JPH0989696A - ワイヤー張力測定装置 - Google Patents

ワイヤー張力測定装置

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JPH0989696A
JPH0989696A JP7242066A JP24206695A JPH0989696A JP H0989696 A JPH0989696 A JP H0989696A JP 7242066 A JP7242066 A JP 7242066A JP 24206695 A JP24206695 A JP 24206695A JP H0989696 A JPH0989696 A JP H0989696A
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JP
Japan
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wire
tension
frequency
measuring
vibrating
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JP7242066A
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English (en)
Inventor
Kiyoto Konno
清人 今野
Shinji Hayamizu
慎司 速水
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Bridgestone Corp
Original Assignee
Bridgestone Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡易の構成で複数のワイヤーの張力を連続し
て測定する。 【解決手段】 センサ16、18のワイヤー10位置の
検出に基づいてワイヤー10の中央位置に対応する位置
に一定長保持爪22が位置するように台車12を位置決
めし、打撃装置24でワイヤーを打撃することによりワ
イヤー10から発生した振動数をセンサ26で検出し、
検出したワイヤーの振動数と、予め記憶した振動数と張
力との関係からワイヤーの張力を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイヤー張力測定
装置に係り、より詳しくは、スチールコードコンベヤベ
ルト、帆布コンベヤベルト等に用いられるワイヤーのテ
ンションを測定するワイヤー張力測定装置に関する。
【0002】
【従来の技術】スチールコードコンベヤベルト、帆布コ
ンベヤベルト等に用いられるワイヤーの張力が一定でな
いと、スチールコードコンベヤベルト等が蛇行すること
になるので、従来より、ワイヤーの張力を測定して規格
外のワイヤーを除去して張力が規格内のワイヤーを用い
たコンベヤベルトを製造している。
【0003】ところで、ワイヤーの張力を測定するワイ
ヤー張力測定装置としては、3本のロールにワイヤーを
巻き掛けて、中央のロールに加わる力をロードセルで測
定し、得られた値より張力を算出する装置、この装置の
ロードセルに代えて中央のロールをバネで支持し、ロー
ル変位量を測定することにより張力を測定する装置、張
力を発生させる機構に加える力、例えば、シリンダーに
加える圧力等を測定し、測定した圧力に基づいてワイヤ
ーの張力を算出する装置が広く用いられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ロ
ールに加わる力やロール変位量を測定する装置では、次
のような種々の問題がある。
【0005】例えば、張力が巻きかけられた状態ではワ
イヤーの取り外しが困難なために、隣り合う距離が狭く
連続配置された複数のワイヤーの張力を各ワイヤー毎に
測定しようとしても、数本分のワイヤーが干渉して複数
のワイヤーを一括して測定しなければならない。この一
方、ワイヤー1本毎に張力を測定するためには、ワイヤ
ーの配置位置を調整しなければならず、張力測定を早期
に終了させるためには、張力の測定部分を複数用意する
