JPH0994488A - ベル型塗装装置 - Google Patents

ベル型塗装装置

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JPH0994488A
JPH0994488A JP8049862A JP4986296A JPH0994488A JP H0994488 A JPH0994488 A JP H0994488A JP 8049862 A JP8049862 A JP 8049862A JP 4986296 A JP4986296 A JP 4986296A JP H0994488 A JPH0994488 A JP H0994488A
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bell
paint
air ejection
pattern
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JP8049862A
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Shinji Katayama
眞司 片山
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Mazda Motor Corp
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    • B05BSPRAYING APPARATUS; ATOMISING APPARATUS; NOZZLES
    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member
    • B05B3/1064Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member the liquid or other fluent material to be sprayed being axially supplied to the rotating member through a hollow rotating shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B05SPRAYING OR ATOMISING IN GENERAL; APPLYING FLUENT MATERIALS TO SURFACES, IN GENERAL
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    • B05B3/10Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member
    • B05B3/1007Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements discharging over substantially the whole periphery of the rotating member characterised by the rotating member
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    • B05B5/00Electrostatic spraying apparatus; Spraying apparatus with means for charging the spray electrically; Apparatus for spraying liquids or other fluent materials by other electric means
    • B05B5/025Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns
    • B05B5/04Discharge apparatus, e.g. electrostatic spray guns characterised by having rotary outlet or deflecting elements, i.e. spraying being also effected by centrifugal forces
    • B05B5/0426Means for supplying shaping gas
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B05B3/00Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements
    • B05B3/02Spraying or sprinkling apparatus with moving outlet elements or moving deflecting elements with rotating elements
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベル型塗装装置の塗料微粒化性能および塗料
付着効率並びに分散性を向上させるとともにメタリック
系塗料採用時のアルミフレークの配列性を高くする。 【解決手段】 回転可能に軸支され、塗料吐出部からの
塗料を遠心霧化させるベルと、該ベル外周の塗料飛散部
に対して霧化エアを噴出する半径方向複数段の霧化エア
噴出部とを備えてなるベル型塗装装置において、上記半
径方向複数段の霧化エア噴出部の霧化エア噴出方向を相
互に交叉させることにより、少量のエアでの塗料の微粒
化性能、分散性能を可及的に高くするとともに衝突速度
を下げて塗料の付着効率を上げ、且つアルミフレークの
配列性向上作用をも併せて実現する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば高速回転
する回転軸に取付けられたベルから塗料を遠心力で飛ば
して同塗料を回転霧化させると共に、マイナス電荷を帯
びた塗料粒子とプラスに帯電させた自動車のボディ等の
被塗物との間に作用する静電吸引力を利用して塗装を行
なうようにしたベル型塗装装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、上述のようなベル型塗装装置の例
として、例えば特開平5−131159号公報に記載の
装置がある。
【0003】該装置は、例えば図26に示すようにエア
モータの回転軸51の先端に、内周面が先端縁52aに
向かって次第に拡径した回転電極(いわゆるベル)52
を装着して、この回転電極52と被塗物との間に高電圧
の静電界を形成し、上述の回転電極52の回転により、
同回転電極52の内周面に供給した液体塗料を先端縁5
2aから遠心力と静電界の作用により液糸状に放出する
構成とする一方、上述の回転電極52の内側に、同回転
電極52の内周面を被うように噴出口形成体53を設け
ることによって、上述の回転電極52の先端縁52aに
向かって環状の第1エアXを噴出する第1エア噴出口5
4を形成すると共に、上述の回転電極52の外側に上記
回転電極52の先端縁52aの後方(図17では上方)
に、同先端縁52aを指向して上述の第1エアXと交叉
するような環状の第2エアYを噴出する第2エア噴出口
55を設けて構成されている。
【0004】この従来装置によれば、塗料供給ポート5
6、塗料供給ライン57および塗料ノズル58を介して
上述の回転電極52の所定部に塗料が供給され、第1エ
アXはエアモータの回転軸51の軸芯に沿って形成され
たエア供給通路59並びに噴出口形成体53のボス部5
3bに設けられたエア出口60を介して第1エア噴出口
54に供給され、第2エアYは塗装装置本体61に形成
されたエア通路62とリング部材63の内部に形成され
たエアチャンバ64とを介して第1エア噴出口54に供
給され、図に点線矢印で示すように回転電極52の先端
縁52aから放出される塗料の液糸は、第1、第2の両
エアX,Yの衝突により発生した強大なエネルギを受け
て粉砕され、細かく微粒化される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このように上述の従来
装置においては、回転電極(いわゆるベル)52の内外
から噴出する第1エアXと第2エアYとを大きな角度で
交叉させることにより、塗料を微粒化するようにしてお
り、液体塗料ミスト中の水分の蒸発を促進することがで
きる利点がある反面、次のような問題点があった。
【0006】つまり、回転電極32の先端縁32aから
放出された塗料はエア交叉部により1段階で微粒化され
るので、塗料粒子を微粒化するのに要するエネルギーが
大となるばかりでなく、放出された塗料が第1エア噴出
口54に付着し、塗料ロスが発生するとともに、その洗
浄が比較的困難であるため、塗料の色替えが不可能とな
る。また、上述のように第1エアXの経路が高速回転す
る側の要素に対して構成されているので、その構造が複
雑化する問題点があった。
【0007】そこで、例えば回転軸に取付けられた塗料
吐出部からの塗料を遠心霧化させるベルを備えてなるベ
ル型塗装装置において、上記ベル外周の塗料の飛散部に
対して半径方向複数段に霧化エアを吹き出す複数段の霧
化エア噴出部と、上記複数段の霧化エア噴出部の外周部
においてパターン調整用のエアを噴出するパターンエア
噴出部とを設け、上記複数段の霧化エア噴出部にエアを
