JPH0990340A - 液晶表示素子 - Google Patents
液晶表示素子Info
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- JPH0990340A JPH0990340A JP7249200A JP24920095A JPH0990340A JP H0990340 A JPH0990340 A JP H0990340A JP 7249200 A JP7249200 A JP 7249200A JP 24920095 A JP24920095 A JP 24920095A JP H0990340 A JPH0990340 A JP H0990340A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 370〜390nmの波長を有する光によっ
て組成変化を生じる液晶層を用いても、その液晶層に組
成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持することが
できる液晶表示素子を実現する。 【解決手段】 内側に透明電極14,18および配向膜
15,17を形成したガラス基板13,19間に、液晶
層16を挟持して液晶パネルを構成し、その液晶パネル
の両外側に、切れ目波長400〜410nmである紫外
線カットフィルタ12,20を介して偏光板11,21
を貼り付け、一方にバックライトを設置する。液晶層1
6に370〜390nmの波長を有する光によって組成
変化を生じる液晶を用いても、切れ目波長が400〜4
10nmである紫外線カットフィルタ12,20によ
り、390〜400nm以下の光線を遮断した結果、液
晶層16に組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維
持できる。
て組成変化を生じる液晶層を用いても、その液晶層に組
成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持することが
できる液晶表示素子を実現する。 【解決手段】 内側に透明電極14,18および配向膜
15,17を形成したガラス基板13,19間に、液晶
層16を挟持して液晶パネルを構成し、その液晶パネル
の両外側に、切れ目波長400〜410nmである紫外
線カットフィルタ12,20を介して偏光板11,21
を貼り付け、一方にバックライトを設置する。液晶層1
6に370〜390nmの波長を有する光によって組成
変化を生じる液晶を用いても、切れ目波長が400〜4
10nmである紫外線カットフィルタ12,20によ
り、390〜400nm以下の光線を遮断した結果、液
晶層16に組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維
持できる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、液晶表示素子に
関するものである。
関するものである。
【0002】
【従来の技術】液晶表示素子は、パーソナルコンピュー
タやワードプロセッサなどのOA機器や、産業分野のハ
ンディ端末機器や、携帯型情報通信機器などに用いられ
ている。図11は従来の液晶表示素子の構成を示す断面
図である。図11において、1,9は偏光板、2,8は
ガラス基板、3,7はITOからなる透明電極、4,6
は配向膜、5は液晶層、10はシール材である。
タやワードプロセッサなどのOA機器や、産業分野のハ
ンディ端末機器や、携帯型情報通信機器などに用いられ
ている。図11は従来の液晶表示素子の構成を示す断面
図である。図11において、1,9は偏光板、2,8は
ガラス基板、3,7はITOからなる透明電極、4,6
は配向膜、5は液晶層、10はシール材である。
【0003】従来の液晶表示素子は、図11に示すよう
に、内側に透明電極3,7および配向膜4,6を形成し
た2枚のガラス基板2,8で液晶層5を挟み込み、周辺
のシール材10で封入して液晶パネルを構成する。そし
て、液晶パネルの両外側に偏光板1,9を貼り付けてお
り、一方にバックライト(図示せず)を設置して他方か
ら表示を見るようになっている。そのため、液晶パネル
に照射される光線は、バックライト側からの3波長型蛍
光灯と、太陽光や屋内の蛍光灯などの周囲の外光とによ
るものがある。なお、バックライト側からの3波長型蛍
光灯の光線の分光エネルギ分布を図12に示す。
に、内側に透明電極3,7および配向膜4,6を形成し
た2枚のガラス基板2,8で液晶層5を挟み込み、周辺
のシール材10で封入して液晶パネルを構成する。そし
て、液晶パネルの両外側に偏光板1,9を貼り付けてお
り、一方にバックライト(図示せず)を設置して他方か
