JPH0994573A - 殺菌装置 - Google Patents

殺菌装置

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JPH0994573A
JPH0994573A JP7254812A JP25481295A JPH0994573A JP H0994573 A JPH0994573 A JP H0994573A JP 7254812 A JP7254812 A JP 7254812A JP 25481295 A JP25481295 A JP 25481295A JP H0994573 A JPH0994573 A JP H0994573A
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water
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microorganisms
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Takemi Oketa
岳見 桶田
Tomohide Matsumoto
朋秀 松本
Yu Kawai
祐 河合
Satoshi Furuta
聡 古田
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は液体中の細菌などの微生物を死滅さ
せる殺菌装置に関し、細菌などの微生物を補集して効率
的に殺傷することを目的とする。 【構成】 被処理水は循環手段10によって循環流路9
を通って、細菌収集手段11に送り込まれる。細菌収集
手段11内には電極12と支持板14を設置し、内部に
は粒状活性炭13を充填しており、支持板14および粒
状活性炭13が陽極となるように通電している。よっ
て、被処理水中の細菌などの微生物は細菌収集手段11
内の粒状活性炭13に電気的に吸着する。粒状活性炭1
3に細菌などの微生物を吸着したら殺菌手段のタンク1
8から次亜塩素酸を細菌収集手段11に流し込み殺菌を
行うので、効率的な殺菌が可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は業務用および家庭用の水
の殺菌装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の殺菌装置は図17に示すように浴
槽1の循環流路2に、循環ポンプ3、浴槽1内の水の保
温を行うヒーター4、内部に微生物を繁殖させて浴槽1
内の水の浄化を行う濾過装置5、オゾンを発生させるオ
ゾン発生機7から発生したオゾンを浴槽1内で水に混合
させる混合ノズル6を設けて構成されている(例えば、
特開平4−317795号公報)。
【0003】この構成において、動作を説明すると、浴
槽1内の水は循環手段であるポンプ3の働きにより循環
流路2を通って濾過装置5にはいる。濾過装置5では水
中の懸濁物質が除去される。その後、ヒーター4内で所
定の温度に加熱保温され、循環循環手段であるポンプ3
内を通ってオゾンを混合する混合ノズル6に入る。混合
ノズル6によってオゾン発生装置7で生成したオゾンを
混合し、また、気泡状になったオゾンが浴槽内で水と接
触することでさらに多くのオゾンを溶解させる。このオ
ゾンを浴槽1内で繁殖した細菌などの微生物に接触させ
ることで細菌などの微生物の細胞膜、細胞内に存在する
酵素、核酸を酸化分解し死滅させる。水中の細菌数が目
的のレベルになったらオゾン発生装置7を停止し、再び
細菌が繁殖したら再度オゾン発生装置7を稼動し、殺菌
を行っていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら上記従来
の構成では浴槽1内でオゾンと細菌などの微生物を反応
させ、死滅させているので以下のような課題があった。
【0005】(1)浴槽水中の細菌数が目標とする値に
なるまで常に殺菌手段のオゾン発生装置を稼動させる必
要がある。このため、オゾン発生機の稼動時間が長くな
り、オゾン発生機の交換が頻繁に必要になってメンテナ
ンスが面倒であった。
【0006】(2)オゾンの濃度を常に一定に保つ必要
から浴槽1内の水を循環し続ける必要があり、循環手段
であるポンプ3を長期間連続で稼動させることが必要で
ある。このため循環手段であるポンプ3への負担が大き
くなり、循環手段であるポンプの交換が必要であった。
【0007】(3)オゾン発生装置7は高圧電源、放電
部、そしてオゾンを混合する混合ノズル等から構成され
るが、構成が複雑で、殺菌装置自体が大きくなる。
【0008】(4)オゾンを混合ノズル6で混合させる
際、溶解しきれなかったオゾンが雰囲気中に逃げだすの
でその対策が別途必要であった。
【0009】(5)細菌など微生物を完全に死滅させる
ため水中のオゾン濃度を高める必要がある。しかし、水
中のオゾン濃度を高めようとすると高濃度のオゾンを発
生することができる大型のオゾン発生機が必要になり、
殺菌装置が大型化する。
【0010】(6)浴槽1の水中には微生物が繁殖し、
特に細菌の繁殖が顕著でグラム陰性菌、グラム陽性菌の
両方が繁殖する。従来の殺菌装置の構成では、グラム陰
性菌は比較的死滅させ易いが、グラム陽性菌の芽胞は死
滅させ難く、この芽胞が死滅できないと、再びグラム陽
性菌が繁殖し、水が濁り、臭いが発生するので常に殺菌
し続ける必要があった。
【0011】(7)浴槽1内の水に注入したオゾンは水
中で分解再結合し溶存酸素が高くなるため低濃度のオゾ
ンに耐性をもった好気性細菌が繁殖し易かった。
【0012】本発明は上記課題を解決するもので、殺菌
装置の殺菌性能を維持したまま、殺菌手段の稼動時間を
減少させ、殺菌手段の寿命を延ばし、殺菌手段交換の頻
度を減らすことを第1の目的とする。
【0013】また、細菌などの微生物を電気的に吸着す
ると共に溶存している窒素化合物・イオウ化合物などの
臭気物質も吸着除去することができる殺菌装置を提供す
ることを第2の目的とする。
【0014】また、細菌収集手段の寿命を延ばすことが
できる殺菌装置を提供することを第3の目的とする。
【0015】また、安価な殺菌装置を提供することを第
4の目的とする。また、水中に棲息する細胞表面に疎水
基をもつ細菌を効果的に捕集することができる殺菌装置
を提供することを第5の目的とする。
【0016】また、殺菌時以外は圧力損失の少ない細菌
収集手段を備えた殺菌装置を提供することを第6の目的
とする。
【0017】また、循環手段の寿命を延ばすことが可能
な殺菌装置を提供することを第7の目的とする。
【0018】また、糖類に走化性を示す細菌などの微生
物を死滅させることができる殺菌装置を提供することを
第8の目的とする。
【0019】また、アミノ酸類の欠乏した被処理水中で
細菌などの微生物を誘引し死滅させることができる殺菌
装置を提供することを第9の目的とする。
【0020】また、ビタミン類の欠乏した被処理水中で
細菌などの微生物を誘引し死滅させることができる殺菌
装置を提供することを第10の目的とする。
【0021】また、被処理水中の走光性を示す細菌など
の微生物を誘引し死滅させることが可能な殺菌装置を提
供することを第11の目的とする。
【0022】また、細菌の代謝産物に走化性を示す細菌
などの微生物を死滅させることができる殺菌装置を提供
することを第12の目的とする。
【0023】また、細菌収集手段に紫外線照射装置を備
えた構成の簡単な殺菌装置を提供することを第13の目
的とする。
【0024】また、人体に安全な殺菌装置を提供するこ
とを第14の目的とする。また、小型のオゾン発生機で
殺菌能力を向上させることができる殺菌装置を提供する
ことを第15の目的する。
【0025】また、被処理水中のグラム陽性菌を効果的
に死滅させることができる殺菌装置を提供することを第
16の目的とする。
【0026】また、好気性細菌の増殖を増加させること
なく死滅させることができる殺菌装置を提供することを
第17の目的とする。
【0027】さらに、被処理水中に懸濁性の有機物が多
い場合、細菌収集手段内の細菌吸着手段または細菌誘引