供給する第1のエア経路と、上記パターンエア噴出部に
エアを供給する第2のエア経路とを独立して形成するこ
とによって、上述の問題を解決することが考えられてい
る。
【0008】このような構成によれば、回転軸によりベ
ルを高速回転させると、塗料はベルの塗料吐出部からベ
ル外周に向けて飛散し、このベル外周の塗料の飛散部に
対して複数段の霧化エア噴出部から噴出される霧化エア
が順次衝突して、それらの剪断力により塗料粒子の高微
粒化が図られ、さらに上述の複数段の霧化エア噴出部よ
りもさらに外周部に設けられたパターンエア噴出部から
噴出されるパターンエアにより塗料の噴射パターンが適
切に調節されるようになる。
【0009】すなわち、該構成では、複数段の霧化エア
噴出部から噴出される霧化エアにより、その段数に対応
して塗料を一次剪断、二次剪断すると共に、高速霧化エ
アを複数段に分けて塗料に衝突させて塗料粒子を順次高
微粒化するので、塗料の遠心力(慣性力)を打ち消し
て、外方に飛散さようとする塗料粒子を最小限にして、
塗装の仕上り品質と塗装効率との両立を図ることができ
る。
【0010】またパターンエア噴出部から噴出されるパ
ターンエアで、パターン内外の塗料粒径分布の均一化
(いわゆる高分散性)を図ることができる。
【0011】さらに、上述の第1のエア経路と第2のエ
ア経路とをそれぞれ独立して分離形成したので、霧化エ
アとパターンエアとの圧力および流量を塗装条件に対応
してそれぞれ個別に調整することができる効果がある。
【0012】しかも、ベル外周から飛散する塗料が複数
段の霧化エア噴出部およびパターンエア噴出部に付着す
ることがなく、ベル側の塗料系の洗浄が容易であるため
(例えばベル側の塗料系の洗浄溶剤を流通することで、
洗浄を容易に行なうことができるので)、塗料の色替え
が簡単であり、加えて、上述の第1のエア経路および第
2のエア経路は固定要素側に構成することができるの
で、構造の簡略化を図ることができる。
【0013】ところで、上記のようなベル型塗装装置に
よって例えばアルミフレークを混入させたメタリック系
塗料を塗布しようとする場合、そのベースコートの色出
し状態(仕上り特性)は、次のような4つのパラメータ
の組合せによって決定される。
【0014】(1) 塗料粒子の粒径分布 塗料の粒径は、小さい方が塗料の塗着効率は高く、しか
も、それらが均等に分散分布する方が良好な仕上り肌を
得ることができる。またアルミフレーク等のメタルフレ
ークの浮き上がりもなく、被塗物の塗面に対するフラッ
トで良好な配列状態を形成することができる。
【0015】従って、良好な色出し状態を得るために
は、塗料粒子の可及的高微粒化、高分散化機能が要求さ
れる。
【0016】(2) 塗料粒子の衝突速度分布 塗料粒子の衝突速度は所定値以上必要とされ、塗料噴射
領域全体で均等に分布することが望ましいが、ベル型塗
装装置の場合、エアガン型のものと異なって吐出された
塗料が、例えば図27に示すようにドーナツ状の断面形
状で塗布され、周縁部で高く、中央部では低い。しか
も、その衝突速度は遠心力の関係により吐出口から塗面
までの距離の次乗に反比例して遅くなる。つまり、距離
による減衰度合が大きい。したがって、衝突速度を高
め、かつ塗料噴射領域全体に均等に分布させるのは、必
ずしも容易ではない。
【0017】(3) 塗着効率(溶剤含有) 塗料粒子の衝突速度を上げると、塗料粒子の微粒化は可
能となり、メタルフレークの配列性も向上するが、逆に
衝突時の跳ね返りにより塗料の付着効率が悪化し、歩留
りが悪くなる。また、単に衝突速度を上げただけでは、
塗料粒子の分散性を良好にすることはできない。
【0018】これらの観点から見る時、上記現在考えら
れている改良案の場合、遠心力により拡散する塗料飛散
部の外縁部に対し、順次半径方向内側から外側にかけ
て、各々直下方向に複数段の霧化エアが噴射されて、剪
断力を作用させ、同塗料飛散部の遠心力成分が打ち消さ
れて実質的に直進方向への衝突速度が高められるととも
に同剪断力により塗料粒子が撹拌されて、例えば図28
に示すように前記ドーナツ状の塗料噴射領域における塗
料粒子衝突速度および塗料粒子分布の或る程度の拡大化
が可能となるが、該改良案には、次の点で、いまだ課題
がある。
【0019】即ち、上記複数段の霧化エア噴出部は、そ
れぞれがベルからの塗料飛散部に対して、半径方向およ
び円周方向共に傾斜角なく単にストレート(平行)に剪
断力を作用させるだけであるので、微粒化能力向上、分
散性向上には限界がある。また、そのために例えば霧化
エアの噴出量を多くして、衝突速度を上げようとする
と、衝突速度、微粒化性能は高まるが、他方上記塗料の
跳ね返りにより、塗料の塗着効率が低下し、塗料の歩留
りが大幅に悪化する。
【0020】また、一般に上記ベル型塗装装置は、エア
ガン型の場合に比べてアルミフレークの配列性が悪い。
【0021】本願発明は、上記のような課題を解決する
ためになされたものであって、比較的少量のエアにより
可及的高レベルに塗料を微粒化することができ、かつ良
好な分散性を実現することができて、しかも塗面に対し
跳ね返りの少ない有効な衝突速度でアプローチし得るよ
うにして、できるだけ高い塗装効率を得ることが可能で
あるとともに、さらにメタリックフレーク等の良好な配
列性を実現できるようにしたベル型塗装装置を提供する
ことを目的とするものである。
【0022】
【課題を解決するための手段】本願発明は、上記の目的
を達成するために、次のような課題解決手段を備えて構
成されている。
【0023】本願の第1の発明では、回転可能に軸支さ
れて塗料吐出部からの塗料を遠心霧化させるベルと、該
ベル外周の塗料飛散部に対してエアを噴出する複数のエ
ア噴出部とを備えてなるベル型塗装装置において、上記
複数のエア噴出部のエア噴出方向を相互に交叉させたこ
とを特徴としている。
【0024】本願の第2の発明では、上記第1の発明に
かかるベル型塗装装置において、上記複数のエア噴出部
のエア噴出方向を上記ベルの円周方向へ所定角度傾斜さ
せることでエア噴出方向を相互に交叉させたことを特徴
としている。
【0025】本願の第3の発明では、上記第1の発明に
かかるベル型塗装装置において、上記複数のエア噴出部
のエア噴出方向を上記ベルの径方向へ所定角度傾斜させ
ることによりエア噴出方向を相互に交叉させたことを特
徴としている。
【0026】本願の第4の発明では、上記第1の発明に
かかるベル型塗装装置において、上記エア噴出部のエア
噴出方向を上記ベルの円周方向及び径方向の各々におい
て所定角度傾斜させることにより、エア噴出方向を相互
に交叉させたことを特徴としている。
【0027】本願の第5の発明では、上記第1、第2、
第3又は第4の発明にかかるベル型塗装装置において、
上記エア噴出部よりも上記ベルの径方向外周側において
パターン調整用のエアを噴出するパターンエア噴出部を
設け、該パターンエア噴出部からのパターンエア噴出方
向を円周方向に対して所定角傾斜させたことを特徴とし
ている。
【0028】本願の第6の発明では、上記第1、第2、
第3、第4又は第5の発明にかかるベル型塗装装置にお
いて、上記エア噴出部のエア噴出方向が交叉する一方側
のエア噴出部の噴出圧を他方側のそれよりも高くしたこ
とを特徴としている。
【0029】本願の第7の発明では、上記第1の発明に
かかるベル型塗装装置において、上記複数のエア噴出部
のうちの一方側のエア噴出部のエア噴出方向と他方側の
エア噴出部のエア噴出方向とを上記ベルの周方向におい
て相互に逆方向へ所定角度傾斜させることにより、上記
一方側のエア噴出部のエア噴出方向と他方側のエア噴出
部のエア噴出方向とを上記ベルの中心軸方向から見て該
ベルの径方向における特定の一点で交叉させたことを特
徴としている。
【0030】本願の第8の発明では、上記第7の発明に
かかるベル型塗装装置において、パターンエアを噴出す
るパターンエア噴出部が設けられるとともに、該パター
ンエア噴出部のパターンエア噴出方向と上記一方側のエ
ア噴出部のエア噴出方向と他方側のエア噴出部のエア噴
出方向の三者を共に上記ベルの中心軸方向から見て同一
直線上に合致させたことを特徴としている。
【0031】本願の第9の発明では、上記第7の発明に
かかるベル型塗装装置において、上記一方側のエア噴出
部のエア噴出方向と他方側のエア噴出部のエア噴出方向
とを上記ベルの中心軸方向から見てそれぞれ所定の交叉
角をもって交叉する二つの直線上に位置させるととも
に、上記特定の一点を該二つの直線の交叉点としたこと
を特徴としている。
【0032】本願の第10の発明では、上記第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7、第8又は第9又の
発明にかかるベル型塗装装置において、上記エア噴出部
を超音速ノズルによって構成したことを特徴としてい
る。
【0033】本願の第11の発明では、上記第1、第
2、第3、第4、第5、第6、第7、第8、第9又は第
10の発明にかかるベル型塗装装置において、塗装され
る塗料を、メタルフレークを含有するメタリック系の塗
料としたことを特徴としている。
【0034】
【発明の効果】本願発明のベル型塗装装置は、上記構成
に対応して、それぞれ次のような効果を奏する。
【0035】(a)本願の第1の発明にかかるベル型塗
装装置では、上述のように回転可能に軸支されて塗料吐
出部からの塗料を遠心霧化させるベルと、該ベル外周の
塗料飛散部に対してエアを噴出する複数のエア噴出部と
を備えてなるベル型塗装装置において、上記複数のエア
噴出部のエア噴出方向を相互に交叉させて構成されてい