ら表示を見るようになっている。そのため、液晶パネル
に照射される光線は、バックライト側からの3波長型蛍
光灯と、太陽光や屋内の蛍光灯などの周囲の外光とによ
るものがある。なお、バックライト側からの3波長型蛍
光灯の光線の分光エネルギ分布を図12に示す。
【0004】また、偏光板1,9は、通常、保護膜とし
て2枚のトリアセテート(TAC)の間に、偏光膜とし
てポリビニールアルコール(PVA)を挟み込んだもの
である。保護膜のTACには、図13のスペクトル分布
図で示すように、切れ目波長が390nmの紫外線吸収
剤が添加されており、紫外線から液晶パネルを保護して
いる。ここで、切れ目波長とは、JIS B 7113
(写真用フィルタ)によると、透過率72%の波長と透
過率5%の波長の平均値を意味する。
て2枚のトリアセテート(TAC)の間に、偏光膜とし
てポリビニールアルコール(PVA)を挟み込んだもの
である。保護膜のTACには、図13のスペクトル分布
図で示すように、切れ目波長が390nmの紫外線吸収
剤が添加されており、紫外線から液晶パネルを保護して
いる。ここで、切れ目波長とは、JIS B 7113
(写真用フィルタ)によると、透過率72%の波長と透
過率5%の波長の平均値を意味する。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の構成におい
て、図13に示すように、切れ目波長が390nmの紫
外線吸収剤が添加された保護膜を有する偏光板1,9で
は、360nm以下の波長領域の光線を遮断するだけな
ので、液晶層5が370〜390nmの波長を有する光
によって組成変化を生じるものであれば、液晶の屈折率
異方性の値が変化してしまう。その結果、液晶の屈折率
異方性Δnとパネルのセル厚d(μm)との積Δnd
(以下「パネルΔnd」という)の値が変わり、駆動電
圧および色度等の表示特性が初期値からずれてしまうこ
とになる。
て、図13に示すように、切れ目波長が390nmの紫
外線吸収剤が添加された保護膜を有する偏光板1,9で
は、360nm以下の波長領域の光線を遮断するだけな
ので、液晶層5が370〜390nmの波長を有する光
によって組成変化を生じるものであれば、液晶の屈折率
異方性の値が変化してしまう。その結果、液晶の屈折率
異方性Δnとパネルのセル厚d(μm)との積Δnd
(以下「パネルΔnd」という)の値が変わり、駆動電
圧および色度等の表示特性が初期値からずれてしまうこ
とになる。
【0006】この発明の目的は、370〜390nmの
波長を有する光によって組成変化を生じる液晶層を用い
ても、その液晶層に組成変化を生じさせず、初期の表示
特性を維持することができる液晶表示素子を提供するこ
とである。
波長を有する光によって組成変化を生じる液晶層を用い
ても、その液晶層に組成変化を生じさせず、初期の表示
特性を維持することができる液晶表示素子を提供するこ
とである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の液晶表示
素子は、370〜390nmの波長を有する光によって
組成変化を生じる液晶層を挟持した一対の基板の少なく
とも一方の外側に、切れ目波長が400〜410nmで
あるフィルタを設けたことを特徴とする。このように、
切れ目波長が400〜410nmであるフィルタによ
り、390〜400nm以下の光線を遮断した結果、液
晶層に組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持す
ることができる。
素子は、370〜390nmの波長を有する光によって
組成変化を生じる液晶層を挟持した一対の基板の少なく
とも一方の外側に、切れ目波長が400〜410nmで
あるフィルタを設けたことを特徴とする。このように、
切れ目波長が400〜410nmであるフィルタによ
り、390〜400nm以下の光線を遮断した結果、液
晶層に組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持す
ることができる。
【0008】請求項2記載の液晶表示素子は、370〜
390nmの波長を有する光によって組成変化を生じる
液晶層を挟持した一対の基板の少なくとも一方の外側
に、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む保護膜を有する偏光板を設けたことを特徴とす
る。このように、切れ目波長が400〜410nmであ
る紫外線吸収剤を含む保護膜を有する偏光板により、3
90〜400nm以下の光線を遮断した結果、液晶層に
組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持すること
ができる。