必要があり、装置全体が大型化しかつ高価になると共に
複数用意した全ての張力の測定部分を定期点検する必要
があり、管理の工数が膨大になる。更に、ワイヤー径が
変わるごとに、ローラーの距離の調整が必要になる。ま
た、ローラー部分は、ワイヤーとの磨耗により交換の必
要がある。さらに、中央のロールをバネで支持してロー
ル変位量を測定する装置では、バネの交換が必要にな
る。また、高精度に張力を測定が必要になればなる程、
張力の測定部分が高精度のものとする必要があり測定装
置が高価になる。さらに、異常に高い張力が加わると測
定装置が壊れてしまう。また、ワイヤーを一度ゆるめる
と、ロールからワイヤーが外れる可能性が高くその都度
ワイヤーをロールに巻きかけ直さなければならない。
【0006】また、上記張力を発生させる機構に加える
力を測定して張力を測定する装置では、実際のワイヤー
張力を測定するのではないため、張力を発生させる機構
の抵抗分や、機械的精度による誤差が多すぎる、という
問題がある。
【0007】本発明は、上記事実に鑑み成されたもの
で、簡易の構成で複数のワイヤーの張力を連続して測定
することの可能なワイヤー張力測定装置を提供すること
を目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的達成のため請求
項1記載の発明は、ワイヤー位置を検出する移動可能な
検出手段と、ワイヤーを振動させる移動可能な振動手段
と、ワイヤーの振動数を測定する測定手段と、ワイヤー
の振動数とワイヤーの張力との関係を予め記憶する記憶
手段と、前記検出手段及び前記振動手段を移動する移動
手段と、前記検出手段及び振動手段を移動させると共に
前記検出手段が前記ワイヤーを検出した場合に、該検出
手段により検出されたワイヤー位置に前記振動手段が位
置するように前記移動手段を制御すると共に前記ワイヤ
ー位置で前記ワイヤーが振動されるように前記振動手段
を制御し、前記測定手段により測定された振動数及び前
記記憶手段に記憶された前記関係に基づいて前記ワイヤ
ーの張力を算出する算出制御手段と、を備えている。
【0009】すなわち、検出手段及び振動手段は移動可
能であり、算出制御手段は、検出手段及び振動手段を移
動させると共に検出手段がワイヤーを検出した場合に、
該検出手段により検出されたワイヤー位置に振動手段が
位置するように移動手段を制御すると共にワイヤー位置
でワイヤーが振動されるように振動手段を制御し、測定
手段により測定された振動数及び記憶手段に記憶された
ワイヤーの振動数とワイヤーの張力との関係に基づいて
ワイヤーの張力を算出する。
【0010】このように、検出手段及び振動手段が移動
可能であり、検出手段により検出されたワイヤー位置に
振動手段を位置してワイヤーを振動させ、これにより発
生した振動数と予め記憶した振動数と張力との関係とに
基づいてワイヤーの張力を算出ことから、ワイヤーを振
動させる部分以外は非接触であり、簡易な構成で複数の
ワイヤーの張力を連続して測定することができる。
【0011】なお、振動手段がワイヤー位置に位置する
ことに伴って測定手段がワイヤー位置に位置するように
測定手段を構成するようにしてもよい。
【0012】請求項2記載の発明は、ワイヤー位置を検
出する検出手段と、ワイヤーを振動させる振動手段と、
ワイヤーの振動数を測定する測定手段と、ワイヤーの振
動数とワイヤーの張力との関係を予め記憶する記憶手段
と、前記検出手段、前記振動手段、及び前記測定手段が
設けられた台車と、前記台車を移動させる移動手段と、
前記台車を移動すると共に前記検出手段が前記ワイヤー
を検出した場合に該検出手段により検出されたワイヤー
位置に前記振動手段及び前記測定手段が位置するように
前記移動手段を制御し、該ワイヤー位置で前記ワイヤー
が振動されるように前記振動手段を制御し、前記振動手
段により振動させられた前記ワイヤーの振動数が測定さ
れるように前記測定手段を制御し、前記測定手段により
測定された振動数及び前記記憶手段に記憶された前記関
係に基づいて前記ワイヤーの張力を算出する算出制御手
段と、を備えている。
【0013】すなわち、検出手段、振動手段、及び測定
手段は台車に設けられており、算出制御手段は、台車を