手段の表面に付着し、細菌を吸着または誘引する効果が
低下し、殺菌能力が低下する懸念がある。そこで、細菌
収集手段内の細菌吸着手段または細菌誘引手段の吸着ま
たは誘引効果を保持することができる殺菌装置を提供す
ることを第18の目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】本発明は前記課題を解決
するもので、上記第1の目的を達成するために、被処理
水の循環流路に循環手段と、細菌収集手段を配置し、前
記細菌収集手段に殺菌手段を設け、前記細菌収集手段内
に細菌などの微生物を吸着する細菌吸着手段を備え、被
処理水が前記細菌吸着手段と接触する構成とした。
【0029】また、上記第2の目的を達成するために、
細菌収集手段内部に複数の電極を向かい合うように配置
し直流叉は交流の電流を印可し、前記複数の電極に接触
し、かつ被処理水が接触するように粒状の活性炭を充填
した構成とした。
【0030】また、上記第3の目的を達成するために、
細菌収集手段内部に複数の電極を向かい合うように配置
し直流叉は交流の電流を印可し、前記複数の電極に接触
し、かつ被処理水が接触するように粒状の金属球を充填
した構成とした。
【0031】また、上記第4の目的を達成するために、
細菌収集手段の内部に微生物を吸着する作用のある細菌
吸着樹脂被膜を形成した複数の粒子を被処理水と接触す
るように充填した構成とした。
【0032】また、上記第5の目的を達成するために、
細菌収集手段の内部に表面が疎水性の微生物を吸着する
作用のある疎水性樹脂被膜を形成した複数の粒子を被処
理水と接触するように充填した構成とした。
【0033】また、上記第6の目的を達成するために、
細菌収集手段内に複数の電極を対向させて配置し、その
中の1つ以上をアルミニウムで構成して直流電流を印可
し、前記電極の下流側に多孔質板を配置した構成とし
た。
【0034】また、上記第7の目的を達成するために、
被処理水の循環流路に被処理水を循環する循環手段と、
細菌などの微生物を収集する細菌収集手段とを配置し、
前記細菌収集手段内に細菌などの微生物を誘引する物質
を溶出する細菌誘引手段を備えた構成とした。
【0035】また、上記第8の目的を達成するために、
細菌収集手段内に複数の多孔質球を被処理水が接触する
ように充填し、前記多孔質球から単糖類を徐々に溶出で
きる構成とした。
【0036】また、上記第9の目的を達成するために、
細菌収集手段内に複数の多孔質球を被処理水が接触する
ように充填し、前記多孔質球からアミノ酸類を徐々に溶
出できる構成とした。
【0037】また、上記第10の目的を達成するため
に、細菌収集手段内に複数の多孔質球を被処理水が接触
するように充填し、前記多孔質球からビタミン類を徐々
に溶出できる構成とした。
【0038】また、上記第11の目的を達成するため
に、細菌収集手段内に可視光線ランプを配置し、細菌収
集手段内部とその近傍の被処理水に可視光線が照射でき
る構成とした。
【0039】また、上記第12の目的を達成するため
に、細菌収集手段内に細菌を固定化した粒状担体を充填
し、前記粒状担体から細菌の代謝産物を徐々に溶出でき
る構成とした。
【0040】また、上記第13の目的を達成するため
に、細菌収集手段内に紫外線ランプを配置した構成とし
た。
【0041】また、上記第14の目的を達成するため
に、細菌収集手段内部の被処理水に殺菌効果のある金属
イオンを供給する金属イオン溶出装置を配置した構成と
した。
【0042】また、上記第15の目的を達成するため
に、細菌収集手段内にオゾンガス叉はオゾンを溶解した
水を充満できるオゾン混合装置を配置した構成とした。
【0043】また、上記第16の目的を達成するため
に、細菌収集手段内に酸化チタン粒子を充填し、紫外線
が前記酸化チタン粒子に効果的に照射できるよう紫外線
ランプを設置する構成とした。
【0044】また、上記第17の目的を達成するため
に、細菌収集手段内に細菌などの微生物を死滅させるこ
とのできる温度の熱湯を充満できるように熱湯供給装置
を配置した構成とした。
【0045】また、上記第18の目的を達成するため
に、被処理水の循環流路内に、被処理水を循環する循環
手段と、細菌収集手段と濾過手段を設け、前記濾過手段
内で懸濁している細菌などの微生物以外の有機物が除去
され、前記細菌収集手段内で細菌などの微生物が除去で
きる構成としてある。
【0046】
【作用】本発明による殺菌装置は上記第1の構成によっ
て、被処理水が被処理水を循環する循環手段の働きによ
り、循環流路を通って細菌収集手段に送り込まれ、細菌
収集手段内部にある細菌吸着手段と接触し、被処理水中
の細菌などの微生物が細菌吸着手段に吸着除去される。
この細菌吸着手段に細菌などの微生物が一定量集まった
時点で殺菌手段を動作させ、細菌吸着手段で吸着した細
菌などの微生物を死滅させる。
【0047】また、第2発明による殺菌装置は、被処理
水を循環手段により循環流路を通して細菌収集手段に送
り込む。細菌収集手段内の複数の電極に直流叉は交流を
印可し、電極に接触している活性炭に通電を行う。被処
理水中の細菌などの微生物は表面が−に帯電しているの
で、陽極および陽極側に接触している活性炭に電気的に
吸着される。このようにして電気的に吸着された細菌な
どの微生物を細菌収集手段が備えている殺菌手段を動作
させるて死滅させ、同時に被処理水中の臭気物質も活性
炭と接触することにより吸着され除去できる。
【0048】また、第3発明の殺菌装置は、細菌収集手
段内に複数の電極を用い、前記電極と接触可能に導電体
として金属球を充填し、複数の電極に直流叉は交流を印
可し、電極に接触している金属粒子に通電を行い、被処
理水中の細胞表面が−に帯電している細菌などの微生物
を、陽極および陽極に接触している金属粒子に電気的に
吸着し、殺菌手段を動作させ、死滅させる。電極および
金属球は、陽極として用いて溶解し易い材質の例えば白
金などの不溶性電極材を用いるのが望ましい。
【0049】また、第4発明による殺菌装置は、母体表
面に微生物吸着樹脂を薄く被覆し、粒子表面が+に帯電
できる樹脂を採用し、この粒子を細菌収集装置に充填
し、被処理水中の表面が−に帯電した細菌などの微生物
を電気的に吸着して捕捉し、濃縮した状態で殺菌処理を
行うことで、安価な殺菌装置を提供することができる。
【0050】また、第5発明による殺菌装置は、細菌収
集装置内に表面が疎水性の粒子を充填することで、被処
理水中の表面が疎水性の細菌などの微生物が吸着し、細
菌収集手段内で捕捉される。この細菌吸着樹脂を被覆し
た粒子に吸着した細菌などの微生物を細菌収集手段に配
置した殺菌手段で死滅させる。表面が疎水性の粒子とし
ては、例えばアルミナなどのセラミックス粒子表面にメ
チルシラン処理などを施したものを用いる。
【0051】また、第6発明による殺菌装置は、被処理
水を循環手段により循環流路を通して細菌収集手段内に
送り込む。細菌収集手段内に配置したアルミニウム電極
に直流電流を印可することで、細菌収集手段内の被処理
水中にアルミニウムイオンを溶出し、水酸化アルミニウ
ムを生成し、この水酸化アルミニウムは+に帯電してい
るので、−に帯電した細菌などの微生物を電気的に凝集
させ、粒子径が成長した状態で凝集塊として下流に位置
する多孔質板に捕捉する。ここで捕捉された細菌などの
微生物を細菌収集手段に配置した殺菌手段で死滅させ
る。
【0052】また、第7発明による殺菌装置は、被処理
水を細菌収集手段内の細菌誘引手段に接触させ、細菌誘
引手段から被処理水中に細菌などの微生物を誘引する物
質を溶出させることで、遊泳能力をもつ細菌などの微生
物を細菌収集手段内に集め、殺菌手段により被処理水中
の細菌などの微生物を死滅させる。
【0053】また、第8発明による殺菌装置は、被処理
水を細菌収集手段内の細菌誘引手段に接触させ、細菌誘
引手段から被処理水中に細菌などの微生物を誘引する単
糖類を細菌収集手段に近づくほど濃度が高くなるように
溶出させることで、遊泳能力をもつ細菌などの微生物を
細菌収集手段内に集め、殺菌手段により被処理水中の細
菌などの微生物を死滅させる。