390nmの波長を有する光によって組成変化を生じる
液晶層を挟持した一対の基板の少なくとも一方の外側
に、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む保護膜を有する偏光板を設けたことを特徴とす
る。このように、切れ目波長が400〜410nmであ
る紫外線吸収剤を含む保護膜を有する偏光板により、3
90〜400nm以下の光線を遮断した結果、液晶層に
組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持すること
ができる。
【0009】請求項3記載の液晶表示素子は、370〜
390nmの波長を有する光によって組成変化を生じる
液晶層を挟持した一対の基板の少なくとも一方の外側
に、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む接着層を有する偏光板または位相板を設けたこ
とを特徴とする。このように、切れ目波長が400〜4
10nmである紫外線吸収剤を含む接着層を有する偏光
板または位相板により、390〜400nm以下の光線
を遮断した結果、液晶層に組成変化を生じさせず、初期
の表示特性を維持することができる。
390nmの波長を有する光によって組成変化を生じる
液晶層を挟持した一対の基板の少なくとも一方の外側
に、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む接着層を有する偏光板または位相板を設けたこ
とを特徴とする。このように、切れ目波長が400〜4
10nmである紫外線吸収剤を含む接着層を有する偏光
板または位相板により、390〜400nm以下の光線
を遮断した結果、液晶層に組成変化を生じさせず、初期
の表示特性を維持することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態の液晶表示
素子の構成を示す断面図である。図1において、11,
21は偏光板、12,20は切れ目波長400〜410
nmである紫外線カットフィルタ、13,19はガラス
基板、14,18はITOからなる透明電極、15,1
7は配向膜、16は液晶層、22はシール材である。
いて説明する。図1はこの発明の実施の形態の液晶表示
素子の構成を示す断面図である。図1において、11,
21は偏光板、12,20は切れ目波長400〜410
nmである紫外線カットフィルタ、13,19はガラス
基板、14,18はITOからなる透明電極、15,1
7は配向膜、16は液晶層、22はシール材である。
【0011】この実施の形態の液晶表示素子は、内側に
透明電極14および配向膜15を形成したガラス基板1
3と、内側に透明電極18および配向膜17を形成した
ガラス基板19との間に、液晶層16を挟み込み、周辺
をシール材22で封入して液晶パネルを構成し、その液
晶パネルの両外側に、切れ目波長400〜410nmで
ある紫外線カットフィルタ12,20を介して偏光板1
1,21を貼り付け、一方にバックライト(図示せず)
を設置して他方から表示を見るようになっている。液晶
層16を構成する液晶材料には、図2のスペクトル分布
図に示すような370nm以上で吸収領域を持つ液晶
(以下「液晶A」という)を用いている。
透明電極14および配向膜15を形成したガラス基板1
3と、内側に透明電極18および配向膜17を形成した
ガラス基板19との間に、液晶層16を挟み込み、周辺
をシール材22で封入して液晶パネルを構成し、その液
晶パネルの両外側に、切れ目波長400〜410nmで
ある紫外線カットフィルタ12,20を介して偏光板1
1,21を貼り付け、一方にバックライト(図示せず)
を設置して他方から表示を見るようになっている。液晶
層16を構成する液晶材料には、図2のスペクトル分布
図に示すような370nm以上で吸収領域を持つ液晶
(以下「液晶A」という)を用いている。
【0012】
【実施例】図1に示す実施の形態の液晶表示素子におい
て、紫外線カットフィルタ12,20に、図3のスペク
トル分布図に示すような切れ目波長400nmであるフ
ィルタを用いたものを第1の実施例とし、紫外線カット
フィルタ12,20に、図4のスペクトル分布図に示す
ような切れ目波長410nmであるフィルタを用いたも
のを第2の実施例とする。ここで、第1の実施例で用い
る切れ目波長が400nmであるフィルタとは、透過率
72%の波長と透過率5%の波長の平均値が400nm
であるものを意味する(図3参照)。また、第2の実施
例で用いる切れ目波長が410nmであるフィルタと
は、透過率72%の波長と透過率5%の波長の平均値が
410nmであるものを意味する(図4参照)。これら
のフィルタにはTAC等の材料にベンゾフェノンやベン
