を正確に検出することができる面状況の
検査方法を提供することを目的としてなされたものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このため、本願の請求項
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、被検査面部
をR(赤),G(緑),B(青)の3色で読み取り可能なカラー
カメラで撮像し、得られた画像を画像処理して上記被検
査面部の面状況を検査する検査方法であって、上記被検
査面部を上記3色のいずれかで感知されない特定色とし
て検出し、この特定色を感知しない色成分の画像を画像
処理して被検査面部の形状を検出することを特徴とした
ものである。
1に係る発明(以下、第1の発明という)は、被検査面部
をR(赤),G(緑),B(青)の3色で読み取り可能なカラー
カメラで撮像し、得られた画像を画像処理して上記被検
査面部の面状況を検査する検査方法であって、上記被検
査面部を上記3色のいずれかで感知されない特定色とし
て検出し、この特定色を感知しない色成分の画像を画像
処理して被検査面部の形状を検出することを特徴とした
ものである。
【0009】また、本願の請求項2に係る発明(以下、
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
特定色を感知し得る色成分の上記被検査面部の形状に対
応する画像を画像処理して、該被検査面部内の面性状変
化部を検出することを特徴としたものである。
第2の発明という)は、上記第1の発明において、上記
特定色を感知し得る色成分の上記被検査面部の形状に対
応する画像を画像処理して、該被検査面部内の面性状変
化部を検出することを特徴としたものである。
【0010】更に、本願の請求項3に係る発明(以下、
第3の発明という)は、上記第2の発明において、上記
被検査面部の形状の検出結果に基づいて、該被検査面部
のカメラ座標上の位置を設定し、次に、上記面性状変化
部の検出結果に基づいて、該面性状変化部の被検査面部
における相対位置を検出することを特徴としたものであ
る。
第3の発明という)は、上記第2の発明において、上記
被検査面部の形状の検出結果に基づいて、該被検査面部
のカメラ座標上の位置を設定し、次に、上記面性状変化
部の検出結果に基づいて、該面性状変化部の被検査面部
における相対位置を検出することを特徴としたものであ
る。
【0011】また、更に、本願の請求項4に係る発明
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記面性状変化部の被検査面部における相対位置の
検出は、該被検査面部の重心と該重心を通る主軸の傾き
に基づいて被検査面部の外形基準線に対するサンプリン
グ領域を設定し、このサンプリング領域内のサンプリン
グポイントの座標値を所定の方程式に近似させて上記外
形基準線を検出し、この外形基準線に対する面性状変化
部の位置を検出することにより行うことを特徴としたも
のである。
(以下、第4の発明という)は、上記第3の発明におい
て、上記面性状変化部の被検査面部における相対位置の
検出は、該被検査面部の重心と該重心を通る主軸の傾き
に基づいて被検査面部の外形基準線に対するサンプリン
グ領域を設定し、このサンプリング領域内のサンプリン
グポイントの座標値を所定の方程式に近似させて上記外
形基準線を検出し、この外形基準線に対する面性状変化
部の位置を検出することにより行うことを特徴としたも
のである。
【0012】また、更に、本願の請求項5に係る発明
(以下、第5の発明という)は、上記第1〜第4の発明の
いずれか一において、上記被検査面部に特定色の塗料を
塗布してこれをテープで転写し、この転写したテープを
上記カラーカメラで撮像することを特徴としたものであ
る。
(以下、第5の発明という)は、上記第1〜第4の発明の
いずれか一において、上記被検査面部に特定色の塗料を
塗布してこれをテープで転写し、この転写したテープを
上記カラーカメラで撮像することを特徴としたものであ
る。
【0013】また、更に、本願の請求項6に係る発明
(以下、第6の発明という)は、上記第1〜第5の発明の
いずれか一において、上記特定色が黄色であることを特
徴としたものである。
(以下、第6の発明という)は、上記第1〜第5の発明の
いずれか一において、上記特定色が黄色であることを特
徴としたものである。
【0014】また、更に、本願の請求項7に係る発明
(以下、第7の発明という)は、上記第1〜第6の発明の
いずれか一において、上記被検査面部が歯車の歯面部で
あり、上記面性状変化部が歯面部内の歯当たり部である
ことを特徴としたものである。
(以下、第7の発明という)は、上記第1〜第6の発明の
いずれか一において、上記被検査面部が歯車の歯面部で
あり、上記面性状変化部が歯面部内の歯当たり部である
ことを特徴としたものである。
【0015】
【発明の作用および効果】本願の第1の発明によれば、
上記被検査面部を上記3色のいずれかで感知されない特
定色として検出し、この特定色を感知しない色成分の画
像を画像処理するようにしたので、被検査面部とその周
囲との境界を明瞭に識別することができ、被検査面部の
外形形状を正確に検出することができる。
上記被検査面部を上記3色のいずれかで感知されない特
定色として検出し、この特定色を感知しない色成分の画
像を画像処理するようにしたので、被検査面部とその周
囲との境界を明瞭に識別することができ、被検査面部の
外形形状を正確に検出することができる。
【0016】また、本願の第2の発明によれば、基本的