【0054】また、第9発明による殺菌装置は、被処理
水を細菌収集手段内の細菌誘引手段に接触させ、細菌誘
引手段から被処理水中に細菌などの微生物を誘引するア
ミノ酸類を細菌収集手段に近づくほど濃度が高くなるよ
うに溶出させることで、遊泳能力のある細菌などの微生
物を細菌収集手段内に集め、殺菌手段により被処理水中
の細菌などの微生物を死滅させる。
【0055】また、第10発明による殺菌装置は、被処
理水を細菌収集手段内の細菌誘引手段に接触させ、細菌
誘引手段から被処理水中に細菌などの微生物を誘引する
ビタミン類を細菌収集手段に近づくほど濃度が高くなる
ように溶出させることで、遊泳能力のある細菌などの微
生物を細菌収集手段内に集め、殺菌手段により被処理水
中の細菌などの微生物を死滅させる。
【0056】また、第11発明による殺菌装置は、被処
理水を細菌収集手段内の細菌誘引手段に接触させ、細菌
誘引手段内の可視光線照射装置から細菌誘引手段近傍の
被処理水中に可視光線を照射することで、走光性を有す
る微生物を細菌収集手段内に集め、殺菌手段により被処
理水中の細菌などの微生物を死滅させる。
【0057】また、第12発明による殺菌装置は、被処
理水を細菌収集手段内の細菌誘引手段に接触させ、細菌
誘引手段から被処理水中に原生動物などの微生物を誘引
する細菌の代謝産物を溶出させることで、遊泳能力のあ
る微生物を細菌収集手段内に集め、殺菌手段により被処
理水中の細菌などの微生物を死滅させる。
【0058】また、第13発明による殺菌装置は、被処
理水を循環手段の働きで循環流路を通して細菌収集手段
に送り込み、細菌収集手段内に細菌などの微生物を集
め、細菌収集手段内に配置した紫外線照射装置から細菌
収集手段内の細菌などの微生物に紫外線を照射すること
で細菌などの微生物を死滅させる。
【0059】また、第14発明による殺菌装置は、被処
理水を循環手段の働きで循環流路を通して細菌収集手段
内に送り込み、細菌収集手段内に細菌などの微生物を集
め、細菌収集手段内の被処理水に例えば銀イオンなどの
殺菌力のある金属イオンを溶出することで被処理水内の
細菌などの微生物を死滅させる。
【0060】また、第15発明による殺菌装置は、被処
理水を循環手段の働きで循環流路を通して細菌収集手段
内に送り込み、細菌収集手段内に細菌などの微生物を集
め、オゾン混合装置からオゾンガス叉はオゾンを溶存し
た水を細菌収集手段内に送り込み、細菌などの微生物を
死滅させる。
【0061】また、第16発明による殺菌装置は、被処
理水を循環手段の働きで循環流路を通して細菌収集手段
内に送り込み、細菌収集手段内に細菌などの微生物を集
め、細菌収集手段内に集めた細菌などの微生物が酸化チ
タンと接触するように撹拌し、細菌収集手段内の紫外線
照射装置から紫外線を酸化チタンに照射することで、酸
化チタン表面にヒドロキシラジカル種を生成し、酸化チ
タンと接触したグラム陽性菌を死滅させる。
【0062】また、第17発明による殺菌装置は、被処
理水を循環手段の働きで循環流路を通して細菌収集手段
内に送り込み、細菌収集手段内に細菌などの微生物を集
め、細菌収集手段内に集めた細菌などの微生物を熱湯供
給装置から熱湯を送り込むことで、熱により細菌収集手
段内の細菌などの微生物を死滅させる。
【0063】また、第18発明による殺菌装置は、被処
理水を循環手段の働きで循環流路を通して濾過装置内に
送り込み、被処理水中の細菌などの微生物よりも粒子径
の大きい懸濁物質を除去した後に細菌収集手段内に送り
込み、細菌収集手段内に細菌などの微生物を集め、殺菌
手段により細菌などの微生物を死滅させることで、細菌
などの微生物以外の懸濁態の有機物による細菌収集手段
内の細菌吸着手段および細菌誘引手段への有機物の付着
を防ぐ。
【0064】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0065】まず図1を用いて第1の実施例を説明する
と、8は浴槽で、循環流路9にポンプなどの循環手段1
0(以下ポンプと称す)と、細菌収集手段11と、二方
弁15と三方弁16とを配置しており、内部に次亜塩素
酸が入った殺菌手段のタンク18と細菌収集手段11と
を配管20でつなぎ、配管20には二方弁19が備わっ
ている。三方弁16には循環流路9と殺菌した後の細菌
収集手段11内の水を排水する配管17を接続してい
る。細菌収集手段11内には、電極12と粒状活性炭1
3と金属などの導電材料でできた支持板14が備わって
おり、粒状活性炭13と金属でできた支持板14が接触
するように構成している。電極12と支持板14の間に
は支持板14が陽極、電極12が陰極となるように直流
を印可している。矢印21は水の流れを示す。
【0066】なお、本実施例では金属製の支持板14を
用いているが、導電性のある素材で有れば例えば炭素な
どでも良い。
【0067】動作を説明すると、浴槽8内の被処理水
は、ポンプ10の働きにより、循環流路9を通って細菌
収集手段11にはいる。細菌などの微生物は雰囲気中の
水素イオン濃度が2以上では表面が−に帯電している。
一方、支持板14および支持板14と接触している粒状
活性炭20は支持板14を陽極、電極12を陰極として
直流を印可しているので、+の電荷を帯びていることに
なる。よって、水中の細菌などの微生物は粒状活性炭1
3および支持板14に電気的に吸着される。粒状活性炭
13および支持板14に細菌などの微生物を吸着し微生
物が濃縮された状態で、ポンプ10を停止し、二方弁1
5を閉じ、三方弁16を切り換え、二方弁19を開き、
殺菌手段のタンク18から次亜塩素酸を細菌収集手段1
1に注入する。粒状活性炭13および支持板14に吸着
した細菌などの微生物は次亜塩素酸により死滅させられ
る。その後、二方弁19を閉じ次亜塩素酸の供給を停止
し、二方弁15を開き、ポンプ10を始動し、少量の循
環水を配管17から排水し、細菌収集手段11内の粒状
活性炭13および支持板14を洗浄した後、三方弁16
を切り換えて、再び浴槽水の循環を行う。また、細菌な
どの微生物を吸着する導電体に活性炭を用いているの
で、被処理水中のイオウ化合物、窒素化合物などの臭気
成分も吸着除去することができる。なお、図1では、一
対の電極系で説明したが、12、14の電極は複数分割
された電極を配置して用いてもよい。電極材としては従
来公知の電極を用いることができる。但し、陽極材は耐
久性の観点から白金メッキのチタン電極など不溶性電極
を用いるのが望ましい。
【0068】第2の実施例を図2を参照して説明する。
なお、本実施例において循環流路9、循環手段であるポ
ンプ10、弁16、配管17は第1の実施例と同じであ
る。
【0069】図2において、細菌収集手段22内には、
電極23、24と金属球25と金属球25を支持する支
持板26が備わっており、電極24がそれぞれ金属球2
5と接触するように充填している。電極24が陽極、電
極23を陰極として直流電流を印可している。また、細
菌収集手段22は次亜塩素酸の入った殺菌手段のタンク
27が配管28でつながっており、二方弁29を備えて
いる。矢印30は水の流れを示す。
【0070】動作を説明すると、循環流路9を通ってき
た被処理水は、細菌収集手段22内に入り、金属球25
に接触する。この金属球25は電極24と接触してお
り、+に帯電しており、一方、被処理水中の細菌などの
微生物は表面が−に帯電している。このため細菌などの
微生物は電極24および電極24と接触している金属球
に電気的に吸着する。金属球25に細菌などの微生物を
充分吸着させたのち、細菌収集手段22内への被処理水
の流入を停止し、二方弁29を開き、殺菌手段のタンク
27から次亜塩素酸を注入する。電極24および金属球
25に吸着した細菌は次亜塩素酸により死滅させられ
る。なお、導電体に活性炭を用い、通電を行った場合、
陽極の近傍で発生する活性酸素によりの活性炭が崩壊す
る懸念がある。しかし導電体として金属球を用いること
で表面から徐々に溶解することはあっても導電体が崩壊
することは回避できる。
【0071】第3の実施例を図3a、図3bを参照して
説明する。なお、本実施例における循環流路9、循環手