ゾトリアゾールのような紫外線吸収剤が含まれている。
て、紫外線カットフィルタ12,20に、図3のスペク
トル分布図に示すような切れ目波長400nmであるフ
ィルタを用いたものを第1の実施例とし、紫外線カット
フィルタ12,20に、図4のスペクトル分布図に示す
ような切れ目波長410nmであるフィルタを用いたも
のを第2の実施例とする。ここで、第1の実施例で用い
る切れ目波長が400nmであるフィルタとは、透過率
72%の波長と透過率5%の波長の平均値が400nm
であるものを意味する(図3参照)。また、第2の実施
例で用いる切れ目波長が410nmであるフィルタと
は、透過率72%の波長と透過率5%の波長の平均値が
410nmであるものを意味する(図4参照)。これら
のフィルタにはTAC等の材料にベンゾフェノンやベン
ゾトリアゾールのような紫外線吸収剤が含まれている。
【0013】また、図1において紫外線カットフィルタ
12,20の無い構成(すなわち図11と同様の断面構
成)としたものを比較例として説明する。以上のように
構成した第1,第2の実施例および比較例における液晶
表示素子を作製し、その初期の表示特性の測定結果と、
キセノンランプを200時間照射後の表示特性の測定結
果とを、表1に示す。
12,20の無い構成(すなわち図11と同様の断面構
成)としたものを比較例として説明する。以上のように
構成した第1,第2の実施例および比較例における液晶
表示素子を作製し、その初期の表示特性の測定結果と、
キセノンランプを200時間照射後の表示特性の測定結
果とを、表1に示す。
【0014】
【表1】
【0015】表1に示すように、第1の実施例では、キ
セノンランプ200時間照射後のパネルΔndは0.8
41μmであり、初期値(0.843μm)と比較して
大きな変化は見られなかった。また、第2の実施例で
も、キセノンランプ200時間照射後のパネルΔndは
0.844μmであり、初期値(0.845μm)と比
較して大きな変化は見られなかった。表示特性のコント
ラストや駆動電圧についても、第1の実施例および第2
の実施例ともに、キセノンランプ200時間照射後と初
期の特性とを比較してほとんど変化していなかった。白
表示の色度については、第1の実施例では変化量が0.
009であり、第2の実施例では変化量が0.005で
あり、どちらも変化許容量の0.010を満たすもので
あった。
セノンランプ200時間照射後のパネルΔndは0.8
41μmであり、初期値(0.843μm)と比較して
大きな変化は見られなかった。また、第2の実施例で
も、キセノンランプ200時間照射後のパネルΔndは
0.844μmであり、初期値(0.845μm)と比
較して大きな変化は見られなかった。表示特性のコント
ラストや駆動電圧についても、第1の実施例および第2
の実施例ともに、キセノンランプ200時間照射後と初
期の特性とを比較してほとんど変化していなかった。白
表示の色度については、第1の実施例では変化量が0.
009であり、第2の実施例では変化量が0.005で
あり、どちらも変化許容量の0.010を満たすもので
あった。
【0016】一方、比較例では、キセノンランプ200
時間照射後のパネルΔndは0.831μmであり、初
期値(0.842μm)と比較して0.011μm変化
しており、コントラストは25.1から20.2に変化
し、駆動電圧は30.1Vから28.5Vにといずれも
変化許容量を超えた大きな変化が見られた。白表示の色
度についても変化量が0.030となり、変化許容量の
0.010を大きく超えていた。
時間照射後のパネルΔndは0.831μmであり、初
期値(0.842μm)と比較して0.011μm変化
しており、コントラストは25.1から20.2に変化
し、駆動電圧は30.1Vから28.5Vにといずれも
変化許容量を超えた大きな変化が見られた。白表示の色
度についても変化量が0.030となり、変化許容量の
0.010を大きく超えていた。
【0017】また、液晶材料の組成変化について図5〜
図8を参照して説明する。図5はキセノンランプ照射前
の液晶Aのガスクロマト図、図6は第1の実施例に用い
たキセノンランプ照射後の液晶Aのガスクロマト図、図
7は第2の実施例に用いたキセノンランプ照射後の液晶
Aのガスクロマト図、図8は比較例に用いたキセノンラ
ンプ照射後の液晶Aのガスクロマト図である。
図8を参照して説明する。図5はキセノンランプ照射前
の液晶Aのガスクロマト図、図6は第1の実施例に用い
たキセノンランプ照射後の液晶Aのガスクロマト図、図
7は第2の実施例に用いたキセノンランプ照射後の液晶
Aのガスクロマト図、図8は比較例に用いたキセノンラ
ンプ照射後の液晶Aのガスクロマト図である。
【0018】図5に示すキセノンランプ照射前の液晶A
