JPH0992807A - 光電変換装置、及びその駆動方法、及びそれを用いたx線撮像装置 - Google Patents
光電変換装置、及びその駆動方法、及びそれを用いたx線撮像装置Info
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- JPH0992807A JPH0992807A JP7250512A JP25051295A JPH0992807A JP H0992807 A JPH0992807 A JP H0992807A JP 7250512 A JP7250512 A JP 7250512A JP 25051295 A JP25051295 A JP 25051295A JP H0992807 A JPH0992807 A JP H0992807A
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Abstract
像を得る場合と、ノイズを小さくすることを必要とする
静止画像を得る場合を簡単に切り換え可能な光電変換装
置を実現する。 【解決手段】 光電変換素子のリフレッシュ動作時に、
該光電変換素子S11〜S33のD電極の電位をG電極
の電位より高くするモードと、低くするモードとを切り
換えて前記リフレッシュを行なう手段SWxを有するこ
とを特徴とする光電変換装置であり、異なる電圧のリフ
レッシュ用電源Vg1,Vg2をスイッチ手段SWxを
用いて切り換え可能としたことを特徴とする。また、リ
フレッシュ電圧を任意に変更することで、動画像と静止
画像のそれぞれの所望の光電変換信号を得られるように
することを特徴とする光電変換装置の駆動方法。
Description
の駆動方法及びそれを有するX線システムに係わり、た
とえばファクシミリ、デジタル複写機あるいはX線撮像
装置等の等倍読み取りを行うことの可能な、一次元もし
くは二次元の光電変換装置、その駆動方法及びそれを有
するシステムに関する。
るいはX線撮像装置等の読み取り系としては縮小光学系
とCCD型センサを用いた読み取り系が用いられていた
が、近年、水素化アモルファスシリコン(以下、a−S
iと記す)に代表される光電変換半導体材料の開発によ
り、光電変換素子及び信号処理部を大面積の基板に形成
し、情報源と等倍の光学系で読み取るいわゆる密着型セ
ンサの開発がめざましい。特にa−Siは光電変換材料
としてだけでなく、薄膜電界効果型トランジスタ(以下
TFTと記す)としても用いることができるので光電変
換半導体層とTFTの半導体層とを同時に形成すること
ができる利点を有している。
図20(a)、図20(b)は二種類の光センサの層構
成を示し、図20(c)は共通した代表的な駆動方法を
示している。図20(a)、図20(b)共にフォト・
ダイオード型の光センサであり、図20(a)はPIN
型、図20(b)はショットキー型と称されている。図
中1は絶縁基板、2は下部電極、3はp型半導体層(以
下p層と記す)、4は真性半導体層(以下i層と記
す)、5はn型半導体層(以下n層と記す)、および6
は透明電極である。ショットキー型図20(b)では下
部電極2の材料を適当に選び、下部電極2からi層4に
電子が注入されないようショットキーバリア層が形成さ
れている。10は上記光センサを記号化して表わした光
センサを示し、11は電源、12は電流アンプ等の検出
部を示している。光センサ10中Cで示された方向は図
20(a)、図20(b)中の透明電極6側、Aで示さ
れた方向が下部電極2側であり電源11はA側に対しC
側に正の電圧が加わるように設定されている。ここで動
作を簡単に説明する。矢印で示された方向から光が入射
され、i層4に達すると、光は吸収され電子とホールが
発生する。i層4には電源11により電界が印加されて
いるため電子はC側、つまりn層5を通過して透明電極
6に移動し、ホールはA側、つまり下部電極2に移動す
る。よって光センサ10に光電流が流れたことになる。
また、光が入射しない場合i層4で電子もホールも発生
せず、また、透明電極6内のホールはn層5がホールの
注入阻止層として働き、下部電極2内の電子はPIN型
図20(a)ではp層3が、ショットキー型図20
(b)ではショットキーバリア層が、電子の注入阻止層
として働き、電子、ホール共に移動できず、電流は流れ
ない。したがって光の入射の有無で電流が変化し、これ
を図20(c)の検出部12で検出すれば光センサとし
て動作する。
記従来の光センサでSN比が高く、低コストの光電変換
装置を生産するのは困難であった。以下その理由につい
て説明する。
ョットキー型図20(b)は共に2カ所に注入阻止層が
必要なところにある。PIN型図20(a)において注
入阻止層であるn層5は電子を透明電極6に導くと同時
にホールがi層4に注入するのを阻止する特性が必要で
ある。どちらかの特性を逸すれば光電流が低下したり、
光が入射しない時の電流(以下暗電流と記す)が発生、
増加することになりSN比の低下の原因になる。この暗
電流はそれ自身がノイズと考えられると同時にショット
ノイズと呼ばれるゆらぎ、いわゆる量子ノイズを含んで
おりたとえ検出部12で暗電流を差し引く処理をして
も、暗電流に伴う量子ノイズを小さくすることはできな
い。通常この特性を向上させるためi層4やn層5の成
膜の条件や、作成後のアニールの条件の最適化を図る必
要がある。しかし、もう一つの注入阻止層であるp層3
についても電子ホールが逆ではあるが同等の特性が必要
であり、同様に各条件の最適化が必要である。通常、前
者n層の最適化と後者p層の最適化の条件は同一でな
く、両者の条件を同時に満足させるのは困難である。つ
まり、同一光センサ内に二カ所の注入阻止層が必要なこ
とは高SN比の光センサの形成を困難にする。これはシ
ョットキー型図20(b)においても同様である。また
ショットキー型図20(b)においては片方の注入阻止
層にショットキーバリア層を用いているが、これは下部
電極2とi層4の仕事関数の差を利用するもので、下部
電極2の材料が限定されたり、界面の局在準位の影響が
特性に大きく影響し、条件を満足させるのはさらに困難
である。また、さらにショットキーバリア層の特性を向
上させるために、下部電極2とi層4の間に100オン
グストローム前後の薄いシリコンや金属の酸化膜、窒化
膜を形成することも報告されているが、これはトンネル
効果を利用し、ホールを下部電極2に導き、電子のi層
4への注入を阻止する効果を向上させるもので、やはり
仕事関数の差を利用しているため下部電極2の材料の限
定は必要であるし、電子の注入の阻止とトンネル効果に
よるホールの移動という逆の性質を利用するため酸化膜
や窒化膜は100オングストローム前後と非常に薄いと
ころに限定され、かつ、厚さや膜質の制御は難しく生産
性を低下させられる。
産性を低下させコストもアップする。これは注入阻止層
が特性上重要なため2カ所中1カ所でもゴミ等で欠陥が
生じた場合、光センサとしての特性が得られないからで
