JPH0994975A - インクカートリッジおよび該カートリッジの容積決定方法 - Google Patents
インクカートリッジおよび該カートリッジの容積決定方法Info
- Publication number
- JPH0994975A JPH0994975A JP7276349A JP27634995A JPH0994975A JP H0994975 A JPH0994975 A JP H0994975A JP 7276349 A JP7276349 A JP 7276349A JP 27634995 A JP27634995 A JP 27634995A JP H0994975 A JPH0994975 A JP H0994975A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ink
- negative pressure
- generating member
- pressure generating
- volume
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Ink Jet (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 多孔質体等からなるインク保持部材を収容す
る負圧発生部材収容部と、この収容部と別個に設けられ
インクを直接収納するインク収容部を有し、負圧発生部
材収容部側に設けられた大気連通口を介して導入される
空気とインク収容部のインクとを気液交換手段によって
交換し、そのインクを負圧発生部材収容部側へ導くイン
クカートリッジにおいて、外気圧の変動等によってイン
ク保持部材から溢れ出るインクが大気連通口から漏れ出
すのを防止する。 【解決手段】 インク保持部材102から大気連通口1
00Bに至る間に所定の体積を有する空間106,10
7を形成し、その体積を、最も厳しい外気圧条件下で漏
れ出し防止に必要な最小限のものとする。
る負圧発生部材収容部と、この収容部と別個に設けられ
インクを直接収納するインク収容部を有し、負圧発生部
材収容部側に設けられた大気連通口を介して導入される
空気とインク収容部のインクとを気液交換手段によって
交換し、そのインクを負圧発生部材収容部側へ導くイン
クカートリッジにおいて、外気圧の変動等によってイン
ク保持部材から溢れ出るインクが大気連通口から漏れ出
すのを防止する。 【解決手段】 インク保持部材102から大気連通口1
00Bに至る間に所定の体積を有する空間106,10
7を形成し、その体積を、最も厳しい外気圧条件下で漏
れ出し防止に必要な最小限のものとする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インクジェットプ
リント装置で用いられるインクカートリッジおよび該カ
ートリッジの容積決定方法に関するものである。
リント装置で用いられるインクカートリッジおよび該カ
ートリッジの容積決定方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は、インクジェットプリント
の分野に適したインク容器として、一方ではプリント時
に記録ヘッドから吐出されるインク量に見合ったインク
を良好に供給することができ、他方では非プリント時に
吐出口からのインク漏れなどの不都合がない、という一
見相反する機能の双方を良好に発揮できるものを検討し
てきた。その結果、インク容器の基本構成として、負圧
発生部材を収容すると共に大気との連通を得るための大
気連通部を備えた第1収納室とこの第1収納室に対して
連通するが実質的に密閉状態で第1収納室へ供給するた
めのインクに直に収納するための第2収納室を持つもの
がインクジェットプリントの特性にとって重要な構成の
1つであるとの認識に至った。
の分野に適したインク容器として、一方ではプリント時
に記録ヘッドから吐出されるインク量に見合ったインク
を良好に供給することができ、他方では非プリント時に
吐出口からのインク漏れなどの不都合がない、という一
見相反する機能の双方を良好に発揮できるものを検討し
てきた。その結果、インク容器の基本構成として、負圧
発生部材を収容すると共に大気との連通を得るための大
気連通部を備えた第1収納室とこの第1収納室に対して
連通するが実質的に密閉状態で第1収納室へ供給するた
めのインクに直に収納するための第2収納室を持つもの
がインクジェットプリントの特性にとって重要な構成の
1つであるとの認識に至った。
【0003】その一方で、本願出願人は、本発明の技術
分野とは異なる接触記録技術を検討することによって、
インクジェットプリント分野の技術的な特異性について
検討してきた。なお、一般に、記録媒体に接触して記録
を行う記録計器用ペンは、インク吸収性もあり保持性も
ある記録芯に対してインク供給を行うものであるから、
記録芯自体が大気にさらされていることを前提とし、記
録芯に直接接触する領域にはインクで可飽和状態となっ
ているインク含浸体を必須とする。つまり接触記録技術
は、インクジェット分野の技術内容とは根本的に異なる
ものである。
分野とは異なる接触記録技術を検討することによって、
インクジェットプリント分野の技術的な特異性について
検討してきた。なお、一般に、記録媒体に接触して記録
を行う記録計器用ペンは、インク吸収性もあり保持性も
ある記録芯に対してインク供給を行うものであるから、
記録芯自体が大気にさらされていることを前提とし、記
録芯に直接接触する領域にはインクで可飽和状態となっ
ているインク含浸体を必須とする。つまり接触記録技術
は、インクジェット分野の技術内容とは根本的に異なる
ものである。
【0004】上記接触記録技術の一例としては、特開昭
57−16385号公報に開示されたものが知られてい
る。この公報は、記録媒体に接触して記録を行う記録芯
(多孔質型インク吸収性芯)を用いることを前提とする
記録計器用ペンを開示するが、課題としているものは、
記録芯自体からのインク溢れのみである。
57−16385号公報に開示されたものが知られてい
る。この公報は、記録媒体に接触して記録を行う記録芯
(多孔質型インク吸収性芯)を用いることを前提とする
記録計器用ペンを開示するが、課題としているものは、
記録芯自体からのインク溢れのみである。
【0005】この公報は、その使用時に下方に位置する
記録芯が接触する第1吸液材と上方の大気連通口側にイ
ンクをわずかに吸収しているが第1吸液材に比べてイン
クを含みにくい第2吸液材とを備え、記録芯を下方に突
出させた中央室と、この室の両側にインクを供給する密
閉型インク収容室とを有した構成を開示している。そし
て、公報によればこの構成により、周囲温度の上昇によ
って密閉型インク収容室内の空気が膨張し密閉型インク
収容室内のインクが第1吸液材に至り、第1吸液材が保
持しきれなくなったインクを第2吸液材が吸収すること
により、記録芯からインクがあふれて落下することを防
止できるとしている。さらに、この公報は、2つの密閉
型インクがあふれて落下することを防止できるとしてい
る。さらに、この公報は、2つの密閉型インク収容室の