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記特定色を感知し得る色成分の
上記被検査面部の形状に対応する画像を画像処理するこ
とにより、被検査面部のみについての画像情報を求め、
該被検査面部内の面性状変化部を検出して濃淡表示する
ことができる。
には、上記第1の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記特定色を感知し得る色成分の
上記被検査面部の形状に対応する画像を画像処理するこ
とにより、被検査面部のみについての画像情報を求め、
該被検査面部内の面性状変化部を検出して濃淡表示する
ことができる。
【0017】更に、本願の第3の発明によれば、基本的
には、上記第2の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記被検査面部の形状の検出結果
に基づいて該被検査面部のカメラ座標上の位置を設定
し、次に、上記面性状変化部の検出結果に基づいて該面
性状変化部の被検査面部における相対位置を検出するの
で、同じピクセルに被検査面部を撮像することができな
くても、被検査面部に対する面性状変化部の相対位置を
正確に検出することができる。
には、上記第2の発明と同様の効果を奏することができ
る。しかも、その上、上記被検査面部の形状の検出結果
に基づいて該被検査面部のカメラ座標上の位置を設定
し、次に、上記面性状変化部の検出結果に基づいて該面
性状変化部の被検査面部における相対位置を検出するの
で、同じピクセルに被検査面部を撮像することができな
くても、被検査面部に対する面性状変化部の相対位置を
正確に検出することができる。
【0018】また、更に、本願の第4の発明によれば、
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、上記面性状変化部の被検査面部におけ
る相対位置の検出は、具体的には、該被検査面部の重心
と該重心を通る主軸の傾きに基づいて被検査面部の外形
基準線に対するサンプリング領域を設定し、このサンプ
リング領域内のサンプリングポイントの座標値を所定の
方程式に近似させて上記外形基準線を検出し、この外形
基準線に対する面性状変化部の位置を検出することによ
り行うようにしたので、面性状変化部の被検査面部に対
する直接的な位置を検出することができ、同じピクセル
に被検査面部を撮像することができなくても、被検査面
部に対する面性状変化部の相対位置をより正確に検出す
ることができる。
基本的には、上記第3の発明と同様の効果を奏すること
ができる。特に、上記面性状変化部の被検査面部におけ
る相対位置の検出は、具体的には、該被検査面部の重心
と該重心を通る主軸の傾きに基づいて被検査面部の外形
基準線に対するサンプリング領域を設定し、このサンプ
リング領域内のサンプリングポイントの座標値を所定の
方程式に近似させて上記外形基準線を検出し、この外形
基準線に対する面性状変化部の位置を検出することによ
り行うようにしたので、面性状変化部の被検査面部に対
する直接的な位置を検出することができ、同じピクセル
に被検査面部を撮像することができなくても、被検査面
部に対する面性状変化部の相対位置をより正確に検出す
ることができる。
【0019】また、更に、本願の第5の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第4の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記被
検査面部に特定色の塗料を塗布してこれをテープで転写
し、この転写したテープを上記カラーカメラで撮像する
ようにしたので、被検査物とは別の場所で集中管理方式
により被検査面部の面状況の検査を行うことができる。
つまり、被検査物の製造もしくは組立等の生産ラインで
はなく、かかるラインから独立した検査ステーションで
行うことができる。従って、本来スペースの余裕が乏し
い生産現場に検査装置を設置する必要はなく、また、集
中管理方式で行うので検査装置も少ない台数で済むよう
になる。
基本的には、上記第1〜第4の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。しかも、その上、上記被
検査面部に特定色の塗料を塗布してこれをテープで転写
し、この転写したテープを上記カラーカメラで撮像する
ようにしたので、被検査物とは別の場所で集中管理方式
により被検査面部の面状況の検査を行うことができる。
つまり、被検査物の製造もしくは組立等の生産ラインで
はなく、かかるラインから独立した検査ステーションで
行うことができる。従って、本来スペースの余裕が乏し
い生産現場に検査装置を設置する必要はなく、また、集
中管理方式で行うので検査装置も少ない台数で済むよう
になる。
【0020】また、更に、本願の第6の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第5の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。特に、上記特定色は黄色
であるので、上記3色のうちこの黄色成分を含まない青
(B)成分の画像を画像処理することにより、被検査面
部とその周囲との境界を明瞭に識別することができ、被
検査面部の外形形状を正確に検出することができる。
基本的には、上記第1〜第5の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。特に、上記特定色は黄色
であるので、上記3色のうちこの黄色成分を含まない青
(B)成分の画像を画像処理することにより、被検査面