ある。
21は薄膜の半導体層で形成した電界効果型トランジス
タ(TFT)の層構成を示している。TFTは光電変換
装置を形成するうえで制御部の一部として利用すること
がある。図中図20と同一なものは同番号で示してあ
る。7はゲート絶縁膜であり、60は上部電極である。
形成法を順を追って説明する。絶縁基板1上にゲート電
極として働く下部電極2、ゲート絶縁膜7、i層4、n
層5、ソース、ドレイン電極として働く上部電極60を
順次成膜し、上部電極60をエッチングによりソース、
ドレイン電極を形成し、その後n層5をエッチングによ
りチャネル部を構成している。TFTの特性はゲート絶
縁膜7とi層4の界面の状態に敏感で通常その汚染を防
ぐために同一真空内で連続に堆積する。
に形成する場合この層構成が問題となりコストアップや
特性の低下を招く。この理由は図20で示した従来の光
センサの構成が、PIN型図20(a)が電極/p層/
i層/n層/電極、ショットキー型図20(b)が電極
/i層/n層/電極という構成であるのに対しTFTは
電極/絶縁膜/i層/n層/電極という構成で両者が異
なるからである。これは同一プロセスで形成できないこ
とを示し、プロセスの複雑化による歩留まりの低下、コ
ストアップを招く。また、i層/n層を共通化するには
ゲート絶縁層7やp層3のエッチング工程が必要とな
り、先に述べた光センサの重要な層である注入阻止層の
p層3とi層4が同一真空内で成膜できなかったり、T
FTの重要なゲート絶縁膜7とi層4の界面がゲート絶
縁膜のエッチングにより汚染され、特性の劣化やSN比
の低下の原因になる。
20(b)の特性を改善するため、下部電極2とi層4
の間に酸化膜や窒化膜を形成したものは膜構成の順に同
一ではあるが、先に述べたように酸化膜や窒化膜は10
0オングストローム前後である必要がありゲート絶縁膜
と共用することは困難である。
りについて、我々が実験した結果を示す。ゲート絶縁膜
厚が1000オングストローム以下で歩留まりは急激に
低下し、800オングストロームで約30%、500オ
ングストロームで歩留まり0%、250オングストロー
ムではTFTの動作すら確認できなかった。トンネル効
果を利用した光センサの酸化膜や窒化膜と、電子やホー
ルを絶縁しなければならないTFTのゲート絶縁膜を共
用化することは明らかに困難であり、これをデータが示
している。
流の積分値を得るのに必要となる素子である容量素子
(以下コンデンサと記す)を従来の光センサと同一の構
成でリークが少ない良好な特性のものを作るのは難し
い。コンデンサは2つの電極間に電荷を蓄積するのが目
的なため電極間の中間層には必ず電子とホールの移動を
阻止する層が必要であるのに対し、従来の光センサは電
極間に半導体層のみ利用しているため熱的に安定したリ
ークの少ない良好な特性の中間層を得るのは難しいから
である。
重要な素子であるTFTやコンデンサとプロセス的にま
たは特性的にマッチングが良くないことは複数の光セン
サを一次元もしくは二次元に多数配置しこの光信号を順
次検出するようなシステム全体を構成するうえで工程が
多くかつ複雑になるため歩留まりが非常に悪く、低コス
トで高性能多機能な装置を作るうえで重大な問題にな
る。
高く、特性が安定している光電変換装置、及びその駆動
方法及びそれを有するシステムを提供することを目的と
する。
電変換素子のリフレッシュ動作に於いて、リフレッシュ
用電源をスイッチを用いて切り換え可能とし、D電極の
電位をG電極の電位より低い場合と高い場合の2つの場
合を実現可能とする事により、大きなダイナミックレン
ジを必要とする動画像を得る場合と、ノイズを小さくす
る事を必要とする静止画像を得る場合の両方の場合を実
現する事が可能となる。即ち、本発明に於いては、画像
ごとにリフレッシュ電圧を変え、必要に応じた画像を得
る事を目的とする。
している光電変換装置及びそれを有するシステムを提供
することを目的とする。
形成することが可能で、生産プロセスの複雑化を生じる
ことが無く、低コストで作製可能な光電変換装置、及び
その駆動方法及びそれを有するシステムを提供すること
を目的とする。
決するため、以下の手段を有する。
時に、該光電変換素子のD電極の電位をG電極の電位よ
り高くするモードと、低くするモードとを切り換えて前
記リフレッシュを行なう手段を有することを特徴とする
光電変換装置。
をスイッチ手段を用いて切り換え可能としたことを特徴
とする[1]記載の光電変換装置。
一の型のキャリアおよび前記第一の型のキャリアとは、
正負の異なる第二のキャリア両方のキャリアの通過を阻
止する第一の絶縁層、光電変換半導体層、該半導体層へ
の前記第一の型のキャリアの注入を阻止する注入阻止
層、第二の電極層を堆積した光電変換素子を有する光電
変換装置に於いて、前記光電変換素子の第一の電極層の
電圧をVrG、前記第一の型のキャリアの電荷をq、前記
第二の電極層の電圧をVD 、ある閾値電圧をVFBとした
時、 (VrG・q)<(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第1のリフレッシュモ
ードと、 (VrG・q)≧(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第2のリフレッシュモ
ードと、を有するリフレッシュモード動作手段と、前記
リフレッシュモードを切り換えて、どちらかのモードで
動作させるスイッチ手段と、を有することを特徴とする
[1]記載の光電変換装置。
二次元的に複数個配置し、全光電変換素子を複数のブロ
ックに分割し、前記光電変換素子毎に接続されたスイッ
チ素子を、前記各ブロック毎に動作させることにより、
前記複数のブロックに分割した全光電変換素子の光信号
を、マトリクス信号配線に出力することを特徴とする
[1]記載の光電変換装置。
が、少なくとも第一電極層、絶縁層、半導体層、第二の
電極層の順の積層構造で構成され、この積層構造の各層
が前記光電変換素子の第一の電極層、絶縁層、光電変換
半導体層、第二の電極層の各層と同一層から形成されて
おり、且つ同じ膜厚であることを特徴とする[4]記載
の光電変換装置。 [6] [1]〜[5]のいずれかに記載の光電変換装
置の駆動方法において、前記光電変換素子のリフレッシ
ュ電圧を、任意に変更することで、所望の光電変換信号
を得られるように駆動することを特徴とする光電変換装
置の駆動方法。 [7] [3]に記載の光電変換装置において、静止画
像を得る場合は、 前記(VrG・q)<(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第1のリフレッシュモ
ードに切り換え、動画像を得る場合は、 前記(VrG・q)≧(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第2のリフレッシュモ
ードに切り換えることを特徴とする光電変換装置の駆動
方法。 [8] リフレッシュモードを有する光電変換装置と、