る。
【0036】従って、前述のようにベルからの放射方向
に拡散されながら旋回飛散する吐出塗料に対して、エア
噴出部から噴出するエアの剪断力を作用させて旋回力成
分を打消し、衝突速度を向上させるに際し、それらの各
エアが下流側に行くに従って交叉することになって、各
々は少量のエアであっても、急激な膨張と剪断作用によ
り、さらなる微粒化、高分散性を実現するのに適した乱
流が形成されるようになるとともに、該乱流は初速が高
く且つ塗面付近では次第に低速度化される。
【0037】その結果、噴出するエアの剪断力による塗
料旋回成分の低減による衝突速度の向上と乱流撹拌によ
り、さらに高精度な塗料粒子の微粒化作用と、それらに
基く高分散性、高塗着効率が共に実現されるようにな
る。また、衝突速度の向上によってメタルフレークの配
列も良好になる。
【0038】(b)本願の第2の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記第1の発明にかかるベル型塗装装置に
おいて、上記複数のエア噴出部のエア噴出方向を上記ベ
ルの円周方向へ所定角度傾斜させることでエア噴出方向
を相互に交叉させているので、上記乱流化されるエアが
吐出塗料の飛散ライン(拡散ライン)の円周方向に沿っ
て適切に分布し、上記微粒化、高分散化作用を、さらに
効果的に実現することが可能となる。
【0039】(c)本願の第3の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記第1の発明にかかるベル型塗装装置に
おいて、上記複数のエア噴出部のエア噴出方向を上記ベ
ルの径方向へ所定角度傾斜させることによりエア噴出方
向を相互に交叉させているので、上記乱流化される各段
の霧化エアが吐出塗料の飛散ライン(拡散ライン)径方
向に沿って適切に分布し、上記微粒化、高分散化作用
を、さらに効果的に実現するようになる。
【0040】(d)本願の第4の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記第1の発明にかかるベル型塗装装置に
おいて、上記エア噴出部のエア噴出方向を上記ベルの円
周方向及び径方向の各々において所定角度傾斜させるこ
とにより、エア噴出方向を相互に交叉させているので、
上記乱流化されるエアが吐出塗料の飛散領域全域に亘っ
て適切に分布し、上記微粒化、高分散化作用をより効果
的に実現するようになる。その結果、ドーナツ状ではな
く、円形の塗料分布が均一な塗装領域を形成することが
できるようになる。
【0041】(e)本願の第5の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記第1、第2、第3又は第4の発明にか
かるベル型塗装装置において、上記エア噴出部よりも上
記ベルの径方向外周側においてパターン調整用のエアを
噴出するパターンエア噴出部を設け、該パターンエア噴
出部からのパターンエア噴出方向を円周方向に対して所
定角傾斜させて構成されている。
【0042】このように上記各構成に対して、さらにパ
ターンエアを組合わせると、エア噴出部から噴出される
エアの外周部におけるパターンエアの噴流により、吐出
塗料の旋回成分が打消されて飛散度が低下し、塗料噴射
領域内の塗料粒子分布の均一化を図ることができる。そ
して、この場合において、特にパターンエアの噴出方向
がベルの円周方向に所定角度傾斜させられていると、同
方向に噴射されるパターンエアによって特に塗料飛散部
外周囲付近の塗料粒子の微粒化が促進されるとともに、
より効果的に塗料噴射領域全体の粒子分布が均一化され
る。
【0043】(f)本願の第6の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記第1、第2、第3、第4又は第5の発
明にかかるベル型塗装装置において、上記エア噴出部の
エア噴出方向が交叉する一方側のエア噴出部の噴出圧を
他方側のそれよりも高くして構成されている。
【0044】このように、一方側のエア噴出圧を高くす
ると、各エアの交叉部における噴出エアの急激な膨張、
剪断力を増大させることができ、それらによる塗料粒子
の高微粒化、高分散化作用をさらに向上させることがで
き、メタルフレークの配列性も向上するようになる。
【0045】(g)本願の第7の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記第1の発明にかかるベル型塗装装置に
おいて、上記複数のエア噴出部のうちの一方側のエア噴
出部のエア噴出方向と他方側のエア噴出部のエア噴出方
向とを上記ベルの周方向において相互に逆方向へ所定角
度傾斜させることにより、上記一方側のエア噴出部のエ
ア噴出方向と他方側のエア噴出部のエア噴出方向とを上
記ベルの中心軸方向から見て該ベルの径方向における特
定の一点で交叉させるようにしているので、上記各エア
噴出部からそれぞれ噴出されるエアは、ベル外周から周
囲へ飛散する塗料に衝突してその急激な膨張と剪断作用
により塗料粒子の微粒化作用を行うが、かかる塗料粒子
の微粒化の目的を終えた後の上記一方側のエア噴出部か
らのエアと他方側のエア噴出部からのエアとは、上記特
定の一点において相互に衝突し、それらがもつベル円周
方向の速度成分が相互に打ち消される。このため、衝突
後のエアは、その速度エネルギーが大きく低減された状
態で、被塗装物に吹き付けられ、該エアによる該被塗装
物への衝撃が可及的に抑制されることになる。
【0046】従って、エア噴出部から噴出されるエアの
流速をさらに高めて該エアによる塗料粒子の微粒化作用
をより一層高めつつ、該エアの被塗装物に対する衝撃を
緩和することで該被塗装物表面での塗料の跳ね返りを可
及的に抑制して塗料の塗着効率を高めてより一層良好な
塗装面を得ることができるものである。即ち、塗料粒子
の微粒化の促進と塗料の塗着効率の向上とを両立させる
ことができるものである。
【0047】(h)本願の第8の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記(g)に記載の効果に加えて次のよう
な特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第
7の発明にかかるベル型塗装装置において、パターンエ
アを噴出するパターンエア噴出部が設けられるととも
に、該パターンエア噴出部のパターンエア噴出方向と上
記一方側のエア噴出部のエア噴出方向と他方側のエア噴
出部のエア噴出方向の三者を共に上記ベルの中心軸方向
から見て同一直線上に合致させているので、塗料の微粒
化作用を終えた後において相互に衝突してそのベル円周
方向の速度エネルギーが低減された衝突後の合流エアに
対して、さらに上記パターンエアが衝突し該合流エアに
対して被塗装物側への方向と速度とを与える。従って、
塗装範囲が周囲へ広がり、塗装パターンが整えられるこ
とで、パターン内外の塗料粒径分布の均一化が促進され
るものである。
【0048】さらに、エア噴出部からのエアは相互に衝
突することでそのエネルギーが低減されているので、こ
の衝突後の合流エアに上記パターンエアを衝突させて
も、該パターンエアの噴出方向に対する合流エアの負圧
吸引力の影響はほとんどなく、該パターンエアの噴出方
向に対応した適正なパターンサイズの確保が可能となる
ものである。
【0049】(i)本願の第9の発明にかかるベル型塗
装装置では、上記(g)に記載の効果に加えて次のよう
な特有の効果が得られる。即ち、この発明では、上記第
7の発明にかかるベル型塗装装置において、上記一方側
のエア噴出部のエア噴出方向と他方側のエア噴出部のエ
ア噴出方向とを上記ベルの中心軸方向から見てそれぞれ
所定の交叉角をもって交叉する二つの直線上に位置させ
るとともに、上記特定の一点を該二つの直線の交叉点に
設定しているので、塗料の微粒化作用を終えた後におい
て相互に衝突するエアは、そのベル円周方向の速度エネ
ルギーは低減されるものの、ベル径方向の速度成分を保
持しているので、相互に衝突した後の合流エアは適度に
径方向に広がり、これにより塗装パターンが整えられ、
パターン内外の塗料粒径分布の均一化が促進されるもの
である。
【0050】(j)本願の第10に記載の発明にかかる
ベル型塗装装置では、上記第1、第2、第3、第4、第
5、第6、第7、第8又は第9の発明にかかるベル型塗
装装置において、上記エア噴出部を超音速ノズルによっ
て構成している。
【0051】このように、エア噴出部を超高速ノズルに
よって構成すると、少量のエアによってでも、上述した
高い剪断、膨張力作用を実現することができるようにな
り、衝突速度がより高くなって効果的な微粒化、分散化
が可能となり、メタルフレークの配列性も良好となる。
しかも多量のエアを使用する場合に比べて十分な衝突速
度を得ながら、高い塗着効率を得ることが可能となる。
【0052】(k)本願の第11の発明にかかるベル型
塗装装置では、上記第1、第2、第3、第4、第5、第
6、第7、第8、第9又は第10の発明にかかるベル型
塗装装置において、塗装される塗料を、メタルフレーク
を含有するメタリック系の塗料により構成している。
【0053】このように、メタリック系塗料を採用する
と、該メタリック塗装において、上述した塗料粒子の高
微粒化、高分散性、高塗着効率作用が有効に発揮される
ようになるとともに、メタルフレークのブリッジ現象が
なくなり、配列性が良くなる。
【0054】
【発明の実施の形態】実施の形態1 先ず、本願発明の実施の形態1の内容を図1〜図8に基
づいて詳細に説明する。