部とその周囲との境界を明瞭に識別することができ、被
検査面部の外形形状を正確に検出することができる。
【0021】また、更に、本願の第7の発明によれば、
基本的には、上記第1〜第6の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。特に、上記被検査面部が
歯車の歯面部であり、上記面性状変化部が歯面部内の歯
当たり部であるので、歯車の歯面部の歯当たり状態を検
査するに際して、歯面部の外形形状および歯当たり部の
歯面部に対する相対位置を正確に検出することができ、
精度の高い検査を行うことができる。
基本的には、上記第1〜第6の発明のいずれか一と同様
の効果を奏することができる。特に、上記被検査面部が
歯車の歯面部であり、上記面性状変化部が歯面部内の歯
当たり部であるので、歯車の歯面部の歯当たり状態を検
査するに際して、歯面部の外形形状および歯当たり部の
歯面部に対する相対位置を正確に検出することができ、
精度の高い検査を行うことができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態
に係る面状況検査装置1(以下、単に検査装置という)
の構成を概略的に表すブロック構成図であるが、この図
に示すように、上記検査装置1は、被検査面をR(赤),
G(緑),B(青)の3色で読み取り可能なカラーカメラ2
と、該カラーカメラ2のカメラ電源3と、カラーカメラ
2で撮像された画像をモニタするための画像用モニタ4
とを備えるとともに、カラーカメラ2で読み取った画像
を画像処理する画像処理装置5を備えている。尚、上記
カラーカメラ2の近辺には、検査面に照明光を照射する
照明装置10が配置されている。また、上記画像処理装
置5は、画像処理用のCPUユニット6に接続され、画
像処理された画像のモニタ7とキーボード8とプリンタ
ー9などが上記CPUユニット6に信号授受可能に接続
されている。
図面に基づいて詳細に説明する。図1は、本実施の形態
に係る面状況検査装置1(以下、単に検査装置という)
の構成を概略的に表すブロック構成図であるが、この図
に示すように、上記検査装置1は、被検査面をR(赤),
G(緑),B(青)の3色で読み取り可能なカラーカメラ2
と、該カラーカメラ2のカメラ電源3と、カラーカメラ
2で撮像された画像をモニタするための画像用モニタ4
とを備えるとともに、カラーカメラ2で読み取った画像
を画像処理する画像処理装置5を備えている。尚、上記
カラーカメラ2の近辺には、検査面に照明光を照射する
照明装置10が配置されている。また、上記画像処理装
置5は、画像処理用のCPUユニット6に接続され、画
像処理された画像のモニタ7とキーボード8とプリンタ
ー9などが上記CPUユニット6に信号授受可能に接続
されている。
【0023】図2および図3は、上記検査装置1を用い
て歯面部の面状況の検査が行われる一対の歯車ユニッ
ト、例えば、自動車のデファレンシャル装置に組み込ま
れるリングギヤW1とドライブピニオンW2の組付状態
を示す側面説明図および正面説明図である。リングギヤ
W1とドライブピニオンW2とをこのように組み立て、
各々の歯面部W1g,W2gを相互に噛み合わせた状態
で回転させた際、両者W1,W2の歯当たり状態が良く
なければ、異常音の発生や騒音レベルの上昇などの不具
合が生じる。上記検査装置1は、かかる不具合の発生を
未然に防止するために両ギヤW1,W2の歯当たり状態
を検査するものであり、この検査の結果、歯当たり状態
の不良が検出されたものについては、組立時の締結状態
や両者W1,W2の組み位置などを調整した後、再度検
査を行い、歯当たり状態が良好であることが確認された
もののみが、後工程に送られるようになっている。
て歯面部の面状況の検査が行われる一対の歯車ユニッ
ト、例えば、自動車のデファレンシャル装置に組み込ま
れるリングギヤW1とドライブピニオンW2の組付状態
を示す側面説明図および正面説明図である。リングギヤ
W1とドライブピニオンW2とをこのように組み立て、
各々の歯面部W1g,W2gを相互に噛み合わせた状態
で回転させた際、両者W1,W2の歯当たり状態が良く
なければ、異常音の発生や騒音レベルの上昇などの不具
合が生じる。上記検査装置1は、かかる不具合の発生を
未然に防止するために両ギヤW1,W2の歯当たり状態
を検査するものであり、この検査の結果、歯当たり状態
の不良が検出されたものについては、組立時の締結状態
や両者W1,W2の組み位置などを調整した後、再度検
査を行い、歯当たり状態が良好であることが確認された
もののみが、後工程に送られるようになっている。
【0024】以下、上記歯当たり状態の検査について、
具体的に説明する。まず、両ギヤW1,W2を組み立て
る前に、各ギヤW1,W2の歯面部W1g,W2gに、黄
色の塗料を塗布する。この黄色は、上記カラーカメラ2
で読み取り可能なR(赤),G(緑),B(青)の3色のうち、
青色(B)の成分は含まれておらず、従って、この青色
成分の画像(B成分画像)では感知することができな
い。次に、両ギヤW1,W2を組み立てて回転させる。
これにより、各ギヤW1,W2の歯面部W1g,W2gに
は、例えばリングギヤW1側を例にとって図4に示すよ
うに、歯当たり跡W1t(歯当たり部)が残る。この歯
当たり部W1tでは、相手方の歯面部W2gとの噛み合
いにより、黄色の塗料がこすられて薄くなっている。
具体的に説明する。まず、両ギヤW1,W2を組み立て
る前に、各ギヤW1,W2の歯面部W1g,W2gに、黄
色の塗料を塗布する。この黄色は、上記カラーカメラ2
で読み取り可能なR(赤),G(緑),B(青)の3色のうち、
青色(B)の成分は含まれておらず、従って、この青色
