JPH0994785A - 脚式歩行ロボットの歩容生成方法 - Google Patents
脚式歩行ロボットの歩容生成方法Info
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- JPH0994785A JPH0994785A JP7276487A JP27648795A JPH0994785A JP H0994785 A JPH0994785 A JP H0994785A JP 7276487 A JP7276487 A JP 7276487A JP 27648795 A JP27648795 A JP 27648795A JP H0994785 A JPH0994785 A JP H0994785A
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Abstract
歩容の中から、アクチュエータの出力や動作速度の定量
的設計が可能で、極力無理のない歩行形態を実現する歩
容に限定することで歩容生成を容易にする。 【解決手段】 歩行速度の2乗に反比例するようにロボ
ットの重心の上下動の振幅を決定し、それに基づいて歩
容を生成する。
Description
の歩容生成方法に関し、より詳しくは、ヒト(人間)並
みのサイズを持つ自立型の2足歩行ロボットの関節のア
クチュエータを最適に設計するための歩容生成(歩容設
計)方法に関する。
というよりも制御研究を目的としたものがほとんどであ
り、制御用のコンピュータや動力源としての油圧源や駆
動用バッテリーを外部に持つものが大部分であった。サ
イズ的にも重量的にも小型のものが多く、その結果、床
面(接地面)からの衝撃力の緩和やエネルギー効率向上
というような実用的観点からみた歩容設計を詳しく検討
した例は少なく、物理的な歩行可能条件、例えばZMP
が足の接地面内にあるというような理論的な最低条件は
満足させるものの、細部の条件はあまり厳密には設計せ
ずに歩行を実現しているものが多い。このような方法で
もロボットが小型軽量であれば大きな問題は起こらな
い。
「歩行のあらゆる瞬間において足底接地点と路面とが形
成する支持多角形の辺上あるいはその内側の、ピッチ軸
(左右面frontal plane 内の軸)およびロール軸(矢状
面sagittal plane内の軸)モーメントが零となる点」を
意味する。
ては、特公平6−88218号公報が提案するものがあ
る。これは、アクチュエータの発生トルクの最適化に着
目したものであるが、足平を持つ脚式歩行ロボットに特
有の発生トルクの最適化や床面からの衝撃力の緩和まで
考慮した最適化に関する検討については記述していな
い。
みのサイズを持つ自立型の2足歩行ロボットは、重量が
通常のヒトのそれよりもかなり大きくなることが多く、
床面(接地面)からの衝撃力を緩和しなければ機械強度
上の支障となったり、連続稼働時間を延ばすためにエネ
ルギー効率向上が必要になるなどの、実用的システムの
成立性において重要な課題が新たに発生する。
し生成は、単に物理的な歩行可能条件、例えばZMPが
足の接地面内にあるというような条件を満たすだけでは
十分ではなく、アクチュエータの出力や動作速度のよう
なハードウェア的な条件や床面からの衝撃力を一定レベ
ル以下にさせるというような条件を同時に満足させるこ
とが必要になる。
にあるが、それらの全てが必ずしも上記した実用的な制
約を考慮している訳でない。従って、その中からそのよ
うな条件まで満足する歩容を選択して設計するのは容易
ではない。まして、様々な分野で利用される2足歩行ロ
ボットはサイズが異なり、歩行速度も均一ではない。そ
のようなサイズ、歩行速度などで異なる2足歩行ロボッ
トの最適な歩容を設計することは更に困難である。
や動作速度等を設計する上では、この実際に歩行すると
きの歩容を考慮せざるを得ない。このために、あらゆる
使用形態を考慮して最適な歩容を事前に検討することも
原理的には可能であるが、現実には実機による実験を繰
り返しながら最適化を進めることが多く、多大な労力と
時間が必要になる。
しろリアルタイムにしろ可能になり、更に、ロボットの
用途が決定された場合、それを実行するアクチュエータ
の出力や動作速度の仕様は、その用途の中で最も厳しい
条件を満足するように決定することになる。しかし、そ
の場合でも、物理的にもシステムコスト的にも、性能の
良いアクチュエータを使用したり、やみくもに機械的強
度を増せば良いという訳にはいかない。そのため、極力
無理のない歩行形態が望まれるのは、当然である。
歩行ロボットを実現する場合に、複雑な歩容の詳細設計
をすることなく、物理的な歩行可能条件だけを満足する
無数の歩容の中から、アクチュエータの出力や動作速度
の定量的設計が可能で、かつ、実用的に妥当な歩容を限
定して歩容生成を容易にする脚式歩行ロボットの歩容生
成方法を提供することにある。
的な2足歩行ロボットを実現する場合に、物理的な歩行
可能条件だけを満足する無数の歩容の中から、アクチュ
エータの出力や動作速度の定量的設計が可能で、極力無
理のない歩行形態を実現して実用ロボットにとって重要
な床面からの衝撃力を緩和するような歩容を限定し、よ
って歩容生成を容易にする脚式歩行ロボットの歩容生成
方法を提供することにある。
少なくとも上体と、前記上体に股関節を介して連結され
る2本の脚部リンクとを備え、前記2本の脚部リンクが
それぞれ大腿リンクと、前記大腿リンクに膝関節を介し
て連結される下腿リンクと、前記下腿リンクに足関節を
介して連結される足平とからなる、2足歩行の脚式歩行
ロボットの歩容生成方法において、前記ロボットの歩行
に関するパラメータに応じて前記ロボットの重心の上下
動の振幅を決定し、それに基づいて歩容を生成する如く
構成した。
行に関するパラメータが歩行速度であり、その歩行速度