【0055】図1は、本実施の形態1におけるベル型塗
装装置の全体的な構成を示している。このベル型塗装装
置1は、装置本体としての本体ハウジング2内にエアモ
ータ3を内蔵し、このエアモータ3の回転軸4の先端
(図面上では下端)4aに、ディスク状のベルカップ5
を有するベル6を螺合固定している。
【0056】ベル6は、内部が中空のテーパコーン状に
形成されており、上記ベルカップ5との境界部および中
心部において仮想同一円周上に配列されるように多数の
塗料吐出孔7b,7b・・・・、7a,7a・・・・を
等間隔に穿設して構成されている。
【0057】また一方、上記エアモータ3の回転軸4の
内部中心軸部分には、所定内径の塗料フィードライン8
が同軸方向に延びて形成されており、該塗料フィードラ
イン8の先端部に設けられた塗料ノズル9の先端部9a
を上述のベルカップ5の中央部位置にある円錐状の凸部
5aに対し、所定のギャップを保った離間状態で対向さ
せられている。そして、この塗料ノズル9の先端9aか
ら吐出された塗料は、上記塗料吐出孔7a,7a・・
・、7b,7b・・・・を通って上記ベル6の下面側に
流出するとともに、該ベル6の高速回転による遠心力に
より、図1に鎖線の矢印で示すように、該ベル6の中心
部寄りからその外周寄りへ飛散せしめられ、効率良く霧
化される。
【0058】一方、上記本体ハウジング2の先端部側内
周面にはリングブロック10を螺合固定し、このリング
ブロック10の内周部には、さらに図4に示すような断
面ハット形の霧化エアリング12を螺合固定している。
【0059】霧化エアリング12の下縁部12aには、
図2、図3及び図5〜図7に示すように、上記ベル6外
周の塗料の飛散部に対して霧化エアa,b,cを噴出す
る次述の第1〜第3の霧化エア噴出孔13,13・・
・、14,14・・・、15,15・・・(特許請求の
範囲中の「エア噴出部」に該当する)が各々形成されて
いる。
【0060】上記第1〜第3の霧化エア噴出孔13,1
3・・・、14,14・・・、15,15・・・は、ベ
ースコートの色出しを支配する前記4つのパラメータと
しての塗料粒子の粒径、塗料粒子の衝突速度、塗着ノン
ブラ(いわゆる塗着NV)、エア衝撃力を調整するとと
もに、併せて塗料噴出パターンをも調整するためのもの
であり、上述のベル6の軸心に対して同心円状で、且つ
上述のように半径を異にする第1〜第3の3組の仮想円
周R1,R2,R3上に、上記ベル6の円周方向にそれぞ
れ異なる傾斜角θ1〜θ3(θ1=30°、θ2=15°、
θ3=30°)をもって等間隔に穿設されている。
【0061】尚、第1〜第3の霧化エア噴出孔13,1
3・・・、14,14・・・、15,15・・・の傾斜
方向は、それぞれ上記ベル6から周囲へその遠心力を受
けて飛散する塗料の回転方向成分を打消す方向にエアを
噴射し得るようにその形成方向が設定されている。ま
た、この第1〜第3の霧化エア噴出孔13,13・・
・、14,14・・・、15,15・・・は、上記リン
グブロック10の内周面と霧化エアリング12筒壁面1
2bとの間に形成されたリング状のエアチャンバ17を
介して高速小風量のエア供給経路18に連通接続されて
いる。さらに、この実施の形態においては、上述のエア
供給経路18を上記本体ハウジング2の上方に延設し、
同本体ハウジング2の上方側から下方に向けてエアを供
給するように構成している。また、上述の塗料フィード
ライン8には、アルミフレークを有するメタリック系塗
料Pを供給し、主としてメタリック系塗料のベースコー
ト塗装に用いるようにしている。
【0062】以上の如き構成をもつベル型塗装装置1
は、以下の如く作用する。
【0063】今、例えば上述のメタリック塗料Pを用い
てベースコートを行なうには、上記ベル6等の塗料側に
例えばマイナス90KVの静電荷を印加する一方、自動
車のボデー等被塗物側にはプラス静電荷を帯電させる。
かかる状態で、上記エアモータ3の回転軸4を、例えば
15000〜2000rpmの高速で回転させ、上記塗
料フィードライン8および塗料ノズル9から供給される
メタリック塗料Pを当該回転軸4と一体に回転する上記
ベル6の遠心力によって上述の塗料吐出孔7a,7a・
・・、7b,7b・・・を通して上記ベル6の外周側に
飛散させる。
【0064】このようにして上述のベル6内周面からそ
の先端外周方向に向けて飛散するメタリック系塗料Pの
飛散部に対しては、先ず最初に、上記霧化エアリング1
2の半径方向最内側に位置する第1の霧化エア噴出孔1
3,13・・・から逆旋回方向に向けて噴出される高速
小風量の第1の霧化エアaが衝突し、それによる第一次
的な剪断力が上記飛散初期の塗料粒子に作用して、該塗
料粒子の可及的に高レベルな微粒化が図られると共に、
塗料の遠心力(旋回慣性力)がやや打ち消されて、塗料
飛行方向が被塗物方向にやや修正される(第一次の微粒
化およびパターン修正)。
【0065】次に、半径方向中間に位置する第2の霧化
エア噴出孔14,14・・・から逆旋回方向に向けて噴
出される高速小風量の第2の霧化エアbが、上記の第一
次の微粒化作用により微粒化されて粒径が小となった飛
散中期のメタリック系塗料Pの粒子に衝突し、それによ
る第二次的な剪断力が該飛散中期の塗料粒子に作用し
て、該塗料粒子のさらなる微粒化が図られると共に、塗
料の遠心力(旋回慣性力)がほぼ打ち消されて、塗料飛
行方向が被塗物方向にさらに修正される(第二次の微粒
化およびパターン修正)。
【0066】次に、半径方向最外側に位置する第3の霧
化エア噴出孔15,15・・・から逆旋回方向に向けて
噴出される高速小風量の第3の霧化エアcが、上記第二
次の微粒化により微粒化されて粒径が十分に小となった
飛散後期のメタリック系塗料Pの粒子に衝突し、それに
よる第三次的な剪断力が塗料粒子に作用して、該塗料粒
子の更なる高微粒化が図られると共に、塗料の遠心力
(旋回慣性力)が打ち消されて、塗料飛行方向が被塗物
方向に良好に修正されるとともに(第三次の微粒化およ
びパターン修正)、かかる高速の霧化エアa,b,cに
より塗料粒子の初速向上が図られ、旋回成分の低下と併
せて衝突速度が有効に促進される。
【0067】しかも、これらの場合において、上記構成
では、上記第1〜第3の霧化エア噴出孔13,13・・
・、14,14・・・、15,15・・・が半径方向に
位置を異にし且つベル円周方向に相互に異なる傾斜角θ
1〜θ3をもって設けられていることから、例えば図8に
示すように、それぞれの噴出エアa,b,cは相互に上
記ベル6の円周方向に交叉することになる。この結果、
少量のエア量でありながら良好な乱流(撹拌流)が形成
されて、内外の塗料粒径分布の均一化(いわゆる高分散
性)が図られながら、塗面近くでの低速度化により、塗
料Pが静電吸引力を受けて被塗物にぶつかる時の衝撃力
が効果的に弱められて、被塗物からの塗料の跳ね返りが
防止された安定状態下において、上述のメタリック系塗
料Pのアルミフレークの良好な配列状態(被塗物の面に
対して水平に配列する状態)を得るベースコートが行な
われるようになる。
【0068】以上のように、上記構成では複数段構成の
霧化エア噴出孔13,13・・・、14,14・・・、
15,15・・・から噴出される霧化エアa,b,cに
よりその段数に対応してメタリック系塗料Pを第一次剪
断、第二次剪断、第三次剪断すると共に、それらの各段
階毎に合わせてパターン修正をも行ない、且つこの高速
霧化エアa,b,cをベル6の円周方向において交叉さ
せて乱流状態を形成しながらメタリック系塗料Pに衝突
させるようにすることによって、塗料粒子を順次効果的
に微粒化させるとともに塗装領域全体の塗料粒子分布状
態を均一化するようになっているので、塗料Pの微粒化
および回転霧化後の遠心力による塗料飛行方向修正に要
する必要エネルギーを小さくすることができる効果があ
り、しかも、このような小さな必要エネルギーでありな
がら塗料の遠心力(旋回慣性力)を順次段階的に打ち消
して、外方に飛散しようとする塗料粒子を最小限にする
ことができる効果があり、従って、塗装仕上り状態の向
上作用と塗装効率(塗料ロスの低減)向上作用の両立を
図ることができるものである。また、実質的に塗装領域
全体に亘って衝突速度が向上する結果、アルミフレーク
の配列状態も良好となる。
【0069】実施の形態2 本願発明の実施の形態2は、上記実施の形態1のものが
上記各霧化エア噴出孔13,13・・・、14,14・
・・、15,15・・・を上記ベル6の円周方向に異な
る傾斜角θ1〜θ3をもって傾斜させることでこれらのエ
ア噴出方向を交叉させるようにしていたのに対して、図
9に示すように、該各霧化エア噴出孔13,13・・
・、14,14・・・、15,15・・・を上記ベル6
の円周方向にそれぞれ異なる傾斜角θ1(=30°),
θ2(=15°)、θ3(=30°)をもたせるととも
に、該ベル6の径方向にもそれぞれ異なる傾斜角θa
(=0°),θb(=15°),θc(=30°)をも
たせるようにしたものである。
【0070】かかる構成とした場合、各霧化エア噴出孔
13,13・・・、14,14・・・、15,15・・
・のベル6の円周方向への傾斜により上記実施の形態1
で説明した如き作用効果が得られるのに加えて、該各霧
化エア噴出孔13,13・・・、14,14・・・、1
5,15・・・のベル6の径方向への傾斜により次のよ
うな作用効果が同時に得られることになる。即ち、図1
0に示すように、上記各霧化エア噴出孔13,13・・
・、14,14・・・、15,15・・・からそれぞれ
ベル6の径方向に所定の傾斜角θa,θb,θcをもっ