成分の画像(B成分画像)では感知することができな
い。次に、両ギヤW1,W2を組み立てて回転させる。
これにより、各ギヤW1,W2の歯面部W1g,W2gに
は、例えばリングギヤW1側を例にとって図4に示すよ
うに、歯当たり跡W1t(歯当たり部)が残る。この歯
当たり部W1tでは、相手方の歯面部W2gとの噛み合
いにより、黄色の塗料がこすられて薄くなっている。
【0025】上記のように歯面部W1g,W2gに当た
りを付けた後、両ギヤW1,W2を組立状態からばら
し、各歯面部W1g,W2gに、歯面部W1g,W2gよ
りも面積が大きい所定サイズの白色テープ(粘着テー
プ)を貼り付けた後、これを剥がして、各歯面部W1
g,W2gの当たり状態を転写する。これにより、各歯
面部W1g,W2gに塗布され、噛み合った後も残存し
ていた黄色の塗料は、その残存状態のままでテープに転
写される。そして、これらテープを白色のシート(台
紙)上に並べてカラーカメラ2で撮像し、画像処理を行
って歯当たり状態を検査する。
りを付けた後、両ギヤW1,W2を組立状態からばら
し、各歯面部W1g,W2gに、歯面部W1g,W2gよ
りも面積が大きい所定サイズの白色テープ(粘着テー
プ)を貼り付けた後、これを剥がして、各歯面部W1
g,W2gの当たり状態を転写する。これにより、各歯
面部W1g,W2gに塗布され、噛み合った後も残存し
ていた黄色の塗料は、その残存状態のままでテープに転
写される。そして、これらテープを白色のシート(台
紙)上に並べてカラーカメラ2で撮像し、画像処理を行
って歯当たり状態を検査する。
【0026】この歯当たり状態の検査を行う場合、歯面
部の形状を特定するとともに、この歯面部内の歯当たり
部を検出し、かつ、この歯当たり部の歯面部に対する相
対位置を検出することが必要であり、これらの特定ある
いは検出が画像処理技術を利用して、画像処理装置5お
よびCPUユニット6により自動的に行われる。本実施
の形態の場合、上述のように、歯当たり状態をテープに
転写することにより、被検査物とは別の場所で集中管理
方式により検査を行うことができる。つまり、検査は、
デファレンシャル装置の組立ラインで行うのではなく、
この組立ラインから独立した検査ステーションで行われ
る。従って、スペースの余裕が乏しい組立現場に検査装
置を設置する必要がなく、また、集中管理方式で行うの
で検査装置も少ない台数で済む。
部の形状を特定するとともに、この歯面部内の歯当たり
部を検出し、かつ、この歯当たり部の歯面部に対する相
対位置を検出することが必要であり、これらの特定ある
いは検出が画像処理技術を利用して、画像処理装置5お
よびCPUユニット6により自動的に行われる。本実施
の形態の場合、上述のように、歯当たり状態をテープに
転写することにより、被検査物とは別の場所で集中管理
方式により検査を行うことができる。つまり、検査は、
デファレンシャル装置の組立ラインで行うのではなく、
この組立ラインから独立した検査ステーションで行われ
る。従って、スペースの余裕が乏しい組立現場に検査装
置を設置する必要がなく、また、集中管理方式で行うの
で検査装置も少ない台数で済む。
【0027】次に、この画像処理技術を利用して行われ
る歯当たり状態の検査の具体例について説明する。ま
ず、歯面部の検出方法を、図5のフローチャートに沿っ
て説明する。システムがスタートすると、ステップ#1
で、カラーカメラ2により検査面を撮像してその画像
(R,G,B3色成分の画像)を取り込み、ステップ#2
で、いわゆる平滑化等により画像ノイズの除去が行われ
る。次に、ステップ#3で、黄色成分を含まない色であ
る青(B)を用い、このB成分画像のヒストグラム(輝
度ヒストグラム)を作成する。図8にB成分画像の一例
を示す。このとき、テープTaに転写された歯面部Jは
黄色の塗料が付着しているので、上記B成分画像では感
知されない。一方、テープTaおよび周囲のシートは白
色であり、この白色はR,G,Bの3色が全て最も多く含
まれているので、B成分画像で明確に感知される。従っ
て、歯面部JとテープTaとの境界(つまり、歯面部J
の外形形状)は、非常に明瞭に識別することが可能であ
る。また、図9に、このB成分画像の輝度ヒストグラム
の一例を示す。
る歯当たり状態の検査の具体例について説明する。ま
ず、歯面部の検出方法を、図5のフローチャートに沿っ
て説明する。システムがスタートすると、ステップ#1
で、カラーカメラ2により検査面を撮像してその画像
(R,G,B3色成分の画像)を取り込み、ステップ#2
で、いわゆる平滑化等により画像ノイズの除去が行われ
る。次に、ステップ#3で、黄色成分を含まない色であ
る青(B)を用い、このB成分画像のヒストグラム(輝
度ヒストグラム)を作成する。図8にB成分画像の一例
を示す。このとき、テープTaに転写された歯面部Jは
黄色の塗料が付着しているので、上記B成分画像では感
知されない。一方、テープTaおよび周囲のシートは白
色であり、この白色はR,G,Bの3色が全て最も多く含
まれているので、B成分画像で明確に感知される。従っ
て、歯面部JとテープTaとの境界(つまり、歯面部J
の外形形状)は、非常に明瞭に識別することが可能であ
る。また、図9に、このB成分画像の輝度ヒストグラム
の一例を示す。
【0028】次いで、ステップ#4で、上記ヒストグラ
ムに基づいて、このB成分画像についてのしきい値(閾
値)を算出する。この閾値の算出は、従来から良く知ら
れている、所謂、判別分析法によって行われる。この結
果、図9に示した例の場合、閾値は、例えば二つのピー
クの間に位置する適当な値(Mb)に設定される。そし
て、ステップ#5で、この閾値Mbを用いて上記B成分
