JPH0989721A - ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法 - Google Patents
ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法Info
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- JPH0989721A JPH0989721A JP24172595A JP24172595A JPH0989721A JP H0989721 A JPH0989721 A JP H0989721A JP 24172595 A JP24172595 A JP 24172595A JP 24172595 A JP24172595 A JP 24172595A JP H0989721 A JPH0989721 A JP H0989721A
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- measuring
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ポリカーボネート樹脂の複屈折測定におけ
る、測定値の再現性を向上させる。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂の複屈折は、その
物性上、温度および湿度の影響をうけ易いので、測定台
2の上に設置された複屈折測定装置1の全体をフード3
で囲うことにより、測定室内の空気の流れによる温度変
動2〜3℃、湿度変動2〜3%の短期的な測定環境の変
化をも排除し、常に一定に保たれたフード3内の測定環
境下で、安定した測定値を得る。
る、測定値の再現性を向上させる。 【解決手段】 ポリカーボネート樹脂の複屈折は、その
物性上、温度および湿度の影響をうけ易いので、測定台
2の上に設置された複屈折測定装置1の全体をフード3
で囲うことにより、測定室内の空気の流れによる温度変
動2〜3℃、湿度変動2〜3%の短期的な測定環境の変
化をも排除し、常に一定に保たれたフード3内の測定環
境下で、安定した測定値を得る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】 本発明は、ポリカーボネー
ト樹脂の複屈折測定方法に関し、特に、光ディスク基板
として成形されたポリカーボネート樹脂の複屈折測定方
法に関する。
ト樹脂の複屈折測定方法に関し、特に、光ディスク基板
として成形されたポリカーボネート樹脂の複屈折測定方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのデータ記録用媒体等に利
用されている光ディスクは、近年、その記録容量の著し
い増大が押し進められている。この光ディスクの基板
は、一般に、ポリカーボネート樹脂を射出圧縮成形法に
より金型内で冷却・固化し、それを取り出すことによっ
て製造されるため、金型内での樹脂の冷却過程での樹脂
配向や熱応力により、その内部に複屈折が発生する。基
板の複屈折は、記録媒体としての光ディスクの記録・再
生性能を大きく左右するため、製造にあたっては、その
正確な評価を行う必要がある。
用されている光ディスクは、近年、その記録容量の著し
い増大が押し進められている。この光ディスクの基板
は、一般に、ポリカーボネート樹脂を射出圧縮成形法に
より金型内で冷却・固化し、それを取り出すことによっ
て製造されるため、金型内での樹脂の冷却過程での樹脂
配向や熱応力により、その内部に複屈折が発生する。基
板の複屈折は、記録媒体としての光ディスクの記録・再
生性能を大きく左右するため、製造にあたっては、その
正確な評価を行う必要がある。
【0003】ポリカーボネート樹脂は吸水性に富むた
め、基板表面では常に物理的な微小な寸法変化や、化学
変化が生じていることが考えられ、その複屈折の測定
は、温度、湿度といった測定環境に影響され易い。この
ため、種々の光ディスクの規格には、測定環境として、
温度21〜25℃、湿度45〜55%が規定されており、従来、
この範囲内で測定・評価が行われている。
め、基板表面では常に物理的な微小な寸法変化や、化学