が上がるほど前記ロボットの重心の上下動の振幅を小さ
く決定し、それに基づいて歩容を生成する如く構成し
た。
行に関するパラメータが歩行速度であり、その歩行速度
の2乗に反比例するように前記ロボットの重心の上下動
の振幅を決定し、それに基づいて歩容を生成する如く構
成した。
行に関するパラメータが歩行速度であり、その歩行速度
に応じて前記ロボットの重心の上下動の振幅を決定して
上下加速度を所定の値以下に抑制し、それに基づいて歩
容を生成する如く構成した。
心が前記ロボットの上体の重心である如く構成した。
パラメータに応じて前記ロボットの重心の上下動の振幅
を決定し、それに基づいて歩容を生成する如く構成した
ので、歩行速度が上がっても、前記ロボットの重心の上
下動の振幅を適切に変更することで、床面からの衝撃力
を緩和することができ、広い速度範囲で無理のない歩行
形態を実現することができ、歩容の候補をその分絞り込
めて歩容設計を大幅に簡略化することができる。
メータ" と記載したのは、ロボットの歩行速度=歩幅×
歩調で決定されるため(歩行周期:1歩踏み出す周
期)、その3つのパラメータの中で2つ以上であれば、
どの組み合わせでも良いためである。但し、請求項2項
以降に記載するように、より具体的には歩行速度を意味
する。
法が前提とした2足歩行ロボットを説明する。
スケルトン図であり、左右それぞれの脚部リンク2に6
個の関節を備える(理解の便宜のために各関節をそれを
駆動する電動モータで示す)。6個の関節は上から順
に、股の脚部回旋用の関節10R,10L(右側をR、
左側をLとする。以下同じ)、股のロール方向(y軸ま
わり。矢状面sagittal plane内の運動)の関節12R,
12L、同ピッチ方向(x軸まわり。左右面frontal pl
ane 内の運動)の関節14R,14L、膝部のロール方
向の関節16R,16L、足部のロール方向の関節18
R,18L、同ピッチ方向の関節20R,20Lから構
成される。
と共に、最上位には上体(基体)24が設けられ、その
内部に図3に関して後述するマイクロコンピュータから
なる制御ユニット26などが格納される。上記において
股関節は関節10R(L),12R(L),14R
(L)から、足関節は関節18R(L),20R(L)
から構成される。また股関節と膝関節とは大腿リンク2
8R,28L、膝関節と足関節とは下腿リンク30R,
30Lで連結される。
足についてそれぞれ6つの自由度を与えられ、歩行中に
これらの6×2=12個の関節を適宜な角度で駆動する
ことで、足全体に所望の動きを与えることができ、任意
に3次元空間を歩行する。
る。前記した足関節18を駆動する電動モータ(図2で
図示省略)の出力はハーモニック減速機(商品名。図2
で図示省略)の入力端に入力され、周知の如く適宜な倍
率で減速して増力され、下腿リンク30に取着される固
定部材32とその下部の回転部材34とを軸線36(足
関節18R(L)の軸線に同じ)を中心として歩行進行
方向(sagittal plane内)に相対回転(回動)させ、足
平22R(L)をその方向に傾動させる。
た足関節20を駆動する電動モータ20Mが配置され、
その出力は第2のハーモニック減速機40に入力され、
前記固定部材32と回転部材34とを第2の軸線42
(足関節20R(L)の軸線に同じ)を中心として進行
方向に直交する左右方向(frontal plane 内)に相対回
転させ、足平22R(L)をその方向に傾動させる。
尚、足関節を含む上記したロボットの構成の詳細は本出
願人が先に提案した出願(特開平3−184,782
号)などに述べられているので、これ以上の説明は省略
する。
サ44が取着され、力の3方向成分Fx,Fy,Fzと
モーメントの3方向成分Mx,My,Mzとを測定し、
足部の着地の有無ないしは接地荷重などを検出する。6
軸力センサ44の下部には、前記した足平22R(L)
を構成する、平板状のフレーム46が固定される。フレ
ーム46の下面(足底)は大略平坦に形成され、爪先部
46aとかかと部46bには、着地時の衝撃を吸収する
弾性体50,52が張りつけられる。
24には傾斜センサ60が設置され、左右面内のz軸
(重力方向)に対する傾きとその角速度、同様に矢状面
内のz軸に対する傾きとその角速度を検出する。また各
関節の電動モータには、その回転量を検出するロータリ
エンコーダが設けられる。更に、図1では図示を省略す
るが、ロボット1の適宜な位置には傾斜センサ60の出
力を補正するための原点スイッチ62と、フェール対策
用のリミットスイッチ64が設けられる。これらの出力
は前記した上体24内の制御ユニット26に送られる。
ック図であり、マイクロ・コンピュータから構成され
る。そこにおいて傾斜センサ60などの出力はA/D変
換器70でデジタル値に変換され、その出力はバス72
を介してRAM74に送られる。また各電動モータに隣
接して配置されるエンコーダの出力はカウンタ76を介
してRAM74内に入力されると共に、原点スイッチな
どの出力は波形整形回路78を経て同様にRAM74内
に格納される。
第2の演算装置80,82が設けられており、第1の演
算装置80は後述の如く生成されROM84に格納され
ている歩容パラメータを読み出して目標関節角度を算出
し、RAM74に送出する。また第2の演算装置82は
後述の如くRAM74からその目標値と検出された実測
値とを読み出し、各関節の駆動に必要な制御値を算出し
てD/A変換器86とサーボアンプを介して各関節を駆
動する電動モータに出力する。
し、以下、この発明に係る歩容生成(歩容設計)方法を
説明する。
動のしかたを決める必要がある。
約条件としてZMPを足の接地面内に存在させる必要が
あることは良く知られている。
は、関節のアクチュエータの出力や動作速度を適切に設
定したり、床面からの衝撃力を小さくしたり、歩行全体