移動すると共に検出手段が前記ワイヤーを検出した場合
に該検出手段により検出されたワイヤー位置に振動手段
及び測定手段が位置するように移動手段を制御し、該ワ
イヤー位置でワイヤーが振動されるように振動手段を制
御し、振動手段により振動させられた前記ワイヤーの振
動数が測定されるように測定手段を制御し、測定手段に
より測定された振動数及び記憶手段に記憶された関係に
基づいて前記ワイヤーの張力を算出する。
【0014】このように、検出手段、振動手段、及び測
定手段は台車に設けられており、台車を移動しながら検
出手段がワイヤーを検出した場合、ワイヤー位置に振動
手段及び測定手段を位置させてワイヤーを振動させ、こ
れにより発生した振動数を測定し、測定して振動数及び
予め記憶した振動数と張力との関係とに基づいてワイヤ
ーの張力を算出ことから、ワイヤーを振動させる部分以
外は非接触であり、簡易な構成で複数のワイヤーの張力
を連続して測定することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して詳細に説明する。
【0016】図1に示すように、本形態にかかるワイヤ
ー張力測定装置は、形状、編み方、仕上がり外形等が同
一となるように製造され地面から所定高さに複数本配置
されたワイヤー10に向かってA方向に移動する台車1
2を備えている。台車12には、台14が設けられ、台
14には、発光素子及び発光素子からの光がワイヤー1
0で反射した光を受光する受光素子から構成され、受光
素子が光を受光する間検出信号を出力してワイヤー10
位置を検出するるワイヤー検出センサ16、18が設け
られている。また、台車12には、B方向に伸縮可能な
指示部材20が設けられ、指示部材20には一定長保持
爪22が取り付けられている。一定長保持爪22の上面
にはC方向に伸縮してワイヤー10を打撃する打撃装置
24、及び打撃装置24により打撃されたワイヤー10
の振動数を検出する振動数検出センサ26が取り付けら
れている。振動数検出センサ26は、ワイヤー10の振
動数を磁気的に検出するもの、又はワイヤー10の振動
音からワイヤー10の振動数を検出する周知なものであ
る。なお、本形態は、台車12をA方向に移動してワイ
ヤー10の張力を測定する。
【0017】次に、ワイヤー張力測定装置の制御系を図
2を参照して説明する。図2に示すように、台車12内
部には、マイクロコンピュータ28が設けられている。
マイクロコンピュータ28は、CPU30、ROM3
2、RAM34、入出力(I/O)ポート36、及びこ
れらを相互に接続するバス38を含んで構成されてい
る。入出力ポート36には、前述した指示部材20、打
撃装置24、及びアンプ40を介して振動数検出センサ
26が接続されている。
【0018】また、台車12の前左車輪42L、前右車
輪42Rには、前左車輪42L、前右車輪42Rを回転
させるモータ44が接続され、前左車輪42L、前右車
輪42Rを回転させるモータ44の軸には、軸が所定回
転する毎にパルスを発信するロータリーエンコーダ46
が接続されている。モータ44、及びロータリーエンコ
ーダ46は台車12外に設けられたマイクロコンピュー
タ48に接続され、マイクロコンピュータ48には、更
に、ワイヤー検出センサ16、18、及びマイクロコン
ピュータ28の入出力ポート36が接続されている。
【0019】マイクロコンピュータ28の入出力ポート
36には、更に、パーソナルコンピュータ50が接続さ
れている。
【0020】次に、本形態の作用を説明する。まず、ワ
イヤー検出センサ16、18により複数本配置されたワ
イヤー10を連続して検出し、検出されたワイヤー10
位置に一定長保持爪22を位置する制御を説明する。
【0021】パーソナルコンピュータ50の図示しない
スタートキーがオンされると、スタート信号がマイクロ
コンピュータ28に出力される。スタート信号を入力し
たマイクロコンピュータ28は、スタート信号をマイク
ロコンピュータ48に出力する。スタート信号を入力し
たマイクロコンピュータ48は、スタート信号を入力す
る毎に、図6に示した制御ルーチンを実行する。この制
御ルーチンは後述するが、ステップ127、又はステッ
プ137で、所定速度で台車12が移動するようにモー