画像の2値化処理を行い、次いで、ステップ#6で、膨
張・収縮・孤立点除去等により2値化画像のノイズ除去
を行う。図10に、このB成分画像の2値化画像の一例
を示す。その後、ラベリング(ステップ#7)を行った
後、面積最大領域の抽出(ステップ#8)を行って、歯
面部の検出が終了する。
ムに基づいて、このB成分画像についてのしきい値(閾
値)を算出する。この閾値の算出は、従来から良く知ら
れている、所謂、判別分析法によって行われる。この結
果、図9に示した例の場合、閾値は、例えば二つのピー
クの間に位置する適当な値(Mb)に設定される。そし
て、ステップ#5で、この閾値Mbを用いて上記B成分
画像の2値化処理を行い、次いで、ステップ#6で、膨
張・収縮・孤立点除去等により2値化画像のノイズ除去
を行う。図10に、このB成分画像の2値化画像の一例
を示す。その後、ラベリング(ステップ#7)を行った
後、面積最大領域の抽出(ステップ#8)を行って、歯
面部の検出が終了する。
【0029】本実施の形態では、上述のように、歯面部
JをB成分で感知されない黄色とし、この歯面部Jのカ
ラー画像のB成分画像について画像処理することに加え
て、B成分画像の2値化処理を行う際の閾値は、各B成
分画像毎に輝度ヒストグラムを作成し、このヒストグラ
ムに基づいてそれぞれ設定するように構成されている。
従って、塗料の濃度や塗り方などにばらつきがあった場
合には、これに応じて閾値が変化し、より適正な2値化
処理を行うことができ、従来、一律の固定した閾値を用
いていた場合に比べて、より鮮明な2値化画像を得るこ
とができる。つまり、歯面部Jの外形形状をより明瞭か
つ正確に検出することができるのである。
JをB成分で感知されない黄色とし、この歯面部Jのカ
ラー画像のB成分画像について画像処理することに加え
て、B成分画像の2値化処理を行う際の閾値は、各B成
分画像毎に輝度ヒストグラムを作成し、このヒストグラ
ムに基づいてそれぞれ設定するように構成されている。
従って、塗料の濃度や塗り方などにばらつきがあった場
合には、これに応じて閾値が変化し、より適正な2値化
処理を行うことができ、従来、一律の固定した閾値を用
いていた場合に比べて、より鮮明な2値化画像を得るこ
とができる。つまり、歯面部Jの外形形状をより明瞭か
つ正確に検出することができるのである。
【0030】次に、歯当たり部の検出方法を、図6のフ
ローチャートに沿って説明する。まず、ステップ#11
で、黄色を感知するR(赤)成分画像またはG(緑)成分画
像のいずれかに対して、上述の方法で検出した歯面部J
をマスクとして用いマスキングを行い、歯面部Jのみの
R成分画像またはG成分画像を取得する(ステップ#1
2)。つまり、歯面部Jのみについてその情報を採取し
て以下の処理を行うのである。こうして得られた歯面部
Jのみの画像の一例を図11に示す。歯面部Jの内部に
歯当たり部Kが濃淡表示されている。次に、ステップ#
13で、こうして得られたR成分画像またはG成分画像
のヒストグラム(輝度ヒストグラム)を作成する。図1
2に、このR成分画像またはG成分画像の輝度ヒストグ
ラムの一例を示す。
ローチャートに沿って説明する。まず、ステップ#11
で、黄色を感知するR(赤)成分画像またはG(緑)成分画
像のいずれかに対して、上述の方法で検出した歯面部J
をマスクとして用いマスキングを行い、歯面部Jのみの
R成分画像またはG成分画像を取得する(ステップ#1
2)。つまり、歯面部Jのみについてその情報を採取し
て以下の処理を行うのである。こうして得られた歯面部
Jのみの画像の一例を図11に示す。歯面部Jの内部に
歯当たり部Kが濃淡表示されている。次に、ステップ#
13で、こうして得られたR成分画像またはG成分画像
のヒストグラム(輝度ヒストグラム)を作成する。図1
2に、このR成分画像またはG成分画像の輝度ヒストグ
ラムの一例を示す。
【0031】次いで、ステップ#14で、上記ヒストグ
ラムに基づいて、このR成分画像またはG成分画像につ
いてのしきい値(閾値)を算出する。この閾値の算出
は、歯面部検出の場合と同じく、従来から良く知られて
いる、所謂、判別分析法によって行われる。この結果、
図12に示した例の場合、閾値は、例えば二つのピーク
の間に位置する適当な値(R成分画像であればMr)に
設定される。そして、ステップ#15で、この閾値を用
いて上記R成分画像またはG成分画像の2値化処理を行
い、次いで、ステップ#16で、膨張・収縮・孤立点除
去等により2値化画像のノイズ除去を行う。図13に、
この歯面部のみのR成分画像またはG成分画像の2値化
画像の一例を示す。その後、ラベリング(ステップ#1
7)を行った後、面積最大領域の抽出(ステップ#1
8)を行う。以上の歯当たり部Kの検出ステップ(ステ
ップ#11〜ステップ#18)を、R成分画像とG成分
画像の両方について行った後、両画像間で論理積演算を
行い、共通部分のみを歯当たり部Kとして検出する。
ラムに基づいて、このR成分画像またはG成分画像につ
いてのしきい値(閾値)を算出する。この閾値の算出
は、歯面部検出の場合と同じく、従来から良く知られて
いる、所謂、判別分析法によって行われる。この結果、
図12に示した例の場合、閾値は、例えば二つのピーク
の間に位置する適当な値(R成分画像であればMr)に
設定される。そして、ステップ#15で、この閾値を用
いて上記R成分画像またはG成分画像の2値化処理を行
い、次いで、ステップ#16で、膨張・収縮・孤立点除
去等により2値化画像のノイズ除去を行う。図13に、
この歯面部のみのR成分画像またはG成分画像の2値化
画像の一例を示す。その後、ラベリング(ステップ#1