のエネルギ効率を高くしたりする配慮が必要である。
た歩行になるため、常時大きな保持トルクが必要にな
る。よって、重心の軌道はできる限り高い方が、エネル
ギー効率の点からは有利である。つまり、竹馬のように
支持点の周りに円弧状に移動して、支持脚を切り替える
のが有利である。
すると、支持脚が倒れるにつれて必然的に重心が下がる
ために、重心の上下動が発生する。上下動が大きいと、
床面反力の上下成分が増えるので、床面との接地性が悪
くなったり、床面からの衝撃力が増加したりする。
には、アクチュエータの出力を極力小さくする必要があ
り、そのためには、各関節に要求される最大トルクや最
大角速度が極力小さくなるように歩容を設計しなければ
いけない。実用的な歩容設計では、この相反する条件を
考慮しながら妥協点を見つけることになる。
数を決める必要がある。最大トルクなどが決定されれ
ば、それに基づいて最大出力や減速機の要否も含めた仕
様を決めることができる。
は動的に計算すべきだが、歩容と自重から静的な計算を
行って概算しても問題ないことが多い。支持脚の股関節
の最大角速度は、片足(脚)支持期に次の一歩を踏み出
さなければいけないことから、歩行速度と片足支持期の
長さでほぼ決まる。
(歩行周期(ピッチ)、一歩踏み出す周期)を決める必
要がある。歩行速度が決まっていれば、歩行速度=歩幅
×歩調なので、歩幅と歩調の一方を決めれば良いことに
なる。歩幅は股関節の最大トルクと、歩調は関節の最大
角速度と、関係が深い。
程度上げるかとか、足を早めに出すか遅めに出すかとい
うような遊脚の足平22R(L)の運び方に大きく依存
する。
角速度も遊脚の足平の運び方に大きく依存する。また、
遊脚の股関節10,12,14R(L)も膝の動きに伴
って影響を受ける。そのため、足平22R(L)の運び
方の検討、即ち、歩容の設計とその評価が必要になる。
設計すべき歩容とは、アクチュエータの性能を最大限に
生かした最適なものであることが望ましい。
速度はその歩容から自動的に決まり、必要なトルクやア
クチュエータの最大出力も前に述べたように概算するこ
とができるので、アクチュエータの仕様設計が可能にな
る。
タの設計手順 上記の如く歩容設計の最終的な目的は関節アクチュエー
タの仕様を決定し、その歩容によってロボットの機械的
強度やアクチュエータ能力を有効に活用してロボットを
歩行させることになるが、この発明においてはその関節
アクチュエータ仕様の決定までは、図4に示すようにな
る。以下、同図に沿って説明する。
最初にS10において歩行速度と歩幅を選定する。
行目的によって様々である。また設計者が任意に選定で
きず、状況から決めなければいけない場合もある。例え
ば、歩行が困難な場所で歩行速度を上げられなかった
り、足平の着地位置が限定されて歩幅が決まってしまう
ような場合がそれである。
は、実際に歩行に使用する可能性のあるものの中で、最
も厳しいもの、すなわち最高歩行速度と最大歩幅を選定
すれば良い。例えば、最高歩行速度5km/h、最大歩
幅750mmというように設定する。
常歩行における歩調歩幅の歩行パラメータへの影響」、
飯田他、整形外科バイオメカニクス、Vol.5,19
83.)によれば、両足(脚)支持期が1歩行期間に占
める割合は15%程度であるが、これは、1歩踏み出す
のに要する時間の約30%が両足支持期であることを意
味する。
時にかかとが垂直付近まで上がるというヒト特有の歩行
の特徴に関係している。即ち、2足歩行ロボットは必ず
しもヒトと同様の歩行形態をとる必要はない。後で述べ
る足関節18,20R(L)の動作速度などへの影響を
考慮すれば、ヒトよりもかなり少ない約20%程度が実
用上望ましいことが実験から分かっている。
両脚支持期の歩行周期に対する時間割合を設定する。
歩幅と両脚支持期の歩行周期に対する時間割合から、次
に両脚支持期の遊脚の離床時の遊脚の足平22R(L)
を重力方向に傾動させる、即ち、足平22R(L)のか
かと部46bの上げ量を決定し、続いてS16に進んで
足平を上げる量などの足の運び方の条件を設定する。
の満たす範囲で滑らかな軌道をスプライン関数や、その
他の滑らかな曲線を発生させる手段によって生成すれば
良いが、いずれにしても、足平22R(L)の軌道で
は、両脚支持期の支持脚の離床時にかかと部46bを上
げる量も重要な歩容のパラメータである。
要性とその方法について以下説明すると、2足歩行ロボ
ットの歩容としては、エネルギ的には遊脚の足平を上げ
ずに床をすりながら歩行することが一番効率が良いが、
そのような歩容では実際の歩行路面上に存在する凹凸の
ような様々な外乱形状に対してつまづきやすくなってし
まう。そのため、状況によって量は変えるが、少なくと
も必要最低限は遊脚を上げるのが望ましい。この上げる
量は路面の凹凸等の状況次第なので、それに応じた値を
適当に設定すれば良い。
になり、膝関節16R(L)の最大角速度は、当然大き
くなる。また関係する股関節10,12,14R(L)
の角速度も増大する。よって、実用上考えられる使用条
件のなかで一番厳しいものに対して十分となる最小の高
さを選ぶことが実用的である。例えば「幅100mm高
さ30mmのブロックをまたげるような高さまでは上げ
る」というような軌道条件を設定すれば良い。
るように、力学的にはかかと部を上げなくても歩行は可
能である。またヒトの歩容では、先に述べたヒトの歩行
形態に関する研究にもあるように、かなりの量かかとを
上げていることが分かっている。
足部のかかと部を垂直付近まで上げることになり、可動
角度や最大関節角速度が増加して、結果としてアクチュ
エータ出力の増大につながり設計上は好ましくない。特
に、両足支持期の時間が短くなる速い歩行では足関節の
角速度が増大して問題となる。
トによる2足歩行では、かかと部を上げる量を小さくし