変化が生じていることが考えられ、その複屈折の測定
は、温度、湿度といった測定環境に影響され易い。この
ため、種々の光ディスクの規格には、測定環境として、
温度21〜25℃、湿度45〜55%が規定されており、従来、
この範囲内で測定・評価が行われている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の測定方法では、前述の測定環境の規格を満た
しているにも係わらず、同一サンプルの繰り返し測定
で、その測定値が測定装置の精度以上にばらつく場合が
あるという問題点があった。このため、測定値の信頼性
が低くなり、異なる光ディスク基板同士の複屈折を比較
・評価するのに極めて不都合であった。
うな従来の測定方法では、前述の測定環境の規格を満た
しているにも係わらず、同一サンプルの繰り返し測定
で、その測定値が測定装置の精度以上にばらつく場合が
あるという問題点があった。このため、測定値の信頼性
が低くなり、異なる光ディスク基板同士の複屈折を比較
・評価するのに極めて不都合であった。
【0005】この原因に関する種々の実験の結果、測定
の行われた室内は、温度・湿度に関する制御により測定
環境の規格を満たしてはいるものの、室内環境には短期
的な周期変動があり、通常2〜3℃の温度変動および2
〜3%の湿度変動が生じていることが判明した。また、
室内の空気流も大きいため、前述したポリカーボネート
樹脂の性質から、その複屈折の測定値に大きな変化が生
じるものと思われる。
の行われた室内は、温度・湿度に関する制御により測定
環境の規格を満たしてはいるものの、室内環境には短期
的な周期変動があり、通常2〜3℃の温度変動および2
〜3%の湿度変動が生じていることが判明した。また、
室内の空気流も大きいため、前述したポリカーボネート
樹脂の性質から、その複屈折の測定値に大きな変化が生
じるものと思われる。
【0006】今後、光ディスクの記録媒体は、更なる高
密度記録が要求されるのは確実であり、併せて記録媒体
としての信頼性を向上する必要がある。そのため、複屈
折の正確な測定を行い、測定値の信頼性を向上させるた
めの技術は、特に重要なものである。本発明はこのよう
な従来の問題点に鑑み、ポリカーボネート樹脂の複屈折
を測定する環境条件を整え、再現性のよい正確な測定値
を得ることのできるポリカーボネート樹脂の複屈折測定
方法を提供することを目的とする。
密度記録が要求されるのは確実であり、併せて記録媒体
としての信頼性を向上する必要がある。そのため、複屈
折の正確な測定を行い、測定値の信頼性を向上させるた
めの技術は、特に重要なものである。本発明はこのよう
な従来の問題点に鑑み、ポリカーボネート樹脂の複屈折
を測定する環境条件を整え、再現性のよい正確な測定値
を得ることのできるポリカーボネート樹脂の複屈折測定
方法を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】このため、請求項1に係
る発明では、ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法で
あって、測定前の所定期間と測定時とを通して、測定の
対象物であるポリカーボネート樹脂が保持される環境の
温度および湿度の変動幅を極力小さくした条件下で複屈
折を測定することを特徴とする。
る発明では、ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法で
あって、測定前の所定期間と測定時とを通して、測定の
対象物であるポリカーボネート樹脂が保持される環境の
温度および湿度の変動幅を極力小さくした条件下で複屈
折を測定することを特徴とする。
【0008】これにより、常に一定の測定環境で複屈折
の測定を行うことができる。また、請求項2に係る発明
では、前記温度は21〜25℃の範囲内で、その変動幅が0.
6 ℃以内であり、前記湿度は45〜55%の範囲内で、その
変動幅が0.6 %以内であることを特徴とする。これによ
り、正確な測定値の得られる環境下で複屈折の測定を行
うことができる。
の測定を行うことができる。また、請求項2に係る発明
では、前記温度は21〜25℃の範囲内で、その変動幅が0.