て霧化エアa,b,cが噴射されることで、例えば図1
1に示すように、塗装領域のベル6の径方向における塗
料分布を均一化することができるようになり、塗料噴射
領域のドーナツ化を解消して図12に示すような円形の
均一な塗面を得ることができるようになる。また、パタ
ーン内外(塗料パターン全域)の塗料粒径分布の均一化
(いわゆる高分散性)を図ることもできるものである。
【0071】実施の形態3 本願発明の実施の形態3の内容を図13〜図18に基づ
いて詳細に説明する。
【0072】本実施形態は、上述の霧化エア噴出孔にお
ける霧化エア機能とパターンエア機能を独立に分離させ
て構成したものである。
【0073】先ず、図12は、本実施の形態3における
ベル型塗装装置の全体的な構成を示し、このベル型塗装
装置1は、装置本体としての本体ハウジング2内にエア
モータ3を内蔵し、このエアモータ3の筒状の回転軸4
の先端(図面上では下端)4a側に、ディスク状のベル
カップ5を有するベル6を螺合固定している。
【0074】ベル6は、内部が中空のテーパコーン状に
形成されており、上記ベルカップ5との境界部である中
央部と外周部との2ケ所において仮想同一円周上に配列
されるように多数の塗料吐出孔7a,7a・・・・、7
b,7b・・・・を等間隔に穿設して構成されている。
【0075】また一方、上記エアモータ3の筒状の回転
軸4の内側中心軸部分には所定管径の塗料フィードライ
ン8が同軸方向に延びて形成されており、該塗料フィー
ドライン8の先端部に設けられた塗料ノズル9の先端部
9aを上述のベルカップ5の中央部に形成された円錐状
の凸部5aに対し、所定のギャップを保った離間状態で
対向させている。そして、この塗料ノズル9の先端9a
から吐出した塗料Pを上記ベル6の高速回転による遠心
力により、図13に鎖線の矢印で示すように上記塗料吐
出孔7a,7a・・・、7b,7b・・・・を介して当
該ベル6の内側および外周へ図示のように飛散させるこ
とによって効率良く回転霧化させるようになっている。
【0076】一方、上記本体ハウジング2の先端部側内
周面には、断面H形の第1のノズルリングブロック20
を螺合固定し、この第1のノズルリングブロック20の
内周部には、さらに同第1のノズルリングブロック20
とともに超音速エアノズルを形成する略断面ハット形の
第2のノズルリングブロック22を螺合固定している。
【0077】上記第1のノズルリングブロック20の下
縁部20a内側と第2のノズルリングブロック22の下
縁部22aの外側との間には、図14〜図18に示すよ
うに上記ベル6外周の塗料の飛散部に対して、その旋回
方向と逆方向に向けて傾斜させた状態(傾斜角θ4、図
7参照)で少量の高速霧化エアa,a′を噴出する霧化
エア噴出孔23,23・・・、24,24・・・(図1
8参照)が円周方向に千鳥状に等間隔で形成されている
(特に図13〜図15参照)。
【0078】この霧化エア噴出孔23,23・・・、2
4,24・・・は、それぞれベースコートの色出しを支
配する前述した4つのパラメータとしての塗料粒子の粒
径、塗料粒子の衝突速度、塗着ノンブラ(いわゆる塗着
NV)、エア衝撃力を各々適切に調整するためのもので
あり、例えば図15ないし図17に示すように、上記第
1のノズルリングブロック20の下縁部20a内側面お
よび第2のノズルリングブロック22の下縁部22a外
側面に、それぞれ半径方向外側および内側に相互に逆方
向に若干の傾斜角を有するとともに塗料飛散部の旋回方
向と逆の方向に向けて上記ベル6の円周方向に所定の傾
斜角θ4をもって傾斜した略V形の切溝を設けることに
よって形成され、上述のベル6の塗料吐出孔7a,7a
・・・、7b,7b・・・・に対して同心円状に所定ピ
ッチで配設されている。
【0079】また、その孔部全体の通路断面形状は図1
7のようになっており、入口部Aの縮径角は20°と大
きく、絞り部Bを介した出口部Cの拡径角は15°と相
対的に小さく形成され、噴出エアの増速と急激な膨張が
可能となるように構成されている。
【0080】そして、この霧化エア噴出孔23,23・
・・、24,24・・・は、上記第1のノズルリングブ
ロック20の内周面と第2のノズルリングブロック22
外周面との間に形成されたリング状のエアチャンバ27
を介して高速小風量のエア供給経路28に連通接続され
ている。
【0081】この実施形態では、上述のエア供給経路2
8を上記本体ハウジング2の上方に延設し、同本体ハウ
ジング2の図示しない上方側に形成されたエア供給ポー
トから下方に向けてエアを供給するように構成されてい
る。
【0082】また、上述の霧化エア噴出孔23,23・
・・、24,24・・・よりなる超音速ノズルの外周部
には、上述の第1のノズルリングブロック20の外周側
に位置してパターンエアリング21が設けられるととも
に、その下端側内縁部21aには塗料噴射パターン調整
用のエア(パターンエア)b,cを噴出するパターンエ
ア噴出部としてのパターンエア噴出孔26b,26c・
・・・が、半径位置を異にし、且つ内側と外側との間
で、上記実施形態1と同様に、上記ベル6の円周方向に
所定の傾斜角をもって形成されている。このパターンエ
アb,cは特にベースコートの色出しを支配するパラメ
ータとして塗料粒子衝突速度、塗着ノンブラ(いわゆる
塗着NV)、エア衝撃力を調整するためのものである。
【0083】そして、このパターンエア噴出孔26b,
26c・・・・は、上記第1のノズルリングブロック2
0の外周面とパターンエアリング21内周面との間に形
成されたエアチャンバ30を介して低速大風量のエア供
給用のエア供給ポート31に連通接続されている。この
エア供給ポート31は図示しないエア供給源に接続され
ている。
【0084】ここで、上述の2つのエア供給ポートは、
超音速の霧化エアa,a′と低速大風量のパターンエア
b,cとの圧力および流量を塗装条件に対応してそれぞ
れ個別に調整できるように、それぞれ独立させて分離形
成されている。なお、これらの霧化エアa,a′および
パターンエアb,cの各エア供給源はそれぞれ別々に設
けてもよく、或いは同一のエア供給源を兼用してもよ
い。また、上述の塗料フィードライン8には、アルミフ
レークを有するメタリック系塗料Pを供給し、主として
メタリック系塗料のベースコート塗装に用いるようにし
ている。
【0085】かかる構成のベル型塗装装置1は、以下の
ように作用する。
【0086】今、例えば上述のメタリック系塗料Pを用
いてベースコートを行なうには、上記ベル6等の塗料側
に例えばマイナス90KVの静電荷を印加する一方、自
動車のボデー等被塗物側にプラス静電荷を帯電させる。
この状態で、上記エアモータ3の回転軸4を例えば15
000〜20000rpmの高速で回転させ、上記塗料
フィードライン8および塗料ノズル9から供給されるメ
タリック系塗料Pを当該回転軸4と一体に回転する上記
ベル6の遠心力によって上述の塗料吐出孔7a,7a・
・・、7b,7b・・・・から中心部および外方へ放出
飛散させる。
【0087】このようにして上述のベル6内周面から、
特にその先端外周方向に向けて飛散するメタリック系塗
料Pの飛散部に対しては、図18に示すように、先ず最
初に、上記各霧化エア噴出孔23,23・・・、24,
24・・・から上記飛散部におけるの塗料に対してその
旋回方向に対向して噴出され且つ急激に膨張せしめられ
る高速小風量の超音速霧化エアa,a′が衝突し、それ
による第一次、第二次剪断力が上記飛散初期の塗料粒子
に特に効果的に作用する。この結果、塗料粒子の可及的
高レベルな微粒化が図られると共に、塗料の遠心力(慣
性力)が有効に打ち消されて、塗料飛行方向が被塗物方
向に修正される。また、それと同時に塗料飛行方向が被
塗物方向に良好に修正され、旋回速度の低下と同時にこ
の超高速の霧化エアa,a′により塗料粒子の衝突速度
の向上が図られ、塗面方向への衝突速度が大きく促進さ
れる。
【0088】次に、上述の如くして高微粒化および衝突
速度が十分に促進されたメタリック系塗料Pに対して、
さらに半径方向の内側と外側で各々塗料旋回方向と逆方
向へ指向するとともにそのエア噴出方向をそれぞれ異に
する上記パターンエア噴出孔26b,26c・・・・か
ら噴出される低速大風量のパターンエアb,cが作用
し、この塗料Pのパターン外延部の渦流ベクトルが消去
されるとともに衝突速度の初速が向上される。かかる各
作用により、上記塗料Pは、パターン内外の塗料粒径分
布の均一化(いわゆる高分散性)が図られながら被塗物
方向に飛行するとともに、このパターンエアb,cの作
用による低速度化により塗料Pが静電吸引力を受けて被
塗物にぶつかる時の衝撃力が適切に弱められ、被塗物か
らの塗料の跳ね返りが防止された状態下において、アル
ミフレークの良好な配列状態(被塗物の面に対して水平
に配列する状態)を得るベースコートが行われる。
【0089】従って、かかる構成によれば、十分な塗料
の微粒化によりベースコートの仕上り肌を向上させるこ
とができるとともに塗料自体の歩留りを向上させ、塗着
効率を上げることがかのうとなる。また、塗料粒子の分
散性も良くなるので、カラーマッチ、トーンムラのない
高品質の塗装が実現される。しかも、超音速ノズルの作
用によってメタルフレークの押さえが良くなり、同メタ
ルフレークのブリッジ現象もなくなり、良好なメタリッ
ク塗装を実現できるようになる。
【0090】尚、この実施形態3のものにおいては、上
記霧化エア噴出孔23,23,・・のベル円周方向にお
ける傾斜角と,霧化エア噴出孔24,24,・・のベル
円周方向における傾斜角とを共に同一の傾斜角θ4に設