7)を行った後、面積最大領域の抽出(ステップ#1
8)を行う。以上の歯当たり部Kの検出ステップ(ステ
ップ#11〜ステップ#18)を、R成分画像とG成分
画像の両方について行った後、両画像間で論理積演算を
行い、共通部分のみを歯当たり部Kとして検出する。
【0032】本実施の形態では、上述のように、歯面部
JのみのR成分画像またはG成分画像の2値化処理を行
う際の閾値は、B成分画像を2値化する場合と同様に、
各画像毎に輝度ヒストグラムを作成し、このヒストグラ
ムに基づいてそれぞれ設定するように構成されている。
従って、塗料の濃度や塗り方などにばらつきがあった場
合には、これに応じて閾値が変化し、より適正な2値化
処理を行うことができ、従来、一律の固定した閾値を用
いていた場合に比べて、より鮮明な2値化画像を得るこ
とができる。つまり、歯当たり部Kをより明瞭かつ正確
に検出することができる また、R成分画像とG成分画像についての歯当たり部K
の検出をそれぞれ行った後、両画像間で論理積演算を行
い、共通部分のみを歯当たり部Kとして検出するので、
より一層精度の高い検出を行うことができる。
JのみのR成分画像またはG成分画像の2値化処理を行
う際の閾値は、B成分画像を2値化する場合と同様に、
各画像毎に輝度ヒストグラムを作成し、このヒストグラ
ムに基づいてそれぞれ設定するように構成されている。
従って、塗料の濃度や塗り方などにばらつきがあった場
合には、これに応じて閾値が変化し、より適正な2値化
処理を行うことができ、従来、一律の固定した閾値を用
いていた場合に比べて、より鮮明な2値化画像を得るこ
とができる。つまり、歯当たり部Kをより明瞭かつ正確
に検出することができる また、R成分画像とG成分画像についての歯当たり部K
の検出をそれぞれ行った後、両画像間で論理積演算を行
い、共通部分のみを歯当たり部Kとして検出するので、
より一層精度の高い検出を行うことができる。
【0033】次に、歯当たり部Kの歯面部Jに対する相
対位置を検出するための基準ラインの設定方法を、図7
のフローチャートに沿って説明する。まず、ステップ#
21で、検出された歯面部Jのカメラ座標(所謂フィレ
座標)を検出する。また、上記歯面部Jの面積重心およ
び主軸の傾きを検出する(ステップ#22)。この主軸
は、例えば図14に示すように、上記面積重心Gj(X
g,Yg)を通り、かつ、例えば歯面部Jの面積を2等
分する長手方向の軸線Ljとして設定される。また、歯
面部Jの幅方向の形状を形成する基準ラインを歯形方向
基準ラインLp、歯面部Jの長手方向の曲線に沿った形
状を形成する基準ラインを歯筋方向基準ラインLsとそ
れぞれ設定する。
対位置を検出するための基準ラインの設定方法を、図7
のフローチャートに沿って説明する。まず、ステップ#
21で、検出された歯面部Jのカメラ座標(所謂フィレ
座標)を検出する。また、上記歯面部Jの面積重心およ
び主軸の傾きを検出する(ステップ#22)。この主軸
は、例えば図14に示すように、上記面積重心Gj(X
g,Yg)を通り、かつ、例えば歯面部Jの面積を2等
分する長手方向の軸線Ljとして設定される。また、歯
面部Jの幅方向の形状を形成する基準ラインを歯形方向
基準ラインLp、歯面部Jの長手方向の曲線に沿った形
状を形成する基準ラインを歯筋方向基準ラインLsとそ
れぞれ設定する。
【0034】次いで、ステップ#23で、歯形方向基準
ラインLpおよび歯筋方向基準ラインLsを検出するた
めのサンプリングポイントを画像から読み込むためのサ
ンプリング領域を、歯面部Jのカメラ座標,重心Gjお
よび主軸Ljの傾きから割り出す。図15にサンプリン
グ領域Ap,Asの一例を示す。そして、ステップ#2
4で、このサンプリング領域Ap,As内にそれぞれウ
インドウを設定し、ステップ#25で、このウインドウ
についてサンプリング(サンプリングポイントの検出)
を行い、得られたサンプリングポイントの座標値を、予
め設定された方程式に近似させて(ステップ#26)、
各基準ラインLp,Lsを決定するようになっている。
ラインLpおよび歯筋方向基準ラインLsを検出するた
めのサンプリングポイントを画像から読み込むためのサ
ンプリング領域を、歯面部Jのカメラ座標,重心Gjお
よび主軸Ljの傾きから割り出す。図15にサンプリン
グ領域Ap,Asの一例を示す。そして、ステップ#2
4で、このサンプリング領域Ap,As内にそれぞれウ
インドウを設定し、ステップ#25で、このウインドウ
についてサンプリング(サンプリングポイントの検出)
を行い、得られたサンプリングポイントの座標値を、予
め設定された方程式に近似させて(ステップ#26)、
各基準ラインLp,Lsを決定するようになっている。
【0035】この場合、歯形方向基準ラインLpについ
ては下記の1次方程式、歯筋方向基準ラインLsにつ
いては下記の2次方程式を用い、例えば最小二乗法等
の近似手法を適用して近似式を得るようにした。 ・ x=p0+p1・y … ・ y=s0+s1・y+s2・y2 … こうして得られた歯形方向基準ラインLpおよび歯筋方
向基準ラインLsの交点付近の拡大図を図16に示す。
ては下記の1次方程式、歯筋方向基準ラインLsにつ
いては下記の2次方程式を用い、例えば最小二乗法等
の近似手法を適用して近似式を得るようにした。 ・ x=p0+p1・y … ・ y=s0+s1・y+s2・y2 … こうして得られた歯形方向基準ラインLpおよび歯筋方
向基準ラインLsの交点付近の拡大図を図16に示す。
【0036】以上のようにして検出された両基準ライン
Lp,Lsを基準にして、歯当たり部Kの歯面部Jに対
する相対位置が検出される。図17および図18は、ド
ライブ側の歯面部Jについて、歯当たり部Kの相対位置