6 ℃以内であり、前記湿度は45〜55%の範囲内で、その
変動幅が0.6 %以内であることを特徴とする。これによ
り、正確な測定値の得られる環境下で複屈折の測定を行
うことができる。
【0009】また、請求項3に係る発明では、室内の空
気の流れによる影響を阻止するように複屈折測定装置の
周囲をフードで囲い、測定環境を周囲の環境変化から分
離・独立させて制御することを特徴とする。これによ
り、常に一定の測定環境を維持することができる。ま
た、請求項4に係る発明では、前記測定の対象物である
ポリカーボネート樹脂を、測定前の所定期間と測定時と
を通して、応力を与えずに保持することを特徴とする。
気の流れによる影響を阻止するように複屈折測定装置の
周囲をフードで囲い、測定環境を周囲の環境変化から分
離・独立させて制御することを特徴とする。これによ
り、常に一定の測定環境を維持することができる。ま
た、請求項4に係る発明では、前記測定の対象物である
ポリカーボネート樹脂を、測定前の所定期間と測定時と
を通して、応力を与えずに保持することを特徴とする。
【0010】これにより、応力による複屈折値の変化を
抑えることができる。
抑えることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明者は、ポリカーボネート樹
脂の複屈折測定値の測定環境による変化とその信頼性向
上の方法について鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達
したものである。即ち、本発明は、ポリカーボネート樹
脂の複屈折測定方法において、測定環境である温度と湿
度との変化を所定の範囲内に制御して測定する測定方法
を提供するものである。
脂の複屈折測定値の測定環境による変化とその信頼性向
上の方法について鋭意研究を重ねた結果、本発明に到達
したものである。即ち、本発明は、ポリカーボネート樹
脂の複屈折測定方法において、測定環境である温度と湿
度との変化を所定の範囲内に制御して測定する測定方法
を提供するものである。
【0012】以下に本発明の実施の形態を、ポリカーボ
ネート樹脂でできた光ディスク基板の複屈折測定の場合
を例にして、図面に基づいて説明する。図1は、本発明
のポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法に用いる複屈
折測定装置の概略構成図である。複屈折測定装置1が測
定台2の上に設置されており、その全体をフード3で囲
んである。
ネート樹脂でできた光ディスク基板の複屈折測定の場合
を例にして、図面に基づいて説明する。図1は、本発明
のポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法に用いる複屈
折測定装置の概略構成図である。複屈折測定装置1が測
定台2の上に設置されており、その全体をフード3で囲
んである。
【0013】測定室がクリーンルームである場合、周囲
にはA矢印方向の空気の流れ(ダウンフロー)が生じて
いる。クリーンルームは、その中の温度・湿度ともに一
定になるように常に制御されているものの、複屈折測定
装置1や測定対象の光ディスクの周囲の空気がこのダウ
ンフローによって常に変動している場合には、前述のよ
うに、温度変動2〜3℃、湿度変動2〜3%の短期的な
測定環境の変化が生じてしまう。また、測定室がクリー
ンルームでない場合でも、室内には空気の流れがあり、
温度・湿度の変化はクリーンルームに比較してより大き
いことから、同様の影響が生じる。
にはA矢印方向の空気の流れ(ダウンフロー)が生じて
いる。クリーンルームは、その中の温度・湿度ともに一
定になるように常に制御されているものの、複屈折測定
装置1や測定対象の光ディスクの周囲の空気がこのダウ
ンフローによって常に変動している場合には、前述のよ
うに、温度変動2〜3℃、湿度変動2〜3%の短期的な
測定環境の変化が生じてしまう。また、測定室がクリー
ンルームでない場合でも、室内には空気の流れがあり、
温度・湿度の変化はクリーンルームに比較してより大き
いことから、同様の影響が生じる。
【0014】この空気の流れをフード3で遮ることによ
り、フード3内の測定環境を一定に保ち、安定した測定
値を得ることができる。測定装置1の制御と得られたデ
ータの処理とを行うプログラマブルコントローラ4も、
それ自身が発熱源であり、また、付属の冷却用ファンな
どによる気流への影響も考慮すると、フード3の外部に
設置し、データ転送用ケーブル5を介して複屈折測定装
置1と接続するようにするとよい。
り、フード3内の測定環境を一定に保ち、安定した測定
値を得ることができる。測定装置1の制御と得られたデ
ータの処理とを行うプログラマブルコントローラ4も、
それ自身が発熱源であり、また、付属の冷却用ファンな