定しているが、他の実施形態においては、これら各霧化
エア噴出孔23,23,・・、24,24,・・のベル
円周方向における傾斜角を異ならせて、パターンエアと
同様に、ベル円周方向においてそのエア噴出方向を交叉
させるように構成することもできる。
【0091】実施の形態4 次に、本願発明の実施の形態4の内容を図19に基づい
て詳細に説明する。
【0092】上記実施形態1の場合は、霧化エア噴出孔
13,13・・・、14,14・・・、15,15・・
・自体に霧化エア機能とパターンエア機能との両方を持
たせたが、それらを機能分離して、例えば実施形態1の
場合の構成において、さらに実施形態3の場合と同様の
パターンエア噴出孔を組合わせることも可能である。本
実施形態は、このような観点から構成されている。
【0093】図19は、本実施の形態4におけるベル型
塗装装置の全体的な構成を示し、このベル型塗装装置1
は装置本体としての本体ハウジング2内にエアモータ3
を内蔵し、このエアモータ3の筒状の回転軸4の先端
(図面上では下端)4a側に、ディスク状のベルカップ
5を有するベル6を螺合固定している。
【0094】ベル6は、内部が中空のテーパコーン状に
形成されており、上記ベルカップ5との境界部である外
周部と中央部との2ケ所において同一円周上に配列され
るように多数の塗料吐出孔7a,7a・・・・、7b,
7b・・・・を等間隔に穿設して構成されている。
【0095】また一方、上記エアモータ3の筒状の回転
軸4の内側中心軸部分には所定管径の塗料フィードライ
ン8が同軸方向に延びて形成されており、該塗料フィー
ドライン8の先端部(下端部)に設けられた塗料ノズル
9の先端部9aを上述のベルカップ5の中央部に形成さ
れた円錐状の凸部5aに対し、所定のギャップを保った
離間状態で対向させている。そして、この塗料ノズル9
の先端9aから吐出した塗料Pを上記ベル6の高速回転
による遠心力により、図に鎖線の矢印で示すように上記
塗料吐出孔7a,7a・・・、7b,7b・・・・を介
して当該ベル6の内側および外周へ図示のように飛散さ
せることによって効率良く回転霧化させるようになって
いる。
【0096】一方、上記本体ハウジング2の先端部側内
周面には断面H形のリングブロック40を螺合固定し、
このリングブロック40の内周部には、さらに同断面ハ
ット形の霧化エアリング41を螺合固定している。
【0097】この霧化エアリング41の下縁部41aに
は、図に示すように上記ベル6外周の塗料Pの飛散部に
対して半径方向に位置を異にし、且つ上記ベル6の円周
方向における傾斜角がそれぞれ異なる、上述の実施形態
1のものと同様構造をもつ、第1〜第3の霧化エア噴出
孔42,42・・・、43,43・・・、44,44・
・・が各々形成されている。
【0098】この半径方向複数段の第1〜第3の霧化エ
ア噴出孔42,42・・・、43,43・・・、44,
44・・・は、ベースコートの色出しを支配する4つの
パラメータとしての塗料粒子の粒径、塗料粒子の衝突速
度、塗着ノンブラ(いわゆる塗着NV)、エア衝撃力を
それぞれ適切に調整するためのものであり、上述のベル
6の塗料吐出孔7a,7a・・・、7b,7b・・・に
対して同心円状で、かつ上述のように半径を異にする第
1〜第3の3組の仮想円周上に各々所定の周方向および
中心軸方向傾斜角を有して等間隔に穿設されている。
【0099】そして、この第1〜第3の霧化エア噴出孔
42,42・・・、43,43・・・、44,44・・
・は、上記リングブロック40の内周面と霧化エアリン
グ41筒壁外周面41bとの間に形成されたリング状の
エアチャンバ45を介して高速小風量のエア供給経路4
6に連通接続されている。
【0100】この実施形態では、該エア供給経路46を
上記本体ハウジング2の上方に所定距離斜めに延設し、
同本体ハウジング2側方のエア供給ポート47から下方
に向けてエアを供給するように構成されている。
【0101】尚、上述の塗料フィードライン8には、上
記各実施形態の場合と同じくアルミフレークを有するメ
タリック系塗料を供給し、主としてメタリック系塗料の
ベースコート塗装に用いるようにしている。また、上述
の霧化エアリング41の外周部にはパターンエアリング
48が設けられるとともに、その下端側内縁部48aに
はパターン調整用のエア(パターンエア)dを噴出する
パターンエア噴出部としてのパターンエア噴出孔49,
49・・・が円周方向に所定間隔で多数形成されてい
る。このパターンエアdは、特にベースコートの色出し
を支配するパラメータとして塗料粒子衝突速度、塗着ノ
ンブラ(いわゆる塗着NV)、エア衝撃力を調整するた
めのものである。
【0102】そして、このパターンエア噴出孔49,4
9・・・・は、上記リングブロック40の外周面とパタ
ーンエアリング48の内周面との間に形成されたエアチ
ャンバ69を介して低速大風量のエア供給用のエア供給
ポート50に連通接続されている。このエア供給ポート
50は図示しないエア供給源に接続されている。
【0103】ここで、上述の2組のエア供給ポート47
と50とは、高速の霧化エアa,b,cと低速大風量の
パターンエアdとの圧力および流量を塗装条件に対応し
てそれぞれ個別に調整できるように、それぞれ独立させ
て分離形成されている。なお、この霧化エアa,b,c
とパターンエアdとのエア供給源そのものはそれぞれ別
々に設けてもよく、或いは同一のエア供給源を兼用して
もよい。
【0104】かかる構成のベル型塗装装置1によれば、
以下のような作用が得られる。
【0105】今、例えば上述のようにメタリック系塗料
Pを用いてベースコートを行なうには、上記ベル6等の
塗料側に例えばマイナス90KVの静電荷を印加する一
方、自動車のボデー等被塗物側にプラス静電荷を帯電さ
せる。この状態で、上記エアモータ3の回転軸4を高速
で回転させ、上記塗料フィードライン8および塗料ノズ
ル9から供給されるメタリック系塗料Pを当該回転軸4
と一体に回転する上記ベル6の遠心力によって上述の塗
料吐出孔7a,7a・・・、7b,7b・・・・から中
心部および外方へ放出飛散させる。
【0106】このようにして上述のベル6内周面からそ
の先端外周方向に向けて飛散するメタリック系塗料Pの
飛散部に対しては、先ず最初に、上記霧化エアリング4
1の半径方向最内側に位置する第1の霧化エア噴出孔4
2,42・・・から塗料の旋回方向と逆方向に向けて噴
出される高速小風量の第1の霧化エアaが衝突し、それ
による第一次的な剪断力が上記飛散初期の塗料粒子に作
用して、該塗料粒子の可及的高レベルな微粒化が図られ
ると共に、塗料の遠心力(旋回慣性力)がやや打ち消さ
れて、塗料飛行方向が被塗物方向にやや修正される。
【0107】次に、半径方向中間に位置する第2の霧化
エア噴出孔43,43・・・から塗料の旋回方向と逆方
向に向けて噴出される高速小風量の第2の霧化エアb
が、上記第1の霧化エア噴出孔42,42,・・により
微粒化されて粒径が小となった飛散中期のメタリック系
塗料Pの粒子に衝突し、それによる第二次的な剪断力が
上記飛散中期の塗料粒子に作用して、該塗料粒子のさら
なる微粒化が図られると共に、塗料の遠心力(旋回慣性
力)がほぼ打ち消されて、塗料飛行方向が被塗物方向に
さらに修正される。
【0108】次に、半径方向最外側に位置する第3の霧
化エア噴出孔44,44・・・から塗料の旋回方向と逆
方向に向けて噴出される高速小風量の第3の霧化エアc
が、上記第2の霧化エア噴出孔43,43,・・により
微粒化されて粒径が十分に小となった飛散後期のメタリ
ック系塗料Pの粒子に衝突し、それによる第三次的な剪
断力が塗料粒子に作用して、該塗料粒子の更なる高微粒
化が図られると共に、塗料の遠心力(旋回慣性力)が打
ち消されて、塗料飛行方向が被塗物方向に良好に修正さ
れ、同時に斯かる高速の霧化エアa,b,cにより塗料
粒子の初速向上が図られ、衝突速度が効果的に促進され
る。
【0109】この場合において、上記構成では、上記第
1〜第3の霧化エア噴出孔42,42・・・、43,4
3・・・、44,44・・・は半径方向に位置を異に
し、且つエアの噴出方向を上記ベル6の円周方向におい
て異ならせていることから、それぞれの噴出エアa,
b,cは該円周方向において相互に交叉することにな
る。この結果、少量のエア量でありながら良好な乱流が
形成され、塗料Pは内外の塗料粒径分布の均一化(いわ
ゆる高分散性)が図られるとともに、塗面近くでの低速
度により該塗料Pが静電吸引力を受けて被塗物にぶつか
る時の衝撃力が弱められることで、被塗物からの塗料の
跳ね返りが防止された状態下において、上述のメタリッ
ク系塗料Pのアルミフレークの良好な配列状態(被塗物
の面に対して水平に配列する状態)を得るベースコート
が行なわれる。
【0110】以上のように、上記構成では複数段構成の
第1〜第3の霧化エア噴出孔42,42・・・、43,
43・・・、44,44・・・から噴出される霧化エア
a,b,cによりその段数に対応してメタリック系塗料
Pを第一次剪断、第二次剪断、第三次剪断すると共に、
高速霧化エアa,b,cを円周方向に交叉させてメタリ
ック系塗料Pに衝突させて、塗料粒子を順次効果的に微
粒化するようになっているので、塗料Pの微粒化および
回転霧化後の遠心力による塗料飛行方向修正に要する必
要エネルギーを小さくすることができる効果があり、ま
た、このような小さな必要エネルギーでありながら塗料
の遠心力(旋回慣性力)を順次段階的に打ち消して、外
方に飛散しようとする塗料粒子を最小限にすることがで
きる効果もある。また、それらの結果、塗装仕上りと塗