のガスクロマト図と比較して、図6,図7に示す第1,
第2の実施例のキセノンランプ照射後の液晶Aのガスク
ロマト図はほとんど変化しておらず、第1,第2の実施
例では液晶材料に組成変化は生じていない。一方、図8
に示す比較例のキセノンランプ照射後の液晶Aのガスク
ロマト図は、図5と比較しての成分が減少しており、
新たに′の成分(の変成成分)のピークが現れてい
る。このことから比較例では液晶材料に組成変化が生じ
ていることが分かる。なお、図6,図7ではの成分は
図5とほとんど変化していない。
のガスクロマト図と比較して、図6,図7に示す第1,
第2の実施例のキセノンランプ照射後の液晶Aのガスク
ロマト図はほとんど変化しておらず、第1,第2の実施
例では液晶材料に組成変化は生じていない。一方、図8
に示す比較例のキセノンランプ照射後の液晶Aのガスク
ロマト図は、図5と比較しての成分が減少しており、
新たに′の成分(の変成成分)のピークが現れてい
る。このことから比較例では液晶材料に組成変化が生じ
ていることが分かる。なお、図6,図7ではの成分は
図5とほとんど変化していない。
【0019】以上のことから、図1の液晶層16に37
0〜390nmの波長を有する光によって組成変化を生
じる液晶Aを用いても、切れ目波長が400〜410n
mである紫外線カットフィルタ12,20を設け、39
0〜400nm以下の光線を遮断した結果、液晶層16
に組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持するこ
とができる。
0〜390nmの波長を有する光によって組成変化を生
じる液晶Aを用いても、切れ目波長が400〜410n
mである紫外線カットフィルタ12,20を設け、39
0〜400nm以下の光線を遮断した結果、液晶層16
に組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持するこ
とができる。
【0020】なお、上記発明の実施の形態および実施例
においては、390〜400nm以下の光線を遮断する
手段として、紫外線カットフィルタ12,20を設けた
が、紫外線カットフィルタ12,20を設ける代わり
に、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む保護膜を有する偏光板、あるいは、切れ目波長
が400〜410nmである紫外線吸収剤を含む接着層
を有する偏光板または位相板を用いても同様の効果が得
られている。なお、紫外線吸収剤としては通常ベンゾフ
ェノンやベンゾトリアゾール等が用いられる。これらの
場合の偏光板の構造の断面図を図9に、位相板の構造の
断面図を図10に示す。
においては、390〜400nm以下の光線を遮断する
手段として、紫外線カットフィルタ12,20を設けた
が、紫外線カットフィルタ12,20を設ける代わり
に、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む保護膜を有する偏光板、あるいは、切れ目波長
が400〜410nmである紫外線吸収剤を含む接着層
を有する偏光板または位相板を用いても同様の効果が得
られている。なお、紫外線吸収剤としては通常ベンゾフ
ェノンやベンゾトリアゾール等が用いられる。これらの
場合の偏光板の構造の断面図を図9に、位相板の構造の
断面図を図10に示す。
【0021】図9に示すように、偏光板は、PVAの偏
光膜23を両面からTACの保護膜24a,24bで挟
んだ構造をしており、片側には接着層25を有してい
る。この偏光板の保護膜24a,24bの少なくとも一
方、または接着層25に切れ目波長が400〜410n
mである紫外線吸収剤を含ませることにより、390〜
400nm以下の光線を遮断することが可能となる。
光膜23を両面からTACの保護膜24a,24bで挟
んだ構造をしており、片側には接着層25を有してい
る。この偏光板の保護膜24a,24bの少なくとも一
方、または接着層25に切れ目波長が400〜410n
mである紫外線吸収剤を含ませることにより、390〜
400nm以下の光線を遮断することが可能となる。
【0022】また、図10に示すように、位相板は、P
VA・ポリカーボネート・ポリアリレート・ポリスルフ
ォン等からなる位相板本体26の片側に接着層27を有
している。この位相板の接着層27に切れ目波長が40
0〜410nmである紫外線吸収剤を含ませることによ
り、390〜400nm以下の光線を遮断することが可
能となる。
VA・ポリカーボネート・ポリアリレート・ポリスルフ
ォン等からなる位相板本体26の片側に接着層27を有
している。この位相板の接着層27に切れ目波長が40
0〜410nmである紫外線吸収剤を含ませることによ
り、390〜400nm以下の光線を遮断することが可