該光電変換装置に設けられた蛍光体と、該蛍光体に入射
して光情報を発生するX線源と、を有するX線撮像装置
において、必要とする画像毎に、前記リフレッシュ電圧
を変更する手段を有することを特徴とするX線撮像装
置。
光体と、前記蛍光体に入射されて光情報を発生させるX
線源と、該光電変換装置からの信号を処理する信号処理
手段と、前記信号処理手段からの信号を記録する為の記
録手段と、前記信号処理手段からの信号を表示する為の
表示手段と、前記信号処理手段からの信号を電送する為
の電送手段と、を有することを特徴とする[8]記載の
X線撮像装置。
のリフレッシュ動作に於いて、リフレッシュ用電源をス
イッチ手段を用いて切り換え可能とし、D電極の電位を
G電極の電位より低い場合と高い場合の2つの場合を実
現可能とすることにより、大きなダイナミックレンジを
必要とする動画像を得る場合と、ノイズを小さくする事
を必要とする静止画像を得る場合の両方の場合を実現す
る事が可能となる。即ち、本発明に於いては、画像ごと
にリフレッシュ電圧を変え、必要に応じた画像を得るこ
とができる作用が得られる。
N比が高く、特性が安定した光電変換装置及びそれを有
するシステムを提供することができる。
と同一プロセスで形成することが可能であるため、生産
プロセスの複雑化を生じることが無く、低コストで作製
可能となる作用が得られる。
の説明の前に、以前我々が提案した先行技術及びそのリ
フレッシュ動作の説明を行う。
に、我々が以前提案した光電変換装置の光電変換素子を
説明するための模式的層構成図、光電変換装置の概略的
回路図である。
形成される絶縁基板、2はAlやCrなどで形成される
下部電極である。70は電子、ホール共に通過を阻止す
る窒化シリコン(SiN)などで形成される絶縁層であ
り、その厚さはトンネル効果により電子、ホールが通過
できないほどの厚さである500オングストローム以上
に設定される。4は水素化アモルファスシリコン(a−
Si:H)の真性半導体i層で形成される光電変換半導
体層、5は光電変換半導体層4に透明電極6側からのホ
ールの注入を阻止するa−Siのn+ 層で形成される注
入阻止層、透明電極6はITOのようなインジウム又は
スズを含む化合物、酸化物などで形成される。
示した光電変換素子を記号化したものでDが透明電極6
側、Gが下部電極2側の電極を示している。120は検
出部、110は電源部であり、電源部110はD電極に
正の電位を与える正電源111、負の電位を与える負電
源112の両者を切り換えるスイッチ113で構成され
る。スイッチ113はリフレッシュモードではrefr
esh側、光電変換モードではread側に接続される
よう制御される。
説明する。
光電変換素子100のリフレッシュモードおよび光電変
換モードの動作を示す光電変換部のエネルギーバンド図
で、光電変換素子の各層の厚さ方向の状態を表してい
る。
極はG電極に対して負の電位が与えられているため、i
層4中の黒丸で示されたホールは電界によりD電極に導
かれる。同時に白丸で示された電子はi層4に注入され
る。この時一部のホールと電子はn層5、i層4におい
て再結合して消滅する。充分に長い時間この状態が続け
ばi層4内のホールはi層4から掃き出される(図10
(a))。
と、D電極はG電極に対して正の電位が与えられるため
i層4中の電子は瞬時にD電極に導かれる。しかしホー
ルはn層5が注入阻止層として働くためi層4に導かれ
ることはない。この状態でi層4内に光が入射すると光
は吸収され電子・ホール対が発生する。この電子は電界
によりD電極に導かれ、ホールはi層4内を移動し絶縁
層70の界面に達する。しかし、絶縁層70内には移動
できないため、i層4内に留まることになる。この時電
子はD電極に移動し、ホールはi層4内の絶縁層70界
面に移動するため、素子内の電気的中性を保つため、電
流がG電極から検出部120に流れる。この電流は光に
より発生した電子・ホール対に対応するため入射した光
に比例する(図10(b))。
後、再びリフレッシュモード(a)の状態になると、i
層4内に留まっていたホールは前述のようにD電極に導
かれ、同時にこのホールに対応した電荷が検出部120
に流れる。このホールの量は光電変換モード期間に入射
した光の総量に対応し、検出部120に流れる電荷は光
の総量に対応する。この時i層4内に注入される電子の
量に対応した電荷も流れるが、この量はおよそ一定なた
め差し引いて検出すればよい。
ムに入射する光の量を出力すると同時に、ある期間に入
射した光の総量も出力することもできる。このことは我
々が以前提案した構成例の大きな特徴といえる。検出部
120は目的に応じてどちらか一方、もしくは両方を検
出すればよい。
光電変換装置の動作について説明する。
のタイミングチャートである。図中Vdgは光電変換部1
00のG電極に対するD電極の電位であり、Pは光の入
射の状態を示し、ONで光が入射の状態、OFFで光の
入射がない。つまりダーク状態を示している。Isは検
出部120に流れ込む電流を示し、横軸方向は時間の経
過を示す。
向に接続されるとリフレッシュモードに入り、Vdgは負
電圧となり、図10(a)のようにホールが掃き出さ
れ、また電子がi層4に注入されるにともない検出部1
20には図11のEで示される負の突入電流Eが流れ
る。その後リフレッシュモードは終了し、スイッチ11
3がread方向に接続されるとi層4内の電子が掃き
出され正の突入電流E′が流れ光電変換モードに入る。
この時光が入射されているとAで示される光電流Aが流
れる。もし同様な動作でダーク状態であればA′で示さ
れるように電流は流れない。よって光電流Aを直接、も
しくは一定の期間、光電流Aを積分すれば光の入射を検
出できる。
fresh方向に接続されると突入電流Bが流れる。こ
れは直前の光電変換モード期間における光の入射の総量
に反映された量になり、この突入電流Bを積分もしくは
積分相当の値を得ればよい。直前の光電変換モードで光
が入射していなければ突入電流はB′のように小さくな
り、その差を検出すれば、光の入射を検出できる。また
前述の突入電流E′やE″はおよそ突入電流B′と等し
いため、突入電流Bからこれらを差し引いてもよい。
あっても光の入射の状態が変化すれば、C、C′のよう
にIsは変化する。これを検出しても光の入射状態を検
出できる。つまり、必ずしも検出機会ごとに毎回リフレ
ッシュモードにする必要はないことを示している。
変換モードの期間が長くなったり、入射する光の照度が
強い場合、Dのように光の入射があるにもかかわらず電
流が流れないことがある。これは図10(c)のよう
に、i層4内にホールが多数留まり、このホールのため
i層4内の電界が小さくなり、発生した電子がD電極に
導びかれなくなり、i層4内のホールと再結合してしま
うからである。この状態で光の入射の状態が変化する
と、電流が不安定に流れることもあるが、再びリフレッ
シュモードにすればi層4内のホールは掃き出され、次