装効率(塗料ロスの低減)の両立を図ることができる効
果が生じる。
【0111】さらに、パターン内外(塗料パターン全
域)の塗料粒径分布の均一化(いわゆる高分散性)を図
ることができ、衝突速度の向上によりメタルフレークの
ブリッジ現象も生じにくくなる効果がある。
【0112】最後に、上述の如くして高微粒化および衝
突速度が促進されたメタリック塗料Pに対して、さらに
上記パターンエア噴出孔49,49・・・・から噴出さ
れる低速大風量のパターンエアdが作用し、この塗料P
のパターン外延部の初速が向上され、且つパターン内外
の塗料粒径分布の均一化が図られる。
【0113】実施の形態5 本願発明の実施の形態5の内容を図20〜図21を参照
して説明する。
【0114】本実施の形態5は、霧化エアによってベル
の周囲へ飛散する塗料の微粒化を図ることは上記各実施
の形態のものと同様であるが、これに加えて、塗料との
衝突によりその微粒化の目的を達成した後の霧化エア同
士を衝突させることでベル円周方向における速度エネル
ギーを打ち消して該霧化エアによる被塗装物へ衝撃を緩
和して被塗装物への塗料の塗着効率を高めるとともに、
さらにこの衝突合流後の霧化エアに対してパターンエア
を衝突させることで塗装パターン内外の塗料粒径分布の
均一化を促進し得るようにしたものである。
【0115】図20は、本実施の形態5におけるベル型
塗装装置の全体的な構成を示しているが、かかる全体的
な構成は上記各実施の形態のもの、特に実施の形態1の
ものと基本的に同様であって、回転軸4により高速回転
されるベル6の前面側に多数の塗料吐出孔7a,7a,
・・、同7b,7b,・・を設けたベルキャップ5を備
えている。そして、本実施の形態5の最大の特徴は、上
記ベル6の外側に配置された霧化エアリング12に設け
た次述の第1霧化エア噴出孔33と第2霧化エア噴出孔
34とパターンエア噴出孔35の構造にある。
【0116】即ち、この実施の形態5のものにおいて
は、図21に示すように、上記霧化エアリング12の最
小径の円周R1上にはその周方向に所定間隔で複数の第
1霧化エア噴出孔33,33,・・を、中間径の円周R
2上にはその周方向に所定間隔で複数の第2霧化エア噴
出孔34,34,・・を、さらに最大径の円周R3上に
はその周方向に所定間隔で複数のパターンエア噴出孔3
5,35,・・を設けている(尚、この第1霧化エア噴
出孔33と第2霧化エア噴出孔34とは特許請求の範囲
中の「エア噴出部」に該当し、パターンエア噴出孔35
は特許請求の範囲中の「パターンエア噴出部」に該当す
る)。
【0117】そして、これら各噴出孔33,34,35
相互間における周方向の間隔は、上記円周R1上に位置
する上記第1霧化エア噴出孔33の接線に近似する直線
1上に、上記円周R2上に位置する上記第2霧化エア噴
出孔34と円周R3上に位置するパターンエア噴出孔3
5とがそれぞれ位置するように設定されている。また、
これら各噴出孔33,34,35においては、それらの
エア噴出方向(即ち、孔軸心方向)が共に、ベル中心軸
方向から見て上記直線L1に合致するように設定されて
いる。
【0118】さらに、これら各噴出孔33,34,35
のエア噴出方向は、それぞれベル6の円周方向及び径方
向の双方において次のような傾斜角をもっている。即
ち、上記第1霧化エア噴出孔33は、円周方向の傾斜角
θと径方向の傾斜角θaとをもって上記ベル6の回転
方向(図21の矢印F方向)と同方向へ傾斜している。
上記第2霧化エア噴出孔34は、円周方向の傾斜角θ2
(=θ1)と径方向の傾斜角θbとをもって上記ベル6
の回転方向に対向する方向へ傾斜している。さらに、上
記パターンエア噴出孔35は、円周方向の傾斜角θ3
径方向の傾斜角θcとをもって上記ベル6の回転方向に
対向する方向へ傾斜している。
【0119】このような構成の各噴出孔33,34,3
5を有するベル型塗装装置においては、次述する如く、
上記各実施の形態のものにおいては得られない特有の作
用効果が得られるものである。
【0120】即ち、図22には、上記第1霧化エア噴出
孔33と第2霧化エア噴出孔34からそれぞれ霧化エア
を噴出し、また上記パターンエア噴出孔35からパター
ンエアを噴出した場合におけるエア状態を概略図示して
いる。ここで、同図の中央部位に図示したものはベル6
の径方向外方から見た場合の状態であり、同図の右端に
図示したものはベル6の接線方向から見た場合の状態で
ある。
【0121】これらの概略図示から分かるように、上記
第1霧化エア噴出孔33からベル回転方向に向けて斜め
下方へ噴出する霧化エアaと、第2霧化エア噴出孔34
からベル回転方向に対向する方向に向けて斜め下方に噴
出する霧化エアbとは、上記ベル6の外周縁より僅かに
下方寄り位置において衝突し、衝突後は合流して合流エ
アとなってベル中心軸に略平行に下方へ指向する。一
方、この合流エアに対して、上記パターンエア噴出孔3
5からベル回転方向に対向する方向に向けて斜め下方へ
噴出するパターンエアが上記合流部より若干下方寄り位
置においてその斜め上方側からこれに衝突する。
【0122】この場合、先ず、上記第1霧化エア噴出孔
33からの霧化エアaと第2霧化エア噴出孔34からの
霧化エアbとは、これらが相互に衝突する以前に、ベル
6の外周から周囲へ飛散する塗料に衝突してその急激な
膨張と剪断作用により塗料粒子の微粒化作用を行う。そ
して、これら各霧化エアa,bは、塗料との衝突により
その微粒化の目的を終えた後に相互に衝突する。この各
霧化エアa,bの衝突により、これら各霧化エアa,b
がそれぞれもっていたベル円周方向の速度成分が相互に
打ち消される。このため、衝突後の合流エアは、そのベ
ル中心軸方向(即ち、被塗装物方向)の速度エネルギー
が大きく低減された状態で、被塗装物に吹き付けられ
る。従って、該合流エアによる上記被塗装物への衝撃が
可及的に抑制されることとなり、該被塗装物の表面での
塗料の跳ね返りが可及的に抑制され、それだけ塗料の塗
着効率が向上し一層良好な塗装面を得ることができるも
のである。
【0123】この場合、霧化エアa,bを衝突させるこ
とでその合流エアによる被塗装物への衝撃を緩和できる
ということは、裏を返せば、被塗装物への衝撃を増大さ
せることなく上記各霧化エア噴出孔33,34から噴出
される霧化エアの初速を高めることができると言うこと
であり、この霧化エアの初速を高めることで該霧化エア
による塗料の微粒化がさらに促進されることにもなる。
即ち、塗料粒子の微粒化の促進と塗料の塗着効率の向上
との両立が可能となるものである。
【0124】一方、上記合流エアに対してその斜め上方
からパターンエアcが衝突することで、上記合流エアに
方向性と速度とが付与され、これにより被塗装物の表面
における塗装パターンが調整され、該塗装パターン内外
の塗料粒径分布の均一化が促進されるものである。この
場合、上記各霧化エア噴出孔33,34からの霧化エア
a,bは、これらが相互に衝突することでそのエネルギ
ーが低減されているので、この衝突後の合流エアに上記
パターンエアcを衝突させても、該パターンエアcの噴
出方向に対する合流エアの負圧吸引力の影響はほとんど
なく、該パターンエアcの噴出方向に対応した適正なパ
ターンサイズの確保が可能となるものである。
【0125】実施の形態6 本実施の形態6は、上記実施の形態5のものがパターン
エアによって塗装パターンを調整するようにしていたの
に対して、パターンエアを用いることなく、相互に衝突
する霧化エアのベル径方向の速度成分を利用して塗装パ
ターンの調整ができるようにしたものである。以下、こ
の実施の形態6の内容を図23〜図25を参照して説明
する。
【0126】図23には、本実施の形態6におけるベル
型塗装装置の全体的な構成を示しているが、かかる全体
的な構成は上記実施の形態5のものと基本的に同様であ
って、これと異なる点は、上記実施の形態5においては
上記エアリング12に多数の第1霧化エア噴出孔33,
33,・・と第2霧化エア噴出孔34,34,・・と多
数のパターンエア噴出孔35,35,・・とを設けてい
たのに対して、該パターンエア噴出孔35を省略して第
1霧化エア噴出孔33と第2霧化エア噴出孔34の二種
類の霧化エア噴出孔のみを設けたことと、これら第1霧
化エア噴出孔33と第2霧化エア噴出孔34の構造(具
体的には、エア噴出方向の設定)を相違させたことであ
る。
【0127】即ち、図24に示すように、上記霧化エア
リング12の小径の円周R1上にはその周方向に所定間
隔で複数の第1霧化エア噴出孔33,33,・・を、大
径の円周R2上にはその周方向に所定間隔で複数の第2
霧化エア噴出孔34,34,・・を、それぞれ設けてい
る(尚、この第1霧化エア噴出孔33と第2霧化エア噴
出孔34とは特許請求の範囲中の「エア噴出部」に該当
する)。
【0128】そして、これら各霧化エア噴出孔33,3
4相互間における周方向の間隔は、上記円周R1上に位
置する上記第1霧化エア噴出孔33の接線に近似する直
線L1上に、上記円周R2上に位置する上記第2霧化エア
噴出孔34が位置するように設定されている。
【0129】しかし、この第1霧化エア噴出孔33と第
2霧化エア噴出孔34のエア噴出方向は、上記直線L1
に合致することなく、ベル中心軸方向から見て上記直線
1とは異なる方向に延びる二つの直線L2,L3に合致
している。そして、これら各霧化エア噴出孔33,34
のエア噴出方向は、上記各直線L2,L3の相対位置に対
応して、それぞれベル6の円周方向及び径方向の双方に
おいて次のような傾斜角をもっている。即ち、上記第1
霧化エア噴出孔33は、円周方向の傾斜角θと径方向