どによる気流への影響も考慮すると、フード3の外部に
設置し、データ転送用ケーブル5を介して複屈折測定装
置1と接続するようにするとよい。
【0015】図2は、フード3全体の斜視図である。フ
ード3は、金属製のフレーム6の四方の側面と上面とを
ビニールシート7で塞いだ構造となっている。正面のビ
ニールシートには縦にファスナー8が取り付けられてお
り、測定物の出し入れや複屈折測定装置1の操作のため
に、測定者が出入りできるようにしてある。具体的な測
定は、以下のような手順で行う。 (1) 光ディスク基板に外部から応力がかからないよ
うに保持する。これは、外部からの応力が基板の複屈折
に多大な影響を及ぼすので、測定前の所定時間、応力の
かからない状態に保持しておくのが好ましいためであ
る。このとき、図3に示すようなディスクラック9を用
いると、光ディスク基板10に応力をかけずに保持するの
が容易になる。 (2) (1)の状態で、少なくとも10分以上、測定室
に置かれたフード3内に放置する。このとき、測定室内
の環境は、温度24℃、湿度50%程度の通常環境で、毎回
同じことが望ましい。 (3) その後、同環境に置かれた複屈折測定装置1に
より、測定を行う。 (4) 上述の(1)〜(3)を測定毎に繰り返す。
ード3は、金属製のフレーム6の四方の側面と上面とを
ビニールシート7で塞いだ構造となっている。正面のビ
ニールシートには縦にファスナー8が取り付けられてお
り、測定物の出し入れや複屈折測定装置1の操作のため
に、測定者が出入りできるようにしてある。具体的な測
定は、以下のような手順で行う。 (1) 光ディスク基板に外部から応力がかからないよ
うに保持する。これは、外部からの応力が基板の複屈折
に多大な影響を及ぼすので、測定前の所定時間、応力の
かからない状態に保持しておくのが好ましいためであ
る。このとき、図3に示すようなディスクラック9を用
いると、光ディスク基板10に応力をかけずに保持するの
が容易になる。 (2) (1)の状態で、少なくとも10分以上、測定室
に置かれたフード3内に放置する。このとき、測定室内
の環境は、温度24℃、湿度50%程度の通常環境で、毎回
同じことが望ましい。 (3) その後、同環境に置かれた複屈折測定装置1に
より、測定を行う。 (4) 上述の(1)〜(3)を測定毎に繰り返す。
【0016】本発明のポリカーボネート樹脂の複屈折測
定方法は、CD−AUDIO、CD−ROM等のCD基
板、光磁気ディスク基板、相変化型光ディスク基板、追
記型光ディスク基板、ミニディスク基板等、ポリカーボ
ネート樹脂を射出成形法により成形したすべての光ディ
スク基板に適用することができる。また、本発明は、光
ディスク基板にスパッタ法や蒸着法等で成膜を施した各
光ディスク媒体にも適用することができる。
定方法は、CD−AUDIO、CD−ROM等のCD基
板、光磁気ディスク基板、相変化型光ディスク基板、追
記型光ディスク基板、ミニディスク基板等、ポリカーボ
ネート樹脂を射出成形法により成形したすべての光ディ
スク基板に適用することができる。また、本発明は、光
ディスク基板にスパッタ法や蒸着法等で成膜を施した各
光ディスク媒体にも適用することができる。
【0017】尚、本発明のポリカーボネート樹脂の複屈
折測定方法では、基本的には、測定環境による変化を抑
制するために室内の環境条件を十分に制御すればよいの
だが、上述したように、室内の空気流をさえぎるフード
3を測定の対象物である光ディスク基板および複屈折測
定装置1の周囲に設け、測定する光ディスク基板を所定
時間以上そこで保持し、更に、その環境で測定するの
が、より簡便で確実である。
折測定方法では、基本的には、測定環境による変化を抑
制するために室内の環境条件を十分に制御すればよいの
だが、上述したように、室内の空気流をさえぎるフード
3を測定の対象物である光ディスク基板および複屈折測
定装置1の周囲に設け、測定する光ディスク基板を所定
時間以上そこで保持し、更に、その環境で測定するの
が、より簡便で確実である。
【0018】また、グローブボックス等の、密閉の完全
なもので測定装置を囲うことにより、測定環境をさらに
安定させるようにしてもよい。
なもので測定装置を囲うことにより、測定環境をさらに
安定させるようにしてもよい。
【0019】
【実施例】以下に、本発明の一実施例をあげてさらに詳
細に説明する。 (実施例)射出成形法により作製した光ディスク基板
を、基板の熱性および吸水性を安定させるため、基板に
応力をかけないように図3のディスクラックを用いて、
クリーンルーム内で3日間以上放置した。測定の直前
に、クリーンルームに置かれたフード3内に10分以上放
置した後、試料基板の同一点の複屈折値を、フード3内
に設置された複屈折測定装置1(アドモンサイエンス株
式会社製、ディスク複屈折自動測定装置)を用いて、2