一方が空気だけになった時に、その空気の膨張を大気連
通口側に逃すための一定幅の溝を、中央室と密閉型イン
ク収容室との仕切り壁とは異なる側面の最下端から最上
端までにわたって設けることも開示している。
記録芯が接触する第1吸液材と上方の大気連通口側にイ
ンクをわずかに吸収しているが第1吸液材に比べてイン
クを含みにくい第2吸液材とを備え、記録芯を下方に突
出させた中央室と、この室の両側にインクを供給する密
閉型インク収容室とを有した構成を開示している。そし
て、公報によればこの構成により、周囲温度の上昇によ
って密閉型インク収容室内の空気が膨張し密閉型インク
収容室内のインクが第1吸液材に至り、第1吸液材が保
持しきれなくなったインクを第2吸液材が吸収すること
により、記録芯からインクがあふれて落下することを防
止できるとしている。さらに、この公報は、2つの密閉
型インクがあふれて落下することを防止できるとしてい
る。さらに、この公報は、2つの密閉型インク収容室の
一方が空気だけになった時に、その空気の膨張を大気連
通口側に逃すための一定幅の溝を、中央室と密閉型イン
ク収容室との仕切り壁とは異なる側面の最下端から最上
端までにわたって設けることも開示している。
【0006】本願発明者達は、技術的には類似点の少な
い非接触記録のインクジェットヘッドに、上記公報のタ
ンク構成のみを適用することを試みたところ、環境条件
の変化に伴なって、大気連通口を介してインクがあふれ
るという問題が確認された。しかも記録芯が記録媒体に
直接接触する場合には、インクで過飽和状態となってい
るインク含浸体である第1吸液材は負圧を発生すること
を必要としないため、インクジェット技術にとっての共
通性が見られないことも確認できた。この現象は、記録
計器用ペンの分野では認識されてはいず、従って、負圧
を安定したものにするための技術的示唆もこの分野から
は得るものがない。
い非接触記録のインクジェットヘッドに、上記公報のタ
ンク構成のみを適用することを試みたところ、環境条件
の変化に伴なって、大気連通口を介してインクがあふれ
るという問題が確認された。しかも記録芯が記録媒体に
直接接触する場合には、インクで過飽和状態となってい
るインク含浸体である第1吸液材は負圧を発生すること
を必要としないため、インクジェット技術にとっての共
通性が見られないことも確認できた。この現象は、記録
計器用ペンの分野では認識されてはいず、従って、負圧
を安定したものにするための技術的示唆もこの分野から
は得るものがない。
【0007】また、上記公報に開示される空気逃し用の
一定幅の溝は、空気と共にインクを排出促進する機能も
あるため、大気連通口からのインクあふれを一層促進し
てしまうことも確認できた。さらに、上記記録計器用ペ
ンの2つのインク収容室からのインク消費は同等ではな
く、このため、先に一方のインク収容室のインクが無く
なると、他方にインクが残存しているにもかかわらず、
記録ができなくなる場合もあり、他方のインク収容室の
インクを無駄にすることとなっていた。これは、第1吸
液材内に空気が大量に入り込み、結果的にインクの供給
ができなくなったためである。
一定幅の溝は、空気と共にインクを排出促進する機能も
あるため、大気連通口からのインクあふれを一層促進し
てしまうことも確認できた。さらに、上記記録計器用ペ
ンの2つのインク収容室からのインク消費は同等ではな
く、このため、先に一方のインク収容室のインクが無く
なると、他方にインクが残存しているにもかかわらず、
記録ができなくなる場合もあり、他方のインク収容室の
インクを無駄にすることとなっていた。これは、第1吸
液材内に空気が大量に入り込み、結果的にインクの供給
ができなくなったためである。
【0008】本出願人は、以上のような問題の認識の下
に、前述した基本構成を有するインクジェット用インク
カートリッジに対し、さらにインクカートリッジの使用
初期から使用終了までの間の大半を負圧が実質上ほぼ一
定にでき、これにより、高速記録にも対応可能とするイ
ンクカートリッジを提案している。
に、前述した基本構成を有するインクジェット用インク
カートリッジに対し、さらにインクカートリッジの使用
初期から使用終了までの間の大半を負圧が実質上ほぼ一
定にでき、これにより、高速記録にも対応可能とするイ
ンクカートリッジを提案している。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記従来例
のインクカートリッジでは、その内部に形成される空
間、すなわち、第2収容室としてのインク収容室、およ
び第1収容室を形成する負圧発生部材収容部とこの負圧
発生部材収容部から大気連通口部に至る空間(以下、バ
ッファ部ともいう)からなる空間の全容積に対して収容
できるインク体積は、多くても12cc〜18cc程度
である。
のインクカートリッジでは、その内部に形成される空
間、すなわち、第2収容室としてのインク収容室、およ
び第1収容室を形成する負圧発生部材収容部とこの負圧
発生部材収容部から大気連通口部に至る空間(以下、バ
ッファ部ともいう)からなる空間の全容積に対して収容
できるインク体積は、多くても12cc〜18cc程度
である。
【0010】一方、このインク体積は、インクカートリ
ッジの形状やサイズ等の制約の下でできる限り多いこと
が望ましい。そこで、インクカートリッジのサイズをほ
ぼそのままとし、インクの体積を増すことを試みたが、
以下のような新たな課題を見出した。すなわち、インク
収容室内のインク消費に伴ない、気液交換によってイン
ク収容室内の空気の体積が徐々に増して行くが、インク
収容室のみでインク体積が14ccを越えるような比較
的大容量のカートリッジの場合、インク収容室の空気が
占める体積が多くなった状態で、このカートリッジの温
度環境や圧力環境に変動を生じ、インク収容室内の空気
の圧力が増したり、あるいは、環境圧力に対し相対的に
圧力が高くなった場合にはバッファ部に連なる大気連通
口からインク漏れを生じる場合があった。例えば、イン
クカートリッジがプリンタに装着された状態で高地へ運
ばれたようなとき、大きな気圧変化によって大気連通口
からインク漏れが発する場合が見られた。
ッジの形状やサイズ等の制約の下でできる限り多いこと
が望ましい。そこで、インクカートリッジのサイズをほ
ぼそのままとし、インクの体積を増すことを試みたが、
以下のような新たな課題を見出した。すなわち、インク
収容室内のインク消費に伴ない、気液交換によってイン
ク収容室内の空気の体積が徐々に増して行くが、インク
収容室のみでインク体積が14ccを越えるような比較
的大容量のカートリッジの場合、インク収容室の空気が
占める体積が多くなった状態で、このカートリッジの温
度環境や圧力環境に変動を生じ、インク収容室内の空気
の圧力が増したり、あるいは、環境圧力に対し相対的に
圧力が高くなった場合にはバッファ部に連なる大気連通
口からインク漏れを生じる場合があった。例えば、イン
クカートリッジがプリンタに装着された状態で高地へ運
ばれたようなとき、大きな気圧変化によって大気連通口
からインク漏れが発する場合が見られた。
【0011】これに対し、上述したような従来のインク