た方が定性的には良い歩容であるといえる。
体の重心軌道が重力方向高さにおいて低い、膝の曲がっ
た歩行形態となることは容易に想像できる。同時に、足
を上げる動作においても、両足支持期にかかと部が上が
っていない分だけ、足部をより速く引き上げることにな
り、結果として遊脚の膝を曲げる速さを増大させる場合
もある。
4の上下動(重力方向の運動)の量も、重要な歩容パラ
メータである。膝関節16R(L)の屈伸によって脚部
リンクの長さは変わるので脚部リンク長などだけでは一
意的には決まらない。しかし、例えば「幾何学的に可能
な最も高い上体軌道を選択する」などの制約条件によっ
て決定することは可能である。
には任意に設定できることになる。上体の上下動は着地
衝撃などに影響が大きいので、実際にはその振幅を縮小
した軌道に設定する。当然、その縮小は上体軌道を下げ
ることで実現することになる。
定 まず、上下G(z方向(重力方向)の変位加速度)を一
定値以下に保つという制約条件でかかと部を上げる量を
変えながら、上体24の重心軌道の高さがどのように変
化していくかの関係を図5に示す。これから、かかと部
を上げる量がある角度よりも小さくなると、極端に軌道
の高さが低くなることが分かる。これは、かかと部が上
がらないため後ろ足が届かず、上体が低くなっていると
理解できる。
係る方法では、上体の重心軌道を高く維持するのに十分
な量だけ上げるという考え方に基づいて、かかと部を上
げる量の適正な範囲を決定することにした。即ち、上体
の重心軌道を高く維持した軌道で、歩行時の後ろ足とな
る蹴り足が上体を支えることができるように、かかと部
を上げるようにした。
り終わった時点での上体の位置を予め推定しておく必要
がある。即ち、上体24の重心軌道の重力方向高さを所
望の値に設定し、蹴り終わった時点の上体24の位置を
推定することとする。
自由度を持っているために、上体の厳密な位置は一意的
には決定できない。しかしながら、多数の歩行形態につ
いて検討した結果によれば、以下のように簡単に近似計
算することができる。
後)での上体の位置の近似計算 ここでは、前記したロボットにおいて、大腿リンク28
R(L)と下腿リンク30R(L)の長さを400mm
とし、歩行速度1〜4km/hとした場合に基づいて説
明する。この程度の速度になると静歩行で歩行すること
はできないことから、完全な動歩行の領域になるので、
動歩行における歩行形態の検討には十分である。
する2足歩行ロボットの左右方向の運動(frontal plan
e内の運動)は、この問題にはあまり関係しないので、
ここでは考えない。
al plane内の運動)においては、足平の加重中心(ZM
P)の動かし方も歩行形態に影響を与えてくる。
は、不規則に変動しているとはいえ、平均的には足平の
中心付近になっている。図示のロボットも同じにする必
要は必ずしもないが、足平の加重中心を、足平22R
(L)の幾何学的な中心付近になるようにすれば、外乱
に対する復元力の発生余裕を大きくするという効果があ
るので、実用上は、ロボットにおいても有効な歩行形態
と考えられる。
本的には、足平22R(L)の幾何学的な中心付近に、
より具体的には足関節18,20R(L)の交点(軸線
36,42の交点)の投影点より30mm進行方向寄り
に足平の加重中心(図2にPで示す)を設定する。尚、
凹凸路面や狭い着地点上の歩行のように足平全体を路面
に接地させることが困難な場合は、当然この限りではな
い。
した結果、次のような結果が得られた。
てモデル化されることもあるように、z方向の上下動を
伴っている。その結果、上体のx,y方向の移動速度も
変動する。通常の歩行では両脚支持期は上体の高さが低
くなっており、移動速度は全体の平均歩行速度よりも速
くなっている。図6に示すように移動速度の変動は低速
歩行で著しく、高速歩行では小さくなる。この実施の形
態のロボットの大きさにおいて、2km/hでは約2
割、3km/hでは約1割ほど平均歩行速度(等速歩
行)よりも速い。
いえる1km/hでは7割近くも速くなっている。しか
し、低速歩行での極端な速度変動は、静歩行的な歩行形
態に近くなるからである。そのような歩行形態の領域で
は、かかと部を上げる量も静歩行的に設計が可能であ
り、それが上下Gやエネルギー効率に影響することもほ
とんどないので、この発明による設計手法を適用する必
要はない。よって、速度変動が著しく大きくない歩行速
度領域においては、上体の平均移動速度である歩行速度
で近似できる。
移動していくことになる。図7に、歩行速度1〜4km
/hにおける両脚支持期の上体24の位置を示す。この
ときの両足支持期の上体24の位置は、前足と後ろ足の
足関節18,20R(L)のほぼ中間点付近にあり、歩
行速度との関係も小さいことが分かる。
ると、支持脚期における足平の加重中心の位置や、蹴り
足である後ろ足の足平のかかと部46bを上げる角度に
若干依存することが分かる。
mmとしたときの、足平22R(L)の加重中心を、足
平の幾何学的中心から前後に動かした場合の上体の重心
位置の変化を示す。足平の幾何学的な中心は前記の如
く、足関節の位置より30mm前方(図2のP点)とな
っている。加重中心を前に動かした場合には、上体24
も前に移動する傾向があることが分かる。上体の位置の
移動量は、加重中心を前に動かす量に比例して移動する
傾向が読みとれる。しかし、移動量は同じではなく、上
体の位置の方が小さい。
は、上体24は、着床時に中間点より50mm手前、離
床時に70mm先に移動している。両足支持期の上体2
4の位置は、平均すれば10mmほど中間点より先にず
れていることになる。
上体24の位置は移動する。図9に歩行速度2km/
h、歩幅500mmにおける、足平22R(L)のかか
と部46bを上げる角度と上体の位置の関係を示す。か
かと部を全く上げないものから0.9(rad)上げる