能となる。
【0023】なお、390〜400nm以下の光線を遮
断する手段として、切れ目波長が400〜410nmで
ある紫外線カットフィルタ12,20、偏光板、位相板
の3者が挙げたが、これらは、液晶層16を挟んで両側
に配置することにより、両側から液晶層16へ入射する
390〜400nm以下の光線を遮断し、最も良好な効
果が得られるが、少なくとも液晶層16の一方の側に設
けてもある程度の効果は得られる。
断する手段として、切れ目波長が400〜410nmで
ある紫外線カットフィルタ12,20、偏光板、位相板
の3者が挙げたが、これらは、液晶層16を挟んで両側
に配置することにより、両側から液晶層16へ入射する
390〜400nm以下の光線を遮断し、最も良好な効
果が得られるが、少なくとも液晶層16の一方の側に設
けてもある程度の効果は得られる。
【0024】また、片側に反射板を有する反射型の構成
においては、反射板,カットフィルタ,接着層,ガラス
基板,液晶層,ガラス基板,接着層,位相板,偏光板
(保護膜・偏光膜・保護膜)の順に配置されているが、
カットフィルタ,偏光板の保護膜または接着層に390
〜400nm以下の光線を遮断する能力を持たせればよ
い。
においては、反射板,カットフィルタ,接着層,ガラス
基板,液晶層,ガラス基板,接着層,位相板,偏光板
(保護膜・偏光膜・保護膜)の順に配置されているが、
カットフィルタ,偏光板の保護膜または接着層に390
〜400nm以下の光線を遮断する能力を持たせればよ
い。
【0025】
【発明の効果】この発明の液晶表示素子は、切れ目波長
が400〜410nmであるフィルタにより、あるい
は、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む保護膜を有する偏光板により、あるいは、切れ
目波長が400〜410nmである紫外線吸収剤を含む
接着層を有する偏光板または位相板により、390〜4
00nm以下の光線を遮断した結果、370〜390n
mの波長を有する光によって組成変化を生じる液晶層に
組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持すること
ができる。
が400〜410nmであるフィルタにより、あるい
は、切れ目波長が400〜410nmである紫外線吸収
剤を含む保護膜を有する偏光板により、あるいは、切れ
目波長が400〜410nmである紫外線吸収剤を含む
接着層を有する偏光板または位相板により、390〜4
00nm以下の光線を遮断した結果、370〜390n
mの波長を有する光によって組成変化を生じる液晶層に
組成変化を生じさせず、初期の表示特性を維持すること
ができる。
【図1】この発明の実施の形態の液晶表示素子の構成を
示す断面図である。
示す断面図である。
【図2】この発明の実施の形態の液晶表示素子の液晶層
に用いた液晶の波長300〜500nmでのスペクトル
分布図である。
に用いた液晶の波長300〜500nmでのスペクトル
分布図である。
【図3】この発明の第1の実施例に用いた紫外線カット
フィルタの波長300〜500nmでのスペクトル分布
図である。
フィルタの波長300〜500nmでのスペクトル分布
図である。
【図4】この発明の第2の実施例に用いた紫外線カット
フィルタの波長300〜500nmでのスペクトル分布
図である。
フィルタの波長300〜500nmでのスペクトル分布
図である。
【図5】この発明の実施例および比較例に用いた液晶A
のキセノンランプ照射前のガスクロマト図である。
のキセノンランプ照射前のガスクロマト図である。
【図6】この発明の第1の実施例に用いた液晶Aのキセ
ノンランプ照射後のガスクロマト図である。
ノンランプ照射後のガスクロマト図である。
【図7】この発明の第2の実施例に用いた液晶Aのキセ
ノンランプ照射後のガスクロマト図である。
ノンランプ照射後のガスクロマト図である。
【図8】比較例に用いた液晶Aのキセノンランプ照射後
のガスクロマト図である。
のガスクロマト図である。
【図9】偏光板の構造断面図である。
【図10】位相板の構造断面図である。
【図11】従来の液晶表示素子の構成を示す断面図であ
る。
る。
【図12】3波長型蛍光灯の光線の分光エネルギ分布図
である。
である。
【図13】従来の偏光板に含まれる紫外線吸収剤の波長
300〜500nmでのスペクトル分布図である。
300〜500nmでのスペクトル分布図である。
11,21 偏光板 12,20 紫外線カットフィルタ 13,19 ガラス基板 14,18 透明電極 15,17 配向膜 16 液晶層 22 シール材 23 偏光膜 24a,24b 保護膜 25,27 接着層 26 位相板本体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 松川 秀樹 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内
