JPH0989870A - 酸素検知剤およびそれを用いたエタノール蒸気発生型脱酸素剤の保存方法ならびに食品の保存方法 - Google Patents
酸素検知剤およびそれを用いたエタノール蒸気発生型脱酸素剤の保存方法ならびに食品の保存方法Info
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- JPH0989870A JPH0989870A JP25152095A JP25152095A JPH0989870A JP H0989870 A JPH0989870 A JP H0989870A JP 25152095 A JP25152095 A JP 25152095A JP 25152095 A JP25152095 A JP 25152095A JP H0989870 A JPH0989870 A JP H0989870A
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Abstract
雰囲気下においても使用が可能な酸素検知剤を提供す
る。 【解決手段】 本発明の酸素検知剤は、酸素検知剤組成
物を封入するフィルム袋が、厚さ方向に隣接するフィル
ムの材質が互いに異なり、かつ貫通孔を有しない積層フ
ィルムで構成されている。積層フィルムは、酸素透過率
が500ml/m2・24hr以上、エタノール蒸気透過率が20g/m2・
24hr,40℃・50%RH以下、水蒸気透過率が20g/m2・24hr,40
℃・90%RH以下のものを使用する。
Description
包装食品の鮮度を保持する際に、脱酸素状態を確認する
目的で包装に同封する酸素検知剤や、脱酸素剤の保存、
搬送などに用いる収納袋のシール洩れやピンホールを発
見する目的で収納袋に同封する酸素検知剤に関し、特
に、エタノール含有食品の包装や、エタノール蒸気発生
型脱酸素剤に適用して有効な技術に関するものである。
存物質を無酸素状態で保存する技術が普及し、それに伴
って脱酸素包装袋や密閉容器等の内部の無酸素状態を確
認するためのモニターとして、酸素検知剤が使用される
ようになってきた。
は、メチレンブルー、水および還元剤からなる酸素検知
剤組成物が開示されている。また、酸素検知剤の形状と
して、上記組成物を多孔性の支持体に含浸、印刷あるい
は塗布してシート状に成形したものが開示されている。
ト状の酸素検知剤を水蒸気透過率が2.0g/100in2/mil,24
hr/37.8 ℃以下、酸素透過率が100cc/100in2/mil,24hr/
atomos/25 ℃以上の包材で包んだものが開示されてい
る。包材としては、ポリエチレン(PE)フィルム、ポ
リプロピレン(PP)フィルム、強度を上げるため低密
度ポリエチレンフィルムの内面側にポリオレフィン系割
繊維不織布(ポリエチレン系である「日石ワリフ HS 2
4」)を接着した積層品が例示されている。
素検知剤のシートを包装用フィルムに封入する技術が開
示されている。包装用フィルムは、封入されたシートの
色が肉眼で判定できるものとされており、ポリエチレン
フィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリエステルフィ
ルム、ナイロンフィルムが例示されている。また、変色
(酸化還元反応)を速やかに行うために、包装用フィル
ムにピンホールのような微細な孔を設けておくことが好
ましいとされており、同時に実施例には、微細な孔を設
けない態様も例示されている。
を設けた酸素透過性の袋状フィルムまたはシートに酸素
検知剤を封入したものが開示されており、酸素透過性の
フィルムとして、ポリエチレンフィルムのようなポリオ
レフィン系フィルムやセロファン等が例示されている。
なお、実施例には「低密度ポリエチレン30μmのラミネ
ートフィルム」も例示されているが、ポリエチレン以外
の材料の記載がないことから、この「ラミネートフィル
ム」は、異種のフィルムを積層したものではなく、ポリ
エチレンフィルム同士を積層したものであると解され
る。
検知剤組成物の形状は、錠剤、シート、液体等であり、
誤食や誤飲を防ぎ、かつ雰囲気の影響を受けないように
するために、酸素検知剤組成物に直接フィルムを積層し
たり、フィルム袋に酸素検知剤組成物を封入して袋の周