分間隔で測定した。また、同時に、複屈折測定装置の周
囲の温度、湿度および風力も測定した。
細に説明する。 (実施例)射出成形法により作製した光ディスク基板
を、基板の熱性および吸水性を安定させるため、基板に
応力をかけないように図3のディスクラックを用いて、
クリーンルーム内で3日間以上放置した。測定の直前
に、クリーンルームに置かれたフード3内に10分以上放
置した後、試料基板の同一点の複屈折値を、フード3内
に設置された複屈折測定装置1(アドモンサイエンス株
式会社製、ディスク複屈折自動測定装置)を用いて、2
分間隔で測定した。また、同時に、複屈折測定装置の周
囲の温度、湿度および風力も測定した。
【0020】図4は、複屈折測定値の時間変化を示すグ
ラフである。縦軸は位相差(Retardation) であり、グラ
フの各点は、各々の測定時における測定値を示してい
る。この結果、複屈折測定値の変動幅はわずか3nmで
あった。図5は、温度および湿度の時間変化を示すグラ
フである。温度と湿度の変動幅は、それぞれ 0.5℃、
0.4%であった。
ラフである。縦軸は位相差(Retardation) であり、グラ
フの各点は、各々の測定時における測定値を示してい
る。この結果、複屈折測定値の変動幅はわずか3nmで
あった。図5は、温度および湿度の時間変化を示すグラ
フである。温度と湿度の変動幅は、それぞれ 0.5℃、
0.4%であった。
【0021】全測定を通じて、風力はほぼ0であった。 (比較例)実施例と同様の光ディスク基板を作製し、基
板の熱性および吸水性を安定させるため、基板に応力を
かけないように図3のディスクラックを用いて、クリー
ンルーム内で3日間以上放置した。次いで、フード3を
用いずにクリーンルーム内に設置された複屈折測定装置
1を用いて、この試料の同一点の複屈折値を2分間隔で
測定した。また、同時に、複屈折測定装置1の周囲の温
度、湿度および風力も測定した。
板の熱性および吸水性を安定させるため、基板に応力を
かけないように図3のディスクラックを用いて、クリー
ンルーム内で3日間以上放置した。次いで、フード3を
用いずにクリーンルーム内に設置された複屈折測定装置
1を用いて、この試料の同一点の複屈折値を2分間隔で
測定した。また、同時に、複屈折測定装置1の周囲の温
度、湿度および風力も測定した。
【0022】図6は、複屈折測定値の時間変化を示すグ
ラフである。この結果、複屈折測定値の変動幅は10nm
であった。図7は、温度および湿度の時間変化を示すグ
ラフである。温度と湿度の変動幅は、それぞれ 1.0℃、
2.0%であった。全測定を通じて、風力は 0.5m/sec
であった。
ラフである。この結果、複屈折測定値の変動幅は10nm
であった。図7は、温度および湿度の時間変化を示すグ
ラフである。温度と湿度の変動幅は、それぞれ 1.0℃、
2.0%であった。全測定を通じて、風力は 0.5m/sec
であった。
【0023】実施例および比較例から明らかなように、
フードを用いずにクリーンルーム内で測定した場合と比
較して、本発明方法で測定した光ディスク基板の複屈折
値の安定性は非常に良く、将来さらに厳格な規格にも合
致しうるものである。
フードを用いずにクリーンルーム内で測定した場合と比
較して、本発明方法で測定した光ディスク基板の複屈折
値の安定性は非常に良く、将来さらに厳格な規格にも合
致しうるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に係る発
明によれば、温度および湿度の変動幅を所定の範囲内に
制御することにより、常に一定の測定環境で複屈折の測
定を行うことができ、再現性のよい測定結果を得ること
ができるという効果がある。これによって、高記録密度
の光ディスクの評価も適正に行うことができ、信頼性の
高い光ディスクを提供することが可能となる。
明によれば、温度および湿度の変動幅を所定の範囲内に
制御することにより、常に一定の測定環境で複屈折の測
定を行うことができ、再現性のよい測定結果を得ること
ができるという効果がある。これによって、高記録密度
の光ディスクの評価も適正に行うことができ、信頼性の
高い光ディスクを提供することが可能となる。
【0025】また、請求項2に係る発明によれば、光デ
ィスクの測定規格を満たし、正確な測定値の得られる限
定された環境下で複屈折の測定を行うことによって、将
来予想されるより高水準の規格にも対応しうる高精度の
測定ができるという効果がある。また、請求項3に係る
発明によれば、複屈折測定装置の周囲をフードで囲うと
いう、簡便かつ安価な方法で、常に一定の測定環境を維
持することができ、安定した測定を行うことができると
いう効果がある。
ィスクの測定規格を満たし、正確な測定値の得られる限
定された環境下で複屈折の測定を行うことによって、将
来予想されるより高水準の規格にも対応しうる高精度の