ものまで検討した結果、かかと部を上げるにつれて、両
脚支持期における上体24の位置は後方にずれる傾向が
あること、および、その量は10mm強であることが分
かった。
点、つまり、後ろ足の離床時点には、上体24は、前足
と後ろ足の中間点よりその時の歩行速度で両脚支持期の
時間の半分だけ移動したところに到達していると近似し
ても、その誤差は最大でも前方側に30mm程度で収ま
ることが分かる。
などのパラメータである程度補正することが可能と思わ
れるが、先に述べたようにあまり複雑な補正式ではその
パラメータを定めること自体が困難になり、結果として
アクチュエータを具体的に設計するためには役立たない
ことが多い。
点、つまり、後ろ足の離床時点には、上体は、前足と後
ろ足の中間点より、そのときの歩行速度で両脚支持期の
時間の半分だけ移動したところに到達していると、単純
に近似することが実用的には妥当である。
して、蹴り足が届くようにするためのかかと部を上げる
べき最低限の量は、図10に示すように計算するように
した。
リンク長(L2)の合計(脚を延ばした軌道を意味す
る)、ST:歩幅、PS:両足支持期の時間割合、L
T:足関節18,20R(L)の交点の足裏面への投影
点から爪先部46bまでの長さ、LA:足平裏底面から
足関節18,20R(L)の交点までの長さ、LD:両
脚支持期に上体が移動する距離、LH、LP、thA、
thB、thC:図10参照、thHmin:かかと部
46bを最低限上げる角度、とした場合、以下のように
なる。
/2.0/LB/LX) thHmin=π−thA−thB−thC
の歩行速度で両脚支持期の時間の半分だけ移動した位置
(上記LS)に到達するのに必要な、蹴り足のかかと部
46bの上げ量thHminを下限値とし、その姿勢と
なるように歩容を生成する。
足部において爪先部46aが円弧状に反っていると共
に、その円弧の半径が小さく、単に先端部に追加された
程度なので、近似的にその部分を無視してLTとしても
支障ない。
の割合について計算した結果を図11に示す。
thHmaxを考えると、上体の重心軌道の重力方向高
さを可能な限りを高くするという観点では、図12に示
すように、爪先部46aと足関節18R(L)と股関節
12R(L)が一直線に並ぶような姿勢以上にかかと部
46bを上げても効果がないといえる。よって、 thHmax=π−thA−thC とする。
値が求まったので、かかと部46bを上げる量の設計値
は、原理的にその間にあれば良い。しかし、下限値は上
体の重心軌道を所望の高さとするための必要最小量であ
り、より高く上げれば上体の高さはある程度まで高くす
ることはできる(図5)。よって、アクチュエータの駆
動能力が許せば、それ以上に上げることには大きな問題
はない。
ンを確保して、かつ、不必要にかかと部を上げないとい
う観点から、両者の中間値である平均値をかかと部を上
げる量の設計値とした。
んで歩容の探索による最適化を行う。即ち、S20に進
んで関節角速度と上体24の変位加速度(x,y方向に
おける)が最小となるように歩容の最適化を行い、次い
でS22に進んで最適歩容の候補を決定する。
手法としては、これまでいくつかの方法(例、ロボット
学会誌11巻3号「上体の運動によりモーメントを補償
する2足歩行ロボット」)が公開されており、それらを
応用すれば可能である。この例の文献では、上体の重心
位置の高さを一定として遊脚軌道とZMP軌道から歩容
を生成する方法が示されているが、膝を曲げないように
上体を高くするような滑らかな軌道を設定しても問題は
ない。軌道設定は、直接軌道を指定しても良いし、別に
拘束条件を定めて、遊脚軌道やZMP軌道に従属して決
定するようにしても良い。
の時点では未だ、上体の上下加速度(z方向の変位加速
度)の点では着地衝撃力が許容範囲内にあるかなどの条
件を満たしているとは限らない。このため、続いてS2
4に進んで上体の上下加速度の最大値を設定し、上下加
速度をその範囲内に押さえることとする。以下説明す
る。
係 図1に示す自立型2足歩行ロボット1において、上体2
4の重さは、ロボット全体の重さの中でもかなりの部分
を占め、その上体の重心の上下動の大きさが脚に対する
力学的負荷や床面からの衝撃力に直接関係することか
ら、その上体重心軌道の設計は重要な項目である。
ロボットを支える脚部リンクのアクチュエータへの出力
設計に関わるだけでなく、脚部リンクの強度やその力を
直接受ける床反力計測用の6軸力センサ44の強度、更
には、歩行制御の観点からは床面との接地性にも関係し
ている。この点では、上下動が少ないほうが望ましい
が、そうすると上体重心軌道の低いエネルギ効率の悪い
歩行形態になる。よって、ある程度の上下動を伴うこと
になる。
えるには、上下動を制限する必要がある。上下加速度が
1Gを越えなければ原理的にはロボットが床から跳ねる
ことはないはずであるが、実際には床の凹凸や制御誤差
等の影響でそれよりもかなり小さな上下加速度でも接地
性が悪くなることがある。図示のロボットの構造では、
実験的には0.2G程度に抑えれば実用上問題ないこと
が分かった。
えることは、歩行形態においては大きな制約となる。よ
って、上下加速度が問題とならない低速歩行を除いて、
主として機械的強度で決まる上下加速度の制限いっぱい
まで使う歩行形態が最適な歩行形態となることが多い。
そのように、歩行速度によらず上下加速度の制限いっぱ
いまで使う歩行形態を実現するためには、2足歩行ロボ
ットの歩行速度と上下加速度に関する性質を明らかにす
る必要がある。
じならば、上下動の速度は歩行速度に比例して、上下加
速度は歩行速度の2乗に比例して増加する。簡単のため
上下動の軌道が振幅がAで波長がLの正弦波であると仮
定すれば、歩行速度Vで移動する場合の上体の高さH
は、 H=Asin(2πV/Lt) となる(t:時間)。