タ44を駆動する。このようにモータ44が駆動する
と、前述したようにロータリーエンコーダ46からはモ
ータ44の軸が所定回転する毎にパルスが発信されるの
で、このパルスを入力したマイクロコンピュータ48
は、このパルスを入力する毎に図3に示した制御ルーチ
ンを実行し、ステップ101で、入力したパルス数をカ
ウントしたパルスカウント値pを1インクリメントし
て、終了する。よって、パルスカウント値pを参照すれ
ば所定位置から台車12が移動した距離を算出すること
ができる。
【0022】ワイヤー検出センサ18部分を示した図7
(a)に示す基準位置から更に台車12がA方向に移動
すると、図7(b)に示すように、ワイヤー検出センサ
16が1番目のワイヤー10位置を検出する。ワイヤー
10位置を検出したワイヤー検出センサ16は前述した
ように検出信号をマイクロコンピュータ48に出力す
る。このようにワイヤー検出センサ16から検出信号を
入力したマイクロコンピュータ48は、検出信号を入力
する毎に図4に示した制御ルーチンを実行する。すなわ
ち、図4のステップ103で、変数nを1インクリメン
トする。なお、図4に示す制御ルーチンが最初に実行さ
れる際は、変数nには0がセットされている。よって、
変数nには検出されたワイヤー数に対応する値が代入さ
れる。ステップ105で、位置Pn として前述したパル
スカウント値Pを、表1に示すマイクロコンピュータ4
8内のRAMのテーブルの変数nに対応する領域に記憶
する。
【0023】
【表1】
【0024】なお、Pn (P1 、P2 、P3 、・・・)
は、図7(a)に示すように、ワイヤー10の紙面右端
位置である。
【0025】ステップ107で、ロータリーエンコーダ
46からパルスが入力されたか否かを判断し、パルスが
入力された場合に、ステップ109で、変数kを1イン
クリメントする。
【0026】ステップ111で、図7(c)に示す状態
から更に台車12が移動して、ワイヤー検出センサ16
の受光素子がワイヤー10から反射した光を受光しない
非受光状態、すなわち、ワイヤー検出センサ16から検
出信号が出力されない状態となったか否かを判断する。
非受光状態となっていない場合には、ステップ107に
戻って、以上の処理(ステップ107〜ステップ11
1)を繰り返す。
【0027】一方、図7(c)に示す状態から更に台車
12が移動して、ワイヤー検出センサ16が非受光状態
となった場合には、ステップ113で、ワイヤー10の
直径Rn を算出し、ステップ115で、算出した直径R
n を上記テーブルの変数nに対応する領域に記憶して、
本ルーチンを終了する。
【0028】ここで、直径Rn の算出処理は次のように
行う。すなわち、前述したように、ワイヤー10から反
射した光を受光している受光状態の間、ロータリーエン
コーダ46からのパルス数をカウントしており、このカ
ウント値は変数kに代入されている。よって、変数kに
代入されているカウント値及びロータリーエンコーダ4
6からパルスを入力する毎に台車12が移動する距離を
乗算すれば、直径Rnが求まる。なお、直径Rn が求ま
った場合には、変数kをリセットしておく。
【0029】図7(c)に示す状態から更に台車12が
移動すると、今度は、図7(d)に示すように、ワイヤ
ー検出センサ18が、ワイヤー10からの反射光を受光
する受光状態となる。このように受光状態となると、前
述したように、検出信号をマイクロコンピュータ48に
出力する。ワイヤー検出センサ18から検出信号を入力
したマイクロコンピュータ48は、検出信号を入力する
毎に、図5に示す制御ルーチンを実行する。すなわち、
図5のステップ117で、ワイヤー検出センサ18が受
光状態となった回数を示す変数mを1インクリメントす
る。なお、図5に示す制御ルーチンが最初に実行される
際は、変数mには0がセットされている。
【0030】ステップ119で、変数mが1であるか否
かを判断する。図7(d)に示すように、ワイヤー検出
センサ18が最初の受光状態となった場合にはmは1で
あるので、ステップ121で、ワイヤー検出センサ18
がワイヤー10からの反射光を受光する最初の受光状態
となったか否かを識別するフラグFに最初の受光状態と