カートリッジでは、第2収容室としてのインク収容室の
体積は、6cc〜9ccであり、上記のような問題が生
じることはない。例えばインク消費に伴ないインク収容
室内の気体(空気)が5cc〜7cc程度となった場
合、その圧力変動によってインク移動を生じるが、この
時、第1収容室内の負圧発生部材にはインクが満たされ
ていない部分が形成されているので、上記移動インクは
この部分によって充分に吸収されるため、大気連通口か
らのインク漏れは生じない。
カートリッジでは、第2収容室としてのインク収容室の
体積は、6cc〜9ccであり、上記のような問題が生
じることはない。例えばインク消費に伴ないインク収容
室内の気体(空気)が5cc〜7cc程度となった場
合、その圧力変動によってインク移動を生じるが、この
時、第1収容室内の負圧発生部材にはインクが満たされ
ていない部分が形成されているので、上記移動インクは
この部分によって充分に吸収されるため、大気連通口か
らのインク漏れは生じない。
【0012】このように、従来のインクカートリッジで
はインク収容室の容積に対し、負圧発生部材を収容する
部分の容積を充分かつ適切にとっていたので、インク漏
れを生じることはなかったが、これに対し、インク収容
室の容積を増すことを試みると上述の問題を生じること
があり、特に、負圧発生部材収容室よりもインク収容室
の容積を大きくした場合、インク漏れの発生頻度は多く
見られた。
はインク収容室の容積に対し、負圧発生部材を収容する
部分の容積を充分かつ適切にとっていたので、インク漏
れを生じることはなかったが、これに対し、インク収容
室の容積を増すことを試みると上述の問題を生じること
があり、特に、負圧発生部材収容室よりもインク収容室
の容積を大きくした場合、インク漏れの発生頻度は多く
見られた。
【0013】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的とするところは、インク収容室の容積を
大きくした場合にも環境変化等に起因した大気連通口か
らのインク漏れが発生しないようにしたインクカートリ
ッジおよび該カートリッジの容積決定方法を提供するこ
とにある。
あり、その目的とするところは、インク収容室の容積を
大きくした場合にも環境変化等に起因した大気連通口か
らのインク漏れが発生しないようにしたインクカートリ
ッジおよび該カートリッジの容積決定方法を提供するこ
とにある。
【0014】
【課題を解決するための手段】そのために本発明では、
負圧発生部材を収容する負圧発生部材収容部と、該負圧
発生部材収容部と別個に設けられインクを直接収納する
インク収容部とを有し、前記負圧発生部材収容部側に設
けられた大気連通口を介して導入可能な気体と前記イン
ク収容部のインクとを気液交換手段によって交換し当該
インクを負圧発生部材収容部側へ導き、該負圧発生部材
収容部からインク供給を行うインクカートリッジにおい
て、前記負圧発生部材収容部と前記大気連通口との間に
形成される空間であって、前記負圧発生部材に当接する
部材を含む空間および該空間以外の空間からなる空間を
有したことを特徴とする。
負圧発生部材を収容する負圧発生部材収容部と、該負圧
発生部材収容部と別個に設けられインクを直接収納する
インク収容部とを有し、前記負圧発生部材収容部側に設
けられた大気連通口を介して導入可能な気体と前記イン
ク収容部のインクとを気液交換手段によって交換し当該
インクを負圧発生部材収容部側へ導き、該負圧発生部材
収容部からインク供給を行うインクカートリッジにおい
て、前記負圧発生部材収容部と前記大気連通口との間に
形成される空間であって、前記負圧発生部材に当接する
部材を含む空間および該空間以外の空間からなる空間を
有したことを特徴とする。
【0015】より好ましくは、前記インクカートリッジ
が有する前記空間は、少なくとも次式 (空間の容積)=(前記インク収容部に収容され得るイ
ンクの全体積)×(前記インクカートリッジの前記イン
ク収容部内の気圧に対して相対的な外気圧変動に基づい
て定まる値)−(前記負圧発生部材の体積)×(当該負
圧発生部材のインク吸収能力に基づいて定まる値) で定まる容積を有することを特徴とする。
が有する前記空間は、少なくとも次式 (空間の容積)=(前記インク収容部に収容され得るイ
ンクの全体積)×(前記インクカートリッジの前記イン
ク収容部内の気圧に対して相対的な外気圧変動に基づい
て定まる値)−(前記負圧発生部材の体積)×(当該負
圧発生部材のインク吸収能力に基づいて定まる値) で定まる容積を有することを特徴とする。
【0016】また、別の形態として、負圧発生部材を収
容する負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部と
別個に設けられインクを直接収納するインク収容部とを
有し、前記負圧発生部材収容部側に設けられた大気連通
口を介して導入可能な気体と前記インク収容部のインク
とを気液交換手段によって交換し当該インクを負圧発生
部材収容部側へ導き、該負圧発生部材収容部からインク
供給を行うインクカートリッジの容積決定方法におい
て、前記負圧発生部材収容部と前記大気連通口との間に
形成される空間の容積を、次式 (空間の容積)=(前記インク収容部に収容され得るイ
ンクの全体積)×(前記インクカートリッジの前記イン
ク収容部内の気圧に対して相対的な外気圧変動に基づい
て定まる値)−(前記負圧発生部材の体積)×(当該負
圧発生部材のインク吸収能力に基づいて定まる値) により決定することを特徴とする。
容する負圧発生部材収容部と、該負圧発生部材収容部と
別個に設けられインクを直接収納するインク収容部とを
有し、前記負圧発生部材収容部側に設けられた大気連通
口を介して導入可能な気体と前記インク収容部のインク
とを気液交換手段によって交換し当該インクを負圧発生
部材収容部側へ導き、該負圧発生部材収容部からインク
供給を行うインクカートリッジの容積決定方法におい
て、前記負圧発生部材収容部と前記大気連通口との間に
形成される空間の容積を、次式 (空間の容積)=(前記インク収容部に収容され得るイ
ンクの全体積)×(前記インクカートリッジの前記イン
ク収容部内の気圧に対して相対的な外気圧変動に基づい
て定まる値)−(前記負圧発生部材の体積)×(当該負
圧発生部材のインク吸収能力に基づいて定まる値) により決定することを特徴とする。
【0017】以上の構成によれば、負圧発生部材と大気
連通口との間に所定容積以上の空間が形成され、この空
間の容積は、インクカートリッジの相対的な外気圧変動
を考慮して決定されているので、この変動によって負圧
発生部材からインクが溢れ出したとしても上記大気連通
口からインクが漏れることを防止することができる。
連通口との間に所定容積以上の空間が形成され、この空
間の容積は、インクカートリッジの相対的な外気圧変動
を考慮して決定されているので、この変動によって負圧
発生部材からインクが溢れ出したとしても上記大気連通
口からインクが漏れることを防止することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
施形態を詳細に説明する。
【0019】図1は本発明の一実施形態に係るインクカ