いて2回微分することによって、 DDH=−A(2πV/L)2 sin(2πV/Lt) となる。この式によれば、上下動の加速度DDHは歩行
速度Vの2乗に比例することが分かる。
ないが、周期関数なのでフーリエ級数展開が可能であ
り、その各項の加速度が同様に歩行速度Vの2乗に比例
することから、先の仮定のように、歩行速度によらず上
下動の軌道形状が完全に同じならば、上下動に伴う上下
加速度の大きさは、歩行速度Vの2乗に比例することは
明らかである。
動方程式によって大きな制約を受けており、歩行速度を
変えてなお上体の上下動の軌道を完全に同じに保つこと
は困難である。よって、厳密には歩行速度Vの2乗に比
例すると言い切ることはできない。
誤差がどの程度かを評価しておく必要がある。多くの条
件で歩容を設計して分析した結果、定性的には歩行速度
Vの2乗に比例すると近似できることが分かった。
(L)および下腿リンク30R(L)400mm、足関
節高さ(前記LA)140mm、自重100kgとし、
歩行速度2km/h、3km/h、4km/h、5km
/hで、上体24の重心の上下動の振幅を一定(22m
m)に保った場合の、上体24の重心軌道と上下加速度
のシミュレーションデータを図13から図16に示す。
状は歩行速度によって時間軸が変わるものの、見た目に
はかなり類似しており、上下加速度も予想通り増大する
ことが理解できよう。また、歩行速度と最大上下加速度
の関係を図17に実線で示す。同図で破線は2km/h
での加速度を基準にして歩行速度の2乗に比例するとし
た場合の算出値を示すが、その破線との比較から、厳密
に歩行速度の2乗に比例しているわけではないが、近似
的には成り立っていることが見てとれよう。
る2足歩行ロボットでは、上体の上下加速度の要件は、
脚強度やセンサ強度などによって決まっており、歩行速
度にあまり依存しない。
まで使う歩行形態を実現するためには、上下動の振幅が
歩行速度によらず一定で、かつ上下加速度の制限いっぱ
いとなるように上下動の振幅を決めれば良いことにな
る。
反比例させて小さくすることにより実際の上下加速度を
ほぼ一定とすることができる。この結果、すべての歩行
速度で、ロボットの脚強度やセンサ強度などの機械性能
を最大限活かした歩行形態を実現することができる。
手法に基づいて、大腿リンク、下腿リンク400mm、
足関節高さ140mm、自重100kgの2足歩行ロボ
ットが、歩行速度2km/hで、上下加速度2000m
m/sec2 以下の条件で歩行する歩容が得られる。こ
のときの上下動の振幅は22mmである。
歩行速度の2乗に反比例するように変えて歩容設計を行
う。歩行速度3km/hで上下動の振幅22mmを、歩
行速度2km/hの歩容の(2/3)2 =4/9倍の
9.7mmとした歩容の、ロボット全体の上下加速度を
図18に示す。同様に、歩行速度5km/hにおける上
下動の振幅を3.5mmとした場合のロボット全体の上
下加速度を図19に示す。
えられているが、5km/hでは、抑えられているとは
いえ、やや上下加速度の増加が見られる。この点を細か
く見るために、上体24のみの上下加速度を図20に示
す。上体のみの上下加速度をみれば、上下加速度は良く
抑えられていることが分かる。つまり、5km/h程度
の歩行速度になると、低速歩行では無視することができ
た脚部リンク(遊脚)の慣性力(Z軸成分)による上下
加速度が無視できなくなっていることを意味する。
上体24の上下動を小さくしても関係ないので、高速歩
行が必要な場合には、このような上下加速度の増加要因
を考慮してあらかじめ設計強度に余裕を持たせるなどの
対策などを併用することになる。このように、上体の上
下動の振幅を歩行速度の2乗に反比例させることによっ
て、広い歩行速度の範囲で、ロボット全体の上下加速度
による床面からの衝撃力の主要な成分を抑えることがで
き極端な床面からの衝撃力を緩和することができる。
設定においては、ロボットの力学的強度や歩行路面の剛
性、更には、路面との接地性を考慮する必要がある。条
件にもよるが、実験的には、±2000mm/sec2
程度ならば路面との接地性は問題にならない。
26,S28,S20,S22,S24とループし、先
に述べたように上体軌道の上下動の振幅を縮小して軌道
について再度歩容生成を行い、最適化する。この結果の
上下動が設定値と同程度になれば、それが現実的に歩行
可能な最適歩容となる(S30)。
S32に進んで各関節の角速度を、その歩容での関節の
動きとして直接的に決定し、S34に進んで関節トルク
Tを、各時点のZMPの位置ベクトルZと関節アクチュ
エータの位置ベクトルPと重心運動から決まる床面から
の力ベクトルFから T=(P−Z)×F として決定する。
最大トルクの仕様がこのように決定できたことから、次
いでS36に進んでその最大値を満足する関節アクチュ
エータの仕様を決定する。
21に示す通りとする。また、自重100kg、一歩を
踏み出す時間の中の両脚支持期の割合(前記したPS)
を20%とする。このロボットが移動速度2km/h、
歩幅500mmで歩行する場合のかかと部46bを上げ
る量の決定と、それに基づいた最適歩容によるアクチュ
エータ仕様の決定方法を、より具体的に、説明する。
bを上げる量を求める関係式に適用して、図22フロー
チャートのS100からS110に示すような手順で、
角度の上限値thHmax(56.29度)と下限値t
hHmin(9.64度)を求め、その平均値thHと
して32.96度を、かかと部46bを上げる量の設計
値とする。
度を32.96度とする条件で、遊脚軌道を生成する。
この軌道は歩行周期の間に滑らかに前に踏み出すような
軌道にする。このとき、路面の凹凸へのロバスト性を確
保するために遊脚の足平22R(L)をある程度、例え
ば40mm上げるような軌道を選ぶ。ZMP軌道も力学