なったことを示す1を代入して、本ルーチンを終了す
る。最初の受光状態となっていない場合には、フラグF
には0が代入されている。また、ステップ119で、変
数mが1でない場合には、本ルーチンを終了する。
【0031】次に、マイクロコンピュータ28からスタ
ート信号を入力する毎に行う制御ルーチン(図6参照)
を説明する。
【0032】ステップ123で、ワイヤー10位置に一
定長保持爪22を位置する回数を表す変数tを1インク
リメントする。なお、図6に示した制御ルーチンが最初
に実行される際には、変数tには、0がセットされてい
る。ステップ125で、変数tに1が代入されているか
否かを判断する。変数tに1が代入されている場合に
は、ワイヤー10位置に一定長保持爪22を位置する回
数が1であり、この場合には、ステップ127で、比較
的速い速度V1 で台車12が移動するようにモータ44
を駆動し、ステップ129で、フラグFに1が代入され
ているか否かを判断し、フラグFに1が代入されるまで
待機状態とする。前述したように、図7(d)に示すよ
うに、ワイヤー検出センサ18が最初の受光状態となっ
た場合にはフラグFに1が代入されるので、この場合に
は、ステップ129が肯定判定となり、ステップ131
で、正確に位置決めするため、速度V1 より遅い速度V
2 で台車12が移動するようにモータ44を駆動し、ス
テップ133で、距離[R1/2+L]に相当するロー
タリーエンコーダ46からのパルス数をカウントするこ
とにより、台車12がR1 /2+L移動したか否かを判
断する。台車12がR 1 /2+L移動した場合には、ス
テップ135で、台車12の移動を停止して、本ルーチ
ンを終了する。なお、台車12の移動を停止した場合に
はマイクロコンピュータ48は、停止信号をマイクロコ
ンピュータ28に出力する。
【0033】ここで、L、R1 を説明する。図7(e)
に示すように、Lはワイヤー検出センサ18の受光素子
の位置から一定長保持爪22の爪部中央位置までの距離
である。また、R1 は、最初のワイヤー10の直径であ
る。よって、フラグFに1が代入されてから、すなわ
ち、図7(d)に示す位置から台車12が距離L移動す
ると、最初のワイヤー10の紙面右先端部か一定長保持
爪22の爪部中央位置に対応する位置に位置する。更
に、ワイヤー10がR1 /2移動すると一定長保持爪2
2の爪部中央位置に最初のワイヤー10の中央位置が位
置することになる。
【0034】ステップ135で台車12の移動を停止し
て、停止信号をマイクロコンピュータ28に出力する
と、マイクロコンピュータ28は、この停止信号を入力
する毎に後述する振動数検出処理ルーチン(図8)を実
行する。更に、パーソナルコンピュータ50では、ワイ
ヤー10の張力演算処理ルーチン(図9)を実行する。
これらの処理が終了すると、再度、ワイヤー検出センサ
16、18によりワイヤー10を連続して検出し、検出
されたワイヤー10位置に一定長保持爪22を位置する
制御を実行させるため、スタートキーがオンされる。こ
のようにスタートキーがオンされ前述したように、スタ
ート信号を入力したマイクロコンピュータ48は、図6
に示した制御ルーチンを実行する。
【0035】前述したように、ステップ123、ステッ
プ125を実行すると、今度は変数tに1以外の値が代
入されることから、ステップ125は、否定判定とな
り、この場合は、ステップ137で、速度V2 で台車1
2を移動させ、ステップ139で、上記テーブルから取
り込んだ位置Pn(n=t)まで台車12が移動したか否かを
判断し、位置Pn(n=t)まで移動した場合には、ステップ
141で、台車12が更にRn(n=t)/2移動したか否か
を判断し、台車12がRn(n=t)/2移動した場合には、
ステップ135に進む。これにより、台車12がn番目
のワイヤー10の中央位置に一定長保持爪22の爪部中
央位置が位置することになる。
【0036】次に、マイクロコンピュータ48から停止
信号を入力する毎にマイクロコンピュータ28が実行す
る振動数検出処理ルーチン(図8)を説明する。
【0037】前述したように、マイクロコンピュータ4
8から停止信号を入力する場合には、ワイヤー10の中