ートリッジの外観を示す三面図、図2はその内部を模式
的に示す断面図である。
ートリッジの外観を示す三面図、図2はその内部を模式
的に示す断面図である。
【0020】図1および図2に示すように、本実施形態
のインクカートリッジ100は、概略「コ」の字状の外
観を呈し、また、一定の幅を有するものである。そのコ
の字状の下部の一端にはインク供給口100Aが設けら
れ、これにより、インクジェットヘッド(不図示)のイ
ンク供給管と接続しインク供給を行うことができる。ま
た、コの字状の上部には大気連通口100Bが設けら
れ、これによりインク消費等に伴なうインクカートリッ
ジ内の圧力変動を緩和し、その内部の圧力をほぼ一定に
維持することができる。インク注入口100Cは、イン
クカートリッジの製造時にこの注入口を介してインクを
充填するためのものである。
のインクカートリッジ100は、概略「コ」の字状の外
観を呈し、また、一定の幅を有するものである。そのコ
の字状の下部の一端にはインク供給口100Aが設けら
れ、これにより、インクジェットヘッド(不図示)のイ
ンク供給管と接続しインク供給を行うことができる。ま
た、コの字状の上部には大気連通口100Bが設けら
れ、これによりインク消費等に伴なうインクカートリッ
ジ内の圧力変動を緩和し、その内部の圧力をほぼ一定に
維持することができる。インク注入口100Cは、イン
クカートリッジの製造時にこの注入口を介してインクを
充填するためのものである。
【0021】図2に示すように、本実施形態のインクカ
ートリッジは、概略2つの室に分けられるものである。
すなわち、インクカートリッジの内部には、隔壁111
が、そのカートリッジの上部においては概略斜めに、ま
た、下部においては概略クランク状に走行するよう形成
され、これにより、インクカートリッジ100はインク
収容部103と負圧発生部材収容部101および空間1
06,107との2つの室に分けられる。ただし、隔壁
111の下端には連通路110が設けられ、また、その
近傍の隔壁111には気液交換用の溝(不図示)が形成
されている。
ートリッジは、概略2つの室に分けられるものである。
すなわち、インクカートリッジの内部には、隔壁111
が、そのカートリッジの上部においては概略斜めに、ま
た、下部においては概略クランク状に走行するよう形成
され、これにより、インクカートリッジ100はインク
収容部103と負圧発生部材収容部101および空間1
06,107との2つの室に分けられる。ただし、隔壁
111の下端には連通路110が設けられ、また、その
近傍の隔壁111には気液交換用の溝(不図示)が形成
されている。
【0022】インクカートリッジ100の一方の室であ
るインク収容部103には使用初期の時点でインク10
5が充填されている。インク消費に伴ない後述のように
気液交換によって他方の室である負圧発生部材収容部側
から連通路110を介して気体(空気)が導入されるこ
とにより、空気104は徐々にその容量を増すことにな
る。
るインク収容部103には使用初期の時点でインク10
5が充填されている。インク消費に伴ない後述のように
気液交換によって他方の室である負圧発生部材収容部側
から連通路110を介して気体(空気)が導入されるこ
とにより、空気104は徐々にその容量を増すことにな
る。
【0023】他方の室である負圧発生部材収容部101
および空間106,107は次のように構成される。負
圧発生部材収容部101にはインク保持部材102がそ
の収容部の形状に適合して密に充填されている。このイ
ンク保持部材102はスポンジ状の多孔質材料から形成
されるものであり、その毛管力によって大気圧に対しみ
かけ上の負圧を発生するものである。負圧発生部材収容
部101の上部には、その充填されるインク保持部材1
02の上部に沿って、その部材102の変位を規制する
部材107Aを配した空間107が設けられる。さら
に、この空間107に連通して大気連通孔100Bに至
る空間106が設けられる。この空間106は大気連通
口100B側に向けて徐々にその容積を増すような概略
三角形の断面形状を有している。
および空間106,107は次のように構成される。負
圧発生部材収容部101にはインク保持部材102がそ
の収容部の形状に適合して密に充填されている。このイ
ンク保持部材102はスポンジ状の多孔質材料から形成
されるものであり、その毛管力によって大気圧に対しみ
かけ上の負圧を発生するものである。負圧発生部材収容
部101の上部には、その充填されるインク保持部材1
02の上部に沿って、その部材102の変位を規制する
部材107Aを配した空間107が設けられる。さら
に、この空間107に連通して大気連通孔100Bに至
る空間106が設けられる。この空間106は大気連通
口100B側に向けて徐々にその容積を増すような概略
三角形の断面形状を有している。
【0024】以上の構成のインクカートリッジにおい
て、インクジェットヘッド(不図示)で吐出が行われる
等によりインクの消費を生じると、供給口100Aから
インクジェットヘッド側へインクが供給されるが、これ
によってインク保持部材102内には不均一な圧力の分
布を生じる。そして、この圧力の不均一な分布を埋め合
せるべくインク収容部104からインク保持部材102
側へ連通路110を介してインクの移動を生じる。この
とき、インク収容部103内の空気104は上記インク
移動によってそれに応じた圧力の低下(すなわち、その
体積の増加)を生じるが、この圧力低下は、大気連通口
100Bを介してインクカートリッジ100内に導入さ
れる空気が、最終的にインク保持部材に接する隔壁11
1の気液交換用溝(不図示)および連通路110を介し
てインク収容部103に導かれることによって相殺され
る。
て、インクジェットヘッド(不図示)で吐出が行われる
等によりインクの消費を生じると、供給口100Aから
インクジェットヘッド側へインクが供給されるが、これ
によってインク保持部材102内には不均一な圧力の分
布を生じる。そして、この圧力の不均一な分布を埋め合
せるべくインク収容部104からインク保持部材102
側へ連通路110を介してインクの移動を生じる。この
とき、インク収容部103内の空気104は上記インク
移動によってそれに応じた圧力の低下(すなわち、その
体積の増加)を生じるが、この圧力低下は、大気連通口
100Bを介してインクカートリッジ100内に導入さ
れる空気が、最終的にインク保持部材に接する隔壁11
1の気液交換用溝(不図示)および連通路110を介し
てインク収容部103に導かれることによって相殺され
る。
【0025】以上説明した気液交換の構成により、まず
インク収容部103内のインクが消費され、インク収容
部103内のインクが無くなると、次にインク保持部材
102によって保持されるインクが徐々に消費される。
インク収容部103内のインクが消費され、インク収容
部103内のインクが無くなると、次にインク保持部材
102によって保持されるインクが徐々に消費される。
【0026】以上説明したインクカートリッジを、イン
クジェットプリンタに装着して用いる場合、上述のよう