段のポンプ10、弁16、配管17は実施例1と同様で
ある。
【0072】図3aにおいて、細菌収集手段31内には
細菌吸着樹脂を被覆した粒子32を充填し、支持板33
を備えている。細菌収集手段31は次亜塩素酸の入った
殺菌手段のタンク34と配管35でつながっている。細
菌吸着樹脂を被膜形成した粒子は、球状品を用いた例を
示している。図3bに示すように表面が+に帯電した状
態である。
【0073】動作を説明すると、循環流路を通って細菌
収集手段31に入った被処理水は、と細菌吸着樹脂を被
膜した粒子32に接触する。被処理水中の細菌などの微
生物は静電気力により、細菌吸着樹脂に被膜した粒子3
2の表面に−の電荷を持つ細菌などの微生物37が吸着
する。細菌収集手段31内部の細菌吸着樹脂を被膜形成
した粒子32に細菌などの微生物が充分吸着した状態
で、循環流を停止し、二方弁36を開いて殺菌手段のタ
ンク34から次亜塩素酸を細菌収集装置31に送り込
み、殺菌を行う。細菌吸着手段としてセラミック粒子に
微生物吸着樹脂を厚みが50μm前後になるように被膜
形成して用いている。このため、微生物吸着樹脂の量が
少なくてすむので、細菌吸着手段を安価に構成すること
ができ、さらに、細菌収集手段内に細菌吸着手段を詰め
るだけの簡単な構成とすることができる。
【0074】第4の実施例を図4a、図4bを参照して
説明する。なお、本実施例における循環流路9、循環手
段のポンプ10、弁16、配管17は実施例1と同様で
ある。
【0075】図4aにおいて、細菌収集手段38内には
表面が疎水性の粒子39を充填し、疎水性粒子39を支
持する支持板40を備えている。細菌収集手段38は次
亜塩素酸の入った殺菌手段のタンク41と配管42でつ
ながっており、二方弁43を備えている。また疎水性粒
子の表面44には図4bに示すようにCH3基45が並
んでいる。
【0076】動作を説明すると、循環流路を通って細菌
収集手段38に入った被処理水は、疎水性粒子39に接
触する。被処理水中に浮遊している細菌などの微生物4
6の表面にもCH3などの疎水基を持っており、水とは
親和性を示さない。図4bのように疎水性粒子の表面4
4に細胞膜表面が疎水性の細菌などの微生物46が接触
し、吸着する。細菌収集手段38内部の疎水性粒子39
に細菌などの微生物を充分に吸着した状態で循環流を停
止し、二方弁43を開いて殺菌手段のタンク41から次
亜塩素酸を細菌収集手段38に送り込み、殺菌を行う。
特に被処理水中に表面が疎水性の細菌などの微生物が優
占する場合には効果的に殺菌を行うことができる。
【0077】第5の実施例を図5を参照して説明する。
なお、本実施例における循環流路9、循環手段のポンプ
10、弁16、配管17は実施例1と同様である。
【0078】細菌収集手段47は直流電流が印加される
アルミニウム陽極48とSUS陰極49および多孔質板
50を備えている。また、細菌収集手段47は次亜塩素
酸の入った殺菌手段のタンク51と配管52でつなぎ、
二方弁53を備えている。矢印54は水の流れを示して
いる。
【0079】動作を説明すると、被処理水は循環流路を
通って細菌収集手段47にはいる。被処理水に電極48
からアルミニウムイオンが溶出し、被処理水中に水酸化
アルミニウムのフロックを形成する。このフロックは表
面が+に帯電しているので、−に帯電した細菌を表面に
吸着する。表面に細菌を吸着したフロックは凝集して成
長粒となり下流側に多孔質板50によって捕捉される。
その後、被処理水の流入を停止し、二方弁53を開いて
殺菌手段のタンク51から次亜塩素酸を細菌収集手段4
7内に供給し、細菌などの微生物を吸着したフロックを
殺菌する。よって、殺菌時のみに水酸化アルミニウムの
フロックを生成することになるので、その時以外は細菌
収集手段47に圧力損失が大きくなる物質をなくすこと
ができる。
【0080】なお、本実施例において電極48、49の
一方をアルミニウムで構成したが、陽極、陰極ともにア
ルミニウムをもちいてもよい。更に、電極の両方にアル
ミニウムをもちいることにより、電極の極性を交互に返
ることができるので、水酸化アルミニウムのフロックを
安定して供給することができる。この場合、特に通電し
なくとも、自然腐食によりアルミニウムイオンを供給で
きる。
【0081】第6の実施例を図6a、図6bを参照して
説明する。図6aにおいて、55は浴槽で、循環流路5
6上に被処理水を循環する循環手段であるポンプ57と
細菌収集手段58と二方弁61、62を備えている。細
菌収集手段58内部には、多孔質球59が充填してあ
り、次亜塩素酸の入った殺菌手段のタンク60を配管6
6でつないでいる。63は二方弁である。また、多孔質
球59は図6bに示すように、表面に微細な径の孔が開
いており、内部にはグルコースが入っている。
【0082】動作を説明すると、まず、ポンプ57を始
動し配管および細菌収集手段58内に被処理水を送り込
む。循環流路56並びに細菌収集手段58に被処理水を
満たしたあと、ポンプ57を停止し、二方弁62を閉じ
る。細菌収集手段58内の多孔質球59からグルコース
が配管を通って浴槽55の方向へ拡散していく。グルコ
ースの濃度は細菌収集手段58に近づくほど濃度が高く
なるので、運動性を持った細菌などの微生物が徐々にグ
ルコースの濃度の高い方向へ近づいていき、最終的には
細菌収集手段58内に集まる。細菌などの微生物が集ま
った所で、二方弁61、62を閉じ、二方弁63、64
を開いて細菌収集手段58に次亜塩素酸を供給する。こ
の動作により、細菌収集手段58内の細菌などの微生物
を次亜塩素酸で死滅させることができる。
【0083】なお、本実施例のように単糖類を用いて細
菌を誘引する場合には水中にプランクトンおような糖類
を分泌する微生物がいない水で特に有効である。
【0084】また、本実施例では細菌などの微生物を誘
引する物質としてグルコースを用いたが、代わりに多糖
類を用いても良い。
【0085】第7の実施例を図7を参照して説明する。
本実施例において、多孔質球59の構成以外は図6aの
実施例と同様である。本実施例では、細菌収集手段58
内部に多孔質球が充填してあり、多孔質球の、表面71
には多数の微細な穴が開いており、多孔質球の内部には
アミノ酸類72が入っている。
【0086】動作を説明すると、細菌収集手段58内の
多孔質球59の表面71から微細な孔を通して被処理水
中にアミノ酸類72を溶出させる。溶出したアミノ酸類
72は、循環流路56を通って浴槽55の方向へ拡散し
ていく。アミノ酸類72の濃度は細菌収集手段58に近
づくほど濃度が高くなるので、運動性を持った細菌など
の微生物が徐々にアミノ酸類72の濃度の高い方向へ近
づいていき、最終的には細菌収集手段58内に集まる。
細菌などの微生物が集まった所で、細菌収集手段58に
次亜塩素酸を供給する。この動作により、細菌収集手段
内の細菌などの微生物を次亜塩素酸で死滅させることが
できる。
【0087】なお、低栄養環境などのアミノ酸の欠乏し
ている環境において、アミノ酸類に走化性を示す細菌な
どの微生物を誘引することができる。
【0088】第8の実施例を図8を参照して説明する。
なお、多孔質球59の構成以外は図6aの実施例と同様
である。細菌収集手段内部には、多孔質球が充填してあ
り、多孔質球の表面74には多数の微細な孔があり、多
孔質球の内部にはビタミン類75が入っている。
【0089】動作を説明すると、細菌収集手段58内の
多孔質球59からビタミン類75が表面74の孔から7
6のように被処理水中に溶出する。溶出したビタミン類
76は循環流路を通って浴槽の方向へ拡散していき、細
菌収集手段58に近づくほど濃度が高くなるように濃度
勾配を付ける。ビタミン類の濃度は細菌収集手段に近づ
くほど濃度が高くなるので、運動性を持った細菌などの
微生物が徐々にビタミン類の濃度の高い方向へ近づいて
いき、最終的には細菌収集手段内に集まる。細菌などの
微生物が集まった所で、細菌収集手段58内を殺菌手段
のタンク60から次亜塩素酸を送り込み殺菌する。この
動作により、細菌収集手段58内の細菌などの微生物を
次亜塩素酸で死滅させることができる。