の光電変換モードではA″のようにAと等しい電流が得
られる。
したが、入射光の強弱によりA,B,Cの電流はともに
連続的に変化し、入射光の有無の検出に限らず、強弱に
ついても定量的に検出できることはいうまでもない。
モードで、i層4内のホールを掃き出す場合、全てのホ
ールを掃き出すのが理想であるが、一部のホールを掃き
出すだけでも効果はあり、光電流であるAもしくはCに
おいて全てを掃き出した場合と値は変わらず、問題はな
い。また、常に一定量が残るように掃き出せば、Bの電
流によっても光の量を定量的に検出することができる。
つまり、次の光電変換モードでの検出機会において電流
値がDの状態、すなわち図10(c)の状態にならなけ
ればよく、リフレッシュモードのVdgの電圧、リフレッ
シュモードの期間、および、n層5の注入阻止層の特性
を決めればよい。
て、i層4への電子の注入は必要条件でなく、Vdgの電
圧は負に限定されるものでもない。ホールの一部がi層
4から掃き出されればよい。ホールが多数i層4に留ま
っている場合には、たとえV dgが正の電圧であってもi
層4内の電界はホールをD電極に導く方向に加わるから
である。n層5の注入阻止層の特性も同様に電子をi層
4に注入できることが必要条件ではない。
(c)、図12(d)は、それぞれ検出部の較正例を示
したものである。121は電流Ampで代表される電流
計、122は電圧計、123は抵抗器、124はコンデ
ンサ、125はスイッチ素子、126はオペアンプであ
る。
で、電流計121の出力は電圧や、増幅された電流であ
る。図12(b)は電流を抵抗器123に流して電圧を
電圧計122で検出している。図12(c)は電荷をコ
ンデンサ124に蓄積し、その電圧を電圧計122で検
出している。図12(d)はオペアンプ126により電
流の積分値を電圧として検出している。図12(c)、
図12(d)においてスイッチ素子125は毎回の検出
に対して初期値を与える役割をし、検出の方法によって
高抵抗の抵抗器に置き換えることも可能である。
組み合せたオペアンプ、抵抗、コンデンサ等で構成し、
高速で動作するものを使用することができる。検出部は
これら4種に限定するものでなく、電流もしくは電荷を
直接もしくは積分値を検出できればよく、電流もしくは
電圧値を検出する検出器と、抵抗器、コンデンサ、スイ
ッチ素子を組合せ、複数の光電変換部を同時もしくは順
次出力するよう構成することもできる。
合は、電源部の配線やスイッチ素子と組合せてマトリク
スで1000ケ以上の光電変換部の電位を制御し、また
検出する。この場合、スイッチ素子やコンデンサ、抵抗
の一部は光電変換部と同一基板上に構成するとSN比
や、コスト面で有利である。この場合、我々が以前提案
した構成例の光電変換部は代表的なスイッチ素子である
TFTと同一膜構成のため同一プロセスで同時に形成す
ることが可能であり低コストの高SN比の光電変換装置
が実現できる。
ッシュ電圧値による光電変換装置の特性の違いについて
以前我々が提案した光電変換装置を用いて説明する。
で構成される光電変換装置の1ビット等価回路図であ
り、図14がその動作を示すタイミングチャートであ
る。
換素子のG電極に正の電位を与える場合である図13に
示した光電変換装置の1ビット等価回路図を用いて説明
を行う。そして光電変換素子のD電極の電位は電源11
4によりVD に設計され、リフレッシュ動作時のG電極
の電位は電源1115によりVrGに設定されるものとす
る。
0のG電極の電位(V0 )をD電極の電位(VD )以上
にリフレッシュする場合(V0 =VrG≧VD )について
説明する。このような状態にリフレッシュされると光電
変換素子100のi層4内に留まっていたホール及びi
層4と絶縁層70との界面に存在する界面欠陥にトラッ
プされる。以下この電流を負の突入電流という。そして
リフレッシュ動作終了後、光電変換素子100のG電極
の電位をGND電位等に初期化する時、i層4内及び界
面欠陥にトラップされていた電子が全てD電極へ掃き出
される。以下この電流を正の突入電流という。i層4と
絶縁層70との界面に存在する界面欠陥は一般にエネル
ギー準位が深い為、界面欠陥位置に存在する電子及びホ
ールを移動させるエネルギー、及びほかの位置から界面
欠陥位置へ電子及びホールを移動させるエネルギーは相
対的に高く、見かけ上の移動度も低くなる。その為、正
の突入電流がゼロになるまで即ち界面欠陥にトラップさ
れていた電子の全てがD電極へ掃き出されるまで数十マ
イクロ秒から数秒かかることになり、G電極リセット動
作が終了しても大きな突入電流が流れる。その結果、G
電極が持つ容量に蓄積された電荷の中にはノイズ成分で
ある突入電流による電荷が含まれ、結果的にその電荷分
SN比が低下してしまうのである。
を用いて詳細に説明する。
図13におけるスイッチ素子1125、転送用TFT1
300、リフレッシュ用TFT1700、リセット用T
FT1400を駆動するパルスのタイミングを示してい
る。ここでHは各駆動素子をオン状態にするハイレベル
を示しており、一般に結晶シリコン半導体スイッチ素子
では+5v〜+12v、a−SiTFTでは+8v〜+
15v位が用いられる。又、Lは一般的に0vが多く用
いられる。IS とV0 は、図13中の矢印で示す様に、
各々光電変換素子100に一定の信号光が照射された状
態において、矢印の方向へ流れる電流とG電極の電位を
示している。ここで、Pa〜Pdのパルス幅を20μs
の動作時におけるIS とV0 を図14に示している。
ュ用パルス立ち上がりから、Pdのリセット用パルス立
ち上がりまで一定の高い電位に保たれている。その為正
の突入電流はその間に発生せず、Pdのパルス立ち上が
り時に初めて、界面欠陥にトラップされていた電子の掃
き出しによると考えられる。正の突入電流が発生してい
る。この正の突入電流が減衰しほぼゼロになるまで、我
々の作製した装置では約80〜100μ秒かかる為、G
電極がもつ容量に信号電荷を蓄積しはじめるPdのパル
スの立ち下がり時には、正の突入電流が多く発生してお
り、図中の斜線で示した部分の電荷及び電圧値がノイズ
成分として蓄積されてしまうのである。その結果その蓄
積分SN比が低下してしまうのである。正の突入電流を
低減する方法としてはPdの初期化パルスの時間を長く
することが考えられるが、その時間にも限界があり、又
時間を長くすることにより装置全体の信号読み取り時間
が長くなり、装置の低速化即ち性能ダウンを引き起こす
ことになる。
リフレッシュさせる時の印加電圧の条件について説明す
る。図15は光電変換素子100のエネルギーバンド図
であり、両端の各々の電極(D電極及びG電極)は開放
(オープン)状態である。光電変換素子100は一般に
いわれているMIs(Metal−Insulator
−Semiconductor)構造であり両端の電極
に加わる電圧条件により全容量が相対的に小さい状態
(デプレッション状態)と全容量が相対的に大きい状態