に、プリントによるインク消費に伴なってインク収容部
103内の空気104は、その体積を徐々に増して行
き、その時々の体積の空気104が保有される。この状
態で、プリンタ環境の変動、例えばプリンタが平地から
高地へ運ばれて気圧変動を生じ、空気104の圧力が相
対的に高くなると、空気104は膨張する。そのため、
インク収容部103内のインク105は強制的に負圧発
生部材収容部101に移動させられ、これによって、イ
ンク保持部材102に収容しきれなくなったインクは、
空間107および空間106に溢れ出すことになる。
クジェットプリンタに装着して用いる場合、上述のよう
に、プリントによるインク消費に伴なってインク収容部
103内の空気104は、その体積を徐々に増して行
き、その時々の体積の空気104が保有される。この状
態で、プリンタ環境の変動、例えばプリンタが平地から
高地へ運ばれて気圧変動を生じ、空気104の圧力が相
対的に高くなると、空気104は膨張する。そのため、
インク収容部103内のインク105は強制的に負圧発
生部材収容部101に移動させられ、これによって、イ
ンク保持部材102に収容しきれなくなったインクは、
空間107および空間106に溢れ出すことになる。
【0027】本実施形態では、このように溢れ出すイン
ク量を規定することにより、インクカートリッジにおけ
る空間106および107の容積を以下のように定め
る。なお、以下では空間106および107をバッファ
部とも称する。
ク量を規定することにより、インクカートリッジにおけ
る空間106および107の容積を以下のように定め
る。なお、以下では空間106および107をバッファ
部とも称する。
【0028】以下、以上説明したインクカートリッジに
おける本発明を適用したバッファ部容積の決定方法につ
いて説明する。
おける本発明を適用したバッファ部容積の決定方法につ
いて説明する。
【0029】上述したように、インク収容部103内の
インク105の消費に伴なって、インク収容部103内
の空気104の体積は増して行く。従って、インク収容
部3内のインク105の体積Iは、インク収容部3の全
容積(最大インク体積)をImax 、空気104の体積を
Aとすると、次の式で表わされる。
インク105の消費に伴なって、インク収容部103内
の空気104の体積は増して行く。従って、インク収容
部3内のインク105の体積Iは、インク収容部3の全
容積(最大インク体積)をImax 、空気104の体積を
Aとすると、次の式で表わされる。
【0030】
【数1】 I=Imax −A …(108) 次に、例えばインクカートリッジの外気圧の変動(P→
P′)に起因してインク収容部3の空気104が膨張
し、その体積がAからA′に変化することによって生じ
るインク収容部103から負圧発生部材収容部101側
への強制的なインク移動の体積Mは、A′とAとの差に
等しいから次の式で表わすことができる。
P′)に起因してインク収容部3の空気104が膨張
し、その体積がAからA′に変化することによって生じ
るインク収容部103から負圧発生部材収容部101側
への強制的なインク移動の体積Mは、A′とAとの差に
等しいから次の式で表わすことができる。
【0031】
【数2】M=A′−A ここで、上述した空気104の膨張により空気104の
圧力がPi からPi ′へ変化したとすると、この変化前
後それぞれの空気の状態方程式からA′/A=Pi /P
i ′≡α>1が成り立つ。そして、このαは、外気圧の
変動(PからP′)の関数であるといえる。
圧力がPi からPi ′へ変化したとすると、この変化前
後それぞれの空気の状態方程式からA′/A=Pi /P
i ′≡α>1が成り立つ。そして、このαは、外気圧の
変動(PからP′)の関数であるといえる。
【0032】以上のことから、インクの移動体積Mは次
式で表わされることになる。
式で表わされることになる。
【0033】
【数3】 M=A′=A =αA−A=(α−1)A …(109) 図3は、以上求めた式(108)および(109)の関
係を表わす線図である。なお、同図において(10
9′)はαが他の外気圧に対応したものであるときの移
動体積M′を表わすものである。
係を表わす線図である。なお、同図において(10
9′)はαが他の外気圧に対応したものであるときの移
動体積M′を表わすものである。
【0034】図3において、インク移動体積Mについて
考えると、空気104の体積AがA3 より小さい例えば
A1 のときは、インク移動体積は、式(109)に従っ
たMA1となり、他方、A3 より大きい例えばA2 のとき
は、実際に存在するインク体積は式(108)に従うか
ら、実際のインク移動体積はMA2となる。
考えると、空気104の体積AがA3 より小さい例えば
A1 のときは、インク移動体積は、式(109)に従っ
たMA1となり、他方、A3 より大きい例えばA2 のとき
は、実際に存在するインク体積は式(108)に従うか
ら、実際のインク移動体積はMA2となる。
【0035】以上ことから、実際のインク移動体積は、
同図の一点鎖線で示すMa となり、最大値は空気104
の体積がA3 のとき、すなわち、線分108と線分10
9との交点のMa の値が最大インク移動体積Mmax とな
る。従って、式(108)と(109)から、最大イン
ク移動体積の式
同図の一点鎖線で示すMa となり、最大値は空気104
の体積がA3 のとき、すなわち、線分108と線分10
9との交点のMa の値が最大インク移動体積Mmax とな
る。従って、式(108)と(109)から、最大イン
ク移動体積の式
【0036】
【数4】 Mmax =(α−1)(Imax −I) …(110) が、インク体積Iについて得られる。
【0037】ここで、上式(110)においてインク体
積を変化させたときの上記Mmax の最大値(Mmax )
max は、上述と同様、最大インク移動体積Mmax が現実
に存在するインク体積以上にはなり得ないという制約の
下で、次の式で表わすことができる。
積を変化させたときの上記Mmax の最大値(Mmax )
max は、上述と同様、最大インク移動体積Mmax が現実
に存在するインク体積以上にはなり得ないという制約の
下で、次の式で表わすことができる。
【0038】
【数5】
【0039】ここで、ΔP=Pi −Pi ′は、外気圧の
変化(P−P′)の関数ということができ、従って、上
式(111)は、(最大インク移動体積)=(外気圧の
変動から求める値)×(インク収容部の全容積)と解釈
できる。
変化(P−P′)の関数ということができ、従って、上
式(111)は、(最大インク移動体積)=(外気圧の
変動から求める値)×(インク収容部の全容積)と解釈
できる。
【0040】ここで、例えば実験的に、プリンタの環境
として起り得る最も厳しい条件を設定し、その条件下で
αを求め、それに基づいて式(111)よりその条件下
での最大インク移動体積を求めることを考えると、想定
される外気圧変化は、例えば、P=1atm(1.01
325×105 Pa)の平地でプリンタに装着されたイ
ンクカートリッジが高地へ運ばれる場合、P′=1〜
0.6atmとなる変化である。従って、最も厳しい条