囲をヒートシールしたりすることが行われている。ま
た、フィルムとしては、通常ポリオレフィン(ポリエチ
レン、ポリプロピレン)の「単層フィルム」あるいは同
一材質である「単体フィルム」が用いられている。
度保持の目的で食品中にエタノールを(食品100 部に対
して1〜3部程度)添加(または噴霧)した包装食品に
同封した場合、包装内のエタノール蒸気が酸素検知剤の
フィルム袋を透過して酸素検知剤組成物の色素を溶出さ
せてしまうという問題がある。
えばフロイント産業株式会社製「ネガモールド」(登録
商標)等)を酸素検知剤や食品と一緒に密封した場合
や、エタノール蒸気発生型鮮度保持剤(例えばフロイン
ト産業株式会社製「アンチモールド-102」(登録商標)
等)および脱酸素剤を酸素検知剤や食品と一緒に密封し
た場合等においても同様の問題が生じる。
小袋を数十から数百同一袋体中に収納した場合、酸素検
知剤を同封することはできなかった。
わけエタノール蒸気)の存在に由来するものであり、こ
の問題の認識はあっても解決方法は見出されていなかっ
た。「酸素検知剤はエタノールが存在する雰囲気中では
使用できない」との説明が技術資料等に記載されている
のは、このような理由に依る。
溶出するという上記の問題は、単に商品価値の低下にと
どまらず、酸素検知剤の重要なポイントである変色に直
接影響を及ぼすため、無酸素状態にあるか否かの判断ミ
スを誘発し、ひいては食品の鮮度管理ミスを招いて消費
者に不測の被害を及ぼしかねない。
ール雰囲気下での使用が実質上不可能であった。
いても使用することのできる酸素検知剤を提供すること
にある。
酸素検知剤組成物をフィルム袋に封入したものであっ
て、前記フィルム袋の少なくとも一部は、厚さ方向に隣
接するフィルムの材質が互いに異なり、かつ貫通孔を有
しない積層フィルムで構成されている。
剤の包材に要求されていた酸素透過性、耐水蒸気透過
性、ヒートシール性、透明度、機械適性、印刷適性、価
格等の特性に加え、新たな指標として「耐エタノール蒸
気透過性」という特性が加わることにより、エタノール
雰囲気下においても使用することのできる酸素検知剤を
得ることができる。
に説明する。
要求されることは、まず第1に酸素透過性であり、これ
が十分に大きくないと酸素検知剤組成物の変色に時間が
かかってしまうため、酸素透過性には実用上の下限が存
在する。
707)により酸素透過率として測定方法が明示されてお
り、本発明の酸素検知剤を構成するフィルムの酸素透過
率は、500ml/m2・24hr 以上必要であり、変色速度の点で
好ましくは 1000ml/m2・24hr 以上必要である。ここで、
酸素透過率が500ml/m2・24hr 未満のフィルムでは酸素検
知剤組成物の変色が遅くなり、酸素検知剤用のフィルム
としては実用的でない。
酸素透過率は、袋体内の温度や相対湿度とは無関係に上
記数値を満足しなければならない。例えば普通セロファ
ン、防湿セロファン、Kコートセロファン、ビニロン、
エチレン・ビニルアルコール共重合体等の単体あるいは
単層フィルムは、相対湿度が小さくて乾燥していると酸
素透過性が小さくなるので、酸素検知剤用のフィルムと
しては使用できない。なお、ここで「単体フィルム」と
は同じ材料のフィルムを積層したものを指し、「単層フ
ィルム」とは1層のフィルムのみで形成されたものを指
している。
の点は、耐水蒸気透過性である。これは通常、水蒸気透
過率で表され、日本工業規格(JIS Z 0208 条件B)に測
定方法の記載がある。
活性(食品を密閉容器に入れて放置したときの器内の相
対湿度とその温度における飽和湿度との比、相対湿度の
100分の1)の大きな食品を同封したときにフィルム
面を通じて水蒸気が移入し、酸素検知剤組成物の色素を
溶出させてしまう。また、水分活性の小さな食品(乾燥
食品等)を同封したときには、酸素検知剤組成物に必須
の水分がフィルム面を通じて逃げてしまい、変色しなく
なる虞れがある。
なければならず、本発明においては20g/m2・24hr,40℃・9
0%RH以下、好ましくは10g/m2・24hr,40℃・90%RH以下のフ
ィルムを使用する。具体的にはOPP(二軸延伸ポリプ
ロピレン)フィルム/CPP(無延伸ポリプロピレン)
フィルム、OPP/LDPE(低密度ポリエチレン)フ