央位置に一定長保持爪22の爪部中央位置が位置してお
り、ステップ143で、図10に示すように、指示部材
20をB方向に延ばしてワイヤー10を保持する。ステ
ップ145で、打撃装置24をC方向に素早く伸縮させ
ることにより、ワイヤー10を打撃して、ワイヤー10
を振動させる。ステップ147で、振動数検出センサ2
6から振動するワイヤー10の振動数を検出する。検出
された振動数はアンプ40で増幅されてRAM34に取
り込まれる。そして、ステップ149で、RAM34に
取り込んだ振動数をパーソナルコンピュータ50に出力
する。
【0038】このように振動数を入力したパーソナルコ
ンピュータ50は、振動数を入力する毎に、図9に示し
た制御ルーチンを実行する。すなわち、ステップ151
で、振動数を取り込み、ステップ153で、振動数と張
力との関係を示した演算式((1)詳細は後述する)を
取り込む。ステップ155で、式(1)からワイヤー1
0の張力を演算する。
【数1】T=A・l2 ・f2 ・m+C・・・(1) 但し、Tはワイヤー10の張力[N]、lは一定長保持
爪22の両端の爪部間距離[m]、fは、測定した周波
数[Hz]、mは、単位長さ当たりワイヤー10の質
量、A、Cは、後述ようにして求められる比例定数、定
数である。
【0039】次に、演算式を説明する。この演算式は、
複数本配置されたワイヤー10と形状、編み方、仕上が
り外形等が同一となるように製造されたサンプルワイヤ
ー10を用いて次のように求める。
【0040】すなわち、図11に示すように、サンプル
ワイヤー10を切り、切った一方のサンプルワイヤー1
0aの一端及び他の一方のサンプルワイヤー10bの一
端をそれそれヘビークランプ52、54で固定する。す
なわち、ヘビークランプ52、54は、各々、固定部材
56及び油圧シリンダ60によりD方向に移動する移動
部材58により構成されており、固定部材56と移動部
材58とによりサンプルワイヤー10をはさみ、油圧シ
リンダ60によりD方向に移動部材58を移動してサン
プルワイヤー10を固定する。
【0041】切った一方のサンプルワイヤー10aの他
端及び他の一方のサンプルワイヤー10bの他端は、引
っ張りロードセル72に接続された鍵78、80に結ば
れている。
【0042】更に、切った一方のサンプルワイヤー10
aは、張力発生装置62を構成する位置が固定されたロ
ーラ64、68及び位置が変更可能なローラ66に図1
1のように巻き掛けられており、ローラ66は紙面上方
向に移動手段70により移動され、これにより、サンプ
ルワイヤー10に張力を発生させることができる。
【0043】サンプルワイヤー10に発生した張力は、
引っ張りロードセル72の電気抵抗に反映され、この電
気抵抗値はロードセルアンプ74で電圧に変換され、メ
ータ76に入力される。メータ76は、ロードセルアン
プ74から入力した電圧をサンプルワイヤー10の張力
に変換することにより、サンプルワイヤー10の張力を
求め、図示しない表示手段に表示させることができる。
【0044】そして、移動手段70を用いてローラ66
を移動させて複数異なる張力をサンプルワイヤー10に
発生させ、複数の異なる張力をサンプルワイヤー10に
発生させる毎に、複数の異なる張力をメータ76で求め
ると共に前述したワイヤー張力測定装置を用いて周波数
をサンプルする。
【0045】このように張力と周波数とが複数求められ
ることから、パーソナルコンピュータ50は、複数求め
た張力と周波数とから張力と周波数との二乗のグラフを
作成し、回帰式を求め、回帰式の傾き、Y切片、及びす
でに分かっているデーター(l,m)から、定数A,C
の値を求めて、上記演算式(1)を求める。
【0046】以上説明したように本形態によれば、台車
12を移動してワイヤー10の張力を測定することがで
きるので、複数のワイヤー10を本装置1つで連続的に
測定することができる。
【0047】また、本形態では、台車12を移動してワ
イヤー10の張力を測定するので、従来のようなワイヤ
ー測定装置のように複数のワイヤーを測定する際に必要
な機構ごとの干渉がない。また、既存のワイヤー製造ラ
インにも、本形態にかかるワイヤー測定装置が通過する