の傾斜角θaとをもって上記ベル6の回転方向(図24
の矢印F方向)と同方向へ傾斜している。上記第2霧化
エア噴出孔34は、円周方向の傾斜角θ2(=θ1)と径
方向の傾斜角θbとをもって上記ベル6の回転方向に対
向する方向へ傾斜している。従って、この第1霧化エア
噴出孔33から噴出する霧化エアaと第2霧化エア噴出
孔34から噴出する霧化エアbとは、上記二つの直線L
2,L3の交点Qにおいて衝突することになる(即ち、こ
の交点Qが特許請求の範囲中の「特定の一点」に該当す
る)。
【0130】このような構成の各霧化エア噴出孔33,
34を有するベル型塗装装置においては、次述の如き特
有の作用効果を奏する。
【0131】即ち、図25には、上記第1霧化エア噴出
孔33と第2霧化エア噴出孔34からそれぞれ霧化エア
を噴出した場合におけるエア状態を概略図示している。
ここで、同図の中央部位に図示したものはベル6の径方
向外方から見た場合の状態であり、同図の右端に図示し
たものはベル6の接線方向から見た場合の状態である。
【0132】これらの概略図示から分かるように、上記
第1霧化エア噴出孔33からベル回転方向に向けて斜め
下方へ噴出する霧化エアaと、第2霧化エア噴出孔34
からベル回転方向に対向する方向に向けて斜め下方に噴
出する霧化エアbとは、上記ベル6の外周縁より僅かに
下方寄り位置において衝突し、衝突後は合流して合流エ
アとなってベル中心軸よりも所定角度だけ径方向外側へ
偏向して流れる。
【0133】この場合、先ず、上記第1霧化エア噴出孔
33からの霧化エアaと第2霧化エア噴出孔34からの
霧化エアbとは、これらが相互に衝突する以前に、ベル
6の外周から周囲へ飛散する塗料に衝突してその急激な
膨張と剪断作用により塗料粒子の微粒化作用を行う。そ
して、これら各霧化エアa,bは、塗料との衝突により
その微粒化の目的を終えた後に相互に衝突する。この各
霧化エアa,bの衝突により、これら各霧化エアa,b
がそれぞれもっていたベル円周方向の速度成分が相互に
打ち消される。このため、衝突後の合流エアは、被塗装
物方向への速度エネルギーが大きく低減された状態で、
被塗装物に吹き付けられる。従って、該合流エアによる
上記被塗装物への衝撃が可及的に抑制されることとな
り、該被塗装物の表面での塗料の跳ね返りが可及的に抑
制され、それだけ塗料の塗着効率が向上し一層良好な塗
装面を得ることができるものである。
【0134】この場合、霧化エアa,bを衝突させるこ
とでその合流エアによる被塗装物への衝撃を緩和できる
ということは、裏を返せば、被塗装物への衝撃を増大さ
せることなく上記各霧化エア噴出孔33,34から噴出
される霧化エアの初速を高めることができると言うこと
であり、この霧化エアの初速を高めることで該霧化エア
による塗料の微粒化がさらに促進されることにもなる。
即ち、塗料粒子の微粒化の促進と塗料の塗着効率の向上
との両立が可能となるものである。
【0135】一方、上記各霧化エアa,bは、図25の
右図に示すように、ベル中心軸よりの径方向外側に指向
して噴出することから、その合流エアも同様に径方向外
方への速度成分をもっている。従って、この合流エアの
径方向外方への速度成分によって塗料の噴霧範囲が広げ
られ、その塗装パターンが適正に調整され、塗装パター
ン内外の塗料粒径分布の均一化が促進されるものであ
る。
【0136】即ち、この実施の形態6のものにおいて
は、上記実施の形態5のものよりも簡単な構成によりこ
れと同様の作用効果を得ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本願発明の実施の形態1に係るベル型塗装装置
の全体構成を示す断面図である。
【図2】同装置の要部構成を示す下面図である。
【図3】同装置の霧化エアリング要部の構成を示す拡大
下面図である。
【図4】同装置の霧化エアリング部の全体構成を示す拡
大断面図である。
【図5】図3のA−A断面図である。
【図6】図3のB−B断面図である。
【図7】図3のC−C断面図である。
【図8】同装置の作用を示す概略図である。
【図9】本願発明の実施の形態2に係るベル型塗装装置
の全体構成を示す断面図である。
【図10】同装置の作用を示す概略図である。
【図11】同装置の作用による塗装領域への塗料付着状
態を示す説明図である。
【図12】図11の塗装領域の塗料付着状態を示す平面
図である。
【図13】本願発明の実施の形態3に係るベル型塗装装
置の全体構成を示す断面図である。
【図14】同装置の全体構成を示す下面図である。
【図15】同装置の超高速ノズル部および霧化エアリン
グ要部の構成を示す拡大下面図である。
【図16】同装置の霧化エア噴出口部の拡大図である。
【図17】同装置の霧化エア噴出口部の一方側正面図で
ある。
【図18】同装置の作用を示す概略図である。
【図19】本願発明の実施の形態4に係るベル型塗装装
置の全体構成を示す断面図である。
【図20】本願発明の実施の形態5に係るベル型塗装装
置の全体構成を示す断面図である。
【図21】同装置のエア噴出孔部分の構成説明図であ
る。
【図22】同装置の作用を示す概略図である。
【図23】本願発明の実施の形態6に係るベル型塗装装
置の全体構成を示す断面図である。
【図24】同装置のエア噴出孔部分の構成説明図であ
る。
【図25】同装置の作用を示す概略図である。
【図26】従来の装置の断面図である。
【図27】従来の装置の塗装領域における塗料付着状態
を示す平面図である。
【図28】改良案の塗料付着状態の平面図である。
【符号の説明】
1はベル型塗装装置、2はハウジング、3はエアモー
タ、4は回転軸、5はベルカップ、6はベル、7a,7
bは塗料吐出口、9は塗料ノズル、10はリングブロッ
ク、12は霧化エアリング、13〜15,23,24,
33,34は霧化エア噴出孔、26b,26c及び35
はパターンエア噴出孔である。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転可能に軸支されて塗料吐出部からの
    塗料を遠心霧化させるベルと、該ベル外周の塗料飛散部
    に対してエアを噴出する複数のエア噴出部とを備えてな
    るベル型塗装装置であって、 上記複数のエア噴出部のエア噴出方向を相互に交叉させ
    たことを特徴とするベル型塗装装置。
  2. 【請求項2】 上記複数のエア噴出部のエア噴出方向を
    上記ベルの円周方向へ所定角度傾斜させることでエア噴
    出方向を相互に交叉させたことを特徴とする請求項1に
    記載のベル型塗装装置。
  3. 【請求項3】 上記複数のエア噴出部のエア噴出方向を
    上記ベルの径方向へ所定角度傾斜させることによりエア
    噴出方向を相互に交叉させたことを特徴とする請求項1
    に記載のベル型塗装装置。
  4. 【請求項4】 エア噴出部のエア噴出方向を上記ベルの
    円周方向及び径方向の各々において所定角度傾斜させる
    ことにより、エア噴出方向を相互に交叉させたことを特
    徴とする請求項1に記載のベル型塗装装置。
  5. 【請求項5】 上記エア噴出部よりも上記ベルの径方向
    外周側においてパターン調整用のエアを噴出するパター
    ンエア噴出部を設け、該パターンエア噴出部からのパタ
    ーンエア噴出方向を円周方向に対して所定角傾斜させた
    ことを特徴とする請求項1,2,3又は4に記載のベル
    型塗装装置。
  6. 【請求項6】 上記エア噴出部のエア噴出方向が交叉す
    る一方側のエア噴出部の噴出圧を他方側のそれよりも高
    くしたことを特徴とする請求項1,2,3,4又は5に
    記載のベル型塗装装置。
  7. 【請求項7】 上記複数のエア噴出部のうちの一方側の
    エア噴出部のエア噴出方向と他方側のエア噴出部のエア
    噴出方向とを上記ベルの周方向において相互に逆方向へ
    所定角度傾斜させることにより、上記一方側のエア噴出
    部のエア噴出方向と他方側のエア噴出部のエア噴出方向
    とを上記ベルの中心軸方向から見て該ベルの径方向にお
    ける特定の一点で交叉させたことを特徴とする請求項1
    に記載のベル型塗装装置。
  8. 【請求項8】 パターンエアを噴出するパターンエア噴
    出部が設けられるとともに、該パターンエア噴出部のパ
    ターンエア噴出方向と上記一方側のエア噴出部のエア噴
    出方向と他方側のエア噴出部のエア噴出方向の三者が共
    に上記ベルの中心軸方向から見て同一直線上に合致して
    いることを特徴とする請求項7に記載のベル型塗装装
    置。
  9. 【請求項9】 上記一方側のエア噴出部のエア噴出方向
    と他方側のエア噴出部のエア噴出方向とが上記ベルの中
    心軸方向から見てそれぞれ所定の交叉角をもって交叉す
    る二つの直線上に位置するとともに、上記特定の一点が
    該二つの直線の交叉点であることを特徴とする請求項7
    に記載のベル型塗装装置。
  10. 【請求項10】 上記エア噴出部を超音速ノズルによっ
    て構成したことを特徴とする請求項1,2,3,4,
    5,6,7,8又は9に記載のベル型塗装装置。
  11. 【請求項11】 塗装される塗料は、メタルフレークを
    含有するメタリック系の塗料であることを特徴とする請
    求項1,2,3,4,5,6,7,8,9又は10に記
    載のベル型塗装装置。
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