ィルム等、互いに異なる材質のフィルムを積層した「積
層フィルム」である。水蒸気透過率が20g/m2・24hr,40℃
・90%RHを超えるフィルムは、水蒸気の移動量が大きすぎ
て使用できない。
一例を示す斜視図である。図中、内面側フィルム1はL
DPEまたはCPPのいずれかであり、外面側フィルム
2はOPPである。
やポリプロピレンフィルムのみで構成されたフィルムは
「単層フィルム」であり、同一材質のフィルムを貼り合
わせたフィルムの場合は、ラミネートフィルムではある
が、材質が同じである点で「単体フィルム」である。す
なわち、酸素検知剤組成物を封入する公知のフィルム
は、いずれも本発明の「積層フィルム」とはかけ離れた
ものである。
大きくするためにフィルムに1個ないし複数個の孔、切
れ目、微孔等を設けているが、耐水・耐油性を損なわな
いようにするために孔の大きさを小さくしている。すな
わち、孔はフィルムの酸素透過性を向上させるための次
善の策であり、食品等の被保存物質の水分活性が高い場
合、例えば0.9 以上(相対湿度で90%RH)の場合には、水
蒸気の移行が避けられない。これに対し、本発明で用い
るフィルムは、水蒸気透過率が小さいだけでなく、フィ
ルムの厚さ方向に貫通孔が存在しないので好ましい。
E、HDPE(高密度ポリエチレンフィルム)等の単層
フィルムあるいは単体フィルムは、前記の酸素検知剤組
成物を封入するフィルムが酸素透過率や水蒸気透過率の
範囲に入っており、脱酸素剤に同封した酸素検知剤に用
いられるものである。この場合、前記公知文献に記載の
通り、単層フィルムあるいは単体フィルムに微孔を設け
ても設けなくともエタノール蒸気が無ければ使用可能な
場合がある。
他の例を示す斜視図である。図中、内面側フィルム3は
LDPEまたはCPPのいずれかであり、外面側フィル
ム4はPET(ポリエステル)またはOPPである。こ
の例では、外面側フィルム4であるPET部分またはO
PP部分のみに1ないし複数の微細な孔5(あるいは切
れ目)が設けてあり、内面側フィルム3であるLDPE
またはCPPには微孔や切れ目を設けない。従って、積
層フィルムの厚さ方向においては貫通した部分を有しな
いため、酸素透過性が大きく、水蒸気透過性は小さいと
いう好ましいフィルムとなる。
袋し、その中に酸素検知剤組成物を封入・シールする
か、または酸素検知剤組成物の露出面にフィルムを貼付
する方法が採られる。酸素検知剤の剤型は特に限定され
ないが、錠剤、酸素検知剤組成物を濾紙等に含浸させた
シート、粉末等である。本発明では、内面側フィルムが
LDPEやCPPであるため、酸素検知剤組成物を熱バ
ーシールやインパルスシールで容易に密封することがで
き、都合がよい。
錠剤6(同図(a))、シート7(同図(b))、粉末
8(同図(c))を密封した酸素検知剤の断面図であ
り、図4は、前記図2に示した積層フィルムに錠剤6
(同図(a))、シート7(同図(b))、粉末8(同
図(c))を密封した酸素検知剤の断面図である。
前記OPP/CPP、OPP/LDPE、PET/LD
PE、PET/CPP等の二層フィルム以外にも、例え
ばLDPE/OPP/LDPE、LDPE/CPP/L
DPE、CPP/OPP/LDPE等といった三層以上
の積層フィルムでもよい。
するフィルム袋の表裏両面が前記積層フィルムで構成さ
れている必要はなく、例えば図5に示すように、片面の
みを前記積層フィルムで構成し、残りの片面を単層ある
いは単体のフィルム9で構成してもよい。この場合のフ
ィルム9は、例えば厚さ50μm程度のPET(ポリエス
テル)単層フィルムなど、エタノール蒸気や水蒸気の透
過率が前記積層フィルムと同等またはそれ以下のもので
あれば任意のものが使用できる。
蒸気透過性について述べる。上記の説明から明らかにな
ったように、公知の酸素検知剤に用いるフィルムは、後
述する比較例1からも明らかなように、エタノール蒸気
による色素の溶出が避けられないため、酸素透過率や水
蒸気透過率の良好な単層フィルムを使用して解決できる
ものではなかった。
なように、水分活性の大きな食品に添加したり、乾燥食
品に添加したりする場合、貫通孔の有無が問題になるこ
とが判明した。さらに、後述する比較例3、4からも明
らかなように、公知のフィルムは、機械適性やヒートシ