(アキュムレーション状態)が現れる。
ンであるが、エネルギーバンド図については図15
(b)の場合が上記デプレッション状態のエネルギーバ
ンド図と同じであり、図15(c)の場合がアキュムレ
ーション状態のエネルギーバンド図と同じである。
いて図15の(a)の状態即ちi層のバンドがフラット
な状態(フラットバンド電圧VFB=0v)又は図15
(b)の状態即ち若干デプレッション状態(3v≧VFB
>0v)である事が多い。又、MIsコンデンサの両端
に電圧を加える事によりVFBはある程度任意の正及び負
の値にする事も可能である。
が長く、且つ電流値が大であること)をもたらす電圧値
の条件を以下においてまとめる。
トバンド電圧VFBがゼロの時はリフレッシュ時のG電極
の電位(VrG)はD電極の電位(VD )より高ければ、
即ちVrG>VD であれば、上述した問題の正の突入電流
が流れる。
バンド電圧VFBがゼロでない時はリフレッシュ時のG電
極の電位(VrG)はD電極の電位(VD )からVFBを差
し引いた電圧値よりも高ければ、即ちVrG≧VD −VFB
であれば上述した問題の正の突入電流が流れるのであ
る。
る。
換素子100のエネルギーバンド図で図16(a)の2
から6各層の厚さ方向の状態を表している。リフレッシ
ュ動作の図16(a)において、D電極はG電極に対し
て負の電位が与えられているため、i層4中の黒丸で示
されたホールは電界によりD電極に導かれる。同時に白
丸で示された電子はi層4に注入される。又、i層4と
絶縁層70の界面欠陥にトラップされていたホールはあ
る程度の時間を費しD電極に導かれ、i層4に注入され
た電子のうち一部は逆に、ある程度の時間を費してi層
4と絶縁層70の界面欠陥にトラップされる。この時一
部のホールと電子はn層5、i層4において再結合して
消滅する。十分に長い時間この状態が続けばi層4内の
ホールはi層4から掃き出される。この状態で光電変換
動作の図16(b)になるとD電極はG電極に対して正
の電位が与えられるためi層4中の電子は瞬時にD電極
に導かれる。そしてi層4と絶縁層70の界面欠陥にト
ラップされていた電子は、ある程度時間を費してD電極
へ導かれる。この界面欠陥にトラップされていた電子が
前述した問題の突入電流の原因である。ここでホールは
n層5が注入阻止層として働く為、i層4に導かれるこ
とはない。この状態でi層4内に光が入射すると、光は
吸収され電子・ホール対が発生する。この電子は電界に
よりD電極に導かれ、ホールはi層4内を移動しi層4
と絶縁層70の界面に達する。しかし、絶縁層70内に
は移動できない為、i層4内に留まることになる。そし
てある期間光電変換動作の図16(b)を保った後の状
態が図16(c)である。
る光電変換素子100のダイナミックレンジ(D・R)
について説明する。図13に示される光電変換素子10
0のD・Rを電荷量で示すと、D・R=VrG×CS とな
る。ここでCS は光電変換素子100の容量である。よ
って、光電変換素子100のダイナミックレンジ(D・
R)はリフレッシュ電圧VrGが高いほど大きくなる。そ
のため光電変換素子100に照射される信号光が多く得
られる場合は光による信号量を多く得ることができるの
でSN比が大きくなる。
(V0 )以下にリフレッシュする場合(VrG<VD −V
FB)について説明する。
的等価回路図である。図18は図17の光電変換装置を
実際に駆動した時のタイミングチャートである。
る部分については同じものを示しているので説明は省略
する。図13に示される概略的等価回路と図17に示さ
れる概略的等価回路との違いはTFT1700に接続さ
れる電源の大きさである。なお、ここで光電変換素子1
00は図9(a)と同一の構造をしているので、i層と
第2の電極層との間の注入阻止層はn型であり、注入が
阻止されるキャリアはホールである。その為注入が阻止
されるキャリア1個の電荷をqとするとこの場合もq>
0となる。
の点線内の検出手段とTFT1300及びハイレベルパ
ルスPbを印加する手段を含む。
変換素子100のリフレッシュ動作においてG電極に正
の電位を与える電源1115の電位VrGが、D電極に正
の電位を与える電源114の電位VD に比べて低くして
いる点のみである。詳細にいえば、光電変換素子100
には、i層のエネルギーバンドをフラットにする為にG
電極に印加するフラットバンド電圧(VFB)が存在する
ので実際には、図13の例ではVrG≧VD −VFBの状態
で駆動していたのに対し、図17ではVrG<V D −VFB
の状態で駆動するのである。
態での光電変換装置の動作を説明する。
変換素子100の電流Isと電流IsによるG電極の電
位V0 の振舞いである。
スが立ち上がり、光電変換素子100のG電極に電圧V
rG(VrG<VD −VFB)が印加されると光電変換素子1
00のi層内に留まっていたホールの一部がD電極に掃
き出される。この時、i層と絶縁層の界面欠陥にトラッ
プされていたホールのほぼ全てはそのままの状態である
と考えられる。又、この時電子はD電極に掃き出された
一部のホールに相当する量もしくはそれ以下の数量がD
電極からi層内へ流れ込むが、i層内における電界はG
電極側の電位が低い為、i層と絶縁層の界面欠陥にトラ
ップされる電子はほぼゼロであると考えられる。よって
図18におけるIsはPcのリフレッシュパルス立ち上
がり時において小さな負の突入電流しか生じることな
く、又減衰時間も短くなっている。又、Pcのリフレッ
シュパルス立ち上がりからPdのG電極リセットパルス
立ち上がりまでのG電極の電圧V0 はVrGにほぼ一致し
ており、その電位はVD −VFBより下がっていることを
図18は示している。
光電変換素子100のG電極がGNDに接地されるとi
層内に留まっていた若干の電子は全てD電極に流れ出す
ことになる。この時、i層と絶縁層の界面欠陥には電子
は存在しない為、電子は少量で且つ瞬時に流れ出ると考
えられる。又、この時界面欠陥に存在するホールはほと
んど移動しないと思われる。よってPdのG電極リセッ
トパルス立ち上がり時において、Isは小さな正の突入
電流しか生じることなく、又減衰時間も短くなってい
る。PdのG電極リセットパルスの立ち上がりから立ち
下がりまでを約20マイクロ秒で動作させると、図のよ
うに光電変換動作開始となるPdのパルスの立ち下がり
時には、ほぼ突入電流はゼロになる。よってPdのパル
スの立ち下がりから蓄積されはじめる電荷は、ほぼすべ
てが光電変換素子100内に入射した信号光による電荷
となり、その信号電圧を読み出すことによりSN比の高
い情報を得ることが可能となる。
なメカニズムについて図を用いてさらに以下で説明す
る。
−VFBの場合の光電変換素子100の動作を示すエネル
ギーバンド図であり、図16(a)〜図16(c)に示
したエネルギーバンド図に対応している。
D電極はG電極に対して正の電位が与えられている為、
i層4中の黒丸で示されたホールの一部が電界によりD
電極に導かれる。同時に白丸で示された電子はi層4に