【0090】なお、図1から図8の実施例において殺菌
手段として殺菌手段のタンクから次亜塩素酸を供給する
構成としたが、細菌収集手段内の細菌などの微生物を死
滅できるものであればよく、例えば、オゾン、紫外線、
熱湯、酸性水など次亜塩素酸以外の薬剤を用いてもよ
い。
【0091】第9の実施例を図9を参照して説明する。
図9において、77は水槽で、循環流路81上に被処理
水を循環する循環手段であるポンプ82と細菌収集手段
78とを備え、細菌収集手段78を浴槽77の横に設置
している。細菌収集手段78は、浴槽77と接触する部
分に金網83を設け、内部に可視光ランプ80と紫外線
ランプ79を備えている。矢印84は水の流れを示す。
【0092】動作を説明すると、ポンプなどの循環手段
82を始動し、循環流路81および細菌収集手段78に
被処理水を満たす。その後、循環手段82を停止し、可
視光ランプ80を点灯する。可視光ランプ80により、
水槽77内に可視光線を入れ、水槽77内の運動性を持
つ微生物は光の強い細菌収集手段82内に集める。細菌
収集手段78内に十分に微生物が集まったところで、紫
外線ランプ79を点灯し、紫外線の作用で微生物を死滅
させる。水槽77内の微生物が死滅したら、可視光ラン
プ80、紫外線ランプ79を消し、再度ポンプなどの循
環手段82を始動する。
【0093】このようにして本実施例は特に被処理水中
に可視光に対して走性の高い藻類が優占している場合に
有効である。
【0094】なお、本実施例では殺菌手段として紫外線
照射装置を用いて細菌などの微生物の殺菌を行ったが、
細菌収集手段78内の細菌などの微生物を死滅させるこ
とが出来ればよいので、例えばオゾン、金属イオン、薬
剤を用いても良い。
【0095】第10の実施例を図10a、図10b、図
10cを参照して説明する。図10aにおいて、85は
浴槽で、循環流路86上に被処理水を循環する循環手段
であるポンプ87と細菌収集手段88、三方弁94、9
5を備え、細菌収集手段88内には紫外線ランプ91
と、内部に細菌懸濁液を充填した粒状担体89と、粒状
担体89を支持する支持板90を備えている。また、細
菌収集手段88には配管93がつながっており、二方弁
92を配置している。矢印97は水の流れを示す。図1
0bに示すように粒状担体89の表面98には微細な孔
が開いており、内部の細菌99の代謝産物100がこの
孔を通して被処理水中に拡散するような構成としてい
る。
【0096】動作を説明すると、まず、ポンプ87を始
動し、循環流路86および細菌収集手段88に被処理水
を満たす。その後、ポンプ87を停止し、被処理水内に
微生物の代謝産物を溶出させ細菌収集手段88に近づく
ほど濃度が高くなるように拡散による濃度勾配が生じる
ことを利用して細菌などの微生物を細菌収集手段88内
にあつめる。細菌収集手段88内に細菌などの微生物が
集まったら、三方弁94、95を切り換えて、紫外線ラ
ンプ91を点灯する。その後、三方弁94、95を切り
換え、図10cのように支持板90の方向から被処理水
が流れるようにする。この操作により、細菌収集手段8
8内の水中および粒状担体89の表面に付着した細菌な
どの微生物を浮遊させ、紫外線ランプ91から紫外線を
照射することで、細菌などの微生物を死滅することがで
きる。
【0097】なお、本実施例のような構成にすること
で、粒状担体89内部の細菌がAMPを分泌する。細菌
が分泌したAMPに走性を示す原生生物など死滅させる
場合には特に効果的に死滅することができる。
【0098】なお、本実施例では、殺菌手段として、紫
外線を用いて細菌などの微生物の死滅を行ったが、細菌
収集手段中の粒状担体内の細菌に影響を及ぼさない殺菌
手段であればよい。
【0099】第11の実施例を図11a、図11bを参
照して説明する。図11aにおいて、102は浴槽で、
循環流路103にはポンプ104、細菌収集手段10
5、三方弁113、114、配管115が配置されてお
り、細菌収集手段105内には紫外線ランプ110、電
極106と電極107、粒状活性炭108と粒状活性炭
の支持板109が配置されており、電極107と粒状活
性炭108が接触するように構成されている。電極10
6を陰極、電極107を陽極として直流電流を流す構成
としている。また、細菌収集手段105には排水用の配
管111がつながっており、配管111には二方弁11
2が備えられている。
【0100】動作を説明すると、浴槽102内の水は、
ポンプ104の働きによって、循環流路103を通って
細菌収集手段105にはいる。細菌収集手段105内の
粒状活性炭108は電極107と接触しているので+の
電荷を帯びている。したがってここに−の電荷を持った
細菌などの微生物が電気的な力で吸着されることにな
る。細菌などの微生物が粒状活性炭108に吸着した
ら、三方弁113と114を切り換え図11bのよう
に、被処理水が細菌収集手段105の粒状活性炭108
の支持板109の方向から細菌収集手段105に入るよ
うに流路を切り換える。これと同時に、ポンプ104の
流量を低下し、電極106と107への通電を停止し、
紫外線ランプ110に通電し、排水用の配管111の二
方弁112を開く。この動作により、粒状活性炭108
が舞い上がり、電極106、107の通電を停止するこ
とで粒状活性炭108の表面に吸着していた細菌などの
微生物がはがれ、細菌収集手段105内の被処理水中に
再び放出され懸濁状態にし、紫外線をに照射して死滅さ
せる。
【0101】なお、本実施例においては殺菌手段として
紫外線を一定時間だけ照射するので、細菌収集手段に設
ける殺菌手段の構成が簡素化できるだけでなく、次亜塩
素酸などの薬剤やオゾンを殺菌手段として用いた場合と
異なり、細菌収集手段内の細菌吸着手段や細菌誘引手段
に損傷を与えにくい。
【0102】第12の実施例を図12を参照して説明す
る。図12において、118は浴槽で、循環流路119
に循環手段であるポンプ120と細菌収集手段121と
を配置し、細菌収集手段121内には電極122、12
3と、粒状活性炭124と、粒状活性炭の支持板125
が備わっている。電極122は銀を用い、細菌などの微
生物の吸着を行う場合は電極123を陽極とし、細菌な
どの微生物を死滅させる場合には電極122を陽極とし
て直流電流を流す。矢印は131水の流れを示す。
【0103】動作を説明すると、浴槽118内の水は、
ポンプ120の働きにより細菌収集手段121に送り込
まれる。細菌などの微生物を吸着する場合、細菌収集手
段121内では電極123を陽極として通電するので、
粒状活性炭124および電極123は+に帯電し、−に
帯電している細菌などの微生物を吸着する。吸着した細
菌などの微生物を死滅させる場合には、電極122を陽
極、電極123を陰極とし通電を行い、細菌収集手段1
21内に銀イオンを溶出させる。溶出した銀イオンが細
菌収集手段121内の細菌などの微生物と接触すること
で死滅させることができる。
【0104】なお、本実施例のように殺菌手段として銀
イオンを電気分解で溶出させて細菌などの微生物を死滅
させている構成なので、殺菌による人体への悪影響をな
くすことができるだけでなく、殺菌手段の構成も簡単に
できる。さらに、本実施例の構成の殺菌装置によれば、
殺菌を行うための銀イオンの溶出と同時に導電体から細
菌を剥離することができ、殺菌性能を向上させることが
できる。
【0105】なお、本実施例において細菌などの微生物
を死滅させる金属として銀を用いたが、人体に無害な金
属で有ればよい。例えば銅、亜鉛などの金属が適用可能
である。
【0106】第13の実施例を図13を参照して説明す
る。図13において、127は浴槽で、循環流路128
に循環手段であるポンプ129と細菌収集手段130と
三方弁139を配置している。細菌収集手段130内部
には電極131、132と、粒状活性炭133と、粒状
活性炭133の支持板134を備えて、電極132を陽
極、電極131を陰極として直流電流の通電を行う。ま
た、細菌収集手段130はオゾン発生機135と空気ポ
ンプ136とを配管137でつなぎ、二方弁138を配
置している。また、循環流路128の三方弁139には