ール性の良くない単層フィルムである。
述する方法でエタノール蒸気の測定を行い、フィルムと
して好ましい範囲を見出したのである。すなわち、エタ
ノール蒸気透過度は、20g/m2・24hr,40℃・90%RH以下、好
ましくは10g/m2・24hr,40℃・90%RH以下がよい。エタノー
ル蒸気透過率が20g/m2・24hr,40℃・90%RHを超えるフィル
ムはエタノール蒸気がフィルム面を透過して色素を溶出
する虞れが高いため、実用上好ましくない。
する。
フィルムを折り曲げ、ヒートシールにより3辺を10mm幅
でシールして袋を形成し、その中に無水エタノールを3g
入れて残りの1辺を10mm幅でシールしたものを試料とす
る。この試料を40℃・50%RH中に24時間放置し、減量より
求める。この値は、エタノール蒸気透過度であり、単位
はg/m2・24hr,40℃・50%RHである。エタノール減量が0.2g
の場合は、10g/m2・24hr,40℃・50%RHとなる。このエタノ
ール蒸気透過度で示される測定値は、値の少ない方がよ
り「耐エタノール蒸気透過性」が良いといえる(ここで
40℃・50%RHの条件は、最も悪い条件での保存を考慮して
いる。
0 %の紙に含浸させ、一定水分まで乾燥してシート状と
したものを15mm×20mmの寸法に裁断した。積層フィルム
としてOPP/CPP(20μm/40μm)を用い、フィ
ルムを4方シール機で3方シールした後、シートの裁断
品を入れて残り一方をシールし、シートを密閉した。こ
の酸素検知剤をガスバリヤ性のある袋であるKOP(塩
化ビニリデンコートポリプロピレン)フィルム/PE
(低密度ポリエチレン)フィルム(23μm/40μm)の
袋の中に脱酸素剤および水分活性値0.92のエタノール添
加ケーキと共に入れた。
からピンクに変わっており、色のにじみや色素の溶出は
なかった。この時エタノール蒸気濃度は1.5 %であっ
た。2週間後に開封したところ、30分以内に酸素検知剤
のシートの色がピンクから青に変わった。再度KOP/
PE袋を密封し、1日経過した後、酸素検知剤のシート
の色が再び青からピンクに変色し、シートのにじみや色
素の溶出はなかった。なお、このフィルムのエタノール
蒸気透過率を測定すると、 2g/m2・24hr,40℃・50%RHであ
り、酸素透過率は 1500ml/m2・24hr 、水蒸気透過率は 2
g/m2・24hr,40℃・90%RHであった。
より錠剤とし、シートの代わりに錠剤を積層フィルムに
入れた他は実施例1と同様に試験を行ったところ、結果
は同様であった。
Pの代わりにOPP/LDPE(20μm/60μm)とし
た他は実施例1と同様に試験を行ったところ、結果は同
様であった。なお、このフィルムのエタノール蒸気透過
率を測定すると、10g/m2・24hr,40℃・50%RHであり、酸素
透過率は 2000ml/m2・24hr 、水蒸気透過率は 4g/m2・24h
r,40℃・90%RHであった。
Pの代わりに多数の微孔を設けたPET(12μm)と孔
のないCPP(40μm)とを熱接着した積層フィルムを
用いた他は実施例1と同様に試験を行ったところ、結果
は同様であった。なお、このフィルムのエタノール蒸気
透過率を測定すると、12g/m2・24hr,40℃・50%RHであり、
酸素透過率は 1000ml/m2・24hr 、水蒸気透過率は 5g/m2
・24hr,40℃・90%RHであった。
りに水分活性値0.95の切り餅を入れた他は実施例1と同
様に試験を行ったところ、結果は同様であった。この時
KOP袋の内面には結露が見られた。
りに乾燥食品を入れた他は実施例1と同様に試験を行っ
たところ、結果は同様であった。
ル蒸気発生型脱酸素剤(フロイント産業株式会社製「ネ
ガモールド」(登録商標))を入れ、エタノール添加ケ
ーキの代わりにエタノール無添加で水分活性値0.90の饅
頭を入れた他は実施例1と同様に試験を行ったところ、
結果は同様であった。
気発生型鮮度保持剤(フロイント産業株式会社製「アン
チモールド-102」(登録商標))を入れ、エタノール添
加ケーキの代わりに水分活性値0.75のさきイカを入れた
他は実施例1と同様に試験を行ったところ、結果は同様
であった。
剤(フロイント産業株式会社製「ネガモールド」(登録