注入される。ここでi層4と絶縁層70の界面欠陥にト
ラップされていたホールはほとんど移動せず、又電子が
界面欠陥にトラップされることもない。
なるとG電極はD電極に対して更に大きな負の電位が与
えられる為、i層4中の電子は瞬時にD電極に導かれる
が、界面欠陥にトラップされた電子はほとんど存在しな
い為、先に説明した図13の光電変換装置で問題となる
突入電流はほとんど存在しなくなる。
(b)を保った後の状態の図19(c)になる。
レッシュする場合においては、i層4と絶縁層70の界
面欠陥に電子が存在することはほとんどない為、電子の
出入りに長い時間を費すことがなくなり、結果的にノイ
ズ成分となる突入電流を大きく削減することが可能とな
る。
件であり、図17に示される光電変換素子100のダイ
ナミックレンジ(D・R)は、D・R=VrG×CS とな
り、VrG≧VD −VFBの場合に比べてVrG<VD −VFB
の場合のダイナミックレンジは小さくなる。その為信号
処理が多い場合には、信号光による発生電荷が飽和し、
SN比を下げることが生じる。
装置の第1の実施形態を示す全体回路図、図2(a)は
本実施形態中の1画素に相当する各素子の平面図、図2
(b)は図2(a)のA−B線断面図である。
素子で下部電極側をG、上部電極側をDで示している。
C11〜C33は蓄積用コンデンサ、T11〜T33は
転送用TFTである。VS は読み出し用電源、Vg1及
びVg2はリフレッシュ用電源であり、スイッチSWx
によりVg1かVg2が選択されたVS はスイッチSW
s、Vg1またはVg2はSWgを介して全光電変換素
子S11〜S33のG電極に接続されている。ここで、
センサのG電極に印加される各電源の電位はVg1>0
>Vg2>VS と設定している。スイッチSWsはイン
バータを介して、スイッチSWgは直接にリフレッシュ
制御回路RFに接続されており、リフレッシュ期間はス
イッチSWgがon、その他の期間はスイッチSWsが
onするよう制御されている。1画素は1個の光電変換
素子とコンデンサ、およびTFTで構成され、その信号
出力は信号配線SIGにより検出用集積回路ICに接続
されている。
素を3つのブロックに分け1ブロックあたり3画素の出
力を同時に転送しこの信号配線SIGを通して検出用集
積回路ICによって順次出力に変換され出力される(V
out)。また1ブロック内の3画素を横方向に配置
し、3ブロックを順に縦に配置することにより各画素を
二次元的に配置している。
基板上に形成されているが、このうち第1画素に相当す
る部分の平面図を図2(a)に示す。また図中破線A−
Bで示した部分の断面図を図2(b)に示す。
11はTFTC11はコンデンサ、およびSIGは信号
配線である。本実施形態においてはコンデンサC11と
光電変換素子S11とは特別に素子を分離しておらず、
光電変換素子S11の電極の面積を大きくすることによ
りコンデンサC11を形成している。これは本実施形態
の光電変換素子とコンデンサが同じ層構成であるから可
能なことである。
化シリコン膜SiNとヨウ化セシウム等の蛍光体CsI
が形成されている。上方よりX線(X−ray)が入射
すると蛍光体CsIより光(破線矢印)に変換され、こ
の光が光電変換素子に入射される。
電変換装置の動作について説明する。図3は本実施形態
の動作を示すタイミングチャートである。
R2により制御配線g1〜g3、sg1〜sg3にHi
が印加される。すると転送用TFT・T11〜T33と
スイッチM1〜M3がonし導通し、全光電変換素子S
11〜S33のD電極はGND電位になる(積分検出器
Ampの入力端子はGND電位に設計されているた
め)。
を出力しスイッチSWgがonし全光電変換素子S11
〜S33のG電極はリフレッシュ用電源Vg1またはV
g2になる。この時、リフレッシュ用電源は正の電位
(Vg1)または負の電位(Vg2)の2つが用意され
ており、スイッチSWxにより、どちらかの電源に選択
された状態となっている。
合は、先に図13で説明したVrG≧VD −VFBと同じ条
件になる為、先に説明したようにVg2を選択した図1
7のVrG<VD −VFBの条件と比較して突入電流が多く
発生し、ノイズが増える。しかしながら光電変換素子の
ダイナミックレンジは増大する。
リフレッシュモードになりリフレッシュされる。
出力しスイッチSWsがonし全光電変換素子S11〜
S33のG電極は読み取り用電源VS により負電位にな
る。すると全光電変換素子S11〜S33は光電変換モ
ードになり同時にコンデンサC11〜C33は初期化さ
れる。この状態でシフトレジスタSR1およびSR2に
より制御配線g1〜g3、sg1〜sg3にLoが印加
される。すると転送用TFT・T11〜T33のスイッ
チM1〜M3がoffし全光電変換素子S11〜S33
のD電極はDC的にはオープンになるがコンデンサC1
1〜C33によって電位は保持される。
いため全光電変換素子S11〜S33には光は入射され
ず光電流は流れない。この状態でX線がパルス的出射さ
れ人体等を通過し蛍光体CsIに入射されると光に変換
され、その光がそれぞれの光電変換素子S11〜S33
に入射する。この光は人体等の内部構造の情報が含まれ
ている。
れぞれのコンデンサC11〜C33に蓄積されX線の入
射終了後も保持される。つぎにシフトレジスタSR1に
より制御配線g1にHiの制御パルスが印加され、シフ
トレジスタSR2の制御配線sg1〜sg3への制御パ
ルス印加によって転送用TFT・T11〜T33、スイ
ッチM1〜M3を通してv1〜v3が順次出力される。
これにより人体等の内部構造の二次元的情報がv1〜v
9として得られる。
るが、動画像を得る場合はここまでの動作を繰り返す。
一般に動画像を得る場合は静止画像を得る場合と比較し
て照射されるX線の強度は弱いが、照射時間は長い場合
が多い。その為、信号光量が多くなり、大きなダイナミ
ックレンジが必要となる。また、一般に動画像を得る場
合はおおまかな位置決めをする場合が多く、多少のノイ
ズ等は無視できる場合が多い。よって静止画像を得る場
合は、上記のVrG<VD −VFBの条件即ちVg2を選択
する方がよい。又、動画像を得る場合はダイナミックレ
ンジが大きいV rG≧VD −VFBの条件即ちVg1を選択
する方がよい。このように本実施形態においては必要と
する画像毎にリフレッシュ電圧を変えることが可能とな
る。
一の構造をしているので、i層と第2の電極層との間の
注入阻止層はn型であり、注入が阻止されるキャリアは
ホールである。その為、注入が阻止されるキャリア1個
の電荷をqとすると、この場合もq>0となる。
ルと電子を逆に構成してもよい。例えば、注入阻止層は
p層でもよい。この場合、上記の実施形態において、電
圧や電界の方向を逆にし、その他の部分を同様に構成す
れば、上記実施形態と同様の動作結果が得られる。その
ような場合は、注入阻止層により注入が阻止されるキャ
リア1個の電荷qは、q<0となる。