および大きさをそれぞれ示す説明図である。また、図1
9および図20は、コースト側の歯面部Jについて、歯
当たり部Kの相対位置および大きさをそれぞれ示す説明
図である。これらの図において、GSWは歯筋方向重心
位置(つまり、歯形方向基準ラインLpと平行で歯当た
り部Kの重心Gkを通る直線の2線間の距離)、GPW
は歯形方向重心位置(つまり、歯形方向基準ラインLp
と平行で歯当たり部Kの重心Gkを通る直線が歯筋方向
基準ラインLsと交差する点と上記重心Gkの2点間の
距離)、LMは歯当たり部Kの最大長さ(つまり、歯当
たり部Kの包絡点間の最大長)、LWは歯当たり部Kの
最大垂直幅(つまり、歯当たり部Kの包絡点間の最大長
に垂直な最大幅)、EW1はトウ側歯筋方向端点距離、
EW2はヒール側歯筋方向端点距離を、それぞれ表して
いる。
Lp,Lsを基準にして、歯当たり部Kの歯面部Jに対
する相対位置が検出される。図17および図18は、ド
ライブ側の歯面部Jについて、歯当たり部Kの相対位置
および大きさをそれぞれ示す説明図である。また、図1
9および図20は、コースト側の歯面部Jについて、歯
当たり部Kの相対位置および大きさをそれぞれ示す説明
図である。これらの図において、GSWは歯筋方向重心
位置(つまり、歯形方向基準ラインLpと平行で歯当た
り部Kの重心Gkを通る直線の2線間の距離)、GPW
は歯形方向重心位置(つまり、歯形方向基準ラインLp
と平行で歯当たり部Kの重心Gkを通る直線が歯筋方向
基準ラインLsと交差する点と上記重心Gkの2点間の
距離)、LMは歯当たり部Kの最大長さ(つまり、歯当
たり部Kの包絡点間の最大長)、LWは歯当たり部Kの
最大垂直幅(つまり、歯当たり部Kの包絡点間の最大長
に垂直な最大幅)、EW1はトウ側歯筋方向端点距離、
EW2はヒール側歯筋方向端点距離を、それぞれ表して
いる。
【0037】以上、説明したように、本実施の形態によ
れば、上記歯面部JをR,G,Bの3色のいずれか(B)
で感知されない特定色(黄色)として検出し、この黄色
成分を感知しないB成分画像を画像処理するようにした
ので、歯面部Jとその周囲(白色テープ)との境界を明
瞭に識別することができ、歯面部Jの外形形状を正確に
検出することができる。その後、黄色成分を感知し得る
色成分(R,G)の歯面部Jに対応するマスキング画像
を画像処理することにより、歯面部J内のみについての
画像情報を求め、該歯面部J内の歯当たり部Kを検出し
て濃淡表示することができる。
れば、上記歯面部JをR,G,Bの3色のいずれか(B)
で感知されない特定色(黄色)として検出し、この黄色
成分を感知しないB成分画像を画像処理するようにした
ので、歯面部Jとその周囲(白色テープ)との境界を明
瞭に識別することができ、歯面部Jの外形形状を正確に
検出することができる。その後、黄色成分を感知し得る
色成分(R,G)の歯面部Jに対応するマスキング画像
を画像処理することにより、歯面部J内のみについての
画像情報を求め、該歯面部J内の歯当たり部Kを検出し
て濃淡表示することができる。
【0038】そして、歯面部Jの歯形方向基準ラインL
pおよび歯筋方向基準ラインLsを基準にして歯当たり
部Kを検出することにより、該歯当たり部Kの歯面部J
に対する直接的な位置を検出することができ、同じピク
セルに歯面部Jを撮像することができなくても、歯面部
Jに対する歯当たり部Kの相対位置をより正確に検出
し、精度の高い面状況(歯当たり状態)の検査を行うこ
とができる。尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
pおよび歯筋方向基準ラインLsを基準にして歯当たり
部Kを検出することにより、該歯当たり部Kの歯面部J
に対する直接的な位置を検出することができ、同じピク
セルに歯面部Jを撮像することができなくても、歯面部
Jに対する歯当たり部Kの相対位置をより正確に検出
し、精度の高い面状況(歯当たり状態)の検査を行うこ
とができる。尚、本発明は、以上の実施態様に限定され
るものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において、
種々の改良あるいは設計上の変更が可能であることは言
うまでもない。
【図1】 本発明の実施の形態に係る面状況検査装置の
構成を示すブロック構成図である。
構成を示すブロック構成図である。
【図2】 上記面状況検査装置で歯当たり面の検査を行
うリングギヤとドライブピニオンの組付状態を示す側面
説明図である。
うリングギヤとドライブピニオンの組付状態を示す側面
説明図である。
【図3】 上記リングギヤとドライブピニオンの組付状
態を示す正面説明図である。
態を示す正面説明図である。
【図4】 上記リングギヤの歯当たり面を拡大して示す
説明図である。
説明図である。
【図5】 歯面部の検出方法を説明するためのフローチ
ャートである。
ャートである。
【図6】 歯当たり部の検出方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
ーチャートである。
【図7】 歯当たり部の歯面部に対する相対位置を検出
するための基準ラインの設定方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
するための基準ラインの設定方法を説明するためのフロ
ーチャートである。
【図8】 上記歯面部のB成分画像の一例を示す説明図
である。
である。
【図9】 上記歯面部のB成分画像のヒストグラムの一
例を示す説明図である。
例を示す説明図である。
【図10】 上記B成分画像に対する歯面部の2値化画
像の一例を示す説明図である。