商標))の小袋(寸法60mm×65mm)100包を実施例1で作
成した酸素検知剤と共にガスバリヤ袋であるKOP袋に
入れ、1日放置すると、酸素検知剤のシートの色が青か
らピンクになった。この時、エタノール蒸気は飽和濃度
になっていた。
シートのにじみや色素の溶出も無かった。これを開封す
ると、30分後にシートの色が青に変色し、再びKOP袋
をシールすると、1日後にピンクに変わった。
素剤の代わりに脱酸素剤(パウダーテック株式会社製
「ワンダーキープ RP-100 」(商品名))を用いた他は
実施例9と同様に試験を行ったところ、結果は同様であ
った。
の代わりにLDPEの単層フィルム(60μm)を用い、
実施例1と同様の操作を行ったところ、酸素検知剤のシ
ートの色が溶出した。なお、このフィルムのエタノール
蒸気透過率は40g/m2・24hr,40℃・50%RHであり、酸素透過
率は 3000ml/m2・24hr 、水蒸気透過率は19g/m2・24hr,40
℃・90%RHであった。また、このフィルムは実施例1のフ
ィルムに比べて透明度が低いため、商品価値の点でも劣
っていた。
の代わりに、フィルムの厚さ方向に多数の微小な貫通孔
を設けたPET/CPP(12μm/40μm)の積層フィ
ルムを用い、実施例1と同様の操作を行ったところ、酸
素検知剤のシートの色が溶出した。
の代わりにCPPの単層フィルム(60μm)を用い、実
施例1と同様の操作を行ったところ、フィルムが伸び易
く、機械適性が悪く、大量生産に向くものではなかっ
た。また、ヒートシール温度を上げるとフィルムの表面
が一部溶け、商品価値が減少した。
の代わりにOPPの単層フィルム(50μm)を用い、実
施例1と同様の操作を行ったところ、フィルムのヒート
シール性が悪く、一般的な熱バーシールやインパルスシ
ールではシール強度が弱く、OPP袋が開封し易く、こ
れを防ぐために超音波シールや熱溶断シール等の可能な
装置が必要となり、コストアップ要因となり、市場の価
格に適合できないものであった。また、ヒートシール温
度を上げるとフィルムの表面が一部溶け、商品価値が減
少した。
の代わりに、フィルムの厚さ方向に多数の微小な貫通孔
を設けたPET/CPP(12μm/40μm)を用い、実
施例1のエタノール添加ケーキの代わりに乾燥食品を入
れたところ、1日経過後にシートの色が青からピンクに
変わったが、1カ月保存後に開封したところ、ピンクの
ままで青に変色しなかった。
ることができる。
ムを、酸素透過率、エタノール蒸気透過率および水蒸気
透過率が特定の範囲にある積層フィルムで構成すること
により、エタノール蒸気の有無に関係なく、水分活性の
広い範囲で色素の溶出を示さない酸素検知剤を得ること
ができる。
度保持剤、エタノール蒸気発生型脱酸素剤との併用が可
能な酸素検知剤を得ることができる。
能な検知剤を得ることができる。
低水分活性を示す食品に対しても使用可能な酸素検知剤
を得ることができる。
容する袋に配置することが可能な酸素検知剤を得ること
ができる。
いずれも透明度が高いので、上記(1)〜(5)の効果
を有し、しかも視認性が良好な酸素検知剤を得ることが
できる。
視図である。
斜視図である。
に酸素検知剤組成物を密封した酸素検知剤の断面図であ
る。
に酸素検知剤組成物を密封した酸素検知剤の断面図であ
る。
他の実施の形態を示す断面図である。
えばフロイント産業株式会社製「ネガモールド」(登録
商標)等)を酸素検知剤や食品と一緒に密封した場合
や、エタノール蒸気発生型鮮度保持剤(例えばフロイン
ト産業株式会社製「アンチモールド-102」(登録商標)
等)および脱酸素剤を酸素検知剤および食品と一緒に密
封した場合等においても同様の問題が生じる。
前記OPP/CPP、OPP/LDPE、PET(有
孔)/LDPE、PET(有孔)/CPP等の二層フィ
ルム以外にも、例えばLDPE/OPP/LDPE、L
DPE/CPP/LDPE、CPP/OPP/LDPE
等といった三層以上の積層フィルムでもよい。
するフィルム袋の表裏両面が前記積層フィルムで構成さ
れている必要はなく、例えば図5に示すように、片面の
みを前記積層フィルムで構成し、残りの片面を単層ある
いは単体のフィルム9で構成してもよい。この場合のフ
ィルム9は、例えば厚さ50μm程度の無孔のPET単層
フィルムなど、エタノール蒸気や水蒸気の透過率が前記