件としては、この場合、P′=0.7atmとなる変化
を想定すれば十分である。
として起り得る最も厳しい条件を設定し、その条件下で
αを求め、それに基づいて式(111)よりその条件下
での最大インク移動体積を求めることを考えると、想定
される外気圧変化は、例えば、P=1atm(1.01
325×105 Pa)の平地でプリンタに装着されたイ
ンクカートリッジが高地へ運ばれる場合、P′=1〜
0.6atmとなる変化である。従って、最も厳しい条
件としては、この場合、P′=0.7atmとなる変化
を想定すれば十分である。
【0041】次に、上述のようにして求めた最大インク
移動体積のインクは、その移動によりインク保持部材1
02側に移動し、その一部はインク保持部材によって吸
収保持されるが、その体積は、通常、インク保持部材全
体積の5%〜20%である。また、保持部材をなす多孔
質部材を4倍に圧縮してカートリッジに充填した場合
は、上記割合は、10〜15%となる。このようなイン
ク保持部材によるインク保持を考慮に入れると、バッフ
ァ部106,107にインクが溢れ出す最大の体積は、 最大溢れインク体積=(インク収容部全容積)×(外気
圧変動から求まる値)−(インク保持部材によって保持
されるインク体積) となる。
移動体積のインクは、その移動によりインク保持部材1
02側に移動し、その一部はインク保持部材によって吸
収保持されるが、その体積は、通常、インク保持部材全
体積の5%〜20%である。また、保持部材をなす多孔
質部材を4倍に圧縮してカートリッジに充填した場合
は、上記割合は、10〜15%となる。このようなイン
ク保持部材によるインク保持を考慮に入れると、バッフ
ァ部106,107にインクが溢れ出す最大の体積は、 最大溢れインク体積=(インク収容部全容積)×(外気
圧変動から求まる値)−(インク保持部材によって保持
されるインク体積) となる。
【0042】ここで、インク保持部材に保持されるイン
ク体積は、上述したように、 負圧発生部材収容部の全容積(インク保持部材の全体
積)×T Tは、0.05〜0.2 となる。なお、本実施形態のTの値としては、多孔質部
材を4倍に圧縮した時の0.1〜0.15の範囲のう
ち、その中央値である0.125によることが好まし
い。
ク体積は、上述したように、 負圧発生部材収容部の全容積(インク保持部材の全体
積)×T Tは、0.05〜0.2 となる。なお、本実施形態のTの値としては、多孔質部
材を4倍に圧縮した時の0.1〜0.15の範囲のう
ち、その中央値である0.125によることが好まし
い。
【0043】以上のように想定した気圧下で最大インク
移動体積を規定できるので、必要最小限のバッファ部容
積を規定できるとともに、それによって大気連通口から
のインク漏れを防止できる。その結果、インクジェット
プリント用インクカートリッジのインク容積を増しても
それによるカートリッジサイズの増大を必要最小限と
し、また、インク漏れのない使い勝手の良いインクカー
トリッジを得ることが可能となる。また、以上のような
バッファ部容積を確保すれば、原則としてその形状自体
は問われないためカートリッジ設計の自由度も増すこと
になる。
移動体積を規定できるので、必要最小限のバッファ部容
積を規定できるとともに、それによって大気連通口から
のインク漏れを防止できる。その結果、インクジェット
プリント用インクカートリッジのインク容積を増しても
それによるカートリッジサイズの増大を必要最小限と
し、また、インク漏れのない使い勝手の良いインクカー
トリッジを得ることが可能となる。また、以上のような
バッファ部容積を確保すれば、原則としてその形状自体
は問われないためカートリッジ設計の自由度も増すこと
になる。
【0044】図4は、上述したインクカートリッジを用
いるプリンタのヘッドユニットおよびそれを搭載したキ
ャリッジを示す説明図である。
いるプリンタのヘッドユニットおよびそれを搭載したキ
ャリッジを示す説明図である。
【0045】同図に示すように、キャリッジ203上に
は、Y,M,C,Kのインクをそれぞれ吐出するインク
ジェットヘッド(接続管のみ図示)のユニット201が
搭載され、また、各色のインクカートリッジの装着領域
を区画する仕切り板207が設けられている。各色のイ
ンクカートリッジ100がキャリッジ203に装着され
ると、装置本体側の電気接点がその一部に設けられたカ
バー205が回動し、インクカートリッジ100の切欠
き状の凹部内に収容された状態となり、また、各インク
カートリッジはその供給を介してインクジェットヘッド
の接続と接合する。なお、ヘッドユニットおよびその内
部の各インクジェットヘッドについても、キャリッジに
対し着脱自在に設けられている。
は、Y,M,C,Kのインクをそれぞれ吐出するインク
ジェットヘッド(接続管のみ図示)のユニット201が
搭載され、また、各色のインクカートリッジの装着領域
を区画する仕切り板207が設けられている。各色のイ
ンクカートリッジ100がキャリッジ203に装着され
ると、装置本体側の電気接点がその一部に設けられたカ
バー205が回動し、インクカートリッジ100の切欠
き状の凹部内に収容された状態となり、また、各インク
カートリッジはその供給を介してインクジェットヘッド
の接続と接合する。なお、ヘッドユニットおよびその内
部の各インクジェットヘッドについても、キャリッジに
対し着脱自在に設けられている。
【0046】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
負圧発生部材と大気連通口との間に所定容積以上の空間
が形成され、この空間の容積は、インクカートリッジの
相対的な外気圧変動を考慮して決定されているので、こ
の変動によって負圧発生部材からインクが溢れ出したと
しても上記大気連通口からインクが漏れることを防止す
ることができる。
負圧発生部材と大気連通口との間に所定容積以上の空間
が形成され、この空間の容積は、インクカートリッジの
相対的な外気圧変動を考慮して決定されているので、こ
の変動によって負圧発生部材からインクが溢れ出したと
しても上記大気連通口からインクが漏れることを防止す
ることができる。
【0047】これにより、必要最小限のバッファ部容積
を規定できるとともに、それによって大気連通口からの
インク漏れを防止できる。その結果、インクジェットプ
リント用インクカートリッジのインク容積を増してもそ
れによるカートリッジサイズの増大を必要最小限とし、
また、インク漏れのない使い勝手の良いインクカートリ
ッジを得ることが可能となる。また、以上のようなバッ
ファ部容積を確保すれば、原則としてその形状自体は問
われないためカートリッジ設計の自由度も増すことにな
る。
を規定できるとともに、それによって大気連通口からの
インク漏れを防止できる。その結果、インクジェットプ
リント用インクカートリッジのインク容積を増してもそ
れによるカートリッジサイズの増大を必要最小限とし、
また、インク漏れのない使い勝手の良いインクカートリ
ッジを得ることが可能となる。また、以上のようなバッ
ファ部容積を確保すれば、原則としてその形状自体は問
われないためカートリッジ設計の自由度も増すことにな