測定ができるという効果がある。また、請求項3に係る
発明によれば、複屈折測定装置の周囲をフードで囲うと
いう、簡便かつ安価な方法で、常に一定の測定環境を維
持することができ、安定した測定を行うことができると
いう効果がある。
【0026】また、請求項4に係る発明によれば、測定
対象物を、測定前の所定期間と測定時とを通して、応力
を与えずに保持することにより、応力による複屈折値の
変化を抑え、再現性のよい、正確な測定値を得ることが
できるという効果がある。
対象物を、測定前の所定期間と測定時とを通して、応力
を与えずに保持することにより、応力による複屈折値の
変化を抑え、再現性のよい、正確な測定値を得ることが
できるという効果がある。
【図1】 本発明のポリカーボネート樹脂の複屈折測定
方法に用いる複屈折測定装置の概略構成図
方法に用いる複屈折測定装置の概略構成図
【図2】 フードの全体構造を示す斜視図
【図3】 ディスクラックの全体構造を示す斜視図
【図4】 本発明の複屈折測定法による複屈折測定値の
時間変化を示すグラフ
時間変化を示すグラフ
【図5】 本発明に複屈折測定法における温度および湿
度の時間変化を示すグラフ
度の時間変化を示すグラフ
【図6】 従来の測定環境における複屈折測定値の時間
変化を示すグラフ
変化を示すグラフ
【図7】 従来の測定環境の温度および湿度の時間変化
を示すグラフ
を示すグラフ
1 複屈折測定装置 2 測定台 3 フード 4 プログラマブルコントローラ 5 データ転送用ケーブル 6 金属フレーム 7 ビニールシート 8 ファスナー 9 ディスクラック 10 光ディスク基板
Claims (4)
- 【請求項1】 ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法
であって、測定前の所定期間と測定時とを通して、測定
の対象物であるポリカーボネート樹脂が保持される環境
の温度および湿度の変動幅を極力小さくした条件下で複
屈折を測定することを特徴とする複屈折測定方法。 - 【請求項2】 前記温度は21〜25℃の範囲内で、その変
動幅が0.6 ℃以内であり、前記湿度は45〜55%の範囲内
で、その変動幅が0.6 %以内であることを特徴とする請
求項1記載の複屈折測定方法。 - 【請求項3】 室内の空気の流れによる影響を阻止する
ように複屈折測定装置の周囲をフードで囲い、測定環境
を周囲の環境変化から分離・独立させて制御することを
特徴とする請求項1または請求項2記載の複屈折測定方
法。 - 【請求項4】 前記測定の対象物であるポリカーボネー
ト樹脂を、測定前の所定期間と測定時とを通して、応力
を与えずに保持することを特徴とする請求項1〜請求項
3のいずれか1つに記載の複屈折測定方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24172595A JPH0989721A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP24172595A JPH0989721A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989721A true JPH0989721A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17078614
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP24172595A Pending JPH0989721A (ja) | 1995-09-20 | 1995-09-20 | ポリカーボネート樹脂の複屈折測定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0989721A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009229278A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Fujifilm Corp | 複屈折測定装置、複屈折測定方法、フイルム生産システムおよびフイルム生産方法 |
-
1995
- 1995-09-20 JP JP24172595A patent/JPH0989721A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2009229278A (ja) * | 2008-03-24 | 2009-10-08 | Fujifilm Corp | 複屈折測定装置、複屈折測定方法、フイルム生産システムおよびフイルム生産方法 |
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