積層フィルムと同等またはそれ以下のものであれば任意
のものが使用できる。
述する方法でエタノール蒸気の測定を行い、フィルムと
して好ましい範囲を見出したのである。すなわち、エタ
ノール蒸気透過度は、20g/m2・24hr,40℃・50%RH以下、好
ましくは10g/m2・24hr,40℃・50%RH以下がよい。エタノー
ル蒸気透過率が20g/m2・24hr,40℃・50%RHを超えるフィル
ムはエタノール蒸気がフィルム面を透過して色素を溶出
する虞れが高いため、実用上好ましくない。
フィルムを折り曲げ、ヒートシールにより2辺を10mm幅
でシールして袋を形成し、その中に無水エタノールを3g
入れて残りの1辺を10mm幅でシールしたものを試料とす
る。この試料を40℃・50%RH中に24時間放置し、減量より
求める。この値は、エタノール蒸気透過度であり、単位
はg/m2・24hr,40℃・50%RHである。エタノール減量が0.1g
の場合は、10g/m2・24hr,40℃・50%RHとなる。このエタノ
ール蒸気透過度で示される測定値は、値の少ない方がよ
り「耐エタノール蒸気透過性」が良いといえる(ここで
40℃・50%RHの条件は、最も悪い条件での保存を考慮して
いる)。
0 %の紙に含浸させ、一定水分まで乾燥してシート状と
したものを15mm×20mmの寸法に裁断した。積層フィルム
としてOPP/CPP(20μm/40μm)を用い、フィ
ルムを4方シール機で3方シールした後、シートの裁断
品を入れて残り一方をシールし、シートを密閉した。こ
の酸素検知剤をガスバリヤ性のある袋であるKOP(塩
化ビニリデンコートポリプロピレン)フィルム/PE
(低密度ポリエチレン)フィルム(23μm/40μm)の
袋の中に脱酸素剤および水分活性0.92のエタノール添加
ケーキと共に入れた。
りに水分活性0.95の切り餅を入れた他は実施例1と同様
に試験を行ったところ、結果は同様であった。この時K
OP袋の内面には結露が見られた。
ル蒸気発生型脱酸素剤(フロイント産業株式会社製「ネ
ガモールド」(登録商標))を入れ、エタノール添加ケ
ーキの代わりにエタノール無添加で水分活性0.90の饅頭
を入れた他は実施例1と同様に試験を行ったところ、結
果は同様であった。
気発生型鮮度保持剤(フロイント産業株式会社製「アン
チモールド-102」(登録商標))を入れ、エタノール添
加ケーキの代わりに水分活性0.75のさきイカを入れた他
は実施例1と同様に試験を行ったところ、結果は同様で
あった。
Claims (9)
- 【請求項1】 酸素検知剤組成物をフィルム袋に封入し
た酸素検知剤であって、前記フィルム袋の少なくとも一
部は、厚さ方向に隣接するフィルムの材質が互いに異な
り、かつ貫通孔を有しない積層フィルムで構成されてい
ることを特徴とする酸素検知剤。 - 【請求項2】 請求項1記載の酸素検知剤であって、前
記積層フィルムは、酸素透過率が500ml/m2・24hr 以上、
エタノール蒸気透過率が20g/m2・24hr,40℃・50%RH以下、
水蒸気透過率が20g/m2・24hr,40℃・90%RH以下であること
を特徴とする酸素検知剤。 - 【請求項3】 請求項1記載の酸素検知剤であって、前
記積層フィルムは、酸素透過率が 1000ml/m2・24hr 以
上、エタノール蒸気透過率が10g/m2・24hr,40℃・50%RH以
下、水蒸気透過率が10g/m2・24hr,40℃・90%RH以下である
ことを特徴とする酸素検知剤。 - 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の酸
素検知剤であって、前記積層フィルムは、内面側フィル
ムが孔を有しない低密度ポリエチレン、または孔を有し
ない無延伸ポリプロピレンからなり、外面側フィルムが
孔を有しない、もしくは孔を有する二軸延伸ポリプロピ
レンフィルム、または孔を有するポリエステルフィルム
からなることを特徴とする酸素検知剤。 - 【請求項5】 請求項1〜4のいずれか1項に記載の酸
素検知剤であって、前記酸素検知剤組成物の剤型が錠
剤、シートまたは粉末であることを特徴とする酸素検知
剤。 - 【請求項6】 エタノール蒸気発生型脱酸素剤を収納し