る。
【図1】(a),(b)および(c)は、本発明の一実
施形態に係るインクカートリッジの上面図、側面図およ
び底面図である。
施形態に係るインクカートリッジの上面図、側面図およ
び底面図である。
【図2】上記インクカートリッジの内部を模式的に示す
断面図である。
断面図である。
【図3】上記インクカートリッジにおけるインク収容部
からの最大インク移動体積の求め方を説明する図であ
る。
からの最大インク移動体積の求め方を説明する図であ
る。
【図4】上記インクカートリッジを用いたプリンタにお
けるインクジェットヘッドとの接続を説明する図であ
る。
けるインクジェットヘッドとの接続を説明する図であ
る。
100 インクカートリッジ 101 負圧発生部材収容部 102 インク保持部材 103 インク収容部 104 インク収容部内の空気 105 インク収容部内のインク 106 大気連通口と負圧発生部材収容部との間の空間 107 空間形成部材が形成する空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 益田 和明 東京都大田区下丸子3丁目30番2号 キヤ ノン株式会社内
Claims (4)
- 【請求項1】 負圧発生部材を収容する負圧発生部材収
容部と、該負圧発生部材収容部と別個に設けられインク
を直接収納するインク収容部とを有し、前記負圧発生部
材収容部側に設けられた大気連通口を介して導入可能な
気体と前記インク収容部のインクとを気液交換手段によ
って交換し当該インクを負圧発生部材収容部側へ導き、
該負圧発生部材収容部からインク供給を行うインクカー
トリッジにおいて、 前記負圧発生部材収容部と前記大気連通口との間に形成
される空間であって、前記負圧発生部材に当接する部材
を含む空間および該空間以外の空間からなる空間を有し
たことを特徴とするインクカートリッジ。 - 【請求項2】 前記インクカートリッジが有する前記空
間は、少なくとも次式 (空間の容積)=(前記インク収容部に収容され得るイ
ンクの全体積)×(前記インクカートリッジの前記イン
ク収容部内の気圧に対して相対的な外気圧変動に基づい
て定まる値)−(前記負圧発生部材の体積)×(当該負
圧発生部材のインク吸収能力に基づいて定まる値) で定まる容積を有することを特徴とする請求項1に記載
のインクカートリッジ。 - 【請求項3】 負圧発生部材を収容する負圧発生部材収
容部と、該負圧発生部材収容部と別個に設けられインク
を直接収納するインク収容部とを有し、前記負圧発生部
材収容部側に設けられた大気連通口を介して導入可能な
気体と前記インク収容部のインクとを気液交換手段によ
って交換し当該インクを負圧発生部材収容部側へ導き、
該負圧発生部材収容部からインク供給を行うインクカー
トリッジの容積決定方法において、 前記負圧発生部材収容部と前記大気連通口との間に形成
される空間の容積を、次式 (空間の容積)=(前記インク収容部に収容され得るイ
ンクの全体積)×(前記インクカートリッジの前記イン
ク収容部内の気圧に対して相対的な外気圧変動に基づい
て定まる値)−(前記負圧発生部材の体積)×(当該負
圧発生部材のインク吸収能力に基づいて定まる値) により決定することを特徴とするインクカートリッジの
容積決定方法。 - 【請求項4】 負圧発生部材を収容する負圧発生部材収
容部と、該負圧発生部材収容部と別個に設けられインク
を直接収納するインク収容部とを有し、前記負圧発生部
材収容部側に設けられた大気連通口を介して導入可能な
気体と前記インク収容部のインクとを気液交換手段によ
って交換し当該インクを負圧発生部材収容部側へ導き、
該負圧発生部材収容部からインク供給を行うインクカー
トリッジであって、前記負圧発生部材収容部と前記大気
連通口との間に形成される空間であり、前記負圧発生部
材に当接する部材を含む空間および該空間以外の空間か
らなる空間を有したインクカートリッジと、 該インクカートリッジから供給されるインクを吐出する
インクジェットヘッドと、 を具えたことを特徴とするインクジェットカートリッ
ジ。
Priority Applications (17)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7276349A JPH0994975A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクカートリッジおよび該カートリッジの容積決定方法 |
| US08/719,410 US6168266B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-24 | Ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| DE69626586T DE69626586T2 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenvorratspatrone, Verfahren zu ihrer Herstellung und Verpackungsstruktur der Tintenvorratspatrone |
| EP96115549A EP0765756B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | An ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| CN96121601A CN1086638C (zh) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | 墨盒、墨盒的制造方法和该墨盒的包装结构 |
| EP02003437A EP1219444B1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Ink tank package system |
| DE69635531T DE69635531T2 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenbehälterverpackung |
| AU67951/96A AU724137B2 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | An ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| AT96115549T ATE234201T1 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenvorratspatrone, verfahren zu ihrer herstellung und verpackungsstruktur der tintenvorratspatrone |
| AT02003437T ATE311297T1 (de) | 1995-09-29 | 1996-09-27 | Tintenbehälterverpackung |