排水用の配管140を設置している。矢印143は水の
流れである。
【0107】動作を説明すると、浴槽127内の水は、
ポンプ129により循環流路128を通って細菌収集手
段130に流入する。細菌収集手段130内の粒状活性
炭133は電極132と接触しているので+の電荷を帯
びている。ここに−の電荷を持った細菌などの微生物が
電気的な力で吸着される。細菌などの微生物を粒状活性
炭133に吸着した状態でポンプ129の流量を減少さ
せ、オゾン発生機135および空気ポンプ136を始動
し、電極131、132への通電を停止し、二方弁13
8、142を開き、被処理水と排オゾンガスを配管14
1から排出しながらオゾンを供給することで、細菌収集
手段130内の粒状活性炭133の表面を洗浄しながら
細菌などの微生物を死滅させる。その後、二方弁138
を閉じ、オゾン発生機135、空気ポンプ136を停止
し、三方弁139を切り換え、ポンプ129を停止し、
細菌収集手段130内にたまった水を排出した後、三方
弁139を切り換え、ポンプ129を再度始動し、流速
をあげ、細菌収集手段130が被処理水で満たされた
ら、二方弁142を閉じ、電極131、132に通電す
る。
【0108】なお、本実施例のように細菌収集手段とオ
ゾンを組み合せて用いることで、細菌などの微生物を死
滅するためのオゾンの量を削減することができる。ま
た、オゾンを殺菌手段として用いた特有の効果として、
細菌などの微生物が粒状活性炭の表面に吸着して、粘液
物質を介して強固に付着した場合でも、この粘液性物質
を分解し、細菌などの微生物を剥離できるという効果が
ある。
【0109】第14の実施例を図14a、図14bを参
照して説明する。図14aにおいて、144は浴槽で、
循環流路145には循環手段であるポンプ146、細菌
収集手段147、三方弁154、155、三方弁154
と155をつなぐ配管160が配置されており、細菌収
集手段147内には紫外線ランプ153、電極148と
電極149を配置し、電極148を陰極、電極149を
陽極として直流電流を流す構成としている。また、細菌
収集手段147内には粒状活性炭150と粒状の酸化チ
タン151と粒状活性炭150および粒状の酸化チタン
151の支持板152が配置されており、電極149と
粒状活性炭150および粒状の酸化チタン151が接触
するように構成されている。細菌収集手段147には排
水用の配管156と158がつながっており、配管15
6には二方弁157、配管158には二方弁159が備
えられている。
【0110】動作を説明すると、浴槽144内の水は、
ポンプ146の働きによって、循環流路145を通って
細菌収集手段147にはいる。細菌収集手段147の粒
状活性炭150は電極149と接触しているので+の電
荷を帯びている。ここに被処理水中の−の電荷を持った
細菌などの微生物を電気的な力で吸着する。細菌などの
微生物が粒状活性炭に吸着した状態で三方弁154と1
55を切り換え、紫外線ランプ153を点灯し、図14
bのように、被処理水が細菌収集手段147内の粒状活
性炭の支持板152の方向から細菌収集手段147に入
り、配管158から排水するように流路を切り換える。
これと同時に、ポンプ146の流量を減少させ、電極1
48、149への通電を停止し、排水用の配管158の
二方弁159を開く。この動作により、粒状活性炭15
0と粒状の酸化チタン151が舞い上がり、粒状活性炭
150の表面に電気的に吸着していた細菌などの微生物
がはがれ、細菌収集手段147内の水中に再び放出され
懸濁状態となった状態で紫外線を照射する。舞い上がっ
た粒状活性炭150および酸化チタン151は表面に紫
外線を受ける。粒状活性炭150の表面に付着している
細菌などの微生物は紫外線の効果により死滅する。更
に、舞い上がった粒状の酸化チタン151は紫外線を受
けることにより、その表面にヒドロキシラジカル種を生
成する。この酸化チタンの表面に、水中に懸濁した細菌
などの微生物叉は粒状活性炭が接触することにより、懸
濁している細菌叉は粒状活性炭に付着している細菌など
の微生物が強力な酸化作用を受け、死滅する。このよう
にして、本実施例では殺菌手段として酸化チタンに紫外
線をあて、強力な酸化力をもつヒドロキシラジカルを生
成して殺菌を行うので、通常の殺菌方法では死滅させに
くい芽胞を細胞内につくるグラム陽性菌に対して特に効
果がある。
【0111】第15の実施例を図15を参照して説明す
る。図15において、163は浴槽で、循環流路164
に循環手段であるポンプ165と細菌収集手段166と
三方弁171を配置している。細菌収集手段166内に
は電極167、168と粒状活性炭169と粒状活性炭
を支持する支持板170が備わっており、電極168と
粒状活性炭169が接触するように構成し、電極168
を陽極、電極169を陰極として直流電流を流す。ま
た、細菌収集手段166には熱湯供給装置172が配管
173でつながっており、二方弁174を配置してい
る。矢印176は水の流れを示す。
【0112】動作を説明すると、浴槽163内の水はポ
ンプ165の働きによって、循環流路164を通って細
菌収集手段166にはいる。細菌収集手段166内で
は、陽極168および陽極168に接触した粒状活性炭
169に表面が−に帯電した細菌などの微生物が電気的
に吸着する。細菌などの微生物が陽極168粒状活性炭
169に吸着した状態で、ポンプ165と電極167、
168への通電を停止し、三方弁175を切り換え、二
方弁174を開いて熱湯供給装置172から細菌収集手
段166に熱湯を供給し、三方弁171を通して配管1
75から外部に排出する。この動作により、粒状活性炭
168に吸着した細菌などの微生物が熱湯により死滅
し、死菌が外へ排出される。細菌などの微生物が死滅し
たら、二方弁174を閉じ、三方弁171を切り換え、
ポンプを始動し、電極167、168に通電を行って通
常の運転に戻る。
【0113】このように熱湯で細菌などの微生物の死滅
を行えば浴槽に酸素がとけ込むこともなく、好気性細菌
の増殖を助長することなく殺菌を行うことができる。
【0114】なお、本実施例では、この構成は芽胞を形
成するような細菌などの微生物にとっては効果は小さい
が、芽胞を形成しないグラム陰性菌、特に中温領域に生
育している細菌などの微生物の殺菌に有効である。
【0115】第16の実施例を図16を参照して説明す
る。図16において、177は浴槽で、循環流路17
8、循環手段であるポンプ179と濾過装置180と細
菌収集手段183と三方弁191を配置している。濾過
装置180内には粒状濾材181と濾材支持板182が
備わっており、細菌収集手段183には電極184、1
85と粒状活性炭186と粒状活性炭186を支持する
支持板1187が備わっており、粒状活性炭186と電
極185が接触する構成とし、電極184を陰極、電極
185を陽極として直流電流を通電する。また、細菌収
集手段183と内部に次亜塩素酸が入った殺菌手段のタ
ンク188とを配管189で接続し、配管189には二
方弁190を配置している。
【0116】動作を説明すると、浴槽177内の被処理
水はポンプ179の働きにより濾過装置180内に送り
こまれる。濾過装置180内で被処理水中の細菌などの
微生物以上の粒子径をもつ有機懸濁物が濾過装置180
内の濾材181によって除去される。被処理水はその
後、細菌収集手段183に入る。細菌収集手段180内
では、電極185を陽極として通電を行っているので、
電極185と電極185と接触している粒状活性炭18
6は+の電荷を持っている。このため、被処理水中の表
面が−に帯電している細菌などの微生物は粒状活性炭1
86および電極185に電気的に引き寄せられ、吸着す
る。粒状活性炭186および電極185に細菌を吸着し
た状態で、ポンプ179を停止し、三方弁191を切り
換え、二方弁190を開いて殺菌手段のタンク188か
ら次亜塩素酸を細菌収集手段183に供給する。殺菌手
段のタンク188から送り込まれた次亜塩素酸の殺菌作
用により粒状活性炭185の殺菌を行う。被処理水から