の型のキャリアおよび前記第一の型のキャリアとは、正
負の異なる第二のキャリア両方のキャリアの通過を阻止
する第一の絶縁層、光電変換半導体層、該半導体層への
前記第一の型のキャリアの注入を阻止する注入阻止層、
第二の電極層を堆積した光電変換素子を有する光電変換
装置に於いて、前記光電変換素子の第一の電極層の電圧
をVrG、前記第一の型のキャリアの電荷をq、前記第二
の電極層の電圧をVD 、ある閾値電圧をVFBとした時、 (VrG・q)<(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第1のリフレッシュモ
ードと、 (VrG・q)≧(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第2のリフレッシュモ
ードと、を有するリフレッシュモード動作手段と、前記
リフレッシュモードを切り換えて、どちらかのモードで
動作させるスイッチ手段と、を有することを特徴とする
光電変換装置である。
電極が共通に接続され、この共通の配線をスイッチSW
gとスイッチSWsを介してリフレッシュ用電源Vg1
又はVg2と読み取り用電源VS 電位に制御しているた
め、全光電変換素子を同時にリフレッシュモードと光電
変換モードに切り換えることができる。このため複雑な
制御なくして1画素あたり1個のTFTで光出力を得る
ことができる。
3に二次元配置し3画素ずつ同時に、3回に分割して転
送・出力したが、これに限らず、例えば縦横1mmあた
り5×5個の画素を2000×2000個の画素として
二次元的に配置すれば40cm×40cmのX線検出器
が得られる。
と組み合わせX線レントゲン装置を構成すれば胸部レン
トゲン検診や乳ガン検診に使用できる。するとフィルム
と異なり瞬時にその出力をCRTで映し出すことが可能
で、さらに出力をディジタルに変換しコンピュータで画
像処理して目的に合わせた出力に変換することも可能で
ある。また光磁気ディスクに保管もでき、過去の画像を
瞬時に検索することもできる。また感度もフィルムより
良く人体に影響の少ない微弱なX線で鮮明な画像を得る
こともできる。
素を持つ検出器の実装を示す概念図を示す。2000×
2000個の検出器を構成する場合、図1で示した破線
内の素子を縦・横に数を増せば良いが、この場合制御配
線もg1〜g2000と2000本になり信号配線SI
Gもsig1〜sig2000と2000本になる。ま
たシフトレジスタSR1や検出用集積回路ICも200
0本の制御・処理をしなければならず大規模となる。こ
れをそれぞれ1チップの素子で行なうことは1チップが
非常に大きくなり製造時の歩留りや価格等で不利であ
る。
00段ごと1個のチップに形成し、20個(SR1−1
〜SR1−20)を使用すればよい。また検出用集積回
路も100個の処理回路ごと1個のチップに形成し、2
0個(IC1〜IC20)を使用する。
1−1〜SR1−20)と下側(D)に20チップ実装
し、1チップあたり100本の制御配線、信号配線をお
のおのワイヤーボンディングでチップと接続している。
図4中破線部は図1の破線部に相当する。また外部への
接続は省略している。また、SWg,SWs,SWx,
Vg1,Vg2,RF等も省略している。集積用回路I
C1〜IC20からは20本の出力(Vout)がある
が、これらはスイッチ等を介して1本にまとめたり、2
0本をそのまま出力し並列処理すればよい。
0チップ(SR1−1〜SR1−10)、右側(R)に
10チップ(SR1−11〜SR1−20)と上側に1
0チップ(IC1〜10)、下側(D)に10チップ
(IC11〜20)を実装してもよい。この構成は上・
下・左・右側(U・D・L・R)にそれぞれ各配線を1
000本ずつに振り分けているため、各辺の配線の密度
が小さくなり、また各辺のワイヤーボンディングの密度
も小さく、歩留りが向上する。配線の振り分けは左側
(L)にg1,g3,g5,…,g1999、右側
(R)にg2,g4,g6,…,g2000とし、つま
り奇数番目の制御線を左側(L)、偶数番目の制御線を
右側(R)に振り分ける。こうすると各配線は等間隔に
引き出され配線されるので密度の集中なく一層歩留りが
向上する。また、上側(U)下側(D)への配線も同様
に振り分ければよい。また、図示していないが別の実施
形態として配線の振り分けは左側(L)にg1〜g10
0,g201〜g300,…,g1801〜g190
0、右側(R)にg101〜g200,g301〜g4
00,…,g1901〜g2000を振り分け、つま
り、1チップごと連続な制御線を振り分け、これを左・
右側(L・R)交互に振り分ける。こうすると、1チッ
プ内は連続に制御でき、駆動タイミングが楽で回路を複
雑にしなくてよく安価なものが使用できる。上側
(U)、下側(D)についても同様で、連続な処理が可
能で安価な回路が使用できる。
的に複数個配置し、全光電変換素子を複数のブロックに
分割し、前記光電変換素子毎に接続されたスイッチ素子
を、前記各ブロック毎に動作させることにより、前記複
数のブロックに分割した全光電変換素子の光信号を、マ
トリクス信号配線に出力することを特徴とする光電変換
装置である。
が、少なくとも第一電極層、絶縁層、半導体層、第二の
電極層の順の積層構造で構成され、この積層構造の各層
が前記光電変換素子の第一の電極層、絶縁層、光電変換
半導体層、第二の電極層の各層と同一層から形成されて
おり、且つ同じ膜厚であることを特徴とする光電変換装
置でもある。
基板上に破線部の回路を形成した後、その基板上にチッ
プを実装してもよいし、別の大きな基板上に破線部の回
路基板とチップを実装してもよい。また、チップをフレ
キシブル基板上に実装して破線部の回路基板に貼り付け
接続してもよい。
面積の光電変換装置は従来の光センサを用いた複雑な工
程では不可能であったが、本発明の光電変換装置の工程
は各素子を共通な膜で同時に形成しているため工程数が
少なく、簡易的な工程で済むため高歩留まりが可能で低
コストで大面積・高性能の光電変換装置の生産を可能と
している。また、コンデンサと光電変換素子とが同じ素
子内で構成でき、実質上素子を半減することが可能でさ
らに歩留まりを向上できる。 [実施形態2]図6は、本発明の光電変換装置を用いた
システム全体を表す模式的ブロック図である。6001
はa−Siセンサ基板であるこの図では複数のシフトレ
ジスタSR1を直列に、また検出用集積回路ICも複数
で駆動している。検出用集積回路ICの出力は処理回路
6008内のアナログ−デジタル変換器6002に入力
されデジタル化される。この出力は固定パターン補正用
の引き算器6003を介してメモリ6004に記憶され
る。メモリの中の情報はコントローラ6005により制
御されバッファ6006を介し信号処理手段としてのイ
メージプロセッサに転送され、そこで画像処理される。
出用の光電変換装置に適用した場合の模式的構成図及び
模式的断面図である。
板6011内に複数個形成され、シフトレジスタSR1