的条件を考慮して定める。
に、基本的にはZMPは足平22R(L)の中央付近に
あるように設定し、両足支持期に前方の足平に滑らかに
移動するように設定する。両足支持期と片足支持期の移
行の前後ではZMP足平の端点から中央まで滑らかに移
動するように移行期間を設ける。上体重心軌道は拘束条
件によって極力高く維持するように決定する。
てアクチュエータ設計で望ましい関節角速度が極力小さ
い歩容を先ず求める。このようにして求められた歩容
は、まだ、床面の衝撃力等に関する条件である上下加速
度の条件を満たしていない。ここでは上下加速度の条件
を±2000mm/sec2 としている。この歩容と上
体の上下動の軌道と上下加速度を、図23、図24、図
25に示す。
件を越えているので、この歩容に対して上下加速度に対
して支配的な影響を与える上体の上下動の振幅が小さく
なるような上体軌道の修正を行い、再度歩容を生成す
る。この結果が図26、図27、図28である。図28
によれば、この歩容は上下加速度の条件を満足している
ことが分かる。
歩容を求めることができる。
ことができる。この歩容における足関節18R(L)の
角速度を図29に、膝関節16R(L)を図30に、股
関節12R(L)を図31に示す。次に、先に述べた簡
単な計算によって関節トルクを求める。
ルクを図32に、膝関節16R(L)のトルクを図33
に、股関節12R(L)のトルクを図34に示す。但
し、遊脚を駆動するトルクは計算に入れていない。尚、
ロボットの自重を1kgとして規格化した計算値である
ので、自重100kgの場合にはこの100倍のトルク
が必要である。
となるの最大角速度と最大トルクは、足関節18R
(L)において24rpm、15kgm、膝関節16R
(L)において32rpm、17kgm、股関節12R
(L)において32rpm、11kgmが必要であるこ
とが分かる。
基づいて図示のロボットの歩行を制御する場合につい
て、図35フロー・チャートを参照して簡単に説明す
る。
ズしてS202に進み、そこで歩容パラメータを前記し
たROM84からロードする。前記の如くして生成され
たロボットの歩容は、歩容パラメータとしてROM84
に記憶される。続いてS204に進んでスタート信号を
待機し、スタート信号が生じるとS206に進んでカウ
ンタをインクリメントする。
計算する。これは前記した歩容パラメータの中に補間演
算を必要とするものがあるため、ここでそれを求め、S
206のカウンタで指定される時刻の姿勢パラメータを
計算する。続いてS210に進んでそれから12個の関
節の角度を計算し、S212に進んで同期信号を待機
し、同期が取れたところでS214に進んで算出した関
節角度を出力し、S216に進んで歩行終了と判断され
ない限り、同様の作業を繰り返すと共に、終了と判断さ
れるときはS218に進んでカウンタをリセットして終
わる。
き、その関節角度となるように前記した第2の演算装置
82においては図36に示すフロー・チャートに従って
サーボ制御が並行的に行われるが、この作業は公知であ
るので、説明は省略する。
で、実用的な2足歩行ロボットを実現する場合に、複雑
な歩容の詳細設計をすることなく、物理的な歩行可能条
件だけを満足する無数の歩容の中から、アクチュエータ
の出力や動作速度の定量的設計が可能で、かつ、実用的
に妥当な歩容を限定することで歩容生成を容易にするこ
とができる。
実現する場合に、物理的な歩行可能条件だけを満足する
無数の歩容の中から、アクチュエータの出力や動作速度
の定量的設計が可能で、極力無理のない歩行形態を実現
して実用ロボットにとって重要な床面からの衝撃力を緩
和するような歩容を限定し、よって歩容生成を容易にす
ることができる。
パラメータに応じて前記ロボットの重心の上下動の振幅
を決定し、それに基づいて歩容を生成する如く構成した
ので、歩行速度が上がっても、前記ロボットの重心の上
下動の振幅を適切に変更することで、床面からの衝撃力
を緩和することができ、広い速度範囲で無理のない歩行
形態を実現することができ、歩容の候補をその分絞り込
めて歩容設計を大幅に簡略化することができる。
足歩行ロボットの歩容生成方法が前提とする2足歩行ロ
ボットの足部の別の例を示す、説明図である。
220と、平面大略矩形状の部材222とからなり、C
字状部材220と矩形状部材222とはロッド224を
介して連結される。即ち、ロッド224はC字状部材2
20と矩形状部材222に穿設された孔内に挿入され、
C字状部材220とはピン226によって固定され、爪
先関節を構成する。
の内径は、ロッド224の外径より比較的大きく形成さ
れ、矩形状部材222はロッド224を中心に回動自在
に構成される。矩形状部材222の中央位置付近には大
径の環状孔228が形成され、そこに6軸力センサ44
(図示省略)が設置され、その上部に足関節18,20
R(L)が連結される。
との間にはバネ229が装着され、矩形状部材222を
上方(重力方向)に付勢する。従って、足関節18R
(L)が軸線36を介して回動すると、矩形状部材はそ
れに追随して路面から上昇する。この状態で足裏面は、
C字状部材220のみが路面に接触する。
が、図37などに示す足平構造に対しても、爪先部まで
の長さLTを正確に決定することが困難である場合も考
えられる。しかし、その場合でも原則的にはかかと部4
6bを上げていくときに、等価的にその支点と考えられ
る長さを使えば問題はない。
が機構上床面よりも若干上側になるので、厳密にはこの
軸までの距離をLTとしては正しくないが、近似的には
十分であり、極端な例を除けば、爪先部分を除いた回転
軸までの距離をLTとして問題ない。
形状については、その形状の可能性が多岐にわたるた
め、全ての場合について具体的な手法を表現することは
できないが、初めに述べた原則に基づいて、両脚支持期