Claims (3)
- 【請求項1】 内側に表示電極を有し対向配置した一対
の基板間に370〜390nmの波長を有する光によっ
て組成変化を生じる液晶層を挟持した液晶表示素子であ
って、 前記一対の基板の少なくとも一方の外側に、切れ目波長
が400〜410nmであるフィルタを設けたことを特
徴とする液晶表示素子。 - 【請求項2】 内側に表示電極を有し対向配置した一対
の基板間に370〜390nmの波長を有する光によっ
て組成変化を生じる液晶層を挟持した液晶表示素子であ
って、 前記一対の基板の少なくとも一方の外側に、切れ目波長
が400〜410nmである紫外線吸収剤を含む保護膜
を有する偏光板を設けたことを特徴とする液晶表示素
子。 - 【請求項3】 内側に表示電極を有し対向配置した一対
の基板間に370〜390nmの波長を有する光によっ
て組成変化を生じる液晶層を挟持した液晶表示素子であ
って、 前記一対の基板の少なくとも一方の外側に、切れ目波長
が400〜410nmである紫外線吸収剤を含む接着層
を有する偏光板または位相板を設けたことを特徴とする
液晶表示素子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7249200A JPH0990340A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7249200A JPH0990340A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 液晶表示素子 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0990340A true JPH0990340A (ja) | 1997-04-04 |
Family
ID=17189404
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7249200A Pending JPH0990340A (ja) | 1995-09-27 | 1995-09-27 | 液晶表示素子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0990340A (ja) |
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11271778A (ja) * | 1998-03-25 | 1999-10-08 | Hitachi Ltd | 液晶表示装置及びその製造方法 |
| JP2001272682A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-05 | Konica Corp | 液晶表示装置 |
| JP2005208216A (ja) * | 2004-01-21 | 2005-08-04 | Seiko Epson Corp | カラーフィルタ基板とその製造方法、液晶装置、及び投射型表示装置 |
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| JP2017120430A (ja) * | 2015-12-28 | 2017-07-06 | 住友化学株式会社 | 光学積層体 |
| KR20170111651A (ko) * | 2016-03-29 | 2017-10-12 | 동우 화인켐 주식회사 | 점착제 조성물, 이를 포함하는 점착제층, 편광판 및 표시장치 |
| KR20200114693A (ko) * | 2019-03-29 | 2020-10-07 | 동우 화인켐 주식회사 | 점착제 조성물 및 그를 이용한 점착 시트 |
| KR20200114694A (ko) * | 2019-03-29 | 2020-10-07 | 동우 화인켐 주식회사 | 점착제 조성물 및 그를 이용한 점착 시트 |
| CN113534523A (zh) * | 2021-06-25 | 2021-10-22 | 北海惠科光电技术有限公司 | 彩膜基板及其制作方法 |
-
1995
- 1995-09-27 JP JP7249200A patent/JPH0990340A/ja active Pending
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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