た袋体中に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の酸素
検知剤を配置することを特徴とするエタノール蒸気発生
型脱酸素剤の保存方法。 - 【請求項7】 エタノール含有食品および脱酸素剤を収
納した袋体中に、請求項1〜5のいずれか1項に記載の
酸素検知剤を配置することを特徴とする食品の保存方
法。 - 【請求項8】 食品およびエタノール蒸気発生型脱酸素
剤を収納した袋体中に、請求項1〜5のいずれか1項に
記載の酸素検知剤を配置することを特徴とする食品の保
存方法。 - 【請求項9】 食品、脱酸素剤およびエタノール蒸気発
生型鮮度保持剤を収納した袋体中に、請求項1〜5のい
ずれか1項に記載の酸素検知剤を配置することを特徴と
する食品の保存方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25152095A JP3392270B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 酸素検知剤およびそれを用いたエタノール蒸気発生型脱酸素剤の保存方法ならびに食品の保存方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25152095A JP3392270B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 酸素検知剤およびそれを用いたエタノール蒸気発生型脱酸素剤の保存方法ならびに食品の保存方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0989870A true JPH0989870A (ja) | 1997-04-04 |
| JP3392270B2 JP3392270B2 (ja) | 2003-03-31 |
Family
ID=17224041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25152095A Expired - Lifetime JP3392270B2 (ja) | 1995-09-28 | 1995-09-28 | 酸素検知剤およびそれを用いたエタノール蒸気発生型脱酸素剤の保存方法ならびに食品の保存方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3392270B2 (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2005003413A (ja) * | 2003-06-10 | 2005-01-06 | Toppan Printing Co Ltd | インジケーター及びこれを用いた積層体並びに包装容器 |
| JP2005289748A (ja) * | 2004-04-01 | 2005-10-20 | Mitsubishi Gas Chem Co Inc | 酸素発生剤包装体 |
| JP2005337839A (ja) * | 2004-05-26 | 2005-12-08 | Toppan Printing Co Ltd | 酸素インジケータ及び包装体 |
| JP2007121007A (ja) * | 2005-10-26 | 2007-05-17 | Asahi Kasei Life & Living Corp | 酸素検知体 |
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| JP2016035393A (ja) * | 2014-08-01 | 2016-03-17 | フロイント産業株式会社 | 酸素検知剤付きアルコール蒸気発生型脱酸素剤、酸素検知剤、及び食品の保存方法 |
-
1995
- 1995-09-28 JP JP25152095A patent/JP3392270B2/ja not_active Expired - Lifetime
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3392270B2 (ja) | 2003-03-31 |
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