スペースさえ有れば、ワイヤーの経路を変更せずにワイ
ヤーの張力を測定することができる。しかも、ワイヤー
のサイズ切り替え時にも、ワイヤー測定装置を意識しな
いでワイヤーを通すことができる。
【0048】更に、本形態にかかるワイヤー測定装置の
センサー系は、ワイヤー径が変わっても機械的に調整す
る必要がない。
【0049】また、ワイヤーを一定の長さで保持する部
分と、打撃部分以外は非接触な為、経時変化が少なく、
又、異常に高いテンションが加わっても本ワイヤー測定
装置が破損することがない。
【0050】加えて、ワイヤーの振動数を直接検出し、
それを基にテンション値を算出するので誤差が少ない。
【0051】更に、1本のサンプルワイヤーに対して1
回の演算式を求める処理を行うことにより、測定精度を
維持しながら複数のワイヤーの張力を求めることがで
き、かつ、演算式を求めた際に求めた定数、測定条件
(ワイヤーの形状等)は、メモリーに格納しておけば、
同一条件のワイヤーの張力を計測を行うときは、それを
呼び出すことにより再入力の手間を省くことができる。
【0052】以上説明した実施の形態では、ワイヤー検
出センサ、打撃装置、振動数検出センサが台車に取り付
けられているが、本発明はこれに限定されるものでな
く、ワイヤーが配置された領域に振動数検出センサを設
けると共に、ワイヤー検出センサ及び打撃装置を搬送手
段により搬送して上記のようにワイヤー検出センサのワ
イヤーの検出に基づいて打撃装置を位置決めし、位置決
めされた打撃装置によりワイヤーを打撃することにより
振動させ、振動数検出センサで振動数を検出して、上記
のようにワイヤーの張力を求めるようにしてもよい。こ
の場合、更に、ワイヤー検出センサのワイヤーの検出に
基づいて振動数検出センサも位置決めするようにしても
よい。
【0053】また、前述した実施の形態では、複数のワ
イヤーが一定間隔隔てて配置されているか否かにかかわ
らずワイヤー検出センサでワイヤーを検出して位置決め
するようにしているが、複数のワイヤーが一定間隔隔て
て配置されている場合には、マイコン48に代えてシー
ケンサを用いて上記のように位置決めするようにしても
よい。
【0054】更に、前述した実施の形態では、演算式
(1)を記憶するようにしているが、本発明はこれに限
定されるものでなく、振動数と張力とのサンプル値を記
憶したデータテーブルを記憶し、補完法から測定された
振動数に対応する張力を求めるるようにしてもよく、振
動数と張力との関係を示したグラフをマップとして記憶
し、測定された振動数とマップとから張力を求めるよう
にしてもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、検出手段及び振動手段が移動可能であり、検出手段
により検出されたワイヤー位置に振動手段を位置してワ
イヤーを振動させ、これにより発生した振動数と予め記
憶した振動数と張力との関係とに基づいてワイヤーの張
力を算出ことから、ワイヤーを振動させる部分以外は非
接触であり、簡易な構成で複数のワイヤーの張力を連続
して測定することができる、という効果を有する。
【0056】請求項2記載の発明は、検出手段、振動手
段、及び測定手段は台車に設けられており、台車を移動
しながら検出手段がワイヤーを検出した場合、ワイヤー
位置に振動手段及び測定手段を位置させてワイヤーを振
動させ、これにより発生した振動数を測定し、測定して
振動数及び予め記憶した振動数と張力との関係とに基づ
いてワイヤーの張力を算出ことから、ワイヤーを振動さ
せる部分以外は非接触であり、簡易な構成で複数のワイ
ヤーの張力を連続して測定することができる、という効
果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本形態にかかるワイヤー測定装置の外観を示し
た概略図である。
【図2】本形態にかかるワイヤー測定装置の制御系を示
したブロック図である。
【図3】ロータリーコンコーダから発信したパルスを入
力する毎に実行する制御ルーチンを示したフローチャー
トである。
【図4】ワイヤー検出センサがワイヤーを検出する毎に