細菌などの微生物以外の有機懸濁物を除去しているの
で、被処理水中の懸濁態の有機物濃度が低くなる。よっ
て、細菌収集手段187内に供給する次亜塩素酸の量を
削減することができる。
【0117】以上図11aの実施例から図16の実施例
において細菌収集手段として電極と粒状導電体を用い通
電操作を行ったが、細菌などの微生物を細菌収集手段内
に捕捉できる手段であればよい。例えば、細菌吸着性樹
脂、イオン交換樹脂のような樹脂や細菌などの微生物を
捕捉できる多孔質板、不織布などでもよいし、水酸化ア
ルミニウムのような凝集剤で細菌などの微生物を凝集し
細菌収集手段内に集めてもよい。また、誘引物質を被処
理水内に溶出して細菌などの微生物を集める構成でも良
い。
【0118】また、図1、図2、図11a〜図16の実
施例において、電極間に直流電流を通して細菌などの微
生物を導電体の活性炭に吸着させたが、交流を用い、細
菌等の微生物の吸着と、交流電流による制菌効果を期待
できることは言うまでもない。
【0119】
【発明の効果】本発明の殺菌装置は以下の効果がある。
【0120】(1)第1の発明の殺菌装置によれば細菌
などの微生物を細菌収集手段内の細菌吸着手段で吸着
し、前記細菌収集手段内という限られた小さいスペース
に集約して捕捉できるので、殺菌手段から供給する殺菌
効果のある物質を必要最小限にできるので、殺菌手段の
稼動時間の短縮叉は殺菌効果のある物質を供給する手間
が省ける。よって、殺菌手段の寿命の延長をはかること
ができる。さらに、殺菌に必要な物質を最少とすること
ができるので、殺菌手段をコンパクト化することができ
る。
【0121】(2)第2の発明の殺菌装置によれば、細
菌収集手段内に配置する細菌吸着手段として対向する電
極と接触するように粒状活性炭を充填する構成なので、
粒状活性炭の働きにより細菌などの微生物だけでなく、
イオウ化合物、窒素化合物などの臭気物質を除去でき
る。さらに、被処理水中のアンモニア、硝酸態窒素、ト
リハロメタンなどの有害物質を吸着除去できるので、安
全な水質を提供することができる。
【0122】(3)第3の発明の殺菌装置によれば、導
電体として金属球を充填し電極間に通電を行うことで、
水が電気分解して酸素が発生した場合でも導電体自身が
崩壊してしまうことがない。このため、細菌収集手段内
の細菌吸着手段の寿命を延ばすことができる。さらに、
導電体として金属球を用いることで、比重が水よりもは
るかに高いので流量を上げて被処理水の処理を行った場
合でも、導電体が細菌収集手段内で舞い上がり、導電体
に通電できなくなるということがないので、安定した殺
菌性能を得ることができる。
【0123】(4)本発明の第4の殺菌装置によれば、
細菌収集手段内の細菌吸着手段として微生物吸着樹脂を
被膜した粒子を用いているので、微生物吸着樹脂と親和
性が有る物質で有れば粒子の母体の素材を選ばないの
で、加工しやすい母体を選定でき、母体表面に薄膜を形
成すればよいので、細菌吸着手段にかかる費用を低減で
きる。また、細菌収集手段に充填するだけなので、構成
を簡素化できる。したがって安価な細菌収集手段を提供
することができる。さらに、細菌収集手段に通電を行い
細菌を捕捉するという構成ではないので、殺菌に必要な
電力を節約することができ、省資エネルギー化をはかる
ことができる。
【0124】(5)第5の発明の殺菌装置によれば、細
菌収集手段内の細菌吸着手段に疎水性粒子を用いている
ので、被処理水中に細胞表面が疎水性の細菌などの微生
物が優占している場合には被処理水中の細菌などの微生
物を効果的に捕集することができる。
【0125】(6)第6の発明の殺菌装置によれば、細
菌収集手段内に対向する電極を設け、前記電極の少なく
とも一方にアルミニウムを用い電極間に通電を行い、水
酸化アルミニウムを生成し、この水酸化アルミニウムを
被処理水中の細菌などの微生物を捕捉し、殺菌している
ので、導電体を充填して用いる必要がなく、細菌収集手
段の圧力損失を少なくすることができる。
【0126】(7)第7の発明の殺菌装置によれば、細
菌収集手段内の細菌誘引手段が細菌などの微生物を細菌
収集手段に誘引するので、被処理水循環手段を停止した
場合でも細菌収集手段内に細菌などの微生物を集めるこ
とができ、殺菌を行うことができる。よって、被処理水
の循環手段を停止して被処理水中の殺菌を行うことがで
きる。さらに、ポンプを停止して殺菌を行うので、被処
理水循環手段の稼働に伴う騒音の発生を防止でき、かつ
ポンプの寿命を延ばすことができる。
【0127】(8)第8の発明の殺菌装置によれば、細
菌収集手段内に内部に単糖類の入った多孔質球を充填す
ることで被処理水中に単糖類を拡散し、細菌収集手段に
近づくほど濃度が高くなるように被処理水に単糖類の濃
度勾配をつくり、細菌収集手段内に細菌などの微生物を
集め、殺菌する。被処理水中に単糖類を拡散させている
ので、糖類を産生する植物プランクトン類などのいない
被処理水中で糖類に走化性を示す細菌などの微生物を特
異的に死滅させることができる。
【0128】(9)第9の発明の殺菌装置によれば、細
菌収集手段内にアミノ酸類の入った多孔質球を充填する
ことで、被処理水中にアミノ酸類を拡散し、細菌収集手
段に近づくほど濃度が高くなるように濃度勾配をつく
り、細菌などの微生物を細菌収集手段に集め、殺菌す
る。被処理水中にアミノ酸類を拡散しているので、被処
理水中にアミノ酸類の欠乏した環境で特異的に細菌など
の微生物を死滅することができる。
【0129】(10)第10の発明の殺菌装置による
と、細菌収集手段内に内部にビタミンの入った多孔質球
を充填することで、ビタミン類を被処理水中に拡散し、
細菌収集手段に近くなるほど濃度が高くなるように濃度
勾配を形成し、細菌などの微生物を細菌収集手段内に集
め、殺菌する。ビタミン類の欠乏した被処理水中で特異
的に細菌などの微生物を死滅させることができる。
【0130】(11)第11の発明の殺菌装置による
と、細菌収集手段に可視光線を発生する可視光ランプを
備えて、被処理水に可視光線を照射することで、被処理
水中の走光性を示す細菌などの微生物を細菌収集手段に
集め特異的に死滅させることができる。
【0131】(12)第12の発明の殺菌装置による
と、細菌収集手段内に内部に細菌を充填した多孔質球を
充填することで、被処理水中に細菌の代謝産物を拡散
し、細菌収集手段に近づくほど濃度が高くなるように濃
度勾配を形成し、細菌の代謝産物に走化性を示す細菌な
どの微生物を細菌収集手段内に集め、死滅させることが
できる。
【0132】(13)第13の発明の殺菌装置による
と、紫外線ランプを細菌収集手段に設置するだけなの
で、構成の簡単な殺菌装置を提供することができる。
【0133】(14)第14の発明の殺菌装置による
と、細菌収集手段内の銀電極を陽極として人体に害の少
ない金属イオンを溶出させ、細菌収集手段で収集した細
菌などの微生物死滅させることで、比較的安全に殺菌す
ることができる。
【0134】(15)第15の発明の殺菌装置による
と、細菌などの微生物を細菌収集手段という小さなスペ
ースに集めて死滅させるので、必要なオゾンの量が少な
くてすむ。したがって、小型のオゾン発生機で殺菌能力
を向上させることができる。さらに、細菌などの微生物
が粘液性物質を介して、導電体粒子に強固に付着した場
合でも、オゾンの働きにより、この粘液物質を分解し、
細菌などの微生物を剥離することができる。
【0135】(16)第16の発明の殺菌装置による
と、細菌収集手段内に細菌などの微生物を集め、芽胞の
殺傷効果の高いヒドロキシラジカルと芽胞を反応させる
ので、グラム陽性菌の殺菌を効果的に行うことができ
る。
【0136】(17)第17の発明の殺菌装置による
と、熱湯供給手段から細菌収集手段に熱湯を供給するの
で、オゾン殺菌の場合のように、浴槽中の溶存酸素濃度
が高くなることがない。よって好気性細菌の増殖を低減
することができる。
【0137】(18)第18の発明の殺菌装置によれ
ば、細菌収集手段の上流側に被処理水中の細菌などの微
生物よりも粒子径の大きい懸濁物質を除去する濾過装置
を配置することで、細菌収集手段内で細菌以外の有機物