と検出用集積回路ICが実装されたフレキシブル回路基
板6010が接続されている。フレキシブル回路基板6
010の逆側は回路基板PCB1、PCB2に接続され
ている。前記a−Siセンサ基板6011の複数枚が基
台6012の上に接着され大型の光電変換装置を構成す
る基台6012の下には処理回路6018内のメモリ6
014をX線から保護するため鉛板6013が実装され
ている。a−Siセンサ基板6011上にはX線を可視
光に変換するための蛍光体6030たとえばCsIが、
塗布または貼り付けられている。前述の図1、図2で説
明したX線検出方法と同じ原理に基き、X線を検出する
ことができる。本実施形態では図7(b)に示されるよ
うに全体をカーボンファイバー製のケース6020に収
納している。
ステムへの応用例を示したものである。
60は患者あるいは被験者6061の胸部6062を透
過し、蛍光体を上部に実装した光電変換装置6040に
入射する。この入射したX線には患者6061の体内部
の情報が含まれている。X線の入射に対応して蛍光体は
発光し、これを光電変換して、電気的情報を得る。この
情報はディジタルに変換されイメージプロセッサ607
0により画像処理され制御室のディスプレイ6080で
観察できる。
送手段により遠隔地へ転送でき、別の場所のドクタール
ームなどディスプレイ6081に表示もしくは光ディス
ク等の保存手段に保存することができ、遠隔地の医師が
診断することも可能である。またフィルムプロセッサ6
100によりフィルム6110に記録することもでき
る。
装置は、光電変換素子のリフレッシュ動作において、リ
フレッシュ用電源をスイッチを用いて切り換え可能と
し、D電極の電位をG電極の電位より高い場合と低い場
合を実現可能とすることにより、大きなダイナミックレ
ンジを必要とする動画像を得る場合とノイズを小さくす
ることを必要とする静止画を得る場合の両方の場合を実
現することが可能となる。即ち、本実施形態において
は、画像毎にリフレッシュ電圧を変えることが可能とな
り、必要に応じた画像を得ることができる。
ばSN比が高く、特性が安定している光電変換装置、そ
の駆動方法及びそれを有するシステムを提供することが
できる。
電変換装置を利用することでより低コストで大面積・高
機能・高特性のファクシミリやX線レントゲン装置を提
供できる。
ための概略的回路図。
式的平面図(a)、及び模式的断面図(b)。
ためのタイミングチャート。
の模式的配置構成図。
の模式的配置構成図。
を説明するためのシステム構成図。
る模式的構成図(a)、模式的断面図(b)。
を説明するためのシステム構成図。
する模式的断面図(a)、及び概略的回路図(b)。
のエネルギーバンド図。
明するためのタイミングチャート。
図。
的回路図。
タイミングチャート。
のエネルギーバンド図。
のエネルギーバンド図。
図。
タイミングチャート。
のエネルギーバンド図。
図。
図。
の一例を説明するための図。
Claims (9)
- 【請求項1】 光電変換素子のリフレッシュ動作時に、
該光電変換素子のD電極の電位をG電極の電位より高く
するモードと、低くするモードとを切り換えて前記リフ
レッシュを行なう手段を有することを特徴とする光電変
換装置。 - 【請求項2】 異なる電圧のリフレッシュ用電源をスイ
ッチ手段を用いて切り換え可能としたことを特徴とする
請求項1記載の光電変換装置。 - 【請求項3】 絶縁基板上に、第一の電極層、第一の型
のキャリアおよび前記第一の型のキャリアとは、正負の
異なる第二のキャリア両方のキャリアの通過を阻止する
第一の絶縁層、光電変換半導体層、該半導体層への前記
第一の型のキャリアの注入を阻止する注入阻止層、第二
の電極層を堆積した光電変換素子を有する光電変換装置
に於いて、 前記光電変換素子の第一の電極層の電圧をVrG、 前記第一の型のキャリアの電荷をq、 前記第二の電極層の電圧をVD 、 ある閾値電圧をVFBとした時、 (VrG・q)<(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第1のリフレッシュモ
ードと、 (VrG・q)≧(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第2のリフレッシュモ
ードと、を有するリフレッシュモード動作手段と、 前記リフレッシュモードを切り換えて、どちらかのモー
ドで動作させるスイッチ手段と、を有することを特徴と
する請求項1記載の光電変換装置。 - 【請求項4】 前記光電変換素子を一次元または二次元
的に複数個配置し、全光電変換素子を複数のブロックに
分割し、 前記光電変換素子毎に接続されたスイッチ素子を、前記
各ブロック毎に動作させることにより、前記複数のブロ
ックに分割した全光電変換素子の光信号を、マトリクス
信号配線に出力することを特徴とする請求項1記載の光
電変換装置。 - 【請求項5】 前記マトリクス信号配線の交差部が、少
なくとも第一電極層、絶縁層、半導体層、第二の電極層
の順の積層構造で構成され、この積層構造の各層が前記
光電変換素子の第一の電極層、絶縁層、光電変換半導体
層、第二の電極層の各層と同一層から形成されており、
且つ同じ膜厚であることを特徴とする請求項4記載の光
電変換装置。 - 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の光電変
換装置の駆動方法において、 前記光電変換素子のリフレッシュ電圧を、任意に変更す
ることで、所望の光電変換信号を得られるように駆動す
ることを特徴とする光電変換装置の駆動方法。 - 【請求項7】 請求項3に記載の光電変換装置におい
て、 静止画像を得る場合は、 前記(VrG・q)<(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第1のリフレッシュモ
ードに切り換え、 動画像を得る場合は、 前記(VrG・q)≧(VD −VFB)・q … となるように各層に電界を与える第2のリフレッシュモ
ードに切り換えることを特徴とする光電変換装置の駆動
方法。 - 【請求項8】 リフレッシュモードを有する光電変換装
置と、 該光電変換装置に設けられた蛍光体と、 該蛍光体に入射して光情報を発生するX線源と、を有す
るX線撮像装置において、 必要とする画像毎に、前記リフレッシュ電圧を変更する
手段を有することを特徴とするX線撮像装置。 - 【請求項9】 前記光電変換装置に備えられた蛍光体
と、 前記蛍光体に入射されて光情報を発生させるX線源と、 該光電変換装置からの信号を処理する信号処理手段と、 前記信号処理手段からの信号を記録する為の記録手段
と、 前記信号処理手段からの信号を表示する為の表示手段
と、 前記信号処理手段からの信号を電送する為の電送手段
と、を有することを特徴とする請求項8記載のX線撮像
装置。
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