実行する制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図5】他のワイヤー検出センサがワイヤーを検出する
毎に実行する制御ルーチンを示したフローチャートであ
る。
【図6】スタート信号を入力する毎に実行する制御ルー
チンを示したフローチャートである。
【図7】本形態のワイヤー測定装置の位置決め処理の経
過を示す説明図である。
【図8】振動数検出処理ルーチンを示したフローチャー
トである。
【図9】ワイヤーの張力を算出する処理ルーチンを示し
たフローチャートである。
【図10】一定長保持爪によりワイヤーが保持された際
の概略図である。
【図11】振動数と張力との関係を示す演算式を作成す
るための構成を示した説明図である。
【符号の説明】
10 ワイヤー 12 台車 16、18 ワイヤー検出センサ 22 一定長保持爪 24 打撃装置 26 振動数検出センサ 28、48 マイクロコンピュータ 42L 前左車輪 42R 前右車輪 44 モータ 46 ロータリーエンコーダ 50 パーソナルコンピュータ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワイヤー位置を検出する移動可能な検出
    手段と、 ワイヤーを振動させる移動可能な振動手段と、 ワイヤーの振動数を測定する測定手段と、 ワイヤーの振動数とワイヤーの張力との関係を予め記憶
    する記憶手段と、 前記検出手段及び前記振動手段を移動する移動手段と、 前記検出手段及び振動手段を移動させると共に前記検出
    手段が前記ワイヤーを検出した場合に、該検出手段によ
    り検出されたワイヤー位置に前記振動手段が位置するよ
    うに前記移動手段を制御すると共に前記ワイヤー位置で
    前記ワイヤーが振動されるように前記振動手段を制御
    し、前記測定手段により測定された振動数及び前記記憶
    手段に記憶された前記関係に基づいて前記ワイヤーの張
    力を算出する算出制御手段と、 を備えたワイヤー張力測定装置。
  2. 【請求項2】 ワイヤー位置を検出する検出手段と、 ワイヤーを振動させる振動手段と、 ワイヤーの振動数を測定する測定手段と、 ワイヤーの振動数とワイヤーの張力との関係を予め記憶
    する記憶手段と、 前記検出手段、前記振動手段、及び前記測定手段が設け
    られた台車と、 前記台車を移動させる移動手段と、 前記台車を移動すると共に前記検出手段が前記ワイヤー
    を検出した場合に該検出手段により検出されたワイヤー
    位置に前記振動手段及び前記測定手段が位置するように
    前記移動手段を制御し、該ワイヤー位置で前記ワイヤー
    が振動されるように前記振動手段を制御し、前記振動手
    段により振動させられた前記ワイヤーの振動数が測定さ
    れるように前記測定手段を制御し、前記測定手段により
    測定された振動数及び前記記憶手段に記憶された前記関
    係に基づいて前記ワイヤーの張力を算出する算出制御手
    段と、 を備えたワイヤー張力測定装置。
JP7242066A 1995-09-20 1995-09-20 ワイヤー張力測定装置 Pending JPH0989696A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285840A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Gates Unitta Asia Co ベルト張力測定方法
KR20240024578A (ko) * 2022-08-17 2024-02-26 한국기계연구원 고유진동수 변화로 운동기구 와이어 장력의 변화를 측정하는 운동부하 측정 방법, 장치, 시스템, 및 그 알고리즘이 기록된 컴퓨터 판독가능한 비일시적인 기록매체

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007285840A (ja) * 2006-04-17 2007-11-01 Gates Unitta Asia Co ベルト張力測定方法
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