により殺菌手段からでる殺菌効果のある物質が消費され
ることがなくなる。よって、殺菌効果を向上させること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例における殺菌装置の構成
【図2】本発明の第2の実施例における殺菌装置の要部
の構成図
【図3】(a)本発明の第3の実施例における殺菌装置
の要部の構成図 (b)同実施例における殺菌装置の微生物吸着樹脂を被
膜した粒子の図
【図4】(a)本発明の第4の実施例における細菌装置
の要部の構成図 (b)同実施例の殺菌装置における疎水性粒子の表面の
【図5】本発明の第5の実施例の細菌装置の要部の構成
【図6】(a)本発明の第6の実施例の殺菌装置の要部
の構成図 (b)同実施例の殺菌装置における多孔質球の断面の一
部の図
【図7】本発明の第7の実施例における殺菌装置の多孔
質球の断面の一部の図
【図8】本発明の第8の実施例における殺菌装置の多孔
質球の断面の一部の図
【図9】本発明の第9の実施例における殺菌装置の要部
の構成図
【図10】(a)本発明の第10の実施例における殺菌
装置の構成図 (b)同実施例における殺菌装置の粒状担体の断面の一
部の図 (c)同実施例における殺菌装置の細菌収集手段の動作
を説明する構成図
【図11】(a)本発明の第11の実施例における殺菌
装置の構成図 (b)同実施例における細菌装置の殺菌収集手段の動作
を説明する構成図
【図12】本発明の第12の実施例における殺菌装置の
構成図
【図13】本発明の第13の実施例における殺菌装置の
構成図
【図14】(a)本発明の第14の実施例における殺菌
装置の構成図 (b)同実施例における殺菌装置の細菌収集手段の動作
を説明する構成図
【図15】本発明の第15の実施例における殺菌装置の
構成図
【図16】本発明の第16の実施例における殺菌装置の
構成図
【図17】従来の殺菌装置を示す構成図
【符号の説明】
9、56、81、86、103、119、128、14
5、164、178循環流路 10、57、82、104、120、129、146、
165、179 ポンプ循環手段 11、22、31、38、88、105、122、13
0、147、166、181 細菌収集手段 12、23、24、48、49、124 電極 13、125 粒状活性炭 14 支持板 25 金属球 27、51 殺菌手段(タンク) 32 微生物吸着樹脂を被膜した粒子 39 疎水性粒子 59、89 粒状担体 69 単糖類 72 アミノ酸類 75 ビタミン類 79、110、153 紫外線ランプ 80 可視光ランプ 91 紫外線ランプ 100 代謝産物 123 銀電極 135 オゾン発生機 151 酸化チタン 176 熱湯給湯装置 180 濾過装置 181 細菌収集手段
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C02F 1/48 C02F 1/48 B 1/50 510 1/50 510A 520 520L 531 531E 531F 531P 531R 540 540B 550 550C 560 560A 560B 560C 560F 560Z 1/78 1/78 (72)発明者 古田 聡 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】被処理水の循環流路に配置した被処理水循
    環手段ならびに細菌を捕集する細菌収集手段と、前記細
    菌収集手段内で被処理水と接触して細菌を吸着する細菌
    吸着手段と、前記細菌吸着手段に吸着した細菌などの微
    生物を殺菌する殺菌手段とを備えた殺菌装置。
  2. 【請求項2】細菌収集手段内に複数の電極を対向設置
    し、前記電極に接触させて活性炭を充填した請求項1記
    載の殺菌装置。
  3. 【請求項3】細菌収集手段内に複数の電極を対向設置
    し、前記電極に接触させて金属球を充填した請求項1記
    載の殺菌装置。
  4. 【請求項4】細菌収集手段内に被処理水と接触させて細
    菌吸着樹脂被膜を形成した粒子を充填した請求項1記載
    の殺菌装置。
  5. 【請求項5】細菌収集手段内に被処理水と接触する疎水
    性粒子を充填した請求項1記載の殺菌装置。
  6. 【請求項6】細菌収集手段内に複数の電極を対向配置
    し、前記電極間に被処理水を通過させるとともに、前記
    電極の少なくとも一つをアルミニウムから構成される陽
    極として対極との間に直流電流を印可し、前記電極の下
    流側に多孔質板を設けた請求項1記載の殺菌装置。
  7. 【請求項7】被処理水の循環流路に配置した被処理水循
    環手段ならびに細菌収集手段と、前記細菌収集手段内で
    被処理水と接触する細菌誘引手段と、前記細菌収集手段
    内に誘引された細菌を殺菌する殺菌手段とを備えた殺菌
    装置。
  8. 【請求項8】細菌収集手段内に複数の多孔質球を被処理
    水と接触させて充填し、前記多孔質球は単糖類を溶出す
    る構成とした請求項7記載の殺菌装置。
  9. 【請求項9】細菌収集手段内に複数の多孔質球を被処理
    水と接触させて充填し、前記多孔質球はアミノ酸類を溶
    出する構成とした請求項7記載の殺菌装置。
  10. 【請求項10】細菌収集手段内に複数の多孔質球を被処
    理水と接触させて充填し、前記多孔質球は、ビタミン類
    を溶出する構成とした請求項7記載の殺菌装置。
  11. 【請求項11】細菌収集手段近傍の被処理水に可視光を
    照射できるように可視光線発生装置を配置した請求項7
    記載の殺菌装置。
  12. 【請求項12】細菌収集手段内に細菌を固定化した粒状
    担体を被処理水と接触させて充填した請求項7記載の殺
    菌装置。
  13. 【請求項13】殺菌手段として前記細菌収集手段面に紫
    外線を照射するための紫外線照射装置を配置した請求項
    1または7記載の殺菌装置。
  14. 【請求項14】殺菌手段として前記細菌収集手段内に殺
    菌効果のある金属イオンを溶出するための金属イオン溶
    出装置を配置した請求項1または7記載の殺菌装置。
  15. 【請求項15】殺菌手段として前記細菌収集手段内にオ
    ゾンガス叉は水に溶解したオゾンを供給するためのオゾ
    ン混合装置を配置した請求項1または7記載の殺菌装
    置。
  16. 【請求項16】殺菌手段として前記細菌収集手段内に紫
    外線照射装置を配置し、前記紫外線照射装置から照射し
    た紫外線を受光するための酸化チタンを充填した請求項
    1または7記載の殺菌装置。
  17. 【請求項17】殺菌手段として前記細菌収集手段内を熱
    湯で充満するための熱湯供給装置を配置した請求項1ま
    たは7記載の殺菌装置。
  18. 【請求項18】被処理水中の細菌よりも粒径の大きい懸
    濁物質を除去する濾過手段を配置した請求項1または7
    記載の殺菌装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524665A (ja) * 2012-08-14 2015-08-27 蘇州天普光電科技有限公司Stp Co.,Ltd. 水産養殖の殺菌システム
JP2019075994A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 清水建設株式会社 培養液殺菌方法および培養液殺菌装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015524665A (ja) * 2012-08-14 2015-08-27 蘇州天普光電科技有限公司Stp Co.,Ltd. 水産養殖の殺菌システム
JP2019075994A (ja) * 2017-10-20 2019-05-23 清水建設株式会社 培養液殺菌方法および培養液殺菌装置

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