| SG9610760A SG81206A1 (en) | 1995-09-29 | 1996-09-28 | An ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| KR1019960042847A KR100250715B1 (ko) | 1995-09-29 | 1996-09-30 | 잉크탱크카트리지 및 그 제조방법 |
| US09/131,999 US6113230A (en) | 1995-09-29 | 1998-08-10 | Ink tank package container having a seal member |
| US09/131,763 US6336719B1 (en) | 1995-09-29 | 1998-08-10 | Ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| US09/131,903 US6490792B1 (en) | 1995-09-29 | 1998-08-10 | Ink tank cartridge, a manufacturing method thereof and a packaging structure of the ink tank cartridge |
| KR1019990015541A KR100234501B1 (ko) | 1995-09-29 | 1999-04-29 | 잉크 탱크 패키지 용기 |
| KR1019990015540A KR100234500B1 (ko) | 1995-09-29 | 1999-04-29 | 잉크 카트리지 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7276349A JPH0994975A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクカートリッジおよび該カートリッジの容積決定方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0994975A true JPH0994975A (ja) | 1997-04-08 |
Family
ID=17568202
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7276349A Pending JPH0994975A (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | インクカートリッジおよび該カートリッジの容積決定方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0994975A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014058084A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Seiko Epson Corp | 液体収容体及び液体消費装置 |
| JP2019043019A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | キヤノン株式会社 | インクタンクおよびインクジェット記録装置 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP7276349A patent/JPH0994975A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014058084A (ja) * | 2012-09-14 | 2014-04-03 | Seiko Epson Corp | 液体収容体及び液体消費装置 |
| JP2019043019A (ja) * | 2017-08-31 | 2019-03-22 | キヤノン株式会社 | インクタンクおよびインクジェット記録装置 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US5682189A (en) | Ink supply device for an ink jet recording apparatus | |
| JP3133906B2 (ja) | インクタンクカートリッジ | |
| US6145974A (en) | Ink-supplied printer head and ink container | |
| EP1707377B1 (en) | Liquid container | |
| KR100722918B1 (ko) | 액체 용기 및 이를 이용한 인쇄 장치 | |
| US6276785B1 (en) | Ink-supplied printer head and ink container | |
| JP2005161635A (ja) | インクタンクおよびインク供給装置 | |
| JP2002234185A (ja) | 不飽和インクを用いたプリントヘッドのエア管理 | |
| JP3185849B2 (ja) | インクタンク | |
| US6575567B2 (en) | Liquid delivery system, liquid container, and head cartridge | |
| JPH0811320A (ja) | 液体貯蔵容器及び液体供給容器 | |
| JPH0994975A (ja) | インクカートリッジおよび該カートリッジの容積決定方法 | |
| JP2005161645A (ja) | インク収納容器およびインク供給機構 | |
| JP3944192B2 (ja) | 液体タンク | |
| JPH05201021A (ja) | 液体貯蔵容器、これを用いた記録ヘッドユニットおよびこれを搭載する記録装置 | |
| JP3140619B2 (ja) | インクジェット装置用インクカートリッジへのインク注入方法 | |
| US11912040B2 (en) | Replenishable liquid storage tank including backpressure application member, and image-forming apparatus provided with the same | |
| JP3486583B2 (ja) | インクタンクカートリッジ | |
| JPH10119313A (ja) | インク供給装置及びインクジェット記録装置 | |
| JP2682485B2 (ja) | インクジェットプリントカートリッジ | |
| JPH1058699A (ja) | インクカートリッジ | |
| JP3606318B2 (ja) | インクジェット記録装置用インク供給機構 | |
| JP2001225480A (ja) | インクカートリッジ | |
| JP3296743B2 (ja) | インクタンク及びインクジェット記録装置 | |
| JP2682442B2 (ja) | インクジェットカートリッジ |