像の一例を示す説明図である。
【図11】 歯面部のみのR成分画像またはG成分画像
の一例を示す説明図である。
の一例を示す説明図である。
【図12】 歯面部のみのR成分画像またはG成分画像
のヒストグラムの一例を示す説明図である。
のヒストグラムの一例を示す説明図である。
【図13】 上記歯面部のみのR成分画像またはG成分
画像に対する2値化画像の一例を示す説明図である。
画像に対する2値化画像の一例を示す説明図である。
【図14】 歯面部のカメラ座標の一例を示す説明図で
ある。
ある。
【図15】 歯形方向基準ラインおよび歯筋方向基準ラ
インを検出するためのサンプリング領域の一例を示す説
明図である。
インを検出するためのサンプリング領域の一例を示す説
明図である。
【図16】 歯形方向基準ラインおよび歯筋方向基準ラ
インをそのの交点付近で拡大して示す説明図である。
インをそのの交点付近で拡大して示す説明図である。
【図17】 ドライブ側の歯面部について歯当たり部の
相対位置を示す説明図である。
相対位置を示す説明図である。
【図18】 ドライブ側の歯面部について歯当たり部の
大きさを示す説明図である。
大きさを示す説明図である。
【図19】 コースト側の歯面部について歯当たり部の
相対位置を示す説明図である。
相対位置を示す説明図である。
【図20】 コースト側の歯面部について歯当たり部の
大きさを示す説明図である。
大きさを示す説明図である。
1…面状況検査装置 2…カラーカメラ 5…画像処理装置 Ap,As…サンプリング領域 Gj…歯面部の重心 J,W1g,W2g…歯面部 K,W1t…歯当たり部 Lj…歯面部の主軸 Lp…歯形方向基準ライン Ls…歯筋方向基準ライン W1…リングギヤ W2…ドライブピニオン
Claims (7)
- 【請求項1】 被検査面部をR(赤),G(緑),B(青)の3
色で読み取り可能なカラーカメラで撮像し、得られた画
像を画像処理して上記被検査面部の面状況を検査する検
査方法であって、 上記被検査面部を上記3色のいずれかで感知されない特
定色として検出し、この特定色を感知しない色成分の画
像を画像処理して被検査面部の形状を検出することを特
徴とする面状況の検査方法。 - 【請求項2】 上記特定色を感知し得る色成分の上記被
検査面部の形状に対応する画像を画像処理して、該被検
査面部内の面性状変化部を検出することを特徴とする請
求項1記載の面状況の検査方法。 - 【請求項3】 上記被検査面部の形状の検出結果に基づ
いて、該被検査面部のカメラ座標上の位置を設定し、次
に、上記面性状変化部の検出結果に基づいて、該面性状
変化部の被検査面部における相対位置を検出することを
特徴とする請求項2記載の面状況の検査方法。 - 【請求項4】 上記面性状変化部の被検査面部における
相対位置の検出は、該被検査面部の重心と該重心を通る
主軸の傾きに基づいて被検査面部の外形基準線に対する
サンプリング領域を設定し、このサンプリング領域内の
サンプリングポイントの座標値を所定の方程式に近似さ
せて上記外形基準線を検出し、この外形基準線に対する
面性状変化部の位置を検出することにより行うことを特
徴とする請求項3記載の面状況の検査方法。 - 【請求項5】 上記被検査面部に特定色の塗料を塗布し
てこれをテープで転写し、この転写したテープを上記カ
ラーカメラで撮像することを特徴とする請求項1〜請求
項4のいずれか一に記載の面状況の検査方法。 - 【請求項6】 上記特定色が黄色であることを特徴とす
る請求項1〜請求項5のいずれか一に記載の面状況の検
査方法。 - 【請求項7】 上記被検査面部が歯車の歯面部であり、
上記面性状変化部が歯面部内の歯当たり部であることを
特徴とする請求項1〜請求項6のいずれか一に記載の面
状況の検査方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25083795A JP3598607B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 面状況の検査方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25083795A JP3598607B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 面状況の検査方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989533A true JPH0989533A (ja) | 1997-04-04 |
| JP3598607B2 JP3598607B2 (ja) | 2004-12-08 |
Family
ID=17213760
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25083795A Expired - Fee Related JP3598607B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 面状況の検査方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3598607B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005047647A (ja) * | 2003-07-31 | 2005-02-24 | Toshiba Elevator Co Ltd | エレベータ巻上機のギア検査方法 |
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