の離床時にあげるべきかかと部の量を収束演算等により
計算することにすれば、かかと部を上げる適正量を同様
に計算することができる。
のそれで近似したが、ロボット全体の重心を求めても良
いことは言うまでもない。
ットの例のみ示したが、上記した構成は3足以上の脚式
移動ロボットにおいても原理的には妥当する。
じて前記ロボットの重心の上下動の振幅を決定し、それ
に基づいて歩容を生成する如く構成したので、歩行速度
が上がっても、前記ロボットの重心の上下動の振幅を適
切に変更することで、床面からの衝撃力を緩和すること
ができ、広い速度範囲で無理のない歩行形態を実現する
ことができ、歩容の候補をその分絞り込めて歩容設計を
大幅に簡略化することができる。
法が前提とする2足歩行ロボットを全体的に示すスケル
トン図である。
細に示す説明断面図である。
詳細を示すブロック図である。
明に係る歩容生成方法を示すフロー・チャートである。
つという制約条件でかかと部を上げる量を変えながら、
上体の重心軌道の高さがどのように変化していくかの関
係を示すデータ図である。
持期の上体の移動量を示すデータ図である。
持期の上体の位置を示すデータ図である。
P)を足平の幾何学中心から前後に動かした場合の上体
の位置の変化を示すデータ図である。
る上体の位置の関係を示すデータ図である。
量の下限値の算出を示す説明図である。
かと部上げ量の関係を示すデータ図である。
量の上限値の算出を示す説明図である。
/hでの上体の上下動の振幅を一定に保った場合の上体
の重心軌道と上下加速度の関係を示すデータ図である。
/hでの上体の上下動の振幅を一定に保った場合の上体
の重心軌道と上下加速度の関係を示すデータ図である。
/hでの上体の上下動の振幅を一定に保った場合の上体
の重心軌道と上下加速度の関係を示すデータ図である。
/hでの上体の上下動の振幅を一定に保った場合の上体
の重心軌道と上下加速度の関係を示すデータ図である。
る上下加速度の関係を示すデータ図である。
/hのときの上下動の振幅を歩行速度の2乗に反比例さ
せて変えた場合の上下加速度を示すデータ図である。
hのときの上下加速度を示すデータ図である。
hのときの上体のみの加速度を示すデータ図である。
のパラメータの説明図である。
角度の算出を示すフロー・チャートである。
示すシミュレーションデータ図である。
すデータ図である。
データ図である。
ションデータ図である。
すデータ図である。
シミュレーションデータ図である。
を示すシミュレーションデータ図である。
を示すシミュレーションデータ図である。
を示すシミュレーションデータ図である。
ルクを示すシミュレーションデータ図である。
ルクを示すシミュレーションデータ図である。
ルクを示すシミュレーションデータ図である。
れた歩容に基づいて図1のロボットの歩行を制御する例
を示すフロー・チャートである。
を行う例を示すフロー・チャートである。
足歩行のロボットの別の例を示す足平の説明断面図であ
る。
断面図である。
説明側面図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 少なくとも上体と、前記上体に股関節を
介して連結される2本の脚部リンクとを備え、前記2本
の脚部リンクがそれぞれ大腿リンクと、前記大腿リンク
に膝関節を介して連結される下腿リンクと、前記下腿リ
ンクに足関節を介して連結される足平とからなる、2足
歩行の脚式歩行ロボットの歩容生成方法において、前記
ロボットの歩行に関するパラメータに応じて前記ロボッ
トの重心の上下動の振幅を決定し、それに基づいて歩容
を生成するように構成したことを特徴とする脚式歩行ロ
ボットの歩容生成方法。 - 【請求項2】 前記ロボットの歩行に関するパラメータ
が歩行速度であり、その歩行速度が上がるほど前記ロボ
ットの重心の上下動の振幅を小さく決定し、それに基づ
いて歩容を生成するように構成したことを特徴とする請
求項1項記載の脚式歩行ロボットの歩容生成方法。 - 【請求項3】 前記ロボットの歩行に関するパラメータ
が歩行速度であり、その歩行速度の2乗に反比例するよ
うに前記ロボットの重心の上下動の振幅を決定し、それ
に基づいて歩容を生成するように構成したことを特徴と
する請求項2項記載の脚式歩行ロボットの歩容生成方
法。 - 【請求項4】 前記ロボットの歩行に関するパラメータ
が歩行速度であり、その歩行速度に応じて前記ロボット
の重心の上下動の振幅を決定して上下加速度を所定の値
以下に抑制し、それに基づいて歩容を生成するように構
成したことを特徴とする請求項1ないし3項のいずれか
に記載の脚式歩行ロボットの歩容生成方法。 - 【請求項5】 前記ロボットの重心が前記ロボットの上
体の重心であることを特徴とする請求項1項ないし4項
のいずれかに記載の脚式歩行ロボットの歩容生成方法。
Priority Applications (4)
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| EP96307165A EP0765797B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-30 | Method of generating gait of legged walking robot and system for controlling its locomotion |
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ID=17570145
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|---|---|---|---|
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